JP2012198521A - 電荷輸送物質、電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、および画像形成装置 - Google Patents
電荷輸送物質、電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、および画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012198521A JP2012198521A JP2012044498A JP2012044498A JP2012198521A JP 2012198521 A JP2012198521 A JP 2012198521A JP 2012044498 A JP2012044498 A JP 2012044498A JP 2012044498 A JP2012044498 A JP 2012044498A JP 2012198521 A JP2012198521 A JP 2012198521A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- charge transport
- resin
- photosensitive member
- layer
- electrophotographic photosensitive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
Abstract
【解決手段】特定構造を有する電荷輸送物質を提供する。特に、特定構造を有する電荷輸送物質を電子写真感光体の感光層に含有させることにより、高移動度かつ露光時に十分の残留電位を示し、かつ電子写真プロセス内でのストレスに対する耐性の高いという特性を有する電子写真感光体の提供を可能とする。
【選択図】なし
Description
格にスチリル基等を置換させ、分子内でπ電子系を拡張させると、更に分子サイズが大きくなり塗布溶剤に対しての溶解性が更に低くなる。そこで先述した報告の中には、溶解性を確保するために、新たに置換基を導入したり、幾何異性体混合物として取り扱うなどの工夫がなされている。
第1の本発明は、下記式(1)で表さられる電荷輸送物質である。
第2の本発明は、導電性支持体上に少なくとも感光層を有する電子写真感光体において、該感光層中に上記式(1)で表される電荷輸送物質を含有することを特徴とする電子写真感光体である。
第3の本発明は、第2の本発明の電子写真感光体、ならびに、該電子写真感光体を帯電させる帯電部、該帯電した電子写真感光体を露光させて静電潜像を形成する露光部、及び、該電子写真感光体上に形成された静電潜像を現像する現像部からなる群から選ばれる少なくとも1つ、を備えたことを特徴とする電子写真感光体カートリッジである。
て実施することができる。
≪本発明の電荷輸送物質≫
<本発明の電荷輸送物質の構造>
本発明の電荷輸送物質は下記式(1)で表される化合物であればいかなるものであってもよい。
通常、R1、R2、R5及びR6は、それぞれ独立してアルキル基を表し、具体的には、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、n−ブチル基等の直鎖状アルキル基、イソプロピル基、エチルヘキシル基等の分岐状アルキル基、シクロヘキシル基等の環状アルキル基が挙げられる。これらアルキル基の中でも、製造原料の汎用性から好ましくは炭素数1〜8のアルキル基であり、製造時の取扱性の面から、より好ましくは炭素数1〜4のアルキル基であり、電子写真感光体としての光減衰特性の面から、更に好ましくは炭素数1〜2のアルキル基であり、電荷輸送物質としての電荷輸送能力の面から特に好ましくはメチル基である。
トキシ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、n−ブトキシ基等の直鎖上アルコキシ基、イソプロポキシ基、エチルヘキシロキシ基等の分岐状アルキル基、及びシクロヘキシロキシ基が挙げられる。これらの中でも、製造原料の汎用性から水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数1〜8のアルコキシ基が好ましく、電子写真感光体としての光減衰特性の面からは、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ基がより好ましく、電子写真感光体のオゾンに対する耐性面からは、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基が更に好ましく、電荷輸送物質としての電荷輸送能力の面から、水素原子、炭素数1〜2のアルキル基が特に好ましい。
p、qはそれぞれ独立して0以上、2以下の整数を表す。電荷輸送物質の塗布溶媒への溶解性向上の観点から、p、qはそれぞれ独立して、0以上、1以下が好ましい。
上記に例示したCT1〜CT42の電荷輸送物質は、公知の方法により、容易に合成することが出来る。例えば、本発明の上記例示CT−8は、下記に記すスキームに従って製造することが可能である。
