JP2012253644A - 画像処理装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】視聴者にとってより印象的な立体画像を提供する。
【解決手段】奥行き情報生成部は、2次元の画像における被写体の奥行きを表す奥行き情報を生成し、特定シーン検出部は、画像において注目すべきシーンである特定シーンを検出し、奥行き情報調整部は、特定シーンに対応する奥行き情報を調整する。本技術は、2次元画像から3次元画像を生成するのに用いられる奥行き情報を生成する画像処理装置に適用することができる。
【選択図】図1

Description

本技術は、画像処理装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、視聴者にとってより印象的な立体画像を提供することができるようにする画像処理装置および方法、並びにプログラムに関する。
従来、2次元画像における被写体の奥行きを表す奥行き情報を生成し、その奥行き情報に基づいて、2次元画像から3次元画像を生成する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、コンテンツにおいて、所望のシーンを検出することで、所望のダイジェストを生成するようにした技術がある(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−98531号公報 特開2010−183383号公報
ところで、特許文献1等の技術によって生成される奥行き情報は、画像の画素の画素値等に基づいて定量的に求められるのが一般的であり、特許文献2等の技術によって検出されるシーンに対応させた奥行き情報を求めることは行われていなかった。したがって、このような奥行き情報に基づいて生成される3次元画像は、シーンの盛り上がり等に対して単調なものとなっていた。
本技術は、このような状況に鑑みてなされたものであり、視聴者にとってより印象的な立体画像を提供することができるようにするものである。
本技術の一側面の画像処理装置は、2次元の画像における被写体の奥行きを表す奥行き情報を生成する奥行き情報生成部と、前記画像において注目すべきシーンである特定シーンを検出する特定シーン検出部と、前記特定シーンに対応する前記奥行き情報を調整する奥行き情報調整部とを備える。
前記画像処理装置には、前記特定シーンの検出結果に基づいて、前記特定シーンに対応する前記奥行き情報を調整するための調整係数を算出する係数算出部をさらに設け、前記奥行き情報調整部には、前記調整係数に基づいて、前記特定シーンに対応する前記奥行き情報を調整させることができる。
前記特定シーン検出部には、前記画像の特徴量に基づいて求められる評価値が所定の閾値より大きくなる前記画像の区間を、前記特定シーンとして検出させ、前記係数算出部には、前記特定シーンについての前記評価値に基づいて、前記調整係数を算出させることができる。
前記シーン検出部には、前記画像の前記特徴量に基づいて求められる複数種類の評価値の一部または全部が、それぞれについての所定の閾値より大きくなる前記画像の区間を、前記特定シーンとして検出させることができる。
前記係数算出部には、前記シーンに対応する前記奥行き情報の大小を調整するための前記調整係数を算出させ、前記奥行き情報調整部には、前記調整係数に基づいて、前記シーンに対応する前記奥行き情報の大小を調整させることができる。
前記画像処理装置には、前記奥行き情報調整部によって調整された前記奥行き情報に基づいて、前記画像を3次元画像として視認させるための左眼用画像および右眼用画像を生成する画像生成部をさらに設けることができる。
本技術の一側面の画像処理方法は、2次元の画像における被写体の奥行きを表す奥行き情報を生成する奥行き情報生成部と、前記画像において注目すべきシーンである特定シーンを検出する特定シーン検出部と、前記特定シーンに対応する前記奥行き情報を調整する奥行き情報調整部とを備える画像処理装置の画像処理方法であって、前記画像処理装置が、2次元の画像における被写体の奥行きを表す奥行き情報を生成し、前記画像において注目すべきシーンである特定シーンを検出し、前記特定シーンに対応する前記奥行き情報を調整するステップを含む。
本技術の一側面のプログラムは、2次元の画像における被写体の奥行きを表す奥行き情報を生成する奥行き情報生成ステップと、前記画像において注目すべきシーンである特定シーンを検出する特定シーン検出ステップと、前記特定シーンに対応する前記奥行き情報を調整する奥行き情報調整ステップとを含む処理をコンピュータに実行させる。
本技術の一側面においては、2次元の画像における被写体の奥行きを表す奥行き情報が生成され、画像において注目すべきシーンである特定シーンが検出され、特定シーンに対応する奥行き情報が調整される。
本技術の一側面によれば、視聴者にとってより印象的な立体画像を提供することが可能となる。
本技術を適用した奥行き情報生成装置の一実施の形態の機能構成例を示すブロック図である。 奥行き情報生成処理について説明するフローチャートである。 奥行き情報生成装置の他の機能構成例を示すブロック図である。 本技術を適用した3次元画像生成装置の一実施の形態の機能構成例を示すブロック図である。 3次元画像生成処理について説明するフローチャートである。 コンピュータのハードウェアの構成例を示すブロック図である。
以下、本技術の実施の形態について図を参照して説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.奥行き情報生成装置の構成と奥行き情報生成処理
2.3次元画像生成装置の構成と3次元画像生成処理
<1.奥行き情報生成装置の構成と奥行き情報生成処理>
[奥行き情報生成装置の構成]
図1は、本技術を適用した画像処理装置としての奥行き情報生成装置の一実施の形態の構成を示している。
図1の奥行き情報生成装置11は、画像信号として入力されてくる2次元画像(動画像)に基づいて、2次元画像における被写体の奥行きを表す奥行き情報を生成し、その奥行き情報を、2次元画像から3次元画像を生成する3次元画像生成装置に供給する。
奥行き情報生成装置11は、奥行き情報生成部31、特定シーン検出部32、係数算出部33、および奥行き情報調整部34から構成される。
奥行き情報生成部31は、画像信号として入力されてくる2次元画像に基づいて、動画像のフレームにおける被写体の奥行きを表す奥行き情報を生成し、奥行き情報調整部34に供給する。
特定シーン検出部32は、画像信号として入力されてくる2次元画像において、注目すべきシーンである特定シーンを検出し、その結果であるシーン検出結果を係数算出部33に供給する。
係数算出部33は、特定シーン検出部32からのシーン検出結果に基づいて、2次元画像において特定シーンに対応するフレームについて生成された奥行き情報を調整するための調整係数を算出する。また、係数算出部33は、例えば、ユーザの指示に応じて入力されてくる、調整係数を調整するための係数調整用パラメータに基づいて、算出した調整係数を調整する。このようにして得られた調整係数は、奥行き情報調整部34に供給される。
奥行き情報調整部34は、係数算出部33からの調整係数に基づいて、奥行き情報生成部31からの奥行き情報のうちの、特定シーンに対応するフレームについて生成された奥行き情報を調整し、図示せぬ3次元画像生成装置に供給する。
[奥行き情報生成処理]
次に、図2のフローチャートを参照して、奥行き情報生成装置11による奥行き情報生成処理について説明する。図2の奥行き情報生成処理は、奥行き情報生成装置11に、画像信号としての2次元画像(動画像)が入力されると開始される。
ステップS31において、奥行き情報生成部31は、入力されてくる2次元画像に基づいて、奥行き情報を生成し、奥行き情報調整部34に供給する。
例えば、奥行き情報生成部31は、フィルタ処理等により2次元画像の各フレームから高域成分を抽出するとともに、2次元画像をいくつかの領域に分割する。そして、奥行き情報生成部31は、分割した領域毎に、領域内の各位置における高域成分の値の絶対値和(積算値)を求めることで、奥行き情報を生成する。
一般的に、ユーザから見て手前側に見える(定位する)被写体、つまり前景の領域や、画像上の焦点の合っている領域には高域成分が多く含まれており、そのような領域に対応する奥行き情報の値(高域成分の積算値)は大きくなると考えられる。したがって、奥行き情報の値が大きい領域ほど、ユーザから見て、より手前側に見える被写体の領域であるとすることができる。
また、奥行き情報生成部31は、画像上の各画素の色を特定して、暖色系の色を有する画素は手前側にある被写体の画素であるとし、寒色系の色を有する画素は奥側にある被写体の画素であるとして、奥行き情報を生成するようにしてもよい。これは、暖色系の色ほど手前側に定位しているように見えるという人間の視覚特性を利用したものである。
なお、奥行き情報の生成方法は、上述した方法に限らず、既存の2D3D変換技術を利用した方法等であってもよい。例えば、2D3D変換技術については、「JVC,”Real-time 2D-to-3D Conversion at Full HD 1080P Resolution” The 13th IEEE International Symposium on Consumer Electronics(ISCE2009)」や「東芝”2D to 3Dコンテンツ変換技術”映像情報メディア学会年次大会2010」等に詳細に記載されている。
図2のフローチャートに戻り、ステップS32において、特定シーン検出部32は、入力されてくる2次元画像において、特定シーンを検出し、シーン検出結果を係数算出部33に供給する。
具体的には、特定シーン検出部32は、2次元画像の特徴量を抽出し、その特徴量に基づいた評価値を求める。そして、特定シーン検出部32は、評価値が所定の閾値より大きくなる2次元画像の区間を特定シーンとして検出し、その検出結果として、1または0の値を係数算出部33に供給する。すなわち、特定シーンである区間については、検出結果は1となり、特定シーンでない区間については、検出結果は0となる。また、ここでは、特徴量として、音声の音量や高域成分、画像の動きベクトルや高域成分、ズーム、パンの程度などのうちのいずれか1つが抽出され、この特徴量に基づいて、盛り上がりの評価値が求められる。
