JP2012250679A - ショッピングカート - Google Patents

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Abstract

【課題】買物容器から小物等が落下することなく、かつ、格納の際に無駄なスペースが必要とせず格納可能なこと。
【解決手段】買物容器部10は容器取付体80と半容器体70及び回動体90によって構成されている。通常の使用状態では、物品を収容する4面体からなる半容器体70と半容器体70の後部の開放側を閉じる回動体90によって、上方に開口する5面体からなる容器を形成する。しかも、回動体90を上側底面との後面とで形成することにより、半容器体70の底面74に上側底面76を重ねることができ、回動体90と半容器体70との隙間も、極力狭いものとすることができる。特に、それらの5面体が可撓性に富む合成繊維地で形成されているから、財布の小銭、細かい物品がショッピングカートから落下することがなくなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、スーパーマーケット等の店舗で買物をする際に用いられる手押しのショッピングカートに関するもので、特に、買物容器から小物の落下を防止できるショッピングカートに関するものである。
周知のように、スーパーマーケット等の店舗で使用されているショッピングカートは、買物客が大量の商品を入れて重くなった買物籠を持ち歩かなくてもよいように、買物かごを載せて運ぶための手押し車(カート)である。
そして、この種のショッピングカートにおいては、重量の大きい商品を大量に載せた場合、また、子供用座席が設けられているものにおいて子供用座席に子供を載せた場合にも十分に耐えることができる程度の機械的強度及び剛性を有することが要求されており、ショッピングカートの骨格を構成する各種フレームには、機械的強度を考慮して金属製のものが使用されている。
また、機械的強度、特に、剛性を考慮したショッピングカートとして、例えば、特許文献1及び特許文献2に記載の技術を挙げることができる。この技術は、ショッピングカートの骨格を構成するフレームを上下方向に長寸の略楕円形状・偏平形状にして長径方向の断面係数を大きくすることで、ショッピングカートにおける商品、買物籠等の荷物による鉛直方向の重さに対する剛性を強化させたものである。
特開2006−248269号公報 実用新案登録第2000063号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載のショッピングカートの機械的強度については種々検討されてきたが、例えば、買物容器についてはメタルラス網等の網材で形成されており、小銭や、小型の菓子等が網材のバスケットから落下したり、或いは液体が網材の買物容器を伝って買物客の衣類を汚す場合も予測される。そこで、買物容器をシート材で形成することも考えられるが、ショッピングカートを格納する場合に、ショッピングカートが重なり合うことができなくなるから、無駄な格納スペースが必要となる。
そこで、本発明は、買物容器から小物等が落下することなく、かつ、格納の際に無駄なスペースが必要とせず格納可能なショッピングカートの提供を課題とするものである。
請求項1の発明にかかるショッピングカートは、左右両側に平行して対向配置され、上端に把持部を設けた管材からなる1対の起立フレームと、前記1対の起立フレームの下部で接合されて前方に略U字状に突設され、下部に3個以上のキャスタが配設された管材からなる基台フレームと、物品を収容する4面体からなる半容器体と、前記容器取付体に取付けた4面体からなる前記半容器体の後方側に位置し、かつ、前記半容器体と対をなして上部に開口する容器となり、外部から前方側に加わる力によって回動し、前記半容器体との間に後部に開口する解放空間を形成する回動体と、前記基台フレームの上部に位置し、前記1対の起立フレーム間を接続すると共に、前記半容器体及び前記回動体が取付けられる容器取付体とを具備するものである。
ここで、上記1対の起立フレームは、左右両側に平行して対向配置され、上端に直接または間接的に把持部を設けた1対の立ち上がりからなるものである。この1対の立ち上がりは起立フレームの把持部側またはその反対の基台フレーム側が一体になっているといないとを問わないものである。
また、上記基台フレームは、前記1対の各起立フレームの下部で直接または間接的に接合されて前方に略U字状(略V字状)に突設され、下部に3個以上、通常3個または4個のキャスタが配設された管材からなるものである。
そして、上記容器取付体は、前記基台フレームの上部に位置し、前記1対の起立フレーム間を接続すると共に、物品を収容する前記半容器体を取付けるものである。
更に、上記半容器体は、液体等の浸透性のよくない合成繊維地等のシート材、金属板または合成樹脂板で、可撓性に富む材料または金属板または合成樹脂板からなる4面体からなる容器であり、その後方は開口している。
更にまた、上記回動体は、前記半容器体の後方側に位置し、前記半容器体と対をなし、かつ、前記半容器体と対をなして上部に開口する5面体の容器となり、外部から前記半容器体の前方側に加わる力によって回動し、前記半容器体との間で後部に開口した解放空間を形成するものである。
