JP2012518230A - 貢献利益対パフォーマンスプラットフォームのための装置、方法、およびシステム - Google Patents

貢献利益対パフォーマンスプラットフォームのための装置、方法、およびシステム Download PDF

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Abstract

アルゴリズム取引の効用と効力に大幅な進歩をもたらす、貢献利益対パフォーマンス対プラットフォーム(「mcpプラットフォーム」)のための装置、方法、およびシステム。ある実施例においては、MCPプラットフォームは、発注レベルまで広がる最適化枠組みを使用して金融商品の最適化された取引を促進する。MCPプラットフォームは、全最適化問題を現在の発注決定と将来の発注決定に分けることによって取引に関連する全ての一般化費用を最小にすることができる。将来の発注決定は分析的に評価可能であり、現在の発注決定は数値的に評価可能であり、最適化問題の次元数を効果的に減少させ、最適化が比較的短期間で実行されることを可能にする。
【選択図】図1

Description

(関連出願)
本出願人は、2009年2月13日に出願され、「貢献利益対パフォーマンスプラットフォームのための装置、方法、およびシステム」という発明の名称と代理人整理番号第17209−093PVを有する米国仮特許出願第61/152,588号の米国特許法第119条による優先権をここで主張する。前記出願の内容全体は本明細書に明示的に参照されて結合される。
(分野)
本発明は、一般に、金融取引の装置、方法、およびシステムに係り、特に、貢献利益対パフォーマンス(marginalcontributionto performance)プラットフォームのための装置、方法およびシステムに関する。
金融取引は、しばしば市場交換の場面で、株、債券、デリバティブ、コモディティなどの金融商品の売買を伴う。取引は、顧客、トレーダー、または特定取引の特定の目標及び/又は要求に依存して様々な取引戦略を駆使し得る一人以上のトレーダーによってクライアントの代わりに実行される場合もある。かかる戦略の中には、トレーダーが取引される商品を現在の相場で直ちに取引する成行注文と、相手が事前設定価格で取引しても構わないとわかるまでトレーダーが取引を待機する指値注文とがある。取引を容易にするのに情報技術システムを使用する電子取引システムも現れた。
貢献利益対パフォーマンスプラットフォーム(以下、「MCPプラットフォーム」)のための装置、方法、およびシステムは、アルゴリズム取引の効用と効力を増加する点で大きな利益を与える。
ある実施例において、MCPプラットフォームは、発注を最適化する最適化枠組みを促進にすることによって金融商品の最適な取引を容易にする。MCPプラットフォームは、全最適化処理を現在の発注決定と将来の発注決定に分けることによって取引に関連する全ての一般化費用を最小にすることができる。将来の発注決定は分析的に評価可能であり、現在の発注決定は数値計算的に評価可能であり、最適化問題の次元数を効果的に減少させ、最適化を迅速かつ効果的に実行させる。
ある実施例において、MCPプラットフォームは、トレーダーを利用してクライアントが証券を注文したことを示すリクエストをトレーダーから受信することができる。MCPプラットフォームはリクエストから注文パラメータと銘柄パラメータを検索することができる。MCPプラットフォームは、一以上の交換所から市場パラメータを検索してもよい。クライアントの注文を実行するのに必要な全入力を受信できなければ、MCPプラットフォームは、供給されたデータに基づいて、及び/又は、MCPプラットフォームデータベース、及び/又は、MCPプラットフォームがアクセス可能な他のデータソースのデータに基づいて、かかる入力を検索、及び/又は、作成するように試みることができる。
検索されたデータに基づいて市場変数の確率過程が指定されてもよい。検索された銘柄パラメータに基づいて計算され、ベンチマーク費用を超えて銘柄を取引するために生じる追加取引コストを計測するインプリメンテーションショートフォールが指定されてもよい。インプリメンテーション費用は、期待されたインプリメンテーションショートフォール、及び/又は、リスク回避などの関連値の関数として指定され、最小インプリメンテーション費用値を産み出す発注ポリシー、及び/又は、取引スケジュールを決定するように最適化されてもよい。MCPプラットフォームは、合計インプリメンテーション費用を、選択されたパラダイムによって指定されるように、所与の発注決定のための瞬間インプリメンテーション費用と今後の最適インプリメンテーション費用の和と定義してもよい。一旦合計インプリメンテーション費用が決定されると、MCPプラットフォームは、一例において、発注決定、投資期間などの関数としての合計インプリメンテーション費用を最小にすることによって、最適の現在の発注決定をなすことができる。決定された最適の現在の発注は、指定銘柄及び/又は株数の取引を実行する取引システムに供給される。更なる株が取引用に残っていれば、MCPプラットフォームは、現在の市場データ価値を含む現在の価値で合計インプリメンテーション費用モデルを更新し、更新された合計インプリメンテーション費用は次の最適の現在の発注をもたらすために再び最小にされてもよい。
本概要は、発明の詳細な説明で更に後述される単純化された概念の選択を紹介している。本概要は、請求された主題の主要または不可欠の特徴を特定することや、請求された主題を決定する補助として使用されることを意図していない。
添付の付録及び/又は図面は、本開示に従って、様々な非限定的、例示的、発明的な側面を示している。
MCPプラットフォームの一実施例においてMCPシステムコンポーネントとの及び中のエンティティ(entities)の相互作用の概要を与える。 MCPプラットフォーム動作の一実施例のデータフローを示している。 MCPプラットフォーム動作の一実施例の論理フロー全体例を示している。 MCPプラットフォームの一実施例において確率過程の選択を示す論理フローチャートである。 MCPプラットフォームの一実施例において確率積分としてインプリメンテーションショートフォールを指定すること示す論理フローチャートである。 MCPプラットフォームの一実施例においてインプリメンテーション費用関数を指定することを示す論理フローチャートである。 MCPプラットフォームの一実施例においてインプリメンテーション費用を評価するパラダイムを作成することを示す論理フローチャートである。 MCPプラットフォームのある実施例における決定している最適の現在の発注を示す論理フローチャートである。 MCPプラットフォームが解くことが可能な発注決定問題の非限定的な例を示す図である。 MCPプラットフォーム制御部(コントローラ)の実施例を示すブロック図である。 MCPプラットフォームユーザインタフェースの一実施例を示すスクリーンショット図である。
図面の各参照符号の先頭番号は参照符号が紹介及び/又は詳述されている図を示している。このため、参照符号101の詳細な説明は図1に存在、及び/又は、紹介されている。参照符号201は図2などに紹介されている。
MCPプラットフォーム
本開示はMCPプラットフォームの側面を詳述する。金融商品、金融商品モデラー、及び/又は、他のMCPプラットフォームユーザ、金融商品、市場及び/又は交換所、コンピュータ実施の、トレーダー、買い手または売り手の特定の需要及び/又は特徴に依存して、多くの柔軟性とカスタマイゼーションを可能にするMCPプラットフォームの様々な実施例が具現化可能であることを理解すべきである。本開示は市場交換で取引可能なもののように、金融商品に関する取引戦略に向けられたMCPプラットフォームの実施例及び/又は用途を説明する。しかしながら、ここで説明されたシステムは、広範囲な他の用途及び/又は具体例のために直ちに構成及び/又はカスタマイズされてもよいことを理解すべきである。例えば、MCPプラットフォームの側面は、非交換で取引される金融商品、他の種類の取引商品、役務、コモディティ等、予測モデリング、及び/又は、広範囲な他の用途に適用可能である。
更に、MCPプラットフォームの側面は、ここで詳細に説明される特定の実施例及び/又は具体例を超えて、様々な異なる金融商品、証券などに関する取引戦略を生成、管理、及び/又は、制御するように構成されてもよい。例えば、MCPプラットフォームが生成した取引戦略は、持分、負債、デリバティブ、手形(仕組債など)、銘柄、優先株、債券、基金、社債、オプション、先物、スワップ、権利、ワラント、コモディティ、通貨、資金、長期及び/又は短期ポジション、ETF、保険、及び/又は、リスク移転契約、年金、及び/又は、他のアセットまたは投資利益と共に使用、及び/又は、結合可能である。MCPプラットフォーム、及び/又は、MCPプラットフォーム分析は、危険を最小にし、インパクト費用を避けるなどの特定の目標及び/又は目的を実現しようとする投資家、トレーダー、ブローカー、専門家などに特定の有用性を与えるように構成可能であることに留意すべきである。MCPプラットフォームは、他の具体例または投資、金融、及び/又は、リスク管理用途に適合されてもよいことを理解すべきである。
注文実行中の様々な発注決定を最適化するために、MCPプラットフォームは、一実施例において、取引のインプリメンテーション費用を最小化しようとしてもよく、インプリメンテーション費用は、インパクト費用、リスクの費用、株の文字通りの費用などを含む。ある実施例においては、MCPプラットフォームは、総合的な発注決定の最適化を(1)現在の発注決定と(2)全ての将来の発注決定という2つの部分に分けることができる。例えば、クライアントは次の時間にS&P500ETFの1万株を買いたいとする。MCPプラットフォームは、全ての1万の株が次の時間に買われるように、このETFの株のアスク価格で成行注文をすることによって取引コストを見積もって最小にするようにする。これらの成行注文のサイズを決定するために、MCPプラットフォームは、見積りの複雑性を減少するために取引コストの見積りを2つの部分に分けてもよい。最初の部分において、MCPプラットフォームは、次の1分などの現在の期間における取引コストを最小にする最適な成行注文のサイズを見積もるためのパラダイム(即ち、数学モデル)を使用してもよい。第2の部分において、MCPプラットフォームは、次の59分などのその後の全期間における取引コストを最小にする最適な成行注文のサイズを見積もるためのパラダイムを使用してもよい。成行注文の費用を異なるサイズと比較することによって、MCPプラットフォームは、取引の合計見積り費用を最小にする現在の期間における最適な成行注文サイズを決定することができる。MCPプラットフォームは、その後の各期間においてこれらの計算を繰り返すことによって取引コストを最小にすることを試みる。
注文実行中の発注決定の最適化は非常に厳しい問題であり、しばしば「適応型」または「動学的」最適化と呼ばれる。問題は文字通り何万もの個別の発注という最適化の変数が多く、最先端の数値計算の最適化手法でさえ解に収束するには数分かかる。不幸にも、これらの決定は、1秒間に数回再最適化される必要がある。この最適化を容易にする一実施例において、MCPプラットフォームは、連続極限を仮定して将来の発注に関連する部分(2)を分析的に評価するのにデリバティブプライシング理論と確率制御理論を使用し、最適化問題の次元数を減少させるために現在の発注に関連する部分(1)を評価するのに数値計算上の技法を使用してもよい。一例において、この手法を使用すると最適化問題の次元数を3桁以上減少させることができ、計算に数分要する従来の処理/時間浪費分析に比べて、MCPプラットフォームによってミリ秒以上の速さで最適化問題を解くことが容易になる。これらの処理時間の短縮は、文字通り時は金なりの金融取引の分野では重要である。MCPプラットフォームは、最適化問題を解く計算力を減らして、ハードウェア要件を緩和して拡張性を増加してもよい。
図1はMCPプラットフォームの一実施例におけるMCPシステムコンポーネントとの及び中のエンティティの相互作用の概要を示している。図1において、クライアント105a、105bはトレーダー110を利用して銘柄を取引する注文をする。ある実施例において、クライアントは、通信ネットワーク115を使用して注文をすることができる。一例において、通信ネットワーク115はインターネットであってもよい。別の例において、通信ネットワーク115はクライアントとトレーダーの間のプライベート通信ネットワークであってもよい。1つの通信ネットワーク115のみが明確のために示されているが、複数の別個の通信ネットワークが、システムコンポーネントと関連エンティティを互いに接続しながら存在してもよいことを理解すべきである。更に、別個のエンティティとして示されているが、MCPプラットフォームは、相当に柔軟性があり、ある特徴と機能性は特定の実例と様々なユーザの需要によって結合分離が可能であることを理解すべきである。例えば、MCPプラットフォーム120とMCPプラットフォームデータベース140の側面は、他の様々なコンポーネント122を有する取引プラットフォーム121の一部であってもよい。別の例においては、MCPプラットフォーム120、MCPプラットフォームデータベース140、およびトレーダー110の側面は単一の金融取引促進システムに結合されてもよい。別の例では、クライアントは電話網で注文してもよいし、トレーダーはインターネットの上でMCPプラットフォーム120と通信してもよい。
クライアントから注文を受けると、ここではユーザとも呼ばれるトレーダーは、最適またはニア最適方法で注文を実行するのにMCPプラットフォーム120を使用することができる。ある実施例においては、MCPプラットフォームは様々なソース、例えば、交換所125a及び/又は125bから、トレーダーが提供するトレーダーデータベース130から、MCPプラットフォームデータベース140から、のデータを使用し、一以上の交換所125a及び/又は125bにおける約定のスケジュール促進を含む最適化された取引の解を決定してもよい。非限定的な例として、交換所125a、125bはNYSE、ナスダックなどの金融交換所であってもよい。
以下に、MCPプラットフォームの以下の説明において使用される表記の幾つかを示すテーブルを示す。これは説明に使用される表記の完全なリストでなく、他の表記は明細書中に現れてもよいことを理解すべきである。
ある実施例においては、MCPプラットフォームは以下の仮定を含んでもよい。株価はドリフトμとボラティリティσと共に算術的ランダムウォークに従い、期間T内にN株の注文が約定されるべきであり、パッシブスプレッドキャプチャー戦略は速度f株/秒で約定されるように見積もられ、y(t)は単位が株/秒である成行注文に関する取引スケジュールである。
図2はMCPプラットフォーム動作の一実施例におけるデータフローを示している。205において、MCPプラットフォームはトレーダーからクライアントがトレーダーによって銘柄注文をしたという表示を受信することができる。ある実施例においては、かかる表示は、注文の最適化された取引スケジュールを決定するリクエスト(要求)の形式でなされてもよい。
ある実施例において、リクエストは、クライアントが指定した、銘柄記号、取引株数、注文実行期間などの、一以上の注文パラメータを含むことができる。210において、MCPプラットフォームは、かかる注文パラメータをリクエストから検索して注文パラメータを保存するためにMCPプラットフォームプログラムコードに使用される対応する変数にそれらを置いてもよい。例えば、検索を容易にするのにリクエストをパースして注文パラメータを対応する変数にコピーするC++関数は使用可能である。
