JP2012215162A - 涼風機 - Google Patents

涼風機 Download PDF

Info

Publication number
JP2012215162A
JP2012215162A JP2011149824A JP2011149824A JP2012215162A JP 2012215162 A JP2012215162 A JP 2012215162A JP 2011149824 A JP2011149824 A JP 2011149824A JP 2011149824 A JP2011149824 A JP 2011149824A JP 2012215162 A JP2012215162 A JP 2012215162A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slit
space
cool air
air
wall surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011149824A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5879502B2 (ja
Inventor
Atsushi Osada
篤 長田
Takuya Otanagi
拓也 小棚木
Tsutomu Kato
務 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2011149824A priority Critical patent/JP5879502B2/ja
Publication of JP2012215162A publication Critical patent/JP2012215162A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5879502B2 publication Critical patent/JP5879502B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D25/00Pumping installations or systems
    • F04D25/02Units comprising pumps and their driving means
    • F04D25/08Units comprising pumps and their driving means the working fluid being air, e.g. for ventilation
    • F04D25/088Ceiling fans
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04FPUMPING OF FLUID BY DIRECT CONTACT OF ANOTHER FLUID OR BY USING INERTIA OF FLUID TO BE PUMPED; SIPHONS
    • F04F5/00Jet pumps, i.e. devices in which flow is induced by pressure drop caused by velocity of another fluid flow
    • F04F5/14Jet pumps, i.e. devices in which flow is induced by pressure drop caused by velocity of another fluid flow the inducing fluid being elastic fluid
    • F04F5/16Jet pumps, i.e. devices in which flow is induced by pressure drop caused by velocity of another fluid flow the inducing fluid being elastic fluid displacing elastic fluids
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04FPUMPING OF FLUID BY DIRECT CONTACT OF ANOTHER FLUID OR BY USING INERTIA OF FLUID TO BE PUMPED; SIPHONS
    • F04F5/00Jet pumps, i.e. devices in which flow is induced by pressure drop caused by velocity of another fluid flow
    • F04F5/44Component parts, details, or accessories not provided for in, or of interest apart from, groups F04F5/02 - F04F5/42
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04FPUMPING OF FLUID BY DIRECT CONTACT OF ANOTHER FLUID OR BY USING INERTIA OF FLUID TO BE PUMPED; SIPHONS
    • F04F5/00Jet pumps, i.e. devices in which flow is induced by pressure drop caused by velocity of another fluid flow
    • F04F5/44Component parts, details, or accessories not provided for in, or of interest apart from, groups F04F5/02 - F04F5/42
    • F04F5/46Arrangements of nozzles

