上記特許文献1に記載された発明は、マンガ画像のコマ、あるいはコマの一部を端末の表示装置に表示し、表示されたコマに対してコメントを入力することにより、画面に表示されたマンガにおいてコメント文が表示されることを特徴としている。
また、上記非特許文献1に示したURLは、マンガに対して種々の形状のフキダシ形式のコメント、あるいはハートマークを設定することにより、マンガ表示時に設定されたフキダシに収められたコメント、あるいはハートマークをあわせて表示するwebサイトについて開示している。
特許文献1に記載された発明、および非特許文献1に示したURLのwebサイトにて開示された技術は、端末画面に表示されたマンガにおいて直接的なコメントを表示することにより、そのマンガについての面白さをコメントしたり、あるいはマンガのとあるコマについて出来不出来をコメントすることが可能である。
しかし、コメントを読むためにはそのマンガを表示しなければならないので、マンガに対して行なわれたコメントに基づいて面白い作品を検索するという課題を解決する技術については示唆されていない。
そこで、本発明は読者が面白い作品を探すために有用なコメント画面を作成するサービスを実現するためのクライアント機器およびサーバ機器からなる、クライアント・サーバシステムを提供することを目的とする。
かかる課題を解決する為に、請求項1に記載した発明は、複数のコンテンツデータを格納したデータベースを備え、ネットワークを介して通信可能に接続されたクライアント機器の要求に対応して前記コンテンツデータを送信するサーバ機器と、前記サーバ機器に対して所望するコンテンツデータの送信を要求し、送信された該コンテンツデータを表示する表示手段を有するクライアント機器と、を備えたクライアント・サーバシステムであって、前記クライアント機器が、前記表示手段に表示されたコンテンツデータに対してコメント領域を指定するコメント領域指定手段と、コメント文を入力するコメント文入力手段と、前記コメント領域、および該コメント領域を指定した前記コンテンツデータに付与された作品ID、前記コメント領域を指定したページ番号、並びに前記コメント文に基づいてコメント画面作成情報を生成するコメント画面作成情報生成手段と、前記コメント画面作成情報を前記サーバ機器へ送信するコメント画面作成情報送信手段と、を有し、前記サーバ機器が、前記コメント画面作成情報を受信するコメント画面作成情報受信手段と、前記コメント画面作成情報に基づいて、前記コメント領域内の画像をコメント画像とし、前記コメント文と組み合わせることにより、前記クライアント機器の表示手段で表示するための前記コンテンツデータに関わるコメント画面情報を作成するコメント画面情報作成手段と、を有することを特徴としている。
また、請求項2に記載した発明は、請求項1に記載のクライアント・サーバシステムであって、前記クライアント機器のコメント画面作成情報生成手段は、前記表示手段に表示された前記コンテンツデータのページ番号、前記コメント領域指定手段によって指定されたページにおける前記コメント領域の位置情報、および該コメント領域の形状情報を取得し、前記サーバ機器のコメント画面情報作成手段は、前記コメント画面作成情報に含まれる前記コンテンツデータの作品IDを参照して前記データベースよりコンテンツデータを抽出し、前記コンテンツデータのページ番号、該ページにおける前記コメント領域の位置情報および前記コメント領域の形状情報に基づいて前記コンテンツデータから前記コメント画像を抽出すること、を特徴としている。
さらに、請求項3に記載した発明は、請求項1に記載のクライアント・サーバシステムであって、前記クライアント機器のコメント画面作成情報生成手段は、前記コメント領域に含まれる前記コンテンツデータの表示画像を取得し、前記サーバ機器のコメント画面情報作成手段は、前記コメント画面作成情報に含まれる前記コンテンツデータの作品ID、前記コンテンツデータのページ番号を前記コメント領域に含まれる前記コンテンツデータの表示画像に付与することにより、該コンテンツデータの表示画像をコメント画像とすること、を特徴としている。
また、請求項4に記載した発明は、請求項1に記載のクライアント・サーバシステムであって、前記クライアント機器のコメント画面作成情報生成手段は、表示手段に表示された前記コンテンツデータのページ番号、および表示された該ページにおける前記コメント領域の形状情報、並びに前記コメント領域の位置情報に基づいて、前記コメント領域に対応した前記コンテンツデータの原画像を取得し、前記サーバ機器のコメント画面情報作成手段は、前記コメント画面作成情報に含まれる前記コンテンツデータの作品ID、前記コンテンツデータのページ番号を前記コメント領域に対応した前記コンテンツデータの原画像に付与することにより、該コンテンツデータの原画像をコメント画像とすること、を特徴としている。
さらに、請求項5に記載した発明は、請求項1に記載のクライアント・サーバシステムであって、前記クライアント機器のコメント文入力手段は、前記コメント文についてコメント属性を設定するコメント文属性設定手段を備えており、前記コメント画面作成情報生成手段は、前記コメント文に設定されたコメント属性を取得し、前記サーバ機器のコメント画面情報作成手段は、前記コメント画面作成情報に含まれる前記コメント文に設定されたコメント属性に基づいて、前記コメント画面情報を前記コメント属性ごとに分類して前記クライアント機器の表示手段で表示可能とすること、を特徴としている。
請求項6に記載した発明は、複数のコンテンツデータを格納したデータベースを備えたサーバ機器に対してネットワークを介して通信可能に接続され、所望する前記コンテンツデータの送信を要求し、送信された該コンテンツデータを表示する表示手段を有するクライアント機器であって、前記表示手段に表示されたコンテンツデータに対してコメント領域を指定するコメント領域指定手段と、コメント文を入力するコメント文入力手段と、前記コメント領域、および該コメント領域を指定した前記コンテンツデータに付与された作品ID、前記コメント領域を指定したページ番号、並びに前記コメント文に基づいてコメント画面作成情報を生成するコメント画面作成情報生成手段と、前記サーバ機器において前記コンテンツデータに関わるコメント画面情報を作成するため、前記コメント画面作成情報を該サーバ機器へ送信するコメント画面作成情報送信手段と、を有することを特徴としている。
また、請求項7に記載した発明は、請求項6に記載のクライアント機器であって、前記コメント画面作成情報生成手段は、前記表示手段に表示された前記コンテンツデータのページ番号、前記コメント領域指定手段によって指定されたページにおける前記コメント領域の位置情報、および該コメント領域の形状情報を取得すること、を特徴としている。
さらに、請求項8に記載した発明は、請求項6に記載のクライアント機器であって、前記コメント画面作成情報生成手段は、前記コメント領域に含まれる前記コンテンツデータの表示画像を取得すること、を特徴としている。
また、請求項9に記載した発明は、請求項6に記載のクライアント機器であって、前記コメント画面作成情報生成手段は、表示手段に表示された前記コンテンツデータのページ番号、および表示された該ページにおける前記コメント領域の形状情報、並びに前記コメント領域の位置情報に基づいて、前記コメント領域に対応した前記コンテンツデータの原画像を取得すること、を特徴としている。
さらに、請求項10に記載した発明は、請求項6に記載のクライアント機器であって、前記コメント文入力手段は、前記コメント文についてコメント属性を設定するコメント文属性設定手段を備えており、前記コメント画面作成情報生成手段は、前記コメント文に設定されたコメント属性を取得すること、を特徴としている。
請求項11に記載した発明は、ネットワークを介して通信可能に接続されたクライアント機器の要求に対応して送信するコンテンツデータを複数格納したデータベースを備えたサーバ機器であって、前記クライアント機器から送信されるコメント領域、および該コメント領域を指定した前記コンテンツデータに付与された作品ID、前記コメント領域を指定したページ番号、並びに前記コメント文に基づいて生成されたコメント画面作成情報を受信するコメント画面作成情報受信手段と、前記コメント画面作成情報に基づいて、前記コメント領域内の画像をコメント画像とし、前記コメント文と組み合わせることにより、前記クライアント機器の表示手段で表示するための前記コンテンツデータに関わるコメント画面情報を作成するコメント画面情報作成手段と、を有することを特徴としている。
また、請求項12に記載した発明は、請求項11に記載のサーバ機器であって、前記クライアント機器から送信されるコメント画面作成情報が、前記コンテンツデータのページ番号、前記コメント領域指定手段によって指定されたページにおける前記コメント領域の位置情報、および該コメント領域の形状情報を有しており、前記コメント画面情報作成手段は、前記コメント画面作成情報に含まれる前記コンテンツデータの作品IDを参照して前記データベースよりコンテンツデータを抽出し、前記コンテンツデータのページ番号、該ページにおける前記コメント領域の位置情報および前記コメント領域の形状情報に基づいて前記コンテンツデータから前記コメント画像を抽出すること、を特徴としている。
さらに、請求項13に記載した発明は、請求項11に記載のサーバ機器であって、前記クライアント機器から送信されるコメント画面作成情報が、前記コメント領域に含まれる前記コンテンツデータの表示画像を有しており、前記コメント画面情報作成手段は、前記コメント画面作成情報に含まれる前記コンテンツデータの作品ID、前記コンテンツデータのページ番号を前記コメント領域に含まれる前記コンテンツデータの表示画像に付与することにより、該コンテンツデータの表示画像をコメント画像とすること、を特徴としている。
また、請求項14に記載した発明は、請求項11に記載のサーバ機器であって、前記クライアント機器から送信されるコメント画面作成情報生成手段が、表示手段に表示された前記コンテンツデータのページ番号、および表示された該ページにおける前記コメント領域の形状情報、並びに前記コメント領域の位置情報に基づいて、前記コメント領域に対応した前記コンテンツデータの原画像を有しており、前記コメント画面情報作成手段は、前記コメント画面作成情報に含まれる前記コンテンツデータの作品ID、前記コンテンツデータのページ番号を前記コメント領域に対応した前記コンテンツデータの原画像に付与することにより、該コンテンツデータの原画像をコメント画像とすること、を特徴としている。
さらに、請求項15に記載した発明は、請求項11に記載のサーバ機器であって、前記クライアント機器から送信されるコメント画面作成情報が、前記コメント文に設定されたコメント属性を有しており、前記コメント画面情報作成手段は、前記コメント画面作成情報に含まれる前記コメント文に設定されたコメント属性に基づいて、前記コメント画面を前記コメント属性ごとに分類して前記クライアント機器の表示手段で表示可能とすること、を特徴としている。
請求項16に記載した発明は、複数のコンテンツデータを格納したデータベースを備え、ネットワークを介して通信可能に接続されたクライアント機器の要求に対応して前記コンテンツデータを送信するサーバ機器と、前記サーバ機器に対して所望するコンテンツデータの送信を要求し、送信された該コンテンツデータを表示する表示手段を有するクライアント機器と、を備えたクライアント・サーバシステムにおけるコメント画面作成方法であって、前記クライアント機器において、前記表示手段に表示されたコンテンツデータに対してコメント領域を指定するコメント領域指定工程と、コメント文を入力するコメント文入力工程と、前記コメント領域、および該コメント領域を指定した前記コンテンツデータに付与された作品ID、前記コメント領域を指定したページ番号、並びに前記コメント文に基づいてコメント画面作成情報を生成するコメント画面作成情報生成工程と、前記コメント画面作成情報を前記サーバ機器へ送信するコメント画面作成情報送信工程と、を実行し、前記サーバ機器において、前記コメント画面作成情報を受信するコメント画面作成情報受信工程と、前記コメント画面作成情報に基づいて、前記コメント領域内の画像をコメント画像とし、前記コメント文と組み合わせることにより、前記クライアント機器の表示手段で表示するための前記コンテンツデータに関わるコメント画面情報を作成するコメント画面情報作成工程と、を実行することを特徴としている。
請求項17に記載した発明は、CPUとメモリと表示手段と入力手段とを備えたコンピュータを、複数のコンテンツデータを格納したデータベースを備えたサーバ機器に対してネットワークを介して通信可能に接続され、所望する前記コンテンツデータの送信を要求し、送信された該コンテンツデータを表示するクライアント機器として実現するためのプログラムであって、前記表示手段に表示されたコンテンツデータに対して前記入力手段によってコメント領域を指定するコメント領域指定ステップと、前記入力手段によってコメント文を入力するコメント文入力ステップと、前記コメント領域、および該コメント領域を指定した前記コンテンツデータに付与された作品ID、前記コメント領域を指定したページ番号、並びに前記コメント文に基づいてコメント画面作成情報を生成するコメント画面作成情報生成ステップと、前記サーバ機器において前記コンテンツデータに関わるコメント画面情報を作成するため、前記コメント画面作成情報を該サーバ機器へ送信するコメント画面作成情報送信ステップと、が前記CPUによって前記メモリにおいて実行されることを特徴としている。
また、請求項18に記載した発明は、請求項17に記載のプログラムであって、前記コメント画面作成情報生成ステップは、前記表示手段に表示された前記コンテンツデータのページ番号、前記コメント領域指定手段によって指定されたページにおける前記コメント領域の位置情報、および該コメント領域の形状情報を取得すること、を特徴としている。
さらに、請求項19に記載した発明は、請求項17に記載のプログラムであって、前記コメント画面作成情報生成ステップは、前記コメント領域に含まれる前記コンテンツデータの表示画像を取得すること、を特徴としている。
また、請求項20に記載した発明は、請求項17に記載のプログラムであって、前記コメント画面作成情報生成ステップは、表示手段に表示された前記コンテンツデータのページ番号、および表示された該ページにおける前記コメント領域の形状情報、並びに前記コメント領域の位置情報に基づいて、前記コメント領域に対応した前記コンテンツデータの原画像を取得すること、を特徴としている。
さらに、請求項21に記載した発明は、請求項17に記載のプログラムであって、前記コメント文入力ステップは、前記コメント文についてコメント属性を設定するコメント文属性設定ステップを備えており、前記コメント画面情報生成ステップは、前記コメント文に設定されたコメント属性を取得すること、を特徴としている。
請求項22に記載した発明は、CPUとメモリと記憶手段を備えたコンピュータを、ネットワークを介して通信可能に接続されたクライアント機器の要求に対応するサーバ機器として実現するためのプログラムであって、前記記憶手段を、前記クライアント機器の要求に対応して送信するコンテンツデータを複数格納するデータベースとするコンテンツデータベース処理ステップと、前記クライアント機器から送信されるコメント領域、および該コメント領域を指定した前記コンテンツデータに付与された作品ID、前記コメント領域を指定したページ番号、並びに前記コメント文に基づいて生成されたコメント画面作成情報を受信するコメント画面作成情報受信ステップと、前記コメント画面作成情報に基づいて、前記コメント領域内の画像をコメント画像とし、前記コメント文と組み合わせることにより、前記クライアント機器の表示手段で表示するための前記コンテンツデータに関わるコメント画面情報を作成するコメント画面情報作成ステップと、が前記CPUによって前記メモリにおいて実行されることを特徴としている。
また、請求項23に記載した発明は、請求項22に記載のプログラムであって、前記クライアント機器から送信されるコメント画面作成情報が、前記コンテンツデータのページ番号、前記コメント領域指定手段によって指定されたページにおける前記コメント領域の位置情報、および該コメント領域の形状情報を有しており、前記コメント画面情報作成ステップは、前記コメント画面作成情報に含まれる前記コンテンツデータの作品IDを参照して前記データベースよりコンテンツデータを抽出し、前記コンテンツデータのページ番号、該ページにおける前記コメント領域の位置情報および前記コメント領域の形状情報に基づいて前記コンテンツデータから前記コメント画像を抽出すること、を特徴としている。
さらに、請求項24に記載した発明は、請求項22に記載のプログラムであって、前記クライアント機器から送信されるコメント画面作成情報が、前記コメント領域に含まれる前記コンテンツデータの表示画像を有しており、前記コメント画面情報作成ステップは、前記コメント画面作成情報に含まれる前記コンテンツデータの作品ID、前記コンテンツデータのページ番号を前記コメント領域に含まれる前記コンテンツデータの表示画像に付与することにより、該コンテンツデータの表示画像をコメント画像とすること、を特徴としている。
また、請求項25に記載した発明は、請求項22に記載のプログラムであって、前記クライアント機器から送信されるコメント画面作成情報生成手段が、表示手段に表示された前記コンテンツデータのページ番号、および表示された該ページにおける前記コメント領域の形状情報、並びに前記コメント領域の位置情報に基づいて、前記コメント領域に対応した前記コンテンツデータの原画像を有しており、前記コメント画面情報作成ステップは、前記コメント画面作成情報に含まれる前記コンテンツデータの作品ID、前記コンテンツデータのページ番号を前記コメント領域に対応した前記コンテンツデータの原画像に付与することにより、該コンテンツデータの原画像をコメント画像とすること、を特徴としている。
さらに、請求項26に記載した発明は、請求項22に記載のプログラムであって、前記クライアント機器から送信されるコメント画面作成情報が、前記コメント文に設定されたコメント属性を有しており、前記コメント画面情報作成ステップは、前記コメント画面作成情報に含まれる前記コメント文に設定されたコメント属性に基づいて、前記コメント画面を前記コメント属性ごとに分類して前記クライアント機器の表示手段で表示可能とすること、を特徴としている。
請求項1に記載のクライアント・サーバシステム、請求項16に記載のクライアント・サーバシステムにおけるコメント画面作成方法では、クライアント機器において表示されたコンテンツデータに対してコメント領域を指定し、コメント文を入力することにより、コンテンツデータを特定するための作品ID、コメント領域を指定したページ番号、コメント領域、コメント文に基づいて、クライアント機器がコメント画面作成情報を生成してサーバ機器へ送信し、サーバ機器は送信されたコメント画面作成情報に基づいてコメント領域内の画像をコメント画像としてコメント文と組み合わせることでクライアント機器において表示可能なコメント画面情報を作成する。
これにより、クライアント機器のユーザが、読んでいて気に入ったマンガの画面の一部を引用してコメントをつけてサーバ機器に送信すると、サーバ機器がクライアント機器において閲覧可能なマンガの画面の一部とコメント文とを組み合わせたコメント画面を作成するので、クライアント機器の別のユーザがコメント文を含むコメント画面を参照することができるため、マンガに対する感想のみならず、マンガの絵も参照して自分が所望するマンガを探すことが可能となる。
すなわち、マンガを紹介する従来の書評においても、該マンガの単行本の表紙を引用したり、所定のコマを引用したりするなど行っていたのでマンガの絵について参照する意図がなかったわけではないが、それはあくまでも"このような絵が描かれている"マンガを紹介するという主旨に留まっていた。
それに対して、本発明では、マンガの一部をコメント画像として、例えば「武器の考証が正確である」、「筋肉の表現が生き生きとしている」、「女の子が艶めかしい」などコメント画像に則した具体的なコメントをつけることができるので、マンガを紹介する方は紹介の根拠をコメント画像とコメント文によって明確に伝えることができ、マンガを検索する方は具体的なコメント画像とコメント文を参照することで自分好みの作品を探すことが容易となる。
請求項2に記載のクライアント・サーバシステムでは、クライアント機器において指定したコメント領域のページにおける位置情報およびコメント領域の形状情報をコメント画面作成情報が有しているので、サーバ機器は該コメント画面作成情報に基づいてコメント領域が指定されたコンテンツデータを検索し、該作品におけるコメント領域が指定されたページから、コメント領域の位置情報および形状情報を参照してコメント画像を抽出することにより、クライアント機器が画像データの複製や画像データの転送など、俗に「重い」とされる処理を行なうことなく、サーバ機器においてコメント画面情報の作成を行なうことができる。
請求項3に記載のクライアント・サーバシステムでは、クライアント機器において指定したコメント領域に含まれるコンテンツデータの表示画像をコメント画面作成情報が有しているので、サーバ機器は該コメント領域画面作成情報に基づいてコンテンツデータの表示画像に該コンテンツデータを検索するための情報を付与することにより、コメント画面情報の作成においてサーバ機器における画像処理を低減するとともに、クライアント機器における処理も必要最低限のもので済ませることができる。
請求項4に記載のクライアント・サーバシステムでは、クライアント機器において指定したコメント領域に対応したコンテンツの原画像をコメント画面作成情報が有しているので、サーバ機器は該コメント領域画面作成情報に基づいてコンテンツデータの原画像に該コンテンツデータを検索するための情報を付与することにより、コメント画面情報の作成においてサーバ機器における画像処理を低減するとともに、比較的精細なコメント画像をコメント画面に使用することができる。
請求項5に記載のクライアント・サーバシステムは、クライアント機器において設定したコメント文のコメント属性に基づき、サーバ機器がコメント画面情報をコメント文のコメント属性毎に分類してクライアント機器において表示可能とするので、マンガを検索する方はコメント属性を参考にコメント文を検索して自分好みの作品を探すことができる。
請求項6に記載のクライアント機器は、表示したコンテンツデータに対してコメント領域を指定し、コメント文を入力することにより、コンテンツデータを特定するための作品ID、コメント領域を指定したページ番号、コメント領域、コメント文に基づいて、コメント画面作成情報を生成してサーバ機器へ送信する。
サーバ機器が、送信されたコメント画面作成情報に基づいてコメント領域内の画像をコメント画像としてコメント文と組み合わせることでクライアント機器において表示可能なコメント画面情報を作成するので、クライアント機器の別のユーザがコメント文を含むコメント画面を参照することができ、マンガに対する感想のみならず、マンガの絵も参照して自分が所望するマンガを探すことが可能となる。
請求項7に記載のクライアント機器は、指定したコメント領域のページにおける位置情報およびコメント領域の形状情報を有するコメント画面作成情報をサーバ機器に送信するので、画像データの複製や画像データの転送など、俗に「重い」とされる処理を行なわずに済む。
請求項8に記載のクライアント機器は、指定したコメント領域に含まれるコンテンツデータの表示画像を有するコメント画面作成情報をサーバ機器へ送信するので、コメント画面情報の作成においてサーバ機器における画像処理を低減するとともに、クライアント機器における処理も必要最低限のもので済ませることができる。
請求項9に記載のクライアント機器は、指定したコメント領域に対応したコンテンツの原画像を有するコメント画面作成情報をサーバ機器へ送信するので、コメント画面情報の作成においてサーバ機器における画像処理を低減するとともに、比較的精細なコメント画像をコメント画面に使用することができる。
請求項10に記載のクライアント機器は、コメント文にコメント属性を設定できるので、マンガを検索する方はコメント属性を参考にコメント文を検索して自分好みの作品を探すことができる。
請求項11に記載のサーバ機器は、クライアント機器から送信されたコンテンツデータを特定するための作品ID、コメント領域を指定したページ番号、コメント領域、コメント文を有するコメント画面作成情報に基づいて、コメント領域内の画像をコメント画像としてコメント文と組み合わせることでクライアント機器において表示可能なコメント画面情報を作成することにより、クライアント機器の別のユーザがコメント文を含むコメント画面を参照することができるため、マンガに対する感想のみならず、マンガの絵も参照して自分が所望するマンガを探すことが可能となる。
請求項12に記載のサーバ機器は、コメント領域のページにおける位置情報およびコメント領域の形状情報をコメント画面作成情報が有しているので、該コメント画面作成情報に基づいてコメント領域が指定されたコンテンツデータを検索し、該作品におけるコメント領域が指定されたページから、コメント領域の位置情報および形状情報を参照してコメント画像を抽出することにより、クライアント機器に画像データの複製や画像データの転送など、俗に「重い」とされる処理を行なわせることなく、コメント画面情報の作成を行なうことができる。
請求項13に記載のサーバ機器は、コメント領域に含まれるコンテンツデータの表示画像をコメント画面作成情報が有しているので、該コメント領域画面作成情報に基づいてコンテンツデータの表示画像に該コンテンツデータを検索するための情報を付与することにより、コメント画面情報の作成に関わる画像処理を低減するとともに、クライアント機器における処理も必要最低限のもので済ませることができる。
請求項14に記載のサーバ機器は、コメント領域に対応したコンテンツの原画像をコメント画面作成情報が有しているので、該コメント領域画面作成情報に基づいてコンテンツデータの原画像に該コンテンツデータを検索するための情報を付与することにより、コメント画面情報の作成に関わる画像処理を低減するとともに、比較的精細なコメント画像をコメント画面に使用することができる。
請求項15に記載のサーバ機器は、クライアント機器において設定されたコメント文のコメント属性に基づき、コメント画面情報をコメント文のコメント属性毎に分類してクライアント機器において表示可能とするので、マンガを検索する方はコメント属性を参考にコメント文を検索して自分好みの作品を探すことができる。
請求項17に記載のプログラムは、表示したコンテンツデータに対してコメント領域を指定し、コメント文を入力することにより、コンテンツデータを特定するための作品ID、コメント領域を指定したページ番号、コメント領域、コメント文に基づいて、コメント画面作成情報を生成してサーバ機器へ送信する動作をコンピュータによって実現することができる。
サーバ機器が、送信されたコメント画面作成情報に基づいてコメント領域内の画像をコメント画像としてコメント文と組み合わせることでクライアント機器において表示可能なコメント画面情報を作成するので、クライアント機器の別のユーザがコメント文を含むコメント画面を参照することができ、マンガに対する感想のみならず、マンガの絵も参照して自分が所望するマンガを探すことが可能となる。
請求項18に記載のプログラムは、指定したコメント領域のページにおける位置情報およびコメント領域の形状情報を有するコメント画面作成情報をサーバ機器に送信するので、画像データの複製や画像データの転送など、俗に「重い」とされる処理をコンピュータに行なわせずに済む。
請求項19に記載のプログラムは、指定したコメント領域に含まれるコンテンツデータの表示画像を有するコメント画面作成情報をサーバ機器へ送信するので、コメント画面情報の作成においてサーバ機器における画像処理を低減するとともに、コンピュータにおける処理も必要最低限のもので済ませることができる。
請求項20に記載のプログラムは、指定したコメント領域に対応したコンテンツの原画像を有するコメント画面作成情報をサーバ機器へ送信する動作をコンピュータで実行するので、コメント画面情報の作成においてサーバ機器における画像処理を低減するとともに、比較的精細なコメント画像をコメント画面に使用することができる。
請求項21に記載のプログラムは、コメント文にコメント属性を設定する動作をコンピュータで実行するので、マンガを検索する方はコメント属性を参考にコメント文を検索して自分好みの作品を探すことができる。
請求項22に記載のプログラムは、クライアント機器から送信されたコンテンツデータを特定するための作品ID、コメント領域を指定したページ番号、コメント領域、コメント文を有するコメント画面作成情報に基づいて、コメント領域内の画像をコメント画像としてコメント文と組み合わせることでクライアント機器において表示可能なコメント画面情報を作成する動作をコンピュータで実行するので、クライアント機器の別のユーザがコメント文を含むコメント画面を参照することができるため、マンガに対する感想のみならず、マンガの絵も参照して自分が所望するマンガを探すことが可能となる。
請求項23に記載のプログラムは、コメント領域のページにおける位置情報およびコメント領域の形状情報をコメント画面作成情報が有しているので、該コメント画面作成情報に基づいてコメント領域が指定されたコンテンツデータを検索し、該作品におけるコメント領域が指定されたページから、コメント領域の位置情報および形状情報を参照してコメント画像を抽出する動作をコンピュータで実行することにより、クライアント機器に画像データの複製や画像データの転送など、俗に「重い」とされる処理を行なわせることなく、コメント画面情報の作成を行なうことができる。
請求項24に記載のプログラムは、コメント領域に含まれるコンテンツデータの表示画像をコメント画面作成情報が有しているので、該コメント領域画面作成情報に基づいてコンテンツデータの表示画像に該コンテンツデータを検索するための情報を付与する動作をコンピュータで実行することにより、コメント画面情報の作成に関わる画像処理を低減するとともに、クライアント機器における処理も必要最低限のもので済ませることができる。
請求項25に記載のプログラムは、コメント領域に対応したコンテンツの原画像をコメント画面作成情報が有しているので、該コメント領域画面作成情報に基づいてコンテンツデータの原画像に該コンテンツデータを検索するための情報を付与する動作をコンピュータで実行することにより、コメント画面情報の作成に関わる画像処理を低減するとともに、比較的精細なコメント画像をコメント画面に使用することができる。
請求項26に記載のプログラムは、クライアント機器において設定されたコメント文のコメント属性に基づき、コメント画面情報をコメント文のコメント属性毎に分類してクライアント機器において表示可能とする動作をコンピュータで実行するので、マンガを検索する方はコメント属性を参考にコメント文を検索して自分好みの作品を探すことができる。
以下、図面を利用しながら、本発明を実施形態について、説明を行なう。
〈第1の実施形態〉