別の実施例においては、リクエストは、トレーダーで指定した、ベータ、ドリフト、ボラティリティ、一時的マーケットインパクト係数、一時的マーケットインパクト指数などの一以上の銘柄パラメータを含んでもよい。一例において、ベータは市場に対する銘柄のリスクを示し、ドリフトは銘柄価格の経時的変化を示し、ボラティリティは銘柄価格のボラティリティを示し、一時的マーケットインパクト係数と一時的マーケットインパクト指数は、銘柄価格が発注による一時的な流動性不均衡によって一時的にどのように影響を受けるかを示す。一例において、トレーダーは、トレーダーデータベース130に保存された値に基づいて、一以上の銘柄パラメータを指定してもよい。例えば、トレーダーは、トレーダーデータベースに保存された銘柄に関する履歴データに基づいてベータ値を計算することができる。215において、MCPプラットフォームは、かかる銘柄パラメータをリクエストから検索し、銘柄パラメータを保存するためにMCPプラットフォームプログラムコードによって使用される対応変数にそれらを置くことができる。
MCPプラットフォームは一以上の交換所220から市場パラメータを検索することができる。MCPプラットフォームによって検索された市場パラメータは、銘柄ビッド価格、銘柄アスク価格、数量、及び/又は、MCPプラットフォームの動作を容易にする同様のパラメータを含むことができる。ある実施例では、MCPプラットフォームは金融取引促進システムの一部であってもよく、C++関数を市場データを提供する金融取引促進システムモジュールに要求することによって市場パラメータは検索可能である。別の実施例では、通信ネットワークを介しての市場データフィードを通じて交換所から市場パラメータは検索可能である。一例において、データフィードは、XMLフォーマットでなされてもよく、以下の形式を採ってもよい。
別の例において、データフィードは「|」などのセパレータ記号によって分離されたデータフィールドを含むテキストファイルでもよく、以下の形式をとってもよい。
一例において、データファイルをパースすることによって、例えば、Perl m//演算子(例えば、m/.*|/)を使用することによって市場データフィードからデータを抽出可能である。別の例では、様々な方法で多数のデータフィードからデータを受信および結合が可能である。例えば、二以上のフィードが同一の市場パラメータに関するデータを供給する場合、MCPプラットフォームは、好ましいフィードから値を選択し、平均値を取り、及び/又は、最大フィード数によって供給された値を選ぶことができる。
MCPプラットフォームは、クライアントの注文を実行するための全入力が受信されたかどうかを、225において、決定をする。ある実施例では、MCPプラットフォームによって使用される必要な入力のリストをMCPプラットフォーム管理者が指定し、MCPプラットフォームによって使用された設定ファイルに保存されてもよい。別の実施例では、これらのパラメータのリストは、C++で書かれたソフトウェアプログラムなどの、MCPプラットフォームの動作を容易にするソフトウェアプログラムに変更不能にコードされてもよい。
受信されていなければ、230において、MCPプラットフォームは、供給されたデータに基づいて、及び/又は、MCPプラットフォームデータベースのデータ及び/又はMCPプラットフォームがアクセス可能な他のデータソースに基づいて、かかる入力を検索及び/又は作成することを試みてもよい。例えば、MCPプラットフォームは、銘柄パラメータが指定するベータを受信しなかった場合、かかるデータがMCPプラットフォームデータベースにおいて入手可能であるか、及び/又は、MCPプラットフォームがアクセス可能な他のデータソースにおいて入手可能である場合には、MCPプラットフォームは、履歴市場データに基づいてベータの計測を作成することを試みてもよい。
ある実施例において、銘柄パラメータは、マイクロソフトSQLサーバ、MySQLなどを使用してSQLデータベースなどのMCPプラットフォームデータベースに保存されてもよい。一例において、銘柄パラメータは、以下の形式をとることができる挿入コマンドを使用してデータベースに挿入されてもよい。
一例において、銘柄パラメータは、以下の形式をとることができる選択コマンドを使用してMCPプラットフォームデータベースから検索可能である。
もしMCPプラットフォームが不足している入力値を検索及び/又は作成することができない場合には、MCPプラットフォームはエラーメッセージを作成してトレーダーに警告してもよい235。そうでなければ、MCPプラットフォームは、240において、将来の取引すべき株数の関数として将来のインプリメンテーション費用を分析的に評価してもよい。ある実施例においては、MCPプラットフォームは、投資期間をΔN株を取引する現在の期間(tnow、tnow+Δt)と取引用に残っているN残存株を取引する将来の期間(tnow+Δt、T)に分けることができる。将来のインプリメンテーション費用を分析的に評価するために、MCPプラットフォームは、より詳細に図3に記載されているように、インプリメンテーションショートフォールに基づいて関数の極値で評価されたインプリメンテーション費用関数を検索してもよい。一例において、かかるインプリメンテーション費用関数をユーザが選択されてリクエストにおいて指定されてもよい。
245において、取引すべき現在の株数の関数として瞬間インプリメンテーション費用を数値的に評価するために、MCPプラットフォームは、直ちにΔN株を取引する直接費と直ちにΔN株を取引するインパクトコストの合計として表現された瞬間インプリメンテーション費用関数を検索してもよい。一例として、かかるインプリメンテーション費用関数はユーザによって選択されリクエストで指定されてもよい。
合計インプリメンテーション費用は、将来のインプリメンテーション費用と瞬間インプリメンテーション費用の合計である。250において、MCPプラットフォームは、現在のパラメータ(Δt、T、期待スプレッド、ボラティリティ、インパクト係数など)に基づいて合計インプリメンテーション費用を最小にする取引すべき最適な現在の株数を求めることによって、N残存株の残量から、255において、取引すべき最適な現在のΔN株数を決定してもよい。
MCPプラットフォームが、260において、全てのN株が取引されていないことを決定すると、MCPプラットフォームは現在のパラメータで合計インプリメンテーション費用モデルを更新してもよい。MCPプラットフォームは、MCPプラットフォームが、全株数が取引されたと決定するまで270、最適の現在の株数の注文を再最適化および再実行し続けてもよい。
図3はMCPプラットフォーム動作の一実施例における論理フロー全体の具体例を示している。301において、クライアント注文に対する最適化された取引スケジュールを決定するリクエストを受信すると、MCPプラットフォームは、一以上のデータソースから一以上の市場パラメータ(例えば、証券ビッド価格、証券アスク価格、数量)、銘柄パラメータ(例えば、ベータ、ドリフト、ボラティリティ)、及び/又は、注文パラメータ(例えば、銘柄記号、注文実行期間)を検索してもよい。
305において、検索されたデータに基づいて市場変数に対する確率過程が指定可能である。一例として、市場変数は金融商品の取引価格及び/又は数量を含むことができる。一例として、市場変数に対して指定された確率過程は算術的ランダムウォークを含む。例えば、金融商品の価格に対して指定された確率過程は算術的ランダムウォークを含むことができて、以下の形式をとることができる。
この確率過程において、銘柄の実態価格
の経時的変化の様子は、銘柄価格が時間tと共にどのように変化するかを示すドリフトμと、ランダムウォーク変数dB(t)に基づいて銘柄価格のボラティリティを示すことができるボラティリティσに基づいて表現される。ある実施例において、ドリフトとボラティリティの値は、検索された銘柄パラメータに基づくことができる。確率過程の選択に関する更なる詳細については図4を参照のこと。
インプリメンテーションショートフォールは、実現された取引コストと何らかの目標ベンチマークの差として定義することができる。例えば、到着値段ベンチマークなどの目標ベンチマークは、銘柄を取引する最適な取引コストを指定してもよい。インプリメンテーションショートフォールは、ベンチマーク費用を超えて銘柄を取引するのに被った追加の取引コストを計測する。ある実施例において、クライアント及び/又はトレーダーは、市場予測、リスク許容度などに基づいてベンチマークを選択してもよい。例えば、到着値段ベンチマークは、賭けにくいかもしれないが、VWAPベンチマークよりもノイズが多いかもしれない。ある実施例において、ベンチマーク費用は検索された銘柄パラメータに基づいて計算可能である。インプリメンテーションショートフォールは確率積分310として指定可能である。一例において、インプリメンテーションショートフォール(IS)は以下のように定義可能である。
ここで、
はファンダメンタルな株価(即ち、平均株価)、
はベンチマーク取引スケジュール、yは成行注文スケジュール、S(t,y)は成行注文yを実行する観察価格、fはパッシブな指値注文の約定速度、S(t)はパッシブな指値注文fを実行する観測価格である。
この例では、ファンダメンタルな株価は、銘柄価格がどのように経時的に変化するかを説明する確率過程に基づき、以下の形式を採ってもよい。
成行注文を実行する実現価格は、銘柄価格の経時的変化を表す確率過程に基づいてもよく、以下の形式をとることもできる。
ここで、
は期待された市場出来高のフロー速度、αは一時的インパクト係数、成行注文は、一時的マーケットインパクト、
と同様に、スプレッドδを支払う。
ある実施例においては、インプリメンテーションショートフォールは取引される銘柄の実現費用と到着値段ベンチマーク費用との差の確率積分を含んでもよく、以下の形式を採ることができ、最後のステップは各部の積分に基づいている。
別の実施例においては、インプリメンテーションショートフォールは取引される商品の実現費用と出来高加算平均価格(VWAP)ベンチマーク費用との差の確率積分を有してもよい。
は正規化された累積的出来高プロフィールを表すものとする。V(t)は単調増加関数であってもよく、V(0)=0、V(T)=1である。一例において、VWAP価格ベンチマークに対応するインプリメンテーションショートフォールは、
によって与えられてもよく、最後のステップは各部の積分に基づいている。出来高プロフィールは非常に不確実である場合があるので、VWAP分析はその到着値段分析よりも難しい傾向にある。確率積分としてインプリメンテーションショートフォールを指定することに関する更なる詳細については図5を参照のこと。
インプリメンテーション費用は、ここで「効用」とも呼ばれ、期待されたインプリメンテーションショートフォール及び/又は関連値315の関数として指定されてもよい。インプリメンテーション費用を指定する関数は、トレーダー、MCPプラットフォーム管理者によって選択されてもよいし、銘柄取引時に、より計算が簡単な平均分散法などのトレーダーが我慢すべきやや不正確な代替を使用することと平均リスク法などの計算が複雑だがより良い代替を使用することのトレードオフの考えに基づいてMCPプラットフォームによって変更不能にコードされてもよい。
ある実施例においては、インプリメンテーション費用は期待された取引コストと約定リスクの両方を評価する。例えば、インプリメンテーション費用は、インプリメンテーションショートフォールに対する期待値と、リスク許容度及び/又は回避係数が掛けられたインプリメンテーションショートフォールの分散及び/又は標準偏差などの期待リスクの合計を有することができる。例えば、リスク回避係数κは、クライアントによって提供されてもよいし、トレーダーによって選択されてもよいし、MCPプラットフォームのデフォルト値であってもよい。一例として、リスク回避係数は定量的に指定可能である。別の例では、リスク回避係数は(攻撃的、中くらい、控え目などの)定性的な値として指定可能であり、MCPプラットフォームによって所定の対応する定量的な値に変換可能である。
一例として、インプリメンテーション費用は、平均分散法を使用して計測可能であり、以下の形式を採ることができる:
IC=E[IS]+κVar[IS]
別の例では、インプリメンテーション費用は二次効用法を使用して計測され、以下の形式を採ることができる。
IC=E[IS]+κE[IS2]
更に別の例では、インプリメンテーション費用は平均リスク法を使用して計測され、以下の形式を採ることができる。
IC= E[IS] + κ√(Var[IS])
ある実施例においては、好ましいインプリメンテーション費用計測は、銘柄パラメータ(例えば、ベータ、ドリフト、ボラティリティ)、注文パラメータ(例えば、銘柄記号、注文実行期間)などに基づいて選択可能である。例えば、クライアントが、1時間以内に株の大きいポートフォリオに関する取引を実行することを望む場合、平均分散法は好ましいインプリメンテーション費用計測として選定可能である。しかしながら、クライアントが、1日にわたって単一の証券を伴う取引を実行することを望んでいる場合、平均リスク法は好ましいインプリメンテーション費用計測として選択可能である。別の実施例では、クライアント及び/又はユーザによって知覚されるインプリメンテーション費用計測に関連している使い易さに基づいて好ましいインプリメンテーション費用計測が選択されてもよい。インプリメンテーション費用を指定することに関する更なる詳細については図6を参照のこと。
様々な実施例において、インプリメンテーション費用は、最小のインプリメンテーション費用を産み出す取引スケジュール及び/又は発注ポリシーを決定するように最適化可能である。これらの極値は、320において、最適インプリメンテーション費用を産み出すために、それらの発注ポリシーと取引スケジュールのインプリメンテーション費用を評価することによってその後に決定されてもよい。この評価に使用される好ましい取引戦略は、MCPプラットフォーム管理者によって選択され、MCPプラットフォームユーザによって選択され、変更不能にソフトウェアプログラムにコードされるなどしてもよい。例えば、計算の複雑性、市況、銘柄、所望の約定速度などに基づいて好ましい取引戦略を選択できる。例えば、注文パラメータが、クライアントが1日の間で単一の株を取引することを希望することを示していれば、単一株に対して適応型平均分散戦略が使用可能である。注文パラメータが、クライアントが数分で株のポートフォリオを取引することを希望することを示していれば、非適応型平均分散戦略が使用可能である。インプリメンテーション費用パラダイムという標題の章で説明される非限定的なパラダイムの例で示すように、様々な実施例においてインプリメンテーション費用を評価するのに様々なパラダイムが使用可能である。インプリメンテーション費用を評価するパラダイムを作成することに関する更なる詳細については図7を参照のこと。
インプリメンテーション費用への即刻の貢献、例えば、瞬間インプリメンテーション費用は、現在及び/又は即刻の発注及び/又は取引決定325の関数として表現されてもよい。一例において、インプリメンテーション費用への即刻の貢献は以下で与えられる。
ここで、最初の二項は、ΔN株を直ちに取引する直接費を表し、第3項はインパクト費用を表している。
MCPプラットフォームは、合計インプリメンテーション費用を、330において、選択されたパラダイムによって指定されるように、所与の発注決定に対する瞬間インプリメンテーション費用と対応する今後の最適インプリメンテーション費用の合計と定義してもよい。合計インプリメンテーション費用が一旦決定されると、一例として、MCPプラットフォームは、発注決定、投資期間などの関数としての合計インプリメンテーション費用を最小にすることによって335、最適の現在の発注決定をすることができる。決定された最適な現在の発注に関する更なる詳細については図8と9を参照のこと。
決定された最適の現在の発注は、一例として、指定銘柄及び/又は株数の取引を実行する取引システムに提供されてもよい340。別の例として、最適な現在の発注は、なされた取引を補助及び/又は教えるために、ブローカー、トレーダー、投資家などに表示用に提供されてもよい。合計インプリメンテーション費用が335で成立される一以上の金融商品など、約定されるべき取引があるかどうかを決定してもよい345。そうであれば、インプリメンテーション費用モデルは取引可能銘柄の現在のブックで更新可能であり350、更新された合計インプリメンテーション費用は次の最適な現在の発注をもたらすために335再び最小化されてもよい。さもなければ、取引の現在のラウンドが終了する355。
図4は、MCPプラットフォームのある実施例における確率過程の選択を示す論理フローチャートである。図4において、どの市場変数が確率過程として指定されるべきであるかに関する情報が検索されてもよい405。一例において、かかる情報は、MCPプラットフォーム設定ファイルに保存可能である。別の実施例において、かかる情報はC++ソフトウェアプログラムに変更不能にコードされてもよい。
ある実施例においては、MCPプラットフォームは、410において、市場変数に対する確率過程がMCPプラットフォームユーザによって選択されたかどうかを決定することができる。例えば、MCPプラットフォームユーザは、所与の市況、銘柄、所望の約定速度などに最適であるとみなされた市場変数に対する確率過程を選択することができる。その場合には、MCPプラットフォームは、他の市場変数が、425において、確率過程として指定される必要があるかどうかをチェックし、リストの全市場変数が確率過程として指定されたことを決定するまで410に戻ってもよい。
そうでない場合には、ある実施例においては、MCPプラットフォームは、市場変数に対する確率過程がデフォルト値としてMCPプラットフォーム管理者などによって選択されているかどうかを、415において、判断してもよい。例えば、MCPプラットフォーム管理者は、市場変数に対する確率過程がどのように指定されるべきであるかを決定可能であり、市場変数の選択された確率過程が使用されるべきであるかを示すためにデフォルト値を格納する設定ファイルを更新してもよい。一例として、MCPプラットフォーム管理者は、タイプ入力したり、ラジオボタンを選択したり、選択ボックスのオプションを選択したり、MCPプラットフォームの管理制御パネルにおける市場変数に対して定義された確率過程に関連するものなどによってグラフィカルユーザインターフェースを使用してデフォルト設定を更新してもよい。別の例において、市場変数に対する確率過程は、C++で書かれたソフトウェアプログラムなどのソフトウェアプログラムに変更不能にコードされることによってデフォルト値とされてもよい。デフォルト値があれば、MCPプラットフォームは、他の市場変数が確率過程として指定される必要があるかどうかを425において判断し、リストの全ての市場変数が確率過程として指定されたことを決定するまで410に戻ってもよい。
そうでない場合には、ある実施例では、MCPプラットフォームは、MCPプラットフォームのユーザインターフェース(例えば、入力ボックス、ラジオボタン、選択ボックスなど)を使用して選択してexcelスプレッドシートに入力するなどすることによって、MCPプラットフォームユーザに市場変数のために420において確率過程を選択するように促すことができる。全市場変数が確率過程として一旦指定されると、MCPプラットフォームは図3の310に進む。
図5は、MCPプラットフォームの一実施例においてインプリメンテーションショートフォールを確率積分として指定することを示す論理フローチャートである。図5において、505で、利用可能なベンチマークに関する情報が検索可能である。一例において、利用可能なベンチマークのリストは、MCPプラットフォームの設定ファイルで指定可能である。別の例では、利用可能なベンチマークのリストは、MCPプラットフォームデータベースから検索可能である。
510において、利用可能なベンチマークに関係するパラメータの情報が検索可能である。ある実施例において、かかる情報はMCPプラットフォームのユーザによって指定可能である(例えば、リスク許容値)。別の実施例において、MCPプラットフォームは利用可能なデータ(例えば、MCPプラットフォームデータベースに保存された履歴データ)に基づいて、かかるパラメータを生成することができる。
515において、ユーザが好ましいベンチマークを選択したかどうかについて決定可能である。一例において、ユーザリクエストに含まれるデータに基づいてこの決定をしてもよい。別の例において、利用可能なベンチマーク関連パラメータに基づいてこの決定がなされてもよい(例えば、MCPプラットフォームデータベースに保存されたクライアント及び/又はユーザのリスク許容度を指定するユーザプロファイル)。
ユーザが好ましいベンチマークを選択した場合、MCPプラットフォームは520においてかかるベンチマークを検索及び/又は適用してもよい。例えば、かかるユーザが選択したベンチマークは出来高加重平均価格(VWAP)ベンチマークであってもよい。ユーザは好ましいベンチマークを選択しなかった場合は、MCPプラットフォームは、525において、システムデフォルトベンチマークを選択してもよい。一例において、かかるシステムデフォルトベンチマークは到着値段ベンチマークであってもよい。
ある実施例において、530において、選択されたベンチマークと市場変数に対して指定された確率過程に基づいて確率積分としてインプリメンテーションショートフォールが指定可能である。
図6は、MCPプラットフォームの一実施例において指定インプリメンテーション費用関数を指定することを示す論理フローチャートである。図6において、利用可能なインプリメンテーション費用計測に関する情報は605において検索可能である。一例において、利用可能なインプリメンテーション費用計測のリストはMCPプラットフォームの設定ファイルで指定可能である。別の例では、利用可能なインプリメンテーション費用計測のリストは、MCPプラットフォームデータベースから検索可能である。
利用可能なインプリメンテーション費用計測関連パラメータに関する情報は、610において検索可能である。ある実施例においては、かかる情報は、MCPプラットフォームのユーザによって指定可能である(例えば、クライアント及び/又はユーザによって知覚されるインプリメンテーション費用計測に関連する使い易さ)。別の実施例においては、MCPプラットフォームは利用可能なデータ(例えば、MCPプラットフォームデータベースに格納された履歴データ)に基づいてかかるパラメータを生成することができる。
615において、ユーザが好ましいインプリメンテーション費用計測を選択したかどうかに関して決定がなされる。一例において、この決定は、ユーザリクエストに含まれるデータに基づいてなされる。別の例では、この決定は、利用可能なインプリメンテーション費用関連パラメータ(例えば、MCPプラットフォームデータベースに保存されてインプリメンテーション費用計測に関連する使い易さのクライアント及び/又はユーザの知覚を指定するユーザプロフィール)に基づいてなされてもよい。
ユーザが好ましいインプリメンテーション費用計測を選択した場合、MCPプラットフォームは、620において、かかるインプリメンテーション費用計測を検索及び/又は適用可能である。例えば、かかるユーザが選択したインプリメンテーション費用計測は平均リスク法であってもよい。ユーザが好ましいインプリメンテーション費用計測を選択しなかった場合、MCPプラットフォームは、625において、システムデフォルトインプリメンテーション費用計測を選択可能である。一例において、かかるシステムデフォルトインプリメンテーション費用計測は平均分散法であってもよい。
ある実施例において、インプリメンテーション費用関数は、630において、選択されたインプリメンテーション費用計測に基づいて指定可能である。
図7は、MCPプラットフォームの一実施例において、インプリメンテーション費用を評価するパラダイムを作成することを示す論理フローチャートである。図7においては、705において、選択されたインプリメンテーションショートフォールとインプリメンテーション費用関数に関する情報が検索可能である。例えば、一例において、かかる情報は、530と630において、情報出力を保存するキャッシュから検索可能である。ある実施例では、市場パラメータに関する情報も、710において、検索可能である。
720において、今後の最適なインプリメンテーション費用のパラダイムが作成可能である。ある実施例では、かかるパラダイムは、選択されたインプリメンテーションショートフォール、インプリメンテーション費用関数、および市場パラメータに関連付けられた変数微積法と確率制御理論を使用して、発注ポリシーに関してインプリメンテーション費用関数の評価に基づいて関数の極値で作成可能である。一例において、発注ポリシーに関する関数の極値におけるインプリメンテーション費用関数の評価は、データベースに格納されてもよい。別の例においては、発注ポリシーに関する関数の極値におけるインプリメンテーション費用関数の評価は、C++ソフトウェアプログラムに変更不能にコードされてもよい。
図8は、MCPプラットフォームのある実施例において、決定された最適の現在の発注を示す論理フローチャートである。805において、合計インプリメンテーション費用の評価に使用される市場パラメータに関する情報が検索可能である。ある実施例においては、数値計算上の技法は、市場パラメータに基づいて合計インプリメンテーション費用を最小にするのに使用可能である。815において、最小にされた合計インプリメンテーション費用に関連する成行注文量が取得可能である。一例において、これは最小にされた合計インプリメンテーション費用に関連する成行注文量に対応するC++変数値であってもよい。
図9は、MCPプラットフォームによって解くことが可能な発注決定問題の非限定的な例を示す図である。ハーフスプレッドとマーケットインパクトを支払う成行注文を今提出するかハーフスプレッドを節約して注文を直ちに約定しないリスクと到着値段ベンチマークから更に離れた価格のリスクと共に指値注文で待つか?上述したように、ある実施例においては、MCPプラットフォームは、期間TでN株を取引する最適戦略またはニア最適戦略を決定することによって、この問題を解いてもよい。ある実施例においては、MCPプラットフォームは、期間Tの各サブ間隔中に配置されるべき成行注文サイズを出力してもよい。MCPプラットフォームは、様々な発注決定問題を解くことができることを理解すべきである。かかる問題の他の非限定的な例は以下のものを含んでもよい。現在の最良ビッドに等しい指値で指値注文として何株を今見せるべきか。成行注文として何株を今約定すべきか?どんな指値でECN−Zで株を掲示すべきか?Peg−Mid注文としてDarkPoolXに何株を掲示すべきであるか?。
図11は、MCPプラットフォームのユーザインターフェースの一実施例を示すスクリーンショット図である。ある実施例においては、トレーダーは、MCPプラットフォームで様々なパラメータを指定することによって注文することができる。図11に示すように、トレーダーは銘柄記号、注文量、投資期間などの注文パラメータを入力することができる。トレーダーは、到着値段ベンチマーク、VWAPベンチマークなどの、使用するベンチマークを選択してもよい。トレーダーは、平均分散法、二次効用法、平均リスク法など、使用するインプリメンテーション費用計測を指定してもよい。トレーダーは、MCPプラットフォームがリスク回避係数を決定するのに使用すべきリスク許容度を指定してもよい。トレーダーは、「発注」ボタンをクリックすることによって注文を提出してもよい。
インプリメンテーション費用パラダイム
ある実施例において、到着値段ベンチマークで単一株を取引するための非適応型平均分散戦略が使用されてもよい。非適応型取引戦略は、時間のみに依存する取引スケジュールy(t)であり、確率コンポーネントは平均株価のランダムウォークdB(t)に由来してもよい。非適応型平均分散戦略を使用すると、適応型平均分散戦略を使用するよりも計算量が大きくないかもしれない。一例として、かかる戦略の期待されるインプリメンテーションショートフォールとインプリメンテーションショートフォールの分散は以下のように表現されてもよい。
市場成果のユーザの期待に依存して、一時的マーケットインパクト関数指数γは様々な値を採ることができる。一例として、ユーザは0(これを含む)と1の間に一時的マーケットインパクト関数指数γを設定してもよい。この例では、インプリメンテーション費用を評価するパラダイムは以下のようであってもよい。
モデル
効用
U=E[IS]+κVar[IS]
結果
以下の境界条件で以下の二次ODEを解く必要がある。
上記ODEはIMSLによって与えられるもののように標準ODE解によって効率的に解くことができる。
別の例において、ユーザは一時的マーケットインパクト関数指数γを1に設定してもよい。この例では、インプリメンテーション費用を評価するパラダイムは以下の通りであってもよい(表記を簡潔にするため、ゼロドリフト及びゼロ恒久的インパクトが仮定されている)。
モデル
効用
U=E[IS]+κVar[IS]
定義
結果
別の実施例において、到着値段ベンチマークで単一株を取引するために適応型平均分散戦略が使用可能である。適応型取引戦略は、状態空間と同様に時間に依存する取引ポリシーである。状態空間は残存ポジションと価格履歴の何らかの表示を含む。ドリフトのようなものについて永続的主要パラメータ誤見積もりがなければ、適応戦略はその非適応型戦略よりも平均して低いインプリメンテーション費用をもたらす。相場がドリフトしない算術的ランダムウォークdS=σdB(t)に従うものとする。取引期間TでサイズNの注文を考える。簡単のため、ゼロ指値注文約定速度(即ち、f=0)を仮定する。X(t)が注文の残存ポジションを表し、ポジション変化は取引ポリシーy(・)、即ち、dX(t)=−y(・)dtによるものとする。インプリメンテーションショートフォールISは、以下の動学を有することができる:d(IS)=(φy2+μX)dt+σXdB(t)。ここで、線形な一時的インパクトが仮定され、
はインパクト係数である。CがISとその期待値の差、即ち、C=IS−E[IS]であるとする。すると、E[C]=0である。更に、d(C)=[φ(y−Ey)+μ(X−EX)]dt+σXdB(t)が成立する。ここで、Eyはランダム変数yの期待値を表している。目的は,目的関数F=E[IS(T)]+κ・Var[IS(T)]を最小にする最適取引ポリシーy*を求めることであり、κはリスク回避係数である。
