JP2012516162A - 位置固定装置 - Google Patents

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Abstract

医療デバイスの患者の身体表面に対する位置を固定維持するための位置固定装置についての方法及び装置が開示される。本発明の位置固定装置は、医療デバイスを受容するための溝を画定する支持部材を含む。前記溝は、医療デバイスを患者の身体表面に対して複数の角度で位置決めすることができるように構成されている。前記溝は、前記医療デバイスを保持するための互いに対向する壁を有している。一実施形態では、前記溝は断面円形の円周溝である。他の実施形態では、前記溝は断面多角形の円周溝であり、互いに隣接しかつ勾配が互いに異なる複数の部分を含む。
【選択図】図9A

Description

本発明は、医療デバイスを使用時に支持または位置固定するための装置に関する。
経皮的医療処置では、多くの場合、医療デバイスを挿入した後に、該デバイスの位置を特定の標的位置に固定維持する必要がある。場合によっては、医療デバイスの先端を前記標的位置に位置させた後に、医師は医療デバイスの位置固定を解除する。この場合、医療デバイスが皮膚または他の解剖学的構造の周りに回転することが発生し得る。これは、医療デバイスの近位端の重量が遠位端(先端)よりも大きいことに起因し得る。言い換えれば、トップヘビィなデバイスは、回転する傾向があるので問題がある。場合によっては、医療デバイスの遠位端から延びている1以上のケーブルが、皮膚または他の解剖学的構造の周りの回転モーメントを増大させる。この場合、医療デバイスの先端が、骨に固定されずに、柔らかい組織内で宙ぶらりになるという懸念が生じる。医療デバイスの先端が標的位置から移動すると、医療デバイスを標的位置に再配置する必要がある。再配置しないと、治療が正しくない位置で行われるため、治療効果が得られない。
米国特許第5,911,707号明細書
特許文献1には、血管造影用ニードルが患者の大腿動脈に所定の位置、角度及び方向で挿入されることを確実にするためのニードルガイドが開示されている。このニードルガイドは、細長いベース部分と、該ベース部分の上面に設けられた支持部材とを含んでいる。前記支持部材は、前記ベース部分によって規定される配置面に対して、所定の角度で傾斜している支持面を有している。また、特許文献1には、前記ニードルガイドが、前記ベース部分の反対端に第2の支持部材を含み得ることが開示されている。第2の支持部材の支持面は、前記ベース部分の前記設置面に対して、前記第1の支持部材が前記ベース部分の設置面となす角度とは異なる或る角度で傾斜している。しかしながら、特許文献1のデバイスでは、ニードルを挿入することができる角度が、2つの特定の角度に限定されている。そのため、当該技術分野では、医療デバイスを様々な角度で支持することができる装置を提供することが求められている。さらに、特許文献1には、挿入深さを調節または固定するための手段が開示されていない。したがって、医療デバイスを様々な角度及び深さで位置決めすると共に、その位置に固定することができる医療補助装置が求められている。
本発明を容易に理解するために、下記の添付図面を参照して本発明の実施形態を例示的に説明する。
本発明の一実施形態による位置固定装置の側方斜視図である。 本発明の一実施形態による位置固定装置の前方斜視図である。 図1Bの1C−1C線に沿って切り取った断面図である。 本発明の他の実施形態による位置固定装置の前方斜視図である。 本発明の一実施形態による位置固定装置の前方斜視図である。 図2の2B−2B線に沿って切り取った断面図である。 本発明の他の実施形態による位置固定装置の前方斜視図である。 本発明の一実施形態による、4つの脚部を有するベース部分を有する位置固定装置の前方斜視図である。 本発明の一実施形態による4つの脚部を有するベース部分の上面図である。 本発明の一実施形態による4つの脚部を有するベース部分の側方斜視図である。 本発明の一実施形態による4つの脚部を有するベース部分の正面図である。 本発明の他の実施形態による位置固定装置の側方斜視図である。 本発明の一実施形態による位置固定装置の分解図である。 本発明の一実施形態による位置固定装置の前方斜視図である。 図8Aに示した図の線画である。 図8Bに示した図の線画である。 図8Cに示した図の線画である。 本発明の一実施形態による位置固定装置の側方斜視図である。 本発明の一実施形態による位置固定装置の右側面図である。 本発明の一実施形態による位置固定装置の左側面図である。 図9Bに示した図の線画である。 図9Cに示した図の線画である。 本発明の一実施形態による位置固定装置の上面図であり、支持部材が開形態にあるときを示す 本発明の一実施形態による位置固定装置の上面図であり、支持部材が閉形態にあるときを示す 図10Aに示した図の線画である。 図10Bに示した図の線画である。 本発明の一実施形態による位置固定装置の右側方斜視図である。 本発明の一実施形態による位置固定装置の部分分解図である。 図11Aに示した図の線画である。 図11Bに示した図の線画である。
広範な一態様では、本発明の実施形態は、医療デバイスの患者の身体表面に対する位置を固定維持するための位置固定装置を含む。本発明の位置固定装置は、医療デバイスを受容するための溝を画定する支持部材を含む。前記溝は、医療デバイスを患者の身体表面に対して複数の角度で位置決めすることができるように構成されている。また、前記溝は、医療デバイスを固定するための互いに対向する壁を有している。
