JP2012217652A - 使い捨て吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】通気性のよい吸収性物品を提供する。
【解決手段】おむつ1は、縦方向Y及び横方向Xを有し、肌対向面及び非肌対向面を有する環状の胴回り部材10と、胴回り部材10の非肌対向面に接合した股下部材30とを備えている。股下部材30は、繊維不織布から形成された第1シート29aと、プラスチックフィルムから形成された第2シート29bと、前記第1,第2シート29a,29bの両端縁31,32に沿って延びる一対のエンドフラップ35,36と、第1,第2シート29a,29bの両側縁29c,29dに沿って延びる一対のサイドフラップと38を含み、該サイドフラップ38が肌対向面の側へ折り返されている。第1シート29aと第2シート29bとを接合する接着剤90が縦方向Yで前記両端縁31,32の前端縁31から後端縁32まで延びるように連続する態様で設けられ、第1シート29aと第2シート29bと接着剤90とによって、横方向Xのいずれか一方が開口するチャンネル91が縦方向Yに延びるように形成されている。
【選択図】図5

Description

この発明は、使い捨て吸収性物品に関し、より詳しくは、おむつ、排泄トレーニングパンツ、失禁ブリーフ等の使い捨て吸収性物品に関する。
従来、縦方向及び横方向を有し、肌対向面及び非肌対向面を有する吸液構造体を備える使い捨て吸収性物品は公知である。
例えば、特許文献1には、吸液構造体の横方向の両側縁に一対のサイドフラップを設け、かつ吸液構造体の縦方向の両端縁に一対のエンドフラップを設けてある使い捨て吸収性物品が開示されている。サイドフラップには縦方向に沿って延びる第1弾性部材が収縮力が作用するように伸長状態で設けてあり、エンドフラップには横方向に沿って延びる第2弾性部材が収縮力が作用するように伸長状態で設けてある。
この使い捨て吸収性物品によれば、サイドフラップによって横方向外側へ尿等の排泄物が漏れることを防止することができるとともに、エンドフラップによって縦方向外側へ排泄物が漏れることを防止することができる。
特開2003−199788号公報
特許文献1に開示されている使い捨て吸収性物品では、吸液構造体の横方向の両側縁にはサイドフラップが設けられているとともに、吸液構造体の縦方向の両端縁にはエンドフラップが設けられているため、着用状態において、着用者の肌は、サイドフラップ、エンドフラップおよび吸液構造体によって囲まれてしまい、着用者の肌と吸液構造体との間に形成されるおむつの内部空間の湿度が高くなる。よって、特許文献1に開示されているおむつは、その内部空間の通気性が悪く、これによって、内部空間の湿度が高くなることによる蒸れや、内部空間に排泄物の臭いが充満することによって着用者やおむつを交換する介護者等の第三者に不快感を与えてしまう問題があった。
そこで、この発明では、通気性のよい使い捨て吸収性物品の提供を課題にしている。
前記課題を解決するため、この発明には、第1発明と第2発明とが含まれている。
第1発明が対象とする使い捨て吸収性物品は、縦方向と横方向とを有し、肌対向面と非肌対向面とを有する環状の胴回り部材および胴回り部材の非肌対向面に接合した股下部材を備え、股下部材は、繊維不織布から形成された第1シートと、プラスチックフィルムから形成された第2シートと、第1,第2シートの両端縁に沿って延びる一対のエンドフラップと、第1,第2シートの両側縁に沿って延びる一対のサイドフラップとを含み、該サイドフラップが肌対向面の側へ折り返されている。
第1発明の特徴は、サイドフラップで第1シートと第2シートとを接合する接着剤が縦方向で両端縁の前端縁から後端縁まで延びるように連続する態様で塗布され、第1シートと第2シートと接着剤とによって、前記横方向のいずれか一方が開口するチャンネルが縦方向に延びるように形成されているものである。
第2発明が対象とする使い捨て吸収性物品は、縦方向と横方向とを有し、肌対向面と非肌対向面とを有する環状の胴回り部材および胴回り部材の非肌対向面に接合した股下部材を備え、股下部材は、繊維不織布から形成されたシートと、シートの両端縁に沿って延びる一対のエンドフラップと、シートの両側縁に沿って延びる一対のサイドフラップとを含み、該サイドフラップが肌対向面の側へ折り返されている。
第2発明の特徴は、サイドフラップでシートを肌対向面または非肌対向面のいずれか一方に折り返した巻回部を接合する接着剤が縦方向で両端縁の前端縁から後端縁まで延びるように連続する態様で塗布され、シートと接着剤とによって、縦方向に延びるチャンネルがサイドフラップに形成されていることである。
これらの発明の好ましい実施態様の一つにおいて、胴回り部材は、肌対向面に位置する胴回り内面シートと、非肌対向面に位置する胴回り外面シートと、収縮力が作用するように伸長状態で胴回り内外面シートの間に設けられた弾性部材とを備え、胴回り部材における弾性部材の収縮力が作用する部位に、股下部材の縦方向の両端縁が接合されている。
