JP2012248946A - 映像表示装置および視聴システム - Google Patents
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Abstract
【課題】視聴者の視認に最適な方向に向けてディスプレイを自動で配置する。
【解決手段】視聴者Aの位置情報を取得するカメラ2と、カメラ2が取得した位置情報を解析し、映像表示部3から視聴者Aまでの距離および映像表示部3に対する視聴者Aの視認方向を算出する解析部5と、解析部5が算出した映像表示部3から視聴者Aまでの距離および映像表示部3に対する視聴者Aの視認方向に基づいて、映像表示部3の方向を制御する装置制御部6とを備えた。
【選択図】図2
【解決手段】視聴者Aの位置情報を取得するカメラ2と、カメラ2が取得した位置情報を解析し、映像表示部3から視聴者Aまでの距離および映像表示部3に対する視聴者Aの視認方向を算出する解析部5と、解析部5が算出した映像表示部3から視聴者Aまでの距離および映像表示部3に対する視聴者Aの視認方向に基づいて、映像表示部3の方向を制御する装置制御部6とを備えた。
【選択図】図2
Description
この発明は、ディスプレイ、モニタあるいはスクリーンへの映像表示に関し、特に3Dステレオ映像の表示に関するものである。
従来、3D映像を表示する映像表示装置では、視聴位置により視聴者が感じる飛び出し量が変化してしまうことから、映像コンテンツにあらかじめ設定された想定する飛び出し量を表示するためには、視聴者の視聴位置を固定する必要があった。この対策として、視聴者の位置に応じてテレビ受信機を制御する技術が、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1のテレビ受信機は、複数の撮像装置で視聴者を撮影し、撮影した複数の画像から人物の位置を認識し、認識結果に応じて視聴者にテレビに近すぎないように注意を発する、テレビ受信機の輝度を低下させる、あるいはテレビ受信機の音量を制御する。
しかしながら、上述した特許文献1に開示された技術では、視聴者の左右の目に対する視認距離および視聴者が向いている方向を考慮していないため、例えば左目用の映像に対して右目の映像にずれが発生し、視聴者に不快感を与えるという課題があった。また、視聴に最適な位置にテレビ受信機を移動させる機能を有しておらず、ユーザがテレビ受信機を手動で制御する必要があるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、視聴者の視認に最適な方向に向けて映像表示装置を自動で配置することを目的とする。
この発明に係る映像表示装置は、視聴者の位置情報を取得する情報取得部と、情報取得部が取得した位置情報を解析し、映像表示部から視聴者までの距離および映像表示部に対する視聴者の視認方向を算出する解析部と、解析部が算出した映像表示部から視聴者までの距離および映像表示部に対する視聴者の視認方向に基づいて、映像表示部の方向を制御する装置制御部とを備えるものである。
この発明によれば、ディスプレイを視聴者の視認に適した方向に自動で制御することができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による映像表示装置を適用した視聴システムの構成を示す説明図である。この視聴システムは、映像を表示する映像表示装置10、および当該映像表示装置10により表示された映像を視聴する視聴者Aが着用した3Dメガネ20で構成される。映像表示装置10はディスプレイに映像表示を行うと共に、スピーカ(不図示)などから音声出力を行う。視聴者Aは、映像表示装置10から提供された映像および音声を視聴する。なお、映像の視認は3Dメガネ20を介して行われる。
図1は、この発明の実施の形態1による映像表示装置を適用した視聴システムの構成を示す説明図である。この視聴システムは、映像を表示する映像表示装置10、および当該映像表示装置10により表示された映像を視聴する視聴者Aが着用した3Dメガネ20で構成される。映像表示装置10はディスプレイに映像表示を行うと共に、スピーカ(不図示)などから音声出力を行う。視聴者Aは、映像表示装置10から提供された映像および音声を視聴する。なお、映像の視認は3Dメガネ20を介して行われる。
次に、この視聴システムにおいて視聴者Aの位置を特定するための構成について説明する。映像表示装置10の赤外線発光部1が赤外線を発光し、発光された赤外線を3Dメガネ20側で反射する。映像表示装置10のカメラ2が反射された赤外線を含む映像を取得し、当該映像から3Dメガネ20の反射部分を特定し、特定した反射部分の状態から映像表示装置10から3Dメガネ20までの距離、および映像表示装置10に対する3Dメガネ20の向きを検知する。
3Dメガネ20の位置および向きを特定する構成について、図2および図3を参照しながらより詳細に説明する。
図2は、実施の形態1による映像表示装置の構成を示すブロック図である。映像表示装置10は、赤外線発光部1、カメラ2、映像表示部3、音源発生部4、解析部5、装置制御部6および出力制御部7で構成されている。
赤外線発光部1は、3Dメガネ20に対して赤外線を発光する。カメラ2は、3Dメガネ20により反射された赤外線を含む映像を取得する。映像表示部3は、ディスプレイ(不図示)などを介して映像表示を行う。音源発生部4は、スピーカなどで構成され、映像表示部3で表示される映像に対応した音声を出力する。
