JP2012196303A - 超音波プローブホルダ、超音波診断装置および超音波プローブのゼリー塗布方法 - Google Patents

超音波プローブホルダ、超音波診断装置および超音波プローブのゼリー塗布方法 Download PDF

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Abstract

【課題】清潔なエコーゼリーを自動で塗布することが可能なプローブホルダを提供する。
【解決手段】プローブホルダ内で超音波プローブの洗浄、乾燥およびエコーゼリーの塗布を行う構成とした。また、超音波プローブを洗浄する洗浄液の供給、超音波プローブを乾燥させるための空気の供給、および超音波プローブに塗布するエコーゼリーの供給を、超音波プローブが載置される可動ステージ内に設けられた流路を共用して行う構成とした。この構成により、可動ステージおよび流路が超音波プローブと同様に洗浄および乾燥されてからエコーゼリーを超音波プローブへ供給するため、清潔なエコーゼリーを超音波プローブに自動で塗布することができる。
【選択図】図2

Description

この発明は、超音波プローブホルダに係り、特に、超音波の送受信を行う超音波プローブを保持するプローブホルダ、およびこのような超音波プローブホルダを備えた超音波診断装置に関する。
また、この発明は、超音波プローブにゼリーを塗布する方法にも関している。
従来から、医療分野において、超音波画像を利用した超音波診断装置が実用化されている。一般に、超音波診断装置は、振動子アレイを内蔵した超音波プローブと、この超音波プローブに接続された診断装置本体とを有しており、超音波プローブから被検体に向けて超音波を送信し、被検体からの超音波エコーを超音波プローブで受信して、その受信信号を装置本体で電気的に処理することにより超音波画像が生成される。
超音波プローブから被検体に向けて超音波を送信する際、被検体と接触する音響レンズ面と被検体との間に隙間があると、その隙間に存在する空気の層において超音波が減衰および反射をしてしまう。そこで、音響レンズ面に被検体との隙間を埋めるための媒体を塗布することが行われている。音響レンズ面と被検体との隙間を埋めるための媒体としては、例えば、高分子吸収型ジェルによって構成されるエコーゼリー等の粘度の高い液体が用いられている。また、エコーゼリーは被検体に直接接するため清潔であることが望ましい。
音響レンズ面にエコーゼリーを塗布する手間を省くために、自動的にエコーゼリーを塗布する超音波診断装置が提案されている。例えば、特許文献1には、超音波プローブの生体接触面に自動的にエコーゼリーを供給する機構を有する超音波診断装置が開示されている。また、特許文献2には、プローブホルダにエコーゼリーを自動的に供給し、超音波プローブをプローブホルダに漬けることでエコーゼリーを塗布する作業を省略することが可能な超音波診断装置が開示されている。
音響レンズに塗布したエコーゼリーは、衛生面や性能維持の観点から、検査終了ごとに取り除く必要がある。また、音響レンズ面は被検体に直接接する部分であるため、必要に応じて消毒を行う必要がある。特許文献3には、診断後に超音波プローブに残存したエコーゼリーなどの付着物を超音波プローブに傷をつけることなく除去し、超音波プローブの乾燥および消毒を行うことで超音波プローブを清潔に保つ超音波診断装置が開示されている。
特開平11−267123号公報 特開2003−144432号公報 特開2005−198761号公報
しかしながら、特許文献1の装置では、超音波プローブへエコーゼリーを供給する供給アームが汚染されていた場合に、汚染されたエコーゼリーを超音波プローブへ供給してしまうことがある。また、特許文献2の装置では、内部にエコーゼリーが供給されたプローブホルダに超音波プローブを漬けるため、エコーゼリーが接するプローブホルダ内部を清潔に保つ必要がある。特許文献3の装置では、超音波プローブを清潔に保つことは考慮されているが、超音波プローブに塗布されるエコーゼリーの汚染については考慮されていないため、汚染されたエコーゼリーが塗布されると超音波プローブまで汚染されてしまう。
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、清潔なエコーゼリーを超音波プローブに自動で塗布することが可能なプローブホルダおよび超音波診断装置を提供することを目的とする。
また、この発明は、清潔なエコーゼリーを超音波プローブに塗布する方法を提供することも目的としている。
この発明に係る超音波プローブホルダは、超音波プローブを収容するための収容部と、収容部の内壁に沿って移動可能に配置されると共に超音波プローブが載置される載置面を有する可動ステージと、可動ステージの載置面上に載置された超音波プローブを側方から固定保持するプローブ保持手段と、可動ステージを収容部内で移動させる可動ステージ移動手段と、収容部の内壁に開口したゼリー供給口と、超音波プローブに塗布するゼリーをゼリー供給口に供給するゼリー供給手段と、収容部の内壁に開口した液体供給口と、超音波プローブの洗浄または消毒を行う液体を液体供給口に供給する液体供給手段と、を具備し、可動ステージは、一端が収容部の内壁に面して開口し他端が載置面に開口した流路を備え、可動ステージ移動手段は、流路の一端とゼリー供給口とが接続され、流路の他端からプローブ保持手段に保持された超音波プローブへゼリーが供給される第1の位置と、流路の一端と液体供給口とが接続され、流路の他端からプローブ保持手段に保持された超音波プローブへ液体が供給される第2の位置との間で可動ステージを移動させるものである。
ここで、ゼリーとは、ポリビニルアルコール系含水ゲルなどのポリマーによって構成されるエコーゼリーのみではなく、ローション等の粘度の高い液体も含む概念である。
好ましくは、収容部の内壁に開口した気体供給口と、超音波プローブを乾燥させるための気体を気体供給口に供給する気体供給手段と、をさらに具備し、可動ステージ移動手段は、流路の一端と気体供給口とが接続され、流路の他端からプローブ保持手段に保持された超音波プローブへ気体が供給される第3の位置と第1の位置および第2の位置との間で可動ステージを移動させる。
また、第1の位置においては超音波プローブと可動ステージとが接触し、第2の位置および第3の位置においては超音波プローブと可動ステージとが離間することが好ましい。
また、ゼリーを加熱するゼリー加熱手段をさらに具備することが好ましい。
あるいは、気体を加熱する気体加熱手段をさらに具備することが好ましい。
なお、収容部は、可動ステージが第2の位置に位置している場合に、液体供給手段から供給された液体がプローブホルダの外部に流出しない密閉性を有し、液体供給手段は、プローブ保持手段に保持された超音波プローブのグリップ部まで液体に浸漬されるように液体を収容部に供給することが好ましい。
より好ましくは、プローブホルダ保持手段に保持された超音波プローブのグリップ部より鉛直方向上方かつ収容部の内壁に開口した液体循環口をさらに具備し、液体供給手段は、液体を液体循環口から吸引し、液体供給口から供給することで液体の循環を行う。
また、超音波プローブが収容部内に収容されたことを検知するプローブ検知手段をさらに具備することが好ましい。