この態様の特徴は、前記溝が、実質的に円周溝であることである。一実施形態では、前記溝は、互いに隣接しかつ勾配が互いに異なる複数の部分から成る。
この態様のさらなる特徴は、本発明の実施形態が、前記支持部材の下面に取り付けられたベース部分を備える位置固定装置を含むことである。一実施形態では、前記ベース部分は、4つの脚部を有するベース部分である。
以下、特に図面を詳細に参照するが、示される詳細は、一例として、本発明の特定の実施形態の例示的な説明のみを目的としていることを強調しておく。この点において、本発明の構造細部を本発明の基本的理解に必要とされる以上により詳細に示すという試みは行われておらず、本発明のいくつかの形態をどのようにして実際に具現化するかは、図面を用いた説明によって当業者に明らかになる。
本発明の少なくとも1つの実施形態を詳細に説明する前に、本発明は、その使用において、以下の記述に説明されているかまたは以下の図面に図示されている構成の詳細及び構成要素の配置に限定されないことを理解されたい。本発明は、他の実施形態が可能であり、または様々な方法で実施または実行することも可能である。また、本明細書において用いられる表現及び用語は、説明を目的としたものであり、本発明を限定するものとして見なされるべきではないことを理解されたい。
図1Aに示すように、本発明の一実施形態は、医療デバイスの患者の皮膚に対する位置を固定維持するための位置固定装置10を含む。図1Aに示すように、位置固定装置は、支持部材12とベース部分14とを含む。支持部材12は、その表面に沿って延在する溝16を画定する。前記溝は、医療デバイスを受容するように設計された連続した溝である。前記溝は、前記支持部材の表面に沿って円周方向に延在する。一部の実施形態では、前記溝は、前記表面に実質的に沿って延在する。他の実施形態では、前記溝は、前記表面に少なくとも部分的に沿って延在する。医療デバイスは、前記溝によって画定された凹部に挿入することができる。前記溝は、前記医療デバイスを患者の身体表面に対して複数の角度で位置決めすることができるように構成されている。前記溝は、医療デバイスを所定位置に固定するための互いに対向する2つの壁18を画定する。互いに対向する壁18の各々は、医療デバイスの一部と係合する働きをする内面17を含む。壁18の各々は、外面21をさらに含む。本発明の一実施形態では、壁18の断面は、実質的に円板状である。他の実施形態では、壁18は、正方形、長方形、円筒形または任意の他の適切な形状である。上述したように、医療デバイスは、壁の内面17及び随意的に溝の底面19によって摩擦係合される。このことは、位置固定装置が医療デバイスをその挿入位置に保持することを可能にする。位置固定装置は、医療デバイスの位置を、所望の角度並びに挿入深さに保持する働きをする。言い換えれば、医療デバイスは、位置固定装置10の溝16内に保持されると共に、溝16の面19を形成する支持部80によって複数の様々な角度で支持される。位置固定装置は、医療デバイスの用途に認可された材料を含み得る。一実施形態では、前記材料は、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)やポリカーボネートなどの熱可塑性材料であり得る。他の実施形態では、任意の他の適切な材料を使用し得る。一部の実施形態では、位置固定装置10は、X線画像では見えないX線透過性材料を含む。このことは、医師が、医療処置に使用された医療デバイスの明瞭なX線画像を得ることを可能にする。位置固定装置は、射出成形または任意の他の適切な製造手段によって作製され得る。
次に図1Bを参照すると、本発明の一実施形態では、前記溝は、断面円形の円周溝20である。図1B及び1Dに示すように、前記溝は、位置固定装置の円周面に沿って円周方向に延在する。図1Cは、位置固定装置の、壁18に対して平行な面に沿って溝18で切り取った断面を示す。図1Cの溝の底面19によって示されるように、位置固定装置は、円形の断面を有する。言い換えれば、溝20によって形成された支持部80は、図1Cに示すように、実質的に円形の径方向断面を有する。断面円形の円周溝20は、医療デバイスが溝の曲面19と実質的に正接するように、医療デバイスを任意の角度で挿入することを可能にする。言い換えれば、医療デバイスが溝の底面19と正接するように、医療デバイスを溝の底面19と接触する任意の位置に位置決めすることを可能にする。一部の実施形態では、医療デバイスは、壁18内で摩擦係合により保持され、溝の底面19とは接触しない。一部の実施形態では、前記溝は、楕円形、卵形または任意の他の形状の底面を含む。特定の一実施例では、壁の外面21は、約24mmの直径を有する。溝30は、2つの壁面の間の横方向または断面幅は約5.54mmである。溝の底面19は、約17.8mmの直径を有する実質的に円形形状である。図1Dに示すように、本発明の一実施形態では、壁の内面17は粗い面であり得、複数の凹凸70を含み得る。これらの凹凸70は、壁の内面17と医療デバイスとの間の摩擦力を高めるのに役立ち、医療デバイスを所望の位置に固定するのに役立つ。
他の実施形態では、例えば図2Aに示すように、円周方向に延在する溝は、一様な勾配を有してらず、互いに隣接しかつ勾配が互いに異なる複数の部分を含み得る。特定の実施形態では、図2Aに示すように、互いに隣接しかつ勾配が互いに異なる複数の部分は、一般的に多角形の断面を有する底面19を形成する。前記溝は多角形の円周溝30であり、溝の各部分32は、医療デバイスを患者の身体表面に対して特定の角度で位置決めすることができる。壁18に対して平行な面に沿って前記溝で切り取った位置固定装置の断面は、図2Bに示すように、実質的に多角形の形状である。言い換えれば、溝30によって形成された前記支持部は、実質的に、多角形の径方向断面を有する。位置固定装置の溝に沿った断面の幾つかの例は、六角形、八角形または任意の他の同様の形状であり得る。特定の一実施例では、位置固定装置は、図2Aに示すような実質的に円板状の壁を有する多角形の円周溝30である。
図1及び2に示すような本発明の一実施形態では、互いに対向する壁18が、支持部材12によって医療デバイスを位置固定することを可能にする。上記のように、医療デバイスは、前記溝内で摩擦係合される。一実施形態では、摩擦力は、医療デバイスのハンドルまたは医療デバイスの近位部分から延びるケーブルによって生成されるモーメントに対抗する。
図3に示すように、本発明の一実施形態では、互いに対向する壁部分は、壁18が医療デバイスを保持する能力を高めるために、エラストマー性材料のコーティング72を含む。コーティング72は、壁の内面17に適用される。一部の実施形態では、コーティング72は、溝の底面19にも適用される。コーティング72は、これらに限定されないが、ゴム(合成ゴムなど)、熱可塑性エラストマー(TPE)、シリコンエラストマー及びポリウレタンエラストマーを含むエラストマー性材料を含む。一部の実施形態では、前記エラストマー性コーティング72は、シリコンを含み得る。特定の一実施例では、前記シリコンは、医療グレードのシリコンである。他の実施形態では、エラストマー性コーティング72は、ポリクロロプレン(ネオプレン)などの合成ゴムを含み得る。あるいは、Santoprene(商標)などの熱可塑性エラストマーが使用され得る。さらなる別の例では、コーティング72は、スチレン系熱可塑性エラストマー(TPE)を含み得る。エラストマー性コーティングは、オーバーモールド法を用いて位置固定装置に適用される。あるいは、前記コーティングは、2ショットモールド法を用いて位置固定装置に取り付けられる。別の実施形態では、エラストマー性コーティングは、壁の内面17に接着剤によって取り付けることができるパッドの形態であり得る。
特定の一実施例では、位置固定装置10は、壁の内面17にシリコンのコーティング72を含む。コーティング72は、スプレーコーティングの形態で適用され、複数のコーティングが所望の厚さで適用され得る。他の実施形態では、支持部材12の壁をシリコンで浸漬被覆することによってコーティング72を形成する。別の実施形態では、前記壁は、実質的に全体がシリコンから作製される。一部の実施形態では、コーティング72は、シリコンパッドの形態で作製され、壁の各内面17及び/または溝の底面19に接着剤によって取り付けられる。シリコンパッドは、シリコンのシートから作製され得る。型抜き成形法を用いて、壁の内面17に沿って配置するのに適した所望の形状のシリコンパッドを打ち抜くようにしてもよい。あるいは、前記パッドは、任意の他の適切なエラストマー性材料から作製してもよい。前記パッドは保持面としての役割を果たし、位置固定装置と前記溝内に挿入された医療デバイスとの間の摩擦力を高める。パッド間の距離とパッドの硬さとの両方は、様々な寸法の医療デバイスを溝内に挿入し、位置固定装置によって支持することが可能となるように設計することができる。一例では、パッドは、約30〜40ショアA硬度を有する。これによって、エラストマー性材料の展性及び圧縮性が提供され、様々な寸法の医療デバイスを単一の位置固定装置に挿入することが可能となる。言い換えれば、規定の厚さを有するパッドは、単一の位置固定装置で様々な寸法を有する医療デバイスを保持することを可能にする。前記パッドは、医療デバイスを所定の位置に保持するために、ブレーキパッドと同様の働きをする。例えば、単一の位置固定装置で、22G〜16Gの直径を有する医療デバイスを支持することができる。他の実施形態では、30ショアA未満または40ショアAよりも大きい硬度を有するエラストマー性材料を使用することができる。特定の一実施形態では、35ショアA硬度を有するシリコンパッドが使用される。他の実施形態では、前記パッドは、その表面に複数の「バンプ(bump)」すなわち突起を有する。言い換えれば、前記パッドの医療デバイスの保持能力を高めるために、前記パッドの表面に凹凸を形成することができる。このことは、前記コーティングが液体(例えば血液)と接触し、前記パッドで医療デバイスを保持することが困難になる場合に有益である。前記パッドの表面に形成された凹凸は、前記パッドの把持力を高め、液体の存在下で医療デバイスを前記パッド間の所定の位置に保持することを可能にする。
