JP2012256281A - 患者管理サーバ、患者管理システムおよび患者管理方法 - Google Patents

患者管理サーバ、患者管理システムおよび患者管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】患者の現在の容態を患者の家族などの関係者に対してより正確に認識可能に通知することができる。
【解決手段】患者によって携帯され患者の生体情報を測定するとともに患者を識別する患者識別情報を保持する医療装置と通信可能であり、医療装置から患者識別情報とともに生体情報を含む容態情報を取得する容態情報取得手段11と、患者識別情報と患者の関係者によって使用される関係者端末の宛先とを対応付けて記憶する宛先記憶手段15と、容態情報取得手段11によって取得された生体情報に基づいて患者の容態の緊急度を計算する緊急度計算手段13と、該緊急度計算手段13によって計算された緊急度を宛先記憶手段15に患者識別情報と対応付けて記憶された宛先に送信する送信手段16とを備える患者管理サーバ10を提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は、患者管理サーバ、患者管理システムおよび患者管理方法に関するものである。
従来、患者が携帯する医療装置から該医療装置が測定した患者の生体情報や医療装置が行った治療情報を取得し、患者に緊急事態が発生したときに医療装置を遠隔地から操作したり患者の現在地を特定することにより救急チームの急派を支援したりするシステムが知られている(例えば、特許文献1および2参照。)。
特開2001−195503号公報 特開2003−260145号公報
しかしながら、特許文献1および2のシステムは、医療装置からの情報を医療従事者が取得するものである。すなわち、患者に緊急事態が発生したことを患者の家族などの関係者に通知することは想定されていない。仮に、医療装置から取得した情報を患者の関係者に対して送信したとしても、間欠的に送信されてくる血圧や心電図等の生体情報や単なる治療情報からは、関係者が患者の現在の容態やその程度を正確に認識することは困難であるという問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、患者の現在の容態を患者の家族などの関係者に対してより正確に認識可能に通知することができる患者管理サーバ、患者管理システムおよび患者管理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は以下の手段を提供する。
本発明は、患者によって携帯され該患者の生体情報を測定するとともに前記患者を識別する患者識別情報を保持する医療装置と通信可能であり、前記医療装置から前記生体情報を含む容態情報を前記患者識別情報とともに取得する容態情報取得手段と、前記患者識別情報と前記患者の関係者によって使用される関係者端末の宛先とを対応付けて記憶する宛先記憶手段と、前記容態情報取得手段によって取得された前記生体情報に基づいて前記患者の容態の緊急度を計算する緊急度計算手段と、該緊急度計算手段によって計算された緊急度を前記宛先記憶手段に前記患者識別情報と対応付けて記憶された宛先に送信する送信手段とを備える患者管理サーバを提供する。
本発明によれば、容態情報取得手段が医療装置から患者の生体情報を含む容態情報を取得すると、緊急度計算手段が生体情報に基づいて患者の緊急度を計算し、送信手段が記憶部に記憶されている患者の関係者に宛てて緊急度を送信する。患者の関係者は、自身が使用する関係者端末によって受信された緊急度から患者の現在の容態を認識することができる。
この場合に、患者の身体的な状態を示す生体情報に基づいて計算される緊急度は、患者の容態を正確に反映したものとなるので、患者の家族などの関係者に対して関係者が患者の現在の容態をより正確に認識可能に通知することができる。
上記発明においては、前記医療装置が、測定した前記生体情報に基づき前記患者に対して治療を行い、前記容態情報取得手段が、前記医療装置によって治療が行われた場合にはその旨を示す治療動作情報を前記生体情報とともに前記容態情報として取得し、緊急度計算手段が、前記生体情報および前記治療動作情報に基づいて前記緊急度を計算することとしてもよい。
このようにすることで、医療装置により治療動作が行われた場合には患者の容態の重篤度を反映する治療動作情報が緊急度の計算に加味されることとなり、患者の容態をより正確に反映した緊急度を計算することができる。
また、上記発明においては、医療施設に設置され該医療施設において前記患者に対して行われる処置を示す処置情報が入力される医療施設端末と通信可能であり、前記医療施設端末から前記処置情報を取得する処置情報取得手段を備え、前記緊急度計算手段が、前記処置情報取得手段によって取得された処置情報に基づいて前記緊急度を計算することとしてもよい。
このようにすることで、患者が医療施設に搬送された後は、当該医療施設に設置された医療施設端末から取得した処置情報も緊急度の計算に加味される。処置情報は、医療従事者が患者の容態に応じて選択する処置を示している。したがって、患者の容態をさらに正確に反映した緊急度を計算することができる。
また、上記発明においては、前記緊急度計算手段が、前記生体情報のレベルに応じて設定された所定の係数を、前記治療動作情報に対して設定された所定の指数に和算または乗算することにより前記緊急度を計算することとしてもよい。
このようにすることで、緊急度を容易な処理によって計算することができる。
また、上記発明においては、前記緊急度計算手段が、前記容態情報取得手段によって取得された最新の前記容態情報に基づいて前記緊急度を計算することとしてもよい。
このようにすることで、比較的短い時間間隔での患者の容態の変化を緊急度の変化としてより顕著に反映させることができる。
また、上記発明においては、前記容態情報取得手段によって取得された前記容態情報の履歴を記憶する容態情報記憶手段を備え、前記緊急度計算手段が、前記容態情報記憶手段に記憶された前記履歴のうち、所定の時間窓内に含まれる容態情報に基づいて前記緊急度を計算することとしてもよい。
このようにすることで、過去の容態情報も緊急度の計算に加味することにより患者の容態の程度をより正確に緊急度に反映させることができる。
また、上記発明においては、前記治療動作情報取得手段によって取得された前記容態情報の履歴を記憶する容態情報記憶手段を備え、前記緊急度計算手段が、前記履歴に含まれる各前記容態情報について、時間とともに減衰する所定の関数から個別緊急度を計算し、計算された個別緊急度の総和を前記緊急度として計算することとしてもよい。
このようにすることで、過去の容態情報が全て緊急度の計算に加味されるので、現在の患者の容態の程度をさらに正確に緊急度に反映させることができる。
また、本発明は、上記いずれかに記載の患者管理サーバと、該患者管理サーバと通信可能であり、患者によって携帯され前記患者の生体情報を測定するとともに前記患者を識別する患者識別情報を保持する医療装置と、該患者管理サーバと通信可能であり、前記患者の関係者によって使用される関係者端末とを備える患者管理システムを提供する。
また、本発明は、患者によって携帯され前記患者の生体情報を測定するとともに前記患者を識別する患者識別情報を保持する医療装置と通信可能な患者管理サーバが行う患者管理方法であって、前記患者管理サーバが、前記医療装置から前記患者識別情報とともに前記生体情報を含む容態情報を取得するステップと、前記患者識別情報と前記患者の関係者によって使用される関係者端末の宛先とを対応付けて記憶するステップと、取得した前記容態情報に基づいて前記患者の容態の緊急度を計算するステップと、計算された緊急度を前記患者識別情報と対応付けて記憶された宛先に送信するステップとを行う患者管理方法を提供する。
本発明によれば、患者の現在の容態を患者の家族などの関係者に対してより正確に認識可能に通知することができることができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る患者管理システムの全体構成図である。 図1の患者管理サーバの機能を示すブロック図である。 図2の緊急度計算部による緊急度の計算方法に用いられる係数と患者の心拍数との対応関係を説明する図である。 図2の患者管理サーバの動作を説明するフローチャートである。 緊急度計算部によって計算された緊急度を時系列で示すチャートである。 変形例の計算方法によって計算された緊急度を時系列で示したチャートである。 もう1つの変形例の計算方法によって計算された緊急度を時系列で示したチャートである。
以下に、本発明の一実施形態に係る患者管理システム100について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る患者管理システム100は、図1に示されるように、患者Aによって携帯される医療装置1と、患者関係者B1,B2,B3,…(以下、まとめてBと示す。)によって使用される関係者端末2a,2b,2c,…(以下、まとめて2と示す。)と、医療施設Cに設置された医療施設端末3と、患者管理サーバ10とがネットワーク4を介して接続されてなり、患者管理サーバ10が医療装置1および医療施設端末3から取得した情報から患者Aの容態の緊急度を計算し、計算結果を関係者端末2に通知するものである。
本実施形態においては、医療装置1として、患者Aの体内に埋め込まれ、患者Aの心拍数を常時監視して細動が発生したときに電気ショックを心臓に与えることにより除細動(治療動作)を行う除細動装置(以下ICD1ともいう。)を想定している。
ICD1は、該ICD1が埋め込まれている患者Aを識別する患者識別情報を記憶している。ICDは患者管理サーバ10とネットワーク4を介して無線通信可能であり、所定の時間間隔で測定した心拍数を患者識別情報を付して患者管理サーバ10に送信するようになっている。また、ICD1は、除細動動作を実行したときにはその旨を示す除細動イベント情報(治療動作情報、容態情報)を除細動動作の直前に測定した心拍数(容態情報)および患者識別情報とともに患者管理サーバ10に送信するようになっている。
関係者端末2は、患者Aの家族などの患者関係者Bによって使用されている端末であり、例えば、携帯電話やコンピュータである。
医療施設端末3は、患者Aのかかり付け病院や救急車などを含む医療施設Cに設置され、医療従事者によって操作される。医療施設端末3は、各医療施設Cにおいて患者Aに対して行われる可能性のある処置行為である処置イベントが予め設定されている。処置イベントとしては、例えば、体外式除細動装置による除細動、人工呼吸器装着、抗不整脈薬静脈注射などが挙げられる。医療従事者がこれから患者Aに対して行う処置イベントをプルダウンメニューから選択するなどして、医療施設端末3に処置イベント情報(処置情報)を入力可能になっている。
また、医療施設端末3は、図示しない心拍数測定装置によって測定された心拍数を常時取得する。医療施設端末3は、医療従事者によって処置イベント情報が入力されたときに、当該処置イベント情報を心拍数とともに患者管理サーバ10に送信する。
患者管理サーバ10は、例えば、コンピュータシステムであり、CPU(中央演算処理装置)、RAM(Random Access Memory)等の主記憶装置、HDD(Hard Disk Drive)等の補助記憶装置、外部の機器と通信を行うことにより情報の授受を行う通信装置などを備えている。補助記憶装置には、各種プログラム(例えば、患者管理プログラム)が格納されており、CPUが補助記憶装置から主記憶装置にプログラムを読み出し、実行することにより種々の処理を実現させる。
図2は、患者管理サーバ10が備える機能を展開して示した機能ブロック図である。図2に示されるように、患者管理サーバ10は、ICD1から送信されてきた心拍数および除細動イベント情報を取得する容態情報取得部(容態情報取得手段)11と、医療施設端末3から送信されてきた処置イベント情報および心拍数の情報を取得する処置情報取得部(処置情報取得手段)12と、これら情報取得部11,12によって取得した情報に基づいて患者Aの容態の緊急度を計算する緊急度計算部(緊急度計算手段)13と、緊急度計算部によって計算された緊急度を関係者端末に送信するか否かを判定する通知判定部14と、関係者端末2の宛先を記憶する記憶部(宛先記憶手段、容態情報記憶手段)15と、緊急度を記憶部15から読み出した宛先に送信する送信部(送信手段)16とを備えている。
容態情報取得部11は、ICD1から、所定の時間間隔で心拍数を取得し、また、不定期で除細動イベント情報および心拍数を取得する。容態情報取得部11は取得した心拍数および除細動イベント情報を緊急度計算部13に出力する。また、容態情報取得部11は、心拍数とともに取得した患者識別情報を送信部16に出力する。
処置情報取得部12は、医療施設端末3から不定期で処置イベント情報を取得すると、該処置イベント情報を緊急度計算部13に出力する。
緊急度計算部13は、入力された心拍数、ならびに、除細動イベント情報および/または処置イベント情報もともに入力された場合にはこれらの情報から、以下の処理に従って患者Aの容態の緊急度を計算する。
まず、緊急度計算部13は、心拍数から緊急度の計算に用いる係数を算出する。具体的には、図3に示されるように、緊急度計算部13は、心拍数について複数(図示する例では10)の所定の閾値を有し、該閾値によって区分される複数(図示する例では11)の階級が設定されている。各階級には係数(図示する例では0〜10000)が設定されている。該係数は、正常範囲の心拍数との差が大きい階級ほど大きな値を有する。緊急度計算部13は、入力された心拍数がいずれの階級に属するかを判定する。
また、緊急度計算部13は、除細動イベント情報および/または処置イベント情報と対応付けて記憶されている指数(後述)を記憶部15から読み出す。そして、緊急度計算部13は、判定した階級の係数と読み出した指数とを和算し、得られた和を緊急度とする。すなわち、緊急度は、少なくとも患者Aの心拍数に基づいて計算される値であり、除細動イベント/処置イベントが患者Aに行われた場合にはこれらのイベントが加味される。緊急度計算部13は、算出した緊急度を通知判定部14に出力する。
通知判定部14は、緊急度計算部13から入力された緊急度がゼロより大きい場合に当該緊急度を送信部16に出力する。また、通知判定部14は、緊急度がゼロであった場合に、緊急度がゼロの状態の経過時間をカウントし、経過時間が所定時間未満である場合は緊急度を送信部16に出力し、経過時間が所定時間以上の場合は送信部16に出力しない。
記憶部15は、除細動イベント情報および各処置イベント情報と指数とを対応付けて記憶している。指数は、除細動イベントおよび各処置イベントの内容に応じて決定され、患者Aの容態が重篤なときに行われるイベントほど高い値となっている。
また、記憶部15は、患者識別情報と、該患者識別情報が示す患者関係者Bが使用する関係者端末2の宛先、例えば、電子メールアドレスとを対応付けて記憶している。
送信部16は、容態情報取得部11から入力された患者識別情報と対応付けて記憶されている宛先を記憶部15から読み出し、読み出した宛先に通知判定部14から入力された緊急度を送信する。
なお、記憶部15が、除細動イベントおよび処置イベントと対応付けてコメント、例えば、各イベントの内容の記載を記憶し、送信部16が、宛先とともにコメントを記憶部15から読み出して、読み出したコメントを緊急度に付して送信してもよい。これにより、患者関係者Bは、コメントの内容から、患者Aの容態の緊急度が高くなった理由を認識することができ、また、コメントにICD1による除細動イベント以外の処置イベントが記載されている場合には患者Aが医療施設Cに搬送されて医療従事者による処置を受けていることを認識することができる。さらに、記憶部15が、緊急度に応じたメッセージを記憶し、送信部16は緊急度とともにメッセージを送信することとしてもよい。
次に、このように構成された患者管理システム100の作用について、図4および図5を参照して説明する。なお、図5において、括弧内の数値は除細動イベントおよび処置イベントの指数を示し、一重下線の付された数値は緊急度を示している。
患者管理サーバ10は、患者Aが携帯するICD1から定期的に当該患者Aの心拍数を取得し(ステップS1)、取得した心拍数から緊急度(図5の+印参照。)を計算する(ステップS2)。患者Aの心拍数が正常範囲で安定している場合、緊急度はゼロとなり(ステップS3のNO)、患者管理サーバ10から関係者端末2への緊急度の通知は行われない(ステップS4のYES)。
一方、患者Aに不整脈が発生して心拍数が正常範囲から外れた場合、正常範囲と取得した心拍数との乖離の程度に応じて緊急度が大きくなり(ステップS3のYES)、患者管理サーバ10から関係者端末2への緊急度の通知が開始される(ステップS5)。さらに、患者に細動が発生してICD1により除細動が行われた場合には、該ICD1から除細動イベント情報および心拍数が患者管理サーバ10に送信される。患者管理サーバ10は、取得した除細動イベント情報および心拍数から現在の患者Aの容態の緊急度(図5の白三角印参照。)を計算し(図5の×印および白四角印参照。)、計算結果を関係者端末2に通知する。
細動の発生後に患者Aが医療施設Cに搬送された場合、医師等の医療従事者が、患者Aに埋め込まれたICD1から当該患者Aの患者識別情報を他の装置を使用するなどして取得する。その後、医療施設Cにおいては、患者Aに対して処置イベントを開始する度に医療施設端末3にその処置イベント情報を患者識別情報とともに入力することにより、これらの情報と心拍数とを患者管理サーバ10に送信する。
患者管理サーバ10は、医療施設端末3から処置イベント情報を受信すると、受信の度に当該処置イベント情報も加味して緊急度を算出し、算出した緊急度を関係者端末2に送信する。なお、図5においては、処置イベントとして、体外式除細動装置による除細動(指数13000、白丸印参照。)、抗不整脈薬静脈注射(指数8000、ハッチング丸印参照。)および人工呼吸器装着(指数5000、黒丸印参照。)が例示されている。
以上のように、ICD1の除細動動作または医療施設Cにおける処置が続いている間、患者管理サーバ10は所定の時間間隔でまたは患者Aに対して除細動または処置が行われる度に緊急度を計算して関係者端末2に送信することを続ける。ICD1の除細動動作によって細動が停止し、または、医療施設Cにおける処置が終了して患者Aの容態が安定した後は、算出される緊急度がゼロとなり(ステップS3のNO)、所定時間緊急度がゼロの状態が続いた場合に(ステップS4のYES)患者管理サーバ10は関係者端末2への緊急度の送信を停止する。
このように、本実施形態によれば、患者Aの身体の状態を示す心拍数に基づいて算出された緊急度が患者関係者Bに対して通知されるので、患者Aは受信した緊急度から容易にかつ正確に患者Aの容態を認識することができる。さらに、ICD1によって除細動が行われ、または、患者Aが医療施設Cにおいて処置を受けた場合には、その都度緊急度が変化する。このように、患者Aの容態の重篤度を反映している除細動動作および処置の内容が緊急度の計算に加味されることにより、患者関係者Bは緊急度からより正確に患者Aの容態の変化を略実時間で認識することができるという利点がある。
なお、本実施形態において説明した緊急度計算部13による緊急度の計算方法は一例であり、これに限定されるものではない。以下に他の2つの計算方法について説明する。
1つ目の計算方法は、図6に示されるように、時間軸方向に所定の長さを有する時間窓Wを設定し、該時間窓W内に含まれる全ての除細動イベントおよび処置イベントについて個別緊急度を計算し、算出された個別緊急度の総和を緊急度とする方法である。この場合、患者管理サーバ10は、取得した除細動イベントおよび処置イベント情報の時間履歴を心拍数と対応づけて記憶部15に記憶する。
このようにすることで、過去に患者Aに対して行われた除細動イベントおよび処置イベントも加味された緊急度が患者関係者Bに通知される。すなわち、例えば、一度の除細動動作によって細動が停止したときと、複数回の除細動によって細動が停止したときとでは患者Aの容態の重篤度が異なるが、このような重篤度の差も緊急度に反映される。したがって、患者Aの現在の容態をより正確に患者関係者Bに通知することができるという利点がある。
2つ目の計算方法は、図7に示されるように、過去の全ての除細動イベントおよび処置イベントを加味して緊急度を計算する方法である。具体的には、緊急度計算部13は、各イベントについて、指数と係数との和に、時間tによって減衰する関数を乗算した積を各イベントの個別緊急度とし、時間tの経過に伴って小さくなる現在の個別緊急度を逐次計算して更新し記憶する。例えば、w=−at+qから各イベントの現在の個別緊急度wを計算する。ここで、aは各イベントの指数、qは各イベントの個別緊急度の最小値である。緊急度計算部13は、緊急度の計算のタイミングにおいて、記憶している全ての個別緊急度の総和を緊急度とする。
このようにすることで、過去に患者Aに対して行われた除細動イベントおよび処置イベントのうちより重篤な場合に行われるイベントに基づく個別緊急度はより長い時間現在の緊急度に反映されることとなる。これにより、患者Aの現在の容態をさらに正確に患者関係者Bに通知することができる。
また、本実施形態においては、緊急度計算部13が、各イベントの指数に係数を和算することとしたが、これに代えて、係数を乗算することとしてもよい。図3に括弧内に示される数値は各階級に対して設定された係数の一例であり、図5〜図7に二重下線で示される数値は、係数を乗算することにより算出された緊急度である。
係数を指数に乗算する場合、心拍数のみが緊急度計算部13に入力されたときは緊急度がゼロとなる。すなわち、患者Aに対して除細動または医療従事者による処置が行われたときのみ緊急度が算出されることとなる。したがって、係数を指数に乗算する方法は、比較的長い計算窓を設定して緊急度を計算する方法、および、過去の全てのイベント情報から緊急度を計算する方法と組み合わせたときに、イベントが頻発したときの緊急度の増分を大きくする効果があり、有効である。
一方、係数を指数に和算する方法は、心拍数がより正確に緊急度に反映されるので、最新の心拍数およびイベント情報のみから緊急度を計算する方法や、比較的短い計算窓を設定して緊急度を計算する方法に好適である。
また、本実施形態においては、患者の身体的な状態を示す生体情報として心拍数を採用したが、これに代えて、医療装置から血圧などの他の生体情報を取得して該生体情報に基づいて緊急度を計算することとしてもよい。
1 医療装置、除細動装置(ICD)
2a,2b,2c 関係者端末
3 医療施設端末
4 ネットワーク
10 患者管理サーバ
11 容態情報取得部(容態情報取得手段)
12 処置情報取得部(処置情報取得手段)
13 緊急度計算部(緊急度計算手段)
14 通知判定部
15 記憶部(宛先記憶手段、容態情報記憶手段)
16 送信部(送信手段)
100 患者管理システム
A 患者
B1,B2,B3 患者関係者
C 医療施設
W 時間窓

Claims (9)

  1. 患者によって携帯され該患者の生体情報を測定するとともに前記患者を識別する患者識別情報を保持する医療装置と通信可能であり、
    前記医療装置から前記生体情報を含む容態情報を前記患者識別情報とともに取得する容態情報取得手段と、
    前記患者識別情報と前記患者の関係者によって使用される関係者端末の宛先とを対応付けて記憶する宛先記憶手段と、
    前記容態情報取得手段によって取得された前記生体情報に基づいて前記患者の容態の緊急度を計算する緊急度計算手段と、
    該緊急度計算手段によって計算された緊急度を前記宛先記憶手段に前記患者識別情報と対応付けて記憶された宛先に送信する送信手段とを備える患者管理サーバ。
  2. 前記医療装置が、測定した前記生体情報に基づき前記患者に対して治療を行い、
    前記容態情報取得手段が、前記医療装置によって治療が行われた場合にはその旨を示す治療動作情報を前記生体情報とともに前記容態情報として取得し、
    緊急度計算手段が、前記生体情報および前記治療動作情報に基づいて前記緊急度を計算する請求項1に記載の患者管理サーバ。
  3. 医療施設に設置され該医療施設において前記患者に対して行われる処置を示す処置情報が入力される医療施設端末と通信可能であり、
    前記医療施設端末から前記処置情報を取得する処置情報取得手段を備え、
    前記緊急度計算手段が、前記処置情報取得手段によって取得された処置情報に基づいて前記緊急度を計算する請求項1または請求項2に記載の患者管理サーバ。
  4. 前記緊急度計算手段が、前記生体情報のレベルに応じて設定された所定の係数を、前記治療動作情報に対して設定された所定の指数に和算または乗算することにより前記緊急度を計算する請求項2または請求項3に記載の患者管理サーバ。
  5. 前記緊急度計算手段が、前記容態情報取得手段によって取得された最新の前記容態情報に基づいて前記緊急度を計算する請求項1から請求項4のいずれかに記載の患者管理サーバ。
  6. 前記容態情報取得手段によって取得された前記容態情報の履歴を記憶する容態情報記憶手段を備え、
    前記緊急度計算手段が、前記容態情報記憶手段に記憶された前記履歴のうち、所定の時間窓内に含まれる容態情報に基づいて前記緊急度を計算する請求項1から請求項4のいずれかに記載の患者管理サーバ。
  7. 前記治療動作情報取得手段によって取得された前記容態情報の履歴を記憶する容態情報記憶手段を備え、
    前記緊急度計算手段が、前記履歴に含まれる各前記容態情報について、時間とともに減衰する所定の関数から個別緊急度を計算し、計算された個別緊急度の総和を前記緊急度として計算する請求項1から請求項4のいずれかに記載の患者管理サーバ。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載の患者管理サーバと、
    該患者管理サーバと通信可能であり、患者によって携帯され前記患者の生体情報を測定するとともに前記患者を識別する患者識別情報を保持する医療装置と、
    該患者管理サーバと通信可能であり、前記患者の関係者によって使用される関係者端末とを備える患者管理システム。
  9. 患者によって携帯され前記患者の生体情報を測定するとともに前記患者を識別する患者識別情報を保持する医療装置と通信可能な患者管理サーバが行う患者管理方法であって、
    前記患者管理サーバが、
    前記医療装置から前記患者識別情報とともに前記生体情報を含む容態情報を取得するステップと、
    前記患者識別情報と前記患者の関係者によって使用される関係者端末の宛先とを対応付けて記憶するステップと、
    取得した前記容態情報に基づいて前記患者の容態の緊急度を計算するステップと、
    計算された緊急度を前記患者識別情報と対応付けて記憶された宛先に送信するステップとを行う患者管理方法。
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