請求項2の発明にかかるショッピングカートの前記回動体は、前記1対の起立フレーム間に配設した上横架材を中心に回動し、前記半容器体の後方側を押圧し、前記半容器体の後方側の面を上面まで持ち上げるものである。
ここで、上記回動体は、上部に配設した上横架材を中心に回動し、前記半容器体の後方側を押圧し、前記半容器体の後方側の面を上面まで持ち上げ、前記半容器体との間で後部に開口する解放空間を形成するものである。
請求項3の発明にかかるショッピングカートの前記回動体は、前記半容器体の後方側の後面及び前記半容器体の底面に重なる上側底面からなるものである。
ここで、前記半容器体の後方側の後面及び前記半容器体の底面に重なる上側底面からなる回動体は、前記半容器体の底面に重なる上側底面は、前記半容器体の前面側に一端が接合されているのが望ましい。
請求項4の発明にかかるショッピングカートの前記1対の起立フレームは、弧状を呈しており、前記弧状の彎曲のピーク点は下端の後輪(キャスタ)及び上端の把持部の位置よりも前方に位置するものである。
ここで、上記1対の起立フレームは、彎曲した弧状を呈しており、前記弧状の彎曲のピーク点は前方に位置するものであり、必ずしも曲率が単一の弧状に限定されるものではない。
請求項5の発明にかかるショッピングカートの前記半容器体は、前方が浅く、後方が深いものである。
ここで、上記半容器体は、前方が浅く、後方が深いものであるが、均一の深さまたは前方が深く、後方が浅いものとすることもできる。しかし、意匠性の観点及び人手による扱い方からすると、前方が浅く、後方が深いものの方が、安定感があるので意匠性及び機能性からの選択である。
請求項6の発明にかかるショッピングカートの前記半容器体及び回動体は、可撓性に富む合成繊維地または金属板または合成樹脂板で形成したものである。
ここで、上記可撓性に富む合成繊維地または金属板または合成樹脂板は、可撓性に富む合成繊維地はカートの移動の際にも雑音が発生し難く、また、金属板または合成樹脂板の場合には、その隙間の精度を上げることができる。
請求項1の発明のショッピングカートによれば、通常の使用に対して、左右両側に平行して対向配置され、上端に把持部を設けた1対の起立フレームと、その両起立フレームの下部で接合されて前方に略U字状に突設され、下部に3個以上のキャスタが配設された基台フレームと、物品を収容する4面体からなる半容器体と、前記半容器体の後方側に位置し、前記半容器体と対をなして上部に開口する5面体からなる容器となり、外部から前記半容器体の前方側に加わる力によって回動し、前記半容器体との間で後部に開口する解放空間を形成する回動体と、前記基台フレームの上部に位置し、前記1対の起立フレーム間を接続すると共に前記半容器体及び前記回動体が取付けられる容器取付体を具備している。このショッピングカートを格納する場合には、前記半容器体の後方側に位置し、外部から前記半容器体の前方側に加わる他のショッピングカートにおける前記容器取付体の前方に衝突する力によって回動体が回動し、前記半容器体との間で後部に開口した解放空間を形成し、そこに他のショッピングカートの前記容器取付体及び半容器体を収容自在とするものである。
したがって、通常の使用状態では、物品を収容する4面体からなる半容器体と前記半容器体の後部の開放側を閉じる回動体によって、上方に開口する5面体からなる容器を形成する。しかも、前記回動体を上側底面との後面とで形成することにより、前記回動体と前記半容器体との隙間も、極力狭いものとすることができる。特に、それらの5面体が可撓性に富む合成繊維地、金属板または合成樹脂板で形成されるから、財布の小銭、細かい物品がショッピングカートから落下することがなくなる。
また、この種のショッピングカートを格納する際には、半容器体の後方側から前記半容器体の前方側に加わる他のショッピングカートにおける前記容器取付体の前方方向への力によって回動体が回動し、前記半容器体の形状を変形させて、他のショッピングカートの前記容器取付体及び半容器体を収容する空間を形成するから、その空間に後続のショッピングカートの前記容器取付体及び半容器体を収容することにより、ショッピングカートの格納に無駄なスペースを必要とせず、格納可能となる。
よって、買物容器から小物等が落下することなく、かつ、格納の際に無駄なスペースが必要とせず格納可能なショッピングカートとなる。
請求項2の発明のショッピングカートの前記回動体は、その後面が前記1対の起立フレーム間に配設した上横架材を中心に回動し、前記半容器体の後方側を押圧し、前記半容器体の後方側の後面を上面まで持ち上げるものであるから、請求項1に記載の効果に加えて、上横架材を中心に回動して前記半容器体との間で後部に解放空間を形成するものであり、外力がない場合には、上横架材を回動中心の軸として安定した位置に物品を収容する上部が開口する5面体からなる半容器体及び前記回動体の位置決めができ、使用状態と格納状態を別段の意識なく使用できる。
請求項3の発明のショッピングカートの前記回動体は、前記半容器体の後方側の後面及び前記半容器体の底面に重なる上側底面からなるものであり、請求項1または請求項2に記載の効果に加えて、前記回動体の可動部分と前記半容器体との間の隙間を極力少なくすることができ、小物の落下する確率を非常に少なくすることができる。