Abstract

【課題】壁面取り付けで壁面との最適な相対距離を規定することにより、省スペースで省エネかつ快適な空間を生成することができる涼風機を提供することを目的とする。
【解決手段】天井6に設置して吹出し空間11に気流を発生する涼風機1であって、内部に電動機3と羽根車4とケーシング2を備えて天井6に固定され、内部が風路となるダクト部8と、天井6との間に隙間を有してダクト部8に接続される2列の対向するノズル部9を有し、各ノズル部9先端のスリット吹出し口12を互いに平行とすることで、サーキュレーション効果や涼風感を得るために、省スペースで省エネかつ快適な空間を生成できる構成とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、居室内の天井や壁に設置され、直接風による体感温度の減少や室内空気の循環に使用される扇風機や天井扇などの涼風機に関するものである。
従来、この種の涼風機は、羽根車とモータを台座となる基部に内包して、基部上部に備えられた円環形状の送風部から床面と水平方向に吹出すようにて空気の循環及び空気の流れを生じさせる家庭用送風機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その送風機について図9および図10を参照しながら説明する。
図9は、送風機組立体100をその正面から見た状態で示している。送風機組立体100は、中央開口部102を画定している環状ノズル101を有している。環状ノズル101を通る空気流を生じさせるモータ122がモータハウジング126と共に基部116の内部に配置されている。さらに、インペラ(羽根車)130が、モータ122から外方に延びる回転シャフトに連結され、ディフューザ132が、インペラ130の下流側に位置決めされているモータ122は、電気接続部及び電源に接続され、複数個の選択ボタン120により、ユーザは、送風機組立体100を操作することができる。
上記構成において、上述した送風機組立体100は、以下のように動作する。ユーザが複数個の選択ボタン120の中から適当に選択してモータ122が駆動される。かくして、モータ122が起動され、空気が空気入口124を介して送風機組立体100内に吸い込まれる。空気は、外側ケーシング118を通り、インペラ130の入口134まで流れる。ディフューザ132の出口136及びインペラ130の排気部を出た空気流は、内部通路110を通って互いに逆の方向に進む2つの空気流に分けられる。空気流は、これが口112に入る際に絞られ、そして口112の出口144のところで更に絞られる。この絞りにより、システム中に圧力が生じる。このように作られた空気流は、絞りにより生じる圧力に打ち勝ち、空気流は、一次空気流として出口144を通って出る。一次空気流は、ガイド部分148の配置により、ユーザに向かって集中し又は集束して向けられる。二次空気流は、外部環境、特に出口144周りの領域及び環状ノズル101の外縁部周りからの空気の同伴によって生じる。この二次空気流は、中央開口部102を通り、ここで、一次空気流と混ざり合って送風機組立体100から前方に放出される全空気流が生じる。
特開2010−077969号公報
このような従来の涼風機では、居室の床置きを前提としており、居室中央に配置すれば背面への気流生成が不可能となり、居室隅に配置すれば遠方への気流到達が困難になり、また、必要な床面の設置スペースのために邪魔になるという課題があった。さらに、壁面近傍への配置においては二次空気の供給が妨げられる可能性もあり、発生気流そのものも弱くなる、という課題があった。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、省スペースで、居室全体に気流を生成し、壁面取り付けで壁面との最適な相対距離を規定することにより、二次空気の供給が妨げられず、発生気流そのものが弱くならない涼風機を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明は、壁面に設置して壁面と逆方向の吹出し空間に気流を発生する涼風機であって、内部に電動機と羽根車とケーシングを備えて前記壁面に固定され、前記本体と接続されて内部が前記羽根車からの風路となるダクト部と、前記壁面との間に隙間を有して前記ダクト部に接続される2列の対向するノズルを有し、各ノズルはチャンバ部と、前記吹出し空間を向くスリット吹出し口を有し、各ノズルのスリット吹出し口は互いに平行となる涼風機としたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、省スペースで居室全体に気流を生成し、壁面取り付けで壁面との最適な相対距離を規定することにより、二次空気の供給が妨げられず、発生気流そのものが弱くならずに十分な気流を発生することができる。
本発明の実施の形態1の涼風機の斜視図 同涼風機の断面斜視図 同涼風機の吹出し部の拡大構成図 通過風量の比を示すグラフ スリット吹出し口の開口幅と消費電力、騒音の関係を示すグラフ (a)ノズル両端部の断面部の拡大構成図、(b)ノズル中央部の断面部の拡大構成図 本発明の実施の形態2の涼風機の斜視図 同涼風機の断面斜視図 従来技術の一例を示す概略図 従来技術の一例を示す構成図
本発明の請求項1記載の涼風機は、壁面に設置して壁面と逆方向の吹出し空間に気流を発生する涼風機であって、内部に電動機と羽根車とケーシングを備えて前記壁面に固定され、前記本体と接続されて内部が前記羽根車からの風路となるダクト部と、前記壁面との間に隙間を有して前記ダクト部に接続される2列の対向するノズルを有し、各ノズルはチャンバ部と、前記吹出し空間を向くスリット吹出し口を有し、各ノズルのスリット吹出し口は互いに平行となる涼風機である。
これにより、ノズルの噴流発生に必要な小風量のエネルギから、誘引効果により、吹出し空間へ送風できる大風量のエネルギを発生できるとともに、天井などの壁面に設置することでスペースを有効利用でき、省スペースで居室全体に気流を生成し、壁面取り付けで壁面との最適な相対距離を規定することにより、二次空気の供給が妨げられず、発生気流そのものが弱くならずに十分な気流を発生することができる。