一例において、最適な適応型戦略は効率的な数値手順に従う形式で定式化されてもよい。状態空間を{t,X,C}とすると、目的関数全体は以下のようになる。
E[IS(T)]とVar[IS(T)]を計算する効率的な方法を見つけるために、XとCの第1と第2のモーメントのダイナミクスは以下のようであってもよい。
E[IS]
E[X]
E[X2]
Var(IS)
E[XC]
線形マーケットインパクト関数の場合、4つの常微分方程式と境界条件は以下の通りであってもよい。
平均分散目的関数を最小にする最適なaを求めるためにaの効率的な一次元サーチがなされてもよい。aの潜在的価値ごとに、一秒の百分の一のオーダーでなされてもよいODEの上記システムが解かれてもよい。
冪乗則マーケットインパクト関数の場合、4つの常微分方程式(ODE)と境界条件は以下のとおりであってもよい。
線形マーケットインパクトの場合のように、平均分散目的関数を最小にする最適なaを求めるためにaの効率的な一次元サーチがなされてもよい。
別の実施例においては、到着値段ベンチマークによって株のポートフォリオを取引する非適応型平均分散戦略が使用可能である。この実施例においては、第i番目の株
の価格は、以下のように、算術的ランダムウォークを有すると仮定する。
第i番目の株と第j番目の株のランダムウォークは相関付けられ、相関は共分散行列Σを使用して記載可能である。その構成要素は以下のようになる。
一例において、インプリメンテーション費用を評価するためのパラダイムは以下の通りであってもよい。
期待費用は以下のように書くことができる。
約定リスクは以下のようになる。
閉形式解は以下のように取得されてもよい。
インプリメンテーション費用は以下のように記載されてもよい。
ゼロのドリフトで特別な場合に、項は以下のように単純化される。
別の例では、商業的オプティマイザーは制約問題のトラジェクトリーを得るのに使用可能であり、オプティマイザーで得られたトラジェクトリーと分析的に得られた閉形式目的関数は以下のように結合可能である。オプティマイザーで得られた最適なトラジェクトリーに基づいて、全取引投資期間はサブ間隔[t=0,t,t…,tn−1,t=T]に分割される。ここで、株は、各サブ間隔の間、取引または非取引である。トラジェクトリーは、各サブの期間の終わりで[N,N…,N=0]ポートフォリオの残り株を与える。tで終了するサブ期間中に取引する場合、境界条件X(t)=Nで最適化するのに解析的枠組みを使用する。定期的に、オプティマイザーは、サブ間隔情報を更新するように要求される。
以下の表記が使用される。株のポジションベクトルXの要素は、サブ間隔中に取引されない株が後に続くアクティブにトレードされた株が最初にリストに記載されるように再配列される。
このため、一時的インパクト係数の対角行列、共分散行列、およびドリフト項もこれに従って再配列可能である。
以下として一期間の株ポジションを以下のように表す。
サブ間隔中の取引量を以下のように表す。
解は以下のように与えられる。
T=t‐ti−1とすると、費用関数は以下のように計算可能である。
線形インパクトモデルを使用すると、将来と現在のリスク調整された費用の両方は二次関数であり、最適取引量を分析的に決定可能であり、最適取引量が費用の合計を最小にすることによって取得可能である。
C=C0(ΔN)+C1(N-ΔN)=ΔNT・(A0+A1)ΔN+(b0-b1-2A1N)T・ΔN+NT・A1N+b1 T・N
別の例において、ドル中立性を考慮するために以下のようにドル中立ペナルティ条項も目的関数に追加されてもよい。
別の例では、時間依存パラメータを使用可能である。投資期間[0,T]を2つの部分、即ち、[0,T]と[T,T]に分ける。[0,T]に使用されるパラメータは現在の市況に基づいており、[T,T]に使用されるパラメータは現在の観測と過去のパターンの両方を考慮する幾つかの平滑化機構を使用して見積もられる。この例において、合計インプリメンテーション費用は、以下のように表現可能である。
ここで、添字lと2は第1の区間[0,T]と第2の区間[T,T]の関連を示している。ZとZはXのある直交変換である。境界条件はX(0)=NとX(T)=0である。
[T,T]に対する最適費用値は以下のものに等しい。
C(T1, T)=δ2 TX(T1)+[Z2(T1)]T2 1/2coth(Λ2 1/2(T-T1))]Z2(T1)
[0,T]に対する最適な今後のコスト値は以下のものに等しい。
C(0, T1)=
δ1 T[N-X(T1)]+[Z1(0)-Z1(T1)]T1 1/2coth(Λ1 1/2T1)][Z1(0)-Z1(T1)]+2[Z1(T1)]T1 1/2(coth(Λ1 1/2T1)-cschΛ1 1/2T1)][Z1(0)-Z1(T1)]
[0,T]に対する全費用値は以下のものに等しい。
C(0, T)=C(0, T1)+C(T1, T)
理論上、MCPプラットフォームは、より計算負荷が重くなるが二よりも多くの区間を使用してもよい。MCPプラットフォームは、この手法を巡り行く投資期間において、現在の市況と期待された市況の間で約定を通じて区別可能なように適用してもよい。
別の実施例においては、到着値段ベンチマークによって株のポートフォリオを取引するための動学的な平均分散戦略を使用可能である。単一株の場合と同様の方法で、動学的なポートフォリオ約定問題は以下の目的関数を最小にすることである。
本実施例において、以下のODEと対応する境界条件が使用可能である。
別の実施例では、単一株をVWAPベンチマークによって取引するための動学的な平均分散戦略を使用可能である。vが[0,T]に対応する正規化された瞬間出来高プロフィールであるものとする。累積出来高プロフィール
をVtで表す。基本的に、Vtは[0,T]の市場出来高の一部としての[0,t]における市場出来高に等しい。すると、V=0、V=1である。同様に、定義上、dVt=vdtである。出来高プロフィールが平坦であれば(即ち、カレンダー時刻の代わりに出来高時刻が使用されれば)、Vtはt/Tと等しくなる。[0,T]の全市場出来高は時間Tと最終市場出来高が数えられるまで観察可能ではないので、Vtはセミマルチンゲールである。
Stがある算術的ランダムウォークに従う平均約定価格であるとする。すると、期間[0,T]におけるVWAP価格は以下の通りである。
期間[0,t]におけるVWAP価格は以下の通りである。
Vtの不確実性がない場合、微積法を使用すると、以下のようになる。
D(VWAPt)=(vt/Vt)(Pt-VWAPt)dt=(Pt-VWAPt))d(logV)
不確実な出来高プロフィールに対して、1つのオプションは、ブラウン橋としてのモデルVtである。vを期待された瞬間出来高プロフィールを表すものとする。σをブラウン橋に対応するボラティリティであるものとする。この場合、dVt=vdt+σd(BB)となる。ここで、BBは標準ブラウン橋であり、価格ブラウン運動から独立しているものと仮定できる。
Cov(Pt,Vt)をStとVtの間の瞬間共分散であるものとする。VWAPベンチマークに対応するインプリメンテーションショートフォールは以下の通りである。
最終項が外因性であるので(即ち、それは平均分散的に一定であるので)、検討から外してもよい。dS=σdBとすると次式が成立する。
Ytによって累積取引量を表す。この場合、Yt=N−Xtである。時刻tにおけるP&Lを
で表す。即ち、
ここで、NVtは時刻tにおける目標累積取引量である。最終式の最初の二項の合計は、[0,t)におけるYt株を買うのに支払われる実際の費用に対応する。この実際の費用と第三項の合計は(時間tでの取引は摩擦なしであると仮定する)時間tによってNV株を取引する「実現」費用を表している。換言すれば、YtはNVtよりも大きい(小さい)場合には、MCPプラットフォームは時刻tにおける平均株価で差を売る(買う)。上式の最終項は0とtとの間の実現されたVWAP価格をNVt倍したものである。従って、時刻tにおけるP&Lは「実現」費用とベンチマーク費用の差である。
目的関数が二次効用のものであるように設定される場合には、動学的な目的関数は以下のようになり、適応型確率制御枠組みに適合する。
VSによって示されたVWAPスリッページを
と定義する。
が[0,T]におけるVWAPによって見られる平均約定価格を示すものとする。
が[0,T]に被った平均(相対)マーケットインパクトを表すものとする。即ち、
であるものとする。PRが参加速度、即ちPR=N/Vであるものとする。この場合、次式が成り立つ。
上記関係は動学的なVWAPを幾つかを解明する。出来高プロフィールの不確実性がある場合に動学的なVWAP戦略のパフォーマンスが
に近ければ、インプリメンテーション費用を減少するために殆どされることがない。
別の実施例においては、到着値段ベンチマークによって単一株を取引するための非適応型平均リスク戦略が使用可能である。一例として、ユーザは0(これを含む)と1の間に一時的マーケットインパクト関数指数γを設定可能である。この例では、インプリメンテーション費用を評価するためのパラダイムは以下の通りであってもよい。
モデル
効用
定義
結果
別の例では、ユーザは一時的マーケットインパクト関数指数γを1に設定することができる。この例では、インプリメンテーション費用を評価するためのパラダイムは以下のようであってもよい(表記を簡単にするために、ゼロドリフトとゼロ恒久的インパクトが仮定されている)。
モデル
効用
定義
結果
一例において、MCPプラットフォームは、MCPロジックが起動している時は常に再最適化が可能である。MCPプラットフォームがtにあると仮定する。目標は、tからTまで積分された総費用を最小にする最適ポリシーの一部であり、MCPプラットフォームが次のΔt秒に成行注文を使用して取引すべき最適なΔN株を求めることである。
からTまでの積分は2つの部分、即ち、tからt+Δtまでの積分(即刻の費用)とt+ΔtからTまでの積分(将来の費用)に分解される。MCPプラットフォームは、長方形によってtからt+ΔTの積分を近似してもよい。第1の積分はリアルタイムパラメータ観測に基づいていてもよく、現在の市況を考慮している。第2の積分は、平滑化されたパラメータの見積りに基づいている。
費用が0からTまで積分されてMCPプラットフォームが閉形式解を有するとしても、MCPプラットフォームは費用積分の下限が正であると閉形式解を有しない。t+ΔtからTまでの最適な今後の費用を評価するために、MCPプラットフォームは0からTまでの費用積分に対応する閉形式解の付近で形成された効率的な数値計算上の技法を使用してもよい。
例えば、MCPプラットフォームはベルマンの最適性の原理を使用することができる。0<t<Tに対して0からTまでに最適な利益確定売り(trade−out)のトラジェクトリーがあり、tからTまでにトラジェクトリーの端点があるものとする。実際のX(t)が初期の利益確定売りのトラジェクトリーによって投影された残り株数に等しい場合、端点はtからTまでの費用積分を最小にする最適解である。別のパラメータ定数が一定にされると、X(t)は注文サイズで単調に増加している。従って、tからTまでの費用積分を最小にするために、MCPプラットフォームは、X(t)がtにおける観測された残り株数に等しい架空注文サイズを求める効率的なサーチ(例えば、二分検索または黄金検索)を最初に実行することができる。
この架空発注サイズに対して、0からTまでの利益確定売りのトラジェクトリーの閉形式解がある。tからTまでの利益確定売りのトラジェクトリーの端点はtからTまでの費用積分を最小にする最適な解である。従って、閉形式で将来の価格を計算することができる。
MがΔNの上限を表すものとする。0とMの間の各ラウンドロットΔNに対して、MCPプラットフォームは、即刻の費用と将来の費用の合計を計算し、全費用を最小にするものを選ぶことができる。
即刻の費用はΔNにおいて自明の凸関数である。X(t)−ΔNにおいて凸状であるので将来の費用もΔNにおいて凸状である。将来の費用はなぜX(t)−ΔNにおいて凸形状であるのか(即ち、t+Δtにおける残り株数)?残り株数においてもう一つの株を取引する増分費用は増加しており、それは、凸状を定義するための平易な英語方式である。2つの凸関数の合計が凸状であるので、全費用関数はΔNで凸形状を有する。このため、MCPプラットフォームは最適のΔNを探索するとき、MCPプラットフォームは、全費用関数の凸状特性のためにグローバルに最適であることが保証されているローカルな最適解を求めると直ちに停止することができる。
別の例において、MCPプラットフォームは、現在の日の大引けを越えた時刻Tの注文を受信してもよい。一般性の喪失がなければ、次の取引日の終わりまでにMCPプラットフォームは約定で終了されるものとする。T1、T2、およびT3は、それぞれ、現在の日の市場終了、次の日の市場開始、および次の日の大引けを表すものとする。境界条件はX(0)=N、X(T3)=0、X(t)=M∀T≦t≦Tであり、Mは現在の取引日の終わりの残量である。最適なMは効率的な一次元サーチ技術を使用して取得可能である。
σとσが1日のうちのボラティリティと一晩保持するボラティリティをそれぞれ示すものとする。MCPプラットフォームは、リスクに対するペナルティ関数を以下の3つの部品に分けることができる。
これは以下の下の均等である。
MCPプラットフォームは、MCPプラットフォームがオイラーラグランジュ方程式と適当な境界条件を介して閉形式解を有する、第1日目にN−M株を最適に取引する費用を計算してもよい。一晩保持するリスクは、閉形式と同様に計算可能である。第2日目にM株を最適に取引する費用は閉形式解、ベルマンの最適性の原理、ウォームスタートベースの二分検索、および凸状特性の組み合わせを通じて準解析的に計算可能である。
MCPプラットフォーム制御部
図10は、MCPプラットフォーム制御部1001の本発明の側面を示すブロック図である。本実施例において、MCPプラットフォーム制御部1001は、金融取引技術、及び/又は、他の関連データを通じてコンピュータとの相互作用を集合、処理、保存、サーチ、動作、特定、命令、生成、適合、及び/又は、容易にする機能を有する。
通常、ユーザ(人、及び/又は、他のシステムであってもよい)は、情報処理を容易にするために情報技術システム(例えば、コンピュータ)を使用することができる。代わりに、コンピュータは、情報処理にプロセッサを使う。かかるプロセッサ1003は中央演算処理装置(CPU)と呼ばれる場合がある。プロセッサの一形態はマイクロプロセッサと呼ばれる。CPUは、様々な動作を可能にする命令として作用するバイナリーコード信号を送信するのに通信回路を使用する。これらの命令は、メモリ1029(例えば、レジスタ、キャッシュメモリ、ランダムアクセスメモリなど)の様々なプロセッサがアクセス可能で動作可能な領域において、操作的及び/又は他の命令とデータを包含及び/又は参照するデータ命令であってもよい。かかる通信命令は、バッチ(例えば、命令のバッチ)にプログラムとして、及び/又は、所望の操作を容易にするデータコンポーネントとして、格納及び/又は送信されてもよい。これらの保存された命令コード(例えば、プログラム)は、所望の操作を実行するためにCPU回路コンポーネントと他のマザーボード、及び/又は、システムコンポーネントを使用してもよい。ある種のプログラムはコンピュータのCPUによって実行可能なコンピュータオペレーティングシステムである。オペレーティングシステムは、ユーザがコンピュータ情報技術とリソースにアクセス及び操作することを可能及び容易にする。情報技術システムに使用される幾つかのリソースは、データがコンピュータに送入出される入出力機構、データを保存可能なメモリストレージ、及び、情報を処理可能なプロセッサを含む。これらの情報技術システムは、データベースプログラムで容易化され、その後の検索、分析、および操作のデータを収集するのに使用されてもよい。これらの情報技術システムは、ユーザが様々なシステムコンポーネントにアクセス及び操作するインターフェースを提供する。
