JP2012233691A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷蔵庫内の収納物を精度よく検知することのできる冷蔵庫を得る。
【解決手段】開閉可能な扉11を有する冷蔵室10と、冷蔵室10内を仕切る一又は複数の棚15と、冷蔵室10に冷却風を吹き出す吹出口25を備えた冷却機構20と、扉11の開閉状態を検知する扉開閉検知部13と、冷蔵室10内に光を照射する光源1と、光源1により照射される光を検知可能な光センサ2と、扉開閉検知部13で扉閉鎖状態を検知している状態において、光源1に光を照射させ、光センサ2が検知した光検知情報に基づいて庫内室内の収納物の量を検出する制御部16とを備え、光源1から光センサ2へ至る複数の光路を形成可能とし、光源1から光センサ2へ至る複数の光路のうち少なくとも一つを、棚15で仕切られた空間内を通過するように形成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷蔵庫内の収納物状態を検知する冷蔵庫に関する。
冷蔵庫は一般に、開閉可能な扉を有する庫内室と、この庫内室を冷却する機構と、庫内室内の空気温度を検出する庫内温度センサを備えている。
このような冷蔵庫において、庫内に収納物が多い状態で扉を開けて新たに収納物を投入すると、予め収納されていた収納物が妨げとなって冷却風が新たな収納物に届きにくくなり、新たな収納物がなかなか冷却されず品質が低下するおそれがあった。
そして、冷風吹出口と庫内温度センサとが近接して設置されている場合、庫内温度センサ付近の空気は冷えやすいことから、庫内が十分に冷却されていると判断されやすくなる。このため、新たな収納物が十分に冷えていないにもかかわらず、十分に冷却されていると判断されて冷風の吹き出しが抑制され、庫内室内の平均温度が高くなるおそれがあった。
また、冷風吹出口と庫内温度センサとが遠く離れて設置されている場合、庫内温度センサ付近の空気は冷えにくいことから、庫内が十分に冷却されていないと判断されやすくなる。このため、庫内は全般的に冷却されているにもかかわらず、冷風が連続して吹き出され、冷風吹出口付近の収納物が凍結する場合があった。
このような課題が存在するため、庫内室内の収納物を検出する技術が提案されている。
そして従来より、「冷蔵室の内壁に複数装着されて、高温の熱負荷から発生される赤外線を受光して、温度及び高温の熱負荷の発生位置を検知する赤外線センサ組立体と、を含んで構成されて、前記赤外線センサ組立体は、・・・赤外線センサが受光する赤外線の受光範囲を制限する受光範囲制限手段とを具備する」冷蔵庫が考案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、「1個または複数個有する冷蔵庫外内光センサ37aによって冷蔵庫内光センサの該当する周囲の庫内収納物を検知する。検知方法は庫内収納物などにより冷蔵庫内光センサa付近に庫内収納物などによって光を遮断して影が生じているか否かを冷蔵庫内光センサaによって判断することによって行われる」ことが考案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許第4012078号公報(第3頁、図1) 特開2006−336963号公報(第6頁、第7頁、図2、図6)
特許文献1に記載の技術によれば、被冷却物から発せられる輻射熱を検知することにより、未冷却の収納物を検知する。しかし、被冷却物から発せられる輻射熱を検知する方式の場合、未冷却の収納物が既に冷却された収納物の陰になる場所に置かれた場合、未冷却の収納物を検知することができない。
また、特許文献2に記載の技術によれば光センサで影の有無を検出することにより収納物の有無を検知して庫内の照明強度を変化させている。しかし、収納物の量に応じた冷却制御を行うものではないため、収納物の冷却不良に関する課題を解消できない。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、第1の目的は、冷蔵庫内の収納物を精度よく検知することのできる冷蔵庫を得るものである。
また、第2の目的は、検知した収納物の量や位置に応じて、収納物を高品質な状態で保存することのできる冷蔵庫を得るものである。
本発明に係る冷蔵庫は、開閉可能な扉を有する庫内室と、前記庫内室内を仕切る一又は複数の棚と、前記庫内室に冷却風を吹き出す吹出口を備えた冷却機構と、前記扉の開閉状態を検知する扉開閉検知部と、前記庫内室内に光を照射する光源部と、前記光源部により照射される光を検知可能な光センサ部と、前記扉開閉検知部で扉閉鎖状態を検知している状態において、前記光源部に光を照射させ、前記光センサ部が検知した光検知情報に基づいて前記庫内室内の収納物の量を検出する制御部とを備え、前記光源部から前記光センサ部へ至る複数の光路を形成可能とし、前記光源部から前記光センサ部へ至る複数の光路のうち少なくとも一つを、前記棚で仕切られた空間内を通過するように形成したものである。
本発明に係る冷蔵庫によれば、光源部から光センサ部へ至る複数の光路を形成し、扉が閉鎖された状態で庫内室内の収納状態を検出するので、庫内室内の収納物を精度良く検出することができる。
実施の形態1に係る冷蔵庫の構成を示す図である。 実施の形態1に係る冷蔵室内の光源の配置と光源の照射領域を説明する図である。 実施の形態1に係る冷蔵庫の機能ブロック図である。 実施の形態1に係る冷蔵室のメイン処理を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る収納物検知処理を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る収納物検知処理を説明する冷蔵室内の模式図である。 実施の形態1に係る収納物検知処理において、点灯させる光源と光センサの受光強度の関係を示す表である。 実施の形態2に係る冷蔵室内の構成を説明する図である。 実施の形態3に係る冷蔵室内の構成を説明する図である。 実施の形態4に係る光源の構成を説明する図である。 実施の形態5に係る光源の構成を説明する図である。 実施の形態6に係る光源の構成を説明する図である。 実施の形態7に係る光源の構成を説明する図である。 実施の形態8に係る光源の構成の第1の例を説明する図である。 実施の形態8に係る光源の構成の第2の例を説明する図である。 実施の形態9に係る冷蔵室内の構成を説明する図である。 実施の形態9に係る冷却制御処理を示すフローチャートである。
実施の形態1.
(冷蔵庫100の構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫100の構成を示す図であり、図1(A)は上から見た場合の図、図1(B)は横から見た場合の図である。図1において、冷蔵庫100は、区画されて独立した複数の庫内室を備える。庫内室としては、最上部に設けられ扉11を備えた冷蔵室10と、冷蔵室10の下方に配置され引き出し扉31を備えた切替室30と、切替室30の下方に配置され引き出し扉33を備えた野菜室32と、野菜室32の下方に配置され引き出し扉35を備えた冷凍室34とを備える。扉11には、冷蔵庫100の各庫内室の冷却温度の設定を行う操作パネル、各庫内室の冷却状態などの各種情報を表示する表示パネル、各庫内室の冷却情報などの各種情報を音声出力する音声出力装置などを備えた正面パネル12を備える。
(冷却機構)
冷蔵庫100の背面側には、各庫内室を冷却するための冷却機構として、コンプレッサー21と、熱交換器22と、冷気送風ファン23と、背面冷風路24と、冷風吹出口25と、制御装置16とを備える。
制御装置16は、制御回路やその動作プログラムを格納した記憶装置などを備え、冷蔵庫100の動作を制御する。
コンプレッサー21、熱交換器22により作り出された冷気は、冷気送風ファン23によって送風され、背面冷風路24を通って、冷風吹出口25から各庫内室へと吹き出される。制御装置16は、コンプレッサー21の出力や冷気送風ファン23の送風量を制御することにより、各庫内室が設定された温度に維持されるよう制御する。なお、制御装置16、コンプレッサー21、熱交換器22、冷気送風ファン23、背面冷風路24、及び冷風吹出口25を、冷却機構20と総称する。
(冷蔵室の構成)
冷蔵室10は、扉11の開閉状態を検知する扉開閉検知スイッチ13と、扉11の内側に設けられたドアポケット14と、冷蔵室10内を複数に仕切る棚15a、15b(棚15と総称する場合がある)とを備える。そして、図1に示すように食品などの収納物18を収納可能となっている。
さらに、冷蔵室10は、1又は複数の光源1と、1又は複数の光センサ2と、冷蔵室10内の空気温度を検出する空気温度センサ3と、冷蔵室10内の空気を攪拌する庫内攪拌ファン4とを備える。
(光源と光センサの構成)
光源1は、蛍光灯、LED、エレクトロルミネッセンスなどの任意の光発生方式により光を発する。発する光の波長域としては、紫外、可視、赤外など、いずれの波長域であってもよい。本実施の形態1及び後述する実施の形態において、1又は複数の光源1の集合体全体が、本発明の光源部に相当する。
光センサ2は、光源1から発せられる光を検知する装置であり、フォトダイオード、光電子増倍管など、任意の方式のものを用いることができる。本実施の形態1及び後述する実施の形態において、1又は複数の光センサ2の集合体全体が、本発明の光センサ部に相当する。
詳細は後述するが、本実施の形態1では、光源1が発する光を光センサ2が受光し、光センサ2の受光強度に応じて冷蔵室10内の収納物18の量や位置の検出を行う。光センサ2の受光強度が小さい場合あるいは光センサ2が受光できない場合は、光源1から光センサ2に至る光路上に光を遮る物、すなわち収納物18が存在すると判断し、受光強度が大きい場合は収納物18が存在しないと判断する。本実施の形態1では、複数の光源1を設けることにより、光源1から光センサ2へ至る複数の光路を設ける。このようにすることにより、収納物18の量や位置を高精度に検知可能としている。
図2は、冷蔵室10内の光源1の配置を示す図であり、図2(A)は上から見た図、図2(B)は横から見た図である。なお、図2では、光源1を、光源1a〜光源1iの符号により区別して表記している。図2に示すように、光源1a、1bは天井近くの側壁に、光源1c、1dは棚15aの下側に、光源1e〜光源1iは扉11あるいは扉11付近の内壁に設けられている。光源1a〜光源1iは、発した光が光センサ2により受光可能となるような角度で設置されており、光源1a〜光源1iから光センサ2に至る光路が形成されている。そして、各光路がなるべく重複しないように、光源1a〜光源1iの角度が調節して設置される。光源1の設置位置、数、設置角度、及び光源1の照射角度は、光源1の設置位置、光センサ2の設置位置、及び棚15などの冷蔵室10内の構造に応じて調節して設けるが、その具体例については後述する実施の形態2以降にて説明する。
光センサ2は、収納物検知が可能となるよう冷蔵室10内に複数設けることができる。特に、図1に示すように、光センサ2を棚15aと棚15bの間に複数設けることにより、棚15a、15bに載置された収納物の量や位置が検知可能となる。
なお、光源1や光センサ2は、通電や動作指示のための配線が必要であることから、冷蔵庫100内の壁部分などの外郭部分に設置することが望ましい。このようにすることで、壁の中に配線を設けることができ、収納物が接する庫内室内に配線がむき出しとなるのを回避できる。なお、棚15やドアポケット14など、移動や取り外しが可能な部位に設置する場合には、配線を容易に脱着可能に設けるか、あるいは、非接触伝送が可能な機構を設けることが望ましい。
(機能ブロック)
図3は、本実施の形態1に係る冷蔵庫100の機能ブロック図である。図1、図2と同一の構成要素には同一の符号を付している。制御装置16は、扉開閉検知スイッチ13から扉11の開閉状態を取得するとともに空気温度センサ3から冷蔵室10内の空気温度を取得し、冷蔵室10内が設定された温度に維持されるよう、予め記憶されたプログラムにしたがって冷却機構20を制御する。なお、冷却機構20を制御するとは、コンプレッサー21の出力、冷気送風ファン23の送風量、冷風吹出口25の開閉度合いなど冷却機構20の構成要素の運転状態を制御することをいう。
また、制御装置16は、光源1を点灯制御して光センサ2が受光する受光強度に基づいて収納物18の収納状態を検出し、この結果に基づいて冷却機構20の制御を行う。
また、制御装置16は、各庫内室の冷却状態に関する情報や、故障に関する情報、検知した収納物に関する情報などを、正面パネル12、あるいは、光源1の点滅動作などにより出力する。例えば、光源1が複数設けられている場合には、扉11を開放した時に、収納物が過剰に存在している箇所の近傍に設けられている光源1を点滅させることができる。さらに、故障時には、光源1の照明強度や点滅周期を変えて点滅させて異常報知を行うこともできる。
(冷蔵室10のメイン処理)
図4は、冷蔵室10のメイン処理を示すフローチャートである。
扉開閉検知スイッチ13により扉11が所定時間以上開放されていることを検知すると(S101)、扉11が閉鎖されるまでの間は(S102のNo)、庫内視認用照明モードで動作する(S106)。庫内視認用照明モードでは、冷蔵室10内の照明用光源(図1には図示せず)を点灯させて、冷蔵室10内の視認性を高める。
扉11が閉鎖されると(S102のYes)、冷蔵室10内の収納物の量や位置を検知する収納物検知処理を行う(S103)。収納物検知処理の詳細は後述する。
そして、ステップS103で検出した収納物の量や位置と、空気温度センサ3による検出温度に基づいて、冷蔵室10内の冷却制御を行う(S104)。収納物が多いと判定された場合、新たに投入された未冷却の収納物に冷却風が供給されない状態となるのを回避するため、庫内室の冷気導入量を増やす、冷気温度を低下させる、庫内攪拌ファン4により庫内空気を攪拌する、などの処理を行う。このようにすることで、未冷却の収納物の冷却を促進することができる。また、収納物が少ないと判定された場合には、冷気導入量を少なくする省エネ運転を行う。このようにすることで、エネルギー消費量を削減することができる。冷蔵室10内の空気温度に加えて収納物の量や位置に関する情報を併せて用いて冷却制御を行うことにより、冷蔵室10内をより最適な冷却状態に維持することができる。
(収納物検知処理)
次に、図4のステップS103で示した収納物検知処理の詳細を説明する。
図5は、収納物検知処理を示すフローチャート、図6は収納物検知処理を説明する冷蔵室10内を横から見た模式図であり、光源1、光センサ2、棚15、収納物18、空気温度センサ3、及び光源1から光センサ2に至る光路を主に示している。図6(A)は収納物量が少ない場合、図6(B)は収納物量が多い場合を示している。
なお、図6では、光源1を、光源1j〜光源1mの符号により区別して表記し、光センサ2を、光センサ2a〜光センサ2cの符号により区別して表記している。
(光源1と光センサ2の構成)
