JP2012177606A - 危害要因検知方法、危害要因検知装置、および、プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、所定の励起波長範囲および所定の蛍光波長範囲で、照射する励起波長および観測する蛍光波長を段階的に変化させながら、測定対象物の蛍光強度を測定して、測定対象物の蛍光指紋情報を取得し、取得した蛍光指紋情報に対して多変量解析を行い、当該多変量解析の結果に基づいて、測定対象物から危害要因を検知する。
【選択図】図3
Description
まず、図1および図2を参照し、蛍光指紋について説明する。ここで、図1は、蛍光指紋の一例を3次元データの等高線状のグラフにて示す図である。また、図2は、図1の蛍光指紋の一例を平面的に表した俯瞰図である。
次に、本発明の危害要因検知装置の構成について図7および図8を参照し実施形態を例に挙げて説明する。なお、本発明の実施の形態における危害要因検知装置は、前述の本危害要因検知方法に好適に使用できるものであるが、本危害要因検知方法に用いる測定装置はこれに限定されるものではない。
本実施例1において、図9に示すように、測定対象物として4種の汚染程度(低、中、高、甚)におけるカビ汚染小麦粉を用いた。ここで、図9は、4種の汚染程度(低、中、高、甚)におけるカビ汚染小麦粉の化学分析値(平均)を示す図である。具体的には、まず、蛍光指紋情報取得部24−1の処理により4種の汚染程度(低、中、高、甚)におけるカビ汚染小麦粉の蛍光指紋情報を取得した。そして、危害要因検知部24−2の処理により、各カビ汚染小麦粉の蛍光指紋情報に対してPLS回帰分析を行うことで危害要因(本実施例1において、カビ毒のDON、NIV、ZEA)の量を推定し、推定した危害要因の定量結果に基づいて、測定対象物から危害要因を検知した。以下、図10〜図16を参照して実施例1の詳細について説明する。
本実施例1において、測定対象物として4種の汚染程度(低、中、高、甚)におけるカビ汚染小麦粉を用いた。そして、各カビ汚染小麦粉240mgを紛体セルに入れ、石英窓で封入した。なお、実施例1において準備したカビ汚染小麦粉サンプルは、合計60点(4汚染区×各15点)である。
続いて、各カビ汚染小麦粉240mgを封入した紛体セルを、蛍光指紋取得装置10(日立分光蛍光光度計F−7000)にセットした。そして、蛍光指紋情報取得部24−1の処理により各カビ汚染小麦粉の蛍光指紋情報を取得した。ここで、測定条件は、以下の通りである。
・計測波長範囲:励起波長(Ex)200〜900nm/蛍光波長(Em)200〜900nm
・データ取得間隔:10nm
続いて、取得した各カビ汚染小麦粉の蛍光指紋情報に対してPLS回帰分析を適用して、各カビ汚染小麦粉に含まれるカビ毒(本実施例1において、DON、NIV、ZEA)の濃度推定を行った。
本実施例2では、実施例1と同様に、測定対象物として4種の汚染程度(低、中、高、甚)におけるカビ汚染小麦粉を用いた。但し、本実施例2においては、一例として、カビ毒のうち、デオキシニバレノール(DON)のみを危害要因の検知対象とした。具体的には、まず、蛍光指紋情報取得部24−1の処理により4種の汚染程度(低、中、高、甚)におけるカビ汚染小麦粉の蛍光指紋情報を取得した。そして、危害要因検知部24−2の処理により、各カビ汚染小麦粉の蛍光指紋情報に対して主成分分析を行い、当該主成分分析により得られた主成分得点の分布に基づいて、測定対象物から危害要因(本実施例2において、カビ毒のデオキシニバレノール(DON))を検知した。以下、図17を参照して実施例2の詳細について説明する。
本実施例2において、実施例1と同様に、測定対象物として4種の汚染程度(低、中、高、甚)におけるカビ汚染小麦粉を用いた。そして、各カビ汚染小麦粉240mgを紛体セルに入れ、石英窓で封入した。なお、実施例1と同様に、実施例2において準備したカビ汚染小麦粉サンプルは、合計60点(4汚染区×各15点)である。