本発明の一実施形態では、支持部材12の下面に沿ってベース部分14が取り付けられる。他の実施形態では、ベース部分14は、支持部材12から一体的に延設される。本発明の一実施形態では、図1に示すように、ベース部分14は実質的に矩形である。この実施形態の特定の一実施例では、ベース部分14は、約14.5mmの長さ、約14mmの幅、約3〜4mmの厚さを有する。図1Bに示すような別の実施形態では、前記ベース部分は、側縁部が傾斜したる錐台状の形状を有する。一部の実施形態では、ベース部分14は、安定性を高めるために、支持部材12よりも大きい幅及び大きい表面積を有する。本発明の一実施形態では、ベース部分は、水平に延びる複数の脚部または突出部を有する実質的に平坦なプラットホームを有する。前記各脚部は、その端部に足部を有する。本発明のそのような一実施形態では、前記ベース部分は、図4に示すような、4つの脚部を有するベース部分40である。4つの脚部を有するベース部分40は、少なくとも4つの水平な突出部または脚部44、46を有する実質的に平坦なプラットフォーム42を含む。脚部44、46の各々は、その端部に足部48を有する。この幅広のベース部分は、位置固定装置10を患者の皮膚上に固定して配置することを可能にする。この特徴は、位置固定装置を患者の身体上の起伏のある表面上に配置するときに有益である。幅広のベース部分は、位置固定装置10が、患者の背中などの起伏のある表面で滑ったり前記表面から滑り落ちたりすることを防止する。前記ベース部分の足部48は、ベース部分プラットフォーム42を患者の皮膚の上方に位置させることを可能にする。このことにより、脚部48を骨の多い表面の周囲に配置し、プラットホーム42をその若干上方に配置することができるので、配置が容易となる。一実施形態では、脚部48は、ベース部分プラトホーム42を患者の皮膚表面の約3〜5mm上方に位置させることを可能にする。一部の実施形態では、図7に示すように、脚部48の高さは、その長さに沿って異なる。本発明の一実施形態では、脚部48はその下面に、位置固定装置10が患者の身体表面で傾いたり滑ったりすることを防止するためのコーティング54をさらに含み得る。前記コーティングは、エラストマー性材料を含み、そのようなものとしては、これらに限定されないが、例えば、ゴム(合成ゴムなど)、弾性エラストマー、シリコンエラストマー及びポリウレタンエラストマーなどがある。一部の実施形態では、前記エラストマー性コーティングはシリコンを含む。特定の一実施例では、前記シリコンは医療グレードシリコンである。あるいは、前記コーティングは、例えばポリクロロプレン(ネオプレン)や熱可塑性エラストマー(Santoprene(商標))などの合成ゴムを含む。他の実施形態では、前記脚部は、その全体がシリコンから成る。他の例では、前記足部は、スチレン系熱可塑性エラストマーのコーティングを含む。さらなる他の実施形態では、前記コーティングは、滑り止め効果を提供する任意の他の材料を含み得る。
本発明の一実施形態では、位置固定装置10は、トップヘビーの医療デバイスを安定して支持することを可能にする幅広のベース部分を有する。ベース部分14は、位置固定装置10の使用時の横方向の安定性を高め、位置固定装置が横方向に傾くことを防止する。さらに、ベース部分14は、後側部分の支持を提供し、位置固定装置が後方に傾くことを防止する。プラットフォームの前側部分から延在する2つの前側脚部44は、位置固定装置10が横方向に位置ずれすることを防止する。プラットフォームの前側部分から延在する2つの後側脚部46は、位置固定装置10が後方に傾くことを防止する。また、後側脚部46は、位置固定装置10が横方向に傾くことも防止する。一部の実施形態では、2つの前側脚部44は、図5に示すように、2つの後側脚部46よりも外側に延在している。前側脚部44は、中心軸Lから距離d´´で延在しており、後側脚部46は中心軸Lから前記距離d´´よりも短い距離d´で延在している。このことにより、より大きな横方向安定性が得られる。本発明の一実施形態では、4つの脚部を有するベース部分40は、医療デバイスを患者の皮膚へ何にも遮られることなくアクセスさせることができるように構成されている。2つの前側脚部44は、それらの間に、医療デバイスを何にも妨げられることなく自由に挿入または前進させることを可能にするチャンネル50または開口を形成する。一部の実施形態では、医療デバイスの挿入深さをマークするために、医療デバイスと共に深さストッパーが使用される。チャンネル50は、深さストッパーの挿入及び使用のためのクリアランスを画定する。特定の一実施例では、チャンネル50は、図4〜6に示すように、弓形のチャンネルである。一部の実施形態では、2つの後側脚部46もまた、それらの間に、医療デバイスの挿入のためのクリアな(障害物がない)通路を画定するチャンネルまたは開口52を画定する。一実施形態では、支持部材12は、ベース部分14に対して実質的に中央に位置され、医療デバイスが後側脚部46によって画定されたチャンネル52または前側脚部44によって画定されたチャンネル50のいずれかを通過することができるように、医療デバイスを溝16内に挿入し保持することを可能にする。他の実施形態では、支持部材12は、前側脚部44によって画定されるチャンネル50と隣接するようにしてベース部分14上に配置される。他の実施形態では、支持部材12は、後側脚部46によって画定されるチャンネル52と隣接するようにしてベース部分14上に配置される。
図8A〜8Cを参照して、本発明の一実施形態では、位置固定装置110は締め付け手段を含む。位置固定装置110は、4つの脚部を有するベース部分140に結合された支持部材112を含む。図8Aに示すように、支持部材112は、第1の壁118及び第2の壁218から成る互いに対向する2つの壁を含む。図8Bに示すように、第1の壁118は、固定壁部120と、可動壁部130とを含む。可動壁部130は、固定壁部120内に部分的に受容される。一部の実施形態では、固定壁部120は、湾曲した後側壁部122をさらに含む。固定壁部120は、4つの脚部を有するベース部分140に結合され、ベース部分140と共にハウジング100を形成する。可動壁部130は、前記ハウジング内に収容され、前記ハウジング内で横方向に移動可能な寸法に形成される。可動壁部130は、ベース部分140上に設けられた突出部141を受容するためのチャンネル132を含む。突出部141は、固定壁部120に実質的に隣接して設けられる。チャンネル132は、可動壁部130が突出部141に沿って横方向に摺動移動すること可能にする。可動壁部130は、該壁部130が固定壁部120の湾曲した後側壁部の縁部に沿って滑らかに摺動移動することを可能にする後側縁部134をさらに含む。可動壁部130は、医療デバイスを係合保持するための内壁面117をさらに含む。可動壁部130は、軸状支持部180をさらに含む。軸状支持部180の一端は、可動壁部130の横方向内面117に一体的に結合されている。一方、軸状支持部180の他端は、第2の壁218に形成された軸方向ボア282に受容される。一部の実施形態では、軸状支持部180の他端は、ボタン182を含む。ボタン部182は、第2の壁218に設けられたボア262と係合し、圧入嵌合機構によって係合する。他の実施形態では、軸状支持部180を第2の壁218に取り付けるための他の手段が用いられる。一部の実施形態では、軸状支持部180は、実質的に円形の径方向断面を有する。他の実施形態では、軸状支持部180は、実質的に十字形の径方向断面を有する。他の実施形態では、軸状支持部180の径方向断面は、多角形または任意の他の適切な形状であり得る。一部の実施形態では、可動壁部130の内面117は、複数のピン136を追加的に含み得る。ピンは、可動壁部130の第2の壁218に対する垂直方向の位置合わせを維持する。言い換えれば、ピン136は、可動壁部130が傾くことを防止する。あるいは、一部の実施形態では、可動壁部130は、ピン136の代わりに、ピン136と同様に、可動壁部130の第2の壁218に対する垂直方向の位置合わせを維持する役割を果たす突出棒(raised bar)を含み得る。
第2の壁218は、軸状支持部180のボタン部182を受容するための軸方向ボア282を画定する弾性壁部230を含む。弾性壁部230は、軸方向に力が加えられたときに曲がり、弾性壁部230を一時的に変形させる複数のヒンジ部232を含む。このことにより、弾性壁部230が、第1の壁118の固定壁部120に向かって横方向に移動することを可能にする。軸方向に加えた力を取り除いたとき、弾性壁部230は、その元の位置に戻るように付勢される。第2の壁218は、医療デバイスを係合保持するための内壁面217(図8C参照)をさらに含む。一部の実施形態では、第2の壁218は、ベース部分140に取り外し可能に結合されている。一例では、第2の壁218は、その下面に、ハウジング100のベース部分140と係合する複数のフック及びピン222を有する。一例では、フック及びピン222は、ベース部分14に形成されたアンダーカット143に受容され、アンダーカット143とスナップ嵌合形態で係合される。一部の実施形態では、第2の壁218は、ベース部分140に一体的に結合される。ベース部分140は、少なくとも2つの水平前側脚部144と少なくとも2つの水平後側脚部146とを有する平坦なプラットフォーム142を含む。前記脚部144、146の各々は、その端部に垂直足部148を有する。
図8A〜8Fに示すように、溝116は、軸状支持部180、第1の壁118の可動壁部130の内壁面117、及び第2の壁218の内壁面217によって画定される。溝116は、軸状支持部180の外面としても画定される溝底面119を含む。一部の実施形態では、溝116は、少なくとも軸状支持部180に実質的に完全に沿って延在する。一部の実施形態では、溝116は、少なくとも軸状支持部180に部分的に沿って延在する。軸状支持部180は、医療デバイスを、溝116に沿って、支持部材112の垂直軸に対して複数の角度で配置することを可能にする。医療デバイスは、第1の壁の面117と第2の壁の面217との間の摩擦係合によって保持される。さらに、医療デバイスは、軸状支持部180によって支持されるように溝116内に挿入される。図9A〜9Eは、医療デバイス500を支持部材112に、支持部材112の垂直軸に対して45度の角度で挿入した一例を示す。他の例では、医療デバイス500は、支持部材112の垂直軸に対して0度の角度で挿入することができる。
次に図10A〜10Dを参照すると、本発明の一実施形態では、位置固定装置110は、形態及び閉形態をとることができるように構成された支持部材112を含む。図10Aは、支持部材112が開形態のときの位置固定装置110を示す。軸状支持部180の一端に設けられたボタン182に軸方向の力を加えたとき、可動壁部130と第2の壁218との間の隙間302が拡がる。このことにより、医療デバイスを溝116内に受容することが可能となる。軸状支持部180は、軸状支持部180に設けられたボタン182を押圧し、弾性壁部230を第1の壁に向かって曲げ変形させることによって、弾性壁部230に結合される。このことにより、軸状支持部180は、固定壁部120に向かって、軸方向に摺動移動することを可能にする。可動壁部130は、軸状支持部180に対して一体的に結合されているので、軸状支持部180の移動は可動壁部130の移動に変換される。可動壁部130は固定壁部120に向かって軸方向すなわち横方向に摺動移動し、それによって可動壁部130と第2の壁218との間の隙間302が拡がる。隙間302は、軸状支持部180に沿って形成された溝116内に医療デバイスを挿入することが可能な十分な大きさである。