これらの発明の好ましい実施態様の他の一つにおいて、股下部材の両端縁を覆うカバーシートを胴回り部材の非肌対向面に設けてある。
これらの発明の好ましい実施態様の他の一つにおいて、股下部材は、一対のサイドフラップの横方向の間に中央領域が位置し、中央領域において、第1シートは非肌対向面の側に位置し、第2シートは肌対向面の側に位置している。
これらの発明の好ましい実施態様の他の一つにおいて、股下部材は吸液構造体を有し、股下部材の吸液構造体を有する部位は、縦方向におけるカンチレバー法の剛軟度が15〜140mmの範囲にある。
第1発明の1つ以上の実施の形態に係る使い捨て吸収性物品によれば、第1シートと第2シートと接着剤とによって、横方向のいずれか一方が開口するチャンネルが縦方向に延びるように形成されているため、通気性のよい使い捨て吸収性物品を提供することができる。
第2発明の1つ以上の実施の形態に係る使い捨て吸収性物品によれば、シートと接着剤とによって、縦方向に延びるチャンネルがサイドフラップに形成されているため、通気性のよい使い捨て吸収性物品を提供することができる。
第1発明の第1実施形態における使い捨て吸収性物品の一例としての使い捨ておむつの斜視図。 おむつを展開した状態において、肌対向面の側から見た一部破断展開平面図。 図2におけるIII−III線断面図。 図2におけるIV−IV線断面図。 胴回り部材と股下部材との接合を示す斜視図。 吸液構造体の平面図。 図6におけるVII−VII線断面図。 第1発明の第2実施形態における使い捨て吸収性物品の一例としての使い捨ておむつの要部断面図。 第1発明の第3実施形態における使い捨て吸収性物品の一例としての使い捨ておむつの要部断面図。 第2発明の実施形態における使い捨て吸収性物品の一例としての使い捨ておむつの要部断面図。
添付の図面を参照して、この発明に係る吸収性物品の一例であるおむつの実施形態を説明すると、以下のとおりである。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態のおむつ1において、ウエスト開口10aと、一対のレッグ開口10bとを有するパンツ型のおむつ1をその前方から見たときの部分破断斜視図である。図1中、Xは横方向を示し、Yは横方向Xと直交する縦方向を示し、Zは横方向X及び縦方向Yにそれぞれ直交する前後方向を示している。
おむつ1は、着用者の胴回り方向に延びる環状の胴回り部材10と、この胴回り方向に交差する方向に延びる股下部材30とを備えている。胴回り部材10は、前後方向Zの前方に位置する前パネル11と、後方に位置する後パネル12とを有し、それら前後パネル11,12の側縁部11a,12aが横方向Xの両側それぞれにおいて合掌状に重なり合い、縦方向Yに間欠的に並ぶ接合部13において互いに接合してある。
図2は、接合部13における接合を解き、且つ横方向X及び前後方向Zに伸展して得られるおむつ1の部分破断平面図であって、おむつ1における着用者の肌に対向する面(以下、単に、肌対向面といい、この肌対向面と反対の面を非肌対向面という)を示してある。図2において、Pは、おむつ1を横方向Xに二等分して縦方向Yに延びる縦方向仮想中心線であり、Qは、股下部材30を縦方向Yに二等分して横方向Xに延びる横方向仮想中心線である。図3は、図2のIII−III線における断面図である。図4は、図2のIV−IV線における断面図である。図3および図4中、Wは、横方向Xおよび縦方向Yにそれぞれ直交する厚さ方向を示している。図3および図4における厚さ方向Wは、図1における前後方向Zに相当する。
おむつ1は、縦方向Yに連なる前胴回り域2と、後胴回り域3と、前後胴回り域2,3の間に位置する股下域4とを有している。前胴回り域2は着用者の前胴回り部を被覆し、後胴回り域3は着用者の後胴回り部を被覆し、股下域4は着用者の股下部を被覆するものである。
前後胴回り域2,3は、前後パネル11,12によって形成され、股下域4は、股下部材30によって形成されている。図示するように、前パネル11、後パネル12、および股下部材30は、縦方向仮想中心線Pに関してそれぞれ対称である。
前後パネル11,12は、肌対向面の側に位置する胴回り内面シート20と、非肌対向面の側に位置する胴回り外面シート21と、これら胴回り内外面シート20,21にサンドウィッチされている胴回り弾性部材(弾性部材)22とを含んでいる。胴回り内外面シート20,21には、透湿性を有する繊維不織布が用いられている。胴回り内外面シート20,21は、不図示のホットメルト接着剤を介して互いに接合してある。
胴回り弾性部材22は、収縮力が作用するように、胴回り内外面シート20,21の少なくとも一方にホットメルト接着剤(図示せず)を介して伸長状態で固定してある。胴回り弾性部材22は、図1に示す状態では、横方向Xに収縮した状態にあり、胴回り弾性部材22の収縮力によって胴回り内外面シート20,21にギャザー15が形成されている。
股下部材30は、図2に示すように、肌対向面の側に位置する股下内面シート(内面シート)28と、非肌対向面の側に位置する股下外面シート(外面シート)29と、股下内面シート28と股下外面シート29との間に介在する吸液構造体80とを備えている。
吸液構造体80は、図4および図6に示すように、肌対向面の側に位置する吸液拡散内面シート81と、非肌対向面の側に位置する吸液底面シート82と、シート81,82の間に介在させた吸収性の吸液保持材83とを備えている。なお、図4において、吸液保持材83を形成する後記吸収性ポリマー粒子84の存在を明示するため、吸収性ポリマー粒子84の大きさが誇張して示されている。
吸液拡散内面シート81は、熱可塑性合成樹脂を材料として親水処理されている透水性の繊維不織布で形成されている。例えば、吸液拡散内面シート81は、ポリプロピレンを材料とするSMS繊維不織布を親水処理することにより形成してある。より具体的には、吸液拡散内面シート81は、質量約4.0〜5.0g/mのスパンボンド不織布どうしの間に、質量約0.5〜2.0g/mのメルトブローン不織布を介在させ、親水処理した質量約10.0〜12.0g/mの透水性のSMS繊維不織布が使用されている。
吸液底面シート82は、熱可塑性合成樹脂を材料として疎水または撥水処理されている透水性または難透水性の繊維不織布で形成されている。例えば、吸液底面シート82は、ポリプロピレンを材料とするSMS繊維不織布を疎水または撥水処理することにより形成してある。より具体的には、質量約4.0〜6.0g/mのスパンボンド不織布どうしの間に、質量約0.5〜2.0g/mのメルトブローン不織布を介在させ、疎水または撥水処理した質量約10.0〜13.0g/mの難透水性のSMS繊維不織布が使用されている。
吸液保持材83は、吸収性繊維を含まずに互いに分離可能な吸収性ポリマー粒子84のみで形成されている。吸収性ポリマー粒子84には、例えばデンプン系、アクリル酸系、アミノ酸系等の粒子状または繊維状であって、自己質量の少なくとも数10倍以上の吸収能を有する水不溶性で水膨潤性の公知のポリマーを用いることができる。
吸液構造体80は、図6に示すように、吸収性ポリマー粒子84が存在する存在領域85と、吸収性ポリマー粒子84が存在しない非存在領域86とが縦方向Yに交互に配置されている。
存在領域85では、例えば図4に示すように、吸液拡散内面シート81と吸液底面シート82とが離間し、且つ吸液底面シート82に例えばホットメルト接着剤等の接着剤87を塗布して吸収性ポリマー粒子84が吸液底面シート82に固着されている。接着剤87は、吸液底面シート82の全領域に塗布してある。このおむつ1では、存在領域85を例えば8つ設けてある。
非存在領域86では、図4および図7に示すように、例えばホットメルト接着剤等の接着剤88を吸液拡散内面シート81に塗布し、吸液拡散内面シート81と吸液底面シート82とが、接着剤87,88によって接合されている。接着剤88は、例えば非存在領域86の全領域に塗布してある。
この吸液構造体80は、股下内面シート28と吸液拡散内面シート81との間に設けたホットメルト接着剤78によって接合してあり、股下外面シート29と吸液底面シート82との間に設けたホットメルト接着剤79によって接合してある。
上述した構成を有する吸液構造体80は、縦方向Yにおける剛軟度が約15〜140mmの範囲にある。剛軟度は、JIS L 1096のセクション8.19.1に規定の剛軟性のA法(45°カンチレバー法)に準拠し、おむつ1の横方向仮想中心線Qの近傍において、折り目を含まないように股下部材30からサンプル(横方向Xの長さ寸法が50mmであって縦方向Yの長さ寸法が150mm)をはさみで切り取り、各サンプルの肌対向面と非肌対向面とを測定する。その測定を3回行い、その3回の測定を平均した値である。
股下内面シート28には、透液性のシートであれば公知の材料を用いることができ、例えば、エアスルー不織布、スパンボンド不織布、親水処理された開孔プラスチックフィルム、またはこれらの不織布とプラスチックフィルムを積層してなるラミネートシートから形成することができる。
股下内面シート28は、吸液構造体80よりも横方向Xの長さ寸法が大きく、図4に示すように、例えば吸液構造体80よりも横方向Xの外側に延びるシート両側縁28aを、吸液構造体80の非肌対向面の側に折り返してある。また、股下外面シート28は、図2に示すように、縦方向Yの長さ寸法が吸液構造体80よりも大きく、縦方向Yにおいて吸液構造体80の外側に延出する延出部28bを有し、吸液構造体80の肌対向面の全域を覆っている。
股下外面シート29には、難透液性または不透液性のシートであれば公知の材料を用いることができる。例えば、スパンボンド・メルトブロー・スパンボンド(SMS)繊維不織布、エアスルー繊維不織布、ポイントボンド繊維不織布、スパンボンド繊維不織布、またはこれらの不織布とプラスチックフィルムを積層してなるラミネートシートから形成することができる。この股下外面シート29には、繊維不織布から形成された透湿性の第1シート29aと、プラスチックフィルムから形成された不透液性の第2シート29bとを積層してなるラミネートシートを使用している。第2シート29bには、例えばポリエチレンからなる質量約16〜24g/mの熱可塑性合成樹脂を使用している。また、中央領域37において、第1シート29aが非肌対向面の側に位置する一方、第2シート29bが肌対向面の側に位置する一方、サイドフラップ38において、第1シート29aが肌対向面の側に位置する一方、第2シート29bが非肌対向面の側に位置する。さらに、図3および図4に示すように、横方向Xにおいて、サイドフラップ38の自由側縁38aでは、第1シート29aの側縁29cと、第2シート29bの側縁29dとが合致する。すなわち、第1シート29aの横方向Xの長さ寸法よりも、第2シート29bの横方向Xの長さ寸法が大きい。この例の第2シート29bには肌対向面から非肌対向面に至る不図示の貫通孔を複数設けてあり、第2シート29bも通気性を有している。
股下外面シート29は、図2に示すように、例えば股下内面シート28および吸液構造体80よりも横方向Xおよび縦方向Yの長さ寸法がそれぞれ大きく、吸液構造体80の縦方向Yの外側において横方向Xに延びる両端縁31,32と、縦方向Yに延びる両側縁29c,29dとを有している。また、股下部材30は、例えば股下外面シート29によって形成され、両側縁29c,29dに沿って延びる一対のサイドフラップ38と、両端縁31,32に沿って延びる一対の前後エンドフラップ35,36とを有している。
股下外面シート29は、両側縁29c,29dに沿って縦方向Yに延びる折曲線39を有し、この折曲線39によって横方向Xにおいて矩形状の中央領域37と、縦方向Yに延びる一対のサイドフラップ38とに画成してあり、サイドフラップ38を中央領域37の肌対向面の側に折り返してある。
図2においては、右方のサイドフラップ38の後端縁32側の第1シート29aを除いて脚回り弾性部材50,60を露出している一方、左方のサイドフラップ38では股下域4の一部の第1シート29aを除いて、左方の脚回り弾性部材50,60の一部を露出しているが、股下外面シート29の両サイドフラップ38において、第1シート29aと第2シート29bとの間には、縦方向仮想中心線Pを対象軸とする一対の第1脚回り弾性部材50及び第2脚回り弾性部材60を設けてある。
脚回り弾性部材50,60としては、ストランド状またはストリング状の弾性部材を用いることができる。脚回り弾性部材50,60は、図示しないホットメルト接着剤等によって第1シート29aおよび第2シート29bの少なくともいずれか一方に伸長状態で固定してある。このおむつ1では、股下部材30の一方のサイドフラップ38に第1脚回り弾性部材50を複数本設けてあり、かつ第2脚回り弾性部材60を複数本設けてある。
一対の第1脚回り弾性部材50は、両サイドフラップ38において、横方向仮想中心線Q上で互いに最も近接し、かつ縦方向Yにおいて、横方向仮想中心線Qから離間するに従って互いに徐々に離間し、かつ両端縁31,32の側では、縦方向仮想中心線Pに平行になるよう連続する態様で設けてある。
第1脚回り弾性部材50は、着用状態において、着用者の脚回りで収縮し、脚回りから尿等の排泄物が漏れるのを防止する。
第2脚回り弾性部材60は、縦方向Yに延びるように直状に配置してある。また、一対の第2脚回り弾性部材60は、互いに平行であり、且つ縦方向仮想中心線Pに対してそれぞれ平行である。これらの第2脚回り弾性部材60は、サイドフラップ38において、縦方向仮想中心線Pと第1脚回り弾性部材50との間に配置してある。
第2脚回り弾性部材60は、着用状態において、着用者の股下部で収縮し、股下内面シート28から離間してサイドフラップ38を立ち上げ、尿、大便等の排泄物がおむつ1の横方向Xへ漏れることを防止する。
図5は、股下部材30と胴回り部材10との接合を示す斜視図である。股下部材30と、胴回り部材10の後パネル12とは、股下部材30または後パネル12の少なくとも一方に塗布した接着剤74によって接合してある。この例では、股下部材30にのみ接着剤74を塗布するもので説明するが、後パネル12にのみ接着剤74を塗布してもよいし、後パネル12及び股下部材30の双方に接着剤74をそれぞれ塗布してもよい。
