JP2012255584A - Distributor and heat pump device - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、冷媒等の流体を分配する分配器に関する。また、この発明は、分配器を備えるヒートポンプ装置に関する。 The present invention relates to a distributor that distributes a fluid such as a refrigerant. The present invention also relates to a heat pump apparatus including a distributor.
特許文献1には、熱交換器と接続する冷媒配管に板ばねを備えて、熱交換器の各流路へ冷媒を分配する分配器についての記載がある。この分配器は、冷媒流量に応じて変形する板ばねにより流路面積を変化させ、冷媒流量に適した攪拌効果を得ることで熱交換器の各流路へ分配される冷媒流量の均一化を図っている。
特許文献2には、複数の分流通路を設けた円錐台形状の回転体を内部に備えて、熱交換器の各流路へ冷媒を分配する分配器についての記載がある。この分配器は、回転体の分流通路を通って熱交換器の各流路へ分配される冷媒流量の均一化を図るとともに、低騒音化を図っている。
特許文献1に記載された分配器は、冷媒の流路が流路方向に対して非対称となる。そのため、偏流が生じ、熱交換器の各流路へ流れる冷媒流量に偏差が生じてしまう。また、板ばねの根本に作用する応力により板ばねが破損する虞がある。
特許文献2に記載された分配器は、冷媒の圧力エネルギーが回転エネルギーに変換されるため、動力回収装置を備えたヒートポンプ装置では省エネルギー効果が低下してしまう。
この発明は、流体の流量が変化する場合であっても、ほぼ均等に流体を分配することを目的とする。
In the distributor described in
In the distributor described in
An object of the present invention is to evenly distribute fluid even when the flow rate of the fluid changes.
この発明に係る分配器は、
複数の孔が形成された分配部材と、
一方側から他方側へ向かって徐々に内径が大きくなり、前記分配部材によって前記他方側の口が塞がれた分配配管であって、前記一方側の口から流入した流体を前記分配部材に形成された前記複数の孔から分配して流出させる分配配管と、
前記分配配管が形成する流路の中心線に沿って移動可能に、前記分配配管内に設けられた浮子と
を備えることを特徴とする。
The distributor according to the present invention is:
A distribution member formed with a plurality of holes;
A distribution pipe in which the inner diameter gradually increases from one side to the other side, and the port on the other side is blocked by the distribution member, and the fluid flowing from the port on the one side is formed in the distribution member A distribution pipe for distributing and flowing out from the plurality of holes formed;
And a float provided in the distribution pipe so as to be movable along a center line of a flow path formed by the distribution pipe.
この発明に係る分配器は、流体の流量に応じて浮子が移動し、分配配管内の流路面積が変化する。そのため、流体の流量が変化した場合における流体の流速の変化が抑えられ、流体の流動様式を一定に保つことが可能になる。その結果、流体の流量が変化した場合であっても、ほぼ均等に流体を分配することができる。 In the distributor according to the present invention, the float moves according to the flow rate of the fluid, and the flow path area in the distribution pipe changes. Therefore, the change in the flow rate of the fluid when the flow rate of the fluid changes is suppressed, and the fluid flow mode can be kept constant. As a result, even when the flow rate of the fluid changes, the fluid can be distributed almost evenly.
実施の形態1.
