JP2012505915A - シンナムアルデヒド−アリシン組成物及びそれらの用途 - Google Patents

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Abstract

発明は一般的に、線虫、菌類病原体、昆虫、及びダニによる傷害から植物を保護するための、シンナムアルデヒド及びアリシン(10%)が1:1ないし20:1の乳化懸濁液製剤の混合物に関する。明細書に記載の殺線虫組成物は、流動性が高く、水に混合しやすく、及び低揮発性であり、植物毒性を示さない。農業利用への組成物の適用のための方法を開示する。

Description

本発明は、一般に、植物寄生線虫、及びシロアリ又はダニを含む、土壌及び植物病原体又は昆虫に対して、相乗的活性のあるシンナムアルデヒド-アリシン組成物及びそれらの用途に関連する。
植物寄生線虫は、世界中で多くの農作物に深刻な経済的損害を引き起こす。この群の線虫は、顕微鏡でしか見えない線虫であり、一般には、植物の絶対寄生虫(obligate parasite)である。それらは、ほとんどは、宿主植物の根に寄生する。しかし、いくつかの属は、茎、葉及び花を含む地面より上の部分に寄生する。ほとんど全ての経済的重要性のある植物種は、ある種の線虫により感染しやすい(特筆すべき例外は、マリーゴールド及びアスパラガスである)。例えば、ネコブ線虫種(Meloidogyne spp.)は、3000種以上の農作物に寄生することができる。これらの植物には、普通作物、野菜、果物、果樹及び灌木がある。報告によると、線虫は、合衆国単独でも農作物収入に60億ドル以上、世界中では100億ドル以上の損失を生じさせている。
寄生線虫による傷害の症状は、宿主植物、線虫種、植物の年齢、地理的位置及び気候及び外部環境によって様々である。一般には、野外における植物の全体にわたる斑模様が線虫の寄生の兆候となっている。より具体的には、線虫傷害は、線虫((Meloidogyne spp.)及び嚢胞(ヘテロデラ種(Heterodera spp.))線虫による根における瘤の形成(皮層細胞の急速な増加による組織の異常な腫れ)、ネグサレ線虫(ネグサレ線虫(Pratylenchus spp.))による腐り(局部的な変色部分)、細胞分裂の減少は、ずんぐりした根(ユミハリ線虫(Trichodorus spp.))、地上部分のしわやよじれ(Aphelenchoides spp.)を含む、異常な増殖、及びさらに、ある場合には細胞の壊死を起こす。植物寄生線虫は、ネコブ線虫及びネグサレ線虫の場合には内部寄生性であり、オオハリ線虫(オオハリ種(Xiphinema spp.))及びヤリ線虫(ヤリ線虫種(Hoplolaimus spp.))は、外部寄生性である。線虫は、植物ウイルスのベクターとなり得、他の植物病原性菌類及びバクテリアに感染症にかかりやすくなる疾病複合体を誘導することが知られている。
合成殺線虫剤は、土壌燻蒸剤又は非-燻蒸剤のいずれも、長年用いられてきており、線虫に対抗するための数少ない実行可能な選択肢である。現在、作物の植え付けの前に土壌に合成薬品を繰り返し適用する必要がある。これらの薬品は、線虫の他、標的でない有機体にきわめて毒性が強く、多くは環境への脅威を与えている。環境団体及び政府機関による、きれいな水及び空気の必要性が新たに強調され、地下水及びいくつかの非-標的有機体においてこれらの活性成分又はそれらの代謝物の多くが検出され、これらの化学品の製造及び/又は使用を続けることに対する深刻な懸案となっている。最も有効で、経済的で、広く殺線虫剤として用いられてきたものの一つであるDBCPは、地下水において検出され、男性の不妊を誘導し、発ガン性でありうると判断された。他の広く用いられる合成品であるEDB(エチレンジブロミド)も地下水から見つかった。
