JP2012182053A - バックライト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡便に構成することができ、正面から見た場合の輝度が高い液晶表示装置を与える新規なバックライト装置を提供する。
【解決手段】導光板と、該導光板の端面に配置された光源と、導光板の光出射面側に配置された光偏向層と、導光板の下面側に反射シートを備えたバックライト装置であって、
該光偏向層の二つの主面に平行な面内における方位角を、液晶表示装置として組み立てた場合の上方向を0°の方位角とし、45°、90°、135°の方位角全部について、該導光板から出射される光の、測定対象点から一定距離の輝度を測定し、前記すべての方位角における視角−60°〜−74°および+60°〜+74°の範囲の輝度の中の最大値に対して、前記すべての方位角における視角−40°〜+40°の範囲におけるすべての輝度が、40%以下であるバックライト装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶テレビ、液晶モニタ、パーソナルコンピュータなどに用いられる液晶表示装置に用いるバックライト装置に関する。
液晶表示装置は、大きく分けると、光源となるバックライト装置と、光源から出射した光を用いて画像を表示する液晶セルからなる。
液晶表示装置には、正面から見た場合の高い輝度が求められており、バックライト装置として、面光源の液晶セル側に、集光性を有するプリズムシートやレンズシートを配置したバックライト装置が用いられている。
そして、正面から見た場合の輝度をさらに向上させるために、非球形状粒子を含有する光拡散板とレンズシートを組み合わせて配置してなるバックライト装置が提案されている(特許文献1参照。)。
特開2010−44269号公報
しかしながら、非球形状粒子を含有する光拡散板という従来に無い特殊なシートを導入する必要があり、より簡便に構成することができ、正面から見た場合の輝度が高い液晶表示装置を与えるバックライト装置が求められていた。
そこで、本発明の目的は、簡便に構成することができ、正面から見た場合の輝度が高い液晶表示装置を与える新規なバックライト装置を提供することにある。
本発明者は、上記の課題を解決すべく、バックライト装置について鋭意検討した結果、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、下記の<1>〜<6>を提供する。
<1> 導光板と、該導光板の端面に配置された光源からなる面光源と、面光源の光出射面側に配置された光偏向層と、導光板の下面側に反射シートを備えたバックライト装置であって、
該光偏向層の二つの主面に平行な面内における方位角を、液晶表示装置として組み立てた場合の上方向を0°の方位角とし、45°の方位角、90°の方位角、135°の方位角全部について、該導光板から出射される光の、測定対象点から一定距離の輝度を、該光偏向層の光入射面の法線に対して−40°〜+40°の視角の範囲において測定し、視角−60°〜−74°および+60°〜+74°の範囲においても測定し、前記すべての方位角における視角−60°〜−74°および+60°〜+74°の範囲の輝度の中の最大値に対して、前記すべての方位角における視角−40°〜+40°の範囲におけるすべての輝度が、40%以下であるバックライト装置。
<2> 前記すべての方位角における視角−60°〜−74°および+60°〜+74°の範囲の輝度の中の最大値に対して、前記すべての方位角における視角−40°〜+40°の範囲におけるすべての輝度が、15%以下である<1>記載のバックライト装置。
<3> 導光板が、断面が台形の板である<1>または<2>に記載のバックライト装置。
<4> 導光板が、断面が台形の2枚の板が、台形の上底(短い方の底)を共有するように接して一体化した形状を有する導光板である<1>または<2>に記載のバックライト装置。
<5> 反射シートが、ミラータイプである<1>〜<4>のいずれかに記載のバックライト装置。
<6> 該光偏向層がプリズムシートであり、該プリズムシートは、バックライト装置の長方形の発光面の光源が配置されている辺と平行な方向に延在する多数のプリズムがのバックライト装置の長方形の発光面に平行に並んだ構成を有しており、バックライト装置の長方形の発光面の光源が配置されている辺と垂直な面でプリズムシートを切断したときの断面が、三角形が底辺が直線上に並んで連なった形状であり、該三角形の該底辺上に無い頂点を導光板側に向けてプリズムシートが設置されている<1>〜<5>のいずれかに記載のバックライト装置。
