JP2012200845A - 電動工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 モータの冷却性能を向上できるように改良された電動工具を提供する。
【解決手段】 冷却風をハウジング105内に導入する冷却風導入口129を有する電動工具であって、冷却風導入口129を覆うようにハウジング105に取外し自在に取付けられた防塵アタッチメント141を有する。防塵アタッチメント141は、冷却風の冷却風導入口129からの導入方向と交差する端部面143と、当該端部面143に形成され、冷却風の通過を許容しつつ塵埃の通過を許容せず、当該塵埃を捕捉可能な第1開口145と、第1開口145と異なる方向に開口された第2開口149と、を有し、常時には、冷却風は、第1開口145から冷却風導入口129を通じてハウジング内部に導入され、当該第1開口145が塵埃の捕捉によって目詰まりを起こした場合には、第2開口149が冷却風のハウジング内への流通量を確保する構成とした。
【選択図】 図9

Description

本発明は、ハウジングに形成された冷却風導入口から塵埃がハウジング内部に侵入することを防止するための防塵アタッチメントを備えた電動工具に関する。
電動工具によって加工作業をする場合、加工作業の種類によっては、粉塵が発生することがある。このため、冷却ファンによってハウジング外部の空気(外気)を吸気口からハウジング内部に吸引して排気口から排出することでモータの冷却を行う電動工具においては、加工作業時に発生する粉塵等の塵埃がハウジング内部へ侵入することを防止するべく、吸気口に塵埃を捕捉するためのフィルター部材を備えている。実開平2−8559号公報(特許文献1)は、ハウジングの吸気口を覆うように袋状のフィルター部材が取付けられた電動工具(丸鋸)を開示している。
上記公報記載のフィルター部材の場合、粉塵のような塵埃を捕捉可能とするために細かい網目構造にすると、目詰まりを引き起こし易く、目詰まりを起こした場合、モータの冷却に必要とされる風量が減少し、冷却性能が低下してしまうという点でなお改良の余地がある。
実開平2−8559号公報
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、モータの冷却性能を向上できるように改良された電動工具を提供することをその目的とする。
上記課題を達成するため、本発明に係る電動工具の好ましい形態によれば、先端工具を駆動するモータと、モータを収容するハウジングと、ハウジングに収容され、モータにより回転駆動されて当該ハウジング内に冷却風を流通させる冷却ファンと、冷却風をハウジング内部に導入するべく当該ハウジングに形成された冷却風導入口と、を有する。本発明における「電動工具」は、典型的には、先端工具が回転駆動することで被加工材の切断作業を行う石工用カッター(丸鋸タイプ)がこれに該当するが、当該石工用カッターに限らず、モータを冷却するべく当該モータを収容するハウジングに冷却風導入口を備えた電動工具を広く包含する。
本発明によれば、特徴的構成として、電動工具は、冷却風導入口を覆うようにハウジングに取外し自在に取付けられる防塵アタッチメントを有する。防塵アタッチメントは、冷却風の冷却風導入口からの導入方向と交差する端部面と、当該端部面に形成され、冷却風の通過を許容しつつ塵埃の通過を許容せず、当該塵埃を捕捉可能な第1開口と、第1開口と異なる方向に開口された第2開口と、を有する。そして、常時には、冷却風は、第1開口から冷却風導入口を通じてハウジング内部に導入され、当該第1開口が塵埃の捕捉によって目詰まりを起こした場合には、第2開口が冷却風のハウジング内への流通量を確保する構成とした。
本発明に係る防塵アタッチメントによれば、先端工具をモータにより駆動して所定の加工作業を行う場合において、冷却ファンが回転駆動することにより、モータを冷却するためにハウジングの冷却風導入口を通じてハウジング内部に導入される冷却風は、防塵アタッチメントの第1開口を経て導入される。これにより、モータの冷却に必要な風量を確保しつつ、塵埃がハウジング内部へ侵入することを防止できる。一方、第1開口に捕捉された塵埃が当該第1開口に付着堆積して目詰まりを起こした場合には、当該目詰まりによる風量の減少分を第2開口から流入される風量で補うことでモータの冷却に必要とされる風量を確保することができる。
