JP2012513497A - 高粘性シリコーンポリエーテルのエマルジョン - Google Patents

高粘性シリコーンポリエーテルのエマルジョン Download PDF

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Abstract

7未満のHLBを有するSiH末端シリコーンポリエーテル共重合体と、末端不飽和基を有するオルガノポリシロキサンと、ヒドロシリル化触媒と、乳化剤とを混合して油相を形成し、その後水を油相に混ぜてエマルジョンを形成することにより25℃で10kPa・sを超える粘度を有するシリコーンポリエーテルの水性エマルジョンを製造する方法を開示する。

Description

本願は、2008年12月23日付け出願の米国特許出願第61/140278号の特典を主張する。
本発明は、7未満のHLBを有するSiH末端シリコーンポリエーテル共重合体と、末端不飽和基を有するオルガノポリシロキサンと、ヒドロシリル化触媒と、乳化剤とを混合して油相を形成し、次いで水を油相に混合してエマルジョンを形成することにより25℃で10kPa・sを超える粘度を有するシリコーンポリエーテルの水性エマルジョンの製造方法に関する。
高分子量シリコーンのエマルジョンをかかる物質を大量に取り扱うための代替として提供するための多くの試みがあった。例えば、米国特許第6,878,773号明細書は、SiH末端基を有するオルガノシロキサンポリマーと、アルケニル末端基を有する有機ポリマーとを先ず乳化し、次いで触媒して共重合体を形成することにより作成したシリコンポリマーエマルジョンを開示する。
欧州特許出願公開第1148099(A3)号明細書は、SiH官能シロキサン、ジアルケニル官能ポリオキシエチレン、およびエマルジョン粒子内部における任意のジアルケニル官能シロキサンの反応により調製された共重合体エマルジョンを開示する。
しかしながら、高分子量シリコーンポリエーテルのエマルジョンを調製する必要がまだある。本発明はかかるエマルジョンを調製する方法を特定する。
本発明は、25℃で10kPa・sを超える粘度を有するシリコーンポリエーテルの水性エマルジョンを製造する方法に関するもので、
I)A)7未満のHLBと、平均式:HRSiO(RSiO)Si-R-[O(C2mO)]-R-SiRO(RSiO)SiH(式中のxは≧0、mは2から4、yは≧4、Rは1〜20個の炭素を含有する一価の炭化水素基、Rは2〜20個の炭素を含有する2価の炭化水素基である)を有するSiH末端シリコーンポリエーテル共重合体と、
B)末端不飽和基を有するオルガノポリシロキサンと、
C)ヒドロシリル化触媒と、
D)乳化剤とを混合して油相を形成するステップと、
II)水を油相に混ぜてエマルジョンを形成するステップと
を備えることを特徴とする。
本発明は、さらに本方法により調製したエマルジョン組成物に関する。
本発明は、25℃で10kPa・sを超える粘度を有するシリコーンポリエーテルの水性エマルジョンを製造する方法を提供する。該方法の第一ステップは、
A)7未満のHLBと、平均式:HRSiO(RSiO)Si-R-[O(C2mO)]-R-SiRO(RSiO)SiH(式中のxは≧0、mは2から4、yは≧4、Rは独立して1〜20個の炭素を含有する一価の炭化水素基、Rは2〜20個の炭素を含有する2価の炭化水素基である)とを有するSiH末端シリコーンポリエーテル共重合体と、
B)末端不飽和基を有するオルガノポリシロキサンと、
C)ヒドロシリル化触媒と、
D)乳化剤とを混合して油相を調製することを含む。それぞれを以下により詳細に記載する。
A)SiH末端シリコーンポリエーテル共重合体
本発明における成分Aは、7未満のHLBと、平均式:HRSiO(RSiO)Si-R-[O(C2mO)]-R-SiRO(RSiO)SiH(式中のxは≧0、mは2から4、yは≧4、Rは1〜20個の炭素を含有する一価の炭化水素基、Rは2〜20個の炭素を含有する2価の炭化水素基である)を有するSiH末端シリコーンポリエーテル共重合体である。