また、超音波プローブに内蔵されたバッテリを充電する給電手段をさらに具備することが好ましい。
また、上記プローブホルダは、超音波プローブから送信された信号を基に超音波診断画像を生成する診断装置本体と一体構成されていてもよい。
また、超音波プローブに取り付けられたICタグに記憶されている超音波プローブの種類を読み取るICタグリーダーをさらに具備することが好ましい。
より好ましくは、ゼリー供給手段は、ICタグリーダーにより読み取られた超音波プローブの種類に応じたゼリーを供給する。
また、液体供給手段は、ICタグリーダーにより読み取られた超音波プローブの種類に応じた液体を供給することが好ましい。
この発明に係る超音波診断装置は、超音波プローブと、上記の超音波プローブホルダと、超音波プローブにより取得された受信信号を基に超音波診断画像を生成する診断装置本体とを備えるものである。
この発明に係る超音波プローブのゼリー塗布方法は、超音波プローブホルダの収容部の内壁に沿って移動可能に配置された可動ステージ上の載置面上に音響レンズ面が接触するように超音波プローブを載置するステップと、超音波プローブを側方から固定保持するステップと、可動ステージ内に形成された流路の一端と収容部の内壁に開口した液体供給口とが接続される位置へ可動ステージを移動させるステップと、液体を液体供給口から供給して可動ステージの流路を介し載置面に開口した流路の他端から流出させることにより超音波プローブの洗浄または消毒を行うステップと、流路の一端と収容部の内壁に開口したゼリー供給口とが接続される位置へ可動ステージを移動させるステップと、ゼリーをゼリー供給口から供給して可動ステージの流路を介し載置面に開口した流路の他端から流出させることにより超音波プローブの音響レンズ面にゼリーを塗布するステップとを具備する方法である。
この発明によれば、超音波プローブへの洗浄液の供給とゼリーの供給とを同一の可動ステージ内の流路を通して行ったため、清潔なエコーゼリーを超音波プローブに自動で塗布することが可能となる。
この発明の実施の形態1に係る超音波診断装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係るプローブホルダの概略構成とプローブホルダ制御部との関係を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るプローブホルダの可動ステージに超音波プローブが載置された状態を表す図である。 この発明の実施の形態1に係るプローブホルダのプローブ保持部材が超音波プローブを保持した状態を表す図である。 この発明の実施の形態1に係るプローブホルダの洗浄工程における可動ステージの位置を表す図である。 この発明の実施の形態1に係るプローブホルダ内を洗浄液が循環する様子を表す図である。 この発明の実施の形態1に係るプローブホルダの洗浄液の排出を表す図である。 この発明の実施の形態1に係るプローブホルダの乾燥工程を表す図である。 この発明の実施の形態1に係るプローブホルダのゼリー塗布工程を表す図である。 この発明の実施の形態2に係るプローブホルダの断面図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1
図1に、この発明の実施の形態1に係るプローブホルダを備えた超音波診断装置の構成を示す。超音波診断装置は、超音波プローブ1と、この超音波プローブ1と無線通信により接続された診断装置本体2とを備え、診断装置本体2にプローブホルダ3が内蔵されている。
超音波プローブ1は、1次元又は2次元の振動子アレイを構成する複数の超音波トランスデューサ10を有し、これらトランスデューサ10にそれぞれ対応して受信信号処理部12が接続され、さらに受信信号処理部12にパラレル/シリアル変換部14を介して無線通信部16が接続されている。また、複数のトランスデューサ10に送信駆動部18を介して送信制御部20が接続され、複数の受信信号処理部12に受信制御部22接続され、無線通信部16に通信制御部24が接続されている。そして、パラレル/シリアル変換部14、送信制御部20、受信制御部22および通信制御部24にプローブ制御部26が接続されている。さらに、超音波プローブ1にはバッテリ30と、バッテリ30を制御するバッテリ制御部28および受電部32が設けられており、バッテリ制御部28がプローブ制御部26に接続されている。
複数のトランスデューサ10は、それぞれ送信駆動部18から供給される駆動信号に従って超音波を送信すると共に被検体からの超音波エコーを受信して受信信号を出力する。各トランスデューサ10は、例えば、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)に代表される圧電セラミックや、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)に代表される高分子圧電素子、PMN−PT(マグネシウムニオブ酸・チタン酸鉛固溶体)に代表される圧電単結晶等からなる圧電体の両端に電極を形成した振動子によって構成される。
そのような振動子の電極に、パルス状又は連続波の電圧を印加すると、圧電体が伸縮し、それぞれの振動子からパルス状又は連続波の超音波が発生して、それらの超音波の合成により超音波ビームが形成される。また、それぞれの振動子は、伝搬する超音波を受信することにより伸縮して電気信号を発生し、それらの電気信号は、超音波の受信信号として出力される。
送信駆動部18は、例えば、複数のパルサを含んでおり、送信制御部20によって選択された送信遅延パターンに基づいて、複数のトランスデューサ10から送信される超音波が超音波ビームを形成するようにそれぞれの駆動信号の遅延量を調節して複数のトランスデューサ10に供給する。
各チャンネルの受信信号処理部12は、受信制御部22の制御の下で、対応するトランスデューサ10から出力される受信信号に対して直交検波処理又は直交サンプリング処理を施すことにより複素ベースバンド信号を生成し、複素ベースバンド信号をサンプリングすることにより、組織のエリアの情報を含むサンプルデータを生成して、サンプルデータをパラレル/シリアル変換部14に供給する。受信信号処理部12は、複素ベースバンド信号をサンプリングして得られるデータに高能率符号化のためのデータ圧縮処理を施すことによりサンプルデータを生成してもよい。
パラレル/シリアル変換部14は、複数チャンネルの受信信号処理部12によって生成されたパラレルのサンプルデータを、シリアルのサンプルデータに変換する。
無線通信部16は、シリアルのサンプルデータに基づいてキャリアを変調して伝送信号を生成し、伝送信号をアンテナに供給してアンテナから電波を送信することにより、シリアルのサンプルデータを送信する。変調方式としては、例えば、ASK(Amplitude Shift Keying)、PSK(Phase Shift Keying)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(16 Quadrature Amplitude Modulation)等が用いられる。
