JP2012517152A - リソース品質インジケーションに基づく協働的ビームフォーミングのためのスケジューリング・アルゴリズム - Google Patents

リソース品質インジケーションに基づく協働的ビームフォーミングのためのスケジューリング・アルゴリズム Download PDF

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Abstract

本開示の特定の態様は、セル間の調整に基づく協働的ビームフォーミングのための技術を支援する。シグナリング設計は、低減されたセル間の干渉を伴う協調下りリンクを可能にする。

Description

本開示の特定の態様は一般に無線通信に関し、特に、協働的(cooperative)ビームフォーミングのためのスケジューリング方法に関する。本願は、2009年2月2日に提出された仮出願61/149284号および、2009年2月3日に提出された仮出願61/149434号に対する利益を権利主張する。上記出願は、譲受人に譲渡され、参照によって本明細書に明確に組み込まれる。
協調(coordinated)マルチ・ポイント(CoMP)は、ロング・ターム・エボリューション・アドバンスト(LTE−A)規格によって説明される、高いスペクトル効率要件の成功への鍵と見なされている。複数のセルにわたる下りリンクの協働的な伝送と、異機種環境展開におけるリソースの分割と、統一された様式でのユーザ機器(UE)アソシエーションとに対処するために、一般的なユーティリティ・ベースのフレームワークが、LTE−A規格において提案されてきた。この提案されたフレームワークには、2つの重要な要素がある。それは、複数の協働的なセルに跨るスケジューリング決定のリアル・タイムな調整(coordination)および予測(projected)の有益性の概念である。
予測の有益性の概念は、スペクトル効率と、バックホール容量およびレイテンシと、チャネル状態情報の精度と、サービス品質(QoS)/公平性(fairness)の観点からのUEスケジューリング優先度と、UEおよびネットワークの性能とから成る。バックホールによるセル間での情報交換に基づく予測の有益性の計算では、スケジューリングおよび伝送の決定の正確な調整を常にもたらすことはできない。これは特に、一般的なインターネット・プロトコル(IP)バックホールを用いた無線ワイド・エリア・ネットワーク(WWAN)展開および/あるいは標準的なコンシューマー・バックホールを用いた家庭用eノードB(HeNB)展開に適用する。このようなシナリオにおいては、効率的なリアル・タイムのスケジューリング調整を達成するために、無線でのシグナリングが必要となる。
本開示の特定の態様が、無線通信のための方法を提供する。この方法は一般に、データ伝送のためのビーム方向についてのインジケーションを備える基準信号を送信することと、ユーザ端末のセットに対して、ユーザ端末に関連付けられた1又は複数の通信リソースの品質についての、少なくとも1つのインジケーション・メッセージを送ることを求める要求を送信することと、セットからの1又は複数のユーザ端末から、少なくとも部分的に基準信号に基づいて生成された1又は複数のインジケーション・メッセージを受信することと、受信されたインジケーション・メッセージに基づいて、セットからの1又は複数のユーザ端末のうちの少なくとも1つに対して、ビーム方向を使用して送信されるデータの伝送をスケジューリングすることとを含む。
特定の態様は、無線通信のための装置を提供する。この装置は一般に、データ伝送のためのビーム方向についてのインジケーションを備える基準信号を送信するように構成された送信機を含み、この送信機は、ユーザ端末のセットに対して、ユーザ端末に関連付けられた1又は複数の通信リソースの品質についての、少なくとも1つのインジケーション・メッセージを送ることを求める要求を送信するように更に構成されている。この装置は更に、セットからの1又は複数のユーザ端末から、少なくとも部分的に基準信号に基づいて生成された1又は複数のインジケーション・メッセージを受信するように構成された受信機と、受信されたインジケーション・メッセージに基づいて、セットからの少なくとも1つのユーザ端末に対して、ビーム方向を使用して送信されるデータの伝送をスケジューリングするスケジューラとを含む。
特定の態様は無線通信のための装置を提供する。この装置は一般に、データ伝送のためのビーム方向についてのインジケーションを備える基準信号を送信する手段と、ユーザ端末のセットに対して、ユーザ端末に関連付けられた1又は複数の通信リソースの品質についての、少なくとも1つのインジケーション・メッセージを送ることを求める要求を送信する手段と、セットからの1又は複数のユーザ端末から、少なくとも部分的に基準信号に基づいて生成された1又は複数のインジケーション・メッセージを受信する手段と、受信されたインジケーション・メッセージに基づいて、セットからの1又は複数のユーザ端末のうちの少なくとも1つに対して、ビーム方向を使用して送信されるデータの伝送をスケジューリングする手段とを含む。
特定の態様は、格納された命令セットを有するコンピュータ読取可能媒体を備える無線通信のためのコンピュータ・プログラム製品を提供する。この命令セットは1又は複数のプロセッサによって実行可能である。この命令セットは一般に、データ伝送のためのビーム方向についてのインジケーションを備える基準信号を送信するための命令セットと、ユーザ端末のセットに対して、ユーザ端末に関連付けられた1又は複数の通信リソースの品質についての、少なくとも1つのインジケーション・メッセージを送ることを求める要求を送信するための命令セットと、セットからの1又は複数のユーザ端末から、少なくとも部分的に基準信号に基づいて生成された1又は複数のインジケーション・メッセージを受信するための命令セットと、受信されたインジケーション・メッセージに基づいて、セットからの1又は複数のユーザ端末のうちの少なくとも1つに対して、ビーム方向を使用して送信されるデータの伝送をスケジューリングするための命令セットとを含む。
特定の態様な、無線通信のための装置を提供する。この装置は一般に、データ伝送のためのビーム方向についてのインジケーションを備える基準信号を送信し、ユーザ端末のセットに対して、ユーザ端末に関連付けられた1又は複数の通信リソースの品質についての、少なくとも1つのインジケーション・メッセージを送ることを求める要求を送信し、セットからの1又は複数のユーザ端末から、少なくとも部分的に基準信号に基づいて生成された1又は複数のインジケーション・メッセージを受信し、受信されたインジケーション・メッセージに基づいて、セットからの1又は複数のユーザ端末のうちの少なくとも1つに対して、ビーム方向を使用して送信されるデータの伝送をスケジューリングするように構成された少なくとも1つのプロセッサと、この少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを含む。
本開示の特定の態様は、無線通信のための方法を提供する。この方法は一般に、ユーザ端末においてサービス提供中の・セルから、データ伝送のために使用されるサービス提供中の・セルのビーム方向についてのインジケーションを備える基準信号を受信することと、基準信号に示された、ユーザ端末によって観測されているチャネルの品質を測定することとを含み、測定されたチャネル品質についてのインジケーションを送信することを求める要求を、サービス提供中の・セルから受信することと、この要求に応じて、サービス提供中の・セルにインジケーションを送信することとを含む。
特定の態様は、無線通信のための装置を提供する。この装置は一般に、サービス提供中の・セルから、データ伝送のために使用されるサービス提供中の・セルのビーム方向についてのインジケーションを備える基準信号を受信するように構成された受信機と、基準信号に示された、装置によって観測されているチャネルの品質を測定するように構成された回路とを備え、受信機は更に、測定されたチャネル品質についてのインジケーションを送信することを求める要求を、サービス提供中の・セルから受信するように構成されており、この装置はさらに、この要求に応じてサービス提供中の・セルにインジケーションを送信するように構成された送信機を含む。
特定の態様は、無線通信のための装置を提供する、この装置は一般に、データ伝送のために使用されるサービス提供中の・セルのビーム方向についてのインジケーションを備える基準信号をサービス提供中の・セルから受信する手段と、基準信号に示された、装置によって観測されているチャネルの品質を測定する手段と、測定されたチャネル品質についてのインジケーションを送信することを求める要求を、サービス提供中の・セルから受信する手段と、この要求に応じて、サービス提供中の・セルにインジケーションを送信する手段とを含む。
特定の態様は、1又は複数のプロセッサによって実行実行可能な、格納された命令セットを備えるコンピュータ読取可能媒体を備える無線通信のためのコンピュータ・プログラム製品を提供する。この命令セットは、一般に、データ伝送のために使用されるサービス提供中の・セルのビーム方向についてのインジケーションを備える基準信号を、ユーザ端末においてサービス提供中の・セルから受信するための命令セットと、基準信号に示された、ユーザ端末によって観測されているチャネルの品質を測定するための命令セットと、測定されたチャネル品質についてのインジケーションを送信することを求める要求を、サービス提供中の・セルから受信するための命令セットと、この要求に応じて、サービス提供中の・セルにインジケーションを送信するための命令セットとを含む。
特定の態様は、無線通信のための装置を提供する。データ伝送のために使用されるサービス提供中の・セルのビーム方向についてのインジケーションを備える基準信号を、サービス提供中の・セルから受信し、基準信号に示された、装置によって観測されているチャネルの品質を測定し、測定されたチャネル品質についてのインジケーションを送信することを求める要求を、サービス提供中の・セルから受信し、この要求に応じて、サービス提供中の・セルにインジケーションを送信するように構成された少なくとも1つのプロセッサを含む。
以上に記された本開示の特徴が詳細にわたって理解されうるように、上記で簡潔に要約された本開示の、より具体的な説明が態様を参照することによってなされ、実施形態のうちのいくつかは、添付図面において例示される。しかし、同等に効果的なその他の態様が存在しうることをこの説明が認めているように、添付図面は本開示の特定の典型的な態様を例示しているのみであり、従って、本開示の範囲を限定していると見なされるべきではないということが留意されるべきである。
