JP2012178289A - 燃料電池スタック - Google Patents

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仁 濱田
Takashi Kajiwara
▲隆▼ 梶原
Chikashige Konno
周重 紺野
Masayuki Ito
雅之 伊藤
Tomoyuki Takamura
智之 高村
Haruyuki Aono
晴之 青野
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Abstract

【課題】単セルの積層方向に加えられた荷重を緩めることなく、単セル間をシールするシール部材を交換できる燃料電池スタックを提供する。
【解決手段】燃料電池スタック100は、電解質膜と電解質膜の両面に配置された電極層とを含む膜電極接合体141と膜電極接合体を挟むように配置された一対のセパレータ144とをそれぞれ含むと共に、互いに積層された複数の単セルと複数の単セルを積層方向に加圧するセル加圧部と燃料電池スタックの外周部に沿って単セル間をシールする弾性体により形成されたシール部材とシール部材を外周部から内側に向かう方向に押圧するシール部材押圧部170とを備え、少なくとも一つの単セルに含まれる一対のセパレータの少なくとも一方の外周部には、内側から外周部に向かって断面積が大きくなる形状の切り欠き153が形成されており、シール部材151は切り欠きに配置されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、燃料電池スタックに関し、特に、燃料電池スタックに含まれる単セル間のシール構造に関する。
燃料電池は、一般に、電解質膜の一方の面にアノードが設けられ他方の面にカソードが設けられた構成の膜電極接合体を含む発電モジュールとセパレータとが交互に積層されたスタック構造の形態で利用される。燃料電池は、膜電極接合体に供給された反応ガス(燃料ガスおよび酸化ガス)を利用して電気化学反応を引き起こすことにより、物質の持つ化学エネルギーを直接電気エネルギーに変換する。
スタック構造を有する燃料電池では、隣接する単セル間がシールされる。単セル間のシール部材としては、例えば接着剤や単セル間に配置されて積層方向に圧縮されるOリングが用いられる (例えば特許文献1参照) 。
特開2008−311158号公報 特開2008−186736号公報 特開2010−80222号公報 特開2006−331764号公報
単セル間のシール部材として接着剤を用いる場合、シール部材が単セル表面に付着して容易にはがすことができないため、積層された単セルの一部を交換することが容易ではない。また、単セル間のシール部材として単セル間に配置されて積層方向に圧縮されるOリングを用いる場合は、シール部材が単セル表面に付着することを回避することができる。しかし、この場合には、劣化したシール部材のみを交換したいときには、積層方向に加えられた荷重を緩める必要があり、荷重を抜くとき、または、荷重を再びかけるときに単セルに不具合が生じるおそれがあった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、積層方向に加えられた荷重を緩めることなく、単セル間をシールするシール部材を交換できる燃料電池スタックを提供することを目的とする。
上記課題の少なくとも一部を解決するために、本発明は、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]燃料電池スタックであって、
電解質膜と前記電解質膜の両面に配置された電極層とを含む膜電極接合体と、前記膜電極接合体を挟むように配置された一対のセパレータと、をそれぞれ含むと共に、互いに積層された複数の単セルと、
前記複数の単セルを積層方向に加圧するセル加圧部と、
前記燃料電池スタックの外周部に沿って前記単セル間をシールする弾性体により形成されたシール部材と、
前記シール部材を前記外周部から内側に向かう方向に押圧するシール部材押圧部と、を備え、
少なくとも一つの前記単セルに含まれる前記一対のセパレータの少なくとも一方の前記外周部には、内側から前記外周部に向かって断面積が大きくなる形状の切り欠きが形成されており、
前記シール部材は前記切り欠きに配置されている、燃料電池スタック。
この燃料電池スタックは、単セル間のシール部材が、シール部材押圧部により、燃料電池スタックの外周部から内側に向かう方向に押圧される。シール部材に加えられる荷重は、セル加圧部による積層方向に加えられる荷重と異なる。そのため、シール部材のみを交換したいときには、積層方向に加えられた荷重を緩めることなく、単セル間をシールするシール部材を交換できる。
[適用例2]適用例1に記載の燃料電池スタックであって、
前記セパレータの前記切り欠きは、一の前記単セルの前記セパレータに形成された前記切り欠きと、前記一の単セルに隣接する他の前記単セルの前記切り欠きと、が一体の切り欠きとなるように形成されている、燃料電池スタック。
この燃料電池スタックでは、隣接するセパレータそれぞれに切り欠きが形成されている。隣接するセパレータに形成された切り欠きは一体の切り欠きを形成する。そのため、一体の切り欠きでは、一つの切り欠きよりも断面積が大きい切り欠きを形成できる。切り欠きの断面積が大きければ、シール部材を大きくでき、シール部材によるシール性を向上させることができる。
[適用例3]適用例1又は2に記載の燃料電池スタックであって、
前記切り欠きの前記積層方向に沿った大きさは、前記シール部材の押圧されていない状態における前記積層方向に沿った大きさよりも小さい、燃料電池スタック。
この燃料電池スタックは、切り欠きの積層方向に沿った大きさがシール部材の大きさよりも小さい。単セルの積層方向に沿った大きさが小さいため、切り欠きの積層方向に沿った大きさが、シール部材の大きさに比べ小さい場合でも、シール部材によりシールすることができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能であり、例えば、燃料電池、燃料電池スタック、燃料電池システム、これらの装置またはシステムの製造方法、等の形態で実現することができる。
本発明の第1実施例における燃料電池システム10の概略構成を示す説明図である。 単セル140の平面構成を示す説明図である。 燃料電池スタック100の断面構成を示す説明図である。 単位モジュール150間のシール構成を示す説明図である。 第2実施例における単位モジュール150間のシール構成を示す説明図である。 単位モジュール150間のシール構成の変形例を示す説明図である。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
B.第2実施例:
C.変形例:
A.第1実施例:
図1は、本発明の第1実施例における燃料電池システム10の概略構成を示す説明図である。燃料電池システム10は、燃料電池スタック100を備えている。燃料電池スタック100は、エンドプレート110と、絶縁板120と、集電板130と、複数の単セル140と、集電板130と、絶縁板120と、エンドプレート110と、が、この順に積層されたスタック構造を有している。燃料電池スタック100は、両エンドプレート110の外側から単セル140を積層方向に加圧するセル加圧部を有しており、積層方向に沿って外側から内側に向かい加圧されている。セル加圧部は例えば締結ボルトにより構成される。
燃料電池スタック100には、高圧水素を貯蔵した水素タンク20から、シャットバルブ21、レギュレータ22、配管23を介して、燃料ガスとしての水素が供給される。燃料電池スタック100において利用されなかった燃料ガス(アノードオフガス)は、排出配管33を介して燃料電池スタック100の外部に排出される。なお、燃料電池システム10は、アノードオフガスを配管23側に再循環させる再循環機構を有するとしてもよい。燃料電池スタック100には、また、エアポンプ30および配管31を介して、酸化ガスとしての空気が供給される。燃料電池スタック100において利用されなかった酸化ガス(カソードオフガス)は、排出配管24を介して燃料電池スタック100の外部に排出される。なお、燃料ガスおよび酸化ガスは、反応ガスとも呼ばれる。
さらに、燃料電池スタック100には、燃料電池スタック100を冷却するため、ウォーターポンプ41および配管42を介して、ラジエータ40により冷却された冷却媒体が供給される。燃料電池スタック100から排出された冷却媒体は、配管43を介してラジエータ40に循環する。冷却媒体としては、例えば水、エチレングリコール等の不凍水、空気などが用いられる。
図2は、単セル140の平面構成を示す説明図である。図3は、燃料電池スタック100の断面構成を示す説明図である。図2に示すように、単セル140の平面形状は略長方形である。なお、平面形状は略長方形以外の形状(例えば円形状)でもよい。燃料電池スタック100の内部には、図2に示すように、燃料電池スタック100に供給された燃料ガスとしての水素を各単セル140に分配する燃料ガス供給マニホールド163と、燃料電池スタック100に供給された酸化ガスとしての空気を各単セル140に分配する酸化ガス供給マニホールド161と、各単セル140において利用されなかった燃料ガスを集めて燃料電池スタック100の外部に排出する燃料ガス排出マニホールド164と、各単セル140において利用されなかった酸化ガスを集めて燃料電池スタック100の外部に排出する酸化ガス排出マニホールド162、が形成されている。上記各マニホールドは、燃料電池スタック100の単セル140の積層方向に略平行な方向(すなわち膜電極接合体の面方向に略垂直な方向)に伸びる形状の反応ガス流路である。燃料電池スタック100の内部には、さらに、冷却媒体を単セル140に分配する冷却媒体供給マニホールド165と、各単セル140から排出される冷却媒体を集めて燃料電池スタック100の外部に排出する冷却媒体排出マニホールド166と、が形成されている。冷却媒体供給マニホールド165および冷却媒体排出マニホールド166の形状も、単セル140の積層方向に延びる形状である。
図3には、図2におけるA−Aの位置の断面構成を示している。単セル140は、電解質膜のそれぞれの面にアノード(アノード電極層)、カソード(カソード電極層)が配置された膜電極接合体141(MEA)を含む。膜電極接合体141のそれぞれの面には、アノード拡散層142とカソード拡散層143が配置されている。単セル140は、アノード拡散層142とカソード拡散層143が配置された膜電極接合体141を接着層146により一対のセパレータ144、セパレータ148で挟持したものである。隣接する2つの単セル140により、1つの単位モジュール150が構成される。単位モジュール150において、隣接する単セル140の間には冷却媒体流路145が形成されている。
単位モジュール150において、他の単位モジュール150との境界に位置する略長方形のセパレータ144は、セパレータ144の外周形状に沿って配置された切り欠き153を有する。切り欠き153の断面形状は内側から外周部に向かって面積が大きくなる三角形の形状である。切り欠き153は、隣接する2つのセパレータに配置された切り欠きが一体の切り欠きとなるように形成されている。
切り欠き153にはシール部材151が配置される。具体的には、シール部材151は、一部が切り欠き153内に位置し、残りの一部が切り欠き153の外(外周部)に出ている。なお、シール部材151は、切り欠き153に嵌合されているとも表現できる。シール部材151は、弾性体により形成されており、略長方形のセパレータ144の外周形状に沿って配置されている。
燃料電池スタック100は、また、導電性を有しない材料(例えば樹脂製)のシール部材押圧部170を有している。シール部材押圧部170は、複数積層された単セル140およびシール部材151の外側を囲むように配置されている。シール部材押圧部170が外周部から単セル140の内側へ向かう方向に押圧されると、シール部材151は、切り欠き153より外周部に出ているため、シール部材押圧部170の内周側と接触する。シール部材押圧部170の内周側は、平面形状である。シール部材押圧部170は、例えばボルト締めされることにより、外周部から単セル140の内側へ向かう方向にシール部材151を押圧する。
図4は、単位モジュール150間のシール構成を示す説明図である。図4には、図3のX部を拡大して示している。図4(a)は、シール部材151が押圧されていない状態を示している。図4(b)は、シール部材151が切り欠き153に配置され、シール部材押圧部170により外周部から内側に向かう方向(図4の矢印の方向)に押圧されて、シール部材151が弾性変形している状態を示している。本実施例では、シール部材151の材質は樹脂で、断面形状が円形状のものである。切り欠き153の積層方向に沿った大きさはL1である。シール部材151の押圧されていない状態での積層方向に沿った大きさはL2である。切り欠き153の大きさL1は、シール部材151の大きさL2よりも小さい。シール部材151が押圧され、変形した状態での最大の大きさはL3である。押圧され変形したシール部材151は、セパレータ144とシール部材押圧部170と密着し、単位モジュール150間をシールする。
以上説明したように、本実施例の燃料電池スタック100では、セパレータ144に形成された切り欠き153にシール部材151が配置され、シール部材押圧部170がシール部材151を外周部から内側に向かう方向に押圧する。弾性体であるシール部材151はセパレータ144に密着し、単位モジュール150間をシールする。このように本実施例の燃料電池スタック100は、単セル140を積層方向へ加圧する手段とは独立して、シール部材151へ押圧するシール部材押圧部170を有している。シール部材押圧部170によるシール部材151の押圧を解除すれば、シール部材151を交換することができる。そのため、本実施例の燃料電池スタック100では、単セル140の積層方向に加圧された荷重を緩めることなく、単セル140間をシールするシール部材151を交換することができる。
また、第1実施例の燃料電池スタック100では、隣接するセパレータ144それぞれに切り欠きが形成されている。隣接するセパレータ144に形成された切り欠きは一体の切り欠き153を形成する。そのため、一つのセパレータ144に切り欠きを形成する場合と比較して、大きな切り欠き153を形成することができる。よって、単セル140の積層方向の大きさが比較的小さいときでも、比較的大きな切り欠きを形成できる。そのため、本実施例の燃料電池スタック100では、単セル140の積層方向の大きさが比較的小さい場合にも、単セル140の積層方向に加圧される荷重を緩めることなく、単セル140間をシールするシール部材151を交換することができる。
また、第1実施例の燃料電池スタック100では、切り欠き153の大きさL1は、シール部材151の大きさL2よりも小さい。切り欠き153は、単セル140のセパレータ144に形成されるため、切り欠き153の大きさL1は、単セル140の積層方向の大きさよりも小さくなる。本実施例では、切り欠き153の大きさL1がシール部材151の大きさL2に比べて小さくても単位モジュール150間をシールできる。よって、本実施例の燃料電池スタック100は、切り欠き153の大きさL1がシール部材151の大きさL2よりも小さくても、単セル140の積層方向に加圧する荷重を緩めることなく、単セル140間をシールするシール部材151を交換することができる。
B.第2実施例:
図5は、第2実施例における単位モジュール150間のシール構成を示す説明図である。第2実施例では切り欠き153の形状が第1実施例と異なる。単位モジュール150を構成する2つのセパレータ144のうち、一方のセパレータ144には切り欠き153が形成されているが、もう一方のセパレータ144には切り欠き153が形成されていない。第2実施例においても、シール部材151は切り欠き153に配置され、シール部材押圧部170に押圧され、セパレータ144に密着し、シールする。このように本実施例の燃料電池スタック100は、単セル140を積層方向へ加圧する手段とは独立して、シール部材151へ押圧するシール部材押圧部170を有している。シール部材押圧部170によるシール部材151の押圧を解除すれば、シール部材151を交換することができる。そのため、本実施例の燃料電池スタック100では、単セル140の積層方向に加圧された荷重を緩めることなく、単セル140間をシールするシール部材151を交換することができる。
また、第2実施例の燃料電池スタック100では、切り欠き153の大きさL1は、シール部材151の大きさL2よりも小さい。切り欠き153は、単セル140のセパレータ144に形成されるため、切り欠き153の大きさL1は、単セル140の積層方向の大きさよりも小さくなる。本実施例では、切り欠き153の大きさL1がシール部材151の大きさL2に比べて小さくても単位モジュール150間をシールできる。よって、本実施例の燃料電池スタック100は、切り欠き153の大きさL1がシール部材151の大きさL2よりも小さくても、単セル140の積層方向に加圧する荷重を緩めることなく、単セル140間をシールするシール部材151を交換することができる。
C.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
C1.変形例1
上記各実施例における燃料電池システム10の構成はあくまで一例であり、燃料電池システム10の構成は種々変形可能である。図6は単位モジュール150間のシール構成の変形例を示す説明図である。上記各実施例では、隣接する単位モジュール150間の切り欠き153の断面形状が図4に示すように三角形としたが、図6に示す変形例では、台形としている。また、切り欠き153の形状は内側から外周部に向かって断面積が大きくなる形状であれば、他の形状(例えば、円形状)であってもよい。または、単位モジュール150を構成する1組のセパレータ144に形成された切り欠き153が、三角形と台形のような異なる形状の組み合わせであってもよい。
C2.変形例2
上記各実施例ではシール部材押圧部170のシール部材151に対向する側の面は平面であるとしたが、その他の形状でもよい。例えば、シール性を向上させるために、シール部材151との接触するシール部材押圧部170の一部が凸形状を有する形状等でもよい。この場合、シール部材151が切り欠き153より外周部に出ていなくても、単位モジュール150間をシールできる。
C3.変形例3
上記各実施例では、2つの単セル140を積層させた単位モジュール150間をシールするシール部材151としているが、単位モジュール150間ではなく、単セル140間をシール部材151でシールするものとしてもよい。また、単位モジュール150間のシールはすべてシール部材151で行っているが、単位モジュール150のシールの一部をシール部材151ではなく、接着層146で行ってもよい。
C4.変形例4
上記各実施例では、シール部材151の断面形状は円形状のものとしたが、この他の形状(例えば、角形状、コの字型)でもよい。シール部材151の材質も樹脂に限定されない。シール部材押圧部170の材質は、漏電が防止できる場合は金属等の導電性を有するカバーでもよい。
C5.変形例5
上記各実施例では、切り欠き153の積層方向に沿った大きさL1はシール部材151の大きさL2よりも小さいが、L1の方がL2よりも長くてもよい。
また、上述した実施形態における構成要素のうち、独立請求項に記載された要素以外の要素は、付加的な要素であり、適宜省略、または、組み合わせが可能である。
10…燃料電池システム
20…水素タンク
21…シャットバルブ
22…レギュレータ
23…配管
24…排出配管
30…エアポンプ
31…配管
33…排出配管
40…ラジエータ
41…ウォーターポンプ
42…配管
43…配管
100…燃料電池スタック
110…エンドプレート
120…絶縁板
130…集電板
140…単セル
141…膜電極接合体
142…アノード拡散層
143…カソード拡散層
144…セパレータ
145…冷却媒体流路
146…接着層
148…セパレータ
150…単位モジュール
151…シール部材
153…切り欠き
161…酸化ガス供給マニホールド
162…酸化ガス排出マニホールド
163…燃料ガス供給マニホールド
164…燃料ガス排出マニホールド
165…冷却媒体供給マニホールド
166…冷却媒体排出マニホールド
170…シール部材押圧部

Claims (3)

  1. 燃料電池スタックであって、
    電解質膜と前記電解質膜の両面に配置された電極層とを含む膜電極接合体と、前記膜電極接合体を挟むように配置された一対のセパレータと、をそれぞれ含むと共に、互いに積層された複数の単セルと、
    前記複数の単セルを積層方向に加圧するセル加圧部と、
    前記燃料電池スタックの外周部に沿って前記単セル間をシールする弾性体により形成されたシール部材と、
    前記シール部材を前記外周部から内側に向かう方向に押圧するシール部材押圧部と、を備え、
    少なくとも一つの前記単セルに含まれる前記一対のセパレータの少なくとも一方の前記外周部には、内側から前記外周部に向かって断面積が大きくなる形状の切り欠きが形成されており、
    前記シール部材は前記切り欠きに配置されている、燃料電池スタック。
  2. 請求項1に記載の燃料電池スタックであって、
    前記セパレータの前記切り欠きは、一の前記単セルの前記セパレータに形成された前記切り欠きと、前記一の単セルに隣接する他の前記単セルの前記切り欠きと、が一体の切り欠きとなるように形成されている、燃料電池スタック。
  3. 請求項1又は2に記載の燃料電池スタックであって、
    前記切り欠きの前記積層方向に沿った大きさは、前記シール部材の押圧されていない状態における前記積層方向に沿った大きさよりも小さい、燃料電池スタック。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109273751A (zh) * 2017-07-18 2019-01-25 通用电气公司 燃料电池堆组件

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