本発明は、簡便に構成することができ、正面から見た場合の輝度が高い液晶表示装置を与える新規なバックライト装置を提供し、該バックライト装置を用いれば、正面から見た場合の輝度が高い液晶表示装置を製造することができるので、本発明は工業的に極めて有用である。また本発明のバックライト装置を用いた液晶表示装置は、コントラストも高く、視認性のよいディスプレイとなる。
本発明の一つの実施態様を示す模式図。 本発明のバックライト装置を用いた液晶表示装置を示す図。 本発明のバックライト装置の導光板からの出射光の輝度の角度分布を示す図。 本発明における輝度測定方法を示す図。 実施例1のバックライト装置の導光板からの出射光の輝度の角度分布の測定結果。 プリズムシートを使用しない場合である比較例1のバックライト装置の導光板からの出射光の輝度の角度分布を示す図。 本発明のバックライト装置を示す図。 本発明における輝度測定方法を示す図。 実施例4のバックライトの導光板からの出射光の輝度の角度分布の測定結果。 比較例2のバックライトの導光板からの出射光の輝度の角度分布を示す図。
本発明のバックライト装置は、導光板と、該導光板の端面に配置された光源からなる面光源と、面光源装置の光出射面側に配置された光偏向層と、導光板の下面側に反射シートを備えたバックライト装置であって、
該光偏向層の二つの主面に平行な面内における方位角を、液晶表示装置として組み立てた場合の上方向を0°の方位角とし、45°の方位角、90°の方位角、135°の方位角全部について、該導光板から出射される光の、測定対象点から一定距離の輝度値を、該光偏向層の光入射面の法線に対して−40°〜+40°の視角の範囲において測定し、視角−60°〜−74°および+60°〜+74°の範囲においても測定し、前記すべての方位角における視角−60°〜−74°および+60°〜+74°の範囲の輝度値の中の最大値に対して、前記すべての方位角における視角−40°〜+40°の範囲におけるすべての輝度値が、40%以下であることを特徴とする。
以下、本発明について詳細に説明する。
図7は、本発明のバックライト装置を示す。
本発明のバックライト装置11は、光偏向層16と光源13と導光板12を備えてなる。導光板12の好ましい実施形態としては、断面が台形の板である導光板であり、さらに好ましい実施形態としては、断面が台形の2枚の板が、台形の上底(短い方の底)を共有するように接して一体化した形状を有する(図1)。光源13は、該導光板の断面の台形の下底(長い方の底)側の端面に配置される。導光板の下面側(出射と反対側)に反射シート14が設置される。
導光板12は、透光性材料から構成され、例えば、メタアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、環状ポリオレフィン樹脂などから構成される。導光板12の表面には、出射面から出射される光の光量の面内分布を調整するために、ドット印刷、線状のV溝などを形成してもよい。
光源13は、線状光源、点状光源のいずれであってもよく、たとえば、冷陰極官や発光ダイオード(LED)などを用いることができる。LEDを光源として用いる場合は、例えば、赤色、青色、緑色のそれぞれの色を発光する3つのLEDチップを供えた1つの白色発光のLEDであってもよいし、赤色、青色、緑色のそれぞれの色を発光する3つのLEDを接続して一体化したLEDであってもよい。さらには、青色発光LEDチップまたは近紫外発光LEDチップと蛍光体との組合せにより白色発光するLEDであってもよい。
導光板12の光出射面15側に光偏向層16を配置し、光偏向層16としてはプリズムシートを用いる。該プリズムシートは、バックライト装置の長方形の発光面の光源が配置されている辺と平行な方向に延在する多数のプリズムがバックライト装置の長方形の発光面に平行に並んだ構成を有している。バックライト装置の長方形の発光面の光源が配置されている辺と垂直な面でプリズムシート16を切断したときの断面は三角形が底辺が直線上に並んで連なった形状であり、三角形の前記底辺上に無い頂点を導光板側に向けてプリズムシート16は設置されている。
光偏向層(プリズムシート)16の二つの主面に平行な面内における方位角を次のように決める。液晶表示装置として組み立て、光偏向層16の二つの主面に平行な面を略鉛直とした場合の上方向(A方向)を0°の方位角とし、45°の方位角、90°の方位角、135°の方位角とし、前記4つの方位角全部について、該導光板12から出射される光を測定する。測定の方法は、導光板12から出射される光の、測定対象点から一定距離の輝度を、該光偏向層16の光入射面の法線に対して−40°〜+40°の視角の範囲において測定し、一方、視角−60°〜−74°および+60°〜+74°の範囲においても測定する。本発明のバックライト装置においては、前記すべての方位角における視角−60°〜−74°および+60°〜+74°の範囲の輝度の中の最大値に対して、前記すべての方位角における視角−40°〜+40°の範囲におけるすべての輝度が、40%以下である。前記すべての方位角における視角−60°〜−74°および+60°〜+74°の範囲の輝度の中の最大値に対して、前記すべての方位角における視角−40°〜+40°の範囲におけるすべての輝度が、15%以下であることが好ましい。
具体的には、本発明のバックライト装置は、導光板からの出射光が、図3に示すような輝度の角度分布を与える。図3は、0°の方位角、45°の方位角、90°の方位角、135°の方位角の4つの方位角において導光板から出射された光を測定した結果を示す。輝度の測定結果を示す曲線のうち、薄い灰色は方位角0°、黒が方位角45°、濃い灰色が方位角90°および135°(重なっている。)における測定結果を示す。図3の左右端に記載された薄灰色点線で描かれた長方形は視角−60°〜−74°および+60°〜+74°の範囲を示す。図3の中央下付近の黒点線で描かれた長方形は視角−40°〜+40°の範囲を示す。図3に示した輝度では、視角−60°〜−74°および+60°〜+74°の範囲の輝度の中の最大値は方位角0°において現われており、図3の縦軸の単位で1.4×104となっている。前記4つのすべての方位角における視角−40°〜+40°の範囲におけるすべての輝度は、図3の縦軸の単位で1.5×103程度であり、1.4×104の40%(5.6×103)以下となっており、15%(2.1×103)以下ともなっている。
光偏向層の材料としては、たとえば、ポリカーボネート樹脂、ABS樹脂、メタクリル樹脂、メタクリル酸メチル−スチレン共重合体樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合体樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂などが挙げられる。プリズムフィルムは、異形押出法、プレス成形法、射出成形法、ロール転写法、レーザーアブレーション法、機械切削法、機械研磨法、フォトポリマープロセスなどの公知の方法で製造することができる。フォトポリマープロセスを用いる際は、材料として、例えば、多価アルコールのアクリル酸またはメタクリル酸エステルのような多官能性のアクリレート、ジイソシアネートと多価アルコールおよびアクリル酸またはメタクリル酸のヒドロキシエステル等とから合成されるような多官能のウレタンアクリレートなどのような、いわゆる電離放射線硬化型樹脂と呼ばれるものを用いることができる。これらの方法は、それぞれ単独で使用されてもよいし、あるいは2種以上の方法を組み合わせてもよい。光偏向層の厚みは、通常、0.05〜5mmであり、好ましくは0.1〜2mmである。各プリズム稜線間の距離は、通常、10〜500μmの範囲であり、好ましくは30〜200μmの範囲である。
反射シート14は、ポリエステルなどの樹脂フィルムの中にフィラーを添加したり、添加したフィラーと基材樹脂との間に空隙を持たせることにより光を拡散させる、白色シート、あるいは、ポリエステルなどの樹脂フィルムの表面に、アルミニウム、銀などの金属を蒸着することにより正反射成分を強くした、ミラータイプのシート、などが用いられるが、高い正面輝度を得られるという点で、ミラータイプの方が好ましい。ミラータイプの反射シートとは、反射光が拡散反射成分を持たず、正反射成分のみであり、微細な凹凸のない平滑な金属蒸着表面などが例示される。
導光板12から出射される光を測定した場合に、上記の条件に合致するバックライト装置は、バックライト装置に、工業生産において通常用いられる液晶セルを組合せることにより、正面から見た場合の輝度が高い液晶表示装置を与えるのである。
図2に本発明のバックライト装置を備えてなる液晶表示装置を模式的に示した。一対の透明基板22a,22bの間に液晶層23が設けられてなる液晶セル21を備える。バックライト装置11と液晶セル21との間には、バックライト装置側から順に、光偏向層、第1偏光板41、液晶セル21、第2偏光板52が配置されている。
本発明のバックライト装置を用いて製造された液晶表示装置で使用する液晶セル21は、所定距離を隔てて対向配置された一対の透明基板22a,22bと、この一対の透明基板22a,22bの間に液晶を封入されてなる液晶層23を備える。この図では図示していないが、一対の透明基板22a,22bには、それぞれ透明電極や配向膜が積層形成されており、透明電極間に表示データに基づいた電圧が印加されることによって液晶が配向する。液晶セル21の表示方式はTN方式、IPS方式、VA方式などの表示方式を採用することができる。
第1偏光板41としては、通常は、偏光子の両面に支持フィルムを貼り合わせたものが使用される。偏光子としては、例えば、ポリビニルアルコール系の樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、エチレン/酢酸ビニル(EVA)樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂等の偏光子基板に、二色性染料又はヨウ素を吸着配向させたもの、分子的に配向したポリビニルアルコールフィルム中に、ポリビニルアルコールの二色性脱水生成物(ポリビニレン)の配向した分子鎖を含有するポリビニルアルコール/ポリビニレンコポリマーなどが挙げられる。特に、ポリビニルアルコール系樹脂の偏光子基板に二色性染料又はヨウ素を吸着配向させたものが偏光子として好適に使用される。偏光子の厚さは一般には偏光板の薄型化等を目的に、100μm以下が好ましく、より好ましくは10〜50μmの範囲、さらに好ましくは25〜35μmの範囲である。
偏光子を支持・保護する支持フィルムとしては、低複屈折性で、透明性や機械的強度、熱安定性や水分遮蔽性などに優れるポリマーからなるフィルムが好ましい。このようなフィルムとしては、例えば、TAC(トリアセチルセルロース)などのセルロースアセテート系樹脂やアクリル系樹脂、四フッ化エチレン/六フッ化プロピレン系共重合体のようなフッ素系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリスルホン系樹脂、ポリエーテルスルホン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリオレフィン樹脂もしくはポリアミド系樹脂等の樹脂をフィルム状に成形加工したものが挙げられる。これらの中でも、偏光特性や耐久性などの点から、表面をアルカリなどでケン化処理したトリアセチルセルロースフィルムやノルボルネン系熱可塑性樹脂フィルムが好ましく使用できる。ノルボルネン系熱可塑性樹脂フィルムは、フィルムが熱や湿熱からの良好なバリアーとなるので偏光板41の耐久性が大幅に向上するとともに、吸湿率が少ないため寸法安定性が大幅に向上し、特に好適に使用できる。フィルム状への成形加工は、キャスティング法、カレンダー法、押出し法の従来公知の方法を用いることができる。支持フィルムの厚さに限定はないが、偏光板41の薄型化等の観点から、通常は、500μm以下が好ましく、より好ましくは5〜300μmの範囲、さらに好ましくは5〜150μmの範囲である。
第2偏光板52は、液晶セル21の背面側に配置された第1偏光板41と対となるものであって、第1偏光板41で例示したものがここでも好適に使用できる。ただし、第2偏光板51は、その偏光面が、第1偏光板41の偏光面と直交するように配置されている。
また、微小なフィラーを分散させた樹脂溶液を、第2偏光板52上に塗布し、塗布膜厚を調整してフィラーが塗布膜表面に現れるようにして、微細な凹凸を基材表面に形成することにより、防眩層53を設けてもよい。防眩層53の表面には、通常、細かな凹凸があるが、細かな凹凸はなくてもよい。あるいは、微小なフィラーを用いずに、防眩層53としての基材フィルムの表面に微細な凹凸を形成したものとすることもできる。基材フィルムの表面に微細な凹凸を形成するには、サンドブラスト,エンボス賦形加工等によって基材フィルムを表面加工する方法や、凹凸を反転させた金型面を有する鋳型やエンボスロールを用いて、基材フィルムの作製工程において微細な凹凸を形成する方法等を用いればよい。即ち、防眩層53は、内部拡散(内部ヘイズ)だけによる光拡散でもよいし、内部拡散(内部ヘイズ)と表面拡散(外部ヘイズ・凹凸)との両方による光拡散でもよいし、表面拡散(外部ヘイズ・凹凸)だけによる光拡散でもよい。
本発明のバックライト装置を備えて製造された液晶表示装置は、その他の機能を有する光学機能性フィルムを有していてもよい。
かかる光学機能性フィルムとしては、たとえば、ある種の偏光光を透過し、それと逆の性質を示す偏光光を反射する反射型偏光フィルム;表面にランダムな凹凸形状を有する拡散機能付きフィルム;表面にプリズムやレンチキュラーレンズなどの凹凸形状を有する偏向機能付きフィルムなどが挙げられる。ある種の偏光光を透過し、それと逆の性質を示す偏光光を反射する反射型偏光フィルムに相当する市販品としては、たとえば「DBEF」(3M社製、日本では住友スリーエム(株)から入手できる)などが挙げられる。拡散機能付きフィルムに相当する市販品としては、「オパルス」(恵和(株)社製)などが挙げられる。また、偏向機能付きフィルムに相当する市販品としては、「BEF」(3M社製、日本では住友スリーエム(株)から入手できる)などが挙げられる。
以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例1)
図1は本実施例のバックライト装置の構成を示している。
SONY製、32型液晶テレビKDL-32EX700に使用されているバックライト装置に、SONY製、16.4型ノートPC VGN-FW73JGBに組み込まれている導光板(断面形状台形)を、もともと組み込まれていた導光板と入れ替えて本発明のバックライト装置を構成し、輝度の角度分布を測定した。
二枚の導光板を図1に示すように、端面を溶剤接着することにより、いわゆるバタフライ形導光板を作製し評価に用いた。
図4に輝度測定方法を図示した。
a)に示すように、発光面が垂直になるようにバックライトモジュールを立てて設置した。
b)に示すように、発光面の法線と成す角度をθとし、所定の角度θの方角に輝度計を設置し、発光面の中心から1cm上の部分の輝度を測定した。発光面の中心から1cm上に測定点を外したのは、発光面の中心で測定した場合に生じうる異常値を防止するためである。このとき、測定点と輝度計の距離は40cmとし、測定角度θは-74度〜74度の範囲で、2度刻みで測定した。なお、輝度計としては、TOPCON社製BM-7を用い、輝度計の測定角を1度に設定した。
また、方位角φは、図4に示す上の方向を0度とし、0度、45度、90度、135度の4方向で、測定した。
このときのバックライトからの角度分布は図5に示すようなものであり、
-40〜40度の最大値;Max1=1479cd/m2(40度)
-60〜-74度、60〜74度の最大値;Max2=13707cd/m2(-74度)
であり、Max1/Max2= 11% < 45%であった。
プリズムシートとして、断面が二等辺三角形で、頂角が60度、稜線間の距離が50μmであるものを用いた。
プリズムシートの裏面(プリズムが形成されている面とは反対側の面)は、平坦面であって、JIS B0601-1994に従って測定した表面粗さは、次の通りであった。
Ra(中心線平均粗さ);0.01μm
Rz(十点平均粗さ) ;0.08μm
プリズムシートは、図1に示すように、プリズムが形成されている面を光源側に向け、プリズムの稜線が、光源が配置される端面に平行な向きになるように設置した。
このときの正面輝度は、3852cd/m2であった。
(実施例2)
断面が二等辺三角形で、頂角が65度であるプリズムシートを用いた以外は、実施例1と同様にして輝度を測定した。
このときの正面輝度は、4090cd/m2であった。
(実施例3)
断面が二等辺三角形で、頂角が70度であるプリズムシートを用いた以外は、実施例1と同様にして輝度を測定した。
このときの正面輝度は、2661cd/m2であった。
(比較例1)
もともとKDL-32EX700に使用されていた導光板を用い、頂角が65度のプリズムシートを用いた以外は、実施例1と同様にして輝度を測定した。
バックライトのみ(プリズムシートを使用しない)場合の輝度の角度分布は、図6に示すようなものであり、
-40〜40度の最大値;Max1=1963cd/m2(40度)
-60〜-74度、60〜74度の最大値;Max2=2868cd/m2(-72度)
であり、Max1/Max2= 68% > 45%であった。
プリズムシートを使用したときの正面輝度は、1870cd/m2であった。
(実施例4)
三星電子社製のバックライト光源と導光板のセットに、実施例1で用いたものと同じプリズムシートと、ミラータイプの表面を有する反射板を設置し、プリズムシートは、図7に示すように、プリズムが形成されている面を光源側に向け、プリズムの稜線が、光源が配置される端面に平行な向きになるように設置し、図7に示す構成として本発明のバックライト装置を作製した。
図8に輝度測定方法を図示する。
輝度計としてELDIM社製EZ-Contrast 160Rを用い、バックライト装置の発光面の中心に開口部をあてて、φが0、45、90、135度において、θを-80〜80度の範囲で1度刻みに輝度を測定した。
このときのバックライト装置からの角度分布は図9に示すようなものであり、
-40〜40度の最大値;Max1=164cd/m2(40度)
-60〜-74度、60〜74度の最大値;Max2=418cd/m2(-74度)
であり、Max1/Max2= 39% < 45%であった。
このときの正面輝度は、342cd/m2であった。
(比較例2)
反射板を白色拡散タイプの表面を有するものとした以外は、実施例4と同様にして輝度を測定した。
このときのバックライトからの輝度の角度分布は図10に示すようなものであり、
-40〜40度の最大値;Max1=183cd/m2(40度)
-60〜-74度、60〜74度の最大値;Max2=308cd/m2(-73度)
であり、Max1/Max2= 59% > 45%であった。
プリズムシートは、実施例1で用いたものと同じプリズムシートを用いた。
プリズムシートは、図8に示した構成と同様に、プリズムが形成されている面を光源側に向け、プリズムの稜線が、光源が配置される端面に平行な向きになるように設置した。
このときの正面輝度は、294cd/m2であった。
11 バックライト装置
12 導光板
13 光源
15 光出射面
16 光偏向層
21 液晶セル
22a 透明基板
22b 透明基板
41 第一偏光板
52 第二偏光板
53 防眩層

Claims (6)

  1. 導光板と、該導光板の端面に配置された光源と、導光板の光出射面側に配置された光偏向層と、導光板の下面側に反射シートを備えたバックライト装置であって、
    該光偏向層の二つの主面に平行な面内における方位角を、液晶表示装置として組み立てた場合の上方向を0°の方位角とし、45°の方位角、90°の方位角、135°の方位角全部について、該導光板から出射される光の、測定対象点から一定距離の輝度を、該光偏向層の光入射面の法線に対して−40°〜+40°の視角の範囲において測定し、視角−60°〜−74°および+60°〜+74°の範囲においても測定し、前記すべての方位角における視角−60°〜−74°および+60°〜+74°の範囲の輝度の中の最大値に対して、前記すべての方位角における視角−40°〜+40°の範囲におけるすべての輝度が、40%以下であるバックライト装置。
  2. 前記すべての方位角における視角−60°〜−74°および+60°〜+74°の範囲の輝度の中の最大値に対して、前記すべての方位角における視角−40°〜+40°の範囲におけるすべての輝度が、15%以下である請求項1記載のバックライト装置。
  3. 導光板が、断面が台形の板である請求項1または2に記載のバックライト装置。
  4. 導光板が、断面が台形の2枚の板が、台形の上底(短い方の底)を共有するように接して一体化した形状を有する導光板である請求項1または2に記載のバックライト装置。
  5. 反射シートが、ミラータイプである請求項1〜4のいずれかに記載のバックライト装置。
  6. 該光偏向層がプリズムシートであり、該プリズムシートは、バックライト装置の長方形の発光面の光源が配置されている辺と平行な方向に延在する多数のプリズムがバックライト装置の長方形の発光面に平行に並んだ構成を有しており、バックライト装置の長方形の発光面の光源が配置されている辺と垂直な面でプリズムシートを切断したときの断面が、三角形が底辺が直線上に並んで連なった形状であり、該三角形の該底辺上に無い頂点を導光板側に向けてプリズムシートが設置されている請求項1〜5のいずれかに記載のバックライト装置。
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