JP2012231534A - 無線装置および制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】無線接続環境の瞬時的な変動に起因する画面イメージのちらつきを防止することが可能な映像送信装置を実現する。
【解決手段】送信制御部115は、通信品質レベルに関する2つの独立した閾値(第1の閾値、および第2の閾値)を用いて、ホットプラグ検出信号のイネーブル/ディスエーブルを制御する。映像データの送信が停止されている状態で、通信品質レベルが第1の閾値を超え且つ表示装置100から送信されるホットプラグ検出信号がホットプラグ受信部114によって受信された場合、送信制御部115は、ホットプラグ検出信号をイネーブルすることによって映像データの送信を開始する。一方、映像データを送信する処理が行われている状態で、通信品質レベルが第2の閾値を下回った場合、送信制御部115は、ホットプラグ検出信号をディスエーブルすることによって、映像データの送信を停止する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、無線信号によって映像データを表示装置に送信する無線装置および制御方法に関する。
近年、映像データを伝送するためのインタフェースとしてDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)などのインタフェース規格が用いられている。DVI、HDMIなどのインタフェースは、デジタルテレビジョン信号のような映像データを、パーソナルコンピュータ、DVD(Digital Versatile Disc)プレーヤといった映像送信装置から、TVセット、モニタ、プロジェクタといった表示装置に送信するために使用される。
DVI、HDMIなどのインタフェースにおいては、ホットプラグ検出信号が規定されている。ホットプラグ検出信号は、表示装置が映像送信装置に接続され映像データを表示可能であることを示す信号であり、表示装置から映像送信装置に送られる。このホットプラグ検出信号を受信した時、映像送信装置は、表示装置への映像データの送信を開始することができる。
特許文献1には、HDMI規格のインタフェースを備えた装置が開示されている。この装置は、ホットプラグ検出信号がHighになると、表示装置との認証を開始し、HDMI信号を出力する。
特開2006−203725号公報
ところで、DVI、HDMIなどのインタフェース規格は、sourceデバイスと称される映像送信装置と、sinkデバイスと称される表示装置との間をケーブルを介して接続することを前提としている。しかし、ケーブル接続は映像送信装置および表示装置それぞれの設置場所を制限するので、映像送信装置および表示装置をそれぞれ任意の場所に配置することは困難となる。
DVI、HDMIなどのインタフェースが無線化されたならば、映像送信装置および表示装置をそれぞれ任意の場所に配置することが可能となる。
映像送信装置から表示装置に無線で映像データを伝送するためには、表示装置が映像データを表示可能であることを示すホットプラグ検出信号もエミュレートする必要がある。しかし、無線通信は、有線通信と異なって周辺環境や映像送信装置と表示装置との間の距離による影響を受ける。このため、無線接続環境の状態によって、表示装置からのホットプラグ検出信号が映像送信装置で受信できたり、受信できなかったりすることにより、ホットプラグ検出信号はイネーブル状態とディスエーブル状態を繰り返すという問題が発生する。この場合、映像送信装置は映像データの送信開始および送信停止を繰り返すので、表示装置の画面イメージがちらつくといったユーザにとって不快な現象を招くことになる。
本発明は上述の事情を考慮してなされたものであり、無線接続環境の瞬時的な変動に起因する画面イメージのちらつきを防止することが可能な無線装置および制御方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、請求項1に係る無線装置は、無線通信を実行する無線通信手段と、前記無線通信の通信品質レベルに応じて自装置の動作状態を変更する制御手段であって、自装置が第1状態の場合において前記通信品質レベルが第1閾値を超えた場合に前記自装置を第2状態にし、前記自装置が前記第2状態の場合において前記通信品質レベルが前記第1閾値よりも低い第2閾値を下回ると前記自装置を前記第1状態にする制御手段とを具備する。
本発明によれば、無線接続環境の瞬時的な変動に起因する画面イメージのちらつきを防止することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る映像送信装置を含む無線伝送システムの構成例を示すブロック図。 同実施形態に係る映像送信装置の構成例を示すブロック図。 RSSI値の変動とホットプラグ検出信号をイネーブル/ディスエーブルするための閾値との関係を示す図。 同実施形態に係る映像送信装置で用いられる、ホットプラグ検出信号をイネーブルするための閾値とホットプラグ検出信号をディスエーブルするための閾値を説明するための図。 同実施形態に係る映像送信装置によって実行されるホットプラグ検出信号制御処理の手順を説明するフローチャート。 同実施形態に係る映像送信装置で用いられる2つの閾値とRSSI値の変動の種類との関係を説明する第1の図。 同実施形態に係る映像送信装置で用いられる2つの閾値とRSSI値の変動の種類との関係を説明する第2の図。 同実施形態に係る映像送信装置で用いられる2つの閾値とRSSI値の変動の種類との関係を説明する第3の図。 同実施形態に係る映像送信装置で用いられる2つの閾値とRSSI値の変動の種類との関係を説明する第4の図。 同実施形態に係る映像送信装置で用いられる2つの閾値とRSSI値の変動の種類との関係を説明する第5の図。 同実施形態に係る映像送信装置によって実行される閾値間マージン制御処理の例を説明するための第1の図。 同実施形態に係る映像送信装置によって実行される閾値間マージン制御処理の例を説明するための第2の図。 同実施形態に係る映像送信装置によって実行される閾値間マージン制御処理の例を説明するための第3の図。 同実施形態に係る映像送信装置によって実行される閾値間マージン制御処理の手順を説明するフローチャート。 同実施形態に係る映像送信装置をパーソナルコンピュータによって実現した場合の構成例を示すブロック図。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
