JP2012195286A - ネットワークで操作する室内照明システム - Google Patents
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Abstract
【課題】遠隔操作端末により、ネットワークプラットフォームを介して室内照明を制御するシステムを提供する。
【解決手段】ネットワークに接続される設備制御ユニット300に構築されるネットワークで操作する室内照明システムであって、複数のリモートコントローラ200は当該室内照明制御システムを制御するソフトウェアを備えており、ネットワークシステムにより当該室内照明システムを制御することができる。当該システムは各種のLEDランプ器具100の明度、ランプ光の色温度、ランプ光の照射角度、ランプ光の照明方向、および単一点/複数点でのLEDランプ器具の能力を調節でき、さらにはオンライン故障診断機能を備えている。
【選択図】図1
【解決手段】ネットワークに接続される設備制御ユニット300に構築されるネットワークで操作する室内照明システムであって、複数のリモートコントローラ200は当該室内照明制御システムを制御するソフトウェアを備えており、ネットワークシステムにより当該室内照明システムを制御することができる。当該システムは各種のLEDランプ器具100の明度、ランプ光の色温度、ランプ光の照射角度、ランプ光の照明方向、および単一点/複数点でのLEDランプ器具の能力を調節でき、さらにはオンライン故障診断機能を備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は家庭用照明器具管理システムに関し、とりわけネットワークプラットフォームを介して照明器具を制御するシステムに関する。
一般的な白熱電球では1ワットあたりの光束量は10ルーメンでしかない一方で、LED製造メーカでは、LEDランプは1ワットあたり160ルーメンに達すると公称している。しかしながら、実際の製品において、外形および最高作動温度の限界により、LEDランプが潜在能力を余すことなく発揮することは難しい。現在、市販されている性能が最も優れているLEDランプでは、効率は通常80〜100ルーメンに達することができる。CFLランプは、効率範囲が60〜70ルーメンであるうえ、改善の余地に限りがあり、しかもその現象が環境に有害であることに比べて、LEDランプは効率基準の面でCFLランプよりも優れており、そして環境保護の面でCFLランプを遥かに超えていることが分かる。人々の中でも地球温暖化および気候変動などの環境問題に対する意識が常に高まっていることを受けて、資源およびエネルギーの節約理念はまさに多くの市場戦略におけるポイントとなっている。
つまり、LEDが持つ優勢は公衆の安全、省エネおよび環境にやさしい照明といったものに対する解決法の熱い希望に非常に適合しているところである。LEDランプは、例えば高い調光能力、長寿命および小型であるといったその他の長所も備えており、外形、色、寿命およびコストの面で利便性の扉を開いた。機械的、光、電気および熱などの面の長所を兼備したLED照明の解決法で、従来の照明源(蛍光灯、CFLランプ、ハロゲンランプまたはその他白熱電球)と置換することは、今まさに起きている工業的変革である。
現在、商業、事務環境および住宅照明市場で高品質のLED改良ランプが叫ばれているが、全体から言えば、改善を必要とするところとして、主にコスト削減の問題以外に、下記するような技術的な問題がある。
現在、ネットワーク技術が日進月歩で進歩してきていることから、多種多様な電子製品はいずれもネットワークを介して操作することができるようになり、現在の家庭のランプ器具も同様にネットワークシステムで調節できるため、家庭のランプ器具とネットワークシステムとを組み合わせて遠隔操作するというものは未来における必然的な趨勢として予見される。
一般的にLEDランプは使用において、光強度(light intensity)、色温度(color temperature)、発光角度(beam angle)、発光方向(direction)、単一点/複数点制御およびオンラインでの故障診断などの問題がある。これら技術的な核心についてどのように良好に制御を行うかということは、LEDランプが使用者に利便性をもたらすか否かというポイントとなる。
上記した状況に基づき、どのようにして家庭用ランプを制御して、ひいてはLEDランプの各要素について制御を行うという問題について、本発明は一連の方法を設計した。
本発明の目的は、遠隔操作端末により、ネットワークプラットフォームを介して室内照明を制御するシステムを提供するところにあり、このシステムでは室内のLEDランプ器具を直列接続してLANを形成しており、リモートコントローラを用いて、当該LAN内における各々のランプ器具を制御することで、各要素性能の調整を実現するものである。
ネットワークで操作する室内照明システムは、
