JP2012507027A - 可視及び近赤外域における分光偏光測定装置及び方法 - Google Patents

可視及び近赤外域における分光偏光測定装置及び方法 Download PDF

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Abstract


【課題】 限界値(0.2ないし0.57の範囲にある)の間にあり、比較的一様な水準の条件付けを示しながら、350nmないし2000nmのスペクトル域にわたり測定値をもたらすことができる偏光計を提案すること。
【解決手段】 本発明は波長域にわたり入射光ビームを発するのに適した光源と、偏光状態生成器(PSG)と、偏光状態分析器(PSA)と、検出器とを備える広スペクトル域の分光偏光計システムに関する。PSGとPSAは光ビームの偏光を変調するそれぞれの手段を有する。本発明によれば、偏光を変調するPSGの手段は各測定波長においてm個(m>4)の偏光状態の列を生成するのに適し、偏光を変調するPSAの手段は各測定波長においてn個(n>4)の偏光状態の列を決定するのに適し、検出器手段は各波長においてN個(ただし、16<N≦nxm)の測定値の列を取得してそれからサンプルのミューラー行列の偏光計分光測定値を抽出するのに適している。本発明はまた拡張された分光偏光測定方法に関する。
【選択図】 図1

Description

本発明は良好な測定品質で広波長域にわたり動作するように改良されたミューラー行列エリプソメータ(MME)及び/又は偏光計に関する。
より詳細には、本発明の分光エリプソメータ又は偏光計は可視及び近赤外を包含する広スペクトル域(350ナノメータ(nm)ないし2マイクロメータ(μm))にわたり動作し、この広スペクトル域にわたり良好な条件付けを示す。発明は好ましくは光の偏光状態を変調する液晶(LC)装置を用いた偏光計に関する。
可視域で動作する分光ミューラーエリプソメータ及び偏光計はすでに存在する。そのような装置は各スペクトル波長においてサンプルに特有の16個のミューラー行列要素を測定する働きをする。ミューラー行列は一般的に4x4次元の行列Mの形式で表わされる。特許文献1は液晶セルに基づく偏光計システムを述べている。このシステムは励起部と検出部を備える。励起部は、偏光状態生成器(PSG)により透過され、次いでサンプルにより反射又は透過される光ビームを発する。サンプルにより反射又は透過されたビームは偏光状態分析器(PSA)と検出器を備える検出部を通過する。PSGとPSAは対称であり、それぞれ直線偏光子と、強誘電性結晶かネマチック結晶に基づく2つの液晶セルとを備える。在来の完全な測定はPSGとPSAにおいて光の偏光を変調することにより16個の取得値をもたらすことにある。液晶装置における偏光の変調は、2つの状態AとBの間で各LCからの出口における光の偏光状態を変調するように各液晶に2つの値V、V間で逐次変化するように電圧を印加することにより電気的に制御される。液晶装置は、それらがネマチックか強誘電性かに関係なく、それらの光学軸の方位により、またそれらを通過する光ビームに付随する電界の2つの垂直成分間に作り出される位相ずれにより特徴付けられるリターデーション又は「遅延」板のように振る舞う。強誘電性液晶(FLC)に対し、位相ずれは印加電圧に関係なく一定のままであるが、光学軸の方位は2つの個々の安定位置θとθの間で切り換わる。FLCは双安定素子である。対照的に、ネマチック結晶(NLC)に対し、その光学軸の方位は一定のままであるが、誘導される位相ずれは印加電圧Vの関数として連続的かつ非直線的に変化する。2つの電圧VとVの印加は従って2つの異なる遅延を発生させる。
完全なミューラー行列を測定するために最小数の偏光状態を使用することにより動作する在来の偏光計は一般的に16個の測定値をもたらすように構成される。そのような偏光計のPSGは4つのストークスベクトルに対応する4つの偏光状態を生成し、PSAは4つのストークスベクトルに対応する4つの偏光状態を分析する。PSGは4x4次元の変調行列Wにより表わされ、PSAは4x4次元の変調行列Aにより表わされる。
これは詳細にはPSG内に2つの液晶装置と偏光状態分析器内に2つの液晶装置を有する強誘電性液晶偏光計に適用される。各液晶装置は2つの偏光状態間で切り換わるために電子装置により制御されてもよい。同様に、ネマチック液晶偏光計は、各ネマチック液晶装置が2つの遅延と、従って2つの偏光状態を生成するように2つの電圧値を印加するように制御される。
使用される液晶のタイプ(FLCかNLCか)にかかわらず、16個の測定値の列の取得と処理は従って、求められるミューラー行列の16個の要素を完全に決定する働きをする。PSGは従来、列がPSGにより生成された4つのストークスベクトルである(4x4)変調行列Wの形式で表わされる。同様に、PSAは、(4x4)変調行列Aの形式で表わされ、この(4x4)変調行列Aにおいては、4つ行がPSAにより分析された4つのストークスベクトルに該当する。16個の測定値の列は以下のように定義される(4x4)行列の形式で表わされてもよい。

S = A. M. W (1)
一定の状況において、この式の反転はサンプルのミューラー行列を決定することを可能にする。

M = A-1 . S . W-1 (2)
それにもかかわらず、逆演算は常に可能ではない。AとWが非正則であるときは不可能である。なぜならそのような行列の逆行列を定義することができないからである。行列が非正則でなくても非正則行列に非常に似ている行列もある。数値的観点からはそのような行列の反転は非常に不安定であり、大きい計算誤差を生じる。線形代数の仮定の一つは、如何なる行列に対しても付随する対角行列が常に存在すると述べており、その非ゼロ要素は特異値として知られる。非正則行列は一つ以上のゼロ特異値を有する。非正則行列に似ている行列は非常に小さい一つ以上の特異値を有する。行列が非正則かほぼ非正則であるかを評価するために、条件付け(C)と呼ばれる指標を使用することが可能である。この指標は特異値の最小と最大の比として定義されてもよい。論文において、本願で使用されるものとはわずかに異なる条件付けの定義を使用する著者もいる。例えば、Scott Tyo(非特許文献1)は特異値の最大と最小の比を使用している。一般的に、どの定義も同等であり、本願で使用される定義により可能となる結論は他の現存する定義を用いて再現できる。
その使用を興味深くする条件付けのもう一つの特徴は、計算された行列Mに対する測定された行列Sのノイズと誤差の伝搬は1/Cに比例するので、何れの波長の測定精度も条件付けの値に依存することである。
完全な線形遅延と直線偏光子で作られた偏光計に対し、条件付けの最大値は理想的には1/√3≒0.57に等しい。そのような最適な条件付けは単色偏光計に対して実験的に達成される可能性がある。それにもかかわらず、分光偏光計において、使用される光学部品(レンズ、液晶装置、遅延板)の分散のために条件付けは一般的に波長の関数として変化する。それにもかかわらず、分光偏光計はPSGとPSAの構成要素の方位及び/又は位相ずれを調整することにより波長のスペクトル域にわたり最適化される可能性がある(特許文献1参照)。偏光計の品質を評価するために、条件付け値を基準として採用することが可能である。実験的に、分光偏光計の条件付けは実際には利用スペクトル全体にわたり0.2ないし0.57の範囲になければならないことが考慮される。0.2未満の条件付け値はミューラー行列の値のノイズを非常に多くするのでそれらは使用不可能である。第1の基準は従ってスペクトル全体にわたり0.2ないし0.3より小さな最小値をもつことを避けることである。第2の評価基準は検討中のスペクトル域にわたる条件付けの一様性であり、その場合、これは測定スペクトル域全体にわたる測定精度の一様性を決定する。
従って、可視域に対する分光偏光計もあれば、近赤外域に対する分光偏光計もある。例として、非特許文献2はPSGに2つの強誘電性液晶装置LC1、LC2と2つの固定遅延板F1、F2を備え、同様にPSAにも(LC3、LC4及びF3、F4)備える近赤外偏光計(図1参照)を述べている。この装置は、十分な水準及び一様性の条件付けを伴って近赤外スペクトル域(800nmないし1600nm)全体に対応する働きをする。それにもかかわらず、条件付け曲線はスペクトル域の両端において急勾配で低下する傾向にある。
良好な精度で400nmないし1600nmのスペクトル域に対応する測定値をもたらすために、一つは可視(400nmないし800nm)用で一つは近赤外(800nmないし1600nm)用の2つの偏光計が現在は必要である。今のところ、十分かつ一様な条件付け基準を伴って可視ないし近赤外全体に対応する如何なるミューラー偏光計も存在しない。
Drevillon他の米国特許出願公開第2004/0130717号明細書
J. Scott Tyo, "Design of optimal polarimeters:maximization of signal-to-noise ratio and minimization of systematicerror", Applied Optics, 41 (2002), p. 619 Ladstein et al. (Phys. Stat. Sol. 5, No 5, pp. 1097-1100, 2008)
本発明の目的の一つは、限界値(0.2ないし0.57の範囲にある)の間にありかつ比較的一様である水準の条件付けを示しながら、350nmないし2000nmのスペクトル域にわたり測定値を提供できる偏光計を提案することである。
本発明は、
波長域にわたり入射光ビームを発するのに適した光源、及び直線偏光子と前記光ビームの偏光を変調する手段とを備える偏光状態生成器(PSG)を備える励起部と、
前記光ビームの偏光を変調する手段と直線偏光子とを備える偏光状態分析器(PSA)、及び波長の関数として前記光ビームを検出し、処理ユニットを含む検出手段を備える分析部と
を備えるサンプルを分析する分光偏光計システムを提供する。発明によれば、前記PSGの偏光を変調する前記手段は3つの液晶装置と、偏光状態の方位及び/又は遅延を変調して各測定波長においてm個(m>4)の偏光状態の列を生成するのに適した前記液晶装置のそれぞれに印加された電圧を制御する手段とを備え、前記PSAの偏光を変調する前記手段は3つの液晶装置と、偏光状態の方位及び/又は遅延を変調して各測定波長においてn個(n>4)の偏光状態の列を決定するのに適した前記液晶装置のそれぞれに印加された電圧を制御する手段とを備え、前記検出手段は各波長においてN個(ただし、16<N≦nxm)の光強度測定値の列を取得してそれから前記サンプルのミューラー行列を抽出するのに適している。
特定の実施例において、前記励起部は前記PSGと前記サンプルの間に位置する引き込み式台座であって、前記偏光計システムの光学系に少なくとも一つの較正要素を導入し、較正が終了したら前記較正要素を引っ込めるのに適した台座を含み、前記分析部は前記PSAと前記サンプルの間に位置する引き込み式台座であって、前記光学系に少なくとも一つの較正要素を導入し、較正が終了したら前記較正要素を引っ込めるのに適した台座を含む。
第1のモードにおいて、PSGの偏光を変調する前記手段は各測定波長においてm=8個の偏光状態の列を生成するのに適し、前記PSAの偏光を変調する前記手段は各測定波長においてn=8個の偏光状態の列を決定するのに適し、前記検出手段は各波長においてN=64個の測定値の列を取得してそれから前記サンプルのミューラー行列を抽出するのに適している。このモードは本願では以下「完全モード」と呼ばれる。
第2のモードにおいて、前記PSGの偏光を変調する前記手段は各測定波長においてm=6個の偏光状態の列を生成するのに適し、前記PSAの偏光を変調する前記手段は各測定波長においてn=6個の偏光状態の列を決定するのに適し、前記検出手段は各波長においてN=36個の測定値の列を取得してそれから前記サンプルのミューラー行列を抽出するのに適している。このモードは本願では以下「縮小モード」と呼ばれる。
ある実施例において、前記PSGの偏光を変調する前記手段はm=8個の偏光状態の列を生成するのに適した3つの強誘電性液晶(FLC)装置を備え、前記PSAの偏光を変調する前記手段はn=8個の偏光状態の列を決定するのに適した3つのFLC装置を備える。
もう一つの実施例において、前記PSGは2つの前記強誘電性液晶装置の間に位置する遅延板を有し、前記PSAは2つの前記強誘電性液晶装置の間に位置する遅延板を有する。
特定の実施例において、前記遅延板は色消し二枚プリズムである。
ある実施例において、前記液晶装置はネマチック液晶装置であり、前記偏光計システムは前記ネマチック液晶装置の遅延を変調するのに適した電子制御装置を含む。
ある実施例において、前記PSGと前記PSAの前記偏光変調手段はそれぞれ3つのネマチック液晶(NLC)装置を備え、前記電圧を制御する手段はそれぞれ、m=8個の偏光状態の列を生成するように、またn=8個の偏光状態の列を決定するように各NLC装置の遅延を切り換えるのに適している。
ある実施例において、前記偏光計システムは350nmないし2μmのスペクトル域に対して最適化される。
ある実施例において、前記偏光計システムはエリプソメータである。
ある実施例において、前記偏光計システムはN個(ただしNは16より大きい)の検出光強度測定値の列からサンプルのミューラー行列を決定する働きをする偏光計である。完全モードの動作においてはN=64であり、縮小モードの動作においてはN=36である。
ある実施例において、前記検出手段は前記サンプルの偏光計の画像を形成する前記処理ユニットに適合する画像形成検出器を備える。
発明はまた以下のステップを含むサンプルの分光偏光測定方法を提供する。すなわち、
波長域の光を発する光源から来る入射光ビームによりサンプルを照明するステップであって、前記ビームの偏光状態が偏光子を備えるPSGにより決定され、前記PSGが前記光ビームの前記偏光状態を変調し、前記サンプルが前記偏光変調された光ビームを透過又は反射するステップと、
検出器と、偏光状態分析器及び偏光子を備える検出部とにより測定値を検出するステップであって、前記PSAが前記検出された光ビームの偏光状態を決定するステップと、
前記検出された信号を処理してそこから前記サンプルの前記偏光測定値を抽出するステップと
である。
本発明によれば、3つの液晶装置により生成された前記偏光状態はm個(m>4)の偏光状態の列として変調され、3つの液晶装置により分析された前記偏光状態はn(n>4)個の偏光状態の列とN=nxm個の測定値の列として決定される。
分光偏光測定方法の好ましい実施例において、8つの偏光状態の列が生成され、8つの偏光状態の列が分析され、64個の測定値の列が各波長において取得される。
本発明の分光偏光測定方法のもう一つの実施例において、6つの偏光状態の列が生成され、6つの偏光状態の列が分析され、36個の測定値の列が各波長において取得される。
本発明はまた、以下の説明から明らかとなる、単独に、あるいは何れかの技術的に実現可能な組合せとして考えられてもよい特徴に関する。
この説明は非限定的な例として与えられ、以下の添付図面を参照すれば本発明がどのように実施できるかをより分かり易くするのに役立つ。
先行技術の液晶偏光計の図である。 図1の偏光計に対する条件付け分光曲線をプロットする。 発明の偏光計の第1の実施例(タイプI又はII)の図である。 発明の偏光計の第2の実施例(タイプIII又はIV)の図である。 発明の偏光計の第3の実施例(タイプV又はVI)の図である。 タイプIの構成の発明の偏光計に対応する条件付けスペクトルを示す。 タイプIIの構成の発明の偏光計に対応する条件付けスペクトルを示す。 発明の偏光計のそれぞれタイプI及びIIIの構成に対応する条件付けスペクトルを示す。 発明の偏光計のそれぞれタイプII及びIVの構成に対応する条件付けスペクトルを示す。 タイプVの構成の発明の偏光計に対応する条件付けスペクトルを示す。 タイプVIの構成の発明の偏光計に対応する条件付けスペクトルを示す。 単結晶シリコンの薄層(1マイクロメータの厚さを有する層)で覆われた結晶シリコンウェーハに対する400nmないし1800nmのスペクトル域におけるミューラー行列の測定のシミュレーション例を示し、層と基板の間には20nmの厚さを有するアモルファスシリコン界面がある。 ガラス基板上の2マイクロメータの厚さを有するシリコン層に対応する400nmないし1800nmのスペクトル域におけるミューラー行列の測定のシミュレーション例を示す。
図1は先行技術の液晶偏光計の構造を示す図である。偏光計は光源7、偏光状態生成器(PSG)5、偏光状態分析器(PSA)6、及び検出器9を備える。PSG5は偏光子10、2つの液晶装置1及び2、及び2つの固定遅延板4及び4’を備える。対称的に、PSA6は2つの液晶装置11及び12、2つの固定遅延板14及び14’、及び偏光子10’を備える。光源7により発せられた光ビーム17は偏光状態生成器により偏光変調され、次いでサンプル8を照明する。サンプルにより反射又は透過された光ビームはもう一度PSAにより偏光変調され、検出器9に到達する。生成器5は2つの液晶装置を備え、4つの偏光状態を生成でき、同じことが分析器6に当てはまる。測定はPSGとPSAの16個の偏光状態の列に対応する16個の要素を取得することを含む。
PSG5とサンプル8の間にはPSGの較正中に光学系に様々の較正サンプルを導入する働きをする引き込み式台座21(図1には図示せず)がある。日常測定中は、この台座は光学系から較正サンプルを引っ込める。同様に、サンプル8とPSAの間にはPSAの較正中に光学系に様々の較正サンプルを導入する働きをするもう一つの引き込み式台座がある。日常測定中は、この台座は光学系から較正サンプルを引っ込める。
条件付け基準が広スペクトル域にわたり最大となるように構成要素の軸の方位、及び固定遅延板により誘導される位相ずれが最適化される。色消し板4、4’の使用は一定の状況において条件付け基準を改善することを可能にする。それにもかかわらず、図2に示されるように利用域は近赤外域(800nmないし1600nm)に限定されたままである。
偏光計の種々の構成は発明の様々の実施例を例証するために以下に述べられる。種々の構成の性能と堅牢性も述べられる。
発明の偏光計の偏光変調手段は好都合には強誘電性液晶(FLC)装置又はネマチック液晶(NLC)装置である。それにもかかわらず、発明はこれらの偏光変調手段に限定されない。
発明の偏光計において、PSGはm個のストークスベクトルに対応するm個の偏光状態を生成し、PSAはn個のストークスベクトルに対応するn個の偏光状態を分析する。PSGは4xm次元の変調行列Wにより表わされ、PSAは4xn次元の変調行列Aにより表わされる。上記の偏光計に関し、N個の測定値の集合は、nxm次元の以下本願では行列Sと呼ばれる行列の形式で一緒に集められてもよい。一般化式(1)により行列Sの種々の要素は以下のように書き表すことができる。
一般化され、行列AとWの大きさに適合した式(2)を適用することにより以下のように書き表すことができる。
この式(4)により、ミューラー行列は、それぞれ行列A及びWから得られた疑似逆行列A−1とW−1と共に測定値行列Sから抽出することができる。疑似逆行列を計算可能にする数値的方法はW.H. Press et al.[Numerical recipes in Pascal, Cambridge University Press]により報告されている。行列AとWは偏光計の較正中に決定される。
偏光計を較正するステップは非常に巧妙である。装置により与えられる測定の精度や正確さはこの較正ステップに依存する。我々が知る限り、現状技術は偏光計を較正するための本質的に2つの異なる方策を提供する。第1の方策は機器の光学系を構成する光学素子の全てを一つずつモデル化することにある。これは、引き続いて基準サンプルを測定して予測測定値に対して一連の前提を課すことにより見出さなければならない実験パラメータ値を導入することをしばしば意味する。最も広まっているこの方法はいくつかの欠点を示す。第1に、較正される装置が、十分周知であり、また単純な数学的関係によりモデル化できるほど十分安定している光学素子で構成されることが必要である。その後、十分安定しており、またそれらを測定することなくそれらの応答を推定可能であることが周知である特性を示す基準サンプルをもつことが必要である。第2の方策は固有値法として知られるDrevillonとCompain[米国特許第6175412号明細書]により提案された独創的方法である。数値的に非常に堅牢なこの方法は偏光計を構成する光学素子の光学応答の詳細な知識なしに行うことを可能にする。この利点は何れのタイプの偏光計をも較正する方法を使用することを可能にする。液晶の挙動が非常に近似的にしか知られていないことを考えれば、我々の環境において、我々はDrevillonとCompainにより述べられる固有値法を使用して偏光計を較正することを選択した。先行技術において、固有値法は在来の偏光計を較正するためにDrevillonとDe Martinoにより既に用いられた[米国特許第7196792号明細書]。我々の環境において、我々はDrevillonとDe Martinoにより述べられるものと同じ手順を適用する。
以下の実施例に述べられる偏光状態の生成器5及び分析器6は好都合には対称であり、従って製造コストを低減することが可能である。それにもかかわらず、発明の範囲において非対称な実施例を構想することも可能である。
これらの種々の構成は以下の表に要約される。
表1 構成例
それにもかかわらず、発明はこれら数構成に限定されない。
図3に模式的に示される発明の第1の実施例(構成I)において、偏光計は3つの強誘電性液晶装置11、12、13を備える偏光状態分析器6と共に、3つの強誘電性液晶装置1、2、3を備える偏光状態生成器5を有する。
各液晶装置(1、2、3、11、12、13)は、2つの安定した偏光状態の間で切り換わるように電気的に制御され、2つの状態の位相ずれは同一であり、装置の偏光軸は±45°切り換わる。各装置に対して2つの取り得る偏光状態は文字A及びBで略式表示される。
偏光状態生成器5は従って8つの異なる偏光状態の列を生成するのに適している。

表2 3つの液晶装置による8つの偏光状態の列の生成
同様に、偏光状態分析器6は8つの偏光状態の列を分析するのに適している。偏光計は従って強誘電性液晶1、2、3、11、12、及び13の64個の偏光状態組合せに対応する64個(N=64)の取得値の列をもたらすことができる。
各強誘電性液晶装置1、2、3、11、12、及び13は特定の波長λに対して90°の位相ずれを導入するように設計される。測定分光域において条件付け値を最適化させるこれらの波長の値は表3に与えられる。液晶装置の色収差のために各装置により与えられた位相ずれは表に明示された波長以外の何れの波長においても90°に等しくない。偏光状態生成器5は偏光状態分析器6に対して対称である。装置1、2、及び3の相対方位は測定スペクトル域において条件付け値を最適化するように、以下の表3に記載される通り調整される。

表3 構成IのPSG及びPSAの3つのFLCの方位の最適値
図6は3つの液晶装置のパラメータ、遅延、及び方位の最適化から生じたタイプIの構成(完全モード)の偏光計の条件付け分光曲線を示す。得られた条件付け値はおよそ420nmないし1600nmの非常に広い波長域に対して0.2ないし0.51の範囲にある。この条件付けはスペクトル域全体にわたり良好な一様性を示す。
各構成の堅牢性は様々の実験誤差、すなわち構成要素の光軸に対する位置合わせ誤差、遅延の温度ドリフト、・・・に対して評価される。FLC1、FLC2、及びFLC3の遅延変動に対する条件付け曲線のマップが作成される。許容可能な条件付け限界値は許容値を与える。従って、構成I(3FLC、N=64)においては遅延誤差の許容値はFLC2及び3に対して±4°、FLC1に対して±10°であることが分かる。
さらに、この構成I(完全モード)は16個の偏光状態を有する先行技術の偏光計に対する在来の16個の取得値の列ではなく、64個の取得値の列を必要とする。取得は従って4倍の時間がかかる。一つの偏光計を用いて測定可能なスペクトル域が現状技術の偏光計と比較してかなり拡大されるとしても、取得時間が4倍長くなることは欠陥となる。
発明の第1の構成の変形(構成II又は縮小モード)において、偏光計は構成Iの名の下に上で述べられた偏光計と同一である。図5に模式的に示されるこの縮小モードの偏光計はそれぞれ偏光状態生成器5内に3つの強誘電性装置1、2、3と、偏光状態分析器6内に3つの強誘電性装置11、12、13とを備え、64個の偏光状態を生成するのに適している。それにもかかわらず、この縮小モードにおいて、取得システムは64個の可能な取得値から選択された36個の取得値の列のみを取得し、PSG5は6つの偏光状態(表2の取り得る8つの中から)の列を生成し、PSG6は6つの偏光状態(表2の取り得る8つの中から)の列のみを分析し、例えば縮小された列は第1、2、3、4、6及び8の偏光状態(表2)を使用する。
この縮小モード(構成II)で偏光計を動作させるために、装置1、2、及び3、の相対方位は、偏光状態生成器5及び分析器6に使用される6つの偏光状態に対する条件付けスペクトルを最適化するように、表4に記載される通り調整される。
得られた値は、次の通りである。
表4 構成IIのPSG及びPSAの3つのFLCの方位の最適値
図7は表4に記載される仕様を用いて構成II に装着されたPSG又はPSAに対応する400nmないし1700nmの分光域における条件付け値を示す。得られた条件付け値は0.2ないし0.4の範囲にある。64個から36個に取得値数を縮小したために構成I(図6)のものと比較して条件付けの劣化があることが分かる。それにもかかわらず、条件付けはスペクトル域にわたり良好な一様性(ピークなし)を示す。この構成IIは16個の偏光状態の列を使用する在来の取得と比較して総取得時間が約2倍には長くならないという利点を有する。それにもかかわらず、この構成II(縮小モード)は構成要素の位置合わせ誤差(許容値<±3°)とFLC1及びFLC4の遅延変動(<±5°)に対して構成I(完全モード)より敏感である。遅延のドリフトは温度変動の結果であることが多いので、この構成は従って良好な温度調節を必要とする。
図4に模式的に示される発明の第2の実施例(構成III、完全モード)において、偏光計は色消し2分の1波長板4と共に3つの強誘電性液晶装置1、2、及び3を有するPSG5を備える。PSA6はPSG5と対称であり、色消し2分の1波長板4と共に3つの強誘電性液晶装置11、12、及び13を備える。

表5 構成IIIのPSG又はPSAの3つのFLCの方位の最適値
図8は、表5に記載される仕様を用いて構成IIIに装着されたときに400nmないし1700nmで動作するPSG又はPSAに対する条件付け値(実線)を示す。破線は表5の仕様の構成IIIで動作するが色消し板のないPSG又はPSAに対する条件付けを表わす。色消し板は特に可視域において条件付けを改善する働きをする。
構成IVと呼ばれる発明の第2の実施例の変形において、偏光計は上記の構成IIIの偏光計と同一であるが、縮小モードで動作する。この偏光計はPSG内に3つの強誘電性装置及び固定遅延板4(好ましくはできるだけ色消しの)と、PSA内にもう一つの色消し板14を有する。それにもかかわらず、6つの偏光状態の縮小列が生成され(構成IIIのように8つの偏光状態の列ではなく)、6つの偏光状態の縮小列が分析されて36個の取得値の縮小列が測定される。
条件付けをスペクトル的に最適化する働きをするPSG内の液晶装置1、2、及び3(及びPSA内の装置11、12、及び13)の遅延と相対方位に関連するパラメータは表6で与えられる。
ここで、用いられる偏光状態は、表2中、1,2,3,6,7及び8である。
表6 縮小モードで動作する構成IVのPSG又はPSAの3つのFLCの方位の最適値
図9は2つの曲線を示す。実線は表6に記載される最適値を有する構成IV(縮小モード)で動作するPSG又はPSAに対する条件付け値を表わす。配置から色消し板を省略すれば破線曲線で表わされる条件付け値がもたらされることになる。色消し板がないときは条件付け曲線にかなりの劣化があることが分かる。色消し板は特に650nmないし1700nmの赤色及び近赤外域において条件付けを改善する働きをする。
構成IVはFLC1及び色消し板の遅延の変動に鈍感である。結晶FLC3及びFLC4の遅延のドリフトに対する許容値は約±4°である。
上に述べられた4つの実施例は全て強誘電性液晶セルに基づく偏光計に関連する。発明はこのタイプのセルに限定されない。以下の例において、ネマチック液晶セルの使用に基づく偏光計が述べられる。
図5に模式的に示される発明の第3の実施例(完全モード、構成V、及び縮小モード、構成VI)において、偏光計は3つのネマチック液晶セル1、2、及び3を備えたPSG5と、3つのネマチック液晶セル11、12、及び13を備えたPSA6とを有する。
構成Vにおいて、ネマチックセル1、2、及び3の端子に印加された電圧は2つの値(VとV)の間で変調される。ネマチックセルの方位は静止したままであるが、それらの位相ずれはVとVの値の関数として変化する。完全モードで動作するときは、PSA5は従ってPSA6と同様に8つの偏光状態の列を生成できる。できるだけ広スペクトル域におけるPSG5とPSA6に対する条件付けを最適化するセルの位相ずれ値と方位は表7に与えられる。

表7 構成V(完全モード)のPSG又はPSAの3つのネマチック液晶セルの位相ずれと方位に対する最適値
図10は表7の値、すなわち64個の取得値の完全列に対する条件付けスペクトル値を示す。この方法で得られた条件付け値は450nmないし1100nmの広スペクトル域にわたり著しく高く(理論最大値に近い)、それらは非常に一様である。
さらに、64個の取得値の完全列での使用時に3つのNLCを有するこの実施例は結晶の位置合わせと遅延の変動に比較的鈍感である。NLC2に対する方位角の許容値は±9°であり、NLC1とNCL3に対して許容値は±20°にもなる。
構成VIはPSG内に3つのネマチック液晶と、PSA内に3つのネマチック液晶とを有する偏光計に対応する。PSGとPSAのそれぞれは6つの偏光状態の列を生成し、それにより6x6=36個までの縮小モードで測定を行うのに必要な取得値数をもたらす。
PSG5のネマチック液晶装置1、2、及び3とPSA6のネマチック液晶装置11、12、及び13の端子に印加された電圧は2つの値(VとV)の間で変調される。ネマチック液晶セルの方位は静止したままであるが、それらの位相ずれは値VとVの関数として変化する。
この例では、表2に示される以下の偏光状態列、すなわち第1、2、3、6、7、及び8を使用することが選択される。
できるだけ広スペクトル域でPSG5とPSA6の条件付けを最適化するセルの位相ずれと方位の値は表8に与えられる。

表8 構成VI(縮小モード)におけるPSG又はPSAの3つのネマチック液晶セルの位相ずれと方位に対する最適値
図11は表8の値、すなわち36個の取得値の縮小列に対する条件付けスペクトル値を示す。この方法で得られた条件付け値は良好であるが、64個の取得値による完全モードに対するほど良好ではない。それにもかかわらず、測定時間は完全モードの半分である。液晶セルの位置合わせ誤差とセルの遅延ドリフトに対する敏感さは縮小モードにおいては64個の取得値の完全列を含む測定と比較しておよそ2倍である。NLC2の方位角の許容値は±4.5°であり、NLC1とNCL3に対してこの許容値は±10°である。
図12及び13は本発明の偏光計を代表する測定値を図解するミューラー行列のシミュレーションである。2つの行列はマイクロエレクトロニクスにおいて、また光起電エネルギー生産用として広く使用される薄膜半導体材料を用いて作動するときに一般的に遭遇するシステムに対応する。これらのサンプルは先行技術の偏光計と比較して発明の偏光計の利点を明らかに示す。薄膜半導体材料に基づく装置を構築するために、それらの層の厚さを調べる必要がある。そうするために、層を形成する材料が透明である波長域でサンプルを測定する必要がある。これは基板上の積層で構成されるサンプルを考えることにより直ちに理解できる。積層の一つが不透明であれば、その下の層については光がそれらに到達しないので、情報は得られなくなる。もっと完全で、もっと厳密な説明は、例えば[Azzam & Baschara, Ellipsometry and polarized light, North Holland, 1987]のようないくつかの研究に見られる。アモルファスシリコン、単結晶シリコン、又は多結晶シリコンのような現在最も広く使用される材料であるシリコン系材料に対して、それらの透明域はそれぞれ730nm、960nm、及び950nmより長波長にある。これは、最良でも400nmないし900nmに限定される作動スペクトル域を有する先行技術の偏光計が不適切であることを意味する。もっと長い波長の近赤外で作動する偏光計を使用する方がよいことは明らかである。分光学的方法による薄層の厚さの測定は、測定されるスペクトルにおいて干渉縞が見えることによりもっと容易になる。これらの干渉縞は、層が透明であるか、又はほんのわずかに吸収性であるスペクトル域に対してのみ目視できる。そのような干渉縞の位置と数は層を構成する材料の屈折率とそれらの厚さに依存する[Azzam & Baschara, Ellipsometry and polarized light, North Holland, 1987]。これらの干渉縞の数は層の厚さに比例して、また測定波長に反比例して増加する。その結果、できるだけ長い波長を使用するのが有利である。計量目的で干渉現象を使用できるためには、「エイリアシング」又はアンダーサンプリングの現象を避けつつ干渉縞を分解できる装置を使用して干渉測定できることが必要である。実際には、半導体材料系サンプルは厚さの合計が1マイクロメータを超え、あるいは1マイクロメータ台である層又は多層を使用する。そのような条件の下では、先行技術の偏光計に対応可能な薄層の透明スペクトル域においては観察される縞はあまりにも少なく、またあまりにも密であるのでそれらを適切に測定することができない。これはそれらの装置の有用性を限定し、従って欠陥を表わす。近赤外において測定可能な偏光計をもつことにより測定される干渉数が増加し、またもっと長い波長を使用することによりアンダーサンプリングの現象を避けることができる。
図12は0.5mmの厚さを有する単結晶シリコン基板上に沈積された1マイクロメータの厚さの多結晶シリコン層と100nmの厚さのアモルファス層を備える一対の層に対するミューラー行列を表わす。この一対の層はマイクロエレクトロニクストランジスタの製造に使用される積層に見られるものであるので、全く典型的である。サンプルは等方性であるので、ミューラー行列はある程度の対称性を示す。非対角ブロックに属するマトリックスの要素はゼロである。要素[1,2]と[2,1]は等しく、要素[3,3]と[4,4]は等しく、要素[3,4]と[4,3]は等しい大きさと反対の符号を有する。400nmから700nmに及ぶ可視域において、アモルファスシリコンによる非常に弱い干渉を有する帯域が見られ、一方1000nmから1700nmまでの近赤外において、4つの干渉が見られ、これは多結晶シリコン層の存在を示唆し、これは最も厚い層でもある。発明の偏光計は従って非常に広スペクトル域にわたり結晶シリコン層に関する測定値を得ることを可能にし、これは可視域に限定された偏光計を用いては不可能である。
図13は太陽光電池又はフラットパネルディスプレーの製造において全く一般的なシステムを示す。それは0.5ミリメータの厚さを有するガラス基板上への約2マイクロメータの厚さのアモルファスシリコンの堆積物である。サンプルは等方性であるので、そのミューラー行列は図12に示されるものと同じ対称性を示す。シミュレーションされたデータ分解能は3nmであり、これは先行技術の偏光計のものと同一である。500nmないし800nmの領域において、非常に密で完全に分解されないずっと多くの干渉が見られ、これによりアンダーサンプリングの現象が明らかとなる。しかしながら、近赤外においては、上に説明した理由により、干渉は粗くなり、それらは完全に分解される。この第2の応用において、近赤外を含む広スペクトル域にわたる測定は可視域における先行装置の限界と比較して大きな利点である。
本発明の偏光計は単一の装置により非常に広いスペクトル域に対応する分光測定値を、その領域全体にわたり非常に良好で一様な条件付けを伴ってもたらすことを可能にする。
本発明において、PSGは4つを超える異なるストークスベクトルを生成し、4xm行列(ただしmは4より大きい整数)の形式で表わされ、PSAは出力において4つを超える異なるストークスベクトルを決定する。行列Aはnx4行列(ただしnは4より大きい整数)の形式で表わされる。発明の好ましい実施例において、PSGとPSAのストークスベクトルを生成するのに適した偏光変調手段は液晶装置である。発明の好ましい実施例において、液晶装置は強誘電性結晶セルであり、PSGとPSA内に3つある。
PSGは従って8つの偏光状態を生成するのに適し、PSAは8つの偏光状態を決定するのに適する。この偏光計システムは従って64個の取得値を作成できる。これら64個の測定値は独立ではないが、拡張されたスペクトル域にわたり較正の品質基準を改善することを可能にするのは特にそれらの冗長性である。
発明の測定方法において、新しい偏光状態が追加される。64個の測定値は一つの波長においては優決定性であるが、それらはスペクトルに対しては必要であるかもしれない。その場合、ある波長において条件付けを改善するのに寄与する状態の探索が成されるが、この探索は他の波長における条件付けを害さない。
スペクトルを取得するのに必要な時間が過度に長くなることを避けるために、条件付け改善に対する寄与が重要でない例えば2つの状態を除外することが可能である。
発明の偏光計は、その動作が広スペクトル域にわたり最適となるように最適化されてもよい。最適化基準は、PSGとPSAを表わす行列の条件付けを最適化し、条件付けを測定スペクトル域においてできるだけ一様にすることにある。
測定時間は使用される偏光状態数に依存する。64個の偏光状態の完全列を使用するときは、先行技術偏光計に使用される16個の偏光状態の列により形成される測定と比較して測定時間は4倍に増加する。それにもかかわらず、36個の状態のみの縮小列が使用されれば、在来測定に対する測定時間の増加は≒2倍以下である。
発明の分光偏光計/エリプソメータはより多数の偏光状態を生成及び/又は分析することにより先行装置よりずっと広スペクトル域に対応する働きをする。
発明はまた、広スペクトル域にわたり正確な分光測定値をもたらすことを可能にしかつ精度がその領域にわたり一様である偏光計に対する取得値の測定方法を提供する。
1 液晶装置
2 液晶装置
3 液晶装置
4 固定遅延板
4’ 固定遅延板
5 偏光状態生成器
6 偏光状態分析器
7 光源
8 サンプル
9 検出器
10 偏光子
10’ 偏光子
11 液晶装置
12 液晶装置
13 液晶装置
14 固定遅延板
14’ 固定遅延板
17 光ビーム
21 台座
21’ 台座

Claims (16)

  1. 波長域にわたり入射光ビーム(17)を発するのに適した光源(7)、及び直線偏光子(10)と前記光ビームの偏光を変調する手段とを備える偏光状態生成器(PSG)(5)を備える励起部と、
    前記光ビームの偏光を変調する手段と直線偏光子(10’)とを備える偏光状態分析器(PSA)(6)、及び波長の関数として前記光ビームを検出し、処理ユニットを含む検出手段(9)を備える分析部と
    を備えるサンプルを分析する分光偏光計システムであって、
    前記PSG(5)の偏光を変調する前記手段は3つの液晶装置(1、2、3)と、偏光状態の方位及び/又は遅延を変調して各測定波長においてm個(m>4)の偏光状態の列を生成するのに適した前記液晶装置(1、2、3)のそれぞれに印加された電圧を制御する手段とを備え、