図1には、本発明の一実施形態にかかる映像送信装置を含む映像データ無線伝送システムの構成例が示されている。映像送信装置は映像データを無線伝送することが可能な装置であり、パーソナルコンピュータ(PC)101もしくはDVDプレイヤー102から構成される。PC101やDVDプレイヤー102は映像信号をデジタルデータとしてTVセットやモニタから構成される表示装置100に対して無線信号によって送信することが可能である。映像送信装置101または102と表示装置100との間の無線インタフェースは、DVIやHDMIのケーブルを無線化したものと同等の能力を持つ。このシステムにおいて使用される無線通信方式は、無線LANと比較して高速なUWB(Ultra Wideband)が好適である。
上述したように、DVIやHDMI規格のケーブルおいては、ホットプラグ検出信号用の信号線が定義されている。ホットプラグ検出信号は、表示装置が映像送信装置に接続され映像データを表示可能であることを示す信号であり、表示装置から映像送信装置に送られる。本映像データ無線伝送システムでは、表示装置100と映像送信装置101または102との間はケーブルを介して有線接続されているわけではないため、表示装置100と映像送信装置101または102との間の無線接続後に、ホットプラグ検出信号をエミュレートして表示装置100から映像送信装置101または102に対してホットプラグ検出信号を無線信号によって送信する必要がある。
無線通信においては、有線通信と異なって、周辺環境や、映像送信装置と表示装置との間の距離による影響を受ける。このため、無線接続環境の状態によって、表示装置100から送信されるホットプラグ検出信号が映像送信装置101または102で受信できたり、受信できなかったりすることにより、ホットプラグ検出信号はイネーブル状態とディスエーブル状態を繰り返すという問題が発生する。この問題が発生することにより、上述したように、映像送信装置101または102は映像データの送信開始および送信停止を繰り返すので、表示装置100の画面イメージがちらつくといったユーザにとって不快な現象を招くことになる。例えば、映像送信装置101または102と表示装置100との間に存在する人の動き等により無線接続環境は瞬時的に大きく変動し、これによりホットプラグ検出信号が一時的に途切れるという現象が何度も繰り返し発生し、この結果、画面イメージのちらつきが発生する。
本実施形態の映像送信装置101または102は、無線接続環境の瞬時的な変動に起因する画面イメージのちらつきを防止する機能を有している。
図2には、映像送信装置101または102の構成例が示されている。
映像送信装置101または102は、表示装置100との無線通信を実行して映像データを表示装置100に送信する。この映像送信装置101または102は、映像データ出力部111、無線通信部112、通信品質検出部113、ホットプラグ受信部114、送信制御部115、映像データ送信開始制御部116、映像データ送信停止制御部117、変動回数検出部118、閾値変更部119、およびホットプラグ検出信号送信許可通知部120などを備えている。
映像データ出力部111は、表示装置100に表示されるべき画面イメージを形成する映像データ(デジタル映像データ)を出力する。映像データの出力は、ホットプラグ検出信号がイネーブル状態になったことに応答して開始される。イネーブル状態のホットプラグ検出信号は表示装置100が映像データを表示可能な状態であることを示し、ディスエーブル状態のホットプラグ検出信号は表示装置100が映像データを表示可能な状態ではないことを示す。映像データ出力部111は、ホットプラグ検出信号がイネーブル状態である場合、映像データを出力し、ホットプラグ検出信号がディスエーブル状態である場合、映像データの出力を停止する。
無線通信部112は、表示装置100との無線通信を実行し、映像データ出力部111から出力される映像データを、表示装置100と無線通信部112との間の無線通信チャネルを介して表示装置100に送信する。無線通信部112は、例えば、UWBを用いて無線通信を実行するUWB無線通信デバイスから構成されている。
通信品質検出部113は、表示装置100と無線通信部112との間の無線通信チャネルの通信品質レベルを検出する。通信品質レベルは、無線通信チャネルの無線環境の良好度の程度を表す指標である。例えば、RSSI(Received Signal Strength Indication)レベルのような受信信号強度、リンククオリティ、パケットエラーレート、等を通信品質レベルとして使用することができる。
ホットプラグ受信部114は、表示装置100から無線通信チャネルを介して送信されるホットプラグ検出信号を受信する。表示装置100が映像送信装置101または102に無線接続された後に、表示装置100は、表示装置100が映像データを表示可能であることを示すホットプラグ検出信号を無線通信チャネルを介して映像送信装置101または102に送信する。この場合、ホットプラグ検出信号をエミュレートするための信号として、例えばビーコン内に属する特定の制御情報(ホットプラグ情報)が用いられる。表示装置100は、映像送信装置101または102に無線接続され、映像データを表示可能な状態になると、以降は、ホットプラグ情報を所定の時間間隔で繰り返し送信する。
送信制御部115は、映像データの送信開始および送信停止を制御する。映像データの送信開始および送信停止の制御は、映像データ出力部111に入力されるホットプラグ検出信号をイネーブルまたはディスエーブルすることによって行うことができる。送信制御部115は、無線接続環境の瞬時的な変動に起因して映像データの送信開始および送信停止が繰り返されるという事象の発生を防止するために、通信品質レベルに関する2つの独立した閾値(第1の閾値、および第2の閾値)を用いて、ホットプラグ検出信号のイネーブル/ディスエーブルを制御する。第1の閾値は、ホットプラグ検出信号をイネーブルにするための通信品質レベル閾値である。第2の閾値は、ホットプラグ検出信号をディスエーブルにするための通信品質レベル閾値である。換言すれば、第1の閾値はホットプラグ検出信号のディスエーブル状態からイネーブル状態への切り替えを許可する閾値であり、現在の通信品質レベルが第1の閾値を超えない限り、ホットプラグ検出信号のディスエーブル状態からイネーブル状態への切り替えは許可されない。第2の閾値はホットプラグ検出信号のイネーブル状態からディスエーブル状態への切り替えを許可する閾値であり、現在の通信品質レベルが第2の閾値を下回らない限り、ホットプラグ検出信号のイネーブル状態からディスエーブル状態への切り替えは許可されない。
第1の閾値と第2の閾値との間にはあるマージンが設けられており、第2の閾値は、第1の閾値よりも小さい。第2の閾値は、例えば、映像データの画質の一定以上の低下を引き起こす通信品質レベル程度の値に設定してもよい。
これら第1の閾値および第2の閾値を用いてホットプラグ検出信号のイネーブル/ディスエーブルを制御することにより、通信品質がマージンに対応する範囲内で変動している限りは、表示装置100からのホットプラグ情報の一時的な受信の有無による関係なく、ホットプラグ検出信号をイネーブル状態またはディスエーブル状態に維持することができ、無線接続環境の瞬時的な変動に起因して映像データの送信開始および送信停止が繰り返されるという事象の発生を防止することができる。
送信制御部115は、映像データ送信開始制御部116と映像データ送信停止制御部117とを備えている。
映像データ送信開始制御部116は、ホットプラグ検出信号をイネーブルにすることによって、映像データを無線通信チャネルを介して表示装置100に送信する処理を開始するための制御を行う。
映像データ送信開始制御部116は、表示装置100への映像データの送信が停止されている状態つまりホットプラグ検出信号がディスエーブルである状態で、通信品質検出部113によって検出された通信品質レベルが第1の閾値を超え、且つ表示装置100から無線通信チャネルを介して送信される、表示装置100が映像データの表示が可能であることを示すホットプラグ検出信号(ホットプラグ情報)がホットプラグ受信部114によって受信された場合、映像データ出力部111に入力されるホットプラグ検出信号をイネーブルにすることによって、映像データを無線通信チャネルを介して表示装置100に送信する処理を開始する。
すなわち、表示装置100への映像データの送信が停止されている場合には、映像データ送信開始制御部116は、検出された通信品質レベルが第1の閾値を超えるまでは、ホットプラグ受信部114によるホットプラグ検出信号の受信の有無に関係なく、映像データの送信を停止した状態、つまりホットプラグ検出信号をディスエーブル状態に維持する。そして、通信品質検出部113によって検出された通信品質レベルが第1の閾値を超え且つ表示装置100から送信されるホットプラグ検出信号(ホットプラグ情報)がホットプラグ受信部114によって受信されるという条件が満たされた時に、映像データ送信開始制御部116は、映像データ出力部111に入力されるホットプラグ検出信号をイネーブルにすることによって、映像データを無線通信チャネルを介して表示装置100に送信する処理を開始する。
映像データ送信停止制御部117は、ホットプラグ検出信号をディスエーブルすることによって、映像データを無線通信チャネルを介して表示装置100に送信する処理を停止するための制御を行う。
映像データ送信停止制御部117は、表示装置100へ映像データを送信する処理が行われている状態つまりホットプラグ検出信号がイネーブルである状態で、通信品質検出部によって検出された通信品質レベルが第2の閾値を下回った場合、映像データ出力部111に入力されるホットプラグ検出信号をディスエーブルにすることによって、表示装置100への映像データの送信を停止する。
すなわち、表示装置100へ映像データを送信する処理が行われている場合には、映像データ送信停止制御部117は、通信品質検出部113によって検出された通信品質レベルが第2の閾値を下回るまではホットプラグ受信部114によるホットプラグ検出信号(ホットプラグ情報)の受信の有無に関係なく、映像データを送信する処理の実行をしている状態、つまりホットプラグ検出信号をイネーブル状態に維持する。そして、通信品質検出部113によって検出された通信品質レベルが第2の閾値を下回るという条件が満たされた時に、映像データ送信停止制御部117は、ホットプラグ検出信号をディスエーブルにすることによって、映像データを無線通信チャネルを介して表示装置100に送信する処理を停止する。
変動回数検出部118および閾値変更部119は、通信品質レベルが短時間の間に激しく変動する場合に、第1の閾値と第2の閾値との間のマージンを自動的に調整するために用いられる。すなわち、変動回数検出部118は、通信品質検出部113によって検出された通信品質レベルが所定期間内に第1の閾値および第2の閾値の双方に跨って変動する回数を検出する。検出された回数が所定回数を超えた場合、閾値変更部119は、第1の閾値および第2の閾値の中から、所定期間内に検出された通信品質レベルの平均値に近い方の閾値を選択し、第1の閾値が選択された場合には第1の閾値を大きくし、第2の閾値が選択された場合には前記第2の閾値を小さくする。この場合、閾値変更部119は、第1の閾値が選択された場合には、第1の閾値を、例えば、所定期間内に検出された通信品質レベルの最大値に設定し、第2の閾値が選択された場合には、第2の閾値を、例えば、所定期間内に検出された通信品質レベルの最小値に設定する。
ホットプラグ検出信号送信許可通知部120は、必要に応じて、映像送信装置101または102に設けられるオプションデバイスである。このホットプラグ検出信号送信許可通知部120は、表示装置100とのネゴシエーションを実行して、表示装置100によるホットプラグ検出信号の送信を制御する。すなわち、ホットプラグ検出信号送信許可通知部120は、表示装置100への映像データの送信が停止されている状態つまりホットプラグ検出信号がディスエーブルの状態で、通信品質検出部113によって検出された通信品質レベルが第1の閾値を超えた場合、ホットプラグ検出信号の送信の許可を指示する信号を、無線通信チャネルを介して表示装置100に送信する。表示装置100は、ホットプラグ検出信号の送信の許可を指示する信号を受信すると、ホットプラグ検出信号(ホットプラグ情報)の送信を開始する。
このホットプラグ検出信号送信許可通知部120を設けることにより、表示装置100への映像データの送信が停止されている状態つまりホットプラグ検出信号がディスエーブルの状態においては、無線環境が良好になるまで、表示装置100がホットプラグ検出信号を送信するのを待機させることができる。
次に、ホットプラグ検出信号の制御方法の例を説明する。なお、以下では、通信品質レベルを示す指標として、RSSI値を使用する場合を想定する。
図3はホットプラグ検出信号のイネーブル/ディスエーブル制御を単一のRSSI閾値Thを用いて行う場合の制御例を示し、図4はホットプラグ検出信号をホットプラグ検出信号のイネーブル/ディスエーブル制御を独立した2つのRSSI閾値Th1,Th2を用いて行う場合の制御例を示している。RSSI閾値Th1は、ホットプラグ検出信号をイネーブルにすることを許可するためのRSSI閾値であり、上述の第1の閾値に対応している。RSSI閾値Th2は、ホットプラグ検出信号をディスエーブルするためのRSSI閾値であり、上述の第2の閾値に対応している。
RSSI値が時間に対して激しく変動した場合、図3の制御例では、RSSI閾値が一つであるため、ホットプラグ検出信号のイネーブルとホットプラグ検出信号のディスエーブルとが何度も繰り返され、これによって表示装置100の表示画面がちらつくという上記の問題が生じてしまう。なお、RSSI閾値を用いない場合においても、RSSI値の激しく変動により、表示装置100からのホットプラグ検出信号が届いたり、届かなかったりするので、表示装置100の表示画面がちらつくという上記の問題が発生する。
しかし、図4のように、ホットプラグ検出信号をイネーブルにするためのRSSI閾値Th1とホットプラグ検出信号をディスエーブルにするためのRSSI閾値Th2とを独立に設けると、RSSI値の変動を吸収することが可能となり、ホットプラグ検出信号のイネーブルとホットプラグ検出信号のディスエーブルとが何度も繰り返すことを防止することができる。結果として、表示装置100の表示画面のちらつきの発生を防ぐことができる。すなわち、RSSI閾値Th1とRSSI閾値Th2との間のマージンXに対応する範囲は、一種の不感帯として機能する。ホットプラグ検出信号のディスエーブルの状態においては、RSSI値がRSSI閾値Th1を越えない限り、ホットプラグ検出信号はディスエーブル状態に維持され続ける。同様に、ホットプラグ検出信号のイネーブルの状態においては、RSSI値がRSSI閾値Th2を下回らない限り、ホットプラグ検出信号はイネーブル状態に維持され続ける。
次に、図5のフローチャートを参照して、映像送信装置によって実行されるホットプラグ検出信号制御処理の手順を説明する。
先ず最初に、映像送信装置は、映像データ出力部111に入力されているホットプラグ検出信号の現在のステータスを取得する(ステップS301)。次に、映像送信装置は、現在のRSSI値を通信品質検出部113から取得する(ステップS302)。
上記で取得したホットプラグ検出信号のステータスがディスエーブルであるならば、つまり映像データの送信が停止されている状態であるならば(ステップS303のYES)、映像送信装置は、取得した現在のRSSI値がホットプラグ検出信号をイネーブルするためのRSSI閾値Th1よりも大きく、且つホットプラグ受信部114によって表示装置100からのホットプラグ検出信号(ホットプラグ情報)が受信されるという、ホットプラグ検出信号イネーブル条件が満たされたか否かを判別する(ステップS304)。ホットプラグ検出信号イネーブル条件が満たされたならば(ステップS304のYES)、映像送信装置は、映像データを無線通信チャネルを介して表示装置100に送信する処理を開始するために、映像データ出力部111に入力されるホットプラグ検出信号をイネーブル状態に設定する(ステップS305)。