少なくとも一つのLEDモジュールと、LEDモジュールの光を透過させるレンズと、LEDモジュールとレンズとの距離を調節する角度調節手段と、ランプの方向を調節する方向調節手段と、内部制御のマイクロプロセッサとを備えており、当該LEDモジュールがRGB三原色LEDに限定されない光源を少なくとも有している、少なくとも一つのLEDランプ器具と、
システム制御の端末として、無線ネットワーク接続機能を備えたリモートコントローラと、
有線および/または無線ネットワーク接続機能を備えるとともに、前記少なくとも一つのLEDランプ器具に接続されている設備制御ユニットと、を具備しており、前記設備制御ユニットはネットワークを介して前記リモートコントローラの制御信号を受信するとともに、制御信号に基づいて、コマンドをLEDランプ器具に送信して、ひいてはLEDランプ器具が以下の動作を実現する、
(1)光強度の調節:LEDモジュールの給電回路上の駆動電流を制御することにより、この電流を増減させることで、LEDランプ器具の光強度を無段階で調節する、
(2)色温度の調節:LEDモジュール中におけるRGB三原色LED光源の各々の駆動電流をそれぞれ制御することで、LEDランプ器具の光の色温度を調節する、
(3)発光角度の調節:方向調節手段を駆動して、レンズとLEDモジュールとの間の距離を調節して、発光角度を調節する、
(4)発光方向の調節:角度調節手段を駆動して、LEDランプ器具の照射する方向を調節することで、発光角度を調節する、
(5)光強度の調整・制御:LEDモジュールの給電回路上の駆動電流を制御することにより、LEDランプ器具の光強度をある設定時間内で徐々に増減させて、最終的にはLEDランプ器具を最暗、消灯または最明となるよう調節する、ものである。
少なくとも一つのLEDモジュールと、LEDモジュールの光を透過させるレンズと、LEDモジュールとレンズとの距離を調節する角度調節手段と、ランプの方向を調節する方向調節手段と、内部制御のマイクロプロセッサとを備えており、当該LEDモジュールがRGB三原色LEDに限定されない光源を少なくとも有している、少なくとも一つのLEDランプ器具と、
システム制御の端末として、無線ネットワーク接続機能を備えたリモートコントローラと、
有線および/または無線ネットワーク接続機能を備えるとともに、前記少なくとも一つのLEDランプ器具に接続されている設備制御ユニットと、を具備しており、前記設備制御ユニットはネットワークを介して前記リモートコントローラの制御信号を受信するとともに、制御信号に基づいて、コマンドをLEDランプ器具に送信して、ひいてはLEDランプ器具が以下の動作を実現する、
(1)光強度の調節:LEDモジュールの給電回路上の駆動電流を制御することにより、この電流を増減させることで、LEDランプ器具の光強度を無段階で調節する、
(2)色温度の調節:LEDモジュール中におけるRGB三原色LED光源の各々の駆動電流をそれぞれ制御することで、LEDランプ器具の光の色温度を調節する、
(3)発光角度の調節:方向調節手段を駆動して、レンズとLEDモジュールとの間の距離を調節して、発光角度を調節する、
(4)発光方向の調節:角度調節手段を駆動して、LEDランプ器具の照射する方向を調節することで、発光角度を調節する、
(5)光強度の調整・制御:LEDモジュールの給電回路上の駆動電流を制御することにより、LEDランプ器具の光強度をある設定時間内で徐々に増減させて、最終的にはLEDランプ器具を最暗、消灯または最明となるよう調節する、ものである。
本発明におけるLEDランプ器具は、室内の任意位置に設置されている照明ランプとされて、設備制御ユニットに集約的に接続されることで、ネットワーク接続を実現するものであり、使用者はネットワークの端末としてのリモートコントローラにより、LEDランプ器具の各種機能の要素を簡単に調節できる。
上記したリモートコントローラはハンドヘルド型装置、携帯電話機またはコンピュータである。使用者はリモートコントローラにシステム専用のソフトウェアをダウンロードするか、またはシステムの特定制御コードを入力することで、システム内のLEDランプ器具を制御することができる。
このうち、設備制御ユニットはメインプロセッサと、HUB/APとを備えており、当該メインプロセッサはHUB/APを介して前記LEDランプ器具に接続されて、有線または無線接続を実現する。
LEDランプ器具の光強度の調節に関しては、LEDモジュールの給電側に配置される調光駆動回路を用いることで、LEDモジュールの電流の多寡を制御するものであり、マイクロプロセッサが調光コマンドを受信すると、調光駆動回路はLEDモジュールに入力される電流の多寡を直線的に調節することで、LEDモジュールの光強度を連続的に増減することができる。
LEDランプ器具の色温度の調節に関しては、三原色である赤色 LED、緑色 LED、青色 LEDにそれぞれ対応し、各々RGB LEDの給電側に配置されている三つの色温度制御回路を用いることで、RGB LED電流の多寡をそれぞれ制御するものであり、マイクロプロセッサが色温度調節コマンドを受信すると、RGB LEDに入力される電流の多寡を色温度制御回路を介してそれぞれ調節することで、LEDモジュールの色温度を調節することができる。
角度調節に関する方法では、角度調節手段にモータおよび駆動部材を用いて、モータが駆動部材を介してレンズまたはLEDモジュールの相対的な距離を制御して、レンズにより屈折光の焦点を変化させて、LEDの光照射角度を変化させることができるものであり、マイクロプロセッサが角度調節コマンドを受信すると、モータの動作を制御して、駆動部材を介して、レンズとLEDモジュールとの距離を制御して、照射される光の角度範囲を変化させることができる。
方向調節に関する方法では、方向調節手段に方向モータ群および角度駆動部材との組合わせを用いて、方向モータ組が角度駆動部材に組み合わされることで三軸方向の運動を実現することができるものであり、マイクロプロセッサが方向調節コマンドを受信すると、方向モータ群の動作を制御して、駆動部材を介してLEDランプ器具を所望の照射方向とする。
上記したリモートコントローラは一つ以上のLEDランプ器具の動作を制御して、単一点または複数点制御を実現する。もし室内で一つのLEDランプ器具のみを作動させたい場合、リモートコントローラで当該LEDランプ器具を単独に制御して、当該LEDランプ器具の関連機能を実現する。もし室内における複数のLEDランプ器具を同時に作動させたい場合には、リモートコントローラで、操作したいLEDランプ器具セットを選択するとともに、関連する制御コマンドを選択して、当該複数のLEDランプ器具を制御して、統合的な制御が実現するため、かなり便利である。
上記方法の更なる改善として、LEDランプ器具は、LEDランプ器具の各部材に接続されて、各部材の動作状況を監視・検知する故障診断モジュールを備えて、ランプ器具の故障時には設備制御ユニットにリアルタイムにフィードバックして、ショートメッセージまたは電子メールを使用者に送信してもよい。
また更なる改善として、LEDランプ器具は監視センサを備えて、LEDランプ器具が照らす範囲内の人の数を検知して、マイクロプロセッサにフィードバックすると、マイクロプロセッサによりLEDモジュールの光強度を自動的に・・・・、光強度の自動調節を実現してもよい。
全体的には、LEDランプ器具は温度センサを備えて、周囲温度の変化を検知して、マイクロプロセッサにフィードバックすると、マイクロプロセッサによりLEDモジュールの色温度を自動的に調節して、色温度の自動調節を実現してもよい。
本発明の有益な効果は次のとおりである。本発明ではリモートコントローラにより、既存のネットワークを借りて、制御信号を設備制御ユニットに送信し、そして設備制御ユニットは対応するコマンドを出力することでシステム内における一つ以上のランプ器具に対して光強度、色温度、光照射角度および光照射方向の制御を行うものであり、その制御機能は万全で、利便性高く、使用者が照明システムを統合的に管理しやすくなる。つまり、本発明では従来のネットワークプラットフォームとLED技術の発展の趨勢を結合させることで、LED管理がより直感的に、人に優しくなり、使用者にはより優れた体感をもたらすことになる、また組み合わされる光強度および色温度の自動調節は、より親切な使用感となるうえ、省エネにも有利になる。
本発明で提供するネットワークで操作する室内照明システムは、室内で使用されるLEDランプ器具に対する設計であって、通常、室内には一つ以上のランプ器具が設けられるとともに、異なる位置に配置されており、従来技術では多くとも単独のランプ器具のみを制御する方法でしかなく、使用は煩雑であるうえ、資源の浪費に繋がり、居住の利便性および省エネ・低排出の理念には適合しなかったことから、本発明ではこのための改善を行っている。図1に示すように、本発明で提供する室内照明システムの物理構造は下記のものが含まれる。
少なくとも一つのLEDランプ器具100は室内に設置されており、当該LEDランプ器具100は少なくとも一つのLEDモジュール110と、LEDモジュールの光を透過させるレンズ120と、LEDモジュール110とレンズ120との距離を調節する角度調節手段130と、ランプの方向を調節する方向調節手段140と、内部制御のマイクロプロセッサ150とを備えており、このうち、当該LEDモジュール110は三原色である赤色LED光源111と、緑色LED光源112と、青色LED光源113とからなる。
無線ネットワーク接続機能を備えたリモートコントローラ200はシステムの制御端末とされるものであって、当該リモートコントローラ200は携帯電話機、例えばPDAといったハンドヘルド型装置、または例えばPC、ネットブック、タブレット型コンピュータなどのその他形態のコンピュータとすることができる。使用者は、本発明のシステム専用のソフトウェアをダウンロードするとともに、特定制御コードを入力するか、またはその他特性の登録方式で、対応する照明システムとのペアリングが実現するので、使用者は端末としてのリモートコントローラ200上でコマンドを入力することで室内LEDランプ器具を制御することができる。
