JP2012246779A - 回転体 - Google Patents

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Abstract


【課題】常に安定した回転を継続でき、人・自然に悪影響を及ぼす事故のない回転体を提供する。
【解決手段】枠体に渡された回転軸に回動可能に支持され液体の自重を利用した回転体であって、回転軸に挿通し一方方向のみの回転を回転軸に伝える中央回転体と、回転軸に挿通すると共に中央回転体に固定される回転盤と、回転盤の両端部に固定される2つのタンクと、一方のタンクの反中央回転体側に接続する吸上管と吸上管にポンプを介して連設すると共に他方のタンクの反中央回転体側に接続する送液管からなる2つの液移動手段と、各タンクの中央回転体側及び反対側を連結する2本の空気管と、2つのタンク間を移動するタンク1つ分の液体とからなり、液体の自重により下側に位置するタンク内の液体をポンプで吸上げ上側に位置するタンクに移し、液体を移された上側のタンクが液体の自重により下側に移動する際に回転盤が回転する動作を繰り返す回転体の構成とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液体を移動させながら液体の自重を利用して回転する回転体に関する。
従来、発電機等に使用される回転体は、風の力や水流を使用して回転していた。
しかしながら、従来のような風の力や水流を使用した回転体は、風がない時や風力が弱い時は満足に回転する事ができず、また、水流が弱い場合も同じように満足に回転する事ができなかった。
また、風の力や水流を使用する場合、設置場所は屋外の風がよく通る場所や水の流れがある場所に限られるものであった。
特開平5−256249号公報
そこで、本発明は、屋内でも屋外でも設置することができ、常に安定した回転を継続することができ、更に人体や自然環境に悪影響を及ぼすような事故が発生しない安全な回転体を提供する。
本発明は、上記の課題を解決するために、枠体に渡された回転軸に回動可能に支持され液体の自重を利用した回転体であって、前記回転軸6dに挿通し一方方向のみの回転を前記回転軸6dに伝える中央回転体2bと、前記回転軸6dを挿通するとともに前記中央回転体2bに固定される回転盤2と、前記回転盤2の両端部にそれぞれ固定される2つのタンク(3、3a)と、一方のタンクの反中央回転体側に接続する吸上管4aと前記吸上管4aにポンプ4を介して連設するとともに他方のタンクの反中央回転体側に接続する送液管4bからなる2つの液移動手段と、前記各タンクのそれぞれ前記中央回転体側及び反対側を連結する2本の空気管4cと、前記2つのタンク間を移動するタンク1つ分の容量の液体5とからなり、液体の自重により下側に位置する一方のタンク内の液体を前記ポンプ4で吸い上げ上側に位置する他方のタンクに移し、液体を移された上側のタンクが液体の自重により下側に移動する際に前記回転盤2が回転する動作を繰り返すことを特徴とする
回転体1の構成とした。
また、前記回転軸6dを、複数の前記回転盤2を等角度ずつ位置をずらして取り付け、
また第三歯車6iを取り付けた回転軸6dとし、
前記枠体に、切欠部6gを形成した前記回転盤2と同数の係止駒6fを取り付け、また前記第三歯車6iにベルト6jを介して連結された第二歯車6hを回動可能に備え、
前記タンクを、底面の一部に凹部を設けて液体で満たされた際に重心が回転盤の回動方向側とし、一方のタンクから他方のタンクへの液体移動が完了するまで前記係止駒に係止されて前記回転盤の回動を止め、前記係止駒の切欠部6gに嵌合したときに前記回転盤の回動を許すストッパを上部に設けたタンクとし、
前記吸上管、送液管及び空気管を、端部付近の内部に弁を設けて液体の逆流を防止した吸上管、送液管及び空気管としたことを特徴とする回転体の構成とした。
また、前記ポンプを、モーターで駆動するポンプとしたことを特徴とする回転体の構成とした。
また、前記回転盤2の両端部が略H字状で、その両端の凹みに前記各タンクを固定したことを特徴とする回転体の構成とした。