無線通信部16は、診断装置本体2との間で無線通信を行うことにより、サンプルデータを診断装置本体2に送信すると共に、診断装置本体2から各種の制御信号を受信して、受信された制御信号を通信制御部24に出力する。通信制御部24は、プローブ制御部26によって設定された送信電波強度でサンプルデータの送信が行われるように無線通信部16を制御すると共に、無線通信部16が受信した各種の制御信号をプローブ制御部26に出力する。
プローブ制御部26は、診断装置本体2から送信される各種の制御信号に基づいて、超音波プローブ1の各部の制御を行う。
バッテリ30は、超音波プローブ1内の電力を必要とする各部に電力を供給する。
超音波プローブ1には図示しない電源スイッチが設けられており、バッテリ制御部28は、電源スイッチの状態に基づいてバッテリ30から各部へ電力を供給するか否かを制御する。
受電部32は、診断装置本体2の図示しない給電部または他の給電装置から無線により供給される電力を受電する電気回路である。バッテリ30は、受電部32を用いて充電が可能となっている。なお、必ずしも受電部32へ無線で電力を供給する必要はなく、例えば、超音波プローブ1の外部に受電のための電極を備え、外部に給電のための電極を備えた給電装置と電極同士を接続させることで、給電装置から受電部32へ電力を供給する構成としても良い。
また、超音波プローブ1は、リニアスキャン方式、コンベックススキャン方式、セクタスキャン方式等の体外式プローブでもよいし、ラジアルスキャン方式等の超音波内視鏡用プローブでもよい。
一方、診断装置本体2は、無線通信部34を有し、この無線通信部34にシリアル/パラレル変換部36を介してデータ格納部38が接続され、データ格納部38に画像生成部40が接続されている。さらに、画像生成部40に表示制御部42を介して表示部44が接続されている。また、無線通信部34に通信制御部46が接続され、シリアル/パラレル変換部36、画像生成部40、表示制御部42および通信制御部46に本体制御部48が接続されている。さらに、本体制御部48には、オペレータが入力操作を行うための操作部50と、動作プログラムを格納する格納部52とがそれぞれ接続されている。また、本体制御部48には、プローブホルダ制御部54が接続され、プローブホルダ制御部54にプローブホルダ3が接続されている。
無線通信部34は、超音波プローブ1との間で無線通信を行うことにより、各種の制御信号を超音波プローブ1に送信する。また、無線通信部34は、アンテナによって受信される信号を復調することにより、シリアルのサンプルデータを出力する。
通信制御部46は、本体制御部48によって設定された送信電波強度で各種の制御信号の送信が行われるように無線通信部34を制御する。
シリアル/パラレル変換部36は、無線通信部34から出力されるシリアルのサンプルデータを、パラレルのサンプルデータに変換する。データ格納部38は、メモリまたはハードディスク等によって構成され、シリアル/パラレル変換部36によって変換された少なくとも1フレーム分のサンプルデータを格納する。
画像生成部40は、データ格納部38から読み出される1フレーム毎のサンプルデータに受信フォーカス処理を施して、超音波診断画像を表す画像信号を生成する。画像生成部40は、整相加算部58と画像処理部60とを含んでいる。
整相加算部58は、本体制御部48において設定された受信方向に応じて、予め記憶されている複数の受信遅延パターンの中から1つの受信遅延パターンを選択し、選択された受信遅延パターンに基づいて、サンプルデータによって表される複数の複素ベースバンド信号にそれぞれの遅延を与えて加算することにより、受信フォーカス処理を行う。この受信フォーカス処理により、超音波エコーの焦点が絞り込まれたベースバンド信号(音線信号)が生成される。
画像処理部60は、整相加算部58によって生成される音線信号に基づいて、被検体内の組織に関する断層画像情報であるBモード画像信号を生成する。画像処理部60は、STC(sensitivity time control)部と、DSC(digital scan converter:デジタル・スキャン・コンバータ)とを含んでいる。STC部は、音線信号に対して、超音波の反射位置の深度に応じて、距離による減衰の補正を施す。DSCは、STC部によって補正された音線信号を通常のテレビジョン信号の走査方式に従う画像信号に変換(ラスター変換)し、階調処理等の必要な画像処理を施すことにより、Bモード画像信号を生成する。
表示制御部42は、画像生成部40によって生成される画像信号に基づいて、表示部44に超音波診断画像を表示させる。表示部44は、例えば、LCD等のディスプレイ装置を含んでおり、表示制御部42の制御の下で、超音波診断画像を表示する。
プローブホルダ制御部54は、本体制御部48から出力される各種の制御信号に基づいて、プローブホルダ3の各部の動作を制御する。プローブホルダ3の各部の動作については後述する。
このような診断装置本体2において、シリアル/パラレル変換部36、画像生成部40、表示制御部42、通信制御部46、本体制御部48およびプローブホルダ制御部54は、CPUと、CPUに各種の処理を行わせるための動作プログラムから構成されるが、それらをデジタル回路で構成してもよい。上記の動作プログラムは、格納部52に格納される。格納部52における記録媒体としては、内蔵のハードディスクの他に、フレキシブルディスク、MO、MT、RAM、CD−ROMまたはDVD−ROM等を用いることができる。
図2は、実施の形態1に係るプローブホルダ3の概略構成とプローブホルダ制御部54との関係を示す図である。図2においてプローブホルダ3はその断面が模式的に示されている。
プローブホルダ3は、ほぼ直方体状の筐体Hを有し、筐体Hに、上部が開放された凹状のプローブ収容部Cが形成されている。プローブ収容部Cは、筐体Hの上面に開口された幅広の凹部R1と、この凹部R1の下部に連通する幅狭の凹部R2とから形成されている。
凹部R1の内部には、プローブ保持部材100およびプローブ保持部材102が配置されている。プローブ保持部材100およびプローブ保持部材102は、筐体Hの内部に設けられたプローブ保持部材駆動モータ104と接続されており、プローブ保持部材駆動モータ104によって駆動される。
凹部R2の内部には、凹部R2内を移動する可動ステージ124が配置されている。可動ステージ124は、筐体Hの内部に設けられた可動ステージ駆動モータ122と接続されており、可動ステージ駆動モータ122によって駆動される。
また、プローブホルダ3は、筐体Hの内部に、プローブ検知部106、洗浄液収納タンク108、洗浄液収納タンク108に連結された洗浄液流路を開閉するバルブ130、洗浄液供給ポンプ110、空気供給ポンプ112、エコーゼリー収納タンク120、エコーゼリー供給ポンプ114、廃液ポンプ116、廃液タンク118および廃液タンク118に連結された廃液流路を開閉するバルブ132を有する。
図3に示されるように、可動ステージ124は、凹部R2の左内壁面107aに接した直方体状の基体124aと凹部R2の左内壁面107aに沿って鉛直方向上方へ伸びた凸部124bとによって構成される。基体124aの左側面は、凹部R2の左内壁面107aに沿って移動する際の摺動面124cとして機能し、基体124aの上面は、超音波プローブ1を載置する載置面124dとして機能する。基体124aの内部には、エコーゼリー、洗浄液または空気が通過する流路126が形成されている。流路126は、可動ステージ124の摺動面124cに形成された流入口126aと載置面124dに形成された複数の流出口126bとの間を接続するように形成されている。
