JP2012185563A - リーダライタ管理システム、リーダライタ管理方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ICカードに対応するアプリケーションa58、b59を実行して前記ICカードを読み書きするリーダライタ40と、前記リーダライタ40に前記ICカードの読み書きを指示する制御端末30と、前記リーダライタ40と通信されると共に前記アプリケーションa58、b59に関するデータが格納されるコンテンツサーバ10とを有するリーダライタ管理システム101であって、前記リーダライタ40は、前記アプリケーションa58、b59に関するデータを前記コンテンツサーバ10から取得するアプリケーション管理部54を有することを特徴とする。
【選択図】図1
Description
このような問題に対して、特許文献1の技術には、制御端末と端末SAMとICカードリーダライタアンテナとを備える端末SAMクライアントを有する情報処理システムが開示されている。端末SAMは、ドメイン毎にスクリプトや鍵を記憶することができるように複数の領域に区分けされる記憶領域を有するフラッシュメモリと、実行するスクリプトや鍵を保持する領域である実行領域を有するRAMとを備えている。
また、情報管理システムを提供する事業者と制御端末を製造する製造者とが異なる場合、情報管理システムの事業者は制御端末の各製造者にサーバと通信するための通信仕様を開示しなければならず、秘匿性に欠けてしまうという問題がある。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態に係るリーダライタ管理システム101について図1〜図5を参照して説明する。
図1は、リーダライタ管理システム101の機能構成の一例を示す図である。リーダライタ管理システム101は、コンテンツサーバ10、決済サーバ20、制御端末30、リーダライタ40を含んで構成される。リーダライタ管理システム101のうち、制御端末30およびリーダライタ40は例えば店舗内に一組または複数組設置されている。コンテンツサーバ10および決済サーバ20は例えば店舗内または店舗と異なる場所に設置されている。
ここで、リーダライタ40のハードウェア構成について図2を参照して説明する。
リーダライタユニット41には、ユニット側CPU43、ユニット側記録部44、ユニット側RAM46、ユニット側インタフェース47、表示部48を備えている。ユニット側CPU43は、リーダライタユニット41全体を制御する。ユニット側記録部44は、ユニット側CPU43が実行するプログラムであるメインアプリケーション45等を記録している。メインアプリケーション45は、リーダライタユニット41全体を制御するためのプログラムである。ユニット側RAM46は、ユニット側CPU43がプログラムを実行するときにアプリケーションやデータ等を一時的に記憶する。ユニット側インタフェース47は、制御端末30やリーダライタモジュール51に接続するための接続部である。表示部48は、ICカードのかざし面に近接して配置され、ICカードから引き去った金額等を表示する。
リーダライタ40は、ユニット側CPU43とモジュール側CPU55とがそれぞれ分担して処理を行うことができるため各処理を高速で行うことができる。
次に、リーダライタモジュール51は、モジュール制御部52、アプリケーション実行部53を有している。モジュール制御部52は、図2に示すモジュール側CPU55がモジュール側記録部56に記録されたモジュールアプリケーション57を直接実行したり、
モジュール側RAM61に展開したモジュールアプリケーション57を実行したりすることによりその機能が実現される。モジュール制御部52は、アプリケーション実行部53で実行するアプリケーションを起動したり、アプリケーションに関するデータをモジュール側記録部56に記録したりする。
なお、本実施形態のリーダライタ管理システム101では、モジュール制御部52が不正なアクセスを受け付けないように、上位であるメイン制御部42の指示のみから制御されるようになっている。
ステップS33では、モジュール制御部52はメイン制御部42から送信されたコマンドが自身宛であることを確認した上、コマンドにしたがってアプリケーションa58を起動する。具体的には、図2に示すモジュール側CPU55がモジュール側記録部56に記録されているアプリケーションa58をモジュール側RAM61に展開する。この処理により、アプリケーション実行部53はアプリケーションa58に基づいて処理を行う準備が整えられる。
次に、ステップS35では、店舗の従業者は制御端末30を操作してICカードから所定の金額を引き去ることを制御端末30に指示する。制御端末30はその操作に応じてアプリケーション実行部53を宛先としてICカードから所定の金額を引き去るコマンドを生成し、メイン制御部42に送信する。
ステップS36では、メイン制御部42は制御端末30から送信されたコマンドを受信し、コマンドの宛先を確認した後、モジュール制御部52に送信する。
ステップS38では、アプリケーション実行部53はモジュール制御部52から送信されたコマンドが自身宛であることを確認した上、コマンドにしたがってICカードから所定の金額を引き去る。具体的には、アプリケーション実行部53はアプリケーションa58に関連付けられている鍵58−1とアンテナ63にかざされているICカードの鍵とが一致することを確認した後、ICカードの記録されている金額から所定の金額を引き去った金額に更新する。また、アプリケーション実行部53は、引き去った金額、すなわち売上金額や商品情報、売上日時等の売上情報をアプリケーション毎に関連付けてモジュール側記録部56に記録する。
ここで、アプリケーション実行部53が設定時間で売上情報を決済サーバ20に送信する場合について説明する。予め、制御端末30は、送信時間が知りたいアプリケーションa58、b59を起動した後、送信時間問い合わせコマンドをアプリケーション実行部53に送信する。アプリケーション実行部53は、モジュール側記録部56の設定データ58−2、59−2に記録されている設定時間をコマンドのレスポンスとして返信する。制御端末30は、返信された設定時間をアプリケーションごとに記録しておき、記録された設定時間でアプリケーションa58、b59を起動する。
アプリケーション実行部53は、上述した図3に示すステップS38でモジュール側記録部56に記録した売上情報を取得して、決済サーバ20に送信する。
ステップS42では、メイン制御部42は制御端末30から送信されたコマンドを受信し、コマンドの宛先を確認した後、モジュール制御部52に送信する。
ステップS43では、モジュール制御部52はメイン制御部42から送信されたコマンドを受信し、コマンドの宛先を確認した後、アプリケーション管理部54に送信する。
ステップS45では、アプリケーション管理部54はコンテンツサーバ10に更新アプリケーションがある場合、コンテンツサーバ10に対して更新アプリケーションの送信を要求する。
ステップS46では、コンテンツサーバ10はアプリケーション管理部54の要求に応じて更新アプリケーションをアプリケーション管理部54に送信する。
ステップS49では、メイン制御部42はモジュール制御部52から折り返しコマンドを受信し、折り返しコマンドが自身先であることを確認した上、折り返しコマンドにしたがって、記録コマンドと記録コマンドに添付された更新アプリケーションを折り返しモジュール制御部52に送信する。
このようにリーダライタ管理システム101によれば、アプリケーション管理部54を追加したことにより、メイン制御部42やモジュール制御部52の構成を変更したり制御端末30の影響を受けることなく、コンテンツサーバ10からアプリケーションに関するデータを取得し、リーダライタ40に記録することができる。
次に、第2の実施形態に係るリーダライタ管理システム102について図6および図7を参照して説明する。なお、第1の実施形態と同一の構成は同一符号を付してその説明を省略する。
リーダライタ70には、CPU71、記録部72、RAM73、インタフェース74、アンテナ75、表示部76を備えている。CPU71は、リーダライタ70全体を制御する。記録部72は、メインアプリケーション45、モジュールアプリケーション57、アプリケーションa58、アプリケーションb59、管理アプリケーション60を記録している。メインアプリケーション45は、表示部76等を制御するためのプログラムである。また、モジュールアプリケーション57は、アンテナ75等を制御するためのプログラムである。
なお、本実施形態のリーダライタ管理システム102でも、モジュール制御部52が不正なアクセスを受け付けないように、上位であるメイン制御部42の指示のみから制御されるようになっている。
このように本実施形態のリーダライタ管理システム102は、リーダライタ40内にコンテンツサーバ10からアプリケーションに関するデータを受信するアプリケーション管理部54を追加したので、第1の実施形態と同様に開発コストを低減させることができると共に秘匿性を向上させることができる。
次に、第3の実施形態に係るリーダライタ管理システム103について図8〜図10を参照して説明する。なお、第1の実施形態および第2の実施形態と同一の構成は同一符号を付してその説明を省略する。
ここで、リーダライタ80のハードウェア構成について図9を参照して説明する。本実施形態の記録部72は、管理アプリケーション60を含むメインアプリケーション45を記録している。
なお、本実施形態のリーダライタ管理システム103でも、モジュール制御部52が不正なアクセスを受け付けないように、上位であるメイン制御部42の指示のみから制御されるようになっている。
次に、リーダライタ管理システム103によりアプリケーションに関するデータを記録部72に記録する処理について図10に示すフローチャートを参照して説明する。ここでは、アプリケーションに関するデータとして更新アプリケーションを記録する処理を取り上げて説明する。なお、メイン制御部42およびモジュール制御部52は既に起動した状態であるものとする。
ステップS1002では、メイン制御部42は制御端末30から送信されたコマンドが自身宛であることを確認した上、コマンドにしたがってアプリケーション管理部54を介してコンテンツサーバ10と通信し、更新アプリケーションがあるか否かを判断する。
ステップS1003では、アプリケーション管理部54はコンテンツサーバ10に更新アプリケーションがある場合、コンテンツサーバ10に対して更新アプリケーションの送信を要求する。
ステップS1005では、アプリケーション管理部54はコンテンツサーバ10から送信された更新アプリケーションを受信した後、モジュール制御部52を宛先として、記録部72に記録されているアプリケーションを更新アプリケーションに更新して記録させるためのコマンド(記録コマンド)を生成する。メイン制御部42はアプリケーション管理部54が生成した記録コマンドに更新アプリケーションを添付してモジュール制御部52に送信する。
また、リーダライタ管理システム103では、モジュール制御部52を宛先としアプリケーションに関するデータを記録部72に記録させるコマンドを短い経路で送信することができる。したがって、リーダライタ管理システム103では、アプリケーションに関するデータを記録部72に記録する処理を高速化することができる。
また、上述した実施形態では、モジュール側記録部56または記録部72に記録されたアプリケーションが2種類の場合の例を挙げて説明したが、1種類であってもよく、2種類以上であってもよい。また、本実施形態のICカードには、携帯電話等に内蔵されるICチップ等の記録媒体も含まれるものとする。
Claims (10)
- ICカードに対応するアプリケーションを実行して前記ICカードを読み書きするリーダライタと、
前記リーダライタに前記ICカードの読み書きを指示する制御端末と、
前記リーダライタと通信されると共に前記アプリケーションに関するデータが格納されるコンテンツサーバとを有するリーダライタ管理システムであって、
前記リーダライタは、前記アプリケーションに関するデータを前記コンテンツサーバから取得するアプリケーション管理部を有することを特徴とするリーダライタ管理システム。 - 前記リーダライタは、
記録部に記録されたアプリケーションを実行するアプリケーション実行部と、前記アプリケーション実行部を制御するモジュール制御部とを更に有し、
前記モジュール制御部は、前記アプリケーション管理部が取得したアプリケーションに関するデータを前記記録部に記録することを特徴とする請求項1に記載のリーダライタ管理システム。 - 前記リーダライタは、前記制御端末からの指示に応じて前記モジュール制御部を制御するメイン制御部を更に有し、
前記アプリケーション管理部は、前記モジュール制御部によって制御されると共に、取得した前記アプリケーションに関するデータを、前記モジュール制御部を介して前記メイン制御部に送信し、
前記メイン制御部は、受信した前記アプリケーションに関するデータをモジュール制御部に送信し、
前記モジュール制御部は、受信した前記アプリケーションに関するデータを前記記録部に記録することを特徴とする請求項2に記載のリーダライタ管理システム。 - 前記アプリケーション管理部は、取得した前記アプリケーションに関するデータを前記モジュール制御部に記録させるための第1のコマンドを生成し、該第1のコマンドと取得した前記アプリケーションに関するデータとを、前記モジュール制御部を介して前記メイン制御部に送信することを特徴とする請求項3に記載のリーダライタ管理システム。
- 前記アプリケーション管理部は、前記第1のコマンドと取得した前記アプリケーションに関するデータとを前記メイン制御部に折り返し送信させる第2のコマンドを更に生成し、前記第1のコマンド、前記第2のコマンドおよび前記取得した前記アプリケーションに関するデータを、前記モジュール制御部を介して前記メイン制御部に送信することを特徴とする請求項4に記載のリーダライタ管理システム。
- 前記リーダライタは、前記制御端末からの指示に応じて前記モジュール制御部を制御すると共に前記アプリケーション管理部を含むメイン制御部を更に有し、
前記メイン制御部は、前記アプリケーション管理部が取得した前記アプリケーションに関するデータを前記モジュール制御部に送信し、
前記モジュール制御部は、受信した前記アプリケーションに関するデータを前記記録部に記録することを特徴とする請求項2に記載のリーダライタ管理システム。 - 前記アプリケーション管理部は、取得した前記アプリケーションに関するデータを前記モジュール制御部に記録させるためのコマンドを生成し、
前記メイン制御部は、前記アプリケーション管理部によって生成されたコマンドと取得された前記アプリケーションに関するデータとを、前記モジュール制御部に送信することを特徴とする請求項6に記載のリーダライタ管理システム。 - 前記アプリケーションに関するデータは、新たに登録するアプリケーション、更新するアプリケーション、前記ICカードに対応する鍵または前記アプリケーションに対応する設定データであることを特徴とする請求項1ないし7の何れか1項に記載のリーダライタ管理システム。
- ICカードに対応するアプリケーションを実行して前記ICカードを読み書きするリーダライタと、
前記リーダライタに前記ICカードの読み書きを指示する制御端末と、
前記リーダライタと通信されると共に前記アプリケーションに関するデータが格納されるコンテンツサーバとを有するリーダライタ管理システムのリーダライタ管理方法であって、
前記リーダライタは、前記アプリケーションに関するデータを前記コンテンツサーバから取得するステップを有することを特徴とするリーダライタ管理方法。 - ICカードに対応するアプリケーションを実行して前記ICカードを読み書きするリーダライタと、
前記リーダライタに前記ICカードの読み書きを指示する制御端末と、
前記リーダライタと通信されると共に前記アプリケーションに関するデータが格納されるコンテンツサーバとを有するリーダライタ管理システムを制御するためプログラムであって、
前記アプリケーションに関するデータを前記コンテンツサーバから取得するステップを前記リーダライタに実行させることを特徴とするプログラム。
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