請求項4の発明にかかるショッピングカートの前記1対の起立フレームは、弧状を呈しており、前記弧状の彎曲のピーク点は下端の後部のキャスタ及び上端の把持部の位置よりも前方に位置するものであるから、請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の効果に加えて、前記起立フレームに加わる半容器体の底面の重心位置に近い位置で前記1対の起立フレームにそれを伝えることができ、ショッピングカート自体の安定性が増す。
請求項5の発明にかかるショッピングカートの前記半容器体は、前方が浅く、後方が深いものであるから、請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の効果に加えて、財布の小銭、購入した細かい物品が後方に集まるので、それらの財布の小銭や、細かい物品を収集する場合にも、前記半容器体の後方に集まるので扱いやすいという効果がある。
請求項6の発明にかかるショッピングカートの前記半容器体及び回動体は、可撓性に富む合成繊維地または金属板または合成樹脂板で形成したものであるから、請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載の効果に加えて、可撓性に富む合成繊維地はカートの移動の際にも雑音が発生し難く、静かな移動が可能となる。また、金属板または合成樹脂板の場合には、その隙間の精度を上げることができ、落下を防止できる最小単位の大きさが正確に設定できる。
図1は本発明の実施の形態にかかるショッピングカートの全体斜視図である。 図2は本発明の実施の形態にかかるショッピングカートの半容器体及び回動体を除いた全体斜視図である。 図3(a)は本発明の実施の形態にかかるショッピングカートの半容器体及び回動体が容器として機能する要部斜視図、図3(b)はその後方からみた要部斜視図である。 図4(a)は本発明の実施の形態にかかるショッピングカートが複数格納される場合の要部斜視図、図4(b)はその後方からみた要部斜視図である。 図5は本発明の実施の形態にかかるショッピングカートの半容器体及び回動体の要部断面図である。 図6は本発明の実施の形態にかかるショッピングカートの半容器体及び回動体の要部断面図で、2台のショッピングカートを連結して格納する場合の当接時(a)、連結開始時(b)、連結時(c)の要部断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
なお、実施の形態において、各図面の同一の記号及び同一の符号は同一または相当する機能部分を意味し、ここでは重複する詳細な説明を省略する。
また、以下の説明において、構成部材のうち左右対称に構成されているものについては、左右を表す符号として『L』、『R』を付し、その左/右の記述を省略する。なお、通常、買物客は、1対の起立フレーム20L,20Rに対して半容器体70が突設している側とは反対側に立ち、お腹側を半容器体70側に向け、把持部60L,60Rを把持してショッピングカート1を押すことから、それを前提に、以下の説明においては、格別に断りのない限り、前後、左右の方向を、その買物客の前後、左右の方向として説明する。
図1乃至図4に示すように、本実施の形態のショッピングカート1は、左右両側に平行して対向配置され、上部側に買物容器部10が接続されている1対のアルミニウム製またはスチール製の管材からなる起立フレーム20L,20Rと、1対の起立フレーム20L,20Rの下部で接合されて前方に略U字状に突設されたアルミニウム製またはスチール製の管材からなる基台フレーム30と、1対の起立フレーム20L,20R間を接続しているアルミニウム製またはスチール製の間隔形成フレームとしての上横架材40、中横架材41、下横架材42を有している。
また、本実施の形態の起立フレーム20L,20Rの下端、基台フレーム30の前側左右両端の下部には、前輪(キャスタ)51L,51Rが、後輪(キャスタ)50L,50Rが回転自在に取付けられており、また、本実施の形態の起立フレーム20L,20Rの上端には、使用時に把持される把持部60L,60Rが設けられている。そして、この把持部60L,60Rには、買物客が把持しやすいようにゴム製等のクッション性のある材料からなるグリップ61L,61Rを被せている。なお、本発明を実施する場合には、把持部60L,60Rを別体として、起立フレーム20L,20Rに取付けてもよい。
本実施の形態の買物容器部10は、合成樹脂布等の可撓性に富む生地(シート地)で形成し、購入物品等の物品を収容する前面71及び左右側面72,73及び底面74からなる4面体からなる半容器体70を有している。また、半容器体70の後方側に位置し、外部から半容器体70の前方側に加えられる力によって後面75が上横架材40を軸に回動し、後面75及び上側底面76からなり形状を変形させて、底面74の上面で上側底面76が大きく湾曲し、少なくとも回動した後面75の下部に空間を形成する回動体90を有している。そして、基台フレーム30の上部に位置し、1対の起立フレーム20L,20R間を接続すると共に、買物をした物品を収容する半容器体70及び回動体90を取付けるアルミニウム製またはスチール製の棒材からなる容器取付体80とを有している。即ち、本実施の形態の買物容器部10は、半容器体70及び回動体90及び容器取付体80で形成されている。