可動ステージ124は、可動ステージ駆動モータ122により、凹部R2の左内壁面107aに沿って鉛直方向に駆動される。
プローブホルダ3に収容された超音波プローブ1は、先端の音響レンズ128を下に向けて可動ステージ124の載置面124dの上に載置される。超音波プローブ1が可動ステージ124の載置面124dに載置されると、流路126の複数の流出口126bが音響レンズ128と近接する。
また、プローブホルダ3の凹部R1の左内壁面105aにはプローブ保持部材100が進退可能に配置され、右内壁面105bにはプローブ保持部材102が進退可能に配置されている。プローブ保持部材100およびプローブ保持部材102は、互いに向かい合って突設されている。プローブ保持部材100およびプローブ保持部材102は、互いの間隔を狭めるように突出して超音波プローブ1を挟持することにより超音波プローブ1を保持する。超音波プローブ保持部材100および超音波プローブ保持部材102の先端には弾性体が設けられおり、プローブを破損させずに保持することができる。
プローブ保持部材駆動モータ104は、プローブホルダ制御部54からの命令を受信してプローブ保持部材100およびプローブ保持部材102の突出または収容を行うモータである。
プローブ検知部106は、超音波プローブ1がプローブホルダ3に収容されているか否かを検知するセンサである。プローブ検知部106は、超音波プローブ1の有無に関する信号をプローブホルダ制御部54へ出力する。プローブ検知部106としては、例えば光の反射により超音波プローブ1の有無を検知する光センサを用いることができる。
洗浄液収納タンク108は、超音波プローブ1を洗浄するための洗浄液を収納しておくタンクである。洗浄液収納タンク108は、洗浄液供給ポンプ110と洗浄液流路によって接続されており、バルブ130によって開閉される。
洗浄液収納タンク108と洗浄液供給ポンプ110とを繋ぐ洗浄液流路は途中で2方へ分岐しており、一方は洗浄液供給ポンプ110と接続され、他方は筐体H内を通って凹部R2の右内壁面107b上部に設けられた洗浄液循環口110bと接続されている。また、洗浄液供給ポンプ110は、洗浄液供給口110aと洗浄液流路により接続されている。
このような構成により、洗浄液供給ポンプ110は、洗浄液収納タンク108に収納されている洗浄液を吸引し洗浄液供給口110aから供給することができる。また、洗浄液供給ポンプ110は、洗浄液循環口110bから凹部R2に溜まった洗浄液を吸引し、洗浄液供給口110aから供給することで洗浄液を循環させることができる。
廃液ポンプ116は、凹部R2の右内壁面107bの最下部に設けられた廃液口116aから廃液タンク118へ洗浄液を送るポンプである。廃液タンク118は、バルブ132によって開閉される。
空気供給ポンプ112は、空気流入管112bを介して筐体Hの外部と接続されている。また、空気供給ポンプ112は、凹部R2の左内壁面107aに設けられた空気供給口112aと空気流路により接続されている。空気供給ポンプ112は、空気流入管112bを介して外部から空気を吸引し、吸引した空気を空気供給口112aから供給するポンプである。
エコーゼリー収納タンク120は、音響レンズ128に塗布するエコーゼリーを収納しておくタンクである。エコーゼリー収納タンク120は、エコーゼリー供給ポンプ114とエコーゼリー流路により接続されている。
エコーゼリー供給ポンプ114は、凹部R2の左内壁面107aに設けられたエコーゼリー供給口114aとエコーゼリー流路により接続されている。エコーゼリー供給ポンプ114は、エコーゼリー収納タンク120に収納されているエコーゼリーを、エコーゼリー供給口114aから供給するポンプである。
洗浄液供給口110a、空気供給口112aおよびエコーゼリー供給口114aは、凹部R2の左内壁面107aに鉛直方向の直線上に並んで設けられており、最下部に洗浄液供給口110aが設けられ、最上部にエコーゼリー供給口114aが設けられている。可動ステージ124は、凹部R2の左内壁面107aに沿って鉛直方向へ移動されることで、流入口126aと洗浄液供給口110aとが接続される位置(下段の位置)、流入口126aと空気供給口112aとが接続される位置(中段の位置)、および流入口126aとエコーゼリー供給口114aとが接続される位置(上段の位置)の3つの位置の間で移動される。超音波プローブ1の洗浄を行う洗浄工程において可動ステージ124は下段の位置に移動され、超音波プローブ1の乾燥を行う乾燥工程において可動ステージ124は中段の位置に移動され、超音波プローブ1へエコーゼリーの塗布を行うエコーゼリー塗布工程において可動ステージ124は上段の位置に移動される。
可動ステージ124が下段の位置に移動されて流入口126aと洗浄液供給口110aとが接続されると、洗浄液は、流入口126aから流路126を通って流出口126bから音響レンズ128へ供給される。可動ステージ124が中段の位置に移動されて流入口126aと空気供給口112aとが接続されると、空気は、流入口126aから流路126を通って流出口126bから音響レンズ128へ供給される。可動ステージ124が上段の位置に移動されて流入口126aとエコーゼリー供給口114aとが接続されると、エコーゼリーは、流入口126aから流路126を通って流出口126bから音響レンズ128へ供給される。
また、洗浄液供給口110a、空気供給口112aおよびエコーゼリー供給口114aは、凹部R2の左内壁面107aかつ鉛直方向の直線上に並んで設けられているため、可動ステージ124は鉛直方向の1次元の位置合わせを行うだけで、それぞれの供給口と流入口126aとを接続させることができる。
プローブホルダ制御部54は、プローブ検知部106からプローブの有無を表す信号を受信して、プローブ保持部材駆動モータ104、洗浄液供給ポンプ110、空気供給ポンプ112、エコーゼリー供給ポンプ114、廃液ポンプ116および可動ステージ駆動モータ122の動作を制御する。また、図示しないがバルブ130およびバルブ132は自動開閉機構を有し、プローブホルダ制御部54の命令を受けて開閉する。
次に、実施の形態1に係る超音波診断装置の動作について説明する。
本実施の形態に係る超音波診断装置は、プローブホルダ3に超音波プローブ1が収容されると、洗浄工程、乾燥工程およびエコーゼリー塗布工程を順に自動で行う。
初めに、図2に示すように、操作者が音響レンズ128を下側に向けた超音波プローブ1をプローブホルダ3に収容させる。この時、超音波プローブ1は、先端に設けられている音響レンズ128を下に向けて可動ステージ124の載置面124dに載置される。超音波プローブ1がプローブホルダ3に収容されると、プローブ検知部106は、超音波プローブ1が収容されたことを示す信号をプローブホルダ制御部54へ出力する。
超音波プローブ1がプローブホルダ3に収容されたことが検知されると、プローブホルダ制御部54は、プローブ保持部材駆動モータ104にプローブ保持部材100およびプローブ保持部材102を突出させる命令を出力する。