例えば、テトラフェニルベンジジン骨格を有する化合物をVilsmeier反応等でホルミル化を行った後に、リン酸エステル化合物と反応させスチリル基を導入することにより製造することができる。(スキーム1)
以下に、本発明の電子写真感光体の構成について説明する。本発明の電子写真感光体は、導電性支持体上に、上述した式(1)で表される電荷輸送物質を含有する感光層を設けたものであればその構造は特に限定されない。電子写真感光体の感光層が後に説明する積層型の場合には、電荷輸送層に、前記式(1)で表される電荷輸送物質、バインダー樹脂、その他に必要に応じて酸化防止剤、レベリング剤、その他添加物を含むものである。また、電子写真感光体の感光層が、後に説明する単層型の場合には、前述の積層型感光体の電荷輸送層に用いられる成分に加えて電荷発生材料、電子輸送材料を用いるのが一般的である。
導電性支持体については特に制限はないが、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼、銅、ニッケル等の金属材料や、金属、カーボン、酸化錫等の導電性粉体を添加して導電性を付与した樹脂材料や、アルミニウム、ニッケル、ITO(酸化インジウム錫)等の導電性材料をその表面に蒸着又は塗布した樹脂、ガラス、紙等が主として使用される。これらは1種を単独で用いてもよく、2種以上を任意の組み合わせ及び任意の比率で併用しても良い。導電性支持体の形態としては、ドラム状、シート状、ベルト状等のものが用いられる。更には、金属材料の導電性支持体の上に、導電性・表面性等の制御や欠陥被覆のために、適当な抵抗値を有する導電性材料を塗布したものを用いても良い。
導電性支持体表面は、平滑であっても良いし、特別な切削方法を用いたり、研磨処理を施したりすることにより、粗面化されていても良い。また、導電性支持体を構成する材料に適当な粒径の粒子を混合することによって、粗面化されたものであっても良い。また、安価化のためには、切削処理を施さず、引き抜き管をそのまま使用することも可能である。
導電性支持体と後述する感光層との間には、接着性・ブロッキング性等の改善のため、下引き層を設けても良い。下引き層としては、樹脂、または樹脂に金属酸化物等の粒子を分散したもの等が用いられる。また、下引き層は、単一層からなるものであっても、複数層からなるものであってもかまわない。
珪素、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化鉄等の1種の金属元素を含む金属酸化物粒子、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリウム等の複数の金属元素を含む金属酸化物粒子等が挙げられる。これらは一種類の粒子を単独で用いても良いし、複数の種類の粒子を混合して用いても良い。これらの金属酸化物粒子の中で、酸化チタン及び酸化アルミニウムが好ましく、特に酸化チタンが好ましい。酸化チタン粒子は、その表面に、酸化錫、酸化アルミニウム、酸化アンチモン、酸化ジルコニウム、酸化珪素等の無機物、又はステアリン酸、ポリオール、シリコン等の有機物による処理を施されていても良い。酸化チタン粒子の結晶型としては、ルチル、アナターゼ、ブルッカイト、アモルファスのいずれも用いることができる。また、複数の結晶状態のものが含まれていても良い。
また、金属酸化物粒子の粒径としては種々のものが利用できるが、中でも特性及び液の安定性の点から、その平均一次粒径は、10nm以上100nm以下が好ましく、特に10nm以上50nm以下が好ましい。この平均一次粒径は、TEM写真等から得ることができる。
下引き層の膜厚は、本発明の効果を著しく損なわない限り任意であるが、電子写真感光体の電気特性、強露光特性、画像特性、繰り返し特性、及び製造時の塗布性を向上させる観点から、通常は0.01μm以上、好ましくは0.1μm以上、また、通常30μm以下、好ましくは20μm以下である。下引き層には、公知の酸化防止剤等を混合しても良い。画像欠陥防止等を目的として、顔料粒子、樹脂粒子等を含有させて用いても良い。
感光層は、上述の導電性支持体上に(前述の下引き層を設けた場合は下引き層上に)形成される。感光層は、上述した一般式(1)で表される電荷輸送物質を含有する層であり、その形式としては、電荷発生材料と電荷輸送材料(本発明の電荷輸送物質を含む)とが同一層に存在し、それらがバインダー樹脂中に分散した単層構造のもの(以下適宜、「単層型感光層」という。)と、電荷発生材料がバインダー樹脂中に分散された電荷発生層及び電荷輸送材料(本発明の電荷輸送物質を含む)がバインダー樹脂中に分散された電荷輸送層を含む、二層以上の層からなる積層構造の機能分離型のもの(以下適宜、「積層型感光層」という)が挙げられるが、何れの形態であってもよい。
[電荷発生層]
積層型感光層(機能分離型感光層)の電荷発生層は、電荷発生材料を含有すると共に、通常はバインダー樹脂と、必要に応じて使用されるその他の成分とを含有する。このような電荷発生層は、例えば、電荷発生材料及びバインダー樹脂を溶媒又は分散媒に溶解又は分散して塗布液を作製し、これを順積層型感光層の場合には導電性支持体上に(下引き層を設ける場合は下引き層上に)、また、逆積層型感光層の場合には電荷輸送層上に塗布、乾燥して得ることができる。
樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリビニルピリジン樹脂、セルロース系樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂、カゼインや、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ヒドロキシ変性塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、カルボキシル変性塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体等の塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−アルキッド樹脂、シリコン−アルキッド樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂等の絶縁性樹脂や、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリビニルアントラセン、ポリビニルペリレン等の有機光導電性ポリマー等が挙げられる。これらのバインダー樹脂は、何れか1種を単独で用いても良く、2種類以上を任意の組み合わせで混合して用いても良い。
塗布液の作製に用いられる溶剤としては、バインダー樹脂を溶解させるものであれば特に制限されないが、例えば、ペンタン、ヘキサン、オクタン、ノナン等の飽和脂肪族系溶媒、トルエン、キシレン、アニソール等の芳香族系溶媒、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、クロロナフタレン等のハロゲン化芳香族系溶媒、ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドン等のアミド系溶媒、メタノール、エタノール、イソプロパノール、n−ブタノール、ベンジルアルコール等のアルコール系溶媒、グリセリン、ポリエチレングリコール等の脂肪族多価アルコール類、アセトン、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン、4−メトキシ−4−メチル−2−ペンタノン等の鎖状又は環状ケトン系溶媒、ギ酸メチル、酢酸エチル、酢酸n−ブチル等のエステル系溶媒、塩化メチレン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素系溶媒、ジエチルエーテル、ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、メチルセルソルブ、エチルセルソルブ等の鎖状又は環状エーテル系溶媒、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、スルホラン、ヘキサメチルリン酸トリアミド等の非プロトン性極性溶媒、n−ブチルアミン、イソプロパノールアミン、ジエチルアミン、トリエタノールアミン、エチレンジアミン、トリエチレンジアミン、トリエチルアミン等の含窒素化合物、リグロイン等の鉱油、水等が挙げられる。これらは何れか1種を単独で用いても良く、2種以上を併用して用いてもよい。なお、上述の下引き層を設ける場合には、この下引き層を溶解しないものが好ましい。
積層型感光体の電荷輸送層は、電荷輸送物質を含有するとともに、通常はバインダー樹脂と、必要に応じて使用されるその他の成分とを含有する。このような電荷輸送層は、具体的には、電荷輸送物質等とバインダー樹脂とを溶剤に溶解又は分散して塗布液を作製し
、これを順積層型感光層の場合には電荷発生層上に、また、逆積層型感光層の場合には導電性支持体上に(下引き層を設ける場合は下引き層上に)塗布、乾燥して得ることができる。
電荷輸送層の膜厚は特に制限されないが、長寿命、画像安定性の観点、更には高解像度の観点から、通常5μm以上、好ましくは10μm以上、一方、通常50μm以下、好ましくは45μm以下、更には30μm以下の範囲とする。
単層型感光層は、電荷発生物質と電荷輸送物質に加えて、積層型感光体の電荷輸送層と同様に、膜強度確保のためにバインダー樹脂を使用して形成する。具体的には、電荷発生物質と電荷輸送物質と各種バインダー樹脂とを溶剤に溶解又は分散して塗布液を作製し、導電性支持体上(下引き層を設ける場合は下引き層上)に塗布、乾燥して得ることができる。
樹脂からなる電荷輸送媒体中に、さらに電荷発生物質が分散される。
電荷発生物質は、積層型感光体の電荷発生層について説明したものと同様のものが使用できる。但し、単層型感光体の感光層の場合、電荷発生物質の粒子径を十分に小さくする必要がある。具体的には、通常1μm以下、好ましくは0.5μm以下の範囲とする。
また、単層型感光層におけるバインダー樹脂と電荷発生物質との使用比率は、バインダー樹脂100質量部に対して電荷発生物質が通常0.1質量部以上、好ましくは1質量部以上、また、通常30質量部以下、好ましくは10質量部以下の範囲とする。
単層型感光層の膜厚は、通常5μm以上、好ましくは10μm以上、また、通常100μm以下、好ましくは50μm以下の範囲である。
