JP2012243286A - 情報処理装置、ドキュメントデータ更新方法、およびコンピュータープログラム - Google Patents

情報処理装置、ドキュメントデータ更新方法、およびコンピュータープログラム Download PDF

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Abstract

【課題】サーバーとの通信の再開後に、サーバーに保存されているドキュメントのデータを従来よりも容易に更新する。
【解決手段】ドキュメントのデータを記憶するドキュメント管理サーバー3と通信を行う機能を有する画像形成装置1が、次のステップを実行する。ユーザーによる操作に応じた、ドキュメントの編集の内容を、編集内容記憶手段に記憶させる。データを更新するために、編集の内容をドキュメント管理サーバー3へ通知する。ドキュメント管理サーバー3への通知ができない場合に、ドキュメント管理サーバー3へ編集の内容を通知する処理を示すコンピュータープログラムを含むマスターファイルを生成する。そして、マスターファイルを出力しまたは保存するための処理を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、サーバーでデータが管理されているドキュメントの編集を行う情報処理装置などに関する。
従来、パーソナルコンピューターおよびスマートフォンなどの情報処理装置には、ウェブブラウザーが搭載されている。近年は、MFP(Multi-function Peripherals)などの情報処理装置にも、ウェブブラウザーが搭載されるようになった。
さらに、近年、SaaS(Software as a Service)の形態のソフトウェアが提供されるようになった。SaaSの形態のソフトウェアの1つとして、ウェブブラウザー上で動作するオフィスソフトがある。「オフィスソフト」は、主にオフィスでの業務に使用されるソフトウェアである。オフィスソフトとして、例えば、ワープロソフトおよびスプレッドシート(表計算)ソフトなどがある。ユーザーは、ウェブブラウザーおよびSaaSの形態のオフィスソフトを用いて、ドキュメントを作成したり編集したりすることができる。そして、ドキュメントのデータをサーバーに保存しておくことができる。
データをサーバーに保存する方法として、次のような方法が提案されている。最新化タイミング監視手段は、更新のタイミングを監視し、その到来時に対応する最新化タイミング情報を発生する。更新対象ファイル情報管理ファイル操作処理手段は、その情報と一致するファイルをファイルの更新条件が登録されている更新対象ファイル情報管理ファイルから検索して更新日時の新しいマスタファイルを要求する。新しいマスタファイルの転送に応じてファイル操作処理手段は、更新動作を行う。
特開平10−171695号公報
しかし、オフィスソフトをウェブブラウザー上で動作させてドキュメントを編集している最中にサーバーとの通信が不能になると、サーバーに保存されている、このドキュメントのデータを更新することができなくなる。この場合に、ユーザーは、通信が再開されるのを待たなければならない。しかし、そうすると、通信が再開されるのを待つのは、ウェブブラウザーを起動させたままにしておかなければならず、リソースを無駄遣いしてしまう。情報処理装置の電源を切ることも、できない。リソースや電力の無駄遣いを止めるには、保存を断念してウェブブラウザーを一度終了させ、再度、ドキュメントの編集をやり直さなければならない。
本発明は、このような問題点に鑑み、サーバーとの通信の再開後に、サーバーに保存されているドキュメントのデータを従来よりも容易に更新することができるようにすることを、目的とする。
本発明の一形態に係る情報処理装置は、ドキュメントのデータを記憶するサーバーと通信を行う機能を有する情報処理装置であって、ユーザーによる操作に応じた前記ドキュメントの編集の内容を記憶する編集内容記憶手段と、前記データを更新するために前記内容を前記サーバーへ通知する、編集内容通知手段と、前記サーバーへの前記内容の通知ができない場合に、前記サーバーへ前記内容を通知する処理を示すコンピュータープログラムである通知プログラムを生成する通知プログラム生成手段と、前記通知プログラムを出力しまたは保存するための処理を行う通知プログラム出力手段と、を有する。
好ましくは、前記通知プログラム出力手段は、前記通知プログラムのサイズが所定のサイズ未満である場合は、当該通知プログラムを電子メールに添付し、ユーザーが指定した宛先へ送信する。または、前記通知プログラムを前記サーバーとは異なる第二のサーバーへ保存するとともに、当該通知プログラムへのアクセスの方法をユーザーへ電子メールによって通知する。または、可搬型の記録媒体を接続するための入出力インターフェースを有し、前記通知プログラム出力手段は、前記入出力インターフェースに前記記録媒体が接続されている場合は、前記通知プログラムを当該記録媒体に保存する。
または、前記通知プログラム生成手段は、前記通知プログラムとして、前記サーバーから通知された、前記ドキュメントを編集するウェブページのURLを示すプログラムを生成する。
本発明の他の形態に係る情報処理装置は、ドキュメントのデータを記憶するサーバーと通信を行う機能を有する情報処理装置であって、ユーザーによる操作に応じた前記ドキュメントの編集の内容を記憶する編集内容記憶手段と、前記データを更新するために前記内容を前記サーバーへ通知する、編集内容通知手段と、前記サーバーへの前記内容の通知ができない場合に、前記内容を識別する識別子を用紙に印刷する、印刷手段と、を有する。
好ましくは、前記用紙から前記識別子を読み取る読取手段、を有し、前記編集内容通知手段は、読み取られた前記識別子に基づいて、前記編集内容記憶手段に記憶されている前記内容を前記サーバーへ通知する。
本発明によると、サーバーとの通信の再開後に、サーバーに保存されているドキュメントのデータを従来よりも容易に更新することができる。
