JP2012214347A - ガラス繊維及びガラス繊維強化樹脂材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 樹脂と複合化した際に耐熱水性に優れたガラス繊維とさらにこのガラス繊維を用いたガラス繊維強化樹脂材を提供することを課題とする。
【解決手段】 本発明のガラス繊維は、質量%で、SiO 45〜65%、Al 7〜18%、B 3〜11%、RO(但し、ROはLiO、NaO及びKOの合量を表す) 0〜0.2%、MgO 0〜5%、CaO 5〜27%、SrO 0〜6%、BaO 0〜2%、の組成を含有し、質量比で、RO/SiOが0.0050以下、B/SiOが0.055〜0.160であることを特徴とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、ガラス繊維及びこのガラス繊維を含有するガラス繊維強化樹脂材に関するものである。
ガラス繊維強化樹脂材の構成材として用いられるガラス繊維は、その経済性と入手のし易さ、さらに効率的に補強が可能となるなどの利点から多くの用途で用いられている。
樹脂材料の補強に用いられるガラス繊維は、その表面にガラス繊維集束剤が塗布される。ガラス繊維集束剤としては、ガラス繊維と樹脂材の両方に対して化学的に親和性の高い化学物質が選択されて用いられる。また、ガラス繊維集束剤は、ガラス繊維の紡糸性にも大きく影響するため、紡糸時に多数のガラスフィラメントを集束するには、優れた集束性を有することが要求される。このため、被補強材の種類や補強性能、さらにガラス繊維の製造方法、複合化の方法、所望される他の性能などの様々な要因を考慮して、より安定した高い性能を発揮できるガラス繊維集束剤が開発されている。
例えば、特許文献1の発明には、ガラス繊維集束剤の付着量を低減しても、良好な集束性を維持でき、しかも、皮膜形成剤としてウレタン樹脂を用いても、機械的強度と耐熱水性に優れたFRTP(繊維強化熱可塑性樹脂)を得るために、トルエンスルホン酸塩を含むガラス繊維集束剤を塗布したガラス繊維が開示されている。
また、特許文献2の発明には、集束性に優れたガラス繊維と、機械的強度及び耐温水性に優れたガラス繊維強化樹脂成形体を得るために、分子中に3級アミノ基を含有し、リンまたはホウ素に結合するOH基を1つ以上持つリン酸化合物または硼酸化合物のうち少なくとも1種でカチオン成分の一部または全部が中和されているカチオン性水系ポリウレタン樹脂をガラス繊維集束剤として用いることが開示されている。
さらに、特許文献3には、FRP(繊維強化樹脂)の機械的強度及び耐熱水性を向上させたるために、エポキシシラン、アミノシラン、ウレイドシランから選択される少なくとも1種類のシランと、アクリルシランを含むガラス繊維集束剤を塗布したガラスロービングが開示されている。
特開2000−72492号公報 特開2001−72859号公報 特開2003−48760号公報
ところで、近年、ガラス繊維強化樹脂材の用途拡大のために、より高い耐熱水性が要求される分野にも使用したいという要望がある。
しかしながら、特許文献1〜3に開示されているようなガラス繊維集束剤を用いても、性能を向上させるには限界があり、より高い耐熱水性を有するガラス繊維強化樹脂材を得ることは困難であった。
本発明は、樹脂と複合化した際に耐熱水性に優れたガラス繊維とさらにこのガラス繊維を用いたガラス繊維強化樹脂材を提供することを課題とする。
本発明者は種々の実験を行った結果、SiO、B、アルカリ金属酸化物成分の含有量を厳しく制限することにより、上記技術課題を解決できることを見出し、本発明として、提案するものである。
即ち、本発明のガラス繊維は、質量%で、SiO 45〜65%、Al 7〜18%、B 3〜11%、RO(但し、ROはLiO、NaO及びKOの合量を表す) 0〜0.2%、MgO 0〜5%、CaO 5〜27%、SrO 0〜6%、BaO 0〜2%、の組成を含有し、質量比で、RO/SiOが0.0050以下、B/SiOが0.055〜0.160であることを特徴とする。
また、本発明のガラス繊維強化樹脂材は、上記のガラス繊維を含有してなることを特徴とする。
本発明のガラス繊維は、樹脂と複合した際に、優れた耐熱水性を有する。それ故、ガラス繊維強化樹脂材に用いるガラス繊維として好適である。
本発明のガラス繊維において、上記のように各成分の含有範囲を規定した理由を以下に説明する。尚、各成分の含有範囲の説明において、%表示は質量%を指す。
