JP2012185388A - 投写型映像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型の筺体構造を実現した投写型映像表示装置を提供する。
【解決手段】 筺体と、光を発光する光源と、前記光源からの光を映像入力信号に基づいて光変調する光変調部と、前記光変調部からの変調光を投写面に拡大投写する投写部と、 発熱部を冷却する冷却ユニットと、を備える投写型映像表示装置において、前記投写部は、前期光変調部からの変調光を拡大投写する投写レンズと、前記投写レンズからの拡大投写光を前記投写面に反射する反射ミラーとを含み、前記光変調部の中心を通る光軸が前記投写レンズの中心を通る光軸に対してシフトしていることにより生じる前記投写部と前記筺体の間隙部を有し、前記間隙部に前記冷却ユニットの通風用のダクトが設けられることを特徴とする。
【選択図】 図7
【解決手段】 筺体と、光を発光する光源と、前記光源からの光を映像入力信号に基づいて光変調する光変調部と、前記光変調部からの変調光を投写面に拡大投写する投写部と、 発熱部を冷却する冷却ユニットと、を備える投写型映像表示装置において、前記投写部は、前期光変調部からの変調光を拡大投写する投写レンズと、前記投写レンズからの拡大投写光を前記投写面に反射する反射ミラーとを含み、前記光変調部の中心を通る光軸が前記投写レンズの中心を通る光軸に対してシフトしていることにより生じる前記投写部と前記筺体の間隙部を有し、前記間隙部に前記冷却ユニットの通風用のダクトが設けられることを特徴とする。
【選択図】 図7
Description
本発明は、冷却ユニットを有する投写型映像表示装置に関する。
従来、照明光学系から出射される光を投写面上に投写する投写光学系を有する投写型映像表示装置が知られている。照明光学系は、例えば、LED(Light Emitting Diode)などの光源と、光源から出射された光を変調する光変調素子とを含む。投写光学系は、例えば、照明光学系からの変調光をスクリーンに投写するための投写レンズなどを含む。また、投写型映像表示装置は、光源などの熱源を冷却するヒートシンクなどの冷却ユニットを有する。(例えば、特許文献1)
特許文献1の例では、ヒートシンクは、赤色、緑色、青色の各光源の近くに配されており、各光源は光合成部を中心として十字の方向の特定の3方向に配されている。吸気口から吸気された冷却風は、各ヒートシンクを冷却することにより各光源などの熱源から熱を奪う。従って、吸気口から吸気された冷却風は、投写型映像表示装置内の外周全体を流通しながら複数のヒートシンクを冷却し、吸気口から離れた位置に存在する排気口で排気される。
特許文献1の例では、ヒートシンクは、赤色、緑色、青色の各光源の近くに配されており、各光源は光合成部を中心として十字の方向の特定の3方向に配されている。吸気口から吸気された冷却風は、各ヒートシンクを冷却することにより各光源などの熱源から熱を奪う。従って、吸気口から吸気された冷却風は、投写型映像表示装置内の外周全体を流通しながら複数のヒートシンクを冷却し、吸気口から離れた位置に存在する排気口で排気される。
しなしながら、上記の例では、吸気口から吸気された冷却風は、投写型映像表示装置内の外周全体を流通しながら複数のヒートシンクを冷却する。このような構成では、投写型映像表示装置内の外周全体に冷却風の流路を配す必要がある。従って、冷却風の流路の面積分、投写型映像表示装置の設置面積を増やすことと成り、投写型映像表示装置が大型化する。従って、小型の筺体構造を製造する上では大きな問題となる。そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、小型の筺体構造を実現した投写型映像表示装置を提供することを目的とする。
第1の特徴に係る投写型映像表示装置は、筺体と、光を発光する光源と、前記光源からの光を映像入力信号に基づいて光変調する光変調部と、前記光変調部からの変調光を投写面に拡大投写する投写部と、発熱部を冷却する冷却ユニットと、を備える投写型映像表示装置において、前記投写部は、前期光変調部からの変調光を拡大投写する投写レンズと、前記投写レンズからの拡大投写光を前記投写面に反射する反射ミラーとを含み、前記光変調部の中心を通る光軸が前記投写レンズの中心を通る光軸に対してシフトしていることにより生じる前記投写部と前記筺体の間隙部を有し、前記間隙部に前記冷却ユニットの通風用のダクトが設けられることを特徴とする。
第1の特徴において前記冷却ユニットは、冷却風を吸入する吸気部及び前記冷却風により熱を排熱する排熱部をさらに備え、前記吸気部及び排熱部は、前記投写部に対してそれぞれ相反する方向に隣接するように設けられていることを特徴とする。
第1の特徴において、前記吸気部が冷却風を吸入する吸気口と前記排熱部が冷却風を排出する排気口とがそれぞれ前記筐体の異なる面に設けられていることを特徴とする投写型映像表示装置。
第1の特徴において、前記冷却ユニットとは異なる他の冷却ユニットを少なくとも1つ有し、前記冷却ユニット及び前記他の冷却ユニットでの冷却は、一方で高温発熱部を冷却し、他方で前記高温発熱部よりも低い低温発熱部を冷却することを特徴とする。
小型の筺体構造を実現した投写型映像表示装置を提供することができる。
以下において、本発明の実施形態に係る投写型映像表示装置について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[実施形態の概要]
実施形態に係る投写型映像表示装置は、筺体と、光を発光する光源と、前記光源からの光を映像入力信号に基づいて光変調する光変調部と、前記光変調部からの変調光を投写面に拡大投写する投写部と、発熱部を冷却する冷却ユニットと、を備える。前記投写部は、前期光変調部からの変調光を拡大投写する投写レンズと、前記投写レンズからの拡大投写光を前記投写面に反射する反射ミラーとを含む。前記光変調部の中心を通る光軸が前記投写レンズの中心を通る光軸に対してシフトしていることにより生じる前記投写部と前記筺体の間隙部を有する。前記間隙部に前記冷却ユニットの通風用のダクトが設けられる。
実施形態に係る投写型映像表示装置は、筺体と、光を発光する光源と、前記光源からの光を映像入力信号に基づいて光変調する光変調部と、前記光変調部からの変調光を投写面に拡大投写する投写部と、発熱部を冷却する冷却ユニットと、を備える。前記投写部は、前期光変調部からの変調光を拡大投写する投写レンズと、前記投写レンズからの拡大投写光を前記投写面に反射する反射ミラーとを含む。前記光変調部の中心を通る光軸が前記投写レンズの中心を通る光軸に対してシフトしていることにより生じる前記投写部と前記筺体の間隙部を有する。前記間隙部に前記冷却ユニットの通風用のダクトが設けられる。
実施形態では、光変調部の中心を通る光軸が投写レンズの中心を通る光軸に対してシフトしていることにより、投写レンズから出射される光が傾斜し、この傾斜量により反射ミラーが投写レンズの光軸に対してシフトすることになる。従って、投写部と筺体の間に間隙部が発生し、冷却ユニットの通風用のダクトを設けることができ、デットスペースを有効活用した小型化した投写型映像表示装置を実現できる。
[第1実施形態]
(投写型映像表示装置の概略)
以下において、第1実施形態に係る投写型映像表示装置の概略について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る投写型映像表示装置100(床面投写)の側面図である。図2は、第1実施形態に係る投写型映像表示装置100(壁面投写)の側面図である。
(投写型映像表示装置の概略)
以下において、第1実施形態に係る投写型映像表示装置の概略について、図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る投写型映像表示装置100(床面投写)の側面図である。図2は、第1実施形態に係る投写型映像表示装置100(壁面投写)の側面図である。
ここで、図1を参照して紙面上、上部に配置される面を上面、下部に配置される面(設置面)を下面、右側に配置される面を正面、左側に配置される面を背面、手前側に配置される面を左側面、奥側に配置される面を右側面と定義する。
図1及び図2に示すように、投写型映像表示装置100は、筐体200を有しており、投写面に映像を投写する。投写面は、図1に示すように、床面に設けられていてもよく、図2に示すように、壁面に設けられてもよい。
なお、筐体200には、映像光を透過する透過領域211が設けられている。投写型映像表示装置100から投写される映像光は、透過領域211近傍で一度集光された後、投写面へ向けて拡大投写される(図1及び図2の透過領域211を通る矢印参照)。筐体200には、吸気口212(吸気口212A及び吸気口212B)及び排気口213(排気口213A及び排気口213B)が設けられている。
図1乃至図3に示すように吸気口212Aは、筺体200の左側面上の下面及び正面近傍に設けられている。吸気口212Bは、筺体200の右側面上の上面及び背面近傍に設けられている。排気口213Aは、筺体200の左側面上の下面及び背面近傍に設けられている。排気口213Bは、筺体200の左側面上の下面及び正面近傍に設けられている。
従って、排気口213(排気口213A及び排気口213B)は、筺体200の左側面に設けられ、排気口の向きが同一方向と成るように設けられる。
(投写型映像表示装置の詳細)
以下において、第1実施形態に係る投写型映像表示装置の詳細について、図面を参照しながら説明する。図4及び図5は、投写型映像表示装置100の詳細を示す図である。図4は、投写型映像表示装置100の斜め上方から正面を見た斜視図である。図5は、投写型映像表示装置100の斜め下方から下面を見た斜視図である。なお、図4及び図5では、投写型映像表示装置100の内部構成が示されている。
以下において、第1実施形態に係る投写型映像表示装置の詳細について、図面を参照しながら説明する。図4及び図5は、投写型映像表示装置100の詳細を示す図である。図4は、投写型映像表示装置100の斜め上方から正面を見た斜視図である。図5は、投写型映像表示装置100の斜め下方から下面を見た斜視図である。なお、図4及び図5では、投写型映像表示装置100の内部構成が示されている。
図4及び図5に示すように、投写型映像表示装置100は、光源10(光源10R、光源10G、及び光源10B)と、クロスダイクロイックミラー20と、折り返しミラー30と、DMD(Digital Micromirror Device)40と、投写ユニット50とを有する。
光源10Rは、赤成分光Rを出射する光源であり、例えば、赤LED(Light Emitting Diode)や赤LD(Laser Diode)である。光源10Gは、緑成分光Gを出射する光源であり、例えば、緑LEDや緑LDである。光源10Bは、青成分光Bを出射する光源であり、例えば、青LEDや青LDである。
クロスダイクロイックミラー20は、光源10Gから出射される緑成分光Gを透過し、光源10B及び光源10Rから出射される青成分光B及び赤成分光Rを反射し、折り返しミラー30へ赤成分光R、緑成分光G、及び青成分光Bを導く。クロスダイクロイックミラー20は、光源10Bを反射するダイクロイックミラーに対して、光源10Rを反射するダイクロイックミラーは、一直線上には取りつけられずにずらして取り付けられる。このことにより、クロス形状で一直線上に取り付けられるダイクロイックミラーと比較して、各ダイクロイックミラーが接合される接合面における光源10Gの光の透過率を向上させることができる。
折り返しミラー30は、クロスダイクロイックミラー20から出射された赤成分光R、緑成分光G、及び青成分光BをDMD40側に反射する。
DMD40は、複数の微小ミラーによって構成されており、複数の微小ミラーは可動式である。DMD40は、各微小ミラーの角度を変更することによって、折り返しミラー30で反射された光を投写ユニット50へ反射するか否かを切り替える。
ここで、DMD40の中心は、投写ユニット50の光軸からシフトしていることに留意すべきである。
投写ユニット50は、DMD40から出射される映像光を投写面に投写する。例えば、投写ユニット50は、投写レンズ群51と、反射ミラー52とを有する。
投写レンズ群51は、DMD40から出射される映像光を反射ミラー52側に出射する。投写レンズ群51は、投写ユニット50の光軸を中心とする円形形状のレンズなどを含む。
なお、投写ユニット50に含まれるレンズの径は、反射ミラー52に近いほど大きいことに留意すべきである。また、反射ミラー52は、投写ユニット50に含まれるレンズの径よりも大きいことに留意すべきである。
反射ミラー52は、投写レンズ群51から出射された映像光を投写面側に反射する。反射ミラー52は、例えば、DMD40側に凹面を有する非球面ミラーである。
投写型映像表示装置100は、ファン311(ファン311A及びファン311Bと、ダクト312(ダクト312A及びダクト312B)とを有する。
ファン311は、ダクト312によって形成される空気流路内において、吸気口212から排気口213への空気流を発生させる。具体的には、ファン311Aは、筐体200の外部の空気を吸気口212Aからダクト312Aの内部に冷却風として導くファンである。ファン311Bは、筐体200の外部の空気を吸気口212Bからダクト312Bの内部に冷却風として導くファンである。ファン311Aは、筺体200の左側面上の下面及び正面近傍に設けられ、ファン311Bは、筺体200の右側面上の上面及び背面近傍に設けられる(図4参照)。従って、ファン311Aとファン311Bは、それぞれ対角の位置に設けられる。
ダクト312は、吸気口212から排気口213への空気流路を形成する。具体的には、ダクト312Aは、吸気口212Aから排気口213Aへの空気流路の一部を形成する。また、ダクト312Bは、吸気口212Bから排気口213Bへの空気流路の全部を形成する。なお、ダクト312Aは、空気流路の一部を形成するが空気流路の全部を形成してもよい。また、ダクト312Aは、ダクトとして空気流路の全部を形成しなくても空気流との一部を形成するダクト312Aと筺体200の内壁と後述する隔壁610(図9参照)により、空気流路全体を覆うダクト機能を果たしてもよい。また、ダクト312Bは、空気流路の全部を形成するが空気流路の一部を形成してもよい。
投写型映像表示装置100は、冷却部400(冷却部400R、冷却部400G、冷却部400B、冷却部400X、冷却部400Y)を有する。
冷却部400Rは、光源10Rを冷却する。第1実施形態では、冷却部400Rは、放熱フィン430Rである。
冷却部400Gは、光源10Gを冷却する。冷却部400Gは、受熱部410Gと、ヒートパイプ420Gと、放熱フィン430Gを有する。
冷却部400Bは、光源10Bを冷却する。冷却部400Bは、受熱部410Bと、ヒートパイプ420Bと、放熱フィン430Bを有する。
冷却部400Xは、DMD40を冷却する。第1実施形態では、冷却部400Xは、放熱フィン430Xである。
冷却部400Yは、光源10を駆動するドライバ基板500(図5を参照)を冷却する。第1実施形態では、冷却部400Yは、放熱フィン430Yである。
図6は、第1実施形態に係る冷却部400G及び冷却部400Bの詳細を示す図である。
図6に示すように、冷却部400G及び冷却部400Bは、受熱部410G及び受熱部410Bと、ヒートパイプ420G及びヒートパイプ420Bと、放熱フィン430G及び放熱フィン430Bとを有する。
受熱部410G及び受熱部410Bは、光源10B及び光源10Gを熱源として熱を受け取る。ヒートパイプ420G及びヒートパイプ420Bは、放熱フィン430G及び放熱フィン430Bに熱を伝達する。放熱フィン430G及び放熱フィン430Bは、冷却風の空気流路上に配置される。
すなわち、受熱部410Gが光源10Gの熱を受け取り、ヒートパイプ420Gが光源10Gの熱を放熱フィン430Gに伝達する。同様に、受熱部410Bが光源10Bの熱を受け取り、ヒートパイプ420Bが光源10Bの熱を放熱フィン430Bに伝達する。放熱フィン430G及び放熱フィン430Bは、投写ユニット50に隣接する位置に設けられている(図4参照)。
また、光源10B、光源10Gの発熱量は、光源10R、DMD40、ドライバ基板500のいずれかと比較しても発熱量が大きいことに留意すべきである。
なお、冷却部400G、冷却部400B、ダクト312B、及びファン311B(以下、上記集合体において第1冷却ユニット710と称す)の詳細は、図6乃至図7にて後述する。冷却部400R、冷却部400X、冷却部400Y、ダクト312A、及びファン311A(以下、上記集合体において第2冷却ユニット720と称す)の詳細は、図9にて後述する。
(第1冷却ユニットの詳細)
以下において、第1実施形態に係る第1冷却ユニット710の詳細について、図面を参照しながら説明する。
以下において、第1実施形態に係る第1冷却ユニット710の詳細について、図面を参照しながら説明する。
図7は、図6で示した冷却部400G及び冷却部400Bに加えてファン311B及びダクト312Bを含む第1冷却ユニット710及び後述する第2冷却ユニット720の詳細を示す図である。尚、第1実施形態では、第1冷却ユニット710と第2冷却ユニット720を含めて冷却装置700と称する。
ファン311Bは、シロッコファンであり、投写ユニット50に隣接する位置(放熱フィン430G及び放熱フィン430Bと相反する方向)に設けられている(図4参照)。ファン311Bは、筺体200の吸気口212Bから冷却風を筺体200の内部へ導く。ファン311Bの吐き出し口にはダクト312Bが連結されている。
ダクト312Bは、ファン311Bから導かれた冷却風を冷却部400G及び冷却部400Bへ導く空気流路である。ファン311Bと冷却部400G及び冷却部400Bの間には投写ユニット50が設けられている(図4参照)。投写レンズ群51に含まれるレンズの径は、反射ミラー52に近いほど大きい。反射ミラー52は、投写レンズ群51よりも筺体200の背面側に設けられる。従って、図8に示すように、反射ミラー52と投写レンズ群51が設けられる位置の違いから生じる間隙部600を有すこととなる。すなわち、間隙部600は、DMD40の中心を通る光軸が投写レンズ群51の中心を通る光軸に対してシフトしていることにより、投写レンズ群51から出射される光が傾斜し、この傾斜量により反射ミラー52が投写レンズの光軸に対してシフトし、投写ユニット50と筺体200の間に間隙部600が発生する。ダクト312Bは、間隙部600を通るように形成されており、冷却風を放熱フィン430G及び放熱フィン430Bへ導くための空気流路を形成する。
なお、ファン311Bは、吸気口212Bの近傍に配置され、吸気用ファンとして作用するがこれに限定されるものではない。例えば、排気口213Bの近傍に配置され、排気ファンとして作用してもよいものとする。排気ファンであればシロッコファンに代わり軸流ファンでもよい。
(第2冷却ユニットの詳細)
以下において、第1実施形態に係る第2冷却ユニット720の詳細について、図面を参照しながら説明する。図9は、第1実施形態に係る冷却部400R、冷却部400X、冷却部400Y、及びダクト312Aを含む第2冷却ユニット720の詳細を示す図である。
以下において、第1実施形態に係る第2冷却ユニット720の詳細について、図面を参照しながら説明する。図9は、第1実施形態に係る冷却部400R、冷却部400X、冷却部400Y、及びダクト312Aを含む第2冷却ユニット720の詳細を示す図である。
ファン311Aは、軸流ファンである。ファン311Aは、筺体200の吸気口212Aから冷却風を筺体200の内部へ導く。ファン311Aの吹出口には放熱フィン430Rが設けられる。
放熱フィン430Rは、ファン311Aから導かれた冷却風により光源10Rの熱を放熱する。放熱に使用した冷却風は、放熱フィン430Rの吹出口に設けられた放熱フィン430Xに導かれる。放熱フィン430Rは、冷却風の進行方向に対して平行になるように複数の放熱フィンが設けられる。
放熱フィン430Xは、放熱フィン430Rから導かれた冷却風によりDMD40の熱を放熱する。放熱に使用した冷却風は、放熱フィン430Xの吹出口に設けられたダクト312Aに導かれる。放熱フィン430Xは、冷却風の進行方向に対して平行になるように複数の放熱フィンが設けられる。なお、放熱フィン430R及び放熱フィン430Xが設けられる空気流路は、往路と称する。
ダクト312Aは、放熱フィン430Xから導かれた冷却風の進行方向をU字状に折り曲げ、180°進行方向を反転する。ダクト312Aは、ダクト312Aの吹出口に設けられた放熱フィン430Yに冷却風を導く。ダクト312Aの吹き入れ口及び吹出口近傍の角は、曲面を有しており、冷却風の進行方向の変更を容易にしている。
放熱フィン430Yは、ダクト312Aから導かれた冷却風によりドライバ基板500の熱を放熱し、放熱フィン430Yの吹出口に設けられた筐体200の排出口213Aから筐体200の外部に冷却風を排出する。放熱フィン430Yは、冷却風の進行方向に対して平行になるように複数の放熱フィンが設けられる。なお、放熱フィン430Yが設けられる空気流路は、復路と称する。
放熱フィン430R、430Xと放熱フィン430Yとの間には冷却風の漏れを防止するための隔壁610が設けられる。隔壁610により放熱フィン430R、430Xから放熱フィン430Yへ直接冷却風が侵入することを防止する。
なお、ファン311Aは、吸気口212Aの近傍に配置され、吸気用ファンとして作用するがこれに限定されるものではない。例えば、排気口213Aの近傍に配置され、排気ファンとして作用してもよいものとする。
(作用及び効果)
第1実施形態では、DMD40の中心を通る光軸が投写レンズ群51の中心を通る光軸に対してシフトしていることにより、投写レンズ群51から出射される光が傾斜し、この傾斜量により反射ミラー52が投写レンズ群51の光軸に対してシフトすることになる。従って、投写ユニット50と筺体200の間に間隙部600が発生し、第1冷却ユニット710の通風用のダクト312Bを設けることができ、デットスペースを有効活用した小型化した投写型映像表示装置を実現できる。
第1実施形態では、DMD40の中心を通る光軸が投写レンズ群51の中心を通る光軸に対してシフトしていることにより、投写レンズ群51から出射される光が傾斜し、この傾斜量により反射ミラー52が投写レンズ群51の光軸に対してシフトすることになる。従って、投写ユニット50と筺体200の間に間隙部600が発生し、第1冷却ユニット710の通風用のダクト312Bを設けることができ、デットスペースを有効活用した小型化した投写型映像表示装置を実現できる。
第1実施形態では、ファン311B及び放熱フィン430B、430Gは、投写ユニット50に対してそれぞれ相反する方向に隣接するように設けられている。従って、投写ユニット50を筺体200の中心に配置することができる。このような構成にすることにより、投写映像の中心と筺体200の中心を一致させることができ、投写型映像表示装置100の設置において映像を投写させなくても投写映像の位置を特定できる。
第1実施形態では、ファン311Bが冷却風を吸入する吸気口212Bと放熱フィン430B、430Gが冷却風を排出する排気口213Bとがそれぞれ筺体200の異なる面に設けられている。従って、排気口213Bから排出した冷却風を吸気口212Bから吸入することがないため、冷却効率を向上させることができる。
第1実施形態では、第1冷却ユニット710とは異なる第2冷却ユニット720を少なくとも1つ有し、第1冷却ユニット710及び第2冷却ユニット720での冷却は、一方で高温発熱部を冷却し、他方で高温発熱部よりも低い低温発熱部を冷却する。従って、高温発熱部の熱を低温発熱部に影響させることが無いため、冷却効率を向上させることができる。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
実施形態では、光変調素子として、DMD(Digital Micromirror Device)を例示したに過ぎない。光変調素子は、反射型又は透過型の液晶パネルであってもよい。
10(10R,10G,10B)…光源、20…クロスダイクロイックミラー、30…折り返しミラー、40…DMD、50…投写ユニット、51…投写レンズ群、52…反射ミラー、100…投写型映像表示装置、200…筐体、211…透過領域、212(212A、212B)…吸気口、213(213A,213B)…排気口、311(311A,311B)…ファン、312(312A,312B)…ダクト、400(400R、400G、400B、400X、400Y)…冷却部、410…受熱部、420…ヒートパイプ、430(430R、430G、430B、430X、430Y)…放熱フィン、600…間隙部、610…隔壁、700…冷却装置、710…第1冷却ユニット、720…第2冷却ユニット、
Claims (4)
- 筺体と、
光を発光する光源と、
前記光源からの光を映像入力信号に基づいて光変調する光変調部と、
前記光変調部からの変調光を投写面に拡大投写する投写部と、
発熱部を冷却する冷却ユニットと、を備える投写型映像表示装置において、
前記投写部は、前期光変調部からの変調光を拡大投写する投写レンズと、前記投写レンズからの拡大投写光を前記投写面に反射する反射ミラーとを含み、
前記光変調部の中心を通る光軸が前記投写レンズの中心を通る光軸に対してシフトしていることにより生じる前記投写部と前記筺体の間隙部を有し、
前記間隙部に前記冷却ユニットの通風用のダクトが設けられることを特徴とする投写型映像表示装置。 - 請求項1に記載の投写型映像表示装置において、
前記冷却ユニットは、冷却風を吸入する吸気部及び前記冷却風により熱を排熱する排熱部をさらに備え、
前記吸気部及び排熱部は、前記投写部に対してそれぞれ相反する方向に隣接するように設けられていることを特徴とする投写型映像表示装置。 - 請求項2に記載の投写型映像表示装置において、
前記吸気部が冷却風を吸入する吸気口と前記排熱部が冷却風を排出する排気口とがそれぞれ前記筐体の異なる面に設けられていることを特徴とする投写型映像表示装置。 - 請求項3に記載の投写型映像表示装置において、
前記冷却ユニットとは異なる他の冷却ユニットを少なくとも1つ有し、
前記冷却ユニット及び前記他の冷却ユニットでの冷却は、一方で高温発熱部を冷却し、他方で前記高温発熱部よりも低い低温発熱部を冷却することを特徴とする投写型映像表示装置。
Priority Applications (2)
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---|---|---|---|
JP2011049379A JP2012185388A (ja) | 2011-03-07 | 2011-03-07 | 投写型映像表示装置 |
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JP2011049379A JP2012185388A (ja) | 2011-03-07 | 2011-03-07 | 投写型映像表示装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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2011
- 2011-03-07 JP JP2011049379A patent/JP2012185388A/ja not_active Withdrawn
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