図1は、本発明に係わるクライアント・サーバシステム100の構成を説明するための図である。クライアント・サーバシステム100は、クライアント機器1、サーバ機器2、およびクライアント機器1とサーバ機器2とを通信可能に接続するネットワークNから成り立っている。
クライアント機器1は、サーバ機器2からダウンロードしたコンテンツデータCDの表示、表示されたコンテンツデータCDにコメント領域を指定しコメント文を入力することによるコメント画面作成情報CJの生成およびサーバ機器2への送信、サーバ機器2で作成されたコメント画面情報CGの表示を実行する。
図示しているように、複数のクライアント機器1がネットワークNを介してサーバ機器2に接続することができる。クライアント機器1は、一般的に使用されるコンピュータであり、例えば携帯電話、スマートフォン、タブレットPC、ノートパソコンである。
なお、図ではクライアント機器1の数は3となっているが、サーバ機器2に接続するクライアント機器1の数が3に限定されることはない。
サーバ機器2は、複数のコンテンツデータCDを格納するデータベースを備え、クライアント機器1からの要求に応じて、コンテンツデータCDをネットワークNを介して送信する。また、クライアント機器1から送信されたコメント画面作成情報CJに基づいて、クライアント機器1で表示可能なコメント画面情報CGの作成を行なう。
サーバ機器2もまた、一般的に使用されるコンピュータである。
なお、図ではサーバ機器2を実現しているコンピュータの数は1となっているが、サーバ機器2を複数のコンピュータによって構築してもよい。
ネットワークNは、クライアント機器1とサーバ機器2とを通信可能に接続するためのものであり、インターネットや携帯電話回線などのWANで実現される。
なお、ネットワークNの媒体は無線、有線を問わないが、クライアント機器1の使用形態を考慮すると、無線媒体であることが望ましい。
図2は、本発明に関わるクライアント機器1の構成を説明するための図である。クライアント機器1は一般的に使用されているコンピュータで実現され、CPU11、表示部12、入力部13、ネットワークI/F14、メディアドライブ15、記憶部16、メモリ17より構成されている。
CPU11は、クライアント機器1全体を制御する。メディアドライブ15に挿入されたメディアディスク18に記録されているプログラムPcをCPU11がメモリ17において実行することによって、クライアント機器1の機能が実現される。
表示部12は、クライアント機器1の制御に必要な情報を表示するために使用される。また、表示部12は、サーバ機器2から送信されたコンテンツデータCDの表示、およびコメント画面情報CGの表示を行なう。
入力部13は、マウスやキーボード、あるいはタッチパネルで構成されており、クライアント機器1に対してオペレータが指示を入力するために使用する。入力部13は、特に表示部12に表示されたコンテンツデータCDに対してコメント領域を指定し、またコメント文を入力するために使用する。
なお、表示部12および入力部13が一体化していても良い。
ネットワークI/F14は、クライアント機器1とネットワークNとを接続するためのものである。ネットワークI/F14を介して、クライアント機器1はサーバ機器2からコンテンツデータCDを受信する、また、クライアント機器1は、ネットワークI/F14を介して、サーバ機器2に対してコメント画面作成情報CJを送信し、サーバ機器2にて作成されたコメント画面情報CGを受信する。
また、ネットワークI/F14は、図示しないサーバより、クライアント機器1の機能を実現するプログラムPcをダウンロードすることに使用することができる。
メディアドライブ15は、メディアディスク18に記録されているプログラムPcを読み取るために使用する。メディアドライブ15で読み取られたプログラムPcにより、クライアント機器1の機能が実現される。
記憶部16は、メディアドライブ15で読み取られたプログラムPcを格納する。また、記憶部16は、サーバ機器2から送信されたコンテンツデータCDを格納するコンテンツデータ格納部161、コメント画面情報格納部162を備える。
コンテンツデータ格納部161は、前述のとおり、ネットワークNを介してサーバ機器2から送信されたコンテンツデータCDを格納する。コンテンツデータ格納部161は複数のコンテンツデータCDを格納することが可能である。クライアント機器1のユーザの所望に応じて、コンテンツデータ格納部161に格納されたコンテンツデータCDは、後述する表示制御部177の制御に基づいて表示部12に表示される。
コメント画面情報格納部162は、ネットワークNを介してサーバ機器2から送信されたコメント画面情報CGを格納する。コメント画面情報CGは、後述するプロセスによって作成されるコンテンツデータCDを紹介するためのコメント文が付された情報である。コメント画面情報格納部162は複数のコメント画面情報CGを格納することが可能である。クライアント機器1のユーザの所望に応じて、コメント画面情報格納部162に格納されたコメント画面情報CGは、後述する表示制御部177の制御に基づいて表示部12に表示される。
メモリ17は、記憶部16によって記憶されたプログラムPcをCPU11が実行するためのワークエリアである。CPU11によってプログラムPcが実行された結果、メモリ17において、コンテンツデータ受信部171、コメント領域指定部172、コメント文入力部173、コメント画面作成情報生成部174、コメント画面作成情報送信部175、コメント画面情報受信部176、表示制御部177の機能が実現する。
コンテンツデータ受信部171は、サーバ機器2に対してコンテンツデータCDの送信を要求し、該要求に応じて送信されたコンテンツデータCDを受信する。
クライアント機器1のユーザが行なった入力部13からの入力に応じて、コンテンツデータ受信部171はサーバ機器2に対してコンテンツデータCDの送信を要求する。要求されたコンテンツデータCDがネットワークNを介して送信されると、コンテンツデータ受信部171は該コンテンツデータCDを受信する。受信されたコンテンツデータCDは、CPU11がコンテンツデータ格納部161に格納し、後述する表示制御部176により表示部12に表示される。
コメント領域指定部172は、コンテンツデータCDにおける所定の領域をコメント画像として取得するための領域指定を行なう。クライアント機器1のユーザによる入力部12の入力に応じて、コメント領域指定部172が表示部12に表示されたコンテンツデータCDの所定の領域をコメント領域として指定する。コメント領域の指定は、例えば対角点2点を入力部12によって指定することにより得られた矩形領域を、コメント領域指定部172がコメント領域として指定する。
コメント領域指定部172は、指定されたコメント領域の位置情報、および該コメント領域の形状情報を一時的に記憶する。コメント領域の位置情報は、表示部12に表示されたコンテンツデータCDのページ上における位置である。コメント領域指定部172は、ページ左下点を原点とした領域の位置情報をコメント領域の位置情報として一時的に記憶する。また、領域指定を行なったコンテンツデータCDを特定するための情報である作品ID、領域指定を行なったページのページ番号についても、コミック領域指定部172が一時的に記憶する。さらにコメント領域指定部172は、入力部12の指定によって得られた領域の形状をコメント領域の形状情報として一時的に記憶する。
コメント文入力部173は、コメント領域指定部172によって指定されたコメント領域に対するコメント文を入力する。コメント文入力部173がコメント文入力を促すことにより、クライアント機器1のユーザは入力部12からコメント領域に対するコメント文を入力する。
また、コメント文入力部173は、入力したコメント文に対して属性を設定する。入力したコメント文に対して、コメント文入力部173が属性の設定を促すことにより、クライアント機器1のユーザが入力部12からコメント文に対する属性を設定する。
コメント画面作成情報生成部174は、後述するサーバ機器2におけるコメント画面情報CGの作成に使用するコメント画面作成情報CJを生成する。コメント画面作成情報生成部174は、コメント領域、該コメント領域に関する情報、およびコメント文に基づいてコメント画面作成情報CJを生成する。
コメント画面作成情報CJの生成については、様々な手法が選択可能であり、詳細は後述する。
コメント画面作成情報送信部175は、コメント画面作成情報生成部174が生成したコメント画面作成情報CJを、ネットワークNを介して、サーバ機器2へ送信する。送信されたコメント画面作成情報CJは、サーバ機器2においてコメント画面情報CGの作成に使用される(詳細は後述する)。
コメント画面情報受信部176は、後述するプロセスによってサーバ機器2で作成されたコメント画面情報CGを受信する。コメント画面情報受信部176が受信したコメント画面情報CGは、CPU11がコメント画面情報格納部162に格納し、後述する表示制御部177による制御に基づいて表示部12に表示される。
表示制御部177は、表示部12におけるコンテンツデータCD、およびコメント画面情報CGについて表示制御を行なう。
表示制御部177は、コンテンツデータ格納部161に格納されたコンテンツデータCDを読出して表示部12に表示する。コンテンツデータCDは、後述するように、複数のページ表現を実現するデータ構成を有しているので、表示制御部177がクライアント機器1のユーザによる入力部13の操作に基づいて、表示されたコンテンツデータCDにおけるページ送り/戻しの表示を制御することにより、クライアント機器1のユーザはコンテンツデータCDを閲覧することが可能となる。また、コンテンツデータCDの所定のページにおける所定の領域をコメント領域として指定するためのページ表示の拡大/縮小についても、表示制御部177が制御を行なう。
表示制御部177はまた、コメント画面情報格納部162に格納されたコメント画面情報CGを読み出して表示部12に表示する。コメント画面情報CGは、後述するように、コメント文に属性が付与されているので、クライアント機器1のユーザによる入力部13の操作によって、表示制御部177が同一属性を有するコメント画面情報CGの表示を制御することにより、クライアント機器1のユーザが所望するコメント画面の一覧を閲覧することが可能となる。
図3は、本発明に関わるサーバ機器2の構成を説明するための図である。サーバ機器2は一般的に使用されるコンピュータで実現され、CPU21、表示部22、入力部23、ネットワークI/F24、メディアドライブ25、記憶部26、メモリ27より構成されている。
