JP2012199288A - バックライト装置および液晶ディスプレイ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来よりも液晶ディスプレイ装置の色再現性を高める。
【解決手段】バックライト装置は、440nm以上460nm以下の波長域に発光ピークを持つ青色光を出射する青色LED19と、500nm以上595nm以下の波長域に発光ピークを持つ緑色光を出射する緑色蛍光体21と、600nm以上690nm以下の波長域に発光ピークを持つ赤色光を出射する赤色蛍光体22と、青色光、緑色光および赤色光の混色光における570nm以上590nm以下の波長域の分光放射強度を低減するフィルタ成分23と、を備える。
【選択図】図2
【解決手段】バックライト装置は、440nm以上460nm以下の波長域に発光ピークを持つ青色光を出射する青色LED19と、500nm以上595nm以下の波長域に発光ピークを持つ緑色光を出射する緑色蛍光体21と、600nm以上690nm以下の波長域に発光ピークを持つ赤色光を出射する赤色蛍光体22と、青色光、緑色光および赤色光の混色光における570nm以上590nm以下の波長域の分光放射強度を低減するフィルタ成分23と、を備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、バックライト装置および液晶ディスプレイ装置に関し、特に、LED(Light Emitting Diode)を光源に採用したものに関する。
液晶ディスプレイ装置は、液晶パネル装置とこれを背後から照らすバックライト装置とを備えている。バックライト装置の光源には、従来、冷陰極蛍光ランプが採用されていたところ、近年ではそれに代えて白色LEDが採用され始めている。白色LEDとしては、青色LEDと黄色蛍光体を組み合わせたものが一般的であるが、色再現性の面では、青色LEDと緑色蛍光体と赤色蛍光体を組み合わせたものが好ましいと考えられている。特許文献1には、特に、赤色の色再現性を高めるべく、青色LEDと緑色蛍光体と赤色蛍光体からなる白色LEDを採用することが開示されている。
しかしながら、発明者らが研究開発を進めたところ、特許文献1の白色LEDを採用した場合でも、液晶ディスプレイ装置の色再現性が期待するほどは高くならないことが判明した。そこで、本発明は、従来よりも色再現性を高めることができるバックライト装置および液晶ディスプレイ装置を提供することを目的とする。
本発明に係るバックライト装置は、440nm以上460nm以下の波長域に発光ピークを持つ青色光を出射する青色LEDと、前記青色LEDの出射光の一部を吸収して、500nm以上595nm以下の波長域に発光ピークを持つ緑色光を出射する緑色蛍光体と、前記青色LEDの出射光の一部および前記緑色蛍光体の出射光の一部の少なくとも一方を吸収して、600nm以上690nm以下の波長域に発光ピークを持つ赤色光を出射する赤色蛍光体と、前記青色光、前記緑色光および前記赤色光の混色光における570nm以上590nm以下の波長域の分光放射強度を低減するフィルタ成分と、を備える。
本発明に係る液晶ディスプレイ装置は、440nm以上460nm以下の波長域に発光ピークを持つ青色光を出射する青色LEDと、前記青色LEDの出射光の一部を吸収して、500nm以上595nm以下の波長域に発光ピークを持つ緑色光を出射する緑色蛍光体と、前記青色LEDの出射光の一部および前記緑色蛍光体の出射光の一部の少なくとも一方を吸収して、600nm以上690nm以下の波長域に発光ピークを持つ赤色光を出射する赤色蛍光体と、前記青色光、前記緑色光および前記赤色光の混色光における570nm以上590nm以下の波長域の分光放射強度を低減するフィルタ成分と、を備える。
一般に、LEDの発光ピークの半値幅は狭く、蛍光体の発光ピークの半値幅は広い。そのため、多くの場合、緑色蛍光体の発光スペクトルと赤色蛍光体の発光スペクトルとが特定の波長域(緑色光の波長よりも長く赤色光の波長よりも短いので、概ね黄色光の波長域に相当する。以下、便宜上「黄色波長域」という。)で重複することとなる。従って、緑色蛍光体と赤色蛍光体の両方を備えた光源では、黄色波長域の分光放射強度が強くなる傾向にある。
一方、液晶ディスプレイ装置には、青色、緑色および赤色のカラーフィルタが配列されたカラーフィルタ層が備えられている。これについても、多くの場合、緑色カラーフィルタの透過スペクトルと赤色カラーフィルタの透過スペクトルとが黄色波長域で重複している。そのため、バックライト装置から出射された黄色波長域の光は、緑色カラーフィルタと赤色カラーフィルタのどちらも透過することになる。従って、液晶ディスプレイ装置で緑色を表示したとき(緑色のサブピクセルの輝度を最大とし、それ以外の色のサブピクセルの輝度を最小とすることを言う。以下同じ。)、緑色カラーフィルタの透過光には純粋な緑色光とそれよりも赤色光に近い黄色光が含まれることになり、表示された緑色は若干黄色みがかったものとなる。また、液晶ディスプレイ装置で赤色を表示したとき(赤色のサブピクセルの輝度を最大とし、それ以外の色のサブピクセルの輝度を最小とすることを言う。以下同じ。)、赤色カラーフィルタの透過光には純粋な赤色光とそれよりも緑色光に近い黄色光が含まれることになり、表示された赤色は若干黄色みがかったものとなる。これらが、液晶ディスプレイ装置の緑色および赤色の色純度の向上の妨げとなる。特に黄色の蛍光体を備えた場合には、上記の通り黄色波長域の分光放射強度が強くなるので、このような問題が顕著になる。
そこで、本発明では、青色光、緑色光および赤色光の混色光における570nm以上590nm以下の波長域の分光放射強度を低減するフィルタ成分を備えることとしている。この570nm以上590nm以下の波長域は、上記の黄色波長域の範囲に含まれている。このようなフィルタ成分を備えることで、黄色波長域の分光放射強度を低減することができ、その結果、緑色カラーフィルタおよび赤色カラーフィルタの透過光における黄色光の成分比を低減することができる。従って、液晶ディスプレイ装置の緑色および赤色の色純度を向上させることができ、色再現性を高めることができる。
本発明を実施するための形態を、図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
<構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係る液晶ディスプレイ装置の構成の概略図である。
(第1実施形態)
<構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係る液晶ディスプレイ装置の構成の概略図である。
液晶ディスプレイ装置1は、バックライト装置2および液晶パネル装置3から構成される。バックライト装置2は、筐体4、LEDモジュール5および拡散シート6から構成される。液晶パネル装置3は、偏光板7、TFT(Thin Film Transistor)基板8、電極9、配光膜10、液晶層11、配光膜12、電極13、カラーフィルタ層14、ガラス基板15および偏光板16から構成される。
LEDモジュール5は、筐体4に収容されており、白色光を出射するものである。拡散シート6は、LEDモジュール5の出射光を拡散させることにより、面内の輝度ムラを均すものである。偏光板7,16は、特定の方向に振動する光を形成するものである。配光膜10,12は、液晶層11に含まれる液晶分子を一定方向に配列させるためのものである。TFT基板8および電極9,13は、液晶層11に含まれる液晶分子の方向をサブピクセル毎に変更するものである。カラーフィルタ層14は、サブピクセル毎に青色、緑色および赤色のカラーフィルタが配列されたものである。
図2は、図1の液晶ディスプレイ装置に備えられたLEDモジュールの構成を示す図であり、(a)は上面図、(b)は断面図である。
LEDモジュール5は、パッケージ17、外部リード18、青色LED19、透光性封止材20、緑色蛍光体21、赤色蛍光体22およびフィルタ成分23から構成される。緑色蛍光体21、赤色蛍光体22およびフィルタ成分23は、シリコーン等からなる透光性封止材20の内部に分散されている。
LEDモジュール5は、パッケージ17、外部リード18、青色LED19、透光性封止材20、緑色蛍光体21、赤色蛍光体22およびフィルタ成分23から構成される。緑色蛍光体21、赤色蛍光体22およびフィルタ成分23は、シリコーン等からなる透光性封止材20の内部に分散されている。
青色LED19は、440nm以上460nm以下の波長域に発光ピークを持つ青色光を出射する。このような青色LEDとしては、例えば、窒化ガリウム系のLEDが挙げられる。
緑色蛍光体21は、青色LED19の出射光の一部を吸収して、500nm以上595nm以下の波長域に発光ピークを持つ緑色光を出射する。このような緑色蛍光体としては、例えば、次のものが挙げられる。Y3Al5O12:Ce3+、Tb3Al5O12:Ce3+、BaY2SiAl4O12:Ce3+、Ca3Sc2Si3O12:Ce3+、(Ba,Sr)2SiO4:Eu2+、CaSc2O4:Ce3+、Ba3Si6O12N2:Eu2+、β−SiAlON:Eu2+、SrGa2S4:Eu2+。
緑色蛍光体21は、青色LED19の出射光の一部を吸収して、500nm以上595nm以下の波長域に発光ピークを持つ緑色光を出射する。このような緑色蛍光体としては、例えば、次のものが挙げられる。Y3Al5O12:Ce3+、Tb3Al5O12:Ce3+、BaY2SiAl4O12:Ce3+、Ca3Sc2Si3O12:Ce3+、(Ba,Sr)2SiO4:Eu2+、CaSc2O4:Ce3+、Ba3Si6O12N2:Eu2+、β−SiAlON:Eu2+、SrGa2S4:Eu2+。
赤色蛍光体22は、青色LED19の出射光の一部および緑色蛍光体21の出射光の一部の少なくとも一方を吸収して、600nm以上690nm以下の波長域に発光ピークを持つ赤色光を出射する。このような赤色蛍光体としては、例えば、次のものが挙げられる。Ca−α−SiAlON:Eu2+、CaAlSiN3:Eu2+、(Sr,Ca)AlSiN3:Eu2+、Sr2Si5N8:Eu2+、Sr2(Si,Al)5(N,O)8:Eu2+、CaS:Eu2+、La2O2S:Eu3+。
フィルタ成分23は、青色光、緑色光および赤色光の混色光における570nm以上590nm以下の波長域の分光放射強度を低減する。このようなフィルタ成分としては、例えば、ネオジウム化合物(酸化ネオジウム、ネオジウムガラスなど)が挙げられる。
一般に、LEDの発光ピークの半値幅は狭く、蛍光体の発光ピークの半値幅は広い。そのため、多くの場合、緑色蛍光体21の発光スペクトルと赤色蛍光体22の発光スペクトルとが黄色波長域で重複することとなる。従って、緑色蛍光体21と赤色蛍光体22の両方を備えたLEDモジュール5では、黄色波長域の分光放射強度が強くなる傾向にある。
一方、液晶ディスプレイ装置1には、青色、緑色および赤色のカラーフィルタが配列されたカラーフィルタ層14が備えられている。これについても、多くの場合、緑色カラーフィルタの透過スペクトルと赤色カラーフィルタの透過スペクトルとが黄色波長域で重複している。そのため、LEDモジュール5の出射光のうち黄色波長域の光は、緑色カラーフィルタと赤色カラーフィルタのどちらも透過することになる。従って、液晶ディスプレイ装置1で緑色を表示したとき、緑色カラーフィルタの透過光には純粋な緑色光とそれよりも赤色光に近い黄色光が含まれることになり、表示された緑色は若干黄色みがかったものとなる。また、液晶ディスプレイ装置1で赤色を表示したとき、赤色カラーフィルタの透過光には純粋な赤色光とそれよりも緑色光に近い黄色光が含まれることになり、表示された赤色は若干黄色みがかったものとなる。これらが、液晶ディスプレイ装置1の緑色および赤色の色純度の向上の妨げとなる。そして、特に、緑色蛍光体21と赤色蛍光体22の両方を備えたLEDモジュール5では黄色波長域の分光放射強度が強くなるので、そのような問題が顕著になる。
そこで、LEDモジュール5では、青色光、緑色光および赤色光の混色光における570nm以上590nm以下の波長域の分光放射強度を低減するフィルタ成分23を備えることとしている。この570nm以上590nm以下の波長域は、上記の黄色波長域の範囲に含まれている。このようなフィルタ成分23を備えることで、黄色波長域の分光放射強度を低減することができ、その結果、緑色カラーフィルタおよび赤色カラーフィルタの透過光における黄色光の成分比を低減することができる。従って、液晶ディスプレイ装置1の緑色および赤色の色純度を向上させることができ、色再現性を高めることができる。
なお、各色の発光スペクトルの重複を避けるには、発光ピークの半値幅が狭い光源を採用すればよい。例えば、蛍光体を用いずに、青色LEDと緑色LEDと赤色LEDの組み合わせたLEDモジュールを採用することも考えられる。しかしながら、三原色の全てをLEDとするのは、現在の技術レベルではあまり現実的ではない。例えば、現在入手可能な緑色LEDでは発光効率が低いので、緑色の分光放射強度を一定レベルに維持するには、LEDモジュールに実装する緑色LEDの数量を多くしなければならない。また、現在入手可能な赤色LEDでは温度により分光放射強度が変化するので、赤色の分光放射強度を一定レベルに維持するには、照度センサを設けてフィードバック制御しなければならない。このようなことから、三原色の全てをLEDとするのは、寸法やコストでの欠点が大きくなる。これに対し、本実施形態では、現在の技術レベルで現実的であり、寸法やコストでの利点を享受することができる。
<色再現性の検証>
次に、液晶ディスプレイ装置の色再現性の向上効果について検証する。
図3は、LEDモジュールの発光スペクトルの測定結果を示す図であり、(a)はフィルタ成分を含有しない比較例であり、(b)はフィルタ成分を含有する実施例であり、(c)はそれらを重ねて示す図である。図では、黄色波長域のスペクトルを見やすくするためにその部分を拡大表示している。その結果、青色光のピークは途中で切れて表示されている。比較例と実施例では、青色LED、緑色蛍光体および赤色蛍光体を備えることは共通しており、フィルタ成分の有無のみが異なる。ここでは、フィルタ成分としては、ネオジウムを含有するネオジウムガラスを採用している。実施例では、分光放射強度の吸収率が555nmの吸収率を0とした時に対して570nm以上590nm以下の波長域の最大の吸収率が8%以上90%以下となるように、フィルタ成分の配合が調整されている。
次に、液晶ディスプレイ装置の色再現性の向上効果について検証する。
図3は、LEDモジュールの発光スペクトルの測定結果を示す図であり、(a)はフィルタ成分を含有しない比較例であり、(b)はフィルタ成分を含有する実施例であり、(c)はそれらを重ねて示す図である。図では、黄色波長域のスペクトルを見やすくするためにその部分を拡大表示している。その結果、青色光のピークは途中で切れて表示されている。比較例と実施例では、青色LED、緑色蛍光体および赤色蛍光体を備えることは共通しており、フィルタ成分の有無のみが異なる。ここでは、フィルタ成分としては、ネオジウムを含有するネオジウムガラスを採用している。実施例では、分光放射強度の吸収率が555nmの吸収率を0とした時に対して570nm以上590nm以下の波長域の最大の吸収率が8%以上90%以下となるように、フィルタ成分の配合が調整されている。
図4は、カラーフィルタの透過スペクトルの測定結果を示す図である。図中、B−CFは青色カラーフィルタの透過スペクトルを示し、G−CFは緑色カラーフィルタの透過スペクトルを示し、R−CFは赤色カラーフィルタの透過スペクトルを示している。
図5は、図3に示すLEDモジュールの出射光を、図4に示す緑色カラーフィルタに透過させたときのスペクトルを示し、(a)はフィルタ成分を含有しない比較例であり、(b)はフィルタ成分を含有する実施例であり、(c)はそれらを重ねて示す図である。図5のスペクトルは、液晶ディスプレイ装置で緑色を表示したときのスペクトルに相当する。図5(c9中、a1部に着目すると、実施例は比較例に比べてピーク波長よりも長い波長域でのスペクトルの傾きが大きいことが分かる。これは、緑色カラーフィルタの透過光において、純粋な緑色光に対する黄色光の成分比が小さい、即ち、緑色の色純度が高いことを意味する。
なお、図5(c)中、a2部に着目すると、実施例ではフィルタ成分であるネオジウムガラスの透過スペクトルの形状が現れている。このことから、実施例でのa1部の傾きがフィルタ成分の寄与によるものであることが分かる。
図6は、図3に示すLEDモジュールの出射光を、図4に示す赤色カラーフィルタに透過させたときのスペクトルを示し、(a)はフィルタ成分を含有しない比較例であり、(b)はフィルタ成分を含有する実施例であり、(c)はそれらを重ねて示す図である。図6のスペクトルは、液晶ディスプレイ装置で赤色を表示したときのスペクトルに相当する。図6(c9中、a1部に着目すると、実施例は比較例に比べてピーク波長よりも短い波長域でのスペクトルの傾きが大きいことが分かる。これは、赤色カラーフィルタの透過光において、純粋な赤色光に対する黄色光の成分比が小さい、即ち、赤色の色純度が高いことを意味する。なお、図6を一見しただけでは、赤色の場合はフィルタ成分による効果が小さいように見えるが、実際の液晶ディスプレイ装置の見た目の印象は大きく異なる。
上記の結果から、フィルタ成分を含有することで、フィルタ成分を含有しない場合よりも緑色の色純度を高めることができ、液晶ディスプレイ装置の色再現性を高めることができることが分かる。
図7は、液晶ディスプレイ装置の色再現可能な色度範囲を示すxy色度図である。図中、a1はスペクトル軌跡と純紫軌跡とで囲まれる色度範囲を示し、a2はフィルタ成分を含有しない場合の色再現可能な色度範囲の一例を示し、a3はフィルタ成分を含有した場合の色再現可能な色度範囲の一例を示す。a2では、青色LEDと黄色蛍光体(YAG系)を組み合わせたLEDモジュールを採用している。また、a3では、青色LEDと緑色蛍光体と赤色蛍光体とフィルタ成分を組み合わせたLEDモジュールを採用している。図6に示すように、フィルタ成分を含有することで、フィルタ成分を含有しない場合よりも液晶ディスプレイ装置の色再現性を高めることができる。
また、図8は、液晶ディスプレイ装置の色再現可能な色度範囲を示すu*v*色度図であり、(a)はその全体図、(b)はA部拡大図である。図中、a1,a2はフィルタ成分を含有しない場合に赤色を表示したときの色度を示し、a3はフィルタ成分を含有する場合に赤色を表示したときの色度を示す。a1では、青色LEDと黄色蛍光体(YAG系)を組み合わせたLEDモジュールを採用している。a2では、青色LEDと緑色蛍光体と赤色蛍光体を組み合わせたLEDモジュールを採用している。a3では、青色LEDと緑色蛍光体と赤色蛍光体とフィルタ成分を組み合わせたLEDモジュールを採用している。a1とa2を対比すると、蛍光体が黄色のみの場合に比べて緑色と赤色の組み合わせの場合のほうが赤色の色純度を高められることが分かる。さらに、a2とa3を対比すると、フィルタ成分を含有すると、さらに、赤色の色純度を高められることが分かる。
以上より、フィルタ成分を含有したLEDモジュールを採用することで、液晶ディスプレイ装置の色再現性を高められることが検証できた。次に、そのような効果が得られる理由について検証する。