図1は、本開示の特定の態様に従って、無線通信システムの例を示す。 図2は、本開示の特定の態様に従って、無線デバイスのスキーム図を例示する。 図3は、本開示の特定の態様に従って、無線デバイスにおいて利用されうる様々な構成要素を例示する。 図4は、本開示の特定の態様に従って、接近した加入者グループにおける干渉シナリオの例を示す。 図5は、本開示の特定の態様に従って、干渉調整シーケンスの例を示す。 図6は、本開示の特定の態様に従って、干渉調整タイムラインの例を示す。 図7は、本開示の特定の態様に従って、協調下りリンク伝送を達成するために、セル・サイトで実行される動作の例を示す。 図7Aは、図7に例示された動作を実行することができる構成要素の例を示す。 図8は、本開示の特定の態様に従って、協調下りリンク伝送を支援するためにユーザ端末において実行されるシグナリング動作の例を示す。 図8Aは、図8に例示された動作を実行することができる構成要素の実例を示す。 図9は、本開示の特定の態様に従って、異なる数の干渉体の除去を伴う長期にわたる搬送波対干渉(C/I)分布の例を示す。 図10Aは、本開示の特定の態様に従って、ユーザ毎の空間フィードバック情報レポートの異なる設定での、ユーザ毎のスペクトラル効率の例を示す。 図10Bは、本開示の特定の態様に従って、ユーザ毎の空間フィードバック情報レポートの異なる設定での、ユーザ毎のスペクトラル効率の例を示す。 図11Aは、本開示の特定の態様に従って、異なる伝送技術の相対頻度の実例を示す。 図11Bは、本開示の特定の態様に従って、異なる伝送技術の相対頻度の実例を示す。 図12Aは、本開示の特定の態様に従って、異なるランク値の相対頻度の例を示す。 図12Bは、本開示の特定の態様に従って、異なるランク値の相対頻度の例を示す。
本開示の様々な態様が、添付図面を参照して、より完全に以下に説明される。しかし、本開示は、多くの異なる形式で実現されるものであり、本開示にわたって示される任意の特定の構造あるいは機能に限定されると解釈されるべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示を詳細および完璧にし、本開示の技術的範囲を当業者に完全に伝達するために提供される。本明細書における教示に基づいて、本明細書において開示される開示の態様が、本開示のその他任意の態様と組み合わせて実施されたか、それらと無関係に実施されたかに関わらず、それらをカバーするように本開示の技術的範囲が意図されていることを、当業者は認識するべきである。例えば、本明細書において説明された態様のうちの任意の数の態様を使用して、装置が実現される、あるいは方法が実践される。加えて、本開示の技術的範囲は、そういった装置あるいは方法をカバーするよう意図されており、これらは、本明細書において説明された開示の様々な態様に加えて、あるいはそれら以外に、その他の構造や、機能や、あるいは、構造および機能を使用して実践される。本明細書において開示された本開示の任意の態様が、請求項の1又は複数の構成要素によって実現されうることが理解されるべきである。
単語「典型的(exemplary)」は本明細書において、「例、実例、例示としての役目を果たすこと」を意味するように使用される。「典型的」として本明細書において説明される実施形態は、必ずしもその他の態様より好ましい、あるいは有利なものとして解釈されるものではない。
本明細書において特定の態様が説明されるが、これらの態様の多数の変形および置換が、本開示の技術的範囲内に含まれる。好適な態様のいくつかの利益および利点が述べられるが、本開示の技術的範囲は、特定の利益、用途、あるいは目的に限定されるようには意図されていない。むしろ、本開示の態様は、異なる無線技術、システム構成、ネットワークおよび伝送プロトコルに広く適用可能なように意図されており、これらのうちのいくつかは、図面における実例および以下の好適な態様の説明における実例によって示されている。詳細な説明および図面は、添付の請求項およびそれらの同等物によって定義されている本開示の技術的範囲を限定するものではなく、本開示の例示にすぎない。
無線通信システムの例
本明細書において説明される技術は、符号分割多元接続(CDMA)ネットワークや、時分割多元接続(TDMA)ネットワークや、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワークや、直交周波数分割多元接続(OFDMA)ネットワークや、単一キャリアFDMA(SC−FDMA)ネットワークといった、様々な無線通信ネットワークのために使用されうる。「ネットワーク」や「システム」といった用語はしばしば置換可能に使用される。CDMAネットワークは、世界地上無線接続(UTRA)やcdma2000などのようなラジオ技術を実現しうる。UTRAは、広帯域CDMA(W−CDMA)及び低チップ・レート(LCR)を含む。cdma2000は、IS−2000規格、IS−95規格、IS−856規格をカバーする。TDMAネットワークは、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーション(GSM(登録商標))のような無線技術を実現しうる。OFDMAネットワークは、Evolved UTRA(E−UTRA)、IEEE802.11、IEEE802.16、IEEE802.20、Flash−OFDM(登録商標)のような無線技術を実現しうる。UTRA、E−UTRA、及びGSMは、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)の一部である。ロング・ターム・エボリューション(LTE)は、E−UTRAを使用するUMTSの最新リリースである。UTRA、E−UTRA、GSM、UMTS、及びLTEは「第3世代パートナシップ・プロジェクト(3GPP)」と命名された団体からの文書において説明される。cdma2000は「第3世代パートナシップ・プロジェクト2」(3GPP2)と命名された団体からの文書において説明される。これらの多様なラジオ技術と規格は当技術分野において周知である。明確にするために、これらの技術の特定の態様がLTEについて下記に記述されており、LTE用語がその下記の記述の大部分において使用されている。
単一キャリア変調と周波数領域等値化を利用する技術は、単一キャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)である。SC−FDMAはOFDMAシステムのものと類似の性能と本質的に同じような総合的な複雑性とを有している。SC−FDMA信号はその固有の単一キャリア構造のためにより低いピーク対平均電力比(PAPR)を有している。特により低いPAPRが送信電力効率の点において移動端末に大いに利点を与える上りリンク通信において、SC−FDMAは多くの注目を集めてきた。これは現在の3GPP LTE、あるいはEvolved UTRAにおける上りリンク多元接続スキームに関する動作前提である。
本明細書における教示は、(例えば、ノードのような)様々な有線および無線の装置に組み込まれうる(例えば、それらの中で実施されうる、あるいは、それらによって実行されうる)。いくつかの態様において、本明細書における教示に従って実施される無線ノードは、アクセス・ポイントあるいはアクセス端末を備えうる。
アクセス・ポイント(「AP」)は、例えば、ノードB、無線ネットワーク・コントローラ(「RNC」)、eノードB、基地局コントローラ(「BSC」)、基地トランシーバ局(「BTS」)、基地局(「BS」)、トランシーバ機能(「TF」)、無線ルータ、無線送受信器、基本サービス・セット(「BSS」)、拡張サービス・セット(「ESS」)、無線基地局(「RBS」)、あるいはその他いくつかの用語によって称されるものを含みうる。あるいは、上述のものとして実施されるか、それらの用語で知られうる。
アクセス端末(「AT」)は、例えば、アクセス端末、加入者局、加入者ユニット、モバイル局、リモート局、リモート端末、ユーザ端末、ユーザ・エージェント、ユーザ・デバイス、ユーザ器機、あるいはその他いくつかの用語によって称されるものを含みうる。あるいは、上述のものとして実施されるか、それらの用語で知られうる。いくつかの実施形態において、アクセス端末は、セルラ電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(「SIP」)電話、無線ローカル・ループ(「WLL」)局、携帯情報端末(「PDA」)、無線接続能力を有するハンドヘルド・デバイス、あるいは、無線モデムに接続されたその他いくつかの適切な処理デバイスを備えうる。従って、本明細書において教示される1又は複数の態様は、電話(例えば、セルラ電話やスマート・フォン)、コンピュータ(例えば、ラップトップ)、ポータブル通信デバイス、ポータブル・コンピューティング・デバイス(例えば、パーソナル・データ・アシスタント)、エンタテイメント・デバイス(例えば、音楽デバイスかビデオ・デバイス、あるいは衛星ラジオ)、世界測位システム・デバイス、あるいは無線あるいは有線媒体によって通信するように構成されたその他任意の適切なデバイスに組み込まれうる。いくつかの態様において、ノードは無線ノードである。このような無線ノードは、例えば、有線あるいは無線通信リンクによる、ネットワーク(例えば、インターネットあるいはセルラ・ネットワークのようなワイド・エリア・ネットワーク)のための接続あるいはそれに対する接続を提供しうる。
図1は、本開示の態様が用いられうる無線通信システムの例100を示す。無線通信システム100は、ブロードバンド無線通信システムでありうる。無線通信システム100は、各々が基地局104によってサービス提供されている多数のセル102のための通信を提供しうる。基地局104は、ユーザ端末106と通信する固定局でありうる。基地局104は、代替的に、アクセス・ポイント、ノードBあるいはその他いくつかの用語で称されうる。
図1は、システム100にわたって分散された様々なユーザ端末106を図示する。ユーザ端末106は、据置式(固定式)すなわち、あるいは移動式でありうる。ユーザ端末106は代替的に、リモート局、アクセス端末、端末、加入者ユニット、モバイル局、局、ユーザ器機などと称されうる。ユーザ端末106は、セルラ電話のような無線デバイス、携帯情報端末(PDA)、ハンドヘルド・デバイス、無線モデム、ラップトップ・コンピュータ、パーソナル・コンピュータなどと称されうる。