SiOは、ガラス骨格構造を形成する主要成分であり、その含有量は45〜65%、好ましくは50〜65%、より好ましくは50〜63%である。SiOの含有量が少な過ぎると、ガラスの粘度が低下しすぎると共に失透温度が上昇し易くなり、結果として、成形性が低下し紡糸状態が不安定となり易い。また、樹脂と複合化した際に、ガラス繊維強化樹脂材の耐熱水性が低下しやすくなる。一方、SiOの含有量が多過ぎると、ガラスの粘度が高くなりすぎて、溶融性や成形性が低下し易くなる。特に、SiOの含有量を50〜63%に規制すれば、ガラスの溶融性や成形性を損なうことなく、樹脂と複合化した際に、耐熱水性に優れたガラス繊維強化樹脂材が得やすくなる。
Alは、失透を抑制して、紡糸状態を安定化させる成分であり、その含有量は7〜18%、好ましくは7〜17%、より好ましくは8〜16%である。Alの含有量が少な過ぎると、上記効果が得難くなる。一方、Alの含有量が多過ぎると、ガラスの粘度が高くなりすぎて、溶融性や成形性が低下する傾向にあり、ガラスの繊維化が難しくなる。また、化学的耐久性が低下する傾向にある。特に、Alの含有量を8〜16%に規制すれば、溶融性や化学的耐久性を損なうことなく、成形時において、溶融ガラス中に結晶が析出し難くなると共に、紡糸状態が安定化し易くなる。
は、ガラスの高温粘度を低下させる成分であり、その含有量は3〜11%、好ましくは4〜11%、より好ましくは5〜10.5%である。Bの含有量が少な過ぎると、ガラスの粘度が高くなりすぎて、溶融性や成形性が低下する傾向にあり、ガラスの繊維化が難しくなる。一方、Bの含有量が多過ぎると、樹脂と複合化した際に、ガラス繊維強化樹脂材の耐熱水生が低下し易くなる。また、溶融時や成形時における揮発量が増大し、生産性が低下し易くなる。特に、Bの含有量を5〜10.5%に規制すれば、ガラスの溶融性や成形性を損なうことなく、樹脂と複合化した際に、耐熱水性に優れたガラス繊維強化樹脂材が得やすくなる。
Oは、ガラスの高温粘度を低下させて、溶融性を高める成分であるが、樹脂と複合化した際に、ガラス繊維強化樹脂材の耐熱水性を著しく低下させる成分でもあるため、その含有量は0〜0.2%、好ましくは0〜0.15%、より好ましくは0〜0.1%である。ROの含有量が多過ぎると、樹脂と複合化した際に、ガラス繊維強化樹脂材の耐熱水性が低下し易くなる。特に、ROの含有量を0〜0.1%に規制すれば、樹脂と複合化した際に、耐熱水性に優れたガラス繊維強化樹脂材が得やすくなる。
MgOは、ガラスの高温粘度を低下させて、溶融性及び成形性を高める成分であり、その含有量は0〜5%、好ましくは0〜4.5%、より好ましくは0〜4%である。MgOの含有量が多過ぎると、ガラスが失透する傾向にあり、成形時において、紡糸状態が不安定になり易い。特に、MgOの含有量を0〜4%に規制すれば、紡糸状態が不安定になることなく、ガラスの溶融性や成形性を高めることができる。
CaOは、失透を抑制して、紡糸状態を安定化させると共に、ガラスの高温粘度を低下させて、溶融性及び成形性を高める成分であり、その含有量は5〜27%、好ましくは6〜27%、より好ましくは7〜26%である。CaOの含有量が少な過ぎると、上記効果が得難くなる。一方、CaOの含有量が多過ぎると、Caを含む結晶が析出する傾向にあり、成形時において、紡糸状態が不安定になり易い。特に、CaOの含有量を7〜26%に規制すれば、紡糸状態が不安定になることなく、ガラスの溶融性や成形性を高めることができる。
SrOは、高温粘度を低下させて、溶融性及び成形性を高める成分であり、その含有量は0〜6%、好ましくは0〜5%、より好ましくは0〜4%である。SrOの含有量が多過ぎると、ガラスが失透する傾向にあり、成形時において、紡糸状態が不安定になり易い。特に、SrOの含有量を0〜4%に規制すれば、紡糸状態が不安定になることなく、ガラスの溶融性や成形性を高めることができる。
BaOは、高温粘度を低下させて、溶融性及び成形性を高める成分であり、その含有量は0〜2%、好ましくは0〜1.5%、より好ましくは0〜1%である。SrOの含有量が多過ぎると、ガラスが失透する傾向にあり、成形時において、紡糸状態が不安定になり易い。特に、BaOの含有量を0〜1%に規制すれば、紡糸状態が不安定になることなく、ガラスの溶融性や成形性を高めることができる。