また、枠体に渡された回転軸に回動可能に支持され液体の自重を利用した回転体であって、前記回転軸に挿通し一方方向のみの回転を前記回転軸に伝える中央回転体9bと、前記回転軸を挿通するとともに前記中央回転体9bに固定され、四隅にガイドローラー9cを備え、ポンプ接続ギア10に動力を伝える動力引出ギア10aを表裏面に備えた回転盤9と、前記ガイドローラー9c及び動力引出ギア10aに噛み合わせて前記回転盤を挟むガイド部材を備え、前記回転盤にスライド可能に接続され前記ガイド部材を保持する二本のガイド枠の端部同士の間に2つのタンク(11d、11e)を固定したスライド枠と、一方のタンクの反中央回転体側に接続する吸上管12bと前記吸上管12bに前記ポンプ接続ギア10にベルト12eで接続されるポンプギア12aを備えたポンプ12を介して連設するとともに他方のタンクの反中央回転体側に接続する送液管12cからなる2つの液移動手段と、前記各タンクのそれぞれ前記中央回転体側及び反対側を連結する2本の空気管12dと、前記2つのタンク間を移動するタンク1つ分の容量の液体5とからなり、液体の自重により下側に回動した後、前記スライド枠と共に更に下方にスライドする際に前記動力引出ギアと連動して前記ポンプギアを回動させて前記液体を上側に位置する空のタンクに送液し、液体を移された上側のタンクが液体の自重により下側に回動及び前記スライド枠と共に下方にスライドし、再度液体を上側の空タンクに送液する動作を繰り返すことを特徴とする回転体1aの構成とした。
更に、前記回転軸を、複数の前記回転盤9を等角度ずつ位置をずらして取り付けた回転軸とし、
前記枠体13aに前記回転体1aの回動を一時的に阻止するための係止片13cを取り付けた枠体とし、
前記ガイド枠を、一方のタンクから他方のタンクへの液体移動が完了するまで前記係止片に係止されて前記回転体の回動を止め、液体移動が完了すると同時に前記スライド枠が下方にスライドして前記係止片の係止が外れ前記回転体の回動を許すストッパをそれぞれ異なった端部に設けたガイド枠とし、
前記吸上管及び送液管を、伸縮自在の素材からなり、端部付近の内部に弁を設けて液体の逆流を防止した吸上管及び送液管とし、
前記空気管を、端部付近の内部に弁を設けて液体の逆流を防止した空気管としたことを特徴とするの回転体1aの構成とした。
加えて前記回転体の回転を、蓄電池8を備えた発電機7の軸に伝え、前記回転体1を発電の発電源としたことを特徴とする回転体の構成とした。
本発明は上記のような構成であるため、設置場所を問わず、常に安全に安定した回転を継続することできる。
本発明である回転体を示す図である。 本発明である回転体使用した回転駆動装置を示す図である。 本発明である回転体を複数使用した回転駆動装置を示す図である。 本発明である回転体の第二実施例を示す図である。 本発明である回転体の第二実施例の動きを示した図である。 本発明である回転体の第二実施例の動きを示した図である。 本発明である回転体を使用した回転駆動装置を発電機に接続した状態を示す図である。
以下、添付の図面を参照し、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明である回転体を示す図、図2は回転体使用した回転駆動装置を示す図、図3は回転体を複数使用した回転駆動装置を示す図である。
図1から図3に示すように、本発明である回転体1は、枠体6aに渡された回転軸6dに回動可能に支持され液体5の自重を利用した回転体1であって、前記回転軸6dに挿通し一方方向のみの回転を前記回転軸6dに伝える中央回転体2bと、前記回転軸6dを挿通するとともに前記中央回転体2bに固定される回転盤2と、前記回転盤2の両端部にそれぞれ固定される2つのタンク(3、3a)と、一方のタンクの反中央回転体2b側に接続する吸上管4aと前記吸上管4aにポンプ4を介して連設するとともに他方のタンクの反中央回転体2b側に接続する送液管4bからなる2つの液移動手段と、前記各タンクのそれぞれ前記中央回転体2b側及び反対側を連結する2本の空気管4cと、前記2つのタンク間を移動するタンク1つ分の容量の液体5とからなり、液体5の自重により下側に位置する一方のタンク内の液体5を前記ポンプ4で吸い上げ上側に位置する他方のタンクに移し、液体5を移された上側のタンクが液体5の自重により下側に移動する際に前記回転盤2が回転する動作を繰り返すことを特徴とする。