イントラネットの全体的な構成の例を示す図である。 画像形成装置のハードウェア構成の例を示す図である。 ウェブブラウザーの機能的構成の例を示す図である。 原本更新ソフトウェアの機能的構成の例を示す図である。 トップページの例を示す図である。 一覧ページの例を示す図である。 編集ページの例を示す図である。 マスターファイルの構成の例を示す図である。 マスターファイル生成処理の流れの例を説明するフローチャートである。 マスターファイル保存処理の流れの例を説明するフローチャートである。 通常時印刷処理の流れの例を説明するフローチャートである。 障害時印刷処理の流れの例を説明するフローチャートである。 原本更新用印刷物の例を示す図である。 実行ファイルによる処理の流れの例を説明するフローチャートである。 ドキュメントの編集時における画像形成装置の全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。 ドキュメントの編集時における画像形成装置の全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。 データ保存処理の流れの例を説明するフローチャートである。 原本更新用印刷物を用いた原本ファイルの更新のための処理の流れの例を説明するフローチャートである。
図1は、イントラネット1NSの全体的な構成の例を示す図である。図2は、画像形成装置1のハードウェア構成の例を示す図である。図3は、ウェブブラウザー102の機能的構成の例を示す図である。図4は、原本更新ソフトウェア103の機能的構成の例を示す図である。
図1に示すように、イントラネット1NSは、企業または役所などの団体に設けられたネットワークであって、画像形成装置1、ファイルサーバー2A、端末装置2B、ハブ2C、およびルーター2Dなどによって構成される。以下、ある団体Xにおいてイントラネット1NSが用いられる場合を例に説明する。したがって、団体Xのメンバーがイントラネット1NSのユーザーである。
画像形成装置1、ファイルサーバー2A、および端末装置2Bは、ツイストペアケーブルによってハブ2Cに繋がれている。これにより、画像形成装置1、ファイルサーバー2A、および端末装置2Bは、二者間で通信を行うことができる。
さらに、ハブ2Cには、ルーター2Dが繋がれている。ルーター2Dは、インターネット5に繋がれている。これにより、画像形成装置1、ファイルサーバー2A、および端末装置2Bは、インターネット5に接続されている種々の装置と通信を行うことができる。
ドキュメント管理サーバー3は、ウェブブラウザー上で動作するアプリケーションを配信し、このアプリケーションで作成されたデータを管理する、というサービスを提供するウェブサーバーである。ドキュメント管理サーバー3は、このサービスを提供する会社のデータセンターなどに設けられている。このようなサービスとして、Google社のGoogleドキュメントがよく知られている。以下、このようなサービスを「ネットワークドキュメントサービス」と記載する。
ドキュメント管理サーバー3には、ユーザーごとのユーザーID(identification)およびパスワードが予め登録されている。さらに、ユーザーごとに、ドキュメントのファイルを格納するための記憶領域が用意されている。ユーザーは、ドキュメント管理サーバー3へログインしたら、ドキュメントを作成し、このドキュメントのファイルを自分の記憶領域に記憶させることができる。また、自分の記憶領域にファイルが記憶されているドキュメントを編集し、このファイルを更新することができる。以下、ドキュメント管理サーバー3の記憶領域に記憶されているドキュメントのファイルを「原本ファイル」と記載する。
また、ドキュメント管理サーバー3は、インターネット5に接続されている。よって、画像形成装置1および端末装置2Bは、インターネット5を介してドキュメント管理サーバー3と通信を行うことができる。よって、ユーザーは、画像形成装置1または端末装置2Bを操作してネットワークドキュメントサービスを利用することができる。
パーソナルコンピューター4も、端末装置2Bと同様に、インターネット5を介してドキュメント管理サーバー3と通信を行うことができる。また、ユーザーは、パーソナルコンピューター4を操作してネットワークドキュメントサービスを利用することができる。
画像形成装置1は、一般に「複合機」または「MFP(Multi Function Peripherals)」などと呼ばれる装置であって、コピー、ファックス、スキャン、ネットワークプリント、および電子メールの送信などの機能を集約した装置である。
画像形成装置1は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)10a、RAM(Random Access Memory)10b、ROM(Read Only Memory)10c、大容量記憶装置10d、画像処理回路10e、タッチパネルディスプレイ10f、ネットワークインターフェース10g、モデム10h、スキャンユニット10i、印刷ユニット10j、およびUSB(Universal Serial Bus)インターフェース10kなどによって構成される。
タッチパネルディスプレイ10fは、ユーザーに対してメッセージまたは指示を与えるための画面、ユーザーが処理の指令および条件を入力するための画面、およびCPU10aの処理の結果を示す画面などを表示する。また、ユーザーが指で触れた位置を検知し、検知結果を示す信号をCPU10aに送信する。
ネットワークインターフェース10gは、ファイルサーバー2A、端末装置2B、およびドキュメント管理サーバー3などを相手にTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などのプロトコルで通信を行う。ネットワークインターフェース10gとして、NIC(Network Interface Card)が用いられる。
モデム10hは、固定電話網を介してファックス端末との間でG3などのプロトコルで画像データをやり取りするための装置である。
スキャンユニット10iは、用紙に記されている写真、文字、絵、図表などからなる画像を読み取って画像データを生成する。
画像処理回路10eは、スキャンユニット10iによって読み取られた画像などに画像処理を施す。
印刷ユニット10jは、スキャンユニット10iによって読み取られた画像のほか、ファイルサーバー2A、端末装置2B、ドキュメント管理サーバー3、またはファックス端末などから受信したデータに示される画像を印刷する。
USBインターフェース10kは、デジタルカメラおよびUSBメモリなどのUSB機器を画像形成装置1に接続するためのボードである。
ROM10cまたは大容量記憶装置10dには、ウェブブラウザー102および原本更新ソフトウェア103などのソフトウェアが記憶されている。これらのソフトウェアを構成する各モジュールは、必要に応じてRAM10bにロードされ、CPU10aによって実行される。
ウェブブラウザー102は、図3に示すウェブページデータ取得部121、接続用ファイル登録部122、ウェブページファイル登録部123、ウェブページ表示処理部124、ウェブページデータ更新部125、原本更新要求部126、マスターファイル生成部127、マスターファイル出力処理部128、ウェブページ印刷処理部129、およびファイル生成用データ記憶部12Sなどを実現するためのソフトウェアである。
なお、図3に示す機能の一部を既存のウェブブラウザーで実現してもよい。例えば、ウェブサーバーとのデータのやり取りおよびウェブページの表示の機能を既存のウェブブラウザーで行ってもよい。この場合は、残りの機能、特に、ネットワークドキュメントサービスを使用する際のドキュメントの保存のための機能を、プラグインなどによって実現すればよい。
一方、原本更新ソフトウェア103は、図4に示す原稿読取制御部131、更新要求情報検索部132、アドレス情報抽出部133、ユーザー情報抽出部134、ウェブブラウザー起動部135、アドレス情報通知部136、ユーザー情報通知部137、および原本更新指令部138などを実現するためのソフトウェアである。
ファイルサーバー2Aは、ドキュメントなどのデータをファイル単位で記憶するサーバーである。ユーザーは、画像形成装置1または端末装置2Bを操作してファイルサーバー2Aにファイルを記憶させたり、ファイルサーバー2Aに記憶されているファイルをダウンロードして使用したりすることができる。
端末装置2Bは、画像形成装置1、ファイルサーバー2A、およびドキュメント管理サーバー3のそれぞれが提供するサービスを受けるためのクライアントである。端末装置2Bには、画像形成装置1のドライバのほかウェブブラウザーなどがインストールされている。端末装置2Bとして、パーソナルコンピューター、PDA(Personal Digital Assistant)、またはスマートフォンなどが用いられる。
ハブ2Cは、イントラネット1NSの中の各装置同士の通信を中継する。ルーター2Dは、上述の通り、インターネット5とイントラネット1NSとを接続する。
次に、図3および図4に示す各部の処理内容を、ドキュメントの編集および保存の際の処理および障害の復旧後の処理に大別して説明する。
〔ドキュメントの編集および保存の際の処理〕
図5は、トップページWN0の例を示す図である。図6は、一覧ページWN1の例を示す図である。図7は、編集ページWN2の例を示す図である。図8は、マスターファイルFL0の構成の例を示す図である。図9は、マスターファイル生成処理の流れの例を説明するフローチャートである。図10は、マスターファイル保存処理の流れの例を説明するフローチャートである。図11は、通常時印刷処理の流れの例を説明するフローチャートである。図12は、障害時印刷処理の流れの例を説明するフローチャートである。図13は、原本更新用印刷物PT1の例を示す図である。
ウェブページデータ取得部121は、ユーザーの操作に応じてドキュメント管理サーバー3からウェブページのデータをダウンロードする。
ウェブページ表示処理部124は、ウェブページデータ取得部121によってデータがダウンロードされるごとに、ウェブページをタッチパネルディスプレイ10fに表示させる。
ウェブページのデータは、主に、HTML(Hypertext Markup Language)ファイルである。そのほか、JPEG(Joint Photographic Experts Group)ファイルまたはGIF(Graphics Interchange Format)ファイルなどの画像ファイルが含まれることがある。
さらに、ネットワークドキュメントサービスにおけるドキュメントの編集用のウェブページには、ドキュメントのデータおよびウェブブラウザー上で実行されるプログラムがHTMLファイルに組み込まれている。例えば、スプレッドシート(表計算)のドキュメントの編集用のウェブページには、シートへの入力および入力された値の演算などの処理のためのプログラムが組み込まれている。なお、一部の処理をドキュメント管理サーバー3側で行う場合もある。以下、ドキュメントの編集用のウェブページを「編集ページWN2」と記載する(図7参照)。また、以下、スプレッドシートのドキュメントを取り扱う場合を例に説明する。
ユーザーは、例えば次の手順で編集ページWN2へアクセスすることができる。ユーザーは、画像形成装置1に所定のコマンドを入力してウェブブラウザー102を起動する。そして、ネットワークドキュメントサービスのウェブサイトのURL(Uniform Resource Locator)をウェブブラウザー102に入力する。
すると、ウェブページデータ取得部121は、このURLに基づいてドキュメント管理サーバー3へアクセスし、ウェブページのデータを要求する。ドキュメント管理サーバー3は、このウェブサイトのトップのウェブページであるトップページWN0を表示するためのデータを画像形成装置1へ配信する。
ウェブページ表示処理部124は、受信されたデータに基づいて、図5のようなトップページWN0を表示させる。
ここで、ユーザーは、自分のユーザーIDおよびパスワードを入力し、「ログイン」ボタンを押す。すると、ウェブページデータ取得部121は、入力されたユーザーIDおよびパスワードをドキュメント管理サーバー3へ送信する。ドキュメント管理サーバー3は、ユーザーIDおよびパスワードを受信すると、ユーザー認証を行う。そして、正当性を確認できたら、ドキュメント管理サーバー3へのこのユーザーのログインを認め、このユーザーの記憶領域にファイルが記憶されているドキュメントの一覧を示すウェブページである一覧ページWN1を表示するためのデータを画像形成装置1へ送信する。
ウェブページ表示処理部124は、受信されたデータに基づいて、図6のような一覧ページWN1を表示させる。
ここで、ユーザーは、編集したいドキュメントがあれば、一覧ページWN1の中からそのドキュメントの名称を選択する。すると、ウェブページデータ取得部121は、このドキュメントの編集ページWN2をドキュメント管理サーバー3に対して要求する。ドキュメント管理サーバー3は、このドキュメントの原本ファイルに基づいてこのドキュメントを編集するための編集ページWN2のデータを生成し、画像形成装置1へ送信する。
