JP2012212003A - 感光性樹脂組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】二環型芳香族ジアミン類と炭素数が8〜10である脂肪族ジアミン類が3:1〜1:1の範囲で使用されるジアミン化合物(a)と3,3’,4,4’−ビシクロヘキシルテトラカルボン酸二無水物、及び3,3’−4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物のうち少なくとも3,3’,4,4’−ビシクロヘキシルテトラカルボン酸二無水物が選ばれるテトラカルボン酸二無水物(b)とを反応させて得られる感光基を有しないポリアミック酸(A)、反応性化合物(B)、難燃剤(C)及び光重合開始剤(D)を含む感光性樹脂組成物。
【選択図】なし
Description
(1)ジアミン化合物(a)とテトラカルボン酸二無水物(b)とを反応させて得られる感光基を有しないポリアミック酸(A)、反応性化合物(B)、難燃剤(C)及び光重合開始剤(D)を含む感光性樹脂組成物、
(2)ジアミン化合物(a)として二環型芳香族ジアミン類と炭素数が8〜10である脂肪族ジアミン類が3:1〜1:1の範囲で使用される(1)に記載の感光性樹脂組成物、
(3)二環型芳香族ジアミン類が1,3’−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3’−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼンからなる群から選ばれる1種以上、炭素数が8〜10である脂肪族ジアミン類が1,8−オクタメチレンジアミン、4,7,10−トリオキサトリデカン−1,13−ジアミン、及び4,9−ジオキサドデカン−1,12−ジアミンからなる群から選ばれる1種以上である(1)又は(2)に記載の感光性樹脂組成物、
(4)テトラカルボン酸二無水物(b)が、3,3’,4,4’−ビシクロヘキシルテトラカルボン酸二無水物、及び3,3’−4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物からなる群から選ばれる1種以上の化合物である(1)又は(2)に記載の感光性樹脂組成物、
(5)反応性化合物(B)が、ビスフェノールF型エポキシ(メタ)アクリレートである請求項1〜3に記載の感光性樹脂組成物、
(6)成形用材料である請求項1〜4のいずれか一項に記載の感光性樹脂組成物、
(7)皮膜形成用材料である請求項1〜4のいずれか一項に記載の感光性樹脂組成物、
(8)電気絶縁材料組成物である請求項1〜4のいずれか一項に記載の感光性樹脂組成物、
(9)感光性ソルダーレジスト組成物である請求項1〜4のいずれか一項に記載の感光性樹脂組成物、
(10)請求項1〜8のいずれか一項に記載の感光性樹脂組成物に活性エネルギー線を照射して得られる硬化物、
(11)請求項9記載の感光性樹脂組成物の硬化物の層を有する多層材料、
(12)請求項1〜8のいずれか一項に記載の感光性樹脂組成物を基板に塗工後、必要により溶剤を乾燥させ、次いで光パターニングを行い、更アルカリ水溶液により現像処理をした後、光または熱で不飽和二重結合を重合反応させて硬化膜を得ることを特徴とする感光性樹脂組成物の使用方法、
に関する。
機種:TOSOH HLC−8220GPC
カラム:Super HZM−N
溶離液:NMP(N−メチルピロリドン); 0.35ml/分、40℃
検出器:RI(示差屈折計)
分子量標準:ポリスチレン
還流冷却器、撹拌機、温度計、温度調節装置を備えた反応器に、1,3’−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン54.65g(0.19モル)、1,8−オクタメチレンジアミン8.99g(0.06モル)をN−メチルピロリドン260.00g中、80℃で1時間攪拌し溶解させた。その後、3,3’,4,4’−ビシクロヘキシルテトラカルボン酸二無水物76.36g(0.25モル)を仕込み、更に、80℃にて5時間反応しポリアミック酸を35%含む樹脂溶液を得た。このポリアミック酸の粘度(25℃)は85Pa・s、重量平均分子量は82,000であった。
還流冷却器、撹拌機、温度計、温度調節装置を備えた反応器に、1,3’−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン39.01g(0.13モル)、1,8−オクタメチレンジアミン19.25g(0.13モル)をN−メチルピロリドン260.00g中、80℃で1時間攪拌し溶解させた。その後、3,3’,4,4’−ビシクロヘキシルテトラカルボン酸二無水物81.74g(0.27モル)を仕込み、更に、80℃にて5時間反応しポリアミック酸を35%含む樹脂溶液を得た。このポリアミック酸の粘度(25℃)は45Pa・s、重量平均分子量は74,000であった。
還流冷却器、撹拌機、温度計、温度調節装置を備えた反応器に、1,3’−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン54.65g(0.19モル)、1,8−オクタメチレンジアミン8.99g(0.06モル)をN−メチルピロリドン260.00g中、80℃で1時間攪拌し溶解させた。その後、3,3’,4,4’−ビシクロヘキシルテトラカルボン酸二無水物76.36g(0.25モル)を仕込み、更に、80℃にて5時間反応しポリアミック酸を35%含む樹脂溶液を得た。このポリアミック酸の粘度(25℃)は42Pa・s、重量平均分子量は80,000であった。
還流冷却器、撹拌機、温度計、温度調節装置を備えた反応器に、1,3’−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン36.37g(0.12モル)、4,7,10−トリオキサトリデカン−1,13−ジアミン27.41g(0.12モル)をN−メチルピロリドン260.00g中、80℃で1時間攪拌し溶解させた。その後、3,3’,4,4’−ビシクロヘキシルテトラカルボン酸二無水物76.22g(0.25モル)を仕込み、更に、80℃にて5時間反応しポリアミック酸を35%含む樹脂溶液を得た。このポリアミック酸の粘度(25℃)は27Pa・s、重量平均分子量は86,000であった。
還流冷却器、撹拌機、温度計、温度調節装置を備えた反応器に、1,3’−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン36.90g(0.13モル)、4,9−ジオキサドデカン−1,12−ジアミン25.79g(0.13モル)をN−メチルピロリドン260.00g中、80℃で1時間攪拌し溶解させた。その後、3,3’,4,4’−ビシクロヘキシルテトラカルボン酸二無水物77.32g(0.25モル)を仕込み、更に、80℃にて5時間反応しポリアミック酸を35%含む樹脂溶液を得た。このポリアミック酸の粘度(25℃)は30Pa・s、重量平均分子量は94,000であった。
還流冷却器、撹拌機、温度計、温度調節装置を備えた反応器に、1,3’−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン55.25g(0.19モル)、1,8−オクタメチレンジアミン9.09g(0.06モル)をN−メチルピロリドン260.00g中、80℃で1時間攪拌し溶解させた。その後、3,3’,4,4’−ビシクロヘキシルテトラカルボン酸二無水物38.59g(0.13モル)、3,3’−4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物37.07g(0.13モル)を仕込み、更に、80℃にて5時間反応しポリアミック酸を35%含む樹脂溶液を得た。このポリアミック酸の粘度(25℃)は71Pa・s、重量平均分子量は78,000であった。
還流冷却器、撹拌機、温度計、温度調節装置を備えた反応器に、1,3’−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン39.46g(0.13モル)、1,8−オクタメチレンジアミン19.47g(0.13モル)をN−メチルピロリドン260.00g中、80℃で1時間攪拌し溶解させた。その後、3,3’,4,4’−ビシクロヘキシルテトラカルボン酸二無水物41.35g(0.13モル)、3,3’−4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物39.72g(0.13モル)を仕込み、更に、80℃にて5時間反応しポリアミック酸を35%含む樹脂溶液を得た。このポリアミック酸の粘度(25℃)は40Pa・s、重量平均分子量は80,000であった。
還流冷却器、撹拌機、温度計、温度調節装置を備えた反応器に、ビスフェノールF型エポキシ樹脂281.33g(1.65eq.)、アクリル酸118.67g(1.65eq.)、2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾール1.20g、トリフェニルホスフィン1.20gを仕込み、98℃で30時間反応させ、酸価を測定したところ0.6mg・KOH/gであり反応を終了とし、ビスフェノールF型エポキシアクリレートを得た。このビスフェノールF型エポキシアクリレートの粘度(60℃)は25Pa・s、重量平均分子量は1,100であった。