上記で取得したホットプラグ検出信号のステータスがイネーブルであるならば、つまり映像データの送信が行われている状態であるならば(ステップS303のNO)、映像送信装置は、取得した現在のRSSI値が、ホットプラグ検出信号をディスエーブルするためのRSSI閾値Th2よりも小さいか否かを判別する(ステップS306)。取得した現在のRSSI値が、ホットプラグ検出信号をディスエーブルするためのRSSI閾値Th2よりも小さいならば(ステップS306のYES)、映像送信装置は、映像データを無線通信チャネルを介して表示装置100に送信する処理を停止するために、映像データ出力部111に入力されるホットプラグ検出信号をディスエーブル状態に設定する(ステップS307)。
次に、図6乃至図10を参照して、RSSIの変動の種類の例を説明する。
図6は、例えば映像送信装置101または102を表示装置100に近づけていく場合に対応するRSSIの変動を示している。このようにRSSIが時間に対して閾値Th2,Th1をまたがって単調増加する場合は、ホットプラグ検出信号をイネーブルするためのRSSI閾値Th1の方が有効となり、ホットプラグ検出信号がイネーブルされる。
図7は、例えば映像送信装置101または102を表示装置100から遠ざけていく場合に対応するRSSIの変動を示している。このようにRSSIが時間に対して閾値Th1,Th2をまたがって単調減少する場合は、ホットプラグ検出信号をディスエーブルするためのRSSI閾値Th2の方が有効となり、ホットプラグ検出信号がディスエーブルされる。
図8は、干渉などの外乱によってRSSIが単位時間当たりに激しく変動し、かつその変動がホットプラグ検出信号をディスエーブルするためのRSSI閾値Th2のみをまたがる場合を示している。この時は、一度ホットプラグ検出信号がディスエーブルされると、それ以降ホットプラグ検出信号に関して制御を行うことはない。つまり、一度ホットプラグ検出信号がディスエーブルされた後は、表示装置100から送信されるホットプラグ検出信号(ホットプラグ情報)の受信の有無に関係なく、ホットプラグ検出信号はディスエーブル状態に維持され続ける。
図9は、干渉などの外乱によってRSSIが単位時間当たりに激しく変動し、かつその変動がホットプラグ検出信号をイネーブルするためのRSSI閾値Th1のみをまたがる場合を示している。この時は、一度ホットプラグ検出信号がイネーブルされると、それ以降ホットプラグ検出信号に関して制御を行うことはない。つまり、一度ホットプラグ検出信号がイネーブルされた後は、表示装置100から送信されるホットプラグ検出信号(ホットプラグ情報)の受信の有無に関係なく、ホットプラグ検出信号はイネーブル状態に維持され続ける。
以上の図6〜図9のケースは、RSSIの変動に対してホットプラグ検出信号がenable/disableを繰り返すことなく安定した制御ができる。
図10は、干渉などの外乱によってRSSIが単位時間当たりに激しく変動し、かつその変動がホットプラグ検出信号をイネーブルするためのRSSI閾値Th1、及びディスエーブルするためのRSSI閾値Th2の両方をまたがる場合を示している。この場合は、図4で示した各閾値間のマージンXを超えてRSSIが変動するために、ホットプラグ検出信号のenable/disableが繰り返されてしまい、結果として映像データの送信/停止が繰り返されてしまう。
上記図10の状況を回避するためには、閾値間のマージンXを動的に変化させると良い。マージンXを動的に変化させる処理は、上述の変動回数検出部118および閾値変更部119によって実行される。
次に、図11乃至図13を参照して、RSSI閾値間のマージンを制御する方法の例を説明する。
RSSIが変動した時、図11に示すように、映像送信装置は、所定期間内における複数個のRSSIサンプルを取得して、RSSI値が所定期間内に閾値Th1,Th2の双方に跨って変動する回数を検出する。具体的には、映像送信装置は、所定期間内に幾つのRSSIサンプルがホットプラグ検出信号をイネーブルするための閾値Th1を上回り、幾つのRSSIサンプルがホットプラグ検出信号をディスエーブルするための閾値Th2を下回るかをカウントし、ホットプラグ検出信号のenable/disableが何回繰り返しているかを算出する。このenable/disableの繰り返しが基準回数以上ある場合には、この繰り返しを抑えるために、映像送信装置は、閾値間のマージンXを調整する。図11の例では、単位時間当たりに12個のRSSIサンプルを取っており、ホットプラグ検出信号をイネーブルするためのRSSI閾値Th1を4回上回り、ホットプラグ検出信号をディスエーブルするためのRSSI閾値Th2を5回下回っている。そして、結果として、計7回のホットプラグ検出信号のenable/disableの繰り返しが発生している。上記enable/disableの繰り返し回数の基準回数が4回とすると、これを上回っているため、閾値間のマージンXを調整する必要がある。
映像送信装置は、図11における単位時間当たりの複数のRSSIサンプルの平均値を算出する。図12は、RSSIサンプルの平均値を示している。図中の点線が平均値を示している。次に、映像送信装置は、平均値と各RSSI閾値Th1,Th2とを比較して、その差が小さい方の閾値を、ホットプラグ検出信号のenable/disableが発生しないように変化させる。具体的には、映像送信装置は、図12において算出した平均値とホットプラグ検出信号を制御するための各RSSI閾値Th1,Th2とを比較して、RSSI閾値Th1,Th2の中から、平均値に近い方の閾値を選択する。選択された閾値が、ホットプラグ検出信号をイネーブルするためのRSSI閾値Th1であった場合は、映像送信装置は、そのRSSI閾値Th1閾値を大きくする。この場合、RSSI閾値Th1を、所定期間内に取得されたRSSIサンプルの最大値に設定すると良い。一方、選択された閾値が、ホットプラグ検出信号をディスエーブルするためのRSSI閾値Th2であった場合は、映像送信装置は、そのRSSI閾値Th2を小さくする。この場合、図13に示すように、RSSI閾値Th2を下げて、RSSI閾値Th2を、所定期間内に取得されたRSSIサンプルの最小値に設定すると良い。
