JP2012186525A - 音響装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ステレオのオーディオ信号のレベルを、簡易な回路構成で同時にかつ瞬時に制御する。
【解決手段】音響装置前段のDSP内部でLチャンネル信号とRチャンネル信号のゼロクロスタイミングを同一にするステレオ信号混合処理を行い、音響装置後段の電子ボリュームでLチャンネル信号またはRチャンネル信号のどちらか一方のチャンネルのゼロクロスタイミングを検知するのと同時にLチャンネル信号とRチャンネル信号の両チャンネルのレベル制御を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、オーディオ信号のレベル(音量)を制御する音響装置に関するものである。
従来のレベルを制御する信号処理装置として、レベル変更時の異音を抑えるために、オーディオ信号のゼロクロスタイミングにおいて、信号のレベルを瞬時に制御する音響装置が知られている(例えば特許文献1を参照)。
特開2002−111419号公報
しかしながら、オーディオ信号は一般的にLチャンネル信号とRチャンネル信号で構成されており、通常はLチャンネル信号とRチャンネル信号のゼロクロスタイミングは同一ではないため、Lチャンネル信号とRチャンネル信号でゼロクロスタイミング検出およびレベル制御をそれぞれ個別に行う必要があり、回路構成が複雑になるという問題があった。
本発明は、その従来の問題を解決するためになされたもので、簡易な回路構成でLチャンネル信号とRチャンネル信号のレベルを同時にかつ瞬時に制御できる音響装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、ステレオのデジタルオーディオ信号を処理するDSPと、前記DSPにて処理されたデジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号にアナログ変換するDACと、前記DACにてアナログ変換されたアナログオーディオ信号のレベルを制御する電子ボリュームとを有する音響装置において、前記DSPはステレオのオーディオ信号に対してステレオ信号混合処理を実行するステレオ信号混合処理部を備え、前記電子ボリュームは前記混合処理部が処理した後に前記DACを介して入力された信号のゼロクロスタイミングを検出するゼロクロス検出部するゼロクロス検出部を備え、前記ゼロクロス検出部がゼロクロスタイミングを検出した結果に応じて前記電子ボリュームがアナログオーディオ信号のレベルを制御するという構成を有する。
本発明によれば、簡易な回路構成で、オーディオ信号のレベルを、異音を抑えつつ同時にかつ瞬時に変更することができるようになる。
本発明の実施の形態における音響装置のブロック図 本発明の実施の形態におけるDSP内部のステレオ信号混合処理のブロック図 本発明の実施の形態における電子ボリュームの内部ブロック図 本発明の実施の形態における信号処理装置の動作説明のためのフロー図 本発明の実施の形態におけるステレオ信号混合処理を実施したものとしないものとを比較説明するための図であって、(a)はステレオ信号混合処理を実施しない音声信号波形を示す図(b)はステレオ信号混合処理を実施した音声信号波形を示す図
(実施の形態1)
以下に、本発明の実施の形態における音響装置のレベル制御(音量制御)について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施の形態における音響装置のブロック図である。
図1において、音響装置100は、操作部10、再生部12、音響処理部18、増幅部16、スピーカ17L、スピーカ17Rを備える。
ただし、操作部10、再生部12およびスピーカ17L,17Rは、一体型として構成される必要は無く、適宜接続可能な構成としてもよい。
操作部10はユーザー操作を検出し、ボリューム操作などの操作種別や出力レベルの大きさを示すボリュームステップ値などの操作パラメータをマイコン11に出力する音響装置の操作部である。
再生部12はCDやUSBメモリなどのデジタルメディアに格納されたデジタルオーディオデータを読み取り、そのデジタルオーディオデータからLチャンネル音声のデジタル信号とRチャンネル音声のデジタル信号から成るデジタルオーディオ信号を取り出して音響処理部18へ出力するデータ再生部である。
増幅部16は音響処理部18から出力されるアナログオーディオ信号が入力され、所定の増幅率でアナログオーディオ信号を増幅し、スピーカー17Lおよび17Rに出力する増幅部である。
スピーカ17Lおよび17Rへは増幅部16から入力されたアナログオーディオ信号をステレオ音声として放射するものであり、一般的にスピーカ17Lは聴取者の左耳側に、スピーカ17Rは聴取者の右耳側に設けられる。
音響処理部18は、再生部12から出力されたデジタルオーディオ信号に対して、後述する信号処理を施して増幅部16へ出力するものであり、マイコン11、DSP13、DAC14、電子ボリューム15を備える。
本実施の形態の音響処理部18は、以下に示す機能を有した一般的な素子を用いて構成したものとして以後の説明をおこなうが、複数の素子が備える各機能を適宜一体化して集積回路として利用されることも許容される。
マイコン11は操作部10から操作種別と操作パラメータを受信し、その操作種別に対応するレベル制御コマンドと、その操作パラメータに対応するレベル制御データをDSP13に出力する演算部である。
ここで、マイコン11は内蔵データROMまたは内蔵データRAMから成る内部記憶領域に、操作パラメータとレベル制御データの対応を定義するレベル制御データテーブルをあらかじめ保持しており、操作部10から受信した操作パラメータに対応するレベル制御データを、レベル制御データテーブルを参照して取得するものである。
DSP13は再生部12から出力されるデジタルオーディオ信号およびマイコン11から出力されるレベル制御コマンドなどの制御コマンドとレベル制御データなどの制御データを受信する。
DSP13は、再生部12から受信したデジタルオーディオ信号に対してイコライジングや音場制御などのオーディオ信号処理とステレオ信号混合処理を施したのち、オーディオ信号処理とステレオ信号混合処理が施されたデジタルオーディオ信号をDAC14に出力する信号処理部である。
ここで、DSP13は内蔵プログラムROMまたは内蔵プログラムRAMに格納されたプログラムを実行することで、受信したデジタルオーディオ信号に対してオーディオ信号処理を実行するオーディオ信号処理部や2つの音声信号(たとえばLチャンネルおよびRチャンネルからなるステレオ信号)の混合処理(1つの音声信号にする)であるステレオ信号混合処理を施すステレオ信号混合処理部20を備える。
ステレオ信号混合処理部20について、図2を用いてその詳細を以下に説明する。図2は、ステレオ信号混合処理部20のブロック図である。
ステレオ信号混合処理部20は図2に示す通り、Lチャンネル信号とRチャンネル信号を入力信号として受信し、Lチャンネル信号に対して第一の乗算器21で信号レベルを減衰した信号とRチャンネル信号に対して第二の乗算器22で信号レベルを減衰した信号を第一の加算器25で加算した信号をLチャンネル信号として出力し、Lチャンネル信号に対して第三の乗算器23で信号レベルを減衰した信号とRチャンネル信号に対して第四の乗算器24で信号レベルを減衰した信号を第二の加算器26で加算した信号をRチャンネル信号として出力するものである。
ステレオ信号混合処理部20の各乗算器には任意の乗算係数を設定することができ、例えば乗算器にn(0.0≦n≦1.0)という乗算係数を設定すると、乗算器は入力された信号のレベルをn倍にして出力し、各加算器は入力される2つの信号のレベルを加算して1つの信号にして出力する。
また、DSP13は電子ボリューム15に対してゼロクロスタイミング検出開始信号およびレベル制御データを出力し、電子ボリューム15のレベル制御を行う。
DAC14はDSP13から出力されるデジタルオーディオ信号を受信し、そのデジタルオーディオ信号をD/A変換した、Lチャンネル音声のアナログ信号とRチャンネル音声のアナログ信号から成るアナログオーディオ信号を電子ボリューム15に出力する変換部である。
電子ボリューム15はDAC14から出力されるアナログオーディオ信号およびDSP13から出力されるゼロクロスタイミング検出開始信号とレベル制御データを受信し、DAC14から入力されたアナログオーディオ信号を、DSP13から受信したレベル制御データに従いレベルを減衰して増幅部16に出力する電子ボリュームである。
ここで、電子ボリューム15はDSP13から受信したレベル制御データを内部保持する不図示のレベル制御データレジスタを有する。
ここで、電子ボリューム15について、図3を用いてその詳細を以下に説明する。図3は、電子ボリューム15の内部構成の一部を示すブロック図である。
電子ボリューム15は図3に示すとおり、アナログオーディオ信号のLチャンネル信号またはRチャンネル信号のどちらか一方の信号が入力され、入力された信号のゼロクロスタイミングを検出するゼロクロス検出部としてのゼロクロスタイミング検出回路31(図
3ではLチャンネル)を備える。
また、電子ボリューム15は、ゼロクロス検出回路31が出力するゼロクロスタイミング検出信号とレベル制御データを受信し、受信したレベル制御データに従ってLチャンネル信号のレベルをアッテネートする第一のアッテネート回路32およびRチャンネル信号のレベルをアッテネートする第二のアッテネート回路33を有する。
さらに、電子ボリューム15はアッテネート完了後にDSP13に対してステレオ信号混合解除信号を出力するものである。
以上のように構成された音響装置において、以下に本発明の処理動作を説明する。図4は本発明の実施の形態におけるレベル制御のフローチャートである。
まず、図4に示すように、操作部10はユーザー操作を検知すると、操作種別と操作パラメータをマイコン11に出力する(ステップS101)。
マイコン11は操作部10から受信した操作種別がボリューム変更か否かの判定を行う(ステップS102)。
操作種別がボリューム変更であった場合、マイコン11は内部記憶領域に格納してある不図示のレベル制御データテーブルより、操作部10から受信した操作パラメータであるボリュームステップ値に対応するレベル制御データを読み出し、レベル制御コマンドと、その読み出したレベル制御データをDSP13に入力する(ステップS103)。
DSP13はマイコン11からレベル制御コマンドとレベル制御データを受信すると、再生部12から入力されるデジタルオーディオ信号に対してステレオ信号混合処理を開始する(ステップS104)。
DSP13はステレオ信号混合処理を完了すると、一定時間待機した後、ゼロクロスタイミング検出開始信号とマイコン11から受信したレベル制御データを電子ボリューム15に出力する(ステップS105)。
すると電子ボリューム15では、第一のアッテネート回路32および第二のアッテネート回路33はゼロクロスタイミング検出信号とレベル制御データを受信すると、Lチャンネル信号およびRチャンネル信号のレベルをレベル制御データに従いアッテネートする(ステップS106)。
電子ボリューム15はゼロクロスタイミングにおけるアナログオーディオ信号のアッテネートを完了すると、DSP13に対してステレオ信号混合解除信号を出力する(ステップS107)。
DSP13は、電子ボリューム15からステレオ信号混合解除信号が入力されると、ステレオ信号混合処理を解除して(ステップS108)、処理を終了する。
以下、上記各ステップにおける詳細説明をおこなう。まず、ステップS104における処理について説明する。
DSP13がマイコン11から出力されるレベル制御コマンドとレベル制御データを受信する前は、ステレオ信号混合処理の第一の乗算器21と第四の乗算器24にはそれぞれ1.0、第二の乗算器22と第三の乗算器23にはそれぞれ0.0が設定された状態でス
テレオ信号混合処理が動いている。
この場合、ステレオ信号混合処理の出力は、Lチャンネル出力はLチャンネル信号のレベルを1.0倍した信号とRチャンネル信号のレベルを0.0倍した信号が加算された信号、すなわちLチャンネル信号をそのまま出力し、Rチャンネル出力はRチャンネル信号のレベルを1.0倍した信号とLチャンネル信号のレベルを0.0倍した信号が加算された信号、すなわちRチャンネル信号をそのまま出力する。
DSP13がマイコン11からレベル制御コマンドとレベル制御データを受信すると、DSP13は周期T毎に、第一の乗算器21と第四の乗算器24とに既に設定されている乗算係数からΔgを減算した乗算係数を第一の乗算器21と第四の乗算器24との新しい乗算係数として設定し、第二の乗算器22と第三の乗算器23とに既に設定されている乗算係数にΔgを加算した乗算係数を第二の乗算器22と第三の乗算器23との新しい乗算係数として設定する。
例えば、Δgが0.05であった場合、ステレオ信号混合処理開始時点(時刻0)からの各乗算器に設定される乗算係数は、時刻T経過毎に、次のように変化する。
すなわち、時刻0において第一の乗算器21の乗算係数は1.0、第二の乗算器22の乗算係数は0.0、第三の乗算器23の乗算係数は0.0、第四の乗算器24の乗算係数は1.0である。
その後の時刻Tにおいて、第一の乗算器21の乗算係数は0.95(=1.0−0.05)、第二の乗算器22の乗算係数は0.05(=0.0+0.05)、第三の乗算器23の乗算係数は0.05(=0.0+0.05)、第四の乗算器24の乗算係数は0.95(=1.0−0.05)にそれぞれの乗算係数がなる。
さらに、その後の時刻2Tにおいて、第一の乗算器21の乗算係数は0.90(=0.95−0.05)、第二の乗算器22の乗算係数は0.10(=0.05+0.05)、第三の乗算器23の乗算係数は0.10(=0.05+0.05)、第四の乗算器24の乗算係数は0.90(=0.95−0.05)となる。
また、上記のように各乗算器に設定される乗算係数が周期T毎に変化していくことで、ステレオ信号混合処理の出力信号は、Lチャンネルの出力信号をLo、Rチャンネルの出力信号をRo、Lチャンネルの入力信号をLi、Rチャンネルの入力信号をRiとする場合、次のように変化する。
すなわち、時刻0の時、LoはLiと同一、RoはRiと同一であり、その後の時刻Tの時、LoはLi×0.95+Ri×0.05、RoはRi×0.95+Li×0.05、その後の時刻2Tの時、LoはLi×0.90+Ri×0.10、RoはRi×0.90+Li×0.10、となる。このステレオ信号混合処理は、各乗算器の乗算係数が全て0.5になるまで、すなわちLoとRoが同一となるまで継続され、各乗算器の乗算係数が全て0.5になった後は、各乗算器の乗算係数は0.5のまま変化しない。
なお、各乗算器の乗算係数を周期T間隔でΔgずつ変化させるのは、出力信号の急な変化による異音を抑えるためである。
次にステップS105における処理について図5を用いてその詳細説明をおこなう。図5は本実施の形態におけるステレオ信号混合処理を実施したものとしないものとを比較説明するための図であって、図5(a)はステレオ信号混合処理を実施しないもの、図5(
b)はステレオ信号混合処理を実施したものをそれぞれ示す。
デジタルオーディオ信号に対してステレオ信号混合処理を行わなかった場合、Lチャンネル信号とRチャンネル信号のゼロクロスタイミングが同一でないままである。
デジタルオーディオ信号に対してステレオ信号混合処理を行った場合、ステレオ信号混合処理の各乗算器の乗算係数が0.5に近づくにつれて、Lチャンネル信号とRチャンネル信号のゼロクロスタイミングが近づき、各乗算器の乗算係数が0.5になると、Lチャンネル信号とRチャンネル信号は完全に同一の信号になり、Lチャンネル信号とRチャンネル信号のゼロクロスタイミングは同一になる。
図5(a)におけるL1からL14はステレオ信号混合処理を行わなかった場合のLチャンネル信号のゼロクロスタイミングを示し、図5(a)中のR1からR19はステレオ信号混合処理を行わなかった場合のRチャンネル信号のゼロクロスタイミングを示す。
ここで、図5(b)におけるL1からL19はステレオ信号混合処理を行った場合のLチャンネル信号のゼロクロスタイミングを示し、図5(b)中のR1からR20はステレオ信号混合処理を行った場合のRチャンネル信号のゼロクロスタイミングを示す。
また、ゼロクロスタイミング検出開始信号とレベル制御データを電子ボリューム15に入力する前に一定時間待機することで、ステレオ信号混合処理が完了してLチャンネル信号とRチャンネル信号が同一になったデジタルオーディオ信号がDAC14でアナログオーディオ信号に変換されて電子ボリューム15に入力されるより前に、ゼロクロスタイミング検出開始信号とレベル制御データが電子ボリューム15に入力されることを防ぐことができる。
電子ボリューム15はDSP13からのゼロクロスタイミング検出開始信号とレベル制御データを受信すると、受信したレベル制御データを不図示のレベル制御データレジスタに格納するとともに、Lチャンネル信号またはRチャンネル信号のどちらか一方の信号が入力されたゼロクロス検出回路31による入力信号のゼロクロスタイミング検出処理を開始する。
ここで、電子ボリューム15に入力されるアナログオーディオ信号は、DSP13によるステレオ信号混合処理によりLチャンネル信号とRチャンネル信号のゼロクロスタイミングが同一となっているので、Lチャンネル信号またはRチャンネル信号のどちらか一方のゼロクロスタイミングを検出することは、Lチャンネル信号とRチャンネル信号の両方のゼロクロスタイミングを検出することと同義となる。
ゼロクロス検出回路31は、入力信号のレベルがアナロググランドのレベルになったことでゼロクロスタイミングを検出し、その検出したゼロクロスタイミングで第一のアッテネート回路32および第二のアッテネート回路33に対してゼロクロスタイミング検出信号とレベル制御データレジスタに格納しているレベル制御データを出力する。
さらに、ステップS108の処理について以下に詳細説明を示す。DSP13は電子ボリューム15から出力されるステレオ信号混合解除信号を受信すると、S104から継続して実施しているステレオ信号混合処理の解除を行う。
具体的には周期T毎に、第一の乗算器21と第四の乗算器24に既に設定されている乗算係数からΔgを加算した乗算係数を第一の乗算器21と第四の乗算器24の新しい乗算係数として設定し、第二の乗算器22と第三の乗算器23に既に設定されている乗算係数
にΔgを減算した乗算係数を第二の乗算器22と第三の乗算器23の新しい乗算係数として設定する。
この周期T毎の各乗算係数の変更は第一の乗算器21の乗算係数と第四の乗算器の乗算係数がそれぞれ1.0になり、かつ第二の乗算器の乗算係数と第三の乗算器の乗算係数がそれぞれ0.0になるまで継続する。
解除完了後は第一の乗算器21と第四の乗算器24の乗算係数が1.0、第二の乗算器22と第三の乗算器23の乗算係数が0.0となるため、ステレオ信号混合処理のLチャンネル入力信号とLチャンネル出力信号が同一になり、また、Rチャンネル入力信号とRチャンネル出力信号が同一になる。
以上のように本実施の形態によれば、DSP13でLチャンネル信号とRチャンネル信号のゼロクロスタイミングを同一にするステレオ信号混合処理を行ってLチャンネルとRチャンネルのゼロクロスタイミングを同一にし、電子ボリューム15内部のゼロクロス検出回路31でLチャンネル信号またはRチャンネル信号のどちらか一方のゼロクロスタイミングを検出し、そのゼロクロスタイミングでLチャンネル信号とRチャンネル信号を同時にアッテネートすることで、Lチャンネル信号とRチャンネル信号のレベル制御を同時にかつ瞬時に行うことができる。
また、本実施の形態において、操作部10からマイコン11に対してミュートという操作種別が入力され、マイコン11からDSP13へ入力されるレベル制御データが0.0(−∞dB)を示すデータである場合、本音響装置はミュート装置として動作させることも可能である。
本発明の音響装置は、オーディオ信号のレベルを制御する音響装置に関して、特にステレオのデジタルオーディオ信号を処理するものとして有用である。
10 操作部
11 マイコン
12 再生部
13 DSP
14 DAC
15 電子ボリューム
16 増幅部
17L スピーカ
17R スピーカ
18 音響処理部
20 ステレオ信号混合処理部
21 第一の乗算器
22 第二の乗算器
23 第三の乗算器
24 第四の乗算器
25 第一の加算器
26 第二の加算器
31 ゼロクロス検出回路
32 第一のアッテネート回路
33 第二のアッテネート回路
100 音響装置

Claims (4)

  1. ステレオのデジタルオーディオ信号を処理するDSPと、前記DSPにて処理されたデジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号にアナログ変換するDACと、前記DACにてアナログ変換されたアナログオーディオ信号のレベルを制御する電子ボリュームとを有する音響装置において、
    前記DSPはステレオのオーディオ信号に対してステレオ信号混合処理を実行するステレオ信号混合処理部を備え、前記電子ボリュームは前記混合処理部が処理した後に前記DACを介して入力された信号のゼロクロスタイミングを検出するゼロクロス検出部するゼロクロス検出部を備え、
    前記ゼロクロス検出部がゼロクロスタイミングを検出した結果に応じて前記電子ボリュームがアナログオーディオ信号のレベルを制御することを特徴とする音響装置。
  2. ユーザからの操作に応じた操作パラメータを出力する操作部に接続される演算部を備え、前記演算部が前記操作パラメータに応じた制御データを前記DSPへ出力し、前記DSPが前記演算部からの制御データに応じて前記ステレオ信号混合処理を実行することを特徴とする請求項1記載の音響装置。
  3. 前記DSPおよび前記DACが同一の半導体に集積されていることを特徴とする請求項1記載の音響装置。
  4. 前記DSPと前記DACと前記電子ボリュームとが同一の半導体に集積されていることを特徴とする請求項1記載の音響装置。
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