JP2012175580A - 携帯電子機器及び音出力システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】携帯電子機器は、複数のマイク41と、複数のマイク41に入力された音に基づいて、音の入力方向を特定する入力方向特定部43と、音の入力方向に応じてそれぞれ設定され、音に対してサラウンド効果を加えるためのテーブルを複数記憶する記憶部44と、記憶部44に記憶される複数のテーブルの中から、特定された音の入力方向に応じたテーブルを選択し、選択されたテーブルに基づいて、音データに基づく音に対してサラウンド効果を加える処理部46と、処理部46によってサラウンド効果が加えられた音を出力するイヤホン48と、を備える。
【選択図】図3
Description
まず、本発明の携帯電子機器の一実施形態に係る携帯電話機について説明する。図1は、本発明の携帯電子機器の一実施形態に係る携帯電話機1の正面図である。なお、図1は、ストレートタイプの携帯電話機の形態を示しているが、本発明に係る携帯電話機の形態としては特にこれに限られない。例えば、携帯電話機は、2つの筐体をヒンジによって結合した折畳み式や、2つの筐体を重ね合わせた状態から一方の筐体を一方向にスライドさせるようにしたスライド式や、重ね合せ方向に沿う軸線を中心に一方の筐体を回転させるようにした回転式(ターンタイプ)でもよい。
以下に、携帯電話機1に係る上記機能を発揮するための構成と動作について詳述する。まず、本実施形態に係る携帯電話機1の上記機能を発揮するための構成の一例について、図1から図3を参照しながら説明する。図2は、携帯電話機1の背面図である。図3は、携帯電話機1が上記機能を発揮するための構成の一例を示す機能ブロック図である。
なお、本実施形態では、4つの第2マイク41が筐体2に配置される例について説明している。しかしながら、本発明は、この例に限定されることはなく、2つ以上の第2マイク41が筐体2に配置されればよい。
なお、上記の例示をまとめた第1テーブル(パターン1に対応する第1テーブル)は、表1のようになる。
まず、各第2マイク41は、音を入力して、入力した音を音データに変換して出力する。A/D変換部42は、各第2マイク41から出力されたアナログの音データをディジタルの音データに変換して出力する。
音出力システム100は、携帯電子機器の一例としての携帯電話機110と、携帯電話機110と通信ネットワークNを介して接続する外部装置120とを備える。
A/D変換部112は、各第2マイク111の後段に接続される。A/D変換部112は、携帯電話機1に配置されるA/D変換部42と同様の構成である。
D/A変換部114は、第1通信部113によって受信されたディジタルの第2音データをアナログの第2音データに変換してイヤホン115に出力する。
第2通信部121は、通信ネットワークNを介して携帯電話機110から第1音データを受信すると共に、通信ネットワークNを介して携帯電話機110に第2音データを送信する。
記憶部123は、音の入力方向に応じてそれぞれ設定され、音に対してサラウンド効果を加えるための第2テーブル(第2テーブルは、本発明の「テーブル」に対応する。)を複数記憶する。第2テーブルは、携帯電話機1の記憶部44に記憶される第2テーブルと同様の構成である。
処理部125は、記憶部123に記憶される複数の第2テーブルの中から、入力方向特定部122によって特定された音の入力方向に応じた第2テーブルを選択し、選択された第2テーブルに基づいて、第1音データに基づく音に対してサラウンド効果を加えて、第2音データとして第2通信部121に出力する。処理部125は、携帯電話機1に配置される処理部46と同様の構成である。
2 筐体
41 第2マイク(マイク)
43 入力方向特定部
44 記憶部
45 決定部
46 処理部
48 イヤホン(音出力部)
100 音出力システム
110 携帯電話機(携帯電子機器)
120 外部装置
Claims (6)
- 複数のマイクと、
前記複数のマイクに入力された音に基づいて、音の入力方向を特定する入力方向特定部と、
音の入力方向に応じてそれぞれ設定され、音に対してサラウンド効果を加えるためのテーブルを複数記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶される複数のテーブルの中から、特定された音の入力方向に応じたテーブルを選択し、選択されたテーブルに基づいて、音データに基づく音に対してサラウンド効果を加える処理部と、
前記処理部によってサラウンド効果が加えられた音を出力する音出力部と、
を備える携帯電子機器。 - 筐体を備え、
前記マイクは、前記筐体の前面における左右両端部にそれぞれ配置されると共に、前記筐体の後面における左右両端部にそれぞれ配置される
請求項1に記載の携帯電子機器。 - 前記入力方向特定部は、音が前記マイクに入力される時間と、前記マイクから出力される音データに基づく音の周波数特性とに基づいて、音の入力方向を特定する
請求項1又は2に記載の携帯電子機器。 - 前記筐体に配置される撮像部を備え、
前記撮像部によりユーザの顔が撮像されると、前記筐体と前記ユーザとの位置関係を特定する
請求項2に記載の携帯電子機器。 - 携帯電子機器と、前記携帯電子機器と通信ネットワークを介して接続する外部装置とを備える音出力システムであって、
前記携帯電子機器は、
音を入力し、入力した音を第1音データに変換して出力する、複数のマイクと、
前記マイクのそれぞれから出力された第1音データを前記外部装置に送信すると共に、第2音データを前記外部装置から受信する第1通信部と、
前記第1通信部によって受信された第2音データに基づく音を出力する音出力部と、を備え、
前記外部装置は、
前記携帯電子機器から第1音データを受信すると共に、前記携帯電子機器に第2音データを送信する第2通信部と、
前記第2通信部によって受信された第1音データに基づいて、音の入力方向を特定する入力方向特定部と、
音の入力方向に応じてそれぞれ設定され、音に対してサラウンド効果を加えるためのテーブルを複数記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶される複数のテーブルの中から、前記入力方向特定部によって特定された音の入力方向に応じたテーブルを選択し、選択されたテーブルに基づいて、第1音データに基づく音に対してサラウンド効果を加えて、第2音データとして前記第2通信部に出力する処理部と、を備える
音出力システム。 - 前記携帯電子機器は、
筐体と、
前記筐体に配置される撮像部と、を備え、
前記撮像部によりユーザの顔が撮像されると、前記筐体と前記ユーザとの位置関係を特定する
請求項5に記載の音出力システム。
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2011
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