JP2012520727A - 改良型スキージアセンブリ - Google Patents

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Abstract

表面を拭き取るためのスキージアセンブリは、外側表面と内側表面と床係合縁とを有する正面可撓性ブレードと、外側表面と内側表面と拭取縁とを有する背面可撓性ブレードと、正面可撓性ブレードおよび背面可撓性ブレードが搭載される支持部と、正面ブレード、背面ブレード、支持部、および表面によって境界される、真空化チャンバと、支持部に連結され、正面と背面可撓性ブレードとの間に位置付けられる、吸引管とを備える。背面可撓性ブレードは、外側表面と内側表面との間に延在し、拭取縁から離間される、少なくとも1つの開口を含む。

Description

本発明は、概して、清掃装置に関する。より具体的には、本発明は、床用清掃システムへの取付のために構築され、改良型拾集能力を有する、真空化スキージアセンブリに関する。
表面を拭き取り、汚液を収集するための真空化スキージアセンブリの使用は、床用スクラバ等の床表面清掃機械を含むが、それに限定されない、多くの用途において慣習的である。典型的には、スキージアセンブリの正面および背面ブレードは、床表面上のいかなる液体も、スキージアセンブリ内の気流に曝露され、拾集され、搬送されるように、常に、床表面と接触している。背面ブレードは、特に、ブレードの縁の1つのみ、床表面に係合するように、ブレードを外側に屈曲させるための十分な下方力を備える。正面および背面ブレードを組み込む、例示的スキージアセンブリは、特許文献1および特許文献2に開示されている。
床の表面品質は、所望に応じて機能するスキージアセンブリの能力における重要な要因である。当業者によって理解されるように、スキージアセンブリは、理想的には、水平平滑床表面と機能する。しかしながら、床表面は、種々の種類があり、グラウト材で塗り固められたタイルまたはテクスチャード加工された床の場合のような設計によって、継目および/または亀裂の場合のような必然あるいは損傷によって、もしくは粗面または陥凹表面等の摩耗によって等、常に水平および/または完全に平滑ではない。それらの事例では、湿気が、陥没部内に存在し得、ブレードが容易に通り過ぎ得る、および/またはそれによって拾集されるための十分な気流に曝露され得ない。
図1は、従来のスキージアセンブリの一実施形態を例証する、略図である。特に、図1は、従来のスキージアセンブリ10の断面を例証しており、概して、支持部12と、真空源に接続するために構築される、吸引管14と、正面可撓性ブレード16と、背面可撓性ブレード18と、を含む。正面および背面可撓性ブレード16ならびに18は、離間され、そのそれぞれの正面および背面部分において、支持部12の内側表面に取り付けられる。図1に例証されるように、スキージアセンブリ10の正面および背面可撓性ブレード16ならびに18は、グラウト材線Gによって分離される、複数のタイルTを備える、床表面Fと接触している。
従来のスキージアセンブリ10の動作時、正面および背面可撓性ブレード16ならびに18が、グラウト材線Gを通り過ぎると、空気が、グラウト材線を通って取り込まれ得る。背面拭取ブレードとグラウト材線チャネルとの間を通過するそのような空気は、グラウト材線内の液体を高速移動する空気中に取り込まれることによって、グラウト材線または亀裂から水を除去する補助をし得る。
しかしながら、いくつかの従来のスキージアセンブリでは、汚液は、正面と背面可撓性ブレードとの間に形成される吸引チャンバ内の流動力学によって、吸引管に隣接する背面可撓性ブレードの一部に対して貯留され得る。本現象は、吸引管14に隣接する背面可撓性ブレード18に対して蓄積された液体Pの貯留を示す、スキージアセンブリ10の底面図である、図2Aに例証されている。特に、液体の大部分は、吸引管に向かって方向付けされる、正面および背面可撓性ブレード16と18との間の破線によって示されるように、吸引管14を通して吸引される。しかしながら、液体の一部は、吸引管14を通して吸引されず、代わりに、背面可撓性ブレード18の中心近傍に、液体Pの貯留を蓄積および形成する。その後、背面可撓性ブレード18が、床内のグラウト材線、亀裂、または他の不規則性を通り過ぎると、空隙が、背面可撓性ブレード18と床表面との間に形成され、貯留された汚液Pを空隙に通過させ、後側方向に跳ね散らし、床上に水溜まりを残す。そのような水溜まりは、審美的に望ましくないだけではなく、また、床が清掃された後に、床を歩き回らなければならない個人に対して、安全上の危険をもたらす。
より具体的には、液体は、ブレードの湾曲と、吸引管の方向に移動する空気とによって、スキージアセンブリの最背面部分に向かって方向付けされ、そこで、回収タンク中へと搬送される。空気および取り込まれた液体は両方とも、背面ブレードに沿って、スキージアセンブリの動作の際に開放する吸引管中へと移動する。しかしながら、図2Bに例証されるように、吸引管14近傍に超低気流領域が存在し、そこで、吸引管14の左側からの気流Lが吸引管14の右側からの気流Rと合流する。有意な量の液体が、本領域内に収集され得、したがって、液体Pの貯留を生成する。その結果、図2Cにおける背面ブレード18の略図に描写されるように、背面ブレード18の最背面部分が、グラウト材線G(または、他の表面不規則性)に接近すると、本液体Pの貯留は、グラウト材線内に広がることになる。スキージアセンブリが、グラウト材線Gを通り過ぎた後、本液体は、一部には、グラウト材線を通り過ぎるのに伴って跳ね散る背面ブレード18の作用によって、グラウト材線Gから放出され得る。
上述の欠点を解決するために、いくつかの試みが成されてきた。試みの1つは、吸引管に連結される真空ポンプの強度を増加させることであった。しかしながら、本解決法は、電力需要の増加のため、コストがかかり、理想的ではないことが証明された。さらに、真空ポンプの強度を増加させることは、真空ポート近傍の低気流領域を排除することにはならない。第2の試みは、正面と背面可撓性ブレードとの間の空間を縮小することによって、汚液の吸引力を増加させることであった。しかしながら、本解決法は、正面と背面可撓性ブレードとの間の空間が吸引ポートの幅を限定し、順に、狭小スロット付き真空ポートから丸形真空ホースへの極端な遷移を必要とするため、不成功に終わった。そのような極度の遷移は、スキージアセンブリに高さを追加し、容易に残骸が詰まりやすくなり得る。その結果、従来の真空化スキージによって、グラウト材線および亀裂から効果的に汚液の全部を吸引することは、ほぼ不可能である。
米国特許第7,254,867号明細書 米国特許第6,557,207号明細書
したがって、改良型拾集能力を有する、スキージアセンブリの必要性が存在する。さらに、アセンブリの背面ブレードに対して、液体の貯留を最小限にするように設計される、スキージアセンブリの必要性が存在する。
本発明は、外側表面と、内側表面と、床係合縁と、を有する、正面可撓性ブレードと、外側表面と、内側表面と、拭取縁と、を有する、背面可撓性ブレードと、正面および背面可撓性ブレードが搭載される、支持部と、正面ブレード、背面ブレード、支持部、および表面によって境界される、真空化チャンバと、支持部に連結され、正面と背面可撓性ブレードとの間に位置付けられる、吸引管と、を含む、表面を拭き取るためのスキージアセンブリを提供することによって、上述の問題のうちの少なくともいくつかを解決する。背面可撓性ブレードは、外側表面と内側表面との間に延在し、拭取縁から離間される、少なくとも1つの開口を含む。
したがって、本発明は、粗表面、グラウト材で塗り固められたタイル、またはテクスチャード加工された表面、陥凹表面、あるいは表面内の継目および亀裂上に対して、改良型拾集を伴う、新規スキージアセンブリを提供する。
また、本発明は、吸引管中への改良型気流を有する、新規スキージアセンブリを提供する。
さらに、本発明は、背面ブレードを通る気流を有し、スキージアセンブリ内の液体の貯留を最小限または防止する、新規スキージアセンブリを提供する。
図1は、従来のスキージアセンブリの一実施形態を例証する、略図である。 図2A〜2Cは、スキージアセンブリの背面可撓性ブレードに対して蓄積された液体の貯留を示す、図1の従来のスキージアセンブリの種々の略図を例証する。 図2A〜2Cは、スキージアセンブリの背面可撓性ブレードに対して蓄積された液体の貯留を示す、図1の従来のスキージアセンブリの種々の略図を例証する。 図2A〜2Cは、スキージアセンブリの背面可撓性ブレードに対して蓄積された液体の貯留を示す、図1の従来のスキージアセンブリの種々の略図を例証する。 図3は、本発明による、スキージアセンブリの一例示的実施形態の斜視図である。 図4は、図3のスキージアセンブリの底面図である。 図5は、図3のスキージアセンブリの正面図である。 図6は、図3のスキージアセンブリの背面図である。 図7は、図4の線7-7に沿って切り取られたスキージアセンブリの断面図である。 図8は、流動方向付け特徴を例証する、図3のスキージアセンブリの中心部分の拡大底面図である。 図9は、清掃手順の際、表面上に堆積された液体が除去される、動作モードにおける図3の例示的スキージアセンブリの略図である。 図10は、図3のスキージアセンブリ内の例示的気流を例証する、略図である。 図11は、そこから着脱され、ブレードが実質的に平坦であるように位置付けられる、図3のスキージアセンブリの背面ブレードを例証する、略図である。 図12は、本発明による、一例示的代替背面ブレードを例証する、略図である。 図13は、図12の代替背面ブレードを利用する、スキージアセンブリ内の例示的気流を例証する、略図である。 図14A〜14Gは、本発明による、背面ブレードのための例示的であるが非限定的開口設計を例証する。 図14A〜14Gは、本発明による、背面ブレードのための例示的であるが非限定的開口設計を例証する。 図14A〜14Gは、本発明による、背面ブレードのための例示的であるが非限定的開口設計を例証する。 図14A〜14Gは、本発明による、背面ブレードのための例示的であるが非限定的開口設計を例証する。 図14A〜14Gは、本発明による、背面ブレードのための例示的であるが非限定的開口設計を例証する。 図14A〜14Gは、本発明による、背面ブレードのための例示的であるが非限定的開口設計を例証する。 図14A〜14Gは、本発明による、背面ブレードのための例示的であるが非限定的開口設計を例証する。 図15は、スキージアセンブリの背面ブレード内の開口が、摩耗インジケータとして機能し得る、本発明の第2の側面を例証する、略図である。
概して、本発明は、表面を拭き取り、真空拾集を通して、液体を収集するための改良型スキージアセンブリを伴う。図3は、本発明による、そのような一例示的スキージアセンブリ20の斜視図である。図3に例証されるように、スキージアセンブリ20は、概して、正面可撓性ブレード22と、背面可撓性ブレード24と、支持部26と、真空源に接続するために構築される、吸引管28と、を含む。正面および背面可撓性ブレード22ならびに24は、支持部26の底面側から延在し、床表面に接触するように構築および設計される。吸引管28の上方端30は、支持部26の上側32から延在する。また、支持部26の上側32から延在するのは、スキージアセンブリ20を表面清掃機械に接続するための接続手段34である。任意の好適な接続手段が、本発明の意図された範囲から逸脱することなく、使用されてもよい。
当業者によって理解されるように、スキージアセンブリ20は、表面に塗布された液体を回収するために、真空化スキージアセンブリの使用を組み込む、任意の表面清掃機械と併用されてもよい。本発明によるスキージアセンブリを利用し得る、例示的であるが非限定的床表面清掃機械は、米国特許第6,397,429号および第6,519,808号に開示されており、参照することによって、全体として本明細書に組み込まれる。
動作時、スキージアセンブリ20は、正面ブレード22が、表面清掃機械の前進運動に対して配向されるように、表面清掃機械に連結されてもよい。図3に例証されるように、正面および背面可撓性ブレード22ならびに24は、支持部26に取り付けられると、湾曲するように設計される。したがって、溶液は、正面ブレード22内または正面ブレード22の真下の開口部またはスロットを通過する傾向となり、スキージアセンブリの端部を越えて進行するように方向付けされない。しかしながら、当業者によって理解されるように、スキージアセンブリ20の正面および背面可撓性ブレード22ならびに24は、例示目的にすぎず、制限ではない、湾曲設計を有するように、図3に例証される。したがって、本発明の教示は、直線ブレード設計を含むが、それに限定されない、他の種類のスキージ設計に対する用途を有し得ることを理解されたい。
図4は、スキージアセンブリ20の底面図である。図4に例証されるように、正面ブレード22は、第1の端36と、第2の端38と、を含む一方、背面ブレード24は、第1の端40と、第2の端42と、を含む。正面および背面可撓性ブレード22ならびに24は、ブレード22ならびに24が、吸引管28の中心44近傍において、最大距離離間され、第1の端36および40と、第2の端38および42とが、図4に例証される組み立てられた位置において、密接に隣接するおよび/または相互に対して緊密であるよう、相互に向かってテーパ状となるように、支持部26に搭載される。
図4にさらに例証されるように、吸引管28の下方端46は、吸引管28が、支持部26の中心と実質的に整列されるように、支持部26の底面側48を通って延在する。したがって、吸引管28は、正面ブレード22と、背面ブレード24と、支持部26の底面側48と、正面および背面ブレード22ならびに24が接触する表面との間に形成される、吸引チャンバと流体連通してもよい。
当業者によって理解されるように、表面清掃機械の動作の際、真空は、空気および溶液が、正面ブレード22内の1つ以上のスロットを通して、スキージアセンブリ20内に引き入れる、または代替として、正面ブレード22の真下から引き入れられるように、吸引管28を通して供給されてもよい。さらに、吸引管28は、回収タンクと流体連通し、順に、回収タンクの中空内部から空気を引き込むように動作可能な真空アセンブリと流体連通してもよい。背面ブレード24は、液体がそこから吸引された後、床表面を実質的に乾燥状態に残す「ワイパ」として機能するように構築されてもよい。
正面および背面可撓性ブレード22ならびに24は、当業者によって理解されるような任意の好適な材料から形成されてもよい。例示的ブレード材料として、粘性ゴム、ネオプレン、ウレタン等を含むが、それらに限定されない。
図5は、本発明による、スキージアセンブリ20の正面図である。図5に例証されるように、正面ブレード22は、上方伸長表面47と、下方伸長表面49と、そこを通して液体を通過させるために、下方表面49に隣接し、ブレードの長さに沿って離間される、複数の切り欠きまたはスロット51と、を含む。特に、正面ブレード22は、3つのスロットが、吸引管28の中心44の左に位置付けられ(図4に示されるように)、3つのスロットが、吸引管28の中心44の右に位置付けられるように離間される、6つのスロット51を含むように描写されており、右のスロットの位置は、左のスロットの位置を「鏡映」する。例証される実施形態では、吸引管28の右のスロットの位置は、吸引管28の左のスロットの位置を鏡映するが、当業者は、また、他のスロット位置も可能であることを理解するであろう。例えば、吸引管28の片側のスロットの1つ以上の位置は、吸引管28の他方側の対応するスロットの位置からオフセットされてもよい。加えて、当業者によって理解されるように、スロット51の形状、数、および間隔は、図5に示されるものから可変であってもよい。したがって、図5のスロット構成は、例示目的にすぎず、制限としてではなく、例証される。
図6は、本発明による、スキージアセンブリ20の背面図である。図6に例証されるように、背面ブレード24は、上方伸長表面50と、下方伸長表面53と、下方表面53に隣接し、ブレードの長さの一部に沿って離間される、複数の通気孔または開口55と、を含む。さらに以下に詳細に論じられるように、開口55は、図2に関して上述のように、背面ブレード24の内側表面に隣接する液体の蓄積を最小限または防止するために、スキージアセンブリ20外側からの空気をスキージアセンブリ20と清掃表面との間に形成されるチャンバ内に吸引させる。
当業者によって理解されるように、開口55は、動作の際、吸引チャンバ内の流動力学を変化させるように構築される。その結果、背面可撓性ブレード24が、床内のグラウト材線、亀裂、または他の不規則性を通り過ぎ、したがって、ブレードの下方表面53と床表面との間に空隙を生成すると、そうでなければ吸引チャンバ内から背後方向に跳ね散るであろう液体の量が、大幅に減少または排除され、その結果、先行技術設計によって経験されていた審美的に望ましくない水溜まりが防止されるだけではなく、そのような水溜まりから生じる潜在的安全上の危険もまた、最小限となる。
図7は、図4の線7-7に沿って切り取られたスキージアセンブリ20の断面図である。図7に例証されるように、上側32および底面側48に加え、支持部26は、正面側52と、背面側54と、をさらに含む。当業者によって理解されるように、上側32は、動作モードの際、スキージアセンブリ20を床表面上に動作可能に係合するため、ならびに運搬または格納モードの際、スキージアセンブリ20を床表面から引き上げるための好適な条件の架台に可撤性に固着され得るように構築されてもよい。支持部26の上側32は、例えば、図3に例証される接続手段34を伴う架台に連結されてもよい。一例示的実施形態では、支持部26の上側32は、鋼板または平板鋼等の原材料から加工される、平板であってもよい。しかしながら、鋳造、射出成形、鍛造等、多数の他の構造も想定され、それらは、本発明の意図される範囲内である。
図7に例証されるように、正面および背面側52ならびに54は、概して、拭き取られる表面に対して垂直に延在する。本明細書に例証されるスキージアセンブリ20の例示的実施形態では、正面および背面側52ならびに54は、拭き取られる表面に対して平行なそれらの端間において湾曲されてもよい。第1および第2のブレード22ならびに24は、可撓性であるため、ブレードは、取り付けられる支持部26の対応する側に湾曲を帯びる。図4に上述のように、正面側52の湾曲は、背面側54の湾曲より大きくてもよい。したがって、正面および背面側52ならびに54の端が、相互に対して緊密に位置付けられると、正面および背面側52ならびに54は、正面および背面ブレード22ならびに24に対して上述のように、中心において最大距離離間され、次いで、中心から相互に向かってテーパ状となる。
組み立てられると、正面ブレード22は、支持部26の正面側52の外側表面60と当接するように構築され、任意の好適な締結手段を介して、そこに可撤性に固着されてもよい。一例示的締結手段では、結束バンド62は、正面ブレード22がその間に「挟入」されるように、支持部26の正面側52に対して、正面ブレード22を結束するために使用されてもよい。同様に、背面ブレード24は、支持部26の背面側54の外側表面64と当接するように構築され、任意の好適な締結手段を介して、例えば、上述の結束バンド62に類似する、結束バンド66によって、そこに可撤性に固着される。
図7に例証されるスキージアセンブリ20の実施形態では、正面ブレード22は、背面ブレード24の厚さ未満の厚さを有する。例えば、経路幅約28インチ以下を有するスキージアセンブリの場合、正面ブレード22の厚さは、約0.13インチであってもよい一方、背面ブレード24の厚さは、約0.19インチであってもよい。約28インチ乃至約34インチの経路幅の場合、正面ブレードは、厚さ約0.19インチを有してもよく、背面ブレードは、厚さ約0.25インチを有してもよい。約34インチ超の経路幅の場合、正面ブレードは、厚さ約0.25インチを有してもよく、背面ブレードは、厚さ約0.38インチを有してもよい。しかしながら、多数の他の厚さも想定され、それらは、使用されるブレード材料の種類、スキージアセンブリが使用される機械の吸引力、ブレードに及ぼす下方力、および当業者に周知であり得る他の要因に依存してもよい。一代替実施形態では、正面および背面ブレード22ならびに24は、代わりに、相互に対して実質的に等しい厚さを有してもよい。別の代替実施形態では、正面または背面ブレードの一方は、ブレードが非折曲かつ垂直位置にある時、他方のブレードの下方延長部を上回って隆起される、下方延長部を有してもよい。
当業者によって理解されるように、正面ブレード22は、ブレードの上方および下方伸長表面47ならびに49の両方とも、下方拭取縁として配向および利用され得るように、可逆性であってもよい。付加的スロット51は、上方縁47に隣接して形成され、ブレードが反転されると、上述のように、そこを通して液体を通過させてもよい。同様に、背面ブレード24は、上方および下方伸長表面50ならびに53の両方とも、下方拭取縁として配向および利用され得るように、可逆性であってもよい。付加的開口55は、上方縁50に隣接して形成され、が反転されると、スキージアセンブリ20外側からの空気をスキージアセンブリ20と清掃表面との間に形成されるチャンバ内に吸引させてもよい。
支持部26の底面側48は、正面側52と背面側54との間に延在し、概して、上側32に対して平行に離間される。さらに、図7に例証されるように、支持部26は、スキージアセンブリ20の重量を軽減させ、アセンブリの据付および除去をより容易にするために、中空であってもよい。一例示的製造方法では、支持部26の上側32、底面側48、正面側52、および背面側54は、溶接または接着剤等、任意の好適な接続手段を介して、ともに相互接続される、別個の板から形成されてもよい。本構成によって、支持部26は、鋼板または平板鋼等の原材料から加工可能となる。しかしながら、他の実施形態では、支持部26は、所望の形状に屈曲される、中実または中空梁から形成されてもよい。さらに他の実施形態では、支持部26は、鍛造または鋳造プロセスによって形成されてもよい。当業者によって理解されるように、多数の他の加工方法が存在する。
図7にさらに例証されるように、また、支持部26の底面側48は、そこから延在する、支持延長部70を含んでもよい。図7に例証されるスキージアセンブリ20の実施形態では、延長部70は、支持部26の底面側48と一体的に形成されて示される。代替として、延長部70は、支持部26の底面側48から別個に形成され、任意の好適な接続手段を介して、例えば、締結具によって、そこに連結され、単一構成要素を形成してもよい。
支持延長部70は、概して、前端表面72と、下方表面74と、後端表面76と、を含む。図7に例証されるように、前端表面72は、支持部26の正面側52から、後方角度において、下方表面74まで、線形に延在する。前端表面72と下方表面74と平行な面との間に形成される角度は、約50度であってもよいが、多数の他の角度も想定され、それらは、本発明の意図される範囲内である。加えて、後端表面76は、概して、下方表面74に対して垂直に延在してもよい。しかしながら、後端表面76は、代替として、下方表面74に対して、いくつかの他の角度で配置されてもよい。
前端表面72は、スキージアセンブリ20の運搬または格納の際、非折曲または弛緩状態において、正面ブレード22の背後に空間を生成するように構築されることを理解されたい。さらに以下に詳細に論じられるように、正面ブレード22は、スキージアセンブリ20が、清掃手順の際、表面から液体を除去するために利用される、動作モードにおいて、本空間内に屈曲または折曲されるように設計されてもよい。
支持部26は、本支持延長部70を伴って、図7に例証されるが、当業者は、支持延長部70の特徴は、例示目的のためだけに提示され、本発明の必要構成要ではないことを理解するであろう。したがって、支持部26は、代替として、本発明の意図された範囲から逸脱することなく、起伏のある支持延長部を伴わずに、例えば、実質的に平坦な底面側48をを含んでもよい。
図8は、吸引管28近傍のスキージアセンブリ20の一部の拡大底面図である。図8に例証されるように、支持延長部70は、吸引管28に隣接する1つ以上の起伏のある流動方向付け部80を含んでもよい。特に、各流動方向付け部80は、起伏のある肩部分の形態であってもよく、支持部26の底面側48とともに、流入チャネル82を画定し、正面および背面ブレード22と24との間の吸引チャンバから、吸引管28の下方端46内へと液体が流動するように誘導するのに有用となる。
本発明の一例示的実施形態による、スキージアセンブリ20の基本構造が説明されたことによって、次に、スキージアセンブリ20の動作が明らかとなるであろう。特に、図9は、図4の線9-9に沿って切り取られたスキージアセンブリ20の断面図であって、清掃手順の際、表面上に堆積された液体が除去される、動作モードにおけるスキージアセンブリを例証する。動作モードの際、床用清掃機械および取り付けられたスキージアセンブリ20が、背面ブレード24前方の正面ブレード22を伴って、前進方向に移動されると、正面および背面ブレード22ならびに24は、概して、支持部26の底面側の高さで、鈍角に折曲する。前端表面72が、図9に例証されるように、角度付けられ、かつ線形である時、正面ブレード22は、前端表面72と正面ブレード22との間の気流を最小限にするために、動作モードにおいて、前端表面72に密接に隣接するように折曲してもよい。
より具体的には、スキージアセンブリ20を含む、表面清掃機械の動作の際、デッキブラシによるように、概して、溶液が、最初に、表面上に塗布され、床表面上で作業が行われる。清掃機械が前進方向に移動されるのに伴って、正面ブレード22は以前に作業が行われた表面を通り過ぎ、正面ブレード22が、正面および背面ブレード22と24との間に含有されるように、スロット51を通して、溶液をスキージアセンブリ20に流入させる。空気は、正面および背面ブレード22と24との間からかつそれらに沿って、吸引管28を通して、リザーバ内へと引き込まれる。さらに、本発明によると、また、空気は、スキージアセンブリ20の外側から、背面ブレード24内の開口55を通して、吸引管28内へと引き込まれる。したがって、そうでなければ、図2を参照して上述のように、背面ブレード24に対して貯留されるであろう液体は、背面ブレード24内の開口55を通して、気流によって取り込まれ、正面および背面ブレード22と24との間に堆積される液体の残りを伴って、吸引管28を通して吸引される。
上述の開示に基づいて理解されるように、開口55の存在は、背面ブレード24に対する液体の貯留を回避または最小限にするために、動作の際、スキージアセンブリ20内の流動力学を改善する。その結果、背面ブレード24が、床内のグラウト材線、亀裂、または他の不規則性を通り過ぎ、したがって、ブレードの下方表面53と床表面との間に空隙を生成すると、そうでなければ、吸引チャンバ内から背後方向に跳ね散るであろう液体の量が、大幅に減少または排除される。その結果、審美的かつ安全上の観点から、改良された結果をもたらす清掃手順となる。
上述のように、正面ブレード22および背面ブレード24は両方とも、その上方および下方伸長縁の両方が、下方拭取縁として使用され得るように、可逆性であってもよい。特に、図9に例証されるように、正面ブレード22は、第1の拭取縁90Aと、第2の拭取縁90Bと、第3の拭取縁90Cと、第4の拭取縁90Dと、を含む。したがって、各正面ブレード22は、ブレードの配置に先立って、4つの異なる構成で使用されてもよい。同様に、背面ブレード24は、第1の拭取縁92Aと、第2の拭取縁92Bと、第3の拭取縁92Cと、第4の拭取縁92Dと、を含む。同様に、各背面ブレード24も、ブレードの配置に先立って、4つの異なる構成で使用されてもよいということになる。
スキージアセンブリ20内の気流を例証する例示的略図は、図10に提示される。図10に例証されるように、空気Aは、背面ブレード24内の開口55を通して引き込まれ、吸引管28に向かって吸引される。開口55の存在は、正面および背面ブレード22と24との間の付加的気流源を生成する。当業者によって理解されるように、本気流は、液体の貯留が、そうでなければ生じ得る、吸引管28近傍の背面ブレード24の中央部分に沿って集束されてもよい。特に、表面清掃機械の動作の際、背面ブレード24の内側表面に沿って気流を生成することによって、液体は、背面ブレード24に沿って貯留可能となる前に、気流内に取り込まれ、吸引管28を通して吸引される。
加えて、スロット51が、図5を参照して上述のように、吸引管28の中心44の左に対するスロット51の位置が、吸引管28の右に対するスロット51の位置を鏡映するように、等間隔に離間されると、一対の渦Vが、吸引管28内に形成され得る。背面ブレード24内に等間隔に離間された開口55を提供することは、当業者によって理解されるように、一対の渦Vを維持するのに有用となり得る。
図11は、スキージアセンブリ20から脱着され、ブレードが実質的に平坦であるように位置付けられる、背面ブレード24を例証する、略図である。図11に示されるように、背面ブレード24は、ブレードの長さに沿って離間される、合計6つの開口55を含む。しかしながら、当業者によって理解されるように、単一開口を含め、任意の数の開口を有する、本発明による背面ブレードの実施形態が可能である。したがって、1つ以上の開口を有する背面ブレードは、本発明の意図された範囲内である。加えて、開口55は、吸引管28の中心44と実質的に一致し得る、背面ブレード24の中心94の左に対して3つの開口と、左側の開口の位置を鏡映する、背面ブレード24の中心94の右に対して、3つの開口と、が存在するように、背面ブレード24に沿って離間される。
背面ブレード24内の各開口55の底面部分は、下方表面53から距離D1に位置付けられる。さらに、各開口55は、次の最も近接する開口55から距離D2だけ離間される。一例示的実施形態では、距離D1は、背面ブレード24の厚さの約半分に等しい、すなわち、上述の実施形態は、ブレード厚さ約0.25インチの場合、約0.125インチである。しかしながら、また、多数の他の値の距離D1も想定される。さらに、距離D1は、本発明の意図された範囲から逸脱することなく、ブレードの厚さの半分以外の背面ブレード24との関係を有してもよい。加えて、各開口55と下方表面53との間の距離D1は、等しくある必要はない。例えば、距離D1は、代わりに、可変であって、「波状」または「ジグザグ」パターンで構成される、複数の開口55をもたらしてもよい。さらに、隣接する開口55間の距離D2に関して、本距離は、図11に例証されるように、一定であってもよい。代替として、隣接する開口55間の距離D2は、背面ブレード24の長さに沿って可変であってもよい。
第1の端40と第2の端42との間に延在する、背面ブレード24の長さは、図11では、L1として示される。さらに、開口55は、第1の開口の開始と、最後の開口の端との間の長さが、L2となるように、背面ブレード24に沿って離間される。一例示的実施形態では、背面ブレード24の長さL1は、約30インチであってもよく、第1の開口55の開始から最後の開口55の端までの長さは、約5インチであってもよい。したがって、背面ブレード24に関して、比率L2:L1は、約1:6、すなわち、約17%であってもよい。したがって、背面ブレード24の長さL1の約17%は、開口55を含む。当業者は、上述のパーセンテージが、本発明の意図された範囲から逸脱することなく、可変であってもよいことを理解するであろう。例えば、第2の例示的実施形態では、長さL1は、約30インチであってもよく、開口55は、長さL2が約7インチであるように、スキージアセンブリの吸引管28近傍に集結されてもよい。本第2の例示的実施形態では、開口55の約半分は、吸引管28の中心44の片側にあってもよく、開口55の約半分は、反対側にあってもよい。
また、背面ブレード24は、支持部26上の複数の対応する突起またはフランジと嵌合するように構築される、複数の開口部96を含有してもよい。開口部96と支持部26上の突起またはフランジとの間の相互作用は、結束バンド66とともに、背面ブレード24を支持部に固着するために有用となり得る。しかしながら、これらの開口部96は、必要ではなく、他の「ブレード固着」手段を利用する、代替実施形態では、除去されてもよい。したがって、開口部96は、背面ブレード24の内側表面に隣接する液体の蓄積を最小限または防止するために、スキージアセンブリ20の外側からの空気をスキージアセンブリ20と清掃表面との間に形成されるチャンバ内に吸引させる、通気または空気孔として構築されない。
具体的には論じられないが、存在する場合、本明細書に説明されるように、背面ブレード24の上方表面50に隣接する「第2のセット」の開口55は、下方表面53に隣接する「第1のセット」の開口55の位置を鏡映してもよい。
図12は、上述の背面ブレード24の一例示的および代替実施形態である、背面ブレード24Aを例証する、略図である。背面ブレード24Aは、背面ブレード24に実質的に類似し、また、ブレードの長さに沿って離間された6つの開口55Aを含む。しかしながら、図12に示されるように、背面ブレード24Aの中心94の左に対する3つの開口55Aは、ブレード24Aの中心94の右に対する3つの対応する開口55Aの位置を鏡映しない。したがって、背面ブレード24A内の開口55Aは、「オフセット」構成を有する。例えば、2つの「中央」開口55Aは、背面ブレード24Aの中心94から等間隔で離間されない。当業者によって理解されるように、開口55Aをそのようなオフセット様式に形成することは、スキージアセンブリ20内で所望の流動特性を達成するのに有用となり得る。例えば、オフセット開口を使用することは、13に例証されるように、吸引管28の下方端46近傍に単一渦を形成するのに有用となり得る。
図13は、スキージアセンブリ20に類似するが、代わりに、「オフセット」開口55Aを有する背面ブレード24Aを含む、スキージアセンブリ20A内の気流を例証する、例示的略図である。加えて、スキージアセンブリ20Aは、同様に、図5を参照して上述のスロット51と比較して「オフセット」される、スロット51Aを有する、正面ブレード22Aを含む。
スロット51Aが、例証されるように、吸引管28の中心44に対してオフセットされると、単一渦Vが、吸引管28内に形成され得る。吸引管28内に一対の渦ではなく、単一渦Vを有することは、いくつかのスキージアセンブリ構成において、好ましくあってもよい。単一渦が好ましいかどうかは、吸引管28の断面形状等、多数の要因に依存してもよい。背面ブレード24A内にオフセット開口55Aを提供することは、当業者によって理解されるように、単一渦Vを維持するのに有用であり得る。
当業者によって理解されるように、丸形吸引ポートは、上述のように、オフセット開口によって達成され得る、単一渦から利益を享受するであろう。約2:1の範囲の長さ対幅の比率を伴う吸引ポートは、同様に、上述のように、中心に置かれた開口によって達成され得る、2つの個別の渦から利益を享受するであろう。
これまで開示された例示的背面ブレード実施形態は両方とも(すなわち、背面ブレード24および24A)は、概して、円形形状である開口を含むように例証されている。一例示的実施形態では、開口の直径は、約0.13乃至約0.25インチであってもよいが、任意の好適な直径が想定される。さらに、概して、円形開口が開示されるが、任意の好適に成形された開口が、代替として、本発明の意図された範囲から逸脱することなく、概して、円形開口の代わりに、またはそれと組み合わせて、使用されてもよい。例えば、背面ブレードの代替実施形態は、楕円形、四角形、長方形、三角形、伸長スロット等の形態の開口を含んでもよい。開口の形状に加え、また、開口の断面寸法も、図14A-14Gに例証されるように、例えば、流入気流の乱流を減少させ、速度の加速を提供するために、可変であってもよい。
特に、図14A-14Gは、本発明による、例示的であるが、非限定的開口設計を例証する。種々の開口は、ブレードの内側および外側表面に対して垂直な軸を伴って示されるが、代替として、吸引ポートに向かって、またはそこから離れるように角度付けられる、あるいは上側または下側に方向付けされる、もしくはブレードの内側および外側表面に対して任意の好適な角度にあることも可能である。当業者によって理解されるように、垂直開口は、ブレード材料のダイカットまたは穿孔により貢献する。
図14Aから開始すると、背面ブレード100Aは、外側表面104Aと内側表面106Aとの間に一定直径の開口102Aを有して示される。本実施形態は、上述の開口55を有する、背面ブレード24の実施形態に類似する。次に、図14Bは、半曲または勾配縁108を伴う開口102Bを有する、背面ブレード100Bを例証する、略図である。図14Cは、外側表面104Cに沿ってフレア状入口110を伴う開口102Cを有する、背面ブレード100Cを例証する、略図である。同様に、図14Dは、内側表面106Dに沿ってフレア状出口112を伴う開口102Dを有する、背面ブレード100Dを例証する、略図である。図14Eに移動すると、背面ブレード100Eは、内側表面106Eに沿った開口部より大きい外側表面104Eに沿った開口部を伴う、概して、円錐形状の開口102Eを有するように例証されている。次に、図14Fは、同様に、内側表面106Fに沿った開口部より小さい外側表面104Fに沿った開口部を伴う、概して、円錐形状の開口102Fを有する、背面ブレード100Fを例証する、略図である。最後に、図14Gは、ブレードの外側表面104Gと内側表面106Gとの間で湾曲する内側表面を伴う開口102Gを有する、背面ブレード100Gを例証する、略図である。当業者によって理解されるように、図14Gは、ゴム等から形成される薄い背面ブレード中に円形開口をダイカットまたは穿孔するステップから生じ得る、典型的開口断面を表す。当業者によってさらに理解されるように、また、多数の他の開口設計も可能であって、それらは、本明細書に開示される設計の種々の組み合わせを含む、本発明の意図された範囲内である。
スキージアセンブリの背面ブレード内に開口を提供することは、上述のように、ブレードの内側表面に沿った液体の貯留を防止するために有用であるが、そのような開口の存在は、気流に関係ない付加的効果をもたらし得る。特に、本発明の第2の側面では、背面ブレード内の開口は、図15に例証されるように、摩耗インジケータとして機能してもよい。特に、図15は、図9を参照して上述の動作モードにおいて、背面ブレード24の一部を例証する、略図である。図15に例証されるように、背面ブレード24は、第1の拭取縁92Aが、清掃手順の際、床表面を拭き取る縁となるように配列される。しかしながら、長期間の使用にわたって、第1の拭取縁92Aは、摩耗し始め、第2の拭取縁92Bに向かって後退する湾曲または平坦縁をもたらすであろう。
本発明の第2の側面では、開口55は、新しい拭取縁が実装されるように、背面ブレード24を反転させるべき時を操作者に知らせる、摩耗インジケータとして機能してもよい。摩耗インジケータは、2つ方法のうちの1つにおいて機能してもよい。第1に、操作者は、縁の摩耗を監視するために、背面ブレード24の視覚的検査を時々行ってもよい。拭取縁の「摩耗」領域が、開口55の端に接近すると、背面ブレード24を反転させるべき時である。第2に、操作者は、スキージアセンブリが、清掃手順の際、背面ブレード24の背後に筋を残し始めるまで、待機してもよい。特に、拭取縁の湾曲/平坦部分が開口55に到達すると、空隙が、拭取縁と清掃表面との間に形成され得る。その結果、液体は、背面ブレード24の真下に逃出し、液体の筋または小さい水溜まりを背後に残し得る。
図11を参照して上述のように、背面ブレード24の下方表面53と開口55との間の一例示的距離D1は、背面ブレード24の厚さの約半分に等しい。概して、拭取縁の摩耗部分が開口に到達する地点では、本摩耗部分は、背面ブレードの厚さの約半分に及ぶことが分かっている。したがって、摩耗インジケータとして使用される際、ブレードの厚さの約半分に等しい距離だけ、ブレードの隣接する下方表面から開口を離間させることが好ましくあり得る。しかしながら、当業者は、本例示的空間は、本発明の必要構成要素ではなく、任意の好適な空間が使用されてもよいことを理解するであろう。
本発明は、好ましい実施形態を参照して説明されたが、当業者は、発明の精神および範囲から逸脱することなく、形態および詳細において、変更が成されてもよいことを認識するであろう。

Claims (23)

  1. 清掃されるべき表面を拭き取るスキージアセンブリであって、
    外側表面と内側表面とを有する、正面可撓性ブレードと、
    外側表面と内側表面と拭取縁とを有する背面可撓性ブレードであって、該背面可撓性ブレードは、該外側表面と該内側表面との間に延在し、該拭取縁から離間される、少なくとも1つの開口を含む、背面可撓性ブレードと、
    該正面可撓性ブレードおよび該背面可撓性ブレードが搭載される支持部であって、該正面可撓性ブレードと、該背面可撓性ブレードと、該支持部の底面表面との間に吸引チャンバが形成される、支持部と、
    該吸引チャンバと流体連通する吸引管であって、該背面可撓性ブレード内の該少なくとも1つの開口は、該背面可撓性ブレードを通って、該吸引管内に、空気経路を提供するように構築される、吸引管と
    を備える、スキージアセンブリ。
  2. 前記正面可撓性ブレードは、該正面可撓性ブレードの床係合縁内に形成される少なくとも1つのスロットを含み、該少なくとも1つのスロットは、そこを通る流体の通過のために構築される、請求項1に記載のスキージアセンブリ。
  3. 前記背面可撓性ブレード内の前記少なくとも1つの開口は、前記吸引管の中心と整列される、請求項1に記載のスキージアセンブリ。
  4. 前記背面可撓性ブレード内の前記少なくとも1つの開口は、前記吸引管の中心からオフセットされる、請求項1に記載のスキージアセンブリ。
  5. 前記背面可撓性ブレード内の前記少なくとも1つの開口は、前記スキージアセンブリの背面最大延長部の近傍に位置付けられる、請求項1に記載のスキージアセンブリ。
  6. 前記吸引管は、該吸引管の下方端に隣接する流動方向付け手段を含む、請求項1に記載のスキージアセンブリ。
  7. 前記少なくとも1つの開口は、前記支持部の底面表面と前記清掃表面との間で前記背面可撓性ブレードを通過する、請求項1に記載のスキージアセンブリ。
  8. 前記少なくとも1つの開口は、前記背面可撓性ブレードの厚さの半分にほぼ等しい距離だけ前記拭取縁から離間される、請求項1に記載のスキージアセンブリ。
  9. 前記少なくとも1つの開口は、実質的に円形である、請求項1に記載のスキージアセンブリ。
  10. 前記少なくとも1つの開口の直径は、約0.19インチである、請求項9に記載のスキージアセンブリ。
  11. 前記少なくとも1つの開口は、フレア状入口を有する、請求項1に記載のスキージアセンブリ。
  12. 表面を拭き取るためのスキージアセンブリであって、
    第1の端と第2の端と下方縁とを含む、正面可撓性ブレードと、
    第1の端と、第2の端と、該表面に接触する拭取縁と、該背面可撓性ブレードを通して延在し、該拭取縁から離間される、少なくとも1つの開口とを含む、背面可撓性ブレードと、
    該正面可撓性ブレードおよび該背面可撓性ブレードが搭載される支持部と、
    該支持部内に提供され、該正面可撓性ブレードと該背面可撓性ブレードとの間に位置付けられる吸引管と
    を備え、該背面可撓性ブレード内の該少なくとも1つの開口は、該背面可撓性ブレードを通って、該吸引管内に、空気経路を提供するように構築される、スキージアセンブリ。
  13. 前記少なくとも1つの開口は、実質的に円形である、請求項12に記載のスキージアセンブリ。
  14. 前記少なくとも1つの開口の直径は、前記背面可撓性ブレードの外側表面と内側表面との間で実質的に一定である、請求項13に記載のスキージアセンブリ。
  15. 前記少なくとも1つの開口の直径は、前記背面可撓性ブレードの外側表面と内側表面との間で可変である、請求項13に記載のスキージアセンブリ。
  16. 前記背面可撓性ブレードは、前記拭取縁から離間される複数の開口を含む、請求項12に記載のスキージアセンブリ。
  17. スキージアセンブリのための可撓性ブレードであって、
    正面表面と、
    該正面表面に対向する背面表面と、
    該正面表面と該背面表面との間に延在する上方縁と、
    該正面表面と該背面表面との間に延在する下方縁と、
    該可撓性ブレードの下方縁に隣接し、該正面表面と該背面表面との間に延在する、1つ以上の開口と
    を備える、可撓性ブレード。
  18. 前記下方縁に隣接する前記1つ以上の開口は、前記可撓性ブレードの下方縁に沿って離間される、複数の開口を備える、請求項17に記載の可撓性ブレード。
  19. 前記可撓性ブレードの上方縁に隣接し、該可撓性ブレードの上方縁に沿って離間される、第2の複数の開口をさらに備える、請求項18に記載の可撓性ブレード。
  20. 前記開口はそれぞれ、前記下方縁から等距離にある、請求項18に記載の可撓性ブレード。
  21. 前記複数の開口は、該複数の開口内の隣接する開口が、実質的に等しい距離だけ分離されるように離間される、請求項18に記載の可撓性ブレード。
  22. 前記可撓性ブレードの下方縁に隣接する前記1つ以上の開口は、実質的に丸形である、請求項17に記載の可撓性ブレード。
  23. 表面を拭き取るためのスキージアセンブリであって、
    第1の端と、第2の端と、下方縁と、該下方縁内に形成される、第1のスロットおよび第2のスロットとを含む、正面ブレードと、
    第1の端と、第2の端と、該表面に接触させるための拭取縁とを含む、背面ブレードと、
    該正面ブレードおよび該背面ブレードが搭載される支持部と、
    該支持部内に提供され、該正面ブレードと該背面ブレードとの間に位置付けられる、吸引管と
    を備え、オフセットスロット構成が、該正面ブレード内に形成されるように、該正面ブレードの下方縁内の該第1のスロットは、第1の距離だけ該吸引管の中心から離間され、該正面ブレードの下方縁内の該第2のスロットは、該第1の距離と異なる第2の距離だけ該吸引管の中心から離間される、スキージアセンブリ。
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