合成繊維布等の可撓性に富むシート地で形成してなる半容器体70は、購入物品等を収容する前面71及び左右側面72,73及び底面74からなり、少なくとも底面74は内部に比較的硬い合成樹脂板またはベニヤ板等の芯材板が内蔵されていて底面形状を平坦面に維持するようになっている。但し、合成樹脂板またはベニヤ板等の芯材板は底面74の面積の80〜95%のサイズとなっており、合成樹脂板またはベニヤ板等の芯材板の角のみにストレスが入り難くなっている。この底面74は後述する上側底面76の下に位置するから、上側底面76も同様に略平坦面となる。好ましくは、水平面またはそれに近い値の面とすることになる。また、逆に勾配をつけて、買物容器部10の前方または後方に小物、小銭等が集まるように傾斜を設けてもよい。
また、物品を収容する半容器体70及び回動体90を取付ける容器取付体80は、基台フレーム30の上部に位置し、1対の起立フレーム20L,20R間を接続する中横架材41と容器受台支持材81の上に4角の桟枠状の容器受台83、上横架材40から前方にコ字状に突出させた開口架材84で構成され、半容器体70及び回動体90の下部を受けている。即ち、半容器体70及び回動体90の上部は、上横架材40から前方にコ字状に突出させた開口架材84が配設されていて、開口架材84に半容器体70の前面71及び左右側面72,73の上部を取付けている。また、起立フレーム20L,20R相互間に架設された上横架材40に回動体90を構成する後面75の上部が回動自在に取付けられている。
回動体90は、後面75と上側底面76から形成されていて、上側底面76の端部(一辺)は、底面74の前面71側に一体に接着または縫合により接合されている。後面75には、少なくとも、底面74と同様、内部に彎曲し難い、硬い合成樹脂板またはベニヤ板等の芯板が内蔵されていて後面75の形状を平板として維持するようになっている。但し、合成樹脂板またはベニヤ板等の芯材板は後面75の面積の80〜95%のサイズとなっている。特に、横幅は100%のサイズとするのが望ましい。この100%のサイズとは半容器体70の左右側面72,73との間に若干の隙間も生じない程度サイズを意味する。特に、半容器体70が上に広く開いているときには、底面74側が狭くなるので、底面74と後面75とは、後面75の下部が密着状態となる。即ち、後面75及び上側底面76の彎曲が、その構成の一部分に大きなストレスとなって加わらないようにしている。また、後面75は芯材板によって所定の重量を維持し、それによって定常状態で、後面75が定位置に自重で戻るようにするのが望ましい。
通常状態では、上側底面76は、その下に位置する底面74に従って平坦となり、二重となって底面74の全面を覆うことになる。後面75はその容器内の角度が上側底面76から90〜120°と変化するように上横架材40を軸にして配設されている。また、半容器体70の左右側面72,73と上側底面76及び後面75との隙間は、機械的に干渉しない程度であれば、最小の隙間とすることができる。
上側底面76と後面75は、図5に示すように、後面75が上横架材40を軸に回動すると後面75と連続形成された上側底面76がその回動に伴って変形し、後面75が最大に回動すると後面75が水平または水平に対して±15°内の角度に回動される。このとき、上側底面76の前方端部が前面71側に固定されたまま、上側底面76との連続点は後面75の回動にともない最上位置となる。即ち、半容器体70の後方側に位置する後面75は、外部から半容器体70の前方方向側に加えられる力によって上横架材40を軸に回動して半容器体70との仕切りを変形させて、半容器体70の底面75の下に空間を形成する。なお、後面75が最大に回動すると後面75が水平または水平に対して±15°内の角に移動されるのは、開口架材84が前方ほど下方位置にある場合等は、水平以上の角度になる可能性がある。
買物容器部10は、商品、買物籠等の荷物を載置するもので、起立フレーム20L,20R並びに起立フレーム20L,20R相互間に架設された上横架材40及びこの上横架材40より下の位置で起立フレーム20L,20R相互間に架設された中横架材41、上横架材40から前方にコ字状に突出させた開口架材84が配設されている。この開口架材84は、基台フレーム30に端部を接続し、かつ、起立フレーム20L,20Rに2か所接続してなる傾斜架材85L,85Rの上端を溶接し、コ字状に突出させた開口架材84を機械的に補強している。なお、傾斜架材85L,85Rの2か所で起立フレーム20L,20Rの2か所と接続しているのは、傾斜架材85L,85Rと起立フレーム20L,20Rの機械的強度を上げるのに役立っている。
具体的には、本実施の形態の買物容器部10は、1対の起立フレーム20L,20R間を接続すると共に物品を収容する半容器体70を保持する棒材からなる容器受台支持材81の上に形成された4角の桟枠状の容器受台83、基台フレーム30及び起立フレーム20L,20Rに固着された傾斜架材85L,85Rが固着され、かつ、上横架材40に取付けられたコ字状に突出させた開口架材84で構成されている容器取付体80に、合成樹脂布等の可撓性に富む布地で形成し、購入物品等の物品を収容する前面71及び左右側面72,73からなる半容器体70の上部が折り返してホック79で固着されされている。また、半容器体70の後方側に位置する上横架材40を軸芯として、半容器体70の左右側面72,73との隙間を大きくすることなく、後面75を回動自在とする回動体90を構成している。
即ち、本実施の形態の買物容器部10は、これら容器取付体80と半容器体70及び回動体90によって構成されている。
ここで、買物容器部10の桟枠状の容器受台83及び傾斜架材85L,85R及びコ字状に突出させた開口架材84に保持され、そこにホック79で固着された前面71及び左右側面72,73及び底面74からなる半容器体70は、本実施の形態のショッピングカート1として一体となってその取付状態を維持する。
後面75を回動自在とする回動体90は、図5に示すように、後方から前方向の外力を受けると、後面75は上横架材40を回転軸として図5の右回り方向に回動する。これによって上側底面76の後面75との接続部分及び前面71側の取付け部分が大きく彎曲し、底面74の上面で上側底面76及び後面75との下に空間を形成する。この空間に後続のショッピングカート1における買物容器部10の開口架材84及び桟枠状の容器受台83が挿脱できる形状及び寸法に形成されている。
したがって、使用状態においては、図6(a)に示すように、本実施の形態のショッピングカート1が停止している状態で、後続しているショッピングカート1Aの前面71側の開口架材84が回動体90の後面75に当たると、後面75は上横架材40を軸芯として回動し、図6(b)のように、後面75の前方への押圧が上横架材40を回転軸とする回転に代わり、後面75が上部位置に移動する。
そして、図6(c)のように、ショッピングカート1が停止している状態で、後続のショッピングカート1Aの前面71側の開口架材84が回動体90の後面75に当たり、後面75が上横架材40を軸芯として回動するとき、後続のショッピングカート1Aの桟枠状の容器受台83が前方のショッピングカート1における底面74の上面を移動し、前方のショッピングカート1の桟枠状の容器受台83で支持された底面74の上面に後続のショッピングカート1Aの桟枠状の容器受台83が乗って重なり合い互いの接触抵抗が大となり、2台が連結状態となり、使用する格納スペースが狭くなる。
本実施の形態のショッピングカート1は、半容器体70を保持する棒材からなる容器受台支持材81の上に形成された4角の桟枠状の容器受台83によって、商品、買物籠等の荷物が載置される載置部分が形成されており、中横架材41、下横架材42によって、その周囲部分をなす枠体が形成されている。
そして、前面71及び左右側面72,73及び底面74からなる4面体と、後面75及び上側底面76によって形成される回動体90により、一部底面74と上側底面76が重複する上に開口する5面体が形成され、両者間が僅かな隙間で回動自在であるから、半容器体70と回動体90とを上に開口する5面体からなる容器として使用する場合は、半容器体70と回動体90との間の隙間が殆ど無視できる程度であるから、半容器体70及び回動体90で形成される5面体の容器から、商品、小銭等が落下することがない。
本実施の形態において、前方にコ字状に突出させた開口架材84は、U字状に形成されたものを前提に説明したが、本発明を実施する場合には、アルミニウム製またはスチール製の棒材を3本溶接したコ字状に突出させた開口架材84とすることができる。
なお、上横架材40及びこの上横架材40と平行に対向配置された中横架材41は、それぞれ、起立フレーム20L,20Rに溶接によって固着され、開口架材84も上横架材40の両側に溶接によって固着され、下横架材42も起立フレーム20L,20Rに溶接によって固着されている。しかし、本発明を実施する場合には、上横架材40、中横架材41、下横架材42の位置及び形状、傾斜架材85L,85Rの位置及び形状は、半容器体70及び回動体90との間で干渉しないものであればよい。
また、容器取付体80が、商品、買物籠等の荷物が載置される半容器体70及び回動体90を支持して機械的強度を高めるため、買物容器部10の半容器体70の底面74の下側には、起立フレーム20L,20Rに接合した4角の桟枠状の容器受台83が前方向上向きに傾斜した状態で中横架材41及び容器受台支持材81に溶接され、前方上方に向かって上向くように形成され、略コ字形状の支持枠17が固着されている。なお、この4角の桟枠状の容器受台83は、アルミニウム製またはスチール製の棒材を枠状に形成したものであるが、本発明を実施する場合には、その形状を四角に特定されるものではない。
ところで、1対の起立フレーム20L,20Rの下部で接合されて前方に略U字状に突設された基台フレーム30は、先端部に追突した場合に建造物または人に対して傷をつけないように緩衝部材33が配設されている。この緩衝部材33は、発泡スチロール等の弾性体が望ましいが、相手材の強度からして合成樹脂または合成ゴム、木材等であればよい。特に、緩衝部材33は、少なくとも基台フレーム30の先端部に配設されるが、横幅は基台フレーム30の両幅を覆う長さとするのが望ましい。即ち、キャスタ51R、51Lの回転及び側面の接触を考慮すると、基台フレーム30の選択の幅から20〜50mmだけ両側に突出させるのが好適である。
また、本実施の形態においては、買物容器部10の各構成部材は、上述の如く、アルミニウム製、スチール製のものが使用されているが、本発明を実施する場合には、これに限定されずステンレス製、合成樹脂等のものを使用することもできる。殊に、スチール製のものを使用する場合には、通常、錆び防止のため、ナイロン粉体等を加熱した膜でコーティングするのが望ましい。
