JP2012206347A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012206347A
JP2012206347A JP2011073371A JP2011073371A JP2012206347A JP 2012206347 A JP2012206347 A JP 2012206347A JP 2011073371 A JP2011073371 A JP 2011073371A JP 2011073371 A JP2011073371 A JP 2011073371A JP 2012206347 A JP2012206347 A JP 2012206347A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
tank
pump
supply path
inner diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011073371A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5699014B2 (ja
Inventor
Kenichi Satake
健一 佐武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2011073371A priority Critical patent/JP5699014B2/ja
Publication of JP2012206347A publication Critical patent/JP2012206347A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5699014B2 publication Critical patent/JP5699014B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

【課題】インク供給路の途中に往復式ポンプを備え、インクを往復式ポンプに補給する動作を効率よく行いつつ、気泡の発生を低減することができるインクジェット記録装置を提供すること。
【解決手段】インク供給路101の途中に設けられ、インクタンク23に収容されるインクを一旦収容するポンプ内タンク260の内部を加圧してポンプ内タンク260に収容されるインクを記録ヘッド22へ供給すると共に、ポンプ内タンク260の内部を減圧してインクタンク23に収容されたインクをポンプ内タンク260に補給する往復式ポンプ230を備え、インク供給路101は、往復式ポンプ230から記録ヘッド22までインクを供給し且つ管路の内径が第1内径d1である流出側供給路103と、インクタンク23から往復式ポンプ230までインクを供給し且つ管路の内径が第1内径d1よりも大きい第2内径d2である流入側供給路102と、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、記録ヘッドのノズルからインクを噴射して、用紙などの記録媒体上に記録を行うインクジェット記録装置に関する。
インクジェット記録装置における記録ヘッドは、インクを噴射する複数のインク噴射用ノズルを有する。記録ヘッドには、インクタンクからインクが供給される。
インクジェット記録装置においては、一般的に、インクタンクから記録ヘッドへインクを供給するインク供給路の途中に、ポンプ機構が設けられる。
このようなポンプ機構を備えるインクジェット記録装置においては、不良なインクの吐出状態を正常なインクの吐出状態に回復するために、大量のインクをインク噴射用ノズルから噴射させてノズルの内部を洗浄するパージ動作を行うのが一般的である。パージ動作は、ポンプ機構によりインクタンクから大量のインクを記録ヘッドに供給することにより行われる。
このようなポンプ機構として、往復式ポンプを備えるインクジェット記録装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載される往復式ポンプは、シリンダと、シリンダの内部に配置されるピストンと、シリンダの内部におけるシリンダとピストンとに挟まれた空間により形成されるポンプ内タンクとを備える。
特許文献1に記載される往復式ポンプを用いてインクタンクから大量のインクを記録ヘッドに供給した場合、往復式ポンプの内部のポンプ内タンクに一旦収容されたインクの量は一時的に減少する。従って、パージ動作が行われた後には、インクタンクからポンプ内タンクへのインクの補給が必要となる。そのため、ポンプ内タンクの内部に負の圧力(負圧)を発生させることにより、ポンプ内タンクには、インクタンクからインクの補給が行われる。
特開平4−308762号公報
しかし、特許文献1に記載されるインクジェット記録装置においては、インクの流量を大きくして往復式ポンプのポンプ内タンクにインクを補給すると、ポンプ内タンクの内部やインク供給路の内部に気泡が発生しやすいという問題点があった。
このように、ポンプ内タンクの内部やインク供給路の内部に気泡が発生した場合には、気泡を除去する工程が必要となり、インクジェット記録装置の構成が複雑となる。従って、往復式ポンプにインクを補給する際のインクの流量を確保してインクを補給する動作を効率よく行いつつ、気泡の発生を低減することができるインクジェット記録装置が望まれている。
本発明は、インク供給路の途中に往復式ポンプを備え、インクを往復式ポンプに補給する動作を効率よく行いつつ、気泡の発生を低減することができるインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
本発明は、インク噴射用ノズルを有する記録ヘッドと、前記記録ヘッドに供給されるインクを収容するインクタンクと、前記インクタンクに収容されるインクを前記記録ヘッドへ供給するインク供給路と、前記インク供給路の途中に設けられ、前記インクタンクに収容されるインクを一旦収容するポンプ内タンクを有し、前記ポンプ内タンクの内部を加圧して前記ポンプ内タンクに収容されるインクを前記記録ヘッドへ供給すると共に、前記ポンプ内タンクの内部を減圧して前記インクタンクに収容されたインクを前記ポンプ内タンクに補給する往復式ポンプと、を備え、前記インク供給路は、筒状の管路により構成されており、前記往復式ポンプから前記記録ヘッドまでインクを供給し且つ前記管路の内径が第1内径である流出側供給路と、前記インクタンクから前記往復式ポンプまでインクを供給し且つ前記管路の内径が前記第1内径よりも大きい第2内径である流入側供給路と、を有するインクジェット記録装置に関する。
また、前記第1内径及び前記第2内径は、前記インクタンクから前記記録ヘッドへインクを強制的に供給する動作であるパージ動作の後に前記インクタンクに収容されたインクを前記ポンプ内タンクに補給する補給動作において、前記補給動作における前記流入側供給路の内部のインクの流量が前記パージ動作時における前記流出側供給路の内部のインクの流量と同じ流量になるように前記ポンプ内タンクの内部を減圧した場合に、前記ポンプ内タンクの内部の負圧が0.1kPa以下になるように構成されていることが好ましい。
また、前記流入側供給路は、垂直部分を有することが好ましい。
また、前記流出側供給路は、水平部分を有することが好ましい。
また、前記水平部分の前記第1内径は、表面張力をγ、密度をρ、重力加速度定数をgとした場合に、2×〔{γ/(ρg)}^0.5〕よりも小さいことが好ましい。
本発明によれば、インク供給路の途中に往復式ポンプを備え、インクを往復式ポンプに補給する動作を効率よく行いつつ、気泡の発生を低減することができるインクジェット記録装置を提供することができる。
本発明の一実施形態におけるインクジェット記録装置1の概要を正面側から模式的に示す縦断面図である。 本実施形態のインクジェット記録装置1において、各記録ヘッド22に対応してキャップユニット50が装着された状態における記録部20及び搬送ユニット30の周辺を示す平面図である。 本実施形態のインクジェット記録装置1におけるインク供給部100の構成を模式的に示す概略構成図である。 流出側供給路103を構成する管路の内部に形成される気液界面Sを説明する図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1及び図2により、本実施形態のインクジェット記録装置1における全体構造の概要を説明する。