CPU21は、サーバ機器2全体を制御する。メディアドライブ25に挿入されたメディアディスク28に記録されているプログラムPsをCPU21がメモリ27において実行することによって、サーバ機器2の機能が実現される。
表示部22は、サーバ機器2の制御に必要な情報を表示する。
入力部23は、サーバ機器2の制御に必要な情報を入力する。
ネットワークI/F24は、サーバ機器2とネットワークNとを接続するためのものである。ネットワークI/F24を介して、サーバ機器2はクライアント機器1からの要求に基づき、クライアント機器1に対してコンテンツデータCDを送信する。また、サーバ機器2は、クライアント機器1で生成されたコメント画面作成情報CJをネットワークI/F24を介して受信し、後述するプロセスで作成されたコメント画面情報CJをネットワークI/F24を介してクライアント機器1へ送信する。
また、ネットワークI/F24は、図示しないサーバより、サーバ機器2の機能を実現するプログラムPsをダウンロードすることも可能である。
メディアドライブ25は、メディアディスク28に記録されているプログラムPsを読み取るために使用する。メディアドライブ25で読み取られたプログラムPsにより、サーバ機器2の機能が実現される。
記憶部26は、メディアドライブ25で読み取られたプログラムPsを格納する。また、記憶部26は、コンテンツデータCDを格納するコンテンツデータベース261、コメント画面情報格納部262を備えている。
コンテンツデータベース261は、複数のコンテンツデータCDを格納するためのものである。コンテンツデータCDは、クライアント機器1で閲覧可能な形式のフォーマットを有し、またクライアント機器1の表示に基づいた複製を可能とするデータである。
なお、コンテンツデータベース261は、記憶部26とは別個に設けるようにしても良い。
コメント画面情報格納部262は、後述するプロセスによってサーバ機器2で作成されたコメント画面情報CGを格納する。コメント画面情報格納部262は複数のコメント画面情報CGを格納し、クライアント機器1からの要求に応じて、コメント画面情報送信部274による送信処理が行なわれる。
メモリ27は、記憶部26によって記憶されたプログラムPsをCPU21が実行するためのワークエリアである。CPU21によってプログラムPsが実行された結果、メモリ27において、コンテンツデータ送信部271、コメント画面作成情報受信部272、コメント画面情報作成部273、コメント画面情報送信部274の機能が実現する。
コンテンツデータ送信部271は、クライアント機器1からの要求に応じ、コンテンツデータベース261からコンテンツデータCDを読み出し、ネットワークNを介して、クライアント機器1へ送信する。
コメント画面作成情報受信部272は、クライアント機器1のコメント画面作成情報送信部176が送信したコメント画面作成情報CJを受信する。コメント画面作成情報受信部272が受信したコメント画面作成情報CJは、後述するコメント画面情報作成部273におけるコメント画面情報CGの作成に供される。
コメント画面情報作成部273は、受信したコメント画面作成情報CJに基づいて、クライアント機器1で表示可能なコメント画面情報CGの作成を行なう。コメント画面情報作成部273は、コメント画面作成情報CJに含まれるコメント領域内の画像をコメント画像とし、該コメント画面作成情報CJに含まれるコメント文と関連付けることにより、コメント画面情報CGを作成する。
コメント画面情報作成部273は、コメント画面作成情報CJが送信される毎にコメント画面情報CGを作成し、コメント画面情報格納部262にコメント画面情報CGを格納する。
なお、コメント画面情報CGの作成については、様々な手法が選択可能であり、詳細は後述する。
コメント画面情報送信部274は、クライアント機器1からの要求に応じて、コメント画面情報格納部262に格納されたコメント画面情報CGを所定の表示フォーマット処理を施して送信する。コメント画面情報CGそのものは可視性の高いデータ形式ではないので、コメント画面情報送信部274はクライアント機器1からの要求に応じて、コメント画面情報CGに対してコメント画像およびコメント文の可視性が高いカード形式やカラム形式などの表示フォーマット処理を行ない、送信する。送信されたコメント画面情報CGは、ネットワークNを介して、クライアント機器1において受信される。
図4は、クライアント・サーバシステム100におけるクライアント機器1およびサーバ機器2の動作を説明するためのフローチャートである。
なお、これらの図に関わる説明において、「ステップS*C」はクライアント機器1の動作に関するステップであり、「ステップS*S」はサーバ機器2の動作に関わるステップである。
ステップS1Cにおいて、クライアント機器1のユーザによる入力部13の操作により、ネットワークNを介して、クライアント機器1がサーバ機器2にコンテンツデータCDの送信を要求する。クライアント機器1によるサーバ機器2が有するコンテンツデータCDの要求は、例えばサーバ機器2のコンテンツデータベース261の一覧をクライアント機器1の表示部12に表示し、クライアント機器1の入力部13をさらに操作して該一覧から所望のコンテンツデータCDを要求するなど、適宜手法を選択することができる。
ステップS1Cによってクライアント機器1がサーバ機器2に対してコンテンツデータCDの送信を要求すると、ステップS1Sにおいて、サーバ機器2のコンテンツデータ送信部271が要求されたコンテンツデータCDをコンテンツデータベース261から読み出し、ネットワークNを介して、クライアント機器1へ送信する。
図5は、ステップS1CおよびステップS1Sで送信が要求されたコンテンツデータCDの構成を説明するための図である。ここでは、コンテンツデータCDが、「作品ID」、「作品名」、「総ページ数」、「ページサイズ」、「ページファイル」という構造を有している。
「作品ID」は、コンテンツデータCDを特定するための項目である。マンガなどのコンテンツは、作者や内容は異なるが作品名は同じということがままあるため、作品名だけではコンテンツを特定することができない。そこで、コンテンツデータベース261にコンテンツデータCDを格納するに際して、各コンテンツデータCDにユニークな作品IDを付与することで、コンテンツデータCDの特定に供している。
ここでは、「作品ID」として「1」が付与されている。
「作品名」は、コンテンツデータCDによって表現されるコンテンツ名称についての項目である。通常は、クライアント機器1のユーザがコンテンツデータCDを検索する際に使用される項目である。
ここでは、「作品名」として「紀州犬物語」が付与されている。
「総ページ数」は、コンテンツデータCDによって表現されるコンテンツのページ数を格納した項目である。コンテンツデータCDが元々は印刷物をスキャンして得られたデジタルデータである場合は、該印刷物を構成していた際のページ数が総ページ数となる。当初からコンテンツデータCDがデジタルデータとして作成された場合は、クライアント機器1における一度に閲覧可能な単位を「ページ」として取り扱うものとする。
ここでは、「総ページ数」が「4」ページであるものとする。
「ページサイズ」は、コンテンツデータCDによって表現されるページサイズについての項目である。コンテンツデータCDによって表現されるページにはページサイズが指定されている。コンテンツデータCDが元々は印刷物をスキャンして得られたデジタルデータである場合は、「ページサイズ」は該印刷物を構成していたページの実際のサイズである。当初からコンテンツデータCDがデジタルデータとして作成された場合は、「ページサイズ」はコンテンツデータCD作成時のページ表現サイズについての設定値である。
ここでは、「ページサイズ」が「148mm×210mm」であるものとする。
「ページファイル」は、コンテンツデータCDとして格納されたクライアント機器1の表示部12に表示されるファイルについての項目である。クライアント機器1の表示部12に表示可能な形式のファイルが、「ページファイル」として格納されている。「ページファイル」として格納されるファイルについては、該ファイルが表現する画像についてコピーが可能であることが望ましい。ここでは、「ページファイル」として、「dog1.jpg」、「dog2.jpg」、「dog3.jpg」、「dog4.jpg」が格納されているものとする。
なお、ページファイルに関する著作権法における複製権の行使は、このクライアント・サーバシステム100においてコンテンツデータCDを取り扱うことに際しては限定的に解禁されているものとする。
また、コンテンツデータCDの構成は、上記説明に限定されるものではない。例えば、総ページ数やページサイズは、上記に限定されるものではない。あるいは、ページファイルとして、複数ページを一つのファイルに格納可能なPDF形式のファイルを採用しても良い。あるいは、ページファイルが、1ページに対してコマに相当する複数の画像データをオブジェクトとしてベースページに貼り付けた形式のページ記述言語ファイルであっても良い。
図4に戻り、ステップS2Cにおいて、クライアント機器1のコンテンツデータ受信部171が、ネットワークNを介して送信されたコンテンツデータCDを受信する。コンテンツデータ受信部171は、受信したコンテンツデータCDをコンテンツデータ格納部161に格納する。
ステップS3Cで、クライアント機器1のユーザによる入力部13の操作に応じて、表示制御部177がコンテンツデータ格納部161に格納したコンテンツデータCDを読出し、表示部12に表示する。クライアント機器1のユーザが入力部13を操作することにより、複数のページ表現を実現するデータ構成を有しているコンテンツデータCDに対して、表示制御部177がコンテンツデータCDにおけるページ送り/戻しの表示を制御することで、クライアント機器1のユーザによるコンテンツデータCDの閲覧が可能となる。
コンテンツデータCDを閲覧していたクライアント機器1のユーザが、該コンテンツデータCDを人に勧めたいと思ったならば、サーバ機器2においてコメント画面情報CGを作成するため、ステップS4Cにおいてコメント画面作成情報生成部174がコメント画面作成情報CJを生成する。
ここで、ステップS4Cの詳細な動作の説明は後述する。