基地局104とユーザ端末106との間の無線通信システム100における伝送のために、様々なアルゴリズムおよび方法が、使用されうる。例えば、信号は、OFDM/OFDMA技術に従って、基地局104とユーザ端末106との間で送信および受信されうる。この場合は、無線通信システム100は、OFDM/OFDMAシステムと称されうる。代替的に、SC−FDMA技術に従って、信号は基地局104とユーザ端末106との間で送信および受信されうる。この場合は、無線通信システム100は、SC−FDMAシステムと称されうる。
基地局104からユーザ端末106への伝送を容易にする通信リンクは、下りリンク(DL)108と称され、ユーザ端末106から基地局104への伝送を容易にする通信リンクは上りリンク(UL)110と称されうる。代替的に、下りリンク108は、フォワード・リンクあるいはフォワード・チャネルと称され、上りリンク110は、リバース・リンクあるいはリバース・チャネルと称されうる。
セル102は、複数のセクタ112に分割されうる。セクタ112は、セル102内の物理的なカバレッジ・エリアである。無線通信システム100内の基地局104は、セル102の特定のセクタ112内の電力フローを集中させるアンテナを利用しうる。このようなアンテナは、指向性アンテナと称されうる。
図2は、本明細書において説明された特定の態様に従って、無線ネットワーク環境の例200を示す。無線ネットワーク環境200は、簡潔化のために、1つの基地局210および1つのモバイル・デバイス250を図示する。しかし、システム200は1又は複数の基地局および/あるいは1又は複数のモバイル・デバイスを含み、ここにおいて、追加の基地局および/あるいはモバイル・デバイスは、本明細書において説明された例示された基地局210、および例示されたモバイル・デバイス250と実質的に類似しうる、あるいはそれらとは異なりうるということが意図されている。それに加えて、基地局210および/あるいはモバイル・デバイス250は、それらの間の無線通信を容易にするために、本明細書において説明されたシステム、技術、構成、態様、および/あるいは、方法を用いうる。
基地局210において、多数のデータ・ストリームのためのトラフィック・データが、データ・ソース212から送信(TX)データ・プロセッサ214へ提供される。特定の態様において、各データ・ストリームは、それぞれのアンテナによっておよび/あるいは複数のアンテナによって送信されうる。TXデータ・プロセッサ214は、符号化されたデータを提供するためのトラフィック・データ・ストリームのために選択された特定の符号化スキームに基づいて、そのデータ・ストリームをフォーマット、符号化、およびインタリーブする。
各データ・ストリームのための符号化されたデータは、例えば、直交周波数分割多重化(OFDM)技術を使用して、パイロット・データと共に多重化されうる。追加的にあるいは代替的に、パイロット・シンボルは、符号化されたデータと共に符号分割多重化(CDM)されるか、周波数分割多重化(FDM)されるか、時分割多重化(TDM)されうる。パイロット・データは通常、既知のやり方で処理される既知のデータ・パターンであり、チャネル応答もしくはその他の通信パラメータおよび/あるいは特性を推測するために、モバイル・デバイス250において使用されうる。各データ・ストリームのための多重化されたパイロットおよび符号化されたデータは、そのデータ・ストリームのために選択された特定の変調スキーム(例えば、2相位相偏移変調(BPSK)、4相位相偏移変調(QPSK)、M−位相偏移変調(M−PSK)、M−直交振幅変調(M−QAM)など)に基づいて変調(例えば、シンボル・マッピング)され、変調シンボルが提供されうる。各データ・ストリームに対するデータ・レート、符号化、変調は、プロセッサ230によって実行あるいは提供された命令セットによって決定されうる。
データ・ストリームのための変調シンボルは、この変調シンボルをさらに処理しうるTX MIMOプロセッサ220に提供されうる。TX多重入力多重出力(MIMO)プロセッサ220はその後、N個の変調シンボル・ストリームを、N個の送信機(TMTR)222a乃至222tに提供する。特定の態様において、TX MIMOプロセッサ220は、空間多重化、ダイバーシティ符号化、あるいは事前符号化のような、特定のマルチ・アンテナ技術を適用する(すなわち、データ・ストリームの変調シンボルと、このシンボルの送信元であるアンテナとに適用される重みを用いた、ビームフォーミング)。
各送信機222は、それぞれの変調シンボル・ストリームを受信および処理して1又は複数のアナログ信号を提供し、このアナログ信号を調整(例えば、増幅、フィルタ、アップコンバート等)してMIMOチャネルによる伝送に適切な変調された信号を提供する。更に、送信機222a乃至222tからのN個の変調された信号が、N個のアンテナ224a乃至224tから、それぞれ送信される。
モバイル・デバイス250において、送信された変調された信号は、N個のアンテナ252a乃至252rによって受信され、各アンテナ252から受信された信号は、それぞれの受信機(RCVR)254a乃至254rに提供される。各受信機254は、それぞれの信号を調整(例えば、フィルタ、増幅、ダウンコンバート等)し、調整された信号をデジタル化してサンプルを提供し、更に、サンプルを処理して対応する「受信された」シンボル・ストリームを提供する。
受信(RX)データ・プロセッサ260は、特定の受信機処理技術に基づいて、N個の受信機254から受信されたN個のシンボル・ストリームを受信および処理し、N個の「検出された」シンボル・ストリームを提供しうる。RXデータ・プロセッサ260は、各検出されたシンボル・ストリームを復調、デインタリーブ、および復号して(また、各検出されたシンボル・ストリームのためのその他の処理を実行して、)データ・ストリームのためのトラフィック・データを復元し、このトラフィック・データをデータ・シンク262に提供しうる。特定の態様において、モバイル・デバイス250について、RXデータ・プロセッサ260による処理は、基地局210においてTX MIMOプロセッサ220およびTXデータ・プロセッサ214によって実行される処理に対して相補的でありうる。
プロセッサ270は、上記で説明されたように、どの事前符号化行列を利用するかを定期的に決定しうる。更に、プロセッサ270は、行列インデックス部およびランク値部を備えるリバース・リンク・メッセージを公式化しうる。リバース・リンク・メッセージは、通信リンクおよび/あるいは受信されたデータ・ストリームに関する様々な種類の情報を備えうる。リバース・リンク・メッセージは、データ・ソース236から多数のデータ・ストリームのためのトラフィック・データも受信するTXデータ・プロセッサ238によって処理され、変調器280によって変調され、送信機254a乃至254rによって調整され、基地局210に送信し返されうる。
基地局210において、モバイル・デバイス250からの変調された信号は、N個のアンテナ224によって受信され、N個のそれぞれの受信機222によって調整され、復調器240によって復調され、RXデータ・プロセッサ242によって処理されて、モバイル・デバイス250によって送信されたリバース・リンク・メッセージが抽出され、このリバース・リンク・メッセージはデータ・シンク244に提供される。更に、プロセッサ230は、抽出されたメッセージを処理して、ビームフォーミング重みを決定するためにどの事前符号化行列を使用するかを決定する。
プロセッサ230、270は、基地局210およびモバイル・デバイス250における動作をそれぞれ指示(例えば、制御、コーディネート、管理等)しうる。それぞれのプロセッサ230および270は、プログラム・コードおよびデータを格納するメモリ232および272に関連付けられうる。プロセッサ230、270は更に、上りリンクおよび下りリンクについての周波数およびインパルス応答の推定値を導出するために計算を実行しうる。全ての「プロセッサ」機能は、複数のプロセッサ・モジュールの間で互いに移譲可能であることから、特定のプロセッサ・モジュールは特定の態様に存在しない、あるいは、本明細書に例示されていない追加のプロセッサ・モジュールが存在しうる。
(本明細書において開示される全てのデータ記憶装置を有する)メモリ232、272は、揮発性メモリあるいは非揮発性メモリのどちらかであるか、揮発性部および非揮発性部の両方を含むかであり、また、固定式か、取り外し可能か、あるいは固定部と取り外し可能部の両方を含みうる。限定ではなく例示として、非揮発性メモリは読取専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、電子的プログラマブルROM(EPROM)、電子的消去可能PROM(EEPROM)、フラッシュ・メモリを含みうる。揮発性メモリは、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)を含みうる。これは、外部キャッシュ・メモリの役割をする。限定ではなく例示として、RAMは、例えば、同期RAM(SRAM)、動的RAM(DRAM)、同期DRAM(SDRAM)、ダブル・データ・レートSDRAM(DDR SDRAM)、改良SDRAM(ESDRAM)、シンクリンクDRAM(SLDRAM)およびダイレクト・ラムバスRAM(DRRAM)のような、多くの形態で利用可能である。特定の態様のメモリ232、272は、これらのメモリに限定されることなく、これらのメモリおよびその他任意のメモリを備えるよう意図されている。
図3は、図1に例示された無線通信システム内で用いられうる無線デバイス302において利用されうる様々な構成要素を例示する。無線デバイス302は、本明細書において説明された様々な方法を実施するように構成されうるデバイスの実例である。無線デバイス302は、基地局100あるいはユーザ端末116、122のうち任意のものでありうる。
無線デバイス302は、無線デバイス302の動作を制御するプロセッサ304を含みうる。プロセッサ304は、中央処理ユニット(CPU)とも称されうる。読取専用メモリ(ROM)とランダム・アクセス・メモリ(RAM)との両方を含みうるメモリ306は、命令セットおよびデータをプロセッサ304に提供する。メモリ306の一部は、非揮発性のランダム・アクセス・メモリ(NVRAM)も含みうる。プロセッサ304は通常、メモリ306に格納されたプログラム命令セットに基づいて、論理演算および算術演算を実行する。メモリ306における命令セットは、本明細書において説明された方法を実施するように実行可能でありうる。
無線デバイス302は、無線デバイス302とリモート位置との間でのデータの伝送および受取を可能にするために、送信機310および受信機312を含みうるハウジング308をも含みうる。送信機310および受信機312は、トランシーバ314に結合されうる。単一あるいは複数の送信アンテナ316は、ハウジング308に取り付けられ、電子的にトランシーバ314に結合されうる。この無線デバイス302は更に、複数の送信機、複数の受信機、および複数のトランシーバ(図示せず)を含みうる。