設備制御ユニット300は、有線/無線ネットワーク接続機能を備えるとともに、システムのLEDランプ器具100に接続されるものであって、設備制御ユニット300の最も典型的な形態は例えばデスクトップ型コンピュータまたはワークステーションといったメインプロセッサ301と、HUB/APデバイス302とである。メインプロセッサ301はHUB/APデバイス302を介して有線または無線方式でシステムの各LEDランプ器具100に接続されて、情報伝送を実現して機能制御を実現する。
本発明において、使用者はリモートコントローラ200を介して各種コマンドを入力することができる。コマンドは、例えば携帯電話通信網であるGSM、GPRS、3G、またはインターネットといった現代のネットワークを介して、設備制御ユニット300により受信されるとともに、当該制御信号に基づいて、対応するコマンド信号を対応するLEDランプ器具100に送出して、LEDランプ器具100のマイクロプロセッサ150により解析されて、LEDランプ器具100が対応する機能変化を行うよう制御することができる。
本発明では、ハードウェアを拡張することで、リモートコントローラ200はシステム内部の一つ以上のLEDランプ器具100を制御することができるうえ、個別にそれぞれ制御するか、または一組としてセットして同時に制御することができる。例えば室内の一つのLEDランプ器具のみを作動させたい場合、リモートコントローラにより当該LEDランプ器具を制御するように単独で選択して、当該LEDランプ器具のみに対する関連機能を実現できる。もし室内における複数のLEDランプ器具を同時に作動させたい場合には、リモートコントローラで、操作したいLEDランプ器具セットを選択するとともに、関連する制御コマンドを選択して、当該複数のLEDランプ器具を制御して、統合的な制御が実現される。
本発明で提供するシステム方法によれば、以下に含まれる制御機能を実現することができる。
一、光強度の調節
使用者のリモートコントローラ200によりLEDランプ器具100の光強度を調節して、無段階調節を実現する。一実施例としての図2に示すように、LEDランプ器具100は調光駆動回路160を備えて、LEDランプ器具100の駆動電流を直接調節するのが比較的好ましい実現方法であって、原理上ではLEDモジュール110の入力側に配置されるとともに、マイクロプロセッサ150に接続されてマイクロプロセッサ150により制御される。ユーザはリモートコントローラ200を介して対応するコマンドを入力して(例えば明暗変更コマンドを、リモートコントローラ200のインターフェイスに直接反応させる)、設備制御ユニット300が対応する信号を受信するとともにLEDランプ器具100のマイクロプロセッサ150に対応するコマンドを伝送すると、マイクロプロセッサ150は当該コマンドを識別した後、正確な信号を調光駆動回路160に送出する。図3に示すように、LED光源および入力される動作電流との直線関係から分かるように、LEDモジュール110に前置されている調光駆動回路160は直線状で無段階に電流の多寡を調節することで、LEDランプ器具100の光強度を連続的に増減することができる。
使用者のリモートコントローラ200によりLEDランプ器具100の光強度を調節して、無段階調節を実現する。一実施例としての図2に示すように、LEDランプ器具100は調光駆動回路160を備えて、LEDランプ器具100の駆動電流を直接調節するのが比較的好ましい実現方法であって、原理上ではLEDモジュール110の入力側に配置されるとともに、マイクロプロセッサ150に接続されてマイクロプロセッサ150により制御される。ユーザはリモートコントローラ200を介して対応するコマンドを入力して(例えば明暗変更コマンドを、リモートコントローラ200のインターフェイスに直接反応させる)、設備制御ユニット300が対応する信号を受信するとともにLEDランプ器具100のマイクロプロセッサ150に対応するコマンドを伝送すると、マイクロプロセッサ150は当該コマンドを識別した後、正確な信号を調光駆動回路160に送出する。図3に示すように、LED光源および入力される動作電流との直線関係から分かるように、LEDモジュール110に前置されている調光駆動回路160は直線状で無段階に電流の多寡を調節することで、LEDランプ器具100の光強度を連続的に増減することができる。
二、色温度の調節
使用者のリモートコントローラ200によりLEDランプ器具100の色温度を調節するが、その基本原理はLEDモジュール110中の三原色のLED光源、つまり赤色LED光源111、緑色LED光源112、青色LED光源113の各々異なるスペクトラム波長を混ぜ合わせて、LEDモジュール110の最終的な色温度が得られるというものである。そして三原色のLED光源の色温度の各々は、明度に関係しているので、本発明の実施形態では三原色LED光源の各々の明度を調節することで、最終的にはLEDモジュール110は光が混色し、異なる色温度を表現している。図4に示すように、本発明の好ましい実施例において、三原色LED光源の各々の明度は、各々電源入力端に色温度の駆動回路114を前置し、R、G、B三原色LED光源のそれぞれの駆動回路114の出力電流を調節することで、明度の異なるベース光が得られて、光を混ぜ合わせた後にLEDモジュール110は色温度の異なる光が得られる。