ステップS4Cを実行した結果生成されたコメント画面作成情報CJについて、ステップS5Cにおいて、コメント画面作成情報送信部175がコメント画面作成情報CJをネットワークNを介して、サーバ機器2へ送信する。
一方、ステップS2Sでは、ネットワークNを介して送信されたコメント画面作成情報CJをサーバ機器2のコメント画面作成情報受信部272が受信する。
ステップS3Sにおいて、受信したコメント画面作成情報CJに基づいて、コメント画面情報作成部273がコメント画面情報CGを作成する。
ここで、ステップS3Sの詳細な動作の説明は後述する。
作成されたコメント画面情報CGは、コメント画面情報作成部273がコメント画面情報格納部262に格納する。
ステップS6Cにおいて、クライアント機器1がサーバ機器2に対して、コメント画面情報CGの送信を要求する。クライアント機器1のユーザは入力部13を操作して、例えばサーバ機器2のコメント画面情報格納部262の一覧をクライアント機器1の表示部12に表示し、さらにクライアント機器1の入力部13を操作してコメント画面情報CGを要求するなど、適宜手法を選択することができる。
ステップS4Sでは、ネットワークNを介して要求されたコメント画面情報CGについて所定の表示フォーマット処理を行ない、サーバ機器2のコメント画面情報送信部274がクライアント機器1に対して送信する。コメント画面情報CGはそのまま表示を行なうのに適したデータ形式ではないので、コメント画面情報送信部274は、コメント画像とコメント文について可視性の高いカード形式やカラム形式など、所定の可視性が高い表示フォーマット処理をコメント画面情報CGに行なって、クライアント機器1に送信する。
ステップS7Cにおいて、クライアント機器1のコメント画面情報受信部176が、ネットワークNを介して送信されたコメント画面情報CGを受信する。コメント画面情報受信部176は、受信したコメント画面情報CGをコメント画面情報格納部162に格納する。
ステップS8Cで、表示制御部177はコメント画面情報格納部162に格納されたコメント画面情報CGを読出し、所定の表示フォーマットに基づいて表示部12に表示する。表示されたコメント画面を参照して、クライアント機器1のユーザは、サーバ機器2に対して新たにコンテンツデータCDの送信要求を行なう。
あるいは、表示されたコメント画面に対するコメント画面情報CGを作成するためのコメント画面作成情報CJを生成しても良い。
図1に示したクライアント・サーバシステム100は上記のように動作することで、サーバ機器2に格納されたコンテンツデータCDの閲覧をクライアント機器1のユーザに促すことができる。
図6は、図4のステップS4Cにおいて、コメント画面作成情報生成部174がコメント画面作成情報CJを生成するプロセスを説明するためのフローチャートである。
ここでは、コメント領域指定部172が指定した領域の位置情報および形状情報について、コメント画面作成情報生成部174がコメント領域として取得し、コメント画面作成情報CJの生成に使用する。
また、コメント領域指定部172が一時的に記憶したコメント領域を指定したコンテンツデータCDの作品ID、コメント領域を指定したページ番号についても、コメント画面作成情報生成部174が取得し、コメント画面作成情報CJの生成に使用する。さらに、コメント画面作成情報生成部174は、コメント文入力部173によって入力されたコメント文および該コメント文の属性をコメント画面作成情報CJの生成に使用する。
ステップS41Cにおいて、表示部12に表示されたコンテンツデータCDに対して、コメント領域指定部172がコメント領域を指定する。表示制御部177が表示されたコンテンツデータCDの所定ページについて拡大/縮小を行ない、クライアント機器1のユーザが入力部13を操作して表示部12に表示されたコンテンツデータCD上の所定部分を領域指定すると、コメント領域指定部172が該領域指定された所定部分についてコメント領域として指定する。
ステップS42Cでは、ステップS41Cで指定されたコメント領域、およびコメント領域を指定したコンテンツデータCDの作品ID、コンテンツデータCDのページ番号をコメント画面作成情報生成部174が取得する。取得したコンテンツデータCDの作品ID、ページ番号は、コメント画面作成情報生成部174におけるコメント画面作成情報CJの生成に使用される。
ステップS43Cにおいて、コメント文入力部173が、クライアント機器1のユーザが入力部13を操作して得られたテキストをコメント文として入力する。入力されたコメント文は、コメント画面作成情報生成部174におけるコメント画面作成情報CJの生成に使用される。
また、コメント文入力部173は、コメント文入力時に、該コメント文についての属性の入力について、クライアント機器1のユーザに促す。入力されたコメント文の属性は、やはりコメント画面作成情報生成部174におけるコメント画面作成情報CJの生成に使用される。
ステップS44Cで、コメント画面作成情報生成部174は、ステップS42C、S43Cの処理に基づいて、コメント画面作成情報CJを生成する。
図7は、表示部12に表示されたコンテンツデータCDに対してコメント領域指定部172によるコメント領域の指定に基づいて、コメント画面作成情報生成部174がコメント画面作成情報CJを生成することを説明するための図である。
図7(a)は、表示部12にコンテンツデータCD1pが表示された状態を示している。コンテンツデータCD1pは、コンテンツデータCDの1ページ目であり、「ページファイル」における「dog1.jpg」に相当する。
なお、コンテンツデータCD1pのページサイズは、表示部12の表示サイズに一致するとは限らない。一般的には、表示部12の表示サイズよりもページサイズの方が大きいので、表示制御部177がコンテンツデータCDのページサイズと表示部12の表示サイズとの比較を行なった上で適宜倍率を調整することにより、コンテンツデータCD1pが表示部12に適切なサイズとして表示される。ここでは、説明を簡略化するため、表示部12に適切なサイズでコンテンツデータCD1pが表示されているものとする。
クライアント機器1のユーザは、入力部13を操作して、表示部12に表示されたコンテンツデータCD1pの所望の部分をコメント領域として指定する。ここでは、CR1(x1,y1)、CR2(x2,y2)の二点を指定し、該二点を対角点とする矩形CRをコメント領域として指定したものとする。
なお、指定するコメント領域の形状は矩形に限定されるものではない。例えば、同じ二点指定であってもコメント領域の形状を円としても良い。また、複数点を指定して形状が多角形となるコメント領域の指定を行なっても良い。
図7(a)に示すように、コメント領域指定部172がコンテンツデータCDに対してコメント領域を指定すると、コメント画面作成情報生成部174はコメント領域が指定されたコンテンツデータCDの作品ID、ページ番号を取得する。コメント領域指定部172はコメント領域を指定する際に、表示制御部177が表示部12に表示しているコンテンツデータCDの作品ID、コンテンツデータCDのページ番号を取得して一時的に記憶する。コメント画面作成情報生成部174は、コメント領域について、ページ左下点を原点としたオフセット情報をコメント領域の位置情報として取得し、CR1(x1,y1)、CR2(x2,y2)を対角点とする矩形CRをコメント領域の形状情報として取得することで、コメント領域についての情報を取得する。また、コメント領域指定部172が一時的に記憶していたコンテンツデータCDの作品ID、コンテンツデータCDのページ番号について、コメント画面作成情報生成部174が取得することで、コメント領域が指定されたコンテンツデータCD、および該コンテンツデータCDにおけるページ番号に基づくコメント画面作成情報CJの生成が行なわれる。
図7(b)は、コメント画面作成情報生成部174が生成したコメント画面作成情報CJを説明するための図である。図示しているように、コメント画面作成情報生成部174は、コメント領域指定部172から取得したコンテンツデータCDの作品ID、ページ番号、コメント領域、コメント領域の位置情報並びに形状情報、およびコメント文入力部173によって入力されたコメント文に基づいて、コメント画面作成情報CJを生成している。
ここでは、作品IDが1のコンテンツデータCDの1ページ目であるコンテンツデータCD1p上の左下点を原点とするオフセット位置(x1,y1)に指定したCR1(x1,y1)、CR2(x2,y2)を対角点とする矩形CRをコメント領域とし、該コメント領域に対してコメント文入力部173がコメント文の属性を「犬」、コメント文を「紀州犬の差し尾は最高です!」と入力したことにより、コメント画面作成情報生成部174は図7(b)に示すようなコメント画面作成情報CJを生成する。
図8は、図6に示したプロセスにより生成されたコメント画面作成情報CJがサーバ機器2に送信され、コメント画面情報作成部273がコメント画面情報CGを作成するプロセスを説明するためのフローチャートである。
ここでは、コメント画像を取得するに際して、コメント画面情報作成部273は、コメント画面作成情報CJに含まれる作品IDを参照して、コメント画像を取得するコンテンツデータCDを特定する。
また、コメント画面作成情報CJに含まれるページ番号から、コメント画像を取得するコンテンツデータCDにおけるページ番号を特定する。そして、コメント領域の位置情報及び形状情報に基づいて、コメント画像を取得するコンテンツデータCDにおけるページ番号に相当するページ上の位置および形状の画像をコメント画像として取得する。
ステップS31Sで、コメント画面情報作成部273は、コメント画面情報CGを作成すべきコンテンツデータCDをコンテンツデータ格納部261から読み出す。
前述のとおり、コメント画面作成情報CJにはコメント領域を指定したコンテンツデータCDの作品IDが含まれているので、コメント画面情報作成部273は該作品IDを参照してコメント画面情報CGを作成すべきコンテンツデータCDを特定し、コンテンツデータ格納部261からの読出しを行なう。
ステップS32Sにおいて、コメント画面情報作成部273は、コメント画面作成情報CJを参照して、コメント画面情報CGを作成するためのコンテンツデータCDにおけるページファイルを特定する。
前述のとおり、コメント画面作成情報CJにはコメント領域を指定したコンテンツデータCDにおけるページ番号が含まれているので、コメント画面情報作成部273は、該ページ番号に相当するページファイルを特定することが可能となる。
ステップS33Sで、コメント画面情報作成部273は、コメント画面作成情報CJを参照して、コンテンツデータCDにおけるページファイルから、コメント領域に相当する領域に含まれる画像をコメント画像として抽出する。
前述のとおり、コメント画面作成情報CJには、コメント領域の位置情報および形状情報が含まれているので、コメント画面情報作成部273は、ステップS32Sで特定されたページファイルから、コメント画面作成情報CJに含まれるコメント領域の位置情報および形状情報に相当する領域の画像を抽出し、適宜名称を付したコメント画像とする。コメント画面情報作成部273は、該コメント画像を一時的に記憶する。
ステップS34Sにおいて、コメント画面情報作成部273は、コメント画面作成情報CJに含まれるコメント文の属性およびコメント文を取得し、ステップS33Sで抽出したコメント画像と組み合わせて、コメント画面情報CJを作成する。
前述のとおり、コメント画面作成情報CJには、コメント文の属性、およびコメント文が含まれているので、コメント画面情報作成部273は、該コメント文の属性およびコメント文を取得し、コメント画像と関連付けを行なう。
また、コメント画面情報作成部273は、コメント画面作成情報CJに含まれる作品IDを参照して、該コメント画像を抽出したコンテンツデータCDの「作品名」を取得し、コメント画面情報CGに付与する。
さらに、コメント画面情報作成部273は、作品IDを参照して、該作品IDが付与されたコンテンツデータCDに対するリンク情報を生成し、コメント画面情報CGに付与する。
ステップS35Sにおいて、コメント画面情報作成部273は、作成したコメント画面情報CGを、コメント画面情報格納部262に格納する。
図9は、図7(b)に示したコメント画面作成情報CJに基づいて、コメント画面情報作成部273が作成したコメント画面情報CGを説明するための図である。
コメント画面情報CGは、図示しているように、「作品名」、「コメント画像」、「コメント文属性」、「コメント文」、「リンク」という構造を有している。
「作品名」は、コンテンツデータCDにおける「作品名」と同じものである。クライアント機器1のユーザにとって、作品を特定するために最も有用な情報はコンテンツデータCDによって表現されるコミック作品の名称である。そこで、コメント画面作成情報CJに付与されていた作品IDを参照に、コメント画面情報作成部273は特定したコンテンツデータCDにおける「作品名」を取得してコメント画面情報CGに付与する。
ここでは、「作品名」として、「紀州犬物語」が付与されているものとする。
「コメント画像」は、コメント画面作成情報CJを参照して、コメント画像情報作成部273が、コンテンツデータCDにおけるページファイルから、コメント領域に相当する領域に含まれる画像をコメント画像として抽出したものである。
コメント画像は、コメント画面作成情報CJに基づいて、コンテンツデータCDから抽出したコメント領域の位置情報及び形状情報に相当する画像なので、表示に足る精細な画像である。また、クライアント機器1ではコメント領域の位置情報および形状情報を生成するのみであり、コメント画像の抽出はサーバ機器2で実行されるので、クライアント機器1における処理を軽減しつつ、ユーザの視認に耐える精細画像をコメント画像として使用することができる。
ここでは、「コメント画像」は、コメント画像情報作成部273が名称を付した「comment1.jpg」であるものとする。
「コメント文属性」は、コメント画面作成情報CJに含まれたコメント文に付与された属性である。コメント画面情報CGに付与されたコメント文の属性は、コメント画面情報CGの検索タグや、ソートタグとして使用される。
ここでは、「コメント文属性」は、「犬」であるものとする。
「コメント文」は、コメント画面作成情報CJに含まれたコメント文である。コメント画面情報CGはコメント画面に合わせてコメント文を表示することにより、単なる感想だけではなく、作品のどの部分に対する感想なのかを明確にしているので、作品を紹介する方は紹介の根拠をコメント画像とコメント文によって明確に伝えることができ、作品を検索する方は具体的なコメント画像とコメント文を参照することで自分好みの作品を探すことが容易となる。
ここでは、「コメント文」は、「紀州犬の差し尾は最高です!」であるものとする。この場合、コメント画像である「comment1.jpg」は、作品中の犬のしっぽの描写について特に抽出した画像なので、コメント画像とコメント文とが適切な関連付けを有していることになる。
「リンク」は、コンテンツデータCDにリンクする情報である。コメント画像情報CGを見て、コメントされたコンテンツデータCDに関心を有したクライアント機器1のユーザが、容易にコンテンツデータCDにアクセスできるようにするため、コメント画面情報作成部273が、作品IDを参照して、該作品IDが付与されたコンテンツデータCDに対するリンク情報を生成し、コメント画面情報CGに付与する。
リンクは、コンテンツデータCDにアクセスするための記述であればよく、ハイパーリンクなど所望のリンク記述を採用することができる。
ここでは、「リンク」は、「サーバ名/コンテンツデータ格納データベース名/コンテンツデータ名」であるものとする。
クライアント機器1において図6に示したコメント画面作成情報CJの生成が繰り返しおこなわれ、サーバ機器2において図8に示したコメント画面情報CGの作成が繰り返し行なわれることにより、クライアント・サーバシステム100におけるコメント画面表示が実現する。
図10は、コメント画面情報CGをクライアント機器1の表示部12に表示した状態を示すための図である。
図示しているように、表示制御部177が、所定の表示フォーマットに基づく表示制御を行なうことで、コメント画面情報CGはカード形式、あるいはカラム形式のように、ユーザにとって視認性の高い表示が行なわれる。
ここでは、サーバ機器2のコメント画面情報格納部262から、「コメント文属性」が「犬」であるコメント画面情報CGを検索して複数表示したものとする。
図10(a)は、コメント画面情報CGをカード形式で表示した状態を示している。コメント画面情報CGの表示は、入力部13を操作することにより、カードをめくるかのように、順次複数のコメント画面情報CGを表示する。
また、入力部13の入力により、カード全体をクリックすることで、コメント画面情報CGが有するリンクに基づいて、コメント対象であるコンテンツデータCDにアクセスすることができる。
図10(b)は、コメント画面情報CGをカラム形式で表示した状態を示している。コメント画面情報CGの表示は、入力部13を操作することにより、カラムをスクロールすることで、順次複数のコメント画面情報CGを表示する。
また、入力部13の入力により、カラムをクリックすることで、コメント画面情報CGが有するリンクに基づいて、コメント対象であるコンテンツデータCDにアクセスすることができる。
なお、表示部12におけるコメント画面情報CGの表示は、図示したものに限定されることはない。また、図10では、表示しているコメント画面情報CGは3であるが、表示するコメント画面情報CGの数は3に限定されない。
このように、図1に示したクライアント・サーバシステム100において、図4に示したフローチャートのようにクライアント機器1、サーバ機器2が動作することにより、クライアント機器1のユーザが、読んでいて気に入ったマンガの画面の一部を引用してコメントをつけてサーバ機器2に送信すると、サーバ機器2がクライアント機器1において閲覧可能なマンガの画面の一部とコメント文とを組み合わせたコメント画面を作成するので、クライアント機器1の別のユーザがコメント文を含むコメント画面を参照することができるため、マンガに対する感想のみならず、マンガの絵も参照して自分が所望するマンガを探すことが可能となり、読者が面白い作品を探すために有用なコメント画面を作成するサービスを実現することができる。
〈第2の実施形態〉
図1に示したクライアント・サーバシステム100においては、クライアント機器1におけるコメント画面作成情報CJの生成、およびサーバ機器2におけるコメント画面情報CGの作成について、別の手法を採用することができる。
図11は、図4のステップS4Cにおいて、図6に示したプロセスとは別の手法で、コメント画面作成情報生成部174がコメント画面作成情報CJを生成するプロセスを説明するためのフローチャートである。
ここでは、コメント領域指定部172が指定した領域に相当するコンテンツデータCDの表示画像についてコメント画面作成情報生成部174がコメント領域として取得する点が、図6に示したプロセスとは異なっている。
ステップS410Cで、表示部12に表示されたコンテンツデータCDに対して、コメント領域指定部172がコメント領域を指定する。表示制御部177が表示されたコンテンツデータCDの所定ページについて拡大/縮小を行ない、クライアント機器1のユーザが入力部13を操作して表示部12に表示されたコンテンツデータCD上の所定部分を領域指定すると、コメント領域指定部172が該領域指定された所定部分についてコメント領域として指定する。
ステップS411Cにおいて、ステップS410Cでコメント領域として指定された領域に相当する表示画像をコメント画面作成情報生成部174が取得する。図7(a)に示すように、表示部12に表示されたコンテンツデータCD1pに対してコメント領域として指定した矩形CRについて、コメント画面作成情報生成部174は該矩形CR内に含まれる表示画像を取得する。コメント画面作成情報生成部174は、取得した表示画像について、例えば「comment1.jpg」という名称を付して、一時的に記憶する。
すなわち、ステップS411Cでは、コメント画面作成情報生成部174が取得した表示画像そのものがコメント領域として取り扱われることになる。
ステップS412Cでは、コメント領域を指定したコンテンツデータCD1pの作品ID、コンテンツデータCD1pのページ番号をコメント画面作成情報生成部174が取得する。取得したコンテンツデータCDの作品ID、ページ番号は、コメント画面作成情報生成部174におけるコメント画面作成情報CJの生成に使用される。
ステップS413Cにおいて、コメント文入力部173が、クライアント機器1のユーザが入力部13を操作して得られたテキストをコメント文として入力する。入力されたコメント文は、コメント画面作成情報生成部174におけるコメント画面作成情報CJの生成に使用される。
また、コメント文入力部173は、コメント文入力時に、該コメント文についての属性の入力について、クライアント機器1のユーザに促す。入力されたコメント文の属性は、やはりコメント画面作成情報生成部174におけるコメント画面作成情報CJの生成に使用される。
ステップS414Cで、コメント画面作成情報生成部174は、ステップS411C、S412C、S413Cの処理に基づいて、コメント画面作成情報CJを生成する。
図12は、図7(a)に示した表示部12にコンテンツデータCD1pが表示された状態において、コメント画面作成情報生成部174が図11のプロセスを動作したときに生成されるコメント画面作成情報CJを説明するための図である。
図12に示すコメント画面作成情報CJは、「作品ID」、「ページ番号」、「コメント文属性」、「コメント文」については、図7(b)に示したコメント画面作成情報CJと共通しているが、「コメント領域」の項目について、「comment1.jpg」が格納されている。
comment1.jpgは、表示部12に表示されたコンテンツデータCDの一部ではあるが、表示部12に表示された画像であることから、コンテンツデータCDの表現解像度よりも画像の解像度が低い画像情報である。
従って、コメント画像作成情報送信部175によってコメント画像作成情報CJを送信する際の負荷は高くないので、クライアント機器1における処理負荷がさほど増加することはない。
図13は、図4のステップS3Sにおいて、図8に示したプロセスとは別の手法で、コメント画面情報作成部273がコメント画面情報CGを作成するプロセスを説明するためのフローチャートである。
ステップS310Sにおいて、コメント画面情報作成部273は、コメント画面作成情報CJに含まれるコメント領域に相当する表示画像をコメント画像として取得する。コメント画像作成情報CJの「コメント領域」の項目に格納されている「comment1.jpg」を、コメント画面情報作成部273がコメント画像として取得する。
すなわち、この場合、コメント画面情報作成部273は、コンテンツデータ格納データベース261にアクセスしてコンテンツデータCDを読出してコメント画像を抽出する必要はないので、サーバ機器2の負担が軽減される。
ステップS311Sで、図8のステップS34S同様、コメント画面情報作成部273はコメント画面情報CGを作成し、ステップS312Sで、図8のステップS35S同様、コメント画面情報作成部273はコメント画面情報CGをコメント画像情報格納部262に格納する。
図11に示したプロセスによって、クライアント機器1においてコメント画面作成情報CJが生成され、図13に示したプロセスによって、サーバ機器2においてコメント画面情報CGの作成が行なわれるクライアント・サーバシステム100では、クライアント機器1の表示部12に表示されたコンテンツデータCDに対して指定した領域の画像をコメント領域とするので、解像度の低い画像を対象とするコメント画面作成情報CJの生成におけるクライアント機器1の負荷はそれほど増えず、コメント画像の表現は若干劣化するものの、サーバ機器2におけるコメント画面情報CGの作成負荷は軽減される。
従って、このような実施形態であっても、クライアント機器1のユーザが、読んでいて気に入ったマンガの画面の一部を引用してコメントをつけてサーバ機器2に送信すると、サーバ機器2がクライアント機器1において閲覧可能なマンガの画面の一部とコメント文とを組み合わせたコメント画面を作成するので、クライアント機器1の別のユーザがコメント文を含むコメント画面を参照することができるため、マンガに対する感想のみならず、マンガの絵も参照して自分が所望するマンガを探すことが可能となり、読者が面白い作品を探すために有用なコメント画面を作成するサービスを実現することができる。
〈第3の実施形態〉
図1に示したクライアント・サーバシステム100においては、クライアント機器1におけるコメント画面作成情報CJの生成、およびサーバ機器2におけるコメント画面情報CGの作成について、さらに別の手法を採用することができる。
図14は、図4のステップS4Cにおいて、図6、図11に示したプロセスとは別の手法で、コメント画面作成情報生成部174がコメント画面作成情報CJを生成するプロセスを説明するためのフローチャートである。
ここでは、コメント領域指定部172が指定した領域の位置情報および形状情報、および表示部12に表示されているコンテンツデータCDの作品ID、ページ番号に基づいて、コンテンツデータCDから抽出した詳細画像をコメント領域とする点が、図6、図11に示したプロセスとは異なっている。
ステップS4100Cにおいて、表示部12に表示されたコンテンツデータCDに対して、コメント領域指定部172がコメント領域を指定する。コメント領域指定部172は指定したコメント領域について、該コメント領域のページ原点からの位置情報、および該コメント領域の形状情報を取得する。
ステップS4101Cでは、コメント画面作成情報生成部174が、コメント領域が指定されたコンテンツデータCDの作品ID、ページ番号を取得し、該ページ番号に相当するページファイルから、ステップS4100Cで指定したコメント領域に相当する領域の精細画像を抽出する。
すなわち、ステップS4101Cでは、図8のステップS33Sに示したプロセスと同様の処理を行なうことで、サーバ機器2におけるコメント画像抽出処理をクライアント機器1で行なうことができる。
ステップS4102Cでは、図6に示したステップS43Cと同様の処理を行ない、ステップS4103Cでは図6に示したステップS44Cと同様の処理を行なうことにより、コメント画面作成情報生成部174は、コメント画像作成情報CJを生成する。
図14に示したプロセスで生成されたコメント画面作成情報CJは、図12に示したコメント画面作成情報CJと同様の形式となる。
ただし、「コメント領域」の項目に格納される画像が、図12のコメント画面作成情報CJでは解像度の低い表示画像だったのに対して、図14に示したプロセスで生成されたコメント画面作成情報CJではコンテンツデータCDから抽出した解像度の高い精細画像となる点で、図14のプロセスと図12のプロセスとは異なっている。
この場合、コメント画像作成情報送信部175によってコメント画像作成情報CJを送信する際の負荷は高くなるが、コメント画像として解像度の高い精細画像を使用することができるという利点がある。
図15は、図4のステップS3Sにおいて、図8、図13に示したプロセスとは別の手法で、コメント画面情報作成部273がコメント画面情報CGを作成するプロセスを説明するためのフローチャートである。
ステップS3100Sにおいて、コメント画面情報作成部273は、コメント画面作成情報CJに含まれるコメント領域に相当する精細画像をコメント画像として取得する。
すなわち、この場合においても、コメント画面情報作成部273は、コンテンツデータ格納データベース261にアクセスしてコンテンツデータCDを読出してコメント画像を抽出する必要はないので、サーバ機器2の負担が軽減される。
ステップS3101Sで、図8のステップS34S、図13のステップS312同様、コメント画面情報作成部273はコメント画面情報CGを作成し、ステップS3102Sで、図8のステップS35S、図13のステップS313同様、コメント画面情報作成部273はコメント画面情報CGをコメント画像情報格納部262に格納する。
図14に示したプロセスによって、クライアント機器1においてコメント画面作成情報CJが生成され、図15に示したプロセスによって、サーバ機器2においてコメント画面情報CGの作成が行なわれるクライアント・サーバシステム100では、クライアント機器1の表示部12に表示されたコンテンツデータCDに対して指定した領域に相当する精細画像をコメント領域とするので、クライアント機器1の負荷は若干増加するが、コメント画像の表現は劣化することなく、サーバ機器2におけるコメント画面情報CGの作成負荷は軽減される。
従って、このような実施形態であっても、クライアント機器1のユーザが、読んでいて気に入ったマンガの画面の一部を引用してコメントをつけてサーバ機器2に送信すると、サーバ機器2がクライアント機器1において閲覧可能なマンガの画面の一部とコメント文とを組み合わせたコメント画面を作成するので、クライアント機器1の別のユーザがコメント文を含むコメント画面を参照することができるため、マンガに対する感想のみならず、マンガの絵も参照して自分が所望するマンガを探すことが可能となり、読者が面白い作品を探すために有用なコメント画面を作成するサービスを実現することができる。
〈変形例〉
これまでの説明では、マンガなどの静止画像の集合をコンテンツデータCDとしてきたが、動画像をコンテンツデータCDとしてもよい。表示部12に表示された動画像に対して、クライアント機器1のユーザがコメント領域を指定することにより、該動画像の一部をコメント画像として取り扱うことが可能である。
この場合、コメント領域の位置情報は、例えば動画フレームの左下点を原点としたオフセット情報として取得する。
また、表示するコメント画像は静止画のみならず、動画であってもよい。動画をコメント画像とする場合、コメントの対象とする表示時間をコメント領域指定時に設定することで、適切なコメント画像を取得することができる。
また、これまでの説明では、クライアント機器1でコメント画像を抽出した場合、サーバ機器2はコメント画像抽出に対する特段の処理を行なわなかったが、クライアント機器1で抽出したコメント画像が、表示部12の表示画像であった場合、サーバ機器2は、コメント画面作成情報CJを参照してコンテンツデータ格納データベース261から該当するコンテンツデータCDを読出し、該コメント画像に相当するコメント領域の位置情報、形状情報に応じて詳細画像を抽出し、コメント画像を置換するようにしてもよい。
この場合、クライアント機器1の負荷も軽減され、コメント画面において劣化のないコメント画像を表示することができる。
さらに、これまでの説明では、クライアント機器1のユーザがコメント画面をクリックした場合にアクセスできるのはコンテンツデータCDであったが、コメント画面作成情報CJに格納されたページ番号をリンク情報に追記することで、ディープリンクを利用したアクセスを実現するようにしてもよい。
この場合、コメント文に書かれていることが正しいかどうかをすぐに確かめることが可能となるので、コメント画面の有用性が向上することができる。