JP2012193163A - 花卉球根植物における植物病害の防除方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】花卉球根植物における優れた植物病害の防除方法を提供すること。
【解決手段】花卉球根植物の栽培地の土壌に設けられた、深さが1〜40cm、幅が1〜50cmの植え溝内に、トルクロホスメチル及びアゾキシストロビンの有効量を処理する工程と、花卉球根植物の球根を植える工程とを有してなる、植物病害の防除方法により、花卉球根植物における植物病害を防除することができる。
【選択図】なし
【解決手段】花卉球根植物の栽培地の土壌に設けられた、深さが1〜40cm、幅が1〜50cmの植え溝内に、トルクロホスメチル及びアゾキシストロビンの有効量を処理する工程と、花卉球根植物の球根を植える工程とを有してなる、植物病害の防除方法により、花卉球根植物における植物病害を防除することができる。
【選択図】なし
Description
本発明は、花卉球根植物における植物病害の防除方法に関する。
従来、植物病害を防除するために多くの化合物が開発され、実用に供されている。
植物病害防除活性を有する化合物として、トルクロホスメチル及びアゾキシストロビンが知られている(例えば、非特許文献1参照)。
植物病害防除活性を有する化合物として、トルクロホスメチル及びアゾキシストロビンが知られている(例えば、非特許文献1参照)。
ザ ペスティサイド マニュアル 第13版(2003年)(The Pesticide Manual Thirteenth Edition(British Crop Protection Council発行))
しかしながら、これらの化合物は場合によっては必ずしも満足できるものではなく、使用場面に応じた優れた植物病害の防除方法が求められていた。
本発明は、優れた花卉球根植物における植物病害の防除方法を提供することを課題とする。
本発明は、優れた花卉球根植物における植物病害の防除方法を提供することを課題とする。
本発明者らは、優れた花卉球根植物における植物病害の防除方法を見出すべく検討の結果、花卉球根植物の栽培地の土壌に設けられた、深さが1〜40cm、幅が1〜50cmの植え溝内に、トルクロホスメチル及びアゾキシストロビンの有効量を処理し、花卉球根植物の球根を植えることにより、植物病害が防除できることを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明とは以下の通りである。
[1] 花卉球根植物の栽培地の土壌に設けられた、深さが1〜40cm、幅が1〜50cmの植え溝内に、トルクロホスメチル及びアゾキシストロビンの有効量を処理する工程と、花卉球根植物の球根を植える工程とを有してなる、花卉球根植物における植物病害の防除方法。
[2] 花卉球根植物の栽培地10000m2あたりのトルクロホスメチル及びアゾキシストロビンの合計での処理量が、1〜1000kgである[1]記載の防除方法。
[3] トルクロホスメチル100重量部に対して、アゾキシストロビン1〜1000重量部の処理量の割合である[1]又は[2]記載の防除方法。
[4] 花卉球根植物が、チューリップ、ユリ、グラジオラス又はヒヤシンスである[1]〜[3]いずれか一項記載の防除方法。
[5] 花卉球根植物が、チューリップである[1]〜[3]いずれか一項記載の防除方法。
[6] 花卉球根植物の栽培地の土壌に設けられた、深さが1〜40cm、幅が1〜50cmの植え溝にトルクロホスメチル及びアゾキシストロビンの植物病害防除のための有効量を処理する工程と、花卉球根植物を植える工程とを有し、かつ前記2つの工程の後に、植え溝を覆土する工程を有してなる、花卉球根植物の栽培方法。
[7] 花卉球根植物の栽培地10000m2あたりのトルクロホスメチル及びアゾキシストロビンの合計での処理量が、1〜1000kgである[6]記載の栽培方法。
[8] トルクロホスメチル100重量部に対して、アゾキシストロビン1〜1000重量部の処理量の割合である[6]又は[7]記載の栽培方法。
[9] 花卉球根植物が、チューリップ、ユリ、グラジオラス又はヒヤシンスである[6]〜[8]いずれか一項記載の栽培方法。
[10] 花卉球根植物が、チューリップである[6]〜[8]いずれか一項記載の栽培方法。
すなわち、本発明とは以下の通りである。
[1] 花卉球根植物の栽培地の土壌に設けられた、深さが1〜40cm、幅が1〜50cmの植え溝内に、トルクロホスメチル及びアゾキシストロビンの有効量を処理する工程と、花卉球根植物の球根を植える工程とを有してなる、花卉球根植物における植物病害の防除方法。
[2] 花卉球根植物の栽培地10000m2あたりのトルクロホスメチル及びアゾキシストロビンの合計での処理量が、1〜1000kgである[1]記載の防除方法。
[3] トルクロホスメチル100重量部に対して、アゾキシストロビン1〜1000重量部の処理量の割合である[1]又は[2]記載の防除方法。
[4] 花卉球根植物が、チューリップ、ユリ、グラジオラス又はヒヤシンスである[1]〜[3]いずれか一項記載の防除方法。
[5] 花卉球根植物が、チューリップである[1]〜[3]いずれか一項記載の防除方法。
[6] 花卉球根植物の栽培地の土壌に設けられた、深さが1〜40cm、幅が1〜50cmの植え溝にトルクロホスメチル及びアゾキシストロビンの植物病害防除のための有効量を処理する工程と、花卉球根植物を植える工程とを有し、かつ前記2つの工程の後に、植え溝を覆土する工程を有してなる、花卉球根植物の栽培方法。
[7] 花卉球根植物の栽培地10000m2あたりのトルクロホスメチル及びアゾキシストロビンの合計での処理量が、1〜1000kgである[6]記載の栽培方法。
[8] トルクロホスメチル100重量部に対して、アゾキシストロビン1〜1000重量部の処理量の割合である[6]又は[7]記載の栽培方法。
[9] 花卉球根植物が、チューリップ、ユリ、グラジオラス又はヒヤシンスである[6]〜[8]いずれか一項記載の栽培方法。
[10] 花卉球根植物が、チューリップである[6]〜[8]いずれか一項記載の栽培方法。
本発明により、花卉球根植物における植物病害を防除することができることから、花卉球根植物を栽培する上で有用である。
本発明の植物病害の防除方法とは、花卉球根植物の栽培地の土壌に設けられた、深さが1〜40cm、幅が1〜50cmの植え溝内に、トルクロホスメチル(tolclofos-methyl)及びアゾキシストロビン(azoxystrobin)の有効量を処理する工程と、花卉球根植物の球根を植える工程とを有してなる方法である。
本発明に用いられる、トルクロホスメチル及びアゾキシストロビンとは、例えば、ザ ペスティサイド マニュアル 第13版(2003年)(The Pesticide Manual Thirteenth Edition(British Crop Protection Council発行))の979ページ及び52ページに記載される化合物である。これらの化合物は、市販の製剤から得るか、公知の方法で製造することにより得られる。また、トルクロホスメチル及び/又はアゾキシストロビンを含有する市販の製剤を本発明に用いることもできる。
本発明に用いられる、トルクロホスメチルとアゾキシストロビンとの処理量の割合は、トルクロホスメチル100重量部に対して、アゾキシストロビンが通常1〜1000重量部、好ましくは10〜500重量部の割合である。
本発明に用いられるトルクロホスメチル及びアゾキシストロビンは、トルクロホスメチル及びアゾキシストロビンを単に混用もしくは併用してもよいが、通常はトルクロホスメチルを含有する製剤とアゾキシストロビンを含有する製剤とを混用もしくは併用するか、或いは、トルクロホスメチルとアゾキシストロビンとを含有する製剤として用いられる。
かかる製剤とは、トルクロホスメチル及び/又はアゾキシストロビンと不活性担体とを混合し、必要に応じて界面活性剤やその他の製剤用補助剤を添加して、油剤、乳剤、フロアブル剤、水和剤、顆粒水和剤、粉剤、粒剤等に製剤化されたものである。かかる製剤には、トルクロホスメチル及び/又はアゾキシストロビンの有効成分化合物が、通常0.1〜99重量%、好ましくは0.2〜90重量%含有される。
かかる製剤とは、トルクロホスメチル及び/又はアゾキシストロビンと不活性担体とを混合し、必要に応じて界面活性剤やその他の製剤用補助剤を添加して、油剤、乳剤、フロアブル剤、水和剤、顆粒水和剤、粉剤、粒剤等に製剤化されたものである。かかる製剤には、トルクロホスメチル及び/又はアゾキシストロビンの有効成分化合物が、通常0.1〜99重量%、好ましくは0.2〜90重量%含有される。
製剤化の際に用いられる固体担体としては、例えばカオリンクレー、アッタパルジャイトクレー、ベントナイト、モンモリロナイト、酸性白土、パイロフィライト、タルク、珪藻土、方解石等の鉱物、トウモロコシ穂軸粉、クルミ殻粉等の天然有機物、尿素等の合成有機物、炭酸カルシウム、硫酸アンモニウム等の塩類、合成含水酸化珪素等の合成無機物等からなる微粉末あるいは粒状物等が挙げられ、液体担体としては、例えばキシレン、アルキルベンゼン、メチルナフタレン等の芳香族炭化水素類、2−プロパノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、エチレングリコールモノエチルエーテル等のアルコール類、アセトン、シクロヘキサノン、イソホロン等のケトン類、ダイズ油、綿実油等の植物油、石油系脂肪族炭化水素類、エステル類、ジメチルスルホキシド、アセトニトリル
及び水が挙げられる。
界面活性剤としては、例えばアルキル硫酸エステル塩、アルキルアリールスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテルリン酸エステル塩、リグニンスルホン酸塩、ナフタレンスルホネートホルモアルデヒド重縮合物等の陰イオン界面活性剤及びポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンアルキルポリオキシプロピレンブロックコポリマ−、ソルビタン脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤、及びアルキルトリメチルアンモニウム塩等の陽イオン界面活性剤が挙げられる。
その他の製剤用補助剤としては、例えばポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等の水溶性高分子、アラビアガム、アルギン酸及びその塩、CMC(カルボキシメチルセルロ−ス)、ザンサンガム等の多糖類、アルミニウムマグネシウムシリケート、アルミナゾル等の無機物、防腐剤、着色剤及びPAP(酸性リン酸イソプロピル)、BHT等の安定化剤が挙げられる。
及び水が挙げられる。
界面活性剤としては、例えばアルキル硫酸エステル塩、アルキルアリールスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテルリン酸エステル塩、リグニンスルホン酸塩、ナフタレンスルホネートホルモアルデヒド重縮合物等の陰イオン界面活性剤及びポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンアルキルポリオキシプロピレンブロックコポリマ−、ソルビタン脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤、及びアルキルトリメチルアンモニウム塩等の陽イオン界面活性剤が挙げられる。
その他の製剤用補助剤としては、例えばポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等の水溶性高分子、アラビアガム、アルギン酸及びその塩、CMC(カルボキシメチルセルロ−ス)、ザンサンガム等の多糖類、アルミニウムマグネシウムシリケート、アルミナゾル等の無機物、防腐剤、着色剤及びPAP(酸性リン酸イソプロピル)、BHT等の安定化剤が挙げられる。
本発明の植物病害の防除方法に用いられる花卉球根植物としては、例えば、花卉用ユリ(Lily, Liliumspp)、チューリップ(Tulip, Tulipa gesneriana)、ヒヤシンス(Hyacinth, Hyacinthus orientalis)、ムスカリ(Muscari, Muscari latifolium)、アリウム(Allium, Allium cristophii)、トリトマ(Tritoma, Kniphofia spp)、イヌサフラン(colchicum, Colchicum autumnale)、パイナップルリリー(Pineapple lily, Eucomis autumnalis)、サンダーソニア(Sandasonia, Sandersonia aurantiaca)、グロリオサ(Gloriosa, Gloriosa superba)、スイセン(Narcissus, Narcissus spp)、ラッパズイセン(Daffodil, Narcissus pseudonarcissus)、アマリリス(Amaryllis, Hippeastrum spp)、スノードロップ(snowdrop, Galanthus spp) 、スノーフレーク(snowflake, Leucojum aestivum)、ネリネ ボーデニー(Diamond lily, Bodenii Nerine)、ゼフィランサス(Zefiransasu, Zephyranthes carinata)リコリス(licorice, Lycoris spp)、ユーチャリス(Amazon lily, Eucharis grandiflora)、クロッカス(Crocus, Crocus spp)、グラジオラス(Gladiolus, Gladiolus spp)、モントブレチア(Montbretia, Crocosmia × crocosmiiflora)、ジャーマンアイリス(German iris, Iris spp)、サフラン(Saffron, Saffron crocus)、ダリア(Dahlias, dahlias spp)、ラナンキュラス(Ranunculus, Ranunculus asiaticus)、クルクマ(Curcuma, Curcuma spp)、オキザリス(Oxalis, Oxalis deppei)、カンナ(Canna, Canna indica)及びシクラメン(Cyclamen, Cyclamen persicum)が挙げられる。
本発明により防除できる植物病害としては、例えば、球根腐敗病Bulb rot(フザリウム属菌Fusarium oxysporum, Fusarium solani, リゾプス属Rhizopus necans, Rhizopus stolonifer)、苗立枯病Damping off(リゾクトニア属菌Rhizoctonia solani)、葉腐病Bare batch, brown batch、Leaf rot(リゾクトニア属菌Rhizoctonia solani)、皮腐病Bulb-coat rot(リゾクトニア属菌Rhizoctonia solani)、白絹病 Sclerotial blight(スクレロチウム属菌Sclerotium rolfaii)及び根腐病Crown rot(ピシウム属菌Pythium irregulare, P.spinosum, P. ultimum)等の土壌病害が挙げられる。
本発明の植物病害の防除方法において、花卉球根植物の栽培地の土壌に設けられる植え溝は、通常の溝切り機を用いて花卉球根植物の栽培地に設けられる。かかる植え溝の深さは、栽培される花卉球根植物の品種や球根の大きさ等によって適宜設定されるものであるが、深さは1〜40cm、好ましくは5〜15cmであり、幅は1〜50cm、好ましくは5〜30cmである。かかる植え溝に、トルクロホスメチルとアゾキシストロビンを処理する方法としては、例えば、トルクロホスメチル及びアゾキシストロビンを混合して又は別々に、また必要に応じてそれぞれ油剤、水和剤、顆粒水和剤、粉剤、粒剤、乳剤又はフロアブル剤に製剤化した形態で若しくはその水希釈液の形態で、花卉球根植物を植える前の該植え溝内に散布又は注入する方法が挙げられる。その後、溝内に植えられた球根は覆土され、生育する過程で発生し得る土壌病害に起因した植物病害を防除することにより、効率的に花卉球根植物を栽培することができる。
また、花卉球根植物の栽培地の土壌に、植え溝を通常の溝切り機を用いて花卉球根植物の栽培地に設けると同時に、前記した処理方法でトルクロホスメチルとアゾキシストロビンを処理した後に、該植え溝内に花卉球根植物の球根を植えることもでき、さらに、前記方法で花卉球根植物の栽培地に設けられた植え溝内に球根を植えた後に、トルクロホスメチル及びアゾキシストロビンを混合して又は別々に、また必要に応じてそれぞれ油剤、水和剤、顆粒水和剤、粉剤、粒剤、乳剤又はフロアブル剤に製剤化した形態で若しくはその水希釈液の形態で、植え溝内に散布又は注入することもできる。これらの方法により、花卉球根植物の栽培地の土壌に設けられた植え溝内に、トルクロホスメチル及びアゾキシストロビンの有効量を処理する工程と、花卉球根植物の球根を植える工程を行った後、溝内に植えられた球根は覆土され、生育する過程で発生し得る土壌病害に起因した植物病害を防除することにより、効率的に花卉球根植物は栽培することができる。
本発明において、トルクロホスメチル及びアゾキシストロビンの処理量は、花卉球根植物の種類及び球根の大きさ、植物病害の種類及び発生度合い、用いられるトルクロホスメチル及びアゾキシストロビンの形態、処理時期及び気象条件などの条件に応じて適宜設定されるものであるが、花卉球根植物の栽培地10000m2あたり、トルクロホスメチル及びアゾキシストロビンの合計量で、通常1〜1000kg、好ましくは10〜500kgである。
以下、本発明を試験例等にてさらに詳しく説明するが、本発明は以下の例のみに限定されるものではない。
なお、以下の例において、部は特にことわりの無い限り重量部を表す。
なお、以下の例において、部は特にことわりの無い限り重量部を表す。
まずは、参考製剤例を示す。
参考製剤例1
トルクロホスメチルを2.5部、アゾキシストロビンを1.25部、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエ−テル14部、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム6部、及びキシレン76.25部をよく混合することにより乳剤を得る。
トルクロホスメチルを2.5部、アゾキシストロビンを1.25部、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエ−テル14部、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム6部、及びキシレン76.25部をよく混合することにより乳剤を得る。
参考製剤例2
トルクロホスメチルを5部、アゾキシストロビンを5部、ホワイトカーボンとポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩との混合物(重量割合1:1)35部、及び水55部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕することによりフロアブル製剤を得る。
トルクロホスメチルを5部、アゾキシストロビンを5部、ホワイトカーボンとポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩との混合物(重量割合1:1)35部、及び水55部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕することによりフロアブル製剤を得る。
参考製剤例3
トルクロホスメチルを10部、アゾキシストロビンを10部、ソルビタントリオレエ−ト1.5部、及びポリビニルアルコ−ル2部を含む水溶液23.5部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕した後、この中にキサンタンガム0.05部及びアルミニウムマグネシウムシリケ−ト0.1部を含む水溶液45部を加え、さらにプロピレングリコ−ル10部を加えて攪拌混合しフロアブル製剤を得る。
トルクロホスメチルを10部、アゾキシストロビンを10部、ソルビタントリオレエ−ト1.5部、及びポリビニルアルコ−ル2部を含む水溶液23.5部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕した後、この中にキサンタンガム0.05部及びアルミニウムマグネシウムシリケ−ト0.1部を含む水溶液45部を加え、さらにプロピレングリコ−ル10部を加えて攪拌混合しフロアブル製剤を得る。
参考製剤例4
トルクロホスメチルを20部、アゾキシストロビンを5部、ソルビタントリオレエ−ト1.5部、及びポリビニルアルコ−ル2部を含む水溶液28.5部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕した後、この中にキサンタンガム0.05部及びアルミニウムマグネシウムシリケ−ト0.1部を含む水溶液45部を加え、さらにプロピレングリコ−ル10部を加えて攪拌混合しフロアブル製剤を得る。
トルクロホスメチルを20部、アゾキシストロビンを5部、ソルビタントリオレエ−ト1.5部、及びポリビニルアルコ−ル2部を含む水溶液28.5部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕した後、この中にキサンタンガム0.05部及びアルミニウムマグネシウムシリケ−ト0.1部を含む水溶液45部を加え、さらにプロピレングリコ−ル10部を加えて攪拌混合しフロアブル製剤を得る。
参考製剤例5
トルクロホスメチルを40部、アゾキシストロビンを5部、プロピレングリコールを5部(ナカライテスク製)、Soprophor FLK を5部(ローディア日華製)、アンチフォームCエマルションを0.2部(ダウコーニング社製)、プロキセルGXLを0.3部(アーチケミカル製)、及びイオン交換水を49.5部の割合で混合し、原体スラリーを調製する。該スラリー100部に150部のガラスビーズ(Φ=1mm)を投入し、冷却水で冷却しながら、2時間粉砕する。粉砕後、ガラスビーズをろ過により除き、フロアブル製剤を得る。
トルクロホスメチルを40部、アゾキシストロビンを5部、プロピレングリコールを5部(ナカライテスク製)、Soprophor FLK を5部(ローディア日華製)、アンチフォームCエマルションを0.2部(ダウコーニング社製)、プロキセルGXLを0.3部(アーチケミカル製)、及びイオン交換水を49.5部の割合で混合し、原体スラリーを調製する。該スラリー100部に150部のガラスビーズ(Φ=1mm)を投入し、冷却水で冷却しながら、2時間粉砕する。粉砕後、ガラスビーズをろ過により除き、フロアブル製剤を得る。
参考製剤例6
トルクロホスメチルを50部、アゾキシストロビンを0.5部、NNカオリンクレーを38.5部(竹原化学工業製)、Morwet D425を10部、Morwer EFWを1.5部(アクゾノーベル社製)の割合で混合し、AIプレミックスを得る。当プレミックスをジェットミルで粉砕し、粉剤を得る。
トルクロホスメチルを50部、アゾキシストロビンを0.5部、NNカオリンクレーを38.5部(竹原化学工業製)、Morwet D425を10部、Morwer EFWを1.5部(アクゾノーベル社製)の割合で混合し、AIプレミックスを得る。当プレミックスをジェットミルで粉砕し、粉剤を得る。
参考製剤例7
トルクロホスメチルを1部、アゾキシストロビンを1部、合成含水酸化珪素1部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、ベントナイト30部、及びカオリンクレー65部をよく粉砕混合し、水を加えてよく練り合せた後、造粒乾燥することにより粒剤を得る。
トルクロホスメチルを1部、アゾキシストロビンを1部、合成含水酸化珪素1部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、ベントナイト30部、及びカオリンクレー65部をよく粉砕混合し、水を加えてよく練り合せた後、造粒乾燥することにより粒剤を得る。
参考製剤例8
トルクロホスメチルを40部、アゾキシストロビンを1部、リグニンスルホン酸カルシウム3部、ラウリル硫酸ナトリウム2部、及び合成含水酸化珪素54部をよく粉砕混合することにより水和剤を得る。
トルクロホスメチルを40部、アゾキシストロビンを1部、リグニンスルホン酸カルシウム3部、ラウリル硫酸ナトリウム2部、及び合成含水酸化珪素54部をよく粉砕混合することにより水和剤を得る。
参考製剤例9
トルクロホスメチルを1部、アゾキシストロビンを10部、カオリンクレー79部、及びタルク10部をよく粉砕混合することにより粉剤を得る。
トルクロホスメチルを1部、アゾキシストロビンを10部、カオリンクレー79部、及びタルク10部をよく粉砕混合することにより粉剤を得る。
参考製剤例10
トルクロホスメチルを2部、アゾキシストロビンを0.25部、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル14部、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム6部、及びキシレン77.75部をよく混合することにより乳剤を得る。
トルクロホスメチルを2部、アゾキシストロビンを0.25部、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル14部、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム6部、及びキシレン77.75部をよく混合することにより乳剤を得る。
参考製剤例11
トルクロホスメチルを10部、アゾキシストロビンを2.5部、ソルビタントリオレエート1.5部、及びポリビニルアルコール2部を含む水溶液30部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕した後、この中にキサンタンガム0.05部及びアルミニウムマグネシウムシリケート0.1部を含む水溶液47.5部を加え、さらにプロピレングリコール10部を加えて攪拌混合し、フロアブル製剤を得る。
トルクロホスメチルを10部、アゾキシストロビンを2.5部、ソルビタントリオレエート1.5部、及びポリビニルアルコール2部を含む水溶液30部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕した後、この中にキサンタンガム0.05部及びアルミニウムマグネシウムシリケート0.1部を含む水溶液47.5部を加え、さらにプロピレングリコール10部を加えて攪拌混合し、フロアブル製剤を得る。
参考製剤例12
トルクロホスメチルを20部、アゾキシストロビンを1部、合成含水酸化珪素1部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、ベントナイト30部、及びカオリンクレー47部をよく粉砕混合し、水を加えてよく練り合せた後、造粒乾燥することにより粒剤を得る。
トルクロホスメチルを20部、アゾキシストロビンを1部、合成含水酸化珪素1部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、ベントナイト30部、及びカオリンクレー47部をよく粉砕混合し、水を加えてよく練り合せた後、造粒乾燥することにより粒剤を得る。
参考製剤例13
トルクロホスメチルを5部、アゾキシストロビンを10部、リグニンスルホン酸カルシウム5部、ラウリル硫酸ナトリウム3部、及び合成含水酸化珪素77部をよく粉砕混合することにより水和剤を得る。
トルクロホスメチルを5部、アゾキシストロビンを10部、リグニンスルホン酸カルシウム5部、ラウリル硫酸ナトリウム3部、及び合成含水酸化珪素77部をよく粉砕混合することにより水和剤を得る。
次に試験例を示す。
試験例1
トルクロホスメチル50%(w/v)フロアブル(商品名:リゾレックス(登録商標)フロアブル、住友化学株式会社)及びアゾキシストロビン10%(w/w)フロアブル(商品名:アミスター(登録商標)10フロアブル、シンジェンタジャパン株式会社)を水中で混合し、所定濃度の試験用薬液を調製する。土壌を充填したプランター(縦35cm×横65cm:深さ26cm)に土壌を詰めて、ここに幅7cm、深さ10cm、長さ70cmの植え溝を作り、該植え溝内に、試験用薬液を溝長70cmあたり100mlの割合で灌注処理する(施用薬量は表1に記載)。その後、該植え溝内にチューリップ(品種:アンジェリケ)の球根5球を植えて覆土し、ハウス内で栽培を行う。(2反復)(これを処理区とする。)
一方で、植え溝に試験用薬液を灌注しないこと以外は、前記と同様の操作で栽培を行う。(これを無処理区とする。)
所定期間経過後に、処理区及び無処理区のそれぞれについて、出芽の有無および出芽した芽での病害の有無を観察し、処理区及び無処理区それぞれの発病度を式1により求め、式2により処理区の防除価を求める。
その結果、処理区においては植物病害が防除されていることが確認できる。
トルクロホスメチル50%(w/v)フロアブル(商品名:リゾレックス(登録商標)フロアブル、住友化学株式会社)及びアゾキシストロビン10%(w/w)フロアブル(商品名:アミスター(登録商標)10フロアブル、シンジェンタジャパン株式会社)を水中で混合し、所定濃度の試験用薬液を調製する。土壌を充填したプランター(縦35cm×横65cm:深さ26cm)に土壌を詰めて、ここに幅7cm、深さ10cm、長さ70cmの植え溝を作り、該植え溝内に、試験用薬液を溝長70cmあたり100mlの割合で灌注処理する(施用薬量は表1に記載)。その後、該植え溝内にチューリップ(品種:アンジェリケ)の球根5球を植えて覆土し、ハウス内で栽培を行う。(2反復)(これを処理区とする。)
一方で、植え溝に試験用薬液を灌注しないこと以外は、前記と同様の操作で栽培を行う。(これを無処理区とする。)
所定期間経過後に、処理区及び無処理区のそれぞれについて、出芽の有無および出芽した芽での病害の有無を観察し、処理区及び無処理区それぞれの発病度を式1により求め、式2により処理区の防除価を求める。
その結果、処理区においては植物病害が防除されていることが確認できる。
試験例2
