JP2012185959A - バッテリパック - Google Patents
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Abstract
【課題】 バッテリパックを機器の外面に装着する場合に、好適な防水構造、ショート防止構造を提供する。
【解決手段】 相手機器に電池からの出力を供給する接続端子と、前記相手機器と弾性的に当接して圧縮し、前記接続端子部を封止する環状突起部と、前記相手機器との相対距離を検知する検知手段と、前記検知手段の出力に基づき、前記電池からの出力供給を制御する制御手段と、を備える。
特に、前記検知手段は、前記環状突起部の所定圧縮量以下の操作ストロークで前記相手機器との相対距離を検知する。または、相手機器に前記電池からの出力を供給する接続端子と、前記相手機器と弾性的に当接して圧縮し、前記接続端子部を封止する環状突起部と、前記環状突起部に作用する圧力を検知する検知手段と、前記検知手段の出力に基づき、前記電池からの出力供給を制御する制御手段と、を備える。
【選択図】 図2
【解決手段】 相手機器に電池からの出力を供給する接続端子と、前記相手機器と弾性的に当接して圧縮し、前記接続端子部を封止する環状突起部と、前記相手機器との相対距離を検知する検知手段と、前記検知手段の出力に基づき、前記電池からの出力供給を制御する制御手段と、を備える。
特に、前記検知手段は、前記環状突起部の所定圧縮量以下の操作ストロークで前記相手機器との相対距離を検知する。または、相手機器に前記電池からの出力を供給する接続端子と、前記相手機器と弾性的に当接して圧縮し、前記接続端子部を封止する環状突起部と、前記環状突起部に作用する圧力を検知する検知手段と、前記検知手段の出力に基づき、前記電池からの出力供給を制御する制御手段と、を備える。
【選択図】 図2
Description
本発明はバッテリパックおよびそれを装着する電子機器に関する。
デジタルカメラや携帯電話機のようなモバイル機器では、汎用の乾電池や、専用のバッテリパックを電源として使用する。
バッテリパックは、例えばリチウムイオン電池のような二次電池を、機器本体との係合形状を持ったケース(以降、バッテリケース)に収めて成っている。
図11に従来のバッテリパック1100の外観図、図12にその断面図、図13にブロック図を示す。図11から図13を参照して、従来のバッテリパック1100について説明する。
本バッテリパック1100は2つのリチウムイオン電池1201を内蔵し、ブレーカ素子1301を介して直列接続されている。また、おのおののリチウムイオン電池1201の電流電圧を監視し、過充電ないし過放電に至らないように保護する保護IC1302を備える。さらにマイコン1303を備え、マイコン1303は、それぞれのリチウムイオン電池1201の電流電圧値を図示しないROMに格納されたテーブルデータと照合することで、本バッテリパック1100の残容量を算出する。また、マイコン1303は、前記電流電圧値、またはサーミスタ1304により検知した本バッテリパック1100の内部温度、または保護IC1302からの出力信号に応じ、異常状態を判別する。
異常時は、FETスイッチ1310を制御して各リチウムイオン電池1201を回路遮断し、充放電を禁止する。
保護IC1302、マイコン1303、サーミスタ1304、1308は、基板1202に実装されている。
リチウムイオン電池1201、基板1202を収めるバッテリケースは、箱状に形成された2つのケースから成る。機器本体との係合形状を持つ第一のケース1101(以降、ロワーケース1101と記す。)は、後述する端子部1103を保持する。さらに、機器本体と係合するレール部1104、機器本体の係止部材と係合するロック部1105を備える。
他方のケース1102(以降、アッパーケース1102と記す。)はリチウムイオン電池1201を覆って保持する。ロワーケース1101とアッパーケース1102は、その接合部において接着ないし溶着などの工程によって固着されている。
端子部1103は、本体側に備える端子部と係合する接点群を持つ。
+端子1305、−端子1306は、リチウムイオン電池1201の出力を機器本体へ給電する。また、データ通信端子(D端子)1307を介してマイコン1303と機器本体が通信し、前述の残容量情報のやり取りを行う。さらには、サーミスタ1308の信号を出力するT端子1309を備え、機器本体が本バッテリパック1100の内部温度情報を取得することができる。
図14は、前述の端子部1103の構造を説明する図である。