続いて、実施例1と同様に、各カビ汚染小麦粉240mgを封入した紛体セルを、蛍光指紋取得装置10(日立分光蛍光光度計F−7000)にセットした。そして、蛍光指紋情報取得部24−1の処理により各カビ汚染小麦粉の蛍光指紋情報を取得した。なお、測定条件は、実施例1と同様である。具体的には、蛍光指紋情報取得部24−1の処理により、上述した図10〜図13に示す各カビ汚染小麦粉の蛍光指紋情報を取得した。
続いて、取得した各カビ汚染小麦粉の蛍光指紋情報に対して主成分分析を行った。具体的には、危害要因検知部24−2の処理により、各カビ汚染小麦粉の蛍光指紋情報に対して主成分分析を行い、主成分にて表される測定対象物(本実施例2において、4種の汚染程度におけるカビ汚染小麦粉)の値である主成分得点を座標としてプロットすることにより主成分得点プロット(例えば、図17に示す主成分得点の分布)を作成した。
本実施例3では、実施例1および実施例2と同様に、測定対象物として4種の汚染程度(低、中、高、甚)におけるカビ汚染小麦粉を用いた。なお、本実施例3においては、実施例2に同様に、一例として、カビ毒のうち、デオキシニバレノール(DON)のみを危害要因の検知対象とした。具体的には、まず、蛍光指紋情報取得部24−1の処理により4種の汚染程度(低、中、高、甚)におけるカビ汚染小麦粉の蛍光指紋情報を取得した。そして、危害要因検知部24−2の処理により、各カビ汚染小麦粉の蛍光指紋情報に対して判別分析を行い、当該判別分析により得られた危害要因(本実施例3において、カビ毒のデオキシニバレノール(DON))のスコア分布に基づいて、測定対象物から危害要因の程度を判別した。以下、図18を参照して実施例3の詳細について説明する。
本実施例3において、実施例2と同様に、測定対象物として4種の汚染程度(低、中、高、甚)におけるカビ汚染小麦粉を用いた。そして、各カビ汚染小麦粉240mgを紛体セルに入れ、石英窓で封入した。なお、実施例2と同様に、実施例3において準備したカビ汚染小麦粉サンプルは、合計60点(4汚染区×各15点)である。
続いて、実施例2と同様に、各カビ汚染小麦粉240mgを封入した紛体セルを、蛍光指紋取得装置10(日立分光蛍光光度計F−7000)にセットした。そして、蛍光指紋情報取得部24−1の処理により各カビ汚染小麦粉の蛍光指紋情報を取得した。なお、測定条件は、実施例2と同様である。具体的には、蛍光指紋情報取得部24−1の処理により、上述した図10〜図13に示す各カビ汚染小麦粉の蛍光指紋情報を取得した。
続いて、取得した各カビ汚染小麦粉の蛍光指紋情報に対して判別分析を行った。具体的には、危害要因検知部24−2の処理により、各カビ汚染小麦粉の蛍光指紋情報をパラメータとして、予め作成した判別式に代入することで判別分析を行った。
本実施例4においては、測定対象物としてATP水溶液(ATP試薬)を用いて定量性を検証した。具体的には、まず、蛍光指紋情報取得部24−1の処理によりATP水溶液の蛍光指紋情報を取得した。そして、危害要因検知部24−2の処理により、ATP水溶液の蛍光指紋情報に対してPLS回帰分析を行うことで危害要因(本実施例4において、ATP)の量を推定し、推定した危害要因の定量結果に基づいて、測定対象物から危害要因を検知した。以下、図19を参照して実施例4の詳細について説明する。
本実施例4において、測定対象物として13種類の濃度におけるATP水溶液を準備した。具体的には、ATP凍結・乾燥試薬と25mMのトリス緩衝液を用いて、100mMのATP水溶液を原液として調製した。そして、同じ25mMのトリス緩衝液を用いて、13種類の濃度(すなわち、(1)1.0×10−4[mol/l]、(2)5.0×10−5[mol/l]、(3)1.0×10−5[mol/l]、(4)5.0×10−6[mol/l]、(5)1.0×10−6[mol/l]、(6)5.0×10−7[mol/l]、(7)1.0×10−7[mol/l]、(8)5.0×10−8[mol/l]、(9)1.0×10−8[mol/l]、(10)5.0×10−9[mol/l]、(11)1.0×10−9[mol/l]、(12)5.0×10−10[mol/l]、(13)1.0×10−10[mol/l])に調製した。そして、各ATP水溶液200μLを石英キュベットセルに注入した。
続いて、各ATP水溶液200μLを注入した石英キュベットセルを、蛍光指紋取得装置10(日立分光蛍光光度計F−7000)にセットした。そして、蛍光指紋情報取得部24−1の処理により各ATP水溶液の蛍光指紋情報を取得した。すなわち、蛍光指紋情報取得部24−1の処理により、汚染度(または清浄度)を示す衛生管理指標となるATPの蛍光指紋を計測した。ここで、測定条件は、以下の通りである。
・計測波長範囲:励起波長(Ex)200〜900nm/蛍光波長(Em)200〜900nm
・データ取得間隔:10nm
・計測回数:各サンプルにつき2回
続いて、取得した各ATP水溶液の蛍光指紋情報に対してPLS回帰分析を適用して、各ATP水溶液に含まれるATPの濃度推定を行った。
本実施例5では、工場等の食品加工現場に設置されたステンレス装置を想定し、ステンレス上でのATP痕跡の検証を行った。具体的には、まず、蛍光指紋情報取得部24−1の処理によりATP溶液が塗布されたステンレス板の蛍光指紋情報を取得した。そして、危害要因検知部24−2の処理により、ATP溶液が塗布されたステンレス板の蛍光指紋情報に対してPLS回帰分析を行うことで危害要因(本実施例5において、ATP)の量を推定し、推定した危害要因の定量結果に基づいて、測定対象物から危害要因を検知した。以下、図20を参照して実施例5の詳細について説明する。
本実施例5において、実施例4と同様に、測定対象物として13種類の濃度におけるATP水溶液を準備した。そして、各ATP水溶液10μLを、20mL容量のマイクロピペットを用いて、ステンレス板(SUSプレート)上に滴下した。具体的には、ステンレス板を蛍光指紋取得装置10内の粉体セルホルダーに設置した際、励起光被照射領域となるステンレス板上の位置に、各ATP水溶液10μLを滴下した。そして、当該ステンレス板に埃等が付着しないよう蓋をして、室内で自然乾燥させた。ここで、自然乾燥させた室内の温度は約26℃であり、湿度は約30%であった。このようにして、各ATP水溶液につき2枚ずつ、13種類の濃度のATP溶液を塗布・乾燥したステンレス板を準備した。
続いて、各ATP溶液10μLが塗布されたステンレス板を、蛍光指紋取得装置10(日立分光蛍光光度計F−7000)にセットした。そして、蛍光指紋情報取得部24−1の処理により各ステンレス板の蛍光指紋情報を取得した。なお、測定条件は、実施例4と同様である。
続いて、取得した各ステンレス板の蛍光指紋情報に対してPLS回帰分析を適用して、各ステンレス板のATP塗布濃度の推定を行った。
本実施例6では、実施例5と同様に、測定対象物として各ATP水溶液が塗布されたステンレス板を用いた。具体的には、まず、蛍光指紋情報取得部24−1の処理により各ATP溶液が塗布されたステンレス板の蛍光指紋情報を取得した。そして、危害要因検知部24−2の処理により、各ATP溶液が塗布されたステンレス板の蛍光指紋情報に対して判別分析を行い、当該判別分析により得られた危害要因(本実施例6において、ATP)のスコア分布に基づいて、測定対象物から危害要因の程度を判別した。以下、図21および図22を参照して実施例6の詳細について説明する。
本実施例6において、実施例5と同様に、各ATP溶液を塗布・乾燥したステンレス板を準備した。詳細については、実施例5と同様であるため、説明を省略する。
続いて、実施例5と同様に、各ATP溶液10μLが塗布されたステンレス板を、蛍光指紋取得装置10(日立分光蛍光光度計F−7000)にセットした。そして、蛍光指紋情報取得部24−1の処理により各ステンレス板の蛍光指紋情報を取得した。なお、測定条件は、実施例5と同様である。
・Low(安全):ATP汚染量=100〜102[RLU],ATP量=0〜10−14[mol/assay]
・Mid(要注意):ATP汚染量=102〜103[RLU],ATP量=10−14〜10−13[mol/assay]
・High(危険):ATP汚染量=103〜105[RLU],ATP量=10−12〜10−9[mol/assay]
続いて、取得した各ステンレス板の蛍光指紋情報に対して判別分析を行った。具体的には、危害要因検知部24−2の処理により、各ステンレス板の蛍光指紋情報をパラメータとして、前記の3つのグループに判別することを目的として判別分析を行った。
さて、これまで本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上述した実施の形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施の形態にて実施されてよいものである。
11 分光照明装置
110 光源
112 分光装置
12 分光検出装置
122 分光装置
124 指紋検出装置
13 測定対象物
20 危害要因検知装置
21 メモリ
22 キーボード・マウス
23 制御部
24 計算処理部
24−1 蛍光指紋情報取得部
24−2 危害要因検知部
30 ディスプレイ
Claims (24)
- 測定対象物から危害要因を検知する危害要因検知方法であって、
所定の励起波長範囲および所定の蛍光波長範囲で、照射する励起波長および観測する蛍光波長を段階的に変化させながら、前記測定対象物の蛍光強度を測定して、前記測定対象物の蛍光指紋情報を取得する蛍光指紋情報取得工程、および、
前記蛍光指紋情報取得工程にて取得した前記蛍光指紋情報に対して多変量解析を行い、当該多変量解析の結果に基づいて、前記測定対象物から前記危害要因を検知する危害要因検知工程、
を含むことを特徴とする、危害要因検知方法。 - 前記危害要因検知工程にて、
前記蛍光指紋情報に対して前記多変量解析としてPLS回帰分析を行うことで前記危害要因の量を推定し、当該推定された前記危害要因の定量結果に基づいて、前記測定対象物から前記危害要因を検知すること、
を特徴とする、請求項1に記載の危害要因検知方法。 - 前記危害要因検知工程にて、
前記蛍光指紋情報に対して前記多変量解析として主成分分析を行い、当該主成分分析により得られた前記危害要因の主成分得点の分布に基づいて、前記測定対象物から前記危害要因を検知すること、
を特徴とする、請求項1に記載の危害要因検知方法。 - 前記危害要因検知工程にて、
前記蛍光指紋情報に対して前記多変量解析として判別分析を行い、当該判別分析により得られた前記危害要因の判別スコアの分布に基づいて、前記測定対象物から前記危害要因を検知すること、
を特徴とする、請求項1に記載の危害要因検知方法。 - 前記危害要因は、
カビ毒および/またはATPであること、
を特徴とする、請求項1から4のうちいずれか一つに記載の危害要因検知方法。 - 前記カビ毒は、
デオキシニバレノール、ニバレノール、および、ゼアラレノンのうち少なくとも1つであること、
を特徴とする、請求項5に記載の危害要因検知方法。 - 前記測定対象物は、
麦、トウモロコシ、食品残渣、および、微生物のうち少なくとも1つであること、
を特徴とする、請求項1から6のうちいずれか一つに記載の危害要因検知方法。 - 前記測定対象物が粉体の場合、粉砕装置を用いて当該測定対象物を微粉砕に均一化する均一化工程、
を更に含み、
前記蛍光指紋情報取得工程にて、
前記均一化工程にて前記微粉砕に均一化された前記測定対象物の蛍光指紋情報を取得すること、
を特徴とする、請求項1から7のうちいずれか一つに記載の危害要因検知方法。 - 測定対象物に所定の励起波長を照射する分光照明装置と、所定の蛍光波長で前記測定対象物を計測する分光検出装置とを備えた、前記測定対象物から危害要因を検知する危害要因検知装置であって、
所定の励起波長範囲および所定の蛍光波長範囲で、照射する励起波長および観測する蛍光波長を段階的に変化させながら、前記測定対象物の蛍光強度を測定して、前記測定対象物の蛍光指紋情報を取得する蛍光指紋情報取得部、および、
前記蛍光指紋情報取得部により取得した前記蛍光指紋情報に対して多変量解析を行い、当該多変量解析の結果に基づいて、前記測定対象物から前記危害要因を検知する危害要因検知部、
を備えたことを特徴とする、危害要因検知装置。 - 前記危害要因検知部は、
前記蛍光指紋情報に対して前記多変量解析としてPLS回帰分析を行うことで前記危害要因の量を推定し、当該推定された前記危害要因の定量結果に基づいて、前記測定対象物から前記危害要因を検知すること、
を特徴とする、請求項9に記載の危害要因検知装置。 - 前記危害要因検知部は、
前記蛍光指紋情報に対して前記多変量解析として主成分分析を行い、当該主成分分析により得られた前記危害要因の主成分得点の分布に基づいて、前記測定対象物から前記危害要因を検知すること、
を特徴とする、請求項9に記載の危害要因検知装置。 - 前記危害要因検知部は、
前記蛍光指紋情報に対して前記多変量解析として判別分析を行い、当該判別分析により得られた前記危害要因の判別スコアの分布に基づいて、前記測定対象物から前記危害要因を検知すること、
を特徴とする、請求項9に記載の危害要因検知装置。 - 前記危害要因は、
カビ毒および/またはATPであること、
を特徴とする、請求項9から12のうちいずれか一つに記載の危害要因検知装置。 - 前記カビ毒は、
デオキシニバレノール、ニバレノール、および、ゼアラレノンのうち少なくとも1つであること、
を特徴とする、請求項13に記載の危害要因検知装置。 - 前記測定対象物は、
麦、トウモロコシ、食品残渣、および、微生物のうち少なくとも1つであること、
を特徴とする、請求項9から14のうちいずれか一つに記載の危害要因検知装置。 - 前記危害要因検知装置は、
前記測定対象物が粉体の場合、当該測定対象物を微粉砕に均一化する粉砕装置、
を更に備え、
前記蛍光指紋情報取得部は、
前記粉砕装置により前記微粉砕に均一化された前記測定対象物の蛍光指紋情報を取得すること、
を特徴とする、請求項9から15のうちいずれか一つに記載の危害要因検知装置。 - 測定対象物に所定の励起波長を照射する分光照明装置と、所定の蛍光波長で前記測定対象物を計測する分光検出装置とを備えた、前記測定対象物から危害要因を検知する危害要因検知装置に実行させるためのプログラムであって、
前記危害要因検知装置において、
所定の励起波長範囲および所定の蛍光波長範囲で、照射する励起波長および観測する蛍光波長を段階的に変化させながら、前記測定対象物の蛍光強度を測定して、前記測定対象物の蛍光指紋情報を取得する蛍光指紋情報取得工程、および、
前記蛍光指紋情報取得工程にて取得した前記蛍光指紋情報に対して多変量解析を行い、当該多変量解析の結果に基づいて、前記測定対象物から前記危害要因を検知する危害要因検知工程、
を実行させるためのプログラム。 - 前記危害要因検知工程にて、
前記蛍光指紋情報に対して前記多変量解析としてPLS回帰分析を行うことで前記危害要因の量を推定し、当該推定された前記危害要因の定量結果に基づいて、前記測定対象物から前記危害要因を検知すること、
を特徴とする、請求項17に記載のプログラム。 - 前記危害要因検知工程にて、
前記蛍光指紋情報に対して前記多変量解析として主成分分析を行い、当該主成分分析により得られた前記危害要因の主成分得点の分布に基づいて、前記測定対象物から前記危害要因を検知すること、
を特徴とする、請求項17に記載のプログラム。 - 前記危害要因検知工程にて、
前記蛍光指紋情報に対して前記多変量解析として判別分析を行い、当該判別分析により得られた前記危害要因の判別スコアの分布に基づいて、前記測定対象物から前記危害要因を検知すること、
を特徴とする、請求項17に記載のプログラム。 - 前記危害要因は、
カビ毒および/またはATPであること、
を特徴とする、請求項17から20のうちいずれか一つに記載のプログラム。 - 前記カビ毒は、
デオキシニバレノール、ニバレノール、および、ゼアラレノンのうち少なくとも1つであること、
を特徴とする、請求項21に記載のプログラム。 - 前記測定対象物は、
麦、トウモロコシ、食品残渣、および、微生物のうち少なくとも1つであること、
を特徴とする、請求項17から22のうちいずれか一つに記載のプログラム。 - 前記測定対象物が粉体の場合、当該測定対象物を微粉砕に均一化する均一化工程、
を更に実行させ、
前記蛍光指紋情報取得工程にて、
前記均一化工程にて前記微粉砕に均一化された前記測定対象物の蛍光指紋情報を取得すること、
を特徴とする、請求項17から23のうちいずれか一つに記載のプログラム。
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