トルクロホスメチル50%(w/v)フロアブル(商品名:リゾレックス(登録商標)フロアブル、住友化学株式会社)及びアゾキシストロビン10%(w/w)フロアブル(商品名:アミスター(登録商標)10フロアブル、シンジェンタジャパン株式会社)を水中で混合し、所定濃度の試験用薬液を調製した。土壌を充填したプランター(縦35cm×横65cm:深さ26cm)に土壌を詰めて、ここに幅7cm、深さ10cm、長さ70cmの植え溝を作り、該植え溝内に、試験用薬液を溝長70cmあたり100mlの割合で灌注処理した(施用薬量は表2に記載)。その後、該植え溝内にチューリップ(品種:アンジェリケ)の球根5球を植えて覆土し、ハウス内で栽培を行った。(2反復)(これを処理区とした。)
一方で、植え溝に試験用薬液を灌注しないこと以外は、前記と同様の操作で栽培を行った。(これを無処理区とした。)
所定期間経過後に、処理区及び無処理区のそれぞれについて、出芽の有無および出芽した芽での病害の有無を観察し、処理区及び無処理区それぞれの発病度を試験例1記載の式1により求め、試験例1記載の式2により処理区の防除価を求めた。
その結果を表2に示す。
トルクロホスメチル50%(w/v)フロアブル(商品名:リゾレックス(登録商標)フロアブル、住友化学株式会社)及びアゾキシストロビン10%(w/w)フロアブル(商品名:アミスター(登録商標)10フロアブル、シンジェンタジャパン株式会社)を水中で混合し、所定濃度の試験用薬液を調製した。土壌を充填したプランター(縦35cm×横65cm:深さ26cm)に土壌を詰めて、ここに幅7cm、深さ10cm、長さ70cmの植え溝を作り、該植え溝内に、試験用薬液を溝長70cmあたり100mlの割合で灌注処理した(施用薬量は表2に記載)。その後、該植え溝内にチューリップ(品種:アンジェリケ)の球根5球を植えて覆土し、ハウス内で栽培を行った。(2反復)(これを処理区とした。)
一方で、植え溝に試験用薬液を灌注しないこと以外は、前記と同様の操作で栽培を行った。(これを無処理区とした。)
所定期間経過後に、処理区及び無処理区のそれぞれについて、出芽の有無および出芽した芽での病害の有無を観察し、処理区及び無処理区それぞれの発病度を試験例1記載の式1により求め、試験例1記載の式2により処理区の防除価を求めた。
その結果を表2に示す。
試験例3
トルクロホスメチル50%(w/v)フロアブル(商品名:リゾレックス(登録商標)フロアブル、住友化学株式会社)及びアゾキシストロビン10%(w/w)フロアブル(商品名:アミスター(登録商標)10フロアブル、シンジェンタジャパン株式会社)を水中で混合し、所定濃度の試験用薬液を調製する。土壌を充填したプランター(縦35cm×横65cm:深さ26cm)に土壌を詰めて、ここに幅7cm、深さ10cm、長さ70cmの植え溝を作り、該植え溝内に、試験用薬液を溝長70cmあたり100mlの割合で灌注処理する(施用薬量は表3に記載)。その後、該植え溝内にユリ(品種:パーティダイヤモンド)の球根5球を植えて覆土し、ハウス内で栽培を行う。(2反復)(これを処理区とする。)
一方で、植え溝に試験用薬液を灌注しないこと以外は、前記と同様の操作で栽培を行う。(これを無処理区とする。)
所定期間経過後に、処理区及び無処理区のそれぞれについて、出芽の有無および出芽した芽での病害の有無を観察し、処理区及び無処理区それぞれの発病度を試験例1記載の式1により求め、試験例1記載の式2により処理区の防除価を求める。
その結果、処理区においては植物病害が防除されていることが確認できる。
トルクロホスメチル50%(w/v)フロアブル(商品名:リゾレックス(登録商標)フロアブル、住友化学株式会社)及びアゾキシストロビン10%(w/w)フロアブル(商品名:アミスター(登録商標)10フロアブル、シンジェンタジャパン株式会社)を水中で混合し、所定濃度の試験用薬液を調製する。土壌を充填したプランター(縦35cm×横65cm:深さ26cm)に土壌を詰めて、ここに幅7cm、深さ10cm、長さ70cmの植え溝を作り、該植え溝内に、試験用薬液を溝長70cmあたり100mlの割合で灌注処理する(施用薬量は表3に記載)。その後、該植え溝内にユリ(品種:パーティダイヤモンド)の球根5球を植えて覆土し、ハウス内で栽培を行う。(2反復)(これを処理区とする。)
一方で、植え溝に試験用薬液を灌注しないこと以外は、前記と同様の操作で栽培を行う。(これを無処理区とする。)
所定期間経過後に、処理区及び無処理区のそれぞれについて、出芽の有無および出芽した芽での病害の有無を観察し、処理区及び無処理区それぞれの発病度を試験例1記載の式1により求め、試験例1記載の式2により処理区の防除価を求める。
その結果、処理区においては植物病害が防除されていることが確認できる。
試験例4
トルクロホスメチル50%(w/v)フロアブル(商品名:リゾレックス(登録商標)フロアブル、住友化学株式会社)及びアゾキシストロビン10%(w/w)フロアブル(商品名:アミスター(登録商標)10フロアブル、シンジェンタジャパン株式会社)を水中で混合し、所定濃度の試験用薬液を調製した。土壌を充填したプランター(縦35cm×横65cm:深さ26cm)に土壌を詰めて、ここに幅7cm、深さ10cm、長さ70cmの植え溝を作り、該植え溝内に、試験用薬液を溝長70cmあたり100mlの割合で灌注処理した(施用薬量は表4に記載)。その後、該植え溝内にユリ(品種:パーティダイヤモンド)の球根5球を植えて覆土し、ハウス内で栽培を行った。(2反復)(これを処理区とした。)
一方で、植え溝に試験用薬液を灌注しないこと以外は、前記と同様の操作で栽培を行った。(これを無処理区とした。)
所定期間経過後に、処理区及び無処理区のそれぞれについて、出芽の有無および出芽した芽での病害の有無を観察し、処理区及び無処理区それぞれの発病度を試験例1記載の式1により求め、試験例1記載の式2により処理区の防除価を求めた。
その結果を表4に示す。
トルクロホスメチル50%(w/v)フロアブル(商品名:リゾレックス(登録商標)フロアブル、住友化学株式会社)及びアゾキシストロビン10%(w/w)フロアブル(商品名:アミスター(登録商標)10フロアブル、シンジェンタジャパン株式会社)を水中で混合し、所定濃度の試験用薬液を調製した。土壌を充填したプランター(縦35cm×横65cm:深さ26cm)に土壌を詰めて、ここに幅7cm、深さ10cm、長さ70cmの植え溝を作り、該植え溝内に、試験用薬液を溝長70cmあたり100mlの割合で灌注処理した(施用薬量は表4に記載)。その後、該植え溝内にユリ(品種:パーティダイヤモンド)の球根5球を植えて覆土し、ハウス内で栽培を行った。(2反復)(これを処理区とした。)
一方で、植え溝に試験用薬液を灌注しないこと以外は、前記と同様の操作で栽培を行った。(これを無処理区とした。)
所定期間経過後に、処理区及び無処理区のそれぞれについて、出芽の有無および出芽した芽での病害の有無を観察し、処理区及び無処理区それぞれの発病度を試験例1記載の式1により求め、試験例1記載の式2により処理区の防除価を求めた。
その結果を表4に示す。
試験例5
トルクロホスメチル50%(w/v)フロアブル(商品名:リゾレックス(登録商標)フロアブル、住友化学株式会社)及びアゾキシストロビン10%(w/w)フロアブル(商品名:アミスター(登録商標)10フロアブル、シンジェンタジャパン株式会社)を水中で混合し、所定濃度の試験用薬液を調製する。土壌を充填したプランター(縦35cm×横65cm:深さ26cm)に土壌を詰めて、ここに幅7cm、深さ10cm、長さ70cmの植え溝を作り、該植え溝内に、試験用薬液を溝長70cmあたり100mlの割合で灌注処理する(施用薬量は表5に記載)。その後、該植え溝内にグラジオラス(品種:カイエン)の球根5球を植えて覆土し、ハウス内で栽培を行う。(2反復)(これを処理区とする。)
一方で、植え溝に試験用薬液を灌注しないこと以外は、前記と同様の操作で栽培を行う。(これを無処理区とする。)
所定期間経過後に、処理区及び無処理区のそれぞれについて、出芽の有無および出芽した芽での病害の有無を観察し、処理区及び無処理区それぞれの発病度を試験例1記載の式1により求め、試験例1記載の式2により処理区の防除価を求める。
その結果、処理区においては植物病害が防除されていることが確認できる。
トルクロホスメチル50%(w/v)フロアブル(商品名:リゾレックス(登録商標)フロアブル、住友化学株式会社)及びアゾキシストロビン10%(w/w)フロアブル(商品名:アミスター(登録商標)10フロアブル、シンジェンタジャパン株式会社)を水中で混合し、所定濃度の試験用薬液を調製する。土壌を充填したプランター(縦35cm×横65cm:深さ26cm)に土壌を詰めて、ここに幅7cm、深さ10cm、長さ70cmの植え溝を作り、該植え溝内に、試験用薬液を溝長70cmあたり100mlの割合で灌注処理する(施用薬量は表5に記載)。その後、該植え溝内にグラジオラス(品種:カイエン)の球根5球を植えて覆土し、ハウス内で栽培を行う。(2反復)(これを処理区とする。)
一方で、植え溝に試験用薬液を灌注しないこと以外は、前記と同様の操作で栽培を行う。(これを無処理区とする。)
所定期間経過後に、処理区及び無処理区のそれぞれについて、出芽の有無および出芽した芽での病害の有無を観察し、処理区及び無処理区それぞれの発病度を試験例1記載の式1により求め、試験例1記載の式2により処理区の防除価を求める。
その結果、処理区においては植物病害が防除されていることが確認できる。
試験例6
トルクロホスメチル50%(w/v)フロアブル(商品名:リゾレックス(登録商標)フロアブル、住友化学株式会社)及びアゾキシストロビン10%(w/w)フロアブル(商品名:アミスター(登録商標)10フロアブル、シンジェンタジャパン株式会社)を水中で混合し、所定濃度の試験用薬液を調製した。土壌を充填したプランター(縦35cm×横65cm:深さ26cm)に土壌を詰めて、ここに幅7cm、深さ10cm、長さ70cmの植え溝を作り、該植え溝内に、試験用薬液を溝長70cmあたり100mlの割合で灌注処理した(施用薬量は表6に記載)。その後、該植え溝内にグラジオラス(品種:カイエン)の球根5球を植えて覆土し、ハウス内で栽培を行った。(2反復)(これを処理区とした。)
一方で、植え溝に試験用薬液を灌注しないこと以外は、前記と同様の操作で栽培を行った。(これを無処理区とした。)
所定期間経過後に、処理区及び無処理区のそれぞれについて、出芽の有無および出芽した芽での病害の有無を観察し、処理区及び無処理区それぞれの発病度を試験例1記載の式1により求め、試験例1記載の式2により処理区の防除価を求めた。
その結果を表6に示す。
トルクロホスメチル50%(w/v)フロアブル(商品名:リゾレックス(登録商標)フロアブル、住友化学株式会社)及びアゾキシストロビン10%(w/w)フロアブル(商品名:アミスター(登録商標)10フロアブル、シンジェンタジャパン株式会社)を水中で混合し、所定濃度の試験用薬液を調製した。土壌を充填したプランター(縦35cm×横65cm:深さ26cm)に土壌を詰めて、ここに幅7cm、深さ10cm、長さ70cmの植え溝を作り、該植え溝内に、試験用薬液を溝長70cmあたり100mlの割合で灌注処理した(施用薬量は表6に記載)。その後、該植え溝内にグラジオラス(品種:カイエン)の球根5球を植えて覆土し、ハウス内で栽培を行った。(2反復)(これを処理区とした。)
一方で、植え溝に試験用薬液を灌注しないこと以外は、前記と同様の操作で栽培を行った。(これを無処理区とした。)
所定期間経過後に、処理区及び無処理区のそれぞれについて、出芽の有無および出芽した芽での病害の有無を観察し、処理区及び無処理区それぞれの発病度を試験例1記載の式1により求め、試験例1記載の式2により処理区の防除価を求めた。
その結果を表6に示す。
試験例7
トルクロホスメチル50%(w/v)フロアブル(商品名:リゾレックス(登録商標)フロアブル、住友化学株式会社)及びアゾキシストロビン10%(w/w)フロアブル(商品名:アミスター(登録商標)10フロアブル、シンジェンタジャパン株式会社)を水中で混合し、所定濃度(表7に記載)の試験用薬液を調製する。土壌を充填したプランター(縦35cm×横65cm:深さ26cm)に土壌を詰めて、ここに幅7cm、深さ10cm、長さ70cmの植え溝を作り、該植え溝内に、試験用薬液を溝長70cmあたり100mlの割合で灌注処理する。その後、該植え溝内にヒヤシンス(品種:オッデセウス)の球根5球を植えて覆土し、ハウス内で栽培を行う。(2反復)(これを処理区とする。)
一方で、植え溝に試験用薬液を灌注しないこと以外は、前記と同様の操作で栽培を行う。(これを無処理区とする。)
所定期間経過後に、処理区及び無処理区のそれぞれについて、出芽の有無および出芽した芽での病害の有無を観察し、処理区及び無処理区それぞれの発病度を試験例1記載の式1により求め、試験例1記載の式2により処理区の防除価を求める。
その結果、処理区においては植物病害が防除されていることが確認できる。
トルクロホスメチル50%(w/v)フロアブル(商品名:リゾレックス(登録商標)フロアブル、住友化学株式会社)及びアゾキシストロビン10%(w/w)フロアブル(商品名:アミスター(登録商標)10フロアブル、シンジェンタジャパン株式会社)を水中で混合し、所定濃度(表7に記載)の試験用薬液を調製する。土壌を充填したプランター(縦35cm×横65cm:深さ26cm)に土壌を詰めて、ここに幅7cm、深さ10cm、長さ70cmの植え溝を作り、該植え溝内に、試験用薬液を溝長70cmあたり100mlの割合で灌注処理する。その後、該植え溝内にヒヤシンス(品種:オッデセウス)の球根5球を植えて覆土し、ハウス内で栽培を行う。(2反復)(これを処理区とする。)
一方で、植え溝に試験用薬液を灌注しないこと以外は、前記と同様の操作で栽培を行う。(これを無処理区とする。)
所定期間経過後に、処理区及び無処理区のそれぞれについて、出芽の有無および出芽した芽での病害の有無を観察し、処理区及び無処理区それぞれの発病度を試験例1記載の式1により求め、試験例1記載の式2により処理区の防除価を求める。
その結果、処理区においては植物病害が防除されていることが確認できる。
試験例8
トルクロホスメチル50%(w/v)フロアブル(商品名:リゾレックス(登録商標)フロアブル、住友化学株式会社)及びアゾキシストロビン10%(w/w)フロアブル(商品名:アミスター(登録商標)10フロアブル、シンジェンタジャパン株式会社)を水中で混合し、所定濃度(表8に記載)の試験用薬液を調製した。土壌を充填したプランター(縦35cm×横65cm:深さ26cm)に土壌を詰めて、ここに幅7cm、深さ10cm、長さ70cmの植え溝を作り、該植え溝内に、試験用薬液を溝長70cmあたり100mlの割合で灌注処理した。その後、該植え溝内にヒヤシンス(品種:オッデセウス)の球根5球を植えて覆土し、ハウス内で栽培を行った。(2反復)(これを処理区とした。)
一方で、植え溝に試験用薬液を灌注しないこと以外は、前記と同様の操作で栽培を行った。(これを無処理区とした。)
所定期間経過後に、処理区及び無処理区のそれぞれについて、出芽の有無および出芽した芽での病害の有無を観察し、処理区及び無処理区それぞれの発病度を試験例1記載の式1により求め、試験例1記載の式2により処理区の防除価を求めた。
その結果を表8に示す。
トルクロホスメチル50%(w/v)フロアブル(商品名:リゾレックス(登録商標)フロアブル、住友化学株式会社)及びアゾキシストロビン10%(w/w)フロアブル(商品名:アミスター(登録商標)10フロアブル、シンジェンタジャパン株式会社)を水中で混合し、所定濃度(表8に記載)の試験用薬液を調製した。土壌を充填したプランター(縦35cm×横65cm:深さ26cm)に土壌を詰めて、ここに幅7cm、深さ10cm、長さ70cmの植え溝を作り、該植え溝内に、試験用薬液を溝長70cmあたり100mlの割合で灌注処理した。その後、該植え溝内にヒヤシンス(品種:オッデセウス)の球根5球を植えて覆土し、ハウス内で栽培を行った。(2反復)(これを処理区とした。)
一方で、植え溝に試験用薬液を灌注しないこと以外は、前記と同様の操作で栽培を行った。(これを無処理区とした。)
所定期間経過後に、処理区及び無処理区のそれぞれについて、出芽の有無および出芽した芽での病害の有無を観察し、処理区及び無処理区それぞれの発病度を試験例1記載の式1により求め、試験例1記載の式2により処理区の防除価を求めた。
その結果を表8に示す。
Claims (10)
- 花卉球根植物の栽培地の土壌に設けられた、深さが1〜40cm、幅が1〜50cmの植え溝内に、トルクロホスメチル及びアゾキシストロビンの有効量を処理する工程と、花卉球根植物の球根を植える工程とを有してなる、花卉球根植物における植物病害の防除方法。
- 花卉球根植物の栽培地10000m2あたりのトルクロホスメチル及びアゾキシストロビンの合計での処理量が、1〜1000kgである請求項1記載の防除方法。
- トルクロホスメチル100重量部に対して、アゾキシストロビン1〜1000重量部の処理量の割合である請求項1又は2記載の防除方法。
- 花卉球根植物が、チューリップ、ユリ、グラジオラス又はヒヤシンスである請求項1〜3いずれか一項記載の防除方法。
- 花卉球根植物が、チューリップである請求項1〜3いずれか一項記載の防除方法。
- 花卉球根植物の栽培地の土壌に設けられた、深さが1〜40cm、幅が1〜50cmの植え溝にトルクロホスメチル及びアゾキシストロビンの植物病害防除のための有効量を処理する工程と、花卉球根植物を植える工程とを有し、かつ前記2つの工程の後に、植え溝を覆土する工程を有してなる、花卉球根植物の栽培方法。
- 花卉球根植物の栽培地10000m2あたりのトルクロホスメチル及びアゾキシストロビンの合計での処理量が、1〜1000kgである請求項6記載の栽培方法。
- トルクロホスメチル100重量部に対して、アゾキシストロビン1〜1000重量部の処理量の割合である請求項6又は7記載の栽培方法。
- 花卉球根植物が、チューリップ、ユリ、グラジオラス又はヒヤシンスである請求項6〜8いずれか一項記載の栽培方法。
- 花卉球根植物が、チューリップである請求項6〜8いずれか一項記載の栽培方法。
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