JP2012195221A - 定電圧生成回路および照明器具 - Google Patents

定電圧生成回路および照明器具 Download PDF

Info

Publication number
JP2012195221A
JP2012195221A JP2011059570A JP2011059570A JP2012195221A JP 2012195221 A JP2012195221 A JP 2012195221A JP 2011059570 A JP2011059570 A JP 2011059570A JP 2011059570 A JP2011059570 A JP 2011059570A JP 2012195221 A JP2012195221 A JP 2012195221A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
constant voltage
voltage generation
led
power source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2011059570A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Okamura
功 岡村
Masaki Oguro
正樹 小黒
Fumio Yoshizawa
史男 吉澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2011059570A priority Critical patent/JP2012195221A/ja
Publication of JP2012195221A publication Critical patent/JP2012195221A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Abstract

【課題】実際に供給される商用電源の電圧が、上下非対称の波形であったり、周波数が揺らいでいたり、ノイズ成分が印加された汚い波形であっても、ちらつくことなく安定的に点灯を続けるLEDランプを実現する。
【解決手段】時間と共に電圧が変化する電力源から、ターゲット電圧を生成するための定電圧生成回路であって、定電圧生成手段22と、選択出力手段23とを有し、定電圧生成手段22は、電力原から入力する電圧の大きさに応じて、駆動状態と非駆動状態を取り、駆動状態のときに所定の電圧を出力するものであり、選択出力手段23は、定電圧生成手段22が駆動状態のとき、その出力電圧を選択して出力し、定電圧生成手段22が非駆動状態のとき、電力源の電圧を選択して出力するものである。
【選択図】図16