積層型感光体、単層型感光体ともに、感光層又はそれを構成する各層には、成膜性、可撓性、塗布性、耐汚染性、耐ガス性、耐光性等を向上させる目的で、周知の酸化防止剤、可塑剤、紫外線吸収剤、電子吸引性化合物、レベリング剤、可視光遮光剤等の添加物を含有させても良い。
保護層は、導電性材料を適当なバインダー樹脂中に含有させて形成するか、特開平9−190004号公報に記載のトリフェニルアミン骨格等の電荷輸送能を有する化合物を用いた共重合体を用いて形成することができる。
保護層に用いるバインダー樹脂としては、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリケトン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニルケトン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、シロキサン樹脂等の公知の樹脂を用いることができ、また、特開平9−190004号公報記載のようなトリフェニルアミン骨格等の電荷輸送能を有する骨格と上記樹脂の共重合体を用いることもできる。
また、感光体表面の摩擦抵抗や、摩耗を低減、トナーの感光体から転写ベルト、紙への転写効率を高める等の目的で、表面層にフッ素系樹脂、シリコン樹脂、ポリエチレン樹脂等、又はこれらの樹脂からなる粒子や無機化合物の粒子を含有させても良い。或いは、これらの樹脂や粒子を含む層を新たに表面層として形成しても良い。
上記した感光体を構成する各層は、含有させる物質を溶剤に溶解または分散させて得ら
れた塗布液を、導電性支持体上に浸漬塗布、スプレー塗布、ノズル塗布、バーコート、ロールコート、ブレード塗布等の公知の方法により、各層ごとに順次塗布・乾燥工程を繰り返すことにより形成される。
例えば、単層型感光体、及び機能分離型感光体の電荷輸送層の場合には、塗布液の固形分濃度を通常5質量%以上、好ましくは10質量%以上、また、通常40質量%以下、好ましくは35質量%以下の範囲とする。また、塗布液の粘度を使用時の温度において通常10mPa・s以上、好ましくは50mPa・s以上、また、通常500mPa・s以下、好ましくは400mPa・s以下の範囲とする。
塗布液の乾燥は、室温における指触乾燥後、通常30℃以上、200℃以下の温度範囲で、1分から2時間の間、静止又は送風下で加熱乾燥させることが好ましい。また、加熱温度は一定であってもよく、乾燥時に温度を変更させながら加熱を行っても良い。
次に、本発明の電子写真感光体を用いた画像形成装置(本発明の画像形成装置)の実施の形態について、装置の要部構成を示す図1を用いて説明する。但し、実施の形態は以下の説明に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り任意に変形して実施することができる。
電子写真感光体1は、上述した本発明の電子写真感光体であれば特に制限はないが、図1ではその一例として、円筒状の導電性支持体の表面に上述した感光層を形成したドラム状の感光体を示している。この電子写真感光体1の外周面に沿って、帯電装置2、露光装置3、現像装置4、転写装置5及びクリーニング装置6がそれぞれ配置されている。
現像ローラ44は、電子写真感光体1と供給ローラ43との間に配置され、電子写真感光体1及び供給ローラ43に各々当接している。供給ローラ43及び現像ローラ44は、回転駆動機構(図示せず)によって回転される。供給ローラ43は、貯留されているトナーTを担持して、現像ローラ44に供給する。現像ローラ44は、供給ローラ43によって供給されるトナーTを担持して、電子写真感光体1の表面に接触させる。
トナーTの種類は任意であり、粉状トナーのほか、懸濁重合法や乳化重合法等を用いた重合トナー等を用いることができる。特に、重合トナーを用いる場合には径が4〜8μm程度の小粒径のものが好ましく、また、トナーの粒子の形状も球形に近いものからポテト上の球形から外れたものまで様々に使用することができる。重合トナーは、帯電均一性、転写性に優れ、高画質化に好適に用いられる。
なお、定着装置についてもその種類に特に限定はなく、ここで用いたものをはじめ、熱ローラ定着、フラッシュ定着、オーブン定着、圧力定着等、任意の方式による定着装置を設けることができる。
続いて、帯電された感光体1の感光面を、記録すべき画像に応じて露光装置3により露光し、感光面に静電潜像を形成する。そして、その感光体1の感光面に形成された静電潜像の現像を、現像装置4で行う。
現像ローラ44に担持された帯電トナーTが感光体1の表面に接触すると、静電潜像に対応するトナー像が感光体1の感光面に形成される。そしてこのトナー像は、転写装置5
によって記録紙Pに転写される。この後、転写されずに感光体1の感光面に残留しているトナーが、クリーニング装置6で除去される。
なお、画像形成装置は、上述した構成に加え、例えば除電工程を行うことができる構成としても良い。除電工程は、電子写真感光体に露光を行うことで電子写真感光体の除電を行う工程であり、除電装置としては、蛍光灯、LED等が使用される。また除電工程で用いる光は、強度としては露光光の3倍以上の露光エネルギーを有する光である場合が多い。
