JP2012180866A - 円錐摩擦車リング式無段変速装置 - Google Patents

円錐摩擦車リング式無段変速装置 Download PDF

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文彦 榊原
Hideyuki Umeda
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Abstract

【課題】オイル溜りの撹拌が不充分で、オイルが局所的に高温となり、リングと摩擦車との間で滑りが増大する。
【解決手段】オイル溜り50にオイル循環装置51を接続する。オイル循環装置51は、オイル溜り50の深い部分における深さ方向で底面側Fdに配置された吸入口51aから吸引し、オイルクーラ53で冷却したオイルを、上記吸入口より油面50a側に配置された吐出口51bから吐出する。これにより、オイル溜り50に循環流れを生じる。
【選択図】図2

Description

本発明は、互いに平行に配置されかつ大径側と小径側とが軸方向に逆になるように配置された1対の円錐形状の摩擦車と、これら両摩擦車の対向する傾斜面に挟持されるリングとを有し、前記リングを軸方向に移動して無段変速する円錐摩擦リング式無段変速装置(コーンリング式CVT)に係り、詳しくは上記コーンリング式CVTにおけるオイル溜りのオイルの循環に関する。
従来、入力側となる円錐形状の摩擦車と、出力側となる円錐形状の摩擦車と、入力側摩擦車を囲むようにして両摩擦車の対向する傾斜面に挟持される金属製のリングと、を有し、上記両摩擦車の軸線を平行にかつその大径側と小径側とが軸方向に逆になるように配置し、前記リングを軸方向に移動することにより無段に変速する円錐摩擦リング式無段変速装置(コーンリング式CVT)が知られている。
上記コーンリング式CVTは、トラクション用オイル等のオイル環境下でかつ伝達トルクに対応する等の大きな軸力を付与して、前記リングと両摩擦車との接触部に油膜を介在した状態で大きな接触圧を作用して動力伝達する。
このため、油密空間内に上記コーンリング式CVTを収納し、上記空間内に封入した上記オイルを、上記CVTの回転に伴い掻き上げて、前記リングと両摩擦車の接触部に供給するコーンリング式CVTが提案されている(特許文献1又は特許文献2参照)。
特許文献1のものは、オイル溜りにリングを浸して、該リングの回転によりオイルを上記接触部に供給しており、特許文献2のものは、オイル溜りに両摩擦車を浸し、かつオイル溜りから両摩擦車の間の間隙に向けて延びるオイルガイド(流動媒体供給体)を設け、両摩擦車の回転によりオイル溜りのオイルが、上記オイルガイドに導かれてリングと該リングに囲まれていない側の摩擦車(出力側摩擦車)との間(第2流動媒体間隙部)にも供給される。
特開2009−243559号公報 特表2009−506279号公報(図9,図10参照)
前記トラクション用オイルは、高温になると、粘性が低くなり、両摩擦車とリングとの間で十分な剪断力を付与することができず、滑りが大きくなる。このため、上記オイル溜りのオイルは、所定温度以下に保たれることが好ましいが、上記特許文献1のものは、リングがオイル溜りに浸るだけで、かつ該リングがギヤのように凹凸がなく、滑らかな表面からなるため、オイル溜りに循環流れを生じることがなく、オイル溜りの表面部分が局部的に高温になる。
上記特許文献2のものは、板金構造体で形成されたオイルガイドが、両摩擦車の間部分において両摩擦車の全長に亘って延在しているため、オイル溜りが実質的に入力側摩擦車側と出力側摩擦車側に分割されてしまう。このため、オイル溜りを1個とした全体での循環流れを得ることができず、オイルが局部的に高温化する。
そこで、本発明は、オイル溜りのオイルをオイルポンプにより循環し、かつその吸入口及び吐出口の配置によりオイル溜りに循環流れを生じさせ、もって上述した課題を解決した円錐摩擦車リング式無段変速装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、油密状の空間(A)内において互いに平行な軸線(l−l)(n−n)上に配置されかつ大径側と小径側とが軸方向に逆になるように配置された円錐形状の入力側摩擦車(22)及び出力側摩擦車(23)と、これら両摩擦車のいずれか一方(例えば22)を囲むようにして前記両摩擦車の対向する傾斜面に挟持されるリング(25)と、を有し、
前記空間(A)下部のオイル溜り(50)のオイルが前記両摩擦車(22,23)と前記リング(25)との間に供給されて、該オイルを介在した前記リング(25)と前記両摩擦車(22,23)との接触により動力伝達し、かつ前記リング(25)を軸方向に移動することにより無段に変速する円錐摩擦車リング式無段変速装置において、
前記オイル溜り(50)の深さ方向で底面側(Fd)に吸入口(51a)を配置し、前記オイル溜り(50)の深さ方向で前記吸入口(51a)より油面(50a)側又は前記両摩擦車の少なくとも一方にオイルがかかる部分に吐出口(51b)を配置し、オイルポンプ(52)により前記吸入口から前記吐出口へのオイルを流すオイル循環装置(51)を備えてなる、
ことを特徴とする円錐摩擦車リング式無段変速装置にある。
例えば図2〜5を参照して、前記オイル循環装置(51)にオイルクーラ(53)を介在してなる。
例えば図6を参照して、前記入力側摩擦車(22)及び前記出力側摩擦車(23)の大径側の一部を共に前記オイル溜り(50)に浸し、
前記オイル循環装置(51)による前記オイル溜り(50)の循環流れ(L)に、前記オイル溜り(50)に浸った前記入力側及び出力側両摩擦車(22,23)の軸方向にずれた位置(22A)(23A)での反対方向の回転に基づくオイル溜りの油面からみた一方向の循環流れ(K)を加えて、前記オイル溜り(50)の全容積に亘って循環流れを生ずる。
例えば図2〜4を参照して、前記リング(25)に囲まれている一方の前記摩擦車(22)を下方に位置し、他方の前記摩擦車(23)を上方に位置して、前記両摩擦車(22,23)を水平面に対して所定角度(α)傾斜して配置し、
前記リング(25)に囲まれている前記一方の摩擦車(22)が位置する側の前記オイル溜り(50)を、前記他方の摩擦車が位置する側(G)に比して深く(F)形成し、該深いオイル溜り部分(F)の底面(9d)に近い位置(Fd)に前記吸入口(51a)を配置してなる。
前記リング(25)に囲まれている前記一方の摩擦車が入力側摩擦車(22)であり、前記他方の摩擦車が出力側摩擦車(23)である。
前記円錐摩擦車リング式無段変速装置(3)は、車輌の車輪を駆動する走行用動力伝達装置として適用される。
前記オイルが、トラクション用オイルである。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これにより特許請求の範囲記載の構成に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、オイル溜りのオイルをオイルポンプで循環するオイル循環装置を備え、その吸入口をオイル溜りの深い部分に配置し、その吐出口をオイル溜りの油面に近い部分又は摩擦車にオイルがかかる部分に配置したので、オイル溜りのオイルは、深い部分での吸引及び油面側での吐出により循環流れ、特に深さ方向を含めた方向の循環流れを発生し、オイル溜りを撹拌して温度の均一化を図り、オイルが高温化することを防止できる。これにより、例えば局部的に高温化してオイルがリングと両摩擦車との接触部に供給されて、滑りを増大することを防止して、安定した動力伝達を長期に亘って維持して、コーンリング式CVTの信頼性を向上することができる。
請求項2に係る本発明によると、オイル循環装置にオイルクーラを介在したので、吐出口からは、該オイルクーラにより冷却されたオイルが油面付近に又は摩擦車に向けて吐出され、該冷却されたオイルがリングに連れ回されて接触部に供給されるので、滑りの減少を図ることができる。
請求項3に係る本発明によると、オイル循環装置によるオイル溜りの主に深さ(縦)方向のオイル循環流れに、両摩擦車の大径側の一部を共にオイル溜りに浸して、該オイル溜りに浸った両摩擦車の軸方向にずれた位置での反対方向の回転により、オイル溜りの油面からみた主に平面的な一方向の循環流れが加えられ、オイル溜りは、全容積に亘る立体的な循環流れを生じて、オイル溜りの温度の均一化を確実に行うことができる。
請求項4に係る本発明によると、リングに囲まれている一方の摩擦車を下方に位置して、両摩擦車を水平面に対して所定角度傾斜して配置したので、リングをオイル溜りの深い部分に充分に浸して、リングと両摩擦車への接触部に充分にオイルを供給することができ、かつ該深いオイル溜り部分の深い位置に配置されたオイル循環装置の吸入口と相俟って、前記リングが浸る深いオイル溜りの深さ方向の撹拌を確実にして、オイル溜り全体として循環流れを生ずることができる。
