JP2012199122A - リレー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コイルの発熱に伴う脱ガスによる接点の接触信頼性の低下を軽減したリレー装置を提供する。
【解決手段】リレー装置1は、固定接点12と可動接点14とを内包した接点チャンバ2と、可動接点14を固定接点12に対して接離させる可動部15と、可動部15を駆動させる電磁石部30とを備え、可動部15が、電磁石部30に駆動されて軸方向Axに移動する可動軸23を備え、電磁石部30は、可動軸23を軸方向Axに駆動させる可動鉄心31と、可動鉄心31より外周側に配置されたコイル39と、コイル39の外周を覆う継鉄41とを備え、接点チャンバ2の内側に可動部15と可動鉄心31とを配置し、接点チャンバ2の外側に継鉄41の少なくとも一部とコイル39とを配置した。
【選択図】図1

Description

本発明は、リレー装置に関する。
従来から、リレー装置として、特許文献1の電磁リレー等がある。この電磁リレーは、アマチュアと、コイルと、インナーコアと、トップコアと、可動接点とをハウジング内に備えると共に、このハウジングの開口を、固定接点を取り付けたセラミックヘッダで覆った封止構造を有する。
US2008/0122562号
しかしながら、上述した構成の電磁リレーでは、コイルやボビンを、接点チャンバであるハウジングの内部に配置しており、コイルの励磁の際にコイルに生じる熱で、コイルの導線の皮膜やボビンを形成する樹脂からガスが発生(脱ガス)することがある。そして、接点チャンバ内でガスが発生すると、当該ガスに接点等が汚染され、接点の接触信頼性が低下することがある。
そこで、この事情を鑑み、コイルの発熱に伴う脱ガスによる接点の接触信頼性の低下を軽減したリレー装置を提供することを課題とした。
上記課題を解決するために、本発明のリレー装置は、外部から隔離された空間を内部に形成する接点チャンバと、コイルと、継鉄とを備えたリレー装置において、前記接点チャンバの外側に、前記継鉄の少なくとも一部と、前記コイルとを配置したことを特徴とする。
このリレー装置として、前記接点チャンバと、前記接点チャンバに固定された固定接点と、前記固定接点に対して移動し接離する可動接点と、前記可動接点を前記固定接点に対して接離させる可動部と、前記コイル及び前記継鉄を有し前記可動部を駆動させる電磁石部とを備え、前記可動部が、前記電磁石部に駆動されて軸方向に移動する可動軸を備え、前記電磁石部は、前記可動軸が接続され前記可動軸を前記軸方向に駆動させる可動鉄心を更に有し、前記コイルが前記可動鉄心より外周側に配置され前記可動軸の周方向において巻回されて形成され、前記継鉄が前記コイルの少なくとも外周を覆い、前記接点チャンバの内側に、前記固定接点と、前記可動接点と、前記可動部と、前記可動鉄心とを配置したことが好ましい。
このリレー装置として、前記可動軸の軸方向における一方の端部側に前記可動接点及び前記固定接点が位置し、他方の端部側に前記電磁石部が位置し、前記継鉄が、前記コイルの外周を覆う周壁部と、前記コイルの前記軸方向における前記可動接点側の一端を覆う板状の上板とを備え、前記上板を前記接点チャンバの内側に配置し、前記周壁部を前記接点チャンバの外側に配置したことが好ましい。
このリレー装置として、前記電磁石部が、前記コイルの励磁に伴い磁化される固定鉄心を更に備え、前記固定鉄心を前記接点チャンバの外側に配置し、前記継鉄に固定したことが好ましい。
このリレー装置として、前記接点チャンバの内側の空気を排出した後、前記接点チャンバの内側に消弧性ガスを充填したことが好ましい。
このリレー装置として、前記接点チャンバが、前記固定接点を固定した絶縁ケースを有し、前記絶縁ケースをセラミックスにより形成したことが好ましい。
