JP2012186674A - 監視カメラシステム - Google Patents
監視カメラシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012186674A JP2012186674A JP2011048578A JP2011048578A JP2012186674A JP 2012186674 A JP2012186674 A JP 2012186674A JP 2011048578 A JP2011048578 A JP 2011048578A JP 2011048578 A JP2011048578 A JP 2011048578A JP 2012186674 A JP2012186674 A JP 2012186674A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- video
- camera
- user
- data
- monitoring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
- Alarm Systems (AREA)
Abstract
【解決手段】監視用のカメラの映像を伝送する無線伝送装置と、当該無線装置から監視対象移動体に装着された携帯型の映像記録装置に伝送し、該映像記録装置にカメラの映像を記録するようにする。
【選択図】図1
Description
さらに、通常、監視カメラシステムのそれぞれのカメラで撮影された映像は、例えば個人情報保護の観点などから、第三者に公開されることはなく、それらを横断的に検索することは困難であった。
本発明の目的は、上記のような問題に鑑み、個人情報の保護が可能で、監視対象移動体を検索する労力が軽減可能な監視カメラシステムを提供することにある。
また、前記無線伝送装置は、前記カメラの映像データの記録先となる前記映像記録装置を認識する機能を有し、前記映像データの伝送には暗号化技術を用いて伝送するものである。
さらに、既存の監視カメラに対応するため、無線伝送装置には映像信号の入力機能を設けるほか、IPネットワークでの映像配信のためTCP(Transmission Control Protocol)、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)等のプロトコルを実装する。
また上記発明の監視カメラシステムにおいて、前記カメラの前記監視領域と、前記無線伝送装置と前記映像記録装置間の通信エリアとが略一致するものである。
またさらに、上記発明の監視カメラシステムにおいて、前記メタ情報の前記位置情報は、あらかじめ設定された前記無線伝送装置の位置情報またはGPSから取得する位置情報であり、前記メタ情報の前記日時情報は、前記GPS、FM放送、または電波時計から取得する日時情報である。
さらに上記発明の監視カメラシステムにおいて、前記情報管理サーバは、前記利用者と同一グループのメンバの身体的特徴を作成して前記利用者と共に前記データベースに登録し、かつ前記利用者の前記身体的特徴を前記カメラに送信し、前記カメラは、前記監視領域を撮像した映像および前記情報管理サーバからの前記利用者の前記身体的特徴から、映っている全ての人物の顔画像を抽出し、人物の特定を行い、前記映っている全ての人物のうち利用者および利用者と同一グループのメンバ以外の人の顔にモザイク処理を施すものである。
なお、各図の説明において、共通な機能を有する構成要素には同一の参照番号を付し、できるだけ説明の重複を避ける。
図1によって、まず、本発明の監視カメラシステムの一実施例について説明する。図1は、本発明の監視システムの一実施例の運用形態を説明するための模式図である。100は監視対象移動体、101は監視対象移動体100が装着している映像記録装置、102は監視視野範囲(監視領域)を撮像して撮像した映像データを出力するカメラ、103は無線伝送装置、104はネットワーク回線、105は監視拠点、110はカメラ102および無線伝送装置を取り付けたポール、111はカメラ102と無線伝送装置103を接続するLAN(Local Area Network)ケーブルまたは映像ケーブル、112は撮像伝送ユニットである。また、監視拠点105において、106はルータ、107は映像アーカイブ装置、108は情報管理サーバ、109はGPS(Global Positioning System)である。無線装置103は、例えば、無線LAN、Bluetooth3.0、Wireless USB、Wireless HD(IEEE802.15.3C)、あるいはWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、LTE(Long Term Evolution)、IMT−Advanced(第4世代移動通信システム)等のアクセスポイント(親局)あるいは微小基地局(フェムトセル)装置である。
カメラ102と無線伝送装置103は、映像ケーブルまたはLANケーブル111で接続されている。カメラ102は、ネットワーク回線104を介して監視拠点105と接続されている。またカメラ102と無線伝送装置103は、一対になっており、図1の実施例では、道路脇に設置されたポール110毎にカメラ102と無線伝送装置103が設けられている。ここで、撮像伝送ユニット112は、ポール111に取り付けられたカメラ102、無線伝送装置103およびLANケーブル111を纏めて一組の撮像伝送ユニットを称したものである。
