JP2012191982A - 傘さし用ベルト - Google Patents
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Abstract
【課題】
脳卒中などの後遺症により片麻痺となり、健手で杖を突いて歩行できる人が雨の日に外出しようとしても、患手では傘をさすことができず出掛けるのを断念せざるを得なかった。
【解決手段】
傘の手持ち部を中に入れて保持する収納袋と、この収納袋の両端を支持して肩に袈裟がけに掛ける吊りベルトからなる傘さし用ベルトであって、健手側の腋の下のあたりで吊りベルトに一端を巻着した引き寄せベルトを、傘の軸棒に係止して、他端に取り付けた歯付きクリップで、患手側の吊りベルトの上方部に、ピンと張って固着すると、傘は手持ち部と軸棒が上下2か所で固定され、傘を手で持つことなく、安定してさすことができ、健手に杖を持って歩行することが可能となる。又、不使用時にはベルト類を開閉手段を設けた収納袋にコンパクトに収納して携行しやすくできる。
【選択図】図1
脳卒中などの後遺症により片麻痺となり、健手で杖を突いて歩行できる人が雨の日に外出しようとしても、患手では傘をさすことができず出掛けるのを断念せざるを得なかった。
【解決手段】
傘の手持ち部を中に入れて保持する収納袋と、この収納袋の両端を支持して肩に袈裟がけに掛ける吊りベルトからなる傘さし用ベルトであって、健手側の腋の下のあたりで吊りベルトに一端を巻着した引き寄せベルトを、傘の軸棒に係止して、他端に取り付けた歯付きクリップで、患手側の吊りベルトの上方部に、ピンと張って固着すると、傘は手持ち部と軸棒が上下2か所で固定され、傘を手で持つことなく、安定してさすことができ、健手に杖を持って歩行することが可能となる。又、不使用時にはベルト類を開閉手段を設けた収納袋にコンパクトに収納して携行しやすくできる。
【選択図】図1
Description
本発明は雨の日に、片麻痺の人が傘をさしたまま杖歩行することができる補助具に関する。
脳卒中を発症すると、多くの場合片麻痺という障害が残り、左右どちらかの上肢および下肢が不自由な障害者となるが、リハビリテーションにより、多くの患者は健手(健常な側の手)に持った杖を突いてゆっくりでも、なんとか歩くことができるようになる。
しかし、雨がふると、患手(不自由な側の手)で傘を持つことができないため傘がさせず、予定していたのに行くことができず残念な思いをしている人が沢山いる。
しかし、雨がふると、患手(不自由な側の手)で傘を持つことができないため傘がさせず、予定していたのに行くことができず残念な思いをしている人が沢山いる。
本発明は、傘を患手で持てなくても、従来は外出を控えていた雨の日に、傘をさしたまま健手で杖を突いて外出できるようにして、片麻痺者の社会活動を支援しようとするものである。
従来より、手で傘を持たないで傘をさすための様々な技術があった。
まず、胴ベルトと肩ベルトからなるタイプのもの(特許文献1参照)。これは胴ベルトを片手(健手)だけで胴に回して装着することは困難である。
まず、胴ベルトと肩ベルトからなるタイプのもの(特許文献1参照)。これは胴ベルトを片手(健手)だけで胴に回して装着することは困難である。
それと、ショルダーバッグに付けた袋に傘の手持ち部を入れて保持し、杖を突かない方の手で軸棒を掴んで固定するというのがある(特許文献2参照)。これは片麻痺の人では患手で軸棒を掴むことは困難である。
それから、クリップやフックを介して傘を自分の腰や首に取り付けるというのもあった(特許文献3参照。)。
本発明は、このような従来の構成が有していた課題を解決しようとするものであり、片麻痺の人が健手だけで身体に着脱できて、これに傘を健手だけで着脱できて、杖歩行中の身体の揺れや風にも耐えて、開いた傘が倒れることなく安定して保持することができ、不使用時にはコンパクトに袋に収納できて携帯するのが容易で便利な傘さし用ベルトの技術を提供しようとするものである。
そこで、第1の課題解決手段は上記の目的を達成するために、傘の手持ち部を保持する収納袋と、この収納袋の両端を支持して肩に袈裟がけに掛ける吊りベルトからなる傘さし用ベルトであって、傘の軸棒を前記左右の吊りベルトにつないで固定するための引き寄せベルトを設けたことを特徴とする傘さし用ベルトとしたものである。