なお、電子写真感光体1を、帯電装置2、露光装置3、現像装置4、転写装置5、クリーニング装置6、及び定着装置7のうち1つ又は2つ以上と組み合わせて、一体型のカートリッジ(以下適宜「電子写真感光体カートリッジ」という)として構成し、この電子写真感光体カートリッジを複写機やレーザービームプリンタ等の電子写真装置本体に対して着脱可能な構成にしてもよい。この場合、例えば電子写真感光体1やその他の部材が劣化した場合に、この電子写真感光体カートリッジを画像形成装置本体から取り外し、別の新しい電子写真感光体カートリッジを画像形成装置本体に装着することにより、画像形成装置の保守・管理が容易となる。
<式(1)で表される電荷輸送物質の製造>
(製造例1:例示化合物CT−8)
例示化合物CT−8を下記スキーム1に従って製造した。詳細条件は下記の通り。
THF100ml中に、前記ホルミル化合物B4.5gとリン酸エステル誘導体である化合物Cを4.0g仕込み、溶解させた。溶解後、t−ブトキシカリウム2.2gを添加し、室温にて30分撹拌し反応させた。反応終了後、反応液を水に放出し、トルエンで抽出後、有機層を濃縮し、濃縮残渣をシリカゲルクロマトグラフィーで精製することにより目的物質である電荷輸送物質CT−8を4.3g得た。(収率73.8%)
(製造例2:例示化合物CT−10、11、12からなる位置異性体混合物)
製造例1で用いたリン酸エステル化合物Cを下記リン酸エステル化合物D、Eからなる位置異性体混合物4.5g(D:E=73:27)に変更した以外は、製造例1と同様の操作を行うことにより、目的の電荷輸送物質であるCT−10、11、12からなる位置異性体混合物を4.4g得た。(収率70.1%)得られたCT−10、11、12からなる位置異性体混合物の組成比率は、1H−NMR(核磁気共鳴)を測定することにより決定した。(組成比率:CT−10:CT−11:CT−12=54:39:7)
製造例1で用いたリン酸エステル化合物Cを下記リン酸エステル化合物F3.8gに変更した以外は、製造例1と同様の操作を行うことにより、目的の電荷輸送物質を4.0g得た。(収率71.3%)
THF100ml中に、前記ホルミル化合物B6.0gを仕込み、溶解させた。溶解後、シンナミルトリフェニルホスホニウムクロリド(化合物G)を9.2gを添加し、0℃以下に溶液を冷却した。冷却後、ナトリウムメトキシド28%メタノール溶液4.8gを添加し、0℃以下で30分撹拌し反応させた。反応終了後、反応液を水に放出し、トルエ
ンで抽出後、有機層を濃縮し、濃縮残渣をシリカゲルクロマトグラフィーで精製することにより目的物質である電荷輸送物質CT−37を6.3g得た。(収率78.6%)
<電子写真感光体作成方法>
二軸延伸ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム(厚み75μm)の表面にアルミニウム蒸着膜(厚み70nm)を形成した導電性支持体上を用い、その支持体の蒸着層上に、以下の下引き層用分散液をバーコーターにより、乾燥後の膜厚が1.25μm以下となるように塗布し、乾燥させ下引き層を形成した。
電荷発生物質として、オキシチタニウムフタロシアニン結晶(図2に示すようにCuKα特性X線に対するX線回折スペクトルにおいてブラック角(2θ±0.2°)に27.2°に主たる回折ピークを示す。)を用いた。このオキシチタニウムフタロシアニン結晶を20重量部を用い、これを1,2−ジメトキシエタン280重量部と混合し、サンドグラインドミルで1時間粉砕して微粒化分散処理を行って微細化処理液を得た。また、1,2−ジメトキシエタン253重量部及び4−メトキシ−4−メチル−2−ペンタノン85重量部の混合液に、ポリビニルブチラール(電気化学工業(株)社製、商品名「デンカブチラール」#6000C)10重量部を溶解させて、バインダー液を調製した。
(電荷輸送層の形成)
バインダー樹脂としては、以下に示す2,2−ビス(4―ヒドロキシ−3―メチルフェニル)プロパンを芳香族ジオール成分とする繰り返し単位(下記式(PA)で表わされる単位)51モル%と、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタンを芳香族ジオール成分とする繰り返し単位(下記式(PB)で表わされる単位)49モル%と、からなり、p−t−ブチルフェノールに由来する末端構造を有するポリカーボネート樹脂(Mv=30,500)を用いた。そして、電荷輸送物質50重量部、バインダー樹脂100重量部、下記式(AOX1)の構造を有する酸化防止剤8部、及びレベリング剤としてシリコーンオイル0.03重量部を、テトラヒドロフラン/トルエン(重量比8/2)混合溶媒640重量部に溶解させて電荷輸送層用塗布液を調整した。
以上の工程を得て、積層型感光層を有する電子写真感光体(感光体番号:感光体A〜D、感光体RA〜RI)をそれぞれ製造したが、比較例7〜9はいずれも電荷輸送層用塗布液調整段階で電荷輸送物質が完全に溶解しなかったため、電荷輸送層を綺麗に成膜出来ず感光体を製造することが出来なかった。各電子写真感光体の内訳は以下のとおりである。感光体A(実施例1:製造例1で製造したCT−8を電荷輸送物質として使用)
感光体RB(比較例2:下記構造式(RC2)の電荷輸送物質使用)