すなわち、本発明の好ましい形態によれば、第1開口は、冷却風の冷却風導入口からの導入方向と交差する端部面に形成され、これに対し第2開口は、第1開口と異なる方向に開口された構成としている。したがって、冷却風の冷却風導入口からの導入方向と交差する端部面に形成された第1開口は、当該第1開口と異なる方向に開口されている第2開口に比べて冷却風が流通し易い構成である。このため、常時には、冷却風は、主として第1開口から導入されるが、第1開口が目詰まりを起こして吸引力が低下した場合には、それに伴い第2開口側の吸引力が大きくなり、当該第2開口を経てハウジング内に流入する風量が増加する。これによりモータの冷却に必要とされる風量を確保できる。なお、本発明における「異なる方向」とは、典型的には、冷却風の冷却風導入口からの導入方向と平行な壁面に形成されている態様がこれに該当するが、冷却風の冷却風導入口からの導入方向に対して傾斜している態様等を好適に包含する。
本発明の更なる形態によれば、第1開口には、冷却風の通過を許容しつつ塵埃の通過を許容せず、当該塵埃を捕捉可能なフィルター部材が配置され、これによって当該第1開口が構成されている。なお「フィルター部材」とは、金属製あるいは樹脂繊維製等の網目状部材、あるいは多孔質シート等、を広く包含する。
本発明の更なる形態によれば、防塵アタッチメントの内部には、補強リブが形成されており、当該補強リブは、第1開口からの冷却風の流入を区分して、第2開口の冷却風の吸引力を低減させる部材を兼用する構成としている。
この形態によれば、補強リブは、防塵アタッチメントの強度を補強する他、第2開口の防塵アタッチメント内部との連接部位の背圧を高くして当該第2開口の吸引力を減ずるように機能する。これにより、常時には冷却風の導入が第1開口を主体として行なわれるように調整できる。
本発明の更なる形態によれば、防塵アタッチメントは、当該防塵アタッチメントをハウジングに係止する係止部材を有する。そして冷却風導入口が、係止部材が係止される受け孔を兼用する構成としている。
この形態によれば、ハウジングに形成された冷却風導入口を利用して防塵アタッチメントをハウジングに取付けることができるため、ハウジングにアタッチメント取付けのために特別の加工を施す必要がなく、合理的な取付構造が提供される。
本発明の更なる形態によれば、係止部材は、冷却風導入口に挿入可能に突出された本体部と、当該本体部の挿入方向先端側に形成された爪部とを有し、本体部が冷却風導入口に挿入された場合、当該冷却風導入口の挿入方向入り口側の縁部で突出方向と交差する方向に押されて変形し、これにより爪部が冷却風導入口の挿入方向奥側の縁部に係止される構成とした。
この形態によれば、防塵アタッチメントの係止部材をハウジングの冷却風導入口に挿入するだけで、防塵アタッチメントをハウジングに簡単に取付けることができ、また当該取付状態を確保することができる。
本発明の更なる形態によれば、電動工具は、ハウジングの下方に連接され、被加工材上に載置可能なベースを有する一方、先端工具として、モータにより回転駆動されることで被加工材を切断する回転刃を備えた石工用カッターとして構成されている。そして防塵アタッチメントの端部面は、平坦に形成され、電動工具を載置する場合の載置面を構成している。
石工用カッターでは、回転刃が上側になるようにハウジングを直立状に載置した状態で回転刃の交換作業を行うが、この形態によれば、防塵アタッチメントの端部面を平坦にして載置面を構成したことにより、当該載置面を利用して床面等にハウジングを安定して載置することができる。
本発明によれば、モータの冷却性能を向上できるように改良された電動工具が提供されることとなった。
本実施の形態に係る石工用カッターの全体構成を示す斜視図である。 石工用カッターの全体構成を示す背面図である。 石工用カッターの内部構造を示す断面図である。 図2のA−A線断面図である。 図2のB−B線断面図である。 図2のC−C線断面図である。 防塵カバーを外側から見た斜視図である。 防塵カバーを内側から見た斜視図である。 防塵カバーが取付けられた石工用カッターを示す斜視図である。 防塵カバーが取付けられた石工用カッターの背面図である。 防塵カバーが取付けられた石工用カッターの断面図である。 図10のD−D線断面図である。 図10のE−E線断面図である。 図10のF−F線断面図である。
以下、本発明の実施の形態につき、図1〜図14を参照しつつ詳細に説明する。本実施の形態は、電動工具の一例として石工用カッター(丸鋸タイプ)を用いて説明する。図1〜図3に示すように、本実施の形態に係る石工用カッター100は、概括的に見て、石膏ボード等の被加工材上に載置可能なベース111と、ベース111の上方に配置されて当該ベース111と連接される工具本体部としてのカッター本体部101と、カッター本体部101に連接されて作業者が把持する略D形のハンドグリップ109とを主体として構成される。
カッター本体部101は、鉛直面内で回転される円板状のブレード113を収容するブレードケース103と、駆動モータ115及び冷却ファン114を収容したモータハウジング105と、駆動モータ115の回転出力をブレード113に伝達するための動力伝達機構117を収容したギアハウジング107とを主体として構成され、これらにより石工用カッター100の外郭を構成している。モータハウジング105は、本発明における「ハウジング」に対応し、ブレード113は、本発明における「回転刃」に対応する。なお、ブレードケース103とギアハウジング107は一体に形成されている。また、モータハウジング105は、筒形に形成されており、ブレード113による切断方向(石工用カッター100の移動方向)の後方から見てギアハウジング107の右側方に配置されるとともに、長軸方向の一端側において当該ギアハウジング107に複数のねじ106によって接合されている。
石工用カッター100を操作して切断作業を行い、あるいは持ち運ぶために備えられるハンドグリップ109は、カッター本体部101の上面側に配置されるとともに、モータハウジング105に連接されており、作業者が引き操作することで駆動モータ115を通電駆動するトリガスイッチ109aを備えている。
モータハウジング105内に収容される駆動モータ115は、図3に示すように、回転子115aと、モータハウジング105にネジ等の止着手段によって固定される固定子115bとから構成されるとともに、その回転軸線方向が切断作業時における石工用カッター100の移動方向、すなわち切断方向と直交する方向となるように配置されている。駆動モータ115は、本発明における「モータ」に対応する。
駆動モータ115の回転出力は、出力軸121から歯車式の動力伝達機構117を介してブレード113が装着されるブレード軸127に減速して伝達される構成とされる。出力軸121とブレード軸127は、互いに平行に配置される。動力伝達機構117は、図3に示すように、駆動モータ115の出力軸121に設けた小径平歯車と、当該小径平歯車123に噛合い係合する大径平歯車125と、当該大径平歯車125と共に回転するブレード軸127とを主体として構成される。ブレード113は、ベース111の一端部(切断方向と交差する方向の端部)に配置されるとともに、その下縁部が、当該ベース111の下方に突出されている。
上記のように構成された石工用カッター100において、作業者は、ハンドグリップ109を把持するとともに、トリガスイッチ109aの引き操作により駆動モータ115を通電駆動してブレード113を回転駆動した状態で、石工用カッター100を被加工材上に載置して前方へ移動させることにより、ブレード113による当該被加工材の切断作業を遂行することができる。
次に駆動モータ115の冷却構造につき説明する。図3には、冷却風の流れを矢印で示す。駆動モータ115の出力軸121には、モータハウジング105に冷却風を流通させる冷却ファン114が当該出力軸121と一体回転するように取り付けられている。駆動モータ115の通電駆動によって冷却ファン114が回転されると、当該冷却ファン114が回転駆動することでモータハウジング105内に発生する吸引力によってモータハウジング105の長軸方向の端面105aに形成された吸気風窓129から冷却風が導入(吸入)される。モータハウジング105内に吸入された冷却風は、当該モータハウジング105内をギアハウジング107側へ流通することで駆動モータ115を冷却する。その後、冷却風は冷却ファン114の径方向に流れるとともに、バッフルプレート131により方向転換され、更にモータ長軸方向へと案内されつつモータハウジング105からギアハウジング107側へと流入後、ギアハウジング107あるいはブレードケース103に形成された図示省略の排気口を経て外部へ排出される。モータハウジング105の端面105aは、図1に示すように、当該モータハウジング105の長軸方向(駆動モータ115の回転軸線方向)と交差する平坦状の端面とされ、この平坦状の端面105aに吸気風窓129が形成されている。したがって、冷却風は、図4〜図6に矢印Wで示すように、吸気風窓129を経てモータハウジング105の長軸方向に導入される。この冷却風の導入方向Wが、本発明における「冷却風の冷却風導入口からの導入方向」に対応する。吸気風窓129は、横格子状の複数のスリットによって構成されている。吸気風窓129は、本発明における「冷却風導入口」に対応する。
上記冷却構造の場合、駆動モータ115の通電駆動中において、吸気風窓129から粉塵のみならず小石等が吸い込まれ、駆動モータ115を損傷する可能性がある。そこで、本実施の形態に係る石工用カッター100は、かかる不具合を解消するべくモータハウジング105に形成された吸気風窓129を覆うための防塵カバー141を備えている。防塵カバー141は、本発明における「防塵アタッチメント」に対応する。