そして、第2の課題解決手段は上記の目的を達成するために、前記ベルト類を前記収納袋に収納できるようにしたことを特徴とする請求項1記載の傘さし用ベルトとしたものである。
上記解決手段による効果は次のとおりである。
1.本発明の傘さし用ベルト1は片麻痺者が他人の助けを借りることなく、健手11のみを用いて、簡単に自分の身体に装着できて、これに開いた傘1を保持させて、健手11で持った杖16を突いて、歩行することが可能となり、身体障害者の社会活動を広げることができるものである。
2.短めの引き寄せベルト23を設けることにより、傘の軸棒3のなるだけ上方に巻き付けたりしてピンと張って身体の方にしっかりと引き寄せて係止するため、風や歩行時の身体の揺れに耐えて傘1が倒れることなく安定している。
3.不使用時にはベルト類を収納袋22に収納し、バッグ状の袋22の口に付けたチャック又は巾着状の袋22の紐等の開閉手段29を引っ張って口を閉じておけば、衣服などのポケットや担いでいるリュックサックに入るくらいコンパクトであり携帯するのに便利である。(チャックや紐等の開閉には袋の端を歯で噛んで固定する必要があるかもしれないが。)
1.本発明の傘さし用ベルト1は片麻痺者が他人の助けを借りることなく、健手11のみを用いて、簡単に自分の身体に装着できて、これに開いた傘1を保持させて、健手11で持った杖16を突いて、歩行することが可能となり、身体障害者の社会活動を広げることができるものである。
2.短めの引き寄せベルト23を設けることにより、傘の軸棒3のなるだけ上方に巻き付けたりしてピンと張って身体の方にしっかりと引き寄せて係止するため、風や歩行時の身体の揺れに耐えて傘1が倒れることなく安定している。
3.不使用時にはベルト類を収納袋22に収納し、バッグ状の袋22の口に付けたチャック又は巾着状の袋22の紐等の開閉手段29を引っ張って口を閉じておけば、衣服などのポケットや担いでいるリュックサックに入るくらいコンパクトであり携帯するのに便利である。(チャックや紐等の開閉には袋の端を歯で噛んで固定する必要があるかもしれないが。)
以下、本発明の実施例を図1ないし図2に基づいて説明する。
図1(これは一例として左片麻痺者の場合の図である。)において、片麻痺者が傘1をさして杖歩行中の図であるが、まず、歩行前に健手11で本発明の傘さし用ベルト20および傘1を身体に装着する順序について説明する。
・ 引き寄せベルト23のクリップ25は吊りベルト21に噛ませないで、スライド部24よりダラリとぶら下がった状態である。
・ イスなどに腰掛けて、収納袋22から傘さし用ベルト20を取り出す。膝の上に傘さし用ベルト20と収納袋22を置き、吊りベルト21の上端28を健手11で持って首16の後ろ側に掛ける。(吊りベルトには身長により長さが変えれるように長さ調節具26が付けてある。)
3.健手11を左右の吊りベルト21,21の間を通して前側に出してそのままイスから立ち上がると、収納袋22を身体の前側に吊り下げた袈裟がけ状態(斜めがけ)となる。
4.ワンタッチで開ける傘1の手持ち部2を健手11で持って押しボタン4を押すと傘部7が開く。
5.手持ち部2を持って、健側肩13に軸棒3の上部を担いだようにして載せたまま、手持ち部2を収納袋27に入れる。(収納袋27の深さは図2のごとくJ字状の手持ち部の上部2・1が上に出るくらいに浅めにつくられているため、袋の中に手を突っ込んで探す必要がなく、健手でこの上部2・1を持って出し入れが容易である。)
6.健手11で引き寄せベルト23の歯型のついたクリップ25を持って軸棒3の上の方に一度巻き付けてから、自分の身体のほうに引き寄せるようにして、ピンと張って吊るようにして支持ベルトに噛ませる。(歯型が付けてあるので滑り落ちることはない。)。
又、軸棒に突起を設けて、これにベルトにあけた穴を嵌めて係止して、吊りベルトで吊るようにしても良い。(不図示)。
7.健手11で吊りベルト22に沿ってスライドするスライド部24を掴んでなるだけ上方にスライドさせておく。(引き寄せベルト23はピンと張って軸棒3を身体の方に引き寄せられるくらいに短めにつくられている。それと、スライド部24は吊りベルト22に引き寄せベルトの一方の端部がスライド可能にきつめに巻着されているので、引き寄せベルトが引っ張り状態では、スライドさせた位置にとどまっている。)。(又、引き寄せベルト23に長さ調節具26を設けておくと、長すぎてピンと張らない場合には、短くすることができて都合が良い。)
8.前記5.に記載したクリップ25を健手の親指と人差し指で強くつまんで吊りベルト21からはずし、再度、吊りベルトのなるたけ上方に噛ませる。傘は下方の収納袋と上方の左右の引き寄せベルトでピンと張って固定されて、しっかりと引っ張りつけて身体に装着されたので、歩行中の身体の揺れや風で倒れることはなくなる。又、袋の左右を吊りベルトで外方向に向けて引っ張られているため、収納袋に収納されたJ字状の手持ち部の下方のU部の左右が拘束され、風などにより回転することを防止されている。(傘は重い方が自重によって固定度が高くなり、安定性が良くなる。)
9.これで、傘を身体に装着する作業は完了する。図1に示すように、健手に持った杖を突きながら、傘をさしたまま歩行することが可能となる。
10.歩行終了後、傘1の手持ち部2の手持ち部上部2・1を健手11で持って、収納袋22から取り出し、そのまま手持ち部2の下部を自分の腹部に当てて、下ろくろ5を健手で持って手前に引くと傘は下はじき6によってロックされて閉じる。たたんだ傘を目的地の傘立てに立てかけておく。
11.次に、傘さし用ベルト20の吊りベルトを健手11で持って首17からはずして、ベルト類をできれば小さく折りたたんで、収納袋22に収納して、チャックあるいは紐などの開閉手段29を引っ張って(患手の程度により、一端を歯で噛んで固定して引かなくてはならないかもしれないが。)袋の口を閉じれば、コンパクトに収納することができる。
12.そして、この収納袋22を自分の衣服のポケットや担いでいるリュックサックやバッグなどに入れておけば、持ち運びのじゃまになることはない。
13.右片麻痺の人の場合でも、前記と左右逆にすれば同様である。
文章で書いたらめんどうでむずかしそうに思えるが、実際に試作品で試してみたら簡単に着脱できて、すこぶる調子よく傘をさして杖歩行をすることが可能になった。
図1(これは一例として左片麻痺者の場合の図である。)において、片麻痺者が傘1をさして杖歩行中の図であるが、まず、歩行前に健手11で本発明の傘さし用ベルト20および傘1を身体に装着する順序について説明する。
・ 引き寄せベルト23のクリップ25は吊りベルト21に噛ませないで、スライド部24よりダラリとぶら下がった状態である。
・ イスなどに腰掛けて、収納袋22から傘さし用ベルト20を取り出す。膝の上に傘さし用ベルト20と収納袋22を置き、吊りベルト21の上端28を健手11で持って首16の後ろ側に掛ける。(吊りベルトには身長により長さが変えれるように長さ調節具26が付けてある。)
3.健手11を左右の吊りベルト21,21の間を通して前側に出してそのままイスから立ち上がると、収納袋22を身体の前側に吊り下げた袈裟がけ状態(斜めがけ)となる。
4.ワンタッチで開ける傘1の手持ち部2を健手11で持って押しボタン4を押すと傘部7が開く。
5.手持ち部2を持って、健側肩13に軸棒3の上部を担いだようにして載せたまま、手持ち部2を収納袋27に入れる。(収納袋27の深さは図2のごとくJ字状の手持ち部の上部2・1が上に出るくらいに浅めにつくられているため、袋の中に手を突っ込んで探す必要がなく、健手でこの上部2・1を持って出し入れが容易である。)
6.健手11で引き寄せベルト23の歯型のついたクリップ25を持って軸棒3の上の方に一度巻き付けてから、自分の身体のほうに引き寄せるようにして、ピンと張って吊るようにして支持ベルトに噛ませる。(歯型が付けてあるので滑り落ちることはない。)。
又、軸棒に突起を設けて、これにベルトにあけた穴を嵌めて係止して、吊りベルトで吊るようにしても良い。(不図示)。
7.健手11で吊りベルト22に沿ってスライドするスライド部24を掴んでなるだけ上方にスライドさせておく。(引き寄せベルト23はピンと張って軸棒3を身体の方に引き寄せられるくらいに短めにつくられている。それと、スライド部24は吊りベルト22に引き寄せベルトの一方の端部がスライド可能にきつめに巻着されているので、引き寄せベルトが引っ張り状態では、スライドさせた位置にとどまっている。)。(又、引き寄せベルト23に長さ調節具26を設けておくと、長すぎてピンと張らない場合には、短くすることができて都合が良い。)
8.前記5.に記載したクリップ25を健手の親指と人差し指で強くつまんで吊りベルト21からはずし、再度、吊りベルトのなるたけ上方に噛ませる。傘は下方の収納袋と上方の左右の引き寄せベルトでピンと張って固定されて、しっかりと引っ張りつけて身体に装着されたので、歩行中の身体の揺れや風で倒れることはなくなる。又、袋の左右を吊りベルトで外方向に向けて引っ張られているため、収納袋に収納されたJ字状の手持ち部の下方のU部の左右が拘束され、風などにより回転することを防止されている。(傘は重い方が自重によって固定度が高くなり、安定性が良くなる。)
9.これで、傘を身体に装着する作業は完了する。図1に示すように、健手に持った杖を突きながら、傘をさしたまま歩行することが可能となる。
10.歩行終了後、傘1の手持ち部2の手持ち部上部2・1を健手11で持って、収納袋22から取り出し、そのまま手持ち部2の下部を自分の腹部に当てて、下ろくろ5を健手で持って手前に引くと傘は下はじき6によってロックされて閉じる。たたんだ傘を目的地の傘立てに立てかけておく。
11.次に、傘さし用ベルト20の吊りベルトを健手11で持って首17からはずして、ベルト類をできれば小さく折りたたんで、収納袋22に収納して、チャックあるいは紐などの開閉手段29を引っ張って(患手の程度により、一端を歯で噛んで固定して引かなくてはならないかもしれないが。)袋の口を閉じれば、コンパクトに収納することができる。
12.そして、この収納袋22を自分の衣服のポケットや担いでいるリュックサックやバッグなどに入れておけば、持ち運びのじゃまになることはない。
13.右片麻痺の人の場合でも、前記と左右逆にすれば同様である。
文章で書いたらめんどうでむずかしそうに思えるが、実際に試作品で試してみたら簡単に着脱できて、すこぶる調子よく傘をさして杖歩行をすることが可能になった。
図2において、引き寄せベルト23は一方の端部が吊りベルト21に、きつめに巻着されているが、スライド部24を指でつまんで吊りベルト21に沿って動かせばスライド可能である。しかし、引き寄せベルト21の中間部を引っ張ったのではこのスライド部24は吊りベルトに対して斜めに引っ張られるため、その摩擦力によりスライドすることはない。
また、他方の端部には歯付きのクリップ25が設けてあり、吊りベルト21に噛ませたら傘の重量に充分耐えて滑り落ちることはない。そして、長さ調節具26が設けてあり、長すぎる場合にはピンと張るように短くして、傘1の軸棒3を固定しやすいようにしてある。
それで、スライド部24もクリップ25も吊りベルト21、21のなるだけ上方に係止して軸棒3を固定するようにしたほうが傘の安定性が向上する。
又、引き寄せベルト23に滑り止め加工を施してあれば、この引き寄せベルトは軸棒に無理に巻き付けて係止しなくても、軸棒3の向こう側に回して身体の方に引き寄せることも可能である。それと、軸棒3に突起を設けて、これに引き寄せベルト23に設けた穴を嵌めて係止するようにしても良い。
また、他方の端部には歯付きのクリップ25が設けてあり、吊りベルト21に噛ませたら傘の重量に充分耐えて滑り落ちることはない。そして、長さ調節具26が設けてあり、長すぎる場合にはピンと張るように短くして、傘1の軸棒3を固定しやすいようにしてある。
それで、スライド部24もクリップ25も吊りベルト21、21のなるだけ上方に係止して軸棒3を固定するようにしたほうが傘の安定性が向上する。
又、引き寄せベルト23に滑り止め加工を施してあれば、この引き寄せベルトは軸棒に無理に巻き付けて係止しなくても、軸棒3の向こう側に回して身体の方に引き寄せることも可能である。それと、軸棒3に突起を設けて、これに引き寄せベルト23に設けた穴を嵌めて係止するようにしても良い。
それと、収納袋22の幅や深さは、図示の様に、J字状の手持ち部の左右の幅とU字状部が入る程度の高さ寸法でつくられていて、J字状の上部の縦棒部2・1はこの袋から上に出ている。横幅が大き過ぎると手持ち部2が横方向に移動しやすくなるし、深さが深すぎると縦棒部2・1が袋の中に隠れて健手11で素早く掴みにくくなるからである。
又、図2に於いて、手持ち部2を収納する以前には、この収納袋22は正面視横長の長方形の形状をしているが、布地の材質が柔らかい場合だと、多少は横幅が大きくても、J字状の手持ち部2を収納すると、下部が図示の様に自重により下に膨れて出るので、横方向の移動は防ぐことができる。
それと、底布はないほうが良い。左右の吊りベルトにより左右に引っ張られた時、表と裏の布同志が近づこうとして手持ち部下部のU字状部の左右を表裏ではさんで拘束するため、傘の回転を防止しやすいからである。
又、図2に於いて、手持ち部2を収納する以前には、この収納袋22は正面視横長の長方形の形状をしているが、布地の材質が柔らかい場合だと、多少は横幅が大きくても、J字状の手持ち部2を収納すると、下部が図示の様に自重により下に膨れて出るので、横方向の移動は防ぐことができる。
それと、底布はないほうが良い。左右の吊りベルトにより左右に引っ張られた時、表と裏の布同志が近づこうとして手持ち部下部のU字状部の左右を表裏ではさんで拘束するため、傘の回転を防止しやすいからである。
又、この収納袋22は開口部の開閉手段として、バッグ状であればチャックが、巾着袋形式であれば紐がとりつけてあり、ベルト類を折り畳んで袋に入れて口を閉じたらコンパクトで携帯しやすいものとすることができる。(ベルトの端部が少しのぞくかもしれないが、対して問題にはならない。しかしそれが気になるようであれば、この収納袋22の開閉手段29より内側の左右の端部を吊りベルトで支持したら、ベルト類を全て収納して袋の口を閉じることが可能である。)
それと、身長により長さが調節できるように、吊りベルト21に長さ調節具26が設置されている。又、引き寄せベルト23にも長さ調節具26が設けてあり、ピンと張るように調節して、軸棒に巻き付けて係止すると、軸棒が固定されやすい。
近年、生活習慣病やメタボリック症候群などにより脳卒中を発症する人が増加している。医学の進歩により脳卒中による死亡率は低下しているものの、生き残った人の多くに片麻痺という障害が残る。その数は日本全国で、程度の差はあっても150万人ともいわれている。
雨の日に傘をさすことができないため、外出を控えている片麻痺者がたくさんいる。この人たちが、本発明の傘さし用ベルトを用いて傘をさして杖歩行で雨の日でも外出できるようにしたいものである。本発明の傘さし用ベルトは構成がシンプルであり、商品化すれば安価に製造できて求めやすい価格で購入でき、喜ぶ人が沢山いることであろう。
雨の日に傘をさすことができないため、外出を控えている片麻痺者がたくさんいる。この人たちが、本発明の傘さし用ベルトを用いて傘をさして杖歩行で雨の日でも外出できるようにしたいものである。本発明の傘さし用ベルトは構成がシンプルであり、商品化すれば安価に製造できて求めやすい価格で購入でき、喜ぶ人が沢山いることであろう。
1 傘
3 軸棒
10 患手
11 健手
12 患側肩
13 健側肩
14 患足
15 健足
16 杖
21 吊りベルト
22 収納袋
23 引き寄せベルト
24 スライド部
26 長さ調節具
27 係止部
3 軸棒
10 患手
11 健手
12 患側肩
13 健側肩
14 患足
15 健足
16 杖
21 吊りベルト
22 収納袋
23 引き寄せベルト
24 スライド部
26 長さ調節具
27 係止部
Claims (2)
- 傘の手持ち部を保持する収納袋と、この収納袋の両端を支持して肩に袈裟がけに掛ける吊りベルトからなる傘さし用ベルトであって、傘の軸棒を前記左右の吊りベルトにつないで固定するための引き寄せベルトを設けたことを特徴とする傘さし用ベルト。
- 前記ベルト類を前記収納袋に収納できるようにしたことを特徴とする請求項1記載の傘さし用ベルト。
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- 2011-03-15 JP JP2011056392A patent/JP4768887B1/ja not_active Expired - Fee Related
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