感光体RC(比較例3:下記構造式(RC3)の電荷輸送物質使用)
感光体RD(比較例4:下記構造式(RC4)の電荷輸送物質使用)
感光体RF(比較例6:下記構造式(RC6)の電荷輸送物質使用)
実施例1〜4、比較例1〜6の電子写真感光体を、電子写真学会標準に従って作製された電子写真特性評価装置(「続電子写真技術の基礎と応用」、電子写真学会編、コロナ社、404〜405頁記載)に装着し、以下の手順に従って帯電、露光、電位測定、除電のサイクルを実施することにより、電気特性の評価を行なった。
測定結果は表−1のとおり。
オゾン暴露試験の方法を以下に記す。川口電気社製EPA8200を使用し、実施例3、比較例5で得られた感光体をコロトロン帯電器に25μAの電流を印可して帯電させ、その帯電値をV1とした。その後、これらの感光体に150−200ppm濃度のオゾンを1日3−5時間、2日間暴露し、暴露後に同様に帯電値を測定し、この値をV2とした。表−2にオゾン暴露前後の帯電保持率(V2/V1×100)(%)を示した。
前記<電子写真感光体作成方法>中の電荷輸送層用塗布液のバインダー樹脂を下記構造式(PC)を有するポリアリレート樹脂(Mv=40,500)に変更した以外は、実施例1と同様の操作を行うことにより、感光体Eを製造した。
前記<電子写真感光体作成方法>中の電荷輸送層用塗布液のバインダー樹脂を前記構造式(PC)を有するポリアリレート樹脂(Mv=40,500)に変更した以外は、実施例2と同様の操作を行うことにより、感光体Fを製造した。
感光体G(実施例7)
前記<電子写真感光体作成方法>中の電荷輸送層用塗布液のバインダー樹脂を前記構造式(PC)を有するポリアリレート樹脂(Mv=40,500)に変更した以外は、実施例3と同様の操作を行うことにより、感光体G製造した。
前記<電子写真感光体作成方法>中の電荷輸送層用塗布液のバインダー樹脂を前記構造式(PC)を有するポリアリレート樹脂(Mv=40,500)に変更した以外は実施例4と同様の操作を行うことにより、感光体Hを作成した。
比較感光体RJ(比較例10)
前記<電子写真感光体作成方法>中の電荷輸送層用塗布液のバインダー樹脂を前記構造式(PC)を有するポリアリレート樹脂(Mv=40,500)に変更した以外は、比較例1と同様の操作を行うことにより、感光体RJ製造した。
前記<電子写真感光体作成方法>中の電荷輸送層用塗布液のバインダー樹脂を前記構造式(PC)を有するポリアリレート樹脂(Mv=40,500)に変更した以外は、比較例2と同様の操作を行うことにより、感光体RK製造した。
比較感光体RL(比較例12)
前記<電子写真感光体作成方法>中の電荷輸送層用塗布液のバインダー樹脂を前記構造式(PC)を有するポリアリレート樹脂(Mv=40,500)に変更した以外は、比較例3と同様の操作を行うことにより、感光体RL製造した。
前記<電子写真感光体作成方法>中の電荷輸送層用塗布液のバインダー樹脂を前記構造式(PC)を有するポリアリレート樹脂(Mv=40,500)に変更した以外は、比較例4と同様の操作を行うことにより、感光体RM製造した。
比較感光体RN(比較例14)
前記<電子写真感光体作成方法>中の電荷輸送層用塗布液のバインダー樹脂を前記構造式(PC)を有するポリアリレート樹脂(Mv=40,500)に変更した以外は、比較例4と同様の操作を行うことにより、感光体RN製造した。
前記<電子写真感光体作成方法>中の電荷輸送層用塗布液を作成する際に、電荷輸送物質として下記式(RC10)の化合物を用い、バインダー樹脂を前記構造式(PC)を有するポリアリレート樹脂(Mv=40,500)に変更した以外は、記<電子写真感光体作成方法>と同様の操作を行うことにより、感光体ROを製造した。
2 帯電装置(帯電ローラ;帯電部)
3 露光装置(露光部)
4 現像装置(現像部)
5 転写装置
6 クリーニング装置
7 定着装置
41 現像槽
42 アジテータ
43 供給ローラ
44 現像ローラ
45 規制部材
71 上部定着部材(定着ローラ)
72 下部定着部材(定着ローラ)
73 加熱装置
T トナー
P 記録紙(用紙,媒体)
Claims (5)
- 導電性支持体上に少なくとも感光層を有する電子写真感光体において、該感光層中に式(1)で表される電荷輸送物質を含有することを特徴とする電子写真感光体
- 導電性支持体上に少なくとも感光層を有する電子写真感光体において、該感光層中に式(1)で表される化合物、および、CuKα特性X線による粉末X線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角(2θ±0.2゜)が少なくとも24.1°、27.2°に回折ピークを示す結晶型のオキシチタニウムフタロシアニンを含有することを特徴とする請求項2記載の電子写真感光体。
- 請求項2〜3のいずれかに記載の電子写真感光体、ならびに、該電子写真感光体を帯電させる帯電装置、該帯電した電子写真感光体を露光させて静電潜像を形成する露光装置、及び、該電子写真感光体上に形成された静電潜像を現像する現像装置からなる群から選ばれる少なくとも1つ、を備えたことを特徴とする電子写真感光体カートリッジ。
