JP2012509438A - 波エネルギー変換器(wec)用のフロート - Google Patents

波エネルギー変換器(wec)用のフロート Download PDF

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Abstract

「平坦な」フロートの有益な発電能力を維持するために、波面に応答する表面積の低減を少なくしつつ、波スラミングに起因する衝撃および曲げモーメントを低減するように、先細りの下側部を有するように、WEC用のフロート構造が設計される。フロートの下側部は、波スラミングに付随する負荷を減少させるために、逆楔部分になっている。フロートは、「静」水線で、または「静」水線の周りで、おおむねトロイダルまたは楕円形状であってよく、フロートのおおむね水面下の下側部は、パワー生産能力を維持しつつ波スラミングに起因する衝撃荷重を減少させるために、フロートの外周部とフロートの中心との間に延在する、1つまたは複数の逆三角形部分を有するように形づくられた断面を有する。

Description

本発明は、参照により教示内容が本明細書に組み込まれる、「FLOAT FOR WAVE ENERGY CONVERTER(WEC)」という名称で2008年11月21日に出願された米国仮出願第61/199,881号の優先権を主張する。
本発明は、水域の表面波に存在するエネルギーを有用な電気エネルギーに変換する装置に関し、詳細には、波エネルギー変換器(wave energy converter(WEC))に使用するフロート(または「シェル」)の、WECの発電効率および生存性を改善するための設計に関する。
種々の波エネルギー変換器(WEC)システムが知られている。例えば、「Wave Energy Converter Utilizing Pressure Difference」という名称の米国特許第6,291,904号、「Protector Arrangement For Natural Energy Power Generation Systems」という名称の米国特許第6,617,705号、および「Antirotational Structures For Wave Energy Converters」という名称の米国特許第7,141,888号を参照されたい。これらはすべて、本出願の譲受人に譲渡されており、参照によりそれらの教示内容が本明細書に組み込まれる。
知られているWECシステムは、波の力を機械エネルギーに変換するために互いに相対的に動くように設計された、「フロート」(または「シェル」)および「スパー」(または「軸」または「柱」または「ピストン」)を一般に含む。これらのシステムでは、フロートは可動部材として、スパーは非可動部材または機械的に接地された部材として、一般に描写されたり、呼ばれたりしている。しかし、逆の場合もあり得る。あるいは、スパーおよびフロートは、両方とも、互いに相対的に動いてもよい。
図1および図1Aに示すように、WECは、フロート10(シェルとも呼ばれる)およびスパー20(軸または柱とも呼ばれる)を一般に含み、双方は波に応答して互いに相対的に動くことを意図されており、また、双方の相対運動を有用な形態のエネルギーに変換するためにフロートとスパーとの間に連結されたパワー取出装置(power−take−off device(PTO))30を含む。PTO装置は、フロートとスパーとの間の相対運動を電気エネルギーまたは機械エネルギーに変換する(例えば、海水を脱塩することなど、ある別のタイプの有用な仕事を遂行する)能力のある任意の装置であってもよい。