ある実施例においては、MCPプラットフォーム制御部1001は、ユーザ入力装置1011、周辺機器1012、選択的な暗号プロセッサデバイス1028、及び/又は、通信ネットワーク1013から一以上のユーザなどの(ただしこれらに限定されない)エンティティに接続され、及び/又は、通信することができる。
ネットワークは、グラフトポロジーにおいてクライアント、サーバおよび中間ノードの相互連結と共同動作を有すると一般に考えられている。本出願で使用される「サーバ」という用語は、一般に、通信ネットワークでリモートユーザのリクエストを処理および応答するコンピュータ、他のデバイス、プログラムまたはそれらの組み合わせを意味することに留意すべきである。サーバは要求する「クライアント」にその情報を提供する。ここで使用される「クライアント」という用語は、一般に、リクエストを処理及び作成して通信ネットワークでサーバからの応答を取得及び処理するコンピュータ、プログラム、他のデバイス、ユーザ、及び/又は、それらの組み合わせである。情報を容易化及び処理し、ソースユーザから目的ユーザまでの情報の移動を要求及び/又は助長するコンピュータ、他の装置、プログラムまたはそれらの組み合わせは、一般に、「ノード」と呼ばれている。ネットワークは、一般に、ソースポイントから目的地までの情報の転送を容易にすると考えられている。ソースから目的地までの情報の送信を促進する仕事を特に負うノードは、一般に「ルータ」と呼ばれている。ネットワークには、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、ピコネットワーク、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、ワイヤレスネットワーク(WLANs)など多くの形態がある。例えば、インターネットは、多数のネットワークの結合であるとして一般に受け入れられており、これによってリモートクライアントとサーバが互いにアクセスして協働することができる。
MCPプラットフォーム制御部1001は、メモリ1029に接続されたコンピュータ組織1002などのコンポーネントを含む(但し、それらに限定されない)コンピュータシステムに基づくことができる。
コンピュータ組織
コンピュータ組織1002は、クロック930、中央演算処理装置(「CPU」及び/又は「プロセッサ」(特に断らない限り、これらの用語は開示中交換可能に使用される))1003、メモリ1029(例えば、リードオンリーメモリ(ROM)1006、ランダムアクセスメモリ(RAM)1005など)、及び/又は、インターフェースバス1007を有し、常にではないがごく頻繁に、全てはシステムバス1004を介して、命令(例えば、バイナリーコード信号)が通信、動作、格納などの効果を与えるために移動する導電及び/又は伝送回路経路を有する一以上の(マザー)ボード1002上で、相互接続及び/又は交信する。選択的に、コンピュータ組織は、内部電源1086に接続されてもよい。選択的に、暗号プロセッサ1026は、システムバスに接続されてもよい。システムクロックは、典型的に、水晶発振器を有し、コンピュータ組織の回路経路を通ってベース信号を生成する。クロックは、典型的に、システムバスと、コンピュータ組織において内部接続された他のコンポーネントのためにベース操作周波数を増減する様々なクロック乗算器に結合されている。コンピュータ組織にけるクロックと様々なコンポーネントは、システムに亘って情報を具体化する信号を駆動する。コンピュータ組織に亘る情報を具体化する命令のこのような送受信は、一般に通信と呼ばれている。これらの通信命令は、本コンピュータ組織を越えて通信ネットワーク、入力装置、他のコンピュータ組織、周辺機器などへ更に送信、受信され、返信及び応答の通信の原因となる。もちろん、上記コンポーネントの幾つかは、互いに直接接続され、CPUに接続され、及び/又は、様々なコンピュータシステムによって例示されるように採用された様々な変形において組織されてもよい。
CPUは、ユーザ及び/又はシステムが生成したリクエストを実行するプログラムコンポーネントを実行するのに適した少なくとも一の高速データプロセッサを有する。しばしば、プロセッサ自体が、統合システム(バス)コントローラ、メモリ管理制御装置、浮動小数点ユニット、およびグラフィック処理装置、デジタル信号処理装置などの専門処理サブユニットなどの(但し、これらには限定されない)様々な専門処理装置を組み込んでいる。
また、プロセッサは、内部高速アクセスアドレス付けが可能なメモリを有してもよく、メモリ529を、プロセッサ自身を超えてマップ付け及びアドレス付けしてもよい。内部メモリは、高速レジスタ、様々なレベルのキャッシュメモリ(例えば、レベル1、2、3など)、RAMなどを含んでもよいが、これらには限定されない。プロセッサは、このメモリに、命令アドレスを介してアクセス可能なメモリアドレススペースの使用を通じてアクセスし、それはプロセッサが作成及び解読可能で、それによりプロセッサはメモリ状態を有する特定のメモリアドレススペースに回路経路をアクセスさせることができる。CPUは、AMDのAthlon、Duron及び/又はOpteron、ARMのアプリケーション、埋め込みおよび安全なプロセッサ、IBM及び/又はモトローラのドラゴンボールとPowerPC、IBMとソニーのセルプロセッサ、インテルのセレロン、コア(2)デュオ、Itanium、ペンティアム(登録商標)、Xeon及び/又はXScale、及び/又は、その他の類似のプロセッサなどのマイクロプロセッサであってもよい。CPUは、伝導及び/又は伝送路(例えば(印刷)電子及び/又は光回路)を通じて移動する命令を通じてメモリと対話し、従来のデータ処理技術に従って保存された命令(即ち、プログラムコード)を実行させる。そのような命令送信は。MCPプラットフォーム制御部内と様々なインターフェースを越えた通信を容易にする。処理要件が、より高速及び/又は大容量を必要としている場合には、分散プロセッサ(例えば、分散MCPプラットフォーム)、メインフレーム、マルチコア、パラレル、及び/又は、スーパーコンピュータアーキテクチャが同様に使用されてもよい。代替的に、展開要件がより優れた携帯性を必要とする場合には、より小さいパーソナルデジタルアシスタント(PDA)が使用されてもよい。
特定の例に依存して、MCPプラットフォームの特徴は、CASTのR8051XC2マイクロコントローラ、インテルのMCS51(即ち、8051マイクロコントローラ)などのマイクロコントローラを具現化することによって達成可能である。また、MCPプラットフォームのある特徴機能を実施するために、幾つかの特徴機能の実装は、特定用途向け集積回路(「ASIC」)、デジタル信号処理(「DSP」)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(「FPGA」)、及び/又は、類似の埋め込み技術などの埋め込みコンポーネントに依存してもよい。例えば、MCPプラットフォームコンポーネントコレクション(分散又はその他の点)、及び/又は、特徴機能は、マイクロプロセッサ、及び/又は、埋め込みコンポーネントを介して、例えば、ASIC、コプロセッサ、DSP、FPGAなどを介して、実施可能である。代替的に、MCPプラットフォームの幾つかの実施例は、様々な特徴機能または信号処理を構成及び達成する埋め込みコンポーネントであってもよい。
特定の実施例では、埋め込みコンポーネントは、ソフトウェア解決、ハードウェア解決、及び/又は、ハードウェア/ソフトウェア解決の両方の幾つかの組み合わせを含むことができる。例えば、ここで説明するMCPプラットフォームの特徴機能は、「論理ブロック」と呼ばれるプログラム可能な論理コンポーネントと、高性能FPGA・Virtexシリーズ及び/又はXilinx製の低価格Spartanシリーズのようにプログラム可能な相互接続を含む半導体素子であるFPGAの実施を通じて達成可能である。論理ブロックと相互接続は、FRGAが製造された後で、MCPプラットフォームの特徴機能の幾つかを実装するために、クライアントまたは設計者によってプログラムが可能である。プログラム可能な相互接続の階層構造は、論理ブロックが必要に応じてMCPプラットフォームシステム設計者/管理者によって、1チッププログラム可能なブレッドボードのように、相互接続されるのを可能にする。FPGAの論理ブロックは、ANDやXORなどの基本論理ゲートの機能、あるいは、解読機または単純数学機能などのより複雑な組み合せ機能を実行するようにプログラム可能である。殆どのFPGAでは、論理ブロックはメモリ要素も有し、それは単純なフリップフロップまたはより完全なメモリのブロックであってもよい。ある場合には、MCPプラットフォームは通常のFPGAで開発され、ASIC実装と類似する固定バージョンに移行されてもよい。代替的実施例または変形例においては、MCPプラットフォーム制御部特徴機能が、FPGAの代わりにまたはFPGAに追加して、最終的なASICに移行する。ある実施例では、前述の埋め込みコンポーネントとマイクロプロセッサの全てがMCPプラットフォームのための「CPU」及び/又は「プロセッサ」であるとみなされてもよい。
電源
電源1086は、アルカリ、リチウム水素化物、リチウムイオン、リチウムポリマー、ニッケルカドミウム、太陽電池などのパワーセルなど、小型電子回路ボード素子に電源供給するためのどんな標準形式であってもよい。他の種類の交流又は直流電源も同様に使用可能である。太陽電池の場合、ある実施例においては、太陽電池がフォトニックエネルギーを得ることができる隙間が設けられる。パワーセル1086は、少なくとも一つの相互接続されたMCPプラットフォームの以下のコンポーネントに接続され、それによって全ての以下のコンポーネントに電流を与える。ある実施例においては、電源1086はシステムバスコンポーネント1004に接続される。代替的実施例においては、I/O1008インターフェースの接続を通じて外部電源1086が提供される。例えば、USB及び/又はIEEE1394接続は、接続によりデータと電源の両方を運ぶため、適当な電源である。
インターフェースアダプター
インターフェースバス1007は、多くのインターフェースアダプターを受容、接続及び/又は通信することができ、常にではないが従来は入出力インターフェース(I/O)1008、ストレージインターフェース1009、ネットワークインターフェース1010などの(ただしこれらには限定されない)アダプターカードの形態であった。選択的に、暗号プロセッサインターフェース1027もインターフェースバスに接続されてもよい。インターフェースバスは、コンピュータ組織の他のコンポーネントと同様にインターフェースアダプターの相互通信を与える。インターフェースアダプターは互換性のあるインターフェースバスに適合している。インターフェースアダプターは、従来、スロットアーキテクチャを介してインターフェースバスに接続している。従来のスロットアーキテクチャ波使用可能であり、アクセラレーティッド・グラフィックス・ポート(AGP)、カードバス、(拡張)業界標準アーキテクチャ((E)ISA)、マイクロ・チャネル・アーキテクチャ(MCA)、NuBus、ペリフェラル・コンポーネント・インターコネクト(拡張)(PCI(X))、PCIエクスプレス、PCメモリーカード国際協会(PCMCIA)などを含むが、これらには限定されない。
ストレージインターフェース1009は、ストレージデバイス1014、リムーバブルディスクデバイスなどの(但し、これらには限定されない)多くのストレージデバイスを受容、通信、及び/又は、接続することができる。ストレージインターフェースは、(ウルトラ)(シリアル)アドバンストテクノロジーアタッチメント(パケットインターフェース)((ウルトラ)(シリアル)ATA(PI))、(拡張)インテグレーティッドドライブエレクトロニクス((E)IDE)、米国電気電子技術者学会(IEEE)1394、ファイバーチャネル、スモールコンピュータシステムズインターフェース(SCSI)、ユニバーサルシリアルバス(USB)などを含む(但し、これらには限定されない)接続プロトコルを使用することができる。
ネットワークインターフェース1010は、通信ネットワーク1013を受容、通信及び/又は接続することができる。通信ネットワーク1013を通して、MCPプラットフォーム制御部はユーザ1033aによってリモートクライアント1033b(例えば、ウエブブラウザを有するコンピュータ)を通じてアクセス可能となる。ネットワークインターフェースは、直接接続、イーサネット(登録商標)(太型、細型、ツイストペア10/100/1000ベースTなど)、トークンリング、IEEE802.11a−xなどの無線接続などを含む(但し、これらには限定されない)接続プロトコルを使用することができる。処理要件が、より高速及び/又は大容量を必要としている場合には、分散ネットワークコントローラ(例えば、分散MCPプラットフォーム)、アーキテクチャが同様にMCPプラットフォームコントローラによって要求される通信帯域幅をプール、ロードバランス及び/又は他の点で増加するのに使用されてもよい。通信ネットワークは、直接接続、インターネット、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、オペレーティング・ミッションズ・アズ・ノーズ・オン・ザ・インターネット(OMNI)、機密保護されたカスタム接続、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、(例えば、ワイヤレス・アプリケーション・プロトコル(WAP)、Iモードなどの(但し、これらには限定されない)プロトコルを使用する)無線ネットワークなどの一つ及び/又はこれらの組み合わせであってもよい。ネットワークインターフェースは、入出力インターフェースの特定の形態とみなすことができる。更に、多数のネットワークインターフェース1010は、様々な通信ネットワークの種類1013と接続するのに使用されてもよい。例えば、多数のネットワークインターフェースは、ブロードキャスト、マルチキャスト、及び/又は、ユニキャストネットワークにおける通信を可能にするのに使用される。
入出力インターフェース(I/O)1008は、ユーザ入力装置1011、周辺機器1012、暗号プロセッサデバイス1028などを受容、通信及び/又は接続してもよい。I/Oは、以下の(但し、これらには限定されない)接続プロトコルを使用してもよい。オーディオはアナログ、デジタル、モノラル、RCA、ステレオなど、データはアップルデスクトップバス(ADB)、IEEEI394a−b、シリアル、ユニバーサルシリアルバス(USB)、赤外線、ジョイスティック、キーボード、midi、光学、PCAT、PS/2、パラレル、無線、ビデオインターフェースはアップルデスクトップコネクタ(ADC)、BNC、同軸、コンポーネント、コンポジット、デジタル、デジタルビジュアルインターフェース(DVI)、ハイデフィニッションマルチメディアインターフェース(HDMI)、RCA、RFアンテナ、S−ビデオ、VGAなど、無線は802.11a/b/g/n/x、ブルートゥース、符号分割多重接続(CDMA)、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション(GSM)、WiMaxなどである。ある典型的な出力装置はビデオディスプレイを有してもよく、それは、ビデオインターフェースから信号を受け入れるインターフェース(例えば、DVI回路とケーブル)を有するブラウン管(CRT)または液晶ディスプレイ(LCD)ベースのモニタを通常有する。ビデオインターフェースは、コンピュータ組織によって生成された情報を合成し、ビデオメモリフレームで合成情報に基づいてビデオ信号を生成する。別の出力装置は、ビデオインターフェースから信号を受け入れるテレビである。通常、ビデオインターフェースは(例えば、RCAコンポジットビデオケーブルを受け入れるRCAコンポジットビデオコネクタやDVIディスプレイケーブルを受け入れるDVIコネクタなどの)ビデオディスプレイインターフェースを受け入れるビデオ接続インターフェースを通じて合成ビデオ情報を提供する。
ユーザ入力装置1011は、カードリーダ、ドングル、指紋リーダ、グローブ、グラフィックスタブレット、ジョイスティック、キーボード、マウス、リモートコントロール、網膜リーダ、トラックボール、トラックパッドなどであってもよい。
周辺機器1012は、I/O及び/又はネットワークインターフェース、ストレージインターフェースなどの他の類似のファシリティに接続及び/又は通信してもよい。周辺機器は、オーディオデバイス、カメラ、(例えば、コピープロテクションのためにデジタル署名などで安全な取引を確保する)ドングル、(付加された機能性のための)外部プロセッサ、ゴーグル、マイクロホン、モニタ、ネットワークインターフェース、プリンタ、スキャナ、ストレージデバイス、ビデオデバイス、ビデオソース、バイザーなどであってもよい。
ユーザ入力装置と周辺機器は使用可能であるが、MCPプラットフォーム制御部は、埋め込み、専用、及び/又は、モニターレス(即ち、ヘッドレス)のデバイスとして具現化可能であることに留意すべきであり、ネットワークインターフェース接続に亘ってアクセスが提供される。
マイクロコントローラ、プロセッサ1026、インターフェース1027、及び/又は、デバイス1028などの(但し、これらには限定されない)暗号ユニットは、MCPプラットフォーム制御部に取り付け、及び/又は、交信することができる。モトローラ社製MC68HC16マイクロコントローラは、暗号装置用に、及び/又は、暗号装置内で使用可能である。MC68HC16マイクロコントローラは、16MHz構成で16ビットの乗算及び蓄積命令を利用し、512ビットのRSA私有鍵操作を実行するのに1秒かからない。暗号装置は、匿名取引を可能にするのと同様に、相互作用機関から通信の認証を提供する。CPUの一部として暗号装置が構成されてもよい。同等なマイクロコントローラ、及び/又は、プロセッサも使用可能である。他の商業的に利用可能な特定暗号プロセッサは、ブロードコムのCryptoNetXと他のセキュリティプロセッサ、nCipherのnShield、セーフネットのルーナPCI(例えば、7100)シリーズ、セマフォーコミュニケーションズの40MHzロードランナー184、Sunの暗号アクセラレータ(例えば、アクセラレータ6000PCIeボード、アクセラレータ500ドータカード)、500+MB/sの暗号命令を実行可能なビアナノプロセッサ(例えば、L2100、L2200、U2400)ライン、VLSI技術の33MHz6868などを含む。
メモリ
一般に、プロセッサがストレージ及び/又は情報検索に影響を与えることを可能にする機械化及び/又は実施例はメモリ1029と見なされる。しかしながら、メモリは、代替可能な技術リソースであるので、多くのメモリの実施例が代わりにまたは協働して使用可能である。MCPプラットフォーム制御部、及び/又は、コンピュータ組織は、メモリ1029の様々な形態を使用可能であることを理解すべきである。例えば、オンチップCPUメモリ(例えば、レジスタ)、RAM、ROM及びその他のストレージデバイスの機能性が紙パンチテープまたは紙パンチカード機構によって提供可能であるように、コンピュータ組織は構成されてもよい。もちろん、そのような実施例は非常に遅い動作速度をもたらすだろう。典型的な構成において、メモリ1029は、ROM1006、RAM1005、ストレージデバイス1014を有する。ストレージデバイス1014はどんな従来のコンピュータシステムの記憶装置でもよい。ストレージデバイスはドラム、(固定及び/又はリムーバブル)磁気ディスクドライブ、光磁気ドライブ、光ドライブ(即ち、ブルーレイ、CDROM/RAM/書き込み可能な(R)/書き換え可能な(RW)、DVDR/RW、HD DVD R/RWなど)、デバイスアレイ(例えば、独立ディスク冗長アレイ(RAID)、ソリッドステートメモリーデバイス(USBメモリ、ソリッドステートドライブ(SSD)など)、他のプロセッサ可読記憶媒体、及び/又は、その他の類似のデバイスを含んでもよい。従って、コンピュータ組織は、一般に、メモリを必要とし、それを利用する。
コンポーネットコレクション
メモリ1029は、オペレーティングシステムコンポーネント1015(オペレーティングシステム)、情報サーバコンポーネント1016(情報サーバ)、ユーザインターフェースコンポーネント1017(ユーザインターフェース)、ウエブブラウザコンポーネント1018(ウエブブラウザ)、データベース1019、メールサーバコンポーネント1021、暗号サーバコンポーネント1020(暗号サーバ)、MCPプラットフォームコンポーネント1035など(即ち、まとめてコンポーネントコレクション)などの(但し、これらには限定されない)プログラム、及び/又は、データベースコンポーネント、及び/又は、データのコレクションを含む。これらのコンポーネントは、ストレージデバイス、及び/又は、インターフェースバスを介してアクセス可能なストレージデバイスに格納及びアクセスされてもよい。コンポーネントコレクションにおける非従来のプログラムコンポーネントはローカルストレージデバイス1014に通常格納されるが、それらは、周辺機器、RAM、通信ネットワークを通したリモートストレージファシリティ、ROM、様々な形態のメモリ等のメモリにロード、及び/又は、格納されてもよい。
オペレーティングシステム
オペレーティングシステムコンポーネント1015は、MCPプラットフォーム制御部の操作を容易にする、実行可能なプログラムコンポーネントである。通常、オペレーティングシステムは、I/O、ネットワークインターフェース、周辺機器、記憶装置などのアクセスを容易にする。オペレーティングシステムは、アップルマッキントッシュOS・X(サーバ)、AT&Tプラン9、BeOS、Unix(登録商標)とUnix−likeシステム分散(AT&TのUNIX(登録商標)、FreeBSD、NetBSD、OpenBSDなどのバークレーソフトウェア配布(BSD)変形、RedHatやUbuntuなどのリナックス分散)及び/又は同様のオペレーティングシステムなどの高度にフォルトトレラントで、スケーラブルで、安全なシステムである。しかしながら、アップルマッキントッシュOS、IBMOS/2、マイクロソフトDOS、マイクロソフト・Windows(登録商標)2000/2003/3.i/95/98/Ce/Millenium/NT/Vista/XP(サーバ)、パームOSなどの、より限定的及び/又は安全性の低いオペレーティングシステムも使用可能である。オペレーティングシステムは、それ自身を含むコンポーネントコレクションの他のコンポーネントと送受信することができる。ごく頻繁に、オペレーティングシステムは、他のプログラムコンポーネント、ユーザインターフェースなどと通信する。例えば、オペレーティングシステムは、プログラムコンポーネント、システム、ユーザ、及び/又は、データ通信、リクエスト、及び/又は、応答を包含、通信、生成、取得、及び又は、提供することができる。オペレーティングシステムは、一旦CPUによって実行されると、通信ネットワーク、データ、I/O、周辺機器、プログラムコンポーネント、メモリ、ユーザ入力装置などとの対話を可能にする。オペレーティングシステムは、MCPプラットフォーム制御部に通信ネットワーク1013を介して他のエンティティと交信することを可能にする通信プロトコルを提供することができる。様々な通信プロトコルが、マルチキャスト、TCP/IP、UDP、ユニキャストなどの(但し、これらには限定されない)相互作用のサブキャリア伝送機構としてMCPプラットフォーム制御部で使用可能である。
情報サーバ
情報サーバコンポーネント1016は、CPUによって実行される格納されたプログラムコンポーネントである。情報サーバは、アパッチ・ソフトウェア・ファウンデーションのアパッチ、マイクロソフトのインターネット・インフォメーション・サーバなどの(但し、これらには限定されない)従来のインターネット情報サーバであってもよい。情報サーバは、アクティブ・サーバ・ページ(ASP)、ActiveX、(ANSI)(objective-)C(++)、C#及び/又は.NET、コモン・ゲートウェイ・インターフェイス(CGI)スクリプト、ダイナミック(D)ハイパーテキストマークアップ言語(HTML)、フラッシュ、Java(登録商標)、JavaScript、プラクティカル・エクストラクション・レポート・ラングエージ(パール)、ハイパーテキストプリプロセッサ(PHP)、パイプス、パイソン、ワイヤレスアプリケーションプロトコル(WAP)、WebObjectsなどのファシリティを介してプログラムのコンポーネントの実行を可能にする。情報サーバは、安全な通信プロトコルを提供してもよく、ファイル転送プロトコル(FTP)、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)、セキュアハイパーテキスト転送プロトコル(HTTPS)、セキュアソケットレイア(SSL)、メッセージングプロトコル(例えば、アメリカオンライン(AOL)、インスタントメッセンジャー(AIM)、アプリケーションエクスチェンジ(APEX)、ICQ、インターネット・リレー・チャット(IRC)、マイクロソフトネットワーク(MSN)メッセンジャーサービス、プレゼンス・アンド・インスタント・メッセージング・プロトコル(PRIM)、インターネットエンジニアリングタスクフォースの(IETFの)セッション・イニシエーション・プロトコル(SIP)、インスタント・メッセージング・アンド・プレゼンス・レバレージング・エクステンションズのSIP(SIMPLE)、オープンXMLベースのエクステンシブルメッセージングアンドプレゼンスプロトコル(XMPP)(即ち、ジャバーまたはオープンモバイルアライアンス(OMA)のインスタント・メッセージング・アンド・プレゼンス・サービス(IMPS))、Yahoo!インスタントメッセンジャーサービスなどを含むが、これらには限定されない。情報サーバは、ウエブページの形態で結果をウエブブラウザに提供し、他のプログラムコンポーネントとの対話を通じてウエブページを操作および生成する。HTTPリクエストのドメインネームシステム(DNS)解決部分が特定の情報サーバに解決された後で、情報サーバは、HTTPリクエストの残りに基づいてMCPプラットフォーム制御部の特定の場所で情報のリクエストを解決する。例えば、http://123.124.125.126/mylnformation.htmlのリクエストは、DNSサーバによって解決される情報サーバへのリクエスト「123.124.125.126」のIP部分をそのIPアドレスで有しているかもしれないし、その情報サーバは、次いで、そのリクエストの「/myInformation.html」部分に対するhttpリクエストを更にパースし、情報「mylnformation.html」を有するメモリの場所に解決するかもしれない。また、プロトコルを提供する他の情報は、FTP通信アクロスポート21などの様々なポートで使用可能である。情報サーバは、それ自身及び/又は類似のファシリティを含むコンポーネントコレクションにおいて他のコンポーネントと送受信してもよい。ごく頻繁に、情報サーバはMCPプラットフォームデータベース1019、オペレーティングシステム、他のプログラムコンポーネント、ユーザインターフェース、ウエブブラウザなどと通信する。
MCPプラットフォームデータベースへのアクセスは、(CGIなど)の以下に列挙されるスクリプト言語や(CORBA、WebObjectsなどの)以下に列挙されるアプリケーション間通信チャンネルを通じて幾つかのデータベースブリッジ機構を通じて達成可能である。ウエブブラウザを通じたどんなデータリクエストも、MCPプラットフォームによって要求されると、ブリッジ機構を通して適切なグラマーにパースされる。ある実施例においては、情報サーバは、ウエブブラウザによってアクセス可能なウエブ形態を与えるだろう。ウエブ形態で供給されたフィールドになされた入力は、特定のフィールドに入力されたものとしてタグ付けされ、パースされる。入力されたタームは、フィールドタグと共に送信され、それは、適当なテーブル及び/又フィールドに向けられたクエリを生成するようにパーサに命令する。ある実施例においては、パーサは、タグ付けされたテキスト入力に基づいて適当な加入/選択コマンドで検索ストリングをインスタンス作成することによって標準SQLでクエリを生成する。結果コマンドは、ブリッジ機構を通じてクエリとしてMCPプラットフォームに提供される。クエリからクエリ結果を生成する際に、結果はブリッジ機構を通じて送信され、ブリッジ機構によって新しい結果ウエブページの生成とフォーマットのためにパースされる。かかる新しい結果ウエブページは、その後、それをリクエストウエブブラウザに供給する情報サーバに提供される。
また、情報サーバは、プログラムコンポーネント、システム、及び/又は、データ通信、リクエスト、及び/又は、応答を包含、通信、生成、取得、及び/又は、提供してもよい。
ユーザインターフェース
コンピュータインタフェースの機能はある点で自動車操作インターフェースと同様である。ハンドル、ギアシフト、速度計などの自動車操作インターフェース要素は自動車リソース、機能性および状態のアクセス、操作、表示を容易にする。チェックボックス、カーソル、メニュー、スクローラ、ウインドウ(まとめて一般にウィジェットと呼ばれている)などのコンピュータインタラクションインターフェース要素は、同様に、データ、コンピュータハードウェアおよびオペレーティングシステムリソース、機能性および状態のアクセス、操作及び表示を容易にする。操作インターフェースは、一般に、ユーザインターフェースと呼ばれている。グラフィカルユーザインターフェース(GUIs)、例えば、アップルマッキントッシュオペレーティングシステムのアクア、IBMのOS/2、マイクロソフトのWindows2000/2003/3.1/95/98/CE/ミレニアム/NT/XP/ビスタ/7(即ち、エアロ)、UnixのX−Window(例えば、Kデスクトップエンバイロンメント(KDE)、mythTV及びGNUネットワークオブジェクトモデルエンバイロンメント(GNOME))、ウエブインターフェースライブラリ(ActiveX、AJAX、(D)HTML、フラッシュ、Java、JavaScriptなどのインターフェースライブラリ、例えば、(但し、これらには限定されない)Dojo、jQuery(UI)、MooTools、プロトタイプ、script.aculo.us、SWFObject、Yahoo!ユーザインターフェース、それらのいずれも使用可能である)は、ユーザにベースラインと情報にアクセスして視覚的に表示する手段を与える。
ユーザインターフェースコンポーネント1017は、CPUによって実行される、格納されたプログラムコンポーネントである。ユーザインターフェースは、上述したように、オペレーティングシステム及び/又は操作環境によって、それらと共に、及び/又は、それらの先に提供される、従来のグラフィックユーザインターフェースであってもよい。ユーザインターフェースは、テキスト及び/又はグラフィックファシリティを通じて、プログラムコンポーネント及び/又はシステムファシリティの表示、実行、対話、マニプレーション、及び/又は、操作を与える。ユーザインターフェースは、ユーザがコンピュータシステムに影響を与え、対話し、及び/又は、操作することが可能なファシリティを与える。ユーザインターフェースは、それ自体及び/又は同様のファシリティを含むコンポーネントコレクションにおいて他のコンポーネントと送受信することができる。ごく頻繁に、ユーザインターフェースは、オペレーティングシステム、他のプログラムコンポーネントなどと通信する。ユーザインターフェースは、プログラムコンポーネント、システム、ユーザ、及び/又は、データ通信、リクエスト及び/又は応答を包含、通信、生成、取得、及び/又は提供してもよい。
ウエブブラウザ
ウエブブラウザコンポーネント1018は、CPUによって実行される、格納されたプログラムコンポーネントである。ウエブブラウザは、マイクロソフトインターネットエクスプローラまたはネットスケープナビゲータなどの従来のハイパーテキスト閲覧アプリケーションであってもよい。安全なウエブブラウジングが、HTTPS、SSLなどによって128ビット(以上)の暗号化と共に提供可能である。ウエブブラウザは、ActiveX、AJAX、(D)HTML、フラッシュ、Java、JavaScript、ウエブブラウザプラグインAPI(例えば、FireFox、サファリプラグイン及び/又は同様のAPI)などのファシリティを通じてプログラムコンポーネントの実行を与える。ウエブブラウザ及び類似の情報アクセスツールは、PDA、携帯電話、及び/又は、他のモバイルデバイスに統合可能である。ウエブブラウザは、それ自体及び/又は同様のファシリティを含むコンポーネントコレクションの他のコンポーネントと送受信することができる。ごく頻繁に、ウエブブラウザは、情報サーバ、オペレーティングシステム、統合プログラムコンポーネント(例えば、プラグイン)などと通信する。例えば、それは、プログラムコンポーネント、システム、ユーザ、及び/又は、データ通信、リクエスト、及び/又は、応答を包含、通信、生成、取得、及び/又は提供してもよい。もちろん、ウエブブラウザと情報サーバに代わって、複合アプリケーションが両方の同様の機能を実行するように開発されてもよい。複合アプリケーションは、同様に、MCPプラットフォームが実行可能なノードからユーザ、ユーザ代理人などへの情報の入手と提供に影響を与えるだろう。複合アプリケーションは、標準ウエブブラウザを使用するシステム上では意味がないかもしれない。
メールサーバ
メールサーバコンポーネント1021は、CPU1003によって実行される、格納されたプログラムコンポーネントである。メールサーバは、sendmail、マイクロソフトExchangeなどの従来のインターネットメールサーバであってもよい。メールサーバは、ASP、ActiveX、(ANSI)(objective-)C(++)、C#及び/又は.NET、CGIスクリプト、Java、JavaScript、パール、PHP、パイプス、パイソン、WebObjectsなどのファシリティを介してプログラムコンポーネントの実行を可能にする。メールサーバは通信プロトコルを提供してもよく、これらは、インターネット・メッセージ・アクセス・プロトコル(IMAP)、メッセージング・アプリケーション・プログラミング・インターフェース(MAPI)/マイクロソフトエクスチェンジ、ポスト・オフィス・プロトコル(POP3)、シンプル・メール・トランスファー・プロトコル(SMTP)などを含むが、これらには限定されない。メールサーバは、送信、中継及び/又はMCPプラットフォームを通じて及び/又はそれに移動する受信及び発信メールメッセージを発信、転送及び処理することができる。
MCPプラットフォームメールへのアクセスは、個々のウエブサーバーコンポーネント、及び/又は、オペレーティングシステムによって提供された多くのAPIを通して達成可能である。
また、メールサーバは、プログラムコンポーネント、システム、ユーザ、及び/又は、データ通信、リクエスト、情報、及び/又は、応答を包含、通信、生成、取得、及び/又は、提供してもよい。
メールクライアント
メールクライアントコンポーネント1022は、CPU1003によって実行される、格納されたプログラムコンポーネントである。メールクライアントは、アップルメール、マイクロソフトアントラージュ、マイクロソフトアウトルック、マイクロソフトアウトルックエクスプレス、モジラ、サンダーバードなどの従来のメール閲覧アプリケーションであってもよい。メールクライアントは、IMAP、マイクロソフトエクスチェンジ、POP3、SMTPなどの多くの転送プロトコルを提供してもよい。
メールクライアントはそれ自体及び/又は同様のファシリティを含むコンポーネントコレクションの他のコンポーネントと送受信することができる。ごく頻繁に、メールクライアントは、メールサーバ、オペレーティングシステム、他のメールクライアントなどと通信する。例えば、それは、プログラムコンポーネント、システム、ユーザ、及び/又は、データ通信、リクエスト、及び/又は、応答を包含、通信、生成、取得、及び/又は提供してもよい。一般に、メールクライアントは、電子メールメッセージを構成及び送信するファシリティを提供する。
暗号サーバ
暗号サーバコンポーネント1020は、CPU1003、暗号プロセッサ1026、暗号プロセッサインターフェース1027、暗号プロセッサデバイス1028などによって実行される、格納されたプログラムコンポーネントである。暗号プロセッサインターフェースは、暗号コンポーネントによる暗号化及び/又は解読要求の迅速性を可能にするが、暗号コンポーネントは従来のCPUで起動してもよい。暗号コンポーネントは提供されたデータの暗号化、及び/又は、復号化を可能にする。暗号コンポーネントは、対称及び非対称(例えば、プリティ・グッド・プロテクション(PGP))暗号化及び/又は複合化の両方を可能にする。暗号コンポーネントは、デジタル証明書(例えば、X.509認証枠組み)、デジタル署名、デュアル署名、エンベローピング、パスワードアクセス保護、公開鍵管理などの(但し、これらに限定されない)暗号技術を使用してもよい。暗号コンポーネントは、チェックサム、データ暗号化標準(DES)、楕円暗号曲線(ECC)、国際データ暗号化アルゴリズム(IDEA)、メッセージダイジェスト5(MD5は一方向ハッシュ関数)、パスワード、RivestCipher(RC5)、ラインダール、(1977年にロン・ライベスト、アディ・シャミルおよびレオナルド・アデルマンによって開発されたインターネット暗号化及び認証システムである)RSA、セキュアハッシュアルゴリズム(SHA)、セキュアソケットレイア(SSL)、セキュアハイパーテキスト転送プロトコル(HTTPS)などの(但し、これらに限定されない)多数の(暗号化及び/又は復号化)セキュリティプロトコルを容易にする。かかる暗号化セキュリティプロトコルを使用すると、MCPプラットフォームは全ての受信及び/又は発信通信を暗号化できて、より広い通信ネットワークと仮想私設ネットワーク(VPN)でノードとして機能することができる。暗号コンポーネントは、「安全な承認」の処理を容易にし、これによってリソースへのアクセスが機密保持プロトコルによって禁止される。暗号コンポーネントは、機密保護されたリソースへの許可されたアクセスを可能にする。また、暗号コンポーネントは、コンテンツのユニークな識別子を提供することができ、例えば、デジタルオーディオファイルに対してユニークな署名を取得するのにMD5ハッシュを使用する。暗号コンポーネントは、コそれ自体及び/又は同様のファシリティを含むンポーネントコレクションの他のコンポーネントと送受信することができる。暗号コンポーネントは、通信ネットワークで情報の安全な送信を可能にし、希望されればMCPプラットフォームコンポーネントが安全な取引に従事することを可能にする暗号化体系を提供する。暗号コンポーネントは、MCPプラットフォームでリソースの安全なアクセスを容易にし、リモートシステムで機密保護されたリソースのアクセスを容易にする。即ち、それは機密保護されたリソースのクライアント及び/又はサーバとして働いてもよい。ごく頻繁に、暗号コンポーネントは、情報サーバ、オペレーティングシステム、他のプログラムコンポーネントなどと通信する。暗号コンポーネントは、プログラムコンポーネント、システム、ユーザ、及び/又は、データ通信、リクエスト、及び/又は、応答を包含、通信、生成、取得、及び/又は、提供してもよい。
MCPプラットフォームデータベース
MCPプラットフォームデータベースコンポーネント1019は、データベースとその格納データに具現化されてもよい。データベースは、CPUによって実行される、格納されたプログラムコンポーネントであり、格納されたプログラムコンポーネント部分はCPUに格納データを処理させる。データベースは、オラクルまたはSybaseなどの従来の、フォルトトレラントで、リレーショナルで、スケーラブルで安全なデータベースでもよい。リレーショナルデータベースはフラットなファイルの拡張である。リレーショナルデータベースは一連の関連テーブルからなる。テーブルはキーフィールドを介して相互接続されている。キーフィールドの使用は、キーフィールドに索引をつけることによってテーブルの組み合わせを可能にする。即ち、キーフィールドは、様々なテーブルからの情報を結合するための次元ピボットポイントとして作用する。関係は、一般に、主キーを合わせることによってテーブル間で維持されたリンクを識別する。主キーはリレーショナルデータベースでユニークにテーブルの行を識別するフィールドを表している。より正確には、それらは一対多の関係の「一」側面でユニークにテーブルの行を識別する。
代替的に、MCPプラットフォームデータベースは、アレイ、ハッシュ、(リンクされた)リスト、ストラクト、ストラクチャードテキストファイル(例えば、XML)、テーブルなどの様々な標準データ構造を使用して具現化されてもよい。かかるデータ構造は、メモリ及び/又は(ストラクチャード)ファイルに格納されてもよい。別の代替例においては、オブジェクト指向データベースは、フロンティア、ObjectStore、Poet、Zopeなどのように使用されてもよい。オブジェクトデータベースは、共通の属性によってグループ化、及び/又は、リンク付けされる幾つかのオブジェクトコレクションを含んでもよい。それらは、いくつかの共通の属性によって他のオブジェクトコレクションに関連付けられてもよい。オブジェクト指向データベースは、オブジェクトがデータの単なる断片ではなく所与のオブジェクト内でカプセル化された他の種類の機能性を有する点を除いて、リレーショナルデータベースと同様に働く。MCPプラットフォームデータベースがデータ構造として具現化される場合、MCPプラットフォームデータベース1019の使用はMCPプラットフォームコンポーネント1035などの別のコンポーネントに統合されてもよい。同様に、データベースは、データ構造、オブジェクト、およびリレーショナル構造の組み合わせとして具現化されてもよい。データベースは、標準データ処理技術を介した無数の変形例において統合及び/又は分散されてもよい。データベースの部分(例えば、テーブル)は、エクスポート及び/又はインポートされ、このようにして分散、及び/又は、統合されてもよい。
ある実施例においては、データベース構成要素1019は数個のテーブル1019a−eを有する。ユーザテーブル1019aは、モデルID、モデル名、パラメータID、銘柄ID、モデルの種類、モデルなどの(但し、これらには限定されない)フィールドを含むことができる。パラメータテーブル1019bは、パラメータID、パラメータ名、パラメータ値、パラメータソース、パラメータ履歴、パラメータの種類などの(但し、これらには限定されない)フィールドを含むことができる。ユーザテーブル1019cは、ユーザID、ユーザ名、ユーザパスワード、連絡情報、ログイン、パスワード、銘柄ID、ポートフォリオ、取引履歴、リスク回避、支払い識別子などの(但し、これらには限定されない)フィールドを含むことができる。銘柄テーブル1019dは、銘柄ID、銘柄の種類、パラメータID、現在の相場、相場の履歴、数量、取引履歴、基底エンティティ、交換所、取引制限、ボラティリティなどの(但し、これらには限定されない)フィールドを含むことができる。市場データテーブル1019eは、市場データフィードID、アセットID、アセット名、スポット価格、ビッド価格、アスク価格などの(但し、これらには限定されない)フィールドを含むことができる。一実施例においては、市場データテーブルはマーケットデータフィード(例えば、ブルムバーグのファットパイプ(Phatpipe)、ダンアンドブラッドストリート、ロイターのティブ、トライアーチなど)を通じて項目が増やされてもよい。
ある実施例においては、MCPプラットフォームデータベースは他のデータベースシステムと対話することができる。例えば、分散データベースシステムを使用すると、検索MCPプラットフォームコンポーネントによるクエリおよびデータアクセスは、MCPプラットフォームデータベース、単一データベースエンティティとしての統合データセキュリティレイヤデータベースの組み合わせを処理することができる。
ある実施例においては、ユーザプログラムは、MCPプラットフォームを更新する機能を有する様々なユーザインターフェースプリミティブを含むことができる。また、様々なアカウントは、MCPプラットフォームが提供する必要があるかもしれないクライアントの種類と環境に依存してカスタムデータベーステーブルを必要とする場合がある。いかなるニークなフィールドも、キーフィールドとして完全に指定できることに留意すべきである。代替的な実施例においては、これらのテーブルはそれら自身のデータベースとそれらのそれぞれのデータベース制御部(即ち、上記テーブルの各々の個々のデータベース制御部)に分散されている。標準データ処理技術を使用して、幾つかのコンピュータ組織、及び/又は、ストレージデバイスにデータベースを分散してもよい。同様に、分散データベース制御部の構成を様々なデータベースコンポーネント1019a−eを統合及び/又は分散することによって変更可能である。MCPプラットフォームは、データベース制御部を介して、各種設定、入力およびパラメータを監視するように構成されてもよい。
MCPプラットフォームデータベースは、それ自身及び/又は類似のファシリティを含むコンポーネントコレクションの他のコンポーネントと送受信することができる。ごく頻繁に、MCPプラットフォームデータベースは、MCPプラットフォームコンポーネント、他のプログラムコンポーネントなどと通信する。データベースは、他のノードとデータに関する情報を包含、保持、及び提供することができる。
MCPプラットフォーム
MCPプラットフォームコンポーネント1035は、CPUによって実行される、格納されたプログラムコンポーネントである。ある実施例においては、MCPプラットフォームコンポーネントは、前述の図面で説明したMCPプラットフォームの側面の幾つか及び/又は全てを組み合わせることができる。従って、MCPプラットフォームは、様々な通信ネットワークを介して、情報、サービス、取引などのアクセス、取得および提供に影響を与える。
MCPプラットフォームコンポーネントは、取引可能な金融商品、モデル最適化等、MCPプラットフォームの使用を通じて取引戦略、市場因子のモデル化及び/又はパラメータにアクセス、計算、参加、交換、生成、特定、命令、適合、処理、サーチ、使用、保存及び/又は容易にすることを可能にする。
ノード間で情報のアクセスを可能にするMCPプラットフォームコンポーネントは、アパッチコンポーネント、アッセンブリ、アクティブX、バイナリーエクゼキュータブル、(ANSI)(objective-)C(++)、C#及び/又は.NET、データベースアダプター、CGIスクリプト、Java、JavaScript、マッピングツール、プロシージャ及びオブジェクト指向開発ツール、パール、PHP、パイソン、シェルスクリプト、SQLコマンド、ウエブアプリケーションサーバエクステンション、ウエブ開発環境およびライブラリ(例えば、マイクロソフトのActiveX、アドビ・エア、Flex&Flash、AJAX、(D)HTML、Dojo、Java、JavaScript、jQuery(UI)、MooTools、Prototype、script.aculo.us、シンプル・オブジェクト・アクセス・プロトコル(ソープ)、SWFObject、Yahoo!ユーザインターフェースなど)、WebObjectなどの(但し、これらには限定されない)標準開発ツールと言語を使用することによって開発可能である。ある実施例においては、MCPプラットフォームサーバは、通信を暗号化および解読するのに暗号サーバを使用する。MCPプラットフォームコンポーネントは、それ自身及び/又は類似のファシリティを含むコンポーネントコレクションの他のコンポーネントと送受信することができる。ごく頻繁に、MCPプラットフォームコンポーネントは、MCPプラットフォームデータベース、オペレーティングシステム、他のプログラムコンポーネントなどと通信する。MCPプラットフォームは、プログラムコンポーネント、システム、ユーザ、及び/又は、データ通信、リクエスト、及び/又は、応答を包含、通信、生成、取得及び/又は提供することができる。
分散MCPプラットフォーム
MCPプラットフォームノード制御部コンポーネントの幾つかの構造及び/又は操作は、開発及び/又は配置を容易にするために、幾つかの方法で結合、統合及び/又は分散が可能である。同様に、展開及び/又は配置を容易にするために幾つかの方法でコンポーネントコレクションは結合可能である。これを達成するために、コンポーネントを、共通のコードベースに統合したり、統合された方法で必要に応じて動学的にコンポーネットをロード可能なファシリティに統合したりすることができる。
コンポーネントコレクションは、無数の変形例において、標準データ処理及び/又は開発技術を通じて、統合及び/又は分配が可能である。プログラムコンポーネントコレクションにおけるいずれか一つのプログラムコンポーネントの多数のインスタンスは、単一のノードでインスタンス作成されてもよいし、及び/又は、パフォーマンス向上のために負荷のバランス及び/又はデータ処理技術を通じて多数のノードでインスタンス作成されてもよい。全てのプログラムコンポーネントインスタンス及び協働する制御部は、標準データ処理通信技術を通じてそうしてもよい。
MCPプラットフォーム制御部の構成はシステム開発のコンテクストに依存する。予算、容量、ポジション及び/又は基底ハードウェアリソースの使用などの(但し、これらには限定されない)要因は、配置要件と構成に影響を与える。構成がより整理及び/又は統合されたプログラムコンポネントになるかどうか、より分散された一連のプログラムコンポーネントになるかどうか、及び/又は、統合と分散の構成の何らかの組み合わせとなるかどうかに拘らず、データは通信、取得及び/又は提供されてもよい。プログラムコンポーネントコレクションから共通コードベースに統合されたコンポーネントのインスタンスは、データを通信、取得、及び/又は、提供してもよい。これは、データレフェレンシング(例えば、ポインタ)、内部メッセージング、オブジェクトインスタンス変数通信、共有メモリスペース、変数交換などの(但し、これらには限定されない)アプリケーション内データ処理通信技術を通じて達成可能である。
コンポーネントコレクションコンポーネントが互いに離散的、別個、及び/又は、外面的である場合、データを他のコンポーネントとの間で送受信、取得及び/又は提供することは、アプリケーションプログラムインタフェース(API)情報交換、(分散)コンポーネントオブジェクトモデル((D)COM)、(分散)オブジェクト・リンキング・アンド・エンベッディング((D)OLE)など)、共通オブジェクトリクエストブローカーアーキテクチャ(CORBA)、ローカル及びリモートアプリケーションプログラムインタフェース・ジニ、リモート・メソッド・インボケーション(RMI)、ソープ、プロセスパイプ、共有ファイルなどのアプリケーション間データ処理通信技術を通じて達成されてもよい。アプリケーション間通信のための離散的なコンポーネント間またはアプリケーション内通信のための単一コンポーネントのメモリスペース内で送信されるメッセージは、グラマーの作成とパースを通じて容易になる。グラマーは、グラマーの生成とパースの機能性を可能にするlex、yacc、XMLなどの標準開発ツールを使用して開発されてもよく、それは次いでコンポーネント内およびコンポーネント間で通信メッセージの基礎を形成する。例えば、グラマーは、w3c post http://… Value1などのHTTPポストコマンドのトークンを認識するように構成されてもよい。ここで、Value1は、「http://」がグラマー構文の一部であるのでパラメータであるものとして区別され、以下に続くものはポストバリューの一部とみなされる。同様に、かかるグラマーを使用すると、変数「Value1」を「http://」ポストコマンドに挿入し、その後、送信することができる。グラマー構文それ自体は、翻訳及び/又は(例えば、lex、yaccなどによって処理される構文説明テキストファイル)パース機構を生成するのに使用されるストラクチャードデータとして提供可能である。また、パース機構が一旦生成、及び/又は、インスタンス作成されると、それはそれ自体が、キャラクタ(例えば、タブ)、図示テキスト、HTML、ストラクチャードテキストストリーム、XML、及び/又は、同様のストラクチャードデータなどの(但し、これらには限定されない)ストラクチャードデータを処理及び/又はパースすることができる。別の実施例においては、アプリケーション間データ処理プロトコル自体は、通信データをパースするのに使用可能な、統合及び/又は直ちに利用可能なパーサ(例えば、ソープパーサ)を有してもよい。更に、パースグラマーはメッセージパースを越えて使用可能であるが、データベース、データコレクション、データストア、ストラクチャードデータなどをパースするのにも使用可能である。再び、所望の構成は、システム配置のコンテクスト、環境、および要件に依存する。
(表紙、名称、見出し、分野、背景、手段、図面の簡単な説明、詳細な説明、請求の範囲、要約、図面を含む)本出願の全体は、請求の範囲に記載されている発明が実施可能な様々な実施例を例示している。本出願の利点と特徴機能は、実施例の代表例でしかなく、網羅的、及び/又は、限定的ではない。それらは請求された原理の理解と教示を補助するためにのみ提示されている。それらは、請求の範囲に記載された全ての発明を代表していないことを理解すべきである。そのため、開示のある側面はここで説明されていない。代替的な実施例は本発明の特定の部分に対しては提示されていないこと、または、更に記載されていない代替的な実施例が部分的に入手可能であることは、それらの代替的な実施例の放棄とみなされてはならない。それらの記載されていない実施例の多くは、本発明と同一の原理を有し、他のものは均等であることを理解すべきである。従って、他の実施例は、開示の範囲、及び/又は、本旨から逸脱せずに入手でき、機能的、論理的、組織的、構造的、及び/又はトポロジー的な変形であることを理解すべきである。従って、全ての実例、及び/又は、実施例が本開示に亘って非限定的であると考えられる。また、スペースと反復を削減する目的以外では、ここで説明した実施例からここで説明されていないものを類推してはならない。例えば、図に記載されているように及び/又は開示中でプログラムコンポーネント(コンポーネントコレクション)、他のコンポーネント、及び/又は、現在の特徴機能の組み合わせの論理的及び/又はトポロジー的な構造は、固定された操作順序及び/又は配置に限定されず、むしろいかなる開示された順番も例示的で全ての均等物は順番に関わらず開示によって想定されていることを理解すべきである。更に、かかる特徴は順次の実行に限定されず、むしろ非同期に、協働して、平行して、同時に、同期してなどで実行されるいかなる数のスレッド、処理、サービス、サーバなども本開示で想定されていることを理解すべきである。従って、これらの特徴機能の幾つかは、単一の実施例で同時に存在できない点で互いに矛盾する場合がある。同様に、幾つかの特徴機能は本発明の一側面に適用可能であるが、他の側面には適用できない。また、本開示は現在請求されていない他の発明を含む。本出願人は、現在請求されていない発明の全ての権利を留保し、これにはかかる発明を請求する権利、更なる出願、継続出願、一部継続出願、分割出願などをする権利を含む。また、本開示の特長、実施例、実例、機能的、特徴機能、論理的、組織的、構造的、トポロジー的、及び/又は、その他の側面は、請求の範囲に定義されているように、本開示の限定と請求の範囲の均等物の限定と考えてはならないことを理解すべきである。
105a、105b…クライアント、110…トレーダー、120…MCPプラットフォーム、121…取引プラットフォーム、122…他の取引プラットフォームコンポーネント、125a、125b…交換所、130…トレーダーデータベース、140…MCPプラットフォームデータベース

Claims (18)

  1. 金融商品を取引するためのプロセッサで実行される方法であって、
    株の総量と取引を実行する投資期間を含む注文リクエストを受信し、
    前記取引に関連する注文パラメータ、銘柄パラメータ、および市場パラメータを検索し、
    前記検索されたパラメータの少なくとも幾つかに基づいて、現在の期間後に取引すべき将来の株数の関数としての将来のインプリメンテーション費用を分析的に評価し、
    前記検索されたパラメータの少なくとも幾つかに基づいて、現在の期間中の現在の株数の関数としての現在のインプリメンテーション費用を数量的に評価し、
    前記将来のインプリメンテーション費用と前記現在のインプリメンテーション費用の合計である合計インプリメンテーション費用を、前記現在の期間中に前記取引の総量からの最適な現在の株数を決定するように、プロセッサを介して最適化し、
    前記金融商品の最適な現在の株数の注文を実行することを特徴とする方法。
  2. 株の総量が取引されるまで繰り返し再最適化と再実行を行うことを有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 将来のインプリメンテーション費用を分析的に評価することは確率過程に基づくことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記確率過程は、指定されたドリフトとボラティリティを使用した算術的ランダムウォークであることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 前記銘柄パラメータは、取引可能な金融商品のために時間変化する価格と時間変化する出来高を有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 将来のインプリメンテーション費用を分析的に評価することは、ベンチマーク費用に基づいてインプリメンテーションショートフォールを計算することを更に有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 前記ベンチマーク費用は到着値段に基づくことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記ベンチマーク費用は出来高加重平均価格に基づいていることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  9. 前記注文は、成行注文であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  10. メモリと、前記メモリと通信するように配置されて前記メモリに格納された複数の処理命令を発行するように構成されたプロセッサと、を有し、
    前記プロセッサは、
    株の総量と取引を実行する投資期間を含む注文リクエストを受信し、
    前記取引に関連する注文パラメータ、銘柄パラメータ、および市場パラメータを検索し、
    前記検索されたパラメータの少なくとも幾つかに基づいて、現在の期間後に取引すべき将来の株数の関数としての将来のインプリメンテーション費用を分析的に評価し、
    前記検索されたパラメータの少なくとも幾つかに基づいて、現在の期間中の現在の株数の関数としての現在のインプリメンテーション費用を数量的に評価し、
    前記将来のインプリメンテーション費用と前記現在のインプリメンテーション費用の合計である合計インプリメンテーション費用を、前記現在の期間中に前記取引の総量からの最適な現在の株数を決定するように、プロセッサを介して最適化し、
    前記金融商品の最適な現在の株数の注文を実行することを特徴とする金融商品取引装置。
  11. 株の総量が取引されるまで繰り返し再最適化と再実行を行うことを有することを特徴とする請求項10に記載の装置。
  12. 将来のインプリメンテーション費用を分析的に評価することは確率過程に基づくことを特徴とする請求項10に記載の装置。
  13. 前記確率過程は、指定されたドリフトとボラティリティを使用した算術的ランダムウォークであることを特徴とする請求項12に記載の装置。
  14. 前記銘柄パラメータは、取引可能な金融商品のために時間変化する価格と時間変化する出来高を有することを特徴とする請求項10に記載の装置。
  15. 将来のインプリメンテーション費用を分析的に評価することは、ベンチマーク費用に基づいてインプリメンテーションショートフォールを計算することを更に有することを特徴とする請求項10に記載の装置。
  16. 前記ベンチマーク費用は到着値段に基づくことを特徴とする請求項15に記載の装置。
  17. 前記ベンチマーク費用は出来高高加重平均価格に基づいていることを特徴とする請求項6に記載の装置。
  18. 前記注文は成行注文であることを特徴とする請求項1に記載の装置。
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