JP2012178734A - 通信システム、通信システムの制御方法、およびプログラム - Google Patents

通信システム、通信システムの制御方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】優先送信機器から非優先送信機器へのデータ送信中においても、非優先送信機器から優先送信機器へのデータの受け付けを可能にすることを目的とする。
【解決手段】データパケットを相互に送受信可能な第1の通信装置および第2の通信装置を備える通信システムであって、第2の通信装置は、第1の通信装置から受信したデータパケットに対して応答パケットを送信する応答パケット送信部と、応答パケットに対して、2の通信装置から第1の通信装置へのデータパケットの送信を要求する要求情報を付加する付加部と、を備え、第1の通信装置は、付加部により要求情報が付加された応答パケットを受信した場合、第2の通信装置へのデータパケットの送信を停止する停止部を備える。
【選択図】 図9

Description

本発明は、効率的に双方向通信を実現する通信システム、通信システムの制御方法、およびプログラムに関する。
IEEE std 802.11 Specification(1999)では、単一通信メディアを共用するシンプレックス通信システムにおいて、自局宛てのデータパケットを受信した際に、当該パケットを自局へ送信した送信局宛ての送信要望データパケットがある場合、データパケットに受信応答情報を付加して送信する方法が開示されている。
特許文献1では、自局宛ての通信パケットを受信した際に、当該パケットを自局へ送信した送信局宛ての送信要望データパケットがある場合、受信応答パケットの送信完了後、最短のキャリアセンス間隔で送信要望データパケットを送信する方法が開示されている。
また、特許文献2では、送信待ち状態にあるデータの優先度のレベルが高い場合に、通常のキャリアセンス間隔より短い間隔でキャリアセンスを実施した後に、優先度の高い送信要望データパケットを送信する方法が開示されている。
さらに、特許文献3では、受信応答パケット内に、通信環境情報を付加して返送することにより、送信局側の送信条件(通信レート、誤り訂正符号化則等)を動的に変更し、通信環境に適した良好な送信を行う方法が開示されている。
ポイント−ポイント接続型シンプレックス通信路を用いてデータ通信を行う場合、通信リンクの起動側機器(以下、“Initiator”と称する)にデータ送信の優先権を与えることによって双方向通信を実現している例がある。この場合、通信リンクの被起動側機器(以下、“Responder”と称する)主導のデータ送信は、“Initiator”側機器の送信期間の合間を縫って行っていた。
図3および図4を参照して、上記の制御方法を採用しているポイント−ポイント接続型シンプレックス通信路を用いたデータ通信の例を説明する。図3は、従来の近接無線通信(“TransferJet”)制御のフレーム送信間隔の模式図である。ACKフレーム301は、前のフレームの送信から、SIFS311の間隔で送信が開始される。同様に、“Initiator”のData302は、IIFS312の間隔で送信が開始される。ここで、IIFS312とSIFS311とは同じ間隔である。“Responder”のData303は、SIFS311やIIFS312よりもTbstだけ長いRIFS313の間隔で送信される。
図4は、従来の近接無線通信制御におけるデータフレーム送信手順の問題点を示すタイムチャートである。“Initiator”(撮像装置1)と、“Responder”(出力装置2)との間のデータフレームの送信が相互に行われている。Data 0、Data 1、…、Data nは、“Initiator”から“Responder”へ送信されるデータである。また、Data A、Data Bは、“Responder”から“Initiator”へ送信されるデータである。ACKは、確認応答パケットである。まずData 0が“Initiator”から送信されると、Data 0を受信したResponder”は、ACKを “Initiator”へSIFS311の間隔で送信し、さらに、ACKを送信した後にData Aを“Initiator”へRIFS313の間隔で送信する。“Initiator”は、Data Aを受信した後、ACKを“Initiator”へSIFS311の間隔で送信し、さらに、ACKを送信した後にData 1を“Initiator”へIIFS312の間隔で送信する。Data 1を受信したResponder”は、ACKを “Initiator”へSIFS311の間隔で送信する。“Initiator”は、ACKを受信した後、Data 2を“Responder”へIIFS312の間隔で送信する。以降、“Initiator”がData nを“Responder”へ送信し終わるまで、“Responder”はData Bを“Initiator”へ送信することができない。