Description

本発明は、従来から存在する「グロースタート式蛍光灯灯具」を利用して、固体発光素子ランプに適用可能な定電圧生成回路およびこれを用いる照明器具に関する。
固体発光素子の一つとして、LEDが知られている。以下、この明細書中において、固体発光素子をLEDと表記する。
従来から、企業や一般家庭の照明装置として蛍光ランプが広く使用されている。蛍光ランプの発光原理は、放電で発生した紫外光を蛍光体に当てて可視光に変換するもので、他の照明装置よりも効率や寿命などの点で優れている。
しかしながら、蛍光ランプには微量な水銀が使用されている。水銀は有害物質であり、摂取すると体内に蓄積して神経障害を引き起こすことが報告されている。
それ故、近年の環境意識の向上に基づき、欧州ではRoHS(Restriction of use of certain Hazardous Substance in electrical and electronic equipment)規制など、水銀の使用を制限する動きが現実のものとなっている。
また蛍光ランプの寿命は、他の電球照明よりも長いものの約6000〜12000時間程度であり、しばしば交換しなければならない。先に説明した通り、蛍光ランプには有害物質が含まれており交換作業は慎重に行わなければならない。それ故、ビルや工場といった多量の蛍光ランプを使用している場所では、蛍光ランプの交換に多くの手間と時間を費やしている。
この様な状況を鑑みて、蛍光ランプよりも寿命の長いLEDを光源に利用した照明装置が提案されている。一般的なLEDの寿命は40000時間以上とされ交換の手間を大幅に減らすことが出来る。さらに水銀などの有害物質を含まないことから、環境に優しい照明装置としても認知され始めている。
現在、一般に使用されている蛍光灯の点灯方式として、点灯管を用いた「グロースタート式蛍光灯灯具」が知られている。かつて一般用灯具、業務用灯具として最も普及した形式で、現在でも広く用いられている。
図1が、その基本回路図である。
符号1が蛍光管を示し、そのほかが蛍光灯灯具の回路である。商用電源AC100V〜240V(実際にはAC80V〜265V)が、端子A,Bに印加される。
蛍光管1の内部両端にフィラメント5があり、これらフィラメント5に電子放出のためのエミッター塗料が塗られている。
「始動時の動作」
スイッチ2をオンにすると、端子Aから、フィラメント5を介してグロー点灯管3へ、また端子Bから、スイッチ2、銅鉄安定器4、フィラメント5を介してグロー点灯管3へ電流が流れ、グロー点灯管3の両端に電圧がかかって、グロー点灯管3内部でグロー放電が起き、発光する。
グロー放電がしばらく続くと、放電熱によってグロー点灯管3内のバイメタルが作動し、両方の金属板が接触して閉回路を構成し、発光が止まる。
この状態で、端子Aから端子Bまで回路がつながり、蛍光管内部の両端のフィラメント5に電流が流れ、フィラメント5を予熱する(蛍光ランプの両端がオレンジ色に光る)。
グロー点灯管3内部の放電はすでに止まっているので、バイメタルは自然に冷え、元の位置に復帰し、グロー点灯管3を経由する閉回路が開放される。
すると銅鉄安定器4のコイルがもつ自己誘導作用により「キック電圧」と称する高電圧が発生する。
このキック電圧をきっかけにして、温められていたフィラメント5に塗られたエミッター塗料から電子が放出され、蛍光ランプ1の内部に封入されている水銀原子に電子が衝突して紫外線を発生させる。この紫外線が、蛍光管1の内壁に塗られた蛍光体を照射し、蛍光体が発光し、蛍光ランプ1が点灯する。
蛍光ランプ1は、点灯前と点灯後でインピーダンスが異なるため、蛍光ランプ1が点灯している間は、グロー点灯管3の両端にかかる電圧は、点灯管の放電開始電圧以下に下がる。したがって、グロー点灯管3が再び動作することはない。
なお銅鉄安定器4は、100V30W以下および200V40〜65Wはチョークコイル形安定器を用いるが、100V32〜65Wと100V/200V52Wでは「放電を維持する電圧」まで昇圧する必要があるので、単巻磁気漏れ変圧器形安定器を用いて、2倍の電圧まで昇圧して使用する。従って一般オフィスで使用される100V40W蛍光灯の口金にかかる電圧はAC200Vとなっている。
始動にかかる時間は、従来型の点灯管を使用した場合は3秒程度で、蛍光灯の中では遅いが、グロー点灯管3内部を電子回路で置き換えた電子点灯管に交換すると、約0.6〜1.2秒と通常よりも早く点灯する。
なお、図1に示すコンデンサ6は、グロー放電時に発生するノイズがラジオ受信などに悪影響を及ぼすことを防止するためにつけられる雑音防止コンデンサである。
上記の如きグロースタート式蛍光灯照明装置をLEDランプで代替するには、グロースタート式蛍光灯を何ら改良、改造を加えず、蛍光管だけをはずしてLEDランプをそのまま装着し、点灯できる方式が好ましい。
このような要求を実現できるLED照明装置が考案されている(特許文献1)。
特許文献1に記載された照明装置の基本構成を図2に示す。
蛍光管と同じ形状を有する蛍光管型本体7の内部に、LEDドライバー回路9と、LED群13が配置されている。口金ピン8から供給された電圧は、LEDドライバー回路9内部の整流回路10により整流され、デジタルチョッパー式のAC/DC変換器11により直流化された信号12を生成する。
この信号12をLED群13に供給して点灯させる。
デジタルチョッパー式のAC/DC変換器は、現在一般に広く用いられている。かつては、AC電源アダプターといえば、銅鉄トランスが入った重たいアナログ式のものが主流であったが、現在はデジタル的に処理する軽量の前記AC/DC変換器が用いられており、Note PC用の電源アダプターなどで、よく見かけられる。
世界で用いられている商用電源電圧は、AC100V〜240Vである。
以下では、AC100Vを例に説明する。
電圧の波形は、図3に示すような正弦波で表され、実効値±100Vに対し、ピークはそのルート2倍の±141Vになる。これを整流してDC電源に利用する場合には、一般に、図4に示す如き「整流ダイオード4個を用いたブリッジ整流回路」を用い、図3のマイナス側に振られた電圧を、図5のようにプラス側に折り返して用いる全波整流方式が用いられる。
全波整流された波形を、デジタルチョッパー式のAC/DC変換器で、図6のようにサンプリングしていくと、結果的に図7のような「疑似直流電圧」が得られるが、図6から判るように「正弦波の立ち上がり部分では、必要とされるDC100Vに電圧が達していない」ため、図7のような電圧0の期間が長くなってしまう。
これを回避するために、一般的なデジタルチョッパー式のAC/DC変換器では、初段に昇電圧回路を用意し、図8のように入力電圧を2倍に上げてからサンプリングする方法が取られる。これにより図9のような「電圧0の期間」が短い、高さが均一な疑似直流電圧を得ることができる。
なお、一般オフィスで使用される100V40W蛍光灯では、その口金にかかる電圧は、上述の如くAC200Vとなっているため、このような昇電圧回路は不要である。
図9のような疑似直流電圧で、LEDを駆動する場合を考える。
LEDを駆動する場合には、駆動電圧をDC24V程度に落としてLEDに印加するが、疑似直流電圧であるため、LEDが点灯している期間と、LEDが消灯している期間が交互に現れてしまう。
人間の目の網膜には、LEDが消灯している期間にも、その前の点灯時の光が残像として残るために、人間の脳は、連続して点灯しているものとして認識する。
ところで、現実の商用電源の電圧は、図3のような「上下対称なきれいな正弦波」であることはまれであり、電圧の波形に歪みがあれば、それをデジタルチョッパーで整流したに後の波形の周期は微妙にずれる。
また、商用電源周波数自体も微妙に揺らいでいるのが現状で、その揺らぎはジッター成分となり、これもデジタルチョッパーした後の波形の「周期乱れ」につながる。
さらに、同じ建物内の別の場所で、掃除機などのモーター類を突然動かしたりすると、
いままで安定していた商用電源の電圧波形が突然乱れる。これをデジタルチョッパーで処理したものは「波形の周期の乱れや電圧レベルの乱れ」を起こす。
上記「波形周期のずれや乱れ」や電圧レベルの乱れはノイズとして作用して「LEDランプのちらつき」を引き起こし、不快感、吐き気、頭痛等の原因となる。特許文献1の照明装置は、ノイズに対する対策の面で問題なしとしない。
全波整流した電圧は、図5のように「すべての山の形が同じ波形」であることが理想であるが、現実には、図10に示すような「上下非対称の正弦波形状」となることが珍しくない。
図10に示す例では、プラス側のピークが141V、マイナス側のピークは−70Vである。このような波形を、上述の単巻磁気漏れ変圧器型安定器を用いて2倍の電圧まで昇圧しても、図11のように、プラス側のピークは2倍の282Vになるが、マイナス側のピークは例えば−70Vのままになっていることが経験上知られている。
図11のような電圧波形を、図4に示すようなブリッジ整流回路で整流すると、図12に示すような「周期的に高さの異なる電圧」になってしまう。このような電圧を、デジタルチョッパー処理すると、もともと100Vのところでスライスしているため、図13に示すように、低いほうの「電圧ピーク70Vの山」では回路が反応しない。従って、結果的に、図14のように、電圧ピークの低い側の周期では電圧0であるような、著しく品位の劣る疑似直流電圧となる。
このような擬似直流電圧では、商用周波数の半分の周期期間でLEDランプが消灯しているので、ちらつきが確実に目で認知できる「著しく品位の落ちたLEDランプ」となってしまう。
本発明は、上記の問題に鑑み、実際に供給される商用電源の電圧が、上下非対称の波形であったり、周波数が揺らいでいたり、ノイズ成分が印加された「汚い波形」であっても、ちらつくことなく安定的に点灯を続けるLEDランプを実現することを課題とする。
この発明の定電圧生成回路は「時間と共に電圧が変化する電力源から、ターゲット電圧を生成するための定電圧生成回路」である。
ターゲット電圧は、前述した「擬似直流電圧」の電圧であり、この擬似直流電圧における「電圧0となる時間」を有効に短縮し、さらには「電圧0となる時間」をなくすようにするのである。
請求項1記載の定電圧生成回路は以下の如き特徴を有する。
即ち、定電圧生成回路は、定電圧生成手段と、選択出力手段とを有する。
「定電圧生成手段」は、電力原から入力する電圧の大きさに応じて、駆動状態と非駆動状態を取り、駆動状態のときに所定の電圧を出力する。この定電圧生成手段としては、上に説明した、従来から知られたものを用いることができる。
「選択出力手段」は、定電圧生成手段が駆動状態のとき、その出力電圧を選択して出力し、「定電圧生成手段が非駆動状態」のとき、電力源の電圧を選択して出力する。
請求項1記載の定電圧生成回路は「選択出力手段が出力した電圧を平滑化する平滑化手段」を有することが好ましい(請求項2)。
請求項1または2記載の定電圧生成回路は、「定電圧生成手段の駆動電圧の上限とターゲット電圧との差分に相当する電圧分」だけ、電力源の電圧を降下させて、定電圧生成手段の駆動電圧とする電圧降下手段を有することができる(請求項3)。
この発明の照明器具は、請求項1〜3の任意の1に記載の定電圧生成回路を有する照明器具であり、LEDを発光させるものである。
明器具である。
請求項1の発明によれば、定電圧生成手段が駆動していなくとも、電力を供給し続けることが出来る。
請求項2記載の発明によれば、急峻な電圧変動を抑え、電圧をより一定に出来る。
請求項3の発明によれば、電力源の電圧がターゲット電圧以上、未満での切り替えが可能となるため、急峻な電圧変動を抑えることが出来る。
請求項4記載の発明によれば、実際に供給される商用電源の電圧が、上下非対称の波形であったり、周波数が揺らいでいたり、ノイズ成分が印加された汚い波形であっても、ちらつくことなく安定的に点灯を続けるLEDランプを実現することができる。
従来から知られたグロースタート式蛍光灯灯具の基本回路図である。 従来技術を説明するための図である。 理想的な商用電源電圧の波形を示す図である。 交流電圧を直流電圧に変換するためのブリッジ整流回路を示す図である。 図4のブリッジ整流回路で全波整流した電圧波形を示す図である。 全波整流した電圧を、デジタルチョッパーでサンプリングする様子を示す図である。 図6のサンプリング処理により得られる疑似直流電圧を示す図である。 昇電圧回路を用いて2倍に電圧を増大させたものを全波整流し、その電圧をデジタルチョッパーでサンプリングする様子を示す図である。 図8により得られる疑似直流電圧を示す図である。 実際に起こりうる商用電源電圧の波形の1例を示す図である。 図10の電圧を、昇電圧回路を用いて2倍に電圧を増大させた波形を示す図である。 図11の波形を持つ電圧を、ブリッジ整流回路で全波整流した電圧波形を示す図である。 図12の電圧波形を、デジタルチョッパーでサンプリングする様子を示す図である。 図13のサンプリング処理により得られる疑似直流電圧を示す図である。 直管形固体発光素子ランプの実施の1形態の全体概要図である。 定電圧生成回路の実施の1形態を説明するための図である。
図15に、照明器具としてのLEDランプの実施の1形態を示す。
このLEDランプは、グロースタート式蛍光灯灯具に何ら改良、改造を加えず、LEDランプに取り換え可能な、直管形LEDランプであり、大きさは既存のガラス水銀蛍光灯と同じである。
全体は、口金14と本体15で構成される。
口金14は、蛍光灯灯具から照明器具に電源を導入するためのもので、本体15の両端に設けられる。口金14は、既存の蛍光灯のものと同形の端子ピン8を備え「既存の蛍光灯灯具」から電源を導入するとともに、LEDランプを蛍光灯灯具にホールドするための役割を持つ。
本体15はLEDを発光させその光を外部に放射するためのもので、放熱フレーム16と透光板カバー17、基板18、基板19から構成される。
放熱フレーム16は、本体15で発生した熱を大気中に放熱するためのもので、例えばアルミニウムなどの熱伝導率の高い物質を成形して作られる。この実施形態においては軽量化のため、ハーフパイプ状の中空構造を採用している。
透光板カバー17は、基板18、基板19を保護するためのもので、例えばアクリル樹脂やガラス、ポリカーボネート等の透光性を有する物質を成形して作られる。本実施形態においてはハーフパイプ状に成形されているが、他の形状でも良い。
基板18は、LEDチップまたはパッケージである発光素子20を実装するためもので、放熱フレーム16と透光カバー17によって形成される中空構造の内側で、かつ、発光面が透光カバー17と対向する向きに配置される。一般的なLED素子は、発光時に多量の熱を出すため、基板18は熱伝導率の高い材質を用いることが好ましい。
発光素子は、電気を光に変換するためのもので、本実施例においてはLEDを用いる。例えば、本発明の照明装置を一般照明として使用する場合、LEDの発光色はJISZ9112「蛍光ランプの光源色及び演色性による区分」の4.2「色度範囲」に規定された昼光色、昼白色、白色、温白色、電球色が好ましい。
基板19は、発光素子20の駆動回路を実装するためのもので、筐体内部で、かつ、発光素子からの光を遮らない場所に配置される。本実施形態では、放熱フレーム16の中空構造の中に設置した。
図16に、回路構成の例を示す。
バッテリ21は、固定電圧例えばDC20Vである。これは、入力端子Aに印加された電源電圧から「一定レベルの電圧を差し引く役割」を持つ。即ち、バッテリ21は、請求項3記載の「電圧降下手段」である。
バッテリ21により「電源電圧から一定レベルの電圧を差し引かれた電圧」が、ドライバーIC22の電源入力26に与えられる。
ドライバーIC22は「定電圧生成手段」であり、電力入力26に入力される電圧が、例えば50V〜400Vで駆動する特性があり、それ以外の電圧では駆動しない。
即ち、ドライバーIC22は、入力される電圧が「50V〜400V」であるとき「駆動状態」となり、入力される電圧が「50V〜400V」以外のときは「非駆動状態」となる。
ICドライバー22は駆動状態のとき、所定の電圧(DC70Vとする。)が出力され、スイッチ23の端子S2に入力される。
ドライバーIC22からは、スイッチ23を切り替える信号25が出力される。
入力端子Aの電圧が70V以上のとき、信号25は、スイッチ23を端子S2側とし、入力端子Aの電圧が70V未満のときには、端子S1側に切り替える。
ここで、電源電圧として、図12に示すような「山のピーク電圧の大小が交互に現れるような電圧」が入力端子Aに与えられた場合を考える。
大きな山側の電圧(70V以上)が印加されるときは、印加電圧からバッテリ21の固定電圧DC20Vを引いた値は50V以上で、ドライバーIC22が駆動状態となる電圧である。
従って、このときは、上記所定の電圧である70Vが出力される。このとき、スイッチ23は端子S2側に閉じており、上記70Vの電圧が端子Cを介してIC回路28に印加される。
逆に「小さな山側の電圧(70V未満)」が印加されるときは、バッテリ21の固定電圧DC20Vを差し引いた値が50V未満になる。
この電圧が電力入力26に印加されても、ドライバーIC22は駆動されず「非駆動状態」となる。このとき、信号25により、スイッチ23は端子S1の側に切り替わる。
従って、電源電圧がそのまま端子Cに与えられる。この「70V以下に下がった区間」では、入力端子Aの電圧に「電解コンデンサ24に貯められていた電圧が補てん」されるため、結果的にほぼ全期間DC70Vの定電圧が与えられる。
即ち、電解コンデンサ24は請求項2の「平滑化手段」である。
IC回路28は「LEDに流す電流を一定に保つための素子」である。
LEDを発光させるためには、ある閾値以上の電圧(順電圧)を印加する必要があるが、順電圧は「製造上のばら付きや温度変化」で変動し、印加電圧が順電圧を超えると、電流量が急激に増すことが知られている。
LEDには、流し得る最大電流が決められており、それ以上の電流を流すと破損や著しい寿命低下を引き起こす。このため「LEDの駆動制御」は、定電圧ではなく、定電流で行うのが一般的である。
本発明の照明器具は、与えられた商用電源全てを無駄なく使用することが大きな特徴となっている。デジタルチョッパー式のAC/DC変換器を用いた回路構成の場合、結果的に得られる信号は、図7、図9、図14のような疑似直流電圧に過ぎず、チョッパーのサンプリング周波数をあげても、所詮はデジタル的にON/OFFされた不完全な直流電圧にしかならない。
また、上述の如く、供給される現実の商用電源は、まことに不安定でノイズが乗った崩れた正弦波であるのが一般的である。このような元々不安定な商用電源であっても、本発明においてはLEDランプの照明品質を落とさず、ちらつかず、不点灯を起こさない。
図7、図9、図14のような疑似直流電圧に比べ、はるかに安定した電圧が連続的に、アナログ量としてLED群13に与えられる効果は絶大である。
本発明の概要例において、バッテリやスイッチは、半導体やICなどで構成することも可能である。また、突発的なノイズ混入に対応するためノイズ除去回路を付加すれば、さらに照明品質を上げられる。
1 従来のガラス水銀蛍光管
2 照明スイッチ
3 グロー点灯管
4 銅鉄式安定器
5 フィラメント
6 雑音防止コンデンサ
7 蛍光管型本体
8 口金ピン
9 LEDドラオイバー回路
10 整流回路
11 デジタルチョッパー式AC−DC変換器
12 直流化された信号
13 LED群
14 口金
15 本発明実施例の本体
16 放熱フレーム
17 透光カバー
18 LED基板
19 LEDドライバー基板
20 LEDチップまたはLEDパッケージ
21 バッテリ
22 LEDドライバーIC
23 電圧切り替えスイッチ
24 電解コンデンサ
25 電圧切り替えスイッチの切り替え信号
26 LEDドライバーIC電源入力
27 LEDドライバーIC出力
28 定電流制御IC
特開2004−192833号公報

Claims (4)

  1. 時間と共に電圧が変化する電力源から、ターゲット電圧を生成するための定電圧生成回路であって、
    定電圧生成手段と、選択出力手段とを有し、
    前記定電圧生成手段は、電力原から入力する電圧の大きさに応じて、駆動状態と非駆動状態を取り、駆動状態のときに所定の電圧を出力するものであり、
    前記選択出力手段は、前記定電圧生成手段が駆動状態のとき、その出力電圧を選択して出力し、前記定電圧生成手段が非駆動状態のとき、前記電力源の電圧を選択して出力するものであることを特徴とする定電圧生成手段。
  2. 請求項1記載の定電圧生成回路において、
    選択出力手段が出力した電圧を平滑化する平滑化手段を有することを特徴とする定電圧生成回路。
  3. 請求項1または2記載の定電圧生成回路において、
    定電圧生成手段の駆動電圧の上限とターゲット電圧との差分に相当する電圧分だけ、電力源の電圧を降下させて、前記定電圧生成手段の駆動電圧とする電圧降下手段を有することを特徴とする定電圧生成回路。
  4. 請求項1〜3の任意の1に記載の定電圧生成回路を有する照明器具。
JP2011059570A 2011-03-17 2011-03-17 定電圧生成回路および照明器具 Withdrawn JP2012195221A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011059570A JP2012195221A (ja) 2011-03-17 2011-03-17 定電圧生成回路および照明器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011059570A JP2012195221A (ja) 2011-03-17 2011-03-17 定電圧生成回路および照明器具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012195221A true JP2012195221A (ja) 2012-10-11