無線デバイス302は、トランシーバ314によって受信された信号のレベルを検出および数値化しようとするために使用されうる信号検出器318をも含みうる。信号検出器318は、総エネルギー、シンボル毎の加入者毎のエネルギー、電力スペクトル密度、およびその他の信号、といったような信号を検出しうる。無線デバイス302は、信号を処理する際に使用するためのデジタル信号プロセッサ(DSP)320をも含みうる。
無線デバイス302の様々な構成要素が、バス・システム322によって一緒に結合されうる。これは、データ・バスに加えて、電力バス、制御バス、状態バスを含みうる。
本開示の特定の態様は、協調下りリンク伝送のためのセル間の協働(cooperation)シグナリング(すなわち、無線通信システムの隣接するセル間でのシグナリング)を支援する。提案されたアプローチを適用することによって、セル間の干渉を軽減することにおける実質的な利得が達成されうる。
(協働的な伝送:シナリオおよび要件)
図1に例示された無線ネットワーク100のような、無線ネットワークにおける展開シナリオおよびセル間の協働の様々な形態が、下りリンク協調シグナリングのための要件を説明するために最初に議論される。下りリンク協調ビーム切替が考慮されうる。これは、協働的ビームフォーミング(CB)のシンプルな形態を表す。本開示の特定の態様は、セル毎に予め定められたパターンを用いて下りリンク・ビーム掃引を実行することを支援する。異なるセルのビーム・パターンは、時間/周波数リソース(すなわち、サブフレームおよび/あるいはリソース・ブロック(RB))にわたって同期され、ユーザ機器(UE)は、サービス提供中のビームと干渉しているビームとの異なる組合せに対応する異なるリソース上で観測されたチャネル品質を定期的にフィード・バックしうる。
各セルは、チャネルおよび干渉の条件に従ってUEをスケジューリングし、もって、臨機応変型(opportunistic)ビームフォーミングおよび(空間)干渉の回避を同時に達成しうる。ビームの予め定義されたセットに基づくこのようなセル間の協働は、ベースライン非協調伝送の閉ループ事前符号化の利得を空間干渉回避利得と引き換えにトレードしうる。このようなトレードオフは、UEが少数個(a few)だけセル内に存在するようなシナリオにおいては、および/あるいは、集中的なトラフィック・パターンに対しては、有益とはなり得ない。実際的関心のシナリオにおいて、閉ループ事前符号化の利得を失うことなく空間調整利得を利用するために、アクティブなUEのセットと、それらのQoSおよび公平性の観点から見た優先順位と、更に、短期間にわたるチャネル条件とに基づいて、全てのセル内のサービス提供中のビームの短期間にわたる選択と共に、協調スケジューリングが可能になりうる。
協調ビーム切替は、可能性として多数のUEからの適時的なチャネル品質フィードバックの利用可能度合いに依存しうるということが注目されるべきである。フィードバックの全オーバヘッドは、リソース特有のレポーティングおよび/あるいはMIMO伝送の存在下において更に高くなりうる。空間調整によるビームのバリエーションだけでなく、異機種ネットワークにおける干渉調整による送信電力の変動が、異なるリソースにわたるチャネル品質情報(CQI)における多大な変動をもたらしうる。リソース特有のレポーティングは、これらのシナリオにおいて特に重要となりうる。スケジューリングの優先順位および/あるいはバッファの利用可能度合いに基づいて、制限された数のUEが、次のサブフレームにおけるスケジューリングに考慮されているシナリオにおいて、上りリンク・フィードバックの量は実質的に低減されうる。
チャネル品質レポーティングに関連付けられた上りリンク・オーバヘッドを低減するために、サービス提供中のセルが、次のサブフレームにおけるスケジューリングが考慮されているUEのサブセットからの(リソース特有の)チャネル品質レポートを要求する場合に、ポーリングに基づく(poll-based)レポーティングが可能になりうる。これらのチャネル品質レポートは、レポートされたリソース上でサービス提供中のセルおよび干渉しているセルによって使用される実際のビームに基づきうる。
上述されたシナリオにおいて、セル間の協働は、好適なチャネル条件および干渉条件に基づいて、UEの臨機応変型スケジューリングに制限されうる。このようなシンプルな形態の協働は、比較的多数のアクティブUEと、空間チャネル条件のダイバーシティとを有するWWAN展開において見られるいくつかのシナリオにおいては十分でありうるが、対象となる多くのケースにおいて不十分でありうる。
このような状況は、例えば、隣接セルとのハンドオフ領域内に位置するセルにアクティブなUEを少数個のみ有するシナリオにおいて生じうる。これらのようなUEは、隣接セル間にいくらかの協働が存在しない限り、ほとんどの時間の間、質の悪いチャネル品質を経験しうる。協働は、干渉を受けているUEの信号対干渉および雑音の比(SINR)を改善するために、サービス提供中のセルが直交ビームを選択する、あるいは単に、サービス提供中のセルがいくつかのリソース上における送信電力を低減するという形態をとりうる。隣接セルによる協働の代償は、特に、これらのセルがキャリア対干渉(C/I)比が中程度から高いUEにサービス提供している場合に比較的低くなりうるということが留意されるべきである。
別の実例は、図4に例示されたクローズド加入者グループ(CSG)を伴うHeNB展開でありうる。通常のHeNB展開において、ほとんどのセルは小数個(通常は1つだけ)のアクティブなUEにのみ関連付けられうる。この実例において、図4に例示されたように、UEはHeNBに関連付けられうるが、UEがHeNBへの、(著しく)より強いチャネルを有するということが起こり得る。これは、異なるCSGに属し、UEにサービス提供しうる。この場合において、スループット公平性のトレードオフが、HeNBとHeNBとの間の協働を通して著しく改善しうる。前の実例においてのように、協働は、UEにもたらす干渉の量を低減するために、HeNBがUEから離れて進むビームを選択するという形態を取るか、あるいは、HeNBが送信電力を低減する形態をとりうる。臨機応変型協働は、UEがほとんどの時間の間低いサービス提供中のC/I条件を観測しうるこのシナリオにおいては十分とはなり得ない。
更に、実際面において重要な多くシナリオにおいて、レイテンシの低い様式でセル間の協働を可能にすることが重要でありうる。1つの典型的なケースは、サービス提供されているUEが、集中的なトラフィックの到着を観測する場合である。低速時間スケールでの干渉調整は、著しく非効率的なリソース用途をもたらし、UEによって経験されるパケット・レイテンシに悪影響を与えうる。更に、低速時間スケールでの干渉調整は、移動度が中程度および高いシナリオにおいて、空間情報が古くなることをもたらし、いくつかのケースにおいて、空間調整を無効にしうる。
(例えば、図4に例示されるCSGにおける)干渉が著しいシナリオにおいて、効率的な協働を可能にするため、および、スループット/公平性のトレードオフを改善させるため、近隣のセルによる協働(すなわち、適切な電力あるいはビーム選択)を要求する低レイテンシ・メカニズムが有益でありうる。
(シグナリング構成およびタイムライン)
先に説明された干渉調整は、十分に速いバックホールが利用可能な場合に、バックホールX2インタフェースによって実行されうる。しかし、先に説明されたHeNBシナリオのような多くのシナリオにおいて、バックホールは低速かつ信頼性が低いか、あるいはX2インタフェースを欠きうる。このようなシナリオの説明をするために、予め概要を説明された要件を満たす無線(オーバ・ザ・エア:OTA)シグナリング設計が本開示において提案される。この設計は図5の実例によって示され、対応する時系列は図6において例示される。
全てのサブフレームおよび時間周波数リソースのセット(例えば、所与のサブフレームのRBのセット)について、各セルは、これらのリソースに暫定的に割り当てられるUEのサブセットを決定しうる。一般に、この決定はスケジューリング決定の長期にわたる予測の有益性に基づいて実行されうる。この決定に従って、各セルは、図5Aに例示されたように、それらの1又は複数の支配的干渉体に1又は複数の空間フィードバック情報(SFI)メッセージを配信するために、暫定的に割り当てられたUEのうちの全てあるいはいくつかに要求を送りうる。
サービス提供中のセル(例えば、図5に例示されたセル)から送信された、SFI−REQと呼ばれる、SFIに対するこのような要求は、ターゲットとなる支配的干渉体と、おそらくは、UE(例えば、図5のUE1.1)が予めスケジューリングされている周波数リソースとを示しうる。SFI−REQを受信した各UEは、その後、図5Bに例示されたような、SFI−REQに示された全てのターゲット・セルにSFIを送る。SFIレポートは、UEとSFIが送られたセルとの間にチャネルの量子化された空間方向を含みうる。これはチャネル方向情報(CDI)と呼ばれる。このフィードバックは、レポートしているUEに対する干渉が適切に低減されうるように、送信ビームを協働的に選択する(あるいは、下りリンク伝送をゲートする)ためにターゲット・セルによって利用されうる。
CDI量子化は、より高い精度が要求されうるが、LTEリリース8において規定される事前符号化行列インジケーション(PMI)と同じ一般的原理に従う。CDIに加えて、UEはサービス提供中の・セルの暫定的なPMIもレポートしうる。このような暫定的なPMIは、受信しているセルによって、そのセルが有するUEにもたらされる干渉を見積もり、その後サービス提供されるUEの選択を改良するために使用されうる。各SFIメッセージは更に、データ伝送のためのビーム方向の調節のために、受信しているセルにおいて利用される別のPMIを備えうる。
SFIレポートは、例えば、量子化された予測の有益性、あるいはバックホールによって更新される長期間にわたる予測の有益性に関連する短期間にわたる予測の有益性、のような効用についての情報も含みうる。この効用は、ターゲット・セルに対する暫定的な割り当てに関連付けられ、この特定のUEに”与えること(yielding)”対その他のUEに与えることについての効用、および/あるいは、自己の有するUEにサービス提供するために非協働的ビームを使用することを選択することによって受信された要求と協働しないことを選択することについての効用を評価しうる。
近隣のUEからSFIを受け取ると、受信しているeNBは、スケジューリング決定を改良し、ターゲット・サブフレームについての、最終の送信電力およびビーム決定を行いうる。これらの決定は、スケジューリングが考慮されているUEによってその後実行され、これらUEによって、これらUEのサービス提供中のセルにレポートされるC/I測定に反映されうる。
図5Cに例示されるように、各セルは、リソースの対応するセット上で使用される送信電力スペクトル密度(PSD)レベルおよびビーム方向を反映する基準信号を送信しうる。このリソースの対応するセット上において、これらのPSDおよびビーム方向を用いた下りリンク伝送が、ターゲット・サブフレームにおいて行われうる。この基準信号は、リソースの特定のセット上でUEによって観測されるチャネル品質を測定するために使用されうるので、リソース品質インジケーション基準信号(RQI−RS)と称されうる。このようなRQI−RSは、サブフレーム毎のリソース・ユニットに関連付けられたリソース要素(RE)の小さなセットを備え、このリソース・ユニットに対応する信号および干渉(および雑音)エネルギーを測定するために使用されうる。
リソース・ユニットの適切な選択は、例えば、1.08MHzあるいは5MHzのような干渉調整の望ましい粒度に依存しうる。全てのセルが、同じセットあるいはリソース特有のREで全てのリソース・ユニットのためのRQI−RSをブロードキャストし、異なるセル特有のスクランブリングを使用しうる。その後、UEは、サービス提供中の・セルのスクランブリング・コードを使用することによって、信号の構成要素を測定し、残りのエネルギーを干渉および雑音として扱いうる。このような設計によって、望ましいリソース粒度に依存する(およそ1%の)小さなオーバヘッドを用いた、リソース特有のチャネル条件の正確な測定が可能になりうる。
RQI−RSを送信するのと同時に、各セルは、図5Cにも例示されるように、UEの予め選択されたセットにリソース品質インジケーションを送るよう求める要求(RQI−REQ)を送信しうる。送信されたRQI−REQメッセージは、RQI−REQに示されたリソース・ユニットに対応するリソース品質インジケーション(RQI)をレポートすると期待される1又は複数のUEを識別しうる。RQI−REQによってターゲットとされたUEのセットは、近隣のセルにおけるUEから受信されたSFIに基づいて改良されうるので、暫定的にスケジューリングされたUEの最初のセットとは異なりうるということが留意されるべきである。リソースのセットについてのRQI−REQを受信した各UEは、対応するRQI−RSに基づいて、このリソースのセットに対応する(短期間にわたる)チャネル品質をレポートしうる。セルは、同じリソースのセットに対応するRQIをレポートすることを複数のUEに対して要求しうるので、全てのチャネル品質レポートに基づいて、臨機応変型のスケジューリング決定を行うことができる。
図5に例示された実例において、セルおよびセルは、暫定的にUE1.1およびUE2.1を選択し、それに応じて、SFI−REQ502およびSFI−REQ504を送りうる。セルのSFI−REQ502に示された効用レベルは、セルのSFI−REQ504に示された効用レベルを超えうる。従って、セルは、UE1.1からSFI506を受け取ると、送られた/受信された優先度の比較に基づいてセルに与え、同様に、セルはセルに与えることができない。その結果として、セルは、UE1.1に向かってビーム方向を選択し、それに応じてRQI−RS508を送信して、その一方でRQI−REQ510をUE1.1に送信する。
逆に、セルのスケジューラは、最初に選択されたUE2.1よりも、セル1からの干渉による影響を受けないUE2.2をスケジューリングすることを決定しうる。従って、セルは、UE1.1に対する干渉低減と、サービス提供されるUE2.2に対する事前符号化利得との間で適切にトレードが成り立つ送信ビームを選択しうる。ここにおいて、適切なトレードオフは、対応するスケジューリング決定の予測の有益性に基づいて確立されうる。同時に、セルは、UE2.2にRQI−REQ512を送信しうる。UE1.1およびUE2.2のそれぞれからRQIレポート514および516を受け取ると、セルおよびセルは、それぞれのスケジューリング決定を行い、レポートされたチャネル品質に従って変調符号化スキーム(MCS)を選択し、それに応じて、下りリンク許可(grant)を発しうる。
説明されたこの手順は、各セルが単一の送信アンテナのみを装備している場合も適用されることができる。この場合、SFIを受信したセルの応答は、SFIに含まれる効用情報に基づく送信電力の変更に制限されうる。本開示の1つの態様において、SFIを受信したセルは、受信されたSFIに示された効用利得が、このUEをスケジューリングすることによって取得される効用よりも高い場合に、自己の有するUEをスケジューリングしない(あるいは、より低い電力でスケジューリングする)ことを選択しうる。別の態様において、セルは、自己の有するUEをスケジューリングすることについての効用が高い場合、SFIを受信することを無視することを選択しうる。特定の態様について、SFIは、このセルが複数の送信アンテナを装備している場合でさえ、干渉しているセルに送信電力を低減するよう求めうる。これは、例えば、移動度が高いシナリオにおいて、SFIを配信することについてのレイテンシが、好適なビーム方向を無意味にする場合においてである。
図5に例示された干渉調整シーケンスに対応する図6のタイムラインの例に従って、連続するステップの間に2乃至4サブフレームの間隔が存在し、もって、リンクの両端における効率的な処理時間を可能にしうる。8乃至16サブフレームの総合遅延が、初期(暫定的)割当と許可/データ(すなわち、物理下りリンク共有チャネル(PDSCH))伝送との間に存在しうる。しかし、協働がサービス提供中の・セルによる干渉を意識したスケジューリングに制限される場合、SFI−REQおよびSFI伝送は、臨機応変型スケジューリング設定で回避されうる。
このアプローチは、アクティブUEの数が比較的多く、それ故に、臨機応変型スケジューリングがかなりの割合の協働利得を提供し、かつ、SFI−REQ/SFIの余分なオーバヘッドを回避することが望ましいWWAN展開シナリオにおいて適切である。この場合において、干渉を意識したスケジューリングの全体遅延は、4乃至8サブフレームに制限されうる。しかし、強い支配的干渉体の存在を伴うマルチユーザ・ディバーシティの欠如が送信機による明示的な干渉の軽減を要求しうる、アクティブUEの数が制限されているシナリオおよび干渉条件が厳しいシナリオ(例えば、CSG)において、SFIベースの調整は信頼できる。SFIベースの調整は、支配的干渉体を沈黙させることができるため、移動度の高いUEにとっても有益でありうる。これは、移動度の高いシナリオにおける干渉低減の唯一のメカニズムでありうる。
更に、先に述べられたように、バックホールの信頼性が高く、X2インタフェースが利用可能である場合に、干渉調整はバックホールX2インタフェースによって実行されうる。この場合、ターゲット(干渉している)セルのCDIは、オーバ・ザ・エアでサービス提供中の・セルにレポートされ、バックホールによってターゲット・セルに転送されうる。サービス提供中の・セルへのCDI伝送は、調査をベースとする(例えば、SFI−REQに従う)か、移動度が低いおよび/あるいは送信アンテナが相関付けられている場合には定期的なレポートに基づきうる。このような場合において、SFI−REQ/SFIシグナリングのオーバヘッドも回避されうる。ターゲット・セルへのオーバ・ザ・エアSFI伝送は、HeNB展開のような、ノード間制御のためのバックホール・プロビジョニングが不十分な場合において望まれうる。アクティブUEの数が制限されているために、全体上りリンク・オーバヘッドは、このようなシナリオにおいてはそれほどの懸念とはなり得ない。
本開示の特定の態様は、様々なUEレポートと、それに対応するサービス提供中の・セルによる要求とを支援し、様々な展開シナリオにおいて効果的な干渉調整を可能にする。サービス提供中の・セルへのRQI−RSおよび調査ベースのRQIレポーティングは、広範囲の展開シナリオにわたって、正確なレート予測(prediction)および臨機応変型空間干渉回避を可能にするために実施されうる。従って、UEによって、それらの潜在的(支配的)干渉体に送られる明示的なオーバ・ザ・エア協働要求は、CSG HeNB展開のようないくつかの展開シナリオにおいて実質的な利益を可能にする。展開シナリオに依存する制御オーバヘッドの量と協調マルチポイント利得とをトレード・オフすることを、様々なレポートができるようにする柔軟性を、提案された設計は提供しうる。
図7は、本開示の特定の態様に従って、協調下りリンク伝送を達成するためにセル・サイトで実行されうる動作の例700を示す。702において、セルは、1又は複数の近隣のユーザ端末から1又は複数の空間フィードバック情報(SFI)メッセージを受信し、なお、各SFIメッセージは、近隣のユーザ端末の1又は複数の干渉しているセルに空間フィードバック情報を配送するよう求める要求(SFI−REQ)に応じて送信され、SFIメッセージは、近隣のユーザ端末のうちの1つとセルとの間のチャネルについての情報を備えうる。704において、データ伝送のためのビーム方向は、SFIメッセージに基づいて調節されうる。706において、セルは、調節されたビーム方向についてのインジケーションを備える基準信号を送信しうる。
708において、セルは、ユーザ端末に関連付けられた1又は複数の通信リソースの品質についての、少なくとも1つのインジケーション・メッセージを送るよう求める要求を、ユーザ端末のセットに送信しうる。710において、セルは、基準信号に少なくとも部分的に基づいて生成された1又は複数のインジケーション・メッセージを、1又は複数のユーザ端末から受信しうる。712において、セルは、受信されたインジケーション・メッセージに基づいて、セットからのユーザ端末のうちの1つへのデータの伝送をスケジューリングしうる。このデータは、調節されたビーム方向を使用して送信されうる
図8は、本開示の特定の態様に従って、協調下りリンク伝送を支援するためにユーザ端末において実行されうるシグナリングのための動作の例800を示す。802において、1又は複数の干渉しているセルに対して空間フィードバック情報を配送するよう求める要求(SFI−REQ)に応じて、ユーザ端末は1又は複数のSFIメッセージを送信し、なお、各SFIメッセージは、ユーザ端末と干渉しているセルのうちの1つとの間のチャネルについての情報を備え、SFI−REQは、ユーザ端末のサービス提供中の・セルから送信されうる。804において、ユーザ端末は、サービス提供中の・セルの調節されたビーム方向についてのインジケーションを備える基準信号を、サービス提供中の・セルから受信し、この調節は、干渉しているセルによってサービス提供される1又は複数のユーザ端末からの、サービス提供中の・セルにおいて受信された1又は複数のSFIメッセージに基づく。