なぜなら “Responder”がData Bを“Initiator”へ送信するために必要なRIFS313の間隔があく前に、Data 1、…、Data nがRIFS313よりも短いIIFS312の間隔で“Initiator”から“Responder”へ次々と送信されてしまうからである。
特開2006−340125号公報 特開2000−236338号公報 特開2000−151639号公報
すなわち、“Initiator”から“Responder”へ大容量のデータが送信される場合、“Initiator”から“Responder”への送信が連続してしまうので、“Responder”から“Initiator”へデータ送信が出来ない。このため、“Responder”側上位プログラムからのデータ送信停止要求が、“Initiator”側上位プログラムへ到達するまでに要する時間が、著しく遅延するという課題がある。
図5は、データ通信システムの構成図である。図5を参照して、上述した課題について実例を挙げて説明する。データ通信システムは、撮像装置1と出力装置2とを備える。近接無線通信路3は、ポイント−ポイント接続型シンプレックス通信路であり、撮像装置1と出力装置2とを接続する。
撮像装置1が“Initiator”モードで動作し、出力装置2が“Responder”モードで動作し、撮影済み画像の印刷を目的に、撮像装置1から出力装置2へ、画像File4を転送する例を示している。“Initiator”から“Responder”へ画像File4が送信されている間に、その送信を停止させたい場合、“Responder”はデータ送信停止要求5を“Initiator”へ送信しようと試みる。しかし、画像File4が送信されている間は、“Responder”へ画像File4が送信されている間に、その送信を停止させたい場合、“Responder”は、データ送信停止要求5を“Initiator”へ送信できない。そのため送信遅延7が生じ、その送信遅延7に相当する時間の経過後にようやくデータ送信停止要求5を“Initiator”へ送信できる。従って、不要データが送信されることを抑制できないという課題がある。また、“Initiator”がバッテリ駆動である場合には、無駄な電力の消費に繋がり、機器の有効稼動時間が短くなるという課題がある。
上記の課題に鑑み、本発明は、図6に示されるように“Initiator”から“Responder”へのデータ送信中においても、“Responder”から“Initiator”へのデータの受け付けを可能にすることを目的とする。
上記の目的を達成する本発明に係るデータ通信装置は、
データパケットを相互に送受信可能な第1の通信装置および第2の通信装置を備える通信システムであって、
前記第2の通信装置は、
前記第1の通信装置から受信したデータパケットに対して応答パケットを送信する応答パケット送信手段と、
前記応答パケットに対して、前記2の通信装置から前記第1の通信装置へのデータパケットの送信を要求する要求情報を付加する付加手段と、を備え、
前記第1の通信装置は、
前記付加手段により前記要求情報が付加された応答パケットを受信した場合、前記第2の通信装置へのデータパケットの送信を停止する停止手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、“Initiator”から“Responder”へのデータ送信中においても、“Responder”から“Initiator”へのデータの受け付けが可能になる。
本発明に係るデータ通信システムの構成図。 本発明に係るデータ通信システムを構成する各機器の機能ブロック図。 従来の近接無線通信制御のフレーム送信間隔の模式図。 従来の近接無線通信制御のデータフレーム送信手順の問題点を示すタイムチャート。 従来の近接無線通信制御における課題を説明する図。 本実施形態の近接無線通信制御を説明する図。 従来の近接無線通信のデータ応答パケットのフォーマットを示す図。 第1実施形態の近接無線通信のデータ応答パケットの拡張フォーマットを示す図。 第1実施形態の近接無線通信制御のデータフレーム送信間隔を拡張する模式図。 第1実施形態の近接無線通信制御のデータフレームを送信する手順の改善点を説明する第1のタイムチャート。 第1実施形態の近接無線通信制御のデータフレームを送信する手順の改善点を説明する第2のタイムチャート。 第1実施形態の近接無線通信制御のデータフレームを受信する際の制御手順を示すフローチャート。 第2実施形態の近接無線通信のデータ応答パケットの拡張フォーマットを示す図。 第2実施形態の近接無線通信制御のデータフレームを送信する手順の改善点を説明するタイムチャート。 第2実施形態の近接無線通信制御のデータフレームを受信する際の制御手順を示すフローチャート。
(第1実施形態)
図1は、本発明のデータ通信システムの構成図である。データ通信システムは、相互にデータパケットを送受信可能な撮像装置1(第1の通信装置)と出力装置2(第2の通信装置)とを備える。近接無線通信路3は、ポイント−ポイント接続型シンプレックス通信路であり、撮像装置1と出力装置2とを接続する。近接無線通信路3は、電磁誘導を利用した非接触ICカード無線通信やNFC(Near Field Communication)、誘導電界を利用した“TransferJet”等の近接無線通信により構成され、多くの方式で“Initiator”からのパケット送信の方が優先されている。本実施形態では、撮像装置1が“Initiator”モードで動作し、出力装置2が“Responder”モードで動作し、撮影済み画像の印刷を目的に、撮像装置1から出力装置2へ、画像File4を転送する例を示している。
なお、“Responder”モードは、“Initiator”モードの機器と通信を行う被起動側の動作モードであり、データパケットの送信に際して、“Initiator”の送信間隔(Inter Frame Space)よりも長い送信間隔を必要とする動作モードである。
次に図2を参照して、撮像装置1および出力装置2の機能構成について説明する。撮像装置1は、近接無線通信部11と、通信制御部12と、Payload Data Buffer部13と、機器内アプリケーション部15とを備える。機器内アプリケーション部15は、File Print Service Initiator部14と、Print Serverアプリケーション部16とを備える。
近接無線通信部11は、他の機器と近接無線通信を行う。通信制御部12は、近接無線通信部11を制御する。Payload Data Buffer部13は、通信データを格納する。File Print Service Initiator部14は、印刷サービスを制御する。Print Serverアプリケーション部16は、印刷対象となる画像Fileの出力装置2への転送サービスを制御する。
また、出力装置2は、近接無線通信部21と、通信制御部22と、Payload Data Buffer部23と、機器内アプリケーション部25とを備える。機器内アプリケーション部25は、File Print Service Responder部24と、Print Clientアプリケーション部26とを備える。
近接無線通信部21は、他の機器と近接無線通信を行う。通信制御部22は、近接無線通信部21を制御する。Payload Data Buffer部23は、通信データを格納する。File Print Service Responder部24は、印刷サービスを制御する。Print Clientアプリケーション部26は、印刷対象の画像Fileの撮像装置1からの転送サービスを制御する。
図7は、通信データの正常受信時に返送される従来の応答パケットの構成例を示す。応答パケットは、共通ヘッダ701と、サブヘッダ702とを備える。サブヘッダ702を構成するAttributeフィールド703は、Reservedエリア704を含む。
図8は、図7に示される応答パケットのAttributeフィールド703を拡張した構成例を示す。応答パケットは、共通ヘッダ801と、サブヘッダ802とを備える。サブヘッダ802を構成するAttributeフィールド803は、Reservedエリア804を含む。そして、Attributeフィールド803には、フラグ情報である割り込み送信要求フラグビット805が付加されている。これは、図7におけるReservedエリア704の一部を割り込み送信要求フラグビット805としたものである。割り込み送信要求フラグビット805は、“Responder”から“Initiator”へのデータパケットの割込み送信の要求の有無を示す要求情報である。
次に、図9を参照して、本実施形態におけるフレーム送信間隔(Inter Frame Space)について説明する。
ACKフレーム901は、前のフレームの送信から、SIFS911の間隔で送信が開始される。同様に、“Initiator”のData902は、IIFS912の間隔で送信が開始される。ここで、IIFS912とSIFS911とは同じ間隔である。“Responder”のData903は、SIFS911やIIFS912よりもTbstだけ長いRIFS913の間隔で送信される。
本実施形態では、“Initiator”の送信間隔は、上述したIIFS912の送信間隔と、“Responder”からのデータパケットフレームのRIFS913の送信間隔よりも長いIIFS914の送信間隔と、の2種類の送信間隔を取り得るものとしている。ここで、IIFS914はRIFS913よりも所定の間隔(Tbst)だけ長い送信間隔であり、IIFS912よりも所定の間隔(2×Tbst)だけ長い送信間隔である。
“Responder”からの応答パケット送信処理により送信された応答パケットに含まれる割り込み送信要求フラグビット805(要求情報)により、“Responder”からのデータパケットの割込み送信の要求を、“Initiator”が受け付けて認識した場合、“Initiator”は“Responder”のデータパケットフレームのRIFS913の送信間隔よりも長いIIFS914の送信間隔を、“Initiator”のデータパケットフレームの送信間隔として選択する処理を行う。