図6の例では、光源1jを天井に、光源1kを棚15aの下面に、光源1lを扉11に、光源1mを扉11側の底面に設けている。光センサ2はすべて背面冷風路24側の壁面に設けており、光センサ2aは天井と棚15aの間に、光センサ2bは棚15aと棚15bの間に、光センサ2cは棚15bと底面との間に位置する。空気温度センサ3は、背面冷風路24側の底面に設けられている。冷蔵室10への冷風吹出口25は、棚15aと天井との間であって光センサ2aの上方近くに位置している。
なお、図6において、光源1から光センサ2へと延びる実線矢印は光路を表しており、便宜的に、実線矢印1本を光強度1として説明する。破線矢印は、収納物や棚に反射して僅かに光センサ2で検知される光の光路を表しており、これを便宜上、光強度0.5として説明する。
(収納物検知処理の第1の例)
次に、本実施の形態1に係る収納物検知処理の第1の例を、図5と図6を参照して説明する。
図5において、収納物検知処理を開始すると、制御装置16はすべての光源1j〜光源1mを点灯させる(S111)。そして、制御装置16は、光センサ2が受光強度に基づいて出力する出力値を取得して、冷蔵室10内の収納物を検知する(S112)。
収納物の検知をより具体的に説明する。
図6(A)に示すように、棚15bに収納物18aが載置された状態を想定する。光源j〜光源1mのすべてを点灯させると、実線矢印で示すように光センサ2a〜光センサ2cに直接至る光路と、破線矢印S1、S2で示すように収納物18や棚15に反射して光センサ2に至る光路が生じる。各光センサの受光強度は、光センサ2a:3、2b:2.5、2c:1.5となり、総計は7である。
また、図6(B)に示すように、棚15a、棚15b、及び底面に収納物18a〜収納物18dが載置されて収納物量が多い状態を想定する。光源1j〜光源1mのすべてを点灯させると、各光センサの受光強度は、光センサ2a:0、2b:1.5、2c:0.5となり、総計は2である。
このように、収納物の量や位置に応じて光センサ2の受光強度が異なるので、収納物が存在しない状態での光センサ2の出力値と、収納物を収納した状態での出力値とを比較することによって、収納物の量を判断できる。例えば、受光強度が小さい場合は、光源1から光センサ2への光路が遮られている、すなわち、収納物量が存在する、と判断できる。
そして、図5において、収納物の検知が終了するまでの間はステップS111とステップS112の処理を繰り返し、収納物の検知が終了すると(S113)、光源1を消灯させて(S114)処理を終了する。
このように、光源1j〜光源1mを点灯させたときの光センサ2a〜光センサ2bの受光強度に基づいて、収納物の有無を検出することができる。
(収納物検知処理の第2の例)
次に、本実施の形態1に係る収納物検知処理の第2の例を、図5と図6を参照して説明する。なお、ここで説明する第2の例では、制御装置16が本発明の光路形成手段に相当する。
前述の第1の例では、ステップS111ですべての光源1j〜光源1mを点灯させたが、この第2の例では、まず、光源1jのみを点灯させる(S111)。そして、光源1jを点灯させたときの光センサ2a〜光センサ2cの受光強度に基づいて、光源1jから光センサ2a〜光センサ2cに至る光路上の収納物を検知する(S112)。続けてステップS113でNoへ進み、光源1kのみを点灯させて(S111)、このときの光センサ2a〜光センサ2cの受光強度に基づいて、光源1b2から光センサ2a〜光センサ2cに至る光路上の収納物を検知する(S112)。同様にして、光源1l、光源1mのみを点灯させて収納物を検知する。すべての光源1j〜光源1mを順次点灯させて収納物の検知を行ったところで収納物検知処理を終了とし(S113)、すべての光源1j〜光源1mを消灯させて(S114)、処理を終了する。
このように、照射方向の異なる光源1l〜光源1mを順次点灯させて収納物を検知することで、冷蔵室10内に載置された収納物18の位置をより詳細に特定することができる。例えば、光源1jを点灯させたときに、光センサ2aは受光可能であって光センサ2bは受光不能であったという場合には、光源1jから光センサ2bに至る光路上に収納物が載置されていると分かる。このように、点灯する光源1と、光センサ2の受光強度、及び受光した光センサ2の位置に基づいて、収納物の位置を判断することができる。
なお、この第2の例では光源1j〜光源1mを1個ずつ順次点灯させる例を示したが、数個ずつ順次点灯させてもよく、同様に収納物の量や位置を検知することができる。
また、最初にすべての光源1を点灯させた状態で光センサ2の出力値を得て、出力値の低い光センサ2をおおよそ特定した上で、その光センサ2へ至る光路を形成する光源1を所定のパターンで点灯させて収納物を検知してもよい。このようにすることで、精度よく収納物を検知することができるとともに、光源1を1つずつ点灯させる場合と比べて短時間で収納物を検知することができる。
なお、上記した第1の例及び第2の例において、量、載置位置、高さなどの異なる様々な収納物を冷蔵室10内に載置したときの、光センサ2の出力値のマッピングデータを予め制御装置16の記憶部に保持しておいてもよい。そして、実際の光センサ2の出力値とマッピングデータとを照合することで冷蔵室10内の収納物の量や位置、高さなどを判断することもできる。
(収納物検知処理の第3の例)
次に、本実施の形態1に係る収納物検知処理の第3の例を、図6を参照して説明する。前述の第1の例及び第2の例では、各光センサ2が受光した光の受光強度に応じて収納物を検知していたが、ここで説明する第3の例では、各光センサ2の受光強度に重み付けを行った上で収納物量の判断を行う。
図6に示すように、光センサ2aは、冷風吹出口25の近傍に設けられているので、光センサ2aの受光強度に基づいて冷風吹出口25の近傍に収納物が載置されているか否か判断することができる。ここで、冷風吹出口25の付近が収納物で塞がれていると冷蔵室10の全体に冷気が行き渡りにくくなり、冷風吹出口25の付近が開放されていると冷気が循環されやすくなる。このように、冷風吹出口25近傍の収納物18の有無は、冷蔵室10の冷却能力に与える影響が大きい。このため、光センサ2aの出力値に重み付けを行った上で、収納物の判断を行う。
図7は、図6(A)、(B)に示す光源1j〜光源1mを点灯させたときの、光センサ2aの出力値、光センサ2aの出力値に2倍の重み付けを行った値、及び光センサ2b、光センサ2cの出力値を示す表である。図7の表の上段が図6(A)の場合、下段が図6(B)の場合であり、光源1j〜光源1mを単独で点灯させたときの出力値と、すべての光源1j〜光源1mを点灯させたときの出力値とを示している。
図7に示すように、光センサ2aの出力値に2倍の重み付けを加えた値と、光センサ2b、光センサ2cの出力値に基づいて、収納物の検知を行う。第1の例で前述したようにすべての光源1j〜光源1mを点灯させて収納物検知を行ってもよいし、第2の例で前述したように光源1j〜光源1mを順次点灯させて収納物検知を行ってもよい。
このように、冷風吹出口25近傍の光センサ2aの出力値に重み付けを加えて収納物の量や位置を判断することで、冷蔵室10内の冷却能力に影響の大きい冷風吹出口25近傍の収納物の状態を重視した冷蔵室10の全体の収納物量を判断することができる。このようにして検出した収納物の量や位置に基づいて冷蔵室10の冷却制御を行うことで(図4のステップS105)、冷蔵室10内を適切な冷却状態に維持することができる。
なお、上記した収納物検知処理の第3の例では冷風吹出口25近傍の光センサ2aの出力値に重み付けを加える場合を例に説明したが、冷蔵室10内の構造に応じて重み付けを加える光センサ2を適宜選択することができる。
以上のように、本実施の形態1に係る冷蔵庫100によれば、冷蔵室10の扉11を閉鎖すると、所定時間、冷蔵室10内に設けた光源1に光照射させ、冷蔵室10内の光センサ2が検知した受光強度に基づいて冷蔵室10内の収納物の量や位置を検知する。このため、冷蔵室10内の収納状態を精度よく検知することができる。
また、冷蔵室10の扉11を閉めた状態で収納物の検知を行うようにしたので、冷蔵室10の外光の影響がなく、収納物の検知精度を向上させることができる。
収納物の検知においては、複数の光源1を設けることによって本発明の光源部を構成し、光源部から光センサ2へと至る複数の光路を形成した。このように複数の光路を形成したため、広い範囲の収納物を検知でき、収納物の量や位置をより精度よく検知することができる。
実施の形態2.