806において、基準信号に示されたチャネル品質が測定されうる。このチャネルはユーザ端末によって観測されている。808において、ユーザ端末は、測定されたチャネル品質についてのインジケーションを送信するよう求める要求を、サービス提供中の・セルから受信しうる。810において、この要求に応じて、ユーザ端末はインジケーションをサービス提供中の・セルに送信しうる。812において、ユーザ端末は、データをサービス提供中の・セルから受信しうる。なお、このデータは、調節されたビーム方向を使用してインジケーションに従って送信される。
(シミュレーション結果)
示されるシミュレーション結果は、HeNB展開における空間干渉調整によって達成可能な公平性利得を強調している。例えば、ドロップ毎に単一のビルディングを有するHeNB展開モデルが考慮されうる。各アパートメントは、関連付けられたUEを伴うHeNBを有するが、ランダムに選択されたHeNB/UE対の20%のみが任意のドロップにおいてアクティブでありうる。全てのUEは、受信アンテナを2つ装備しうる、また、各HeNBは、送信アンテナを2つか4つ装備しうる。周波数平坦レイリー独立同一分布(i.i.d.)フェージングが、時間内にフェージングする独立ブロックで全ての送信/受信アンテナにわたると考えられうる。特に、図6に例示されたように、チャネル・フェードは、空間調整タイムラインの全ての実例にわたって一定に留まりうるが、複数のインスタンスにわたって、i.i.d.形式で変化しうる。
この特定のモデリングは、HeNB展開における長期にわたるスループットの正確な評価を提供しうる。ここでは、UE移動度が低いと仮定すると、調整レイテンシ(この例においては16ミリ秒)は調整の精度には影響を与え得ない。このUEは、空間最小平均2乗誤差(MMSE)MIMO技術を利用しうる。結果として生じるスペクトル効率が64QAM情報レートとして計算されうる一方で、実施損失はチャネル容量に対して3dBギャップまでモデル化されうる。オーバヘッドは、スペクトル効率計算においては考慮されない。
このベースライン結果は、干渉調整を伴わない従来の単一セル・スケジューリングに対応する。特に、全てのアクティブHeNBが、複数の層にわたる等価電力分布を伴うアイゲン・ビームフォーミングによって、全てのスケジューリング・インスタンスにおいてUEをスケジューリングする一方で、ランク選択は最大スペクトル効率に基づきうる。
干渉調整に直面すると、図6に例示されたタイムラインが実践されうる。ここにおいて、空間調整要求(SFI)を発する決定に加えて、後続のスケジューリング決定が、サービス提供中の効用の概念に基づいて実行されうる。特定のUEにサービス提供することについての局所的な効用は、これまでこのUEにサービス提供されたデータの総量に対して予測される瞬間的なスペクトル効率の比率として、長期にわたる比例公平性(proportional fairness)に従って定義されうる。同様に、サービス提供中のHeNBによって複数のUEに同時にサービス提供することについての累積の効用は、それぞれの局所的な効用の合計として定義されうる。全調整処理が、下記に詳細にわたって説明される3つのステップで実行されうる。
第1のステップにおいて、全てのHeNBは、サービス提供されているUEの短期にわたるチャネルと長期にわたる干渉とに基づいて、空間調整を使用することを決定しうる。サービス提供中のHeNBは、ランク1伝送での低減された干渉に対応するUEにサービス提供することについての効用が、ランク2(MIMO)伝送の効用を超える場合はいつでも、優位性序列で、多数の干渉しているHeNBをターゲットとするUEに対してSFI−REQを発しうる。1又は複数のHeNBをターゲットとするSFI−REQを受信したUEは、これらのHeNBにSFIを送りうる。各SFI要求は、発信(originating)HeNBの下りリンク伝送のために暫定的なPMIを搬送し、UEからターゲットHeNBへ空間方向(例えば、CDI)を搬送し、干渉しているビームのUEの局所的な効用への影響にアクセスするために要求される追加の情報を搬送しうる。このような情報の例は、UEのターゲットC/Iの他に、ターゲット干渉レベルの値だろう。UE毎のSFIの最大数は1と2と3であるとみなされうる。UEは、長期にわたる下りリンク強度が、サービス提供中のHeNBから10dB以内であるHeNBに、SFIを送るのみである。
調整処理の第2のステップにおいて、近隣のUEからSFIを受け取ると、各HeNBは、SFIにおいて搬送される局所的な効用と自己の局所的な効用との一対比較を実行しうる。HeNBは、局所的な効用が自己のものを超える全てのSFIを許可しうる。このような許可が意味することは2つあり得る。それは、HeNBは、候補となる送信ビームを計算する場合に、許可された全てのSFIに含まれるCDIを計上する(account for)ということと、HeNBが、サービス提供されているUEと、SFIが許可された近隣のユーザとを含む最大累積効用に基づいて、ビームを選択しうるということである。何れのSFIをも受信しない、あるいは受信されたSFIの何れをも許可しないHeNBは、アイゲン・ビームフォーミング(EBF)を利用しうる。一方で、1又は複数のSFIを受信するHeNBは、2つの追加的な送信オプションを考慮しうる。それは、協調サイレンシング(CS)および信号対リーク比(SLR)ビームフォーミングである。
CSは、干渉を受けているUEのための、サービス提供中のHeNBによる伝送の何れにも対応し得ない。SLRビームフォーミングの場合において、サービス提供されているUEの全ての(MIMO)ストリームについて、ビームが、信号強度の逆数によって重みを加えられたCDI情報に従い、干渉を受けているUEにおいて観測される干渉エネルギーの合計に対応するストリームのアイゲン方向に従って、受信されたエネルギーの比を最大化しようと試みるということが発見されうる。
上記で説明されたように、HeNBは、許可されたSFIを有する全ての近隣のUEにわたる最大累積効用に基づいて、EBF伝送と、CS伝送と、SLR伝送との中から選択しうる。これは、サービス提供されているUEを表す。各HeNBは更に、RQI−REQおよびRQIメッセージの数に対する制約に従ってRQIをフィード・バックするために、調査の対象となるUEのセットを(RQI−REQによって)決定しうる。RQIのための調査の対象となるUEのセットは、HeNBの選択された伝送スキームに従って、最大局所的な効用に基づいてHeNBに関連付けられた全てのUEの中から選択されうる。それに加えて、UEのセットは、許可されたSFIメッセージにおいてレポートされた暫定的なPMIに基づいて予期された干渉と、SFIが受信されていない、あるいは許可されていない全てのHeNBからの長期にわたる干渉とに従って選択されうる。このシミュレーション設定においては、1つのUEのみが全てのノードに関連付けられうるので、RQIの数は1に設定されうる。最後に、各HeNBは、選択された伝送ストラテジーに一致するRQI−RSを送信し、RQI−REQを発しうる。
調整処理の第3のステップにおいて、UEおよびMCSの最後の選択は、調査対象となっている全てのUEについての正確なC/Iを反映するRQIレポートに基づき、同様に、残りのUEのため通常のCQIレポートにも基づきうる。このシミュレーションにおいて、HeNBは、CSが選択されない限りは、自己のUEのみをスケジューリングしうる。
図9においては、異なる数の支配的干渉体の除去を伴う長期にわたるC/I分布が描画されている。干渉調整がない(すなわち、全ての干渉体が存在する)場合、UEのうちのおよそ10%が、−7.5dB未満のC/Iを観測しうる。主要な支配的干渉体のみ(例えば、UE毎に1つのSFI)を取り除くことによって、5%テール(5% tail)がおよそ7.5dBだけ改善されうるのと同時に、UE毎に3つまでのSFIが、テール値における潜在的な改善の17dB以上を譲歩できるようにする。従って、空間干渉調整は、HeNB展開のテール・スループットにおける実質的な改善の可能性を示唆する。
UE毎のSFIの最大数に対する異なる制約を伴う空間調整およびベースライン(非協調)スケジューリングを用いたUEスループットの累積分布が、HeNBにおける送信アンテナが2つの場合(図10A)と、4つの場合(図10B)とについて、図10に例示されている。UE毎に3つまでのSFIを伴う空間調整は、スペクトル効率の高い領域における中程度の損失、すなわち、送信アンテナが2つの場合はおよそ25%以内、送信アンテナが4つの場合はおよそ12%以内の損失を犠牲にして、ベースラインにわたる10%テール・スペクトル効率において100%を超える利得を可能にしうる。
図11は、2つの送信アンテナについて(図11A)、および、4つの送信アンテナについて(図11B)、異なる送信ビームフォーミング・ストラテジの相対頻度を例示している。ベースラインはいつもアイゲン・ビームフォーミングを利用するが、協調伝送は、通常はSLRビームフォーミングを、まれにCSを用いうるということが留意されるべきである。SLRおよびCSの発生の総数は、HeNBが、近隣のセルにおけるUEから受信された1又は複数のSFIを許可するインスタンスに対応しうる。更に、HeNB毎に4つの送信アンテナがある場合においては、近隣に対して送信干渉ヌリングを提供するだけでなく、サービス提供されているUEに対してMIMO伝送を提供するのにも十分な自由(freedom)が利用可能であるので、CSはほとんどまったく発生しない
図12は、上述されたシミュレーションにおいて観測されたランク値の相対頻度を例示する。UE毎に可能性として1つより多くのSFIを用いる空間調整は、SFIによって強いられる空間制約に主に起因して、UE毎に2つの送信アンテナの場合に、ランク値のわずかな減少を生じうるということが留意されるべきである。その一方で、空間調整は、送信アンテナの数が4に等しい場合にはランクの上昇を生じうる。これは、サービス提供されているUEに対するランク2伝送に伴い、近隣のSFIに合わせて順応することをHeNBに許可する能力に起因するのと同様に、SFIを発するUEに対して、より頻繁に、より高いランク値を提供することにも起因しうる。
上述された方法の様々な動作が、対応する機能を実行することができる任意の適切な手段によって実行されうる。この手段は、回路、アプリケーション特有集積回路(ASIC)、あるいはプロセッサを含むが、それらには限定されない、様々なハードウェアおよび/あるいは1つ又は複数のソフトウェア構成要素および/あるいは1つ又は複数のモジュールを含みうる。一般に、図に示された動作が存在する場合、それらの動作は同様の符番を有する対応するカウンターパートのmeans-plus-function構成要素を有しうる。例えば、図7、8に例示された動作700および800は、図7A、8Aに例示された構成要素700A、800Aに対応する。
本明細書において使用されるように、用語「決定すること(determining)」は様々な動作を含んでいる。例えば、「決定すること」は、計算すること、コンピューティングすること、処理すること、導出すること、調査すること、調べる(例えば、表や、データ・ベースあるいはその他別のデータ構造を調べる)こと、確認することなどを含みうる。更に、「決定すること」は、受信すること(例えば、情報を受信すること)、アクセスすること(例えば、メモリ内のデータにアクセスすること)などを含みうる。更に、「決定すること」は、解決すること(resolving)、選び出すこと、選択すること、確立することなどを含みうる。
本明細書において使用されるように、アイテムのリストのうちの「少なくとも1つ」を称するフレーズは、それらの単一メンバを含む、それらのアイテムの任意の組み合わせを称する。例えば、「a、b、cのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a−b、a−c、b−c、a−b−cをカバーするよう意図されている。
本開示に関連付けて説明された多様な実例的な論理ブロック、モジュール、および回路は汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、アプリケーション特定集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)あるいは他のプログラマブル・ロジック・デバイス(PLD)、ディスクリート・ゲートもしくはトランジスタ・ロジック、ディスクリート・ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明された機能を実行するために設計されたそれらの任意の組み合わせによって実施あるいは実行されうる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサでありうるが、別の方法としては、プロセッサは商用の任意のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、あるいは順序回路でありうる。プロセッサは例えば、DSPおよびマイクロプロセッサの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つあるいは複数のマイクロプロセッサ、あるいはその他の任意の構成のようなコンピューティング・デバイスとしても実施されうる。
更に、本明細書に関連付けて説明された方法あるいはアルゴリズムのステップは、直接的にハードウェアにおいてか、プロセッサによって実行されるソフトウェア・モジュールにおいてか、あるいはこの2つの組み合わせにおいて実施されうる。ソフトウェア・モジュールは、当該技術分野において周知の任意の形態の記憶媒体に存在しうる。使用されうる記憶媒体のいくつかの実例は、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、読取専用メモリ(ROM)、フラッシュ・メモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハード・ディスク、リムーバブル・ディスク、CD−ROM等を含む。ソフトウェア・モジュールは、単一の命令あるいは多くの命令セットを備え、いくつかの異なるコード・セグメントに、異なるプログラムに、および複数の記憶媒体にわたって分布しうる。記憶媒体は、記憶媒体からの情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるプロセッサのようなプロセッサと結合されうる。別の方法としては、記憶媒体はプロセッサに統合される。
本明細書で開示された方法は、説明された方法を達成するための1又は複数のステップあるいは動作を備える。方法のステップおよび/あるいは動作は、特許請求の範囲のスコープから逸脱することなく、互いに置換されうる。言い換えると、ステップあるいは動作の特定の順序が規定されていない限り、特定のステップおよび/あるいは動作の順序および/あるいは使用は、特許請求の範囲のスコープから逸脱することなく変更されうる。
説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、あるいはそれら任意の組み合わせにおいて実施されうる。ソフトウェアにおいて実施される場合、機能は、1又は複数の命令セットとして、コンピュータ読取可能媒体に格納されうる。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされうる任意の利用可能な媒体である。限定ではなく例として、このようなコンピュータ読取可能媒体は、RAMや、ROMや、EEPROMや、CD−ROMもしくはその他の光学ディスク記憶装置や、磁気ディスク記憶装置もしくはその他の磁気記憶装置や、あるいは命令セットもしくはデータ構造の形態で希望のプログラム・コードを伝えるあるいは格納するために使用され、コンピュータによって処理されうる、その他任意の媒体を備えうる。本明細書で使用されるようなディスク(disk)及びディスク(disc)は、コンパクト・ディスク(CD)、レーザー・ディスク、光学ディスク、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)、フロッピー(登録商標)・ディスク及びブルーレイ(登録商標)・ディスクを含む。ここで、ディスク(disk)は通常データを磁気的に再生する一方、ディスク(disc)はレーザーを用いてデータを光学的に再生する。
このように、特定の態様は、本明細書において示される動作を実行するためのコンピュータ・プログラム製品を備えうる。例えば、このようなコンピュータ・プログラム製品は、格納(および/あるいは符号化)された命令セットを有するコンピュータ読み取り可能媒体を備えうる。この命令セットは、本明細書に説明される動作を実行するように、1又は複数のプロセッサによって実行可能である。特定の態様について、コンピュータ・プログラム製品はパッケージ・マテリアルを含みうる。
ソフトウェアあるいは命令セットは、送信媒体によっても送信されうる。例えば、同軸ケーブルや、光ファイバー・ケーブルや、ツイスト・ペアや、デジタル加入者回線(DSL)や、あるいは、赤外線、無線、及びマイクロ波のような無線技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、あるいはその他のリモート・ソースからソフトウェアが送信される場合、同軸ケーブルや、光ファイバー・ケーブルや、ツイスト・ペアや、DSLや、あるいは赤外線、無線、及びマイクロ波のような無線技術は、送信媒体の定義に含まれる。
更に、モジュールおよび/あるいは本明細書において説明される方法および技術を実行するためのその他適切な手段は、規定どおりにユーザ端末および/あるいは基地局によってダウンロードされるか、および/あるいは、そうでない場合は取得されうる。例えば、このようなデバイスは、本明細書で説明された方法を実行するための手段の転送を容易にするために、サーバに結合されうる。代替的に、ユーザ端末および/あるいは基地局が記憶手段をデバイスに結合させる際、あるいは記憶手段をデバイスに提供する際の様々な方法を得ることができるように、本明細書で説明された様々な方法は、(例えば、RAM、ROM、コンパクト・ディスク(CD)あるいはフロッピー(登録商標)・ディスク等のような)物理記憶媒体記憶手段によって提供されうる。更に、本明細書で説明された方法および技術をデバイスに提供するためのその他任意の適切な技術が利用されうる。
特許請求の範囲が、上記で例示された正確な構成および構成要素に限定されないということが理解されるべきである。様々な変形例、変更、およびバリエーションが、特許請求の範囲のスコープから逸脱することなく、配置、動作、および上記で説明された方法および装置の細部においてなされうる。
以上が本開示の態様に関するが、本開示のその他の態様、更なる態様が、基本的なスコープから逸脱することなく考案されうる。また、このスコープは以下の特許請求の範囲によって決定されている。

Claims (28)

  1. 無線通信のための方法であって、前記方法は下記を備える:
    データ伝送のためのビーム方向についてのインジケーションを備える基準信号を送信すること;
    ユーザ端末のセットに対して、前記ユーザ端末に関連付けられた1又は複数の通信リソースの品質についての、少なくとも1つのインジケーション・メッセージを送るよう求める要求を送信すること;
    前記セットからの1又は複数のユーザ端末から、前記基準信号に少なくとも部分的に基づいて生成された1又は複数の前記インジケーション・メッセージを受信すること;および
    前記受信されたインジケーション・メッセージに基づいて、前記セットからのユーザ端末のうちの少なくとも1つに対するデータ伝送をスケジューリングすること、なお、前記データは前記ビーム方向を使用して送信される。
  2. 請求項1に記載の方法、ここにおいて、前記基準信号は更に、前記データ伝送のための電力を示す。
  3. 請求項1に記載の方法、ここにおいて:
    前記基準信号は、伝送サブフレーム毎におけるリソース・ユニットに関連付けられたリソース要素を備え、
    前記基準信号は、前記リソース・ユニットに対応する干渉エネルギーおよび信号を測定するために使用される。
  4. 下記を更に備える、請求項1に記載の方法:
    前記受信されたインジケーションに基づいて、前記データ伝送のための変調符号化スキーム(MCS)を選択すること;および
    前記MCSおよび前記ビーム方向を使用して前記データを送信すること。
  5. 無線通信のための装置であって、前記装置は下記を備える:
    データ伝送のためのビーム方向についてのインジケーションを備える基準信号を送信するように構成された送信機、ここにおいて、
    前記送信機は、ユーザ端末のセットに対して、前記ユーザ端末に関連付けられた1又は複数の通信リソースの品質についての、少なくとも1つのインジケーション・メッセージを送るよう求める要求を送信するように更に構成されている;
    前記セットからの1又は複数のユーザ端末から、前記基準信号に少なくとも部分的に基づいて生成された1又は複数の前記インジケーション・メッセージを受信するように構成された受信機;および
