JP2012183999A - タンカーにおけるバラスト水処理装置の配置構造 - Google Patents
タンカーにおけるバラスト水処理装置の配置構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012183999A JP2012183999A JP2012110696A JP2012110696A JP2012183999A JP 2012183999 A JP2012183999 A JP 2012183999A JP 2012110696 A JP2012110696 A JP 2012110696A JP 2012110696 A JP2012110696 A JP 2012110696A JP 2012183999 A JP2012183999 A JP 2012183999A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ballast water
- water treatment
- tanker
- treatment device
- ballast
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Physical Water Treatments (AREA)
Abstract
【解決手段】バラストタンク2内のバラスト水をバラストポンプで引き込み微生物の除去または殺菌等の所定のバラスト水処理を行わせしめるバラスト水処理装置4を有し、処理済みのバラスト水をバルブ、排水口を介して船外に排水し、船外から新たなバラスト水を取水するタンカーにおけるバラスト水処理装置の配置構造において、前記バラスト水内の微生物の除去または殺菌等の処理に必要な装置の全てからなるバラスト水処理装置を、前記タンカーの安全区域内である上甲板9上であって、危険区域を避けた位置に配置した。
【選択図】図1
Description
したがって、図4(a)(b)に示されるように、船舶用バラスト水処理装置100をタンカー等のエンジンルーム105内に設置することは許されず、また、これを居住区(図示外)等へ設置した場合には、居住区配置の大幅な設計変更が必要となり、設計変更作業による大幅な改造が必要となるという問題がある。
また、本願請求項2に係る発明は、前記請求項1に記載のタンカーにおけるバラスト水処理装置の配置構造において、前記バラスト水処理装置のうち電気配電を必要とする機器類は、前記タンカーの上甲板上のデッキハウス内に配置し、前記バラスト水処理装置のうち電気配電を必要としない機器類は、前記危険区域内のポンプルームに配置したことを特徴とする。
また、本願請求項3に係る発明は、前記請求項2に記載のタンカーにおけるバラスト水処理装置の配置構造において、前記バラスト水処理装置のうち電気配電を必要とする機器類または前記デッキハウスは、前記上甲板から高さ2.4m以上の位置に配置したことを特徴とする。
さたに、本願請求項4に係る発明は、前記請求項1に記載のタンカーにおけるバラスト水処理装置の配置構造において、前記バラスト水処理装置のうち、(A)電気分解によるバラスト水殺菌による処理方法のものにあっては、(a)電解槽・制御盤、(B)電気分解に夜バラスト水殺菌とフィルターによる除去を併用する処理方法のものにあっては、(b)電解槽・制御盤、(C)遠心分離による除去と酸化作用による殺菌とフィルターによる除去を併用する処理方法のものにあっては、(c)遠心分離機・制御盤、(D)オゾン殺菌による処理方法のものにあっては、(d)酸素発生装置・制御盤、(E)紫外線による殺菌とフィルターによる除去を併用する処理方法のものにあっては、(e)紫外線発生装置・制御盤、(F)超音波による殺菌とフィルターによる除去の併用する処理方法のものにあっては、(f)超音波発生装置・制御盤、のうちの少なくとも一組を前記タンカーの安全区域内に配置したことを特徴とする。
また、本願請求項5に係る発明は、前記請求項1に記載のタンカーにおけるバラスト水処理装置の配置構造において、前記(a)電解槽・制御盤、(b)電解槽・制御盤、(c)遠心分離機・制御盤、(d)酸素発生装置・制御盤、(e)紫外線発生装置・制御盤、(f)超音波発生装置・制御盤のうちの少なくとも一組は、前記タンカーの上甲板上の危険区画外に配置されたバラスト水処理電気設備室内に配置したことを特徴とする。
そして、本願請求項6に係る発明は、前記請求項1に記載のタンカーにおけるバラスト水処理装置の配置構造において、前記排水口が、船側外板の喫水近傍上部に設けられていることを特徴とする。
さらに、本願請求項7に係る発明は、前記請求項1に記載のタンカーにおけるバラスト水処理装置の配置構造において、前記危険区域内に配置される前記バラスト水処理装置のうち電気配電を必要としない機器類が油圧駆動バラストポンプであることを特徴とする。
(1)タンカー等の危険物を積載する船において、上甲板上の危険区画外にバラスト水処理装置を設置しているので、火災の危険を回避することができ、安全にバラスト水処理を行うことができる。
(2)当該上甲板上へのバラスト水処理装置の設置は、大幅な設計変更作業が必要とならず、簡易な設計変更で足るという効果を有する。
また、これらの設計変更は、タンカー1の上甲板上へバラスト水処理装置を設置するだけで済むので、大幅な設計変更作業が必要とならず、簡易な設計変更で足るものである。
2 バラストタンク
3 デッキハウス
4 バラスト水処理装置
5 機関室(エンジンルーム)
6 ポンプルーム
9 上甲板
10 油圧駆動バラストポンプ
11 取水口
12 油圧バルブ
13 排水口
14 バラスト配管
15 サクションウエル
16 バルブ
17 ストレーナー
18 逆止弁
19、20、21、22、23、24、25 バルブ
41 バラスト水処理電気設備室
100 船舶用バラスト水処理装置
102 バラストタンク
103 バラストポンプ
103 ポンプ
105 エンジンルーム
Claims (7)
- バラストタンク内のバラスト水をバラストポンプで引き込み微生物の除去または殺菌等の所定のバラスト水処理を行わせしめるバラスト水処理装置を有し、処理済みのバラスト水をバルブ、排水口を介して船外に排水し、船外から新たなバラスト水を取水するタンカーにおけるバラスト水処理装置の配置構造において、前記バラスト水処理装置のうち電気配電を必要とする機器類を、前記タンカーの安全区域内に配置し、前記バラスト水処理装置のうち電気配電を必要としない機器類を危険区域内に配置したことを特徴とするタンカーにおけるバラスト水処理装置の配置構造。
- 前記バラスト水処理装置のうち電気配電を必要とする機器類は、前記タンカーの上甲板上のデッキハウス内に配置し、前記バラスト水処理装置のうち電気配電を必要としない機器類は、前記危険区域内のポンプルームに配置したことを特徴とする請求項1に記載のタンカーにおけるバラスト水処理装置の配置構造。