図2は、実施の形態1による映像表示装置の構成を示すブロック図である。映像表示装置10は、赤外線発光部1、カメラ2、映像表示部3、音源発生部4、解析部5、装置制御部6および出力制御部7で構成されている。
赤外線発光部1は、3Dメガネ20に対して赤外線を発光する。カメラ2は、3Dメガネ20により反射された赤外線を含む映像を取得する。映像表示部3は、ディスプレイ(不図示)などを介して映像表示を行う。音源発生部4は、スピーカなどで構成され、映像表示部3で表示される映像に対応した音声を出力する。
解析部5は、距離計測部5aおよび方向計測部5bを備え、カメラ2が取得した映像を解析し、映像内における3Dメガネ20に設けられた反射部の座標を取得し、取得した座標から反射部の大きさおよび配列パターンを特定する。なお、反射部および反射部の配列パターンの詳細については後述する。距離計測部5aおよび方向計測部5bは、解析部5が特定した反射部の大きさおよび配列パターンに基づいて、映像表示装置10から3Dメガネ20までの距離、および映像表示装置10に対する3Dメガネ20の向きを計測する。
装置制御部6は、解析部5の距離計測部5aおよび方向計測部5bの計測結果に基づいて、映像表示装置10が視聴者A(3Dメガネ20)に対して正面を向くように、映像表示装置10の角度調整を行う。出力制御部7は、解析部5の距離計測部5aが計測した映像表示装置10から3Dメガネ20までの距離などに基づいて3D画像を生成し、映像表示部3に出力する。
図3は、実施の形態1の視聴システムの3Dメガネの構造を示す図である。
図3に示すように3Dメガネ20の外側の4つの角には、4つの反射部20a,20b,20c,20d(以下では、総称する場合反射部20a−dと記載する)が設けられている。当該反射部20a,20b,20c,20dはそれぞれ、映像表示装置10の赤外線発光部1が出力した赤外線を反射する。反射部20a−dは、例えば反射板などで構成される。なお、図3では反射部20a−dを円形で示しているが、円形に限定されるものではない。
図3に示すように3Dメガネ20の外側の4つの角には、4つの反射部20a,20b,20c,20d(以下では、総称する場合反射部20a−dと記載する)が設けられている。当該反射部20a,20b,20c,20dはそれぞれ、映像表示装置10の赤外線発光部1が出力した赤外線を反射する。反射部20a−dは、例えば反射板などで構成される。なお、図3では反射部20a−dを円形で示しているが、円形に限定されるものではない。
次に、赤外線発光部1が出力する赤外線の発光パターンと、反射部20a,20b,20c,20dにより反射された赤外線をカメラ2が撮影した際の撮影発光パターンについて説明する。
図4は、実施の形態1の映像表示装置の赤外線発光部の発光パターンおよびカメラの撮影発光パターンを示す説明図である。
図4に示すように、赤外線発光部1の発光は単調な明滅ではなく、発光時間がそれぞれ異なるランダムパターンとする。これにより、その他の外光からの影響が排除される。
図4は、実施の形態1の映像表示装置の赤外線発光部の発光パターンおよびカメラの撮影発光パターンを示す説明図である。
図4に示すように、赤外線発光部1の発光は単調な明滅ではなく、発光時間がそれぞれ異なるランダムパターンとする。これにより、その他の外光からの影響が排除される。
赤外線発光部1からランダムパターンで赤外線が発光されると、発光された赤外線は3Dメガネ20の反射部20a,20b,20c,20dで反射され、カメラ2により撮影される。撮影発光パターンは、図4に示すように発光パターンと同一のランダムパターンとなる。また、全ての反射部20a,20b,20c,20dにおいて同一のパターンを有する反射光が撮影される。解析部5は、カメラ2の撮影映像における撮影発光パターンを参照し、赤外線発光部1の発光パターンと同一の撮影発光パターンを有する座標に反射部20a,20b,20c,20dが位置していると判断する。
図4に示すようなランダムなパターンとした場合であっても、発光する主体である赤外線発光部1あるいは映像表示装置10側において当該ランダムパターンを記憶しておき、カメラ2が撮影した映像内の撮影発光パターンと照合することにより、反射部20a,20b,20c,20dの座標を特定することができる。また、赤外線発光部1が継続的にランダムパターンを発光することにより、視聴者Aの位置を補足的に取得することが可能となり、視聴者Aの姿勢、位置および首の傾きなどの変化の軌跡を映像表示装置10側にフィードバックすることができる。継続的な発光とは、例えば所定時間間隔での発光や、連続してランダムパターンを発光するなど、適宜構成可能である。
解析部5において、反射部20a,20b,20c,20dの座標が特定されると、当該座標から反射部20a,20b,20c,20dの大きさを算出する。図5は、実施の形態1による映像表示装置の解析部が特定した各反射部の大きさを示す一例である。
まず図5(a)は、反射部20a,20b,20c,20dが全て同一の面積を有した円として特定された場合を示している。これは、映像表示装置10に対して3Dメガネ20が正面方向を向いている場合の反射部20a,20b,20c,20dの配置パターンを示している。