また、起立フレーム20L,20Rの下端には、ボールベアリング部分が密閉された静音の後輪(キャスタ)50L,50Rが溶接によって取付けられている。そして、起立フレーム20L,20Rの上端は、内側に向けて曲げられており、左右方向に互いに離間対向する把持部60L,60Rを形成している。即ち、本実施の形態の把持部60L,60Rは、起立フレーム20L,20Rの上端を内側に曲げて形成したものであり、起立フレーム20L,20Rと一体になっている。勿論、本発明を実施する場合には、把持部60L,60Rは、連続する一体物として構成してもよい。
以上のように、本実施の形態のショッピングカート1によれば、左右両側に平行して対向配置され、上端に把持部を設けた1対の起立フレーム20L,20Rと、1対の起立フレーム20L,20Rの下部で接合されて前方に略U字状に突設され、下部に4個のキャスタ(前輪51L,51R及び後輪50L,50R)が配設された基台フレーム30と、可撓性に富む合成繊維地で形成し、物品を収容する4面体からなる半容器体70と、半容器体70の後方側に位置し、かつ、半容器体70と対をなして上部に開口する容器となり、外部から半容器体70の前方側に加わる力によって回動し、半容器体70との間で後部に開口する解放空間を形成する回動体80と、基台フレーム30の上部に位置し、1対の起立フレーム20L,20R間を接続すると共に半容器体70及び回動体90が取付けられる容器取付体80とを具備するものである。
本実施の形態のショッピングカート1は、左右両側に平行して対向配置され、上端に把持部60L,60Rを設けた1対の起立フレーム20L,20Rと、その両起立フレーム20L,20Rの下部で接合されて前方に略U字状に突設され、下部に3個以上のキャスタ50L,50R、51L,51Rが配設された基台フレーム30と、可撓性に富む合成繊維地で形成し、物品を収容する4面体からなる半容器体70と、半容器体70の後方側に位置し、半容器体70と対をなして上部に開口する容器となり、外部から半容器体70の前方側に加わる力によって回動し、半容器体70との間で後部に開口する解放空間を形成する回動体90と、基台フレーム30の上部に位置し、1対の起立フレーム20L,20R間を接続すると共に半容器体70及び回動体90が取付けられる容器取付体80を具備するが、通常の使用においては、回動体90に対して半容器体70の前方側に力が加わっていない。
したがって、可撓性に富む合成繊維地で形成し、物品を収容する4面体からなる半容器体70は、半容器体70の後方側に位置し、半容器体70と対をなす回動体90と共同して、上部に開口する5面体の図3に示す容器となり、後面75の横幅が100%のサイズとなっているものでは、半容器体70の左右側面72,73との間に若干の隙間も生じない程度に密着しているから、特に、半容器体70が上に広く開いているときには、底面74側が狭くなるので、底面74と後面75とは、後面75の下部が密着状態となる。故に、上部に開口する5面体の図3に示す容器からは、小物、小銭が落下し難くなる。また、仮に、液体を溢したとしても、底面74と重なっている上側底面76の表面が均一平面でないので拭いやすくなる。また、溢した液体が伝わったとしても、毛細管現象で底面74と上側底面76の重なっている位置まで移動するが、それ以上は伝わりにくくなる。
また、格納する場合には、半容器体70の後方側に位置し、外部から半容器体70の前方側に加わる他のショッピングカート1Aの容器取付体80の前方に衝突する力によって回動体90が回動し、半容器体70との間で後部に開口した解放空間を形成し、そこに他のショッピングカート1Aの容器取付体80及び半容器体70を収容自在とするものである。
したがって、格納の際には半容器体70の後方側から半容器体70の前方側に加わる他のショッピングカート1Aの容器取付体80の前方方向への力によって回動体90が回動し、半容器体70の形状を変形させて、他のショッピングカート1Aの容器取付体80及び半容器体70を収容する空間を形成するから、その空間に後続のショッピングカート1Aの容器取付体70及び半容器体70を収容することにより、ショッピングカート1Aの格納に無駄なスペースが必要とせず、格納可能となる。
このように、本実施の形態のショッピングカート1は、通常の使用状態では、物品を収容する4面体からなる半容器体70と半容器体70の後部の開放側を閉じる回動体90によって、上方に開口する5面体からなる容器を形成する。回動体90を上側底面76と後面75とで形成することにより、半容器体70の底面74に上側底面76を重ねることができ、回動体90と半容器体70との隙間も、極力狭いものとすることができる。特に、それらの5面体が可撓性に富む合成繊維地で形成されているから、財布の小銭、細かい物品がショッピングカート1から落下することがなくなる。よって、買物容器部10から小物等が落下することなく、かつ、格納の際に無駄なスペースを必要とせず格納可能なショッピングカートとなる。
ここで、起立フレーム20L,20Rは、左右両側に平行して対向配置され、上端に直接または間接的に把持部60L,60Rを設けた1対の湾曲した管材からなるものであるが、本発明を実施する場合には、その形状及び寸法を問うものではない。
また、基台フレーム30は、1対の各起立フレーム20L,20Rの下部で直接または間接的に接合されて前方に略U字状(略V字状)に突設され、下部に3個以上、通常4個のキャスタが配設された管材からなるものであるが、本発明を実施する場合には、その形状及び寸法を問うものではない。
そして、容器取付体80は、基台フレーム30の上部に位置し、1対の起立フレーム20L,20R間を接続すると共に、物品を収容する半容器体70を取付けるものであり、また、回動体90を取付けるものである。
更に、半容器体70は、液体等の浸透性のよくない布、例えば、合成繊維地等のシート材で、可撓性に富む材料からなる4面体からなる容器であり、その後方は開口している。また、回動体90は、半容器体70の後方側に位置し、半容器体70と対をなして上部に開口する容器となり、外部から半容器体70の前方側に加わる力によって回動し、半容器体70との間で後部に開口した解放空間を形成するものである。
本実施の形態のショッピングカート1の回動体90は、その後面75が1対の起立フレーム20L,20R間に配設した上横架材40を中心に回動し、半容器体70の後方側を押圧し、半容器体70の後方側の後面75を上面まで持ち上げるものであるから、上横架材40を中心に回動して半容器体70との間で後部解放空間を形成するものであり、外力がない場合には、上横架材40を回動中心として安定した位置に物品を収容する上部が開口する5面体からなる半容器体70及び回動体90の位置決めができ、使用状態と格納状態を別段の意識なく使用できる。
なお、本発明を実施する場合の回動体90は、上部に配設した上横架材40を中心に回動し、半容器体70の後方側を押圧し、半容器体70の後方側の面を上面まで持ち上げ、半容器体70との間で後部に開口する解放空間を形成するものであればよい。
本実施の形態のショッピングカート1の1対の起立フレーム20L,20Rは、弧状を呈しており、弧状の彎曲ピーク点は下端の後輪50L,50R及び上端の把持部60L,60Rの位置よりも前方に位置するものであるから、起立フレーム20L,20Rに加わる半容器体70の底面74の重心位置に近い位置で1対の起立フレーム20L,20Rにそれを伝えることができ、ショッピングカート1自体の安定性が増す。
ここで、1対の起立フレーム20L,20Rは、彎曲した弧状を呈しており、弧状の彎曲ピーク点は前方に位置するものであり、必ずしも曲率が単一の弧状に限定されるものではない。
本実施の形態のショッピングカート1の半容器体70は、前方が浅く、後方が深いものであるから、財布の小銭、細かい物品が後方に集まるので、それらの財布の小銭や、細かい物品を収集する場合にも、半容器体70の後方に集まるので扱いやすいという効果がある。なお、本実施の形態の半容器体70は、前方が浅く、後方が深いものであるが、均一の深さまたは前方が深く、後方が浅いものとすることもできる。しかし、意匠性の観点からすると、前方が浅く、後方が深いものの方が、安定感があり、小物等が拾い易く、発見し易いので意匠性及び機能性から好ましい。
本実施の形態のショッピングカート1は、可撓性に富む合成繊維地で半容器体70の底面71及び左右側面72,73、回動体90の後面75及び上側底面76が形成されている。しかし、金属板または合成樹脂板でそれらを構成することもできる。
即ち、本実施の形態のショッピングカート1によれば、左右両側に平行して対向配置され、上端に把持部を設けた1対の起立フレーム20L,20Rと、1対の起立フレーム20L,20Rの下部で接合されて前方に略U字状に突設され、下部に4個の前輪51L,51R及び後輪50L,50Rが配設された基台フレーム30と、金属板または合成樹脂板で形成し、物品を収容する4面体からなる半容器体70と、半容器体70の後方側に位置し、かつ、半容器体70と対をなして上部に開口する容器となり、外部から半容器体70の前方側に加わる力によって回動し、半容器体70との間で後部に開口する解放空間を形成する回動体80と、基台フレーム30の上部に位置し、1対の起立フレーム20L,20R間を接続すると共に半容器体70及び回動体90が取付けられる容器取付体80とを具備するものである。
この実施の形態のショッピングカート1は、左右両側に平行して対向配置され、上端に把持部60L,60Rを設けた1対の起立フレーム20L,20Rと、その両起立フレーム20L,20Rの下部で接合されて前方に略U字状に突設され、下部に3個以上のキャスタ(後輪50L,50R、前輪51L,51R)が配設された基台フレーム30と、金属板または合成樹脂板で形成し、物品を収容する4面体からなる半容器体70と、半容器体70の後方側に位置し、半容器体70と対をなして上部に開口する容器となり、外部から半容器体70の前方側に加わる力によって回動し、半容器体70との間で後部に開口する解放空間を形成する回動体90と、基台フレーム30の上部に位置し、1対の起立フレーム20L,20R間を接続すると共に半容器体70及び回動体90が取付けられる容器取付体80を具備するが、通常の使用においては、回動体90に対して半容器体70の前方側に力が加わっていない。
したがって、金属板または合成樹脂板で形成し、物品を収容する4面体からなる半容器体70は、半容器体70の後方側に位置し、半容器体70と対をなす回動体90と共同して、上部に開口する5面体の図3に示す容器となり、後面75の横幅が100%のサイズとなっているものでは、半容器体70の左右側面72,73との間に若干の隙間も生じない程度に密着しているから、特に、半容器体70が上に広く開いているときには、底面74側が狭くなるので、底面74と後面75とは、後面75の下部が密着状態となる。故に、上部に開口する5面体の図3に示す容器からは、小物、小銭が落下し難くなる。また、仮に、液体を溢したとしても、底面74と重なっている上側底面76の表面が均一平面でないので拭いやすくなる。また、溢した液体が伝わったとしても、毛細管現象で底面74と上側底面76の重なっている位置まで移動するが、それ以上は伝わり難くなる。
また、格納する場合には、半容器体70の後方側に位置し、外部から半容器体70の前方側に加わる他のショッピングカート1Aの容器取付体80の前方に衝突する力によって回動体90が回動し、半容器体70との間で後部に開口した解放空間を形成し、そこに他のショッピングカート1Aの容器取付体80及び半容器体70を収容自在とするものである。
よって、格納の際には半容器体70の後方側から半容器体70の前方側に加わる他のショッピングカート1Aの容器取付体80の前方方向への力によって回動体90が回動し、半容器体70の形状を変形させて、他のショッピングカート1Aの容器取付体80及び半容器体70を収容する空間を形成するから、その空間に後続のショッピングカート1Aの容器取付体70及び半容器体70を収容することにより、ショッピングカート1Aの格納に無駄なスペースが必要とせず、格納可能となる。
このように、この種の実施の形態のショッピングカート1は、通常の使用状態では、物品を収容する4面体からなる半容器体70と半容器体70の後部の開放側を閉じる回動体90によって、上方に開口する5面体からなる容器を形成する。回動体90を上側底面76と後面75とで形成することにより、半容器体70の底面74に上側底面76を重ねることができ、回動体90と半容器体70との隙間も、極力狭いものとすることができる。特に、それらの5面体が金属板または合成樹脂板で形成されているから、財布の小銭、細かい物品がショッピングカート1から落下することがなくなる。よって、買物容器部10から小物等が落下することなく、かつ、格納の際に無駄なスペースを必要とせず格納可能なショッピングカートとなる。
なお、この種の実施の形態のショッピングカート1の後面75及び上側底面76で形成されている回動体90は、後面75のみとすることができる。また、後面75を金属板または合成樹脂板とし、それに接続した上側底面76を可撓性に富む合成繊維地で構成することもできる。
1 ショッピングカート
10 買物容器部
20L,20R 起立フレーム
30 基台フレーム
40 上横架材
50L,50R 後輪(キャスタ)
51L,51R 前輪(キャスタ)
70 半容器体
71 前面
72,73 左右側面
74 底面
75 後面
76 上側底面
80 容器取付体
83 容器受台
90 回動体

Claims (6)

  1. 左右両側に平行して対向配置され、上端に把持部を設けた1対の起立フレームと、
    前記1対の起立フレームの下部で接合されて前方に略U字状に突設され、下部に3個以上のキャスタが配設された基台フレームと、
    物品を収容する4面体からなる半容器体と、
    前記半容器体の後方側に位置し、かつ、前記半容器体と対をなして上部に開口する容器となり、外部から前記半容器体の前方側に加わる力によって回動し、前記半容器体との間で後部に開口する解放空間を形成する回動体と、
    前記基台フレームの上部に位置し、前記1対の起立フレーム間を接続すると共に前記半容器体及び前記回動体が取付けられる容器取付体と
    を具備することを特徴とするショッピングカート。
  2. 前記回動体は、前記1対の起立フレーム間に配設した上横架材を中心に回動し、前記半容器体の後方側を押圧すると、前記半容器体の後方側の面を上面まで回動することを特徴とする請求項1に記載のショッピングカート。
  3. 前記回動体は、前記半容器体の後方側の後面及び前記半容器体の底面に重なる上側底面からなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のショッピングカート。
  4. 前記1対の起立フレームは、弧状を呈しており、前記弧状の彎曲のピーク点は下端の後輪(キャスタ)及び上端の把持部の位置よりも前方に位置することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載のショッピングカート。
  5. 前記半容器体は、前方が浅く、後方が深いことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載のショッピングカート。
  6. 前記半容器体及び前記回動体は、可撓性に富む合成繊維地または金属板または合成樹脂板で形成したものであることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載のショッピングカート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200487730Y1 (ko) * 2017-08-09 2018-12-28 주식회사 삼보 바스켓 개폐프레임용 낙하방지구를 갖는 쇼핑카트

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JP2005509558A (ja) * 2001-11-23 2005-04-14 フレイザ,マーク,アンドリュー ショッピング用ワゴン

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