図1は、本発明の一実施形態におけるインクジェット記録装置1の概要を正面側から模式的に示す縦断面図である。図2は、本実施形態のインクジェット記録装置1において、各記録ヘッド22に対応してキャップユニット50が装着された状態における記録部20及び搬送ユニット30の周辺を示す平面図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態のインクジェット記録装置1は、本体2内に、記録部20と、クリーニング部25と、搬送ユニット30と、インク供給部100と、搬送ユニット30を昇降させる昇降装置40と、キャップユニット50と、キャップユニット50を水平移動させる第1水平移動機構(図示せず)と、クリーニング部25を水平移動させる第2水平移動機構(図示せず)とを備える。
本実施形態のインクジェット記録装置1は、更に、給紙カセット3と、給紙ローラー4と、用紙搬送路5と、レジストローラー対6と、乾燥装置7と、排紙ローラー対8と、排紙口9と、排紙トレイ10と、を備える。
図1及び図2に示すように、搬送ユニット30は、駆動ローラー32と、従動ローラー33と、駆動ローラー32及び従動ローラー33に掛け渡される搬送ベルト31と、搬送ベルト31のテンションを調整するテンションローラー34と、搬送ベルト31の搬送面の下側(記録部20とは反対側)に装備される空気吸引ユニット(図示せず)とを有する。搬送ベルト31及び空気吸引ユニットの上面には、それぞれ吸引用の貫通孔(図示せず)が多数設けられている。
駆動ローラー32及び従動ローラー33が正面視で反時計方向に回転することにより、搬送ベルト31の上面部分で形成される搬送面31Aは、水平面(X−Y平面)内の用紙搬送方向Pの一方から他方に向けて水平移動される。つまり、搬送ベルト31の搬送面31A上における用紙搬送方向Pは、水平方向Xとほぼ一致する。空気吸引ユニットは、搬送ベルト31の搬送面31Aの下側(記録部20とは反対側)に配置され、搬送ベルト31の搬送面31Aに記録媒体としての用紙Tを吸着させる吸引力を作用させる。
搬送ベルト31としては、両端部を互いに重ね合わせて接合してエンドレス状にしたベルトや、継ぎ目を有しない(シームレス)ベルト等を用いることができる。
図2に示すように、所定の記録時には、記録媒体としての用紙Tは、搬送ベルト31の搬送面31A上に、用紙搬送方向Pの一方側から導入される。搬送面31Aには、空気吸引ユニット(図示せず)の動作に伴って、前記の吸引用の貫通孔(図示せず)を介して搬送ベルト31に作用する吸引力が生じている。搬送ベルト31の搬送面31A上に導入された用紙Tは、前記吸引力により搬送面31Aに吸着されて、用紙搬送方向Pの他方側に向けて搬送される。このように搬送ベルト31の搬送面31Aに吸着された状態で搬送される用紙Tに向けて、後述する記録部20の記録ヘッド22K、22C、22M及び22Yからインクが吐出されることにより、用紙Tに画像等が記録される(印刷される)。
図1に示すように、給紙カセット3は、用紙Tを積層状態で収容するものであり、本体2の内部の下方における搬送ユニット30の用紙搬送方向Pの上流側に配置されている。給紙ローラー4は、給紙カセット3の上方に配置されている。この給紙ローラー4により、用紙Tは、図1における給紙カセット3の右上方に向けて送り出される。
用紙搬送路5、レジストローラー対6、記録部20及び搬送ユニット30は、給紙カセット3の用紙搬送方向Pの下流側に配置されている。給紙カセット3から送り出された用紙Tは、用紙搬送路5を通ってレジストローラー対6に到達する。レジストローラー対6は、用紙Tの斜め送りを矯正して用紙Tを再度送り出す。記録部20とレジストローラー対6との間の用紙搬送路5に設けられた用紙先端検出センサー(図示せず)により、用紙Tの先端部が検出され、その検出されたタイミングに基づいて、記録部20は、後述するようなインクの吐出動作を実行する。
図1に示すように、乾燥装置7は、本体2の内部の上方における搬送ユニット30の用紙搬送方向Pの下流側に配置されている。乾燥装置7は、記録部20において吐出されるインクにより記録された後における用紙Tのインクを乾燥させる。
排紙ローラー対8、排紙口9及び排紙トレイ10は、乾燥装置7の用紙搬送方向Pの下流側に、この順で配置されている。乾燥装置7によりインクの乾燥が終了した用紙Tは、排紙ローラー対8により用紙搬送方向Pの下流側に送られ、排紙口9を通して、本体2の外側に設けられた排紙トレイ10に送られて、本体2の外部に排出される。
図1及び図2に示すように、記録部20は、4色に対応する記録ヘッド22K、22C、22M及び22Yを有する。4色に対応する記録ヘッド22K、22C、22M及び22Yとは、ブラック用の記録ヘッド22K、シアン用の記録ヘッド22C、マゼンタ用の記録ヘッド22M、イエロー用の記録ヘッド22Yである。これら4色の記録ヘッド22K、22C、22M、22Yは、用紙搬送方向P(水平方向X)に直交する用紙幅方向Yに沿って長く延びている。記録ヘッド22K、22C、22M、22Yは、搬送ベルト31の用紙搬送方向Pに沿って、用紙搬送方向Pの上流側から下流側に向かって順に配列して配置されている。本実施形態においては、4色の記録ヘッド22K、22C、22M、22Yそれぞれにおいて、1色の記録ヘッドにつき1個の記録ヘッドが配置されている。
4色の記録ヘッド22K、22C、22M、22Yは、インク噴射用ノズルが形成されたノズル面221(図3参照)を有する。ノズル面221は、4色の記録ヘッド22K、22C、22M、22Yの下面である。各記録ヘッド22K、22C、22M、22Yにおけるノズル面221は、搬送ベルト31の搬送面31Aに対向する。4色の記録ヘッド22K、22C、22M、22Yは、ノズル面221に形成されたインク噴射用ノズルから噴射されたインクにより用紙Tに画像を記録する。
図1に示すように、インク供給部100は、4つのインクタンク23K、23C、23M、23Yと、4つのポンプ機構24K、24C、24M、24Yと、を主体に構成される。
4つのインクタンク23K、23C、23M、23Yは、4色の記録ヘッド22K、22C、22M、22Yそれぞれに対応して、搬送ユニット30の左側(本体2の内部の排紙トレイ10側)の下方に配置されている。4つのインクタンク23K、23C、23M、23Yは、4色の記録ヘッド22K、22C、22M、22Yに供給されるインクを収容する。4つのインクタンク23K、23C、23M、23Yに収容された各色のインクは、後述する4つのポンプ機構24K、24C、24M、24Yに供給される。4つのインクタンク23K、23C、23M、23Yは、搬送ベルト31の用紙搬送方向Pに沿って、用紙搬送方向Pの上流側から下流側に向かって順に配列して配置されている。
4つのポンプ機構24K、24C、24M、24Yは、4つのインクタンク23K、23C、23M、23Yそれぞれに対応して、4つのインクタンク23K、23C、23M、23Yの上方に配置されている。4つのポンプ機構24K、24C、24M、24Yは、4つのインクタンク23K、23C、23M、23Yに収容された各色のインクを一旦収容する。4つのポンプ機構24K、24C、24M、24Yは、搬送ベルト31の用紙搬送方向Pに沿って、用紙搬送方向Pの上流側から下流側に向かって順に配列して配置されている。
4つのポンプ機構24K、24C、24M、24Yに収容された各色のインクは、4つのポンプ機構24K、24C、24M、24Yから4色の記録ヘッド22K、22C、22M、22Yへ供給される。
インク供給部100の詳細については後述する。
なお、以下の説明において、特に特定する必要がある場合を除いて、4色の記録ヘッド22K、22C、22M、22Y、4つのインクタンク23K、23C、23M、23Y、及び4つのポンプ機構24K、24C、24M、24Yについては、それぞれの識別記号である「K」、「C」、「M」、「Y」を省略して、単に「記録ヘッド22」、「インクタンク23」及び「ポンプ機構24」と記載する。