プローブホルダ制御部54から出力された命令を受信したプローブ保持部材駆動モータ104は、プローブ保持部材100およびプローブ保持部材102をそれぞれ凹部R1の内方へ突出移動させる。これにより、可動ステージ124の載置面124dに載置された超音波プローブ1は、図4に示すようにプローブ保持部材100およびプローブ保持部材102の間に保持される。この時、プローブ保持部材100およびプローブ保持部材102の先端の弾性体が超音波プローブ1を挟持するため、超音波プローブ1は適度な圧力で保持される。超音波プローブ1が保持された状態においては、超音波プローブ1は移動しないため周囲へ衝突する恐れがない。
超音波プローブ1が保持されるとプローブホルダ3は洗浄工程を開始する。プローブホルダ制御部54は、可動ステージ124を下段の位置へ移動させる命令を可動ステージ駆動モータ122へ出力する。可動ステージ124を下段の位置へ移動させる命令を受信した可動ステージ駆動モータ122は、図5に示すように可動ステージ124を凹部R2の底面と接触する位置まで鉛直方向の下方に移動させる。超音波プローブ1はプローブ保持部材100およびプローブ保持部材102によって保持されているため、可動ステージ124が鉛直方向の下方に移動すると、音響レンズ128と可動ステージ124の載置面124dとが離間する。
可動ステージ124が下段の位置にある場合は、洗浄液供給口110aと流入口126aとが接続される。また、可動ステージ124が下段の位置にある場合は、凸部124aが空気供給口112aおよびエコーゼリー供給口114aを塞ぐ。これにより、洗浄工程において空気やエコーゼリーが凹部R2に流入することを防いでいる。また、洗浄液が空気供給口112aおよびエコーゼリー供給口114aに流入することも防いでいる。可動ステージ124と凹部R2の右内壁面107bとは隙間があり、廃液口116aは可動ステージ124によって塞がれない。しかし、バルブ132が閉じられている場合は、洗浄液は廃液口116aから外部へ流出しない。すなわち、凹部R2は、可動ステージが下段の位置にあり、バルブ132が閉じられている状態においては、洗浄液がプローブホルダ3の外部に流出しない密閉性を有する。
可動ステージ124が下段の位置に移動されると、プローブホルダ制御部54は、バルブ130を開く命令を出力すると共に洗浄液供給ポンプ110を駆動する命令を出力する。これにより、洗浄液供給タンク108から洗浄液134がバルブ130を通り、洗浄液供給ポンプ110により洗浄液供給口110へ供給される。また、洗浄液供給口110aへ供給された洗浄液134は、可動ステージ124の流入口126aから流路126を通り、流出口126bから音響レンズ128へ向けて吹き付けられる。これにより、洗浄液134は音響レンズ128の表面に付着した汚れを除去する。
この時、廃液ポンプ116に接続されたバルブ132が閉じているため、音響レンズ128へ吹き付けられた洗浄液134は廃液口116aから流出しない。そのため、音響レンズ128へ向けて吹き付けられた洗浄液134は凹部R2に溜まる。洗浄液供給ポンプ110が洗浄液134の供給を続けると、洗浄液134は凹部R2に溜まり続け、超音波プローブ1は洗浄液134に漬かる。さらに洗浄液134が溜まり、凹部R2に溜まった洗浄液134の界面が循環口110bの位置まで到達すると、プローブホルダ制御部54は、バルブ130を閉じる命令を出力する。バルブ130が閉じられた状態で洗浄液供給ポンプ110が駆動されると、図6に示すように洗浄液134は循環口110bから吸引され、洗浄液流路を通って洗浄液供給口110aから再び供給される。
このようにして、洗浄液供給ポンプ110は、凹部R2に溜まった洗浄液134を循環させて超音波プローブ1の洗浄を行う。
洗浄工程においては、可動ステージ124と音響レンズ128とが離間しているため、音響レンズ128の先端や、音響レンズ128と接する載置面124dも洗浄される。また、洗浄液134が通過する流路126も洗浄される。
超音波プローブ1は、洗浄工程において予め設定された時間だけ洗浄される。洗浄を行う時間は超音波診断装置によって予め設定された時間でも良いし、操作者が操作部50を用いて設定可能としても良い。また、洗浄液の供給量を操作者が設定可能としてもよい。操作者が洗浄を行う時間を設定可能であれば、例えば、超音波プローブ1の汚れがひどい場合は、洗浄を行う時間を通常より長くする等の調整を行うことができる。
予め設定された時間だけ洗浄を行うと、プローブホルダ制御部54は、バルブ132を開く命令と、廃液ポンプ116を駆動する命令を出力する。廃液ポンプ116は、図7に示すように凹部R2に溜まった洗浄液を廃液タンク118へ排出する。凹部R2に溜まった洗浄液134が全て排出されるとバルブ132は閉じられる。
凹部R2に溜まった洗浄液134が全て排出されると、プローブホルダ3は、洗浄工程を終了し、乾燥工程を開始する。プローブホルダ制御部54は、可動ステージ124を中段の位置へ移動させる命令を可動ステージ駆動モータ122へ出力する。可動ステージ駆動モータ122は、図8に示すように可動ステージ124を中段の位置へ移動させる。可動ステージ124が中段の位置にある場合においても、音響レンズ128と載置面124dとは離間している。
可動ステージ124が中段の位置にある場合は、空気供給口112aと流入口126aとが接続される。また、可動ステージ124が中段の位置にある場合は、凸部124aがエコーゼリー供給口114aを塞ぐ。これにより、エコーゼリーが凹部R2に流入しない。また、空気がエコーゼリー供給口114aに流入することもないため、エコーゼリーの乾燥を防ぐことができる。
可動ステージ124が中段の位置に移動されると、プローブホルダ制御部54は、空気供給ポンプ112を駆動する命令を出力する。空気供給ポンプ112は、プローブホルダ制御部54の命令に従い、空気流入管112bを介して外部から取り入れた空気を空気供給口112aへ供給する。空気供給口112aへ供給された空気は、流入口126aから流路126を通り、流出口126bから音響レンズ128の方へ排出される。すなわち、空気供給ポンプ112は、外部の空気を音響レンズ128へ吹き付けることで超音波プローブ1を乾燥させる。
超音波プローブ1は、乾燥工程において予め設定された時間だけ乾燥される。乾燥を行う時間は超音波診断装置によって予め設定された時間でも良いし、操作者が操作部50を用いて設定可能としても良い。操作者が乾燥を行う時間を設定可能であれば、例えば、超音波プローブ1をよく乾燥させたい場合に乾燥を行う時間を通常より長くする等の調整を行うことができる。
プローブホルダ3は、予め設定された時間だけ乾燥を行うと乾燥工程を終了し、続いてエコーゼリー塗布工程を開始する。プローブホルダ制御部54は、可動ステージ124を上段の位置へ移動させる命令を可動ステージ駆動モータ122へ出力する。可動ステージ駆動モータ122は、プローブホルダ制御部54の命令に従い、図9に示すように可動ステージ124を上段の位置へ移動させる。可動ステージ124が上段の位置にある場合においては、音響レンズ128の先端と載置面124dとが接触している。可動ステージ124が上段の位置にある場合は、エコーゼリー供給口114aと流入口126aとが接続される。