請求項5に係る本発明によると、上記リングに囲まれる摩擦車が入力側摩擦車からなるので、該リングが浸る深いオイル溜りは、出力側摩擦車部分には必要としないので、該出力側摩擦車から出力するディファレンシャル装置の配置構成が合理的となる。
請求項6に係る本発明によると、車輌の定常走行時に対応して比較的長時間となるコーンリング式CVTのU/D(アンダドライブ)状態が、入力側摩擦車のオイル溜りに浸る部分にてリングも該オイル溜りに浸るので、該リングにより比較的深いオイル溜りでの深さ方向の一方向循環を確実にして、オイル溜りの全容量に亘っての一方向の循環流れを確実に生じて、オイル溜り全体に亘る撹拌を更に確実にし、オイル溜りの温度の均一化を一層確実にすることができる。
請求項7に係る本発明によると、オイル溜りのオイルが粘性の高いトラクション用オイルからなるので、前記循環流れによる連れ回わりを確実にして、オイル温度の均一化を図ることができる。
本発明を適用し得るコーンリング式CVTを用いたハイブリッド駆動装置を示す正面断面図。 (A)は、オイル循環装置を備えた上記コーンリング式CVT部分を示す側面図、(B)は、その概略平面図。 オイル循環装置の異なる他の実施の形態を示す図2と同様な図。 他の実施の形態を示す図2と同様な図。 他の実施の形態を示し、(A)は正面図、(B)は側面図。 本発明によるオイルの循環を示す図で、(A)は正面図、(B)は上面図、(C)は側面図、(D)はオイル油面からみた図である。
図面に沿って、本発明を適用したハイブリッド駆動装置を説明する。ハイブリッド駆動装置1は、図1に示すように、電気モータ2と、円錐摩擦車リング式無段変速装置(コーンリング式CVT)3と、出力部材を構成するディファレンシャル装置5と、図示しないエンジンの出力軸とクラッチを介して連結する入力軸6と、ギヤ伝動装置7とを有する。上記各装置及び軸は、2個のケース部材9,10を合せて構成されるケース11に収納されており、かつ該ケース11は、隔壁12により第1の空間Aと第2の空間Bとに油密状に区画されている。
電気モータ2は、第1のケース部材9に固定されたステータ2aと出力軸8に設けられたロータ2bとを有し、出力軸8は、一方側端部が第1のケース部材9にベアリング13を介して回転自在に支持されていると共に他方側端部が第2のケース部材10にベアリング15を介して回転自在に支持される。出力軸8の一方側には歯車(ピニオン)からなる出力ギヤ16が形成されており、該出力ギヤ16はアイドラ歯車17を介して入力軸6に設けられた中間ギヤ(歯車)19に噛合している。
コーンリング式CVT3は、入力側である円錐形状の摩擦車22と、出力側である同じく円錐形状の摩擦車23と、金属製のリング25とからなる。前記両摩擦車22,23は、その軸線l−l,n−nが互いに平行にかつ大径側と小径側が軸方向に逆になるように配置されており、上記リング25が、これら両摩擦車22,23の対向する傾斜面に挟持されるようにかつ両摩擦車のいずれか一方例えば入力側摩擦車22を取囲むように配置されている。両摩擦車の少なくとも一方には大きなスラスト力が作用しており、上記リング25は上記スラスト力に基づく比較的大きな挟圧力により挟持されている。具体的には、出力側摩擦車23と無段変速装置出力軸24との間には軸方向で対向する面にボールを介在した傾斜カム機構からなる軸力付与手段(図示せず)が形成されており、該軸力付与手段(カム機構)は、出力側摩擦車23に、伝達トルクに応じた矢印D方向のスラスト力が発生し、該スラスト力に対抗する方向に支持されている入力側摩擦車22との間でリング25に大きな挟圧力が生じる。なお、該軸力付与手段の詳細は、本出願人によるPCT/JP2009/006970号に開示されている(WO2010/073557)。
入力側摩擦車22は、その一方側(大径側)端部がローラベアリング26を介して第1のケース部材9に支持されると共に、その他方側(小径側)端部がテーパードローラベアリング27を介して隔壁12に支持されている。出力側摩擦車23は、その一方側(小径側)端部がローラ(ラジアル)ベアリング29を介して第1のケース部材9に支持されると共に、その他方側(大径側)端部がローラ(ラジアル)ベアリング30を介して隔壁12に支持されている。該出力側摩擦車23に上述した矢印D方向のスラスト力を付与した出力軸24は、その他方側端がテーパードローラベアリング31を介して第2のケース部材10に支持されている。入力側摩擦車22の他方側端部は、ベアリング27のインナレースを段部及びナット32により挟持されており、該入力側摩擦車22にリング25を介して作用する出力側摩擦車23からのスラスト力が、上記テーパードローラベアリング27により担持される。一方、出力軸24には、出力側摩擦車23に作用するスラスト力の反力が反矢印D方向に作用し、該スラスト反力が上記テーパードローラベアリング31により担持される。
上記リング25は、変速操作手段(図示せず)により軸方向に移動して、入力側摩擦車22及び出力側摩擦車23の接触位置を変更して、両摩擦車22,23との間の回転比を無段に変速する。上記伝達トルクに応じたスラスト力Dは、上記両テーパードローラベアリング27,31を介して一体的なケース11内にて互いに打消され油圧等の外力としての平衡力を必要としない。
ディファレンシャル装置5はデフケース33を有しており、該デフケース33は、その一方側端部が第1のケース部材9にベアリング35を介して支持されていると共に他方側端部が第2のケース部材10にベアリング36を介して支持されている。該デフケース33の内部には軸方向に直交するシャフトが取付けられており、該シャフトにデフキャリヤとなるベベルギヤ37,37が係合されており、また左右のアクスル軸(出力部)39l,39rが支持され、これらアクスル軸に上記デフキャリヤと噛合するベベルギヤ40,40が固定されている。更に、上記デフケース33の外部には大径のデフリングギヤ(入力部)41が取付けられている。
前記無段変速装置出力軸24にギヤ(ピニオン)44が形成されており、該歯車44に前記デフリングギヤ41が噛合している。前記モータ出力ギヤ(ピニオン)16、アイドラ歯車17及び中間ギヤ(歯車)19、並びに無段変速装置出力ギヤ(ピニオン)44及びデフリングギヤ(歯車)41が前記ギヤ伝動装置7を構成している。上記モータ出力ギヤ16とデフリングギヤ41とが、軸方向でオーバラップするように配置されており、更に中間ギヤ19及び無段変速装置出力ギヤ44が、モータ出力ギヤ16及びデフリングギヤ41と軸方向でオーバラップするように配置されている。なお、無段変速装置出力軸24にスプライン係合されているギヤ45は、シフトレバーのパーキング位置にて出力軸をロックするパーキングギヤである。また、ギヤとは、歯車及びスプロケットを含む噛合回転伝達手段を意味するが、本実施の形態においては、ギヤ伝動装置は、すべて歯車からなる歯車伝動装置である。なお、ギヤ伝動装置にチェーン及びスプロケットを用いてもよく、また電気モータ2の出力ギヤ16をギヤ伝動装置7のみを介して(従ってコーンリング式CVT3を介することなく)出力ギヤ44に伝達してもよく、また電気モータ2を直接出力軸24に連結してもよい。
前記入力軸6は、ボールベアリング46にて第2のケース部材10に支持され、かつその一端にて無段変速装置3の入力部材22にスプラインSにより係合(駆動連結)しており、かつその他端側は、第2のケース部材10により形成される第3の空間C内に収納されるクラッチを介してエンジンの出力軸に連動している。第2のケース部材10の上記第3の空間C側は開放されており、図示しないエンジンに連結される。
前記ギヤ伝動装置7は、電気モータ2及び前記第1の空間Aと第3の空間Cとの軸方向間部分となる第2の空間B内に収納されており、該第2の空間Bは、第2のケース部材10と隔壁12とにより形成される。前記隔壁12の軸支持部分(27,30)は、オイルシール47a,47bにより油密状に区画されていると共に、第2のケース部材10及び第1のケース部材9の軸支持部分もオイルシール47c,47d,47eにより軸封されて、上記第2の空間Bは油密状に構成されており、該第2の空間BにはATF等の潤滑用オイルが所定量充填されている。第1のケース部材9及び隔壁12で形成される第1の空間Aも、同様に油密状に構成されており、該第1の空間Aには、剪断力、特に極圧状態における剪断力の大きなトラクション用オイルが所定量充填されている。
ついで、上述したハイブリッド駆動装置1の作動について説明する。本ハイブリッド駆動装置1は、ケース11の第3の空間C側を内燃エンジンに結合され、かつ該エンジンの出力軸をクラッチを介して入力軸6に連動して用いられる。エンジンからの動力が伝達される入力軸6の回転は、スプラインSを介してコーンリング式CVT3の入力側摩擦車22に伝達され、更にリング25を介して出力側摩擦車23に伝達される。
この際、両摩擦車22,23とリング25との間は、出力側摩擦車23に作用する矢印D方向のスラスト力により大きな接触圧が作用し、かつ第1の空間Aはトラクション用オイルが充填されているので、上記両摩擦車とリングとの間には、該トラクション用オイルの油膜が介在した極圧状態となる。この状態では、トラクション用オイルは大きな剪断力を有するので、該油膜の剪断力により両摩擦車とリングとの間に動力伝達が行われる。これにより、金属同士の接触でありながら、摩擦車及びリングが摩耗することなく、所定のトルクを滑ることなく伝達し得、かつリング25を軸方向に滑らかに移動することにより、両摩擦車との接触位置を変更して無段に変速する。
該無段変速された出力側摩擦車23の回転は、その出力軸24、出力ギヤ44及びデフリングギヤ41を介してディファレンシャル装置5のデフケース33に伝達され、左右のアクスル軸39l,39rに動力分配されて、車輪(前輪)を駆動する。
一方、電気モータ2の動力は、出力ギヤ16、アイドラ歯車17及び中間ギヤ19を介して入力軸6に伝達される。該入力軸6の回転は、先の説明と同様に、コーンリング式CVT3を介して無段に変速され、更に出力ギヤ44、デフリングギヤ41を介してディファレンシャル装置5に伝達される。上記各ギヤ16,17,19,44,41,37,40からなるギヤ伝動装置7は、潤滑用オイルが充填される第2の空間Bに収納されており、各ギヤの噛合に際して潤滑用オイルが介在して滑らかに動力伝達される。この際、第2の空間Bの下方位置に配置されたデフリングギヤ41は、大径ギヤからなることと相俟って、潤滑用オイルをかき上げ、他のギヤ(歯車)16,17,19,44並びベアリング27,30,20,21,31,46に確実にかつ充分な量の潤滑用オイルを供給する。
上記エンジン及び電気モータの作動形態、即ちハイブリッド駆動装置1として作動形態は、必要に応じて各種採用可能である。一例として、車輌発進時、クラッチを切断すると共にエンジンを停止し、電気モータ2のトルクのみにより発進し、所定速度になると、エンジンを始動すると共にクラッチを接続して、エンジン及び電気モータの動力により加速し、巡航速度になると、電気モータをフリー回転又は回生モードとして、エンジンのみにより走行する。減速、制動時は、電気モータを回生してバッテリを充電する。また、クラッチを発進クラッチとして使用し、エンジンの動力により、モータトルクをアシストとして用いつつ発進するように用いてもよい。
リバース時は、クラッチを切断すると共にエンジンを停止し、かつ電気モータ2を逆方向に回転駆動する。これにより、モータ出力軸8の逆回転は、ギヤ16,17,19及び低速状態にあるコーンリング式CVT3を介して出力軸24に伝達される。更に、ギヤ44、41を介してディファレンシャル装置5に伝達され、左右のアクスル軸39l,39rを逆回転して、車輌を後進する。
ついで、図1及び図2に沿って、円錐摩擦車リング式無段変速装置(コーンリング式CVT)3について説明する。該無段変速装置3は、前述したように、入力側摩擦車22、出力側摩擦車23及びリング25からなり、これら両摩擦車及びリングが鋼等の金属からなる。両摩擦車22,23は、その軸線l−l、n−n(図2参照)が水平方向にあって互いに平行になるように配置され、かつ傾斜面が直線からなる円錐形状からなり、対向する両傾斜面の間にリング25が挟持される。リング25は、両摩擦車のいずれか一方、具体的には入力側(一方の円錐形)摩擦車22を囲むように配置され、その周方向に垂直な面での断面が略々平行四辺形からなり、その回転面m−mは、軸線l−lに対して略々直交するように設定されている。
上記コーンリング式CVT3は、有底筒状の第1のケース部材9により一端側及びその全周側を覆われており、上記第1のケース部材9の開口側は隔壁12により蓋されて、第1の空間Aに油密状に収納されている。出力側摩擦車23の軸23aが入力側摩擦車22の軸22aより所定量上方に位置するように、両摩擦車は斜めに配置されており、入力側摩擦車22は、その上方、下方及び出力側摩擦車23と反対方向側方においてケース部材9との間に余裕をもって配置されている。上記入力側摩擦車22を囲んでいるリング25は、該入力側摩擦車とケース部材9との間の空間Fに配置されると共に、該リング25を軸方向に移動する変速操作手段(装置)が配置されている。なお、図2において、ケース部材9の上方部分9Aは、電気モータ2が配置される部分、9Bは、ディファレンシャル装置5が配置される部分である。