このリレー装置として、前記接点チャンバが、前記固定接点を固定した絶縁ケースを有し、前記絶縁ケースを成形樹脂により形成したことが好ましい。
このような構成としたことで、従来のリレー装置に比べて、コイルの発熱に伴う脱ガスによる接点の接触信頼性の低下を軽減し易くすることができる。
第1実施形態のリレー装置の断面図である。 第2実施形態のリレー装置の簡略化した断面図である。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて例示して説明する。
(第1実施形態)
本例のリレー装置1は、例えば電気自動車や所謂ハイブリット様式の自動車に設けられ、車載のバッテリーと車載のモータとの間や、このバッテリーとこのバッテリーの充電用の外部電源との間に配置される車載の直流高電圧用の装置となっている。
そして、本リレー装置1は、図1に示すように、接点の接触や離脱(接離)に伴い通電と遮断とを切り替える接点部10と、外部から隔離した空間を形成する接点チャンバ2と、接点を接離させる駆動部とを備えている。
接点チャンバ2は気体の抜け難い略気密空間或いは気密空間を内部に有し、この略気密空間内には、水素や窒素、六フッ化硫黄等を主体とする消弧性ガスが例えば2気圧程度でもって充填されている。そのため、本リレー装置1は、消弧性ガスの充填された接点チャンバ2内で、接点部10の接点が接離する。
そして、当該充填の際には、接点チャンバ2に設けた排気口(図示せず)を介して、接点チャンバ2内の空気を抜き接点チャンバ2内を真空或いは減圧状態にする。この後、接点チャンバ2内に消弧性ガスを充填して、接点チャンバ2内の残留空気による消弧性ガスの濃度低下を抑制している。
また、接点チャンバ2は、駆動部の一部及び接点部10を収容し一端に開口面を有した封止キャップ3と、封止キャップ3の開口面を塞ぐ絶縁ケース8とで主体が構成されている。
封止キャップ3は、一端が開口面の縁部を形成する筒状の側壁部4と、側壁部4の他端に接続され当該他端側を塞ぐ板状部5と、板状部5に接続された略円筒状の有底筒部7とで主体が構成されている。そして、側壁部4と板状部5とは接点部10を収容する接点容器部となっており、当該接点容器部と有底筒部7とは、セラミックスや成形樹脂等の絶縁性と耐熱性を有した材料により一体に形成されている。
また、板状部5は板面の略中央に貫通孔6を有し、貫通孔6の縁部には有底筒部7の開口側の端部が接続されており、貫通孔6と有底筒部7内の空間とが連通している。有底筒部7は板状部5から略直交した向きに軸心を有して板状部5から突出しており、突出先端が底側の端部となっている。
絶縁ケース8は、セラミックスや成形樹脂等の絶縁性と耐熱性を有した材料により板状に形成され、板状部5と対向して側壁部4の一端側(開口面の縁部側)に取り付けられ、封止キャップ3の開口面を封止している。また、絶縁ケース8は板面に、接点チャンバ2内の空気を抜くと共に接点チャンバ2内に消弧性ガスを充填するための排気口と、二つの貫通孔9とが設けられ、当該排気口は消弧性ガスの充填後封止される。
接点部10は、貫通孔9に挿通され絶縁ケース8に固定された固定端子11と、駆動部によって移動される平板状の可動接触子13と、固定端子11と可動接触子13との各々に設けられた接点とで主体が構成されている。
固定端子11は導電性部材で有底円筒状に形成され、円筒の底側端部を接点チャンバ2内に突出させて配置され、当該底側端部に接点(固定接点12)が固着されている。また、固定端子11は軸心を絶縁ケース8に略直交させて各貫通孔9に一つずつ設けられている。
可動接触子13は導電性材料で平面視略長方形の平板状に形成され、長手方向Lが二つの固定端子11の並ぶ向きと略平行に配置されている。そして、可動接触子13は、一方の板面が固定接点12側を向くと共に、この板面の長手方向Lの両端部に接点(可動接点14)が固着され、可動接点14が固定接点12と対向している。
また、可動接触子13は長手方向Lの略中央に貫通孔が設けられると共に、略中央で駆動部に接続されている。以下、説明の便宜上、上述の可動接触子13の長手方向Lを単に長手方向Lと称し、方向の基準の一つとする。
駆動部は、可動接点14を接離させる可動部15と、可動部15を駆動させる電磁石部30とで主体が構成されている。可動部15は、可動接触子13を固定端子11側に弾性付勢する接圧ばね22と、可動接触子13を介して接圧ばね22が圧縮懸架される可動接触子ホルダー16と、電磁石部30により軸方向Axに駆動される可動軸23とで主体が構成されている。そのため、駆動部は所謂プランジャ型となっている。以下、説明の便宜上、可動軸23の軸方向Axを単に軸方向Axと称し、方向の基準の一つとする。
可動接触子ホルダー16は、板状で略中央に貫通孔18を有した第1中央片17と、板状で略中央に貫通孔20を有した第2中央片19と、第1中央片17と第2中央片19を軸方向Axにおいて接続する接続片21とで主体が構成されている。そして、第1中央片17と第2中央片19と接続片21とは一体に形成されると共に、第1中央片17と第2中央片19は可動接触子13を軸方向Axの間に挟んで所定の間隔離れている。
第1中央片17は可動接触子13の固定端子11側の板面に当接され、貫通孔18に可動軸23が挿通されている。第2中央片19は板面が第1中央片17の板面と略平行に対向し、貫通孔20が貫通孔18と略同心に位置すると共に、貫通孔20に可動軸23が挿通されている。また、第1中央片17と第2中央片19との軸方向Axの間には、接圧ばね22が圧縮されて配置されている。
接圧ばね22は圧縮された状態で、軸方向Axにおける一方の端部が第2中央片19に当接されると共に、他方の端部が可動接触子13に当接されることで、可動接触子ホルダー16に圧縮懸架されている。そのため、接圧ばね22は可動接触子ホルダー16を介して可動接触子13を固定端子11側に向けて弾性付勢し、可動接点14に対して固定接点12に押し付ける向きで接圧を付与している。
可動軸23は、第1端部24側が第2端部25側より径の小さい小径部26となっており、第2端部25側が有底筒部7内に略同心で配置され、第1端部24側である小径部26が、側壁部4に囲まれた空間内に突出している。
小径部26は、可動接触子ホルダー16の貫通孔18及び貫通孔46と、可動接触子13の貫通孔とに挿通されると共に、第1中央片17から第1端部24が突出している。そして、第1端部24にはEリングやCリング等の抜け止め部材28が取り付けられており、抜け止め部材28によって可動接触子13と可動接触子ホルダー16とが可動軸23から抜け止めされている。また、可動軸23は第2端部25側から小径部26に至る段部27に、第2中央片19の貫通孔20の縁部が当接されており、接圧ばね22の弾性付勢によって第2中央片19が第1中央片17から所定の間隔以上離れることが抑制されている。
また、可動軸23は電磁石部30の励磁と当該励磁の解除とに伴い軸方向Axに駆動される。可動軸23のこの駆動に伴い可動接触子13が可動接触子ホルダー16を介して軸方向Axに移動し、この移動に伴い可動接点14が固定接点12に対して軸方向Axに接離する。そのため、可動接触子13と固定端子11との間には、可動接点14を固定接点12に接離させるための間隔(接点ギャップ)を有する。そして、可動接点14が固定接点12に当接した状態で、可動軸23が固定端子11側に更に駆動されると、接圧ばね22の可動接触子13に対するばね負荷が増加し、可動接点14を固定接点12に押し付ける向きで可動接点14に接圧が付与される。
電磁石部30は、円筒状の可動鉄心31と、可動鉄心31の外周を囲む円筒状の固定鉄心35と、固定鉄心35の外周に配置されたコイル39と、可動鉄心31を弾性付勢する復帰ばね38と、コイル39の外側を囲む継鉄41とで主体が構成されている。
可動鉄心31は有底筒部7内に略同心で配置され、内側に可動軸23が挿通され、固着されると共に、有底筒部7の底側に位置する端部(下端部33)から第2端部25が突出している。また、可動鉄心31は有底筒部7の開口側に位置する端部(上端部32)に凹部34を有し、凹部34内に復帰ばね38が配置されている。
復帰ばね38は可動鉄心31と略同心で配置されたコイルばねを主体とし、軸方向Axにおける一端が凹部34から突出すると共に継鉄41の上板43(詳細は後述する)に当接されており、可動鉄心31を第2端部25側に弾性付勢している。
固定鉄心35は略同心で有底筒部7の外周に配置され、軸方向Axにおける寸法が可動鉄心31と略同寸となっている。そして、固定鉄心35は有底筒部7の開口側に位置する端部(上端部36)が上端部32より第2端部25側に位置し、有底筒部7の底側に位置する端部(下端部37)が下端部33より第2端部25側に位置している。
コイル39は外周側に開口した中空円筒状のコイルボビン40に、励磁用の導線を巻回して形成されている。そして、コイル39は導電部材等を介して外部の励磁用電源や励磁用制御手段等に電気的に接続されており、コイル39の励磁に伴い可動鉄心31が固定鉄心35から離れる向きに移動し、この移動に伴い上端部36から上端部32に至る軸方向Axにおける寸法が広がる。
継鉄41は、金属材料等の剛性と導電性とを有した材料で形成され、コイル39の励磁に伴い磁路(磁力線の経路)が生じると、この磁路の一部として機能する。そして、継鉄41は、コイルボビン40の外周側を覆う筒状の周壁部42と、コイルボビン40の軸方向Axにおける一方の端面を覆う上板43と、他方の端面を覆う下板45とで主体が構成されている。
周壁部42は接点チャンバ2の外側に配置されると共に、周壁部42の軸方向Axにおける板状部5から遠い側の端部に、下板45の外周端が接続され、周壁部42と下板45とが一体に形成されている。そして、下板45は略中央に貫通孔46が設けられ、有底筒部7の底側の端部が貫通孔46に挿入されると共に、有底筒部7の周面が貫通孔46の周縁に当接されている。
上板43は封止キャップ3の接点部10を囲う空間内に配置され、一方の板面が板状部5に取り付けられ、板状部5の固定端子11側を向く板面の略全体を覆っている。そして、上板43は貫通孔6より小径の貫通孔44を板の略中央に有している。貫通孔44は貫通孔6と略同心で連通し、貫通孔44に可動軸23が挿通されると共に、貫通孔44の縁部に、復帰ばね38の凹部34から突出した側の端部が固着されている。また、上板43は外周端が周壁部42と軸方向Axにおいて並んで位置している。そのため、継鉄41はコイル39の外側を覆うと共に、コイル39の励磁に伴い生じる磁路の一部を形成している。
また、上述のように構成されたリレー装置1は、以下のように動作する。図1に示す状態はコイル39の励磁前の状態となっている。このコイル39の励磁前は、復帰ばね38の付勢によって可動鉄心31が有底筒部7の底側に移動された状態となるため、可動接点14と固定接点12とが接点ギャップを有して対向している。そのため、コイル39励磁前の接点部10は、二つの固定接点12の間の電気的な接続を断った遮断状態となっている。
そして、コイル39が励磁されると、可動鉄心31が貫通孔6側(有底筒部7の開口側)に近づく向きに移動し、この移動に伴い可動軸23が固定端子11側に駆動される。
この駆動に伴い可動接触子13の軸方向Axにおける位置規制が解かれ、接圧ばね22の弾性付勢によって、可動接触子13が固定端子11側に移動する。この可動接触子13の移動に伴い可動接点14は固定接点12に近づいてゆき、可動接点14が固定接点12に当接されると、可動接触子13と可動接点14の軸方向Axにおける移動が止まる。そして、接点部10は、可動接点14を固定接点12に当接することで、可動接触子13を介して二つの固定接点12の間を電気的に接続した導通状態に切り替わる。また、この導通状態では、接圧ばね22の弾性付性によって、可動接点14が固定接点12に押し付けられ、当接した状態に保持される。
この励磁した状態からコイル39の励磁を切ると、可動鉄心31は、復帰ばね38の付勢力を主として有底筒部7の底側の端部に近づく向きで軸方向Axに移動され、図1に示す励磁前の状態に復帰する。そして、可動接点14は、可動鉄心31の移動に伴う可動軸23の駆動によって、固定接点12との当接を解くと共に、固定接点12と所定の距離(接点ギャップ)を有して対向し、接点部10が遮断状態に戻る。
ところで、コイル39は励磁された際に発熱し、この熱によってコイル39の導線の樹脂製の皮膜や樹脂製のコイルボビン40からガスが発生する(脱ガスする)ことがある。そして、このガスが接点チャンバ2内に侵入すると、接点部10への付着等で接点チャンバ2内が汚染され、接点の接触信頼性が低下する。
対して、本リレー装置1は、コイル39やコイルボビン40を接点チャンバ2外に配置したことで、脱ガス時に、コイル39やコイルボビン40から生じたガスが接点チャンバ2内に浸入し難くなっている。そのため、脱ガスによる接点チャンバ2内の汚染が抑制され、脱ガス時の接点の接触信頼性の低下を軽減し易くなっている。
また、固定鉄心35は有底筒部7内に配置してもよい。例えば、有底筒部7の底側の端部と可動鉄心31の間に復帰ばね38を配置し、固定鉄心35を有底筒部7の内周面と可動鉄心31との径方向の間に配置すると共に、貫通孔44の縁部に固定鉄心35を固着する。
このリレー装置1では、コイル39の励磁に伴い可動鉄心31が固定鉄心35から離れる向きに移動するため、コイル39が励磁すると、可動接点14が固定接点12から離脱し、励磁が切れると、可動接点14が固定接点12に当接する。
なお、本リレー装置1は、車載のリレー装置に限らないのはもちろん、直流高電圧用のリレー装置に限らない。
(第2実施形態)
第2実施形態のリレー装置1は、図1に示した第1実施形態と異なり、固定鉄心35と可動鉄心31とを軸方向Axにおいて並べて有底筒部7に配置している。なお、前述の第1実施形態と略同様の構成の重複する説明は省略し、略同様或いは略均等な構成に同一の符号を付している。
本リレー装置1は、図2に示すように、固定鉄心35と可動鉄心31とを有底筒部7内に収容し、コイル39及びコイルボビン40と、継鉄41の周壁部42及び下板45とを接点チャンバ2外に配置している。
固定鉄心35は、可動鉄心31の外径と略同寸の外径を有した円筒状で、可動鉄心31と上板43との軸方向Axにおける間に位置され、上端部36が上板43に固定されると共に、円筒の内周側の空間に可動軸23が挿通されている。復帰ばね38は固定鉄心35の下端部37と可動鉄心31の凹部34の底部との軸方向Axにおける間に配置され、復帰ばね38は可動鉄心31を固定鉄心35から離す向きに弾性付勢している。そのため、可動鉄心31は固定鉄心35に近接離間する向きで軸方向Axにおいて移動する。
可動軸23は円板状の抜け止め部材28が第1端部24に一体で設けられ、可動軸23の周面には可動接触子ホルダー16が固着されている。そして、可動接触子13と接触子ホルダー16の間には接圧ばね22が圧縮懸架されている。そのため、可動接触子13は接圧ばね22で固定端子11側に弾性付勢されると共に、抜け止め部材28で抜け止めされている。
また、図2に示す状態は、コイル39が励磁した状態となっており、コイル39の励磁前の状態は、可動鉄心31が固定鉄心35から離れており、可動接点14と固定接点12とが接点ギャップ分離れて位置し、接点部10が遮断状態となっている。当該状態からコイル39が励磁すると、図2に示すように、可動鉄心31が固定鉄心35に吸引され、可動接点14が固定接点12に当接され、導通状態に切り替わる。そして、コイル39の励磁が切れると、復帰ばね38の付勢によって可動鉄心31が固定鉄心35から離れ、可動接点14が固定接点12から離脱し、接点部10が遮断状態に切り替わる。
このように、固定鉄心35と可動鉄心31とを軸方向Axに並べたことで、可動軸23の径方向における電磁石部30の外寸を小さくし易くすることができる。そして、コイル39とコイルボビン40を接点チャンバ2外に配置したため、コイル39やコイルボビン40の脱ガス時に、接点チャンバ2内が汚染され難く、接点の接触信頼性の低下を軽減し易くなっている。
なお、本リレー装置1は、車載のリレー装置に限らないのはもちろん、直流高電圧用のリレー装置に限らない。
1 リレー装置
2 接点チャンバ
8 絶縁ケース
12 固定接点
14 可動接点
15 可動部
23 可動軸
24 第1端部
25 第2端部
30 電磁石部
31 可動鉄心
35 固定鉄心
39 コイル
41 継鉄
42 周壁部
43 上板
Ax 軸方向

Claims (7)

  1. 外部から隔離された空間を内部に形成する接点チャンバと、コイルと、継鉄とを備えたリレー装置において、
    前記接点チャンバの外側に、前記継鉄の少なくとも一部と、前記コイルとを配置したことを特徴とするリレー装置。
  2. 前記接点チャンバと、前記接点チャンバに固定された固定接点と、前記固定接点に対して移動し接離する可動接点と、前記可動接点を前記固定接点に対して接離させる可動部と、前記コイル及び前記継鉄を有し前記可動部を駆動させる電磁石部とを備え、
    前記可動部が、前記電磁石部に駆動されて軸方向に移動する可動軸を備え、
    前記電磁石部は、前記可動軸が接続され前記可動軸を前記軸方向に駆動させる可動鉄心を更に有し、
    前記コイルが前記可動鉄心より外周側に配置され前記可動軸の周方向において巻回されて形成され、
    前記継鉄が前記コイルの少なくとも外周を覆い、
    前記接点チャンバの内側に、前記固定接点と、前記可動接点と、前記可動部と、前記可動鉄心とを配置したことを特徴とする請求項1に記載のリレー装置。
  3. 前記可動軸の軸方向における一方の端部側に前記可動接点及び前記固定接点が位置し、他方の端部側に前記電磁石部が位置し、
    前記継鉄が、前記コイルの外周を覆う周壁部と、前記コイルの前記軸方向における前記可動接点側の一端を覆う板状の上板とを備え、
    前記上板を前記接点チャンバの内側に配置し、
    前記周壁部を前記接点チャンバの外側に配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載のリレー装置。
  4. 前記電磁石部が、前記コイルの励磁に伴い磁化される固定鉄心を更に備え、
    前記固定鉄心を前記接点チャンバの外側に配置し、前記継鉄に固定したことを特徴とする請求項1乃至3に記載のリレー装置。
  5. 前記接点チャンバの内側の空気を排出した後、前記接点チャンバの内側に消弧性ガスを充填したことを特徴とする請求項1乃至4に記載のリレー装置。
  6. 前記接点チャンバが、前記固定接点を固定した絶縁ケースを有し、
    前記絶縁ケースをセラミックスにより形成したことを特徴とする請求項1乃至5に記載のリレー装置。
  7. 前記接点チャンバが、前記固定接点を固定した絶縁ケースを有し、
    前記絶縁ケースを成形樹脂により形成したことを特徴とする請求項1乃至5に記載のリレー装置。
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