以下の説明では、分配器1が分配する流体として、気液二相状態の冷媒を想定して説明するが、分配器1は気液二相状態の冷媒以外の流体を分配することも可能である。
In the following description, a gas-liquid two-phase refrigerant is assumed as a fluid distributed by the
実施の形態1に係る分配器1の構成について説明する。
図1は、実施の形態1に係る分配器1の平面図である。
図2は、図1のA−A’断面図である。
実施の形態1に係る分配器1は、分配配管2、分配部材3、流出配管4、流入配管5、浮子6、ガイド7、ストッパー8を備える。
分配配管2は、下側から上側へ向かって徐々に内径が大きくなる配管であり、内部に円錐台形の流路を形成する配管である。分配部材3は、分配配管2の内径が大きい方の口を塞ぐように設けられる円形の板状部材である。分配部材3は、分配配管2の内径が大きい方の口と同心の円上に均等間隔で複数の孔9が形成されている。流出配管4は、各孔9に取り付けられた配管である。流入配管5は、分配配管2の内径が小さい方の口に取り付けられた配管である。浮子6は、分配配管2内において、分配配管2が形成する流路の中心線に沿って移動可能に設けられる。浮子6は、分配配管2の内径が小さい側から大きい側へ向かって徐々に断面積が大きくなる形状である。浮子6は、例えば、分配配管2の内径が小さい側を頂点とし、分配配管2の内径が大きい側を底面とする円錐形である。ガイド7は、分配部材3に取り付けられ、分配配管2が形成する流路の中心線上に設けられた棒状の部材である。ストッパー8は、ガイド7における分配部材3とは逆側の端部に設けられた部材である。
浮子6は、中心部に形成された孔をガイド7が貫通することによって、上述したように分配配管2が形成する流路の中心線に沿って移動可能となる。浮子6は、分配部材3側へ移動し、分配部材3に接する場合であっても、各孔9を完全に塞ぐことのない大きさである。また、浮子6は、ストッパー8側へ移動し、ストッパー8に接する場合であっても、分配配管2の内壁に接することのない大きさである。
The structure of the divider |
FIG. 1 is a plan view of a
2 is a cross-sectional view taken along line AA ′ of FIG.
The
The
The
実施の形態1に係る分配器1の動作について説明する。
分配器1は、流出配管4側を上、流入配管5側を下にして用いられる。分配器1は、流入配管5から分配配管2へ流入した冷媒を、各孔9を介して各流出配管4へ分配して流出させる。
流入配管5から分配配管2へ冷媒が流入してこない場合、浮子6はストッパー8に接する状態である。流入配管5から分配配管2へ冷媒が流入すると、冷媒により浮子6が上(分配部材3側)へ移動する。分配配管2へ流入した冷媒は、浮子6と分配配管2の内壁との間に形成される環状の流路を通って、各孔9を介して各流出配管4へ分配して流出させる。
An operation of the
The
When the refrigerant does not flow into the
図3は、冷媒流量と浮子6の移動量(浮子6のストッパー8からの移動量)との関係図である。図3において、横軸は冷媒流量を示し、縦軸は浮子6の移動量を示す。
浮子6には、冷媒圧力により下から上への力が作用し、浮子6の自重により上から下への力が作用する。そのため、浮子6は、両方の力が均衡する位置で停止する。したがって、冷媒流量が多い場合、冷媒の運動量が大きいため、下から上へ向かって浮子6に作用する力が大きくなり、浮子6の移動量は大きくなる。一方、冷媒流量が少ない場合、冷媒の運動量が小さいため、下から上へ向かって浮子6に作用する力が小さくなり、浮子6の移動量は小さくなる。
FIG. 3 is a relationship diagram between the refrigerant flow rate and the amount of movement of the float 6 (the amount of movement of the
A force from the bottom to the top acts on the
図4は、浮子6の移動量と分配配管2内の流路面積(浮子6と分配配管2の内壁との間に形成される環状の流路の面積)との関係図である。図4において、横軸は浮子6の移動量を示し、縦軸は流路面積を示す。
浮子6の移動量が大きくなるほど、流路面積は大きくなる。したがって、冷媒流量が多くなるほど、流路面積は大きくなる。
FIG. 4 is a relationship diagram between the amount of movement of the
As the amount of movement of the
図5は、冷媒流量と各孔9への冷媒の流入速度との関係図である。図5において、横軸は冷媒流量を示し、縦軸は各孔9への冷媒の流入速度を示す。なお、図5では、浮子6を設けた場合の関係を実線で示し、浮子6を設けない場合の関係を破線で示す。
分配配管2における冷媒の速度Uは、冷媒の質量流量Wと、分配配管2内の流路面積Aと、冷媒の密度ρとを用いて、“U=W/(A×ρ)”で表される。なお、流路面積Aは、浮子6が設けられている場合、浮子6と分配配管2の内壁との間に形成される環状の流路の流路面積である。
浮子6を設けない場合、流路面積Aは一定であるため、冷媒流量(質量流量W)が多くなると、冷媒の速度Uは速くなる。一方、浮子6が設けられている場合、上述した通り、冷媒流量が多くなるほど、環状の流路の流路面積Aは大きくなる。そのため、冷媒流量が変化しても、冷媒の速度Uはほぼ一定になる。
FIG. 5 is a relationship diagram between the refrigerant flow rate and the flow rate of the refrigerant into each
The refrigerant velocity U in the
When the
図6は、気液二相流体の流動様式線図である。図6において、横軸はガスと液との流量比率を示し、縦軸はガスの質量流量を示す。なお、ガスと液との流量比率は無次元であり、ガスの質量流量の単位はkg/m2s(kgはキログラム、m2は平方メートル、sは秒)である。
図7は、スラグ流の説明図である。図8は、環状噴霧流の説明図である。図7、図8において、白抜き部分はガス冷媒を示し、斜線部分は液冷媒を示す。
流動様式は、気液二層流における気相部分と液相部分との流れの状態を表すものである。流動様式には、図6に示すように、波状流、層状流、スラグ流、環状噴霧流、せん状流、気泡流等がある。代表的な流動様式としては、スラグ流や環状噴霧流がある。図7に示すように、スラグ流は、砲弾型の気泡と液冷媒とが不規則に流れる流動様式である。図8に示すように、環状噴霧流は、管壁面を液冷媒が流れ、管中央部をガス冷媒と液滴とが流れる。スラグ流となるか環状噴霧流となるかは冷媒の速度に強く依存し、速度が遅いとスラグ流となり、速度が早いと環状噴霧流となる。
分配器1は、上述したように、冷媒流量が変化しても、冷媒の速度をほぼ一定にすることができる。そのため、分配器1は、例えば、冷媒流量が変化しても、常に環状噴霧流とすることが可能である。冷媒が環状噴霧流となった場合、大部分の液冷媒が管壁面(分配配管2の内壁面)に沿って流れるため、液冷媒をほぼ均等に各孔9へ分配することが可能になる。
FIG. 6 is a flow pattern diagram of a gas-liquid two-phase fluid. In FIG. 6, the horizontal axis indicates the flow rate ratio between the gas and the liquid, and the vertical axis indicates the mass flow rate of the gas. The flow rate ratio between the gas and the liquid is dimensionless, and the unit of the mass flow rate of the gas is kg / m 2 s (kg is kilogram, m 2 is square meter, and s is second).
FIG. 7 is an explanatory diagram of the slag flow. FIG. 8 is an explanatory diagram of an annular spray flow. 7 and 8, the white portions indicate gas refrigerant, and the hatched portions indicate liquid refrigerant.
The flow mode represents the flow state of the gas phase portion and the liquid phase portion in the gas-liquid two-layer flow. As shown in FIG. 6, the flow mode includes a wave flow, a laminar flow, a slag flow, an annular spray flow, a spiral flow, a bubble flow, and the like. Typical flow patterns include slag flow and annular spray flow. As shown in FIG. 7, the slag flow is a flow pattern in which bullet-shaped bubbles and liquid refrigerant flow irregularly. As shown in FIG. 8, in the annular spray flow, the liquid refrigerant flows on the wall surface of the tube, and the gas refrigerant and droplets flow in the center of the tube. Whether it is a slag flow or an annular spray flow strongly depends on the speed of the refrigerant, and when the speed is low, it becomes a slag flow, and when the speed is high, it becomes an annular spray flow.
As described above, the
以上のように、実施の形態1に係る分配器1は、冷媒の流量が変化した場合であっても、液冷媒をほぼ均等に各孔9へ分配することが可能である。
また、実施の形態1に係る分配器1は、浮子6が流路抵抗となるものの、従来の分配器に比べ抵抗が小さい。そのため、実施の形態1に係る分配器1は、圧力損失が小さい。また、一般に冷媒流量が多くなると圧力損失が大きくなる。しかし、実施の形態1に係る分配器1は、冷媒流量が多くなると、浮子6が移動し流路面積が大きくなる。そのため、冷媒流量が多くなった場合における圧力損失を小さくすることができる。
As described above, the
In addition, the
なお、上記説明では、浮子6は、円錐形であるとした。しかし、浮子6は、例えば、円錐形の頂点付近を球面状とした形状であってもよいし、円錐台形であってもよい。また、上記説明では、浮子6は、分配配管2の内径が小さい側から大きい側へ向かって徐々に断面積が大きくなる形状であるとした。しかし、これに限らず、浮子6は、例えば、円筒形であってもよい。また、浮子6のストッパー8側の形状を流線形状としてもよい。流線形状とすることにより、冷媒が浮子6に衝突する際に発生する騒音を軽減することができる。
In the above description, the
実施の形態2.
実施の形態2では、実施の形態1に係る分配器1とは少し構成を代えた分配器1について説明する。なお、実施の形態2では、実施の形態1に係る分配器1と同様の構成については、同一の符号を付して、説明を省略する。
In the second embodiment, a
実施の形態2に係る分配器1の構成について説明する。
図9は、実施の形態2に係る分配器1の平面図である。
図10は、図1のB−B’断面図である。
実施の形態2に係る分配器1は、ガイド7、ストッパー8に代えて、弾性体10を備える点が、図1、図2に示す実施の形態1に係る分配器1と異なる。また、実施の形態1では、浮子6は円錐形であるとしたが、実施の形態2では、浮子6は頂点を球面状にした円錐形としている。浮子6は、実施の形態1で説明したように、他の形状であってもよい。
弾性体10は、分配部材3の中心部に取り付けられており、分配配管2が形成する流路の中心線に沿って弾性変形する。図10では、弾性体10はバネとしているが、弾性体10は他の弾性を有する物体であってもよい。浮子6は、弾性体10を介して分配部材3に取り付けられる。浮子6は、弾性体10が変形することにより、分配配管2が形成する流路の中心線に沿って移動可能である。
The structure of the divider |
FIG. 9 is a plan view of the
10 is a cross-sectional view taken along the line BB ′ of FIG.
The
The
実施の形態2に係る分配器1の動作について説明する。
分配器1は、流出配管4側を上、流入配管5側を下にして用いられる。分配器1は、流入配管5から分配配管2へ流入した冷媒を、各孔9を介して各流出配管4へ分配して流出させる。
流入配管5から分配配管2へ冷媒が流入してこない場合、浮子6は自重により弾性体10を伸ばし、流入配管5側に位置した状態となる。流入配管5から分配配管2へ冷媒が流入すると、浮子6が冷媒に押され弾性体10を縮めて、浮子6が上(分配部材3側)へ移動する。分配配管2へ流入した冷媒は、浮子6と分配配管2の内壁との間に形成される環状の流路を通って、各孔9を介して各流出配管4へ分配して流出させる。
The operation of the
The
When the refrigerant does not flow into the
これにより、実施の形態1に係る分配器1と同様に、冷媒流量が変化しても、冷媒の速度はほぼ一定になる。そのため、分配器1は、例えば、冷媒流量が変化しても、常に環状噴霧流とすることが可能である。したがって、実施の形態2に係る分配器1は、実施の形態1に係る分配器1と同様の効果を奏する。
また、実施の形態2に係る分配器1は、浮子6の重さだけでなく、弾性体10の弾性力により、浮子6の移動量を制御できる。そのため、例えば、浮子6の重さに対して、冷媒により浮子6に与えられる力が過大となる場合であっても、浮子6の移動量を弾性体10で制御することができる。したがって、実施の形態1に係る分配器1よりも広い範囲の冷媒流量に対して、冷媒の均等配分をすることができる。
Thereby, similarly to the
Further, the
実施の形態3.
実施の形態3では、実施の形態1,2に係る分配器1を用いたヒートポンプ装置11について説明する。
Embodiment 3 FIG.
In the third embodiment, a
実施の形態3に係るヒートポンプ装置11の構成について説明する。
図11は、実施の形態3に係るヒートポンプ装置11の構成図である。
実施の形態3に係るヒートポンプ装置11は、冷媒が循環する冷媒回路12を備える。冷媒回路12は、圧縮機13の吐出側13bと放熱器14(第1熱交換器)とが配管により接続され、放熱器14とエジェクタ15の第1入口15aとが配管により接続され、エジェクタ15の出口15cと分配器16の入口16aとが配管により接続され、分配器16の出口16bと蒸発器17(第2熱交換器)とが配管により接続され、蒸発器17と圧縮機13の吸入側13aとが配管により接続される。また、冷媒回路12は、放熱器14とエジェクタ15の第1入口15aとの間の分岐点Zと膨張弁18(減圧機構)とが配管により接続され、膨張弁18と蒸発器19(第3熱交換器)とが配管により接続され、蒸発器19とエジェクタ15の第2入口15bとが配管により接続される。
ここで、分配器16は、実施の形態1,2に係る分配器1であり、分配器16の入口16aは流入配管5であり、出口16bは各流出配管4である。つまり、エジェクタ15の出口15cと流入配管5とが配管により接続される。また、各流出配管4と蒸発器17の各冷媒流路とが接続される。
圧縮機13は、インバータ制御により、冷房負荷又は暖房負荷に応じてモータの回転数が制御され、冷媒回路12を循環する冷媒流量が制御される。
The configuration of the
FIG. 11 is a configuration diagram of the
The
Here, the
In the
エジェクタ15について説明する。
図12は、エジェクタ15の説明図である。図12では、(a)にエジェクタ15の構成を示し、(b)にエジェクタ15内における冷媒の圧力変化を示す。なお、図12(b)において、横軸はエジェクタ15の第1入口15aからの距離を示し、縦軸は、冷媒の圧力を示す。
エジェクタ15は、ノズル20、混合部21、ディヒューザ22を備える。ノズル20は、減圧部20a、喉部20b、末広部20cを備える。
ノズル20は、放熱器14から流出し、第1入口15aから流入した高圧の冷媒(駆動冷媒、圧力Pg)を減圧部20aで減圧膨張させて喉部20bで音速とし、末広部20cで超音速として減圧、加速させる。これにより、ノズル20は、超高速の気液二相の駆動冷媒(圧力Pi)を混合部21へ放出する。この超高速の駆動冷媒と第2入口15bの冷媒(吸引冷媒、圧力Pe)との圧力差ΔPsucにより、吸引冷媒が吸引される。ノズル20の出口、つまり混合部21の入口から超高速の駆動冷媒と低速の吸引冷媒とが混ざり合い始め、互いの運動量交換により圧力が回復(上昇)する。さらにディヒューザ22において、流路が拡大することにより、混合された冷媒が減速し、動圧が静圧に変換されて圧力が上昇する。そして、圧力が上昇した冷媒(圧力Pj)が出口15cから流出する。つまり、第2入口15bの吸引冷媒と出口15cから流出する冷媒とには、圧力差ΔPがある。
The
FIG. 12 is an explanatory diagram of the
The
The
ヒートポンプ装置11の動作について説明する。
図13は、ヒートポンプ装置11のモリエル線図である。図13において、横軸は冷媒の比エンタルピを示し、縦軸は冷媒の圧力を示す。なお、図13のaからhまでの各点は、図11、図12のaからhまでの各点と対応しており、図11、図12の各点における冷媒の状態を示す。また、図13では、分配器16を従来の分配器とした場合の状態を破線で示す。
圧縮機13から吐出した状態aの冷媒(高温高圧のガス冷媒)は、放熱器14において外気との熱交換により冷却され、状態bになる。状態bの冷媒は、分岐部Zにおいて分流する。
分岐部Zで分流したうちの一方の冷媒は、膨張弁18において減圧膨張され、状態cになる。状態cの冷媒は、蒸発器19において外気との熱交換により加熱され、状態dになる。状態dの冷媒は、吸引冷媒としてエジェクタ15の第2入口15bへ流れる。
分岐部Zで分流したうちの他方の冷媒は、駆動冷媒としてエジェクタ15の第1入口15aからノズル20へ流入する。ノズル20へ流入した冷媒は、減圧膨張され状態eになり、ノズル20から放出される。状態eの冷媒は、混合部21において状態dの冷媒と混合され、状態fの冷媒になる。状態fの冷媒は、混合部21及びディヒューザ22において昇圧され、状態gになる。状態gの冷媒は、分配器16において蒸発器17の各流路へ均等分配され、蒸発器17において外気との熱交換により加熱され、状態hになる。状態hの冷媒は、圧縮機13において圧縮され、状態aの冷媒になる。
The operation of the
FIG. 13 is a Mollier diagram of the
The refrigerant in the state a (high-temperature and high-pressure gas refrigerant) discharged from the
One of the refrigerants branched at the branching part Z is decompressed and expanded in the
The other refrigerant divided in the branch portion Z flows from the
図13に示すように、分配器16へ流入する冷媒は、気液二相の冷媒である。したがって、実施の形態1で説明したように、分配器16における冷媒の流動様式を環状噴霧流とすることで、液冷媒を均等に分配することができる。その結果、蒸発器17における熱交換効率を高めることができる。
また、実施の形態1で説明したように、実施の形態1,2に係る分配器1は従来の分配器に比べ圧力損失が小さい。そのため、分配器16として、実施の形態1,2に係る分配器1を用いた場合、従来の分配器を用いた場合(図13の破線参照)と比較して、圧縮機13が吸入する冷媒の圧力を高くすることができる。
As shown in FIG. 13, the refrigerant flowing into the
As described in the first embodiment, the
以上のように、実施の形態3に係るヒートポンプ装置11は、冷媒の流量が変化した場合であっても、蒸発器17の各流路へ冷媒を均等に分配することができる。そのため、蒸発器17における熱交換効率を高めることができる。また、実施の形態3に係るヒートポンプ装置11は、冷媒の流量が変化した場合であっても、圧力損失を抑えて、蒸発器17の各流路へ冷媒を分配することができる。そのため、圧縮機13が吸入する冷媒の圧力を高くすることができる。
したがって、ヒートポンプ装置11は、効率的な冷凍サイクルを構成し、省エネルギー化を図ることができる。
As described above, the
Therefore, the
なお、上記説明では、実施の形態1,2に係る分配器1を用いたヒートポンプ装置として、エジェクタ15を備える構成について説明した。しかし、圧縮機と、放熱器と、膨張弁と、蒸発器とが順に配管により接続され、蒸発器の入口に実施の形態1,2に係る分配器1を設けたヒートポンプ装置であっても、ある程度の省エネルギー化を図ることができる。
In addition, in the said description, the structure provided with the
1 分配器、2 分配配管、3 分配部材、4 流出配管、5 流入配管、6 浮子、7 ガイド、8 ストッパー、9 孔、10 弾性体、11 ヒートポンプ装置、12 冷媒回路、13 圧縮機、14 放熱器、15 エジェクタ、16 分配器、17 蒸発器、18 膨張弁、19 蒸発器、20 ノズル、21 混合部、22 ディヒューザ。
DESCRIPTION OF
Claims (8)
一方側から他方側へ向かって徐々に内径が大きくなり、前記分配部材によって前記他方側の口が塞がれた分配配管であって、前記一方側の口から流入した流体を前記分配部材に形成された前記複数の孔から分配して流出させる分配配管と、
前記分配配管が形成する流路の中心線に沿って移動可能に、前記分配配管内に設けられた浮子と
を備えることを特徴とする分配器。 A distribution member formed with a plurality of holes;
A distribution pipe in which the inner diameter gradually increases from one side to the other side, and the port on the other side is blocked by the distribution member, and the fluid flowing from the port on the one side is formed in the distribution member A distribution pipe for distributing and flowing out from the plurality of holes formed;
A distributor comprising a float provided in the distribution pipe so as to be movable along a center line of a flow path formed by the distribution pipe.
ことを特徴とする請求項1に記載の分配器。 The distributor according to claim 1, wherein the float has a shape in which a cross-sectional area gradually increases from the one side toward the other side.
ことを特徴とする請求項2に記載の分配器。 The distributor according to claim 2, wherein the float has a conical shape with the other side as a bottom surface.
ことを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の分配器。 The said float is a magnitude | size which does not cover the said some hole, when it is located in the said other side, and is a size which does not contact the inner wall of the said distribution piping, when it is located in the said one side. A distributor according to any of the above.
ことを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載の分配器。 5. The distribution according to claim 1, wherein the plurality of holes are formed at equal intervals on a circle concentric with the other-side port of the distribution pipe. vessel.
前記分配部材に取り付けられ、前記分配配管が形成する流路の中心線に沿って設けられた棒状のガイド
を備え、
前記浮子は、前記ガイドが貫通して設けられた
ことを特徴とする請求項1から5までのいずれかに記載の分配器。 The distributor further comprises:
A rod-shaped guide attached to the distribution member and provided along the center line of the flow path formed by the distribution pipe,
The distributor according to any one of claims 1 to 5, wherein the float is provided through the guide.
前記分配部材に取り付けられた弾性体
を備え、
前記浮子は、前記弾性体を介して前記分配部材に取り付けられた
ことを特徴とする請求項1から5までのいずれかに記載の分配器。 The distributor further comprises:
An elastic body attached to the distribution member;
The distributor according to any one of claims 1 to 5, wherein the float is attached to the distribution member via the elastic body.
前記分配器は、
前記出口となる複数の孔が形成された分配部材と、
一方側から他方側へ向かって徐々に内径が大きくなり、前記分配部材によって前記他方側の口が塞がれた分配配管であって、前記入口となる前記一方側の口から流入した流体を前記分配部材に形成された前記複数の孔から分配して流出させる分配配管と、
前記分配配管が形成する流路の中心線に沿って移動可能に、前記分配配管内に設けられた浮子と
を備えることを特徴とするヒートポンプ装置。 The discharge side of the compressor and the first heat exchanger are connected by piping, the first heat exchanger and the first inlet of the ejector are connected by piping, and the outlet of the ejector and the inlet of the distributor are connected by piping. The outlet of the distributor and the second heat exchanger are connected by piping, the second heat exchanger and the suction side of the compressor are connected by piping, and the first heat exchanger A branch point between the first inlet of the ejector and the pressure reducing mechanism are connected by piping, the pressure reducing mechanism and the third heat exchanger are connected by piping, and the third heat exchanger and the second inlet of the ejector are connected. And a refrigerant circuit in which refrigerant is circulated,
The distributor is
A distribution member having a plurality of holes serving as the outlet;
A distribution pipe in which the inner diameter gradually increases from one side to the other side, and the port on the other side is blocked by the distribution member, and the fluid flowing in from the port on the one side serving as the inlet A distribution pipe for distributing and flowing out from the plurality of holes formed in the distribution member;
A heat pump apparatus comprising: a float provided in the distribution pipe so as to be movable along a center line of a flow path formed by the distribution pipe.
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