本バッテリパック1100の接点1305、1306、1307、1309は、樹脂製のハウジング1401に圧入保持されている。各接点は一対の弾性片1402を持ち、その対向面それぞれに接点凸部1403を備える。機器本体側の端子部1404は、板状の接点片1405を所要数備える。図14(A)のように、接点片1405が接点凸部1403間に挿通されることで導通し、前述の給電および通信が可能となる。
なお、本接点構造は例示であって、他の接点構造であっても構わない。
さて、モバイル機器はバッテリパックに蓄えられた電力によって駆動されるため、その使用可能時間には限界があった。一般には、バッテリパックを含む機器システム全体の小型軽量化を考慮し、サイズや重量と使用可能時間とを最適に考慮したバッテリパックを標準として設定する。一方、より長時間の使用を実現したい要望は常にある。このような長時間使用の要望に応えるために、機器本体の省電力化と共に二次電池の高密度化が図られてきた経緯がある。それでも不十分な場合は、標準バッテリパックよりも高容量のバッテリパックを用意することがある。
例えば、図15にモバイル機器としてビデオカメラ1501、およびそのバッテリパックを示す。
図15(A)はビデオカメラ1501の後方上面からの俯瞰図であり、図15(B)は下面からの俯瞰図である。
1100は先に説明したバッテリパックであり、本ビデオカメラ1501の標準バッテリパックとする。対して、1502は高容量バッテリパックであり、標準バッテリパック1100に対してリチウムイオン電池1201の搭載数を増やし、高容量を実現したバッテリパックである。リチウムイオン電池1201をより多く搭載するので、標準バッテリパック1100に対して大型となっている。標準バッテリパック1100と高容量バッテリパック1502は、ロワーケース1101を共通とすることで、ビデオカメラ1501との係合関係も共通となっている。アッパーケース1102は、搭載するリチウムイオン電池1201の数に応じてそれぞれ専用となっている。
このように、大きさの異なるバッテリパックを同一の構造で装着可能とし、ユースケースに応じて使用者がバッテリパックを選択使用できるようにすることは一般的である。
本ビデオカメラ1501は、その後面(使用者側)および下面に向けて解放されたバッテリパック取り付けスペース1503(以降、バッテリ室1503と記す。)を有する。
バッテリ室1503をビデオカメラ1501の2側面方向へ開放していることによって、先述のバッテリパック1100、1502のように大きさの異なるバッテリパックを取り付けることができる。
バッテリ室1503内には、両側面にバッテリパック1100、1502と係合するレール部1504を備える。レール部1504は、前記バッテリパック1100、1502に備えるレール部1104と係合し、バッテリパック1100、1502を所定方向から挿入するように案内し、その挿入方向に直交する方向へバッテリパック1100、1502が離間することを規制する。本例では、バッテリ室1503の下面解放側からレール部1504に倣ってバッテリパック1100、1502を挿入する。
バッテリパック1100、1502が所定位置まで挿入されると、図14を用いて説明したように、バッテリパック1100、1502の端子部1103とビデオカメラ1501本体の端子部1404とが勘合して給電、通信が可能となる。さらに、図示しないばねで突出方向に付勢されたロックノブ1505がバッテリパック1100、1502のロック部1105に係合し、ビデオカメラ1501本体から脱落を防止する。
図16は、本ビデオカメラ1501に高容量バッテリパック1502を装着した様子を示す。
バッテリ室1503の後面方向に突出することによって、大型のバッテリパックを自在に装着することができる。
ところで、ビデオカメラ1501とバッテリパック1100、1502との係合部は、図17に示すように所定の隙間を持たせている。図17(A)は、図16におけるA-A断面の模式図、図17(B)は同じくB-B断面の模式図である。
隙間は、ビデオカメラ1501およびバッテリパック1100、1502の寸法が、製造上、あるいは経時的要因によって個体差を生じることを想定し、例えば1701から1705に示すように必要な箇所に設けられる。バッテリパックを自在に交換可能とし、装着互換性を担保するために必要な措置である。
さて、モバイル機器においては、その使用環境が様々であるために防水防滴などの高信頼性機能を具備することが望まれている。その時、バッテリパックおよびその装着部は機器の電源部であるがために、確実な防水防滴構造が求められる。
図18および図19に、よく知られるバッテリパック装着部の防水防滴構造の略図を示す。
