JP2012173984A - 降車駅で受け取る商品の予約、購入を乗車駅や乗車内で行なう販売システム - Google Patents

Abstract

【課題】降車駅で受け取る商品の予約、購入を乗車駅や乗車内で行なう販売システムを提供する。
【解決手段】情報端末１１から商品の予約・購入の際、商品を選択して降車駅Ｙ、希望受取り時刻の入力を行なう時に、電子乗車定期券に記載された乗車区間、入場時刻と、運行管理サーバ５１で保有するダイヤ情報から、可能性のある降車駅Ｙ、予定到着時間を抽出し、端末の表示画面に選択肢として表示する。
【選択図】図１

Description

インターネットを利用した商品の購入に関する。特に鉄道などの交通機関を利用する際の商品購入に関する。

家庭のパソコンや携帯電話からインターネット回線を利用して商品を購入し、自宅など指定場所へ宅配させて商品を受取るサービスは広く知られている。

鉄道など乗車中にも、乗客サービス端末から注文を受け、お弁当や御土産品などを販売する移動通信販売システムが知られている。（例えば特許文献１）
また、商品を購入する際に、携帯端末から個人情報を含む注文情報を発行することで商品発注の信頼性（悪意による誤発注の防止）を向上させた輸送機関内販売支援システムも提案されている。（例えば、特許文献２）
輸送機関内販売支援システムでは、商品の列車内での受渡しを希望した場合に、乗車前後の一定時間内に携帯端末より商品の閲覧・選択を行い、受取希望時刻または受取希望駅を指定後、携帯端末の通信機能により電子乗車券情報および個人情報を含む注文情報を送信し、商品受渡し時に個人認証を行なうことで、信頼性の高い販売システムを実現している。

特開2000-339376号公報 特開2004-287706号公報

従来の移動通信販売システムや輸送機関内販売支援システムは、座席番号や電子乗車券内に記録される列車ＩＤをもとに商品を座席まで届ける販売形態であるが、例えば特急電車の指定席のように、列車や座席が特定されている場合の利用に限られる。また、商品を座席まで届けるため、販売員を輸送機関内に配置する必要もある。

よって従来のシステムでは、例えば通勤電車のように、必ずしも座席が確保できるとは限らず販売員も配置できない場合においては、適用できない。

本発明は、以上の点に鑑み、例えば会社帰りの通勤電車内や乗車駅構内でも、端末から商品の予約・購入を行い、商品を、降車駅近くの店舗や、降車駅のロッカーで受取ることのできる販売システムを提供することを目的とする。

端末から商品の予約・購入の際、商品を選択して降車駅、希望受取り時刻の入力を行なう時に、電子乗車定期券に記載された乗車区間、入場時刻と、運行管理サーバで保有するダイヤ情報から、可能性のある降車駅、予定到着時間を抽出し、端末の表示画面に選択肢として表示する。

また、降車駅、予定到着時間が入力されると、商品情報管理サーバで保有する、駅毎、商品毎に必要な準備時間が記載された商品情報を参照し、商品降車駅で取扱可能な商品、予定到着時刻までに準備できる商品を抽出し、商品メニューを表示する。

また、商品受取り時の認証方法として、商品予約・購入の時に、乗客のもつカードＡの固有番号、予め商品情報管理サーバに登録されている店舗のもつカードＢの固有番号、および注文番号の組み合わせを発注管理サーバで保有し、商品の受取り認証時には発注受付端末32から乗客のもつカードＡの固有番号で発注管理サーバへ問い合わせを行なうことで認証を行なう。

また、商品の受取り時に例えば電子カード式ロッカーを利用する場合には、商品予約・購入の時に、乗客のもつカードＡの固有番号、店舗がもつカードＢの固有番号、注文番号、およびロッカー仮予約ＩＤの組合せを発注管理サーバで保有し、商品の預入れ時には、ロッカー管理端末から実際に預入れしたロッカーのＩＤと、店舗のもつカードＢの固有番号を発注管理サーバに送信し、商品の受取り認証時にはロッカー管理端末から乗客のもつカードＡの固有番号を発注管理サーバに問合せることで開錠する。

本発明によると、例えば会社帰りの通勤電車内や乗車駅構内で、端末から手軽な操作で商品の予約・購入を行い、商品を降車駅内または降車駅近くの店舗や、降車駅内の電子式ロッカーで受取ることができる。

本発明の一実施形態の全体構成 本発明の一実施形態の予約・購入〜発注受付時の基本処理フロー 本発明の一実施形態の商品メニュー表示の処理フロー 本発明の一実施形態の発注受付の処理フロー 本発明の一実施形態の発注紐付けの処理フロー 本発明の一実施形態の商品情報のデータ構成 本発明の一実施形態の発注情報のデータ構成