図9は、カラーフィルタの透過スペクトルと、フィルタ成分の吸収スペクトルと、赤色蛍光体の発光スペクトルを示す図である。図中、B−CFは青色カラーフィルタの透過スペクトルを示し、G−CFは緑色カラーフィルタの透過スペクトルを示し、R−CFは赤色カラーフィルタの透過スペクトルを示している。また、図中、Ndはフィルタ成分の透過スペクトルを示し、Pは赤色蛍光体の発光スペクトルを示している。
図中、a1部に着目すると、緑色カラーフィルタの透過スペクトルと赤色カラーフィルタの透過スペクトルが560nm以上630nm以下の波長域で重複している。一方、フィルタ成分の透過スペクトルが560nm以上630nm以下の波長域で低下しており、特に、570nm以上590nm以下の波長域に吸収ピークを有する。即ち、緑色カラーフィルタの透過スペクトルと赤色カラーフィルタの透過スペクトルの重複した波長域と、フィルタ成分の透過スペクトルが低下する波長域とがほぼ一致している。従って、緑色カラーフィルタおよび赤色カラーフィルタの透過光における黄色光の成分比を低減することができる。このことから、液晶ディスプレイ装置の緑色および赤色の色純度を向上させることができ、色再現性を高めることができる。
<ネオジウムの含有率の検討>
発明者らは、ネオジウムガラスの粉末を透光性材料であるシリコーン樹脂に添加したフィルタを試作し、ネオジウムガラスの添加量と液晶ディスプレイ装置の色再現性との関係を調べた。
発明者らは、ネオジウムガラスの粉末を透光性材料であるシリコーン樹脂に添加したフィルタを試作し、ネオジウムガラスの添加量と液晶ディスプレイ装置の色再現性との関係を調べた。
図10は、ネオジウムガラスの添加量と液晶ディスプレイ装置の色再現性の関係を示す図である。色再現性の評価には、以下に定義されるNTSC比を利用した。NTSC比が大きいほど色再現性が高いと言える。
NTSC比=Ssample /Sstandard×100
Ssample:u*v*色度図における試作品の色再現可能な範囲の面積
Sstandard:u*v*色度図におけるNTSC規格で定められた色再現可能な範囲の面積
図10によると、ネオジウムガラスの添加量を多くするほど、液晶ディスプレイ装置の色再現性を高められることが認められる。これから、ネオジウムガラスの添加量がフィルタに対して0重量%よりも多ければよく、現実的には2重量%以上であることが望ましい。
Ssample:u*v*色度図における試作品の色再現可能な範囲の面積
Sstandard:u*v*色度図におけるNTSC規格で定められた色再現可能な範囲の面積
図10によると、ネオジウムガラスの添加量を多くするほど、液晶ディスプレイ装置の色再現性を高められることが認められる。これから、ネオジウムガラスの添加量がフィルタに対して0重量%よりも多ければよく、現実的には2重量%以上であることが望ましい。
また、ネオジウムガラスの添加量を多くしていくと、シリコーン樹脂との混和が困難になる。具体的には、ネオジウムガラスの添加量が25重量%に達すると混和が困難になる。これから、ネオジウムガラスの添加量がフィルタに対して25重量%以下であればよい。
図11は、ネオジウムガラスの添加量と発光効率の関係を示す図である。
図11によると、ネオジウムガラスの添加量を多くするほど、発光効率が低下することが認められる。これは、ネオジウムガラスが混色光の一部を吸収するからである。発光効率の過剰な低下は好ましくなく、30%以内の低下に抑えることが望まれる。そこで、図11のネオジウムガラスの添加量がゼロの場合の発光効率を100としてそれぞれの添加量での発光効率を求め、それらを近似する直線を最小二乗法で求め、発光効率が70%以上(発光効率の低下が30%以内)を確保できる添加量を求めた。これによると、ネオジウムガラスの添加量が15重量%以下であれば、発光効率が70%以上を確保できることが判明した。これから、ネオジウムガラスがフィルタに対して15重量%以下であることが望ましい。
図11によると、ネオジウムガラスの添加量を多くするほど、発光効率が低下することが認められる。これは、ネオジウムガラスが混色光の一部を吸収するからである。発光効率の過剰な低下は好ましくなく、30%以内の低下に抑えることが望まれる。そこで、図11のネオジウムガラスの添加量がゼロの場合の発光効率を100としてそれぞれの添加量での発光効率を求め、それらを近似する直線を最小二乗法で求め、発光効率が70%以上(発光効率の低下が30%以内)を確保できる添加量を求めた。これによると、ネオジウムガラスの添加量が15重量%以下であれば、発光効率が70%以上を確保できることが判明した。これから、ネオジウムガラスがフィルタに対して15重量%以下であることが望ましい。
以上より、ネオジウムガラスの添加量をフィルタに対して2重量%以上25重量%以下とすることで、液晶ディスプレイ装置の色再現性を高めると共にフィルタを容易に製造することができる。さらに、ネオジウムガラスの添加量をフィルタに対して15重量%以下とすると、発光効率の過剰な低下を防止することができるのでより望ましい。
なお、ネオジウムガラスは、シリカ(SiO2)、アルカリ金属化合物(Na2O + Li2O +K2O)、アルカリ土類金属酸化物(CaO + SrO + BaO +MgO)および酸化ネオジウム(Nd2O3)の重量比を63.9%、13.7%、13.7%、8.7%として、1200℃で溶融し、その後板状に成形し、それを粉砕して粉末にした。アルカリ金属酸化物の内Na2O、Li2O、K2Oはそれぞれ同量とし、アルカリ土類金属酸化物の内、CaO、SrO、BaO、MgOはそれぞれ同量とした。
(第2実施形態)
次に、特に好ましい適用例の一つとして、上記液晶ディスプレイ装置を内視鏡システムに採用した場合について説明する。
次に、特に好ましい適用例の一つとして、上記液晶ディスプレイ装置を内視鏡システムに採用した場合について説明する。
図12は、内視鏡システムの構成を示す図である。内視鏡システム30は、スコープユニット31と、スコープユニット31に接続されたプロセッサユニット32と、プロセッサユニット32に接続された液晶ディスプレイ装置33とを備える。
スコープユニット31は、レンズ34、CCD(Charge Couple Device)型のイメージセンサ35(以下、「CCDセンサ」という)、AFE(Analog Front End)36、CCDドライバ37、レンズ38およびライトガイド39を備える。AFE36には、CDS(Correlated Double Sampling)回路、AGC(Auto Gain Control)回路、ADC(Analog Digital Converter)回路が含まれている。
プロセッサユニット32は、信号処理部40、映像信号生成部41、制御部42、LEDモジュール43およびLEDドライバ44を備える。LEDモジュール43は、ライトガイド39およびレンズ38を介して光を出射して、CCDセンサ35で撮影される領域を照らすものである。
液晶ディスプレイ装置33は、液晶パネル装置45、LCDドライバ46、バックライト装置47およびLEDドライバ49を備える。バックライト47にはLEDモジュール48が含まれている。ディスプレイユニット33は、CCDセンサ35で撮影された画像を表示するものである。
医者は、患者の体内の様子を液晶ディスプレイ装置33に表示された画像を見て判断する。そのため、液晶ディスプレイ装置33に表示された画像の色が自然に見えることが重要である。特に、体内組織には赤色を呈するものが多いので、中彩色が自然に見えるだけでなく、鮮やかな赤色が自然に見えることが重要である。
図13は、液晶ディスプレイ装置の色再現可能な色度範囲と各体内組織の色度範囲を示すxy色度図であり、(a)はその全体図、(b)はA部拡大図である。図中、a1、a2、a3は、図6と同一である。図中、b1〜b7は各体内組織の色度範囲であり、b1は腱、b2は筋膜、b3は脂肪、b4は筋肉、b5は神経、b6は動脈血、b7は静脈血の色度範囲である。
また、c1はバックライト装置に従来の光源を採用した場合の赤色の色度であり、d1は従来の光源として青色LEDと黄色蛍光体を組み合わせたLEDモジュールを採用した場合であり、d2は従来の光源として冷陰極蛍光ランプを採用した場合である。
c2およびc3はバックライト装置に第1実施形態で説明したLEDモジュールを採用した場合の赤色の色度であり、c2は赤色蛍光体の発光ピークが626nmの場合であり、c3は赤色蛍光体の発光ピークが645nmの場合である。
これによると、従来の光源を採用したディスプレイユニットの色再現可能な色度範囲は、腱、筋膜、脂肪、筋肉、神経の色度範囲を包含しているが、動脈血と静脈血の色度範囲を包含していない。このような液晶ディスプレイ装置では、画像内での動脈血と静脈血の色が無彩色(グレー)となり、色の違いでこれらを区別することができない。これに対し、第1実施形態のLEDモジュールを採用した液晶ディスプレイ装置の色再現可能な色度範囲は、腱、筋膜、脂肪、筋肉、神経、動脈血の色度範囲を包含しており、静脈血の色度範囲については赤色蛍光体の発光ピークによって一部包含するもの(626nm)と全部包含するもの(645nm)とがある。このような液晶ディスプレイ装置では、画像内で動脈血と静脈血の色が異なり、この色の違いで動脈血と静脈血を区別することができる。
また、特に、赤色蛍光体の発光ピークを626nm以上とすることで、画像内において動脈血と静脈血の区別することができる内視鏡システムを実現することができる。
なお、画像内の体内組織の色を自然に表現するには、液晶ディスプレイ装置の色再現可能な色度範囲を広げるだけでなく、体内を照らすLEDモジュールの演色性も高めるのが好ましい。体内組織が不自然な色で照らされると、たとえ液晶ディスプレイ装置の色再現可能な色度範囲が広くても、当然ながら画像内の体内組織の色は不自然に表現されるからである。逆に言えば、体内を照らすLEDモジュールに、色再現可能な色度範囲が広い液晶ディスプレイ装置と同じ程度のLEDモジュールを採用すると、画像内の体内組織の色を自然に表現することができる。従って、体内を照らすLEDモジュールにも、第1実施形態のLEDモジュールを採用することが好ましい。
なお、画像内の体内組織の色を自然に表現するには、液晶ディスプレイ装置の色再現可能な色度範囲を広げるだけでなく、体内を照らすLEDモジュールの演色性も高めるのが好ましい。体内組織が不自然な色で照らされると、たとえ液晶ディスプレイ装置の色再現可能な色度範囲が広くても、当然ながら画像内の体内組織の色は不自然に表現されるからである。逆に言えば、体内を照らすLEDモジュールに、色再現可能な色度範囲が広い液晶ディスプレイ装置と同じ程度のLEDモジュールを採用すると、画像内の体内組織の色を自然に表現することができる。従って、体内を照らすLEDモジュールにも、第1実施形態のLEDモジュールを採用することが好ましい。
<変形例>
(1)フィルタ成分の位置
上記実施形態では、フィルタ成分が透光性封止材に分散された例を挙げているが、本発明は、これに限られない。フィルタ成分は、青色光、緑色光および赤色光の混色光が通過する光路上に位置すればよい。例えば、図14に示すように、フィルタ成分を含有した透光性部材24をパッケージ17の上面に配置することとしてもよい。
(1)フィルタ成分の位置
上記実施形態では、フィルタ成分が透光性封止材に分散された例を挙げているが、本発明は、これに限られない。フィルタ成分は、青色光、緑色光および赤色光の混色光が通過する光路上に位置すればよい。例えば、図14に示すように、フィルタ成分を含有した透光性部材24をパッケージ17の上面に配置することとしてもよい。
また、混色光が通過する光路上であれば、LEDモジュールの内部に限らず、LEDモジュールの外部に配置することとしてもよい。例えば、バックライト装置に備えられた拡散シート6などの光学シート類、液晶パネル装置に備えられた偏光板7、TFT基板8、配光膜10,12、カラーフィルタ層14、ガラス基板15、偏光板16の少なくとも1つにフィルタ成分を含有させることとしてもよい。
(2)LEDモジュールの構造
上記実施形態では、表面実装形のLEDモジュールを挙げているが、本発明は、これに限られない。例えば、図15に示すように、絶縁基板25に配線パターン26に形成し、それに青色LED19を実装したLEDモジュールでも構わない。
上記実施形態では、表面実装形のLEDモジュールを挙げているが、本発明は、これに限られない。例えば、図15に示すように、絶縁基板25に配線パターン26に形成し、それに青色LED19を実装したLEDモジュールでも構わない。
本発明は、液晶ディスプレイ装置に利用可能である。
1 液晶ディスプレイ装置
2 バックライト装置
3 液晶パネル装置
4 筐体
5 LEDモジュール
6 拡散シート
7,16 偏光板
8 TFT基板
9,13 電極
10,12 配光膜
11 液晶層
14 カラーフィルタ層
15 ガラス基板
17 パッケージ
18 外部リード
19 青色LED
20 透光性封止材
21 緑色蛍光体
22 赤色蛍光体
23 フィルタ成分
24 透光性部材
25 絶縁基板
26 配線パターン
30 内視鏡システム
31 スコープユニット
32 プロセッサユニット
33 液晶ディスプレイ装置
34 レンズ
35 CCDセンサ
35 イメージセンサ
36 AFE
37 CCDドライバ
38 レンズ
39 ライトガイド
40 信号処理部
41 映像信号生成部
42 制御部
43 LEDモジュール
44 LEDドライバ
45 パネル
46 LCDドライバ
47 バックライト装置
48 LEDモジュール
49 LEDドライバ
2 バックライト装置
3 液晶パネル装置
4 筐体
5 LEDモジュール
6 拡散シート
7,16 偏光板
8 TFT基板
9,13 電極
10,12 配光膜
11 液晶層
14 カラーフィルタ層
15 ガラス基板
17 パッケージ
18 外部リード
19 青色LED
20 透光性封止材
21 緑色蛍光体
22 赤色蛍光体
23 フィルタ成分
24 透光性部材
25 絶縁基板
26 配線パターン
30 内視鏡システム
31 スコープユニット
32 プロセッサユニット
33 液晶ディスプレイ装置
34 レンズ
35 CCDセンサ
35 イメージセンサ
36 AFE
37 CCDドライバ
38 レンズ
39 ライトガイド
40 信号処理部
41 映像信号生成部
42 制御部
43 LEDモジュール
44 LEDドライバ
45 パネル
46 LCDドライバ
47 バックライト装置
48 LEDモジュール
49 LEDドライバ
Claims (11)
- 440nm以上460nm以下の波長域に発光ピークを持つ青色光を出射する青色LEDと、
前記青色LEDの出射光の一部を吸収して、500nm以上595nm以下の波長域に発光ピークを持つ緑色光を出射する緑色蛍光体と、
前記青色LEDの出射光の一部および前記緑色蛍光体の出射光の一部の少なくとも一方を吸収して、600nm以上690nm以下の波長域に発光ピークを持つ赤色光を出射する赤色蛍光体と、
前記青色光、前記緑色光および前記赤色光の混色光における570nm以上590nm以下の波長域の分光放射強度を低減するフィルタ成分と、
を備えるバックライト装置。 - 前記フィルタ成分が、ネオジウム化合物であることを特徴とする請求項1に記載のバックライト装置。
- 前記ネオジウム化合物は、酸化ネオジウムまたはネオジウムガラスであることを特徴とする請求項2に記載のバックライト装置。
- 前記ネオジウム化合物は、透光性材料に添加されてフィルタを構成し、
前記ネオジウム化合物が、前記フィルタに対して2重量%以上25重量%以下含まれていることを特徴とする請求項3に記載のバックライト装置。 - 前記分光放射強度の吸収率が555nmの吸収率を0とした時に対して570nm以上590nm以下の波長域の最大の吸収率が8%以上90%以下であることを特徴とする請求項1に記載のバックライト装置。
- 前記赤色蛍光体の出射する赤色光の発光ピークが626nm以上であることを特徴とする請求項1に記載のバックライト装置。
- 前記青色LEDは、透光性の封止材で被覆されており、前記緑色蛍光体と前記赤色蛍光体と前記フィルタ成分とが、前記透光性の封止材の内部に分散されていることを特徴とする請求項1に記載のバックライト装置。
- 青色、緑色および赤色のカラーフィルタが配列され、前記緑色のカラーフィルタの透過スペクトルと前記赤色のカラーフィルタの透過スペクトルとが特定の波長域で重複しているカラーフィルタ層を備えた液晶パネル装置を背後から照らすバックライト装置であって、
青色光を出射する青色LEDと、
前記青色LEDの出射光の一部を吸収して緑色光を出射する緑色蛍光体と、
前記青色LEDの出射光の一部および前記緑色蛍光体の出射光の一部の少なくとも一方を吸収して赤色光を出射する赤色蛍光体と、
前記青色光、前記緑色光および前記赤色光の混色光における、前記特定の波長域の分光放射強度を低減するフィルタ成分と、
を備えるバックライト装置。 - 440nm以上460nm以下の波長域に発光ピークを持つ青色光を出射する青色LEDと、
前記青色LEDの出射光の一部を吸収して、500nm以上595nm以下の波長域に発光ピークを持つ緑色光を出射する緑色蛍光体と、
前記青色LEDの出射光の一部および前記緑色蛍光体の出射光の一部の少なくとも一方を吸収して、600nm以上690nm以下の波長域に発光ピークを持つ赤色光を出射する赤色蛍光体と、
前記青色光、前記緑色光および前記赤色光の混色光における570nm以上590nm以下の波長域の分光放射強度を低減するフィルタ成分と、
を備える液晶ディスプレイ装置。 - さらに、青色、緑色および赤色のカラーフィルタが配列され、前記緑色のカラーフィルタの透過スペクトルと前記赤色のカラーフィルタの透過スペクトルとが570nm以上590nm以下の波長域の少なくとも一部で重複しているカラーフィルタ層を備えることを特徴とする液晶ディスプレイ装置。
- 青色、緑色および赤色のカラーフィルタが配列され、前記緑色のカラーフィルタの透過スペクトルと前記赤色のカラーフィルタの透過スペクトルとが特定の波長域で重複しているカラーフィルタ層と、
青色光を出射する青色LEDと、
前記青色LEDの出射光の一部を吸収して緑色光を出射する緑色蛍光体と、
前記青色LEDの出射光の一部および前記緑色蛍光体の出射光の一部の少なくとも一方を吸収して赤色光を出射する赤色蛍光体と、
前記青色光、前記緑色光および前記赤色光の混色光における、前記特定の波長域の分光放射強度を低減するフィルタ成分と、
を備える液晶ディスプレイ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011060856A JP2012199288A (ja) | 2011-03-18 | 2011-03-18 | バックライト装置および液晶ディスプレイ装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2011
- 2011-03-18 JP JP2011060856A patent/JP2012199288A/ja not_active Withdrawn
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