そして、ウェブページ表示処理部124は、受信されたデータに基づいて、図7のような編集ページWN2を表示させる。
なお、新しいドキュメントを作成する場合は、ユーザーは、一覧ページWN1において「新規作成」ボタンを押す。この場合も、ドキュメントを選択された場合と同様に、ドキュメント管理サーバー3は、編集ページWN2のデータを画像形成装置1へ送信する。ただし、このデータには、ドキュメントのデータが含まれていない。よって、画像形成装置1において、真っ新なシートの編集ページWN2が表示される。また、ドキュメント管理サーバー3は、新しいドキュメントの原本ファイルを生成し、このユーザーの記憶領域に格納する。
また、編集ページWN2のデータがダウンロードされると、接続用ファイル登録部122およびウェブページファイル登録部123によって次の処理が実行される。
接続用ファイル登録部122は、編集ページWN2のデータがダウンロードされると、この編集ページWN2のURLとログインの際に入力されたユーザーIDおよびパスワードとを互いに対応付けてファイル生成用データ記憶部12Sに記憶させる。
編集ページWN2のURLは、ウェブブラウザー102に対してユーザーが指定したものよりも、ドキュメント管理サーバー3から通知されたものであるのが、望ましい。ユーザーが指定したURLに基づいてウェブブラウザー102がアクセスしても、ドキュメント管理サーバー3においてリダイレクトが行われる場合があるからである。
ウェブページファイル登録部123は、ダウンロードされた編集ページWN2のデータを、この編集ページWN2のURLおよびログインの際に入力されたユーザーIDに対応付けてファイル生成用データ記憶部12Sに記憶させる。編集ページWN2のデータは、具体的には、HTMLのファイルであるサブハイパーテキストファイルFL3およびこれに示される画像等のオブジェクトのファイルであるサブオブジェクトファイルFL4である。サブオブジェクトファイルFL4は、1つもない場合もあれば、複数ある場合もある。
ここで、ユーザーは、ドキュメント(シート)に値を書き加えたり、既存の値を書き換えたり削除したりすることによって、既存のドキュメントまた真っ新なドキュメントを編集する。そして、メニューバーの中の「保存」メニューを押す。すると、ウェブページデータ更新部125、原本更新要求部126、およびドキュメント管理サーバー3によって次の処理が行われる。
ウェブページデータ更新部125は、編集後のドキュメントを示すように、このドキュメントのサブハイパーテキストファイルFL3を更新する。
原本更新要求部126は、更新されたサブハイパーテキストファイルFL3をドキュメント管理サーバー3へ送信するとともに、原本ファイルを更新するように要求する。この際に、ドキュメントの識別子およびユーザーのユーザーIDをドキュメント管理サーバー3へ通知する。ドキュメント管理サーバー3は、サブハイパーテキストファイルFL3を受信すると、このドキュメントの原本ファイルを、編集後のドキュメントが示されるように更新する。
なお、原本更新要求部126は、ドキュメント管理サーバー3へサブハイパーテキストファイルFL3の代わりに、編集の前後の差分を示すデータを送信してもよい。この場合は、ドキュメント管理サーバー3は、このデータに基づいて原本ファイルを更新する。または、ユーザーが行った操作の内容を示すデータを送信してもよい。
通信の障害などのためドキュメント管理サーバー3と通信を行うことができない場合は、原本更新要求部126は、処理を実行することができない。原本更新要求部126による処理が不能である場合は、図8のような、画像形成装置1に記憶されている原本ファイルを後で更新するためのファイルであるマスターファイルFL0が、マスターファイル生成部127によって図9に示す手順で生成される。
マスターファイル生成部127は、ファイル生成用データ記憶部12SからサブハイパーテキストファイルFL3およびサブオブジェクトファイルFL4を読み出す(図9の#801)。ファイル生成用データ記憶部12SからURL、ユーザーID、およびパスワードを読み出し(#802、#803)、URL、ユーザーID、およびパスワードを示す接続用ファイルFL2を生成する(#804)。
さらに、マスターファイル生成部127は、次に説明する実行ファイルFL1を生成する(#805)。
実行ファイルFL1は、ドキュメント管理サーバー3との通信が可能になった際に、現在の編集の対象であるドキュメントの原本ファイルを更新するための、いわゆるEXEファイルである。つまり、実行ファイルFL1は、プログラムである。
画像形成装置1のファイル生成用データ記憶部12Sには、後に図14で説明する各ステップの処理を記載したソースコードが記憶されている。マスターファイル生成部127は、このソースコードを読み出す。接続用ファイルFL2、サブハイパーテキストファイルFL3、およびサブオブジェクトファイルFL4が参照されるように、例えば、これらのファイルのファイル名を示すように、読み出したソースコードの中の所定の位置の内容を書き換える。そして、書き換えたソースコードをコンパイルすることによって、実行ファイルFL1を生成する。
そして、マスターファイル生成部127は、これらの実行ファイルFL1、接続用ファイルFL2、サブハイパーテキストファイルFL3、およびサブオブジェクトファイルFL4を1つのフォルダに格納し、このフォルダを圧縮して圧縮ファイルを生成する(#806)。この圧縮ファイルが、マスターファイルFL0である。
図3に戻って、マスターファイル出力処理部128は、マスターファイル生成部127によってマスターファイルFL0が生成されると、このマスターファイルFL0を出力する処理を行う。この処理は、通信の状況などに応じて図10に示す手順で行われる。
マスターファイル出力処理部128は、テスト用の信号を発信することによって、通信の障害の原因がイントラネット1NSの中にあるのかドキュメント管理サーバー3にあるかを例えば次のように判定する(図10の#811)。マスターファイル出力処理部128は、まず、ルーター2DへPINGを発信する。そして、ルーター2Dからの応答がなかった場合は、イントラネット1NSの中に原因があると、判定する。応答があった場合は、さらに、ドキュメント管理サーバー3へPINGを発信する。そして、応答がなかった場合は、ドキュメント管理サーバー3に原因があると、判定する。PINGのほか、TRACEROOTコマンドを用いて原因の所在を特定してもよい。