医療デバイスを溝116内に所望の挿入角度で挿入した後、図10Bに示すように、軸状支持部180のボタン182に対する押圧を解除する。前述したように、軸方向の力が解除されると、第2の壁218の弾性壁部230は曲げ変形から復元するように付勢され元の位置に戻る。このようにボタン182に対する押圧を解除することによって、軸状支持部180及び可動壁部130が固定壁部120から離間するように軸方向に摺動移動し、それにより医療デバイスを溝116内に固定することができる。可動壁部130が第2の壁218に向かって横方向に移動すると、可動壁部130と第2の壁218との間の隙間302が狭まると共に、可動壁部130と固定壁部120との間に隙間300が形成される。医療デバイス500は、隙間302内に堅固に保持され、可動壁部130の内壁面117と第2の壁218の内壁面217との間に挟まれ固定される。医療デバイス500は、支持部材112の垂直軸に対して特定の角度で保持されるように固定される。特定の一実施例では、医療デバイス500は、前記垂直軸に対して45度の角度で固定されるように、可動壁部130の内壁面117と第2の壁218の内壁面217との間に挟まれ固定される。
本発明の一実施形態では、位置固定装置110は、医療グレードのポリマーから作製される。位置固定装置110は、射出成形によって作製され得る。一例では、位置固定装置110は、ハウジング100、可動壁部130及び第2の壁218の各々を射出成形することにより作製される。その後、これらを組み立てることにより、位置固定装置110が作製される。一部の実施形態では、位置固定装置110は、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)、ナイロン、ポリカーボネートまたはポリプロピレンから作製され得る。特定の一実施例では、ABSプラスチックが使用される。一部の実施形態では、力が加えられたときに弾性壁部230が曲がることを可能にするのに十分な柔軟性を提供するポリマーが使用される。一実施形態では、可動壁部130及び第2の壁218は、医療デバイスを保持する能力を高めるために、エラストマー性材料のコーティングを含み得る。前記コーティングは、内壁面117、217の少なくとも一部に適用される。一部の実施形態では、前記コーティングは、溝119の底面にも適用される。他の実施形態において上述したように、前記コーティングは、エラストマー性材料を含むことができ、そのようなものとしては、これらに限定されないが、合成ゴム、熱可塑性エラストマー、シリコンエラストマー及びポリウレタンエラストマーなどのゴムがある。一部の実施形態では、前記エラストマー性コーティングは、シリコンを含み得る。特定の一実施例では、前記シリコンは、前記医療グレードシリコンである。他の実施形態では、前記エラストマー性コーティングは、ポリクロロプレン(ネオプレン)などの合成シリコンを含み得る。あるいは、Santoprene(商標)などの熱可塑性エラストマー(TPE)が使用され得る。さらに、一部の実施形態では、前記コーティングを形成するのに、スチレン系の熱可塑性エラストマー性(TPE)が使用される。一部の実施形態では、エラストマー性コーティングは、位置固定装置上にオーバーモールド成形される。あるいは、前記コーティングは、2ショットモールド法によって位置固定装置に追加される。他の実施形態では、エラストマー性コーティングは、内壁面117、218に接着剤で取り付けられるパッドとして設けられる。特定の一実施形態では、エラストマー性コーティングは、内壁面117,217の全体に適用される。あるいは、内壁面117,217の一部のみが被覆される。一実施形態では、図11A及び11Bに示すように、内面117及び217は、凹面117a及び217aを含む。前記コーティングは、凹面117a及び217aによって画定された空間内に適用される。特定の一実施形態では、凹面117a及び217aのみがエラストマー性コーティングによって被覆される。前述したように、前記コーティングは、壁面117、217の医療デバイス保持能力を高める。あるいは、一部の実施形態では、内面117及び217は、医療デバイスを把持するための歯を含み得る。図10A及び10Bに示した機構と同様に、図11A〜11Dに示した位置固定装置110は、2つの面117a及び217aの間で医療デバイスを堅固に保持するために、可動壁部130と第2の壁218との間に締付力を提供する。特定の一実施形態では、2つの面117a及び217aは、スチレン系TPEから形成されたコーティングから作製されたパッドを含む。可動壁部130と第2の壁218との間の締付力は、可動壁部130と第2の壁218との間に医療デバイスを保持すると共に、位置固定装置110が後側脚部146に取り付けられた後足148上に傾くことを防ぐことを可能にする。前記締付力を取り除くと位置固定装置は後に傾き、医療デバイスを前記パッドを介して摺動移動させることにより、医療デバイスを保持する角度を変更することができる。このように、位置固定装置110により提供される締結力は、医療デバイスを所定の位置に所望の角度で堅固に保持することを可能にする。