- 請求項2〜4のいずれかに記載の電子写真感光体、該電子写真感光体を帯電させる帯電装置と、該帯電した電子写真感光体を露光させて静電潜像を形成する露光装置、および、該電子写真感光体上に形成された静電潜像を現像する現像装置、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012044498A JP5803744B2 (ja) | 2011-03-04 | 2012-02-29 | 電荷輸送物質、電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、および画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011047684 | 2011-03-04 | ||
JP2011047684 | 2011-03-04 | ||
JP2012044498A JP5803744B2 (ja) | 2011-03-04 | 2012-02-29 | 電荷輸送物質、電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、および画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012198521A true JP2012198521A (ja) | 2012-10-18 |
JP5803744B2 JP5803744B2 (ja) | 2015-11-04 |
Family
ID=47180749
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012044498A Active JP5803744B2 (ja) | 2011-03-04 | 2012-02-29 | 電荷輸送物質、電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、および画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5803744B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015225089A (ja) * | 2014-05-26 | 2015-12-14 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 電子写真感光体 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09244278A (ja) * | 1996-03-11 | 1997-09-19 | Mitsubishi Chem Corp | 電子写真感光体 |
JP2004101882A (ja) * | 2002-09-10 | 2004-04-02 | Konica Minolta Holdings Inc | 有機感光体、画像形成方法、画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
JP2006008670A (ja) * | 2004-05-25 | 2006-01-12 | Kyocera Mita Corp | アミンスチルベン誘導体、その製造方法、および電子写真感光体 |
-
2012
- 2012-02-29 JP JP2012044498A patent/JP5803744B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09244278A (ja) * | 1996-03-11 | 1997-09-19 | Mitsubishi Chem Corp | 電子写真感光体 |
JP2004101882A (ja) * | 2002-09-10 | 2004-04-02 | Konica Minolta Holdings Inc | 有機感光体、画像形成方法、画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
JP2006008670A (ja) * | 2004-05-25 | 2006-01-12 | Kyocera Mita Corp | アミンスチルベン誘導体、その製造方法、および電子写真感光体 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015225089A (ja) * | 2014-05-26 | 2015-12-14 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 電子写真感光体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5803744B2 (ja) | 2015-11-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6135369B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、及び画像形成装置 | |
WO2014021341A1 (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、画像形成装置、及びトリアリールアミン化合物 | |