他のよく知られている殺昆虫-殺線虫剤である、アルジカルブ (2-メチル-2-(メチルチオ)-プロピオンアルデヒド-o-(メチルカルバモイル)オキシム)は、高度に急性毒性を有することがわかった。アルジカルブは、合衆国のいくつかの地下水において発見されている。1,3-D-(1,3-ジクロロプロペン)は、よく使用される別の土壌燻蒸剤であり殺線虫剤であるが、発癌性であろうことが特定されている。US EPAは、近年、カルボフラン (2,3-ジヒドロ-2,2-ジメチル-7-ベンゾフラニルメチルカルバメート)による農作物に対する残存の許容値をすべて破棄し、複合曝露からのリスクが安全性標準に適合しないと判断して、いくつかの産物の登録を取り消した。より最近では、EPAによって、農業生産物の有効性及び品質に対する脅威のため、殺線虫剤としての効果も含め、農業利用において土壌燻蒸剤である臭化メチルの使用を制限し、徐々に中止する決定が行われた。
天然の単離物、例えば、N−アセチル−D−グルコサミンは、微生物に由来し、産業発酵プロセスにおける廃棄物であり、米国特許登録第5,057,141号において殺線虫作用を有するとして開示されている。
バイオ農薬が化学殺虫剤の代わりとして開発されてきた。それらは、発酵によって得られ、粗バイオマス又は精製したもののいずれとしても用いられる。典型的には、発酵は、20-40℃の範囲において行われる。例えば、米国特許登録第5,360,607号において開示されるように、28-30℃におけるペシロマイセス真菌(Paecilomyces fumosoroues fungal)単離体であるATCC第20874の深部発酵は、線虫侵入制御のための菌性のバイオマスを生産する;米国特許登録第5,182,207号において開示されているように、28℃においてストレプトミセスサーモアーカエンシス(thermoarchaensis) NCIB 12015を発酵させることにより得られた全発酵ブロスは、殺線虫剤として有効であり;米国特許登録第5,439,934号において開示されているように、28℃においてストレプトマイセス・シアネオグリセウス亜種ノンシアノジーナス(cyaneogriseus noncyanogenus) NRRL 15773を発酵させることにより得られた発酵ブロスは線虫に対して有効であり;及び、米国特許登録第5,051,255号において開示されているように、25ないし30℃においてクワ暗斑病菌の発酵により得られた発酵ブロスは、殺線虫剤として有効である。
しかし、いまだ新規で有効な殺線虫剤の開発が望まれている。多くの植物精油が抗菌剤、殺虫、殺菌、及び除草活性を示すように、植物は、有効な殺虫化合物の源であることが示唆されている。それらは、殺虫剤として、害虫、疾病及び雑草管理に適用されてきた。
特定の植物精油は、USEPAによって最小リスクの殺虫剤の例として評価され、それらは40 C.F.R.セクション152.25 (b)にリストされている。しかし、高揮発性、植物毒性及び低水溶性であるいくつかの精油は、農作物の保護の用途には制限がある。
農業利用に使用される1つの精油としては、プロガード(ProGuard(登録商標))、30%桂皮アルデヒド流動性殺虫剤、ダニ殺虫剤及び殺菌剤がある(米国特許登録第6,750,256B1及び6,251,951B1)。しかし、この市販製品の不都合な面は、o-フェニルフェノールという化学保存料を含有していることである。
植物精油の殺線虫活性が報告されているが、その中でもとりわけ、Y.Oka (Nematology, Vol. 3(2), pp. 159-164, 2001)及びR. Pandey (J. Phytopathology 148, 501-502 (2000))のものがある。ある植物の精油及びそれらの成分についてインビトロ及び土壌において殺線虫活性を試験した。