図7及び図8に防塵カバー141の全体構成が示される。本実施の形態に係る防塵カバー141は、硬質樹脂製であり、一面が開放された略矩形箱型に形成されており、図9に示すように、モータハウジング105の端部に外側から被さるように取外し自在に取付けられる。防塵カバー141は、モータハウジング105に取付けられた状態において、駆動モータ115の回転軸線方向(冷却風の吸気風窓129からの導入方向W)と交差する端部壁143と、当該回転軸線方向に対し概ね平行をなす周壁(側壁)147とを有する。端部壁143は、本発明における「端部面」に対応する。
防塵カバー141の端部壁143には、モータハウジング105の吸気風窓129からの冷却風の導入方向Wと同方向に貫通する第1吸気口145が形成されている。第1吸気口145は、本発明における「第1開口」に対応する。第1吸気口145には、冷却風の通過を許容するが、粉塵等の塵埃については通過を許容することなく捕捉可能なフィルター部材146(図12〜図14参照)が設けられている。フィルター部材146は、金属製の網目状シート部材(メッシュシート部材)として形成されており、防塵カバー141の成型時に当該第1吸気口145を横切るようにインサート成形される。
防塵カバー141の周壁147には、吸気風窓129からの冷却風の導入方向Wと交差する方向に貫通する第2吸気口149が形成されている。第2吸気口149は、本発明における「第2開口」に対応する。第2吸気口149は、防塵カバー141の長軸方向(モータハウジング105の長軸方向)に概ね平行に延在する、冷却風及び粉塵等の塵埃が通過することを許容する大きさの複数のスリットによって構成されており、周壁147の周方向全体にわたって所定の間隔で形成されている。
上記のように、第1吸気口145は、吸気風窓129からの冷却風の導入方向W、すなわち冷却ファン114による冷却風の吸引方向と同一方向に貫通され、冷却風が流入し易い。これに対し、第2吸気口149は、吸気風窓129からの冷却風の導入方向Wに対して交差する方向に貫通されており、第1吸気口145に比べて冷却風が流入し難い。このため、常時には、冷却風は、主として第1吸気口145から導入される、第1吸気口145のフィルター部材146が目詰まりを起こして第1吸気口145からの風量が減少した場合には、当該目詰まりによる風量の低下を補う形で第2吸気口149から導入される風量が増加する。すなわち、第2吸気口149は、第1吸気口145のフィルター部材146が目詰まりを起こした場合に、冷却風のモータハウジング105への流通量を確保する吸気口として設定されている。
加えて、本実施の形態では、防塵カバー141を補強するべく形成された補強リブ151によって第1吸気口145から導入される冷却風の流れを複数に区分している。補強リブ151は端部壁143の外面側から内面側へと直線状に延在され、その側面が第2吸気口149の出口と対向されている。これにより、補強リブ151は、常時において、第2吸気口149の背圧を高くして吸引力を減ずる部材として作用する。すなわち、本実施の形態では、上記した第1吸気口145と第2吸気口149の開口方向を異ならせることのみならず、第1吸気口145から導入される冷却風流れを複数に区分する補強リブ151によって、第2吸気口149の吸引力を減じさせることで、冷却風の導入が第1吸気口145を主体として行われるように構成している。
従って、本実施の形態によれば、常時には、主として第1吸気口145によって駆動モータ115の冷却風量を確保しつつ、塵埃がモータハウジング105の内部へ侵入することを防止でき、一方、第1吸気口145が目詰まりを起こした場合には、当該目詰まりによる風量の減少分を第2吸気口149によって補うことで駆動モータ115の冷却風量を確保することができる。
次に防塵カバー141のモータハウジング105に対する取付構造につき説明する。防塵カバー141は、開放側を前にしてモータハウジング105の端部に向けて直線的に移動させることで周壁147の先端側(開放側端部)がモータハウジング105の端部外面に被さる(嵌合する)ように取付けられる。なお、防塵カバー141の周壁147には、当該周壁147の対向する2箇所を内径方向に凹ませることで形成した把持部153が設けられ、当該把持部153を手指で掴んでモータハウジング105に対する取付けあるいは取外しを行うことを可能としている。