図10および図11を参照して、出力装置2が撮像装置1から画像Fileデータパケットを受信している間に、出力装置2から撮像装置1への送信要求データパケットが発生した場合のタイミングチャートの例を説明する。
図10に示されるタイミングチャートの例では、図4と同様に “Initiator”(撮像装置1)と、“Responder”(出力装置2)との間でデータフレームの送信が相互に行われている。Data 0、Data 1、…、Data nは、“Initiator”から“Responder”へ送信されるデータである。また、Data A、Data Bは、“Responder”から“Initiator”へ送信されるデータである。ACKは、確認応答パケットである。
容量が小さいデータ(Data 0、Data A)の離散的な送信の場合は、従来のフレームの送信間隔であるSIFS911やRIFS913を利用しても、滞ることなく双方向にデータを送信可能である。
まずData 0が“Initiator”から送信されると、Data 0を受信したResponder”は、ACKを “Initiator”へSIFS911の間隔で送信し、さらに、ACKを送信した後にData Aを“Initiator”へRIFS913の間隔で送信する。“Initiator”は、Data Aを受信した後、ACKを“Initiator”へSIFS911の間隔で送信し、さらに、ACKを送信した後にData 1を“Initiator”へIIFS912の間隔で送信する。Data 1を受信したResponder”は、ACKを “Initiator”へSIFS911の間隔で送信することになる。ここで、“Initiator”が“Responder”へ画像File等の大容量データ(Data 1、Data 2、…、Data n)を送信している間に、“Responder”は“Initiator”へ制御コマンド等の優先度の高い小容量データ(Data B)の割り込み送信を行おうとしている。そのため、“Responder”において制御コマンドの発生が検出された場合、“Responder”はデータパケット(Data 1)に対する応答パケット(ACK)に割り込み送信要求フラグビット805をセットした上で、ACKを “Initiator”へSIFS911の間隔で送信する。
ACKを受信した“Initiator”は、割り込み送信要求フラグビット805を検出してそれがONであると判断した場合、“Initiator”は、“Responder”のRIFS913というデータパケットフレームの送信間隔よりも長いIIFS914という送信間隔を、“Initiator”のデータパケットフレームの送信間隔として選択する。
この選択により、“Responder”のデータパケットフレームのRIFS913という送信間隔の経過後、“Responder”はData Bを送信可能となる。すなわち、“Initiator”による画像File等の大容量データ(Data 1、Data 2、…、Data n)の送信中に、“Responder”によるData Bの割込送信を実現している。また、“Initiator”は、データパケット(Data B)を受信したことを契機として、送信の停止を解除して再開する。具体的には、送信間隔をIIFS912という送信間隔に戻す。これにより、“Responder”においてデータパケットの連続割り込み要求が生じた際にも、双方の送信比率を均衡した状態で保持することができる。図10に示される例では、“Initiator”は、Data Bを受信した後、Data 2を“Responder”へIIFS912の間隔で送信することになる。
次に、図11に示されるタイミングチャートの例では、図10で説明したResponder”によるData Bの送信バッファへのセット完了が遅延した場合の例を示している。図11では、“Initiator”によるData Bの送信がないまま、“Initiator”のデータパケットフレームの送信間隔であるIIFS914が経過している。“Initiator”のデータパケットフレームの送信間隔であるIIFS914が経過した後、“Initiator”は、Data 2を送信する。その後、“Initiator”は、データパケットフレームの送信間隔であるIIFS914を維持することにより、“Responder”からのData Bの送信を待ち受ける。
“Initiator”からの近接無線通信路3を介した画像Fileデータの転送中に、“Responder”が“Initiator”に対するデータ転送応答パケットの拡張情報要素にステータスをセットして返送することにより、“Responder”はデータパケットの割り込み送信の要望を“Responder”へ通知する。データパケットの割り込み送信の要望が通知された“Initiator”は、データパケットフレームの送信間隔を一時的に延長する制御を実施する。すなわち、“Initiator”は、データパケットフレームの送信間隔であるIIFS914を維持する。
図12のフローチャートを参照して、図10、図11で説明した近接無線通信制御におけるデータフレーム受信時の制御手順を示す。
S1201において、フレームを受信した機器は、受信フレームがDataフレームであるか否か判定する。受信フレームがDataフレームであると判定された場合(S1201;YES)、S1207へ進む。一方、受信フレームがDataフレームでないと判定された場合(S1201;NO)、S1202へ進む。
S1202において、フレームを受信した機器は、受信フレームがACKフレームであるか否か判定する。受信フレームがACKフレームであると判定された場合(S1202;YES)、S1203へ進む。一方、受信フレームがACKフレームでないと判定された場合(S1202;NO)、処理を終了する。
S1203において、フレームを受信した機器は、自身が“Initiator”であるか否か判定する。自身が“Initiator”であると判定された場合(S1203;YES)、S1204へ進む。一方、自身が“Initiator”でないと判定された場合(S1203;NO)、処理を終了する。
S1204において、“Initiator”は、受信フレームの“Req Interビット(割り込み送信要求フラグビット805)”がONであるか否か判定する。“Req Interビット”がONであると判定された場合(S1204;YES)、S1205へ進む。一方、Req Interビット”がOFFであると判定された場合(S1204;NO)、S1207へ進む。
S1205において、“Initiator”は、Dataフレームを受信可能であるか否かを判定する。Dataフレームを受信可能であると判定された場合(S1205;YES)、S1206へ進む。一方、Dataフレームを受信可能でないと判定された場合(S1205;NO)、S1207へ進む。
S1206において、“Initiator”は、自身の送信間隔を、IIFS914(=SIFS911+2×Tbst)に設定する。
S1207において、“Initiator”は、自身の送信間隔を、IIFS912(=SIFS911)に設定する。以上で処理が終了する。
本実施形態によれば、シンプレックス通信路を介した片方向への大容量データの転送中にであっても、逆方向のデータパケットを割り込ませる疑似双方向通信を実現し、大容量データを受信している“Responder”によるデータパケットの送信待ち時間を大幅に短縮することができる。また、シンプレックス通信路を介した画像File等大容量データの連続転送を、データ転送の終了前にデータ受領側からの操作によりただちに停止することができるため、冗長な画像File転送のために浪費される通信資源、情報記憶資源を低減し、無駄を排除することができる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、通信データの正常受信時に返送される応答パケットに対して割り込み送信要求フラグビットを設け、初回の割り込みデータを受信するまで“Initiator”のデータパケットフレームの送信間隔を延長する構成を示した。これに対して、第2実施形態では、通信データの正常受信時に返送される応答パケットに割込み送信を要望するデータパケット数を通知するエリアを設けた場合の例を示す。このデータパケット数情報により、通知された個数の割り込みデータパケットを“Initiator”が受信するまで、“Initiator”のデータパケットフレームの送信間隔を延長する。
図13は、第2実施形態に係る応答パケットの構成例を示す。応答パケットは、共通ヘッダ1301と、サブヘッダ1302とを備える。サブヘッダ1302は、割込み送信を要望するデータパケット数を示すReq Inter Countエリア1303を含む。
図14に示されるタイミングチャートを参照して、の画像Fileの受信中に、Responder”において“Initiator”への送信要望データパケットが発生した場合について説明する。図14に示されるタイミングチャートの例では、図4と同様に “Initiator”(撮像装置1)と、“Responder”(出力装置2)との間でデータフレームの送信が相互に行われている。Data 0、Data 1、…、Data nは、“Initiator”から“Responder”へ送信されるデータである。また、Data A、Data Bは、“Responder”から“Initiator”へ送信されるデータである。ACKは、確認応答パケットである。容量が小さいデータ(Data 0、Data A)の離散的な送信の場合は、従来のフレームの送信間隔であるSIFS911やRIFS913を利用しても、滞ることなく双方向にデータを送信可能である。
まずData 0が“Initiator”から送信されると、Data 0を受信したResponder”は、ACKを “Initiator”へSIFS911の間隔で送信し、さらに、ACKを送信した後にData Aを“Initiator”へRIFS913の間隔で送信する。“Initiator”は、Data Aを受信した後、ACKを“Initiator”へSIFS911の間隔で送信し、さらに、ACKを送信した後にData 1を“Initiator”へIIFS912の間隔で送信する。Data 1を受信したResponder”は、ACKを “Initiator”へSIFS911の間隔で送信することになる。