Family

ID=47086913

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011059570A Withdrawn JP2012195221A (ja) 2011-03-17 2011-03-17 定電圧生成回路および照明器具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012195221A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9357599B2 (en) 2011-07-06 2016-05-31 Ricoh Company, Ltd. Lighting control circuit, illuminating lamp using the lighting control circuit, and lighting device using the illuminating lamp

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9357599B2 (en) 2011-07-06 2016-05-31 Ricoh Company, Ltd. Lighting control circuit, illuminating lamp using the lighting control circuit, and lighting device using the illuminating lamp
US9743470B2 (en) 2011-07-06 2017-08-22 Ricoh Company, Ltd. Lighting control circuit, illuminating lamp using the lighting control circuit, and lighting device using the illuminating lamp

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9696011B2 (en) Extended persistence and reduced flicker light sources
US7215086B2 (en) Electronic light generating element light bulb
WO2012090489A1 (ja) 発光ダイオード用駆動回路及びled光源
JP2012038711A (ja) Ledランプ及びledランプ用駆動回路
CN1596566A (zh) 无电极放电灯点亮装置、灯泡形无电极荧光灯和放电灯点亮装置
JP2008166192A (ja) Led駆動電源回路
JP4796642B2 (ja) 照明装置及び調光装置
US20200288549A1 (en) Solid-State Lighting With A Driver Controllable By A Power-Line Dimmer
CN1717142A (zh) 高压放电灯照明装置
CN102123541B (zh) 发光二极管的驱动电路与使用其的照明装置
KR100893906B1 (ko) Led 조명등 및 led 조명장치
JP2012195221A (ja) 定電圧生成回路および照明器具
JP2012204086A (ja) 固体発光素子ランプ及び照明装置
JP3174463U (ja) Led照明灯
JP2012195222A (ja) 固体発光素子ランプおよび照明器具
US9237622B2 (en) Power supply for a field emission light source
TWI433590B (zh) 發光二極體照明裝置
JP4975883B1 (ja) 発光ダイオード用駆動回路及びled光源
CN201146172Y (zh) 民用集成小功率短弧氙气照明灯
Ackermann et al. Power Electronics for the Light of the Future
CN2836405Y (zh) 高色温高效率par卤钨灯照明装置
JP2012204091A (ja) 固体発光素子ランプ及び照明装置
JP5295329B2 (ja) 照明装置及び調光装置
KR20190040535A (ko) 수명 보장형 led 조명장치
Kavouras Sr An Electrolytic Capacitor-Less Approach to Eliminating Flicker in LED Lighting

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20140603