以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図１は、本システムの全体構成図である。乗車駅Ｘには、商品予約購入機能11aをもつ駅情報端末11を備え、降車駅Ｙには、商品保管管理機能41aをもつロッカー管理端末41を備え、店舗には、商品情報入力機能31aをもつ商品情報入力端末31と、発注受付機能32aをもつ発注受付端末32を備える。商品管理センターには、商品管理機能21aをもつ商品情報管理サーバ21と、発注管理機能22aをもつ発注管理サーバ22を備える。商品情報管理サーバ21は、駅情報端末11、商品情報入力端末31とネットワークで接続され、発注管理サーバ22は、駅情報端末11、発注受付端末32、ロッカー管理端末41、および到着予想時刻送信機能51aをもつ運行管理サーバ51とネットワークで接続されている。

なお、商品の予約・購入用の端末として、駅情報端末11と電子乗車定期券カード51を用いているが、電子乗車券の機能を内部に含んだ携帯端末を利用してもよい。
また、降車駅Yでの商品の受取りは、ロッカーでなくても良く、商品を購入した店舗で受け取っても良い。

図２に従って、乗車駅Ｘから降車駅Ｙへ向かう乗客が降車駅Ｙで商品を受取るための、商品の予約・購入・発注受付における全体の流れを説明する。

乗車駅Ｘの駅情報端末11は、トップ画面を表示して、処理の受付状態となっている（S110）。乗客がトップ画面から商品の予約・購入を行うメニューを選択すると、降車駅、希望受取り時刻の入力待ち画面に遷移する。
ここで乗客により駅情報端末の情報取得部に電子乗車定期券カード51がかざされると、電子乗車定期券カード51から読み取った電子乗車定期券51内の電子乗車券情報51aに含まれる乗車区間、入場日時と、発注管理サーバ経由で運行管理サーバに問合せたダイヤ情報から、乗車区間に含まれる駅、および当該各駅への到着予想時刻を算出し、降車駅候補と到着予想時刻を一覧表示する。

乗客は、降車駅および商品受取り希望時刻を、表示された降車駅候補から選択するか、修正がある場合は修正入力を行なう。

駅情報端末11に降車駅および商品受取り希望時刻が入力されると、商品管理情報管理サーバ21がもつ商品情報21bを参照し、該当する商品メニューを表示する（S120）。

ここで、商品情報のデータ構成を、図6に示す。
なお、乗客は、トップ画面で駅情報端末11にカードをかざしてから商品の予約購入を行うメニューを選択してもよい。

商品メニュー表示処理の詳細については、図３に従って後述する。
乗客は、商品メニューの中から商品を選択し購入ボタンを押下すると、駅情報端末11は、商品の発注リクエスト（カードＩＤ、商品ＩＤ、到着駅、到着予想時刻）を発注管理サーバに通知し、発注受付待ち状態となる（S130）。発注管理サーバ22は、発注リクエストを受信すると、発注Ｎｏ．を発行し、発注情報として自身のデータベース22aに記録するとともに、発注受付端末32に対して発注リクエストを通知する(S210)。

ここで、発注情報のデータ構成を、図7に示す。
発注受付端末32は、発注リクエストを受信すると、発注受付処理(S310)を行う。発注受付処理の内容については、図４に従って後述する。

発注管理サーバ22は、発注受付端末32から発注受付情報を受信すると、発注紐付け処理(S220)を行う。発注紐付け処理の内容については、図５に従って後述する。駅情報端末11は、発注受付情報を受信すると、商品購入完了を画面に表示する(S140)。

図３を用いて、商品メニュー表示処理の詳細を説明する。商品の予約・購入を行うメニューを選択後、カードをかざすことを促す画面に従って乗客がカード61を駅情報端末11にかざすと、駅情報端末11はカードNo、乗車駅、降車駅、経路の情報を取得する（S121）。

駅情報端末11は、乗車駅、降車駅、経路の情報を発注管理サーバに問い合わせ、降車駅Ｙでの到着予想時刻を取得する（発注管理サーバは、さらに運行管理サーバに問合せして、列車の遅れなどを加味したリアルタイムな到着予想時刻を入手することもできる）。駅情報端末11は、商品情報11bに格納されている駅ごとの商品情報の中から降車駅Ｙの情報を選択し、さらに商品の準備時間（商品自体の準備時間と駅Ｙへの配達時間の合計）が到着予想時刻と現在時刻の差より小さいものについて、選択可能な商品リストを表示する。

上記商品リストには、各商品ごとの、商品名、商品価格、商品画像などの情報が含まれる。乗客は、選択可能な商品リストの中から商品を選択すると、さらなる商品の詳細情報を表示することもできる。

図４を用いて、発注受付処理の詳細を説明する。発注受付端末32は、発注リクエストを受信すると、発注リクエストがきたことを、画面の表示アイコンやメール等で店舗の店員に通知する。店舗の店員によって発注受付可否が判断され、発注受付可能と判断されると、店舗店員はカード62を発注受付端末32にかざす。発注受付端末32は、カード62がかざされると、カード62のカードＩＤを取得し、発注ＮｏとカードＩＤを発注受付情報として発注管理サーバ22に通知する。

図５を用いて、発注紐付け処理の詳細を説明する。発注管理サーバ22は、発注受付情報（発注ＩＤ、カードＢ_ＩＤ）を受信すると、ロッカー管理端末41に到着予想時刻とともにロッカー利用の予約リクエストを通知する。ロッカー管理端末41は、ロッカーの空き状況を確認し、ロッカーを予約するとともに、ロッカー仮予約ＩＤを発注管理サーバ22に通知する。発注管理サーバ22は、発注受付情報の発注Ｎｏをキーに発注リクエストを検索し、該当の発注リクエストが見つかったら、該当の発注リクエストレコードに、カードＢ_ＩＤとロッカー仮予約ＩＤを追記する（カードＩＤの紐付け処理）。

発注管理サーバ22は、カードＩＤの紐付け処理終了後、駅情報端末11に対して発注ＩＤを含む発注受付情報を送信する。

１１ 駅情報端末
２１ 商品情報管理サーバ
２２ 発注管理サーバ
３１ 商品情報入力端末
３２ 発注受付端末
４１ ロッカー管理端末
５１ 運行管理サーバ
６１ 電子乗車定期券カードA
６２ カードB

Claims (6)

1. 降車駅で受け取る商品の予約、購入を、乗車駅で行なう販売システムであって、
   IC乗車券から、カードID、乗車駅、降車駅、経路の情報を取得する駅情報端末と、
   乗車駅、降車駅、経路の情報を発注管理サーバに送信し、前記降車駅の到着予想時刻を取得し、駅ごとの商品情報の中から前記降車駅での商品情報を選択し、商品の準備時間と到着予想時刻とから、前記駅情報端末に表示する商品情報を選択する商品情報管理サーバと、
   を備えることを特徴とする販売システム。
2. 請求項１に記載の販売システムにおいて、
   発注受付端末を更に備え、
   前記発注受付端末は、発注リクエストを受信すると、発注リクエストがきた旨を、画面の表示アイコン又はメールで店舗の端末に通知し、
   前記発注受付端末が第２のカードのＩＤを取得し、発注Ｎｏと当該第２のカードのＩＤを発注受付情報として発注管理サーバに送信する、
   ことを特徴とする販売システム。
3. 請求項２に記載の販売システムにおいて、
   前記発注管理サーバは、前記発注受付情報を受信すると、ロッカー管理端末に到着予想時刻とともにロッカー利用の予約リクエストを通知し、
   ロッカー管理端末は、ロッカーの空き状況を確認し、ロッカーを予約するとともに、ロッカー仮予約ＩＤを発注管理サーバに通知し、
   前記発注管理サーバは、発注受付情報の発注Ｎｏをキーに発注リクエストを検索し、該当の発注リクエストが見つかった場合、該当の発注リクエストレコードに、第２のカードのＩＤとロッカー仮予約ＩＤを追記し、
   発注管理サーバは、前記第２のカードＩＤの紐付け処理終了後、駅情報端末に対して発注ＩＤを含む発注受付情報を送信する、ことを特徴とする販売システム。
4. 降車駅で受け取る商品の予約、購入を、乗車駅で行なう販売方法であって、
   IC乗車券から、カードID、乗車駅、降車駅、経路の情報を取得するステップと、
   乗車駅、降車駅、経路の情報を発注管理サーバに送信し、前記降車駅の到着予想時刻を取得し、駅ごとの商品情報の中から前記降車駅での商品情報を選択し、商品の準備時間と到着予想時刻とから、前記駅情報端末に表示する商品情報を選択するステップと、
   を備えることを特徴とする販売方法。
5. 請求項４に記載の販売方法において、
   発注受付端末を更に備え、
   前記発注受付端末は、発注リクエストを受信すると、発注リクエストがきた旨を、画面の表示アイコン又はメールで店舗の端末に通知し、
   前記発注受付端末が第２のカードのＩＤを取得し、発注Ｎｏと当該第２のカードのＩＤを発注受付情報として発注管理サーバに送信する、
   ことを特徴とする販売方法。
6. 請求項５に記載の販売方法において、
   前記発注受付情報を受信した後に、ロッカー管理端末に到着予想時刻とともにロッカー利用の予約リクエストを通知し、
   ロッカー管理端末は、ロッカーの空き状況を確認し、ロッカーを予約するとともに、ロッカー仮予約ＩＤを発注管理サーバに通知し、
   前記発注管理サーバは、発注受付情報の発注Ｎｏをキーに発注リクエストを検索し、該当の発注リクエストが見つかった場合、該当の発注リクエストレコードに、第２のカードのＩＤとロッカー仮予約ＩＤを追記し、
   発注管理サーバは、前記第２のカードＩＤの紐付け処理終了後、駅情報端末に対して発注ＩＤを含む発注受付情報を送信する、ことを特徴とする販売方法。

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