成分Aとして有用なシリコーンポリエーテル共重合体は、一般式B’-A-B’のブロック共重合体とすることができ、ここでB’はSiH末端シリコーンブロックを表し、Aはポリエーテルブロックを表す。
本発明のシリコーンポリエーテル共重合体はポリエーテル基を含む。ここで用いる「ポリエーテル」は、ポリオキシアルキレン基を指す。ポリオキシアルキレン基は、式(C2mO)によって表すことができ、式中のmは2から4、yは4より大きいか、あるいはyは5から80または5〜60でもよい。ポリオキシアルキレン基は、オキシエチレン単位(CO)、オキシプロピレン単位(CO)、オキシブチレン単位(CO)またはその混合物を含むことができる。一般に、ポリオキシアルキレン基はオキシエチレン単位(CO)またはオキシエチレン単位およびオキシプロピレン単位の混合物を含む。オキシエチレン単位およびオキシプロピレン単位(それぞれEOおよびPO基として表わすことができる)の混合物が共重合体中に存在する場合、これらは通常ランダム共重合体の形態である。すなわち、ポリエーテル鎖中のEO基およびPO基は各単位のブロックとして生じず、むしろポリエーテルブロック内でランダム化される。
本発明のシリコーンポリエーテル共重合体における「シリコーン」基はジオルガノポリシロキサンである。ジオルガノポリシロキサンは、主に式(RSiO)を有する直鎖シロキサンポリマーであり、式中のRは上述したように1〜20個の炭素を含有する一価の炭化水素基で、xは≧0あるいはxは2から100または10〜60でもよい。シロキサンポリマーにおいてRで表わされる炭化水素基は、脂肪族不飽和がない。これら有機基は、独立して脂肪族不飽和のない一価の炭化水素基および一価のハロゲン化炭化水素基から選択してもよい。これら一価の基は1から30個の炭素原子、あるいは1〜10個の炭素原子を有し、限定しないが、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ウンデシル基およびオクタデシル基のようなアルキル基;シクロヘキシル基のようなシクロアルキル基;フェニル基、トリル基、キシリル基、ベンジル基および2−フェニルエチル基のようなアリール基;3,3,3-トリフルオロプロピル基、3-クロロプロピル基およびジクロロフェニル基のようなハロゲン化炭化水素基により例示される。通常、ジオルガノポリシロキサンは主に式(MeSiO)を有する直鎖ポリジメチルシロキサンであり、式中のxは上記に記載した通りであり、Meはメチルである。
各ポリエーテルブロックの少なくとも一方の末端をオルガノポリシロキサンブロックにRで示される2価の炭化水素基により結合する。この結合は、シリコーンポリエーテル共重合体を調製するのに用いた反応によって決定される。2価の炭化水素基Rは2〜30個の炭素を含有する2価の炭化水素基から独立して選択してもよい。かかる2価の炭化水素基の代表的で限定しない例としては、エチレン、プロピレン、ブチレン、イソブチレン、ペンチレン、ヘキシレン、ヘプチレン、オクチレンなどが挙げられる。かかる2価の有機官能炭化水素基の代表的で限定しない例は、アクリレート類およびメタクリレート類を含む。一般に、Rはイソブチレン(-CHCH(CH)CH-)またはプロピレン(-CHCHCH-)である。
シリコーン共重合体の全HLB価は7未満、あるいは4未満、または2未満の値とすべきであり、すべての場合で0.1を超える。HLBは、通常酸化エチレンを基にした有機(非イオン性)表面活性剤の乳化性能を表すために使用される。しかしながら、本明細書で用いるSiH末端シリコーンポリエーテル共重合体に関して、HLBはシリコーンポリエーテル中に存在するEO単位の重量パーセント含量を5で割ることによって計算される。従って、EO単位(ポリオキシアルキレン基がポリオキシエチレンであるときにy’によって表される)およびポリシロキサンのDP(xによって表される)の数は下記に示すように変えることができる;
xが2から400およびy’が4から100、
あるいはxが8から200およびy’が4から50、
あるいはxが10から100およびy’が4から25。
本発明のSiH末端シリコーンポリエーテル共重合体の代表的で限定しない平均式を下記に示す;