このように、広範な一態様では、本発明の実施形態は、医療デバイスの患者の身体表面に対する位置を固定維持するための位置固定装置を含む。本発明の位置固定装置は、前記医療デバイスを受容するための溝を画定する支持部材を含む。前記溝は、前記医療デバイスを前記患者の身体表面に対して複数の角度で位置決めすることができるように構成されている。また、前記溝は、前記医療デバイスを固定するための互いに対向する壁を有している。
この態様の特徴は、前記溝が、実質的に円周溝であることである。一実施形態では、前記溝は、互いに隣接しかつ勾配が互いに異なる複数の部分から成る。
この態様のさらなる特徴は、本発明の実施形態が、前記支持部材の下面に取り付けられたベース部分を備える位置固定装置を含むことである。一実施形態では、前記ベース部分は、4つの脚部を有するベース部分である。
本発明のさらなる態様は、前記支持部材が、形態及び閉形態をとることができるように構成されていることである。前記支持部材は、開形態にあるときに、医療デバイスを溝内に挿入し受容させることができる。そして、前記支持部材は、閉形態にあるときに、前記溝内で医療デバイスを固定することができる。
上述した本発明の実施形態は、例示のみを意図するものである。したがって、本発明の範囲は、添付した特許請求の範囲によってのみ制限されることが意図される。
明瞭にするために別個の実施形態に関連して記載されている本発明のいくつかの特徴は、1つの実施形態において組み合わせて提供してもよいことは明らかである。逆に、簡単にするために1つの実施態様に関連して記載されている本発明の種々の特徴は、別々にまたは任意の適切な小さい組み合わせで提供してもよい。
本発明をその特定の実施形態と共に説明したが、様々な代替形態、修正形態及び変形形態が当業者には明らかであろう。したがって、本発明は、そのような代替形態、修正形態及び変形形態の全てが、広範に渡る添付の特許請求の範囲に包含されることを意図している。本明細書において言及される全ての出版物、特許出願及び特許文献は、各個別の刊行物、特許および特許出願が具体的かつ別々に参照として組み入れられると示されるのと同程度に参照として本明細書に組み入れられる。しかし、本出願における参照文献の引用または識別は、そのような参照が本出願に対する先行技術として利用可能であるという承認だと解釈されるべきではない。

Claims (28)

  1. 医療デバイスの患者の身体表面に対する位置を固定維持するための位置固定装置であって、
    前記医療デバイスを受容するための溝を画定する支持部材を含み、
    前記溝が、前記医療デバイスを前記患者の身体表面に対して複数の角度で位置決めすることができるように構成されていると共に、前記医療デバイスを保持するための互いに対向する2つの壁を画定していることを特徴とする位置固定装置。
  2. 請求項1に記載の位置固定装置であって、
    前記溝が実質的に円周溝であることを特徴とする位置固定装置。
  3. 請求項2に記載の位置固定装置であって、
    前記溝が断面円形の円周溝であることを特徴とする位置固定装置。
  4. 請求項2に記載の位置固定装置であって、
    前記溝が断面多角形の円周溝であり、互いに隣接しかつ勾配が互いに異なる複数の部分を含むことを特徴とする位置固定装置。
  5. 請求項1に記載の位置固定装置であって、
    前記互いに対向する2つの壁の各々が内壁面を有することを特徴とする位置固定装置。
  6. 請求項4に記載の位置固定装置であって、
    前記内壁面が複数の溝を含むことを特徴とする位置固定装置。
  7. 請求項5に記載の位置固定装置であって、
    前記内壁面の表面にエラストマー性コーティングが形成されていることを特徴とする位置固定装置。
  8. 請求項7に記載の位置固定装置であって、
    前記エラストマー性コーティングが、合成ゴム、熱可塑性エラストマー、ポリウレタンエラストマー、シリコンエラストマー及びシリコンから成る群より選択されることを特徴とする位置固定装置。
  9. 請求項8に記載の位置固定装置であって、
    前記エラストマー性コーティングが、熱可塑性エラストマーを含むことを特徴とする位置固定装置。
  10. 請求項8に記載の位置固定装置であって、
    前記エラストマー性コーティングが、ポリクロロプレンから成る合成ゴムを含むことを特徴とする位置固定装置。
  11. 請求項8に記載の位置固定装置であって、
    前記シリコンが、前記内壁面に接着剤によって取り付けられるシリコンパッドを含むことを特徴とする位置固定装置。
  12. 請求項5に記載の位置固定装置であって、
    前記支持部材の下面に、前記位置固定装置を患者の皮膚上に配置するためのベース部分が取り付けられていることを特徴とする位置固定装置。
  13. 請求項12に記載の位置固定装置であって、
    前記ベース部分が実質的に矩形体であることを特徴とする位置固定装置。
  14. 請求項12に記載の位置固定装置であって、
    前記ベース部分が、複数の脚部を含み、
    前記各脚部はその端部に足部を有し、
    前記複数の脚部が、横方向及び後方向の両方向の支持を提供することを特徴とする位置固定装置。
  15. 請求項12に記載の位置固定装置であって、
    前記ベース部分が、4つの脚部を有することを特徴とする位置固定装置。
  16. 請求項14に記載の位置固定装置であって、
    前記足部が、約3mmないし約5mmの高さを有することを特徴とする位置固定装置。
  17. 請求項16に記載の位置固定装置であって、
    前記足部の高さが、前記足部の長さ方向に沿って異なることを特徴とする位置固定装置。
  18. 請求項14に記載の位置固定装置であって、
    前記複数の脚部のうちの少なくとも2つがそれらの間に、前記溝と一直線になり、かつ前記医療デバイスを前記患者の皮膚へ何にも遮られることなくアクセスさせることを可能にするチャンネルを形成することを特徴とする位置固定装置。
  19. 請求項18に記載の位置固定装置であって、
    前記チャンネルが、弓形チャンネルであることを特徴とする位置固定装置。
  20. 請求項14に記載の位置固定装置であって、
    前記足部の下面にエラストマー性コーティングが形成されていることを特徴とする位置固定装置。
  21. 請求項20に記載の位置固定装置であって、
    前記エラストマー性コーティングが、合成ゴム、熱可塑性エラストマー、ポリウレタンエラストマー、シリコンエラストマー及びシリコンから成る群より選択されることを特徴とする位置固定装置。
  22. 医療デバイスの位置を固定するための位置固定装置であって、
    前記医療デバイスを受容するための円周溝を画定する支持部材を含み、
    前記円周溝が、前記医療デバイスを複数の角度で支持するための支持部を形成し、
    前記医療デバイスを前記溝内に摩擦係合によって保持するようにしたことを特徴とする位置固定装置。
  23. 請求項22に記載の位置固定装置であって、
    前記支持部の径方向断面が実質的に円形であることを特徴とする位置固定装置。
  24. 請求項22に記載の位置固定装置であって、
    前記支持部の径方向断面が実質的に十字形であることを特徴とする位置固定装置。
  25. 請求項24に記載の位置固定装置であって、
    前記支持部材が開形態及び閉形態をとることができ、
    前記開形態においては、医療デバイスを前記溝内に挿入し受容させることができ、
    前記閉形態においては、前記医療デバイスを前記溝内に固定することができるように構成したことを特徴とする位置固定装置。
  26. 請求項25に記載の位置固定装置であって、
    前記互いに対向する2つの壁が第1の壁及び第2の壁を含み、
    前記第1の壁が、固定壁部と、前記第2の壁に係脱自在に結合可能な可動壁部とを有し、
    前記開形態においては、前記可動壁部と前記第2の壁との間に医療デバイスを挿入するための隙間を形成すべく、前記可動壁部を前記第2の壁から離間するように摺動移動させることができ、
    前記閉形態においては、前記可動壁部と前記第2の壁との間で前記医療デバイスを締め付けて固定すべく、前記可動壁部を前記第2の壁に向けて摺動移動させることができるように構成したことを特徴とする位置固定装置。
  27. 請求項26に記載の位置固定装置であって、
    前記可動壁部が、先端にボタン部が設けられた軸状支持部を有し、
    前記第2の壁が、前記軸状支持部の前記ボタン部によって前記可動壁部に結合される弾性壁部を有し、
    前記ボタンを押圧したときに、前記弾性壁部を前記固定壁部に向けて曲げ変形させることによって、前記可動壁部を前記第2の壁から離間するように軸方向に摺動移動させることができ、
    前記ボタンに対する押圧を解除したときに、前記弾性壁部を前記曲げ変形から復元させ前記第2の壁に向けて後退させることによって、前記可動壁部を前記第2の壁に向けて軸方向に摺動移動させることができるように構成したことを特徴とする位置固定装置。
  28. 位置固定装置であって、
    ベース部分と、前記ベース部分に結合された実質的に円板状の支持部材とを含み、
    前記支持部材が、前記円板状支持部材の曲面に沿って円周方向に延在する溝を画定し、
    前記溝が、医療デバイスを装置垂直軸に対して所定の角度で保持するように構成された湾曲した溝の底面と、各々平坦な内面を有する2つの実質的に円板状の壁部とを画定し、
    前記支持部材が、実質的に円形の、前記溝の長さ方向に沿って前記溝の底面と交差するようにして前記壁部の前記各内面に対して実質的に平行に配向された平面に沿って切り取った径方向断面を有し、
    前記溝が、実質的にU字状の軸方向断面を有し、
    前記壁部の前記各内面には、前記医療デバイスを保持するためのシリコンコーティングが形成されており、
    前記ベース部分が、水平方向に延在する少なくとも2つの前側脚部と、水平方向に延在する少なくとも2つの後側脚部とを有する実質的に平坦なプラットフォームを含み、
    前記各脚部が、その端部に突出足部を有し、
    前記少なくとも2つの前側脚部は、前記少なくとも2つの後側脚部よりも、前記支持部材から横方向外側にさらに延在しており、
    前記各脚部が、横方向及び後方向の両方向の支持を提供するように構成されており、
    前記突出足部の各々の下面にシリコンコーティングが形成されており、かつ
    前記溝内に医療デバイスを摩擦係合によって保持するようにしたことを特徴とする位置固定装置。
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