    前記PSA(6)の偏光を変調する前記手段は3つの液晶装置(1、2、3)と、偏光状態の方位及び/又は遅延を変調して各測定波長においてn個(n>4)の偏光状態の列を決定するのに適した前記液晶装置(1、2、3)のそれぞれに印加された電圧を制御する手段とを備え、
    前記検出手段は各波長においてN個(ただし、16<N≦nxm)の光強度測定値の列を取得してそれから前記サンプル(8)のミューラー行列を抽出するのに適している
    ことを特徴とする分光偏光計システム。
  2. 前記励起部は前記PSG(5)と前記サンプル(8)の間に位置する引き込み式台座(21)であって、前記偏光計システムの光学系に少なくとも一つの較正要素を導入し、較正が終了したら前記較正要素を引っ込めるのに適した台座(21)を含み、前記分析部は前記PSA(6)と前記サンプル(8)の間に位置する引き込み式台座(21’)であって、前記光学系に少なくとも一つの較正要素を導入し、較正が終了したら前記較正要素を引っ込めるのに適した台座を含むことを特徴とする請求項1に記載の偏光計システム。
  3. 前記PSGの偏光を変調する前記手段は各測定波長においてm=8個の偏光状態の列を生成するのに適し、前記PSAの偏光を変調する前記手段は各測定波長においてn=8個の偏光状態の列を決定するのに適し、前記検出手段は各波長においてN=64個の測定値の列を取得してそれから前記サンプル(8)のミューラー行列を抽出するのに適していることを特徴とする請求項1又は2に記載の偏光計システム。
  4. 前記PSGの偏光を変調する前記手段は各測定波長においてm=6個の偏光状態の列を生成するのに適し、前記PSAの偏光を変調する前記手段は各測定波長においてn=6個の偏光状態の列を決定するのに適し、前記検出手段は各波長においてN=36個の測定値の列を取得してそれから前記サンプル(8)のミューラー行列を抽出するのに適していることを特徴とする請求項1又は2に記載の偏光計システム。
  5. 前記PSGの偏光を変調する前記手段はm=8個の偏光状態の列を生成するのに適した3つの強誘電性液晶(FLC)装置(1、2、3)を備え、前記PSAの偏光を変調する前記手段はn=8個の偏光状態の列を決定するのに適した3つのFLC装置(11、12、13)を備えることを特徴とする請求項1ないし4の何れか一つに記載の偏光計システム。
  6. 前記偏光状態生成器(5)は2つの前記FLC(1、2)又は(3、2)の間に位置する遅延板(4)を含み、前記偏光状態分析器(6)は2つの前記FLC(11、12)又は(12、13)の間に位置する遅延板(14)を含むことを特徴とする請求項5に記載の偏光計システム。
  7. 前記遅延板(4、14)は色消し二枚プリズムであることを特徴とする請求項6に記載の偏光計システム。
  8. 前記液晶セル(1、2、3、11、12、13)はネマチック液晶セルであり、前記偏光計システムは前記ネマチック液晶セル(1、2、3、11、12、13)の遅延を変調するのに適した電子制御装置を含むことを特徴とする請求項1ないし4の何れか1つに記載の偏光計システム。
  9. 前記PSGと前記PSAの前記偏光変調手段はそれぞれ3つのネマチック液晶(NLC)装置(1、2、3)及び(11、12、13)を備え、前記電圧を制御する手段はそれぞれ、m=8個の偏光状態の列を生成するように、またn=8個の偏光状態の列を決定するように各NLC装置(1、2、3、11、12、13)の遅延を切り換えるのに適していることを特徴とする請求項8に記載の偏光計システム。
  10. 前記偏光計システムは350nmないし2μmのスペクトル域に対して最適化されることを特徴とする請求項1ないし9の何れか1つに記載の偏光計システム。
  11. 前記偏光計システムはエリプソメータであることを特徴とする請求項1ないし10の何れか一つに記載の偏光計システム。
  12. 前記偏光計システムはN個(ただし16<N≦64)の検出光強度測定値の列からサンプル(8)を分析するミューラー偏光計であることを特徴とする請求項1ないし10の何れか1つに記載の偏光計システム。
  13. 前記検出手段(9)は前記サンプル(8)の偏光計画像を形成する前記処理ユニットに適合する画像形成検出器を備えることを特徴とする請求項1ないし12の何れか一つに記載の偏光計システム。
  14. 偏光子を含む偏光状態生成器(PSG)(5)により発せられた偏光入射光ビーム(17)によりサンプル(8)を照明するステップであって、前記PSGが前記光ビーム(17)の前記偏光状態を変調し、前記サンプル(8)が前記偏光変調された光ビームを透過又は反射するステップと、
    検出器と、偏光状態分析器(PSA)(6)及び偏光子を備える検出部とにより測定値を検出するステップであって、前記PSAが前記検出された光ビームの偏光状態を決定するステップと、
    前記検出された信号を処理してそこから前記サンプルの偏光測定値を抽出するステップと
    を含むサンプル(8)の分光偏光測定方法であって、
    3つの液晶装置(1、2、3)により生成された前記偏光状態はm個(m>4)の偏光状態の列として変調され、3つの液晶装置(11、12、13)により分析された前記偏光状態はn(n>4)個の偏光状態の列とN=nxm個の測定値の列として決定される
    ことを特徴とする分光偏光測定方法。
  15. 8つの偏光状態の列が生成され、8つの偏光状態の列が分析され、64個の測定値の列が各波長において取得されることを特徴とする請求項14に記載の分光偏光測定方法。
  16. 6つの偏光状態の列が生成され、6つの偏光状態の列が分析され、36個の測定値の列が各波長において取得されることを特徴とする請求項14に記載の分光偏光測定方法。
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