ここで、“Initiator”が“Responder”へ画像File等の大容量データ(Data 1、Data 2、…、Data n)を送信している間に、“Responder”は“Initiator”へ制御コマンド等の優先度の高い小容量データ(Data B、Data C)の割り込み送信を行おうとしている。そのため、“Responder”において制御コマンドの発生が検出された場合、“Responder”はデータパケット(Data 1)に対する応答パケット(ACK)のReq Inter Countエリア1303に割り込みパケット数“2”をセットした上で、ACKを “Initiator”へSIFS911の間隔で送信する。
ACKを受信した“Initiator”が割り込みパケット数を読み込み、有意数(1以上)であると認識した場合には次の処理を行なう。“Initiator”は“Responder”のデータパケットフレームの送信間隔であるRIFS913よりも長い送信間隔であるIIFS914を、“Initiator”のデータパケットフレームの送信間隔として選択する。すなわち、データパケットの一時的な送信停止を継続する
この選択により、“Responder”のデータパケットフレームの送信間隔であるRIFS913の経過後、“Responder”はData Bを送信可能となる。さらに、“Responder”は、Data Bを送信した後、さらにRIFS913の経過後Data Cを送信する。すなわち、“Initiator”による画像File等の大容量データ(Data 1、Data 2、…、Data n)の送信中に、“Responder”によるData BおよびData Cという2つ分のデータの割込送信を実現している。
また、“Initiator”は、データパケット(Data BおよびData C)を“Responder”から受信したことを契機として、割り込み送信要求パケットカウンタ値を減算し、割り込み要求回数分のデータパケットの受信を検出した後に、送信間隔をIIFS912に戻す。これにより、“Responder”においてデータパケットの連続割り込み要求が生じた際にも、双方の送信比率を均衡した状態で保持することができる。図14に示される例では、“Initiator”は、Data Cを受信した後、Data 2を“Responder”へIIFS912の間隔で送信することになる。
図12のフローチャートを参照して、図14で説明した近接無線通信制御におけるデータフレーム受信時の制御手順を示す。
S1501において、フレームを受信した機器は、受信フレームがDataフレームであるか否か判定する。受信フレームがDataフレームであると判定された場合(S1501;YES)、S1508へ進む。一方、受信フレームがDataフレームでないと判定された場合(S1501;NO)、S1502へ進む。
S1502において、フレームを受信した機器は、受信フレームがACKフレームであるか否か判定する。受信フレームがACKフレームであると判定された場合(S1502;YES)、S1503へ進む。一方、受信フレームがACKフレームでないと判定された場合(S1502;NO)、処理を終了する。
S1503において、フレームを受信した機器は、自身が“Initiator”であるか否か判定する。自身が“Initiator”であると判定された場合(S1503;YES)、S1504へ進む。一方、自身が“Initiator”でないと判定された場合(S1503;NO)、処理を終了する。
S1504において、“Initiator”は、Dataフレームを受信可能であるか否かを判定する。Dataフレームを受信可能であると判定された場合(S1504;YES)、S1505へ進む。一方、Dataフレームを受信可能でないと判定された場合(S1504;NO)、S1510へ進む。
S1505において、“Initiator”は、Req Inter Count値をIFS Int Countとして読み込む。S1506において、“Initiator”は、IFS Int Countが1以上であるか否か判定する。IFS Int Countが1以上であると判定された場合(S1506;YES)、S1507へ進む。一方、IFS Int Countが0であると判定された場合(S1506;NO)、S1511へ進む。
S1507において、“Initiator”は、自身の送信間隔を、IIFS914(=SIFS911+2×Tbst)に設定する。S1508において、“Initiator”は、IFS Int Countを1減算する。
S1509において、“Initiator”は、IFS Int Countが−1であるか否か判定する。IFS Int Countが−1であると判定された場合(S1509;YES)、S1510へ進む。一方、IFS Int Countが−1でないと判定された場合(S1509;NO)、処理を終了する。
S1510において、“Initiator”は、IFS Int Countを0に置き換える。S1511において、“Initiator”は、自身の送信間隔を、IIFS912(=SIFS911)に設定する。以上で処理が終了する。
本実施形態によれば、シンプレックス通信路を介した片方向への大容量データの転送中にであっても、逆方向のデータパケットを割り込ませる疑似双方向通信を実現し、大容量データを受信している“Responder”によるデータパケットの送信待ち時間を大幅に短縮することができる。また、シンプレックス通信路を介した画像File等大容量データの連続転送を、データ転送の終了前にデータ受領側からの操作によりただちに停止することができるため、冗長な画像File転送のために浪費される通信資源、情報記憶資源を低減し、無駄を排除することができる。
(第3実施形態)
第1実施形態および第2実施形態では、データパケットの割込み送信を許容させる手法として、データパケットフレームの送信間隔の延長を利用する例を示した。その他に、多くのCSMA/CA通信制御方式で利用されるランダムバックオフ制御の初期値の延長を用いても同等の効果が得られる。
また、ポイント−ポイント接続型シンプレックス通信路を介してデータ通信を行う場合であって、“Initiator”にデータ送信の優先権が与えられる場合の通信媒体の例として、“TranferJet”を用いて説明を行ったが、NFC、IrDA等の媒体を用いても同等の効果が得られる。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (7)

  1. データパケットを相互に送受信可能な第1の通信装置および第2の通信装置を備える通信システムであって、
    前記第2の通信装置は、
    前記第1の通信装置から受信したデータパケットに対する応答パケットに、前記第2の通信装置から前記第1の通信装置へのデータパケットの送信を要求する要求情報を付加する付加手段と、
    前記応答パケットを送信する応答パケット送信手段と、を備え、
    前記第1の通信装置は、
    前記付加手段により前記要求情報が付加された応答パケットを受信した場合、前記第2の通信装置へのデータパケットの送信を停止する停止手段を備えることを特徴とする通信システム。
  2. 前記停止手段は、前記付加手段により前記要求情報が付加された応答パケットを受信した場合、前記第1の通信装置によるデータパケットの送信間隔を所定の間隔だけ長くすることによりデータパケットの送信を停止することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記第1の通信装置は、
    前記停止手段によりデータパケットの連続した送信が停止されている間に、前記第2の通信装置からデータパケットを受信しない場合、前記停止を解除してデータパケットの送信を再開する再開手段をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
  4. 前記要求情報は、前記2の通信装置から前記第1の通信装置へのデータパケットの送信要求の有無を示すフラグ情報であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の通信システム。
  5. 前記要求情報は、前記2の通信装置から前記第1の通信装置への送信を要求するデータパケットのパケット数を示す情報であり、
    前記第1の通信装置は、
    前記パケット数が1以上であるか否かを判定する判定手段をさらに備え、
    前記停止手段は、前記判定手段により前記パケット数が1以上であると判定された場合、データパケットの送信停止を継続することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の通信システム。
  6. データパケットを相互に送受信可能な第1の通信装置および第2の通信装置を備える通信システムの制御方法であって、
    前記第2の通信装置は、
    付加手段が、前記第1の通信装置から受信したデータパケットに対する応答パケットに対して、前記第2の通信装置から前記第1の通信装置へのデータパケットの送信を要求する要求情報を付加する付加工程と、
    応答パケット送信が、前記応答パケットを送信する応答パケット送信工程と、を備え、
    前記第1の通信装置は、
    停止手段が、前記付加工程により前記要求情報が付加された応答パケットを受信した場合、前記第2の通信装置へのデータパケットの送信を停止する停止工程を備えることを特徴とする通信システムの制御方法。
  7. コンピュータに請求項6に記載の通信装置の制御方法の各工程を実行させるためのプログラム。
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JP2021141620A (ja) * 2017-06-14 2021-09-16 ホーチキ株式会社 無線装置

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