還流冷却器、撹拌機、温度計、温度調節装置を備えた反応器に、ビスフェノールF型エポキシ樹脂(806H、三菱化学製)265.97g(1.56eq.)、メタクリル酸134.03g(1.56eq.)、2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾール1.20g、トリフェニルホスフィン1.20gを仕込み、98℃で30時間反応させ、酸価を測定したところ0.8mg・KOH/gであり反応を終了とし、ビスフェノールF型エポキシメタクリレートを得た。このビスフェノールF型エポキシメタクリレートの粘度(60℃)は30Pa・s、重量平均分子量は1,200であった。
還流冷却器、撹拌機、温度計、温度調節装置を備えた反応器に、1,3’−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン20.98g(0.07モル)、1,8−オクタメチレンジアミン31.07g(0.22モル)をN−メチルピロリドン260.00g中、80℃で1時間攪拌し溶解させた。その後、3,3’,4,4’−ビシクロヘキシルテトラカルボン酸二無水物87.95g(0.29モル)を仕込み、更に、80℃にて5時間反応しポリアミック酸を35%含む樹脂溶液を得た。このポリアミック酸の粘度(25℃)は18Pa・s、重量平均分子量は65,000であった。
還流冷却器、撹拌機、温度計、温度調節装置を備えた反応器に、1,3’−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン55.86g(0.19モル)、1,8−オクタメチレンジアミン9.19g(0.06モル)をN−メチルピロリドン260.00g中、80℃で1時間攪拌し溶解させた。その後、3,3’−4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物74.96g(0.25モル)を仕込み、更に、80℃にて5時間反応しポリアミック酸を35%含む樹脂溶液を得た。このポリアミック酸の粘度(25℃)は60Pa・s、重量平均分子量は81,000であった。
還流冷却器、撹拌機、温度計、温度調節装置を備えた反応器に、1,3’−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン39.93g(0.14モル)、1,8−オクタメチレンジアミン19.70g(0.14モル)をN−メチルピロリドン260.00g中、80℃で1時間攪拌し溶解させた。その後、3,3’−4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物80.37g(0.27モル)を仕込み、更に、80℃にて5時間反応しポリアミック酸を35%含む樹脂溶液を得た。このポリアミック酸の粘度(25℃)は43Pa・s、重量平均分子量は73,000であった。
還流冷却器、撹拌機、温度計、温度調節装置を備えた反応器に、1,3’−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン53.04g(0.18モル)、1,8−オクタメチレンジアミン8.73g(0.06モル)をN−メチルピロリドン260.00g中、80℃で1時間攪拌し溶解させた。その後、3,3’,4,4’−ビシクロヘキシルテトラカルボン酸二無水物74.11g(0.24モル)を仕込み、更に、80℃にて5時間反応させた。続いて、グリシジルメタクリレート4.13g(0.03モル)を仕込み、80℃にて3時間反応させ、感光基を有するポリアミック酸を35%含む樹脂溶液を得た。このポリアミック酸の粘度(25℃)は10Pa・s、重量平均分子量は33,000であった。
還流冷却器、撹拌機、温度計、温度調節装置を備えた反応器に、1,3’−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン37.03g(0.13モル)、1,12−ドデカメチレンジアミン25.38g(0.13モル)をN−メチルピロリドン260.00g中、80℃で1時間攪拌し溶解させた。その後、3,3’,4,4’−ビシクロヘキシルテトラカルボン酸二無水物77.60g(0.25モル)を仕込み、更に、80℃にて5時間反応しポリアミック酸を35%含む樹脂溶液を得た。このポリアミック酸の粘度(25℃)は23Pa・s、重量平均分子量は64,000であった。
還流冷却器、撹拌機、温度計、温度調節装置を備えた反応器に、1,3’−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン37.86g(0.13モル)、1,12−ドデカメチレンジアミン25.95g(0.13モル)をN−メチルピロリドン260.00g中、80℃で1時間攪拌し溶解させた。その後、3,3’−4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物76.20g(0.26モル)を仕込み、更に、80℃にて5時間反応しポリアミック酸を35%含む樹脂溶液を得た。このポリアミック酸の粘度(25℃)は25Pa・s、重量平均分子量は65,000であった。
合成例1〜7で得られたポリアミック酸、合成例8〜9で得られたビスフェノールF型エポキシ(メタ)アクリレート、比較合成例1〜6で得られたポリアミック酸とその他成分を、下記[表1〜表3]の組成で混合して樹脂組成物を得た。
*1:大塚化学製、部分ヒドロキシル化環状ホスファゼン化合物
*2:BASF製、エタノン,1−[9−エチル−6−(2−メチルベンゾイル)−9H−カルバゾール−3−
イル]−,1−(0−アセチルオキシム)
*3:プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート
*4:日本化薬(株)製、KAYARAD PET−30(ペンタエリスリトールトリアクリレート/テトラアクリレート混合物)
*5:東京化成工業(株)製、ジメチルアミノエチルメタクリレート
*6:日本化薬(株)製、KAYARAD PEG400DA(ポリエチレングリコールジアクリレート)
パターニング評価
各組成物を、スクリーン印刷法により25ミクロンの厚さになるようにL/S=50μm/50μmのくし型パターンが形成されたエスパネックスMシリーズ(新日鐵化学製:ベースイミド厚25μm Cu厚18μm)上に塗布し、塗膜を80℃の熱風乾燥器で60分乾燥させた。次いで、100μmのホールパターンの描画されたマスクフィルムを密着させ、紫外線露光装置(USHIO製:500Wマルチライト)を用いて紫外線を照射した。次に、現像液として1%炭酸ナトリウム水溶液(温度:30℃)を用いて120秒間スプレー(スプレー圧:0.2MPa)現像を行った。水洗後、200℃の熱風乾燥器で60分間熱処理を行い、銅配線上およびイミド上に形成したパターンを金属顕微鏡で観察した。
○‥100μmのホールパターンがきれいに解像されている。
△‥ホールパターンが得られているがパターンエッジ部分がぎざぎざである。
×‥100μmのホールパターンが解像しない
各組成物を、スクリーン印刷法により25ミクロンの厚さになるようにL/S=50μm/50μmのくし型パターンが形成されたエスパネックスMシリーズ(新日鐵化学製:ベースイミド厚25μm Cu厚18μm)上に塗布し、塗膜を80℃の熱風乾燥器で60分乾燥させた。次いで、紫外線露光装置(USHIO製:500Wマルチライト)を用いて紫外線を照射し塗膜全面を硬化させた。次に、現像液として1%炭酸ナトリウム水溶液(温度:30℃)を用いて120秒間スプレー(スプレー圧:0.2MPa)現像を行った。水洗後、200℃の熱風乾燥器で60分間熱処理を行い、HAST評価用の試験基板を得た。得られた基板の電極部分をはんだによる配線接続を行い、120℃/85%RHの環境下に置き、100Vの電圧をかけ、抵抗値が107Ω以下となるまでの時間を測定した。
○‥250時間以上
△‥30〜250時間
×‥30時間以下
各組成物を、スクリーン印刷法により25ミクロンの厚さになるようにL/S=50μm/50μmのくし型パターンが形成されたエスパネックスMシリーズ(新日鐵化学製:ベースイミド厚25μm Cu厚18μm)上に塗布し、塗膜を80℃の熱風乾燥器で60分乾燥させた。次いで、紫外線露光装置(USHIO製:500Wマルチライト)を用いて紫外線を照射し塗膜全面を硬化させた。次に、現像液として1%炭酸ナトリウム水溶液(温度:30℃)を用いて120秒間スプレー(スプレー圧:0.2MPa)現像を行った。水洗後、200℃の熱風乾燥器で60分間熱処理を行い、はぜ折試験用の基板を得た。この基板を、レジスト面を外側にして180°折り曲げ、折り曲げ部に500gの重りを5秒間のせる。次に反対側に折り曲げ同様に500gの重りをのせる。これで1サイクルとし、何サイクル目で基板に異常がおきるかを目視で確認した。
各組成物を、スクリーン印刷法により25ミクロンの厚さになるようにカプトン(東レ・デュポン製:イミド厚25μm)上に塗布し、塗膜を80℃の熱風乾燥器で60分乾燥させた。次いで、紫外線露光装置(USHIO製:500Wマルチライト)を用いて紫外線を照射し塗膜全面を硬化させた。次に、現像液として1%炭酸ナトリウム水溶液(温度:30℃)を用いて120秒間スプレー(スプレー圧:0.2MPa)現像を行った。水洗後、200℃の熱風乾燥器で60分間熱処理を行い難燃試験用のサンプルを作成した。
このようにして用意したサンプルについて、UL94VTM−0試験を実施した。
○‥VTM−0
△‥VTM−1
×‥VTM−2以下
各組成物を、スクリーン印刷法により25ミクロンの厚さになるようにカプトン(東レ・デュポン製:イミド厚25μm)上に塗布し、塗膜を80℃の熱風乾燥器で60分乾燥させた。次いで、紫外線露光装置(USHIO製:500Wマルチライト)を用いて紫外線を照射し塗膜全面を硬化させた。次に、現像液として1%炭酸ナトリウム水溶液(温度:30℃)を用いて120秒間スプレー(スプレー圧:0.2MPa)現像を行った。水洗後、200℃の熱風乾燥器で60分間熱処理を行いカール試験用のサンプルを作成した。
このようにして用意したサンプルについて、5cm×5cmの正方形にカットし、レジスト面を上面にして水平な台上に置いた。浮き上がった4辺それぞれの高さを測定し、4辺の和を測定値(単位;mm)とした。
○‥5mm以下
△‥5〜10mm
×‥10mm以上
本発明は、上記の従来技術の問題点を改善し、柔軟性、可撓性、基剤との密着性、耐折性、低反り性、はんだ耐熱性、無電解金めっき耐性、電気絶縁性等に優れた硬化皮膜を与え、微細なパターンが形成可能な、特にFPC用に好適な難燃性光硬化性樹脂組成物を提供する事を目的とする。
Claims (10)
- 二環型芳香族ジアミン類と炭素数が8〜10である脂肪族ジアミン類が3:1〜1:1の範囲で使用されるジアミン化合物(a)と3,3’,4,4’−ビシクロヘキシルテトラカルボン酸二無水物、及び3,3’−4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物のうち少なくとも3,3’,4,4’−ビシクロヘキシルテトラカルボン酸二無水物が選ばれるテトラカルボン酸二無水物(b)とを反応させて得られる感光基を有しないポリアミック酸(A)、反応性化合物(B)、難燃剤(C)及び光重合開始剤(D)を含む感光性樹脂組成物。
- 二環型芳香族ジアミン類が、1,3’−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3’−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼンからなる群から選ばれる1種以上であり、炭素数が8〜10である脂肪族ジアミン類が1,8−オクタメチレンジアミン、4,7,10−トリオキサトリデカン−1,13−ジアミン、4,9−ジオキサドデカン−1,12−ジアミンからなる群から選ばれる1種以上である請求項1に記載の感光性樹脂組成物。
- 反応性化合物(B)が、ビスフェノールF型エポキシ(メタ)アクリレート、である請求項1又は2に記載の感光性樹脂組成物。
- 成形用材料である請求項1乃至3のいずれか一項に記載の感光性樹脂組成物。
- 皮膜形成用材料である請求項1乃至3のいずれか一項に記載の感光性樹脂組成物。
- 電気絶縁材料組成物である請求項1乃至3のいずれか一項に記載の感光性樹脂組成物。
- 感光性ソルダーレジスト組成物である請求項1乃至3のいずれか一項に記載の感光性樹脂組成物。
- 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の感光性樹脂組成物に活性エネルギー線を照射して得られる硬化物。
- 請求項8記載の感光性樹脂組成物の硬化物の層を有する多層材料。
- 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の感光性樹脂組成物を基板に塗工後、必要により溶剤を乾燥させ、次いで光パターニングを行い、更アルカリ水溶液により現像処理をした後、光または熱で不飽和二重結合を重合反応させて硬化膜を得ることを特徴とする感光性樹脂組成物の使用方法。
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