本実施の形態2では、収納物検知に関する光源1と光センサ2の構成例を中心に説明する。本実施の形態2は、前述の実施の形態1に適用可能なものである。
図8は、本発明の実施の形態2に係る冷蔵室10aを横から見た場合の構成を示す図である。図8において、前述の実施の形態1と同様の構成要素には同様の符号を付している。また、図8では、光源1を光源1n〜光源1pの符号により区別して表記し、光センサ2を光センサ2d〜光センサ2fの符号により区別して表記している。また、図8では、冷蔵室10a内の冷風の流れを白抜きの矢印で概念的に示している。
冷蔵室10aは、棚15a、棚15bで仕切られた空間に対応して、背面冷風路24側に3つの冷風吹出口25a〜冷風吹出口25c(冷風吹出口25と総称する場合がある)を備える。冷風吹出口25a〜冷風吹出口25cは、棚15a、棚15bで仕切られた空間の上方に位置し、底面や棚15に載置される収納物18の上側を冷気が通過可能となっている。
光源1n〜光源1pは指向性の高い光源であり、冷蔵室10aの天井や棚15の直下位置を扉11側から背面冷風路24側に向かって略水平に光照射を行う向きで設置されている。
光センサ2d〜光センサ2fは、光源1n〜光源1pの光路上であって背面冷風路24側の壁に設置されている。冷風吹出口25a〜冷風吹出口25cは棚15a、15bで仕切られた空間の上方に位置することから、光センサ2d、光センサ2e、光センサ2fはそれぞれ、冷風吹出口25a、冷風吹出口25b、冷風吹出口25cのごく近傍に設置されているといえる。
このように構成された冷蔵室10aにおいて、光源1n、光源1o、光源1pにより照射された光は、それぞれ、光センサ2d、光センサ2e、光センサ2fにほぼまっすぐに入射する。光源1n〜光源1pから光センサ2d〜光センサ2fへ至る光路は、冷風吹出口25a〜冷風吹出口25cから吹き出される冷気の流れる位置とほぼ同じ高さであって、かつ、冷気の流れと略平行となる。
そして、前述の実施の形態1で述べたようにして収納物の検知を行う。天井あるいは棚15の直下に光路を設けることで、天井あるいは棚15の直下に収納物があるか否か検知することができる。光源1から発せられた光がほぼ減衰することなく光センサ2に受光されれば、天井あるいは棚15の直下を収納物が塞いでいないということが分かる。
例えば、図8に示すように棚15aに載置された収納物18a、収納物18bが背の低いものであれば、収納物と天井との間に適度な空間が確保される。このため、冷風吹出口25aから吹き出される冷気は、矢印T1に示すように収納物18a、収納物18bの上部を通過して冷蔵室10a内を循環することができる。
しかし、収納物18dのように背高のものである場合、収納物18dの上部には棚15bとの間に空間がほとんどない。このため、冷風吹出口25cから吹き出された冷気の流れが滞り、収納物18eのように扉11側に設置されたものを効果的に冷却することができない。
本実施の形態2で述べたように冷気の通り道である天井あるいは棚15の直下に収納物があるか否かを検知することにより、冷気の流れが妨げられているか否か判断できる。このため、冷気の流れが妨げられている場合には正面パネル12によりユーザーに報知を行うなどの処理が行え、収納物が冷気の流れを妨げることによる冷却不良を低減させることができる。
以上のように本実施の形態2によれば、天井あるいは棚15の直下に光源1から光センサ2へ至る光路を設け、冷風吹出口25から吹き出される冷気の流れと光路とがほぼ一致するように構成し、収納物の検知を行うようにした。冷気の流れ道である天井あるいは棚15の直下における収納物の有無を検知できるので、収納物の上部に冷風が流れる空間があるか否か、冷気の流れが妨げられているか否かを検出することができる。
なお、本実施の形態2で述べた光源1、光センサ2、冷風吹出口25の位置関係は図8のものに限定されるものではなく、光源1から光センサ2へ至る光路が、冷風吹出口25から吹き出される冷風流路とほぼ一致するように設ける構成であればよい。
実施の形態3.
