JP2012250705A - アクチュエータ負荷を低減した展開可能な空気力学的装置 - Google Patents

アクチュエータ負荷を低減した展開可能な空気力学的装置 Download PDF

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Abstract

【課題】アクチュエータ負荷を低減した展開可能な空気力学的装置ならびに関連するシステムおよび方法を提供する。
【解決手段】外部流体210と展開可能な装置220との間に動作可能に連結されているアクチュエータ装置250をさらに含むことができ、該アクチュエータ装置250は、収納位置と展開位置との間で動き経路に沿って展開可能な装置220を移動させるよう配置されている。動き経路232は、展開された装置が展開位置へ向かって移動するにつれてアクチュエータ装置250により伝えられる負荷が増大する第1部分224と、展開された装置が展開位置へ向かって移動するにつれてアクチュエータ装置250により伝えられる負荷が減少する第2部分225とを有することができる。
【選択図】図2

Description

関連出願
本願は、2007年12月10日提出の米国特許出願第11/953,672の部分継続出願であり、かつ、該出願からの優先権を主張している。
技術背景
本開示の側面は、一般に、アクチュエータ負荷を低減した展開可能な装置(例えば、空気力学的装置)ならびに関連するシステムおよび方法に関する。
展開可能な前縁および後縁装置は、現代の航空機の姿勢および揚力/抗力特性を制御するために長年にわたり用いられてきた。とりわけ、左右の航空機翼上に位置する従来の後縁補助翼は、航空機を横揺れさせるために非対称に展開されている。従来の後縁フラップは、一般に、離着陸に適した高揚力翼構成を作り出すために対称に展開されている。その後、フラップは、巡航状態においてより効率的な操縦のために収納される。従来の前縁装置(例えば、前縁スラット)もまた、離着陸のために展開され、その後、巡航状態において収納されることがある。
数多くの従来の前縁および後縁装置に付随する1つの欠点は、これらの装置に電力供給するアクチュエータが、隣接する気流内に装置が展開される際に装置に反して作用する空力に打ち勝つよう大型である傾向にあるということである。大型装置は、航空機と一体化しづらく、かつ、そのような装置の重量により、航空機の効率が低下する。これに加えて、大型のアクチュエータは、相当量の電力を消費し、よって、航空機の効率をさらに低下させうる。よって、従来の装置より小型かつ/またはより効率的な展開可能な空気力学的装置が必要である。
本開示は、一般に、アクチュエータ負荷を低減した展開可能な装置(例えば、空気力学的装置)ならびに関連するシステムおよび方法に関する。ある特定の実施形態に係る航空機システムは、揚力体と、揚力体により支持された揚力体に対して移動可能かつ展開可能な空気力学的装置とを含む。空気力学的装置は、揚力体に旋回可能に連結されている第1構成部品と、揚力体に移動可能に連結されている第2構成部品とを含むことができる。第1および第2構成部品は、互いに旋回可能に連結されることができる。システムは、展開位置にあるときに空気力学的装置が隣接する気流に晒されている状態で、空気力学的装置と連結され、かつ、収納位置と展開位置との間で揚力体と相対して空気力学的装置を移動させるよう配置されているアクチュエータ装置をさらに含むことができる。
構成部品の上述の配置により、展開可能な装置に作用している空力が、展開可能な装置の展開にアクチュエータ装置が必要とする負荷を低減できるようになる。例えば、別の実施形態において、外部流システムは、外部流体(例えば、翼またはその他の揚力体)と、外部流体により支持された外部流体に対して移動可能かつ展開可能な装置(例えば、空気力学的装置)と、外部流体と展開可能な装置との間に接続されている連結部とを含む。アクチュエータ装置は、外部流体と展開可能な装置との間に動作可能に連結されることができ、かつ、収納位置と展開位置との間で展開可能な装置を移動させるよう配置されることができる。動きは、展開された装置が展開位置へ向かって移動するにつれてアクチュエータ装置により伝えられる負荷が増大する第1部分と、展開された装置が展開位置へ向かって移動するにつれてアクチュエータ装置により伝えられる負荷が減少する第2部分とを有することができる。動きの第1部分は、収納位置と動きの第2部分との間に存在する。さらなる特定の実施形態において、展開位置は、複数の展開位置のうちの1つであり、かつ、アクチュエータ装置は、収納位置と収納位置から最も離れた展開位置との間の動き中の点におけるピーク負荷をもたらす。
本発明の一側面は、外部流体と、外部流体により支持された外部流体に対して移動可能かつ展開可能な流体力学的装置であって、外部流体に旋回可能に連結されている第1パネルと、外部流体に移動可能に連結され、かつ、第1パネルに旋回可能に連結されている第2パネルとを含む流体力学的装置と、外部流体と第1および第2パネルの一方とに連結されており、かつ、第1および第2動作状態を有するアクチュエータと、を含む外部流システムである。流体力学的装置は、アクチュエータが第1動作状態にあるときに収納構成となり、アクチュエータが第2動作状態にあるときに展開構成となる。第2パネルは、流体力学的装置が収納構成にはなく、かつ、外部流体が第2パネルが第1パネルを導くような方向において流体に対して移動するときに該流体により印加される圧力に晒されている。