JP2007320925A (ja) | トリアリールアミン系化合物並びにそれを用いた電子写真感光体及び画像形成装置 | |
JP6160370B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、画像形成装置、及びトリアリールアミン化合物 | |
JP5768556B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、および画像形成装置 | |
JP5353078B2 (ja) | エナミン骨格を有する化合物を用いた電子写真感光体及び画像形成装置 | |
JP5636728B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP6160103B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、および画像形成装置 | |
JP5803743B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ及び画像形成装置 | |
JP5803744B2 (ja) | 電荷輸送物質、電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、および画像形成装置 | |
JP5482399B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP5509732B2 (ja) | 新規スチルベン系化合物を含有する電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、画像形成装置、及び新規スチルベン系化合物 | |
WO2012121176A1 (ja) | 電荷輸送物質、電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、および画像形成装置 | |
JP2013097270A (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、および画像形成装置 | |
JP5407249B2 (ja) | エナミン系化合物、該化合物を用いた電子写真感光体および画像形成装置 | |
JP5590202B2 (ja) | 電子写真感光体、新規エナミン系化合物、電子写真感光体カートリッジおよび画像形成装置 | |
JP5556327B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP6102639B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真カートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP5835105B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、および、画像形成装置 | |
JP5712858B2 (ja) | トリアリールアミン化合物を含有する電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP2014095868A (ja) | 新規ブタジエン骨格を持つ化合物を含有する電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、画像形成装置、及び新規ブタジエン骨格を持つ化合物 | |
JP5103949B2 (ja) | ヒドラゾン系化合物、電子写真感光体及び画像形成装置 | |
JP6387649B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP6337531B2 (ja) | 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP5369736B2 (ja) | 新規エナミン系化合物を含有する電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ及び画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141008 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150526 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150604 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150804 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150817 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5803744 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |