JP2012519515A - 眼標本採取装置 - Google Patents

眼標本採取装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012519515A
JP2012519515A JP2011552465A JP2011552465A JP2012519515A JP 2012519515 A JP2012519515 A JP 2012519515A JP 2011552465 A JP2011552465 A JP 2011552465A JP 2011552465 A JP2011552465 A JP 2011552465A JP 2012519515 A JP2012519515 A JP 2012519515A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eye
sample collection
specimen
support means
collection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011552465A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5710505B2 (ja
Inventor
ピエール、ロイ
ピエール‐ポール、エレナ
エルベ、グルー
クリストフ、ボードアン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pierre Paul Elena
Original Assignee
Pierre Paul Elena
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pierre Paul Elena filed Critical Pierre Paul Elena
Publication of JP2012519515A publication Critical patent/JP2012519515A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5710505B2 publication Critical patent/JP5710505B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B10/00Other methods or instruments for diagnosis, e.g. instruments for taking a cell sample, for biopsy, for vaccination diagnosis; Sex determination; Ovulation-period determination; Throat striking implements
    • A61B10/02Instruments for taking cell samples or for biopsy

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
  • Eye Examination Apparatus (AREA)

Abstract

眼標本採取装置(10)は、標本採取表面(11)を有する支持手段(12)を備え、支持手段は静止位置と標本採取位置の間で弾性変形可能であり、標本採取に使用されると、標本採取位置において一致するように標本採取領域(2)に当接した標本採取表面が、標本採取位置から静止位置に移るとき、剥離動作に従って標本採取領域から引き離されるように、前記支持手段が追従する。

Description

本発明は結膜スタンプ標本を取るための装置に関する。
捺印(スタンプ)結膜細胞診技術は1970年代終りに開発され、分析および診断のために免疫学的反応複合組織である結膜粘膜から結膜上皮細胞をいわば無痛かつ非侵襲的に採取することを可能にした現在一般に認められた技術である。結膜上皮の最表面細胞、すなわち落屑する細胞をこの技術によって採取する。結膜上皮はそれ自体で基底層から再生され、最終的に分化する最表面細胞が定期的に涙液内に排出される。一時的に分化した結膜細胞からなるこの表面層が、後の分析のために捺印結膜細胞診用スタンプ標本によって採取される。
結膜細胞診用スタンプ標本でみとめられる細胞集団は次の3つのタイプである:
結膜粘膜の被覆に寄与せず様々な生体反応、特に炎症性アポトーシスプロセスに関係する上皮被蓋細胞;
涙液膜に可溶性ムチンを放出して、眼表面で防御調節機能の中心的役割を果たす杯細胞(粘液分泌性細胞);
免疫能力特性で知られる樹枝状細胞と、ランゲルハンス細胞および上皮に局在化するリンパ球集団を含む炎症細胞。
結膜細胞診用スタンプ標本は、様々な細胞集団、サイズ、数、密度および病理学的変異を分析して眼表面の状態についての重要な情報を提供する。また、結膜の発病についての情報、特にドライアイ、洗眼液が引き起こす医源性病状、眼表面の縁および慢性炎症の病状の分野で情報を提供する。
結膜細胞診用スタンプ標本を取るため、最新の方法は、生化学分野で一般的に用いられる薄膜フィルタを用いることである。薄膜フィルタは、ほとんどの場合、例えば、セルロースエステル(セルロースエステルとセルロースナイトレートの混合)またはポリエーテルスルホンからなる薄膜フィルタであり、通常、フィルタは局部麻酔をすることなく結膜に当接される。標本採取は、ブラッシングやバイオプシーなその他のさらに積極的なシステムと反対に、全く無血、無痛、非侵襲で行われる。標本採取時、フィルタは眼の上部眼球結膜に当接され、まぶたで保護され、3秒から5秒接触後に除去される。落屑結膜細胞が薄膜表面に付着して、薄い均質な細胞層を形成する。その後、分析対象細胞を回収するためにフィルタを処理する。
科学的評価の範囲内または検査が繰り返されるとき、眼球結膜で採取した細胞の分布に差異があるため、細胞診用スタンプ標本は常に同一場所で採取しなくてはならない。このことは、(材料、多孔率、保持装置などを変えてみるなど)手順を改善するために様々な試みがなされているにもかかわらず、今日でさえ相変わらず比較的手動で行われる現在の標本採取方法では自明ではなく容易ではない。そのことは、定められた通りの日常的使用の範囲内では臨床医や病理学者にとってどちらかといえば煩わしく多くの時間を必要とするものとなる。
発明の目的は、信頼性があり再現可能なスタンプ標本を供給しつつ、実行するのが簡単な細胞診用眼スタンプ標本を採取するための装置を提供することである。
この目的のために、本発明によれば、標本採取表面を有する支持手段を備える眼標本採取装置であって、支持手段は、静止位置と標本採取位置の間で弾性変形可能であり、標本採取に使用されると、標本採取位置において一致するように標本採取領域(2;402;502)に当接した標本採取表面が、標本採取位置から静止位置に移るとき、剥離動作に従って標本採取領域から引き離されるように、前記支持手段が追従することを特徴とする、眼標本採取装置が提供される。
したがって、標本採取表面を有して、剥離動作にしたがって標本採取表面を眼の標本採取領域からひき離すことができるように追従する弾性変形可能な支持手段を用いることによって、最適な品質の眼スタンプ標本を確実に再現可能に得るようにしてもよい。さらに、これによって、使い方が簡単な標本採取装置を製造することが可能となる。
発明にかかる装置は以下の特徴の少なくとも1つを持つことが効果的であるがいずれも任意である。
・静止位置にある標本採取表面は少なくとも1つの高点と少なくとも1つの低点を持ち、剥離動作時に、引き離し線が高点から低点に徐々に移るように高点と低点は別個の点とする、
・支持手段は、標本採取に使用されると、静止位置から標本採取位置に移るとき、剥離動作とは反対の動作に従って標本採取表面が標本採取領域に当接されるよう適合されている、
・支持手段はエラストマー材料またはフォームからなるブロックを有する、
・支持手段は軟質ブレードを有する、
・支持手段はひと続きのバネブレードを有する、
・標本採取表面は実質平面である、
・標本採取表面は略凹形の断面を有する、
・標本採取表面は支持手段上に標本採取支持部と取り付け手段を備える、
・取り付け手段は突出する延長突出部を有して、実質的に相補的形状の支持手段の切欠と係合するようなエッジを備える、
・本体と、弾性戻り手段に抗して本体内でスライド可能に移動するようなピストン形成要素とをさらに備え、支持手段はピストン形成要素の一端上に当接する、
・本体は標本採取表面を支持手段から分離させるための手段を備える、
・分離手段は取り付け手段(13、14)を押さえる肩部(33、34)を備え、分離手段が、取り付け手段(13、14)と肩部(33、34)とを分離する。
その他の特徴および効果は、以下に記載する好ましい実施例ならびに変形例の説明から自明であろう。
図1a〜1bは本発明にかかる装置によって達成される標本採取動態の概略図を示す。 図2a〜2bは本発明の別の実施例にかかる装置の変形部の概略図を示す。 図3a〜3cは本発明の別の実施例にかかる装置の標本採取表面の概略図を示す。 図4は本発明の実施例にかかる装置の半断面図を示す。 図5は図4の装置によって採取した眼スタンプ標本を回収するための動態の簡略断面図を示す。 図6は図4の装置によって採取した眼スタンプ標本の形状を示す概略斜視図を示す。 図7a〜7bは本発明にかかる装置によって採取した眼スタンプ標本の三次元概略図を示す。 図8は本発明にかかる装置を受けようとする眼の解剖図を示す。
前置きとして、眼スタンプ標本の標本採取領域2は結膜上に位置して、角膜の周囲に位置する領域であり、角膜(角膜の公称直径:成人で約12mm)と強膜との接合部を画定する縁から延び、直径約22mmの円で外側範囲が画定され、角膜を中心とする領域に向かって外側に延びる領域である。例えば、図6に示すように、標本採取領域2(としたがって標本採取表面11)は内径約12mm、外径約17mmのリング状である。子どもの場合、眼のサイズが成人のサイズには達していないので、寸法は眼のサイズに応じて適合させる。
さらに、眼スタンプ標本を採取するための領域2は、角膜を除いて直径24mm±1mmの球に類似するような眼球上に位置する。眼の解剖図は図8で再現され、示されている。
図1aと1bを参照して、本発明に係る眼スタンプ標本採取装置10の標本採取動作について説明する。
この動作は、採取した細胞の一貫性を保ちつつその質を最大限に高いものとするために、本発明に係る装置10によって採取される眼スタンプ標本の質とともに信頼性および再現性を確保するために重要である。
原則に基づいて、本発明に係る装置10は、支持手段12が取り付けられる端部を有するピストン形成要素30を備える。これらの支持手段12は、図1aに示す静止位置と図1bに示す標本採取位置との間で弾性変形可能である。他方、これらの支持手段は、眼1の標本採取領域2に対向して押圧されることとなる標本採取面または表面11を含む。この標本採取表面は眼スタンプ標本を取るための支持部を形成し、さらに当業者には知られた1つ以上の好適な材料からなる。最後に、標本採取表面は、支持手段12が静止位置にあるとき、標本採取動作が行われる方向に応じた装置の縦軸に沿って、少なくとも1つの低点121(または低接触線)と少なくとも1つの高点122(または高接触線)を持つ。
この標本採取動作は、眼表面の標本採取領域2に標本採取表面11を非平行または非一致状態で向けることによって行われる。したがって、標本採取表面11はここでは水平配列によって定義され、所定の方位に応じて眼表面の標本採取領域2に対向するよう、この2つの表面が接触する時に、表面同士が一致しないように向けられる。実際、標本採取表面11と眼1の標本採取領域2との接触は、低点(または低線)121が前記標本採取領域に接触することにより始まり、標本採取表面11に沿ってこの接触点(または線)を移動させ、前記標本採取領域をさっと通過することによって、図1aの矢印で示すように本発明に係る装置10の縦軸に沿った移動の影響下で標本採取領域2に最後に接触する高点(または高線)122まで進む。標本採取表面11の接触が眼表面の標本採取領域2に徐々に進むにつれ、標本採取表面11は眼表面の標本採取領域2に一致するように徐々に変形する。この変形もまた、弾性変形する支持手段12に影響を与え、図1bに示すように、最終的に標本採取表面11が眼1の標本採取領域2に「貼付く」、すなわち、密接に接触する。その後、標本採取表面11と標本採取領域2の間の全ての点で一致する。
一旦眼1の上に配置されると、標本採取支持部は、剥離動作を行うことによって外傷が最もない方法で眼1から引き離される。実際のところ、剥離タイプの応力モードでは、集中応力が引き離す位置に存在することがある。引き離す位置はここでは図1aと1bの概略図上の一点(またはこの点を通過する一線)であり、引き離し時には、弾性力の影響で初期の静止形状に徐々に戻る支持手段12の影響で標本採取表面11が眼1の標本採取領域2と一致しない初期形状の状態で高点(または高線)122から低点(または低線)121に進む。
支持手段12は、フォームまたは好適なエラストマー(弾性ポリマー)などの弾性変形可能な材料:ポリウレタン、ポリエチレン、シリコンフォームもしくはスチレン・エチレン/ブチレン-スチレン(SEBS)、スチレン-エチレン/プロピレン-スチレン(SEPS)、エチレン-プロピレン共重合体/ポリプロピレン(EPDM−PP)、ポリエーテルブロックアミド(PEBAX)、ポリウレタンなどの熱可逆性エラストマー、さらにシリコンゴム、ラテックス、ポリブタジエン、フッ素化エラストマー、ポリクロロプレン、ポリイソプレンなどの加硫可能なエラストマーなどからなるブロック形状をなす。
図2aと2bは、支持手段の変形例を示す。図2aにおいて、支持手段は支持ロッドを介してピストンを形成する要素20上に搭載される軟質ブレード112として製造される。図2bにおいて、支持手段は例えばプラスチック、金属または同様な弾性特性を有するその他任意の材料からなるバネブレード212として製造される。
同様に、図3a〜3cを参照すると、標本採取表面はあるいは次のような様々な凸形断面形状を有する。
・円または楕円の四分の一(図3a)、
・半円または半楕円(図3b)、
・実質的に三角形または円錐形先端(図3c)。
なお、これらの形状はそれぞれ球または楕円体の体積部分に相当する。
この様々な形状について、図1aと1bを参照して先に述べた動態に応じた標本採取動作ができるように、標本採取表面111、211、311は常に低点と少なくとも1つの高点を持つ。よって、形状に関わらず、標本採取表面11、111、211、311と眼表面の標本採取領域2は徐々に接触し、2つの表面が密接に接触するまで動的な接触点または/およびその後線が徐々に標本採取領域に延びるにつれ、標本採取表面が支持手段とともに変形する。
標本採取表面を除去または取り外すと、この同様な動的接触線の進行動作は、接触時とは逆の動作になる。
こうして、取り外し動作は標本採取領域2の細胞が眼表面から徐々に分離して、標本採取表面の標本採取支持部に付着した時の剥離動作に類似する。このように標本採取支持部への付着は、様々な公知の原理、すなわち、親和性、標準的な表面張力、細胞粘液の付着または細胞のアニオン性帯電に応じて行われる。
図4を参照して、上記の原則と特性を適用する本発明に係る眼スタンプ標本採取のための装置10の一実施例を説明する。ここでは、装置10は縦軸がX−Xのリング状をなす。装置10はピストン20を備える。ピストン20はピストン20を当接するための界面を備える上端23を有する。装置10は、支持手段12が、ここでは断面形状がエラストマー系台形ブロック(または切頭円筒形で、上端が軸に垂直な、ピストン20の端部22と軸に対して傾斜する対向する下面と接するブロック)として、位置づけられ取り付けられる縦軸X−Xに実質的に垂直な対向端部22を有する。既に見てきたように、これらの支持手段12は静止位置と標本採取位置との間で弾性変形可能である。支持手段12の端部は縦軸に対して傾斜して、標本採取表面11を配置する。
この標本採取表面11は眼1の標本採取領域2で標本採取して眼のスタンプ標本を収集するような標本採取支持部を備える。標本採取支持部は周辺に標本採取表面11を囲むように(インサート成形、接着結合、溶接などによって追加された)軟質エッジ13、14を有している。このエッジは半径方向に支持手段12をみる突出部を備え、支持手段12の周囲に位置する切欠15、16に嵌合する。一旦定位置に収まると、エッジ13、15は延出して支持手段12から突出する。
図4に示す例では、本発明に係る装置10がリング状であると、標本採取支持部自体も同様にリング状で、半径方向内側周辺の第1のエッジ13と、半径方向外側周辺の第2のエッジ14を備える。また、支持手段12もリング状で、第1のエッジ13の突出部が嵌合する半径方向内面に第1の切欠15と、第2のエッジ14の突出部が嵌合する半径方向外面に第2の切欠16を備える。
ピストン20はスライド可能に本発明に係る装置10の本体30に取り付けられ、ここでは圧縮バネとしての弾性戻り手段21に抗して取り付けられる。本体30は、標本採取時に眼1と接触するための端部32を有する第1の半径方向内壁を備える。また、本体30の半径方向内壁は半径方向外向きの肩部34を備える。この肩部34は切頭円錐形でもよく、役割については図5を参照して後述する。
結膜がその下にある強膜Sに比して非常に動きのある組織で、眼1が(結膜上に配置された標本採取支持部と結膜との間で生じる剪断効果によって標本を損傷する危険を伴いつつ)標本採取時に反射動作が可能で、装置10の端部32が結膜に縁Lで接触する場合、角膜Cと強膜Sでは曲率半径が異なることもあり、装置10の端部32は外形を合わせたうえで眼1の縁Lに接触するような半円の支持領域となり、これによって一方では確実に適切な位置決めを行い、他方では標本採取時の眼と本発明に係る装置との相対的な位置を適切に維持する。
本体30はさらに標本採取時に眼1と接触するための端部31を有する第2の半径方向外壁を備える。また、本体30の半径方向外壁は半径方向内向きの肩部33を備える。この肩部33の役割については図5を参照して後述する。
まぶたのへりが眼の表面にある菌種とは異なる菌種でしばしば汚れることを考えると、特にこの表面の分析のためだけに採取した標本が汚れる危険がある。したがって、標本採取支持部を眼の標本採取領域に接触させる前に、まぶたのへりの標本採取領域を含む表面を隔離させなければならない。まぶたを開いたままにして標本とまぶたの間で汚れが交差しないようにしながら、まぶたの下に収まることでまぶたに対向するよう適合することが端部31の役割である。このために、端部31の断面は足形で、その足裏部分が、標本採取時に端部31が上に乗る眼の表面の断面と一致するような凹状断面をしている。
他方、眼の表面は、涙と上下まぶたの縁にある瞼枝腺が分泌する脂質の薄層からなる涙液膜で覆われている。この薄い脂質疎水性層が標本採取支持部の高親水性表面に細胞が付着するのを抑制または防止する。したがって、標本採取支持部を眼の標本採取領域に接触させる前に、涙液膜を破らなければならない。これもまた本体30の端部31と32の役割である。このために、これらの端部31と32は(眼の表面を傷つけることなく密接に接触するよう)半硬質またはエラストマー材料からなるかそれに覆われて、標本採取領域で涙液膜の脂質部分を吸収することによって、これらの端部31と32で標本採取表面の範囲を定められるようにする。
図5を参照して、今述べたような本発明に係る眼スタンプ標本を採取するための装置10の動作を説明する。
本発明に係る装置10は、本体30の端部32が縁Lに接触し、本体30の端部31がまぶたの下に挿入されるように眼1の上に置かれる。次に、標本採取を行うためにピストン20の端部23に圧力を加える。この圧力は縦軸X−Xに沿って印加され、眼1に方向付けられている(図4の矢印参照)。その後、標本採取支持部11を、図1aと1bを参照して先に説明した標本採取動態に従って眼に押し当てる。数秒後、ピストン20の端部23への圧力印加をやめ、圧縮バネ24がピストン20に戻り力をかけて、ピストン20は図6に示すような矢印方向に縦軸X−Xに沿ってスライドする。標本採取支持部11はピストンに駆動され、上述の剥離動作に従って注意深く引き離される。標本採取支持部11と眼の標本採取領域2との間には吸着キャップ効果が生じない。それから、装置10を眼から取り除く。
ここで、標本採取支持部11は、目的の分析を行うことができるようにまだ回収されていない。少なくとも本発明に係る装置の標本採取支持部11を備える部分を例えば回収管などの回収手段に入れた後、標本採取支持部11が回収される。
その後、ピストン20は図6の矢印に従って後方に引っ張られ、標本採取支持部11のエッジ14と13が本体30の肩部33と34の上に乗る。ピストン20の後方に引っ張られる動作が継続しつつ、エッジ14と13が肩部33と34に保持され、エッジ14と13の各突出部がそれぞれ支持手段12の切欠16と15から取り外される。標本採取支持部11は取り外され回収手段に入れられる。
あるいは、ピストン20が本体30内で後方に引っ張られるときピストン20の道程に沿って肩部33と34の初期位置が定義するゆるやかな動きに従って標本採取支持部11を取り外す。エッジ14が先ず肩部33に乗り、その突出部が切欠16から外れ、次にエッジ14が肩部34に乗り、その突出部が切欠15から外れる。これにより標本採取支持部11が取り外される。このために、図5の例では、肩部33と34を装置10の軸に沿って同一の高さに配置せず、エッジ14と13自体も同一の高さにしない。あるいは、肩部33と34を装置の軸に沿って同一の高さに配置するが、エッジ14と13自体は同一の高さにしない。あるいは、肩部33と34を装置の軸に沿って同一の高さに配置しないで、エッジ14と13自体を同一の高さにする。
ユーザの代わりに他に何の処理をすることなく、戸外との接触を極めて限られた状態にして、標本採取支持部11は回収手段におさめられる。これによって、(眼の表面に存在する細菌を分析して、例えば微生物の侵入を検出するのには望ましいことであるが)使用前にうっかり汚したり、傷つけたりする危険性を減少する。
実際のところ、例えば細胞学では、蛍光マーカでマークして、従来の(支持部を透明化する)顕微鏡または共焦点顕微鏡分析によって観察できるよう、細胞を標本採取支持部11に非常に密接に付着させなければならない。
それに関連して、血球計算では、細胞を支持部にできるだけ付着させなければならないが、必要であれば、血球の計算と選別を行うために簡単に支持部から分離させて回収液に入れられるようにしておく。
最後に、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)による標本分析では、標本採取支持部を破壊して、DNAを抽出可能な細胞溶解のために用いられる製品に入れる。
本発明に係る装置を用いることによって、眼スタンプ標本を分析手順に適応した様々な支持部を使用する多種多様な分析技術で最適化するようにしてもよい。
ここでは、標本採取支持部11は、(多目的でいくつかの種類の薄膜を使用できるという利点がある)軟質プラスチックエッジを有するインサート成形された薄膜フィルタである。あるいは、特別にプラスチック材料で一体型(薄膜+エッジ)に成形することも可能であり、必要であれば、標本採取支持部を製造するために標本採取に最適なように(親水性を向上させるような粗さ、プラズマ処理など)処理済の表面を持つものであってもよい。
したがって上記を考慮すると、本発明に係る装置10では、標本採取の信頼性を高めるため、標本採取支持部を配置および除去の際、次のような2つのパラメータを制御する。
・支持部を配置するための動作
・(制御され再現可能な)圧力
さらに、本発明に係る装置10によれば、既に述べたように、涙液膜の問題が解消され、標本採取表面を常に同じ位置で定義しその位置に限定するようにしてもよく、眼の動きを止めるようにしてもよく、また、採取した眼のスタンプ標本を傷つけることなく回収を最適にしてもよい。
実施形態の変形例として、本発明に係る装置は、一実施形態にしたがって説明してきた装置であって、軸対称リング形で、縁の直径と約22mmの直径の間で内接できるような(扇形、丸形、長円形、卵形など)任意の形状でよい。
図7aに示す第1の変形例では、標本採取領域402(と、したがって標本採取支持部411)を直径約13mmで、中心が縁に正接し、結膜の上方領域に位置するようなハーフディスクに形成されるものと設定する。この場合、ディスクは内径が約12mmで外径が約18.5mmのリング形標本採取表面に内接する。
図7bに示す第2の変形例では、標本採取領域502(と、したがって標本採取支持部511)を縁での内径が約12mmで、外径が約17mmの扇形として設定する。
これらの変形例のいずれも、さらに本発明に係る装置が軸対称リング状ではない場合でも、肩部33と34が装置本体内で単一で同一の肩部を形成し、また切欠13と14は支持手段12の周囲にある唯一の切欠となる。
したがって、これまで述べてきた本発明にかかる装置は、結膜を細胞の付着を制御できるような材料と接触させることによって動作する。より詳細には、装置は
(i) 圧力、当接時間、標本採取動作などの採取した標本の量(非溶解細胞の量)に影響を与えるパラメータを確実に安定化させる。
さらに、以下のことが可能となる。
(ii) 扁平部に位置する判定した眼表面の範囲を正確に設定する。
(iii) 標本採取中に眼の動きを止める。
(iv) 標本を涙液膜とまぶたのへりから隔離させる。
(v) (まぶた、医師および環境に接触させることなく)標本の汚れを防止する。
できる限り傷つけることがないことを確保しながら上記を可能にする。
標本採取を可能にし、標本採取支持部11を形成する材料(処理する、しない場合関わらず、フォーム、織布または不織布フィルタ、ヒドロゲル、ポリマーなど)は現行の分析方法に適合する。すなわち、
・細胞学の場合、従来の(支持部を透明化する)顕微鏡または共焦点顕微鏡分析
・フローサイトメトリー(細胞を支持部から引き離す)
・PCR分析(細胞を支持部から引き離すか、フィルタを細胞の溶菌液に完全に溶解させる)。
採取した標本のその他の利用例としては(例えば法医学の範囲内での)DNAの回収、または眼表面に存在する細菌(ウィルスとバクテリア)の分析に関連するものであってよい。
また、標本内の大気汚染物質または放射性粒子さえも探すことが可能となり、したがって血液標本の場合よりも汚染測定が単純化される。眼は開いているとき、環境と接触し続けて空気中の物質すなわち空気中に存在する物質に曝されている。何らかの方法でこれらの物質を回収することで、眼はセンサとして機能する。この方法を用いた眼による物質の回収は、皮膚生検や血液試料などのその他の技術と比べても優れていると思われる。より一般的に言えば、正常状態および/または病的状態で、涙の組成物を回収して、しかも分析も行うことが可能となり、化学伝達物質、ホルモン(インスリンなど)、DNA、血漿タンパク、イオン、酵素の含有量を検出することが可能となる。
本明細書に記載の教示を考慮して、当業者であれば発明の範囲を逸脱することなく発明のその他様々な構成を発見することができよう。
1 眼
2 標本採取領域
10 眼標本採取装置
11 標本採取表面
12 支持手段
20 ピストン
22 端部
121 低点
122 高点

Claims (13)

  1. 標本採取表面(11;111;211;311;411)を有する支持手段(12;112;212)を備える眼標本採取装置(10)であって、
    前記支持手段は、静止位置と標本採取位置との間で弾性変形可能であり、標本採取に使用されると、標本採取位置において一致するように標本採取領域(2;402;502)に当接した標本採取表面が、標本採取位置から静止位置に移るとき、剥離動作に従って標本採取領域から引き離されるように、前記支持手段が追従することを特徴とする、眼標本採取装置(10)。
  2. 静止位置にある標本採取表面が、少なくとも1つの高点(122)と少なくとも1つの低点(122)を持ち、剥離動作時に、引き離し線が高点(122)から低点(122)に徐々に移るように高点(122)と低点(122)が、別個の点とすることを特徴とする、請求項1に記載の眼標本採取装置。
  3. 前記支持手段は、標本採取に使用されると、標本採取表面が標本採取位置から静止位置に移るとき、剥離動作とは反対の動作に従って標本採取表面が標本採取領域に当接するように追従することを特徴とする、請求項1または2に記載の眼標本採取装置。
  4. 前記支持手段が、エラストマー材料またはフォームからなるブロックを有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の眼標本採取装置。
  5. 前記支持手段が、軟質ブレード(112)を有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の眼標本採取装置。
  6. 前記支持手段が、ひと続きのバネブレード(212)を有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の眼標本採取装置。
  7. 前記標本採取表面が、実質平面(11)であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の眼標本採取装置。
  8. 前記標本採取表面が、略凹形の断面(111;211;311)を有することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の眼標本採取装置。
  9. 前記標本採取表面が、前記支持手段上に標本採取支持部と取り付け手段(13、14)とを備えることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の眼標本採取装置。
  10. 前記取り付け手段が、突出する延長突出部を有して、実質的に相補的形状の支持手段の切欠(15、16)と係合するようなエッジ(13、14)を備えることを特徴とする、請求項9に記載の眼標本採取装置。
  11. 本体(30)と、弾性戻り手段(24)に抗して本体内でスライド可能に移動するようなピストン形成要素(20)とをさらに備え、前記支持手段が、ピストン形成要素の一端(22)上に当接することを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載の眼標本採取装置。
  12. 前記本体が、標本採取表面を支持手段から分離させるための手段(33、34)を備えることを特徴とする、請求項11に記載の眼標本採取装置。
  13. 前記分離手段が、取り付け手段(13、14)を押さえる肩部(33、34)を備え、分離手段が、取り付け手段(13、14)と肩部(33、34)とを分離する、請求項12に記載の眼標本採取装置。
JP2011552465A 2009-03-06 2010-03-05 眼標本採取装置 Active JP5710505B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP09305209A EP2226014B1 (en) 2009-03-06 2009-03-06 Eye sampling device
EP09305209.0 2009-03-06
PCT/EP2010/052832 WO2010100258A1 (en) 2009-03-06 2010-03-05 Eye sampling device

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012519515A true JP2012519515A (ja) 2012-08-30
JP5710505B2 JP5710505B2 (ja) 2015-04-30

Family

ID=40751410

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011552465A Active JP5710505B2 (ja) 2009-03-06 2010-03-05 眼標本採取装置

Country Status (10)

Country Link
US (1) US20110319789A1 (ja)
EP (1) EP2226014B1 (ja)
JP (1) JP5710505B2 (ja)
AT (1) ATE536808T1 (ja)
BR (1) BRPI1009993A2 (ja)
CA (1) CA2754576C (ja)
ES (1) ES2378025T3 (ja)
MX (1) MX2011009287A (ja)
RU (1) RU2519422C2 (ja)
WO (1) WO2010100258A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITRM20120615A1 (it) * 2012-12-05 2014-06-06 Holostem Terapie Avanzate S R L Dispositivo per prelievi oculari, particolarmente per prelievi corneali periferici
ITUB20150376A1 (it) * 2015-03-16 2016-09-16 Univ Campus Bio Medico Di Roma Dispositivo per il campionamento della superficie oculare mediante imprinting
CN106037829B (zh) * 2016-07-15 2023-07-28 沈阳何氏眼科医院有限公司 眼表细胞采样系统
RU2643955C1 (ru) * 2017-04-19 2018-02-06 Галина Мэлсовна Чернакова Способ отбора и подготовки пробы клеток конъюнктивы для проведения бактериологического, вирусологического и иммунологического исследований

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5137030A (en) * 1986-10-01 1992-08-11 Animal House, Inc. Diagnostic methods
JPH0670933A (ja) * 1991-10-24 1994-03-15 Tatsuo Yamaguchi 角膜、結膜の上皮細胞採取方法及びその装置
JP2009079968A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Panasonic Corp 試料採取方法及びそれを用いた試料採取装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SU1222256A1 (ru) * 1982-12-20 1986-04-07 Всесоюзный научно-исследовательский и испытательный институт медицинской техники Устройство дл биопсии
CA1338048C (en) * 1988-02-20 1996-02-13 Makoto Nagase Test strip for measuring tear production
US5259391A (en) * 1991-06-03 1993-11-09 Altshuler John H Method and device for cell sampling
RU2162658C2 (ru) * 1996-08-08 2001-02-10 Бокарев Сергей Федорович Способ получения биологического диагностического материала и кюретка для взятия проб
WO2000009016A1 (en) * 1998-08-14 2000-02-24 Biocontrol Systems, Inc. Detection of contaminants using self-contained devices employing target material binding dyes
RU2269954C2 (ru) * 2000-06-09 2006-02-20 Дайэбитиз Дайэгностикс, Инк. Колпачок для ланцетного устройства для прокалывания дермальной ткани (варианты), колпачок для ланцетного устройства для прокалывания кончика пальца, колпачок для ланцетного устройства для прокалывания криволинейной дермальной ткани, ланцетное устройство для прокалывания дермальной ткани
EP1407712B1 (en) * 2001-07-19 2013-07-10 ARKRAY, Inc. Piercing device

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5137030A (en) * 1986-10-01 1992-08-11 Animal House, Inc. Diagnostic methods
JPH0670933A (ja) * 1991-10-24 1994-03-15 Tatsuo Yamaguchi 角膜、結膜の上皮細胞採取方法及びその装置
JP2009079968A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Panasonic Corp 試料採取方法及びそれを用いた試料採取装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5710505B2 (ja) 2015-04-30
MX2011009287A (es) 2012-01-12
ES2378025T3 (es) 2012-04-04
EP2226014A1 (en) 2010-09-08
WO2010100258A1 (en) 2010-09-10
RU2519422C2 (ru) 2014-06-10
RU2011137857A (ru) 2013-04-20
BRPI1009993A2 (pt) 2019-02-26
EP2226014B1 (en) 2011-12-14
CA2754576A1 (en) 2010-09-10
US20110319789A1 (en) 2011-12-29
ATE536808T1 (de) 2011-12-15
CA2754576C (en) 2017-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5710505B2 (ja) 眼標本採取装置
JP4635141B2 (ja) スポイト、および検体採取器具
US8177730B2 (en) Blood expression device
US20070093864A1 (en) Method for lancing a dermal tissue target site
US20070093863A1 (en) Cap for a dermal tissue lancing device
US7344506B2 (en) Cell collection device
JP2003522318A (ja) 改良された尿試料容器及びそれを使用する方法
US10335078B2 (en) Device for separation and collection of plasma
AU2005300001B2 (en) Reduced aperture biological specimen collection and transfer device
US20100124780A1 (en) Gynecological container cap having a boundary configured to detach a gynecological sampler from a sampling device
US20010023321A1 (en) Physician's collector
US20070164576A1 (en) Contact lens device for applying and removing a contact lens
US20040158226A1 (en) Syringe tissue sieve
JP7174723B2 (ja) 流体収集ユニットならびに関連のデバイスおよび方法
JP6758661B2 (ja) 血漿の分離および回収のためのキット
CN204274513U (zh) 用于分子诊断中样本采集的采样器
RU2743330C1 (ru) Способ получения слезной жидкости для химико-аналитического исследования
US20180070929A1 (en) Device for the sampling of the eye surface by imprinting
WO2020188489A1 (en) Device for the cytological sampling of exfoliated cells of the uterine cervix
US20070236655A1 (en) Contact lens device to remove or assist in the removal of a contact lens
GB2341321A (en) Cell Collecting Device
US20050245032A1 (en) Application of a protective cover to an ophtalmological instrument part
WO2021193902A1 (ja) 体液採取装置
BE1030990A1 (nl) Apparaat voor het nemen van bloedmonsters voor het verzamelen van een bloedmonster uit een vinger of teen
CN116323905A (zh) 样本采集棒

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140411

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140414

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20140711

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20140718

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141009

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150304

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5710505

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250