図8に示すように、把持部153を構成する内径方向の凹み領域のうち端部壁143と平行な壁面内側には、当該壁面に対し交差状(従って、モータハウジング105の端面105aに対して交差状)に突出する所定長さの複数の係止片155が一体に設けられている。係止片155は、防塵カバー141の周方向の対向する2箇所に各2個ずつ設けられる。係止片155は、防塵カバー141の長軸方向(取付方向)に所定長さで突出する本体部157と、当該本体部157の先端に防塵カバー141の中心側に向かって突出するように設けたフック状の爪159とからなり、モータハウジング105の空気風窓129を受け孔として係止する構成とされる。係止片155は、本発明における「係止部材」に対応する。
係止片155の本体部157の基部側には、爪159の突出方向と反対側の背面に突部157aが形成されている。突部157aは、空気風窓129を構成する当該スリットに係止片155を挿入した際、挿入過程の終盤においてスリットの外側縁部、すなわち挿入方向入り口側(外側)の縁部で押圧されるように設定されている。これにより本体部157が弾性変形するとともに、爪159がスリットの内側縁部、すなわち挿入方向奥側(内側)の縁部に係止する構成としている。
このように構成したことで、作業者は、把持部153を掴んで防塵カバー141の係止片155をモータハウジング105の空気風窓129内に挿入するだけで、当該防塵カバー141をモータハウジング105の端部外面に被さるように簡単に取付けることができる。なお、防塵カバー141の取付時においては、係止片155の爪159がスリットの内側縁部に係止されるとき、防塵カバー141の補強リブ151の突出方向端面がモータハウジング105の端面105aに接触する。これにより防塵カバー141は、取付け及び取外し方向に関して位置決めされる。このため、爪159が外れ難くなり、取付状態が確保される。
上記のように、本実施の形態によれば、モータハウジング105の空気風窓129を係止片155の受け孔として利用して取付ける構成としたので、モータハウジング105に防塵カバー141の取付けのために特別の加工を施す必要がない。
なお、防塵カバー141は、把持部153を掴んで手前に引っ張ることで、係止片155の本体部157を弾性変形させて爪159の係止を解除し、モータハウジング105から取外すことができる。
以上のように、本実施の形態によれば、常時には、冷却風は、主としてフィルター部材146が設けられた第1吸気口145から導入されることで、冷却風量を確保しつつ、粉塵等の塵埃あるいは塵埃に含まれる小石等の異物等の侵入を防止して駆動モータ115を保護することができる。一方、第1吸気口145のフィルター部材146が目詰まりを起こした場合には、当該目詰まりに伴う吸入風量の低下を第2吸気口149によって補うため、目詰まりによる早期の駆動モータ115の焼損を防止することができる。このため、切断作業を中断して防塵カバー141の掃除を行う必要がなく、作業能率の向上を図ることができる。
また、本実施の形態によれば、防塵カバー141をモータハウジング105から取外すことが可能なため、作業の終了後において、防塵カバー141をモータハウジング105から取外し、フィルター部材146の目詰まりを掃除することができる。
石工用カッター100の場合、ブレード113が上側になるように、モータハウジング105を床面に直立状に載置した状態でブレード113の交換作業を行うが、本実施の形態によれば、防塵カバー141の端部壁143を平坦にしたことにより、当該端部壁143を載置面としてモータハウジング105を安定して載置することができる。
なお、本実施の形態では、金属製の網目状シート部材によってフィルター部材146を構成したが、樹脂繊維製の網目状シート部材あるいは樹脂製の多孔質シートによって構成してもよい。また、第2吸気口149は、長軸方向に長いスリットによって構成したが、この構成に変え、周方向に長いスリット、あるいは丸孔、角孔に変更してもよい。また、第2吸気口149は、周壁147の全体に設けたが、周壁147の一部に設ける構成に変更してもよい。
また、本実施の形態は、電動工具として石工用カッター100の場合で説明したが、石工用カッター100に限らず、一般的な丸鋸、あるいはグラインダーあるいはサンダーのような研削・研磨作業を行う工具等、加工作業によって細かな粉塵が発生する電動工具であれば、適用可能である。
(態様1)
「請求項1に記載の電動工具であって、
前記防塵アタッチメントは、前記冷却風の前記冷却風導入口からの導入方向と交差する端部壁と、前記冷却風の前記冷却風導入口からの導入方向と平行な周壁とを有する、一面が開放された箱型に形成されており、前記端部壁には前記第1開口が形成され、前記周壁には前記第2開口が形成されていることを特徴とする電動工具。」