記録部20の各記録ヘッド22は、外部コンピュータ(図示せず)から受信した画像データ情報(例えば、文字、図形、模様)に対応して、搬送ベルト31の搬送面31A上に載置された用紙Tに向かって4色のインクを吐出する。図2に示すように、各記録ヘッド22は、矩形板状の記録ヘッド支持部材21に支持されており、この記録ヘッド支持部材21と共に、本体2に固定されている。そして、搬送ベルト31の回転移動と共に、所定のタイミングで各記録ヘッド22から4色のインクが順次吐出されることにより、用紙Tには、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの4色のインクが重ね合わせられ、カラーインク画像が印刷される。
記録ヘッド22のインク吐出方式としては、例えば、ピエゾ素子(図示せず)を用いてインクに圧力を掛けてインクを押し出すピエゾ方式や、発熱体(図示せず)によって気泡を発生させ、圧力を掛けてインクを吐出するサーマルインクジェット方式等の各種吐出方式を採用することができる。
図1に示すように、搬送ユニット30を昇降させる昇降装置40は、搬送ユニット30の下方に配置されている。昇降装置40は、搬送ユニット30を記録ヘッド22に対して、水平面(X−Y平面)に垂直な方向Z(以下「上下方向Z」ともいう)に昇降(移動)させるものである。この昇降装置40による搬送ユニット30の上下方向Zの移動により、搬送ベルト31の搬送面31Aは、記録ヘッド22のノズル面221(図3参照)に対して相対的に接近又は離間可能に構成されている。
図1に示すように、昇降装置40は、搬送ベルト31の下方における用紙搬送方向Pの上流側及び下流側に配置された2つの偏心カム41を備える。偏心カム41は、搬送ユニット30の正面側及び背面側にそれぞれ2個ずつ、合計4個設けられる。偏心カム41の偏心周面は、搬送ユニット30の外底面に下方から接近する。図1に示すように、各偏心カム41は、用紙幅方向Yに延びる軸部42を備えると共に、回転軸線が偏在するカムで構成される。偏心カム41は、モーター(図示せず)を介して、軸部42を中心として回転される。偏心カム41は、その周縁部に、複数のベアリング43を備えている。ベアリング43の周面の一部は、偏心カム41の周面から外方に突出している。
ベアリング43は、偏心カム41の回転軸線と平行な軸線を中心として回転自在となっている。ベアリング43は、偏心カム41の先端側から回転軸線側に向かって順次配置されている。通常の印刷状態においては、図1に示すように、軸部42から最も離れたベアリング43は、搬送ユニット30の外底面に下方から当接する。これにより、搬送ユニット30は、最高位置に上昇移動される。
この状態から、用紙搬送方向Pの上流側の偏心カム41を正面視で反時計方向に回転させると共に、用紙搬送方向Pの下流側の偏心カム41を正面視で時計方向に回転させる。これにより、複数のベアリング43は、軸部42から最も離れたベアリング43から軸部42に最も近いベアリング43の順で、搬送ユニット30の外底面に順次当接する。そのため、搬送ユニット30を下降させることができる。
複数のベアリング43は、偏心カム41の回転時において、周縁方向で隣り合う2個のベアリング43が同時に搬送ユニット30の外底面に当接する期間を有するような間隔に、配置されている。
昇降装置40の偏心カム41を回転させて搬送ユニット30を下降させることにより、搬送ユニット30における搬送ベルト31の搬送面31Aは、記録ヘッド22に対して下方に離間される。
図1に示すように、キャップユニット50は、記録部20の下方で且つ搬送ユニット30の上方(記録部20と搬送ユニット30との間)に配置可能に構成される。図2に示すように、キャップユニット50は、各記録ヘッド22に対応して設けられる複数のキャップケース52と、複数のキャップケース52を所定の位置関係に固定支持したキャップベース部材53とを備える。
キャップユニット50は、記録部20と搬送ユニット30との間に配置された状態において、昇降装置40により搬送ユニット30の昇降に連動して昇降可能に構成される。昇降装置40の偏心カム41を回転させて搬送ユニット30を下降させることにより、キャップユニット50は、搬送ベルト31の搬送面31Aの下降に連動して、記録ヘッド22に対して下方に離間される。
これにより、記録ヘッド22からキャップユニット50が離脱される。そして、キャップユニット50が記録ヘッド22から離脱された状態で、記録ヘッド22のノズル面221のインク噴射用ノズル(図示せず)からインクを噴射させることにより、インク噴射用ノズル内に残留する高い粘度のインクを吐出させてインク詰まりを解消するための吐出回復処理、すなわち、パージを実行することが可能である。
一方、昇降装置40の偏心カム41を前述とは逆方向に回転させて搬送ユニット30を上昇させることにより、搬送ユニット30は、通常の記録位置(印刷位置)に戻される。
ここで、キャップユニット50が記録部20と搬送ユニット30との間に配置された状態においては、記録ヘッド22のノズル面221(図3参照)には、キャップユニット50を装着することが可能となる。また、後述する第1水平移動機構(図示せず)によりキャップユニット50が記録部20と搬送ユニット30との間に配置されない状態においては、記録ヘッド22は、搬送ベルト31の搬送面31A上に載置された用紙Tに向けてインクを吐出することができる。
キャップユニット50は、第1水平移動機構(図示せず)によってキャップベース部材53が水平方向に移動操作されることにより、用紙搬送方向P(図1参照)に水平移動可能に構成されている。
キャップユニット50は、第1水平移動機構による移動操作により、キャップケース52が各記録ヘッド22に着脱可能な着脱位置、又は着脱位置から水平方向に離れた退避位置に切り替えられる。記録部20における記録動作時には、キャップユニット50は、退避位置に配置される。
クリーニング部25は、キャップユニット50の下方で且つ搬送ユニット30の上方(キャップユニット50と搬送ユニット30との間)に配置可能に構成される。クリーニング部25は、図2に示すように、各記録ヘッド22K、22C、22M及び22Yに対応して配置される複数のワイパー部材25K、25C、25M及び25Yを有する。
クリーニング部25は、キャップユニット50と同様に、キャップユニット50と搬送ユニット30との間に配置された状態において、昇降装置40により搬送ユニット30の昇降に連動して昇降可能に構成される。
また、クリーニング部25は、第2水平移動機構(図示せず)により用紙搬送方向P(図1参照)に水平移動可能に構成される。クリーニング部25は、第2水平移動機構による移動操作により、各記録ヘッド22の下方に配置されて各記録ヘッド22をクリーニングすることが可能なワイプ位置、又はワイプ位置から水平方向に離れた退避位置に切り替えられる。記録部20における記録動作時や、キャップユニット50が記録ヘッド22のノズル面221(図3参照)に装着される場合には、クリーニング部25は、退避位置に配置される。
以下、図3及び図4を参照して、本実施形態のインクジェット記録装置1におけるインク供給部100及びポンプ機構24に関連する構成について詳細に説明する。図3は、本実施形態のインクジェット記録装置1におけるインク供給部100の構成を模式的に示す概略構成図である。図4は、流出側供給路103を構成する管路の内部に形成される気液界面Sを説明する図である。
なお、図3におけるインク供給部100の具体的な説明においては、図1における後側から視た図(インクジェット記録装置1の背面側から視た図)により説明する。
図3に示すように、インク供給部100は、インクタンク23と、ポンプ機構24と、インク供給路101と、第1開閉弁110と、第2開閉弁111と、を備える。
インクタンク23は、記録ヘッド22に供給されるインクを収容する。インクタンク23に収容されるインクの液面は、記録ヘッド22のノズル面221よりも下方に位置する。
インク供給路101は、インクタンク23に収容されるインクを記録ヘッド22へ供給する。インク供給路101は、印刷時においてインクタンク23から記録ヘッド22へインクを供給するための供給路であると共に、パージ動作の目的でインクタンク23から記録ヘッド22に大量のインクを供給するための供給路である。パージ動作とは、インクタンク23から記録ヘッド22ヘインクを強制的に供給することにより、記録ヘッド22のノズルのインク詰まりを解消させる吐出回復処理である。
インク供給路101の途中には、往復式ポンプ230が設けられる。往復式ポンプ230は、ポンプ内タンク260(後述)の内部を加圧してポンプ内タンク260に収容されるインクを記録ヘッド22へ供給すると共に、ポンプ内タンク260の内部を減圧してインクタンク23に収容されたインクをポンプ内タンク260に補給する。
往復式ポンプ230の詳細については後述する。
インク供給路101は、往復式ポンプ230よりも上流側の流入側供給路102と、往復式ポンプ230よりも下流側の流出側供給路103とを有する。インク供給路101(流入側供給路102、流出側供給路103)は、筒状の管路としてのチューブにより構成される。
流出側供給路103は、往復式ポンプ230(後述)と記録ヘッド22とをつないでいる。流出側供給路103は、往復式ポンプ230に収容されるインクを記録ヘッド22へ供給する。
流出側供給路103は、水平方向に延びる水平部分103aを有する。本実施形態においては、水平部分103aは、流出側供給路103において、往復式ポンプ230から垂直方向の下方に向けて延びる部分と記録ヘッド22から垂直方向の上方に向けて延びる部分とを除いた部分である。
流出側供給路103を構成する管路の内径は、第1内径d1である。第1内径d1(直径)は、例えば、2mm以上4mm以下に設定される。第1内径d1は、印字時の記録ヘッド22へ供給するインクを管路の流体抵抗によって不足させない観点から、2mm以上が好ましい。また、第1内径d1は、詳細については後述するが、管路の内部に気液界面Sを形成させる観点から、4mm以下であることが好ましい。
「流出側供給路103の管路の内部に気液界面Sを形成させる条件」について詳細に説明する。
流出側供給路103の水平部分103aの内部に気泡が流入した場合には、水平部分103aが水平であるため、気泡が管路の内面に付着した状態で管路の内部に滞留して、インクの流通を妨げることがある。そのため、流出側供給路103の水平部分103aを構成する管路は、図4に示すように、気液界面Sが形成されるような径が設定される。気液界面Sは、管路を流通するインクIを流通方向に分離するように管路の径方向に広がる面である。気液界面Sは、気泡と気泡周辺のインクとの境界面であり、気泡が溜まっている気体の空間を挟んで、インクの上流側及び下流側それぞれに形成される。換言すると、インクIは、気体の空間によって流通方向に分離される。
これにより、水平部分103aの管路の内部に気泡が流入した場合に、水平部分103aの管路の内部には、気泡により気液界面Sが形成される。気液界面Sは、水平部分103aの管路の内部にインクIが流通することによりインクに押されて、水平部分103aの内部をインクIとともに容易に移動することができる。このように、流出側供給路103の水平部分103aにおいて、インクIの流通が容易になる。その結果、流出側供給路103の水平部分103aの内部に気泡が流入した場合であっても、気泡が管路の内面に付着した状態で管路の内部に滞留することが低減されて、インクの流通を妨げることが低減される。
更に詳細には、一般的に、気泡により気液界面Sが形成されるためには、インクの表面張力をγ、密度をρ、重力加速度定数をgとすると、管路(チューブ)の半径は、{γ/(ρg)}^0.5よりも小さければよい。すなわち、第1内径d1の直径は、2×〔{γ/(ρg)}^0.5〕よりも小さい値に設定される。例えば、インクの表面張力が40mN/m、インクの密度が1000kg/mの場合には、第1内径d1の直径は4mm以下であればよい。そこで、本実施形態においては、第1内径d1(直径)が4mmのチューブを使用している。
流入側供給路102は、インクタンク23と往復式ポンプ230(後述)とをつないでいる。流入側供給路102は、インクタンク23に収容されるインクを往復式ポンプ230へ供給する。
流入側供給路102は、垂直部分102aを有する。本実施形態においては、垂直部分102aは、流入側供給路102において、インクタンク23と往復式ポンプ230との間の全部である。なお、流入側供給路102の垂直部分102aをインクタンク23と往復式ポンプ230との間の全部としたが、これに制限されない。例えば、流入側供給路102は、一部が垂直部分102aで構成され、一部が傾斜する部分で構成されていてもよい。流入側供給路102の一部が傾斜する部分で構成されていても、本発明の作用効果を奏することができる。
流入側供給路102が垂直部分102aを有しているため、流入側供給路102の垂直部分102aに気泡が流入した場合であっても、管路の内部の気泡は、浮力により垂直方向の上方に容易に移動する。これにより、流入側供給路102の垂直部分102aにおいては、管路の内部の気泡は、インクの流通の妨げとならないで移動する。従って、流入側供給路102の垂直部分102aにおいては、管路の内部に気液界面Sを形成させる必要がなく、第2内径d2の大きさは、気液界面Sを形成させる条件に制限されずに設定される。
流入側供給路102を構成する管路の内径は、第1内径d1よりも大きい第2内径d2である(d2>d1)。また、第1内径d1に対する第2内径d2の比率(d2/d1)は、1.6以上に設定される。
第2内径d2(直径)は、例えば、6.5mm以上20mm以下に設定される。第2内径d2は、詳細については後述するが、往復式ポンプ230の内部の負圧を0.1kPa以下とする観点から、6.5mm以上が好ましい。また、第2内径d2は、往復式ポンプ230のポンプ内タンク260の径よりも小さいという観点から、20mm以下が好ましい。
第1開閉弁110は、流入側供給路102の途中であって往復式ポンプ230(後述)のインク吸入口部241(後述)の近傍に設けられる。第1開閉弁110は、流入側供給路102を開放又は閉止可能に構成される。
第1開閉弁110が開放状態にある場合には、インクタンク23に収容されるインクは、流入側供給路102を通してポンプ機構24のポンプ内タンク260への流通が可能である。また、第1開閉弁110が閉止状態にある場合には、インクタンク23に収容されるインクは、ポンプ機構24のポンプ内タンク260への流通が不能である。
第2開閉弁111は、流出側供給路103の途中であって往復式ポンプ230(後述)のインク吐出口部242(後述)の近傍に設けられる。第2開閉弁111は、流出側供給路103を開放又は閉止可能に構成される。
第2開閉弁111が開放状態にある場合には、ポンプ機構24のポンプ内タンク260に収容されるインクは、流出側供給路103を通して記録ヘッド22への流通が可能である。また、第2開閉弁111が閉止状態にある場合には、ポンプ機構24のポンプ内タンク260に収容されるインクは、流出側供給路103を通して記録ヘッド22への流通が不能である。
第1開閉弁110及び第2開閉弁111としては、例えば、電磁式の開閉弁又は電動式の開閉弁が用いられる。第1開閉弁110及び第2開閉弁111は、不図示の弁開閉駆動部により開放状態又は閉止状態に切り替えられる。弁開閉駆動部(不図示)は、ポンプ制御部(不図示)に制御される。
図3に示すように、ポンプ機構24は、インク供給路101の途中に設けられる。ポンプ機構24は、往復式ポンプ230と、ピストン駆動部(不図示)とを備える。
往復式ポンプ230は、シリンダ240と、ピストン250と、ポンプ内タンク260と、を有しており、例えばシリンジポンプで構成される。
シリンダ240は、上下方向Zに延びる筒状に形成される。シリンダ240の上部は、開口している。シリンダ240の下部には、インク吸入口部241及びインク吐出口部242が形成される。インク吸入口部241は、流入側供給路102を介してインクタンク23に接続される。インク吐出口部242は、流出側供給路103を介して記録ヘッド22に接続される。
ピストン250は、シリンダ240の開口を塞ぐようにシリンダ240の内周面に当接した状態で、シリンダ240の内部に配置される。ピストン250は、シリンダ240の内部を上下方向Zに往復運動可能である。ピストン250の上面には、不図示のピストン駆動部が接続される。
ポンプ内タンク260は、インク供給路101を流通されるインクを一旦収容する。ポンプ内タンク260は、シリンダ240の内部におけるシリンダ240とピストン250とに挟まれる空間により構成される。
ピストン駆動部(不図示)は、ピストン250を上下方向Zに往復運動させることにより、ポンプ内タンク260の内部を加圧又は減圧する。ピストン駆動部(不図示)は、不図示のモーター等により駆動される。
ピストン駆動部(不図示)は、ピストン250が上下方向Zにおける下方向である加圧方向Z1に移動することにより、ポンプ内タンク260に収容されるインクを加圧する。
また、ピストン駆動部(不図示)は、ピストン250が上下方向Zにおける上方向である減圧方向Z2に移動することにより、ポンプ内タンク260に収容されるインクを減圧する。
以上の構成により、往復式ポンプ230は、ポンプ内タンク260の内部を加圧して、ポンプ内タンク260に収容されたインクをインク吐出口部242から流出側供給路103を介して記録ヘッド22へ供給する。また、ポンプ機構24は、ポンプ内タンク260の内部を減圧して、インクタンク23に収容されるインクをインク吸入口部241から流入側供給路102を介してポンプ内タンク260に補給する。
ポンプ機構24は、パージ動作時において、第1開閉弁110を閉止し且つ第2開閉弁111を開放した状態で、流出側供給路103の内部のインクの流量が所定の流量になるように、ポンプ内タンク260の内部を加圧する。ポンプ機構24は、不図示のポンプ制御部に制御される。
具体的には、例えば、記録ヘッド22がA3サイズ横状態(A3サイズの用紙における短辺が用紙搬送方向Pに平行に配置された状態)のA3サイズの用紙に印字が可能な長尺のラインヘッドで構成されて解像度が600dpiである場合には、パージ動作の際に、記録ヘッド22の内部を60kPaの圧力(正圧)で加圧する必要がある。
記録ヘッド22の内部に加わる圧力は、ポンプ機構24(往復式ポンプ230)によって発生される流出側供給路103における流量と比例する。ポンプ機構24が往復式ポンプ230を有する場合には、往復式ポンプ230は、記録ヘッド22の内部の圧力を一定とするように駆動されるのではなく、流出側供給路103の内部のインクの流量を一定とするように駆動される。記録ヘッド22の内部の圧力と流出側供給路103の内部の流量との比例係数は、記録ヘッド22の内部の流路抵抗である。本実施形態における記録ヘッド22の場合、記録ヘッド22の内部における圧力を60kPaとするには、流出側供給路103の内部のインクの流量が6mL/secとなるように、往復式ポンプ230を駆動する必要がある。
一方、ポンプ機構24は、パージ動作の後にインクタンクに収容されたインクをポンプ内タンク260に補給する補給動作において、第1開閉弁110を開き且つ第2開閉弁111を閉じた状態で、流入側供給路102の内部のインクの流量が、パージ動作時における流出側供給路103の内部の流量と同じ流量になるように、ポンプ内タンク260の内部を減圧する。ポンプ機構24は、不図示のポンプ制御部に制御される。
流出側供給路103の第1内径d1及び流入側供給路102の第2内径d2は、インクタンク23に収容されたインクをポンプ内タンク260に補給する補給動作において、流出側供給路103の内部のインクの流量をパージ動作時と同じ流量になるようにポンプ内タンク260を減圧した場合に、ポンプ内タンク260の内部の負圧が0.1kPa以下になるように構成される。
具体的には、本実施形態においては、第1内径d1を6.5mm、第2内径d2を4mmに設定している。この場合、インクの補給動作において、パージ動作時と同じインクの流量である6mL/secの流量になるように駆動しても、往復式ポンプ230のポンプ内タンク260の内部の負圧は、0.1kPa以下となる。
ポンプ機構24のポンプ内タンク260の内部の負圧を0.1kPa以下にすることにより、ポンプ内タンク260の内部及び流入側供給路102において、気泡の発生が低減される。
次に、図3及び図4を参照して、本実施形態のインクジェット記録装置1におけるポンプ機構24の動作について説明する。
本実施形態においては、例えば、インクジェット記録装置1が用紙Tに印刷するための印刷命令を受け付けたときに、印刷動作が実行される前に、所定のタイミングでパージ動作が行われる。
インクジェット記録装置1は、用紙Tに印刷するための印刷命令を受け付ける。
インクジェット記録装置1は、印刷動作の実行前に、パージ動作(インクタンク23から記録ヘッド22へインクを強制的に供給する動作)を開始する。ポンプ制御部(不図示)は、第1開閉弁110を閉止する(閉止状態を維持する)と共に第2開閉弁111を開放する(開放状態を維持する)。これにより、ポンプ機構24は、流出側供給路103を介して、記録ヘッド22へのインクの供給が可能となる。
次に、往復式ポンプ230のピストン250を加圧方向Z1に移動させる。具体的には、ポンプ制御部(不図示)は、流出側供給路103の内部のインクの流量が所定の第1流量になるように、ポンプ駆動部(不図示)を制御する。第1流量は、パージ動作の際に必要なインクを記録ヘッド22に供給するためのインクの流量である。本実施形態においては、第1流量は、例えば、6mL/secである。なお、流出側供給路103の内部を流通するインクの第1流量は、往復式ポンプ230から記録ヘッド22へ向かう方向がプラスである。
往復式ポンプ230のピストン250が加圧方向Z1に移動されることにより、流出側供給路103の内部のインクの流量は、第1流量になる。流出側供給路103の内部のインクの流量を第1流量にすることで、往復式ポンプ230のポンプ内タンク260の内部の圧力は、第1圧力P1(正圧)となる。例えば、第1圧力P1は、60kPaの正圧である。
これにより、ポンプ内タンク260に収容されるインクは、流出側供給路103を通して記録ヘッド22へ供給される。そして、記録ヘッド22に供給される大量のインクは、ノズルから噴射される。このように、ノズルの詰まりを解消する等のパージ動作が行われる。
ここで、流出側供給路103は、水平部分103aを有する。また、インクが第1流量で流通する流出側供給路103を構成する管路の内径は、第1内径d1である。また、第1内径d1は、インクの表面張力をγ、密度をρ、重力加速度定数をgとすると、2×〔{γ/(ρg)}^0.5〕よりも小さい値に設定される。本実施形態においては、第1内径d1(直径)が4mmのチューブを使用している。
そのため、図4に示すように、水平部分103aの管路の内部に気泡が流入した場合に、水平部分103aの管路の内部には、気泡が溜まった気体の空間により気液界面Sが形成される。インクIは、気体の空間により流通方向に分離されている。そのため、気液界面Sは、水平部分103aの管路の内部にインクIが流通することによりインクIに押されて、水平部分103aの内部をインクIとともにスムーズに移動される。このように、流出側供給路103の水平部分103aにおいて、インクIの流通が容易になる。その結果、流出側供給路103の水平部分103aの内部に気泡が流入した場合であっても、気泡が管路の内面に付着した状態で管路の内部に滞留することが低減されて、インクの流通を妨げることが低減される。従って、パージ動作を効率よく行うことができる。
パージ動作の開始から所定時間後、パージ動作が終了する。パージ動作を終了した時点においては、ピストン250は、パージ動作の開始前よりも、シリンダ240の内部における下方に位置している。また、ポンプ内タンク260に収容されるインクは、パージ動作の開始前よりも減少している。そのため、ポンプ内タンク260にインクを補給する必要がある。
次に、ポンプ内タンク260にインクを補給する。ポンプ制御部(不図示)は、第1開閉弁110を開放すると共に第2開閉弁111を閉止する。これにより、ポンプ機構24は、流入側供給路102を介して、インクタンク23からインクの補給が可能となる。
続けて、往復式ポンプ230のピストン250を減圧方向Z2に移動させる。具体的には、ポンプ制御部(不図示)は、流入側供給路102の内部のインクの流量がパージ動作時と同じ第1流量になるように、ポンプ駆動部(不図示)を制御する。本実施形態においては、第1流量は、前述のように、例えば、6mL/secである。なお、流入側供給路102の内部を流通するインクの第1流量は、インクタンク23から往復式ポンプ230へ向かう方向がプラスである。
往復式ポンプ230のピストン250が減圧方向Z2に移動されることにより、流入側供給路102の内部のインクの流量は、パージ動作時と同じ第1流量になる。流入側供給路102の内部のインクの流量をパージ動作時と同じ第1流量にすることで、往復式ポンプ230のポンプ内タンク260の内部の圧力は、第2圧力P2(負圧)となる。これにより、インクタンク23に収容されるインクは、流入側供給路102を通してポンプ内タンク260に補給される。
ここで、流入側供給路102を構成する管路の内径は、第1内径d1よりも大きい第2内径d2である(d2>d1)。第2内径d2は、パージ動作時と同じ第1流量でインクを移動させた場合に、ポンプ内タンク260の内部を減圧する際のポンプ内タンク260の内部の負圧が0.1kPa以下となるように構成されている。そのため、本実施形態においては、第2圧力P2は、0.1kPa以下の負圧である。
ここで、流入側供給路102を構成するチューブの第2内径d2を第1内径d1と同じ内径で構成した場合(d2=d1)における問題点について考察する。例えば、インクタンク23と往復式ポンプ230との間のチューブの長さが100mm、チューブの内径(第2内径d2=第1内径d1)が4mm、インクの粘度が6mPasの場合に、インクを補給する際に、インクの流量が6mL/secになるようにポンプ内タンク260の内部を減圧すると、ポンプ内タンク260の負圧は、0.6kPa程度になっていた。そのため、ポンプ内タンク260の内部の負圧が大きくなりすぎて、ポンプ内タンク260の内部に気泡を発生させてしまうという問題があった。
そこで、流入側供給路102を構成するチューブの第2内径d2を第1内径d1と同じ4mmの内径で構成した場合(d2=d1)には、ポンプ内タンク260の内部の負圧が0.1kPa以下になると気泡の発生が低減されることから、インクを補給する際には、流出側供給路103の内部のインクの流量を1mL/secにして、ポンプ内タンク260の内部の負圧を0.1kPa以下にしていた。しかし、流出側供給路103の内部のインクの流量を1mL/secにすると、インクの補給動作がパージ動作の6倍程度の時間を要することになり、パージ動作後のインクの補給動作において、多大な時間を要してしまうという問題があった。
これに対し、本発明においては、流入側供給路102を構成するチューブの内径は、第1内径d1よりも大きい第2内径d2に構成した(d2>d1)。そのため、インクの補給時において、パージ動作時と同じインクの流量になるようにポンプ内タンク260を減圧しても、ポンプ内タンク260の内部や流入側供給路102の内部において、気泡の発生を低減することができる。
特に、第1内径d1及び第2内径d2は、インクの補給動作における流入側供給路102の内部のインクの流量が、パージ動作時における流出側供給路103の内部のインクの流量と同じ流量になるようにポンプ内タンク260の内部を減圧した場合に、ポンプ内タンク260の内部の負圧が0.1kPa以下になるように構成されている。従って、往復式ポンプにインクを補給する際のインクの流量を確保してインクを補給する動作を効率よく行いつつ、気泡の発生を一層低減することができる。
また、流入側供給路102の内部に気泡の発生があっても、流入側供給路102が垂直部分102aを有するため、流入側供給路102の垂直部分102aにおいては、管路の内部の気泡は、インクの流通の妨げとならないで移動することができる。
次に、インクジェット記録装置1は、用紙Tに印刷を開始する。具体的には、インクジェット記録装置1は、第1開閉弁110を開放すると共に、第2開閉弁111を開放する。これにより、記録ヘッド22からインクが吐出されて記録ヘッド22のノズルに収容されるインクが減少した場合に、記録ヘッド22のノズルにおけるインクの表面張力により、インクは、インクタンク23から記録ヘッド22に補給される。そのため、インクタンク23に収容されるインクは、流入側供給路102及び流出側供給路103を経て、記録ヘッド22へ供給される。これにより、所定の印刷が行われる。
本実施形態のインクジェット記録装置1によれば、例えば、次のような効果が奏される。
本実施形態のインクジェット記録装置1においては、記録ヘッド22と、記録ヘッド22に供給されるインクを収容するインクタンク23と、インクタンク23に収容されるインクを記録ヘッド22へ供給するインク供給路101と、インク供給路101の途中に設けられ、インクタンク23に収容されるインクを一旦収容するポンプ内タンク260を有し、ポンプ内タンク260の内部を加圧してポンプ内タンク260に収容されるインクを記録ヘッド22へ供給すると共に、ポンプ内タンク260の内部を減圧してインクタンク23に収容されたインクをポンプ内タンク260に補給する往復式ポンプ230と、を備え、インク供給路101は、往復式ポンプ230から記録ヘッド22までインクを供給し且つ管路の内径が第1内径d1である流出側供給路103と、インクタンク23から往復式ポンプ230までインクを供給し且つ管路の内径が第1内径d1よりも大きい第2内径d2である流入側供給路102と、を有する。
そのため、インクの補給時において、ポンプ内タンク260の内部をパージ動作時と同じインクの流量になるように減圧した場合に、ポンプ内タンク260の内部や流入側供給路102の内部において、気泡の発生を低減することができる。これにより、往復式ポンプ230にインクを補給する際のインクの流量を確保してインクを補給する動作を効率よく行いつつ、気泡の発生を低減することができる。
また、本実施形態のインクジェット記録装置1においては、第1内径d1及び第2内径d2は、インクタンク23から記録ヘッド22へインクを強制的に供給する動作であるパージ動作の後にインクタンク23に収容されたインクをポンプ内タンク260に補給する補給動作において、補給動作における流入側供給路102の内部のインクの流量がパージ動作時における流出側供給路103の内部のインクの流量と同じ流量になるようにポンプ内タンク260の内部を減圧した場合に、ポンプ内タンク260の内部の負圧が0.1kPa以下になるように構成されている。そのため、インクを補給する際にポンプ内タンク260の内部の負圧を0.1kPa以下にすることができる。これにより、往復式ポンプにインクを補給する際のインクの流量を確保して補給動作を効率よく行いつつ、気泡の発生を一層低減することができる。
また、本実施形態のインクジェット記録装置1においては、流入側供給路102は、垂直部分102aを有する。そのため、インクの補給時において、流入側供給路102の垂直部分102aの内部に気泡の発生があっても、気泡がその浮力により垂直部分102aにおいて垂直方向の上方に容易に移動される。これにより、流入側供給路102の内部に気泡の発生があっても、流入側供給路102の垂直部分102aの管路の内部の気泡は、インクの流通の妨げとならないで移動することができる。
また、本実施形態のインクジェット記録装置1においては、流出側供給路103は、水平部分103aを有する。水平部分103aの第1内径d1は、表面張力をγ、密度をρ、重力加速度定数をgとした場合に、2×〔{γ/(ρg)}^0.5〕よりも小さい。
そのため、流出側供給路103の水平部分103aに気泡が流入した場合であっても、水平部分103aの管路の内部には、気泡が溜まった気体の空間により気液界面Sが形成される。インクIは、気体の空間により流通方向に分離されている。そのため、気泡により形成された気液界面Sは、インクの流通によりインクとともに容易に移動される。従って、流入側供給路102の水平部分103aにおいて、インクを記録ヘッド22にスムーズに移動させることができる。その結果、パージ動作を効率よく行うことができる。
以下、本発明の実施例及び比較例を用いて、本発明をより詳細に説明する。ただし、本発明は、以下の実施例のみに限定されるものでない。
まず、実施例及び比較例について説明する前に、本実施形態における図3に示す往復式ポンプ230のポンプ内タンク260の内部の負圧を求めるための一般的な計算式を示す。
流入側供給路102の管路の第2内径d2の内径をφ[m]、流入側供給路102の管路の長さをL[m]、流入側供給路102の管路の断面積をSt[m]、ポンプ内タンク260の断面積をSs[m]、インクの密度をρ[kg/m]、インクの粘度をμ[Pa・s]、流入側供給路102のチューブ内の流量をU[m/s]とした場合に、流入側供給路102の流体抵抗R[Ns/m]、流入側供給路102の圧力降下P1[Pa]、及び流入側供給路102からポンプ内タンク260への圧力降下P2[Pa]は、下記の(1)(2)(3)式により求められる。
R=128μL/(πφ)・・・(1)
P1=R×U={128μL/(πφ)}×U・・・(2)
P2={1−(St/Ss)}×0.5ρ×(U/St)={(1/St)−(1/Ss)}×0.5ρU・・・(3)
そして、往復式ポンプ230のポンプ内タンク260の内部の負圧P[Pa]は、(1)〜(3)式を用いて、一般的に、次の(4)式により求められる。
P=P1+P2=R×U+P2={128μL/(πφ)}×U+{(1/St)−(1/Ss)}×0.5ρU・・・(4)
次に、実施例及び比較例について説明する。
(実施例)
実施例は、図3に示すインク供給部100において、管路の長さLが100[mm]、管路の内径φ(第2内径d2)が6.5[mm]、管路の断面積Stが3.3×10−5[m]の流入側供給路102を使用した。また、管路の内径φ(第1内径d1)が4[mm]の流出側供給路103を使用した。これにより、流入側供給路102の管路の第2内径d2は、第1内径d1よりも径が大きい(d2>d1)ものを使用している。また、ポンプ内タンク260の断面積Ssが1.3×10−3[m]の往復式ポンプ230を使用した。また、インクの密度ρが1000[kg/m]、インクの粘度μが6[mPa・s]のインクを使用した。また、流入側供給路102のチューブ内の流量Uを6[mL/sec]とした。
実施例におけるポンプ内タンク260の内部の負圧P[Pa]に関して、上記(4)式により、計算値は、P=0.098[kPa]となる。
(比較例)
比較例は、図3に示すインク供給部100において、実施例の流入側供給路102に代えて、管路の長さLが100[mm]、管路の内径φ(第2内径d2)が4.0[mm]、管路の断面積Stが1.3×10−5[m]の流入側供給路102を使用した。また、管路の内径φ(第1内径d1)が4[mm]の流出側供給路103を使用した。これにより、流入側供給路102の管路の第2内径d2は、第1内径d1と同じ径である(d2=d1)ものを使用している。その他は、実施例と同一のものを使用した。また、流入側供給路102のチューブ内の流量Uも、実施例と同様に、6[mL/sec]とした。
比較例におけるポンプ内タンク260の内部の負圧P[Pa]に関して、上記(4)式により、計算値は、P=0.685[kPa]となる。
実施例及び比較例について、以下の評価を行った。
流入側供給路102の管路の第2内径d2(φ)が6.5[mm](実施例)の場合、及び、流入側供給路102の管路の第2内径d2(φ)が4[mm](比較例)の場合において、流入側供給路102のチューブ内の流量Uを実施例及び比較例で同一の6[mL/sec]としたときに、気泡の発生の有無について目視にて確認した。
具体的な評価環境としては、実施例及び比較例において、溶存酸素濃度のバラツキを考慮して、インクを収容した3つのインクタンク23を使用した。3つのインクタンク23は、ゲージ圧力が−90[kPa]の状態で、24時間真空脱気した後、常温常圧で24時間放置されたものである。往復式ポンプ230のポンプ内タンク260の内部の負圧を測定するために、往復式ポンプ230のポンプ内タンク260に、圧力計(キーエンスAP−11S)を取り付けた。
また、具体的な評価方法としては、実施例及び比較例において、第1開閉弁110を閉じると共に第2開閉弁111を開いて、インクが往復式ポンプ230に充填される側に移動するインクの流量を6[mL/sec]とした。そして、往復式ポンプ230のポンプ内タンク260の内部の負圧を実際に測定すると共に、気泡が発生したか否かについて目視にて観察した。これらの作業を、3つのインクタンク23それぞれについて、3つのインクタンク23それぞれを交換することにより行った。
以下の判定基準で評価を行った。
×:3つのどのインクタンク23を使用した場合にも気泡の発生がある。
△:3つのインクタンク23のうちのどれかを使用した場合に気泡の発生がある。
○:3つのインクタンク23のどれを使用しても気泡の発生がない。
評価結果を以下の表1に示す。
Figure 2012206347
実施例及び比較例において、実施例は気泡の発生がなく(判定:○)、比較例は気泡の発生がある(判定:×)ことが確認された。なお、ポンプ内タンク260の内部の負圧は、計算値と実測値とでほぼ一致した。
以上の実験結果により、実施例においては、流入側供給路102の管路の第2内径d2を第1内径d1よりも大きい径(d2>d1)であり、ポンプ内タンク260の内部の負圧が0.1kPa以下であるという条件で、気泡の発生がないことが確認された。また、比較例においては、第2内径d2と第1内径d1とが同じ径(d1=d2)であり、ポンプ内タンク260の内部の負圧が0.1kPaよりも大きいという条件で、気泡の発生があることが確認された。
従って、実施例におけるインク供給部100について、往復式ポンプ230にインクを補給する際のインクの流量を確保してインクを補給する動作を効率よく行いつつ、気泡の発生を低減することができることを確認することができた。
また、実施例におけるインク供給部100について、インクを補給する際にポンプ内タンク260の内部の負圧を0.1kPa以下にすることで、往復式ポンプにインクを補給する際のインクの流量を確保して補給動作を効率よく行いつつ、気泡の発生を一層低減することができることを確認することができた。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、種々の形態で実施することができる。
1……インクジェット記録装置、22……記録ヘッド、23……インクタンク、101……インク供給路、102……流入側供給路、102a……垂直部分、103……流出側供給路、103a……水平部分、230……往復式ポンプ、260……ポンプ内タンク

Claims (5)

  1. インク噴射用ノズルを有する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドに供給されるインクを収容するインクタンクと、
    前記インクタンクに収容されるインクを前記記録ヘッドへ供給するインク供給路と、
    前記インク供給路の途中に設けられ、前記インクタンクに収容されるインクを一旦収容するポンプ内タンクを有し、前記ポンプ内タンクの内部を加圧して前記ポンプ内タンクに収容されるインクを前記記録ヘッドへ供給すると共に、前記ポンプ内タンクの内部を減圧して前記インクタンクに収容されたインクを前記ポンプ内タンクに補給する往復式ポンプと、を備え、
    前記インク供給路は、筒状の管路により構成されており、前記往復式ポンプから前記記録ヘッドまでインクを供給し且つ前記管路の内径が第1内径である流出側供給路と、前記インクタンクから前記往復式ポンプまでインクを供給し且つ前記管路の内径が前記第1内径よりも大きい第2内径である流入側供給路と、を有する
    インクジェット記録装置。
  2. 前記第1内径及び前記第2内径は、前記インクタンクから前記記録ヘッドへインクを強制的に供給する動作であるパージ動作の後に前記インクタンクに収容されたインクを前記ポンプ内タンクに補給する補給動作において、前記補給動作における前記流入側供給路の内部のインクの流量が前記パージ動作時における前記流出側供給路の内部のインクの流量と同じ流量になるように前記ポンプ内タンクの内部を減圧した場合に、前記ポンプ内タンクの内部の負圧が0.1kPa以下になるように構成されている
    請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記流入側供給路は、垂直部分を有する
    請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記流出側供給路は、水平部分を有する
    請求項1から3のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記水平部分の前記第1内径は、表面張力をγ、密度をρ、重力加速度定数をgとした場合に、2×〔{γ/(ρg)}^0.5〕よりも小さい
    請求項4に記載のインクジェット記録装置。
JP2011073371A 2011-03-29 2011-03-29 インクジェット記録装置 Active JP5699014B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011073371A JP5699014B2 (ja) 2011-03-29 2011-03-29 インクジェット記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011073371A JP5699014B2 (ja) 2011-03-29 2011-03-29 インクジェット記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012206347A true JP2012206347A (ja) 2012-10-25
JP5699014B2 JP5699014B2 (ja) 2015-04-08

Family

ID=47186545

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011073371A Active JP5699014B2 (ja) 2011-03-29 2011-03-29 インクジェット記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5699014B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005035187A (ja) * 2003-07-16 2005-02-10 Canon Finetech Inc 記録装置
JP2006168341A (ja) * 2004-11-16 2006-06-29 Canon Finetech Inc インク供給装置
JP2007185905A (ja) * 2006-01-16 2007-07-26 Konica Minolta Holdings Inc インクジェット記録装置のメンテナンス方法及びメンテナンス装置
JP2007261160A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Canon Inc 記録装置
JP2007313884A (ja) * 2006-04-27 2007-12-06 Toshiba Tec Corp インクジェット装置およびその制御方法
JP2011025487A (ja) * 2009-07-24 2011-02-10 Kyocera Mita Corp 記録ヘッドの回復装置及びそれを備えたインクジェット記録装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005035187A (ja) * 2003-07-16 2005-02-10 Canon Finetech Inc 記録装置
JP2006168341A (ja) * 2004-11-16 2006-06-29 Canon Finetech Inc インク供給装置
JP2007185905A (ja) * 2006-01-16 2007-07-26 Konica Minolta Holdings Inc インクジェット記録装置のメンテナンス方法及びメンテナンス装置
JP2007261160A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Canon Inc 記録装置
JP2007313884A (ja) * 2006-04-27 2007-12-06 Toshiba Tec Corp インクジェット装置およびその制御方法
JP2011025487A (ja) * 2009-07-24 2011-02-10 Kyocera Mita Corp 記録ヘッドの回復装置及びそれを備えたインクジェット記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5699014B2 (ja) 2015-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8622533B2 (en) Inkjet recording apparatus and method for removing air bubbles in inkjet recording apparatus
JP5531872B2 (ja) 液体吐出ヘッドユニット及び画像形成装置
JP5488052B2 (ja) 液体噴射装置
JP5277506B2 (ja) インクジェット記録ヘッド、インク貯留装置
JP6256692B2 (ja) 液体噴射装置及びその制御方法
JP5271837B2 (ja) インクジェット記録装置
KR20080104508A (ko) 잉크젯 화상형성장치
JP5376300B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2009285837A (ja) 印刷装置、インク循環方法およびインク初期導入方法
JP2010162783A (ja) 画像形成装置
JP2017209844A (ja) 液体を吐出する装置
JP2009274386A (ja) 液滴吐出装置
JP5460411B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2008037642A (ja) 記録媒体搬送機構及び液滴吐出装置
JP4931610B2 (ja) 液体吐出装置、画像形成装置、液体吐出方法
JP2011025487A (ja) 記録ヘッドの回復装置及びそれを備えたインクジェット記録装置
JP5699014B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2012030398A (ja) インクジェット記録装置
JP2015180554A (ja) 液体噴射装置
JP2018099829A (ja) ヘッドクリーニング機構およびそれを備えたインクジェット記録装置
JP2011201149A (ja) インクジェット記録装置
JP2008200914A (ja) インクジェット記録装置およびインク供給方法
US11040538B2 (en) Inkjet printer and maintenance method
JP5776806B2 (ja) 液体噴射装置
JP2004345316A (ja) 画像形成装置およびインクカートリッジ

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20120803

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131023

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131029

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140805

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140925

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5699014

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150