一般に、最もパワー効率のよいシステムを得るためには、WECのフロート10は、フロートの排水容積がフロートの水線面に近接して優先的に位置するように設計するのが望ましい。フロートの浮力中立面すなわち水線面は、点線300で表わされているが、PTOの作用が存在しないときのフロートの「静水位」として定義してもよい。水線面301は、瞬間的な水位を示すことを意図する。例えば、図1Aは、フロート10の頂面10aおよび底面10bが互いに平行で水平方向に延在する様子を示し、両面は本質的に同じ直径および表面積を有する。フロートのこのおおむね平坦な底部構造により、発電効率がよくなる。なぜなら、波が引き起こす流体力学的な力(浮力の変化と近似できる)は、発電を可能にするものだからである。物体に働く浮力の変化はρgΔVと定義される。ここで、ρは水の密度であり、gは重力による加速度であり、ΔVは排水容積の変化である。また、ある物体の排水容積は、前記物体の、瞬間的な水面301の下にある部分の容積として定義され、それを指す。水面301が水線面から距離hだけ変位し、その変位が小さいときには、排水容積の変化ΔVはhAである。ここでAは水線面の面積である。
図1および図1Aに示すフロートの問題は、その延在する平坦な(「パンケーキ」)底面が、「水スラミング」と呼んでもよい「波スラミング事象」に曝されることである。例えば、フロートの底部が大波または他の何らかの原因で水面より上に持ち上げられてから、フロートが落下して水面を打つならば、平坦な底部は、フロートの生存性を脅かす大きな衝撃力に曝されるであろう。
さらに、フロートは危険な曲げモーメントに曝される可能性がある。例えば、大きな力(水衝撃に起因する)がフロートの外縁部の近くでフロートの底部に作用する場合、有効レバー・アーム(フロートの中心点までの)はフロート半径となる。フロートの底部に作用する大きな衝撃力は、フロート半径の全長をレバー・アームとして作用し、フロート・スパー連結機構に作用する危険な曲げモーメント(力×距離)を引き起こす可能性がある。
したがって、フロートの生存性を増大させ、フロートを波スラミングから安全にしておくためには、フロートが、実質的に平坦である、または水面に対し実質的に水平である大きな表面積を有することは、望ましくない。
図2を参照すると、断面が逆切頂のコーンまたは三角形に似た形をしている下側部100bを有するフロート100が示されている。線300はフロートの水線面を示し、線301は波の表面を表わす。波に応答して、フロート100は、水面下の下端部のところでヒーブ板22で終端処理をされていることもあるスパー20に対し上下に動く。[すべての図で明示されているわけではないが、本発明を実施するために使用されるスパー20は、一般に、図1に示すように錨で固定されたり、図2に示すようにヒーブ板に連結されたりしてもよい。また、本発明を具現化するWECでは、PTOは、図1に示すようにフロートとスパーとの間に連結される。なお、PTOは残りの図では示されていない。]フロート100は、「水スラミング」の問題を低減するように設計される。しかし、フロート100の単一の逆切頂コーン形の排水部は、最大のパワーを発生するための要件に関して最適化されていない。このことを図2で、波に応答できるフロートの有効面積はDaからDbへと減少していることを示すことにより、明示する。すなわち、フロートの水面下部の有効面積は、101bでの表面積の関数となる。切頂コーンに対して、表面波301が作用すべき表面積は、(軸のための中央開口を無視して)近似的に
Figure 2012509438
となる。ここでDは水線より下で波面に沿う下側部の直径である。平坦な底部のトロイドに対して、101aでの表面積は、近似的に
Figure 2012509438
となる。ここでDは水線での直径、および、水線より上での直径である。したがって、図2に示す、切頂コーン形のフロートは、スラミングに付随する負荷を低減するよう働くが、逆切頂コーン下側部には、小さな波に対し浮力応答が小さく、波スラミングに対し限定された保護しか得られないという欠点がある。
米国仮出願第61/199,881号 米国特許第6,921,904号 米国特許第6,617,705号 米国特許第7,141,888号
したがって、生存性が増大し、満足な発電能力を備えるフロートを生産するという問題が存在する。この問題は、本発明を具現化したフロートにより対処される。
本発明は、波スラミングおよび過剰な曲げモーメントに対する保護を強め、同時に、「平坦な」フロートの有益な発電能力を維持する、WEC用のフロート構造の設計に関する。
本発明を具現化したフロートの下側部の外周部は、おおむね先細りであり、1つまたは複数の三角形断面を有するものとして表わし得る断面を有する形状である。したがって、フロートの下側部が水面上に平坦に降りてくるよりはむしろ、水面を「切り」進むように、フロートの下側部は、1つまたは複数の三角形構造または「楔」を示す。さらに、この構造によって、平坦なフロートに匹敵する発電を可能にする設計の柔軟性が得られる。
本発明を具現化したフロートは、「静」水線のところとその周りで、水平方向に沿っておおむねトロイダル形状(例えば、ドーナツ形)を有してもよく、フロートのおおむね水面下の下側部は、所望の排水容積およびパワー生産特性を維持しつつ、波スラミングに起因する衝撃荷重を低減する、フロートの外周部から中心との間に延在する、1つまたは複数の逆三角形断面の形をした断面を有する。
隣接する三角形断面の底辺の近くで一般に、選択された点でフロートを貫通し鉛直に延在する通気孔を形成してもよい。この通気孔は、フロートの下に閉じ込められた流体(例えば、空気)がフロートを通過することを可能にし、それによって、フロートへの大きな負荷をもたらし得る高圧の領域の発達を抑制するためである。
特別な目的のためには、フロートの上部も先細りであってよい。
一定の縮尺で描かれてはいない添付の図において、同様の参考符号は同様の構成部品を表わす。
従来技術のWECのかなり簡略化した断面図である。 最大パワー生産のために設計された、従来技術のフロートの簡略化した断面図である。 発電能力の減少と生存性が限られる逆切頂コーン下側部を有する、従来技術のフロートの簡略化した断面図である。 本発明を具現化した、楔形の下側部を有するフロートの簡略化した断面図である。 図3に示すタイプのフロートに対応する、本発明を具現化したトロイダル・フロートの2つの異なる視点からの等角図である。 図3に示すタイプのフロートに対応する、本発明を具現化したトロイダル・フロートの2つの異なる視点からの等角図である。 通気空間を有する、本発明を具現化したフロートの断面図である。 通気孔および通気空間を有する、本発明を具現化した「2つの頂をもつ」フロートの断面図である。 (a)従来技術による、中心鉛直軸の周りに360度回転させると、トロイダル・パンケーキ形のフロートの形を掃引する断面Aの断面図である。(b)従来技術による、中心鉛直軸の周りに360度回転させると、トロイダル切頂コーン形のフロートの形を掃引する断面Bの断面図である。(c)本発明による、中心鉛直軸の周りに360度回転させると、トロイダル楔形のフロートの形を掃引する断面Cの断面図である。 本発明の様態による、フロートの頂面より上、および下側部より下に楔形の延在部を有する別のフロートの断面図である。 図A、Bそれぞれ、従来技術のフロートへの力の印加および本発明を具現化したフロートへの力の印加、ならびにこれらの力のフロートへの影響を示す断面図である。
パワー生産を維持しつつ水スラミングの衝撃を低減させることを目的とする、本発明を具現化した解決策は、WEC用のフロートを含む。ここで、フロートの下側部は、波の衝撃を受けることを意図して、楔形(例えば、それは断面が三角形であり、その三角形の頂点はフロートの頂面から見て外方を指す)である。
図3、図4Aおよび図4Bは、フロートが中央軸または中央スパー20に対し上下に動けるように、中央開口を有する、本発明を具現化したフロート110を示す。図4Aおよび図4Bは、図3に示すように、断面が2つの三角/楔部分120aおよび120bを有するように表わされてもよいフロートの頂面および下側部の異なる等角図である。フロート110は、またWECの対称の中心軸を定義する軸20の周りに放射状および対称的に延在する。フロート110は、(a)トロイドが水平(x)方向(「静」水の表面)に沿って延在する、高さH1のトロイダル形状を有する上部の部分、および(b)フロートの頂部分の下側部から延在する、断面が三角形部分(120aおよび120bで表わされる)を含む下側部を有する。三角形部分の高度(高さ)は、図3にH2として示される。トロイダル三角形部分(複数可)は、通常、水線面300より下に位置する。
フロートの下側部上の三角形の部分は、フロートが波に応答して上下に運動するとき、フロートに加わる波スラミング力をそぐ(および再分配する)ために働く。フロートの下側部の三角形または「楔」の縁部は、水(および水面)を切り進み、フロートの底部の水への進入に対する抵抗を低減する傾向がある。この利点は、フロートの発電能力を大きく低下させることなく得られる。
本発明によって作製されたフロートの下側部もまた、上述の曲げモーメントの問題を軽減することに留意されたい。一例として、図3に示すトロイダル・フロート110は、直径(D)(ここでDは5メートル未満から15メートル超に亘ることがある)、高さH1の三角形部分120aの底辺まで延在する、水線300より下の第1の部分(ここでH1は、1/2メートル未満から1メートル超に亘ることがある)、および、高度、高さまたは深さ(H2)は1/2メートル未満から2メートル超に亘ることがあるトロイダル三角形断面(120a、120b)を有してもよい。これらの寸法は説明のためだけであり、実際には、大幅に減少または増加してもよい。
高さH1が十分に高いという条件では、フロートの発電能力は大幅には低減されない。なぜなら、水線面300の近傍では、フロートは、水線面より下で少なくともH1の高さの真円柱であるからである。したがって、水(波)面301と水線面300との間の距離hがH1より短いならば、フロートの排水容積はA×hである。ここでAはフロートの水線面の面積である。一方、図2に示すタイプの切頂コーン形のフロートを使用すると、この状況での排水容積はより小さく、したがって、浮力および発電能力はより小さくなる。
図3(図4Aおよび図4Bを簡略化した断面図である)を参照すると、三角形構造の「切れ刃」121が、底辺に対して角度αをなすことが示され、「切れ刃」122が底辺に対して角度βをなすことが示され、これらの2つの切れ刃は、点123で交わり、三角形の頂点を定義している。一例として、角α(図3参照)は、90°という値から、ある非常に小さい値まで変わるようにしてもよい(角βは、対応する幾何学的制約を満たす必要に応じて変わる)ことに留意されたい。もし角αが非常に小さく(すなわち、数度に)されると、楔の効果がごくわずかになるので、生存性を増大させるための楔形下側部の利益が減少する。もし角αが大幅に(90°に近づけられる)増大させられると、大量の材料が構造に加えられ、パワー生産を増大させるという釣り合いの取れた利益なしに、フロートの重量を増加させる。また、楔の内側の下側部の表面は、サイズが増大し、スラミング負荷になりやすく望ましくないほど大きな下側部の表面になる。
上述の、本発明の種々の様態を図6を参照にして、例示し、要約することができる。図6は、(a)図6に示す断面Aを中心鉛直軸の周りに360度回転すると、平坦な底部の(パンケーキ)トロイダル・フロートが得られること、(b)図6に示す断面Bを中心鉛直軸の周りに360度回転すると、切頂コーン形トロイダル・フロートが得られること、(c)図6に示す断面Cを中心鉛直軸の周りに360度回転すると、本発明による、「楔」形の下側部を有するトロイダル・フロートが得られることを示す。
比較を容易にするために、図6に示す3つのフロート断面A、BおよびCは、89.6mという等しい排水容積を有するように描かれている。フロートの水線面領域に対する、波の非常に小さな(例えば、0.25m未満の)上下動に対し、排水容積の変化は3つのすべてのフロートで同じである。しかし、フロートの水線面領域に対する、波のより大きな上下動に対し、排水容積の変化は異なる。具体例を挙げると、(水面が水線面領域より1m下にあるように)フロートの水線面領域に対する波面の上下動が1mであれば、3つのフロートの排水容積の変化は以下の通りである。「パンケーキ」フロートの排水容積の変化は89.6mであり、「コーン」フロートの排水容積の変化は70.8mであり、「トロイダル楔」フロートの排水容積の変化は78.6mである。排水容積のこの変化は、力応答と直接的に関係している。「パンケーキ」フロートは、この高さの変位に対し、力応答が最大である。「トロイダル楔」フロートは、この高さの変位に対し、切頂「コーン」フロートよりも力応答がよく、生存性特性もよい。
本発明によって作製されたフロートの下側部は、上述の曲げモーメントの問題をも軽減することに留意されたい。トロイダル楔は、衝撃が作用し得る表面が最小であることは、
調査から明白である。このことから利益が得られる。というのは、それが衝撃力の全体的な大きさを制限するからである。さらなる利益は、平坦な底部のフロートの場合と比較して、楔に対する連結点(図8Aおよび図8B中の点400参照)の周りのモーメントの減少である。
出願人は、最適形の楔を設計するためにいくつかの競合する要因を考慮する必要性を認識した。楔の高度[図3に示すように、楔の高さまたは深さ(H2)]が小さ過ぎるときは、得られるフロートはスラミング負荷から適切に保護されない可能性がある。しかし、もしこの楔の高さH2が大き過ぎると、フロートの全排水容積もまた大き過ぎて、構造を達成するために必要な付加重量によって、建造コストが受け入れられないほど高くなる可能性がある。
1つまたは複数の三角形楔の特性のための最適値は、装置により生産される有用なエネルギーの総コストを最小にするように、これらの要因をバランスさせることによって決定される可能性がある。波のかなり大きな割合で、瞬間的な波面と水線面領域との相対的な鉛直変位がH1未満になるほど十分にH1を大きくとることが望ましい。こうして、最大のパワー変換潜在能力をもたらす最大の浮力が得られる。しかし、H1を大きくするにつれて、フロートの質量が増大し、直接的(フロートそれ自体の材料に起因する)にも間接的(ベアリング・レールおよび制動装置など、フロート用の支持システムへの要件の増加に起因する)にも、建造コストの増大を招く。高さH2を選択する際にもトレードオフがある。H2を増大させることが望ましい。というのは、楔の角度が鋭いほど、負荷の減少が大きくなり、建造コストが減少するからである。しかし、H2が大きくなるにつれ、(付加的構造材料に起因して)フロートの質量が増大し、建造コストの増大を招く。D、H1およびH2ならびに三角形断面の角αおよび角βの異なる値に対して、フロートおよび対応するWECシステムの応答をシミュレーションすることができる。最適フロート形状の経済性を決定するために、H1およびH2の様々な値に対してWECシステムの応答および建造コストをシミュレーションすることも可能である。
衝撃荷重を低減させるための、本発明を具現化したフロートの有効性を図8Aおよび図8Bを参照にして示すことができよう。図8Aは、水面に衝撃を与えている平坦な底部のフロートに対する荷重線図を示す。図8Bは、本発明を具現化したフロートに対する荷重を示す。水への進入事象に起因する衝撃力は、実際には、非常に高圧の領域により引き起こされることに留意されたい。これらの圧力の力は物体の表面に対し法線(局所的に垂直)方向に作用する。図8Aは、衝撃点402aで水面301により衝撃を受けている、スパー20上のフロート10を示す。フロート・スパー連結点400は、衝撃点402aから距離L離れている。衝撃で引き起こされた力により、フロート・スパー連結400へ加わるトルクTの式は、T=FLsin(θ)である。ここで、(a)Fは衝撃力であり、(b)Lは、フロート・スパー連結点400から、力Fが作用する点402aまでの距離であり、(c)θaは、衝撃点402aでの、400から402aまでの線とフロート10の表面に垂直な線との間の角度である。比較すると、図8Bは、点402bでの衝撃力(F)の印加を示す。図8Bのトロイダル楔に対する角θbは、図8Aの「パンケーキ」(平坦な底面の)フロートの場合に示した角θaよりも小さいことが明白である。角θbがより小さいので、角θbの正弦値は角θaの正弦値よりも小さく、フロート・スパー連結点における、結果として得られるトルクTもより小さい。このことは、本発明の通りに楔底部を有するフロートでは、WECに加わる荷重および曲げモーメントが減少することを示す。
図5Aは、フロートとスパーとの間に通気空間150Aを有する、図3のフロート110およびスパー20を示す。本発明の重要な特徴は、閉じ込められた空気または水がスラミング事象の場合にフロートの下側部から逃れることを可能にする通気空間150Aが、フロートとスパーとの間に挿入されていることである。逃れる空気または水は、スラミング圧力を弱める効果を有し、フロートに加わる負荷を減少させることになる。ベアリング機構170もまた示されている。これらのベアリング機構170は、フロートが上下に運動しているときに圧力を開放するように、空気または水を通過させる性質を有する。
図5Bは、いくつかの三角形楔(120a、120b、120c、120d)がフロート110の下側部に取り付けられている、および/または、フロートの下側部の一部として形成されている状態でのフロート110を示す。図5Bには、通気空間150Aおよび、フロートを通って(頂面と底面との間に)鉛直に延在する多数の通気孔150Bが示されている。閉じ込められた空気および水が通気孔を通過できるようにして、水/波スラミングに起因する圧力を低減するために、通気孔は、隣接する三角形構造の底辺の端部に一般に位置付けられる。楔形の複数の同心リングがあるという一実施形態は、別の解決策を提示する。こうした実施形態は、複数の同心リングと共に、フロートに作り込まれた複数の空気通気孔(150A、150B)を有してもよい。
図7は、フロートの上部表面上で、水線面300より上に楔形の構造物を有する、本発明を具現化したフロートの断面図を示す。発明の、こうした実施形態は、水がフロートの頂部側面に衝撃を与えている状況の下では、望ましい性質を有することがある。水がフロートの頂部に衝撃を与えることがある状況は、波が崩れる状況(あたかもフロートが、波がフロート上に崩れることがある浅水域中にあるかのように)および、波がフロートの頂部に衝撃を与えることがあるように中央スパー20が入射波に対し傾いている状況を含む。
種々の図で、フロートは、水線300に関して(鉛直方向に)対称的であるように示されている。このことは、図7に関連して述べたタイプの条件を除いて、必要な、または必要とされる条件ではない。フロートをスラミング事象から保護するという一般的な場合に対して、一番の関心事はフロートの下側部である。したがって、水線より上のフロートの形態についての関心は、図7に関連して述べた条件に限られる。
上述したフロートはトロイダル形で放射対称であるとして示されてきたが、このことは必要条件ではない。フロートは、楕円形または他のどのような適切な形でもあり得る。

Claims (19)

  1. 変動する振幅および周波数の波の運動に曝される水域に設置することを意図した波エネルギー変換器(WEC)であって、
    前記WECは、第1の物体を含み、前記第1の物体は、前記波に対し位相がおおむね揃って動き、第2の物体に対し位相がおおむねずれて動く傾向にあり、
    前記第1の物体が、水線面とおおむね平行な水平面に沿って中央開口の周りに放射状に延在する頂面および、前記頂面に付加され、前記頂面から下がる底・下側部部分を有し、前記下側部は、水スラミングを受けるとき、下にある水を切り進み、それによって前記第1の物体に与えられる応力を低減するための、逆三角形構造を形成する形の断面を有する、波エネルギー変換器(WEC)。
  2. 前記第2の物体は、前記第1の物体の前記中央開口に沿い、前記中央開口の中を通り、前記水線面の表面におおむね垂直である方向に延在する、請求項1に記載のWEC。
  3. 前記第1の物体はフロートであり、前記第2の物体はスパーであり、前記逆三角形断面は、水面より下に延在し、前記三角形断面の頂点および前記三角形断面の高度を定義する点で接合された第1および第2の辺を有する、請求項2に記載のWEC。
  4. 前記三角形断面の前記第1の辺および前記第2の辺と静水面におおむね平行な水平面との間の角度が、0度より大きい小鋭角と90度との間で変わることができる、請求項2に記載のWEC。
  5. 前記第1の物体は、第1の平面を定義する所定の厚さH1を有し、前記三角形断面は、前記第1の平面より下に延在し、前記三角形断面の外側部分は、前記中央開口から見て外方を向き、パワー生産能力を維持しつつ生存性を増大させるよう、形および角度が決められている、請求項1に記載のWEC。
  6. 前記頂面は、おおむねトロイダル形状であり、前記三角形断面は、360度回転すると、前記第1の物体の前記下側部を定義する、請求項1に記載のWEC。
  7. 前記フロートの下に閉じ込められた流体が前記フロートを通過できるようにするため、前記フロートの前記底面と前記頂面との間に通気孔が設けられている、請求項3に記載のWEC。
  8. 前記中央開口の内部に、前記フロートの下に閉じ込められた流体が逃げられるようにする空間を含む、請求項3に記載のWEC。
  9. 前記三角形断面は、前記フロートの外周辺部と前記中央開口との間に少なくとも1つのおおむね三角形の形を形成する、請求項3に記載のWEC。
  10. 前記三角形断面は、前記フロートの前記外周辺部と前記中央開口との間に2つ以上のおおむね三角形の形を形成する、請求項3に記載のWEC。
  11. 改善された生存性およびパワー生産特性を有するWEC用のフロートを形成する方法であって、
    波と位相をおおむね揃えて動くように設計された第1の物体を有するように前記フロートを形成するステップであって、前記第1の物体は、水線面とおおむね平行な水平面に沿って中央開口の周りに放射状に延在する頂面を有するステップと、
    水スラミングを受けるとき、下にある水を切り進み、それによって前記第1の物体に与えられる応力を低減するための逆三角形構造を定義する断面を有するように、前記第1の物体の底・下側部部分の形を定めるステップと
    を含む方法。
  12. 前記逆三角形断面は、水面より下に延在し、前記三角形断面の頂点および前記三角形断面の高度を定義する点で接合された第1および第2の辺を有する、請求項11に記載の方法。
  13. 前記三角形断面の第1および第2の辺と静水面におおむね平行な水平面との間の角度を選択するステップを含む、請求項12に記載の方法。
  14. (a)前記フロートの前記頂面から延在する厚さH1を定義するステップと、
    (b)H1未満の前記三角形断面を形成するステップと、
    (c)パワー生産能力を維持しつつ生存性を増大させるように、衝撃応力を低減するため、前記中央開口から見て外方を向く、前記三角形断面の外側部分の形と角度を決めるステップとを含む、請求項13に記載の方法。
  15. 変動する振幅および周波数の波の運動に曝される水域に設置することを意図した波エネルギー変換器(WEC)であって、
    前記WECは、前記波と位相がおおむね揃って動く傾向にあり波スラミング力を受ける第1の物体と前記第1の物体に対して位相がおおむねずれて動くことを意図した第2の物体とを含み、
    前記第1の物体は、前記波スラミング力の悪影響に耐えるように形成され、
    環状リングの形を取り、前記波面とおおむね平行な水平面に沿って中央開口の周りに放射状に延在し、底・下側部部分を有し、前記底・下側部部分は、前記環状リングに付加され、前記環状リングから下がり、断面が前記中央開口と前記環状リングの外周部との間に延在する逆三角形領域を定義する、波エネルギー変換器(WEC)。
  16. 前記第1の物体はフロートであり、前記三角形領域は、小さな波に対しかなり大きな浮力応答を与えつつ水を切り進むための構造として定まる、請求項15に記載のWEC。
  17. 前記フロートの前記下側部は、前記波の衝撃を受けるように意図されていて、楔形であり、前記下側部の断面は、頂点が前記フロートの前記頂面から見て外方を指す三角形である、請求項16に記載のWEC。
  18. 前記フロートは、楔形の底部を有し、前記水平方向に沿っておおむねドーナツ形である、請求項17に記載のWEC。
  19. 前記フロートの前記断面は、多数の三角形延在部を定義し、前記フロートの前記下側部と前記頂面との間に通気孔が形成されている、請求項18に記載のWEC。
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