まず図5(a)は、反射部20a,20b,20c,20dが全て同一の面積を有した円として特定された場合を示している。これは、映像表示装置10に対して3Dメガネ20が正面方向を向いている場合の反射部20a,20b,20c,20dの配置パターンを示している。
図5(b)は、反射部20c,20dに比べて反射部20a,20bがより大きい面積を有した円として特定された場合を示している。これは、映像表示装置10に向かって3Dメガネ20が左方向を向いている場合の反射部20a,20b,20c,20dの配置パターンを示している。
図5(c)は、反射部20a,20bに比べて反射部20c,20dがより大きい面積を有した円として特定された場合を示している。これは、映像表示装置10に向かって3Dメガネ20が右方向を向いている場合の反射部20a,20b,20c,20dの配置パターンを示している。
図5(c)は、反射部20a,20bに比べて反射部20c,20dがより大きい面積を有した円として特定された場合を示している。これは、映像表示装置10に向かって3Dメガネ20が右方向を向いている場合の反射部20a,20b,20c,20dの配置パターンを示している。
図6は、実施の形態1による映像表示装置の解析部が特定した各反射部の傾きを示す一例である。
図6(a)は、反射部20a,20b,20c,20dが全て同一の面積を有した円として特定されており、映像表示装置10に対して3Dメガネ20が正面方向を向いている場合の配置パターンである。一方、反射部20aが反射部20cよりも上方に位置し、且つ反射部20bが反射部20dよりも上方に位置していることから、3Dメガネ20が映像表示装置10に向かって左下方向に傾いている場合の配置パターンである。
図6(b)は、図6(a)と同様に映像表示装置10に対して3Dメガネ20が正面方向を向いている場合の配置パターンであり、一方、反射部20aが反射部20cよりも下方に位置し、且つ反射部20bが反射部20dよりも下方に位置していることから、3Dメガネ20が映像表示装置10に向かって右下方向に傾いている場合の配置パターンである。
図6(a)は、反射部20a,20b,20c,20dが全て同一の面積を有した円として特定されており、映像表示装置10に対して3Dメガネ20が正面方向を向いている場合の配置パターンである。一方、反射部20aが反射部20cよりも上方に位置し、且つ反射部20bが反射部20dよりも上方に位置していることから、3Dメガネ20が映像表示装置10に向かって左下方向に傾いている場合の配置パターンである。
図6(b)は、図6(a)と同様に映像表示装置10に対して3Dメガネ20が正面方向を向いている場合の配置パターンであり、一方、反射部20aが反射部20cよりも下方に位置し、且つ反射部20bが反射部20dよりも下方に位置していることから、3Dメガネ20が映像表示装置10に向かって右下方向に傾いている場合の配置パターンである。
距離計測部5aは、反射部20a,20b,20c,20dの配置パターンに基づいて、映像表示装置10から3Dメガネ20の中心部までの距離を計測する。具体的には、距離計測部5aはあらかじめ反射部20a−dの大きさに応じて映像表示装置10からの距離をデータベースなどであらかじめ保有しておき、当該データベースを参照して反射部20a−dの大きさを解析するとともに、反射部20a−dの形状、反射部20a−d間の間隔および反射部20a−dの傾きを解析し、映像表示装置10から各反射部20a−dまでの距離、および映像表示装置10から3Dメガネ20の中心部までの距離を計測する。
なお、撮影した反射部の間隔、および実際の反射部の間隔はあらかじめ設定した固定値で構成してもよい。さらに、カメラ2で撮影した各反射部20a−dの間隔と、視聴者Aと映像表示装置10との距離の関係をあらかじめ算出しておくことにより、より制度の高い計測結果を得ることができる。
なお、撮影した反射部の間隔、および実際の反射部の間隔はあらかじめ設定した固定値で構成してもよい。さらに、カメラ2で撮影した各反射部20a−dの間隔と、視聴者Aと映像表示装置10との距離の関係をあらかじめ算出しておくことにより、より制度の高い計測結果を得ることができる。
方向計測部5bは、反射部20a,20b,20c,20dの配置パターンに基づいて、映像表示装置10に対する3Dメガネ20の向きおよび角度を計測する。具体的には、解析部5が特定した配置パターンから、3Dメガネ20が映像表示装置10に向かって左方向を向いているか、右方向を向いているか、上方向を向いているか、下方向を向いているか、左下方向に傾いているか、および右下方向に傾いているか判断する。さらに反射部20a−dの形状、各反射部20a−dの間隔、および反射部20a−dの大きさなどから、左右方向および上下方向に向いている角度、左右方向への傾き角度を計測する。
装置制御部6は、距離計測部5aの計測結果である映像表示装置10から各反射部20a−dまでの距離および方向計測部5bの計測結果である映像表示装置10に対する3Dメガネ20の向きおよびその角度、傾き方向およびその角度に基づいて、映像表示装置10の位置を制御する。装置制御部6の制御の具体例を図7に示す。