イントラネット1NSの中に原因がある場合は(#812でNo)、マスターファイル出力処理部128は、USBインターフェース10kにUSBメモリなどの記録媒体(外部記録媒体)が繋がっていれば(#813でYes)、この記録媒体にマスターファイルFL0を書き込む(#814)。繋がっていなければ(#813でNo)、画像形成装置1に内蔵されている記録媒体(例えば、大容量記憶装置10d)にマスターファイルFL0を書き込む(#815)。
ドキュメント管理サーバー3に原因がある場合は(#812でYes)マスターファイル出力処理部128は、マスターファイルFL0のサイズに応じて次のように処理を行う。
マスターファイルFL0のサイズが値α未満であれば(#816でYes)、マスターファイル出力処理部128は、マスターファイルFL0の送信先の電子メールアドレスを入力するように促すメッセージをタッチパネルディスプレイ10fに表示させ、入力を受け付ける(#817)。そして、入力された電子メールアドレスへ宛てて、マスターファイルFL0を添付した電子メールを送信する(#818)。なお、値αは、電子メールに添付することができるファイルの最大値以下である。
または、マスターファイルFL0のサイズが値α以上であるが値β未満であれば(#816でNo、#819でYes)、マスターファイル出力処理部128は、電子メールの送信先の電子メールアドレスを入力するように促すメッセージをタッチパネルディスプレイ10fに表示させ、入力を受け付ける(#820)。マスターファイルFL0をファイルサーバー2Aにアップロードする(#821)。そして、ファイルサーバー2AにおけるマスターファイルFL0の保存場所(いわゆるネットワークパス)およびマスターファイルFL0へのアクセス方法などを記載した電子メールを、入力された電子メールアドレスへ宛てて送信する(#822)。
なお、値βは、任意に決めればよい。例えば、ユーザーごとの記憶領域の最大のサイズが予め制限されている場合は、保存場所となった記憶領域の残りの容量を値βとすればよい。通常、値αのほうが値βよりも小さい。
または、マスターファイルFL0のサイズが値β以上であれば(#819でNo)、マスターファイル出力処理部128は、障害時印刷処理をウェブページ印刷処理部129に実行させる(#823)。障害時印刷処理によると、最新の状態のドキュメントが用紙に印刷される(図13参照)。
図3に戻って、ウェブページ印刷処理部129は、タッチパネルディスプレイ10fに表示されているウェブページを用紙に印刷するための処理を、図11または図12に示す手順で実行する。
通信の障害が発生していない場合は、ウェブページ印刷処理部129は、図11に示す手順で印刷の処理を実行する。
ウェブページ印刷処理部129は、ファイル生成用データ記憶部12SからサブハイパーテキストファイルFL3およびサブオブジェクトファイルFL4を読み出し(#831)、これらのファイルに基づいてウェブページをビットマップ展開(ラスタライズ)する(#832)。これは、RIP(Raster Image Processor)に行わせればよい。なお、ツールバーおよびメニューバーなどの編集用のオブジェクトを除外してビットマップ展開するのが望ましい。
ウェブページ印刷処理部129は、ビットマップ展開したウェブページをプレビューのために表示させる(#833)。つまり、いわゆるプレビュー表示を行う。
ここで、ユーザーは、表示されたウェブページを見て、印刷を行うか否かを選択する。印刷することが選択された場合は(#834でYes)、ウェブページ印刷処理部129は、印刷ユニット10jに、ウェブページのトナー像を感光体に形成する処理および用紙に転写する処理を実行させる(#835、#836)。
一方、通信の障害が発生している場合は、ウェブページ印刷処理部129は、図12に示す手順で印刷の処理を実行する。
ウェブページ印刷処理部129は、ファイル生成用データ記憶部12SからサブハイパーテキストファイルFL3およびサブオブジェクトファイルFL4を読み出す(#841)。ウェブページの中のドキュメントのうちの、未だ原本に反映されていない(ドキュメント管理サーバー3に保存されていない)部分の属性が特定の属性に変更されるように、読み出したサブハイパーテキストファイルFL3を更新する(#842)。例えば、その部分の背景色を緑色に変更する。
属性の変更の処理と前後してまたは並行して、ウェブページ印刷処理部129は、接続用ファイルFL2からURL、ユーザーID、およびパスワードを読み出す(#843、#844)。読み出したユーザーIDおよびパスワードを示すQRコードを生成する(#845)。「更新要求情報」のような、原本の更新の要求を示す特定の文字列のほか、生成したQRコードおよび読み出したURLがそれぞれ、ウェブページの所定の位置(例えば、ヘッダーまたはフッター)に配置されるように、サブハイパーテキストファイルFL3およびサブオブジェクトファイルFL4を更新する(#846)。
ウェブページ印刷処理部129は、これらのファイルに基づいてウェブページをビットマップ展開し(#847)、ビットマップ展開したウェブページをプレビュー表示させる(#848)。
ここで、通常時印刷処理の場合と同様、印刷を行うことが選択されたら(#849でYes)、ウェブページ印刷処理部129は、印刷ユニット10jに、ウェブページのトナー像を感光体に形成する処理および用紙に転写する処理を実行させる(#850、#851)。これにより、図13に示すような印刷物が得られる。この印刷物は、障害の復旧後にドキュメントの原本を最新の状態に更新するために用いられる。そこで、以下、この印刷物を「原本更新用印刷物PT1」と記載する。
〔障害の復旧後の処理〕
通信などの障害が復旧し、画像形成装置1がドキュメント管理サーバー3と通信を行うことができるようになったら、ユーザーは、原本更新用印刷物PT1またはマスターファイルFL0を用いて、ドキュメントの原本ファイルを最新の状態に更新することができる。
以下、原本更新用印刷物PT1およびマスターファイルFL0のそれぞれを用いる場合の、ドキュメントの原本ファイルの更新の処理について、説明する。
〔原本更新用印刷物PT1を用いる場合〕
ユーザーは、画像形成装置1に所定のコマンドを入力することによって原本更新ソフトウェア103を起動する。そして、原本更新用印刷物PT1をスキャンユニット10iの原稿台にセットし、スタートのコマンドを入力する。
すると、図4に示す原本更新ソフトウェア103の各部は、原本ファイルを更新するための処理を次のように実行する。
原稿読取制御部131は、原稿台にセットされた用紙をスキャンするように、スキャンユニット10iを制御する。これにより、原本更新用印刷物PT1(図13参照)に印刷された画像が読み取られる。
更新要求情報検索部132は、読み取られた画像の所定の位置(例えば、ヘッダーまたはフッター)に特定の文字列を検索する。図13に示した例の場合は、「更新要求情報」という文字列を検索する。
アドレス情報抽出部133は、読み取られた画像の所定の位置から編集ページWN2のURLを抽出する。
ユーザー情報抽出部134は、読み取られた画像の所定の位置からQRコードを抽出し、これを解析することによってユーザーIDおよびパスワードを取得する。
ウェブブラウザー起動部135は、特定の文字列が検索された場合に、ウェブブラウザー102が起動していなければ、これを起動させる。
アドレス情報通知部136は、アドレス情報抽出部133によって抽出されたURLをウェブブラウザー102へ通知する。
ユーザー情報通知部137は、ユーザー情報抽出部134によって取得されたユーザーIDおよびパスワードをウェブブラウザー102へ通知する。
そして、原本更新指令部138は、原本ファイルの更新のための処理を行うように、ウェブブラウザー102に対して指令する。
すると、ウェブブラウザー102の原本更新要求部126(図3参照)は、アドレス情報通知部136およびユーザー情報通知部137から通知されたURLおよびユーザーIDに対応するサブハイパーテキストファイルFL3をファイル生成用データ記憶部12Sから読み出してドキュメント管理サーバー3へ送信し、原本ファイルを更新するように要求する。この際に、ユーザー認証を受ける必要がある場合がある。この場合は、サブハイパーテキストファイルFL3を送信する前に、ユーザー情報通知部137から通知されたユーザーIDおよびパスワードをドキュメント管理サーバー3へ送信し、ユーザー認証を受ければよい。
原本ファイルが更新されたら、ウェブページデータ取得部121は、最新の状態のドキュメントを示すウェブページのデータをダウンロードし、ウェブページ表示処理部124は、このウェブページを表示させる。
または、ウェブブラウザー102の各部は、次のように原本ファイルの更新を行ってもよい。
アドレス情報通知部136およびユーザー情報通知部137からURL、ユーザーID、およびパスワードを通知されたら、ウェブページデータ取得部121は、ユーザーIDおよびパスワードによってドキュメント管理サーバー3へログインし、このURLに基づいてドキュメントのウェブページのデータをダウンロードする。
原本更新要求部126は、ダウンロードされたデータに示されるドキュメントとファイル生成用データ記憶部12Sに記憶されているサブハイパーテキストファイルFL3に示されるドキュメントとを比較することによって、差分を抽出する。そして、サブハイパーテキストファイルFL3の代わりに、抽出した差分を示すデータをドキュメント管理サーバー3へ送信する。
または、読み取った画像の中から特定の属性(例えば、緑色の背景色)が付いている部分を特定し、この部分の内容をOCR(Optical Character Reader)によってテキスト化して編集された箇所としてドキュメント管理サーバー3へ送信し、原本ファイルの更新を要求してもよい。
〔マスターファイルFL0を用いる場合〕
図14は、実行ファイルFL1による処理の流れの例を説明するフローチャートである。
ユーザーは、画像形成装置1に対してマスターファイルFL0の保存場所およびファイル名を指定するとともに所定のコマンドを入力する。すると、マスターファイルFL0が解凍され、実行ファイルFL1が起動する。なお、図8に示した通り、マスターファイルFL0には、実行ファイルFL1のほか接続用ファイルFL2、サブハイパーテキストファイルFL3、およびサブオブジェクトファイルFL4が含まれている。
実行ファイルFL1によると、ウェブブラウザー102と連携して処理を行う原本ファイル更新処理部141が実現される。
原本ファイル更新処理部141は、実行ファイルFL1に従って、図14に示す手順の処理を実行する。
原本ファイル更新処理部141は、ウェブブラウザー102を起動させる(#861)。接続用ファイルFL2の中からURLを読み出し(#862)、ウェブブラウザー102に通知する(#863)。接続用ファイルFL2の中からユーザーIDおよびパスワードを読み出し(#864)、ウェブブラウザー102に通知する(#865)。
原本ファイル更新処理部141は、ドキュメントの編集ページWN2のデータをダウンロードするようにウェブブラウザー102に指令する(#866)。すると、ウェブブラウザー102は、通知されたユーザーIDおよびパスワードを用いてドキュメント管理サーバー3にログインし、通知されたURLに基づいてドキュメントの編集ページWN2のデータをダウンロードする。
原本ファイル更新処理部141は、ウェブブラウザー102に次の処理を実行させる。ダウンロードされたデータに示されるドキュメントとサブハイパーテキストファイルFL3に示されるドキュメントとを比較することによって、差分を抽出し(#867)、差分に基づいて、ダウンロードされたドキュメントを更新する(#868)。そして、更新されたドキュメントをドキュメント管理サーバー3へアップロードする(#869)。すると、ドキュメント管理サーバー3において、原本ファイルが、ユーザーによって編集された通りに更新される。
なお、差分を示すデータをドキュメント管理サーバー3へ送信し、原本ファイルを更新させてもよい。
原本ファイルが更新されたら、原本ファイル更新処理部141は、最新の状態のドキュメントを示すウェブページを表示させるように、ウェブブラウザー102に要求する(#870)。
図15および図16は、ドキュメントの編集時における画像形成装置1の全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。図17は、データ保存処理の流れの例を説明するフローチャートである。図18は、原本更新用印刷物PT1を用いた原本ファイルの更新のための処理の流れの例を説明するフローチャートである。
次に、画像形成装置1の全体的な処理の流れを、図15〜図18に示すフローチャートを参照しながら説明する。
画像形成装置1は、トップページWN0のURLの指定を受け付けると(図15の#701)、ドキュメント管理サーバー3へアクセスする(#702)。そして、トップページWN0のデータを受信し(#703)、トップページWN0(図5参照)を表示する(#704)。
ここで、ユーザーは、自分のユーザーIDおよびパスワードを入力する。画像形成装置1は、ユーザーIDおよびパスワードの入力を受け付けると(#705)、ユーザーIDおよびパスワードをドキュメント管理サーバー3へ送信しログインを試みる(#706)。そして、ログインに成功したら、ユーザーIDおよびパスワードを記憶する(#707)。
また、ログインに成功したら、画像形成装置1は、一覧ページWN1のデータをドキュメント管理サーバー3から受信し(#708)、一覧ページWN1(図6参照)を表示する(#709)。
ここで、ユーザーは、編集したいドキュメントを選択する。画像形成装置1は、ドキュメントの選択を受け付けると(#710)、このドキュメントの編集ページWN2(図7参照)をドキュメント管理サーバー3からダウンロードする(#711)。そして、編集ページWN2を表示するとともに(#712)、この編集ページWN2のサブハイパーテキストファイルFL3、サブオブジェクトファイルFL4、およびURLを、ユーザーIDおよびパスワードと対応付けて記憶する(#713、#714)。
その後、画像形成装置1は、ユーザーの操作に応じて、図16に示す処理を適宜、実行する。
ユーザーがドキュメントの編集の操作を行った場合は(#715でYes)、画像形成装置1は、操作に応じてサブハイパーテキストファイルFL3を更新する(#716)。
または、ユーザーが保存のコマンドを入力した場合は(#717でYes)、画像形成装置1は、ドキュメント管理サーバー3に記憶されている原本ファイルを更新するための処理を、図17に示す手順で行う(#718)。
通信の障害が発生するなどしてドキュメント管理サーバー3へアクセスできない場合は(図17の#881でYes)、画像形成装置1は、マスターファイルFL0を生成する処理を、図9で説明した手順で行う(#882)。そして、生成したマスターファイルFL0を保存しまたは出力する処理を、図10で説明した手順で行う(#883)。
ドキュメント管理サーバー3へアクセスできる場合は(#881でNo)、画像形成装置1は、最新のサブハイパーテキストファイルFL3をドキュメント管理サーバー3へアップロードし、原本ファイルを更新するようにドキュメント管理サーバー3へ要求する(#884)。
図16に戻って、ユーザーが印刷のコマンドを入力した場合は(#719でYes)、画像形成装置1は、通信の障害の有無によって次の処理を行う。障害が発生している場合は(#720でYes)、図12で説明した手順で障害時印刷処理を実行する(#721)。障害が発生していない場合は(#720でNo)、図11で説明した手順で通常時印刷処理を実行する(#722)。
そして、ユーザーが「ログアウト」ボタンを押したり、操作の無い状態が所定の時間続いた場合は(#723でYes)、画像形成装置1は、記憶していたユーザーIDおよびパスワードなどを削除し、ドキュメント管理サーバー3からログアウトする(#724)。
また、原本更新ソフトウェア103を起動するコマンドおよびスキャンの開始のコマンドを入力した場合は、画像形成装置1は、図18に示す手順で処理を行う。
画像形成装置1は、原稿台にセットされた用紙に印刷されている画像を読み取る(図18の#731)。
この用紙が原本更新用印刷物PT1であれば、特定の文字列が記されているはずである。画像形成装置1は、この画像に特定の文字列が記されていない場合は(#732でNo)、従来通り、この画像のデータを所定の場所に保存しまたはユーザーが指定した宛先へ送信する(#733)。
一方、特定の文字列が記されている場合は(#732でYes)、画像形成装置1は、ウェブブラウザー102を起動する(#734)。この画像からURLを抽出し(#735)、ウェブブラウザー102に与える(#736)。この画像からQRコードを抽出し(#737)、このQRコードに示されるユーザーIDおよびパスワードを解析しウェブブラウザー102に与える(#738)。
さらに、画像形成装置1は、ドキュメント管理サーバー3にログインし、ドキュメントの編集ページWN2のデータをドキュメント管理サーバー3からダウンロードする(#739)。ダウンロードしたデータに示されるドキュメントと、ファイル生成用データ記憶部12Sに記憶しているサブハイパーテキストファイルFL3に示されるドキュメントとを比較することによって、差分を抽出する(#740)。差分に基づいて、ダウンロードしたドキュメントを更新する(#741)。そして、更新したドキュメントをドキュメント管理サーバー3へアップロードする(#742)。すると、ドキュメント管理サーバー3において、原本ファイルが、ユーザーによって編集された通りに更新される。
そして、画像形成装置1は、更新したドキュメントの編集ページWN2を表示する(#743)。
本実施形態によると、画像形成装置1とドキュメント管理サーバー3との通信の再開後に、ドキュメント管理サーバー3に保存されているドキュメントの原本ファイルを従来よりも容易に更新することができる。
本実施形態では、マスターファイルFL0を生成する処理およびマスターファイルFL0による原本ファイルの更新のための処理を、1台の画像形成装置1が実行した。しかし、マスターファイルFL0を他の画像形成装置で起動することによって、原本ファイルの更新のための処理を行ってもよい。または、端末装置2Bで実行可能なマスターファイルFL0を生成し、端末装置2BにおいてマスターファイルFL0を起動し原本ファイルの更新のための処理を行ってもよい。
本実施形態では、ユーザーが保存のコマンドを入力したタイミングで原本ファイルの更新の処理を行ったが、いわゆる自動保存の設定がなされている場合は、所定の時間ごとに更新の処理を行ってもよい。
本実施形態では、図13に示したように、ユーザーIDおよびパスワードをQRコードで表わしたが、URLおよび特定の文字列も、QRコードで表わしてもよい。
その他、イントラネット1NS、画像形成装置1の全体または各部の構成、処理内容、処理順序、データの構成、画像の構成などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
1 画像形成装置(情報処理装置)
10k USBインターフェース(入出力インターフェース)
126 原本更新要求部(編集内容通知手段)
127 マスターファイル生成部(通知プログラム生成手段)
128 マスターファイル出力処理部(通知プログラム出力手段)
129 ウェブページ印刷処理部(印刷手段)
12S ファイル生成用データ記憶部(編集内容記憶手段)
2A ファイルサーバー(第二のサーバー)
3 ドキュメント管理サーバー(サーバー)
FL0 マスターファイル(通知プログラム)

Claims (11)

  1. ドキュメントのデータを記憶するサーバーと通信を行う機能を有する情報処理装置であって、
    ユーザーによる操作に応じた前記ドキュメントの編集の内容を記憶する編集内容記憶手段と、
    前記データを更新するために前記内容を前記サーバーへ通知する、編集内容通知手段と、
    前記サーバーへの前記内容の通知ができない場合に、前記サーバーへ前記内容を通知する処理を示すコンピュータープログラムである通知プログラムを生成する通知プログラム生成手段と、
    前記通知プログラムを出力しまたは保存するための処理を行う通知プログラム出力手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記通知プログラム出力手段は、前記通知プログラムのサイズが所定のサイズ未満である場合は、当該通知プログラムを電子メールに添付し、ユーザーが指定した宛先へ送信する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記通知プログラム出力手段は、前記通知プログラムを前記サーバーとは異なる第二のサーバーへ保存するとともに、当該通知プログラムへのアクセスの方法をユーザーへ電子メールによって通知する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 可搬型の記録媒体を接続するための入出力インターフェースを有し、
    前記通知プログラム出力手段は、前記入出力インターフェースに前記記録媒体が接続されている場合は、前記通知プログラムを当該記録媒体に保存する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記通知プログラム生成手段は、前記通知プログラムとして、前記サーバーから通知された、前記ドキュメントを編集するウェブページのURLを示すプログラムを生成する、
    請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の情報処理装置。
  6. ドキュメントのデータを記憶するサーバーと通信を行う機能を有する情報処理装置であって、
    ユーザーによる操作に応じた前記ドキュメントの編集の内容を記憶する編集内容記憶手段と、
    前記データを更新するために前記内容を前記サーバーへ通知する、編集内容通知手段と、
    前記サーバーへの前記内容の通知ができない場合に、前記内容を識別する識別子を用紙に印刷する、印刷手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  7. 前記用紙から前記識別子を読み取る読取手段、を有し、
    前記編集内容通知手段は、読み取られた前記識別子に基づいて、前記編集内容記憶手段に記憶されている前記内容を前記サーバーへ通知する、
    請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 情報処理装置において行われたドキュメントの編集に応じて、サーバーに記憶されている当該ドキュメントのデータを更新する、ドキュメントデータ更新方法であって、
    前記情報処理装置が、
    ユーザーによる操作に応じた前記ドキュメントの編集の内容を編集内容記憶手段に記憶させる処理を実行し、
    前記データを更新するために前記内容を前記サーバーへ通知する処理を実行し、
    前記サーバーへの前記内容の通知ができない場合に、前記サーバーへ前記内容を通知する処理を示すコンピュータープログラムである通知プログラムを生成する処理を実行し、
    前記通知プログラムを出力しまたは保存するための処理を実行する、
    ことを特徴とするドキュメントデータ更新方法。
  9. 情報処理装置において行われたドキュメントの編集に応じて、サーバーに記憶されている当該ドキュメントのデータを更新する、ドキュメントデータ更新方法であって、
    前記情報処理装置が、
    ユーザーによる操作に応じた前記ドキュメントの編集の内容を編集内容記憶手段に記憶させる処理を実行し、
    前記データを更新するために前記内容を前記サーバーへ通知する処理を実行し、
    前記サーバーへの前記内容の通知ができない場合に、前記内容を識別する識別子を用紙に印刷する処理を行う、
    ことを特徴とするドキュメントデータ更新方法。
  10. ドキュメントのデータを記憶するサーバーと通信を行う機能を有する情報処理装置に用いられるコンピュータープログラムであって、
    前記情報処理装置に、
    ユーザーによる操作に応じた前記ドキュメントの編集の内容を編集内容記憶手段に記憶ささせる処理を実行させ、
    前記データを更新するために前記内容を前記サーバーへ通知する処理を実行させ、
    前記サーバーへの前記内容の通知ができない場合に、前記サーバーへ前記内容を通知する処理を示すコンピュータープログラムである通知プログラムを生成する処理を実行させ、
    前記通知プログラムを出力しまたは保存するための処理を実行させる、
    ことを特徴とするコンピュータープログラム。
  11. ドキュメントのデータを記憶するサーバーと通信を行う機能を有する情報処理装置に用いられるコンピュータープログラムであって、
    前記情報処理装置に、
    ユーザーによる操作に応じた前記ドキュメントの編集の内容を編集内容記憶手段に記憶させる処理を実行させ、
    前記データを更新するために前記内容を前記サーバーへ通知する処理を実行させ、
    前記サーバーへの前記内容の通知ができない場合に、前記内容を識別する識別子を用紙に印刷する処理を実行させる、
    ことを特徴とするコンピュータープログラム。
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