図18は、機器本体1801にヒンジ構造1802を介して回動自在に接続されたカバー1803によって、バッテリパック1806の装着部1804全体を覆い、該カバー1803の周縁部に防水パッキン1805を配して水密構造を達成するものである。
図19は機器本体1901から着脱自在なカバー1902によって、バッテリパック1905の装着部1903全体を覆い、該カバー1902に当接する機器本体1901周縁部に防水パッキン1904を配して水密構造を達成するものである。
このように、従来知られるバッテリパック装着部の防水防滴構造は、バッテリパックおよびその装着部全体を別部材によって覆って実現されているケースが多い。先述の通り、バッテリパック寸法には個体毎にばらつきが生じるため、機器本体と一対で寸法管理できるカバーなどの部材を利用して防水防滴構造を実現することは、確実な防水防滴性能を得ることに利点がある。
しかしながら、先にビデオカメラ1501を例に述べてきたような、大きさの異なるバッテリパックを機動的に選択使用したい機器においては不適である。
図18の構造では、機器本体1801内部に用意されたバッテリパック装着部1804より大きいバッテリパックは挿入できない。より大きい高容量バッテリパックを装着することを想定するならば、その最大サイズのバッテリパックが挿入できるスペースを予め機器内部に用意しておく必要がある。従って、機器本体1801の大きさは使用可能とする最大のバッテリパックのサイズで決まり、小型のバッテリパックを用いる場合でも機器本体1801が小型にはならないので、ユースケースに合わせてバッテリパックを選択できるメリットを損なってしまう。
あるいは、図19の構造では、高容量バッテリパック1906の大きさに合わせたカバー1907を用いることによって高容量バッテリパック1906の装着が可能である。小型のバッテリパック1905を用いる場合には、対応したカバー1902を用いることによって機器全体の大きさを無用に大型化させずに済む利点がある。
しかしながら、大きさの異なるバッテリパックに交換するためにカバーも交換する必要があり、煩雑でありバッテリパックの交換操作性を著しく損なう。また、カバーを紛失あるいは破損してしまうと、防水防滴機能を失う。
以上に述べてきたような従来のバッテリパック装着部の防水防滴構造の不都合を解消し、サイズの異なるバッテリパックを使用目的に応じて選択的に取り付けられ、その装着操作性に優れる防水防滴、または防塵機能を実現する技術が必要である。それはすなわち、バッテリパックを機器本体外表面に装着する構造において、防水防滴または防塵機能を実現する技術である。
さて、バッテリパックは、機器本体と係合する端子部をその外表面に露出しており、通常はその端子に電圧が出力されている。そのため、端子間に水滴や金属物などの導電物が接触するとショートを引き起こす可能性があった。
その課題を解決する技術として、以下の先行文献を挙げる。
特許文献1は、外部からの押圧力によって、二次電池の接続回路を閉路するスイッチを設けたバッテリーパックが開示されている。
特許文献2は、特に、回路を閉路するスイッチの操作子を、バッテリパックを機器に装着する係合部に配置したことを特徴としている。
上記先行文献で開示されているバッテリパックは、防水防滴に関して言及していない。
例えば、従来例として示した図18、図19のバッテリパック装着部の防水防滴構造においては、水滴は防水パッキン1805、1904の外側に残留し、バッテリパック1806、1905ないし1906に水滴が接することが無い。
しかしながら、バッテリパックを機器本体外表面に装着する構造において防水構造を搭載する場合、図17を用いて説明した隙間に、バッテリパック1502に接して水滴が残留している可能性がある。該水滴は事前に拭き取っておくことが困難であり、バッテリパック1502を取り外す際に端子部1103に水滴が付着する可能性が高い。それ故、端子部1103が水滴に触れる可能性が生じるまでに、リチウムイオン電池1201の接続回路を遮断しなければならない。
本発明は、上記の課題を鑑み、機器外表面に防水構造を介して取り付けるバッテリパックについて、機器との着脱時にショート等の不都合を生じないバッテリパックを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明におけるバッテリパックは、
ケースと、電池と、相手機器に前記電池からの出力を供給する接続端子と、前記接続端子周囲を
囲み、前記相手機器と弾性的に当接圧縮して前記接続端子部を封止する環状突起部と、
前記相手機器との相対距離を検知する検知手段とを備える。さらに、前記検知手段の出力に基づき、前記電池からの出力供給を制御する制御手段を備える。
ケースと、電池と、相手機器に前記電池からの出力を供給する接続端子と、前記接続端子周囲を
囲み、前記相手機器と弾性的に当接圧縮して前記接続端子部を封止する環状突起部と、
前記相手機器との相対距離を検知する検知手段とを備える。さらに、前記検知手段の出力に基づき、前記電池からの出力供給を制御する制御手段を備える。
前記検知手段は、前記相手機器との相対距離が所定距離以内であるかを検知するスイッチ手段であり、前記所定距離とは、前記環状突起部が前記接続端子部を密に封止するに必要な圧縮量より小さい距離であることを特徴とする。
また、前記接続端子および前記環状突起部と、前記検知手段とを、本バッテリパックの同一側面上に配置したことを特徴とする。
特に、前記相手機器との相対距離が所定値以下であることを検知した時、前記接続端子への前記電池からの出力を禁止することを特徴とする。
あるいは、本発明におけるバッテリパックは、
ケースと、電池と、相手機器に前記電池からの出力を供給する接続端子と、前記接続端子周囲を
囲み、前記相手機器と弾性的に当接圧縮して前記接続端子部を封止する環状突起部と、
前記環状突起部に作用する圧力を検知する検知手段とを備える。さらに、前記検知手段の出力に基づき、前記電池からの出力供給を制御する制御手段を備える。
ケースと、電池と、相手機器に前記電池からの出力を供給する接続端子と、前記接続端子周囲を
囲み、前記相手機器と弾性的に当接圧縮して前記接続端子部を封止する環状突起部と、
前記環状突起部に作用する圧力を検知する検知手段とを備える。さらに、前記検知手段の出力に基づき、前記電池からの出力供給を制御する制御手段を備える。
特に、前記記環状突起部に作用する圧力が所定値以下であることを検知した時、前記接続端子への前記電池からの出力を禁止することを特徴とする。
また、前記圧力検知手段は、前記環状突起部の複数の位置の圧力を検知することを特徴とする。
本発明におけるバッテリパックによれば、
接続端子部を封止する環状突起部の圧縮量を相手機器との相対距離に基づき検知し、検知結果によって電池からの出力供給を制御する。
接続端子部を封止する環状突起部の圧縮量を相手機器との相対距離に基づき検知し、検知結果によって電池からの出力供給を制御する。
特に、検知手段を相手機器との相対距離が所定距離以内であるかを検知するスイッチ手段で構成し、前記所定距離が接続端子部を密に封止するに必要な圧縮量より小さい距離であるので、環状突起部が相手機器から離間するより前に検知できる。
具体的には、検知の結果、相手機器との相対距離が所定値以下である時は、電池からの出力を禁止する。
あるいは、本発明の別のバッテリパックによれば、
接続端子部を封止する環状突起部に作用する圧力を検知し、検知結果によって電池からの出力供給を制御する。
接続端子部を封止する環状突起部に作用する圧力を検知し、検知結果によって電池からの出力供給を制御する。
具体的には、検知結果によって、環状突起部に作用する圧力が所定値以下である時、電池からの出力を禁止する。
特に、圧力検知手段を複数配置し、環状突起部の複数の位置の圧力を検知することで、より精度の良い制御が可能となる。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第一の実施形態を説明する。
以下、本発明の第一の実施形態を説明する。
図1は、本発明のバッテリパック100の外観図を示す。図2は本バッテリパック100の端子部101周辺の構造を示し、図1におけるA−A断面図である。
図3は、本バッテリパック100のブロック図である。
なお、前述の従来のバッテリパックと同一の構成要素には同一の符号を付す。
本実施形態のバッテリパック100は、その一側面に端子部101が露出し、後述する機器本体の端子部と係合して給電および各種信号の授受を行う。
端子部101は、先述の従来のバッテリパックと同様の接点1305、1306、1307、1309を、樹脂性のハウジング102の凸状部102aに圧入保持している。
バッテリケース103には、機器本体と係合するレール部1104、機器本体に備えるロックノブが係合するロック部1105を備える。
ハウジング102は、接続接点を取り付けた凸状部102aから周囲に延出するフランジ部102bを備える。また、フランジ部102bは孔102cを持ち、孔102cにはノブ201が取り付けられている。ノブ201は、図示しないばねなどの付勢手段によって、フランジ部102bの外観面方向へ付勢されている。
ノブ201直下には、検知スイッチ202を配している。ノブ201を所定量押し込むと、検知スイッチ202がONする。ノブ201が離間すると、検知スイッチ202はOFFする。検知スイッチ202はマイコン1303に接続し、検知スイッチ202をONすることによって生成する信号をマイコン1303に入力する。マイコン1303は、検知スイッチ202がONしている時にのみ、FETスイッチ1310を介してリチウムイオン電池1201を端子1305に接続する。すなわち、検知スイッチ202がOFFであるときは端子1305に電圧が出力されない。
防水パッキン部材104は、ハウジング凸状部102a、および孔102cの周囲を囲う環状突起部104aを持つ。環状突起部104aは、端子部101と同じバッテリパック100の一側面上に露出して配置されている。
さらに、防水パッキン部材104は、環状突起部104a周縁から延出するフランジ部104bを持つ。フランジ部104bをフランジ部102bとバッテリケース103内面とで狭持することで、防水パッキン部材104がバッテリケース103に固定されている。
防水パッキン部材104は、透水性の無い可撓性材料で形成する。材料例としてシリコンゴム、ブチルゴムを挙げるが、これらに限るものではない。
接点1305、1306、1307、1309、および検知スイッチ202は、図示しないワイヤやフレキシブル基板、ないし金属片などで、基板1202に電気的に接続されている。
次に、図4を用いて機器本体側のバッテリ室400を説明する。
バッテリ室400内には、両側面にバッテリパック100と係合するレール部401を備える。レール部401は、前記バッテリパック100に備えるレール部1104と係合し、バッテリパック100を所定方向(図示の矢印A方向)へ挿入するように案内し、その挿入方向に直交する方向(図示の矢印B方向)へバッテリパック100が離間することを規制する。
バッテリパック100が所定位置まで挿入されると、図14での説明と同様に、バッテリパック100の端子部101と機器本体の端子部402とが勘合して給電、通信が可能となる。さらに、図示しないばねで突出方向(図示の矢印C方向)に付勢されたロックノブ403がバッテリパック100の係合部1105に係合し、機器本体からの脱落を防止する。
また、端子部402近傍に突起404を配置する。突起404は、バッテリパック100のノブ201に対向する位置に配置している。
さらに、端子部402および突起404は、後述の通り環状突起部104aが当接することになる受け座面405上に配置している。
端子部402内には、バッテリパック100に備える接点1305、1306、1307、1309にそれぞれ係合して給電ないし信号授受を行う板状の接点片群406を配置している。
さて、本バッテリパック100の着脱動作について説明する。
図5から図8に、本バッテリパック100を機器本体のバッテリ室400から取り外す様子を順に示す。なお、本説明図中では、部材が干渉した状態をもって押圧により圧縮されていることを表現する。
また、図5から図8において、(A)図は図1に示すA−A断面位置で、(B)図は同じくB−B断面位置で、バッテリ室400を含めた断面図を示す。
図5は、バッテリパック100にロックノブ403が係合し、機器本体にバッテリパック100がロックされている状態を示す。つまり、機器の使用時の状態である。
環状突起部104aは、受け座面405に押圧されて圧縮し、端子部101、402を水密に封止している。
接点1305、1306、1307、1309と接点片群406とが勘合している。
ノブ201が突起404に押圧されて、検知スイッチ202をONしている。従って、リチウムイオン電池1201はFETスイッチ1310を介して回路接続されており、機器本体へ給電可能な状態である。
図6は、ロックノブ403を操作し、バッテリパック100の取り外し操作を開始した様子を示す。
バッテリパック100が、レール部1104、401ガイドされてバッテリ室400の壁面から離間するに従い、まず、突起404に押圧されていたノブ201が前記付勢力によって検知スイッチ202から離間を始め、検知スイッチ202がOFFとなる。従って、マイコン1303は、FETスイッチ1310を制御してリチウムイオン電池1201を回路遮断する。つまり、このタイミングで端子1305に電圧が出力されない状態となる。
本段階においては、環状突起部104aは、受け座面405に押圧され圧縮された状態を保っている。
同様に、接点1305、1306、1307、1309は、接点片群406との勘合を保っている。
図7は、バッテリパック100が、図6に対してさらにバッテリ室400壁面から離間した様子を示す。特に、環状突起部104aが受け座面405から離間する直前、すなわち、受け座面405に当接はしているが、圧縮されていない状態を表す。
このタイミングまでに、接点1305、1306、1307、1309は接点片群406から離間する。
検知スイッチ202は引き続きOFFであり、従って、リチウムイオン電池1201はFETスイッチ1310によって回路遮断されており、端子1305に電圧が出力されていない。
図8は、環状突起部104aが受け座面405から十分離間した状態を表す。
環状突起部104aが受け座面405から離間したので、その隙間から水滴が侵入する可能性があるが、検知スイッチ202は既にOFFであり、従って、リチウムイオン電池1201はFETスイッチ1310によって回路遮断されており、端子1305に電圧が出力されていないため、水滴が付着してもショートを引き起こすようなことはない。
本バッテリパック100を機器本体に装着する際は、図8から逆に図5までの手順を経る。
図9に、以上に説明したバッテリパック100の着脱操作に伴う各部の状態を表すタイミングチャートを示す。
図9は、横軸にバッテリ室400に対するバッテリパック100の位置を表し、右に向かってバッテリパック100の装着操作、左に向かって同じく取り外し操作を示す。縦軸に環状突起104aの圧縮量、または接点1305、1306、1307、1309と接点片群406との嵌合量、または検知スイッチ202の信号状態を表す。
バッテリパック100の取り外し操作の場合を説明する。取り外し操作の場合、検知スイッチ202は、接点1305、1306、1307、1309が接点片群406から離間する前にOFFとなる(901)。すなわち、リチウムイオン電池1201がFETスイッチ1310によって回路遮断され、端子1305に電圧が発生していない状態とする。
次に、環状突起部104aが受け座面405から離間する(903)前に、接点1305、1306、1307、1309が接点片群406から離間する(902)。
バッテリパック100の装着操作の場合を説明する。
環状突起部104aが受け座面405に押圧されて圧縮を開始(903)した後に、接点1305、1306、1307、1309が接点片群406に勘合する(902)。
さらに環状突起部104aの圧縮が進行し、十分な圧縮量904に達した後、検知スイッチ202がONとなる(901)。すなわち、環状突起部104aが十分な圧縮量904に達した後に、リチウムイオン電池1201が回路接続されて端子1305に電圧が発生する。
このように、環状突起部104aが受け座面405から離間するよりも十分早いタイミングで端子1305に電圧が出力されないように構成したので、バッテリパック100の取り外し時に水滴等が侵入してもショートすることが無い。
なお、以上に説明した構成を実施するに当たっては、検知スイッチ202のON/OFFストロークが、環状突起104aの所定圧縮量より十分に短いことが必要である。
また、接点1305、1306、1307、1309と接点片群406との嵌合長は、環状突起104aの所定圧縮量より短く、検知スイッチ202のON/OFFストロークより長いことが必要となる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第二の実施形態を説明する。
次に、本発明の第二の実施形態を説明する。
図10(A)に、本実施形態の端子部101周辺の断面図を示す。
1001は圧力センサである。例えば、ひずみゲージとする。
本実施形態は、環状突起部104aの圧縮状態を検知する手段を、第一の実施形態における検知スイッチ202からひずみゲージ1001に置き換えたものである。それ以外の構成要素は、第一の実施形態と同様であるので、説明は省略する。
本実施形態においては、図10(A)のように、ひずみゲージ1001を環状突起部104aの直下に配置し、環状突起部104aを圧縮することに伴う反力を検出する。
ひずみゲージ1001の出力はマイコン1303により監視され、所定出力値以上となった時に、FETスイッチ1310を介してリチウムイオン電池1201を端子1305に接続する。
環状突起部104aの圧縮量とそれに応じた反力には一定の関係があるため、所定圧縮量に対応するひずみゲージの出力値を予めマイコン1303などに記憶させておき、それと照合して判別すれば良い。
図10(B)は、ひずみゲージ1001の配置を説明する図であり、ひずみゲージ1001を破線で示す。ひずみゲージ1001は、環状突起部104aの四辺にそれぞれ配置する。
これにより、環状突起部104a各辺の圧縮量をそれぞれ個別に検知して、四辺が均等に圧縮されているかどうかを判別することができる。そのため、水密封止が確実に行われていることを、より精度良く判別することができる。
本発明は、機器外面にバッテリパックその他の蓄電装置を装着し、接続端子を介して電力の授受を行う電気機器に広く利用できる。
100‥‥バッテリパック
101‥‥端子部
1305、1306、1307、1309‥‥接点
102‥‥ハウジング
202‥‥検知スイッチ
104‥‥防水パッキン部材
1001‥‥ひずみゲージ
101‥‥端子部
1305、1306、1307、1309‥‥接点
102‥‥ハウジング
202‥‥検知スイッチ
104‥‥防水パッキン部材
1001‥‥ひずみゲージ
Claims (8)
- ケースと、
電池と、
相手機器に前記電池からの出力を供給する、前記ケースから露出する接続端子と、
前記接続端子周囲を囲み、前記相手機器と弾性的に当接して圧縮し、前記接続端子部を封止する環状突起部と、
前記相手機器との相対距離を検知する検知手段と、
前記検知手段の出力に基づき、前記電池からの出力供給を制御する制御手段と、
を備えるバッテリパック。 - 前記検知手段は、前記相手機器との相対距離が所定距離以内であるかを検知するスイッチ手段であること、
を特徴とする請求項1に記載のバッテリパック。 - 前記所定距離は、前記環状突起部が前記接続端子部を密に封止するに必要な圧縮量より小さい距離であることを特徴とする、
請求項1または請求項2に記載のバッテリパック。 - 前記接続端子および前記環状突起部と、前記検知手段とを、同一側面上に配置したことを特徴とする、
請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のバッテリパック。 - 前記相手機器との相対距離が所定距離以内であることを検知した時、
前記接続端子への前記電池からの出力を禁止することを特徴とする、
請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のバッテリパック。 - ケースと、
電池と、
相手機器に前記電池からの出力を供給する、前記ケースから露出する接続端子と、
前記接続端子周囲を囲み、前記相手機器と弾性的に当接して圧縮し、前記接続端子部を封止する環状突起部と、
前記環状突起部に作用する圧力を検知する検知手段と、
前記検知手段の出力に基づき、前記電池からの出力供給を制御する制御手段と、
を備えるバッテリパック。 - 前記環状突起部に作用する圧力が所定値以下であることを検知した時、
前記接続端子への前記電池からの出力を禁止することを特徴とする、
請求項6に記載のバッテリパック。 - 前記圧力検知手段は、前記環状突起部の複数の位置の圧力を検知すること
を特徴とする請求項6または請求項7に記載のバッテリパック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011047199A JP2012185959A (ja) | 2011-03-04 | 2011-03-04 | バッテリパック |
Applications Claiming Priority (1)
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Country Status (1)
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JP (1) | JP2012185959A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018530877A (ja) * | 2015-12-18 | 2018-10-18 | エルジー・ケム・リミテッド | バッテリーモジュール、該バッテリーモジュールを含むバッテリーパック及び該バッテリーパックを含む自動車 |
-
2011
- 2011-03-04 JP JP2011047199A patent/JP2012185959A/ja not_active Withdrawn
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JP2018530877A (ja) * | 2015-12-18 | 2018-10-18 | エルジー・ケム・リミテッド | バッテリーモジュール、該バッテリーモジュールを含むバッテリーパック及び該バッテリーパックを含む自動車 |
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