尚、ガラスの溶融性や成形性を損なうことなく、樹脂と複合化した際に、耐熱水性に優れたガラス繊維強化樹脂材を得るには、RO/SiO及びB/SiOを調整する必要がある。
O/SiOは、質量比で、0.0050以下、好ましくは0.0045以下、より好ましくは0.0040以下である。RO/SiOが大きくなりすぎると樹脂と複合化した際に、ガラス繊維強化樹脂材の耐熱水性が低下し易くなる。特に、RO/SiOを0.0040以下に規制すれば、樹脂と複合化した際に、耐熱水性に優れたガラス繊維強化樹脂材を得ることができる。
/SiOは、質量比で、0.055〜0.160、好ましくは0.060〜0.160、より好ましくは0.080〜0.160である。B/SiOが小さくなりすぎるとガラスの粘度が高くなりすぎて、溶融性や成形性が低下する傾向にあり、ガラスの繊維化が難しくなる。一方、B/SiOが大きくなりすぎると樹脂と複合化した際に、ガラス繊維強化樹脂材の耐熱水性が低下し易くなる。また、ガラスの粘度が低下しすぎると共に失透温度が上昇し易くなり、紡糸状態が不安定となったり、溶融時や成形時における揮発量が増大し、生産性が低下し易くなる。特に、B/SiOを0.080〜0.160に規制すれば、ガラスの溶融性や成形性を損なうことなく、樹脂と複合化した際に、耐熱水性に優れたガラス繊維強化樹脂材を得ることができる。
上記成分以外にも、他の成分を添加してもよい。例えば、紡糸性、化学的耐久性、高温粘度等の改良のために、ZnO、ZrO、TiO、P、Cr、Sb、SO、Cl、PbO、La、WO、Nb、Y等をそれぞれ3%まで添加してもよい。
尚、本発明のガラス繊維は、貴金属製のブッシングを使用して、溶融ガラスを連続的に成形、紡糸することで作製することができる。尚、ブッシングの構造は、溶融ガラスを滞留させるために容器形状を有しており、その底部には鉛直方向に多数のノズルが配設されている。ガラス繊維は、成形温度近傍(紡糸温度、約10dPa・sにおける温度)において、溶融ガラスをノズルから引き出すことで繊維形状に成形される。また、成形方法として、直接成形法(ダイレクトメルト法)、間接成形法(マーブルメルト法)等の方法を採用することができる。
また、本発明のガラス繊維は、その表面には集束剤が塗布される。集束剤としては、アミノシラン、エポキシシラン、ビニルシラン、アクリルシラン、クロルシラン、メルカプトシラン、ウレイドシラン等のシランカップリング剤、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリオレフィン樹脂等の樹脂、脂肪酸アミド、第4級アンモニウム塩等からなる潤滑剤、合成アルコール、天然アルコール、脂肪酸エステル等からなるノニオン系の界面活性剤、でんぷん、帯電防止剤、重合開始剤、重合抑制剤、酸化防止剤、被膜形成剤等が使用できる。
また、ガラス繊維の長さは、繊維形状である限り、特に限定されるものではない。また、ガラス繊維の形態についても、限定されるものではなく、例えば、ヤーン、ロービング、DWR(ダイレクト・ワインディング・ロービング)、チョップドストランド等であってもよい。
さらに、ガラス繊維の平均直径は、繊維形状である限り、特に限定されず、一般にはオングストロームオーダー〜ミクロンオーダーであるが、3μm〜30μmであることが好ましい。ガラス繊維の平均直径が小さくなりすぎると、樹脂と複合化する際に樹脂の流動性が低下しやすくなる。一方、ガラス繊維の平均直径が大きくなりすぎると、ガラス繊維強化樹脂材としての強度及び剛性が十分に付与されない場合がある。
尚、本発明で言う「ガラス繊維の平均直径」とは、溶融ガラスを、複数のノズルから連続的に紡糸すること得られたガラス繊維の直径の平均を意味する。また、ガラス繊維の平均直径は、長さ1000mのガラス繊維の質量を測定したり、ガラス繊維の密度の計測値からの算術平均値を算出したり、レーザー計測機などにより繊維径を計測することで求めることができる。
次に、本発明のガラス繊維強化樹脂材について説明する。
本発明のガラス繊維強化樹脂材は、樹脂中に上述のガラス繊維を添加し混練することで得ることができる。ガラス繊維強化樹脂材に占めるガラス繊維の割合としては、5〜70質量%が好ましい。ガラス繊維の割合が少なくなると、ガラス繊維強化樹脂材の強度が十分に得難くなる。一方、ガラス繊維の割合が多くなると、樹脂とガラス繊維の混錬が行い難くなり、均質なガラス繊維強化樹脂材が得難くなる。
本発明のガラス繊維強化樹脂材を構成する樹脂としては、特に、限定はされないが、熱硬化性樹脂や熱硬化性樹脂が好適である。