- 前記バラスト水処理装置のうち電気配電を必要とする機器類または前記デッキハウスは、前記上甲板から高さ2.4m以上の位置に配置したことを特徴とする請求項2に記載のタンカーにおけるバラスト水処理装置の配置構造。
- 前記バラスト水処理装置のうち、(A)電気分解によるバラスト水殺菌による処理方法のものにあっては、(a)電解槽・制御盤、(B)電気分解に夜バラスト水殺菌とフィルターによる除去を併用する処理方法のものにあっては、(b)電解槽・制御盤、(C)遠心分離による除去と酸化作用による殺菌とフィルターによる除去を併用する処理方法のものにあっては、(c)遠心分離機・制御盤、(D)オゾン殺菌による処理方法のものにあっては、(d)酸素発生装置・制御盤、(E)紫外線による殺菌とフィルターによる除去を併用する処理方法のものにあっては、(e)紫外線発生装置・制御盤、(F)超音波による殺菌とフィルターによる除去の併用する処理方法のものにあっては、(f)超音波発生装置・制御盤、のうちの少なくとも一組を前記タンカーの安全区域内に配置したことを特徴とする請求項1に記載のタンカーにおけるバラスト水処理装置の配置構造。
- 前記(a)電解槽・制御盤、(b)電解槽・制御盤、(c)遠心分離機・制御盤、(d)酸素発生装置・制御盤、(e)紫外線発生装置・制御盤、(f)超音波発生装置・制御盤のうちの少なくとも一組は、前記タンカーの上甲板上の危険区画外に配置されたバラスト水処理電気設備室内に配置したことを特徴とする請求項1に記載のタンカーにおけるバラスト水処理装置の配置構造。
- 前記排水口が、船側外板の喫水近傍上部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のタンカーにおけるバラスト水処理装置の配置構造。
- 前記危険区域内に配置される前記バラスト水処理装置のうち電気配電を必要としない機器類が油圧駆動バラストポンプであることを特徴とする請求項1に記載のタンカーにおけるバラスト水処理装置の配置構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012110696A JP5318989B2 (ja) | 2012-05-14 | 2012-05-14 | タンカーにおけるバラスト水処理装置の配置構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012110696A JP5318989B2 (ja) | 2012-05-14 | 2012-05-14 | タンカーにおけるバラスト水処理装置の配置構造 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009207693A Division JP2011057048A (ja) | 2009-09-09 | 2009-09-09 | タンカーにおけるバラスト水処理装置の配置構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012183999A true JP2012183999A (ja) | 2012-09-27 |
JP5318989B2 JP5318989B2 (ja) | 2013-10-16 |
Family
ID=47014446
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012110696A Active JP5318989B2 (ja) | 2012-05-14 | 2012-05-14 | タンカーにおけるバラスト水処理装置の配置構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5318989B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020158057A (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-01 | 三井E&S造船株式会社 | ばら積み貨物船 |
Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52111192A (en) * | 1976-03-12 | 1977-09-17 | Patents & Dev As | Pump conduit device |
JPS59147696U (ja) * | 1983-03-23 | 1984-10-02 | 日立造船株式会社 | バラスト排出管装置 |
JPS6142400U (ja) * | 1984-08-22 | 1986-03-18 | 石川島播磨重工業株式会社 | ポンプ室フアン装置 |
JPS62103293A (ja) * | 1985-10-30 | 1987-05-13 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 船舶の危険区画照明方法及びその装置 |
JP2006007184A (ja) * | 2004-06-29 | 2006-01-12 | Ki System:Kk | バラスト水の処理方法及び装置 |
JP2006248510A (ja) * | 2005-02-09 | 2006-09-21 | Toshiba Corp | バラスト水浄化装置及び当該装置を搭載した船舶 |
JP2006272147A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | バラスト水処理装置 |
JP2008188506A (ja) * | 2007-02-01 | 2008-08-21 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 液体の無害化処理装置 |
JP2009067253A (ja) * | 2007-09-13 | 2009-04-02 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 船舶構造 |
JP2009126623A (ja) * | 2007-11-21 | 2009-06-11 | Ryoko Eng Kk | 駆動装置 |
-
2012
- 2012-05-14 JP JP2012110696A patent/JP5318989B2/ja active Active
Patent Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52111192A (en) * | 1976-03-12 | 1977-09-17 | Patents & Dev As | Pump conduit device |
JPS59147696U (ja) * | 1983-03-23 | 1984-10-02 | 日立造船株式会社 | バラスト排出管装置 |
JPS6142400U (ja) * | 1984-08-22 | 1986-03-18 | 石川島播磨重工業株式会社 | ポンプ室フアン装置 |
JPS62103293A (ja) * | 1985-10-30 | 1987-05-13 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 船舶の危険区画照明方法及びその装置 |
JP2006007184A (ja) * | 2004-06-29 | 2006-01-12 | Ki System:Kk | バラスト水の処理方法及び装置 |
JP2006248510A (ja) * | 2005-02-09 | 2006-09-21 | Toshiba Corp | バラスト水浄化装置及び当該装置を搭載した船舶 |
JP2006272147A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | バラスト水処理装置 |
JP2008188506A (ja) * | 2007-02-01 | 2008-08-21 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 液体の無害化処理装置 |
JP2009067253A (ja) * | 2007-09-13 | 2009-04-02 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 船舶構造 |
JP2009126623A (ja) * | 2007-11-21 | 2009-06-11 | Ryoko Eng Kk | 駆動装置 |
Non-Patent Citations (2)
Title |
---|
JPN6013016705; 有賀哲郎: '"船舶電気ぎ装(その2)"' 日本船用機関学会誌 第3巻第2号, 196804, p.86,91,94,95 * |
JPN6013016708; 山田博: '"船舶における防爆電気設備について(その1)"' 日本船用機関学会誌 第4巻第6号, 196908, p.309-311 * |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020158057A (ja) * | 2019-03-28 | 2020-10-01 | 三井E&S造船株式会社 | ばら積み貨物船 |
JP6992942B2 (ja) | 2019-03-28 | 2022-01-13 | 三井E&S造船株式会社 | ばら積み貨物船 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5318989B2 (ja) | 2013-10-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2011057048A (ja) | タンカーにおけるバラスト水処理装置の配置構造 | |
JP4509156B2 (ja) | 船舶 | |
JP4272669B2 (ja) | 船舶バラスト水の処理装置 | |
AU2015261833B2 (en) | System and method for cleaning and sterilizing a water flow | |
KR100743946B1 (ko) | 밸러스트수 정화 장치 및 상기 장치를 탑재한 선박 | |
JP5693524B2 (ja) | 船舶のバラスト無害化処理方法及び船舶 | |
JP5562186B2 (ja) | 船舶のバラスト処理水の循環システム | |
JP2010504855A (ja) | 水処理システム | |
JP2009067253A5 (ja) | ||
CN102139969B (zh) | 乳化油废水处理系统及其废水处理工艺 | |
EP3178736B1 (en) | Ballast water treatment system with a ballast water treatment unit in the engine room of a ship having a submergible pump | |
JP5173544B2 (ja) | バラスト水処理船及び未処理バラスト水の処理方法 | |
JP5318989B2 (ja) | タンカーにおけるバラスト水処理装置の配置構造 | |
JP4384184B2 (ja) | バラスト処理水供給船 | |
KR100794754B1 (ko) | 선박의 밸러스트수 처리방법 및 처리장치 | |
US20160200610A1 (en) | Cost Optimized System for WWTP Using Lagoons and In-Situ Membrane Bio Reactor Modules | |
KR101280518B1 (ko) | 전기분해식 밸러스트수 처리 시스템 | |
CN102501945A (zh) | 远洋船舶压载水处理装置 | |
WO2013153670A1 (ja) | 船舶及びバラスト水処理装置 | |
CN100513323C (zh) | 用于破坏液体中生物的方法、装置和部件 | |
CN102514702B (zh) | 油船压载水管理系统安装设计方法 | |
Taylor et al. | Suggested designs to facilitate improved management and treatment of ballast water on new and existing ships | |
KR20090003324U (ko) | 발라스트수 처리전용 바지선 | |
JP5570623B2 (ja) | 船舶構造 | |
JP2005349259A (ja) | 液体の無害化処理方法及びその装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130411 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130416 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130520 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130702 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130710 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5318989 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |