JP2012514994A5 - - Google Patents

Claims (15)

1. （１）生体系への介入を実施する工程と、前記介入に起因する生体系中の非コードＲＮＡ発現プロフィールを測定する工程と、前記測定された発現プロフィールから誘導される発現データセットを保存する工程をそれぞれ含み、複数の異なる介入に関する複数の発現アッセイを実施するステップと、
   （２）前記得られた発現データセットを分析して、第１および第２の介入に関する２つ以上の発現アッセイ群におけるそれぞれの介入の非コードＲＮＡ発現プロフィールに対する効果間の相関を判定することにより、前記第１および第２の介入が同じ、同様の、または関連した作用機序を有することを判定するステップと
   を含む方法。
2. １つ以上の前記生体系が培養細胞を含む、請求項１に記載の方法。
3. 発現アッセイから得られる前記発現データセットの間の類似性に基づいて、発現アッセイを分類するステップをさらに含み、前記相関の少なくともいくつかが正相関である、請求項１または２に記載の方法。
4. ２つ以上の異なる介入が、同様の機序によって前記非コードＲＮＡ発現プロフィールに対して直接または間接的効果を有することを判定するステップをさらに含む、請求項３に記載の方法。
5. 第１の介入が少なくとも１つの既知の第１の治療的用途を有する第１の治療物質の生体系に対する適用であって、前記方法が、第２の治療物質の適用を含む第２の介入の非コードＲＮＡ発現に対する前記効果間に正相関があることを判定することにより、前記第２の治療物質が前記第１の治療的用途に応用可能かどうかを試験するステップを含む、請求項３または４のいずれか一項に記載の方法。
6. 第１の介入が前記生体系に悪影響を及ぼす介入であって、前記第１の介入の効果と負相関を有する、前記非コードＲＮＡ発現プロフィールに対する効果を有すると判定された第２の介入が、前記第１の介入によって引き起こされることが知られている病状の治療候補または予防候補として同定される、請求項１〜５のいずれか一項に記載の方法。
7. 前記生物学的介入の効果間の識別に対する、非コードＲＮＡ群の前記発現レベルの妥当性を判定するステップを含む、請求項１〜６のいずれか一項に記載の方法。
8. 複数の各生物学的介入について、前記各非コードＲＮＡの前記発現に対する前記各生物学的介入の前記効果によって、非コードＲＮＡ群中で前記非コードＲＮＡを格付けするステップと、前記得られた格付けを比較して、前記非コードＲＮＡ発現に対する生物学的介
   入の前記効果間の相関を同定するステップを含む、請求項７に記載の方法。
9. 請求項１〜８のいずれか一項に記載の方法を含む、試験薬の毒物学の１つ以上の側面を予測する方法。
10. 請求項１〜９のいずれか一項に記載の方法を含む、第１の試験薬が、第２の試験薬または特定の標的高分子の作動薬候補または拮抗薬候補であることを判定する方法。
11. 同一の介入または介入群が複数の異なる生体系に対して実施される、複数の発現アッセイが実施される、請求項１〜１０のいずれか一項に記載の方法。
12. 前記発現プロフィールが非コードＲＮＡ群中の各非コードＲＮＡについて測定され、方法が、複数の介入がそれに対して相関効果を有する発現プロフィールを有する前記非コードＲＮＡ群の個々の非コードＲＮＡ、または下位集団を同定するステップを含み、前記複数の介入によって影響される発現レベルを有する、非コードＲＮＡ群、前記群中の前記個々の非コードＲＮＡまたは非コードＲＮＡ下位集団の前記発現プロフィールに対して相関効果を有する、双方の介入が同定される、請求項１〜１１のいずれか一項に記載の方法。
13. 相関効果を有する前記複数の介入が、関連作用機序を有することが以前に知られている介入であり、前記方法が、前記複数の介入によって影響される発現レベルを有する個々の非コードＲＮＡまたは非コードＲＮＡ下位集団を同定する方法である、請求項１２に記載の方法。
14. 前記得られた同定された個々の非コードＲＮＡまたは同定されたＲＮＡ下位集団が、低減された非コードＲＮＡ群の発現プロフィールを測定するさらなる発現アッセイで使用するために選択され、前記低減された非コードＲＮＡ群が、少なくとも前記同定された個々の非コードＲＮＡまたは同定された非コードＲＮＡ下位集団を含む、前記非コードＲＮＡ群のいくつかのみを含む、請求項１２〜１３のいずれか一項に記載の方法。
15. 新しい治療的に有用な物質を発見するため、または既知の治療物質の新しい適応症を同定するために、選択された低減された非コードＲＮＡ群を用いて物質候補をスクリーニングする、請求項１４に記載の方法。