可動ステージ124が上段の位置に移動されると、プローブホルダ制御部54は、エコーゼリー供給ポンプ114を駆動する命令を出力する。エコーゼリー供給ポンプ114は、プローブホルダ制御部54の命令に従い、エコーゼリー収納タンク120からエコーゼリー供給口114aへエコーゼリー136を供給する。エコーゼリー供給口114aへ供給されたエコーゼリー136は、流入口126aから流路126を通り、流出口126bから音響レンズ128へ向けて流出される。エコーゼリー136は、粘度が高いため音響レンズ128上に広がり、音響レンズ128の表面に塗布される。流出口126bと音響レンズ128とは近接しているため、少量のエコーゼリーでも音響レンズ128の全体に塗布することができるため、塗布されず無駄になるエコーゼリーが少ない。
エコーゼリーは、予め設定された量だけ供給される。エコーゼリーの供給量は、超音波診断装置によって予め設定された量でも良いし、操作者が操作部50を用いて設定可能としても良い。また、使用される超音波プローブの種類によってそれぞれエコーゼリーの供給量を予め設定することもできる。
エコーゼリー136は流路126を通って音響レンズ128に塗布されるが、可動ステージ124および流路126は、超音波プローブ1と同様に洗浄および乾燥されるため、エコーゼリー136は供給される過程において汚染されることはない。また、流路126においてエコーゼリー136が残存したとしても、洗浄工程において洗浄されて除去されるため、流路の詰まりによってエコーゼリー136の供給量が変動することはない。
予め設定された量のエコーゼリーの供給が完了すると、プローブホルダ3は、エコーゼリー塗布工程を終了し、超音波プローブ1が使用可能となったことを操作者に報知する。操作者に報知する方法は公知の任意の方法を用いることができるが、例えば、LEDランプが点灯する色を変えて報知したり、音で報知したりすることが考えられる。
以上説明したようにこの発明の実施の形態1に係る超音波診断装置によれば、プローブホルダ3に超音波プローブ1が収容されると、自動的に超音波プローブ1の洗浄、乾燥およびエコーゼリーの塗布を行う構成とした。また、超音波プローブ1を洗浄する洗浄液の供給、超音波プローブ1を乾燥させるための空気の供給、および超音波プローブ1に塗布するエコーゼリーの供給を、可動ステージ124内に設けられた流路126を共用して行う構成とした。これにより、プローブホルダ3は、超音波プローブ1と同様に洗浄および乾燥された可動ステージ124および流路126から超音波プローブ1へエコーゼリーを供給することができるため、清潔なエコーゼリーを超音波プローブ1に塗布することができる。
また、エコーゼリーが通る流路126が超音波プローブ1と同様に洗浄および乾燥されるため、流路126の内部に残留した古いエコーゼリーや、ゴミ等が除去され、エコーゼリーの供給量が安定し、正確な量のエコーゼリーを超音波プローブ1に塗布することができる。
実施の形態2
図10は、この発明の実施の形態2に係るプローブホルダ5を模式的に示した図である。なお、実施の形態1と同一の構成要素には同一の参照符合を付し、その説明を省略する。
実施の形態2に係るプローブホルダ5は、実施の形態1に係るプローブホルダ3の構成に加えて、さらにヒータ140、ICタグリーダー142および給電部146を有する。また、超音波プローブ4は、表面にICタグ144を有する。
ヒータ140は、流路126と近接して可動ステージ124の内部に設けられている。ヒータ140は、流路126を通過する空気またはエコーゼリーを加熱するヒータである。
ICタグリーダー142は、プローブホルダ5に収容され且つプローブ保持部材100およびプローブ保持部材102によって保持された超音波プローブ4の表面に取り付けられたICタグ144に対応する位置に設けられている。ICタグリーダー142は、プローブホルダ5に収容された超音波プローブ4のICタグ144を非接触式に読み取るリーダーである。ICタグ144には、例えば、超音波プローブの種類が記憶されている。
給電部146は、プローブ保持部材102の内部に設けられている。給電部146は、超音波プローブ4内の受電部32に無線給電を行う電気回路である。給電部146は、例えば、受電部32との間でLC共振回路を構成することにより、給電部146が発生する磁場から誘導起電力を発生させる。超音波プローブ4を無線で充電することが可能であれば、充電のための電極等が表面に露出することはないため、超音波プローブ4の防水性が高まる。なお、給電部146は必ずしも無線給電である必要はなく、超音波プローブ4および給電部146にそれぞれ接点を具備させ、これら接点を互いに接触させることで給電してもよい。
次に、実施の形態2に係るプローブホルダ5の動作について説明する。なお、実施の形態1と同一の動作についてはその説明を省略する。
プローブホルダ5に超音波プローブ4が収容されると、ICタグリーダー142は超音波プローブ4に設けられたICタグ144を読み込み、超音波プローブ4の種類などの情報をプローブホルダ制御部54へ出力する。
ICタグリーダー142がプローブホルダ5に収容された超音波プローブの種類を読み取ることにより、プローブホルダ制御部54は、洗浄を行う時間、乾燥を行う時間、洗浄液の供給量、エコーゼリーの供給量などの各種パラメータや、洗浄液の種類、エコーゼリーの種類等を、超音波プローブの種類に合わせて変更することができる。例えば、音響レンズ128の表面積が大きい超音波プローブにおいては、洗浄を行う時間および乾燥を行う時間を通常より長くして、洗浄液の供給量およびエコーゼリーの供給量を通常より増加させるとよい。
プローブホルダ保持部材100およびプローブホルダ保持部材102が超音波プローブ4を保持すると、給電部146は、超音波プローブ4の受電部32に対して無線給電を行い、バッテリ30を充電する。バッテリ30の充電は、洗浄工程、乾燥工程およびエコーゼリー塗布工程の各工程における動作とは無関係に、バッテリ30が満充電となるまで行う。
プローブホルダ保持部材100およびプローブホルダ保持部材102が超音波プローブ4を保持すると、実施の形態1と同様の洗浄工程が行われる。洗浄工程の終了後、乾燥工程が開始され、可動ステージ124が中段の位置へ移動される。ヒータ140は、乾燥工程において流路126を通過する空気を、音響レンズ128に悪影響が出ない程度の温度まで加熱する。ヒータ140が流路126を通過する空気を加熱することにより、流出口126bから音響レンズ128へ温風が吹きつけられる。これにより、加熱していない空気を音響レンズ128へ吹き付ける場合よりも早く音響レンズ128を乾燥させることができる。
乾燥工程の終了後、エコーゼリー塗布工程が開始され、可動ステージ124が上段の位置へ移動される。ヒータ140は、エコーゼリー塗布工程において流路126を通過するエコーゼリーを被検体の体温程度まで加熱する。これにより、被検体と触れるエコーゼリーが被検体にとって適温となるため、被検体が不快な思いをすることがない。プローブホルダ5は、エコーゼリー塗布工程が終了し、超音波プローブ4の充電が完了した時点で操作者に報知する。
以上説明したようにこの発明の実施の形態2に係るプローブホルダ5によれば、実施の形態1に係るプローブホルダ3の構成に加えて、さらにヒータ140、ICタグリーダー142、給電部146を備える構成とした。これにより、プローブホルダ5に収容された超音波プローブ4に設けられたICタグ144を読み取ることで、超音波プローブ4の種類を特定することができる。超音波プローブ4の種類を特定することができれば、洗浄を行う時間、乾燥を行う時間、洗浄液の供給量、エコーゼリーの供給量などの各種パラメータや、洗浄液の種類、エコーゼリーの種類等を超音波プローブ4の種類に応じて変更することが可能となる。また、ヒータ140により空気を加熱することで、乾燥時間を短縮することができる。さらに、ヒータ140によりエコーゼリーを適温に加熱することで、被検体がエコーゼリーの温度を不快に感じることがなくなる。また、給電部146を設けて超音波プローブ4の内蔵バッテリ30を充電することにより、プローブホルダ5において超音波プローブ4の洗浄、乾燥およびエコーゼリーの塗布を行いながら、超音波プローブ4の充電を行うことが可能となる。これにより、操作者は、超音波プローブ4をプローブホルダ5に収容させるだけで超音波プローブ4を使用するための準備を完了させることができる。
なお、実施の形態2ではヒータ140を可動ステージ124の内部に設けたが、ヒータ140は、空気またはエコーゼリーを加熱することができれば、必ずしも可動ステージ124の内部に設ける必要はない。例えば、エコーゼリー収納タンク120の近傍に設けてエコーゼリーを加熱してもよいし、空気流入管112bの近傍に設けて空気を加熱してもよい。
なお、実施の形態2では、エコーゼリー塗布工程が終了し、超音波プローブの充電が完了した時点で操作者に報知する態様としたが、必ずしも超音波プローブの充電が完了した後に操作者に報知する必要はなく、例えば、エコーゼリー塗布工程の終了後に操作者に報知しても良い。また、エコーゼリー塗布工程の終了と、超音波プローブの充電の完了を別の態様によって操作者に報知してもよい。このようにすると、充電が不完全でも超音波プローブを使用したい場合において、操作者は、エコーゼリー塗布工程が終了したタイミングを知ることができる。
なお、プローブ検知部106によって超音波プローブがプローブホルダ5に収容されているか否かを検知する代わりに、ICタグリーダー142が超音波プローブの種類を読み取ったことにより超音波プローブがプローブホルダ5に収容されていると判断しても良い。その場合は、プローブホルダ5にプローブ検知部106を備える必要はない。
また、実施の形態2では、ICタグリーダー142をプローブホルダ5の内部に設けたが、必ずしもプローブホルダ5の内部に設ける必要はなく、例えば、プローブホルダ5の外部かつ診断装置本体の内部に設けてもよい。その場合、プローブホルダ制御部は、本体制御部から超音波プローブの情報を受け取る。
また、ICタグ144とICタグリーダー142の代わりにバーコードとバーコードリーダーを用いることもできる。
なお、上記各実施の形態では、プローブホルダに超音波プローブが収容されると、洗浄工程、乾燥工程およびエコーゼリーの塗布工程が順に自動で行われたが、いずれか1つの工程のみを行うモードを備え、操作者がそれらのモードを選択可能な構成としてもよい。例えば、操作者が超音波プローブへのゼリー塗布のみを行わせたい場合は、ゼリー塗布モードを選択すると、プローブホルダに超音波プローブを収容した際にエコーゼリー塗布工程のみが行われる。
なお、上記各実施の形態において、超音波プローブを乾燥させる乾燥工程は必ずしも必要ではないが、超音波プローブを乾燥させた方がエコーゼリーを塗布しやすくなる。また、必ずしも空気を供給して乾燥させる必要はなく、例えば、乾燥を行うためのガスなどを供給して乾燥させてもよいし、自然乾燥を待っても良い。また、超音波プローブから超音波の送信を行わせ、超音波の送信に伴う超音波プローブ内部の振動子の発熱を利用して乾燥させてもよい。なお、空気の供給による乾燥と超音波の送信による乾燥の双方を行って乾燥させてもよい。
なお、上記各実施の形態では、洗浄液収納タンク108、洗浄液供給ポンプ110、空気供給ポンプ112、エコーゼリー供給ポンプ114、廃液ポンプ116、廃液タンク118、エコーゼリー収納タンク120および可動ステージ駆動モータ122をプローブホルダ内に設けた場合を例にとって説明したが、これらは必ずしもプローブホルダ内に設ける必要はなく、例えば診断装置本体の内部にプローブホルダとは別体として設けてもよい。
なお、上記各実施の形態において、プローブ検知部106は必ずしも光センサである必要はなく、超音波プローブの有無を判別可能なセンサであれば何でもよい。例えば、可動ステージ124上に超音波プローブが載置されたか否かを質量の変化によって読み取るセンサでも良いし、可動ステージ124上に押しボタン式のスイッチ等を設けて、超音波プローブが載置されたことを機械的に検知するセンサでも良い。また、プローブ保持部材100およびプローブ保持部材102が超音波プローブを保持しているか否かによって判別してもよい。
なお、上記各実施の形態の洗浄工程において、必ずしも洗浄液134を循環させる必要はなく、超音波プローブがあまり汚れていない場合は、洗浄液134を音響レンズ128に吹き付ける工程のみを行ってもよいし、洗浄液134を溜めて超音波プローブを漬ける工程のみを行ってもよい。
また、プローブ保持部材100およびプローブ保持部材102によって保持された超音波プローブのグリップ部より循環口110bの方が上部にあること、すなわち洗浄液134を凹部R2に溜めた際に超音波プローブのグリップ部が洗浄液134に漬かることが好ましい。ここで、グリップ部とは、音響レンズ128の周辺部で、操作者が把持する可能性のある箇所をいう。グリップ部が洗浄液に漬かると、ユーザーが把持するグリップ部も洗浄される。
なお、上記各実施の形態においては、洗浄液を用いて超音波プローブの洗浄を行ったが、必ずしも洗浄液を用いる必要はなく、例えば消毒液などを用いてもよいし、洗浄液と消毒液との双方を用いてもよい。さらに、プローブホルダに自動で回転するブラシ等を設けて音響レンズ128を洗浄してもよい。また、消毒については必ずしも消毒液で行う必要はなく、例えば超音波プローブへ紫外線を照射することにより殺菌を行ってもよいし、超音波プローブ1を加熱することにより殺菌を行ってもよい。
なお、上記各実施の形態では、診断装置本体と超音波プローブとが無線通信を行う構成を例にとって説明したが、必ずしも無線通信を行う必要はなく有線通信でもよい。また、有線通信をする場合は、診断装置本体から超音波プローブに電力を供給してもよい。
なお、上記各実施の形態では、診断装置本体2がプローブホルダを内蔵している場合を例にとって説明したが、診断装置本体とプローブホルダは必ずしも一体で構成されている必要はなく、別体で構成されていてもよい。
なお、超音波プローブと被検体との隙間を埋めるための媒体はエコーゼリーに限られず、被検体および音響レンズに影響がない液体等であれば何でもよい。例えば、ローションなどを用いることができる。
また、可動ステージに超音波プローブが載置された際の衝撃を吸収する衝撃吸収機構を設けることが望ましい。例えば、載置面124dに弾性体を配置する機構や、ダンパ等の、ばねにより可動ステージがわずかに移動して、超音波プローブが載置された衝撃を逃がす機構などが考えられる。
1、4 超音波プローブ、2 診断装置本体、3,5 プローブホルダ、10 トランスデューサ、12 受信信号処理部、14 パラレル/シリアル変換部、16 無線通信部、18 送信駆動部、20 送信制御部、22 受信制御部、24 通信制御部、26プローブ制御部、28 バッテリ制御部、30 バッテリ、32 受電部、34 無線通信部、36 シリアル/パラレル変換部、38 データ格納部、40 画像生成部、42 表示制御部、44 表示部、46 通信制御部、48 本体制御部、50 操作部、52 格納部、54 プローブホルダ制御部、56 電源部、58 整相加算部、60 画像処理部、100,102 プローブ保持部材、104 プローブ保持部材駆動モータ、105a 左内壁面、105b 右内壁面、106 プローブ検知部、107a 左内壁面、107b 右内壁面108 洗浄液収納タンク、110 洗浄液供給ポンプ、110a洗浄液供給口、110b 洗浄液循環口、112 空気供給ポンプ、112a 空気供給口、112b 空気流入管、114 エコーゼリー供給ポンプ、114a エコーゼリー供給口、116 廃液ポンプ、116a 廃液口、118 廃液タンク、120 エコーゼリー収納タンク、122 可動ステージ駆動モータ、124 可動ステージ、124a 基体、124b 凸部、124c 摺動面、124d 載置面、126 流路、126a 流入口、126b 流出口、130,132 バルブ、134 洗浄液、136 エコーゼリー、140 ヒータ、142 ICタグリーダー、144 ICタグ、146 給電部。

Claims (15)

  1. 超音波プローブを収容するための収容部と、
    前記収容部の内壁に沿って移動可能に配置されると共に前記超音波プローブの音響レンズ面が接触するように前記超音波プローブが載置される載置面を有する可動ステージと、
    前記可動ステージの前記載置面上に載置された前記超音波プローブを側方から固定保持するプローブ保持手段と、
    前記可動ステージを前記収容部内で移動させる可動ステージ移動手段と、
    前記収容部の前記内壁に開口したゼリー供給口と、
    前記超音波プローブに塗布するゼリーを前記ゼリー供給口に供給するゼリー供給手段と、
    前記収容部の前記内壁に開口した液体供給口と、
    前記超音波プローブの洗浄または消毒を行う液体を前記液体供給口に供給する液体供給手段と、
    を具備し、
    前記可動ステージは、一端が前記収容部の前記内壁に面して開口し他端が前記載置面に開口した流路を備え、
    前記可動ステージ移動手段は、前記流路の一端と前記ゼリー供給口とが接続され、前記流路の他端から前記プローブ保持手段に保持された前記超音波プローブの音響レンズ面へ前記ゼリーが供給される第1の位置と、前記流路の一端と前記液体供給口とが接続され、前記流路の他端から前記プローブ保持手段に保持された前記超音波プローブへ前記液体が供給される第2の位置との間で前記可動ステージを移動させることを特徴とする超音波プローブホルダ。
  2. 前記収容部の前記内壁に開口した気体供給口と、
    前記超音波プローブを乾燥させるための気体を前記気体供給口に供給する気体供給手段と、
    をさらに具備し、
    前記可動ステージ移動手段は、前記流路の一端と前記気体供給口とが接続され、前記流路の他端から前記プローブ保持手段に保持された前記超音波プローブへ前記気体が供給される第3の位置と前記第1の位置および第2の位置との間で前記可動ステージを移動させる請求項1の超音波プローブホルダ。
  3. 前記第1の位置においては前記超音波プローブと前記可動ステージとが接触し、前記第2の位置および前記第3の位置においては前記超音波プローブと前記可動ステージとが離間する請求項2の超音波プローブホルダ。
  4. 前記ゼリーを加熱するゼリー加熱手段をさらに具備する請求項1〜3のいずれか1項に記載の超音波プローブホルダ。
  5. 前記気体を加熱する気体加熱手段をさらに具備する請求項2〜4のいずれか1項に記載の超音波プローブホルダ。
  6. 前記収容部は、前記可動ステージが前記第2の位置に位置している場合に、前記液体供給手段から供給された液体がプローブホルダの外部に流出しない密閉性を有し、
    前記液体供給手段は、前記プローブ保持手段に保持された前記超音波プローブのグリップ部まで液体に浸漬されるように液体を前記収容部に供給する請求項1〜5のいずれか1項に記載の超音波プローブホルダ。
  7. 前記プローブホルダ保持手段に保持された前記超音波プローブのグリップ部より鉛直方向上方かつ前記収容部の内壁に開口した液体循環口をさらに具備し、
    前記液体供給手段は、前記液体を前記液体循環口から吸引し、前記液体供給口から供給することで前記液体の循環を行う請求項6に記載の超音波プローブホルダ。
  8. 前記超音波プローブが前記収容部内に収容されたことを検知するプローブ検知手段をさらに具備する請求項1〜7のいずれか1項に記載の超音波プローブホルダ。
  9. 前記超音波プローブに内蔵されたバッテリを充電する給電手段をさらに具備する請求項1〜8のいずれか1項に記載の超音波プローブホルダ。
  10. 前記超音波プローブから送信された信号を基に超音波診断画像を生成する診断装置本体と一体構成されている請求項1〜9のいずれか1項に記載の超音波プローブホルダ。
  11. 前記超音波プローブに取り付けられたICタグに記憶されている前記超音波プローブの種類を読み取るICタグリーダーをさらに具備する請求項1〜10のいずれか1項に記載の超音波プローブホルダ。
  12. 前記ゼリー供給手段は、前記ICタグリーダーにより読み取られた前記超音波プローブの種類に応じた前記ゼリーを供給する請求項11の超音波プローブホルダ。
  13. 前記液体供給手段は、前記ICタグリーダーにより読み取られた前記超音波プローブの種類に応じた前記液体を供給する請求項11または12に記載の超音波プローブホルダ。
  14. 超音波プローブと、
    請求項1〜13のいずれか1項に記載の超音波プローブホルダと、
    前記超音波プローブにより取得された受信信号を基に超音波診断画像を生成する診断装置本体と
    を備えた超音波診断装置。
  15. 超音波プローブホルダの収容部の内壁に沿って移動可能に配置された可動ステージ上の載置面上に音響レンズ面が接触するように前記超音波プローブを載置するステップと、
    前記超音波プローブを側方から固定保持するステップと、
    前記可動ステージ内に形成された流路の一端と前記収容部の内壁に開口した液体供給口とが接続される位置へ前記可動ステージを移動させるステップと、
    液体を前記液体供給口から供給して前記可動ステージの前記流路を介し前記載置面に開口した前記流路の他端から流出させることにより前記超音波プローブの洗浄または消毒を行うステップと、
    前記流路の一端と前記収容部の内壁に開口したゼリー供給口とが接続される位置へ前記可動ステージを移動させるステップと、
    ゼリーを前記ゼリー供給口から供給して前記可動ステージの前記流路を介し前記載置面に開口した前記流路の他端から流出させることにより前記超音波プローブの前記音響レンズ面にゼリーを塗布するステップと
    を具備する超音波プローブのゼリー塗布方法。
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