(態様2)
「態様1に記載の電動工具であって、
前記防塵アタッチメントは、前記ハウジングの端部外面に嵌合状に取付けられることを特徴とする電動工具。」
(態様3)
「請求項2に記載の電動工具であって、
前記フィルター部材は、網目状シート部材によって構成されていることを特徴とする電動工具。」
(態様4)
「請求項1に記載の電動工具であって、
前記第2開口は、塵埃の通過を許容するように設定されていることを特徴とする電動工具。」
100 石工用カッター
101 カッター本体部
103 ブレードケース
105 モータハウジング(ハウジング)
105a 端面
106 ねじ
107 ギアハウジング
109 ハンドグリップ
109a トリガスイッチ
111 ベース
113 ブレード(回転刃)
114 冷却ファン
115 駆動モータ(モータ)
115a 回転子
115b 固定子
117 動力伝達機構
121 出力軸
123 小径平歯車
125 大径平歯車
127 ブレード軸
129 吸気風窓(冷却風導入口)
131 バッフルプレート
141 防塵カバー(防塵アタッチメント)
143 端部壁(端部面)
145 第1吸気口(第1開口)
146 フィルター部材
147 周壁
149 第2吸気口(第2開口)
151 補強リブ
153 把持部
155 係止片(係止部材)
157 本体部
157a 突部
159 爪

Claims (6)

  1. 先端工具を駆動するモータと、
    前記モータを収容するハウジングと、
    前記ハウジングに収容され、前記モータにより回転駆動されて当該ハウジング内に冷却風を流通させる冷却ファンと、
    前記冷却風を前記ハウジング内に導入するべく当該ハウジングに形成された冷却風導入口と、を有する電動工具であって、
    前記冷却風導入口を覆うように前記ハウジングに取外し自在に取付けられた防塵アタッチメントを有し、
    前記防塵アタッチメントは、
    前記冷却風の前記冷却風導入口からの導入方向と交差する端部面と、
    前記端部面に形成され、冷却風の通過を許容しつつ塵埃の通過を許容せず、当該塵埃を捕捉可能な第1開口と、
    前記第1開口と異なる方向に開口された第2開口と、を有し、
    常時には、冷却風は、前記第1開口から前記冷却風導入口を通じて前記ハウジング内部に導入され、当該第1開口が塵埃の捕捉によって目詰まりを起こした場合には、前記第2開口が冷却風の前記ハウジング内への流通量を確保する構成としたことを特徴とする電動工具。
  2. 請求項1に記載の電動工具であって、
    前記第1開口には、冷却風の通過を許容しつつ塵埃の通過を許容せず、当該塵埃を捕捉可能なフィルター部材が配置され、これによって当該第1開口が構成されていることを特徴とする電動工具。
  3. 請求項1または2に記載の電動工具であって、
    前記防塵アタッチメントの内部には、補強リブが形成されており、当該補強リブは、前記第1開口からの冷却風の流入を区分して、前記第2開口の冷却風の吸引力を低減させる部材を兼用することを特徴とする電動工具。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載された電動工具であって、
    前記防塵アタッチメントは、当該防塵アタッチメントを前記ハウジングに係止するための係止部材を有し、前記冷却風導入口が、前記係止部材が係止される受け孔を兼用する構成としたことを特徴とする電動工具。
  5. 請求項4に記載の電動工具であって、
    前記係止部材は、前記冷却風導入口に挿入可能に突出された本体部と、当該本体部の挿入方向先端側に形成された爪部と、を有し、前記本体部が前記冷却風導入口に挿入された場合、当該冷却風導入口の挿入方向入り口側の縁部で突出方向と交差する方向に押されて変形し、これにより前記爪部が前記冷却風導入口の挿入方向奥側の縁部に係止されることを特徴とする電動工具。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の電動工具であって、
    前記電動工具は、前記ハウジングの下方に連接され、被加工材上に載置可能なベースを有する一方、前記先端工具として、前記モータにより回転駆動されることで被加工材を切断する回転刃を備えた石工用カッターとして構成されており、
    前記防塵アタッチメントの前記端部面は、平坦に形成され、前記電動工具を載置する場合の載置面を構成していることを特徴とする電動工具。
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