なお、特徴量として、盛り上がりの評価値を求めるための特徴量を抽出するようにしたが、その他の評価値を求めるための特徴量を抽出するようにしてもよい。また、特定シーンの検出方法は、ユーザの注目すべきシーンが検出されればよく、上述した方法に限らず、既存のシーン検出技術を用いた方法であってもよい。
図2のフローチャートで示される奥行き情報生成処理においては、奥行き情報生成部31と特定シーン検出部32とは、互いに同期してそれぞれの処理を実行する。例えば、奥行き情報生成部31と特定シーン検出部32とは、入力されてくる2次元画像の所定数フレームを処理単位として、それぞれの処理を実行する。
なお、奥行き情報生成部31と特定シーン検出部32とで処理単位を同期させることができない場合には、後段の奥行き情報調整部34において、処理単位のずれを調整させるようにする。
図2のフローチャートに戻り、ステップS33において、係数算出部33は、特定シーン検出部32からの特定シーンの検出結果に基づいて、調整係数を算出する。
具体的には、係数算出部33は、特定シーン検出部32からの検出結果としての1または0の値に基づいて、2次元画像の各フレームについて生成された奥行き情報の大小を調整するための調整係数を算出する。例えば、係数算出部33は、特定シーンの検出結果が1である場合、奥行き情報を大きくするための調整係数を算出し、特定シーンの検出結果が0である場合、奥行き情報を小さくするための調整係数を算出し、奥行き情報調整部34に供給する。この調整係数は、奥行き情報生成部31において分割された領域毎に算出される。
ステップS34において、奥行き情報調整部34は、係数算出部33からの調整係数に基づいて、奥行き情報生成部31からの奥行き情報を調整する。
具体的には、奥行き情報調整部34は、係数算出部33からの調整係数が奥行き情報を大きくするための調整係数である場合、対応するフレームについて生成された奥行き情報を大きくするよう調整する。また、奥行き情報調整部34は、係数算出部33からの調整係数が奥行き情報を小さくするための調整係数である場合、対応するフレームについて生成された奥行き情報を小さくするよう調整する。
すなわち、奥行き情報調整部34は、特定シーンに対応するフレームについての奥行き情報を大きくし、特定シーンに対応しないフレームについての奥行き情報を小さくするよう、奥行き情報を調整する。
ステップS35において、奥行き情報生成装置11は、全ての画像信号について処理したか否かを判定する。全ての画像信号について処理していないと判定された場合、処理はステップS31に戻り、ステップS31乃至S35の処理が繰り返される。一方、全ての画像信号について処理したと判定された場合、処理は終了する。
以上の処理によれば、2次元画像の奥行き情報が生成されるとともに、2次元画像における特定シーンが検出され、その検出結果に応じた調整係数に基づいて、奥行き情報が調整され、ユーザの注目するシーンについての奥行き情報が強調されるようになる。したがって、このようにして得られた奥行き情報に基づいて生成される3次元画像においては、ユーザの注目するシーンの奥行き感が強調されるようになり、これにより、視聴者にとってより印象的な立体画像を提供することが可能となる。
なお、ステップS33においては、係数算出部33は、算出した調整係数を、ユーザの指示によって入力されてくる係数調整用パラメータに基づいて調整するようにしてもよい。
また、以上においては、係数算出部33は、処理単位毎に得られるシーン検出結果である1または0の値に応じて調整係数を算出するようにしたが、シーン検出結果である1または0の値の連続する時間的な長さに応じて調整係数を算出するようにしてもよい。具体的には、係数算出部33は、特定シーンの検出結果として1が連続するほど、奥行き情報をより大きくするような調整係数を算出し、特定シーンの検出結果として0が連続するほど、奥行き情報をより小さくするような調整係数を算出するようにしてもよい。
さらに、以上においては、特定シーンの検出結果を1または0の値とするようにしたが、特定シーンの検出結果を、動画像の特徴量から求められる評価値そのものとするようにしてもよい。この場合、係数算出部33は、その評価値に基づいて調整係数を算出したり、評価値そのものを調整係数とするようにもできる。
このように、調整係数を細かく算出(設定)することで、奥行き情報の大小をより細かく調整することができるようになり、ひいては、最終的に得られる立体画像の奥行き感をより細かく調整することができるようになる。
さらに、以上においては、特定シーンを検出する際、動画像から抽出される1つの特徴量が抽出され、この特徴量に基づいて評価値が求められるようにしたが、動画像から複数の特徴量を抽出するようにし、これらの特徴量に基づいて複数の評価値が求められるようにしてもよい。
[奥行き情報生成装置の他の構成]
ここで、図3を参照して、特定シーンを検出する際に複数の評価値を求めるようにした奥行き情報生成装置の構成を示している。
なお、図3の奥行き情報生成装置111において、図1の奥行き情報生成装置11に設けられたものと同様の機能を備える構成については、同一名称および同一符号を付するものとし、その説明は、適宜省略するものとする。
すなわち、図3の奥行き情報生成装置111において、図1の奥行き情報生成装置11と異なるのは、特定シーン検出部32に代えて、特定シーン検出部131を設けた点である。
特定シーン検出部131は、第1の特定シーン検出部131−1乃至第nの特定シーン検出部131−nを備え、動画像である2次元画像のn個の特徴量を抽出し、それぞれの特徴量に基づいた評価値を求める。そして、特定シーン検出部32は、評価値の一部または全部が所定の閾値より大きくなる動画像の区間を特定シーンとして検出し、その検出結果として、1または0の値を係数算出部33に供給する。なお、ここでは、n個の特徴量として、音声の音量や高域成分、画像の動きベクトルや高域成分、ズーム、パンの程度などが抽出される。
図3の奥行き情報生成装置111においても、図1の奥行き情報生成装置11と同様の作用効果を奏することができる。なお、図3の奥行き情報生成装置111による奥行き情報生成処理については、図2のフローチャートを参照して説明した、図1の奥行き情報生成装置11の処理と基本的に同様であるので、その説明は省略する。
さらに、複数の評価値に基づいて特定シーンが検出されるようにしたので、ユーザの注目度がより詳細に反映された特定シーンが検出され、その検出結果に応じた調整係数に基づいて、奥行き情報が調整されるので、ユーザの注目するシーンについての奥行き情報がよりユーザの嗜好に応じて強調されるようになる。したがって、このようにして得られた奥行き情報に基づいて生成される3次元画像において、ユーザの注目するシーンの奥行き感がよりユーザの嗜好に応じて強調されるようになり、これにより、視聴者にとってより印象的で、かつ満足度の高い立体画像を提供することが可能となる。
<2.3次元画像生成装置の構成と3次元画像生成処理>
[3次元画像生成装置の構成]
図4は、本技術を適用した画像処理装置としての3次元画像生成装置の一実施の形態の構成を示している。
図4の3次元画像生成装置211は、画像信号として入力されてくる2次元画像(動画像)に基づいて、2次元画像における被写体の奥行きを表す奥行き情報を生成し、その奥行き情報に基づいて、2次元画像から3次元画像を生成し、図示せぬ表示装置等に出力する。
なお、図4の3次元画像生成装置211において、図1の奥行き情報生成装置11に設けられたものと同様の機能を備える構成については、同一名称および同一符号を付するものとし、その説明は、適宜省略するものとする。
すなわち、図4の3次元画像生成装置211において、図1の奥行き情報生成装置11と異なるのは、3次元画像生成部231を新たに設けた点である。
3次元画像生成部231は、奥行き情報調整部34からの奥行き情報に基づいて、画像信号として入力されてくる2次元画像を、3次元画像としてユーザに視認させるための左眼用画像および右眼用画像を生成し、図示せぬ表示装置等に出力する。
[3次元画像生成処理]
次に、図5のフローチャートを参照して、3次元画像生成装置211による3次元画像生成処理について説明する。
なお、図5のフローチャートにおけるステップS131乃至S134,S136における処理は、図1のフローチャートにおけるステップS31乃至S35における処理と同様であるので、その説明は省略する。
ステップS134において調整された奥行き情報は、3次元画像生成部231に供給される。
ステップS135において、3次元画像生成部231は、奥行き情報調整部34からの調整された奥行き情報に基づいて、画像信号として入力されてくる2次元画像から3次元画像を生成する。
具体的には、3次元画像生成部231は、奥行き情報調整部34からの調整された奥行き情報に基づいて、奥行き情報生成部31によって分割された領域毎に視差情報を生成する。そして、3次元画像生成部231は、領域毎の視差情報に基づいて、ユーザの左眼に視認される左眼用画像と、ユーザの右眼に視認される右眼用画像に視差が生じるように、左眼用画像信号および右眼用画像信号を生成し、図示せぬ表示装置等に出力する。なお、奥行き情報に基づく視差情報の生成方法、および、視差情報に基づく左眼用画像および右眼用画像の生成方法については、例えば、特開平6−10583号公報等に詳細に記載されている。
以上の処理によれば、2次元画像の奥行き情報が生成されるとともに、2次元画像における特定シーンが検出され、その検出結果に応じた調整係数に基づいて、奥行き情報が調整され、ユーザの注目するシーンについての奥行き情報が強調されるようになる。したがって、このようにして得られた奥行き情報に基づいて生成される3次元画像においては、ユーザの注目するシーンの奥行き感が強調されるようになり、これにより、視聴者にとってより印象的な立体画像を提供することが可能となる。
また、図4の3次元画像生成装置211において、特定シーン検出部32に代えて、図3の特定シーン検出部131を備えるようにしてもよい。これにより、図3の奥行き情報生成装置111と同様の作用効果を奏することができる。
なお、上述した構成において、奥行き情報生成部31および特定シーン検出部32は、既存技術の機能を有するブロックであればよいので、用途に合わせてこれらを適宜交換可能とすることで、汎用性の高いシステムを構築することができる。
上述した一連の処理の一部または全部は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウェアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行する場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータ等に、プログラム記録媒体からインストールされる。
図6は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウェアの構成例を示すブロック図である。
コンピュータにおいて、CPU(Central Processing Unit)901,ROM(Read Only Memory)902,RAM(Random Access Memory)903は、バス904により相互に接続されている。
バス904には、さらに、入出力インタフェース905が接続されている。入出力インタフェース905には、キーボード、マウス、マイクロホン等よりなる入力部906、ディスプレイ、スピーカ等よりなる出力部907、ハードディスクや不揮発性のメモリ等よりなる記憶部908、ネットワークインタフェース等よりなる通信部909、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等のリムーバブルメディア911を駆動するドライブ910が接続されている。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU901が、例えば、記憶部908に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース905およびバス904を介して、RAM903にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ(CPU901)が実行するプログラムは、例えば、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)等)、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリ等よりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア911に記録して、あるいは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供される。
そして、プログラムは、リムーバブルメディア911をドライブ910に装着することにより、入出力インタフェース905を介して、記憶部908にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部909で受信し、記憶部908にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM902や記憶部908に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
さらに、本技術は以下のような構成をとることができる。
(1) 2次元の画像における被写体の奥行きを表す奥行き情報を生成する奥行き情報生成部と、
前記画像において注目すべきシーンである特定シーンを検出する特定シーン検出部と、
前記特定シーンに対応する前記奥行き情報を調整する奥行き情報調整部と
を備える画像処理装置。
(2) 前記特定シーンの検出結果に基づいて、前記特定シーンに対応する前記奥行き情報を調整するための調整係数を算出する係数算出部をさらに備え、
前記奥行き情報調整部は、前記調整係数に基づいて、前記特定シーンに対応する前記奥行き情報を調整する
(1)に記載の画像処理装置。
(3) 前記特定シーン検出部は、前記画像の特徴量に基づいて求められる評価値が所定の閾値より大きくなる前記画像の区間を、前記特定シーンとして検出し、
前記係数算出部は、前記特定シーンについての前記評価値に基づいて、前記調整係数を算出する
(2)に記載の画像処理装置。
(4) 前記シーン検出部は、前記画像の前記特徴量に基づいて求められる複数種類の評価値の一部または全部が、それぞれについての所定の閾値より大きくなる前記画像の区間を、前記特定シーンとして検出する
(3)に記載の画像処理装置。
(5) 前記係数算出部は、前記シーンに対応する前記奥行き情報の大小を調整するための前記調整係数を算出し、
前記奥行き情報調整部は、前記調整係数に基づいて、前記シーンに対応する前記奥行き情報の大小を調整する
(2)乃至(4)のいずれかに記載の画像処理装置。
(6) 前記奥行き情報調整部によって調整された前記奥行き情報に基づいて、前記画像を3次元画像として視認させるための左眼用画像および右眼用画像を生成する画像生成部をさらに備える
(1)乃至(5)のいずれかに記載の画像処理装置。
(7) 2次元の画像における被写体の奥行きを表す奥行き情報を生成する奥行き情報生成部と、
前記画像において注目すべきシーンである特定シーンを検出する特定シーン検出部と、
前記特定シーンに対応する前記奥行き情報を調整する奥行き情報調整部と
を備える画像処理装置の画像処理方法において、
前記画像処理装置が、
2次元の画像における被写体の奥行きを表す奥行き情報を生成し、
前記画像において注目すべきシーンである特定シーンを検出し、
前記特定シーンに対応する前記奥行き情報を調整する
ステップを含む画像処理方法。
(8) 2次元の画像における被写体の奥行きを表す奥行き情報を生成する奥行き情報生成ステップと、
前記画像において注目すべきシーンである特定シーンを検出する特定シーン検出ステップと、
前記特定シーンに対応する前記奥行き情報を調整する奥行き情報調整ステップと
を含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
11 奥行き情報生成装置, 31 奥行き情報生成部, 32 特定シーン検出部, 33 係数算出部, 34 奥行き情報調整部, 111 奥行き情報生成装置, 131 特定シーン検出部, 211 3次元画像生成装置, 231 3次元画像生成部

Claims (8)

  1. 2次元の画像における被写体の奥行きを表す奥行き情報を生成する奥行き情報生成部と、
    前記画像において注目すべきシーンである特定シーンを検出する特定シーン検出部と、
    前記特定シーンに対応する前記奥行き情報を調整する奥行き情報調整部と
    を備える画像処理装置。
  2. 前記特定シーンの検出結果に基づいて、前記特定シーンに対応する前記奥行き情報を調整するための調整係数を算出する係数算出部をさらに備え、
    前記奥行き情報調整部は、前記調整係数に基づいて、前記特定シーンに対応する前記奥行き情報を調整する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記特定シーン検出部は、前記画像の特徴量に基づいて求められる評価値が所定の閾値より大きくなる前記画像の区間を、前記特定シーンとして検出し、
    前記係数算出部は、前記特定シーンについての前記評価値に基づいて、前記調整係数を算出する
    請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記シーン検出部は、前記画像の前記特徴量に基づいて求められる複数種類の評価値の一部または全部が、それぞれについての所定の閾値より大きくなる前記画像の区間を、前記特定シーンとして検出する
    請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記係数算出部は、前記シーンに対応する前記奥行き情報の大小を調整するための前記調整係数を算出し、
    前記奥行き情報調整部は、前記調整係数に基づいて、前記シーンに対応する前記奥行き情報の大小を調整する
    請求項2に記載の画像処理装置。
  6. 前記奥行き情報調整部によって調整された前記奥行き情報に基づいて、前記画像を3次元画像として視認させるための左眼用画像および右眼用画像を生成する画像生成部をさらに備える
    請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 2次元の画像における被写体の奥行きを表す奥行き情報を生成する奥行き情報生成部と、
    前記画像において注目すべきシーンである特定シーンを検出する特定シーン検出部と、
    前記特定シーンに対応する前記奥行き情報を調整する奥行き情報調整部と
    を備える画像処理装置の画像処理方法において、
    前記画像処理装置が、
    2次元の画像における被写体の奥行きを表す奥行き情報を生成し、
    前記画像において注目すべきシーンである特定シーンを検出し、
    前記特定シーンに対応する前記奥行き情報を調整する
    ステップを含む画像処理方法。
  8. 2次元の画像における被写体の奥行きを表す奥行き情報を生成する奥行き情報生成ステップと、
    前記画像において注目すべきシーンである特定シーンを検出する特定シーン検出ステップと、
    前記特定シーンに対応する前記奥行き情報を調整する奥行き情報調整ステップと
    を含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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