また、平行となるスリット吹出し口の距離Aと、対向するノズルそれぞれの壁面との最接近距離B1、B2とが、0.67A<B1<1.33A、0.49A<B2<1.33Aとなるものであり、スリット吹出し口からの噴流量と吹出し空間での風量の比が、最大値から85%の範囲となる効率の良い条件となるので、より省エネで快適な空間を生成することができる。
また、吹出し空間を向くスリット吹出し口方向と壁面とのなす角度が変化するものであり、噴流の方向を変化させることで、空気の動きが拡散して、柔らかい気流を広範囲で送風することができ、広い範囲で快適な空間を生成することができる。
また、対向するノズルが湾曲して2重の環状ノズルとなるよう端部同士を接続し、前記環状ノズルの内側中心部に本体を備え、本体から放射状に伸びる複数のダクト部で前記環状ノズルを保持するものであり、環状ダクトを中心で支えることにより、本体保持部と重心の位置が一致し、片持ち状態で起こる応力集中を抑えるこができるので、保持具としてのダクト部周りに大きな補強がいらず、軽量化や小型化が可能となる。
また、本体下部に照明器具取付け可能な構造としたものであり、誘引効果への影響が小さい位置に光源を設けて天井壁面に設置することで、照明付き涼風機として一体化できるので、照明が従来設置されている場所に、照明の機能を保持した状態で涼風機を設置することができ、また本体と重ねる構成にすることで小型化も可能となる。
また、スリット吹出し口の開口幅をD(mm)、スリット吹出し口からの吹出風速をV(m/s)とした時、16<D×V<30としたものであり、吹出し空間における風量を同一とした場合、スリット吹出し口から噴流を吹き出すのに要するエネルギと本体からの騒音値が、最良値の60%以内となる効率の良い条件となるので、より省エネで快適な空間を生成することができる。なお、上記で規定しているD×Vの範囲については、1.5mm≦D≦10mm、5.0m/s≦V≦15.0m/sの範囲内で検討した結果、導いた最適範囲である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に本発明の実施の形態1の涼風機の斜視図、図2に同涼風機を一部断面図とした断面斜視図、図3に同涼風機の吹出し部の断面を示す拡大構成図を示す。
まず、実施の形態1の構成について説明する。
本発明の実施の形態1の涼風機は、図1と図2に示すように、涼風機1は本体としてケーシング2を備え、この内部にケーシング2に固定される電動機3と電動機3によって回転する羽根車4を備え、ケーシング2には羽根車4への空気を供給するための吸込み口5と、壁面としての天井6へ羽根車4が平行となるように備え付けるための接続具7と、ケーシングと接続されて内部が羽根車4からの風路となるダクト部8と、ダクト部8を介して保持される2列の直線的な形状が対向するノズル部9から構成され、羽根車4の直径は300mm、ノズル部9はそれぞれ長手方向に500mmとして天井6に設置したものである。
ここで、ノズル部9は、それぞれチャンバ10と、天井6に対して垂直下向きのスリット吹出し口12を2個有し、各スリット吹出し口12はスリット長手方向に略線形状(図3紙面の垂直方向の線形状)となるが、この各線形状の位置関係を互いに平行とし、矢印のように、噴流15を吹出し空間11へ向けて吹出している。各線形状の位置関係を互いに平行とは、各線形状が同一平面状にあることを意味している。
また、図3に示すように、平行となるスリット吹出し口12の距離Aを80mmとし、対向するノズル部9それぞれの天井6との最短距離B1、B2を80mmとしている。
また、ケーシング2は下部に引掛けシーリング、引掛けローゼットと同形状の照明取付具13を有し、シーリングライトのような照明器具14が取り付け可能になっている。
また、スリット吹出し口12の開口幅Dを3mm、吹出風速Vを6.5〜7.0m/sとしている。
次に実施の形態1の動作を示す。涼風機1は、電動機3により羽根車4が回転されると、羽根車4の送風効果で吸込み口5へ涼風機1の周囲の空気が流れ込み羽根車4の外側へ送られる。この空気はダクト部8を通ってチャンバ10へ溜められ高圧となり、外部との圧力差でスリット吹出し口12から噴流15となって吹出し空間11へ向けて吹出される。噴流15は吹出し空間11で拡散して緩やかな気流となり、サーキュレーション効果や涼風感を得るための気流を天井から発生することになる。
ここで、図4は、ノズル部9と天井との距離B1、B2を80mm、スリット吹出し口12からの風量を一定として、ノズル部9間の距離Aに対する、ノズル部9から1.5m下流面の通過風量の比を示したものであり、距離Aを80mmとしているので、多くの下流面風量を発生でき、前述の噴流15を少ないエネルギで効率よく発生できる構成となっている。
なお、この傾向は、ノズル部9の間の距離が小さくなるにつれて、ノズル部9の間の空気が引きずられて吹出し空間11へ追いやられるためにノズル部9間が負圧になり、この負圧が周辺空気を強く誘引してノズル部9間へ供給されることで下流の通過風量が増大していると考えられる。しかし、距離Aが近づきすぎると、ノズル部9間の風路としての空間が狭くなるため、周辺空気の誘引を妨げるので、距離Aに対する、ノズル部9から1.5m下流面の通過風量が最適値を持つ関係になる。
また、図5は、スリット吹出し口12の開口幅Dに対するノズル部9の消費電力と本体の騒音値との関係を示したものである。ノズル部9の消費電力はノズル部9の距離100mmにおける投入送風量と全圧の積から算出している。開口幅Dを3mmとしているので、消費電力および騒音値がほぼ最小域となるような構成となっている。
上記構成と動作により、各ノズル部9のスリット吹出し口12を互いに平行にすることで、スリット吹出し口12の噴流発生に必要な小風量のエネルギから、誘引効果により、吹き出し空間へ大風量送風できるエネルギを発生できるので、サーキュレーション効果や涼風感を得るために、天井などの壁面に設置することでスペースを有効利用でき、サーキュレーション効果や涼風感が得られる快適な空間を生成することができる。
また、平行となるスリット吹出し口の距離Aと、対向するノズル部9それぞれの天井6との最接近距離B1、B2を、0.67A<B1<1.33A、0.49A<B2<1.33Aの範囲内とすることで、図4からスリットノズルからの噴流量と吹出し空間での風量の比の、最大値から85%の範囲となる効率の良い条件となるので、より省エネで快適な空間の生成を生成することができる。
また、本体下部に照明器具取付け可能な構造とすることで、誘引効果への影響が小さい位置に光源を設けて天井壁面に設置でき、照明付き涼風機として一体化できるので、照明が従来設置されている場所に、照明の機能を保持した状態で涼風機を設置することができ、また本体と重ねる構成としているので小型化になっている。さらに照明取付具13を引掛けシーリング、引掛けローゼットと同形状としているので、市販の照明を自由に選択できる。
なお、実施の形態1では、スリット吹出し口12の開口を直線的な形状とし、天井6と垂直方向に向くスリット吹出し口12としているが、図6の断面図に示すようにノズル両端部17を図6(a)、ノズル中央部18を図6(b)となるように長手方向に沿って吹出し空間11の方向に間をなだらかに繋ぐようにノズル角度Cを変化させても良い。図6(a)ではC=0度、図6(b)ではC=30度となっており、スリット吹出し口12の全領域で同一方向に吹出すよりも、噴流の方向を分散させることで、空気の動きが拡散することになるので、柔らかい気流を広範囲で送風することができ、広い範囲で快適な空間を生成することができる。
また、実施の形態1では、各スリット吹出し口12を天井と垂直方向の同方向で天井と同距離の対称形状としたが、天井との距離が異なる非対称形状でもよく、また各スリット吹出し口12の方向は同方向でなくてもよく、共にスリット吹出し口12からの噴流発生に必要な小風量のエネルギから、誘引効果により、吹き出し空間へ大風量送風できるエネルギを発生できるので、サーキュレーション効果や涼風感を得るために、天井などの壁面に設置することでスペースを有効利用でき、サーキュレーション効果や涼風感が得られる快適な空間を生成することができる。
以上のように、特に天井壁に設置することで居室全体に気流を生成し、壁面取り付けで壁面との最適な相対距離を規定することにより、省スペースで省エネかつ快適な空間を生成することができる。
(実施の形態2)
図7に本発明の実施の形態2の涼風機の斜視図、図8に同涼風機を一部断面図とした断面斜視図を示す。実施の形態1と同様の構成要素については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
まず、実施の形態2の構成について説明する。
本発明の実施の形態2の涼風機は、図7と図8に示すように、涼風機1はケーシング2の内部にケーシング2に固定される電動機3と電動機3によって回転する羽根車4を備え、ケーシング2には羽根車4への空気を供給するための吸込み口5と、壁面としての天井6へ羽根車4が平行となるように備え付けるための接続具7と、ケーシングと接続されて外側に放射状に配置されて内部が羽根車4からの風路となるダクト部8と、ダクト部8を介して保持される2列に対向する2重の環状ノズル部16から構成され、羽根車4の直径は300mm、環状ノズル部16は内側の径が600mm、外側の径が800mmとして天井に設置したものである。
ここで、ノズル部9は、それぞれチャンバ10と、吹出し空間11を天井6に対して垂直下向きのスリット吹出し口12を有し、各環状ノズル部16のスリット吹出し口12を互いに平行としている。
また、ケーシング2は下部に引掛けシーリング、引掛けローゼットと同形状の照明取付具13を有し、シーリングライトのような照明器具14が取り付け可能になっている。
次に実施形態の動作を示す。涼風機1は、電動機3により羽根車4が回転されると、羽根車4の送風効果で吸込み口5へ涼風機1の周囲の空気が流れ込み羽根車4の外側へ送られる。この空気はダクト部8を通ってチャンバ10へ溜められ高圧となり、外部との圧力差でスリット吹出し口12から噴流が吹出し空間11へ向けて吹出される。噴流は吹出し空間11で拡散して緩やかな気流となり、サーキュレーション効果や涼風感を得るための気流を天井から発生することになる。
上記構成と動作により、各環状ノズル部16のスリット吹出し口12を互いに平行にすることで、スリット吹出し口12の噴流発生に必要な小風量のエネルギから、誘引効果により、吹き出し空間へ大風量送風できるエネルギを発生できるので、サーキュレーション効果や涼風感を得るために、天井などの壁面に設置することでスペースを有効利用でき、省エネで快適な空間を生成することができる。
また、対向するノズルを湾曲して2重の環状ノズル部16となるよう接続し、環状ノズル部16の内側中心部に本体を備え、本体から放射状に伸びる複数のダクト部8で前記環状ノズル部16を保持しているので、実施の形態1のようにダクト部8とノズル部9が片持ち形状となって強いモーメントでダクト部8の付け根に大きな局所的な応力がかかることがなく、環状ノズル部16とケーシング2をダクト部8で連結して両持ちで支えることにより、本体中心と重心の位置が一致し、片持ち状態で起こるモーメントで局所的な応力集中を抑えることができるので、保持具としてのダクト部8周りに大きな補強がいらず、軽量化や小型化が可能となる。
本発明にかかる涼風機は、特に天井壁に設置することで居室全体に気流を生成し、壁面取り付けで壁面との最適な相対距離を規定することにより、省エネで快適な空間を生成することができるため、住宅用の室内空気の撹拌を目的に使用される各種送風機器等として有用である。
1 涼風機
2 ケーシング
3 電動機
4 羽根車
5 吸込み口
6 天井
7 接続具
8 ダクト部
9 ノズル部
10 チャンバ
11 吹出し空間
12 スリット吹出し口
13 照明取付具
14 照明器具
15 噴流
16 環状ノズル部
17 ノズル両端部
18 ノズル中央部
100 送風機組立体
101 環状ノズル
120 選択ボタン
122 モータ
126 モータハウジング
130 インペラ
132 ディフューザ
134 入口
136 出口
144 出口
148 ガイド部分

Claims (6)

  1. 壁面に設置して壁面と逆方向の吹出し空間に気流を発生する涼風機であって、本体内部に電動機と羽根車とケーシングを備えて前記壁面に固定され、前記本体と接続されて内部が前記羽根車からの風路となるダクト部と、前記壁面との間に隙間を有して前記ダクト部に接続される2列の対向するノズル部を有し、前記ノズル部はチャンバと、前記吹出し空間を向くスリット吹出し口を有し、前記スリット吹出し口は互いに平行となる涼風機。
  2. 平行となるスリット吹出し口の距離Aと、対向するノズル部それぞれの壁面との最接近距離B1、B2とが、0.67A<B1<1.33A、0.49A<B2<1.33Aとなる請求項1に記載の涼風機。
  3. 吹出し空間を向くスリット吹出し口方向と壁面とのなす角度がスリット方向に変化する請求項1または2のいずれか1項に記載の涼風機。
  4. 対向するノズル部が湾曲して2重の環状ノズル部となるよう端部同士を接続し、前記環状ノズル部の内側中心部に本体を備え、本体から放射状に伸びる複数のダクト部で前記環状ノズル部を保持する請求項1から3のいずれか1項に記載の涼風機。
  5. 本体下部に照明器具取付け可能な構造とした請求項1から4のいずれか1項に記載の涼風機。
  6. スリット吹出し口の開口幅をD(mm)、スリット吹出し口からの吹出風速をV(m/s)とした時、16<D×V<30となることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の涼風機。
JP2011149824A 2011-03-29 2011-07-06 涼風機 Expired - Fee Related JP5879502B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011149824A JP5879502B2 (ja) 2011-03-29 2011-07-06 涼風機

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011071639 2011-03-29
JP2011071639 2011-03-29
JP2011149824A JP5879502B2 (ja) 2011-03-29 2011-07-06 涼風機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012215162A true JP2012215162A (ja) 2012-11-08
JP5879502B2 JP5879502B2 (ja) 2016-03-08

Family

ID=47268112

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011149824A Expired - Fee Related JP5879502B2 (ja) 2011-03-29 2011-07-06 涼風機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5879502B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013224650A (ja) * 2012-03-22 2013-10-31 Panasonic Corp 送風装置
JP2013245571A (ja) * 2012-05-24 2013-12-09 Panasonic Corp 送風装置
JP2014134203A (ja) * 2013-01-14 2014-07-24 Dyson Technology Ltd 送風機
CN105927513A (zh) * 2013-08-28 2016-09-07 胡妍 一种出风量较大的安全型电风扇
CN105927514A (zh) * 2013-08-28 2016-09-07 申清章 一种无叶风扇
WO2018087797A1 (ja) * 2016-11-08 2018-05-17 日本電産株式会社 遠心天井扇およびインペラモジュール
TWI638099B (zh) * 2016-11-08 2018-10-11 日本電產股份有限公司 離心吸頂扇和離心葉輪模組

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2588220B (en) 2019-10-17 2022-08-03 Dyson Technology Ltd A fan assembly

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2488467A (en) * 1947-09-12 1949-11-15 Lisio Salvatore De Motor-driven fan
JPS5930598U (ja) * 1982-08-20 1984-02-25 三洋電機株式会社 照明器具付サ−キユレ−タ−
JPS6421300U (ja) * 1987-07-27 1989-02-02
JP2010077969A (ja) * 2008-09-23 2010-04-08 Dyson Technology Ltd 送風機

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2488467A (en) * 1947-09-12 1949-11-15 Lisio Salvatore De Motor-driven fan
JPS5930598U (ja) * 1982-08-20 1984-02-25 三洋電機株式会社 照明器具付サ−キユレ−タ−
JPS6421300U (ja) * 1987-07-27 1989-02-02
JP2010077969A (ja) * 2008-09-23 2010-04-08 Dyson Technology Ltd 送風機

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013224650A (ja) * 2012-03-22 2013-10-31 Panasonic Corp 送風装置
JP2013245571A (ja) * 2012-05-24 2013-12-09 Panasonic Corp 送風装置
JP2014134203A (ja) * 2013-01-14 2014-07-24 Dyson Technology Ltd 送風機
CN105927513A (zh) * 2013-08-28 2016-09-07 胡妍 一种出风量较大的安全型电风扇
CN105927514A (zh) * 2013-08-28 2016-09-07 申清章 一种无叶风扇
WO2018087797A1 (ja) * 2016-11-08 2018-05-17 日本電産株式会社 遠心天井扇およびインペラモジュール
TWI638099B (zh) * 2016-11-08 2018-10-11 日本電產股份有限公司 離心吸頂扇和離心葉輪模組
CN109923316A (zh) * 2016-11-08 2019-06-21 日本电产株式会社 离心吊扇和叶轮模块

Also Published As

Publication number Publication date
JP5879502B2 (ja) 2016-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5879502B2 (ja) 涼風機
CA2698490C (en) A fan
CA2737373C (en) A fan
JP5838296B2 (ja) 送風装置
JP6383935B2 (ja) 送風装置
JP5234152B2 (ja) 送風装置
JP5923686B2 (ja) 涼風機
AU2011101166B4 (en) A fan
JP5945713B2 (ja) 送風装置
JP6019384B2 (ja) 送風装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140625

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20140714

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20141007

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150526

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150630

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150908

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150921

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5879502

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees