JP2012515030A - 組成物の経口適用のための方法および装置 - Google Patents

組成物の経口適用のための方法および装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、組成物の経口適用のための装置に関する。本装置は、窪みを囲む外縁を有する窪みを含む。窪み内には組成物が配置されている。組成物は、ゲル化剤および活性薬剤を含む。被覆部材が縁に装着され、窪みを完全に被覆する。従って、被覆部材は、窪みと一緒に組成物を窪み内で保持する。被覆部材は、窪みに接する内表面に対向する外表面を有する。水を添加することによる組成物の調製を、調製の間に組成物の一部を損失するリスクを伴うことなく可能にするため、被覆部材は、内表面と外表面との間の流体連結を提供するための1つ以上の開口を含む。この開口を介して、水が組成物の調製のために流入することができる一方、被覆は、全ての組成物を窪み内で保持する。本発明はさらに、本装置を製造する方法に関する。固体組成物を窪み内に導入し、被覆部材を縁に装着する。本方法はさらに、被覆部材に1つ以上の開口を提供することを含む。開口は、被覆部材の内表面と外表面との間の流体連結を提供するように適合される。

Description

本発明は、活性医薬成分を有する組成物の経口適用、特に組成物の経口適用のための装置および装置を製造する方法および物質の経口適用のための装置および装置を充填する方法に関する。
不快な味を呈する活性医薬成分を含む医薬製剤の経口投与は、技術的課題を残している。しかしながら、疾患の治療には、活性薬剤を含む物質を摂取することを要求されることが多い。経口適用のためのある種の薬剤は、不所望な味を呈する。さらに、一部の薬剤は、相当量で適用されなければならない。さらに、所定の投与量を運搬することが重要であり、任意の薬剤が運搬装置上に残存するか、またはこぼれると所望の医学的または栄養的効果が実質的に害される。多数の活性物質は、水により溶解され、または水に曝露される場合に長期間貯蔵することができず、乾燥条件で貯蔵しなければならないので、組成物は水不含形態で運搬される。この水不含形態により、適用前に水を添加することが患者に要求される。患者は、水を添加することにより製剤を調製することを要求されるので、製剤および適用のための任意の手段は、取扱が容易であることが要求され、患者が適用のための手段を不正確に使用した場合に誤った投与量をもたらすべきではない。
第1の手法によれば、製剤は、不所望な味の効果を低減させるために半固体形態、即ちゲルの形態で、またはプディングの粘稠性で適用される。従って、活性薬剤は、半固体粘稠性を提供するゲル化剤と組み合わせられる。さらに、活性薬剤は、製剤に添加される味マスキング用物質と組み合わせることができる。特に、味マスキングは、製剤の半固体テクスチャーと組み合わせられる場合に有効である。投与のため、水が活性組成物およびゲル化剤の組合せに添加される。水に関する感受性に起因して、半固体製剤は、長期間貯蔵することができず、結果的に水は患者が適用時に添加しなければならない。
国際公開第2005/107713A2号には、第1の手法による解決法が記載されている。活性組成物を、例えばジェランガムと組み合わせて収容するスプーンが開示されている。貯蔵のため、スプーンは活性組成物(およびジェランガム)を封止層と一緒に密封する「ピールオフ」フィルムにより封止されている。適用時、ピールオフフィルムが完全に除去されてから水が添加される。添加された水は、開いたスプーン内でガムに流入し、半固体形態を構築するのにある一定時間(典型的には5分間)要する。この時間の後、製剤を適用することができる。
この製剤中で、活性組成物およびガムは、スプーンに装着された1種の固体を形成して適用の前および適用の間ならびに水吸収の間、任意の活性組成物の損失を防止する。従って、ガムを含有する固体は、水がガムに流入する長期の拡散/吸収プロセスを伴う低比表面積を有する。しかしながら、活性組成物の全てをスプーンに装着して損害を回避しなければならないので、より短期の拡散プロセスを可能にする活性物質/ガムについての構造を選択することができない。特に、この(必須的に)長期の拡散/吸収プロセスの間、活性組成物の溶解量もガムの溶解量も損害から保守されない。スプーンは、開いた表面において半固体製剤を提供するので、いかなる事故的な揺れまたは撹拌、極めて軽微な衝撃でさえも、製剤の一部の損害のリスクを生む。特に、一部の水が製剤を半固体状態に変化させた後にスプーンを転覆させると、製剤の損失をもたらす。製剤は、例えば単回投与量に関して所定量で与えられるので、この損失により不当な投与量が患者に適用される。
第2の手法によれば、栄養的または医学的治療に関連する物質は、粉末として、または顆粒形態で与えられる。適用のため、水またはフルーツジュースなどの消費可能な流体が添加され、流体は物質と一緒に懸濁液を形成する。第1に、粉末として、または顆粒形態で提供される物質は、物質の一部がこぼれるリスクを誘導する。第2に、物質の一部は、適用装置、例えば、物質を導入し、撹拌するために使用される飲用グラスまたはスプーンの底部に接着し得る。さらに、物質の一部は、物質の沈降に起因して適用装置内に残存し得る。従って、この手法は、投与量を不意に低減させるリスクを生む。さらに、粉末または顆粒剤の一部は、慎重な取扱によっても容易にこぼれ得る。特に、これは物質を子供または身障者に適用する場合である。
第1および第2の手法は両方とも、投与量を不意に低減させるリスクを生み、調製時に高度な注意を要求することを示す。
国際公開第2005/107713号
従って、本発明の課題は、取扱が容易であり、特に、調製時の活性薬剤の損害のリスクを低減させた経口適用のための装置を提供することである。
課題は、独立請求項の主題により解決される。
本発明に記載の装置の第1の実施形態の断面図である。 本発明に記載の装置の第2の実施形態の断面図である。 本発明の被覆部材の実施形態の上面説明図である。 本発明の被覆部材の実施形態の上面説明図である。 本発明の被覆部材の実施形態の上面説明図である。
本発明の基礎となる概念は、組成物(活性組成物およびゲル化剤を含む)を、ゲル化剤による流体(即ち、水)の吸収の間、被覆により本発明の装置内で保持することである。本発明によれば、被覆は、組成物の調製後、経口適用の寸前に除去されるように適合されている。本発明は、装置上の被覆により提供され、被覆は、装置により形成された窪み内に水を導くための少なくとも1つの開口を有し、被覆は、半固体への変換の間(および貯蔵の間)、組成物を保持する。従って、被覆は:調製の開始における水の入口および調製組成物が患者の口に適用されるまで調製または未調製組成物を保持する保持要素の両方を提供する。第1の態様によれば、被覆は、(好適な粒子サイズにより提供することができる)組成物について浸透性でなく、ゲル化剤により吸収されるべき流体(水を含む液体、例えば、飲料)について浸透性である)。第2の態様によれば、被覆は、活性薬剤およびゲル化剤を水不含形態および半固体形態で含む固体製剤のための保持器とみなされる。同時に、(固体または半固体の粒子または物質のための)この保持器は、ゲル化剤を含む水不含(液体不含)組成物を半固体組成物に変換する水または他の液体の入口または流体路を提供する。入口(即ち、開口)はほぼ任意の形状を有することができ、特に、装置中に水を導く能力を損なうことのない極めて小さい寸法を有する構造をなすことができるので、組成物の構造は、組成物が装置内側から入口を介して事故的に除去されるリスクなしで、ほぼ無作為に選択することができる。まとめると、被覆は、固体組成物および水の別個の物理的状態および特性が、固体組成物を選択的に保持することにより組成物を膨潤させ、水が固体組成物に向かって開口を通過することが可能になるという利点を有する。従って、いずれの場合においても、組成物は被覆により(被覆が解除されるまで)保持される一方、被覆は、例えば装置が水中に浸漬された場合に水が組成物に接触することを可能とすることにより、組成物の状態を固体から半固体に変化させることを可能とする。装置は、組成物と一緒に、(被覆部材により実装される)保持機能、((1つ以上の)開口により実装される)液体(例えば、水)供給機能、(物質内でゲル化剤により実装される)ゲル化機能、(組成物および液体の両方を受ける窪みにより実装される)支持機能および(被覆部材が除去された場合、窪みにより実装される)適用機能を提供する系を形成する。
従って、先行技術に関して、本発明は2つの主要な利点を提供する。第1に、組成物は、調製の間、装置内で安全にロックされ、組成物が適用される直前に解放される。この利点により、患者による製剤の調製が簡単になり、組成物の完全量の適用を確保するための患者による高度な注意が要求されない。第2に、組成物は、ほぼ任意の構造で、特に、先行技術において使用される連続ブロックとは異なる小さい粒子のバルクのような高比表面積を有する構造で提供することができる。高比表面積に起因して、水を極めて迅速に吸収させることができる。この利点により、製剤の調製時間が劇的に低減する。このように、本発明により即時調製が可能になる。組成物は、組成物の最小粒子が被覆内の全ての開口または入口の最大の隙間よりも大きい限り、ほぼ任意の構造で提供することができ、この構造により被覆は除去されるまで組成物の完全量を保持する。組成物に応じて、粒子サイズのこの柔軟性は、1つ以上の製造工程を低減させることができる。特に、組成物は、ある種の粒子サイズで、またはブロックとして調製されることを要しない。
本発明に関して、組成物という用語は、少なくとも薬剤およびゲル化剤を含む組成物を意味する。組成物は添加剤をさらに含むことができ、乾燥形態である。組成物は、固体または半固体粒子の形態、例えば、ペレットとしての顆粒形態または他の形態である。粒子の形態は、開口が粒子を窪み内で保持するように被覆部材の(1つ以上の)開口の形状に適合される。さらに、粒子(固体または半固体)のコンシステンシーは、被覆部材の保持効果を生じさせる。例示の実施形態において、組成物は、少なくとも1種の薬剤および少なくとも1種の薬剤(および、適用可能な場合、少なくとも1種の添加剤)をカプセル化する被覆層を含むマイクロカプセルの形態である。薬剤は、少なくとも1種の医薬的に活性を示す薬剤もしくは少なくとも1種の栄養補助剤またはこれらの組合せを含む。ゲル化剤として、液体との接触時にゲル化する能力を有する少なくとも1種のゲル化剤が意味される。本発明の文脈において、液体という用語は、ゲル化剤との接触時にゲル化プロセスを生成するように適合された任意の消費可能な液体を意味する。特に、液体は、香味剤のような追加物質を有するか、または有さない水を含む。好ましい実施形態として、液体は、ジュースまたは任意の他の消費可能な飲料を含む。液体およびゲル化剤は、液体がゲル化剤内でゲル化プロセスを誘発するように適合され、ゲル化剤が液体との接触時のゲル化に好適化された系を提供する。一実施形態において、組成物は、少なくとも1種の添加剤を含む。少なくとも1種の添加剤は:少なくとも1種の結合剤物質、少なくとも1種の充填剤物質、少なくとも1種の香味剤物質、少なくとも1種の吸収促進物質、少なくとも1種の保存物質、少なくとも別の添加剤を、単独で、またはこれらの任意の組合せで含む。これらの用語のさらなる定義を以下に挙げる。
本発明の第1の態様によれば、本発明の装置は、窪みおよび窪み内に配置された組成物を含み、組成物はゲル化剤を含む。組成物は、1種以上の医薬的に活性を示す薬剤を任意に他の添加剤との組合せでさらに含む。活性薬剤として、1種以上の薬物もしくは栄養補助剤またはこれらの組合せを使用することができる。組成物は、1種の化合物または複数の化合物の混合物により提供することができる。組成物は、少なくとも活性薬剤、ゲル化剤、および任意に充填剤組成物もしくは結合剤組成物、もしくは他の添加剤またはこれらの任意の組合せを含む。窪みは、被覆部材により被覆され、窪み内側の空間は、窪みにより提供された内表面および窪みの内表面に対向して配置された被覆部材により完全に密封されている。組成物は、被覆部材(および窪みの内表面)により窪み内で保持される。本発明によれば、被覆部材は、被覆層を介して延びる1つ以上の開口を含む。開口は、組成物に供給されるべき水の入口を提供する。好ましくは、開口は空隙であり、被覆部材を介して外側から窪み内への流体連結を提供するか、または窪み内への水の流体連結を提供する水溶解性材料により遮断され、水は水溶解性材料を溶解させ、この溶解により流体連結を開く。本発明によれば、開口は、連続的な流体連結により、または水との接触時に流体連結を可能にする水溶解性材料により遮断された流体連結により、被覆部材を介して流体連結を提供するように適合される。
被覆部材は、窪みに装着された被覆層として提供される。窪みは、被覆部材または被覆層が装着された外縁を含む。外縁は、窪みの端面により提供することができ、さらに、フランジまたは窪みの一部であり、もしくは窪みに連結される、被覆部材が取付される環形態の装着表面を提供する別の装着部材により提供することができる。環は、厳密に円形の形状に限定されない。むしろ、環は、窪みの境界の形状に応じて任意の形状であってよい。装着表面の幅(環の内寸法と外寸法との間の距離)は、好ましくは、縁の各点についての最小幅よりも大きく、好ましくは、縁の任意の半径方向において実質的に一定の幅を有する。
被覆部材は、窪みに、即ち外縁に直接隣接する薄層として提供され、少なくとも、窪みの内部空間に接する表面において非刺激性の薬理学的に許容される材料を含む。被覆部材は、加熱下でのプレス、溶接連結または接着結合により、窪みに、または外縁に連結される。特に好ましい実施形態において、被覆部材は、薄アルミニウム箔製の、または窪みに接するアルミニウム層により被覆されたプラスチックの薄箔により作製された被覆層であり、被覆層と窪みとの間の連結は、縁への層の溶接およびプレスの組合せにより提供される。
窪みは、好ましくは、ボウルまたは任意の他のキャビティ形成要素により形成される。窪みの凹形態は、組成物が配置される内部空間を提供する。窪みは、好ましくは、少なくとも、窪み内側に接する表面において非刺激性の薬理学的に許容される材料により形成される。特に好ましい実施形態において、窪みは、成形プラスチックの薄層により形成されたスプーンの形状のボウルにより形成される。窪みのボウルを形成する薄層は、5mm−0.05mm、2mm−0,1mm、好ましくは0.8mm−0.2mmの間の厚さを有することができる。材料として、プロピレンスチレンコポリマー、ポリプロピレン、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、および紙または厚紙を使用することができ、特に、窪みに接する水不浸透性層を有する紙または厚紙が好ましい。これらの材料は、被覆部材を提供するために使用することもできる。好ましい実施形態において、被覆層として実現される被覆部材は、窪みの内側空間に接する追加のアルミニウム層を有する。被覆層は、ボウルと同一の厚さを有することができ、またはより薄い厚さ、例えば、500μm未満、200μm未満、100μm未満、もしくは50μm未満の厚さを有することができる。特に好ましい実施形態において、例えば、プラスチックの2層間に挟まれたアルミニウム遮蔽箔を有する多層被覆層が使用され、例えば、アルミニウム層の一方の側面上のポリエステルの層およびアルミニウム層の他方の側面上のポリエチレンの層である。このような典型的な多層は、以下の順序の層から形成することができる:10−20μmのポリエステル/10−20μmのアルミニウム/80−120μmのLDPE。
窪み、または窪みを形成するボウルはさらに、同一の、または異なる材料から作製された柄を含んでよく、または柄に装着されていてよい。好ましい実施形態において、柄は、窪みを形成するボウルの一部であり、ボウルおよび柄は、成形プラスチックの一片から形成される。または、柄は、外縁において、例えば、被覆部材の装着表面に対向する外縁の表面においてボウルに装着されていてよい。
好ましい実施形態において、窪み内への水の導入は、水が窪みに流入した場合にガスを窪みから逃がす、圧力バランスのための手段を提供することにより支援される。この手段は、窪みを装置の外部に連結する少なくとも1つの通路により提供される。通路は、縁を介して、好ましくは、被覆部材と縁との間の界面において、即ち、被覆部材に隣接する縁の表面内の少なくとも1つの溝の形態で延びている。通路は縁を横断し、窪み内および縁の外側の端部を含み、有利には、被覆が延びている縁の側部に向かって開いている。代替的な実施形態において、少なくとも1つの通路が窪みを横断する。通路は、摂取のために物質を調製する場合に水中に浸漬されるのに好適化された装置の側部に対向する窪みの側部において提供される。
特に好ましい実施形態において、装置は柄を含む。この場合において、柄に対向する装置の側部は、最初に水中に浸漬されるのに好適化されている。少なくとも1つの通路は、柄上に、特に、縁に隣接する柄の端部において配置されている。少なくとも1つの通路は、被覆が縁上に配置された柄の側部(即ち、上方表面)上の少なくとも1つの溝として提供される。さらに、少なくとも1つの通路は、縁の上方表面を介して延びており、縁を横断し、柄の端部区画上に延びている。柄の端部区画、特に、窪みに向けられた柄の前面は、外縁の一部を形成する。少なくとも1つの通路は、この外縁の一部を介して延びており、(任意の他の流体の)水が開口を介して窪みに流入した場合に空気を窪みから流出させる。
少なくとも1つの通路は、外縁を介して延びており、通路は、窪みと装置外部との間の流体連結を提供する。少なくとも1つの通路の区画は、柄の表面上(または、代替例として、柄内)で提供される。少なくとも1つの通路は、被覆部材と縁との間の界面を介して延びている。一般に、少なくとも1つの通路に関するこれらの構築の全ての組合せが、本発明を実装する。
被覆部材は、窪みに接する内表面に対向する外表面または窪みの内側空間を含む。このように、被覆部材、即ち、内表面および窪みは、典型的には1.25mlの容量を有する空間を囲む。窪みおよび被覆部材により囲まれる容量は、20ml−0.5ml、好ましくは15ml−2ml、または8ml−5mlであってよい。より小さい実施形態は、0.1ml−2ml、0.3ml−1.5ml、または0.5ml−1.25mlの容量を提供する。容量は、窪み内側の組成物の剤形に依存し、結果的に所望の治療形態に依存する。この観点において、被覆部材は、好ましくは、組成物により充填される容量よりも大きい容量を有し、この容量により、水と接触した場合に組成物を増量させるための窪み内の追加の自由空間が許容される。
被覆部材内の開口は、スリットの形態で提供することができる(開口は、例えば、50または200よりも大きいアスペクト比を有し、この幅は2mm、1mmよりも小さく、好ましくは、0.5、0.2または0.1mmよりも小さい。開口の他の形態は、卵形、長方形、円形または正方形であってよい穿孔である。一般に、開口は全ての組成物粒子を依然として保持する限り、任意の形状が可能である。さらなる実施形態によれば、開口は、被覆層を形成する格子のメッシュにより提供される。この実施形態において、被覆層は、開孔が開口を形成する網である。この実施形態は、製織もしくは編組され、または繊維の各交差点における連結により接合されたテキスタイル繊維の開孔であるメッシュにより提供される複数の周期的に配置された開口を提供する。他の実施形態は、打抜点が周期的に繰り返され、この打抜点により被覆層の開口を提供する開孔を形成する打抜層である。または、1つのみ、2つまたは幾つかの打抜点はそれぞれ、1つ以上の開口を提供する。他の実施形態は、布、例えばフィラメント布から形成された被覆層を含む。
これらのタイプの開口、即ち、スリット、穿孔、格子のメッシュは、本発明の被覆部材を提供するために個々に使用することができ、または任意の組合せで使用することができる。一般に、開口のサイズは、以下に詳細に記載の通り、組成物の粒子サイズに適合され、この逆もまた同様である。
組成物は、少なくとも1種のゲル化剤および少なくとも1種の医薬的に活性を示す組成物を含む。活性薬剤は、経口投与のための少なくとも1種の医薬または栄養物質として提供される。ゲル化剤は、液体、特に水を接触時に吸収し、ゲル化剤の膨潤がもたらされ、結果的に組成物の膨潤がもたらされる。液体としては、ゲル化剤の膨潤またはゲル化を誘発する特性を有する、流動することができる任意の材料が考慮される。ゲル化剤は、ヒドロゲルまたは可溶性多糖、例えばジェランガムを含む。ゲル化剤および/または活性薬剤は、ゲル化剤による水吸収を確保または促進する添加剤をさらに含む。特に、ゲル化剤は、好ましくは、例えば細孔を提供することにより高比表面積を有する。1種以上のゲル化剤(および物質)は、好ましくは、良好な水吸収および水との混合を固有に許容するバルク材料のような小さい粒子として形成される。しかしながら、組成物を形成する粒子は、あるサイズ、例えば、開口の最小寸法よりも大きく、または複数の開口が被覆部材内に提供される場合には最小の開口の最小寸法よりも大きい粒子の最小寸法を有する。好ましくは、ゲル化剤および活性薬剤の粒子サイズは、0.2mm、0.5mm、1mmまたは2mm超である。組成物は、顆粒形態、マイクロカプセルで、またはペレットとして提供することができる。好ましい実施形態において、活性薬剤、および全ての任意選択の添加剤は、ゲル化剤により提供された層により被覆された核として形成される。この実施形態において、窪みはゲル化剤により被覆された粒子を収容するにすぎない。または、組成物全体は、ゲル化剤により被覆された活性薬剤の粒子として提供され、窪みは、ゲル化剤により被覆された活性薬剤の粒子を、ゲル化剤または活性薬剤を含む粒子と一緒に収容する。いずれの場合においても、窪み内の任意の粒子は、開口の隙間、即ち、開口の寸法よりも大きいサイズを有する。換言すると、組成物を提供する粒子に関連する開口のサイズは、実質的に全ての組成物を窪み内で保持するのに好適である。
開口は、いかなる材料も含まなくてよく、従って、装置が水と接触する前および後に流体連結を提供する。代替的な実施形態において、水溶解性材料は、例えば、開口および被覆部材または被覆層の少なくとも一部を被覆する水溶解性層の形態で、全ての開口または開口の少なくとも一部を遮断する。さらに、または代替的な実施形態として、開口これ自体が水溶解性材料、例えば、水溶解性層の材料により遮断される。水溶解性層は、ゲル化剤と同様の材料から形成することができる。代替的な実施形態として、水溶解性材料は、水溶性セルロース、HPMCまたはこれらの組合せを含む。さらに、水溶性多糖を単独で、または上記水溶解性材料との任意の組合せで使用して水溶解性材料を提供することができる。特に、加工デンプン、糖(例えば、糖粒子の不浸透性プレスドブロックとして)、カラメル、またはこれらのブレンドを水溶解性材料として使用することができる。特に、水溶解性材料は、水溶性化合物、好ましくは、水溶性ポリマーまたはこの化合物の2種以上の混合物を含む。水溶解性材料は、例えば、ポリエチレングリコール、ポリ乳酸、水溶性セルロース、例えば、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、加水分解ゼラチンもしくはマンニットまたはこれらの2種以上の混合物を含むことができる。さらに、水溶解性材料は:糖、例えば、糖質、ラクトース、フルクトース、ポリラクチド、デンプン、加工デンプン、デンプン誘導体、セロファンまたはこれらの任意のブレンドを含むことができる。これらのおよび上記の材料を個々に使用して水溶解性材料を提供することができ、またはこれらを任意の組合せで使用することができる。好ましくは、水溶解性材料は、実質的にこれらの化合物の1種以上からなる。水溶解性材料は、不浸透性層ブロック、層、またはプラグの形態である。
別の好ましい実施形態において、被覆部材は、水中で溶解性でなく、または水溶解性層を形成する水溶解性材料と比較して実質的に水中で溶解性でない接着結合により窪みの縁に装着されている。水溶解性材料により遮断された開口を有する実施形態において、組成物は、任意の粒子サイズの、または少なくとも開口の隙間よりも大きい粒子サイズの粉末として提供することができ、粒子サイズは、水と既に接触した組成物粒子に関連づけられる。
開口を遮断する水溶解性材料により、窪みは完全に密閉され、水との接触時に水は窪みに流入し、組成物および特にゲル化剤と接触する。特に、小さい粒子サイズの場合において、例えば組成物が粉末として提供される場合、窪みに流入する水は粉末粒子によりほぼ即時に吸収され、この粒子もほぼ即時に増量し、および/または隣接粒子に連結する。このように、組成物は、開口よりも小さい粒子(乾燥形態)でさえ開口により保持されるように、(水溶解性材料から目下開放された)開口により保持された形態で提供される。
小さい粒子サイズおよび得られる高比表面積に起因して、吸収プロセスは、たとえ窪みに流入する水が被覆部材の開口の方向にほぼ即時に戻されたとしても、水流が開口を介して組成物を除去することができないように、ほぼ即時に予備形成される。
特定の実施形態において、全ての開口は、被覆部材を連続層に封止する水溶解性材料により遮断され、被覆部材は窪みに封止されている。これに関して、用語「封止されている」は、窪みの内側と外側との間の圧力補償が可能でないことを意味する。窪みは、真空、即ち、装置を包囲する空気の空気圧よりも低い圧力においてガスと一緒に組成物により充填されている。水溶解性材料は水との接触時に溶解され、窪みを包囲する外部と窪み内側との間の自由流動を提供する。水は、水溶解性材料を溶解させるために開口に既に存在しているので、水は、窪み内側の真空と外側雰囲気との間の圧力補償により窪み内に抜き取られる。このように、水は窪みに流入し、ゲル化剤に接触する。好ましくは、この装置は、装置を、特に開口の少なくとも1つを水中に浸漬し、圧力補償が完了するまでこの開口を水中に浸漬させて維持することにより使用される。
さらに、本発明は、上記装置を製造するにあたり、窪みを形成するボウルを提供し、固体組成物を窪み内に配置し(組成物はゲル化剤を含む)、被覆部材を該装置に装着し、被覆部材は窪みを被覆し、この被覆により組成物を窪み内に密封する方法を含む。さらに、本方法は、例えば、上記開口を既に含む被覆部材を窪みに装着することにより、または被覆部材を窪みに装着した後に開口を被覆部材内に提供することにより、被覆部材に上記開口を提供することを含む。
開口は、切開、穿孔、打抜または錐もみにより提供することができる。代替的な実施形態として、被覆部材は、上記メッシュを有する格子として形成することができる。
製造方法の好ましい実施形態において、上記水溶解性材料は、水溶解性材料を開口上および/または開口内に適用することにより装置に添加される。例えば、水溶解性層は、開口上に適用することができる。窪みが真空下にある実施形態を提供するため、被覆部材は、窪み上に適用し、次いで真空を窪みに適用する工程を行い、開口を遮断する、即ち、開口を水溶解性材料により封止することができる。水溶解性材料は、窪みへの真空の適用の間に開口上に適用される。特定の実施形態において、開口を遮断または封止する水溶解性材料は水溶解性層として提供され、この提供により、水溶解性材料は水中で溶解され、得られた溶液は開口内または開口上に適用され、好ましくは、被覆部材上にも適用される。続いて、溶液は、好ましくは、窪み内側への真空の適用の間に乾燥される。例えば、水溶解性材料を含む溶液は、装置が位置される真空チャンバ内で被覆部材上に適用される。次いで、水溶解性材料を含む溶液は真空チャンバ内側で乾燥される(例えば、加熱により支援される)。水溶解性材料を含む溶液を乾燥させた後、装置は真空装置から取り出され、被覆部材および開口を遮断または封止する水溶解性材料による窪みの完全な封止に起因して窪み内側の真空が残存する。水溶解性材料は溶液として、溶液を、被覆部材の外表面上に適用した後にブレード塗布することにより被覆部材上に適用することができる。水溶解性材料を適用するこの工程は、真空を窪みに適用する工程と組み合わせても組み合わせなくてもよい。別の実施形態において、窪み内の真空は、窪みを被覆部材(および水溶解性材料)により封止した後、好ましくは、ボウルまたは被覆部材を介して管を窪み内に導入し、管を介して真空を窪みの内部空間に適用し、管の導入から生じた孔/開口を管の除去直後または除去の間に封止することにより、真空を窪みに適用することにより提供される。管の導入から生じた孔は、真空雰囲気内で、例えば接着フィルムにより、またはさらには孔から生じた開口を封止するための水溶解性材料を適用することにより封止することができる。
一般に、窪みの内部空間が真空下にある場合、または真空が窪みに適用される場合、被覆部材は、好ましくは、窪みに、特に窪みの外縁に気密的に装着される。好ましい実施形態において、窪みの外縁は実質的に平面に沿って延びており、このことにより被覆部材を装着することによる封止プロセスが簡単になる。一般に、真空は、窪みを封止する間または封止した後、窪みの内側に適用される。
窪み内の組成物は、任意の形態、例えば、粒子もしくは小切片または組成物が被覆部材により保持されることを提供する他の任意の形状を有することができる。粒子として形成された組成物は、窪み内にばらばらに充填することができ、または接着結合により窪みの内表面に完全に、もしくは部分的に装着することができる。接着結合は、ゲル化剤または他の接着化合物により提供することができる。
好ましい実施形態において、装置は、包装、例えば包装箔により完全に包囲されている。包装箔は、1個の単一装置のみを密封する。梱包箔には、真空下でガスを充填することができる。ガスは、空気または組成物を安定化させ、組成物内の化合物、例えば組成物を提供する化合物の分解を防止する窒素もしくは二酸化炭素のような不活性ガスであってよい。別の実施形態において、ガスは、組成物に直接接触する窪み内に提供され、ガスは、組成物を安定化させ、組成物内の化合物、例えば組成物を提供する化合物の分解を防止する窒素または二酸化炭素のような不活性ガスである。窪み内のガスは、標準圧下または真空圧下にあってよい。特定の実施形態において、装置は包装箔により包囲され、包装泊は真空下で第1の雰囲気の範囲を定める。この特定の実施形態において、被覆層は、窪みを完全に封止し(被覆部材の全ての開口は水溶解性材料により封止されている)、第2の雰囲気として示される窪み内の雰囲気は真空下にある。第2の雰囲気の圧力は、第1の雰囲気の圧力以下である。
このように、本発明の方法の実施形態は、装置(または窪み)を包装により密封および封止する工程を含む。任意選択の工程において、包装により密封される空間は、真空圧が提供され、および/または空気、不活性ガス、窒素または二酸化炭素を含む。
本発明は、両方とも保持要素が調製の間の薬剤のいかなる損失も回避することを確保する、2種の特定の実施形態を内包する。第1の実施形態によれば、被覆部材は、液体を窪み内に導入する前、導入する間(および導入した後)、被覆部材を介して流体連結を提供する少なくとも1つの開口を有する。この第1の実施形態において、少なくとも1つの開口は開放されている。第2の実施形態によれば、被覆部材は、液体を窪み内に導入する間(および導入した後)、被覆部材を介して流体連結を提供する少なくとも1つの開口を有する。この第2の実施形態において、少なくとも1つの開口は、少なくとも1つの開口上の水溶解性層または少なくとも1つの開口内の水溶解性プラグにより封止されている。水溶解性層またはプラグは、水を含有する液体との接触時に溶解され、開口を開放し、被覆部材を介して流体連結を提供する。これに関して、層またはプラグは水溶解性であり、液体により溶解させることができ、液体は水を含む。本発明の実施形態は、第1の実施形態による少なくとも1つの開口および第2の実施形態による少なくとも1つの他の開口を含むことができる。
図面の説明
図1は、窪みを形成するボウル20を含む、組成物10の経口適用のための装置を示す。ボウル20により形成された窪み30は、(少なくとも部分的に)凹形状である。窪みの端部、即ち、ボウルの端部は、窪みの端部を完全に囲む外縁40として形成されている。外縁40上には、被覆層として提供される被覆部材50が装着されている。好ましくは、縁40への被覆部材50の装着は、封止連結である。被覆部材を提供する被覆層50は、被覆層50の内表面54に対向する外表面52を有する。換言すると、被覆層の外表面52は装置の外部雰囲気に接し、被覆層の内表面54は窪みの内表面に接し、ボウル20の内表面と一緒に窪み30を密封する。被覆層50内には、内表面54と外表面52との間の連結を提供する開口60aから60cが提供されている。
上記の通り、本発明を実施するために開口を遮断または封止することは必須ではない。しかしながら、特定の実施形態において、被覆層、特に被覆層内の開口60aから60cは、水溶解性層(70a、b)により気密的に被覆されている。図1において、開口60aおよび60bは、両方とも、水溶解性層70aにより封止されている。一般に、1つ超の開口を1個の同一の水溶解性層により封止することができる。しかしながら、70bにより示されている通り、1つの開口60cのみをこの開口専用の1個の水溶解性層70bにより封止することもできる。図1に示される実施形態は、3つの開口60aから60cを示す。しかしながら、1つの開口のみを被覆層50内に提供することもできる。別の例において、開口60aおよび60cのみを提供することができ、これらの開口は互いに離れている。特に、開口の1つが外縁に近接して位置されている場合(図1において開口60c)、装置が開口60cを含む装置の区画において水中に浸漬される場合、他の開口、例えば開口60aまたは60bを空気圧力補償のために使用することができる。この場合において、水は、開口60cおよび窪み30に流入する水から生じる圧力補償のために使用することができる開口60aまたは60bの1つまたは両方を介して流入する。実質的に互いに離隔された2つの開口を有するこのような実施形態は、好ましくは、水溶解性層70aもしくは70bを含まず、または圧力補償に使用され、結果的に装置が水中に部分的に浸漬された場合に水と接触しない水溶解性材料により封止されていない少なくとも1つの開口を含む。
さらに、装置は、窪みを形成するボウル20に連結された柄80を含むこともできる。柄80を含む実施形態が、互いに離れた2つの開口60a、60cを有する上記実施形態と組み合わせられる場合、一方の開口、例えば開口60aは、好ましくは、柄80近傍に位置されている一方、他方の開口は、被覆部材の対向端部、即ち、ボウルの他側部に位置されている。浸漬の間、装置は柄80により固定されるので、ボウルが完全に水中に浸漬されない場合、柄80に対向するボウルの端部が最初に水中に浸漬され、柄80に近接するボウルの端部は水表面上に留まる。ボウル20が完全に水中に浸漬され、柄80に近接する開口60aが水表面直下に置かれたとしても、開口60aは、開口60cに流入する水により窪みから除去される空気の出口を依然として提供する。このことにより、水が開口60cを介して窪み内に流入することができ、開口60aにより、空気を外側に導く圧力補償が可能になる。
記号の形態で図1に示されている通り、組成物10は、異なる粒子サイズおよび形状を有する粒子として提供される。しかしながら、全粒子の粒子サイズは、組成物が被覆部材50により窪み内で完全に保持されることが保証されるように、開口60a−60cの隙間よりも常に大きい。これに関して、例えば開口60bは、図1に示されている開口の幅が粒子よりも小さくなるように、(投影面に対して垂直に延びている)スリットとして形成することができる。スリットが幅よりも数倍長い場合であっても、粒子は保持される。従って、開口の最小寸法は、最小粒子サイズよりも小さい開口の隙間を提供する。
図2において、本発明による装置の第2の実施形態が断面で示され、装置は、組成物110が位置されたボウル120により形成された窪み130を含む。窪み130およびさらにボウル120は、被覆層150が気密的に装着された外縁140で端部をなす。被覆部材140は、窪み130に接する内表面154およびこの表面に対向する、装置の外部雰囲気に接する外表面152を含む。被覆部材150は、水溶解性層170により気密的に遮断された開口160を含む。窪み130内には、組成物および組成物110を包囲するガスが提供されている。ガスは、窪み130内側の真空を提供し、即ち、窪み130内のガスは、装置を包囲する雰囲気、即ち、外表面152に接触するガスよりも低い圧力を有する。この実施形態において、水溶解性材料は、開口160を気密的に遮断する水溶解性層170として形成されている。従って、真空は、縁140と被覆層150との間の封止連結および開口160を被覆する水溶解性層170により維持される。別の実施形態(図示せず)においては、水溶解性材料の一部または水溶解性材料の全部が、開口内に位置されている。図2において、被覆層150が可撓性材料(例えば、プラスチックまたは積層プラスチック/アルミニウムシートの薄層)から形成されているので、被覆層150は窪み130に向かって拘束されている。(例えば、ボウル120を水中に浸漬させることにより)水が開口および水溶解性層170と接触した時、水溶解性層170は溶解され、開口160を開く。窪みは真空下にあるので、とりわけ、被覆層150の弾性特性により、水は開口160を介する圧力補償により窪み130内に抜き取られる。開口160を介する圧力補償は、弾性被覆部材150上の張力を軽減し、該部材がこの元の状態に戻り(即ち、縁内を平面に沿って延びる)、このことにより窪みの容量が増加する。
図2の実施形態によれば、組成物は、開口160によってだけでなく、水溶解性層170によっても保持される。従って、組成物110を形成する粒子は、開口160の隙間よりも小さいサイズのものであってよい。窪みに流入する水は開口160を介して窪み130に向かう方向に流動するので、組成物110を形成する粒子は、圧力補償が完了するまで継続する水流により窪み内で保持される。圧力補償は、直ちに実施されるのではなく、見込みの秒数(a view seconds)を要する。従って、組成物110を形成する粒子は、キャビティに流入した水との接触に起因して増量することができ、圧力補償が完了した後は、粒子のサイズが吸収された水により増加しているので開口160を介してキャビティを流出することができない。さらに、水吸収は粒子間の接着結合をもたらし、この結合も粒子が開口160を介して窪みを流出することを防止する。
図3aにおいては、被覆層250aおよび開口を提供するスリット260aを含む本発明の装置の被覆層が上面で示されている。スリット260aの線の厚さは、開口の隙間に対応する。図3aに示されている開口260aは、例えば、ブレードまたはナイフを使用する切開により提供することができる。好ましくは、切開は、窪みを形成するボウルに層を装着する前であるが、任意選択の水溶解性層がスリット260aおよびスリット260aを包囲する層250aの領域上に適用される前に実施される。
図3bにおいては、本発明に記載の装置を被覆するために使用される代替的被覆層150bが上面で示されている。被覆層250bは、穿孔として実施された開口260bを含む。穿孔は、例えば、被覆層250b内に打抜された針により提供された円形断面を有する。図3aと同様に、図3bに示されている被覆層は、ボウルにより形成された窪みの外縁の形状に従って卵形である。特に、一般的なスプーンのボウルから公知の形状は、外縁のための形状、結果的に被覆部材のための形状として好ましい。
図3cにおいては、本発明に記載の装置のボウルにより形成された窪みの外縁を被覆するための被覆層250cの好ましい実施形態が示されている。被覆層260cは格子により提供されている。格子は、2つの異なる方向に延びる中空繊維から形成されている。図3cにおいて、方向は互いに対して垂直であり、メッシュが形成された繊維または布の長方形格子パターンを形成し、被覆層250cを提供する繊維間の開口260cを残す。被覆層250cは、開口260cと一緒に、水溶解性層を用いず、または水溶解性層を用いて提供することができる。水溶解性層を用いて使用する場合において、この層は、水中の水溶解性材料の易流動性溶液を適用することにより層250c上に適用され、該溶液は、被覆層250cの外(または内)表面全体にわたり適用され、溶液を適用する間または適用した後、溶液は例えばブレード塗布により分布される。水中の水溶解性材料の易流動性溶液を適用した後、溶液は乾燥される。残存材料は、被覆層250cを形成する格子のメッシュにより形成された開口を遮断する。
10、110 物質
20、120 ボウル
30、130 窪み
40、140 外縁
50、150
150a−c、250a−c 被覆部材、被覆層
52、152 被覆層の外層
54、154 被覆層の内層
60、160、260a−c 開口
70a、b、170 水溶解性層
80 柄

Claims (19)

  1. 窪み(30)を囲む外縁(40)を有する窪み(30);
    窪み(30)内に配置された組成物(10)(該組成物(10)は、少なくともゲル化剤および活性薬剤を含む);ならびに
    縁(40)に装着され、および窪み(30)を完全に被覆する被覆部材(50)
    を含み;被覆部材(50)は、窪み(30)と一緒に、窪み(30)内で組成物(10)を保持し、被覆部材(50)は、窪み(30)に接する被覆部材(50)の内表面(54)に対向する外表面(52)を有する、組成物の経口適用のための装置であって、被覆部材(50)が、被覆部材(50)の内表面(54)と外表面(52)との間の流体連結を提供するための1つ以上の開口(60a−c)を含むことをさらに特徴とする装置。
  2. 1つ以上の開口(60a−c)が1つ以上のスリット、1つ以上の穿孔を含み、または1つ以上の開口が被覆層(50)を形成する格子のメッシュにより提供される、請求項1に記載の経口適用のための装置。
  3. 少なくとも1つの開口が、窪み(30)を装置の外側に連結する、内表面(54)と外表面(52)との間の流体連結を提供する、請求項1または2に記載の経口適用のための装置。
  4. 少なくとも1つの開口が、少なくとも1つの開口(60)上に配置された水溶解性層(70a、b)により封止され、および被覆部材(50)が縁(40)に該縁の円周全体に沿って延びる封止連結により装着されている、請求項1または2に記載の経口適用のための装置。
  5. 窪み(30)が組成物(10)を包囲するガスを収容し、該ガスは、真空を窪み(30)内側に提供する、請求項4に記載の経口適用のための装置。
  6. 窪み(30)を提供するボウル(20)および該ボウルに連結された柄(80)をさらに含み、該柄および該ボウルは一緒にスプーンを形成する、請求項1から5の一項に記載の経口適用のための装置。
  7. 外縁(40)を介して延びる通路をさらに含み、該通路は、窪み(30)を装置の外部に連結し、該通路の区画は、柄(80)の表面上もしくは柄(80)内で提供され、もしくは被覆部材(50)と該縁との間の界面を介して延びており、またはこの組合せである、請求項6に記載の装置。
  8. 組成物(10)が複数の固体粒子として提供され、各粒子はある粒子サイズを有し、1つ以上の開口(60)の全てが全粒子サイズの最小サイズよりも小さい隙間を有して全粒子を被覆部材(50)の 1つ以上の開口(60)により窪み内で保持する、請求項1から7の一項に記載の経口適用のための装置。
  9. 装置全体または窪み全体を密封する包装をさらに含み、該包装は、標準圧または真空圧下でガス、空気、不活性ガス、窒素または二酸化炭素を含む雰囲気の範囲を定める、請求項1から8の一項に記載の経口適用のための装置。
  10. 窪み(30)を形成するボウル(20)および窪み(30)を囲む外縁(40)を提供する工程;固体組成物(10)を窪み(30)内に導入する工程(組成物(10)は、ゲル化剤および活性薬剤を含む);ならびに被覆部材(50)を縁(40)に装着し、この装着により窪み(30)を被覆部材(50)により完全に被覆する工程を含み、装着の工程は、窪み(30)に接する被覆部材(50)の内表面(54)および該窪みに対向する被覆部材(50)の外表面(52)を有する被覆部材(50)を配置すること;ならびに組成物(10)を被覆部材(50)およびボウル(20)により完全に密封し、この封止により組成物(10)を完全に窪み(30)内で保持することを含む、組成物の経口適用のための装置を製造する方法であって、被覆部材(50)に1つ以上の開口(60a−c)を提供し、1つ以上の開口(60a−c)を、被覆部材(50)の内表面(54)と外表面(52)との間の流体連結を提供するように適合させることをさらに特徴とする方法。
  11. 切開、穿孔、打抜、錐もみにより、または開口(60a−c)を形成するメッシュ(260c)を有する格子(250c)として被覆部材(50)を提供することにより、1つ以上の開口(60a−c)を被覆部材(50)内に形成する工程を含む、請求項10に記載の製造方法。
  12. 水溶解性層(70a、b)を開口(60)上に適用することにより1つ以上の開口(60a−c)を水溶解性層(70a、b)により封止すること、および被覆部材(50)を縁(40)に、縁(40)の円周全体に沿って気密的に装着し、この装着により窪み(30)の内側を封止することをさらに含む、請求項10または11に記載の製造方法。
  13. 窪み(30)を封止する間または封止した後、真空を窪みの内側に適用する、請求項11に記載の製造方法。
  14. (a)ゲル化剤および活性薬剤を含む組成物が配置された窪みを含み、該組成物を該窪み内で保持するために該窪みを被覆する被覆部材をさらに含み、該被覆部材に、該窪みと該窪みの外側との間の流体連結を提供するための1つ以上の開口が提供された装置を提供する工程;
    (b)該被覆部材の該1つ以上の開口を介して水を該窪み内に導き、該組成物を水に最小時間曝露し、曝露の間、該組成物に水の少なくとも一部を吸収させる工程;
    (c)工程(b)を完了させた後に該組成物を患者に経口適用する工程
    を含む、組成物を経口適用する方法であって、工程(b)を完了させた後に該被覆部材を除去することを特徴とする方法。
  15. (d)工程(b)の開始前または開始時に装置を水中に浸漬させることにより、開口の少なくとも1つを封止する水溶解性層を溶解させる工程をさらに含む、請求項14に記載の経口適用する方法。
  16. (e)真空を窪み内で提供し、被覆部材に該窪みを完全に封止することをさらに含み;工程(b)は、水溶解性層を少なくとも部分的に溶解させ、開口の少なくとも1つを開放する時、真空および外部雰囲気の圧力補償により水を該窪み内に抜き取ることを含む、請求項15に記載の経口適用する方法。
  17. 装置の開口の少なくとも1つを、少なくとも、相当量の水が窪みに流入するまで水中で浸漬させる、請求項14に記載の経口適用する方法。
  18. 請求項1から9のいずれかに記載の装置により投与することができる、組成物を対象に経口適用する方法における使用のための組成物。
  19. 組成物の経口適用により治療可能な疾患の治療のための投与包装品の製造のための、請求項1から9のいずれかに記載の装置の使用。
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