次に、図6のフローチャートを参照して、RSSI閾値間のマージンを制御するための処理を説明する。
先ず、映像送信装置は、所定期間内のRSSIサンプルを複数個(A個)分取得する(ステップS601)。次に、映像送信装置は、取得したRSSIサンプルに基づいて、ホットプラグ検出信号のenable/disableが繰り返された回数、つまりRSSI値が所定期間内に閾値Th1およびTh2の双方に跨って変動した回数、を算出する(ステップS602)。
ホットプラグ検出信号のenable/disableが繰り返された回数、つまりRSSI値が所定期間内に閾値Th1およびTh2の双方に跨って変動した回数が、所定回数(B回)未満ならば(ステップS603のNO)、映像送信装置は、ステップS601に戻り、(一定時間後)再びRSSIのサンプル取得を行う。
一方、ホットプラグ検出信号のenable/disableが繰り返された回数、つまりRSSI値が所定期間内に閾値Th1およびTh2の双方に跨って変動した回数がB回以上ならば(ステップS603のYES)、映像送信装置は、取得したRSSIサンプルの平均値Cを算出する(ステップS604)。次いで、映像送信装置は、平均値Cを、閾値Th1と閾値Th2との平均値と比較し、平均値Cが、閾値Th1と閾値Th2との平均値よりも大きいか否かを判別する(ステップS605)。
平均値Cが閾値Th1と閾値Th2との平均値よりも大きいならば、つまり平均値Cに近い方の閾値が閾値Th1であるならば(ステップS605のYES)、映像送信装置は、閾値Th1を、取得したA個のRSSIサンプルの最大値まで上げる(ステップS606)。
平均値Cが閾値Th1と閾値Th2との平均値よりも小さいならば、つまり平均値Cに近い方の閾値が閾値Th2であるならば(ステップS605のNO)、映像送信装置は、閾値Th2を、取得したA個のRSSIサンプルの最小値まで下げる(ステップS607)。
図14の処理は例えば一定時間毎に繰り返し実行される。これにより、ホットプラグ検出信号を制御するためのRSSI閾値間のマージンを適切に調整することが可能となる。
これまで、上記で述べてきたRSSI値及びRSSIサンプル値としては、スパイク的なRSSI値の変化による影響を避けるために、幾つかのRSSI値の平均値を用いてもよい。また、上記の実施例では、無線環境を表す指標としてRSSIを用いているが、パケットエラーレートやリンククオリィティ等無線環境を表す別の指標でも適用することができる。
以上のように、本実施形態においては、ホットプラグ検出信号をenable/disableするためのRSSI閾値を独立に設け、さらにそれらの閾値間のマージンを動的に変動させることで、無線の接続状態によってホットプラグ検出用信号がenableとdisableを繰り返すという問題を解決することができる。これにより、映像データの送信と送信停止とが繰り返されて、表示装置100の画面イメージがちらつくといったユーザにとって不快な現象の発生を可能な限り避けることができる。
なお、以上の説明では通信品質レベルとしてRSSI値を用いる場合を説明したが、RSSI値に限らず、リンククオリティーレベル、パケットエラーレート等を通信品質レベルとして使用しても良い。例えば、リンククオリティーレベルを通信品質レベルとして使用した場合には、ホットプラグ検出信号をイネーブルするための第1の閾値として第1のリンククオリティーレベル閾値が用いられ、またホットプラグ検出信号をディスエーブルするための第2の閾値として、第1のリンククオリティーレベル閾値よりも低い第2のリンククオリティーレベル閾値が用いられる。
次に、図15を参照して、本実施形態の映像送信装置をPC101によって実現した場合のハードウェア構成の例を説明する。
PC101は、上述の映像データ出力部111および無線通信部112に加え、CPU211、ノースブリッジ212、主メモリ213、グラフィックスコントローラ214、サウンドコントローラ215、サウスブリッジ219、BIOS−ROM220、ハードディスクドライブ(HDD)221、光ディスクドライブ(ODD)222、およびエンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)225等を備えている。
CPU211はPC101の動作を制御するプロセッサであり、ハードディスクドライブ(HDD)221から主メモリ113にロードされる、オペレーティングシステム(OS)および各種アプリケーション/ユーティリティプログラムを実行する。アプリケーション/ユーティリティプログラムには、通信制御プログラムが含まれている。この通信制御プログラムは、無線通信部112を制御するためのプログラムである。
またCPU111は、BIOS−ROM220に格納されたBIOS(Basic Input Output System)も実行する。BIOSはハードウェア制御のためのプログラムである。
ノースブリッジ212は、CPU211のローカルバスとサウスブリッジ219との間を接続するブリッジデバイスである。またノースブリッジ212は、グラフィクスコントローラ214との通信を実行する機能も有している。
グラフィクスコントローラ214は、PC101のディスプレイモニタとして使用されるLCD(Liquid Crystal Display)17を制御する表示コントローラである。このグラフィクスコントローラ214によって生成される映像信号はLCD17に送られる。また、グラフィクスコントローラ214は、映像データ出力部111にデジタル映像信号を送出することもできる。
サウスブリッジ219は各種I/Oデバイスを制御するブリッジデバイスである。サウスブリッジ219には、映像データ出力部111および無線通信部112がそれぞれ接続されている。エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)225は、電力管理のためのエンベデッドコントローラと、キーボード(KB)13およびタッチパッド16を制御するためのキーボードコントローラとが集積された1チップマイクロコンピュータである。
映像データ出力部111は、グラフィクスコントローラ214から出力される映像信号を所定フォーマットの送信データDATAに変換し、その送信データDATAを無線通信部112に送出する。送信データDATAへの変換処理においては、必要に応じて、グラフィクスコントローラ214から出力される映像信号を圧縮符号化する処理を行うことも出来る。また、映像データ出力部111は、サウンドコントローラ215から出力されるオーディオ信号を送信データDATAとして無線通信部112に送出することもできる。
例えば、図2で説明した通信品質検出部113、ホットプラグ受信部114、送信制御部115、変動回数検出部118、閾値変更部119、およびホットプラグ検出信号送信許可通知部120それぞれの機能は、CPU211によって実行される通信制御プログラムによって実現することができる。この場合、図5のフローチャートで説明した処理、および図14のフローチャートで説明した処理は、それぞれCPU211によって実行することが出来る。もちろん、図2で説明した通信品質検出部113、ホットプラグ受信部114、送信制御部115、変動回数検出部118、閾値変更部119、およびホットプラグ検出信号送信許可通知部120の機能をそれぞれ専用の回路によって実現したり、またこれら機能をマイクロコンピュータやDSP等によって実現してもよい。
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に構成要素を適宜組み合わせてもよい。
以下に、本願原出願の特許査定時の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]表示装置が映像データの表示が可能であることを示すホットプラグ検出信号がイネーブル状態である場合、映像データを出力し、前記ホットプラグ検出信号がディスエーブル状態である場合、前記映像データの出力を停止する映像データ出力部と、
前記表示装置との無線通信を実行し、前記映像データ出力部から出力される前記映像データを前記表示装置に送信する無線通信部と、
前記表示装置と前記無線通信部との間を無線接続する無線通信チャネルの通信品質レベルを検出する通信品質検出手段と、
前記表示装置から前記無線通信チャネルを介して送信される、前記表示装置が映像データの表示が可能であることを示すホットプラグ情報を受信する受信手段と、
前記検出された通信品質レベルが第1の閾値を超え、且つ、前記ホットプラグ情報が受信された場合、前記ホットプラグ検出信号をイネーブル状態に設定することによって、前記映像データを前記無線通信チャネルを介して前記表示装置に送信する処理を開始する映像データ送信開始制御手段と、
前記検出された通信品質レベルが前記第1の閾値よりも低い第2の閾値を下回った場合、前記ホットプラグ検出信号をディスエーブル状態に設定することによって、前記表示装置への前記映像データの送信を停止する映像データ送信停止制御手段とを具備することを特徴とする映像送信装置。
[2]前記検出された通信品質レベルが所定期間内に前記第1の閾値および前記第2の閾値の双方に跨って変動する回数を検出する変動回数検出手段と、
前記検出された回数が所定回数を超えた場合、前記第1の閾値の大きい値への変更、又は前記第2の閾値の小さい値への変更の少なくとも一方の閾値の変更を行う閾値変更手段とをさらに具備することを特徴とする[1]記載の映像送信装置。
[3]前記閾値変更手段は、前記第1の閾値及び前記第2の閾値の中から、前記所定期間内に検出された通信品質レベルの平均値に近い方の閾値を選択し、前記第1の閾値が選択された場合には前記第1の閾値を大きくし、前記第2の閾値が選択された場合には前記第2の閾値を小さくすることを特徴とする[2]記載の映像送信装置。
[4]前記閾値変更手段は、前記第1の閾値が選択された場合には、前記第1の閾値を、前記所定期間内に検出された通信品質レベルの最大値に設定し、前記第2の閾値が選択された場合には、前記第2の閾値を、前記所定期間内に検出された通信品質レベルの最小値に設定することを特徴とする[3]記載の映像送信装置。
[5]前記映像データ送信開始制御手段は、前記表示装置への前記映像データの送信が停止されている場合、前記検出された通信品質レベルが前記第1の閾値を超えるまでは前記ホットプラグ情報の受信の有無に関係なく前記映像データの送信を停止した状態に維持することを特徴とする[1]記載の映像送信装置。
[6]前記映像データ送信停止制御手段は、前記表示装置へ前記映像データを送信する処理が行われている場合、前記検出された通信品質レベルが前記第2の閾値を下回るまでは前記ホットプラグ情報の受信の有無に関係なく前記映像データを送信する処理の実行を維持することを特徴とする[1]記載の映像送信装置。
[7]前記表示装置への前記映像データの送信が停止されている状態で、前記検出された通信品質レベルが前記第1の閾値を超えた場合、前記ホットプラグ情報の送信の許可を指示する信号を、前記無線通信チャネルを介して前記表示装置に送信する送信許可通知手段をさらに具備することを特徴とする[1]記載の映像送信装置。
[8]表示装置が映像データの表示が可能であることを示すホットプラグ検出信号がイネーブル状態である場合、映像データを出力し、前記ホットプラグ検出信号がディスエーブル状態である場合、前記映像データの出力を停止する映像データ出力部と、