HMe2SiO(Me2SiO)xMe2SiCH2CH2CH2[O(EO)y']CH2CH2CH2SiMe2O(Me2SiO)xMe2SiH
HMe2SiO(Me2SiO)xMe2SiCH2CH2CH2[O(EO)y' (PO)y'']CH2CH2CH2SiMe2O(Me2SiO)xMe2SiH
HMe2SiO(Me2SiO)xMe2SiCH2CH(Me)CH2[O(EO)y']CH2CH(Me)CH2SiMe2O(Me2SiO)xMe2SiH
HMe2SiO(Me2SiO)xMe2SiCH2CH(Me)CH2[O(EO)y'(PO) y'']CH2CH(Me)CH2SiMe2O(Me2SiO)xMe2SiH
式中のxは上記記載の通りであり、y’は≧4あるいはy’は4〜60、y’’は≧0あるいはy’’は0〜60、Meはメチル、EOは-CH2CH2O-およびPOは-CH2CH(ME)O-または-CH2CH2CH2O-である。
本発明の成分Aとして有用なSiH末端シリコーンポリエーテル共重合体は、当業界で既知のあらゆる方法により調製することができる。一般に、それらはヒドロシリル化反応によってSiH末端オルガノポリシロキサンを各分子鎖末端(すなわち、アルファおよびオメガ位)に末端不飽和基を有するポリオキシアルキレン化合物と反応させることにより調製される。
本発明のSiH末端シリコーンポリエーテル共重合体を調製するのに有用なSiH末端オルガノポリシロキサンは、式M’DM’によって表わすことができ、ここで“M”は式RHSIO1/2のシロキサン単位を意味し、“D”は式RHSIO2/2の単位を意味し、Rは独立して上述したような一価の炭化水素基である。一般に、SiH末端オルガノポリシロキサンは、平均式MeHSiO(MeSiO)SiHMeを有するジメチル水素シロキシ末端ポリジメチルシロキサンであり、ここでxは≧0あるいはxは2から100または2から50でもよい。SiH末端オルガノポリシロキサンおよびその製造方法は当業界で周知である。
本発明のSiH末端シリコーンポリエーテル共重合体を調製するのに有用なポリオキシアルキレン化合物は、各分子末端(すなわちアルファおよびオメガ位)を不飽和有機基で末端処理したあらゆるポリオキシアルキレン基とすることができる。ポリオキシアルキレンは酸化エチレン、酸化プロピレン、酸化ブチレン、1,2-エポキシヘキサン、1,2−エポキシオクタン、酸化シクロヘキサンまたはエキソ−2,3-エポキシノルボランなどの環状エポキシドの重合に由来する場合がある。あるいは、ポリオキシアルキレンを式(C2mO)によって表わすことができ、式中のmは2から4、yは4より大、あるいはyは5から60または5から30でもよい。ポリオキシアルキレン基はオキシエチレン単位(CO)、オキシプロピレン単位(CO)、オキシブチレン単位(CO)またはこれらの混合物を含むことができる。一般に、ポリオキシアルキレン基はオキシエチレン単位(CO)またはオキシエチレン単位およびオキシプロピレン単位の混合物を含む。不飽和有機基は、アルケニルまたはアルキニル基のような不飽和脂肪族炭化水素基とすることができる。アルケニル基の代表的で限定しない例は、次の構造;-HC=CH-、HC=CHCH-、HC=C(CH)CH-、HC=CHCHCH-、HC=CHCHCHCH-およびHC=CHCHCHCHCH-により示される。アルキニル基の代表的で限定しない例は、次の構造;HC≡C-、HC≡CCH-、HC≡CC(CH)-、HC≡CC(CH-およびHC≡CC(CHCH-により示される。あるいは、不飽和有機基は、アクリレート、メタクリレートなどの有機官能炭化水素とすることができる。
ポリオキシアルキレンは平均式HC=C(R)CHO(EO)y’(PO)y’’CHC(R)=CHを有するものから選択することができ、式中のy’は≧1あるいはy’は0〜60、y’’は≧0あるいはy’’は0〜60、ただしy’+y’’≧4であり、Rは水素または1〜20個の炭素原子を含有するアルキル基、EOは-CHCHO-、POは-CHCH(Me)O-または-CHCHCHO-である。
各分子末端に不飽和脂肪族炭化水素基を有するポリオキシアルキレンは当業界で既知で、多くは市販されている。ポリオキシアルキレンの代表的で限定しない例としては、
CH=CHCHO(EO)y’CHCH=CH
CH=C(Me)CHO(EO)y’CHC(Me)=CH
CH=CHCHO(EO)y’(PO)y’’CHCH=CH
CH=C(Me)CHO(EO)y’(PO)y’’CHC(Me)=CH
が挙げられ、式中のy’は≧1あるいはy’は4〜60、y’’は≧0あるいはy’’は0〜60、Meはメチル、EOは-CHCHO-、POは-CHCH(Me)O-または-CHCHCHO-である。
各分子末端に不飽和脂肪族炭化水素基を有するポリオキシアルキレンは、NOF(日本油脂)およびクラリアント社(シャーロッツビル、ニューカレドニア)から市販されている。代表的で限定しない例としては、式CH=C(CH)CHCHO(EO)13CHC(CH)=CHを有するUniox DMUS-5、および式CH=C(CH)CHO(EO)10(PO)7.6CHC(CH)=CHのPolycerin 50DMUS-60が挙げられ、両方ともにNOFアメリカ社(ホワイト・プレーンズ、ニューヨーク)から市販されている。
SiH末端オルガノポリシロキサンおよび各分子末端に不飽和有機基を有するポリオキシエチレンをヒドロシリル化触媒の存在下で反応させる。ヒドロシリル化触媒は当業界で既知のあらゆるものから選択することができ、またさらに本方法のステップIにおける油相に加える成分C)として以下に記載されている。ヒドロシリル化触媒は、≡SiH含有ポリシロキサン100重量部当たり0.00001〜0.5部の量で使用することができる。あるいは、触媒はシリコーンポリエーテル共重合体を調製するのに用いる全組成物に対し百万分の0.1〜15部(ppm)のPt金属を付与するに十分な量で使用すべきである。
本発明のSiH末端シリコーンポリエーテル共重合体を調製するためのヒドロシリル化反応は、なにも入れずに、または溶剤の存在下で行うことができる。溶剤は、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノールまたはn-プロパノールのようなアルコール;アセトン、メチルエチルケトンまたはメチルイソブチルケトンのようなケトン;ベンゼン、トルエンまたはキシレンのような芳香族炭化水素;ヘプタン、ヘキサンまたはオクタンのような脂肪族炭化水素;プロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、プロピレングリコールn−ブチルエーテル、プロピレングリコールn−プロピルエーテルまたはエチレングリコールn−ブチルエーテルのようなグリコールエーテル;ジクロロメタン、1,1,1−トリクロロエタンまたは塩化メチレンのようなハロゲン化炭化水素:クロロフォルム、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、ホワイトスピリット、ミネラルスピリットまたはナフサとすることができる。
溶剤の量は最高70重量%とすることができるが、通常20〜50重量%であり、この重量%はヒドロシリル化反応における成分の総重量に基づく。ヒドロシリル化反応中に用いる溶剤は、その後生成したシリコーンポリエーテルから種々の既知の方法により除去することができる。
ヒドロシリル化反応を増強するのに既知の追加成分を該反応に添加することができる。これら成分として、白金触媒と組み合わせて緩衝効果を有する酢酸ナトリウムのような塩が挙げられる。
ヒドロシリル化反応に用いるSiH末端オルガノポリシロキサンおよび各分子末端に不飽和有機基を有するポリオキシエチレンの量は変えることができる。しかしながら、一般に、SiH対不飽和基のモル比(例えばSiH/ビニルの割合)は、SiH末端シリコーンポリエーテル共重合体の形成を確実にするため約2とすべきである。
B)末端不飽和基を有するオルガノポリシロキサン
成分Bは、末端不飽和基を有するオルガノポリシロキサンであり、YがシロキサンであるR-Y-R化合物から選択することができる。Yのシロキサン基は、Rとして表わされる脂肪族不飽和を有する少なくとも2つの有機基に結合してR-Y-R構造を形成する任意のオルガノポリシロキサンから選択してもよい。従って、成分(B)は平均式RSiO(4-m)/2により表わされる少なくとも2つのシロキサン単位を含む任意のオルガノポリシロキサンおよびその混合物とすることができ、式中のRは上述したような炭化水素基、Rは上述したような一価の不飽和脂肪族基、およびmは0〜3である。
基はオルガノポリシロキサン分子中の任意のモノ、ジまたはトリシロキシ単位、例えば(RSiO0.5)、(RRSiO)または(RSiO1.5);並びにRが上述したような1〜20個の炭素を含有する一価の炭化水素基である(RSiO0.5)、(RSiO)、(RSiO1.5)、または(SiO)シロキシ単位のようなR置換基を含まない他のシロキシ単位と組合せに存在することができ、ただしオルガノポリシロキサン中に少なくとも2つのR置換基がある。
成分(B)として適したシロキサンベースのR-Y-R構造の代表的で限定しない例として、
(R2R2SiO0.5)(SiO2)w(R2R2SiO0.5)
(R2R2SiO0.5)(SiO2)w(R2SiO)x(R2R2SiO0.5)
(R2R2SiO0.5)(R2SiO)x(R2R2SiO0.5)
(R3SiO0.5)(R2SiO)x(R2RSiO)y(R3SiO0.5)
(R3SiO0.5)(R2SiO)x(R2RSiO)y(RSiO1.5)z(R3SiO0.5)
(R3SiO0.5)(R2SiO)x(R2RSiO)y(SiO2)w(R3SiO0.5)
が挙げられ、式中のw≧0、x≧0、y≧2およびz≧0、Rは有機基およびRは一価の不飽和脂肪族炭化水素基である。
Bは下記の平均式:
CH=CH(Me)SiO[MeSiO]x’Si(Me)CH=CH
CH=CH-(CH-(Me)SiO[MeSiO]x’Si(Me)-(CH-CH=CH
MeSiO[(Me)SiO]x’[CH=CH(Me)SiO]x’’SiMe
を有するもののようなビニル官能ポリジメチルシロキサン(ビニルシロキサン)またはヘキセニル官能ポリジメチルシロキサン(ヘキセニルシロキサン)から選択することができ、ここでMeはメチル、x’は≧0あるいはx’は0〜200または10〜150、x’’は≧2あるいはx’’は2〜50または2〜10である。
ビニル官能ポリジメチルシロキサンは知られており、多くが市販されている。代表的で限定しない例は、SFD128、DC4-2764、DC2-7891、DC2-7754、DC2-7891、DC2-7463、SFD-117、SFD-119、SFD120、SFD129、DC5-8709、LV、2-7038、DC2-7892、2-7287、およびジヘキセニル末端DC7692、DC7697(すべてがDow Corning社から市販されている)を含む。
油相における成分A)およびB)の使用量は変えることができる。例えば、オルガノポリシロキサンB)不飽和末端基対シリコーンポリエーテルA)のSiH含量のモル比は0.1〜2とすることができる。一般に、B)の使用量はオルガノポリシロキサンB)の不飽和末端基対シリコーンポリエーテルA)のSiH含量のモル比が1より大きいか、あるいは1から1.2であるようなものである。
C)ヒドロシリル化触媒
ヒドロシリル化触媒は本方法のステップIにおける成分C)として含まれる。ヒドロシリル化は当業界で周知であり、≡Si-H基を含むポリシロキサンと、ビニル基などの不飽和を含む物質との間の反応に関与する。当該反応では触媒を使用して、≡SiH含有ポリシロキサンおよび不飽和を含む物質間の反応を行う。適当な触媒はVIII族の遷移金属、すなわち貴金属である。かかる貴金属触媒は米国特許第3923705号明細書に開示されており、白金触媒を示すために本明細書に参照して援用する。1つの好ましい白金触媒は米国特許3715334号明細書および米国特許3814730号明細書に記載されたKaestedt触媒であり、本明細書に参照して援用する。Kaeastedt触媒は通常1重量%の白金をトルエンのような溶剤に含有する白金ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体である。他の好ましい白金触媒は、塩化白金酸と、末端脂肪族不飽和を含有する有機ケイ素化合物との反応性生物である。これは、米国特許3419593号明細書中に記載されており、本明細書に参照して援用する。触媒として最適なものは、例えば米国特許5175325号明細書中に記載されるような塩化白金とジビニルテトラメチルジシロキサンとの中和錯体である。
貴金属触媒を≡SiH含有ポリシロキサン100重量部当たり0.00001〜0.5部の量で用いることができる。あるいは、触媒は全組成物に対し百万分の0.1〜15部(ppm)の白金金属を付与するに十分な量で使用すべきである。
D)乳化剤
本発明の方法における成分Dは乳化剤である。ここで用いる「乳化剤」はエマルジョンの形成を確実にする任意の化合物または物質を指す。エマルジョンは油/水エマルジョン、水/油エマルジョン、多相またはトリプルエマルジョンとすることができる。乳化剤はエマルジョンを安定化し得るあらゆる界面活性化合物またはポリマーから選択することができる。一般に、かかる界面活性化合物またはポリマーは、分散粒子の融合を防止することによってエマルジョンを安定化する。本方法における乳化剤として有用な界面活性化合物は、界面活性剤または界面活性剤の組合せとすることができる。界面活性剤はアニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤またはこれら界面活性剤の任意の混合物でもよい。
適当なアニオン性界面活性剤の代表的な例としては、高級脂肪酸のアルカリ金属ソープ、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムのようなアルキルアリールスルホン酸塩、長鎖脂肪アルコール硫酸塩、硫酸オルフェンおよびスルホン酸オルフェン、硫化モノグリセリド、硫酸エステル、硫酸エトキシ化アルコール、スルホサクシネート、アルカンスルホネート、リン酸エステル、アルキルイセチオネート、アルキルタウレートおよびアルキルサルコシネートが挙げられる。
適当なカチオン性界面活性剤の代表例としては、アルキルアミン塩、四級アンモニウム塩、スルホニウム塩およびホスホニウム塩が挙げられる。適当な非イオン性界面活性剤の代表例としては、酸化エチレンと、C12〜16アルコールのような長鎖脂肪アルコールまたは脂肪酸との縮合物、酸化エチレンとアミンまたはアミドとの縮合物、エチレンと酸化プロピレンとの縮合生成物、グリセロールのエステル、スクロース、ソルビトール、脂肪酸アルキロールアミド、スクロースエステル、フルオロ界面活性剤および脂肪アミン酸化物が挙げられる。適当な両性界面活性剤の代表例としては、イミダゾリン化合物、アルキルアミノ酸塩およびベタインが挙げられる。
適当な市販の非イオン性界面活性剤の代表例は、Uniqema社(ICI界面活性剤)から商品名BRIJで販売されているポリオキシエチレン脂肪アルコールを含む。いくつかの例として、ポリオキシエチレン(23)ラウリルエーテルとして既知のエトキシル化アルコールであるBRIJ35液体およびポリオキシエチレン(4)ラウリルエーテルとして既知の他のエトキシル化アルコールであるBRIJ30がある。さらなる非イオン界面活性剤は、Dow Chemical社からTERGITOL(登録商標)の商品名で市販されているエトシキル化アルコールを含む。いくつかの例として、エトキシル化トリメチルノナノールとして既知のエトキシル化アルコールであるTERGITOL(登録商標)TMN-6;および様々なエトキシル化アルコール、すなわち、商品名TERGITOL(登録商標)15-S-5、TERGITOL(登録商標)15-S-15およびTERGITOL(登録商標)15-S-40で販売されているC12〜C14の第2級アルコールエトキシレートがある。
乳化剤の総使用量は、エマルジョン中に存在する油相の0.1〜50重量%、あるいは1〜10重量%である。
成分A、B、CおよびDを組合せる、通常混合して油相を形成する。混合の順番はさまざまであってよいが、一般に成分A、BおよびDをまず混合し、次いでヒドロシリル化触媒Cを加えて成分AおよびB間の反応に作用する。
ステップ(i)における混合は、高粘性物質の混合を行うのに当業界で既知の任意の方法により達成することができる。混合はバッチ式、半連続または連続処理のいずれかとして生起し得る。混合は、例えば、チェンジカンミキサー、二重遊星車ミキサー、コニカルスクリューミキサー、リボンブレンダー、ダブルアームまたはシグマブレードミキサーを含む中程度/低度のせん断のバッチ式混合装置;Charles Ross&Sons社、Hockmeyer Equipment社により作成されたものを含む高せん断および高速ディスパーサーを有するバッチ式装置;Banbury型(CW Brabender Instruments社)およびHenschel型(Henschel mixers America社)を含む高せん断作用のバッチ式装置を用いて行うことができる。連続ミキサー/配合機の実例は、シングルスクリュー、ツインスクリューおよびマルチスクリュー押出機、例えばKrupp Werner&Pfleiderer社およびLeistritz社によって製造されたもののような共回転押出機;ツイン-スクリュー二重反転押出機、二段階押出機、ツインーローター連続ミキサー、ダイナミックまたは静的ミキサーまたはこれらの装置の組合せを含む。
本方法におけるステップii)は、水または水相を油相へ相反転がおこるまで徐々に増してまたは定常速度で混合してエマルジョンを形成することを含む。混合は激しい攪拌または高剪断で行い、相反転がおこるまで続けることが可能である。混合は、ローター固定子ミキサー、ホモジェナイザー、ソノレーター、マイクロフルイダイザー。コロイドミル、高速スピンまたは高せん断を付与するブレードまたは超音波処理を有する混合容器のような装置により行ってもよい。ここで用いる相反転は、外部連続相が油から水への急変を引き起こすことを意味する。
相反転を起こすためにステップii)で添加する水または水相の量は、油相のタイプおよび処理条件によって変えることができ、一般に水または水相の量はステップIの油相混合物100重量部当たり5〜200部、あるいは油相100重量部当たり10〜100部である。
水をステップIからの油相混合物に増分量で添加する場合、前の部分の水が混合物に十分分散した後に、同時混合を保持しながら全体速度が1分当たり油100部に対し水10部以下になるように各増分量を混合物に加えるべきである。
ステップII)の生成エマルジョンを水でさらに希釈することができる。
充填材、泡抑制剤;凍結防止剤および殺生物剤のような他の添加物をエマルジョンに混入することもできる。
本発明のエマルジョンの内部相粘度は、まずエマルジョンをIPAで壊すことによって測定することができる。ガム含量は、動的周波数一掃解析を用いるレオメーターで測定してもよい。粘度は0.01Hzの周波数で10,000から1,000,000Pa・sの範囲とすることができる。高粘度内部相を試験するための代表的な手順は次のとおりである:10gのエマルジョンをプラスティックチューブに入れ、30gのIPAを添加し、チューブを密閉し、チューブを手首作用シェーカー中で約30秒間十分に振る。その後、チューブを遠心分離にかけ、15分間3000rpmでスピンする。遠心分離後、液体をデカントし、高粘度ポリマーをアルミ皿に置く。ポリマーをフード中で24時間乾燥する。乾燥ポリマーを検量したレオメーターのプレート間に置き、該プレートをゼロにあわせた。動的周波数一掃解析を用いて、25℃で0.0005Hz〜80Hzの間の動的粘度を測定する。0.01Hzで読み取りを行う。
これらの例は当業者に本発明を説明する意図であり、請求項で開示した発明の範囲を制限するものではない。特に指定のない限り、すべての測定および実験を23℃で行った。
例1:参考-共重合体調製
還流器および温度制御器を備えた三つ口フラスコ中で攪拌しながら、21gのDMUS5(CH=C(CH)CHO(EO)13CHC(CH)=CH、NOF America社から入手し得る)を240gの50DPSiH末端ポリジメチルシロキサンに90℃で1時間かけて添加した。0.42gの2-0707白金触媒錯体を添加開始時に混合物に添加し、添加開始30分後に0.14gを添加した。すべてのDMUS5を添加した後、混合物をさらに一時間攪拌した。最終製造物は、僅かに黄色に着色した透明液体として得られる。
例2:参考-共重合体調製
還流器および温度制御器を備えた三つ口フラスコ中で攪拌しながら、45gの50DMUS60(CH=C(CH)CHO(EO)10(PO)7.6CHC(CH)=CH、NOF America社から入手し得る)を204gの26.5DP DiH末端ポリジメチルシロキサンに90℃で1時間かけて添加した。0.42gの2-0707白金触媒錯体を添加開始時に混合物に添加し、添加開始30分後に0.14gを添加した。すべての50DMUS60を添加した後、混合物をさらに一時間攪拌した。最終製造物は、僅かに黄色に着色した透明液体として得られる。
例3:参考-共重合体調製
還流器および温度制御器を備えた三つ口フラスコ中で攪拌しながら、25.5gのDMUS-5を240gの45.8DP SiH末端ポリジメチルシロキサンに90℃で1時間かけて添加した。0.42gの2-0707白金触媒錯体を添加開始時に混合物に添加し、添加開始30分後に0.14gを添加した。すべてのDMUS-5を添加した後、混合物をさらに一時間攪拌した。最終製造物は、僅かに黄色に着色した透明液体として得られる。
例4〜9:エマルジョンの調製
例1〜3で調製した共重合体をエマルジョンに処方し、例4、6、8として付票した。比較例5、7および9は、最初に創出した共重合体なしで類似のエマルジョンを処方することによって調製した。
エマルジョンの調製方法
先ず、ポリマーを一緒に混合した。その後、界面活性剤を混合物に添加した。次のステップにおいて、反転水を加えた。混合することによってゲル様組成物(高固形含有エマルジョン)を形成した。次いで、触媒を室温で加えて混合した。あるいは、触媒を最大70℃で添加してもよい。組成物を所望の固形分まで希釈した。
生成したエマルジョンおよびその処方物の動的粘度を下記表1にまとめた。
Figure 2012513497
例10:比較例
26.9gのSFD-128と、2.44gの実施例2のSPEと、0.08gの2-0707との純なポリマー混合物を調製した。その後、ポリマー混合物を高粘度ガム共重合体に硬化した。この共重合体を乳化する試みは成功しなかった。

Claims (7)

  1. 25℃で10kPa・sを超える粘度を有するシリコーンポリエーテルの水性エマルジョンを製造するに当たり、
    I)A)7未満のHLBと、平均式:HRSiO(RSiO)Si-R-[O(C2mO)]-R-SiRO(RSiO)SiH(式中のxは≧0、mは2から4、yは≧4、Rは1〜20個の炭素を含有する一価の炭化水素基、Rは2〜20個の炭素を含有する2価の炭化水素基である)を有するSiH末端シリコーンポリエーテル共重合体と、
    B)末端不飽和基を有するオルガノポリシロキサンと、
    C)ヒドロシリル化触媒と、
    D)乳化剤と、を混合して油相を形成するステップと、
    II)水を油相に混ぜてエマルジョンを形成するステップと
    を備えることを特徴とする水性エマルジョンの製造方法。
  2. 前記シリコーンポリエーテルが平均式:HMeSiO(MeSiO)MeSiCHCHCH[O(EO)y’]CHCHCHSiMeO(MeSiO)MeSiH(式中のxが10より大きい、EOは-CHCH2O-、y’が4より大きい)を有する請求項1に記載の方法。
  3. 前記オルガノポリシロキサンB)の末端不飽和基対シリコーンポリエーテルA)のSiH含量のモル比が1より大きい請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記末端不飽和基を有するオルガノポリシロキサンB)が平均式:CH=CH(Me)SiO[MeSiO]x’Si(Me)CH=CH(式中のx’が0より大きい)を有する請求項1に記載の方法。
  5. 前記乳化剤が、非イオン表面活性剤の混合物である請求項1に記載の方法。
  6. 前記非イオン界面活性剤が、ポリオキシエチレン(23)ラウリルエーテルおよびポリオキシエチレン(4)ラウリルエーテルである請求項5に記載の方法。
  7. 請求項1に記載の方法により製造した水性エマルジョン。
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