本発明の別の側面は、展開可能な流体力学的装置の第1パネルを展開可能な流体力学的装置の第2パネルに旋回可能に連結すること、第1パネルを外部流体に旋回可能に連結すること、第2パネルを外部流体に移動可能に連結すること、および、直線アクチュエータを外部流体と第2パネルとに旋回可能に連結することであって、直線アクチュエータが、第1パネルを外部流体に対して第1位置から第2位置へと移動させ、かつ、第2パネルを外部流体に対して第3位置から第4位置へと移動させるよう伸展可能である、旋回可能に連結することを含む、外部流体に展開可能な流体力学的装置を備えるための方法である。展開可能な流体力学的装置が、第1パネルが第1位置にあり、第2パネルが第3位置にあるときに収納構成となり、かつ、第1パネルが第2位置にあり、第2パネルが第4位置にあるときに展開構成となるように第1および第2パネルならびに直線アクチュエータを配置する。第2パネルは、流体力学的装置が収納構成にはなく、一方、外部流体が第2パネルが第1パネルを導くような方向において流体に対して移動しているときに該流体により印加される圧力に晒されている。
本発明のさらなる側面は、外部流体と、外部流体により支持された外部流体に対して移動可能かつ展開可能な流体力学的装置であって、共通軸に沿って外部流体に旋回可能に連結されている第1および第2パネルと、第1パネルと第2パネルとの間に配置され、かつ、外部流体に移動可能に連結されている第3パネルとを含む流体力学的装置と、第1、第2および第3パネルに取り付けられており、かつ、作動状態と非作動状態とを有するアクチュエータ装置であって、作動されると、第1および第2パネルを外部流体に対して一方向に回転させ、同時に、第3パネルを外部流体に対して反対方向に回転させて変位させるアクチュエータ装置と、を含む外部流システムである。流体力学的装置は、アクチュエータ装置が非作動状態にあるときに収納構成となり、アクチュエータ装置が作動状態にあるときに展開構成となる。
本発明のさらに別の側面は、展開可能な流体力学的装置の第1および第2パネルを外部流体に旋回可能に連結すること、第1パネルを展開可能な流体力学的装置の第3パネルに第1回転式アクチュエータを用いて連結すること、第2パネルを第3パネルに第2回転式アクチュエータを用いて連結すること、および、第3パネルを外部流体に移動可能に連結することを含む、外部流体に展開可能な流体力学的装置を備えるための方法である。第1および第2回転式アクチュエータの作動が、第1および第2パネルを外部流体に対して一方向に回転させ、同時に、第3パネルを外部流体に対して反対方向に回転させて変位させることにより、展開可能な流体力学的装置を展開するよう第1、第2および第3パネルと第1および第2回転式アクチュエータとを配置する。
可能な実施形態は以下を含む。
(1)外部流体と、
外部流体により支持された外部流体に対して移動可能かつ展開可能な流体力学的装置であって、外部流体に旋回可能に連結されている第1パネルと、外部流体に移動可能に連結され、かつ、第1パネルに旋回可能に連結されている第2パネルとを含む流体力学的装置と、
外部流体と第1および第2パネルの一方とに連結されており、かつ、第1および第2動作状態を有するアクチュエータと、
を含む外部流システムであって、
これにより、流体力学的装置は、アクチュエータが第1動作状態にあるときに収納構成となり、アクチュエータが第2動作状態にあるときに展開構成となり、第2パネルは、流体力学的装置が収納構成にはなく、かつ、外部流体が第2パネルが第1パネルを導くような方向において流体に対して移動するときに該流体により印加される圧力に晒されている外部流システム。
(2)アクチュエータが、外部流体と第2パネルとに旋回可能に連結されている直線アクチュエータを含み、直線アクチュエータが、第1動作状態において後退させられ、第2動作状態において伸展させられている外部流システム。
(3)アクチュエータが、外部流体と第1パネルとに連結されている回転式アクチュエータを含み、回転式アクチュエータが、第1動作状態において作動されておらず、第2動作状態において作動されている外部流システム。
(4)外部流体が、航空機の揚力体である外部流システム。
(5)揚力体が、翼を含み、かつ、流体力学的装置が、翼により支持されている後縁装置を含む外部流システム。
(6)外部流体が、ヘリコプターの回転翼羽根を含む外部流システム。
(7)外部流体が、潜水艦または船舶の一部である外部流システム。
(8)第2パネルの第1の位置範囲にわたって、アクチュエータにより印加される負荷が増大し、第2パネルの第2の位置範囲にわたって、アクチュエータにより印加される負荷が減少し、第2の位置範囲が、収納構成から展開構成への流体力学的装置の移動中に第1の範囲の後に生じる外部流システム。
(9)外部流体に連結された第2パネルの一部が、収納構成から展開構成への流体力学的装置の移動中に湾曲した案内経路に沿って移動する外部流システム。
(10)展開構成へ向かう流体力学的装置の動きに対抗するよう配置されている弾性構成要素をさらに含む外部流システム。
(11)展開可能な流体力学的装置の第1パネルを展開可能な流体力学的装置の第2パネルに旋回可能に連結すること、
第1パネルを外部流体に旋回可能に連結すること、
第2パネルを外部流体に移動可能に連結すること、および、
直線アクチュエータを外部流体と第2パネルとに旋回可能に連結することであって、直線アクチュエータが、第1パネルを外部流体に対して第1位置から第2位置へと移動させ、かつ、第2パネルを外部流体に対して第3位置から第4位置へと移動させるよう伸展可能である、旋回可能に連結すること
を含む、外部流体に展開可能な流体力学的装置を備えるための方法であって、
展開可能な流体力学的装置が、第1パネルが第1位置にあり、第2パネルが第3位置にあるときに収納構成となり、かつ、第1パネルが第2位置にあり、第2パネルが第4位置にあるときに展開構成となるように第1および第2パネルならびに直線アクチュエータを配置し、第2パネルは、流体力学的装置が収納構成にはなく、一方、第2パネルが第1パネルを導くような方向において外部流体が流体に対して移動しているときに該流体により印加される圧力に晒されている方法。
(12)外部流体に連結されている第2パネルの一部が、収納構成から展開構成への流体力学的装置の移動中に湾曲した案内経路に沿って移動する方法。
(13)外部流体と、
外部流体により支持された外部流体に対して移動可能かつ展開可能な流体力学的装置であって、共通軸に沿って外部流体に旋回可能に連結されている第1および第2パネルと、第1パネルと第2パネルとの間に配置され、かつ、外部流体に移動可能に連結されている第3パネルとを含む流体力学的装置と、
第1、第2および第3パネルに取り付けられており、かつ、作動状態と非作動状態とを有するアクチュエータ装置であって、作動されると、第1および第2パネルを外部流体に対して一方向に回転させ、同時に、第3パネルを外部流体に対して反対方向に回転させて変位させるアクチュエータ装置と、
を含む外部流システムであって、
流体力学的装置は、アクチュエータ装置が非作動状態にあるときに収納構成となり、アクチュエータ装置が作動状態にあるときに展開構成となる外部流システム。
(14)外部流体が、航空機の揚力体である外部流システム。
(15)揚力体が、翼を含み、かつ、流体力学的装置が、翼により支持されている後縁装置を含む外部流システム。
(16)外部流体が、ヘリコプターの回転翼羽根を含む外部流システム。
(17)外部流体が、潜水艦または船舶の一部である外部流システム。
(18)外部流体に対する第1、第2および第3パネルの角度が、アクチュエータ装置の作動に応じて増大する外部流システム。
(19)アクチュエータ装置が、第1パネルを回転させる第1回転式アクチュエータと、第2パネルを回転させる第2回転式アクチュエータとを含み、前記第1および第2回転式アクチュエータが、第3パネルに装着されている外部流システム。
(20)第1回転式アクチュエータが、トルクチューブ装置または形状記憶合金装置である外部流システム。
(21)展開可能な流体力学的装置の第1および第2パネルを外部流体に旋回可能に連結すること、
第1パネルを展開可能な流体力学的装置の第3パネルに第1回転式アクチュエータを用いて連結すること、
第2パネルを第3パネルに第2回転式アクチュエータを用いて連結すること、および、
第3パネルを外部流体に移動可能に連結すること
を含む、外部流体に展開可能な流体力学的装置を備えるための方法であって、
第1および第2回転式アクチュエータの作動が、第1および第2パネルを外部流体に対して一方向に回転させ、同時に、第3パネルを外部流体に対して反対方向に回転させて変位させることにより、展開可能な流体力学的装置を展開するよう第1、第2および第3パネルと第1および第2回転式アクチュエータとを配置する方法。
(22)第1回転式アクチュエータが、トルクチューブ装置または形状記憶合金装置である方法。
本発明のその他の側面を下で開示し、かつ、権利請求する。
図1は、下に開示する実施形態のいずれか1つにしたがって実装されたシステムを有する航空機の等角図である。 図2は、一実施形態にしたがって構成された展開可能な装置の部分模式等角図である。 図3Aは、ある実施形態に係る平衡点における展開可能な装置に対する力を示す代表的な示力図である。 図3Bは、ある特定の実施形態にしたがって構成された展開可能な装置用の展開角度の関数でアクチュエータ負荷を示したグラフである。 図4Aは、ある実施形態にしたがって装置を収納位置へ回復する傾向にある力を印加する弾性構成要素を有する展開可能な装置を模式的に示す。 図4Bは、別の実施形態にしたがって湾曲した案内経路を形成する並進連結部を有する展開可能な装置を模式的に示す。 図5は、ある実施形態に係る並進構成要素に連結されている旋回棒を有する展開可能な装置の部分模式等角図である。 図6は、別の実施形態に係る並進パネルに連結されている旋回パネルを有する展開可能な装置の部分模式等角図である。 図7は、ある実施形態に係る反対方向に回転しているパネルを有する展開可能な装置の部分模式等角図である。 図8は、ある実施形態に係る翼型外部流体に設置されている展開可能な装置を模式的に示す。
以下、異なる図における同様の構成要素が同じ参照番号を有する図面に言及する。
本開示の側面は、一般に、アクチュエータ負荷を低減した展開可能な装置ならびに関連するシステムおよび方法に関する。代表的な展開可能な装置を下で航空機設備(例えば、固定翼航空機および回転翼航空機)との関連で説明するが、その他の実施形態では、その他の外部流体に装置を設置可能である。よく知られており、かつ、そのようなシステムおよび方法とよく関連付けられる構造またはプロセスを説明するいくつかの詳細は、簡潔にするために以下の説明には記載しない。そのうえ、以下の開示は、負荷要件を低減したアクチュエータを含むことができるシステムおよび方法のいくつかの代表的な実施形態を記載するが、いくつかのその他の実施形態は、本項において説明されるものとは異なった構成および/または異なった構成部品を有することができる。よって、そのような実施形態は、追加の構成要素を含んでもよく、かつ/または、図1〜図8を参照して下で説明する1つ以上の構成要素を排除してもよい。
図1は、胴体101と、翼110と、水平安定板102と、垂直安定板103とを含む航空機105の等角図である。翼110は、各々が、前縁111および後縁112を含むことができ、空気力学的装置120が、翼110により支持された翼110から展開されている。空気力学的装置120は、後縁装置121、後縁装置121により支持されている「小型」後縁装置122および/または前縁装置123を含むことができる。その他の支持構成部品とともに、空気力学的装置120は、航空機105の空気力学的挙動の制御に用いられる全体システム100を形成可能である。図2〜図8を参照しつつ、翼110および/またはその他の外部流表面(例えば、水平安定板102および/または垂直安定板103)に適した空気力学的装置および関連付けられた方法の代表的な実施形態を下でさらに説明する。
図2は、外部流体210により支持されている展開可能な装置220の模式的等角図であり、該外部流体210の一部が図2に示されている。外部流体210は、外部流216、例えば、気流またはその他の流体流に浸らせることができる。展開可能な装置220は、第2構成部品225に連結されている第1構成部品224を含むことができる。収納時に、第1構成部品224および第2構成部品225は、平らにすることができ、例えば、外部流体210の露出表面217と概ね平行かつ/またはこれと面一とすることができる。展開時には、図2に示すように、第2構成部品225(および、低い程度に第1構成部品224)の外側または接液面は、外部流体210の上方の流体流を変更して、所望の効果をもたらすことができる。例えば、露出表面217が翼の上側表面である場合、第2構成部品225は、図2に示す位置においてスピードブレーキとして動作可能である。露出表面217が翼の下側表面である場合、第2構成部品225は、外部流体210の揚力を向上させ、翼として動作し、かつ/またはトリム機能を提供することができる。露出表面217がヘリコプターの回転翼羽根である場合、第2構成部品225は、ノイズ低減装置として動作可能である。展開可能な装置220のこれらおよびその他の代表的設備は、さらに詳細に後述する。
図2に示されているある特定の実施形態において、第1構成部品224は、第1地点226aにおいて蝶番接合部227を介して外部流体210に蝶番で(例えば、旋回可能に)連結されている。第2構成部品225は、第2地点226bにおいて並進(例えば、摺動)連結部229を介して外部流体210に並進可能に(例えば、摺動可能に)連結されている。並進連結部229は、第2構成部品225の一部の動きを案内する1つ以上の案内経路230(例えば、直線案内経路)を含むことができる。案内経路230は、溝、線路またはその他の適切な構造物を含むことができる。第2構成部品225の連結されている部分は、案内経路230に沿って、摺動するか、(1つ以上のころまたは直線軸受を介して)転がるか、そうでなければ移動することができる。1つ以上の止め具231(そのうちの1つが図2において見えている)は、例えば最大展開位置に対応する予め選択された地点において第2構成部品225の動きを停止させることができる。
第2構成部品225は、第3地点226cにおいて第2蝶番接合部228を介して第1構成部品224に蝶番で(例えば、旋回可能に)連結されることができる。第2蝶番接合部228は、第1構成部品224と第2構成部品225との両方の縁部に、または、これら構成部品のその他の地点に位置させることができる。図2に示されている実施形態のある特定の側面において、第1構成部品224は、第2構成部品225を駆動するよう作用する。よって、第1構成部品224は、アクチュエータ装置250に連結されることができる。ある特定の実施形態において、アクチュエータ装置250は、第1構成部品224と外部流体210の取り付け点252との間に接続されている1つ以上の回転式アクチュエータ251(2つが図2に示されている)を含む。作動されると、アクチュエータ装置250は、矢印Aにより示されているように角度αを通して第1構成部品224を回転させる。これにより、今度は、第2構成部品225の一部を、矢印Cにより示されているように左から右へ移動させ、矢印Bにより示されているように角度βを通して外部流体210に対して回転させる。よって、第2構成部品225は、動き経路232に沿って移動する。
第2構成部品225が動き経路232に沿って移動するにつれて、外部流216の方向に垂直な平面における第2構成部品225の突出領域が増大する。よって、第2構成部品225に作用している動圧もまた増大する。動圧によりもたらされる力の成分は、第2構成部品225を1つ以上の展開位置へ移動させる際に、動き経路232と平行に作用して、アクチュエータ装置250が必要とする負荷を低減することができる。
図3Aは、ある特定の実施形態にしたがって、角度αおよび角度βが30度であるときの第2構成部品225にかかる力を示している。図3Bは、図3Aに示した展開角度βの関数で、アクチュエータ装置250により印加される負荷(線260により示す)を示したグラフである。負荷は、(回転式アクチュエータに対する)トルクとして図3Bに表されており、アクチュエータの種類によっては他の実施形態において他の寸法を有しうる。比較のために、第2構成部品225と同じ寸法を有する従来の装置に必要なアクチュエータ負荷もまた、図3Bにおいて線261により示している。従来の装置は、蝶番線の回りを回転可能であり、かつ、該蝶番線に位置する回転式アクチュエータにより駆動される単一の平坦なパネルにより表される。図3Bにおいて提供されているデータは、外部流216の動圧によりもたらされる空気力学的負荷が第2構成部品225の中央において作用していること、および、空気力学的負荷が第2構成部品225により与えられる突出した正面領域(例えば、まっすぐ上流に面している領域)に比例して増大することを想定している。この計算のために、第1構成部品224が相当量の空気力学的荷重を受けることはないこともまた想定されている。
図3Bに示されているように、従来の装置は典型的に、展開範囲全体を通じて増大し続ける直線的に増大するアクチュエータ負荷を要する(線261参照)。対照的に、ある実施形態に係る展開可能な装置220は、その動きの一部のみにわたって(例えば、図3Bに示されているように約0度から約17度まで)増大するアクチュエータ負荷を要することがあるが、その後、アクチュエータ装置250が要する負荷は、外部流216により第2構成部品225上に付される増大した空気力学的負荷の一部が動き経路232(図2)に沿って作用するため、減少する。この特定の配置構成において、必要とされるアクチュエータ負荷は、30度の展開においてゼロまで減少し、この点において、第2構成部品225は平衡位置にある。第2構成部品225が(破線260aにより示されているように)さらに展開された場合、アクチュエータ装置250は、マイナス負荷に晒されるだろう。換言すれば、30度を超えると、アクチュエータ装置250は、展開位置へ向かう第2構成部品225のさらなる動きに抵抗するよう作用する。あるいは、アクチュエータ装置250は、外部流216により印加される空力により作動しないようにすることにより、第2構成部品225が30度を超えた完全展開位置へ迅速に移動(例えば、カチっと動くことが)できるようにするよう構成可能である。
上で触れたように、図3Aは、平衡点において(例えば、展開角度βが30度であるとき)第2構成部品225に作用している力を示している。第2構成部品225に作用している力は、第2構成部品225に垂直に作用している空力FAと、第2地点226bおよび第3地点226cにそれぞれ作用している反力Fおよび反力Fとを含む。反力Fは、第1構成部品224の平面にまっすぐに沿って作用するので、第1地点226aにおいてモーメントを生みださず、よって、アクチュエータ250により出力モーメントは必要とされない。第2地点226bにおける連結部は、並進(例えば、摺動)連結部229であるので、第2地点226bにおいてもまたモーメントは生じない。(第2構成部品225に垂直に作用しているF1yおよびF2yとして示す)Y方向における第1および第2の力のベクトル成分は、空力FAにより与えられる反対方向の力に逆らうよう加算される。(第2構成部品225に平行に作用しているF1xおよびF2xとして示す)X方向における第1および第2の力のベクトル成分は、互いに等しく、かつ、反対向きであるので、相殺される。よって、第2構成部品225は、30度の展開角度βにおいて平衡状態にある。
いくつかの場合において、平衡状態に達する前に30度より大きい量だけ第2構成部品225を展開させることが望ましいことがある。例えば、展開角度βが完全展開位置においてより大きくなるようにするために、平衡状態に達する点を遅らせることが望ましいことがある。またさらなる特定の配置構成において、例えば、印加された空力FAにより容易にアクチュエータ装置250を作動しないようにする場合、第2構成部品225がその完全展開位置へ「カチっと動く」ことができないようにしつつ、遅らせることが望ましいことがある。この結果を達成するための1つの手法は、アクチュエータ装置250を選択して、第2構成部品225をその完全展開位置へカチっと動かす傾向にある空力FAに抵抗することである。2つのその他の代表的な手法を、図4Aおよび図4Bにそれぞれ模式的に示す。図4Aにおいて、弾性構成要素433(例えば、ばねまたはその他の適切な装置)は、外部流体210と第2構成部品225との間に接続されて示されている。弾性構成要素433は、収納位置へ向かって第2構成部品225を押しやるよう構成されている。よって、アクチュエータ装置250は、第1構成部品224および第2構成部品225を(点線で示されている)展開位置へ移動させる際に、弾性構成要素433の回復力に打ち勝たねばならない。これにより、今度は、平衡点がより大きい展開角度へ移る。よって、第2構成部品225は、平衡点に達する前に、図4Aで破線により示されているように、より大きい角度βへと展開可能である。その他の実施形態において、弾性構成要素433は、別の位置、例えば、平衡位置、展開位置またはその他の位置へ第2構成部品225を移動させる傾向にある可能性がある。
図4Bは、第2構成部品225の一部が湾曲した(例えば、弓形の)案内経路430に沿って移動する増大した最大展開角度βを達成するための別の配置構成を示す。本配置構成において、第2構成部品225は、湾曲した案内経路430の結果として平衡状態に達する前により大きい展開角度β(例えば、約60度のβ)へ移動させることもできる。図示のために、図4Bに示されているアクチュエータ451は、第2構成部品225に旋回可能に連結されている直線上で変位するアクチュエータ部の終端と、第2構成部品225を湾曲した案内経路430に連結する構成部品の非直線移動を可能とするための、良く知られている手法で外部流体に旋回可能に連結されているその他のアクチュエータ部の一部とを有する直線アクチュエータである。その他の実施形態によれば、図2を参照しつつ上で説明したように、回転式アクチュエータを使用することができる。案内経路430は、特定の設計要件によって、図4Bに示すような単純な弓形形状、またはその他、他の実施形態では場合によってはより複雑な形状を有することができる。
図5は、別の実施形態にしたがって構成される展開可能な装置520を示す。本実施形態において、展開可能な装置520は、第2構成部品525の後方ではなく前方へ延在する第1構成部品524に連結されている第2構成部品525を含む。例えば、第1構成部品524は、各々が第1蝶番接合部527において外部流体210に連結されており、かつ、各々が第2蝶番接合部528において第2構成部品525に連結されている、2本の棒534を含むことができる。第2構成部品525は、並進連結部529により外部流体210に連結されており、かつ、一方が図5において見られる対応する止め具531に達するまで、展開時に案内経路530に沿って並進(例えば、摺動)する。第1構成部品524は、2つの回転式アクチュエータ551を含む(上記アクチュエータ装置250と概ね同様の)アクチュエータ装置550により駆動することができる。回転式アクチュエータ551は、第1構成部品524にモーメントを印加するトルクチューブ装置、形状記憶合金(SMA)装置および/またはその他の装置を含むことができる。第2構成部品525がその展開角度βを増大させるにつれて、外部流216により第2構成部品525上にもたらされる力が増大し、これにより、アクチュエータ装置550により必要とされる負荷を低減し、展開可能な装置520をさらに展開させる。
図6は、図5を参照しつつ上で説明した展開可能な装置520と概ね同様に動作するが、棒534の代わりにパネル635を含む別の展開可能な装置620を模式的に示す。外部流216によりパネル635上にもたらされる空力は、収納位置へ向かって下向きにパネル635を(したがって、第2構成部品525を)駆動するよう作用することができる一方、第2構成部品525自体に作用する空力は、第2構成部品525を展開させるよう作用することができる。よって、パネル635は、(図3Aおよび図3Bを参照しつつ上で取り上げた)平衡状態に達する点を遅らせ、かつ、平衡状態前の第2構成部品525に対するより大きい展開角度を可能とすることができる。第2構成部品525に対するパネル635の大きさと、蝶番接合部528および/またはその他の設計構成要素の地点とは、平衡点におけるより大きいまたは小さい角度を提供するよう選択可能である。
図7は、さらに別の実施形態にしたがって構成された展開可能な装置720を示す。本実施形態において、展開可能な装置720は、2つのパネル735を含む第1構成部品724を有する。各パネル735は、(破線で示されている)第1蝶番線736に沿って配列された対応する蝶番接合部727において外部流体210に蝶番で(例えば、旋回可能に)連結されている。第2構成部品725は、並進連結部729により外部流体210に並進可能に連結されており、かつ、(破線で示されている)第2蝶番線737に沿って配列された対応する第2蝶番接合部728を介して第1パネル735に蝶番で(例えば、旋回可能に)連結されている。回転式アクチュエータ751は、第2構成部品725と第1構成部品724のパネル735との間で接続されている。回転式アクチュエータ751は、作動されている際、矢印Aで示すように第1パネル735を回転させ、これにより、第2構成部品725を矢印Bで示すように反対方向に回転させ、かつ、矢印Cで示すように案内経路730に沿って摺動、またはそうでなければ移動させる。回転式アクチュエータ751は、第1構成部品724(すなわち、パネル735)にモーメントを印加するトルクチューブ装置、(その開示全体がここに参照により含まれる、米国特許第7,878,459号明細書において開示されているSMAアクチュエータのような)形状記憶合金(SMA)装置および/またはその他の装置を含むことができる。本配置構成において、第2構成部品725に作用し、これを展開位置へ向かって駆動している空力は、第1構成部品724にも作用して、第1構成部品724と第2構成部品725との間の相対的角度、したがって、第2構成部品725の展開角度をさらに増大させる。よって、本配置構成は、比較的小さい展開角度で平衡点に達することが望ましい場合、および/または、第2蝶番線737にアクチュエータ751を位置させることが望ましい場合に用いることができる。
上述の展開可能な装置のいずれも、図1および図2を参照しつつ上で取り上げたように、前縁装置または後縁装置として航空機翼に設置可能である。また図1を参照しつつ取り上げたように、これらの装置は、航空機のその他の地点、例えば、水平安定板102および/または垂直安定板103に設置してもよい。またさらなる実施形態において、そのような装置は、その他の揚力体に設置してもよい。例えば、図8は、ヘリコプターの回転翼羽根に相当しうる、かつ、該回転翼羽根の対向する表面上に設置されている2つの展開可能な装置820を含みうる外部流体810を示す。展開可能な装置820の各々は、第1構成部品824と第2構成部品825とを含むことができる。図示のために、第1構成部品824および第2構成部品825は、図2を参照しつつ上で説明したものと概ね同様であるが、その他の実施形態では、これらの構成部品は、上で説明した上述の構成のいずれかを有することができる。展開可能な装置820は、揚力を高めたり、輸送手段制御を提供するというよりむしろ、回転翼雑音を低減するよう作用することができる。
またさらなる実施形態において、図1〜図8を参照しつつ上で説明したものと概ね同様の装置をさらなる外部流体に適用可能である。一実施例において、そのような装置は、ボディ上に配置され、かつ、該ボディの形状を「変形させる」よう展開されてもよい。別の実施例において、そのような装置は、外部気流に晒されているその他の輸送手段に設置可能である。またさらなる実施形態において、そのような装置は、空気以外の流体流の流れに浸っている潜水艦、船体および/またはその他の表面上に設置可能である。
いくつかの上述の実施形態のうちのいずれかに係る展開可能な装置の1つの特徴は、装置の動き範囲の少なくとも一部にわたって、隣接する流れにより装置に印加される力が、装置を駆動している対応するアクチュエータが必要とする負荷を低減するよう作用するように、装置を構成可能であるということである。これは、装置が展開する際に、外部流により印加される負荷がアクチュエータに必要とされる負荷を典型的に増大させる、典型的な従来の展開可能な装置とは異なる。ここに開示する代表的な実施形態を参照しつつ上で説明した上述の特徴の利点は、展開可能な装置を駆動するアクチュエータの大きさおよび電力要件を低減可能であるということである。この結果、アクチュエータは、より容易に周辺構造物と一体化することができ、かつ、アクチュエータが連結されている装置の展開時の消費電力が削減できる。これに加えて、アクチュエータは、同様の大きさの装置の駆動に用いられる従来のアクチュエータより軽量化でき、よって、航空機全体の重量を低減し、かつ/または、航空機の動作効率を高めることができる。
上記から、例示のために特定の実施形態をここに説明したが、その他の実施形態においてさまざまな変更を行ってもよいことは理解される。例えば、上述の実施形態の多くとの関連で回転式アクチュエータを取り上げたが、その他の実施形態では、その他の種類のアクチュエータ(例えば、直線アクチュエータ)を用いることができる。例えば、図4Bにおいて描写した種類の直線アクチュエータは、該直線アクチュエータが並進構成部品225の非直線移動に対応するよう旋回可能に装着されていれば、図2の実施形態における回転式アクチュエータの代わりに用いることができる。
さらに、上で取り上げたさまざまな構成部品の相対的な大きさ、および、上で取り上げた連結部の位置は、選択された結果(例えば、選択された最大展開角度および/または平衡角度)を生みだすために選択および/または調節可能である。
ある特定の実施形態との関連で説明したある側面は、その他の実施形態において組み合わせるか、または、排除してもよい。例えば、ある特定の展開可能な装置は、複数の要素の第1構成部品および単一の第2構成部品ではなく、複数の要素の第2構成部品および単一の第1構成部品を含むことができる。別の実施例において、図4Aにおいて示した弾性構成要素433は、図4Bにおいて示した湾曲した案内経路430が可能であるのと同様に、その他の代表的な装置に適用可能である。
上述の実施形態のいずれにおいても、特定の設計要件に基づいて、相対的な大きさ、位置および連結部配置構成を選択可能である。さらに、ある実施形態に関連付けられた利点は、それら実施形態との関連で説明したが、その他の実施形態もまたそのような利点を示すことがあり、かつ、すべての実施形態が必ずしもそのような利点を示す必要はない。よって、本開示は、上で図示も説明もされていないその他の実施形態を含むことができる。
100 全体システム
101 胴体
102 水平安定板
103 垂直安定板
105 航空機
110 翼
111 前縁
112 後縁
120 空気力学的装置
121 後縁装置
122 小型後縁装置
123 前縁装置
210 外部流体
216 外部流
217 露出表面
220 展開可能な装置
224 第1構成部品
225 第2構成部品
226a 第1地点
226b 第2地点
226c 第3地点
227 蝶番接合部
228 第2蝶番接合部
229 並進連結部
230 案内経路
231 止め具
232 動き経路
250 アクチュエータ装置
251 回転式アクチュエータ
252 取り付け点
430 湾曲した案内経路
433 弾性構成要素
451 アクチュエータ
520 展開可能な装置
524 第1構成部品
525 第2構成部品
527 第1蝶番接合部
528 第2蝶番接合部
529 並進連結部
530 案内経路
531 止め具
534 棒
550 アクチュエータ装置
551 回転式アクチュエータ
620 展開可能な装置
635 パネル
720 展開可能な装置
724 第1構成部品
725 第2構成部品
727 蝶番接合部
728 第2蝶番接合部
729 並進連結部
730 案内経路
735 パネル
736 第1蝶番線
737 第2蝶番線
751 回転式アクチュエータ
810 外部流体
820 展開可能な装置
824 第1構成部品
825 第2構成部品

Claims (15)

  1. 外部流体と、
    外部流体により支持された、外部流体に対して移動可能かつ展開可能な流体力学的装置であって、外部流体に旋回可能に連結されている第1パネルと、外部流体に移動可能に連結され、かつ、第1パネルに旋回可能に連結されている第2パネルとを含む流体力学的装置と、
    外部流体と第1および第2パネルのいずれか一方とに連結されており、かつ、第1および第2動作状態を有するアクチュエータと
    を含む外部流システムであって、
    流体力学的装置が、アクチュエータが第1動作状態にあるときに収納構成となり、アクチュエータが第2動作状態にあるときに展開構成となり、流体力学的装置が収納構成にはなく、かつ、外部流体が流体に対して第2パネルが第1パネルを導くような方向に移動するときに、第2パネルが、流体により印加される圧力に晒されている、外部流システム。
  2. アクチュエータが、外部流体と第2パネルとに旋回可能に連結されている直線アクチュエータを含み、直線アクチュエータが、第1動作状態において後退させられ、第2動作状態において伸展させられている、請求項1に記載の外部流システム。
  3. アクチュエータが、外部流体と第1パネルとに連結されている回転式アクチュエータを含み、回転式アクチュエータが、第1動作状態において作動されておらず、第2動作状態において作動されている、請求項1に記載の外部流システム。
  4. 外部流体が航空機の揚力体である請求項1に記載の外部流システム。
  5. 外部流体が潜水艦または船舶の一部である請求項1に記載の外部流システム。
  6. 第2パネルの第1の位置範囲にわたって、アクチュエータにより印加される負荷が増大し、第2パネルの第2の位置範囲にわたって、アクチュエータにより印加される負荷が減少し、第2の位置範囲が、収納構成から展開構成への流体力学的装置の移動中に第1の範囲の後に生じる、請求項1に記載の外部流システム。
  7. 外部流体に連結された第2パネルの一部が、収納構成から展開構成への流体力学的装置の移動中に湾曲した案内経路に沿って移動する、請求項1に記載の外部流システム。
  8. 展開構成へ向かう流体力学的装置の動きに対抗する弾性構成要素をさらに含む、請求項1に記載の外部流システム。
  9. 外部流体と、
    外部流体により支持された外部流体に対して移動可能かつ展開可能な流体力学的装置であって、共通軸に沿って旋回可能に外部流体に連結されている第1および第2パネルと、第1パネルと第2パネルとの間に配置されて、外部流体に移動可能に連結されている第3パネルとを含む流体力学的装置と、
    第1、第2および第3パネルに取り付けられた作動状態と非作動状態とを有するアクチュエータ装置であって、作動すると、第1および第2パネルを外部流体に対して一方向に回転させ、同時に、第3パネルを外部流体に対して反対方向に回転させて変位させるアクチュエータ装置と
    を含む外部流システムであって、
    流体力学的装置が、アクチュエータ装置が非作動状態にあるときに収納構成となり、アクチュエータ装置が作動状態にあるときに展開構成となる外部流システム。
  10. 外部流体が航空機の揚力体である請求項9に記載の外部流システム。
  11. 外部流体がヘリコプターの回転翼羽根を含む請求項9に記載の外部流システム。
  12. 外部流体が潜水艦または船舶の一部である請求項9に記載の外部流システム。
  13. 外部流体に対する第1、第2および第3パネルの角度が、アクチュエータ装置の作動に応じて増大する、請求項9に記載の外部流システム。
  14. 展開可能な流体力学的装置の第1および第2パネルを、外部流体に旋回可能に連結することと、
    第1回転式アクチュエータを用いて、展開可能な流体力学的装置の第3パネルに第1パネルを連結することと、
    第2回転式アクチュエータを用いて、第3パネルに第2パネルを連結することと、
    外部流体に第3パネルを移動可能に連結することと
    を含む、外部流体に展開可能な流体力学的装置を備えるための方法であって、
    第1および第2回転式アクチュエータの作動が、第1および第2パネルを外部流体に対して一方向に回転させ、同時に、第3パネルを外部流体に対して反対方向に回転させて変位させることにより、展開可能な流体力学的装置を展開するよう第1、第2および第3パネルと第1および第2回転式アクチュエータとを配置する方法。
  15. 第1回転式アクチュエータが、トルクチューブ装置または形状記憶合金装置である、請求項14に記載の方法。
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