また、前記回転軸6dを、複数の前記回転盤2を等角度ずつ位置をずらして取り付け、
また第三歯車6iを取り付けた回転軸6dとし、前記枠体6aに切欠部6gを形成した前記回転盤2と同数の係止駒6fを取り付け、また前記第三歯車6iにベルト6jを介して連結された第二歯車6hを回動可能に備え、
前記タンクを、底面の一部に凹部3cを設けて液体5で満たされた際に重心が回転盤2の回動方向側とし、一方のタンクから他方のタンクへの液体移動が完了するまで前記係止駒に係止されて前記回転盤の回動を止め、前記係止駒の切欠部6gに嵌合したときに前記回転盤の回動を許すストッパを上部に設けたタンクとし、
前記吸上管4a、送液管4b及び空気管4cを、端部付近の内部に弁4dを設けて液体の逆流を防止した吸上管4a、送液管4b及び空気管4cとしたことを特徴とする。
図1から図3に示すように、前記回転盤2は、平面略H字状をしており、中央に中央回転体2bを備えている。前記回転盤2の形状は略H字状に限定したものではなく、他の形状であっても構わない。
前記回転盤2の両端には同径同大のタンク3、3a(以下、第一タンク3、第二タンク3aと呼ぶ)を備えており、前記タンクの一方には液体5が満たされている。図1に示すように、前記回転盤2が略H字状をしている場合、各凹みにタンク3、3aを固定する。
前記第一タンク3及び第二タンク3aの中央回転体2bとは反対側の端部には吸上管4aと送液管4bが取り付けられており、更に前記第一タンク3の吸上管4aは前記第二タンク3aの送液管4bにポンプ4を介して接続されている。同じく、前記第二タンク3aの吸上管4aは前記第一タンク3の送液管4bにポンプを介して接続されている。
また、前記第一タンク3の中央回転体2側の端部と前記第二タンク3aの中央回転体2とは反対側の端部は空気管4cで接続されており、同じく第二タンク3aの中央回転体2側の端部と前記第一タンク3の中央回転体2とは反対側の端部も空気管4cで接続されている。
前記吸上管4a、送液管4b及び空気管4cの端部付近の内側には弁4dが取り付けられており、前記タンク(3、3a)間を移動する液体5が各管内を一方向のみ移動することができるようにしてあり、前記液体5の逆流は起こらない構造となっている。
また、前記第一タンク3及び第二タンク3aの中央回転体側端部には凹部3cが設けられており、これはタンク内に液体が満たされた際のタンクの重心が回転盤2の回動方向側となるようにしたものである。
更に、前記第一タンク3及び第二タンク3aの中央回転体側とは反対側の端部にはストッパ3bが垂設されている。このストッパ3bについては、後述する。
図1から図3に示した回転体1の前記ポンプ4は電力を要するモーター式のポンプであるため、側面にスイッチ4eが設置されている。前記ポンプ4については、電力を要するポンプ以外に電力を使用しないポンプを使用することもできる。この構成については、実施例2で説明する事とする。
前記枠体6aは、本発明である回転体1を取り付けるための枠体で、回転軸6dを備えている。前記回転軸6dの両端は枠体6aを構成する中支持枠6bに回動可能に取り付けられている。但し、回転軸6dの取付けについては特に限定したものではない。
前記回転軸6dと回転体1は、回転軸6dを前記中央回転体2bの中心に挿通して連結されており、前記中央回転体2bの一方向の回転力のみが前記回転軸6dに伝えられる。即ち、中央回転体2bの回転が中断している状態では、回動を続ける回転軸6dと回動を中断している中央回転体2bの関係は逆回転の関係にあり、このときの中央回転体2bの回転力は回転軸6dには伝わらない。また、前記回転軸6dには回転軸6dの回動に従う第三歯車6iが取り付けられている。
前記枠体6aには切欠部6gを形成した係止駒6fを取り付けた第二回転軸6eが回動可能に取り付けられている。また、前記第二回転軸6eには第二歯車6hが取り付けられており、この第二歯車6hは、前記回転軸6dの第三歯車6iとベルト6jを介して接続されている。尚、図2及び図3では、前記第二回転軸6eの両端を上支持枠6cを介して枠体6aに回動可能に設置しているが、特に限定したものではない。
即ち、前記回転軸6dが回動すると第三歯車6iも回転して前記ベルト6jを回動させ、前記ベルト6jに接続された第二歯車6hも回転する。そして、第二歯車6hと回動をともにする第二回転軸6e及び係止駒6fも回転する。
前記係止駒6fは前記回転軸6dに取り付けられる回転体1と同数だけ第二回転軸6eに取り付けられ、更に各係止駒6fは、各回転体1の上部に位置した状態で取り付けられる。
前記回転体1のタンク3、3aに取り付けた前記ストッパ3bが、係止駒6fの切欠部6g以外の場所に接触している状態では、前記回転体1は回動を中断し、係止駒6fが回転して前記ストッパ3bが切欠部6gの位置になったとき、中断状態が解除され前記回転体1が回動することができる。
前記ストッパ3bが係止駒6fに接触して前記回転体1が回動を中断している状態とは、即ち、回転体1の液体5を満たした一方のタンクが下側となり、下側のタンクから上側のタンクに液体5を送液している状態で、上側に位置するタンクに液体5の送液が完了した後、間もなく前記ストッパ3bが切欠部6gの位置となり、前記回転体1の回動中断が解除されるようになっている。
図3に示すように、前記回転体1を複数設けた場合、各回転体1は、等角度ずつズレた状態で回転軸6dに取り付けられている。また、前記回転体1と同数の係止駒6fについても切欠部6gが等角度ずつズレた状態で第二回転軸6eに取り付けられている。
例えば、前記回転体1を3つとした場合、各回転体1は120度ずつズレた状態で回転軸6dに取り付けられ、回転体1と同数の係止駒6fについても切欠部6gが120度ずつズレた状態で第二回転軸6eに取り付けられる。前記回転体1と係止駒6fを6つずつ取り付ける場合は、それぞれ60度ずつズレていればよい。
以上のように、回転体1を複数設けた場合、一つの回転体1が液体を送液するために回動を中断していても、他の回転体1が回動をしているため回転軸6dは常に回動し続けることができる。
次に図4から図6を使用して、本発明である回転体の第二実施例を説明することとする。図4は本発明である回転体の第二実施例を示す図、図5及び図6は本発明である回転体の第二実施例の動きを示した図である。
図4から図6に示すように、本発明である回転体1aは、枠体13aに渡された回転軸に回動可能に支持され液体の自重を利用した回転体1aであって、前記回転軸に挿通し一方方向のみの回転を前記回転軸に伝える中央回転体9bと、前記回転軸を挿通するとともに前記中央回転体9bに固定され、四隅にガイドローラー9cを備え、ポンプ接続ギア10に動力を伝える動力引出ギア10aを表裏面に備えた回転盤9と、前記ガイドローラー9c及び動力引出ギア10aに噛み合わせて前記回転盤を挟むガイド部材を備え、前記回転盤にスライド可能に接続され前記ガイド部材を保持する二本のガイド枠の端部同士の間に2つのタンク(11d、11e)を固定したスライド枠と、一方のタンクの反中央回転体側に接続する吸上管12bと前記吸上管12bに前記ポンプ接続ギア10にベルト12eで接続されるポンプギア12aを備えたポンプ12を介して連設するとともに他方のタンクの反中央回転体側に接続する送液管12cからなる2つの液移動手段と、前記各タンクのそれぞれ前記中央回転体側及び反対側を連結する2本の空気管12dと、前記2つのタンク間を移動するタンク1つ分の容量の液体5とからなり、液体の自重により下側に回動した後、前記スライド枠と共に更に下方にスライドする際に前記動力引出ギアと連動して前記ポンプギアを回動させて前記液体を上側に位置する空のタンクに送液し、液体を移された上側のタンクが液体の自重により下側に回動及び前記スライド枠と共に下方にスライドし、再度液体を上側の空タンクに送液する動作を繰り返すことを特徴とする。
また、前記回転軸を、複数の前記回転盤9を等角度ずつ位置をずらして取り付けた回転軸とし、前記枠体13aに前記回転体1aの回動を一時的に阻止するための係止片13cを取り付けた枠体13aとし、
前記ガイド枠11、11aを、一方のタンクから他方のタンクへの液体移動が完了するまで前記係止片13cに係止されて前記回転体1aの回動を止め、液体移動が完了すると同時に前記スライド枠が下方にスライドして前記係止片13cの係止が外れ前記回転体1aの回動を許すストッパ11fをそれぞれ異なった端部に設けたガイド枠11、11aとし、前記吸上管12b及び送液管12cを、伸縮自在の素材からなり、端部付近の内部に弁を設けて液体5の逆流を防止した吸上管12b及び送液管12cとし、