尚、熱硬化性樹脂としては、成形性やコストの観点から、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂を用いることが好ましい。
また、熱可塑性樹脂としては、例えば、メチルペンテン(TPX)、ポリカーボネート(PC)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、超高分子量ポリエチレン(UHPE)、ポリアセタール(POM)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリアミド(PA)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)、アクリルニトリル/スチレン樹脂(AS)、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン樹脂(ABS)、メタクリル樹脂(PMMA)、ポリエステルエーテルケトン(PEEK)、液晶ポリマー(LCP)、ポリフェニルサルファイド(PPS)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリテトラフロロエチレン(PTFE)、ポリアリレート(PAR)、ポリサルフォン(PSF)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリエーテルサルフォン(PES)、及びポリフェニレンサルファド(PPS)等を用いることができる。
また、ガラス繊維強化樹脂材は、上記成分以外にも、要求される特性を損なわない範囲で、酸化防止剤、核剤、可塑剤、離型剤、難燃剤、顔料、カーボンブラック及び帯電防止剤等を添加してもよい。
以下、実施例に基づいて、本発明を詳細に説明する。
表1は、本発明の実施例(試料No.1〜7)を、表2は、比較例(試料No.8〜11)をそれぞれ示している。
各試料は次のようにして調製した。まず、表中の組成となるように調合したガラス原料を溶融し、ブッシング装置を使用して直径が17μmのフィラメントを紡糸した。次に、ポリエステル 5.0質量%、アクリルシラン 0.3質量%、アミノシラン 0.1質量%、カチオン系潤滑剤 0.1質量%、イオン交換水 94.5質量%からなる集束剤を引き出されたフィラメントに塗布し、ギャザリングシューを用いて4000本ずつ集束させ、番手2310texのDWR(ガラス繊維)を作製した。次に、強化材として作製したDRWを、マトリックス樹脂としてオルソ系不飽和ポリエステル樹脂を用いて、フィラメントワインディング法により、ガラス繊維の含有量が65質量%のFRP製の管体(ガラス繊維強化樹脂材)を得た。このようにして得られた各試料について、強度及び耐熱水性を評価した。評価結果を表1、2に示す。
表から明らかなように、試料No.1〜7は、管体強度が700MPa以上と高く、また、熱水浸漬後の管体強度も630MPa以上と高く、優れた強度と耐熱水性を有していた。
これに対し、試料No.8は、管体強度が700MPa以上と高いものの、熱水浸漬後の管体強度が470MPaと低く、耐熱水性が低いものであった。また、試料No.9〜11については、管体強度が400MPa以下と低く、また、熱水浸漬後の管体強度も150MPa以下と低く、強度及び耐熱水性が低いものであった。
実施例及び比較例から明らかなように、本発明のガラス繊維を使用して複合化されたガラス繊維強化樹脂材料は、強度及び耐熱水性に優れたものであった。
尚、強度については、JIS K 6911に基づき、管体強度を測定して評価した。
また、耐熱水性については、管体を95℃の熱水中に168時間浸漬後、50℃の乾燥炉で1時間乾燥させ、管体強度を測定することで評価した。

Claims (2)

  1. 質量%で、SiO 45〜65%、Al 7〜18%、B 3〜11%、RO(但し、ROはLiO、NaO及びKOの合量を表す) 0〜0.2%、MgO 0〜5%、CaO 5〜27%、SrO 0〜6%、BaO 0〜2%、の組成を含有し、質量比で、RO/SiOが0.0050以下、B/SiOが0.055〜0.160であることを特徴とするガラス繊維。
  2. 請求項1記載のガラス繊維を含有してなることを特徴とするガラス繊維強化樹脂材。
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