JP2012217860A - ペニスの胴体部の両側面部以外の部位を押圧しない事を特徴とするペニス固定具。 - Google Patents

ペニスの胴体部の両側面部以外の部位を押圧しない事を特徴とするペニス固定具。 Download PDF

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Abstract

【課題】 従来のペニス固定具の仕組みでは固定状態の保持は難しく、また排尿介護時においても適切なペニスの位置を保持した上での排尿介護用品の利用方法の確立や指導がされていない為、介護を受ける側の心身への負担、介護をする側の精神的な負担も大きく、この発明は、ペニス構造を活かしたペニスの位置的保持・固定方法を用いた固定具及び介護時における排尿介護用品の利用方法を提供する事を課題とする。
【解決手段】 以上の課題を解決するために、
第一発明は、ペニスの位置を相互に離間し平行状態をなす一対のペニス押圧部が前記状態を保ち前記ペニスの両側面を押圧しながら保持し固定するペニス固定具(T,PP)である。第二発明は、ペニスの位置を相互に平行状態にある一対のペニス押圧部が前記状態で前記ペニスの両側面を押圧しながら保持し固定して利用することを特徴とする介護時における排尿介護用品の利用の方法(g,m)である。
【選択図】 図3

Description

この発明は、ペニスの固定を必要とする物、及び、介護に用いるペニスの位置的保持・固定方法に関する。
従来のペニスの固定に必要な場合または物に、用いられる保持・固定方法として次の技術が挙げられる。
「ペニスに360度からの圧力を掛けて位置的保持・固定する方法」。
例その1.布製や紙製と言った柔軟な素材をペニスに巻き付け・締め付けての固定。
例その2.柔軟な素材で形成された筒状またはリング状の物にペニスを挿入しての固定。
「粘着力のある物での固定方法」。
例その1.粘着テープまたは粘着素材を皮膚表面に接着しての固定。
この二つの方法しかない。そして、そのどれもが、装着に手間を要す。
また、介護の現場でも、ペニスの構造に適した排尿時等の適切なペニスの固定方法が確立・指導されてなく、排尿器使用時にも、排尿器にペニスを預け、その結果、尿海綿体や尿道が排尿器等によって圧迫され、排尿が困難な状態になってしまうケースも多く見受けられる。
特許第4177448号 特開2010-154994号公報
阿部信一著「系統看護学講座 専門分野II 腎・泌尿器 成人看護学(8)」株式会社医学書院 2010年
しかしながら、以上の技術によれば、 「海綿体の伸縮」や「海綿体と外板側包皮(図2/A)・内板側包皮(図2/P)で構成」を成す構造上、360度の方向からペニスに強い圧を掛け固定したとしても、海綿体の収縮に伴い、伸展性に優れる外板側包皮・内板側包皮の中で、海綿体が体内に入り込もうとする力が加わり、外板側包皮・内板側包皮だけが位置保持され、海綿体本体の固定状態を保つ事は難しい。特にお年寄りや身体障害者に最も多いとされている包茎状態のペニス(図2(d))であれば、なおさらの事であると同時に、これらの現状から、ペニスが位置保持されて初めてその役割を果たす商品を、有効に利用出来なかったり、必要以上にペニスを360度から締め付ける為に起こる違和感・排尿困難、血流悪化による機能障害の危険性も伴う。また、介護の排尿介助時の注意点として「ペニス、睾丸を押しつけない…」といった大変抽象的な指導しか受けていないのが現状で、適切でないペニスの位置的保持の方法から生じる排尿困難も多く見られる。特に排尿器使用時には、排尿器にペニスを預けるケースも多く、その結果、図1(a)で示す断面線(PC)による断面図である図1(b)2/PC−PC線断面図、または、図1(a)で示す断面線(PZ)による断面図である図1(c)/PZ−PZ線断面図でも解るように、ペニスの中心からXの足首方向寄りに配置されている尿海綿体および尿道を直接圧迫し、排尿困難を引き起こす。
そこで、この発明は、ペニスの構成や海綿体の伸縮、身体の体勢の変化に関わることなく違和感のない、ペニスの構造を最大限に活かしたペニスの最も安全な位置的保持・固定の方法を利用・活用した物と介護方法を提供することを課題とする。
以上の課題を解決するために、
第一発明は、
ペニスの位置を相互に離間し平行状態をなす一対のペニス押圧部が前記状態を保ち前記ペニスの両側面を押圧しながら保持し固定するペニス固定具(T,PP)であって、
弾性体で、ペニス未押圧時、押圧時共に相互に離間して平行をなす一対のペニス押圧部(PX,PX)と、
前記一対のペニス押圧部を連結する連結部を備え、
前記一対のペニス押圧部の間(PI)に、ペニスを挿入し、
前記ペニス押圧部にペニスの両側面を対応させて、
前記ペニスを押圧した時に前記ペニスの両側面以外の面が前記一対のペニス押圧部、前記連結部で、
圧が掛からないように設定された非押圧空間が設けられていることを
特徴とするペニス固定具(T,PP)である。
第二発明は、
ペニスの位置を相互に平行状態にある一対のペニス押圧部が前記状態で前記ペニスの両側面を押圧しながら保持し固定して利用することを特徴とする介護時における排尿介護用品の利用の方法(g,m)であって、
相互に離間して一対をなすペニス押圧部(XD,XD.HP,HP)を、
相互に平行になるように位置させ、
前記一対のペニス押圧部の間にペニスを挿入し、
前記ペニス押圧部に前記ペニスの両側面を対応させて、
前記ペニスを押圧(X1,X2)した場合に、
前記ペニスの両側面以外の面に、
圧が掛からないように設定された非押圧空間を設け、
前記ペニスの位置を保持し固定して利用することを特徴とする介護時における排尿介護用品の利用の方法(g,m)である。
第一発明によれば、図1(a)で示す断面線(PC)による断面図である図1(b)/PC−PC線断面のように右手方向と左手方向を結ぶX方向に長く楕円の帯びたペニスの構造上、ペニスのサイド(X1,X2)から圧を掛けての固定(図3)により、尿道海綿体(図1(b)及び(c)/I)・尿道(図1(b)及び(c)/O)への圧迫、血流を司る浅陰茎背静脈(図1(b)/E)陰茎背動脈(図1(b)/F)深陰茎静脈(図1(b)/G)陰茎深動脈(図1(b)/H)への圧迫が軽減され、排尿障害や血流悪化がなく安全な固定が可能となる。また、サイド(X1,X2)からの圧を掛ける事で、X方向に長く楕円に帯びたペニスの形状から、弾性復元力も大きく、よりしっかりとした固定力も生まれる。その上、ペニスの上下面(図4)などの両側面以外の面や亀頭方向部に圧が掛からない領域を設定し、ペニスの両側面部を押圧する部分が相互に平行に形成された押圧部分(図3(g)/XD・XD)で押圧する事により、柔軟な海綿体からなる陰茎もパスカルの原理により、亀頭方向やZ1〜Z6方向・四方八方に膨張し、より固定力が増す。勃起時でも、この原理が働き、圧を掛けたままでも、海綿体への負担が少ない事から、尿取りパッド等といったペニスが位置保持されている事によって初めてその役割を果たす物に固定機能として組み込む、または単独のペニス固定パーツ(図5/T)を併用する事で、その役割を有効に利用出来る。
第二発明では、介護の分野でも第一発明の固定方法を踏まえ、衣服などといった物でペニスの両側面以外の面・上部や下部等(図4)に圧が掛かっていない事を確認し、尿道海綿体(図1(b)及び(c)/I)や尿道(図1(b)及び(c)/O)を圧迫しない排尿介助の技術、ペニスの位置的保持・固定技術として確立、修得され、利用者の身体的負担や精神的負担は勿論、介護をする方の精神的な負担も和らげる。
(a)は、直立姿勢で、ペニスを床と平行した時に、左手方向から見たペニスに断面線を示した図。/(b)は、(a)で示したPC−PC線断面図で表すペニス内の構造。/(c)は、(a)で示したPZ−PZ線断面図で表すペニス内の構造。 直立姿勢で、ペニスを床と平行にし、左手方面から見た外板側包皮と内板側包皮と海綿体の仕組みを示した図。/(d)は、包茎状態の図。/(e)は、外板側包皮と内板側包皮から亀頭が出た図。 ペニスにX1,X2の圧を掛けた外部形状と内部の様子。/(f)は、X1、X2の圧を掛ける前のペニスPC−PC線断面図。/(g)は、 X1、X2の圧を掛けたペニスPC−PC線断面図。/(h)は、X1、X2の圧を掛けたペニスPZ−PZ線断面図。 ペニスにY1,Y2の圧を掛けた外部形状と内部の様子。/(i)は、Y1、Y2の圧を掛ける前のペニスPC−PC線断面図。/(j)は、 Y1、Y2の圧を掛けたペニスPC−PC線断面図。/(k)は、X1、X2の圧を掛けたペニスPZ−PZ線断面図。 単独ペニス固定パーツの図。 ペニス固定機能を持たせたペニス挿入型尿取りパッドの図。 ペニス固定機能を持たせた尿瓶の図。/(l)は、尿瓶の全体図。/(m)は、尿瓶のペニス挿入口の正面図。 右手方向から見た介護・看護実習用シミュレーション装置の図。/(n)は、介護・看護実習用シミュレーション装置本体の図、および、ペニス部分に断面線を示した図。/(o)は、(n)で示したSC-SC線断面図で表すペニス部分内の構造。
この発明の一実施形態を、図3に示す。ペニスに両サイド(X1,X2方向)から圧をかける方法で位置的保持・固定を行う。
圧を掛ける素材・形状は、この実施形態を利用する物や場合によっても異なるが、押圧する部分が相互に平行に形成された押圧部分である事、シリコンゴム等の弾力性機能を持った素材、または弾力性機能を持たせた構造、そしてペニスに当たる面は丸びを帯びた形状を用いる事によって、安全面や固定力もより増す。また介護の場面においても、ペニスの上下(図4(i)/Y1,Y2)方向からの圧を掛けないように十分に心がけた上で、介護者自らの指(図3(g)/XD)もしくは、介護用品(図3(g)/XD)でペニスに両サイドから圧をかける方法で,位置的保持・固定を行う。
(1)ペニスの両サイドから圧を掛けてペニスの位置を保持し固定する事を特徴とするペニスの位置的保持・固定方法。
(2)ペニスの両サイド以外、いずれの方向からも圧を掛けずにペニスの位置を保持し固定する事を特徴とするペニスの位置的保持・固定方法。
(3)「(1)」または「(2)」に記載のペニスの位置的保持・固定方法を利用・活用した物。
「実施形態の効果」
この実施形態によれば、図3で示すように、右手方向と左手方向を結ぶ(X)と平行し、ペニスのサイドからのX1,X2の圧を掛ける事(図3(f))により、X方向中央寄りに配置された尿道海綿体(図1(b)及び(c)/J)・尿道(図1(b)、及び(c)/O)や浅陰茎背静脈(図1(b)/E)陰茎背動脈(図1(b)/F)深陰茎静脈(図1(b)/G)の直接圧迫を避けられ、排尿障害や血流障害もなくなる。それと同時に、押圧する部分が相互に平行に形成された押圧部分(図3(g)/XD・XD)で圧を掛ける事で、左右に延びる断面視楕円形のペニスを保持する際に、その形状から上下方向の中央部分におけるあたり(圧)が1番強くなる上、パスカルの原理により、図3(g)・(h)で示すように、亀頭方向やZ1、Z2,Z3,Z4,Z5,Z6方向・四方八方への膨張が可能となり、圧力による海綿体の負担を軽減する他、圧による体内に流れ込む血液の量も減り、海綿体の収縮もなくなる事から、安全でしっかりとした位置的保持・固定が保たれる。
この効果により、従来の固定方法でペニス内部で起きていた現象(図4)、へそ方向と足首方向を結ぶ(Y)と平行し、ペニスの上下からY1,Y2の圧を掛けた場合(図4(I))、図4(j)や図4(k)で示すように、尿道海綿体(図1(b)及び(c)/J)・尿道(図1(b)及び(c)/O)の圧迫、皮膚から近いところに配置されている浅陰茎背静脈(図1(b)/E)・陰茎背動脈(図1(b)/F)・深陰茎静脈(図1(b)/G)が直接圧迫され、排尿困難や血流障害が起きる。また従来の360度から圧を掛けての固定方法では、これらの現象がより増すと共に、皮下組織(図1(b)/B)・深陰茎筋膜(図1(b)/S)・浅陰茎背静脈(図1(b)/E)・陰茎背動脈(図1(b)/F)・深陰茎静脈(図1(b)/G)・陰茎深動脈(図1(b)/H)・陰茎海綿体(図1(b)及び(c)/I)が圧迫されるため、血液の逃げ道が体内方向へと限られ、海綿体・亀頭方向に溜まっていた血液が、その圧や精神的な変化によって、図1(a)(c)・図2・図3(h)・図4(k)で示すZ(亀頭方向・ペニスの付け根を結ぶ方向)を行き来し、最後には体内へ流れ込む。その結果、ペニスの収縮、それによる海綿体本体の体内へと入り込もうとする力がより加わり、陰茎亀頭(K)が露出したペニス(図2(e))であっても、図2のように、外板側包皮(A)・内板側包皮(P)それをつなぐ接合部分(AP)が、収縮した陰茎亀頭(K)を覆う(図2(d))。したがって、この360度固定方法や粘着物のよる固定方法では、包皮だけを位置保持し、海綿体本体はその包皮の中で固定からくぐり抜けるという現象がペニスの固定方法の1番の問題点であったが、この実施形態によってそれらの問題点が解消される。
「他の実施形態」
「実施形態」では、ペニスの両サイド(図3/X1,X2方向)からの圧だけの固定方法に定めているが、この実施形態を主とした上で、多方向から補助的な支えを加えても良い。
実施形態はこれらの場面や物で有効活用出来る。
介護技術としての導入と活用。/オムツ製品のペニス固定機能としての利用。/尿取りパッド製品のペニス固定機能としての利用。/携帯用トイレのペニス固定機能としての利用。/尿瓶・排尿器のペニス固定機能としての利用。/生理用品のペニス固定機能としての利用。/コンドームのペニス固定機能としての利用。/包茎補正具のペニス固定機能として利用。/医療用品のペニス固定機能としての利用。/スポーツ用品のペニス固定機能としての利用。/下着のペニス固定機能としての利用。/単独ペニス固定パーツとしての利用。/介護・看護実習用シミュレーション装置への判定機能としての活用。
「単独ペニス固定パーツ」(図5)
単独ペニス固定パーツ(T)は、L1・L2方向に弾力性機能を有する素材もしくは構造で、ペニスに圧をかける部分(PX)をL1・L2方向に力を加える事により、ペニス挿入口(PI)が開く。PIにペニスを挿入し、L1・L2方向へ加えていた力を解放する事で、弾力素材もしくは弾力構造の弾性復元力によってペニスへ相互に平行に形成されたPXが両サイドから圧を掛け、ペニスの位置的保持・固定状態が保てる様に構成されている。
「ペニス挿入型のペニス固定機能付き尿取りパッド」(図6)
ペニス挿入型のペニス固定機能付き尿取りパッドは、ペニス挿入型尿取りパッド本体(PB)のベニス挿入部分に、L1・L2方向に弾力性機能を有する素材もしくは構造で作られたペニス固定パーツ(PP)を一体化させた構成。ペニスに圧をかける部分(PX)をL1・L2方向に力を加えペニス挿入口(PI)を開き、PIにペニスを挿入、L1・L2方向へ加えていた力を解放する事で、弾力素材もしくは弾力構造の弾性復元力によってペニスに相互に平行に形成されたPXが両サイドから圧を掛け、ペニスの位置的保持・固定状態が保てる様に構成されている。
「ペニス固定機能付き尿瓶(排尿器)」(図7)
ペニス固定機能付き尿瓶本体(排尿器)(l/BH))は、尿を受ける尿タンク(BT)と、弾力素材で出来ている尿誘導部分(BY)・ペニス固定部分(BF)で構成され、PIにペニスを挿入し、尿誘導部分(BY)・ペニス固定部分(BF)に、(m)のように、介護者の指(HP)でX1・X2方向に圧をかける事で、尿誘導部分(BY)・ペニス固定部分(BF)がつぶれ、その時相互に平行に形成される(BF)がペニスに両サイドから圧を掛け、ペニスの位置的保持・固定状態が保てる。
「介護・看護実習用シミュレーション装置への判定機能としての活用」(図8)
介護・看護実習用シミュレーション装置本体(SH)のペニス部分(SP)の内部(n)で示す断面線(SC)による断面図である(o))/SC−SC線断面の様に、深陰茎静脈と尿道海綿体のある位置(G)(J)の二カ所に、圧を感知するセンサーを内蔵し、右手方向と左手方向を結ぶX方向の圧(X1・X2)のみが加わってのペニス位置保持が出来ず、へそ方向と足首方向を結ぶY方向(Y1・Y2)の強い圧をセンサーが感知する事により尿道への圧迫がある事を知らせる。
PC 図1(b)で示す断面の断面線
PZ 図1(c)で示す断面の断面線
Z 亀頭・ペニスの付け根を結ぶ方向を示す
Y へそ・足首を結ぶ方向を示す
X直立姿勢で、ペニスを床と平行した時に、正面から見た右手・左手を結ぶ方向を示

A 外板側包皮
B 皮下組織
S 深陰茎筋膜
E 浅陰茎背静脈
F 陰茎背動脈
G 深陰茎静脈
H 陰茎深動脈
I 陰茎海綿体
J 尿道海綿体
O 尿道
P 内板側包皮
AP 外板側包皮と内板側包皮の接合部分
K 陰茎亀頭
XD 圧を掛ける物
X1 右手方向からペニス中心部方向への圧
X2 左手方向からペニス中心部方向への圧
Z1 圧を掛けた事で生まれる膨張の向き
Z2 圧を掛けた事で生まれる膨張の向き
Z3 圧を掛けた事で生まれる膨張の向き
Z4 圧を掛けた事で生まれる膨張の向き
Z5 圧を掛けた事で生まれる膨張の向き
Z6 圧を掛けた事で生まれる膨張の向き
Y1 へそ方向からペニス中心部方向への圧
Y2 足首方向からペニス中心部方向への圧
T 単独ペニス固定パーツ本体
L1 単独ペニス固定パーツ本体への圧方向
L2 単独ペニス固定パーツ本体への圧方向
PI ペニス挿入口
PB 尿取りパッド本体
PP ペニス固定パーツ
PX ペニスに圧をかける部分
BH 尿瓶本体
BY 尿誘導部分
BF ペニス固定部分
HP 介護者の指
SH シミュレーション装置本体
SP ペニス部分
SC 図8(n)で示す断面の断面線
以上の課題を解決するために、
第一発明は、弾性体からなり、所定方向へペニスが挿入される挿入口(PI)を有するペニス固定具(T,PP)であって、
前記挿入口(PI)にペニスを挿入した時に前記ペニスの胴体部の両側面部に対応し押圧する一対の押圧部分(PX,PX)が、
前記所定方向の直交する長さ方向に沿って前記挿入口(PI)に形成され、
前記挿入口(PI)は、前記所定方向と前記長さ方向の両方向に直交する幅方向にほぼ一定幅で、前記長さ方向に沿い開口しているとともに、
前記ほぼ一定幅より前記長さ方向に沿う開口を大きく形成する事で、
前記一対の押圧部分(PX,PX)で前記ペニスの胴体部の両側面部に対応し押圧した時に、
当該弾性体の部位が前記ペニスの胴体部の両側面部以外の部位を押圧しない事を
特徴とするペニス固定具(T,PP)である。
第一発明によれば、図1(a)で示す断面線(PC)による断面図である図1(b)/PC−PC線断面のように右手方向と左手方向を結ぶX方向に長く楕円の帯びたペニスの構造上、ペニスのサイド(X1,X2)から圧を掛けての固定(図3)により、尿道海綿体(図1(b)及び(c)/I)・尿道(図1(b)及び(c)/O)への圧迫、血流を司る浅陰茎背静脈(図1(b)/E)陰茎背動脈(図1(b)/F)深陰茎静脈(図1(b)/G)陰茎深動脈(図1(b)/H)への圧迫が軽減され、排尿障害や血流悪化がなく安全な固定が可能となる。また、サイド(X1,X2)からの圧を掛ける事で、X方向に長く楕円に帯びたペニスの形状から、弾性復元力も大きく、よりしっかりとした固定力も生まれる。その上、ペニスの上下面(図4)などの両側面以外の面や亀頭方向部に圧が掛からない領域を設定し、ペニスの両側面部を押圧する部分が相互に平行に形成された押圧部分(図3(g)/XD・XD)で押圧する事により、柔軟な海綿体からなる陰茎もパスカルの原理により、亀頭方向やZ1〜Z6方向・四方八方に膨張し、より固定力が増す。勃起時でも、この原理が働き、圧を掛けたままでも、海綿体への負担が少ない事から、尿取りパッド等といったペニスが位置保持されている事によって初めてその役割を果たす物に固定機能として組み込む、または単独のペニス固定パーツ(図5/T)を併用する事で、その役割を有効に利用出来る。
この発明の一実施形態を、図3に示す。ペニスに両サイド(X1,X2方向)から圧をかける方法で位置的保持・固定を行う。
圧を掛ける素材・形状は、この実施形態を利用する物や場合によっても異なるが、ペニスの上下面(図4)などの両側面以外の面や亀頭方向部に圧が掛からない領域を設定し、押圧する部分が相互に平行に形成された押圧部分である事、シリコンゴム等の弾力性機能を持った素材、または弾力性機能を持たせた構造、そしてペニスに当たる面は丸味を帯びた形状を用いる事によって、安全面や固定力もより増す。また介護の場面においても、ペニスの上下(図4(i)/Y1,Y2)方向からの圧を掛けないように十分に心がけた上で、介護者自らの指(図3(g)/XD)もしくは、介護用品(図3(g)/XD)でペニスに両サイドから圧をかける方法で,位置的保持・固定を行う。
(1)ペニスの両サイドから圧を掛けてペニスの位置を保持し固定する事を特徴とするペニスの位置的保持・固定方法。
(2)ペニスの両サイド以外、いずれの方向からも圧を掛けずにペニスの位置を保持し固定する事を特徴とするペニスの位置的保持・固定方法。
(3)「(1)」または「(2)」に記載のペニスの位置的保持・固定方法を利用・活用した物。

Claims (2)

  1. ペニスの位置を相互に離間し平行状態をなす一対のペニス押圧部が前記状態を保ち前記ペニスの両側面を押圧しながら保持し固定するペニス固定具(T,PP)であって、
    弾性体で、ペニス未押圧時、押圧時共に相互に離間して平行をなす一対のペニス押圧部(PX,PX)と、
    前記一対のペニス押圧部を連結する連結部を備え、
    前記一対のペニス押圧部の間(PI)に、ペニスを挿入し、
    前記ペニス押圧部にペニスの両側面を対応させて、
    前記ペニスを押圧した時に前記ペニスの両側面以外の面が前記一対のペニス押圧部、前記連結部で、
    圧が掛からないように設定された非押圧空間が設けられていることを
    特徴とするペニス固定具(T,PP)。
  2. ペニスの位置を相互に平行状態にある一対のペニス押圧部が前記状態で前記ペニスの両側面を押圧しながら保持し固定して利用することを特徴とする介護時における排尿介護用品の利用の方法(g,m)であって、
    相互に離間して一対をなすペニス押圧部(XD,XD.HP,HP)を、
    相互に平行になるように位置させ、
    前記一対のペニス押圧部の間にペニスを挿入し、
    前記ペニス押圧部に前記ペニスの両側面を対応させて、
    前記ペニスを押圧(X1,X2)した場合に、
    前記ペニスの両側面以外の面に、
    圧が掛からないように設定された非押圧空間を設け、
    前記ペニスの位置を保持し固定して利用することを特徴とする介護時における排尿介護用品の利用の方法(g,m)。
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