殺線虫活性があるとされた、いくつかの植物精油は、アップルミント(Mentha rotundifolia)、キャラウェー(Carum carvi)、フェンネル(Foeniculum vulgare)、オレガノ(Origanum vulgare)、シリアオレガノ(Origanum syriacum)、及びイブキジャコウソウ(Coridothymus capitatus)の精油がある。また、桂皮アルデヒド(シンナムアルデヒドとして知られる)を含む芳香族及び脂肪族アルデヒドは、強力な殺線虫活性をインビトロにおいて示すことが開示された。例えば、米国特許登録第6,251,951 B1号公報においては、桂皮アルデヒドは、2% Tween 80及び6% NaHCO3担体、存在下、殺線虫活性を示すことが開示された。
米国特許登録第6,231,865B1号は、ガーリックオイル又は抽出物を精油と組み合わせる相乗効果を述べており、殺昆虫/殺菌活性を改善するという結果を示した。ガーリック抽出物は、この特許において、ガーリック片から除かれたガーリックオイル及び水を含む、いかなる液体でもよいと定義されている。混合物における好ましい精油は、綿実油、及び/又はシナモン油である。ラウリル硫酸ナトリウムは、ガーリック抽出物を乳化させるために10%用いられる。ガーリック抽出物において実際の組成物を特定又は定量する試みは行われていない。ガーリック抽出物の構成物は、実質的にガーリックの採取源及び抽出方法により変化するとされる。しかし、殺線虫活性は、述べられていない。
国際公開第2006/109028号パンフレット「殺虫剤及び防虫剤」には、殺昆虫剤、殺線虫剤及び殺擬軟体動物としてのガーリック液濃縮物の用途が記載されている。ガーリック濃縮物は、様々な生体の予防の観点から、ガーリックオイル/新鮮なガーリック抽出物が関わる性質及び殺虫剤としての性質を有するが、それにはガーリックオイルの単離に関して蒸留段階は要せず、長期保存において活性の減少なく安定している。ガーリック液濃縮物におけるアリシンの分解により得られる活性成分アリルポリスルフィドは、2ないし4重量/重量%であることが示された。この公開された特許出願は、ジアリルスルフィドも開示し、式RSR、RS2R、RS3R、及びRS4Rは、存在するポリスルフィドの合計に対し66% (±10%)含まれる。これらのジアリルスルフィドは、存在するポリスルフィドの合計に対し、重量%にして、それぞれ約4-5%; 5-8%; 31-38%、及び19-22%含まれる。公開された特許出願は、木粉に結合剤と共にしみこませたガーリック濃縮液の顆粒剤も開示する。顆粒剤 (NEMguard)は、殺線虫剤として評価された。
セイロンニッケイ(Cinnamomum verum)から得られた酢酸シンナミル成分及びニンニク(Allium sativum)から得られたジアリルジスルフィド及びジアリルトリスルフィドの殺線虫活性は、パークらによって2005年(Nematology 7(5), 2005, 767-774)に報告された。これらは、試験した43植物種の中で最も活性の高い精油であった。パークらの精油の主成分の殺線虫活性の2005年の研究は、2002年 (J. Pesti. Sci. 6, 2002, 271-278)に5つの主な節足動物害虫に対して殺昆虫又は殺ダニ活性を有することが報告されている。オージェら(Agroindustria 3(3), 2004, 5-8)は、ネギ属(Allium)から得られるジアリルジスルフィド及びジアリルトリスルフィドが、土壌病原菌、昆虫及びシロアリに対してよい活性を有することを報告した。
シンナムアルデヒド及びガーリック抽出物は、いずれも殺線虫、殺昆虫、殺菌及び殺ダニ活性を有することが文献において知られているが、シンナムアルデヒドは、特に殺線虫割合で使用すると標的植物に対して植物毒性を有することが知られている (500 ppm以上)。300 ppmの濃度での殺線虫活性が境界線である。300 ppm以上では、ガーリック抽出物は線虫制御に有効であり植物毒性を示さなかったが、1エーカーに対するコストは非常に高額である。
初期の製剤研究において使用されてきたガーリック抽出物は、しばしば水溶性ベースであり、活性成分の安定性は、水製剤中において確立されていなかった。線虫、菌類病原体、昆虫及びダニの制御の効果的及び経済的な、ガーリック抽出物(アリシン)及びシンナムアルデヒドの濃縮、乾燥粉末を含む製剤の先行文献は存在しない。
従って、生物学的効率を改善するための安全で、簡便で、送達システム費用効率のよい、農業利用のための植物精油/植物抽出物を開発する必要がある。
本発明は、液体シンナムアルデヒド(シンナミックアルデヒドとしても知られる)及び粉末形態のアリシン、及び大豆油、オレイン酸メチル、乳酸エチル、及び大豆油メチルエステルからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒、他のシードオイル、乳化剤、レオロジー添加剤、極性添加剤及び他の非イオン性界面活性剤を含む農業利用に適した一般に乳化油性懸濁液製剤に関する。
本発明はさらに、植物体(ローカス)、土又はそのような種に、請求項寄生の製剤の有効量を適用することを含む、少なくとも1つの病原体から植物を保護する方法に関する。「植物を保護する」という語句は、害虫及び病原体を殺すこと、及び/又は細胞増殖を遅らせ又は捕捉すること、又は病原体が植物に接触せず、攻撃することができないように混乱又は防虫活性を提供することに関連し、害虫及び病原体の成長を制御することである。代表的な害虫及び病原体は、以下に限られないが、線虫、菌類病原体ピチウム(Pythium)、リゾクトニア(Rhizoctonia)、スクレロチニア属(Sclerotinia)、昆虫である害虫及び他の害虫がある。
これらの活性成分を個々に適用する場合に必要な量に比べ、混合割合においてこれらの組成物を用いることにより実質的に減少した用量において、ネコブ線虫の良好な制御が行われた。例えば、シンナムアルデヒド100ないし250 ppm及びさらにアリシン20ないし50 ppmを含む混合物は、シンナムアルデヒドを単独で300 ppm又はアリシンを単独で300 ppmで適用した場合に比べて、根において95%以上の瘤形成を減少させた。
驚いたことに、植物寄生性線虫により引き起こされる上述の問題は、シンナムアルデヒド及びアリシン及び関連する誘導体を特定の割合、例えば、線虫に対して相乗的となる組成物の割合を含む本発明の組成物により解決されることを発見した。シンナムアルデヒド及びアリシンの両方を含むいくつかの組成物が開発されてきた。
1つの態様としては、本発明は、1つの活性成分、好ましくはシンナムアルデヒドを、低揮発性溶媒(例えば、植物油)に溶解させ、及び第2の活性成分、好ましくはアリシンを粉末として油層に懸濁させ、適切なレオロジー添加剤とともに、及び水への希釈及び適用に適した乳化剤とともに、乳化懸濁液濃縮物の農業利用において適切な、製剤を提供する。本発明の組成物は、より効果的である、非植物毒性であり、いずれかの活性成分を個別に用いた場合よりも混合した場合に、各活性成分よりも少量でよい。
本発明は他の態様としては、シンナムアルデヒドは少なくとも75%の純度、好ましくは98%の純度であり、シンナムアルデヒド及びアリシンは、例えば、植物油のような適切な溶媒/担体中において、シンナムアルデヒド:アリシン=20:1ないし1:1の重量/重量割合で混合される。
より好ましい態様としては、望ましい割合は、シンナムアルデヒド:アリシン=5:1ないし20:1の重量/重量割合である。
別の好ましい態様としては、望ましい割合は、シンナムアルデヒド:アリシン=10:1ないし20:1の重量/重量割合である。