本実施の形態3では、収納物検知に関する光源1と光センサ2の構成例を中心に説明する。本実施の形態3は、前述の実施の形態1に適用可能なものである。また、本実施の形態3において前述の実施の形態1の構成要素と同一又は対応するものには、同一の符号を付している。
図9は、本発明の実施の形態3に係る冷蔵室10bを横から見た場合の構成を示す図である。また、図9では、光源1を光源1q〜光源1sの符号により区別して表記し、光センサ2を光センサ2g〜光センサ2iの符号により区別して表記している。また、図9では、冷蔵室10b内の冷風の流れを白抜きの矢印で概念的に示している。
冷蔵室10bは、棚15a、棚15bで仕切られた空間に対応して、背面冷風路24側に3つの冷風吹出口25a〜冷風吹出口25c(冷風吹出口25と総称する場合がある)を備える。冷風吹出口25a〜冷風吹出口25cは、棚15a、棚15bで仕切られた空間の上方に位置し、底面や棚15に載置される収納物18の上側を冷気が通過可能となっている。
以下、光源1と光センサ2の3つの構成例を図9を参照して説明する。
(光源1と光センサ2の第1の構成例)
光源1qは、天井方向から略垂直に下方に向かって光照射するようにして、天井に設置されている。棚15aの上面であって光源1qからの光が入射する位置には、反射板5aが設けられている。そして、光センサ2gは、反射板5aが反射した光源1qからの光を受光可能な位置に設けられている。
このような構成において、光源1qから照射された光は、反射板5aへと略直下に進む光路をとり、反射板5aにより反射されて光センサ2gに入射する。このため、光源1qから反射板5aに至る光路は、冷風吹出口25aから吹き出される冷気U1を横切ることとなる。
そして、実施の形態1で前述したようにして収納物の検知を行う。冷風吹出口25aから吹き出される冷気U1を横切るように光路を設けることで、冷風吹出口25aの前方に収納物があるか否かを検出することができる。
このように第1の構成例によれば冷風吹出口25aの前方の収納物の有無を検知できるので、収納物が冷風吹出口25aから吹き出される冷気の流れを妨げているか否かを検出できる。
(光源1と光センサ2の第2の構成例)
光源1rは、扉11側から背面冷風路24側に向かって光を照射する向きで扉11側に設けられている。光源1rのほぼ正面であって背面冷風路24側の壁面には、光源1rからの光を反射させる反射板5bが設けられている。光センサ2hは、反射板5bが反射した光源1rからの光を受光可能な向きであって光源1rの近傍に設けられている。
このような構成において、光源1rから照射された光は、反射板5bへとほぼ直進する光路をとり、反射板5bにより反射されて光センサ2hに入射する。そして、実施の形態1で前述したようにして収納物の検知を行う。
このように第2の構成例によれば光源1rが照射した光を反射させる反射板5bを設けたので、光源1rと光センサ2hを同一基板上に設けることができる。このため、前述の実施の形態1と同様の効果を得ることができるほか、光源1rと光センサ2hへの電源などの配線を簡略化することができるという効果も得ることができる。
なお、この第2の構成例は、前述の実施の形態2と組み合わせて用いることも可能である。
(光源1と光センサ2の第3の構成例)
光源1sは、背面冷風路24側の壁面に設けられ、背面冷風路24側から扉11側に向かって光が照射される。ここで、光源1sが照射する光は赤外光である。光センサ2iは扉11側に設けられ、光源1sからの光を受光可能な向きで設置されている。光センサ2iは光源1sから照射された光を受光するセンサであるとともに、収納物の輻射熱を検知可能な赤外線式の温度検知センサの機能も備えている。
このような構成において、光源1sから照射された赤外光は、背面冷風路24側から扉11方向へ向かう光路をとり、光センサ2iに入射する。そして、実施の形態1で前述したようにして収納物の検知を行う。
また、光センサ2iは収納物の温度検知が可能な温度検知センサであって扉11側に設けられているので、扉11側に載置された収納物の温度を検出することができる。そして、光センサ2iが検出した収納物の温度情報を併せて用いて、制御装置16(図9には図示せず)が冷却制御を行う。
新たに庫内に収納される未冷却の収納物は、扉11側(冷風吹出口25cから離れた位置)に載置されることが多く、冷気が行き渡らない場合は冷却不良に陥ることがある。しかし、光センサ2iにより収納物の有無の検知と併せて温度検知も行うことで、冷却不良の収納物が存在するか否かを検出することができる。
このように第3の構成例によれば赤外光を発する光源1sを背面冷風路24側に設け、光源1sからの赤外光を受光可能でかつ収納物の温度を検知可能な光センサ2iを扉11側に設けた。このため、前述の実施の形態1と同様の効果を得ることができるほか、収納物の温度も検知することができる。
なお、この第3の構成例は、前述の実施の形態2と組み合わせて用いることも可能である。
実施の形態4.
本実施の形態4では、光源1と光センサ2の構成例を説明する。本実施の形態4は、前述の実施の形態1、実施の形態2と組み合わせて用いることができるものである。また、本実施の形態4では、前述の実施の形態1の構成要素と同一又は対応するものには、同一の符号を付している。
図10は、冷蔵室10c内の光源1と光センサ2の構成を示す図である。図10(A)は冷蔵室10c内を上から見た図を、図10(B)は横から見た図を示している。図10において網掛け表示するQ1は、光源1の照射範囲を模式的に表したものである。
光源1は、棚15aの扉11側の端部であって棚15aの下側に、背面冷風路24側へ向かって光を照射する向きに設置されている。そして、光源1は、ステッピングモータなどの駆動機構を備えた光源移動機構(図示せず)により、略水平方向に移動・固定される。光源移動機構の動作は、制御装置16(図10には図示せず)により制御可能である。なお、本実施の形態4においては、光源移動機構と制御装置16が本発明の光路形成手段に相当する。
光センサ2は、吹出口カバー26の背面側(背面冷風路24側)に設置されている。吹出口カバー26は、冷風吹出口25への異物混入を防ぐとともに冷風の吹き出しを可能とするために、網目状や格子状など通風可能に構成されたカバーである。光センサ2は、吹出口カバー26の網目や格子を介して光を受光することができる。そして、光センサ2は、ステッピングモータなどの駆動機構を備えた光センサ移動機構(図示せず)により、略垂直方向に移動・固定される。光センサ移動機構の動作は、制御装置16(図10には図示せず)により制御可能である。
収納物検知を行う際には、光源1と光センサ2のいずれか又は両方を所定の位置に移動させて固定した状態で、光源1を発光させ、光センサ2により収納物を検知する。したがって、本実施の形態4に係る光源1と光センサ2を実施の形態1で前述した収納物検知に用いれば、実施の形態1と同様の効果を得ることができるほか、光源1と光センサ2の設置数を低減させることができる。すなわち、光源1と光センサ2との相対的な位置を変化させることで、光源1から光センサ2に至る複数の光路を設けることができ、光源1や光センサ2を多数配置することなく、様々な場所に載置した収納物を検知することができる。
実施の形態5.
本実施の形態5では、光源1の構成例を説明する。本実施の形態5に係る光源1は、前述の実施の形態1〜実施の形態4に適用可能なものである。また、本実施の形態5では、前述の実施の形態1の構成要素と同一又は対応するものには、同一の符号を付している。
図11は、光源1の構成を示す図であり、光源1を側方から見た場合の模式図である。図11で示す実線矢印P1〜P3は、光の照射方向を模式的に表したものである。
光源1は、基板41にLED素子42が実装され、レンズ43で覆われたいわゆる砲弾型のLEDランプである。そして、変角機構44を設けた点に特徴を有する。変角機構44は、砲弾型のLEDランプ全体を、所定角度で首振り回転させて支持固定させる機構であり、本発明の回転機構に相当する。変角機構44によりLEDランプ全体の向きを変えることで、光源1の照射方向を変えることができる。
収納物検知を行う際には、異なる角度で首振りさせた状態で光源1を発光させて光センサ2により収納物の有無を検出する。光源1を首振り可能に構成することで、複数の特定方向を照射することができるので、光センサ2へ至る光路を複数設けることができる。このため、前述の実施の形態1の収納物検知にこの光源1を用いれば、実施の形態1と同様の効果を得ることができるほか、1つの光源で複数の光路を得ることができるので、光源1の設置数を低減させることができる。
なお、図11では、基板41、LED素子42、及びレンズ43を含めた砲弾型のLEDランプ全体を一体に首振り可能に構成しているが、LED素子42のみあるいはレンズ43のみの角度を変える構成としてもよく、同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態5では、いわゆる砲弾型のLEDランプを例に説明したが、いわゆる表面実装型のLEDランプを用いてもよく、その他の発光方式の光源を用いてもよい。
また、変角機構44の変角角度及び首振り・支持固定の動作を、制御装置16により制御可能とすれば、1つの光源1により複数の光路を形成できる。この場合は変角機構44と制御装置16が本発明の光路形成手段に相当する。
また、本実施の形態5では光源1を首振り可能に構成することにより光源1から光センサ2へ至る複数の光路を設けたが、光センサ2を首振り可能としてもよく、同様の効果を得ることができる。また、首振りのように縦方向に回転させるのみならず、横方向や斜め方向に回転させてもよい。
実施の形態6.
本実施の形態6では、光源1の構成例を説明する。本実施の形態6に係る光源1は、照射角度を変更可能に構成した点に特徴を有するものである。本実施の形態6で説明する光源1は、前述の実施の形態1〜実施の形態5に適用可能なものである。また、本実施の形態6では、前述の実施の形態1の構成要素と同一又は対応するものには、同一の符号を付している。
図12は、光源1の構成例を示す図であり、光源1を側方から見た場合の模式図である。図12で網掛け表示するQ2、Q3は、光源1から照射される光の照射角度を模式的に表したものである。
光源1は、基板41にLED素子42が実装され、カバー45で覆われたいわゆる表面実装型のLEDランプである。カバー45の表面は、光を反射するあるいは透過させない材料で構成されたスリットカバー46で覆われている。スリットカバー46は光を通過させることのできるスリット46aを有し、スリット46aの幅は変更可能に構成されている。また、スリットカバー46のスリット幅を変更するスリット幅変更機構47を備える。スリット幅変更機構47は、スリットカバー46のスリット46aの幅を所定幅に切り替え、固定するものであり、本発明の照射角度変更機構に相当する。
このような構成において、LED素子42から発せられた光はQ2、Q3で示すような照射角度を有し、スリット46aを介して外部に照射される。スリット幅変更機構47によりスリット46aの幅を切り替えると、Q2、Q3で示すように光源1の照射角度を切り替えることができる。
収納物検知を行う際には、所定段階にスリット46aの幅を切り替えて光源1を発光させ、光センサ2により収納物を検出する。スリット46aの幅を切り替えることで、光源1から照射される光の照射角を変化させることができる。照射角が変わると照射範囲も変わるので、光源1から発せられた光を受光可能な光センサ2も変わる。すなわち、スリット46aの幅を切り替えることで、光源1から光センサ2に至る光路の方向や数を切り替えることができる。このため、実施の形態1で述べた収納物検知にこの光源1を用いれば、前述の実施の形態1と同様の効果を得ることができるほか、1つの光源1からの光により収納物を検知可能な範囲も切り替えることができる。
なお、スリット46aは照射角を制限するためのものであり、その形状や幅は、冷蔵室10内の構造や光源1の設置位置などに応じて適宜選択することができる。また、スリット46aの代わりに、略円形の絞り機構を設け、絞りの直径を切り替えることにより照射角を制限してもよい。
また、スリット幅変更機構47を制御装置16により制御可能とすれば、1つの光源1により複数の光路を形成できる。この場合は、スリット幅変更機構47と制御装置16が本発明の光路形成手段に相当する。
実施の形態7.
本実施の形態7では、光源1の構成例を説明する。本実施の形態7に係る光源1は、光源1の正面方向以外にも照射可能としたものであり、前述の実施の形態1〜実施の形態6に適用可能なものである。また、本実施の形態7では、前述の実施の形態1の構成要素と同一又は対応するものには、同一の符号を付している。
図13は、冷蔵室10d内の光源1の構成を示す図であり、光源1を側方から見た場合の模式図であって冷蔵室10d内に設置された状態を示している。図13で示す矢印P4、矢印P5は、光の照射方向を模式的に表したものである。
光源1は、基板41にLED素子42が実装され、カバー48で覆われたいわゆる表面実装型のLEDランプである。カバー48の表面は、光を反射するあるいは透過させない材料で構成され、スリット49aを有するスリットカバー49で覆われている。LED素子42から発せられた光は、スリット49aを介して外部に照射される。そして、スリット49aから照射された光を反射する反射板50と、反射板50の角度を切り替え・固定する変角機構51を備える。
収納物検知を行う際には、所定角度に反射板50を固定した状態で光源1を発光させ、光センサ2により収納物を検知する。反射板50の角度を切り替えることにより、矢印P4、P5で示すように異なる方向に光を照射可能である。このため、照射方向が矢印P4となるように反射板50の角度を設定した場合には光センサ2kに至る光路を形成でき、照射方向が矢印P5となるようにした場合には光センサ2jに至る光路を形成できる。すなわち、LED素子42の照射方向とは異なる方向に光照射することができる。したがって、本実施の形態7に係る光源1を実施の形態1で前述した収納物検知に用いれば、実施の形態1と同様の効果を得ることができるほか、光源1と光センサ2の設置位置の自由度を高めることができる。
例えば、図13に示すように、LED素子42の照射方向が冷蔵室内部方向となるように光源1を側壁側に設置し、光センサ2j、光センサ2kを背面冷風路24側の壁に設置することができる。ここで、配線の都合を考慮すると光源1や光センサ2は冷蔵室10内の壁に設置するのが望ましいことは実施の形態1で前述した通りである。本実施の形態7に係る光源1のように照射方向を切り替え可能とすることで、光源1や光センサ2を壁に設けつつ、冷蔵室10の扉11側から背面冷風路24側へと進むような光路を形成することができる。
さらに、変角機構51を制御装置16により制御可能として反射板50の角度を切り替え、図13の光センサ2jへ至る光路、光センサ2kへ至る光路など複数の光路を設けることもできる。この場合は変角機構51と制御装置16が本発明の光路形成手段に相当する。
なお、本実施の形態7では光源1に反射板50を設けたが、光センサ2に同様の反射板を設ける構成とすることもできる。反射板の角度を変えて光センサ2への光の入射角度を切り替え、そのときの光センサ2の受光強度に基づいて収納物の位置情報を得ることができる。
実施の形態8.
本実施の形態8では、光源1の構成例を説明する。本実施の形態8で説明する光源1は、前述の実施の形態1〜実施の形態7に適用可能なものである。以下、光源1の2つの構成例を説明する。また、本実施の形態8では、前述の実施の形態1の構成要素と同一又は対応するものには、同一の符号を付している。
(光源1の第1の構成例)
図14は、光源1の構成例を示す図であり、光源1を側方から見た場合の模式図である。図14で示す実線矢印P6〜P8は、光の照射方向を模式的に表したものである。
光源1は、基板41にLED素子42が実装され、カバー52で覆われたいわゆる表面実装型のLEDランプである。カバー52は、光を反射するあるいは透過させない材料で構成され、光を通過させる穴52aと光を通過させないマスク部52bが設けられている。なお、本構成例では、穴52aとマスク部52bを有するカバー52が、本発明の光分割部に相当する。
このような構成において、LED素子42から発せられた光は矢印P6〜P8で示すように穴52aを介して外部に照射されるが、マスク部52bからは照射されない。すなわち、カバー52に穴52aを設けることにより、LED素子42から発せられた光を分割して、光源1から複数の方向へ照射する。
このように第1の構成例によれば、照射方向を特定可能な穴52aとマスク部52bを設けたので、LED素子42は単一の光源でありながら、複数の特定方向を照射することのできる光源1を得ることができる。また、穴52aを1つだけ設ければ、指向性の高い光源1を得ることができる。
(光源1の第2の構成例)
図15は、光源1の構成例を示す図であり、光源1を側方から見た場合の模式図である。図15で示す実線矢印P9〜矢印P14は、光の照射方向を模式的に表したものである。
光源1は、基板41にLED素子42が実装され、レンズ53で覆われたいわゆる砲弾型のLEDランプである。レンズ53の内部は、樹脂が封入されていてもよいし、がらんどうでもよい。そして、レンズ53には所定のカットが施されていて、平面部53aと屈折部53bとを有する。なお、本構成例では、平面部53aと屈折部53bとを有するレンズ53が、本発明の光分割部に相当する。
ここで、光は屈折率が高い箇所では反射するという性質を有する。このため、LED素子42から発せられた光は矢印P9〜矢印P11に示すように平面部53aからのみ、光源1の外部へ照射される。そして、LED素子42から発せられた光のうち屈折部53bに当たった光は矢印P12〜P14に示すようにレンズ53内に反射されて再利用される。
このように第2の構成例によれば、レンズ53にカットを施して平面部53aと屈折部53bとを設けることにより、LED素子42は単一の光源でありながら、複数の特定方向を照射することのできる光源1を得ることができる。また、平面部53aを1箇所だけ設ければ、指向性の高い光源を得ることができる。
なお、レンズ53の側面部53cなど、光を照射させたくない部位は、光を反射するあるいは透過させない材料で構成するか、そのような塗料を塗るなどしてもよい。これにより、特定の方向への照射量を増やすことができる。
以上のように、本実施の形態8で説明した第1の構成例及び第2の構成例に係る光源1によれば、単一の光源でありながら複数の特定方向を照射することができる。したがって、本実施の形態8に係る光源1を実施の形態1で前述した収納物検知に用いれば、実施の形態1と同様の効果を得ることができるほか、光センサ2へ至る光路を複数設けることができて収納物検知の精度を向上させることができる。さらに、単一の光源で複数の光路が形成できるので、光源1の設置数を低減させることができる。また、照射方向が1つになるように構成すれば光源1の指向性を高めることができる。
実施の形態9.
本実施の形態9は、前述の図4の冷却制御処理(図4のステップS104)の一例を説明するものであり、冷蔵室内における冷気の循環のし易さを判定して循環が滞っている場合にはそれを解消するための処理を行う。本実施の形態9は、前述の実施の形態1〜実施の形態8と組み合わせて用いることができるものである。また、本実施の形態9では、前述の実施の形態1の構成要素と同一又は対応するものには、同一の符号を付している。
図16は、冷蔵室10e内の構成を示す図である。図16では、光源1を光源1u〜光源1xの符号により区別して表記し、光センサ2を光センサ2m〜光センサ2oの符号により区別して表記している。また、冷蔵室10e内の冷風の流れを白抜きの矢印V、W1〜W3で概念的に示している。
冷蔵室10eは、天井と棚15aの間であって背面冷風路24側の側壁に、1つの冷風吹出口25を有する。また、庫内攪拌ファン4を備えている。
図16(A)は、冷風吹出口25の前方に収納物18aが載置されており、庫内全体への冷風の循環が妨げられた状態を示している。図16(A)において、庫内に収納された収納物18a〜18dにより光源1から光センサ2への光路が多く遮られ、光センサ2の受光強度はそれぞれ、光センサ2m:0、2n:0、2o:1、となっている。
そして、冷風吹出口25から吹き出された冷気は、収納物18aにより扉11側への循環が妨げられ、矢印Vに示すように冷蔵室10内の背面冷風路24側の隙間などを伝って底面方向に流れて空気温度センサ3に到達する。このように冷風吹出口25から吹き出された冷気は、冷蔵室10内を循環せずショートカットして空気温度センサ3に到達する。この結果、空気温度センサ3は、庫内全体を冷却していないために温度が低い状態のままである冷気Vの温度を検出することとなる。このように空気温度センサ3は低温状態を検出するから、この検出値を取得した制御装置16は、冷蔵室10内が十分に冷却されたものと判断して冷風停止運転を行うこととなる。
このとき、未冷却の収納物19が扉11側に収納されていると、冷風が行き渡らない上に冷風停止運転となるため、未冷却の収納物19は冷却不良となって品質が低下する可能性がある。
そこで、本実施の形態9では、収納物の検知結果と空気温度センサ3の検出温度に基づいて、冷蔵室10e内の冷却不良状態を予測した上でその冷却不良状態に応じて冷蔵室10内の冷却制御を行う。
図17は、冷却制御処理の一例を示すフローチャートであり、前述の図4で示したステップS105の処理をより詳細に説明するものである。
まず、収納物の検知結果を取得して冷蔵室10内の収納物量が過多状態か否か判断する(S121)。収納物が過多状態でなければ、予め設定された庫内温度に応じた冷却制御運転を行う(S122)。
収納物が過多状態である場合には、冷風吹出口25の付近に収納物があるか否か、判断する(S123)。冷風吹出口25の付近に収納物があるか否かは、例えば前述の実施の形態3の第1の構成例を用いて判断できる。
冷風吹出口25の付近に収納物がなければ、一定時間、冷気を吹き出す(S124)。ここでの冷気の吹き出しは、図4のステップS101で扉11が開放されたことに伴い上昇した冷蔵室10内の温度を低下させるためのものであり、扉11の開放時間に応じた吹き出し時間及び冷気量とする。その後は、予め設定された庫内温度に応じた冷却制御運転に移行する(S122)。
冷風吹出口25の付近に収納物がある場合には、冷蔵室10内が予め設定された所定温度に冷却されているか否か、空気温度センサ3により検出した温度に基づいて判断する(S125)。冷蔵室10内が所定温度に冷却されていない場合は、収納物が冷風の流れを遮断している可能性があり、このようなときに冷風を連続して送ると、冷風吹出口25近傍の収納物が凍るおそれがある。
そこで、凍結回避・省エネ運転モードで冷却運転を行う(S127)。凍結回避・省エネ運転モードでは、冷風吹出口25近傍の収納物の凍結を回避するため、0度以上の冷風を風量を多くして送風するか、あるいは、冷気の送風を停止するとともに庫内攪拌ファン4を動作させて冷気循環を行う。
ここで、庫内攪拌ファン4による冷気循環時の冷蔵室内の冷気の流れを図16(B)に示す。庫内攪拌ファン4を動作させると、冷風吹出口25から吹き出された冷気は攪拌され、図16(B)の矢印W1、W2、W3に示すような冷気の流れが作り出される。これにより、冷蔵室10内の扉11側等にも冷気が循環され、収納物を冷却することができる。未冷却の収納物19も、庫内攪拌ファン4の作用で搬送された冷気により冷却され、冷却不良による品質低下が抑制される。
ここで、庫内攪拌ファン4は、空気を搬送可能な手段であればどのような形態でもよい。また、庫内攪拌ファン4の設置位置についても、攪拌効果が得られる箇所を冷蔵室10の構造等に応じて任意に定めることができる。
一方、図17のステップS125において、冷蔵室10内が所定温度に冷却されている場合には、冷気がショートサイクルしているか否か判定する(S126)。具体的には、例えば、冷風吹出口25から冷風を間欠的に吹き出し、このときの空気温度センサ3の値の変化の時定数に基づいて、吹き出した冷気が所定時間内に空気温度センサ3に到達したか判定する。吹き出した冷気が所定時間内に空気温度センサ3に到達した場合は、冷蔵室10内全体に冷気が行き渡っていないと判断することができる。
冷気がショートサイクルしていなければ(ステップS126のNo)、収納物が多い状態であるとしても冷蔵室10e内は冷気の流れが確保されているといえるので、庫内温度に応じた冷却制御運転を行う(S122)。
冷気がショートサイクルしている場合には(ステップS126のYes)、冷風吹出口25付近の収納物が凍るおそれがあるので、凍結回避・省エネ運転モードで冷却運転を行う(S127)。
そして、所定時間の間は、ステップS125からステップS127の処理を繰り返す(S128)。
ここで、凍結回避・省エネ運転モードでの運転では、冷気を導入する通常の冷却制御運転よりも冷却能力自体は低下するため、長時間継続すると庫内温度が上昇してしまう。したがって、凍結回避・省エネ運転モードでの運転を所定時間以上続けても冷蔵室内が所定温度に冷却されない場合は(S128)、冷却機構20の故障判定を行う(S129)。
故障であれば、冷蔵庫100の正面パネル12を用いてユーザーに故障を報知する(S130)。故障でない場合は、冷蔵室10内に収納物が多すぎるために冷却不良が生じていると判断し、詰めすぎであることを正面パネル12を用いてユーザーに報知する(S131)。
なお、図17のステップS121にて収納物量が過多でない(少ない)と判定された場合には、ステップS122で庫内温度に応じた冷却制御運転を行うこととした。しかし、収納物量が少ない場合には、冷却性能を低下させた省エネ運転を行うこととしてもよい。
以上のように、本実施の形態9によれば、冷蔵室10e内の冷気の循環のし易さを判定し、その結果と収納物の検知結果に基づいて冷却制御を行うようにした。このため、冷気がショートサイクルしている場合には、凍結回避・省エネ運転モードで冷却運転を行うことができる。凍結回避・省エネ運転モードでは、冷気温度を上げるあるいは冷気送風を停止するので、冷風吹出口25付近の収納物が冷却過多により凍結するのを回避することができる。また、庫内攪拌ファン4を動作させて冷気循環を行うので、冷気のショートサイクルを解消可能となる。さらに、冷気がショートサイクルしていると判定された場合には、正面パネル12によってユーザーに対して報知することとしたので、ユーザーに点検を促すことができる。このように、収納物の検知結果と冷気の循環状態に基づいて冷却運転制御やユーザーへの報知が行えるので、冷却不良に伴う収納物の保存品質の低下を低減させることができ、無駄に廃棄される食品などの収納物を減らすことができる。
実施の形態10.
本実施の形態10は、前述の実施の形態1で説明した光源1の変形例に関するものであり、ここで説明する光源を光源1yと称することとする。
光源1yは、可視光を含む光を照射するものであり、冷蔵室10内の収納物を視認するための庫内照明用光源としても用いる。すなわち、前述の図4における庫内視認用照明モード(S106)で動作する際に、この収納物検知用の光源1yを点灯させるのである。
光源1yは、概ね扉11側に配置するとともに、その照射方向を背面冷風路24の方向に向ける。そして、光源1yから照射された光を受光可能とするため、光センサ2の受光部を概ね扉11側に向ける。これにより光源1yから光センサ2に至る光路を形成できる。そして、実施の形態1で前述したようにして収納物の検知を行うことができる。
以上のように本実施の形態10によれば、収納物の検知に用いる光源1yを可視光を含む光を照射可能に構成したので、光源1yを冷蔵室内の収納物を視認可能にする照明用光源として用いることができる。したがって、収納物検知用の光源と庫内照明用光源とを兼用することができ、部品点数を低減することができる。
なお、上記実施の形態1〜実施の形態10では、冷蔵室10に本発明を適用した場合を例に説明したが、チルド室や冷凍室、野菜室など、冷蔵庫内の様々な庫内室に本発明を適用することができる。
1 光源、2 光センサ、3 空気温度センサ、4 庫内攪拌ファン、5a 反射板、5b 反射板、10 冷蔵室、11 扉、12 正面パネル、13 扉開閉検知スイッチ、14 ドアポケット、15 棚、15a 棚、15b 棚、16 制御装置、18 収納物、19 収納物、20 冷却機構、21 コンプレッサー、22 熱交換器、23 冷気送風ファン、24 背面冷風路、25 冷風吹出口、26 吹出口カバー、30 切替室、31 引き出し扉、32 野菜室、33 引き出し扉、34 冷凍室、35 引き出し扉、41 基板、42 LED素子、43 レンズ、44 変角機構、45 カバー、46 スリットカバー、46a スリット、47 スリット幅変更機構、48 カバー、49 スリットカバー、49a スリット、50 反射板、51 変角機構、52 カバー、52a 穴、52b マスク部、53 レンズ、53a 平面部、53b 屈折部、53c 側面部、100 冷蔵庫。

Claims (7)

  1. 開閉可能な扉を有する庫内室と、
    前記庫内室内を仕切る一又は複数の棚と、
    前記庫内室に冷却風を吹き出す吹出口を備えた冷却機構と、
    前記扉の開閉状態を検知する扉開閉検知部と、
    前記庫内室内に光を照射する光源部と、
    前記光源部により照射される光を検知可能な光センサ部と、
    前記扉開閉検知部で扉閉鎖状態を検知している状態において、前記光源部に光を照射させ、前記光センサ部が検知した光検知情報に基づいて前記庫内室内の収納物の量を検出する制御部とを備え、
    前記光源部から前記光センサ部へ至る複数の光路を形成可能とし、
    前記光源部から前記光センサ部へ至る複数の光路のうち少なくとも一つを、前記棚で仕切られた空間内を通過するように形成した
    ことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記庫内室内の空気温度を検知する温度検知センサを備え、
    前記制御部は、前記庫内室内の収納状態と、前記温度検知センサの検知温度に基づいて、前記冷却機構を制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 前記制御部は、前記収納物が少ないと判定した場合には、前記収納物が多いと判定した場合よりも前記庫内室への冷気導入量を少なくするように前記冷却機構を制御する省エネ運転を行う
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記光源部が発する光は可視光線を含み、前記光源部は、扉開放状態が検知されたときにおいても、前記庫内室内に光照射を行う
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  5. 前記光源部は、複数の光源を備えた
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  6. 前記庫内室内には、複数の前記棚が設けられ、
    隣り合う一組の棚と棚との間には、複数の前記光センサ部が設けられており、
    前記隣り合う一組の棚と棚との間に設けられた光センサ部に入射する光を発する前記光源のうちの少なくとも一つは、当該光センサ部が設けられた前記一組の棚と棚との間とは異なる場所に設けられている
    ことを特徴とする請求項5記載の冷蔵庫。
  7. 前記制御部は、前記収納物の検知が終了すると前記光源部を消灯させる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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