無線伝送装置103は、受信した映像を自装置内のバッファメモリ(後述する)に蓄積する。
なお、カメラ102が、アナログのカメラあるいはモニタ出力機能を備えたカメラであった場合には、撮像された映像データを、LANケーブル111ではなく映像ケーブルを介して、無線伝送装置103に伝送している。
また、無線伝送装置103は、当該無線伝送装置の設置されている位置情報(例えば、緯度や経度情報)を記録している。なお、位置情報をGPS109から取得するようにしても良く、この場合には、カメラ102および無線伝送装置103の新設や移設に伴う位置情報の設定作業が不要となる。
無線伝送装置103は、映像データを日時情報、位置情報等のメタ情報と関連付けし、当該メタ情報を映像データと共に、監視対象移動体100が装着している映像記録装置101に伝送する。
さらには、カメラ102の画角(監視領域)と、無線伝送装置103と映像記録装置101の通信エリアを略一致させるように無線伝送装置103の通信エリアを設定することによって、当該映像記録装置101が、他の無線伝送装置(換言すれば、他のカメラ)の映像データを受信することを未然に防止することができる。
なお、映像記録装置101に保存されたそれらのデータは、ネットワーク回線104あるいは携帯電話通信網(不図示)等を経由して外部へ取出すことも可能であり、記録部がSDメモリカード等のリムーバブルな記録媒体であっても良い。
映像アーカイブ装置107は、ZFS等のファイルシステムを用いたファイルサーバであり、カメラ102の映像データ等を長期間に渡って記録する。基本的には、本例の監視カメラシステムに属するカメラ102全ての映像を、映像記録装置101への保存の有無に関わらず、所定の品質で2週間以上記録する。
情報管理サーバ108は、基本的には映像アーカイブ装置107の映像データ等の管理(検索や廃棄等)を行うものであり、アプリケーションに対し保存、読出し、検索等を提供する。本例ではさらに、利用者毎に該利用者へのサービス種別を管理し、サービス種別に応じて、上記映像データ等の管理の様態(保存期間)を制御すると共に、Webサーバ機能により利用者(およびその関係者)へ記録映像および行動履歴のダウンロードやその内容の電子的証明等のサービスを提供する。
GPS109は、本発明の映像記録装置101および無線伝送装置103が、位置情報や日時情報を取得する際に使用することができる。
なお、本発明の監視カメラシステムにおいて、カメラがネットワーク回線104を介して監視拠点105に接続している。しかし、他の手段で接続していても良い。
なお、雲台制御部206は、可動型の(パン、チルト、ズーム等の動作が可能な)カメラの場合に使用する。カメラ102が可動型でない場合には、構成から除外するものである。
メモリ202は、カメラ102のプログラムを格納し、CPU200は、当該プログラムをメモリ202から逐次読み出して実行する。
撮像部203は、監視領域を撮像して監視対象移動体100の映像を取得する。映像圧縮部204は、撮像部203で撮像した映像を圧縮処理する。なお、圧縮方式は、JPEG方式、MPEG方式等、任意で良い。
記録部205は、撮像部203が撮像した映像データを一定期間(所定のフレーム数)分、蓄積する。
映像出力部208は、映像圧縮部204で圧縮された映像データを、LANケーブル111を介して無線伝送装置103に出力する。
ネットワーク制御部207は、映像圧縮部204で圧縮された映像データを、ネットワーク回線104を介して監視拠点105に送信する。またあるいは、ネットワーク制御部207は、映像圧縮部204で圧縮された映像データを、ネットワーク回線104上にある映像アーカイブ装置107等に配信および蓄積する。映像認識部209や映像処理部210は、映像から動体検知、物体識別等の処理を行う。
次に雲台制御部206は、可動型のカメラの場合には、監視対象移動体が移動する場合に、カメラが取り付けられた雲台(図示しない)のパン、チルト、ズーム、等の機能を制御することによって、当該移動体を追跡する。
なお、映像圧縮機能を持たないカメラの場合、あるいはモニタ出力機能を持つカメラの場合には、映像出力部208は、撮像部203が撮像した映像データを記録部205から映像ケーブルを介して無線伝送装置103に出力する(出力信号の形式は、NTSC方式、PAL方式等、任意である)。
メモリ302は、無線伝送装置103のプログラムを格納し、CPU300は、当該プログラムをメモリ302から逐次読み出して実行する。
ネットワーク制御部308は、LANケーブル111を介してカメラ102から映像データを受信する。ネットワーク制御部308は、LANケーブル111およびカメラ103のネットワーク制御部207を介して、ネットワーク回線104と接続している。受信する際には、カメラ102との間でHTTP等のプロトコルに従って、映像データや物体検知結果の受け渡しを行う(図示しない)。
バッファメモリ306は、入力された映像データを蓄積する。
なお、本発明の実施の形態では、カメラ102からの映像データが、LANケーブル111や映像ケーブル111を用いて無線伝送装置103に入力されるとしたが、無線による伝送や、光ケーブルを使用する等、どの手段であっても良い。
また、メタ情報生成・管理部305は、当該無線伝送装置103の設置されている位置情報(緯度および経度度情報)を管理テーブル(図7)として保有・管理する。
なお、位置情報は、GPS109を用いて取得および配信するようにしても良い。
上記のようにして取得された現在日時および位置情報は、バッファメモリ306に記録される。
暗号化部310は、バッファメモリ306に記録された映像データ、およびメタ情報(日時情報や位置情報等)を暗号化したり、電子署名を付したりする。データ送受信部309は、暗号化されたデータを監視対象移動体100に装着されている映像記録装置101に伝送する。
CPU500は、データバス501を介して接続されている各部(メモリ502、GPS受信部503、位置・日時情報解析部504、メタ情報生成・管理部505、大容量記録装置506、無線通信部507、およびネットワーク制御部508)を制御して、本発明の監視カメラシステムの映像記録装置101の機能を実現する。
また、メモリ502は、本発明の映像記録装置101のプログラムを格納し、CPU500は、当該プログラムをメモリ502から逐次読み出して実行する。
GSP受信部503は、GPS109から電波を受信し、位置・日時情報解析部504は、GSP受信部503が受信した電波から、位置情報および日時情報を取り出す。
無線通信部507は、無線伝送装置103との間の映像データ等のデータ伝送の制御を行う。
なお、それらのデータは、ネットワーク制御部508を介してネットワーク(LAN)で外部に取り出すようにしても良く、大容量記録装置506は、SDカード等のリムーバブルな記録媒体であっても良い。
ステップ8001では、起動中に所定の周期または所定のフレームレートで、監視領域(撮像視野範囲)の撮像を行う。
ステップ8002では、映像データを圧縮する機能を有するカメラか、圧縮しないタイプのカメラか、で手順が異なる。
例えばネットワーク型のカメラのように、映像を圧縮して送信するタイプのカメラの場合には、ステップ8003において、撮像と同時に撮像した映像データの圧縮処理を行ってからステップ8004の処理を実行する。
一方、アナログ型のカメラや、ネットワーク型のカメラであってもモニタ出力機能を使用する場合には、圧縮処理せず、そのままの映像信号で出力し、ステップ8004の処理を実行する。
以降、カメラ102は、撮像するフレーム毎または所定のフレーム毎に、この一連の動作を繰り返し、監視対象移動体100を撮像し、撮像した映像データを出力する。映像データは、図8Bの映像取得ステップ8035の処理動作で使用される(接続点C1)。
また、カメラ102および無線伝送装置103における圧縮方式は、当該圧縮方式の情報が、図6に示すテーブル情報として常に映像データと共に移動し、最終的に伸張(表示)できるようにすることで、JPEG方式やMPEG方式等、どのような圧縮方式でも用いることができる。
ステップ8051では、監視対象移動体100に携帯(装着)される形態で移動する。移動中に、映像記録装置は、不特定の無線伝送装置に向けて、接続要求信号を所定の周期で送信する。
監視対象移動体100と一緒に移動して行く中で、ステップ8052では、映像記録装置101が無線伝送装置102と通信可能か否かを判定している。無線伝送装置102と通信可能な位置に到達した場合には、ステップ8053の処理を実行し、到達していなければステップ8051の処理に戻る。なお、ステップ8052では、無線伝送装置から、接続要求信号に対する応答信号の有無を判定し、応答信号がある場合にステップ8053の処理を実行し、応答信号が無い場合にはステップ8051の処理に戻る。
ステップ8053では、無線伝送装置103に自映像記録装置101固有のIDを送信する。
ステップ8054では、無線伝送装置103との間で、ID情報により映像記録装置101(監視対象移動体100)の認証が行われ、認証が成功した場合には、ステップ8055の動作を実行し、認証に失敗した場合には、ステップ8051の処理に戻る。なお認証が成功した場合には、無線伝送装置103から、認証成功の通知信号が送信され、映像記録装置101がその通知信号を受信した時に認証成功と判定する。
認証に成功すると、ステップ8055では、映像データ等を伝送するためのコネクションを確立する。
ステップ8057では、無線伝送装置103から、映像データおよびメタデータ(図6参照)を取得する(接続点C2)。
ステップ8058では、無線伝送装置103から取得した映像データおよびメタデータに、映像記録装置101で作成したメタデータ(図7参照)を付加して記録する。
なお、映像記録装置101で作成および付加するメタデータは、図7に示すように、映像ファイル(静止画像1枚あるいは、一連の動画像の場合がある)の識別番号700、通信した(映像情報等を受信した)無線伝送装置103のID番号701、映像情報等の取得日時702、位置情報703、等である。
これら、図6および図7のメタ情報を用いることで記録した映像情報の管理が行えるので、カメラ102が監視対象移動体100を含む監視領域を撮像した際の日時と位置情報を特定することができる。
ステップ8031では、起動中に所定の周期で、映像記録装置102から接続要求信号の有無を確認する。ここで、接続要求信号は、映像記録装置102が図8Cのステップ8051の動作で監視対象移動体100が移動中にて送信される。接続要求信号があった場合には、応答信号を映像記録装置102に送信する。また接続要求信号がない場合には、ステップ8031の処理に戻る。
ステップ8032では、映像記録装置101からID信号を受信し、当該映像記録装置101のID番号(図8Cのステップ8053参照)を確認し、その認証を行う。認証をパスした場合には、当該映像記録装置101に認証成功の通知信号を送信し、ステップ8033の処理を実行する。また、認証ができなかった場合には、ステップ8031の処理に戻る。
なお、図8Cのステップ8052の接続要求信号とステップ8053をID番号の送信の処理、図8Bのステップ8031の接続要求信号の有無の確認、ステップ8032のID番号の認証、およびステップ8033のコネクション確率の処理、並びに、図8Cのステップ8054の認証成功の確認とステップ8055のコネクションの確立の処理を、それぞれ同時に実行するようにしても良い。
次にステップ8035では、カメラ102の映像を取得する(接続点C1)。
ステップ8037では、受信した映像データの圧縮処理を行う。
即ち、映像記録装置101に送信する場合の伝送効率と記録時のデータ容量の縮減のため、カメラ102で映像データが圧縮されている場合には、そのまま使用し、非圧縮データがカメラ102から送信された場合には、圧縮処理を行う。
このようにして、ステップ8038では、映像記録装置101に伝送するためのファイルが作成される。なお、一般的に映像データは、そのデータ量や種々の特徴から、圧縮処理を行って運用することが多いが、圧縮処理を行うことが本発明の必須条件ではない。
次に、ステップ8040では、このようにして作成した映像情報等送信データ(映像、および映像と関連するメタ情報)を、監視対象移動体100の映像記録装置101に送信する(接続点C2)。なお、この時、送信データに対して、暗号化部310の機能を用いて暗号化処理を行うことで、盗聴による情報漏洩に対応する。
ステップ8041では、監視対象移動体100(または映像記録装置101)が、当該無線伝送装置103の通信エリア内に存在している間は、この一連の動作を繰り返す。即ち、通信エリア内の場合にはステップ8034の処理に戻り、監視対象移動体100が通信エリア外に移動した場合には、ステップ8031の処理に戻る。なお、監視対象移動体100が通信エリア外に移動した場合には、データを伝送するためのコネクションを切断する。ステップ8042では、映像記録装置101へ映像伝送したことを監視拠点105へ報告する。具体的には、映像記録装置101のIDを含むメタ情報、伝送した映像を映像アーカイブ装置107で特定できるようにするための情報(映像ID)、映像に付与した電子署名等を情報管理サーバ108へ報告する。
なお、上述の実施例1では、映像記録装置のID情報によって、データの伝送の可否を認証したが、例えば、「顔認証」等の画像認識の技術によって特定するようにしても良い。
音声データについては、カメラ102、あるいは無線伝送装置103にマイクを設置し、映像データと同様の経路で映像記録装置101に伝送することが考えられる。しかしながら、カメラ102あるいは無線伝送装置103の設置されている位置は、通常、被写体の位置からは離れており、監視対象移動体100が話している内容を収集することは困難である。
そこで、本発明の一実施例では、音声については、映像記録装置101で直接記録を行うようにする。なお、音声データのデータ量は、映像データに比べて非常に小さいため、映像データを記録する期間の間中つねに録音することが可能であり、日時あるいは場所のメタデータによる検索機能を実装することで、映像データとの関連付けを行うことが可能である。
実施例2では、本発明の監視カメラシステムをテーマパークのようなアミューズメント施設で使用する場合について説明する。
具体的には、図9に示すように、アミューズメント施設内に監視用の複数のカメラ102’を設置し、当該カメラ102’が撮像した入場者の映像を提供するサービスを実現するものである。例えば、提供される入場者の映像は、入場してから退場するまでの映像を所定の周期または所定のフレームレートで撮像される。
しかし、カメラ102’の映像そのままでは、入場者自身とは全く関係の無い第三者の姿も映像として映り込んでしまう可能性が高い。
近年、個人情報の取り扱いについては厳格な管理が要求されるようになり、これに伴って自身の姿が撮像され、さらに撮像された自身の映像を第三者が所有することに抵抗を覚えるケースも増えてきている。
そこで、実施例2では、実施例1の発明に加えて、プライバシーの保護を可能にした。
さらに、当該施設900内の各所には監視用のカメラ102’(または、本サービスを提供するための監視用途ではないカメラ)と無線伝送装置103とを対にして複数設置する。なおこれらのカメラは、通路903はもちろんアミューズメント施設900のアトラクション設備902内や休憩施設等、入場者が移動する領域(監視領域)をくまなく撮像できるような位置に設置する。
図10において、CPU200は、データバス201を介して接続されている各部(メモリ202、撮像部203、映像圧縮部204、記録部205、雲台制御部206、ネットワーク制御部207、映像出力部1008、映像認識部1009、および映像処理部210)を制御して、本発明の監視カメラシステムのカメラ102’の機能を実現する。
なお、映像認識部1009、および映像処理部1010についての説明は、後述する。
なお、図11のステップ1101〜ステップ1103の処理は、情報管理サーバ108が実行する。
ステップ1101では、利用者が本サービスの提供を申し込むか否かを判定する。申し込まない場合には、図11の処理を終了する。サービスの提供を申し込まれた場合には、ステップ1102の処理を実行する(以降、このサービスを提供される入場者を利用者と称する)。
図12に示すように、利用者100の様々な角度の顔の画像をカメラ1200で撮像する。カメラ1200は、例えば、入場口911を監視領域とする図9で説明した監視用のカメラ102’で兼用しても良い。図9と同様に、カメラ1200と対となった無線伝送装置(図示しない)が接続され、無線伝送装置から撮像した映像データ(映像データ1201)が利用者100の装着された映像記録装置101に送信され、記録される。
そして、情報管理サーバ108は、周知の画像処理技術を用いて、それぞれの顔の向きにおける身体的特徴(例えば、目の間隔,鼻の高さ、口の大きさ等)を計測し、数値化する。数値化されたデータの一実施例を図12(b)にデータ1202として示す。
なお、これらの情報は、アミューズメント施設900内に設置された監視用のカメラ102’にも配信される。
以上の手続きが完了した時点で、映像記録装置101は、利用者に貸し出され、利用者100が通路903等、アミューズメント施設900内を移動すると、各所に設置されたカメラ102’で撮像されることになる。
まず始めに、カメラ102’は、本発明の実施例2のサービスの機能を実現するために、実施例1で説明した機能に加えて、図10に示すように、映像認識部1009および映像処理部1010を設けた。
ステップ1104では、カメラ102’は、実施例1の図8Aのステップ8001と同様に、常に所定のフレームレートで監視領域を撮像している。
ステップ1105では、撮像された映像は、メタ情報と共に無線伝送装置を介して当該監視領域圏内に存在する利用者100が装着する映像記録装置101に伝送され記録される。
ステップ1106では、利用者100が引き続きアミューズメント施設900内にいるかまたは退場するかを判定する。引き続きアミューズメント施設900内にいる場合には、ステップ1104の処理に戻る。また、利用者100がアミューズメント施設900を退場する場合にはステップ1107の処理に移動する。
ステップ1107では、利用者100は、入場口911または出口等の所定の端末または受付に、借りた記録装置101を返却する。
このとき、ステップ1108では、返却された当該映像記録装置101のデータをコピーし、利用者に、コピーしたリムーバルな記録媒体を引き渡す。この結果、利用者100に、アミューズメント施設900に入場中の映像を提供することができる。
図13と図14によって、上記第三者のプライバシーを保護するための、本発明の監視カメラシステムのカメラの動作の一実施例を説明する。図13は、実施例2の監視カメラシステムのカメラが、ある監視領域を撮像した映像について、第三者のプライバシー保護を実行した映像を示す図である。また図14は、実施例2の監視カメラシステムのカメラの処理動作の一実施例を説明するためのフローチャートである。1300はある監視領域を撮像した映像である。映像1300において、1301は利用者100の顔部分、1302は利用者100と同じグループの人物、1303〜1307は利用者ではない人物、1308は利用者1302の顔部分、1309は人物1303の顔部分、1310は人物1304の顔部分、1311は人物1305の顔部分、1312は人物1306の顔部分、1313は人物1307の顔部分である。
ステップ1401では、ここでカメラ102’に対して、映像記録装置103から映像配信の要求がある(つまり、カメラ102’の撮影範囲(監視領域)に入場者がいる場合)か否かを判定する。映像配信の要求がある場合にはステップ1402以降の処理を実行し、要求が無い場合にはステップ8001に戻る。
ステップ1402〜ステップ1405では、カメラ102’が撮像した当該映像1300に対して、映像認識部1009(図10参照)に写っている全ての人物(人物100および1302〜1307)の顔(顔部分1301および1308〜1313)を全数抽出し、全ての人物の特定を行う。
ステップ1403では、映像1300から、順に1人ひとりの人物の顔の画像を抽出する。
ステップ1404では、抽出した顔の画像から入場者を特定する。即ち、映像認識部1109では、図12で説明したように作成した各人の身体的特徴のデータ1202を用いて、映っている人物の特定を行う。
ステップ1405では、ステップ1402〜1404の処理で特定された人物に対して、関係情報のチェックを行う。関係情報とは、上述の入場手続き時に設定した同一グループのメンバの情報である。
以上の一連の処理を行うことで、ある映像に映っている人とその関係を特定することができる。
(1)当該映像1300を伝送する先は、中央の利用者100の持っている映像記録装置101である。
(2)当該利用者100と隣の人物1302は、同一グループのメンバである。
(3)その他の人物1303〜1307は、利用者100とは関係の無い人たちである。
このようにして作成された配信用の映像は、映像記録装置101に伝送するために、無線伝送装置103に出力される。
以上の処理が繰り返され、映像記録装置101に映像データが記録されていく。
なお、利用者100が移動し、携帯している映像記録装置101が無線伝送装置103との間で認証を繰り返しながら当該カメラ102’の映像を記録する一連の動作は、前述の実施例1の説明した内容と同様である。
ステップ1407では、利用者に同伴者がいるか否かを判定する。同伴者がいない場合には、ステップ1408の処理を実行し、同伴者がいれば、ステップ1409の処理を実行する。
ステップ1408では、利用者には同伴者等のグループのメンバがいないので、他の全ての人物の顔部分にモザイク処理を施す。
ステップ1409では、利用者には同伴者等のグループのメンバがいるので、利用者および同伴者等のグループのメンバではない人物の顔部分にモザイク処理を施す。
上記ステップ8001、1401〜1410の処理が繰り返されて、カメラ102’が自カメラの監視領域を撮像した映像について、利用者100および利用者100のグループのメンバ以外の人物についてモザイク処理を施し、モザイク処理後の映像データを自カメラに接続された無線伝送装置103を介して、当該無線伝送装置103の通信エリア内の当該利用者100の装着する映像記録装置に送信し、記録させることによって、映像記録装置101に、装着した利用者100の映像データが蓄積される。
なお、モザイク処理される前の映像データは、実施例1と同様に、ネットワーク回線104等の伝送手段によって、監視拠点105に伝送され、監視拠点105にそれらの映像データが蓄積される。監視拠点105に蓄積される映像データは、利用者別に蓄積される。
なお、上述の実施例2では、人物の認証を顔認識技術によって行うものとしたが、服装などを用いて判別するなどの別の画像処理技術を利用したり、あるいは顔認識技術との組合せや、記録装置の位置を測定するなどの方法を利用したりしても良い。
さらに、映像データを伝送する先の人物の判別精度を向上させるために、対象者の足取りをトレースし、各カメラ間で共有するようにしても良い。
また、上記実施例2では、入場口が1つであり、出口も兼ねている。しかし、複数の入場口がある場合でも良い。また、少なくとも1つ以上の出口があっても良い。その場合、監視拠点(即ち、本サービスを実行する主設備)を入場口や出口の1つにおいても良いが、別の場所(アミューズメント施設900内とは限らない)に設置し、ネットワーク回線で入場口や出口にそれぞれ入出力装置を備えるようにしても良い。
さらには、認証機能によりデータの送信先は監視対象移動体に装備した記録装置に限定されるので、個人情報の保護も可能である。
Claims (2)
- 監視領域内を撮像するカメラと、該カメラが撮像した映像に、少なくとも位置情報および日時情報を含むメタ情報を付加した映像データを伝送する無線伝送装置と、前記映像データを受信し、受信した映像データを記録する、監視対象の移動体に装着された映像記録装置とを備えたことを特徴とする監視カメラシステム。
- 施設内に配設され、それぞれ、監視領域内を撮像するカメラと、該カメラが撮像した映像にメタ情報を付加した映像データを伝送する無線伝送装置とを有する複数の撮像伝送ユニットと、該撮像伝送ユニットが撮像し伝送した映像を受信し、受信した映像データを記録する、利用者に装着された映像記録装置と、入場口に設けられ該利用者の顔の画像を撮像する端末装置と、前記端末装置が撮像した前記顔の画像から前記利用者の身体的特徴を作成して前記利用者に貸し出す映像記録装置と関連付けしてデータテーブルに登録し、前記複数の撮像伝送ユニットおよび前記端末装置間とネットワーク回線を介して接続し、前記利用者の前記身体的特徴を前記カメラに送信する情報管理サーバとを備えた監視カメラシステムであって、
前記カメラは、前記監視領域を撮像した映像および前記情報管理サーバからの前記利用者の前記身体的特徴から、映っている全ての人物の顔画像を抽出し、人物の特定を行い、前記映っている全ての人物のうち利用者と関係のない人の顔にモザイク処理を施すことを特徴とする監視カメラシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011048578A JP2012186674A (ja) | 2011-03-07 | 2011-03-07 | 監視カメラシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011048578A JP2012186674A (ja) | 2011-03-07 | 2011-03-07 | 監視カメラシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012186674A true JP2012186674A (ja) | 2012-09-27 |
JP2012186674A5 JP2012186674A5 (ja) | 2014-04-03 |
Family
ID=47016343
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011048578A Pending JP2012186674A (ja) | 2011-03-07 | 2011-03-07 | 監視カメラシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012186674A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012248967A (ja) * | 2011-05-25 | 2012-12-13 | Fujitsu Ltd | セキュリティ確保型リモート監視装置および方式 |
JP2016071639A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | 日本電信電話株式会社 | 監視情報共有システム、照合装置、監視装置及びプログラム |
JPWO2017006528A1 (ja) * | 2015-07-07 | 2018-04-19 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 通信システム、送信端末および受信端末 |
WO2019078336A1 (ja) * | 2017-10-19 | 2019-04-25 | ソニー株式会社 | 撮像装置および信号処理装置 |
CN109951690A (zh) * | 2019-04-28 | 2019-06-28 | 公安部第一研究所 | 基于摄像阵列图像分析的机器人本体安防系统及方法 |
JP2021064249A (ja) * | 2019-10-16 | 2021-04-22 | Necプラットフォームズ株式会社 | 画像処理システム、画像処理方法、及び画像処理プログラム |
CN114938465A (zh) * | 2022-07-25 | 2022-08-23 | 广州万协通信息技术有限公司 | 一种基于特征序列的加密数据传输方法及装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003153230A (ja) * | 2001-11-08 | 2003-05-23 | Hitachi Ltd | 画像情報提供システム |
JP2003189298A (ja) * | 2001-12-18 | 2003-07-04 | Nikon Corp | 情報処理システム、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム |
-
2011
- 2011-03-07 JP JP2011048578A patent/JP2012186674A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003153230A (ja) * | 2001-11-08 | 2003-05-23 | Hitachi Ltd | 画像情報提供システム |
JP2003189298A (ja) * | 2001-12-18 | 2003-07-04 | Nikon Corp | 情報処理システム、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム |
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012248967A (ja) * | 2011-05-25 | 2012-12-13 | Fujitsu Ltd | セキュリティ確保型リモート監視装置および方式 |
JP2016071639A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | 日本電信電話株式会社 | 監視情報共有システム、照合装置、監視装置及びプログラム |
JPWO2017006528A1 (ja) * | 2015-07-07 | 2018-04-19 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 通信システム、送信端末および受信端末 |
US10448262B2 (en) | 2015-07-07 | 2019-10-15 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Communication system, transmission terminal and reception terminal |
US11431911B2 (en) | 2017-10-19 | 2022-08-30 | Sony Corporation | Imaging device and signal processing device |
WO2019078336A1 (ja) * | 2017-10-19 | 2019-04-25 | ソニー株式会社 | 撮像装置および信号処理装置 |
CN111201779A (zh) * | 2017-10-19 | 2020-05-26 | 索尼公司 | 成像装置和信号处理装置 |
EP3700192A4 (en) * | 2017-10-19 | 2020-11-18 | Sony Corporation | IMAGING DEVICE AND SIGNAL PROCESSING METHOD |
JPWO2019078336A1 (ja) * | 2017-10-19 | 2020-12-17 | ソニー株式会社 | 撮像装置および信号処理装置 |
JP7259756B2 (ja) | 2017-10-19 | 2023-04-18 | ソニーグループ株式会社 | 撮像装置および信号処理装置 |
CN111201779B (zh) * | 2017-10-19 | 2022-11-01 | 索尼公司 | 成像装置和信号处理装置 |
CN109951690A (zh) * | 2019-04-28 | 2019-06-28 | 公安部第一研究所 | 基于摄像阵列图像分析的机器人本体安防系统及方法 |
CN109951690B (zh) * | 2019-04-28 | 2024-01-30 | 公安部第一研究所 | 基于摄像阵列图像分析的机器人本体安防系统及方法 |
JP2021064249A (ja) * | 2019-10-16 | 2021-04-22 | Necプラットフォームズ株式会社 | 画像処理システム、画像処理方法、及び画像処理プログラム |
CN114938465B (zh) * | 2022-07-25 | 2022-10-18 | 广州万协通信息技术有限公司 | 一种基于特征序列的加密数据传输方法及装置 |
CN114938465A (zh) * | 2022-07-25 | 2022-08-23 | 广州万协通信息技术有限公司 | 一种基于特征序列的加密数据传输方法及装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2012186674A (ja) | 監視カメラシステム | |
JP4975272B2 (ja) | ユーザ端末 | |
JP6750998B2 (ja) | 監視システム及び監視方法 | |
CN102196251B (zh) | 智慧城市智能监控方法和系统 | |
US8665089B2 (en) | Personal safety mobile notification system | |
US10231006B2 (en) | Law enforcement real time digital information chain of custody assurance system and method | |
JP2005026832A (ja) | 無線カメラネットワークシステム、無線撮影装置 | |
JP7081972B2 (ja) | 駐車監視システム、駐車監視方法および記録媒体 | |
WO2013182101A1 (zh) | 目标人的确定方法、装置及移动终端 | |
CN105592336A (zh) | 数据联合采集传输方法及多智能设备和云端服务器 | |
CN104581062A (zh) | 一种身份信息与视频联动的视频监控方法及系统 | |
US20160364615A1 (en) | Processing apparatus, storage medium, and control method | |
WO2018154901A1 (ja) | 制御装置及び方法 | |
KR101775650B1 (ko) | 휴대용 단말기를 이용한 얼굴 인식 관리 시스템 | |
KR101417930B1 (ko) | Cctv 감시장치 지능형 관제시스템 | |
WO2016062187A1 (zh) | 匹配方法及智能互动体验系统 | |
WO2021210313A1 (ja) | 監視情報管理システム、監視情報管理プログラム及び監視情報管理方法 | |
CN103997735A (zh) | 一种基于流动型网络的移动监护方法与系统 | |
JP2014099763A (ja) | 撮影サービスシステム及び撮影制御方法 | |
JP2017529029A (ja) | カメラ制御および画像ストリーミング | |
CN111783059A (zh) | 一种人码合一过闸乘车系统及方法 | |
JP2008250686A (ja) | 見守りシステムおよびマスキング処理方法 | |
KR101404272B1 (ko) | Cctv 감시장치 지능형 관제시스템 제어방법 | |
JP7281505B2 (ja) | 捜査支援システム及び捜査支援方法 | |
KR101834097B1 (ko) | 휴대 단말, 업무 정보 관리 시스템, 업무 정보 관리 방법, 업무 정보 관리 프로그램, 통신 장치, 정보 관리 시스템, 정보 관리 방법 및 정보 관리 프로그램 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140217 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140217 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141128 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141202 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150130 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20150714 |