図7(a)では、視聴者Aの着用する3Dメガネ20が映像表示装置10の正面に位置している。この場合、装置制御部6は、方向計測部5bから映像表示装置10に対して3Dメガネ20は平行であるとの計測結果を受け取り、映像表示装置10の向きの変更は行わない。
図7(a)では、視聴者Aの着用する3Dメガネ20が映像表示装置10の正面に位置している。この場合、装置制御部6は、方向計測部5bから映像表示装置10に対して3Dメガネ20は平行であるとの計測結果を受け取り、映像表示装置10の向きの変更は行わない。
図7(b)では、視聴者Aが映像表示装置10からみて右方向に位置している。この場合、装置制御部6は、方向計測部5bから3Dメガネ20は映像表示装置10から見て右方向に位置している旨、および左右方向の中心からどの程度の角度右方向へ向いているか通知を受ける。装置制御部6は、通知された角度映像表示装置10を右方向に向ける制御を行う。
図7(c)では、視聴者Aが映像表示装置10からみて左方向に位置している。この場合、装置制御部6は、方向計測部5bから3Dメガネ20は映像表示装置10から見て左方向に位置している旨、および左右方向の中心からどの程度の角度左方向へ向いているか通知を受ける。装置制御部6は、通知された角度映像表示装置10を左方向に向ける制御を行う。
図7(c)では、視聴者Aが映像表示装置10からみて左方向に位置している。この場合、装置制御部6は、方向計測部5bから3Dメガネ20は映像表示装置10から見て左方向に位置している旨、および左右方向の中心からどの程度の角度左方向へ向いているか通知を受ける。装置制御部6は、通知された角度映像表示装置10を左方向に向ける制御を行う。
図7(d)では、視聴者Aが映像表示装置10からみて下方向に位置している。この場合、装置制御部6は、方向計測部5bから3Dメガネ20は映像表示装置10から見て下方向に位置している旨、および上下方向の中心からどの程度の角度下方向へ向いているか通知を受ける。装置制御部6は、通知された角度映像表示装置10を下方向に向ける制御を行う。
図7(e)では、視聴者Aが映像表示装置10からみて上方向に位置している。この場合、装置制御部6は、方向計測部5bから3Dメガネ20は映像表示装置10から見て上方向に位置している旨、および上下方向の中心からどの程度の角度上方向へ向いているか通知を受ける。装置制御部6は、通知された角度映像表示装置10を上方向に向ける制御を行う。
また、図7(d)および図7(e)に示すように、視聴者Aの3Dメガネ20が映像表示装置10に向かって上下方向に傾いている場合には、3D画像の偏光方向を傾き方向と同じ方向に修正することにより、偏光メガネを用いた画像表示の弱点を補強することができる。
図7(e)では、視聴者Aが映像表示装置10からみて上方向に位置している。この場合、装置制御部6は、方向計測部5bから3Dメガネ20は映像表示装置10から見て上方向に位置している旨、および上下方向の中心からどの程度の角度上方向へ向いているか通知を受ける。装置制御部6は、通知された角度映像表示装置10を上方向に向ける制御を行う。
また、図7(d)および図7(e)に示すように、視聴者Aの3Dメガネ20が映像表示装置10に向かって上下方向に傾いている場合には、3D画像の偏光方向を傾き方向と同じ方向に修正することにより、偏光メガネを用いた画像表示の弱点を補強することができる。
装置制御部6により、映像表示装置10に対して3Dメガネ20が平行となるように映像表示装置10の向きが制御されると、出力制御部7は距離計測部5aの計測結果である映像表示装置10から3Dメガネ20の中心部までの距離に基づいて3D画像を生成し、映像表示部3に出力する。また、音源発生部4に対して音声出力を指示する。
図8は、映像表示装置10から3Dメガネ20までの距離を用いた、視聴者Aの両眼の感覚や認識オブジェクトの位置の算出を示す説明図である。
視聴者Aが位置する視聴位置Pから映像表示装置10(ディスプレイ)までの距離lengthTVは、距離計測部5aが計測した距離である。また、視聴者Aの右目erightと左目eleftとの間隔deyesはあらかじめ設定された値である。
図8は、映像表示装置10から3Dメガネ20までの距離を用いた、視聴者Aの両眼の感覚や認識オブジェクトの位置の算出を示す説明図である。
視聴者Aが位置する視聴位置Pから映像表示装置10(ディスプレイ)までの距離lengthTVは、距離計測部5aが計測した距離である。また、視聴者Aの右目erightと左目eleftとの間隔deyesはあらかじめ設定された値である。
右目erightおよび左目eleftの視聴方向を示す線分の交点に認識オブジェクトOが位置する。当該認識オブジェクトOからある距離(depth)離れた映像表示装置10上に左目用描画オブジェクトOleftおよび右目用描画オブジェクトOrightが位置する。この左目用描画オブジェクトOleftと右目用描画オブジェクトOrightは差分(shift)離れて位置している。右目erightと左目用描画オブジェクトOleftを結ぶ線分と、右目erightと認識オブジェクトOを結ぶ線分がなす角である差角(−α)が算出される。
出力制御部7は、距離計測部5aが計測した距離lengthTV、あらかじめ設定された両目の間隔deyes、および差角(−α)を用いて、以下の式(1)から認識オブジェクトOから左目用描画オブジェクトOleftと右目用描画オブジェクトOrightがなす面までの距離depthを算出する。
出力制御部7は、算出した表示物体位置の差分shiftを用いて3D画像を生成する。また、偏光方式の3D映像表示を行う場合には、出力制御部7は3Dメガネ20の反射部に斜め方向の傾きが発生した場合に、映像出力の偏光方向を変更させ、視聴者Aの首の傾きにより3D映像が見えなくなるのを防止することができる。
以上のように、この実施の形態1によれば、赤外線を発光する赤外線発光部1と、視聴者Aの着用した3Dメガネ20の反射部において反射した反射光を撮影するカメラ2、カメラ2の撮影映像を解析した反射部の配置パターンを解析する解析部5と、解析された配置パターンに基づいて映像表示装置10から視聴者Aまでの距離を計測する距離計測部5aと、映像表示装置10に対する視聴者Aの向きを計測する方向計測部5bと、方向計測部5bが計測した向きに基づいて映像表示装置10の向きを制御する装置制御部6と、距離計測部5aが計測した距離に基づいて3D画像を生成する出力制御部7とを備えるように構成したので、視聴者が手動で設定することなく、視聴者の視聴方向に適した向きに映像表示装置を制御することができる。
また、この実施の形態1によれば、距離計測部5aが計測した距離に基づいて3D画像を再構成するように構成したので、視聴距離および視聴方向のミスマッチを原因とする視聴映像のずれを抑制することができる。
なお、上述した実施の形態1では、映像表示装置10から視聴者Aまでの距離と、映像表示装置10に対する視聴者Aの向きに基づいて、映像表示装置10の向きを調整すると共に、3D画像を再構築する構成を示したが、調整可能な範囲を超えている場合には、視聴者Aに調整可能な範囲を超えている旨を通知するように構成してもよい。さらに、通知する際に、視聴者の視認方向に傾きが生じている点など具体的な向きや方向を通知することで、視聴者は向きや首の傾きなどを変更することが可能となり、適切な映像を視聴することができる。
なお、上述した実施の形態1では、装置制御部6による映像表示装置10の向きの調整および、出力制御部7による3D画像の生成および偏光方向の変更を全て行う構成を示したが、映像表示装置10の向きの調整、3D画像の生成および偏光方向の変更の各処理を適宜組み合わせて映像表示装置10を構成してもよい。
なお、上述した実施の形態1では、映像表示装置10が映像表示部3を有していることから、映像表示装置10の向きを調整する構成を示したが、映像表示部3が映像表示装置10から独立している場合には、映像表示部3の向きを調整する。
実施の形態2.
図9は、実施の形態2による映像表示装置を適用した視聴システムの構成を示す説明図である。実施の形態2の視聴システムでは、映像表示装置10の音源発生部4から出力された音声を取得する音源取得部30を視聴者Aが用いるリモコンや携帯端末などに設け、さらに音源取得部30が音声を取得した旨を映像表示装置10に通知するための無線基地局40を追加して設けている。
なお、以下では、実施の形態1による映像表示装置10および視聴システムの構成要素と同一または相当する部分には実施の形態1で使用した符号と同一の符号を付して説明を省略または簡略化する。
図9は、実施の形態2による映像表示装置を適用した視聴システムの構成を示す説明図である。実施の形態2の視聴システムでは、映像表示装置10の音源発生部4から出力された音声を取得する音源取得部30を視聴者Aが用いるリモコンや携帯端末などに設け、さらに音源取得部30が音声を取得した旨を映像表示装置10に通知するための無線基地局40を追加して設けている。
なお、以下では、実施の形態1による映像表示装置10および視聴システムの構成要素と同一または相当する部分には実施の形態1で使用した符号と同一の符号を付して説明を省略または簡略化する。
図10は、実施の形態2による映像表示装置の構成を示すブロック図である。上記図1で示した実施の形態1による映像表示装置10の解析部5に無線基地局40を介して音源取得部30が音声を取得した旨を通知する。
音源発生部4は、音声を出力すると共に、出力した時間を解析部5に通知する。音源発生部4が出力した音声が音源取得部30において取得されると、無線基地局40を介して解析部5に音声到着時間が入力される。解析部5は、音声到着時間と音声出力時間の差分を算出する。
音源発生部4は、音声を出力すると共に、出力した時間を解析部5に通知する。音源発生部4が出力した音声が音源取得部30において取得されると、無線基地局40を介して解析部5に音声到着時間が入力される。解析部5は、音声到着時間と音声出力時間の差分を算出する。
距離計測部5aは、音声到着時間と、音源発生部4から音源取得部30までの距離との関係をあらかじめ記憶しておき、解析部5が算出した差分時間に基づいて映像表示装置10と視聴者Aとの距離を計測する。方向計測部5bは、音源発生部4が複数の音源で構成されている場合には、三角測量の手法を利用して映像表示装置10に対する音源取得部30の方向を計測する。なお、計測した映像表示装置10に対する音源取得部30の方向は、映像表示装置10に対する視聴者Aの方向と推定する。また、音源発生部4が一つの音源である場合には、距離計測部5aが距離のみ計測する。
距離計測部5aおよび方向計測部5bは、上記実施の形態1で示した処理も併せておこなってもよい。
距離計測部5aおよび方向計測部5bは、上記実施の形態1で示した処理も併せておこなってもよい。
装置制御部6は、解析部5の距離計測部5aおよび方向計測部5bの計測結果に基づいて、映像表示装置10が視聴者A(3Dメガネ20)に対して正面を向くように、映像表示装置10の角度調整を行う。出力制御部7は、解析部5の距離計測部5aの計測結果に基づいて3D画像を生成し、映像表示部3に出力する。
なお、装置制御部6および出力制御部7の処理内容は実施の形態1と同一であるため、説明を省略する。
以上のように、この実施の形態2によれば、音源取得部30から通知された音声到着時間と音源発生部4が音声を出力した音声出力時間との差分から、映像表示装置10と視聴者Aとの距離を計測する距離計測部5aを備えるように構成したので、映像表示装置と視聴者の距離をより正確に計測することができる。
また、この実施の形態2によれば、音源発生部4が複数の音源で構成されている場合に、音声到着時間と音声出力時間との差分から映像表示装置10に対する視聴者Aの方向を計測する方向計測部5bを備えるように構成したので、映像表示装置に対する視聴者の向きをより正確に計測することができる。
なお、上述した実施の形態2では、カメラ2の撮影結果と無線基地局40から入力される音声到着時間の両者を用いて、映像表示装置10と3Dメガネ20との距離を計測し、映像表示装置10に対する3Dメガネ20の向きを計測する構成を示したが、音源発生部4が複数の音源で構成されている場合には、無線基地局40から入力される音声到着時間のみを用いて映像表示装置10と3Dメガネ20との距離を計測し、映像表示装置10に対する3Dメガネ20の向きを計測するように構成してもよい。
実施の形態3.
図11は、実施の形態3による映像表示システムを適用した視聴システムの構成を示す説明図である。実施の形態3の視聴システムは、投影装置11、スクリーン12および制御装置13で構成された映像表示システム100、スクリーン12に表示された映像を視聴する視聴者Aが着用した3Dメガネ20で構成される。また、上述した実施の形態2の構成を適用して、音源取得部30および無線基地局40を設けて構成している。なお、音源取得部30および無線基地局40を設けずに構成してもよい。
なお、以下では、実施の形態1または実施の形態2による映像表示装置10および視聴システムの構成要素と同一または相当する部分には実施の形態1または実施の形態2で使用した符号と同一の符号を付して説明を省略または簡略化する。
図11は、実施の形態3による映像表示システムを適用した視聴システムの構成を示す説明図である。実施の形態3の視聴システムは、投影装置11、スクリーン12および制御装置13で構成された映像表示システム100、スクリーン12に表示された映像を視聴する視聴者Aが着用した3Dメガネ20で構成される。また、上述した実施の形態2の構成を適用して、音源取得部30および無線基地局40を設けて構成している。なお、音源取得部30および無線基地局40を設けずに構成してもよい。
なお、以下では、実施の形態1または実施の形態2による映像表示装置10および視聴システムの構成要素と同一または相当する部分には実施の形態1または実施の形態2で使用した符号と同一の符号を付して説明を省略または簡略化する。
図12は、実施の形態3による映像表示システムの構成を示すブロック図である。
実施の形態3の映像表示システム100は、3D映像を投影する投影装置11と、投影された3D映像を表示するスクリーン12、赤外線の発光、取得したデータの解析、映像および音声出力の制御を行う制御装置13で構成されている。なお、制御装置13は、スクリーン12の近傍に設けられる。
実施の形態3の映像表示システム100は、3D映像を投影する投影装置11と、投影された3D映像を表示するスクリーン12、赤外線の発光、取得したデータの解析、映像および音声出力の制御を行う制御装置13で構成されている。なお、制御装置13は、スクリーン12の近傍に設けられる。
赤外線発光部1は、3Dメガネ20に対して赤外線を発光する。カメラ2は、3Dメガネ20の反射部a−dにより反射された赤外線を含む映像を取得する。音源発生部4は、スピーカなどで構成され、スクリーン12で表示される映像に対応した音声を出力する。なお、赤外線発光部1、カメラ2および音源発生部4はスクリーン12上に設けてもよい。解析部5は、距離計測部5aおよび方向計測部5bを備え、カメラ2が取得した映像を解析し、映像内における3Dメガネ20に設けられた反射部a−dの座標を取得し、取得した座標から反射部a−dの大きさおよび配列パターンを特定する。また、無線基地局40を介して音源取得部30から入力された音声到着時間と音声出力時間の差分を算出する。
距離計測部5aは、解析部5が特定した反射部の大きさ、反射部の配列パターン、および音声到着時間と音声出力時間との差分時間に基づいて、スクリーン12から3Dメガネ20までの距離を計測する。方向計測部5bは、解析部5が特定した反射部の大きさ、反射部の配列パターン、および音声到着時間と音声出力時間との差分に基づいて、スクリーン12に対する3Dメガネ20の向きを計測する。
装置制御部6は、解析部5の距離計測部5aおよび方向計測部5bの計測結果に基づいて、スクリーン12が視聴者A(3Dメガネ20)に対して正面を向くように、スクリーン12の設置角度を調整する。出力制御部7は、解析部5の距離計測部5aが計測したスクリーン12から3Dメガネ20までの距離などに基づいて3D画像を再構成し、投影装置11に出力する。
なお、装置制御部6および出力制御部7の処理内容は実施の形態1と同一であるため、説明を省略する。
以上のように、この実施の形態3によれば、投影装置11がスクリーン12に映像を投影する映像表示システム100においても、スクリーン12から3Dメガネ20までの距離、およびスクリーン12に対する3Dメガネ20の向きを計測し、スクリーンの設置角度の調整および3D画像を再構成するように構成したので、映像の表示方法に限定されることなく、視聴者に最適な映像を提供することができる。
なお、上述した実施の形態3では、実施の形態2で示した構成に投影装置11およびスクリーン12を適用する構成を示したが、実施の形態1で示した構成に投影装置11およびスクリーン12を適用して構成してもよい。
また、実施の形態1および実施の形態2で示した映像表示部3は、デジタルテレビのディスプレイやパソコンのモニタなどで構成可能である。
なお、上述した実施の形態1から実施の形態3では、赤外線発光部1が発光した赤外線を反射部20a−dで反射し、反射光をカメラ2で撮影する構成を示したが、この構成に限定されることなく、3Dメガネ20の位置情報を取得可能な構成であれば適宜変更可能である。例えば、3Dメガネ20に複数の認識板などの認識部材を配置し、当該認識部材をカメラ2で撮影し、認識部材の大きさおよび配置パターンを解析してもよい。また、3Dメガネ20に複数の光源などの発光体を配置し、当該発光体をカメラ2で撮影し、発光体の大きさおよび配置パターンを解析してもよい。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 赤外線発光部、2 カメラ、3 映像表示部、4 音源発生部、5 解析部、5a距離計測部、5b 方向計測部、6 装置制御部、7 出力制御部、10 映像表示装置、11 投影装置、12 スクリーン、13 制御装置、20 3Dメガネ、20a,20b,20c,20d 反射部、30 音源取得部、40 無線基地局、100 映像表示システム、A 視聴者。
Claims (15)
- 3Dステレオ映像を視聴者に対して表示する映像表示部を備えた映像表示装置において、
前記視聴者の位置情報を取得する情報取得部と、
前記情報取得部が取得した位置情報を解析し、前記映像表示部から前記視聴者までの距離および前記映像表示部に対する前記視聴者の視認方向を算出する解析部と、
前記解析部が算出した前記映像表示部から前記視聴者までの距離および前記映像表示部に対する前記視聴者の視認方向に基づいて、前記映像表示部の方向を制御する方向制御部とを備えたことを特徴とする映像表示装置。 - 3Dステレオ映像を視聴者に対して表示する映像表示部を備えた映像表示装置において、
前記視聴者の位置情報を取得する情報取得部と、
前記情報取得部が取得した位置情報を解析し、前記映像表示部から前記視聴者までの距離および前記映像表示部に対する前記視聴者の視認方向を算出する解析部と、
前記解析部が算出した前記映像表示部から前記視聴者までの距離および前記映像表示部に対する前記視聴者の視認方向に基づいて、前記視聴者の左目用描画オブジェクトおよび右目用描画オブジェクトを生成し、前記3Dステレオ映像を構成する出力制御部を備えたことを特徴とする映像表示装置。 - 3Dステレオ映像を視聴者に対して表示する映像表示部を備えた映像表示装置において、
前記視聴者の位置情報を取得する情報取得部と、
前記情報取得部が取得した位置情報を解析し、前記映像表示部から前記視聴者までの距離および前記映像表示部に対する前記視聴者の視認方向を算出する解析部と、
前記解析部が算出した前記映像表示部から前記視聴者までの距離および前記映像表示部に対する前記視聴者の視認方向に基づいて、前記3Dステレオ映像の偏光方向を制御する出力制御部とを備えたことを特徴とする映像表示装置。 - 前記解析部が算出した前記映像表示部から前記視聴者までの距離および前記映像表示部に対する前記視聴者の視認方向に基づいて、前記映像表示部の方向を制御する方向制御部を備えたことを特徴とする請求項2または請求項3記載の映像表示装置。
- 前記解析部が算出した前記映像表示部から前記視聴者までの距離および前記映像表示部に対する前記視聴者の視認方向に基づいて、前記視聴者の左目用描画オブジェクトおよび右目用描画オブジェクトを生成し、前記3Dステレオ映像を構成する出力制御部を備えたことを特徴とする請求項1または請求項3記載の映像表示装置。
- 前記解析部が算出した前記映像表示部から前記視聴者までの距離および前記映像表示部に対する前記視聴者の視認方向に基づいて、前記3Dステレオ映像の偏光方向を制御する出力制御部を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の映像表示装置。
- 前記情報取得部は、前記視聴者の位置情報を継続して取得し、
前記解析部は、前記情報取得部が継続して取得した位置情報を解析し、前記映像表示部から前記視聴者までの距離の変化および前記映像表示部に対する前記視聴者の視認方向の変化を継続的に算出する解析部とを備えたことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載の映像表示装置。 - 赤外線を発光する赤外線発光部を備え、
前記情報取得部は、前記赤外線発光部が発光した赤外線が前記視聴者近傍で反射された複数の反射光を撮影するカメラであり、
前記解析部は、前記カメラが撮影した前記反射光の撮影映像を解析し、解析結果である前記複数の反射光の大きさ、および前記反射光の配列パターンに基づいて、前記映像表示部から前記視聴者までの距離および前記映像表示部に対する前記視聴者の視認方向を算出することを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれか1項記載の映像表示装置。 - 前記情報取得部は、前記視聴者近傍に設けられた複数の認識部材を撮影するカメラであり、
前記解析部は、前記カメラが撮影した前記複数の認識部材の撮影映像を解析し、解析結果である前記複数の認識部材の大きさ、および前記複数の認識部材の配置パターンに基づいて前記映像表示部から前記視聴者までの距離および前記映像表示部に対する前記視聴者の視認方向を算出することを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれか1項記載の映像表示装置。 - 前記情報取得部は、前記視聴者近傍に設けられた複数の発光体を撮影するカメラであり、
前記解析部は、前記カメラが撮影した前記複数の発光体の撮影映像を解析し、解析結果である前記複数の発光体の大きさ、および前記複数の発光体の配置パターンに基づいて前記映像表示部から前記視聴者までの距離および前記映像表示部に対する前記視聴者の視認方向を算出することを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれか1項記載の映像表示装置。 - 音声を出力する音源発生部を備え、
前記解析部は、前記音源発生部から出力された前記音声が前記視聴者近傍で取得されるまでの時間に基づいて前記映像表示部から前記視聴者までの距離および/または前記映像表示部に対する前記視聴者の視認方向を算出することを特徴とする請求項1から請求項10のうちのいずれか1項記載の映像表示装置。 - 3Dステレオ映像を視聴者に対して表示する映像表示部を備えた映像表示装置と、前記映像表示装置の映像表示部に表示される3Dステレオ映像を立体視するための3Dメガネとを備えた視聴システムにおいて、
前記3Dメガネは、複数の反射部材を備え、
前記映像表示装置は、前記3Dメガネに対して赤外線を発光する赤外線発光部と、前記赤外線発光部が発光した赤外線が前記複数の反射部材で反射され、当該反射された反射光を撮影するカメラと、
前記カメラが撮影した前記反射光の撮影映像を解析し、解析結果である前記複数の反射光の大きさ、および前記反射光の配列パターンに基づいて、前記映像表示部から前記視聴者までの距離および前記映像表示部に対する前記視聴者の視認方向を算出する解析部と、
前記解析部が算出した前記映像表示部から前記視聴者までの距離および前記映像表示部に対する前記視聴者の視認方向に基づいて、前記映像表示部の方向を制御する方向制御部とを備えたことを特徴とする視聴システム。 - 3Dステレオ映像を視聴者に対して表示する映像表示部を備えた映像表示装置と、前記映像表示装置の映像表示部に表示される3Dステレオ映像を立体視するための3Dメガネと、前記映像表示装置に操作指示を出力するリモコンとを備えた視聴システムにおいて、
前記3Dメガネは、複数の反射部材を備え、
前記リモコンは前記映像表示装置から出力される音声を取得し、当該音声の取得を示す音声取得情報を前記映像表示装置に通知する音源取得部を備え、
前記映像表示装置は、前記3Dメガネに対して赤外線を発光する赤外線発光部と、
前記赤外線発光部が発光した赤外線が前記複数の反射部材で反射され、当該反射された反射光を撮影するカメラと、
前記音声を取得する音源発生部と、
前記カメラが撮影した前記反射光の撮影映像および前記音源取得部から通知される音声取得情報を解析し、解析結果である前記複数の反射光の大きさ、前記反射光の配列パターン、および前記音源発生部から出力された前記音声が前記音源取得部で取得されるまでの時間に基づいて、前記映像表示部から前記視聴者までの距離および前記映像表示部に対する前記視聴者の視認方向を算出する解析部と、
前記解析部が算出した前記映像表示部から前記視聴者までの距離および前記映像表示部に対する前記視聴者の視認方向に基づいて、前記映像表示部の方向を制御する方向制御部とを備えたことを特徴とする視聴システム。 - 前記解析部が算出した前記映像表示部から前記視聴者までの距離および前記映像表示部に対する前記視聴者の視認方向に基づいて、前記視聴者の左目用描画オブジェクトおよび右目用描画オブジェクトを生成し、前記3Dステレオ映像を構成する出力制御部を備えたことを特徴とする請求項12または請求項13記載の視聴システム。
- 前記解析部が算出した前記映像表示部から前記視聴者までの距離および前記映像表示部に対する前記視聴者の視認方向に基づいて、前記3Dステレオ映像の偏光方向を制御する出力制御部を備えたことを特徴とする請求項12または請求項13記載の視聴システム。
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