股下部材30にホットメルト接着剤等の接着剤74を塗布して形成する塗布域70は、中央領域37において横方向Xに延びる第1領域71と、サイドフラップ38において横方向Xにおける第1領域71の両側縁71aから縦方向仮想中心線Pに対して離間するように直状に延びる一対の第2領域72と、サイドフラップ38において縦方向Yにおける第2領域72の端縁72aから横方向仮想中心線Qに対して接近するように延びる一対の第3領域73とを備えている。股下部材30と後パネル12とを接合する接着剤74を、サイドフラップ38において縦方向Yへ連続する態様で設けるとともに、両端縁31のうち後胴回り域3に位置する後端縁32において横方向Xへ連続する態様で設けることにより、胴回り部材10と股下部材30との間に後ポケット75を設けるように胴回り部材10と股下部材30とを接合してある。よって、着用者が横臥した状態では、この後ポケット75に大便等の排泄物を収容することができるため、収容する排泄物の量を増加させることができる。加えて、このおむつ1は、胴回り部材10の非肌対向面に股下部材30の肌対向面を接合してあるため、一層、収容する排泄物の量を増加させることができる。
前胴回り域2において、股下部材30と前パネル11とを接合する接着剤74を塗布する塗布域70aは、第3領域73が、横方向仮想中心線Qに離間する前領域73aと、横方向仮想中心線Qに近接する後領域73bとから形成されることのみが異なるが、他は同様であり、胴回り部材10と股下部材30との間に前ポケット76を設けるように胴回り部材10と股下部材30とを接合してある。
また、図3および図4に示すように、中央領域37において、第1シート29aと第2シート29bとは、中央領域37の全領域に塗布した接着剤98によって接合してある。また、サイドフラップ38において、第1シート29aと第2シート29bとは、第2脚回り弾性部材60に塗布した不図示の接着剤、および第1脚回り弾性部材50をシート29a,29bに固定するため、少なくともシート29a,29bの一方に塗布した接着剤99および後記接着剤90によって接合してある。また、接着剤99は、例えば単位面積あたりの質量が約5〜10g/mで塗布してある。接着剤98は、中央領域37からサイドフラップ38まで延び、サイドフラップ38において接着剤99に重なるように塗布してある。
接着剤90は、例えばホットメルト接着剤等であり、横方向Xにおいて、シート29a,29bの側縁29c,29dに対して縦方向仮想中心線Pから離間する方向へ向けて所要寸法L1離間するように配置してあり、股下部材30の前端縁31から後端縁32まで連続する態様で設けてある。所要寸法L1は、好ましくは約1〜10mm、より好ましくは約1〜5mmである。また、接着剤90は、例えば単位面積当たりの質量が約3〜50g/mで塗布してあり、例えば接着剤99の単位面積当たりの質量より大きい方が好ましい。サイドフラップ38において、接着剤90と側縁29c,29dとの間には、第1シート29aと第2シート29bと接着剤90とによって管状のチャンネル91が、股下部材30の前端縁31から後端縁32まで連続するように形成されている。
このおむつ1によれば、第1シート29aと第2シート29bと接着剤90とによって、横方向Xのいずれか一方が開口するチャンネル91が縦方向Yに延びるように形成されているため、吸液構造体80と着用者の肌との間に形成されるおむつ1の内部空間が、チャンネル91を通じておむつ1の外部に通じている。このため、おむつ1の着用者が歩く、座る、立つ等の動作を行うことによって、おむつ1の内部空間が変形すれば、チャンネル91を通じて空気が該内部空間に出入りする。よって、おむつ1の通気性を向上することができる。特に、このおむつ1では、股下部材30において、前端縁31から後端縁32まで連続するチャンネル91をサイドフラップ38に形成してあるため、該チャンネル91がおむつ1の内部空間を縦断する。よって、通気性のよいおむつ1を提供することができる。このため、おむつ1の内部空間の湿度が高くなることを防止することができるとともに、おむつ1の内部空間に排泄物の臭いが充満することを防止することができる。加えて、接着剤90は、横方向Xにおいて、シート29a,29bの側縁29c,29dと、第2脚回り弾性部材60との間に設けてあるため、サイドフラップ38の第1シート29aと第2シート29bとが厚さ方向Wに離間することを防止することができる。
加えて、チャンネル91を形成する第2シート29bには、剛性を有する熱可塑性合成樹脂が使用されているため、チャンネル91が変形することを抑えることができる。
さらに加えて、中央領域37において、繊維不織布で形成された第1シート29aが非肌対向面に位置するため、股下部材30の非肌対向面の肌触りがよい。また、プラスチックフィルムで形成された第2シート29bの非肌対向面を繊維不織布で形成された第1シート29aで覆うため、第2シート29bに異物が直接当たることを防止して第2シート29bに孔があくことを防止することができるとともに、第2シート29bと異物とが接触することによって発生する音を防止することができる。
また、接着剤90の単位面積当たりの質量が、接着剤99のそれより大きければ、サイドフラップ38において、第1、第2シート29a,29bの側縁29c,29dに近接する接着剤90の単位面積当たりの質量が、側縁29c,29dに離間する接着剤99の単位面積当たりの質量よりも大きいため、厚さ方向Wにおいて、接着剤90の長さ寸法を、接着剤99の長さ寸法よりも大きくすることができる。このため、第1シート29aの側縁29cと、第2シート29bの側縁29dの間隔を大きくすることができ、チャンネル91の縦方向Yの断面積を大きくすることができる。
また、このおむつ1では、胴回り部材10における胴回り弾性部材22の収縮力が作用する部位に、股下部材30の前端縁31および後端縁32が接合されている。よって、胴回り部材10のギャザー15が形成されている部位に、チャンネル91の前後端縁91a,91bが配置されるため、チャンネル91の前後端縁91a,91bが塞がれることを防止することができる。
しかも、このおむつ1では、図1および図2に示すように、股下部材30の前端縁31を覆う前カバーシート93を胴回り部材10の非肌対向面に設けてあり、かつ股下部材30の後端縁32を覆う後カバーシート94を胴回り部材10の非肌対向面に設けてある。前後カバーシート93,94には、透湿性を有する一方、難透水性を有する繊維不織布を使用してある。例えば、前後カバーシート93,94には、疎水処理を施したメルトブローン不織布を使用してある。よって、おむつ1は、通気性を確保しながら難透水性を有する。
なお、吸収性物品は、この発明の範囲で適宜変更することができ、上述した実施の形態に限定されることはない。例えば、おむつ1に限られず、排泄トレーニングパンツ等に適用することができる。おむつ1を構成する部材には、特に明記されていない限りにおいて、本明細書に記載されている材料のほかに、この種の分野において通常用いられている公知の材料を制限なく用いることができる。
上述した実施の形態では、中央領域37において、第1シート29aが非肌対向面の側に位置する一方、第2シート29bが肌対向面の側に位置するおむつ1を説明した。しかし、中央領域37において、第1シート29aが肌対向面に位置する一方、第2シート29bが非肌対向面に位置してもよい。
上述した実施形態では、股下外面シート29のみが、サイドフラップ38および前後エンドフラップ35,36を有するおむつ1を説明した。しかし、股下内面シート28のみが、サイドフラップ38および前後エンドフラップ35,36を有してもよいし、股下内面シート28と股下外面シート29とが、サイドフラップ38および前後エンドフラップ35,36を有してもよい。また、上述した実施の形態では、股下外面シート29が、繊維不織布から形成された第1シート29aと、プラスチックフィルムから形成された第2シート29bとを有するもので説明した。しかし、この発明はそれに限られず、股下内面シート28が、繊維不織布から形成された第1シートと、プラスチックフィルムから形成された第2シートとを有してもよい。もちろん、股下内外面シート28,29のうち、いずれか一方が繊維不織布から形成される第1シートである一方、別のもう一方がプラスチックフィルムから形成される第2シートであってもよい。
さらに、上述した実施形態では、横方向Xにおいて、第1シート29aの側縁29cと、第2シート29bの側縁29dとが合致するおむつ1を説明した。しかし、第1シート29aの側縁29cと、第2シート29bの側縁29dとが合致する必要はなく、横方向Xにおいて、第1シート29aの側縁29cに対して第2シート29bの側縁29dが突出してもよいし、第2シート29bの側縁29dに対して第1シート29aの側縁29cが突出してもよい。
<第2実施形態>
図8は、第1発明の第2実施形態におけるおむつ100の要部断面図である。本実施形態の基本的構成は、第1実施形態と同様であるので、相違する点についてのみ以下に説明する。
図8において、第1シート129aが、繊維不織布から形成された透湿性のシートである一方、第2シート129bが、プラスチックフィルムから形成された不透液性のシートである。図8に示すように、第2シート129bの横方向Xの長さ寸法よりも、第1シート129aの横方向Xの長さ寸法が大きく、サイドフラップ38の自由側縁38aは、第1シート129aを非肌対向面の側に折り曲げて形成した巻回部196を有している。
第1シート129aの巻回部196の先端側と、第2シート129bとの間には、縦方向Yに延びるように直状に接着剤190を設けてある。接着剤190は、横方向Xにおいて、第1シート129aの側縁129cに対して縦方向仮想中心線Pに近接する方向へ向けて所要寸法L2離間するとともに、第2シート129bの側縁129dに対して縦方向仮想中心線Pに離間する方向へ向けて所要寸法L3離間するように配置してあり、股下部材30の前端縁31から後端縁32まで連続する態様で設けてある。所要寸法L2、L3は、好ましくは約1〜10mm、より好ましくは約1〜5mmである。サイドフラップ38において、接着剤190と、第1シート129aの側縁129cとの間には、第1シート129aと第2シート129bと接着剤190とによって、横方向Xのいずれか一方が開口するチャンネル191が縦方向Yに延びるように形成され、かつ接着剤190と、第2シート129bの側縁129dとの間には、第1シート129aと第2シート129bと接着剤190とによって管状のチャンネル195が縦方向Yに延びるように形成される。これらのチャンネル191,195は、股下部材30の前端縁31から後端延32まで連続するように形成されている。
上述したように接着剤190を設ければ、縦方向Yに延びる2条のチャンネル191,195を形成することができるため、通気性を一層向上することができる。なお、所用寸法L2と所要寸法L3とは、必ずしも同一である必要はない。また、第1シート129aがプラスチックフィルムから形成されたシートである一方、第2シート129bが繊維不織布から形成されたシートでもよい。
<第3実施形態>
図9は、第1発明の第3実施形態におけるおむつ200の要部断面図である。本実施形態の基本的構成は、第1実施形態と同様であるので、相違する点についてのみ以下に説明する。
図9において、第1シート229aが、繊維不織布から形成された透湿性のシートである一方、第2シート229bが、プラスチックフィルムから形成された不透液性のシートである。図9に示すように、第2シート229bの横方向Xの長さ寸法よりも、第1シート229aの横方向Xの長さ寸法が大きく、サイドフラップ38の自由側縁38aは、第1シート229aを非肌対向面の側に折り曲げて形成した巻回部296を有している。
第1シート229aの巻回部296の先端側と、第2シート229bとの間には、縦方向Yに延びるように直状に接着剤290を設けてある。接着剤290は、例えばホットメルト接着剤等であり、横方向Xにおいて、第1シート229aの側縁229cに対して縦方向仮想中心線Pに近接する方向へ向けて所要寸法L4離間するとともに、第2シート229bの側縁229dに対して縦方向仮想中心線Pに離間する方向へ向けて所要寸法L5離間するように配置してあり、股下部材30の前端縁31から後端縁32まで連続する態様で設けてある。所要寸法L4、L5は、好ましくは約1〜10mm、より好ましくは約1〜5mmである。サイドフラップ38において、接着剤290と、第1シート229aの側縁229cとの間には、第1シート229aと第2シート229bと接着剤290とによって管状のチャンネル291が縦方向Yに延びるように形成され、かつ接着剤290と、第2シート229bの側縁229dとの間には、第1シート229aと第2シート229bと接着剤290とによって横方向Xのいずれか一方が開口するチャンネル291が縦方向Yに延びるように形成される。これらのチャンネル291,295は、股下部材30の前端縁31から後端延32まで連続するように形成されている。また、第1シート229aにおける巻回部296の先端側287と基端側288との間には、第2脚回り弾性部材60が配置してある。
上述したように接着剤290を設ければ、縦方向Yに延びる2条のチャンネル291,295を形成することができるため、通気性を一層向上することができる。なお、所用寸法L4と所要寸法L5とは、必ずしも同一である必要はない。また、第1シート229aがプラスチックフィルムから形成されたシートである一方、第2シート229bが繊維不織布から形成されたシートでもよい。
図10は、第2発明におけるおむつ300の要部断面図である。第2発明の基本的構成は、第1発明の第1実施形態と同様であるので、相違する点についてのみ以下に説明する。
図10において、第1シート329aが、繊維不織布から形成された透湿性のシートである一方、第2シート329bが、プラスチックフィルムから形成された不透液性のシートである。図10に示すように、第2シート329bの横方向Xの長さ寸法よりも、第1シート329aの横方向Xの長さ寸法が大きく、サイドフラップ38の自由側縁38aは、第1シート329aを非肌対向面の側に折り曲げて形成した巻回部396を有している。第1シート329aの側縁329cと、第2シート329bの側縁329dとは、互いに対向し、かつ横方向Xにおいて所定寸法離間している。
第1シート329aの巻回部396の先端側396aと基端側396bとの間には、縦方向Yに延びるように直状に接着剤390を設けてある。接着剤390は、例えばホットメルト接着剤等であり、横方向Xにおいて、第1シート329aの側縁329cに対して縦方向仮想中心線Pに近接する方向へ向けて所要寸法L6離間するとともに、巻回部396の折曲部400に対して縦方向仮想中心線Pに離間する方向へ向けて所要寸法L7離間するように配置してあり、股下部材30の前端縁31から後端縁32まで連続する態様で設けてある。所要寸法L6、L7は、好ましくは約1〜10mm、より好ましくは約1〜5mmである。サイドフラップ38において、接着剤390と、第1シート329aとによって管状のチャンネル391が縦方向Yに延びるように形成されるとともに、接着剤390と、第1シート329aとによって管状のチャンネル395が縦方向Yに延びるように形成される。これらのチャンネル391,395は、股下部材30の前端縁31から後端延32まで連続するように形成されている。また、第1シート329aにおける巻回部396の先端側396aと基端側396bとの間には、第2脚回り弾性部材60が配置してある。
上述したように接着剤390を設ければ、縦方向Yに延びる2条のチャンネル391,395を形成することができるため、通気性を一層向上することができる。なお、所用寸法L6と所要寸法L7とは、必ずしも同一である必要はない。また、第1シート329aがプラスチックフィルムから形成されたシートである一方、第2シート329bが繊維不織布から形成されたシートでもよい。
1 おむつ(吸収性物品)
10 胴回り部材
20 胴回り内面シート
21 胴回り外面シート
22 胴回り弾性部材(弾性部材)
29a 第1シート
29b 第2シート
29c 側縁
29d 側縁
30 股下部材
31 前端縁
32 後端縁
80 吸液構造体
90 接着剤
91 チャンネル
93 前カバーシート
94 後カバーシート
100 おむつ(吸収性物品)
129a 第1シート
129b 第2シート
190 接着剤
191 チャンネル
200 おむつ(吸収性物品)
229a 第1シート
229b 第2シート
290 接着剤
291 チャンネル
300 おむつ(吸収性物品)
329a 第1シート(シート)
329b 第2シート
390 接着剤
391 チャンネル
396 巻回部
X 横方向
Y 縦方向

Claims (6)

  1. 縦方向と横方向とを有し、肌対向面と非肌対向面とを有する環状の胴回り部材および前記胴回り部材の前記非肌対向面に接合した股下部材を備え、
    前記股下部材は、繊維不織布から形成された第1シートと、プラスチックフィルムから形成された第2シートと、前記第1,第2シートの両端縁に沿って延びる一対のエンドフラップと、前記第1,第2シートの両側縁に沿って延びる一対のサイドフラップとを含み、該サイドフラップが肌対向面の側へ折り返された使い捨て吸収性物品において、
    前記サイドフラップで前記第1シートと前記第2シートとを接合する接着剤が前記縦方向で前記両端縁の前端縁から後端縁まで延びるように連続する態様で塗布され、
    前記第1シートと前記第2シートと前記接着剤とによって、前記横方向のいずれか一方が開口するチャンネルが縦方向に延びるように形成されていることを特徴とする前記吸収性物品。
  2. 縦方向と横方向とを有し、肌対向面と非肌対向面とを有する環状の胴回り部材および前記胴回り部材の前記非肌対向面に接合した股下部材を備え、
    前記股下部材は、繊維不織布から形成されたシートと、前記シートの両端縁に沿って延びる一対のエンドフラップと、前記シートの両側縁に沿って延びる一対のサイドフラップとを含み、該サイドフラップが肌対向面の側へ折り返された使い捨て吸収性物品において、
    前記サイドフラップで前記シートを前記肌対向面または前記非肌対向面のいずれか一方に折り返した巻回部を接合する接着剤が前記縦方向で両端縁の前端縁から後端縁まで延びるように連続する態様で塗布され、
    前記シートと前記接着剤とによって、前記縦方向に延びるチャンネルが前記サイドフラップに形成されていることを特徴とする前記吸収性物品。
  3. 前記胴回り部材は、前記肌対向面に位置する胴回り内面シートと、前記非肌対向面に位置する胴回り外面シートと、収縮力が作用するように伸長状態で前記胴回り内外面シートの間に設けられた弾性部材とを備え、
    前記胴回り部材における前記弾性部材の収縮力が作用する部位に、前記股下部材の前記両端縁が接合されている請求項1または2に記載の吸収性物品。
  4. 前記股下部材の前記両端縁を覆うカバーシートを前記胴回り部材の前記非肌対向面に設けてある請求項3に記載の吸収性物品。
  5. 前記股下部材は、一対の前記サイドフラップの前記横方向の間に中央領域が位置し、
    前記中央領域において、前記第1シートは前記非肌対向面の側に位置し、前記第2シートは前記肌対向面の側に位置する請求項1,3,4のいずれかに記載の吸収性物品。
  6. 前記股下部材は吸液構造体を有し、前記股下部材の前記吸液構造体を有する部位は、前記縦方向におけるカンチレバー法の剛軟度が15〜140mmの範囲にある請求項1〜5のいずれかに記載の吸収性物品。
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