使用者のリモートコントローラ200によりLEDランプ器具100の色温度を調節するが、その基本原理はLEDモジュール110中の三原色のLED光源、つまり赤色LED光源111、緑色LED光源112、青色LED光源113の各々異なるスペクトラム波長を混ぜ合わせて、LEDモジュール110の最終的な色温度が得られるというものである。そして三原色のLED光源の色温度の各々は、明度に関係しているので、本発明の実施形態では三原色LED光源の各々の明度を調節することで、最終的にはLEDモジュール110は光が混色し、異なる色温度を表現している。図4に示すように、本発明の好ましい実施例において、三原色LED光源の各々の明度は、各々電源入力端に色温度の駆動回路114を前置し、R、G、B三原色LED光源のそれぞれの駆動回路114の出力電流を調節することで、明度の異なるベース光が得られて、光を混ぜ合わせた後にLEDモジュール110は色温度の異なる光が得られる。
例えば、本発明の一実施例において、赤色LED光源111の波長を615〜620nm、緑色LED光源112の波長を530〜540nmとし、青色LED光源113の波長を460〜470nmとしており、使用者はリモートコントローラ200にて、例えば色温度を下げるなどの対応するコマンドを入力し、ネットワークを介して設備制御ユニット300に送出し、設備制御ユニット300はLEDランプ器具100を指定する対応するコマンドを送出して、赤色LED光源111の明度を高めるか、または青色LED光源113の明度を下げて、色温度を下げる効果を達成できる。
三、発光角度の調節
本発明にて提供される発光角度では、LEDランプ器具100が照射した光の角度は、照射環境内の光のカバー面積として表現されており、本発明で採用される方法では、角度調節手段130で調節するものは、図5〜図7を参照するように、典型的な角度調節手段130ではモータ131と駆動部材132との組合わせを用いて、駆動部材132がレンズ120またはLEDモジュール110の動作を制御して、両者の相対的な距離を調節するものであり、LEDモジュール110が出射した光はレンズ120により屈折されて周囲に照射される。レンズ120のLEDモジュール110に対する距離は、屈折して出射された光角度の大きさに関係しているので、両者の距離を調節することで、最終的な発光角度の調節を実現することができる。使用者はリモートコントローラ200にて対応するコマンドを入力するが、もし対応するLEDランプ器具100の角度を増大させたい場合には、制御信号はネットワークを介して設備制御ユニット300により受信されるとともに、コマンドを対応してLEDランプ器具100に送出して、マイクロプロセッサ150により当該角度調節手段130のモータ131の正方向動作または逆方向動作を制御し、図7に示すように、駆動部材132によりレンズ120またはLEDモジュール110が相対的に近づくように制御して、ひいてはLEDモジュール110の光がレンズ120を通過した後の光照射角度が増大するので、LEDランプ器具100の発光角度が大きくなる。当該構造を用いることで、同様に無段階の調節を実現しやすくなり、光照射角度を自由に調節しやすくなる。
本発明にて提供される発光角度では、LEDランプ器具100が照射した光の角度は、照射環境内の光のカバー面積として表現されており、本発明で採用される方法では、角度調節手段130で調節するものは、図5〜図7を参照するように、典型的な角度調節手段130ではモータ131と駆動部材132との組合わせを用いて、駆動部材132がレンズ120またはLEDモジュール110の動作を制御して、両者の相対的な距離を調節するものであり、LEDモジュール110が出射した光はレンズ120により屈折されて周囲に照射される。レンズ120のLEDモジュール110に対する距離は、屈折して出射された光角度の大きさに関係しているので、両者の距離を調節することで、最終的な発光角度の調節を実現することができる。使用者はリモートコントローラ200にて対応するコマンドを入力するが、もし対応するLEDランプ器具100の角度を増大させたい場合には、制御信号はネットワークを介して設備制御ユニット300により受信されるとともに、コマンドを対応してLEDランプ器具100に送出して、マイクロプロセッサ150により当該角度調節手段130のモータ131の正方向動作または逆方向動作を制御し、図7に示すように、駆動部材132によりレンズ120またはLEDモジュール110が相対的に近づくように制御して、ひいてはLEDモジュール110の光がレンズ120を通過した後の光照射角度が増大するので、LEDランプ器具100の発光角度が大きくなる。当該構造を用いることで、同様に無段階の調節を実現しやすくなり、光照射角度を自由に調節しやすくなる。
四、発光方向の調節
本発明における発光方向は方向調節手段140により調節することができる。図8〜9に示すように、方向調節手段140は典型的には、動力を提供するモータ群141と、角度駆動部材142とを備えており、LEDランプ器具100の本体は角度駆動部材142により固定されている。広角での方向調節を実現するために、角度駆動部材142は縦方向角度および横方向角度の連動機構を少なくとも備えており、対応するモータ群141は縦方向角度および横方向角度を駆動する部材を少なくとも備えている。使用者はリモートコントローラ200にて、例えば対応するLEDランプ器具100を指定方向で回転させるよう制御する対応するコマンドを入力すると、制御信号はネットワークを介して設備制御ユニット300により受信されるとともに、コマンドを対応してLEDランプ器具100に送出して、マイクロプロセッサ150により当該方向調節手段140のモータ群141を制御し、所望の方向に動作させて、角度駆動部材142での回転がLEDランプ器具100本体の指定方向での回転として現れる。このように発光方向が調節され、同様に当該構造では無段階の調節を実現しやすくなり、光照射方向を自由に調節しやすくなる。
本発明における発光方向は方向調節手段140により調節することができる。図8〜9に示すように、方向調節手段140は典型的には、動力を提供するモータ群141と、角度駆動部材142とを備えており、LEDランプ器具100の本体は角度駆動部材142により固定されている。広角での方向調節を実現するために、角度駆動部材142は縦方向角度および横方向角度の連動機構を少なくとも備えており、対応するモータ群141は縦方向角度および横方向角度を駆動する部材を少なくとも備えている。使用者はリモートコントローラ200にて、例えば対応するLEDランプ器具100を指定方向で回転させるよう制御する対応するコマンドを入力すると、制御信号はネットワークを介して設備制御ユニット300により受信されるとともに、コマンドを対応してLEDランプ器具100に送出して、マイクロプロセッサ150により当該方向調節手段140のモータ群141を制御し、所望の方向に動作させて、角度駆動部材142での回転がLEDランプ器具100本体の指定方向での回転として現れる。このように発光方向が調節され、同様に当該構造では無段階の調節を実現しやすくなり、光照射方向を自由に調節しやすくなる。
五、故障の診断
本発明のシステム方法は、使用者端末からLED端末までの双方向連動であるので、上記した使用者がLEDランプ器具100を積極的に動作させる以外にも、LEDランプ器具100から情報を使用者にフィードバックする機能性装置を増設してもよい。図10に示すように、本発明ではLEDランプ器具100の回路構造上に故障診断モジュール170を増設しており、原理上での表現では給電側および各部材上に接続されるとともに、マイクロプロセッサ150に接続されており、給電に異常があるか、ある部分に故障が発生したときに、リアルタイムに検知するとともに、結果を設備制御ユニット300にフィードバックして、そして設備制御ユニット300は公共的なネットワークを介して、ショートメッセージ、識別情報または電子メールを使用者に送信して、使用者に故障を処理するよう促すことができる。
本発明のシステム方法は、使用者端末からLED端末までの双方向連動であるので、上記した使用者がLEDランプ器具100を積極的に動作させる以外にも、LEDランプ器具100から情報を使用者にフィードバックする機能性装置を増設してもよい。図10に示すように、本発明ではLEDランプ器具100の回路構造上に故障診断モジュール170を増設しており、原理上での表現では給電側および各部材上に接続されるとともに、マイクロプロセッサ150に接続されており、給電に異常があるか、ある部分に故障が発生したときに、リアルタイムに検知するとともに、結果を設備制御ユニット300にフィードバックして、そして設備制御ユニット300は公共的なネットワークを介して、ショートメッセージ、識別情報または電子メールを使用者に送信して、使用者に故障を処理するよう促すことができる。
六、光強度の自動調節
図11に示すように、本発明ではLEDランプ器具100にマイクロプロセッサ150に接続される監視センサ180が設けられており、監視センサ180は赤外線センサまたはLEDランプ器具100の照射領域を走査するイメージセンサとすることができ、当該エリアで例えば3人を超えるというように人が増えたとき、マイクロプロセッサ150にフィードバックして、マイクロプロセッサ150は調光駆動回路160の入力電流を増大させるように制御して、LEDランプ器具100の明度を高める。一方、例えば無人というように人が少なくなりすぎたときには、マイクロプロセッサ150は入力電流を減少させるように制御して、LEDランプ器具100の明度を下げるか、またはスリープ状態とする。このように知能的な光の自動調節を実現することができると同時に、調光結果を使用者のリモートコントローラ200にフィードバックすることができる。
図11に示すように、本発明ではLEDランプ器具100にマイクロプロセッサ150に接続される監視センサ180が設けられており、監視センサ180は赤外線センサまたはLEDランプ器具100の照射領域を走査するイメージセンサとすることができ、当該エリアで例えば3人を超えるというように人が増えたとき、マイクロプロセッサ150にフィードバックして、マイクロプロセッサ150は調光駆動回路160の入力電流を増大させるように制御して、LEDランプ器具100の明度を高める。一方、例えば無人というように人が少なくなりすぎたときには、マイクロプロセッサ150は入力電流を減少させるように制御して、LEDランプ器具100の明度を下げるか、またはスリープ状態とする。このように知能的な光の自動調節を実現することができると同時に、調光結果を使用者のリモートコントローラ200にフィードバックすることができる。
七、色温の自動調節
同様に図10に示すように、本発明ではさらにLEDランプ器具100に、周囲温度を監視するためにマイクロプロセッサ150に接続されている温度センサ190を備えている。例えば温度が下がるというように周囲温度が変化したときには、マイクロプロセッサ150にフィードバックして、マイクロプロセッサ150は、例えば赤色LED光源111の電流を増大させて、その明度を高めるというようにRGB三原色LEDの駆動回路114で入力電流を調整するように制御して、最終的にはLEDモジュール110上に現れて、色温度を下げて、また周囲の光を人に快適さを感じさせる暖色調とする。
同様に図10に示すように、本発明ではさらにLEDランプ器具100に、周囲温度を監視するためにマイクロプロセッサ150に接続されている温度センサ190を備えている。例えば温度が下がるというように周囲温度が変化したときには、マイクロプロセッサ150にフィードバックして、マイクロプロセッサ150は、例えば赤色LED光源111の電流を増大させて、その明度を高めるというようにRGB三原色LEDの駆動回路114で入力電流を調整するように制御して、最終的にはLEDモジュール110上に現れて、色温度を下げて、また周囲の光を人に快適さを感じさせる暖色調とする。
八、光強度の調整・制御
使用者のリモートコントローラ200によりLEDランプ器具100の光強度を制御するには、LEDモジュールの給電回路上の駆動電流を制御することにより、LEDランプ器具の光強度をある設定時間内で徐々に増減させて、最終的にはLEDランプ器具を最暗、消灯または最明となるよう調節し、無段階調節を実現する。第1の機能との相違点は、本機能の調整・制御はLEDランプ器具の光強度がある設定時間範囲内で徐々に変化するところである。例えば、人の睡眠時には、30分間内において、最暗または完全に消灯するまでの間にLEDランプ器具を徐々に暗くしていくというものであり、これにより人為的な制御をなくし、人に優しいカスタマイズ性が顕著となる。
使用者のリモートコントローラ200によりLEDランプ器具100の光強度を制御するには、LEDモジュールの給電回路上の駆動電流を制御することにより、LEDランプ器具の光強度をある設定時間内で徐々に増減させて、最終的にはLEDランプ器具を最暗、消灯または最明となるよう調節し、無段階調節を実現する。第1の機能との相違点は、本機能の調整・制御はLEDランプ器具の光強度がある設定時間範囲内で徐々に変化するところである。例えば、人の睡眠時には、30分間内において、最暗または完全に消灯するまでの間にLEDランプ器具を徐々に暗くしていくというものであり、これにより人為的な制御をなくし、人に優しいカスタマイズ性が顕著となる。
当然のこと、上記は単に本発明の最も常用される数種類の実施形態に過ぎず、室内照明は具体的な環境および使用状況の相違により、本発明のシステム構成を基本とする前提において、制御方法には数多くの変化があるので、本発明のシステムは異なる使用状況によって再構成が可能であって、作業者は実際の状況に基づいてシステムを再構成することで、システム機能を新たにし、実際の設備状況に適合させることができる。これに合わせて、使用者は新たなシステムプログラムをリモートコントローラ200、設備制御ユニット300にダウンロードすることができるので、使用環境に適合させて、しかもより豊富な機能拡張性を達成することができる。
本発明のシステムからより多くの多様性に発展させて、機能がより豊富となる室内ランプ器具の制御が可能となるので、注意すべきことは、上記では本発明の好ましい実施形態を説明するに過ぎないということである。したがって、本発明の唯一の保護範囲と見なすべきではなく、本発明の保護範囲から離れない中で、本発明の技術分野における当業者にとっては、数多くの変化および付加を行うことができるということを理解すべきである。本発明は開示されている実施例に限定されず、特許請求の範囲の保護範囲で記載されているものを基準とすべきであって、本発明の特許請求の範囲から逸脱することはく成された均等の変化および付加は、本発明の包括する範囲に属するものである。
100LEDランプ器具
110LEDモジュール
111赤色LED光源
112緑色LED光源
113青色LED光源
114駆動回路
120レンズ
130角度調節手段
131モータ
132駆動部材
140方向調節手段
141モータ群
142角度駆動部材
150マイクロプロセッサ
160調光駆動回路
170故障診断モジュール
180監視センサ
190温度センサ
200リモートコントローラ
300設備制御ユニット
301メインプロセッサ
302HUB/APデバイス
110LEDモジュール
111赤色LED光源
112緑色LED光源
113青色LED光源
114駆動回路
120レンズ
130角度調節手段
131モータ
132駆動部材
140方向調節手段
141モータ群
142角度駆動部材
150マイクロプロセッサ
160調光駆動回路
170故障診断モジュール
180監視センサ
190温度センサ
200リモートコントローラ
300設備制御ユニット
301メインプロセッサ
302HUB/APデバイス
Claims (4)
- 少なくとも一つのLEDモジュールと、LEDモジュールの光を透過させるレンズと、LEDモジュールとレンズとの距離を調節する角度調節手段と、ランプの方向を調節する方向調節手段と、内部制御のマイクロプロセッサとを備えており、当該LEDモジュールが少なくともRGB三原色LED光源を有している、少なくとも一つのLEDランプ器具と、
システム制御の端末として、無線ネットワーク接続機能を備えたリモートコントローラと、
有線および/または無線ネットワーク接続機能を備えるとともに、前記少なくとも一つのLEDランプ器具に接続されている設備制御ユニットと、を具備しており、前記設備制御ユニットはネットワークを介して前記リモートコントローラの制御信号を受信するとともに、制御信号に基づいて、コマンドをLEDランプ器具に送信して、ひいてはLEDランプ器具が以下の動作を実現する、
(1)光強度の調節:LEDモジュールの給電回路上の駆動電流を制御することにより、この電流を増減させることで、LEDランプ器具の光強度を無段階で調節する、
(2)色温度の調節:LEDモジュール中におけるRGB三原色LED光源の各々の駆動電流をそれぞれ制御することで、LEDランプ器具の光の色温度を調節する、
(3)発光角度の調節:方向調節手段を駆動して、レンズとLEDモジュールとの間の距離を調節して、発光角度を調節する、
(4)発光方向の調節:角度調節手段を駆動して、LEDランプ器具の照射する方向を調節することで、発光角度を調節する、
(5)光強度の調整・制御:LEDモジュールの給電回路上の駆動電流を制御することにより、LEDランプ器具の光強度をある設定時間内で徐々に増減させて、最終的にはLEDランプ器具を最暗、消灯または最明となるよう調節する、ものであり、
前記LEDランプ器具は調光駆動回路を備えており、前記マイクロプロセッサが調光コマンドを受信すると、調光駆動回路を介してLEDモジュールに入力される電流の多寡を直線的に調節することで、LEDモジュールの光強度を連続的に増減し、
前記LEDモジュールは、RGB三原色LED光源にそれぞれ接続されている色温度駆動回路を備えており、前記マイクロプロセッサが色温度調節コマンドを受信すると、RGB三原色LED光源に入力される電流の多寡を色温度制御回路を介してそれぞれ調節することで、LEDモジュールの色温度を調節し、
前記角度調節手段はモータと駆動部材とを備えており、マイクロプロセッサが角度調節コマンドを受信すると、モータの動作を制御して、駆動部材を介して、レンズとLEDモジュールとの距離を制御し、
前記方向調節手段はモータ群と角度駆動部材とを備えており、マイクロプロセッサが方向調節コマンドを受信すると、方向モータ群の動作を制御して、駆動部材を介してLEDランプ器具の照射方向を制御する、ことを特徴とするネットワークで操作する室内照明システム。 - 前記リモートコントローラはハンドヘルド型装置、携帯電話機またはコンピュータであり、
前記設備制御ユニットはメインプロセッサと、HUB/APとを備えており、当該メインプロセッサはHUB/APを介して前記LEDランプ器具に接続され、
前記前記リモートコントローラは一つ以上のLEDランプ器具の動作を制御する、ことを特徴とする請求項1に記載のネットワークで操作する室内照明システム。 - 前記LEDランプ器具は故障診断モジュールを備えており、ランプ器具の故障時には設備制御ユニットにフィードバックして、ショートメッセージまたは電子メールを使用者に送信する、ことを特徴とする請求項1に記載のネットワークで操作する室内照明システム。
- 前記LEDランプ器具は監視センサと温度センサとを備えており、前記監視センサはLEDランプ器具が照らす範囲内の人の数を検知して、マイクロプロセッサにフィードバックすると、マイクロプロセッサによりLEDモジュールの光強度を自動的に調節するものであり、当該温度センサは周囲温度の変化を検知して、マイクロプロセッサにフィードバックすると、マイクロプロセッサによりLEDモジュールの色温度を自動的に調節する、ことを特徴とする請求項1に記載のネットワークで操作する室内照明システム。
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