前記コーンリング式CVT3を収納するケース9により形成される第1の空間Aの下方部分は、入力側摩擦車22及びリング25側で比較的大きな空間Fとなっており、出力側摩擦車23側が比較的小さな空間Gとなっている。コーンリング式CVT3は、前述したように、入力側摩擦車22を下にして、水平面に対して所定角度α(α=10°〜20°、好ましくは15°)傾斜して配置されており、かつ出力側摩擦車23は、入力側摩擦車22に対して長さで10〜15%程度大きく構成されている。そして、上記第1の空間Aの下方部分(空間F,G)にトラクション用オイルが溜められてオイル溜り50となっている。
該オイル溜り50は、その油面50aが入力側摩擦車22及び出力側摩擦車23の両摩擦車の大径側の一部が浸るように設定されている。具体的には、入力側摩擦車22は、深い空間Fからなるオイル溜り50にリング25と共に浸っており、その中径部から大径部にかけて全長の半分程度浸っている。出力側摩擦車23は、入力側摩擦車22に比して上方に位置するが大きく構成されているため、その浅い空間Gからなるオイル溜り50に軸方向の大径部の一部が浸っている。上記入力側及び出力側の両摩擦車22,23がオイル溜り50に浸っている軸方向部分は、軸方向にオーバラップしない範囲である(図6(D)参照)。
前記オイル溜り50には、図2(A)に示すように、オイル循環装置51が接続されている。該オイル循環装置51は、比較的小さなオイルポンプ52により作動され、オイル溜り50の上記深い部分Fにおける底面9d側である深い位置(部分)Fdに吸入口51aが配置され、該吸入口より油面側である油面50aに近い部分Fsに吐出口51bが配置されている。なお、上記吸入口51aが位置する深い部分Fdとは、深さ方向の半分(即ち深い部分Fでの底面9dと油面50aとの距離の半分)より底面側(9d)を意味する。上記オイルポンプ52は電気モータで駆動される電動ポンプであることが好ましいが、ギヤ伝動装置7の回転を取出して駆動してもよい。また、該オイル循環装置51にはオイルクーラ53が介在されている。
従って、上記オイル循環装置51は、オイルポンプ52により作動されて、吸入口51aからオイル溜り50の深い部分Fdのオイルを吸込み、吐出口からオイル溜り50の油面50aに近い部分Fsに吐出することにより、オイル溜り50に、主に深さ(縦)方向の循環流れLを生ずる。本実施の形態では、図2(A)、(B)に示すように、吸入口51a及び吐出口51bは、入力側摩擦車22の出力側摩擦車23と反対側に配置され、かつ吸入口51aが入力側摩擦車22の小径側に、吐出口51bがその大径側において上記オイル溜り50のリングを浸す深い部分Fを形成するケース部材9の壁面に取付けられている。
図6は、オイル溜り50のオイル循環流れを示す模式図である。車輌の前進時、入力側摩擦車22及びリング25は、矢印I方向に回転し、出力側摩擦車23は、該I方向と反対方向である矢印J方向に回転し、上記入力側摩擦車22及びリング25に浸っているオイルは、上記矢印I方向に連れ回されて矢印I’(図6(A),(D)参照)に流れると共に、上記出力側摩擦車23に浸っているオイルは、上記矢印J方向に連れ回されて矢印J’方向に流れる。
油面視の図6(D)からみて、入力側及び出力側の両摩擦車22,23は、それぞれ共にその大径側にてオイル溜り50に浸り、かつ該浸っている部分22A,23Aは、軸方向に重ならないように所定間隔p離れ、かつ対向する方向に回転してオイルに連れ回わりI’,J’を生じているので、オイル溜り50の上方からみて、矢印Kに示すようなオイル溜り全体での循環流れを発生する。前記オイル循環装置51による主に深さ方向の循環流れL(図2(A)及び図6(C)参照)と、上記両摩擦車22,23の回転による主に平面方向での循環流れKとが合成され、オイル溜り50の全体では、その全容積に亘って立体的な循環流れを生ずる。
具体的には、入力側摩擦車22の大径側であってかつ出力側摩擦車23と反対側のオイル溜り油面50aに近い部分において、オイル循環装置51の吐出口51bから吐出される。該オイルクーラ53で冷却されたオイルは、入力側摩擦車22のオイルに浸った部分22Aの回転により矢印I’方向(出力側摩擦車23の小径側方向)に連れ回わられ、更に矢印Kで示すようにオイル溜り50の浅い部分Gを出力側摩擦車23の大径側方向に流れる。そして、該出力側摩擦車23のオイルに浸っている大径側部分23Aの回転により、矢印J’方向に連れ回わられ、オイル溜り50の深い部分Fに導かれる。ここで、入力側摩擦車22の軸線方向(矢印K)に流れると共に、吸入口51aに吸込まれて、深い方向(矢印L)に導かれる。この際、両摩擦車22,23の回転による平面的な循環流れKに対して、上記出力側摩擦車のオイル浸り部分J’により、オイル溜り50の深い部分Fで深さ方向(矢印L)に直接導かれると共に、上記一方向の循環流れKと吸入口51aの吸込みにより、渦状の流れとなって、渦巻きの中心部分から深さ方向(矢印L)に導かれる。これにより、オイル溜り50の全体に亘って、立体的な一方向の循環流れを生じて、オイル溜り50は、充分に撹拌される。
更に、本ハイブリッド駆動装置1にあっては、車輌が定常走行して、コーンリング式CVT3がO/D(オーバドライブ)側に位置する時間が長く、リング25は、入力側摩擦車22の大径部側に位置することが多い。この状態では、入力側摩擦車の大径側オイル接触部22Aに加えて、リング25も該部分でオイル溜り50の深い空間Fでオイルを連れ回るため、該深い部分Fで矢印I’方向への流れに加えて深さ方向へ導く流れも発生して、オイル溜り50全体としては、その全容積に亘って深さ方向も巻き込んだオイル循環流れを発生する。
これにより、オイル溜り50は、全体として一方向の循環流れK,Lを発生し、全体が確実に撹拌されてオイル溜りの温度が均一化する。上記コーンリング式CVT3は、両摩擦車22,23とリング25との接触部に上記オイル溜り50のオイルがリング25の回転に伴い供給される。該接触部で剪断力が作用して動力伝達する際熱を発生するが、該接触部で作用したオイルは、リング25及び両摩擦車22,23の回転によりオイル溜り50に戻される。そして、上述したように、オイル溜り50全体で充分に撹拌されるので、両摩擦車22,23の一部が共に浸るような比較的多量のオイル溜り50のオイルにより冷却され、高温、特に局所的に高温になることが防止される。トラクション用オイルは、高温になると、トラクション力が低下し、上記接触部でのリング25と両摩擦車22,23との滑りの原因となるが、上述したように、オイル循環装置51のオイルクーラ53による冷却並びにオイル溜り50の充分な撹拌によりオイルが高温化することが阻止され、コーンリング式CVT3は、滑りの少ない安定した動力伝達を長期に亘って維持される。
図3〜図5は、オイル循環装置51の吸入口51a及び吐出口51bの位置を変更したそれぞれ異なる実施の形態を示す。なお、図2と同じ部品は、同一符号を付して説明を省略する。また、いずれの実施の形態においても、吸入口51aは、オイル溜り50の深い部分Fの深い位置Fdに配置され、吐出口51bは、その油面50aに近い部分Fsに(又は摩擦車に向けて)配置される。
図3の実施の形態では、吸入口51aは、図2と同じ、入力側摩擦車22の小径側における出力側摩擦車23と反対側であるが、吐出口51bは、出力側摩擦車23の小径側における入力側摩擦車22側に配置される。本実施の形態では、冷却されたオイル循環装置51からのオイルは、吐出口51bからオイル溜り50の浅い部分Gにおいて、上記平面循環流れKに基づき出力側摩擦車23の軸線方向に流れる。
図4の実施の形態では、吸入口51aの位置は、上述と同じであるが、吐出口51bは、出力側摩擦車23の小径側における入力側摩擦車22と反対側に配置される。本実施の形態でも、冷却された吐出口51bからのオイルは、オイル溜り50の浅い部分Gにおいて、上記平面循環流れKに基づき出力側摩擦車23の軸線に沿ってその大径側方向に流れる。
図5は、オイル循環装置51の吐出側を分岐して、オイル溜り50の油面50a近くの第1の吐出口51b1と、入力側摩擦車の大径部分に直接かける第2の吐出口51b2とを有する。なお、第2の吐出口51b2からオイルがかけられる摩擦車は、出力側摩擦車23でもよい。また、第1の吐出口51b1をなくして、オイル循環装置51からのオイルを全量吐出口51b2から摩擦車に向けて吐出してもよい。
上記実施の形態は、車輌の前進時における両摩擦車22,23の矢印I,J方向の回転に基づき説明したが、車輌の後進時には、両摩擦車22,23が共に矢印I,Jと反対方向に回転するので、同様にオイル溜り50には一方向の循環流れ(矢印Kと反対方向)を生じる。また、ハイブリッド駆動装置1に適用したコーンリング式CVT3に基づき説明したが、これは、エンジンのみの駆動によるトランスミッションでもよく、更に車輌駆動用以外の産業機械、生産機械等の他の動力伝達装置にも同様に本コーンリング式CVTは、適用し得る。
また、上述の実施の形態は、入力側及び出力側の両摩擦車22,23の一部がオイル溜り50に浸って、平面的な循環流れを生ずることに基づき説明したが、これに限定されるものではない。例えば、入力側摩擦車22等の一方だけがオイル溜り50に浸るものにも同様に適用される。この場合、オイル循環装置51による循環と、リング25等によるオイルの流れにより、オイル溜りに循環流れを生じる。一般に、リングと摩擦車との接触により高温となったオイルは、オイル溜り50の油面近くに溜りやすいが、深い位置での吸入口51aからの吸引と、冷却されたオイルの油面近くの吐出口51bからの吐出とにより、オイル溜り50の油温は均一化される。また、場合によっては、オイル循環装置51にオイルクーラを介在しなくてもよい。この場合でも、比較的大量のオイルを主に深さ方向に循環することにより、オイル溜り全体として高温化することを防止することができる。
1 ハイブリッド駆動装置
2 電気モータ
3 円錐摩擦車リング式無段変速装置(コーンリング式CVT)
5 出力部材(ディファレンシャル装置)
9 ケース部材
9d 底面
22 入力側摩擦車
22A そのオイル溜りに浸っている部分
23 出力側摩擦車
23A そのオイル溜りに浸っている部分
25 リング
50 オイル溜り
50a 油面
51 オイル循環装置
51a 吸入口
51b 吐出口
52 オイルポンプ
53 オイルクーラ
I’,J’ 反対方向回転
K 油面からみた循環流れ
L オイルの循環流れ
l−l,n−n 軸線
α 所定角度

Claims (7)

  1. 油密状の空間内において互いに平行な軸線上に配置されかつ大径側と小径側とが軸方向に逆になるように配置された円錐形状の入力側摩擦車及び出力側摩擦車と、これら両摩擦車のいずれか一方を囲むようにして前記両摩擦車の対向する傾斜面に挟持されるリングと、を有し、
    前記空間下部のオイル溜りのオイルが前記両摩擦車と前記リングとの間に供給されて、該オイルを介在した前記リングと前記両摩擦車との接触により動力伝達し、かつ前記リングを軸方向に移動することにより無段に変速する円錐摩擦車リング式無段変速装置において、
    前記オイル溜りの深さ方向で底面側に吸入口を配置し、前記オイル溜りの深さ方向で前記吸入口より油面側又は前記両摩擦車の少なくとも一方にオイルがかかる部分に吐出口を配置し、オイルポンプにより前記吸入口から前記吐出口へのオイルを流すオイル循環装置を備えてなる、
    ことを特徴とする円錐摩擦車リング式無段変速装置。
  2. 前記オイル循環装置にオイルクーラを介在してなる、
    請求項1記載の円錐摩擦車リング式無段変速装置。
  3. 前記入力側摩擦車及び前記出力側摩擦車の大径側の一部を共に前記オイル溜りに浸し、
    前記オイル循環装置による前記オイル溜りの循環流れに、前記オイル溜りに浸った前記入力側及び出力側両摩擦車の軸方向にずれた位置での反対方向の回転に基づくオイル溜りの油面からみた一方向の循環流れを加えて、前記オイル溜りの全容積に亘っての循環流れを生ずる、
    請求項1又は2記載の円錐摩擦車リング式無段変速装置。
  4. 前記リングに囲まれている一方の前記摩擦車を下方に位置し、他方の前記摩擦車を上方に位置して、前記両摩擦車を水平面に対して所定角度傾斜して配置し、
    前記リングに囲まれている前記一方の摩擦車が位置する側の前記オイル溜りを、前記他方の摩擦車が位置する側に比して深く形成し、該深いオイル溜り部分の底面に近い位置に前記吸入口を配置してなる、
    請求項1ないし3のいずれか記載の円錐摩擦車リング式無段変速装置。
  5. 前記リングに囲まれている前記一方の摩擦車が入力側摩擦車であり、前記他方の摩擦車が出力側摩擦車である、
    請求項4記載の円錐摩擦車リング式無段変速装置。
  6. 車輌の車輪を駆動する走行用動力伝達装置として適用される、
    請求項5記載の円錐摩擦車リング式無段変速装置。
  7. 前記オイルが、トラクション用オイルである、
    請求項1ないし6のいずれか記載の円錐摩擦車リング式無段変速装置。
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