前記表示装置との無線通信を実行し、前記映像データ出力部から出力される前記映像データを、前記表示装置と前記無線通信部との間の無線通信チャネルを介して前記表示装置に送信する無線通信部と、
前記無線通信チャネルの通信品質レベルを検出する通信品質検出手段と、
前記表示装置から前記無線通信チャネルを介して送信される、前記表示装置が映像データの表示が可能であることを示すホットプラグ情報を受信する受信手段と、
前記ホットプラグ検出信号がディスエーブル状態に設定されている場合、前記検出された通信品質レベルが前記ホットプラグ検出信号をイネーブルにするための第1の閾値を超えるまでは前記ホットプラグ情報の受信の有無に関係なく前記ホットプラグ検出信号をディスエーブル状態に維持し、前記検出された通信品質レベルが前記第1の閾値を超え且つ前記ホットプラグ情報が受信されるという条件が満たされた場合、前記映像データを前記無線通信チャネルを介して前記表示装置に送信するために、前記ホットプラグ検出信号をイネーブル状態に設定する処理を実行するホットプラグ検出信号イネーブル制御手段と、
前記ホットプラグ検出信号がイネーブル状態に設定されている場合、前記検出された通信品質レベルが、前記第1の閾値よりも低い、前記ホットプラグ検出信号をディスエーブルするための第2の閾値を下回るまでは前記ホットプラグ情報の受信の有無に関係なく前記ホットプラグ検出信号をイネーブル状態に維持し、前記ホットプラグ検出信号がイネーブル状態に設定されている状態で、前記検出された通信品質レベルが前記第2の閾値を下回るという条件が満たされた場合、前記表示装置への前記映像データの送信を停止するために、前記ホットプラグ検出信号をディスエーブル状態に設定する処理を実行するホットプラグ検出信号ディスエーブル制御手段とを具備することを特徴とする映像データ送信装置。
[9]
映像送信装置と表示装置との間を無線接続する無線通信チャネルを介して前記映像送信装置から前記表示装置に映像データを送信する映像送信方法であって、
前記表示装置が前記映像データの表示が可能であることを示すホットプラグ検出信号がイネーブル状態である場合、前記映像データを出力し、前記ホットプラグ検出信号がディスエーブル状態である場合、前記映像データの出力を停止するステップと、
前記出力される映像データを前記無線通信チャネルを介して前記表示装置に送信するステップと、
前記無線通信チャネルの通信品質レベルを検出するステップと、
前記表示装置から前記無線通信チャネルを介して送信される、前記表示装置が前記映像データの表示が可能であることを示すホットプラグ情報を受信するステップと、
前記検出された通信品質レベルが第1の閾値を超え、且つ前記ホットプラグ情報が受信された場合、前記ホットプラグ検出信号をイネーブル状態に設定することによって、前記映像データを前記無線通信チャネルを介して前記表示装置に送信する処理を開始するステップと、
前記検出された通信品質レベルが前記第1の閾値よりも低い第2の閾値を下回った場合、前記ホットプラグ検出信号をイネーブル状態に設定することによって、前記表示装置への前記映像データの送信を停止するステップとを具備することを特徴とする映像送信方法。
[10]前記検出された通信品質レベルが所定期間内に前記第1の閾値および前記第2の閾値の双方に跨って変動する回数を検出するステップと、
前記検出された回数が所定回数を超えた場合、前記第1の閾値および前記第2の閾値の中から、前記所定期間内に検出された通信品質レベルの平均値に近い方の閾値を選択し、前記第1の閾値が選択された場合には前記第1の閾値を大きくし、前記第2の閾値が選択された場合には前記第2の閾値を小さくする閾値変更ステップとをさらに具備することを特徴とする[9]記載の映像送信方法。
[11]前記閾値変更ステップは、前記第1の閾値が選択された場合には、前記第1の閾値を、前記所定期間内に検出された通信品質レベルの最大値に設定し、前記第2の閾値が選択された場合には、前記第2の閾値を、前記所定期間内に検出された通信品質レベルの最小値に設定することを特徴とする[10]記載の映像送信方法。
100…表示装置、101…PC、102…DVDプレーヤ、111…映像データ出力部、112…無線通信部、113…通信品質検出部、116…映像データ送信開始制御部、117…映像データ送信停止制御部。

Claims (4)

  1. 無線通信を実行する無線通信手段と、
    前記無線通信の通信品質レベルに応じて自装置の動作状態を変更する制御手段であって、自装置が第1状態の場合において前記通信品質レベルが第1閾値を超えた場合に前記自装置を第2状態にし、前記自装置が前記第2状態の場合において前記通信品質レベルが前記第1閾値よりも低い第2閾値を下回ると前記自装置を前記第1状態にする制御手段とを具備する無線装置。
  2. 前記制御手段は、前記自装置が前記無線通信を使用したデータ送信が停止されている前記第1状態の場合において前記通信品質レベルが前記第1閾値を超えた場合に前記自装置を前記データ送信が行われる前記第2状態にし、前記自装置が前記第2状態の場合において前記通信品質レベルが前記第1閾値よりも低い前記第2閾値を下回ると前記自装置を前記第1状態にする請求項1記載の無線装置。
  3. 無線通信を実行する無線装置の状態を制御する制御方法であって、
    前記無線装置が第1状態の場合において前記無線通信の通信品質レベルが第1閾値を超えた場合に前記無線装置を第2状態にし、
    前記無線装置が前記第2状態の場合において前記通信品質レベルが前記第1閾値よりも低い第2閾値を下回ると前記無線装置を前記第1状態にする制御方法。
  4. 前記第1状態では前記無線通信を使用したデータ送信が停止され、前記第2状態では前記データ送信が行われる請求項3記載の制御方法。
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