前記空気管12dを、端部付近の内部に弁を設けて液体の逆流を防止した空気管12dとしたことを特徴とする。
図4に示すように、前記回転盤9は、略H字状をしており、中央に中央回転体9bを備えている。また、H字状となった4つの突出部の各端部には回動可能にガイドローラー9cが取り付けられている。更に、前記ガイドローラー9cを備えた4つの突出部のうち、前記中央回転体9bを通る対角線上の付け根部分には動力引出ギア10aが回動可能に取り付けられており、前記動力出力ギア10aの一方は前記回転盤9の表面側、他方は回転盤9の裏面側に取り付けられている。尚、前記中央回転体9bと軸を同じくして第一歯車9aを回動可能に設けた。
また、前記動力出力ギア10、10aには軸を同じくして連動するポンプ接続ギア10が連設されている。前記ガイドローラー9c及び動力出力ギア10の一部は、前記回転盤9の側面より外方に突出しており、この突出部分が後に説明するガイド部材11bと噛み合っている。
前記ガイド枠11、11aは中空で両端部及び長手方向の一面がない平面略コの字状のレール枠で、長手方向の開口面が向かい合った状態で接続部材11cを介して略長方形状に枠体を形成している。
前記ガイド枠11、11a内には、ガイド枠の上部から下部に渡ってガイド部材11bが取り付けられている。このガイド部材11bは、チェーンやローラーなどが考えられるが、前記ガイドローラー9c及び動力出力ギア10が噛み合うような部材であることが好ましい。
前記ガイド枠11、11aの各端部同士の間には、それぞれタンクが固定されており、それぞれ第一タンク11d、第二タンク11eとした。
前記第一タンク11dと第二タンク11eの反中央回転体9b側には吸上管12bと送液管12cが接続されている。前記第一タンク11dに接続された吸上管12bは、ポンプ12を介して第二タンク11eの送液管12cに接続されており、前記第二タンク11eの吸上管12bも別のポンプ12を介して第一タンクの送液管12cに接続されている。
また、前記第一タンク11dの中央回転体9b側と第二タンク11eの反中央回転体9b側は空気管12dで接続されており、同じく第二タンク11eの中央回転体9b側と第一タンク11dの反中央回転体9b側も空気管12dで接続されている。
前記吸上管12b、送液管12c及び空気管12dの各端部の内側には弁が設けられており、液体の逆流が防止されている。また、前記吸上管12b及び送液管12cの一部は、前記各タンク11d、11eが移動しても外れないようシリコン径やゴム管等の伸縮性のある素材からなることが好ましく、ポンプ12付近では硬質な管であることが好ましい。
尚、実施例1で示した各タンクと同様に、前記第一タンク11d及び第二タンク11eの底面(中央回転体9b側)の一部に凹部を設け、タンク内に液体5が満たされた際のタンクの重心が回転体1aの回動方向側となるようにした。
前記ストッパ11fは、前記ガイド枠11、11aの端部に突出して設けた部材であり、第一ガイド枠11のストッパ11fは第二ガイド枠11aのストッパ11fと反対側の端部となるように取り付けられている。
前記吸上管12bの硬質部分は前記回転盤9と固定部材9dによって固定されている。即ち、吸上管12bの硬質部分とポンプ12及び回転盤9の位置関係は変化することなく常に同じ位置関係にある。
前記ポンプ12にはポンプギア12aが設置されており、このポンプギア12aが回動するとポンプ12が動き、液体を吸い上げることができる。前記ポンプギア12aは前記回転盤9のポンプ接続ギア10にベルト12eを介して接続されており、ポンプ接続ギア10が回動すると、ポンプギア12aも回動する。
次に図5及び図6を使用して、本発明である回転体1aを枠体13aに取付けて回転駆動装置13とした時の回転体の動きを説明する事とする。
図5及び図6に示すように、前記枠体13aは回転体1aを回動可能に設置するための枠体で、中支持枠13bを介して枠体13aに設けた回転軸を前記中央回転体9bに挿通して回転体1aを取り付けた。
前記枠体13aの上部より下方に向けて垂設されている板は係止片13cであり、前記回転体1aの回転を一時的に阻止するための部材である。
図5(A)に示すように、まず、液体5の入った第二タンク11eが下方側に回動すると第一タンク11d側のストッパ11fが枠体13aに設けた係止片13cに接触し、回転体1の回動が係止する。
そして、図5(B)に示すように、液体5の入った第二タンク11eがスライド枠と共に下方にスライドし始めるとガイド部材11bと噛み合っている動力出力ギア10aが回動し、動力出力ギア10と軸を共にするポンプ接続ギア10も回動する。更に、前記ポンプ接続ギア10とベルト12eを介して接続されるポンプギア12aも回動し、ポンプ12が第二タンク11e内の液体5を吸い上げ始める。このとき、前記ストッパ11fはまだ係止片13cに係止された状態となっている。
図6(C)に示すように、ポンプ12による液体5の吸上げが進み液体5の全てが上側に位置している第一タンク11dに送液されるとスライド枠は最も下方にスライドした状態となり、前記ストッパ11fも係止片13cの下端より下側に位置し、係止状態が開放される。
係止を開放された回転体1aは、液体5の自重により図6(D)に示すように回動を始め、第一タンク11dが下側となる図5(A)の状態となり、同じ動作を繰り返す。
以上のように、回転体1aでは、タンク管の送液にモーター等の電力を必要としないポンプを使用したため、電力を使用することなく一定の回転を維持することができる。
次に図7を使用して、本発明である回転体を利用した発電機を説明することとする。図7は本発明である回転体を使用した回転駆動装置を発電機に接続した状態を示す図である。
図7に示すように、回転体の回転を、蓄電池8を備えた発電機7の軸に伝え、前記回転体1を発電の発電源とした。
前記回転軸を発電機7の第五歯車7aにベルト7bを介して接続し、前記回転軸の回動に伴い第五歯車7aが回動し、発電をする。発電機7で発電された電気は発電機7に接続された蓄電池8に蓄電される。
前述の通り、本発明である回転体1、1aは常に一定の回転を維持することができるため、図7に示すように、本発明である回転体1、1aを発電の発電源とした場合、安全で安定した発電を期待することができる。
尚、本発明である回転体1、1aは、発電源の他にも、様々な分野で使用されている回転装置に転用することが期待でき、回転運動をする玩具なども考えられる。
本発明である回転体は、屋内外で使用でき、常に安全に且つ安定して回転することができるため、回転体を使用するあらゆる領域にに多大な貢献をもたらす。
1 回転体
2 回転盤
2a 第一歯車
2b 中央回転体
3 第一タンク
3a 第二タンク
3b ストッパ
3c 凹部
4 ポンプ
4a 吸上管
4b 送液管
4c 空気管
4d 弁
4e スイッチ
5 液体
6 回転駆動装置
6a 枠体
6b 中支持枠
6c 上支持枠
6d 回転軸
6e 第二回転軸
6f 係止駒
6g 切欠部
6h 第二歯車
6i 第三歯車
6j ベルト
7 発電機
7a 第五歯車
7b ベルト
8 蓄電池
9 回転盤
9a 第一歯車
9b 中央回転体
9c ガイドローラー
9d 固定部材
10 ポンプ接続ギア
10a 動力引出ギア
11 第一ガイド枠
11a 第二ガイド枠
11b ガイド部材
11c 接続部材
11d 第一タンク
11e 第二タンク
11f ストッパ
12 ポンプ
12a ポンプギア
12b 吸上管
12c 送液管
12d 空気管
12e ベルト
13 回転駆動装置
13a 枠体
13b 中支持枠
13c 係止片

Claims (7)

  1. 枠体に渡された回転軸に回動可能に支持され液体の自重を利用した回転体であって、
    前記回転軸に挿通し一方方向のみの回転を前記回転軸に伝える中央回転体と、
    前記回転軸を挿通するとともに前記中央回転体に固定される回転盤と、
    前記回転盤の両端部にそれぞれ固定される2つのタンクと、
    一方のタンクの反中央回転体側に接続する吸上管と前記吸上管にポンプを介して連設するとともに他方のタンクの反中央回転体側に接続する送液管からなる2つの液移動手段と、
    前記各タンクのそれぞれ前記中央回転体側及び反対側を連結する2本の空気管と、
    前記2つのタンク間を移動するタンク1つ分の容量の液体とからなり、
    液体の自重により下側に位置する一方のタンク内の液体を前記ポンプで吸い上げ上側に位置する他方のタンクに移し、液体を移された上側のタンクが液体の自重により下側に移動する際に前記回転盤が回転する動作を繰り返すことを特徴とする回転体。
  2. 前記回転軸を、複数の前記回転盤を等角度ずつ位置をずらして取り付け、また第三歯車を取り付けた回転軸とし、
    前記枠体に、切欠部を形成した前記回転盤と同数の係止駒を取り付け、また前記第三歯車にベルトを介して連結された第二歯車を回動可能に備え、
    前記タンクを、底面の一部に凹部を設けて液体で満たされた際に重心が回転盤の回動方向側とし、一方のタンクから他方のタンクへの液体移動が完了するまで前記係止駒に係止されて前記回転盤の回動を止め、前記係止駒の切欠部に嵌合したときに前記回転盤の回動を許すストッパを上部に設けたタンクとし、
    前記吸上管、送液管及び空気管を、端部付近の内部に弁を設けて液体の逆流を防止した吸上管、送液管及び空気管としたことを特徴とする請求項1に記載の回転体。
  3. 前記ポンプを、モーターで駆動するポンプとしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転体。
  4. 前記回転盤の両端部が略H字状で、その両端の凹みに前記各タンクを固定したことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の回転体。
  5. 枠体に渡された回転軸に回動可能に支持され液体の自重を利用した回転体であって、
    前記回転軸に挿通し一方方向のみの回転を前記回転軸に伝える中央回転体と、
    前記回転軸を挿通するとともに前記中央回転体に固定され、四隅にガイドローラーを備え、ポンプ接続ギアに動力を伝える動力引出ギアを表裏面に備えた回転盤と、
    前記ガイドローラー及び動力引出ギアに噛み合わせて前記回転盤を挟むガイド部材を備え、前記回転盤にスライド可能に接続され前記ガイド部材を保持する二本のガイド枠の端部同士の間に2つのタンクを固定したスライド枠と、
    一方のタンクの反中央回転体側に接続する吸上管と前記吸上管に前記ポンプ接続ギアにベルトで接続されるポンプギアを備えたポンプを介して連設するとともに他方のタンクの反中央回転体側に接続する送液管からなる2つの液移動手段と、
    前記各タンクのそれぞれ前記中央回転体側及び反対側を連結する2本の空気管と、
    前記2つのタンク間を移動するタンク1つ分の容量の液体とからなり、
    液体の自重により下側に回動した後、前記スライド枠と共に更に下方にスライドする際に前記動力引出ギアと連動して前記ポンプギアを回動させて前記液体を上側に位置する空のタンクに送液し、液体を移された上側のタンクが液体の自重により下側に回動及び前記スライド枠と共に下方にスライドし、再度液体を上側の空タンクに送液する動作を繰り返すことを特徴とする回転体。
  6. 前記回転軸を、複数の前記回転盤を等角度ずつ位置をずらして取り付けた回転軸とし、
    前記枠体に前記回転体の回動を一時的に阻止するための係止片を取り付けた枠体とし、
    前記ガイド枠を、一方のタンクから他方のタンクへの液体移動が完了するまで前記係止片に係止されて前記回転体の回動を止め、液体移動が完了すると同時に前記スライド枠が下方にスライドして前記係止片の係止が外れ前記回転体の回動を許すストッパをそれぞれ異なった端部に設けたガイド枠とし、
    前記吸上管及び送液管を、伸縮自在の素材からなり、端部付近の内部に弁を設けて液体の逆流を防止した吸上管及び送液管とし、
    前記空気管を、端部付近の内部に弁を設けて液体の逆流を防止した空気管としたことを特徴とする請求項5に記載の回転体。
  7. 請求項1から請求項6の何れか1項に記載の回転体の回転を、
    蓄電池を備えた発電機の軸に伝え、前記回転体を発電の発電源としたことを特徴とする回転体。
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