製剤の適切な溶媒は、大豆油、オレイン酸メチル、乳酸エチル、大豆油メチルエステル、及び他のシードオイルからなる群から選択される。好ましい溶媒/担体は、食品品質の大豆油である。溶媒は、製剤中30%ないし80%の重量/重量%である。より好ましくは、溶媒は30%ないし62%の重量/重量%である。製剤中用いられる溶媒は、シンナムアルデヒド及びアリシンの用いられる用量に依存する。10%アリシンは、10%ないし50%の重量/重量%で存在し、より好ましくは、20%ないし40%の重量/重量%で存在することである。活性成分の合計におけるアリシンの割合は、0.5%ないし15%の重量/重量%である。製剤中のシンナムアルデヒドの濃度は、2%ないし50%重量/重量%であるが、好ましい態様としては、範囲は10%ないし20%の重量/重量%である。また製剤は、ゲル化のため乳化剤、レオロジー添加剤、極性添加剤、及び他の添加剤、例えば非イオン性界面活性剤、及び抗酸化剤、例えば、固体のアリシン粉末濃縮物を均一懸濁液として含有していてもよく、及び生成した懸濁液の濃縮製剤は、流動性があり、注入できる形態、水の添加により即乳濁液にできる形態であり、混合物は従来のスプレー装置又は散布又は他の手段により容易にスプレーできる形態を含む。
好ましい態様としては、乳化剤は、ポリオール脂肪酸エステル及びそれらのポリエトキシ化誘導体である。乳化剤の濃度は、3ないし12%の重量/重量%であり、より好ましくは、製剤中5%の重量/重量%である。また製剤は、2%までのポリソルベート20を含有していてもよく、より好ましくは、0.5%の重量/重量%である。好ましいレオロジー添加剤は、有機修飾(organically modified)した、有機物親和性ヘクトライトクレイであり、製剤中0.8ないし2%の重量/重量%で存在し、より好ましくは約1.6%の重量/重量である。好ましい、適切なゲル化のための極性添加剤は炭酸プロピレンであるが、他の異なる添加剤、例えばエタノール/水 (95:5の割合)又はメタノール/水 (95:5の割合)もまた用いられる。好ましい極性添加剤の濃度は、0.5ないし3%の重量/重量%であり、より好ましくは、製剤中約1%の重量/重量%である。極性添加剤は、最大のゲル化を可能とするためにクレイプレート(clay platelet)を開くためにきっかけとなるものである。また製剤は、他の適切な添加剤、例えば抗酸化剤及び/又は活性成分を土壌に浸透させるための他の界面活性剤を含んでいてもよい。
他の態様としては、発明は請求項に記載の製剤の有効量を投与することを含み、少なくとも1つの病原体から植物から保護する方法に関連する。1つの態様としては、害虫又は病原体は、線虫である。
1つの態様としては、線虫の損傷から保護される標的作物には、あらゆる野菜、果物の木、蔓及び経済的に重要な、列をなしている農作物(row crop)がある。また、芝生、花壇、鉢植え植物又は観賞用植物又は森林の苗木(forestry nursery crop)がある。
1つの態様としては、製剤の適用は、適切な量の水又は互換性のある液体担体を混合させて標的作物又は土壌に、スプレー装置又は散布装置によって行うことである。また製品は、苗木又は種子床にスプレーされ、及び土壌又は成長培地に組み込まれる。
これらの代表的態様は、単に発明のある側面を説明するためにあり、限定するものではない。
以下の実施例は、説明のためにあり、限定するものではない。
Figure 2012505915
表1に詳述した製剤原型に用いたゲル濃縮物の調製方法
ゲル濃縮物は、まず大豆油 (76部分)、有機修飾(organically modified)ヘクトライトクレイ(12部分)及び乳化剤ポリオール脂肪酸エステル及びその誘導体(12部分)を、高せん断下、混合することにより調製される。
表1に示すシンナムアルデヒド + アリシン (10%)の製剤原型の調製方法:
イソパラフィン液(イソパールM(Isopar M))は、まず適切な大きさの容器に充填し、速度調節可能な混合/攪拌機に設置する。必要な量のゲル濃縮物を加え、均一に分散するまで攪拌する。大豆油メチルエステルに溶解させたシンナムアルデヒドを充填し混合する。乳化剤及びポリソルベートを加え、プロペラで攪拌した。高せん断下で攪拌しながら、アリシン(10%)をゆっくり加えた。混合は、ガーリック抽出物が均一に分散するまで行った。
Figure 2012505915
Figure 2012505915
表2及び3に示す好ましい製剤の使用におけるゲル濃縮物の調製方法:
ゲル濃縮物は、まず大豆油 (87部分)、有機修飾ヘクトライトクレイ(5部分)、ポリオール脂肪酸エステル及びそのポリエトキシ化誘導体を含有する乳化剤混合物(5部分)、及び炭酸プロピレン(3部分)を、高せん断下、混合することにより調製される。ゲル濃縮物中、有機物親和性ヘクトライトクレイは2ないし10重量/重量%である。同様に、炭酸プロピレン又は他の極性添加剤は、0.5%ないし5重量/重量%である。
表2及び3に示す好ましい製剤におけるシンナムアルデヒド + アリシン (10%)の調製方法
大豆油は、まず適切な大きさのステンレス容器に充填し、速度調節可能な混合/攪拌機に設置する。混合中、シンナムアルデヒドを充填し、混合して溶解させる。続いてゲル濃縮物の必要な容量を加え、均一に分散するまで混合する。アリシン (10%)をゆっくり充填し、均一に分散するまで混合する。乳化剤及びポリソルベート20を充填し、全ての内容物が均一に分散するまで混合する。生成した懸濁液を149ミクロンオープニングシーブ(opening sieve)で濾過した。
Figure 2012505915
シンナムアルデヒド及びアリシン (10%)を5:1、7:1及び10:1の割合で含む組成物の製剤の有効性評価
温室ポット試験の手順:
2インチ×2インチのプラスチックポットに140ないし150 gの低温殺菌していない砂及び土壌を2:1の割合からなる植物成長培地を充填する。3つのキュウリ種子 (Straight Eight種;トマトの場合にはRutgers種)を均一の深さに植え、水を加えた。各ポット2つの同種の種子を成長させ、3つ目の苗は除去した。一般に5ないし7日であるが最初の本葉が出現すると、苗を選択する。各ポットは、25 mLの水で希釈した試験物質を土壌が湿潤する程度で、浸すほどではない程度に処置する。無処置コントロールを除いては、全ての試験ポットは約800の第2段階のネコブ線虫 (Meloidogyne incognita)の幼虫を植え付けている。植物には水を必要に応じて与えた。ポットに植え付けて12ないし14日後、植物は、ポットから注意深く取り除かれ、根から土を落とすため優しく洗い、ペーパータオルに置き、直後の芽、根の重量、瘤の数/処置及び/又は根ごとに測定した。根はまた瘤形成割合により、0ないし9のスケールで評価する。0が瘤形成なし、9が重い瘤形成を示したこと表す。
Figure 2012505915
表5の瘤形成割合及び瘤形成%のデータは、アリシン:300 ppmは、シンナムアルデヒド:300 ppmより、より効果的であることを表している。試験した割合の中では、272.7 ppmのシンナムアルデヒド及び27.3 ppmのアリシン(10:1の割合)がアリシン:300 ppmを単独で投与した場合と同程度に瘤形成を抑制した。
Figure 2012505915
表6に示すデータは、3つの製剤の全てが、相乗的な反応を示し、ネコブ線虫により生じた瘤を実質的に減少させ、又はほとんど排除することを明確に示す。さらにデータは、表2の組成物が表1に示すものより、より好ましいことを示す。上述の実施例においては、本発明はこれらの組成物がより経済的なだけでなく、DBCP及びEDBのような環境に有害な合成殺線虫剤に代替する可能性があることを実際的に示唆する。
Figure 2012505915
標準的な温室バイオアッセイ:
バイオアッセイは、2インチポットにおいて育てたキュウリ苗を用いて行った。試験物質を、適切な濃度に希釈し、各25mL/ポットを適用した。ポットは、10-12日間モニターし、その後収穫した。収穫後、重量及び瘤形成割合のデータを集めた。表7のデータは、明らかに、実施例3の組成物が、試験の割合において根の瘤形成を排除することを示している。
Figure 2012505915
母土壌は、ネコブ線虫(Meloidogyne incognita)の卵及び幼虫により高度に汚染された土壌と定義する。この実験は、極度に線虫によって汚染された土壌の、実施例3の製剤による有効性を評価する。野外での条件下において達成すべき結果は、表8における結果よりも低くてよいはずである。
母土壌における試験方法(ポットテスト):
4インチポットに母土壌を500g/ポット充填する。試験物質を適切な濃度に希釈し、各ポット90 mLずつを適用する。最初の適用後、ポットをポリエチレンフィルム(サランラップ)でラップする。最初の適用から1週間後、トマト苗は、各ポットに移植し、2週間モニターする。収穫直後、全ての植物について重量及び瘤を評価する。表8のデータは、実施例3の製剤が根の瘤形成を高度に汚染された土壌において有効に制御することを示している。
Figure 2012505915
表9に示す瘤形成割合のデータは、実施例3が効果的にネコブ線虫によって引き起こされた瘤形成を制御することを示している。データは、この組成物が、環境に有害な合成殺線虫剤に代替する可能性があることを示している。

Claims (16)

  1. シンナムアルデヒド、アリシン、大豆油、乳化剤、溶媒、レオロジー添加剤、極性添加剤、及び非イオン性界面活性剤を含む農業利用に適切な製剤。
  2. 大豆油、オレイン酸メチル、乳酸エチル、大豆油メチルエステル、パラフィン油、イソパラフィン油、及び他のシードオイルからなる群から選択される請求項1に記載の製剤。
  3. 相乗作用剤がアリシン(10%)及びその誘導体である請求項2に記載の製剤。
  4. 溶媒が大豆油である請求項3に記載の製剤。
  5. 該乳化剤が、ポリオール脂肪酸エステル又はそれらのポリエトキシ化誘導体である請求項4に記載の製剤。
  6. 該レオロジー添加剤が有機物親和性ヘクトライトクレイであり、該極性添加剤が炭酸プロピレンである請求項5に記載の製剤。
  7. シンナムアルデヒドとアリシン(10%)を足すと、製剤の総重量の約30ないし50.0重量/重量%、大豆油が製剤の総重量の約50ないし80重量/重量%、乳化剤が製剤の総重量の約3ないし12重量/重量%、該有機物親和性ヘクトライトクレイが0.8ないし2重量/重量%、極性添加剤炭酸プロピレンが0.5ないし3重量/重量%、及び非イオン性界面活性剤のような他の補助剤が、約0.5ないし2重量/重量%を含む、請求項6に記載の製剤。
  8. シンナムアルデヒドとアリシンの割合が1:1ないし20:1の割合である請求項7に記載の製剤。
  9. 製剤中のシンナムアルデヒド濃度が、2ないし80重量/重量%である請求項7に記載の製剤。
  10. 製剤中のアリシン(10%)の割合が、製剤の総重量の10ないし40重量/重量%である請求項7に記載の製剤。
  11. アリシン及びその誘導体の割合が、1ないし15重量/重量%である請求項7に記載の製剤。
  12. 請求項7に記載の製剤の有効量を土壌又は植物に適用することを含む、少なくとも1つの害虫又は病原体から植物を保護する方法。
  13. 該害虫又は病原体が線虫である請求項12に記載の方法。
  14. 該組成物が、経済的に許容できるレベルに作物の活力、質及び収量の低下に関わっている菌類病原体、昆虫、及びダニの制御を提供するのに十分である、請求項12に記載の方法。
  15. 該製剤が、植え付け又は植え付けに続き、ニートで又は水又は農業用担体で希釈して、スプレー装置又は散布装置又は他の適用において簡便な態様により、土又は植物に適用される請求項12に記載の方法。
  16. 該製剤が、殺虫活性の促進のため、又は経済的理由のために、殺虫剤及び/又は肥料溶液とともにタンクにおいて混合される請求項12に記載の方法。
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