    前記受信されたインジケーション・メッセージに基づいて、前記セットからのユーザ端末のうちの少なくとも1つに対するデータ伝送をスケジューリングするように構成されたスケジューラ、なお、前記データは前記ビーム方向を使用して送信される。
  6. 請求項5に記載の装置、ここにおいて、前記基準信号は更に、前記データ伝送のための電力を示す。
  7. 請求項5に記載の装置、ここにおいて:
    前記基準信号は、伝送サブフレーム毎におけるリソース・ユニットに関連付けられたリソース要素を備え、
    前記基準信号は、前記リソース・ユニットに対応する干渉エネルギーおよび信号を測定するために使用される。
  8. 更に下記を備える、請求項5に記載の装置:
    前記受信されたインジケーションに基づいて、前記データ伝送のための変調符号化スキーム(MCS)を選択するように構成された回路、ここにおいて、
    前記送信機は、前記MCSおよび前記ビーム方向を使用して前記データを送信するように更に構成されている。
  9. 無線通信のための装置であって、前記装置は更に以下を備える:
    データ伝送のためのビーム方向についてのインジケーションを備える基準信号を送信する手段;
    ユーザ端末のセットに対して、前記ユーザ端末に関連付けられた1又は複数の通信リソースの品質についての、少なくとも1つのインジケーション・メッセージを送るよう求める要求を送信する手段;
    前記セットからの1又は複数のユーザ端末から、前記基準信号に少なくとも部分的に基づいて生成された1又は複数の前記インジケーション・メッセージを受信する手段;および
    前記受信されたインジケーション・メッセージに基づいて、前記セットからのユーザ端末のうちの少なくとも1つに対するデータ伝送をスケジューリングする手段、なお、前記データは前記ビーム方向を使用して送信される。
  10. 下記を更に備える、請求項9に記載の装置:
    前記受信されたインジケーションに基づいて、前記データ伝送のための変調符号化スキーム(MCS)を選択する手段;および
    前記MCSおよび前記ビーム方向を使用して前記データを送信する手段。
  11. 格納された命令セットを有するコンピュータ読み取り可能媒体を備える無線通信のためのコンピュータ・プログラム製品であって、前記命令セットは、1又は複数のプロセッサによって実行可能であり、さらに、下記を備える:
    データ伝送のためのビーム方向についてのインジケーションを備える基準信号を送信するための命令セット;
    ユーザ端末のセットに対して、前記ユーザ端末に関連付けられた1又は複数の通信リソースの品質についての、少なくとも1つのインジケーション・メッセージを送るよう求める要求を送信するための命令セット;
    前記セットからの1又は複数のユーザ端末から、前記基準信号に少なくとも部分的に基づいて生成された1又は複数の前記インジケーション・メッセージを受信するための命令セット;および
    前記受信されたインジケーション・メッセージに基づいて、前記セットからのユーザ端末のうちの少なくとも1つに対するデータ伝送をスケジューリングするための命令セット、なお、前記データは前記ビーム方向を使用して送信される。
  12. 更に下記を備える、請求項11に記載のコンピュータ・プログラム製品:
    前記受信されたインジケーションに基づいて、前記データ伝送のための変調符号化スキーム(MCS)を選択するための命令セット;および
    前記MCSおよび前記ビーム方向を使用して前記データを送信するための命令セット。
  13. 無線通信のための装置であって、前記装置は下記を備える:
    下記を実行するよう構成された少なくとも1つのプロセッサ、
    データ伝送のためのビーム方向についてのインジケーションを備える基準信号を送信すること、
    ユーザ端末のセットに対して、前記ユーザ端末に関連付けられた1又は複数の通信リソースの品質についての、少なくとも1つのインジケーション・メッセージを送るよう求める要求を送信すること、
    前記セットからの1又は複数のユーザ端末から、前記基準信号に少なくとも部分的に基づいて生成された1又は複数の前記インジケーション・メッセージを受信すること、さらに
    前記受信されたインジケーション・メッセージに基づいて、前記セットからのユーザ端末のうちの少なくとも1つに対するデータ伝送をスケジューリングすること;および
    前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリ。
  14. 請求項13に記載の装置、ここにおいて、前記プロセッサは下記を実行するよう更に構成されている:、
    前記受信されたインジケーションに基づいて、前記データ伝送のための変調符号化スキーム(MCS)を選択すること;および
    前記MCSおよび前記ビーム方向を使用して前記データを送信すること。
  15. 無線通信のための方法であって、前記方法は下記を備える:
    ユーザ端末においてサービス提供中の・セルから、データ伝送のために使用されるサービス提供中の・セルのビーム方向についてのインジケーションを備える基準信号を受信すること;
    前記基準信号に示された、前記ユーザ端末によって観測されているチャネルの品質を測定すること;
    前記サービス提供中の・セルから、前記測定されたチャネル品質についてのインジケーションを送信するよう求める要求を受信すること;および
    前記要求に応じて、前記サービス提供中の・セルに前記インジケーションを送信すること。
  16. 請求項15に記載の方法、ここにおいて、前記基準信号は更に、前記サービス提供中の・セルによって決定された送信電力を示す。
  17. 請求項15に記載の方法、ここにおいて:
    前記基準信号は、伝送サブフレーム毎におけるリソース・ユニットに関連付けられたリソース要素を備え、
    前記基準信号は、前記リソース・ユニットに対応する干渉エネルギーおよび信号を測定するために使用される。
  18. 更に下記を備える、請求項15に記載の方法:
    前記測定されたチャネル品質を、前記サービス提供中の・セルに送信すること。
  19. 無線通信のための装置であって、前記装置は下記を備える:
    サービス提供中の・セルから、データ伝送のために使用されるサービス提供中の・セルのビーム方向についてのインジケーションを備える基準信号を受信するように構成された受信機;
    前記基準信号に示された、前記装置によって観測されているチャネルの品質を測定するように構成された回路、ここにおいて、
    前記受信機は更に、前記サービス提供中の・セルから、前記測定されたチャネル品質についてのインジケーションを送信するよう求める要求を受信するように構成されている;および
    前記要求に応じて、前記サービス提供中の・セルに前記インジケーションを送信するように構成された送信機。
  20. 請求項19に記載の装置、ここにおいて、前記基準信号は更に、前記サービス提供中の・セルによって決定された送信電力を示す。
  21. 請求項19に記載の装置、ここにおいて:
    前記基準信号は、伝送サブフレーム毎におけるリソース・ユニットに関連付けられたリソース要素を備え、
    前記基準信号は、前記リソース・ユニットに対応する干渉エネルギーおよび信号を測定するために使用される。
  22. 請求項19に記載の装置、ここにおいて、
    前記送信機は更に、前記測定されたチャネル品質を、前記サービス提供中の・セルに送信するように構成されている。
  23. 無線通信のための装置であって、前記装置は下記を備える:
    サービス提供中の・セルから、データ伝送のために使用されるサービス提供中の・セルのビーム方向についてのインジケーションを備える基準信号を受信する手段;
    前記基準信号に示されたチャネル品質を測定する手段、なお、前記チャネルは、前記装置によって観測されている;
    前記サービス提供中の・セルから、前記測定されたチャネル品質についてのインジケーションを送信するよう求める要求を受信する手段;および
    前記要求に応じて、前記サービス提供中の・セルに前記インジケーションを送信する手段。
  24. 更に下記を備える、請求項23に記載の装置:
    前記測定されたチャネル品質を、前記サービス提供中の・セルに送信する手段。
  25. 格納された命令セットを有するコンピュータ可読媒体を備える無線通信のためのコンピュータ・プログラム製品であって、前記命令セットは、1又は複数のプロセッサによって実行可能であり、さらに、下記を備える:
    ユーザ端末においてサービス提供中の・セルから、データ伝送のために使用されるサービス提供中の・セルのビーム方向についてのインジケーションを備える基準信号を受信するための命令セット;
    前記基準信号に示されたチャネル品質を測定するための命令セット、なお、前記チャネルは前記ユーザ端末によって観測されている;
    前記サービス提供中の・セルから、前記測定されたチャネル品質についてのインジケーションを送信するよう求める要求を受信するための命令セット;および
    前記要求に応じて、前記サービス提供中の・セルに前記インジケーションを送信するための命令セット。
  26. 請求項25に記載のコンピュータ・プログラム製品、ここにおいて、前記命令セットは更に下記を備える:
    前記測定されたチャネル品質を、前記サービス提供中の・セルに送信するための命令セット。
  27. 無線通信のための装置であって、前記装置は下記を備える:
    下記を実行するよう構成された少なくとも1つのプロセッサ、
    サービス提供中の・セルから、データ伝送のために使用されるサービス提供中の・セルのビーム方向についてのインジケーションを備える基準信号を受信すること、
    前記基準信号に示された、前記装置によって観測されているチャネルの品質を測定すること、
    前記サービス提供中の・セルから、前記測定されたチャネル品質についてのインジケーションを送信するよう求める要求を受信すること、さらに
    前記要求に応じて、前記サービス提供中の・セルに前記インジケーションを送信すること;および
    前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリ。
  28. 請求項27に記載の装置、ここにおいて、前記プロセッサは更に、前記測定されたチャネル品質を、前記サービス提供中の・セルに送信するように構成されている。
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